(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022098445
(43)【公開日】2022-07-01
(54)【発明の名称】車内気体汚染の濾過方法
(51)【国際特許分類】
A61L 9/16 20060101AFI20220624BHJP
A61L 9/01 20060101ALI20220624BHJP
A61L 9/22 20060101ALI20220624BHJP
B01D 50/00 20220101ALI20220624BHJP
B01D 51/00 20060101ALI20220624BHJP
G01N 15/06 20060101ALI20220624BHJP
【FI】
A61L9/16 F
A61L9/01 B
A61L9/01 F
A61L9/01 H
A61L9/22
B01D50/00 501A
B01D50/00 501Q
B01D50/00 502B
B01D51/00 D
G01N15/06 D
【審査請求】未請求
【請求項の数】11
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2021187441
(22)【出願日】2021-11-17
(31)【優先権主張番号】109145360
(32)【優先日】2020-12-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】TW
(31)【優先権主張番号】110142289
(32)【優先日】2021-11-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】TW
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.ブルートゥース
(71)【出願人】
【識別番号】508252837
【氏名又は名称】研能科技股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】Microjet Technology Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】1F, No.28, R&D 2nd Road, Science-Based Industrial Park, Hsin-Chu, Taiwan
(74)【代理人】
【識別番号】110001139
【氏名又は名称】SK弁理士法人
(74)【代理人】
【識別番号】100130328
【弁理士】
【氏名又は名称】奥野 彰彦
(74)【代理人】
【識別番号】100130672
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 寛之
(72)【発明者】
【氏名】莫皓然
(72)【発明者】
【氏名】林景松
(72)【発明者】
【氏名】呉錦銓
(72)【発明者】
【氏名】韓永隆
(72)【発明者】
【氏名】黄啓峰
(72)【発明者】
【氏名】謝錦文
【テーマコード(参考)】
4C180
【Fターム(参考)】
4C180AA02
4C180AA07
4C180AA17
4C180BB02
4C180BB05
4C180BB08
4C180BB09
4C180CC01
4C180CC03
4C180DD03
4C180DD08
4C180DD11
4C180EA06X
4C180EA16X
4C180EA54X
4C180EA57X
4C180EC01
4C180HH01
4C180HH11
4C180KK01
4C180LL20
(57)【要約】 (修正有)
【課題】車内気体汚染の濾過方法を提供する。
【解決手段】車内空間において気体汚染濾過を実施し、複数の浄化装置を提供して車内の適切な位置に取り付け、車内空間内の気体を検知して装置内気体検知データを送信する。車内気体交換システム及び接続装置を提供し、接続装置は各浄化装置が出力された装置内気体検知データを受信して比較し、インテリジェント的な選択により、制御コマンドを車内気体交換システム及び各浄化装置に送信し、車内気体交換システムが気体対流を形成して気体汚染の移動を加速させることで、気体汚染は、気体汚染が最も高い位置にある浄化装置に流され、濾過処理を行う。これによって、車内空間の気体汚染が迅速に濾過され、清潔で安全な呼吸ができる気体状態を形成することができる。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
