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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022097566
(43)【公開日】2022-06-30
(54)【発明の名称】振り子式制振装置
(51)【国際特許分類】
   E04H 9/02 20060101AFI20220623BHJP
   F16F 15/02 20060101ALI20220623BHJP
【FI】
E04H9/02 341D
F16F15/02 C
【審査請求】有
【請求項の数】2
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022071424
(22)【出願日】2022-04-25
(62)【分割の表示】P 2018120157の分割
【原出願日】2018-06-25
(71)【出願人】
【識別番号】000206211
【氏名又は名称】大成建設株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001807
【氏名又は名称】特許業務法人磯野国際特許商標事務所
(72)【発明者】
【氏名】石川 義幸
(72)【発明者】
【氏名】欄木 龍大
(57)【要約】
【課題】簡易な構成で、かつコンパクトで、なおかつ長周期・長時間地震動に対する高層建物の制振に効果的な振り子式制振装置を提案する。
【解決手段】構造物に固定された固定フレーム2と、固定フレーム2の内側の同心状に配設された吊フレーム3と、吊フレーム3の内側に配設された錘4と、錘4と吊フレーム3との間および外側の吊フレーム3と固定フレーム2との間に横架された複数の水平ダンパー5,5,…とを備える振り子式制振装置である。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
構造物に固定された固定フレームと、
前記固定フレームの内側で同心状に配設された吊フレームと、
前記吊フレームの内側に配設された錘と、
前記錘と前記吊フレームとの間および前記吊フレームと前記固定フレームとの間に横架された複数の水平ダンパーと、を備える振り子式制振装置であって、
前記水平ダンパーは、前記固定フレーム、前記吊フレームまたは前記錘に対して、縦軸を中心に回動可能に配置されていることを特徴とする振り子式制振装置。
【請求項2】
前記吊フレームを挟んで対向する内外一対の前記水平ダンパーは、平面視V字状に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の振り子式制振装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、地震用の振り子式制振装置に関する。
【背景技術】
【0002】
高層建物の振動制御技術として、振り子式制振装置が知られている。振り子式制振装置は、強風等によって建物が揺れた際に、屋上などに設置された錘が、建物の揺れる方向と逆方向に振れることで振動エネルギーを相殺して制振するものである。このような振り子式制振装置として、錘を多段式に吊持することで装置の小型化を図る振り子式制振装置がある。
近年、振り子式制振装置の大型化および大ストローク化によって長周期・長時間地震動を制御する制振装置が開発されている。
例えば、本出願人は、特許文献1に示すように、構造物に立設された外フレームに、複数本の吊材を介して1以上のフレームが同軸的に吊持され、最も内側のフレームに錘が吊持された振り子式制振装置を開発し、実用化に至っている。
なお、建物の屋上等の用途によっては、振り子式制振装置の設置スペースが限られている場合がある。そのため、長周期・長時間地震動を制御することを目的として、大型化された制振装置が設置できない場合がある。
特許文献2には、フレームの内側において当該フレームによって吊持された複数のフレームを同軸的に配置するとともに、最も内側のフレームによって錘を水平移動可能に吊持し、フレーム同士および最も内側のフレームと錘とを水平アクチュエータにより接続したアクティブ型の制振装置が開示されている。特許文献2の制振装置は、コンピュータによりアクチュエータの駆動量を制御することで、制振性を確保するとともに、装置の小型化を可能にしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2017-008634号公報
【特許文献2】特開平07-034720号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献2の制振装置は、アクチュエータの動力が必要なため、装置の維持管理に手間と費用がかかる。また、多数のアクチュエータをコンピュータ制御するため、装置が複雑である。
このような観点から、本発明は、アクチュエータ等の動力を必要とせず、コンパクトで、かつ長周期・長時間地震動に対する高層建物の制振に効果的な振り子式制振装置を提案することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記課題を解決するために、本発明の振り子式制振装置は、構造物に固定された固定フレームと、この固定フレームの内側で同心状に配設された吊フレームと、吊フレームの内側に配設された錘と、錘と吊フレームとの間および吊フレームと固定フレームとの間に横架された複数の水平ダンパーとを備えるものである。水平ダンパーは、固定フレーム、吊フレームまたは錘に対して、縦軸を中心に回動可能に配置されている。なお、吊フレームを挟んで対向する内外一対の水平ダンパーは、平面視V字状に配置するのが望ましい。
【0006】
かかる振り子式制振装置によれば、錘とフレームおよびフレーム同士の間に介設された水平ダンパーにより振幅量が制御されるため、長周期・長時間地震動に対する高層建物の制振に効果的であるとともに、装置の小型化が可能である。また、複数の水平ダンパーは、ジグザグ状に配置されているため、錘が揺れた際の錘の回転(ねじれ)が防止されている。そのため、制振装置の作動の安定性が向上する。また、アクチュエータを使用していないため、装置の駆動手段を要しない。その結果、維持管理の簡素化およびランニングコストの低減化を図ることができる。
【発明の効果】
【0007】
本発明の振り子式制振装置によれば、アクチュエータ等を用いないため、動力を必要としない。そのため、装置の簡素化とコンパクトが可能になった。また、錘とフレームおよびフレーム同士の間に介設された水平ダンパーにより振幅量が制御されるため、長周期・長時間地震動に対して高層建物の制振性に優れている。さらに、複数の水平ダンパーをジグザグ状に配置することで、錘が揺れた際にねじれることが防止され、その結果、制振装置の作動の安定性が向上した。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本発明の実施形態に係る振り子式制振装置を示す平面図である。
図2】同制振装置の側面図である。
図3図2のII-II断面図である。
図4図1のI-I断面図である。
図5】比較例の振り子式制振装置に地震動が作用した状況を示す平面図であって、(a)は常時、(b)は地震動作用時である。
図6】本実施形態の振り子式制振装置に地震動が作用した状況を示す平面図であって、(a)は常時、(b)は地震動作用時である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本実施形態では、地震時の長周期・長時間地震動に効果的な多段振り子式制振装置(地震用TMD1)について説明する。地震用TMD(チューンド・マス・ダンパー)1は、建物に地震動等が作用した際に、建物の揺れる方向と逆方向に錘4が振れることで、振動エネルギーを相殺して、建物を制振する。また、地震用TMD1は、錘4を多段式に吊持することで、錘4のストローク長を大きくしている。
本実施形態の地震用TMD1は、図1に示すように、固定フレーム2と、2つの吊フレーム3,3と、錘4と、複数の水平ダンパー5,5,…(図3参照)とを備えている。
【0010】
固定フレーム2は、図2に示すように、建物(構造物)Bの屋上に固定されていて、吊フレーム3,3、錘4および水平ダンパー5を支持している。固定フレーム2は、土台21,21,…と、複数の支柱22,22,…と、本体部23と、吊持部24とを備えている。
土台21は、建物Bに固定された鋼板である。土台21は、建物Bに埋め込まれたアンカーを介して固定されている。なお、土台21の建物Bへの固定方法は限定されるものではない。また、土台21の構成は支柱22を支持することが可能であれば限定されるものではなく、例えば、H形鋼や溝形鋼等の鋼材を組み合わせたものであってもよい。さらに、土台21は必要に応じて形成すればよい。
支柱22は、土台21の上面に立設されて、本体部23を支持している。本実施形態の支柱22は、H形鋼からなる。なお、支柱22を構成する材料は限定されるものではなく、例えば、溝形鋼や角鋼等であってもよい。支柱22は、本体部23の角部において、土台21と本体部23との間に介設されている。なお、支柱22の配置および数は限定されるものではなく、適宜決定すればよい。支柱22の両端は、それぞれ土台21および本体部23に溶接されている。なお、支柱22の土台21または本体部23への固定方法は限定されるものではなく、例えば、ボルト接合してもよい。
【0011】
本体部23(固定フレーム2)は、図3に示すように、平面視矩形状に形成された枠材である。本体部23は、H形鋼を組み合わせることにより形成されている。なお、本体部23は、水平ダンパー5を取り付けることが可能であればよく、その平面形状は限定されるものではない。例えば、矩形以外の多角形状、円形、楕円形等であってもよいし、本体部23を一対の支柱22,22に横架された鋼材により形成してもよい。また、本体部23を構成する材料は、H形鋼に限定されるものではなく、例えば溝形鋼等であってもよい。