車内気体汚染の濾過方法であって、車内空間において気体汚染の濾過交換を行うことに適用され、
前記車内気体汚染の濾過方法は、
車内気体交換システムを提供し、車外の気体が車内空間に導入又は非導入されるように制御し、前記車内空間において気体対流を形成し、
複数の浄化装置を提供し、前記車内空間に設置され、装置内気体検知データを検知して送信し、前記装置内気体検知データが起動および前記車内空間の前記気体汚染の濾過を制御するように用いられ、
接続装置を提供し、前記装置内気体検知データを受信して比較し、前記気体汚染付近の前記浄化装置を選択して駆動させ、前記接続装置は制御コマンドを送信し、前記車内気体交換システム及び前記気体汚染付近の前記浄化装置を駆動させ、前記車内気体交換システムの前記気体対流が前記気体汚染の移動を加速させ、前記気体汚染を前記気体汚染付近の前記浄化装置に指向して移動させ、濾過処理を行い、前記車内空間内の前記気体汚染が迅速に濾過され、清潔で安全な呼吸ができる気体状態を形成する、ことを特徴とする前記車内気体汚染の濾過方法。
【請求項2】
前記気体汚染は、浮遊微粒子、一酸化炭素、二酸化炭素、オゾン、二酸化硫黄、二酸化窒素、鉛、全揮発性有機物、ホルムアルデヒド、細菌、真菌、又はウイルスのいずれか1つ又はその組合せである、ことを特徴とする請求項1に記載の車内気体汚染の濾過方法。
【請求項3】
前記車内気体交換システムは、吸気経路と空調ユニットと換気通路と分岐経路と制御駆動ユニットとを備え、前記吸気経路は、吸気口と少なくとも1つの排気口とを備え、前記吸気口に前記吸気口の開閉を制御するための吸気バルブが設けられ、前記換気通路は、換気エアインポートと換気エアアウトポートとを備え、前記換気エアアウトポートに前記換気エアアウトポートの開閉を制御するための排気バルブが設けられ、前記分岐経路は、前記吸気経路と前記換気通路との間に連通され、前記制御駆動ユニットは、無線通信方式により、前記接続装置から送信された前記制御コマンドを受信し、前記吸気バルブと前記排気バルブの開閉を制御して前記車外の前記気体が前記車内空間に導入又は非導入されるように制御し、前記空調ユニットが前記吸気経路に設けられ、前記車内空間の前記気体汚染は、前記換気エアインポートを介して前記換気通路に導入され、次に、前記吸気経路に導入されて前記排気口から排出され、前記車内空間の前記気体対流を形成し、前記車内空間の前記気体対流の温度及び湿度を調節する、ことを特徴とする請求項1に記載の車内気体汚染の濾過方法。
【請求項4】
前記接続装置は、複数の前記浄化装置から送信された前記装置内気体検知データを受信して比較した後、前記装置内気体検知データが最も高い前記浄化装置を気体汚染付近の前記浄化装置として選択して駆動させ、同時に、前記接続装置は前記制御コマンドを送信し、前記気体汚染付近の前記浄化装置及び前記車内気体交換システムの前記制御駆動ユニットの動作及び動作時間を制御し、同時に、前記車内気体交換システムが前記気体対流を形成して前記気体汚染の移動を加速させ、前記気体汚染は前記気体汚染付近の前記浄化装置に流され、濾過処理を行い、迅速な濾過をして清潔で安全な呼吸ができる気体状態を形成する、ことを特徴とする請求項3に記載の車内気体汚染の濾過方法。
【請求項5】
さらに、車外気体検知器を提供し、前記車外の気体汚染を検知して車外気体検知データを送信し、車内気体検知器を提供し、前記車内空間の前記気体汚染を検知して車内気体検知データを送信し、前記接続装置は、前記車外気体検知データ及び前記車内気体検知データを受信して比較する、ことを特徴とする請求項3に記載の車内気体汚染の濾過方法。
【請求項6】
前記接続装置の比較により、前記車外気体検知データが前記車内気体検知データよりも前記気体汚染が低い場合、前記接続装置は前記車内気体交換システムの前記制御駆動ユニットに制御コマンドを送信し、前記制御駆動ユニットは、前記吸気バルブ及び前記排気バルブが開放するように制御して前記車外の前記気体が前記吸気口を介して前記吸気経路に導入され、前記換気エアアウトポートを介して前記車内空間外に排出され、前記車内空間の前記気体汚染は前記車外と交換されることで、前記車内空間内の前記気体汚染より検知た前記車内気体検知データを安全検知値まで低減させる、ことを特徴とする請求項5に記載の車内気体汚染の濾過方法。
【請求項7】
前記接続装置の比較により、前記車内気体検知データが前記車外気体検知データよりも前記気体汚染が低い場合、前記接続装置は、前記車内気体交換システムの前記制御駆動ユニットに前記制御コマンドを送信し、前記制御駆動ユニットは、前記吸気バルブを閉じ、前記排気バルブを開くように制御し、前記車外の前記気体が前記車内空間に導入されないように制御し、前記車内空間の前記気体汚染は、前記換気エアインポートを介して前記換気通路に導入され、前記換気エアアウトポートを介して前記室内空間外に排出されることで、前記車内空間の前記気体汚染が前記車外と交換され、前記車内空間内の前記気体汚染より検知された前記車内気体検知データを安全検知値まで低減させる、ことを特徴とする請求項5に記載の車内気体汚染の濾過方法。
【請求項8】
前記接続装置の比較により、前記車内気体検知データが前記車外気体検知データよりも前記気体汚染が低い場合、前記接続装置は前記車内気体交換システムの前記制御駆動ユニットに前記制御コマンドを送信し、前記制御駆動ユニットは、前記吸気バルブを閉じ、前記排気バルブを開くように制御し、前記車外の前記気体が前記車内空間に導入されないように制御し、同時に、前記接続装置は、複数の前記浄化装置を動作させる制御コマンドを送信し、前記車内空間の前記気体汚染を濾過浄化することで、前記車内空間内の前記気体汚染より検知された前記車内気体検知データを安全検知値まで低減させる、ことを特徴とする請求項5に記載の車内気体汚染の濾過方法。
【請求項9】
前記安全検知値は、浮遊微粒子2.5の濃度が10μg/m3未満、二酸化炭素の濃度が1000ppm未満、全揮発性有機物の濃度が0.56ppm未満、ホルムアルデヒドの濃度が0.08ppm未満、細菌数が1500CFU/m3未満、真菌数が1000CFU/m3未満、二酸化硫黄の濃度が0.075ppm未満、二酸化窒素の濃度が0.1ppm未満、一酸化炭素の濃度が35ppm未満、オゾンの濃度が0.12ppm未満、鉛の濃度が0.15μg/m3未満であることのいずれか1つ又はその組合せである、ことを特徴とする請求項6~請求項8のいずれか1つに記載の車内気体汚染の濾過方法。
【請求項10】
前記車外気体検知器、前記車内気体検知器及び前記浄化装置は、それぞれ、気体検知モジュールを備え、前記気体検知モジュールは、制御回路基板と気体検知本体とマイクロプロセッサーと通信器とを備え、前記気体検知本体、前記マイクロプロセッサー及び前記通信器は、前記制御回路基板にパッケージされ且つ一体化され、互いに電気的に接続され、前記マイクロプロセッサーは前記気体検知本体の検知動作を制御し、前記気体検知本体は前記気体汚染を検知して検知信号を出力し、前記マイクロプロセッサーは前記検知信号を受信し、計算処理を行って出力し、前記車外気体検知器、前記車内気体検知器及び前記浄化装置の前記気体検知モジュールの前記マイクロプロセッサーは、それぞれ、前記車外気体検知データ、前記車内気体検知データ及び前記装置内気体検知データを生成して、前記通信器に提供して外部に通信する、ことを特徴とする請求項5に記載の車内気体汚染の濾過方法。
【請求項11】
前記気体検知本体は、ベースと圧電アクチュエーターと駆動回路基板とレーザーアセンブリと微粒子センサーと気体センサーと外側カバーとを備え、
前記ベースは、第1表面と第2表面とレーザー設置エリアと吸気溝部とエアガイドアセンブリ載置エリアと排気溝部とを備え、
前記第2表面は、前記第1表面に対向し、
前記レーザー設置エリアは、前記第1表面から前記第2表面に向かって中空にして形成され、