図2に示すように、吊持部24は、ワイヤ6を介して外側の吊フレーム3(第一吊フレーム31)を吊持している。本実施形態の吊持部24は、図1に示すように、鋼材を組み合わせることにより平面視八角形状に形成されている。なお、吊持部24の平面形状は限定されるものではない。また、吊持部24を構成する材料は限定されるものではなく、例えば、H形鋼や溝形鋼を使用すればよい。図4に示すように、吊持部24は、本体部23の上方に配置されており、本体部23の上面に立設された支持柱25によって支持されている。支持柱25は、鋼材からなり、吊持部24の角部において、本体部23と吊持部24との間に介設されている。なお、支持柱25を構成する材料は限定されるものではなく、例えば、H形鋼や溝形鋼を使用すればよい。
【0012】
図1および図3に示すように、吊フレーム3は、固定フレーム2の内側に配設されている。本実施形態では、二つの吊フレーム3,3(第一吊フレーム31および第二吊フレーム32)が、固定フレーム2と同心状に配設されている。各吊フレーム3は、平面視矩形状の本体部(第一本体部33および第二本体部34)を備えている。本体部33,34は、H形鋼を組み合わせることにより形成されている。なお、本体部33,34を構成する材料は限定されるものではなく、例えば、溝形鋼や角鋼等であってもよい。また、各本体部33,34の平面形状は矩形に限定されるものではなく、例えば、矩形以外の多角形状、円形、楕円形等であってもよい。
【0013】
第一吊フレーム31は、図2および図3に示すように、ワイヤ6を介して固定フレーム2の吊持部24によって吊持されている。ワイヤ6は、固定フレーム2の吊持部24と第一吊フレーム31の本体部(以下「第一本体部33」という)との間に介設されていて、第一本体部33の角部を吊持している。第一本体部33は、固定フレーム2の本体部23よりも低い位置に配置されている。すなわち、本体部23と第一本体部33は段差を有している。なお、本体部23と第一本体部33の高さ関係は限定されるものではなく、例えば、同じ高さに配置されていてもよい。第一吊フレーム31は、第二吊フレーム32の本体部(以下、「第二本体部34」という)を吊持する第一吊持部35を備えている。図1に示すように、第一吊持部35は、H形鋼を組み合わせることにより、平面視八角形状に形成されている。なお、第一吊持部35を構成する材料はH形鋼に限定されるものではない。また、第一吊持部35の平面形状も八角形に限定されるものではない。図4に示すように、第一吊持部35は、第一本体部33の上方に配置されており、第一本体部33の上面に立設された支持柱36によって支持されている。支持柱36は、鋼材からなり、第一吊持部35の角部において、第一本体部33と第一吊持部35との間に介設されている。なお、支持柱36を構成する材料は限定されるものではなく、例えば、H形鋼や溝形鋼を使用すればよい。
【0014】
第二吊フレーム32は、ワイヤ6を介して第一吊持部35によって吊持されている(図2図4参照)。ワイヤ6は、第一吊持部35と第二本体部34との間に介設されていて、図3に示すように、第二本体部34の角部を吊持している。第二本体部34は、第一本体部33よりも低い位置に配置されている。すなわち、第一本体部33と第二本体部34は段差を有している。なお、第一本体部33と第二本体部34の高さ関係は限定されるものではなく、例えば、同じ高さに配置されていてもよい。第二吊フレーム32は、図1および図4に示すように、錘4を吊持する第二吊持部37を備えている。図1に示すように、第二吊持部37は、H形鋼を組み合わせることにより、平面視矩形状に形成されている。なお、第二吊持部37を構成する材料はH形鋼に限定されるものではない。また、第二吊持部37の平面形状は矩形状に限定されるものではない。図4に示すように、第二吊持部37は、第二本体部34および錘4の上方に配置されており、第二本体部34の上面に立設された支持柱38によって支持されている。支持柱38は、鋼材からなり、第二吊持部37の角部において、第二本体部34と第二吊持部37との間に介設されている。なお、支持柱38を構成する材料は限定されるものではなく、例えば、H形鋼や溝形鋼を使用すればよい。
【0015】
図1および図3に示すように、錘4は、第二吊フレーム32の内側に配設されている。本実施形態の錘4(錘本体41)は、平面視矩形状を有した柱状(直方体状)部材である。錘4は、第二吊フレーム32によって吊持されている。本実施形態の錘4は、錘本体41と支持板42とを備えている。錘本体41は、支持板42の上面に固定されている。支持板42は、平面視矩形状の鋼板からなり、角部にワイヤ6,6,…が取り付けられている。ワイヤ6は、第二吊持部37から吊り下げられて、錘4を吊持している。支持板42は、第二本体部34よりも低い位置に配置されている。すなわち、第二本体部34と支持板42は段差を有している。なお、第二本体部34と支持板42との高さ関係は限定されるものではなく、例えば同じ高さであってもよい。