前記吸気溝部は、前記第2表面を凹ませて形成され、且つ前記レーザー設置エリアに隣接し、前記吸気溝部に吸気ポートが設けられ、両側壁に、前記レーザー設置エリアに連通する光透過窓を貫通し、
前記エアガイドアセンブリ載置エリアは、前記第2表面を凹ませて形成され、且つ前記吸気溝部に連通され、底面に通気孔を貫通し、
前記排気溝部は、前記第1表面における、前記エアガイドアセンブリ載置エリアの底面に対応する部分を凹ませ、且つ前記第1表面における、前記エアガイドアセンブリ載置エリアの対応しない部分を、前記第1表面から前記第2表面に向かって中空にして形成され、前記排気溝部が前記通気孔に連通され、且つ前記排気溝部に排気ポートが設けられ、
前記圧電アクチュエーターは、前記エアガイドアセンブリ載置エリアに収容され、
前記駆動回路基板は、前記ベースの前記第2表面を覆うように取り付けられ、
前記レーザーアセンブリは、前記駆動回路基板に位置決めされ且つ電気的に接続され、且つ前記レーザー設置エリアに対応して収容され、発射される光のビームは、前記光透過窓を通過して前記吸気溝部と直交方向になるように配置され、
前記微粒子センサーは、前記駆動回路基板に位置決めされ且つ電気的に接続され、且つ前記吸気溝部と前記レーザーアセンブリが照射する光のビーム経路とが直交する位置に対応して配置され、前記吸気溝部を通過し且つ前記レーザーアセンブリが照射する光のビームで照射された前記気体汚染に含まれる微粒子を検知し、
前記気体センサーは、前記駆動回路基板に位置決めされ且つ電気的に接続され、且つ前記排気溝部に収容され、前記排気溝部に導入された前記気体汚染を検知し、
前記外側カバーは、前記ベースを覆い、且つ側板を備え、前記側板は、吸気開口及び排気開口を備え、前記吸気開口は、前記ベースの前記吸気ポートに対応し、前記排気開口は、前記ベースの前記排気ポートに対応し、
前記外側カバーは前記ベースを覆い、前記駆動回路基板が前記第2表面に貼り付けられることで、前記吸気溝部が吸気経路を定義して形成し、前記排気溝部が排気経路を定義して形成し、前記圧電アクチュエーターが、前記ベースの前記吸気ポート外部の前記気体汚染を輸送させるように駆動し、前記気体汚染が、前記吸気開口を介して前記吸気溝部に定義された吸気経路に入り、前記微粒子センサー上を通過して前記気体汚染に含まれる微粒子の微粒子濃度を検知し、前記気体汚染が、前記通気孔を介して前記排気溝部に定義される排気経路に入り、前記気体センサーを通過して検知され、最後、前記ベースの前記排気ポートを介して前記排気開口から排出される、ことを特徴とする請求項10に記載の車内気体汚染の濾過方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車内空間において気体汚染の濾過を実施するための方法に関し、特に車内気体濾過交換方法に関する。
【背景技術】
【0002】
世界の人口と産業の急速な発展に伴い、大気品質は徐々に悪化している。これらの有害な大気汚染気体に長期間さらされる人々は、人間の健康に有害であるだけでなく、深刻な場合でも生命を脅かす場合がある。
【0003】
空気中に、二酸化炭素、一酸化炭素、ホルムアルデヒド、細菌、真菌、揮発性有機物(Volatile Organic Compound、VOC)、浮遊微粒子又はオゾンなどの汚染物が多く、汚染物の濃度が増加するとき、人体に有害である。例えば、浮遊微粒子の場合、そのような微粒子は、肺胞に浸透し、血液とともに体中を循環する恐れがある。これは、呼吸管に害を及ぼすだけでなく、心血管疾患を引き起こしたり、癌のリスクを高めたりする可能性がある。
【0004】
インフルエンザや肺炎などの流行性疾患が蔓延している今日、人々の健康を脅かし、その結果、人々の社会活動も制限されており、公共交通機関を利用するための外出は比較的少なくなり、人々は外出するとき、個人の自動車を交通手段として、自分で運転するようになっている。そのため、自動車運転時、車内のガスが常に人々が呼吸できるように清潔で安全であることを確認する方法は、本発明の重要な研究開発テーマである。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、車内気体汚染の濾過方法を提供し、主な目的は、車内空間において気体汚染濾過を実施し、車内空間の気体汚染を迅速に濾過し、清潔で安全な呼吸ができる気体状態を形成することである。