【0016】
図3に示すように、吊フレーム3には、複数の水平ダンパー5,5,…が周方向に等間隔に取り付けられている。本実施形態では、吊フレーム3(本体部33,34)の各辺に内外一対の水平ダンパー5,5が取り付けられている。また、本実施形態では、水平ダンパー5として、いわゆるオイルダンパーを使用する。なお、水平ダンパー5は、オイルダンパーに限定されるものではなく、例えばスプリングダンパーやエアダンパー等であってもよい。
水平ダンパー5は、固定フレーム2と第一吊フレーム31(吊フレーム3)との間、第一吊フレーム31と第二吊フレーム32との間(吊フレーム3同士の間)、および第二吊フレーム32(吊フレーム3)と錘4との間にそれぞれ横架されている。
水平ダンパー5は、平面視で吊フレーム3に対して傾斜しており、水平ダンパー5の一端は吊フレーム3の各辺(本実施形態では本体部33,34の各辺)に取り付けられている。吊フレーム3を挟んで対向する内外一対の水平ダンパー5,5は、平面視V字状(互い違い)に配置されている。水平ダンパー5の他端は、他の吊フレーム3、固定フレーム2または錘4に取り付けられている。なお、水平ダンパー5は、固定フレーム2、吊フレーム3または錘4に対して、縦軸を中心に回動可能に固定されている。
【0017】
本実施形態の地震用TMD1によれば、固定フレーム2と第一吊フレーム31との間、第一吊フレーム31と第二吊フレーム32との間、および第二吊フレーム32と錘4との間に介設された水平ダンパー5,5,5によって振幅量が制御されているため、長周期・長時間地震動に対する高層建物の制振に効果的である。また、錘4が、複数の吊フレーム3,3によって多段式に吊持されているため、装置が小型化されており、その結果、省スペース化が可能である。
また、水平ダンパー5,5,…は、本体部23と支持板42との間にジグザグ状に配置されているため、錘4が揺れた際にねじれることが防止されている。すなわち、吊フレーム3を挟む内外一対の水平ダンパー5,5を、図5(a)に示すように、平行に配置すると、地震動を受けた際に、図5(b)に示すように錘4が回転してしまうおそれがある。一方、図6(a)に示す本実施形態の地震用TMD1によれば、吊フレーム3を挟む内外一対の水平ダンパー5,5が互い違いになるように平面視V字状に配置されているため、地震動を受けた場合であっても、図6(b)に示すように、錘4の回転(ねじれ)を制御することができる。そのため、地震用TMD1の作動の安定性が向上する。また、錘4にねじれが生じると、地震用TMD1が設置された躯体にねじれ反力が作用するが、本実施形態の地震用TMD1によれば、ねじれ反力を小さくすることが可能となり、その結果、躯体への負担が小さくなる。さらに、錘4のねじれを抑制することで、地震用TMD1の各フレーム(固定フレーム2および吊フレーム3)屁の負担の軽減、ひいては、各部材の小断面化を図ることが可能となる。
また、本実施形態の地震用TMD1は、アクチュエータを使用していないため、駆動手段を要しない。その結果、維持管理の簡素化およびランニングコストの低減化を図ることができる。
【0018】
以上、本発明の実施形態について説明した。しかし、本発明は、前述の実施形態に限られず、前記の各構成要素については、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変更が可能である。
前記実施形態では、地震用TMD1が2つの吊フレーム3を備えている場合について説明したが、地震用TMD1が備える吊フレーム3の数は限定されるものではなく、例えば、1つであってもよいし、3つ以上であってもよい。吊フレーム3が1つの地震用TMD1(2段振り子式制振装置)は、固定フレーム2と、固定フレーム2の内側で同心状に配設されて固定フレーム2によって吊持された1つの吊フレーム3と、吊フレーム3の内側に配設されて吊フレーム3によって吊持された錘4と、錘4と吊フレーム3の間および吊フレーム3と固定フレーム2との間に横架された複数の水平ダンパー5,5,…とを備えるものとする。
前記実施形態では、矩形状の吊フレーム3(本体部33,34)の各辺に内外一対の水平ダンパー5,5が取り付けられているものとしたが、水平ダンパー5の取り付け個所は、周方向に対して等間隔であれば限定されるものではない。すなわち、吊フレーム3(本体部33,34)の平面形状が矩形以外の多角形の場合には、必ずしも各辺に取り付ける必要はない。また、吊フレーム3(本体部33,34)の平面形状が円形や楕円形の場合には、複数の水平ダンパー5,5,…を等間隔に配置すればよい。
【符号の説明】
【0019】
1 地震用TMD(振り子式制振装置)
2 固定フレーム
3 吊フレーム
31 第一吊フレーム
32 第二吊フレーム(最も内側に配設された吊フレーム)
4 錘
5 水平ダンパー
6 ワイヤ
図1
図2
図3
図4
図5
図6