【0006】
上記の目的を達成するために、本発明の車内気体汚染の濾過方法は以下の内容を含む。車内気体交換システムを提供し、車外の気体が車内空間に導入又は非導入されるように制御し、車内空間に気体対流を形成する。また、複数の浄化装置を提供し、車内空間に設置され、装置内気体検知データを検知して送信し、車内空間の気体汚染の濾過を動作させる。また、接続装置を提供し、装置内気体検知データを受信して比較し、インテリジェントな比較及び選択により、気体汚染付近の各浄化装置を指定して駆動させ、接続装置が制御コマンドを送信して車内気体交換システム及び気体汚染付近の浄化装置を駆動させ、これによって、車内気体交換システムの気体対流が気体汚染の移動を加速させ、気体汚染は、気体汚染付近の浄化装置の特定の方向に流されて濾過処理を行う。これによって、車内空間内の気体汚染は迅速に濾過され、清潔で安全な呼吸ができる気体状態を形成する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1】本発明の車内気体汚染の濾過方法のフローチャート図である。
【
図2A】本発明の車内気体汚染の濾過方法を使用するときの概念図である。
【
図2B】本発明の車内気体汚染の濾過方法を使用するときの概念図である。
【
図2C】本発明の車内気体汚染の濾過方法を使用するときの概念図である。
【
図3A】本発明の車内気体汚染の濾過方法の車内気体交換システムの断面図である。
【
図3B】本発明の車内気体汚染の濾過方法の車内気体交換システムの断面図である。
【
図3C】本発明の車内気体汚染の濾過方法の車内気体交換システムの断面図である。
【
図4A】本発明の車内気体汚染の濾過方法の浄化装置の断面図である。
【
図4B】本発明の車内気体汚染の濾過方法の浄化装置の断面図である。
【
図4C】本発明の車内気体汚染の濾過方法の浄化装置の断面図である。
【
図4D】本発明の車内気体汚染の濾過方法の浄化装置の断面図である。
【
図4E】本発明の車内気体汚染の濾過方法の浄化装置の断面図である。
【
図5】本発明の気体検知モジュールの外観を示す図である。
【
図6A】本発明の気体検知本体の正面外観を示す図である。
【
図6B】本発明の気体検知本体の背面外観を示す図である。
【
図9A】本発明のベース及び圧電アクチュエーターの分解図である。
【
図9B】本発明のベースに圧電アクチュエーターが取り付けられた状態を示す図である。
【
図10A】本発明の圧電アクチュエーターの分解図である。
【
図10B】本発明の圧電アクチュエーターの分解図である。
【
図11A】本発明の圧電アクチュエーターの動作を示す断面図である。
【
図11B】本発明の圧電アクチュエーターの動作を示す断面図である。
【
図11C】本発明の圧電アクチュエーターの動作を示す断面図である。
【
図12A】気体検知本体が組み込まれた状態を示す断面図である。
【
図12B】気体検知本体が組み込まれた状態を示す断面図である。
【
図12C】気体検知本体が組み込まれた状態を示す断面図である。
【
図13】本発明車外気体検知器、車内気体検知器、車内気体交換システム、浄化装置及び接続装置の接続関係を示す図である。
【
図14】本発明の気体検知器と接続装置との接続関係を示す図である。
【
図15】本発明の単一の浄化装置が車内空間に適用された状態を示す図である。
【
図17】本発明の4つの浄化装置が車内空間に適用された状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明の特徴と利点を具体化する実施形態は、以下の内容において詳細に説明される。本発明は、様々な変更を加えることができ、その変更のすべてが本発明の範囲から逸脱することはない。また、本明細書における説明及び図面は、本発明を説明するためのものであり、本発明を限定するものではない。
【0009】
図1~
図14に示すように、本発明は、車両内部空間における気体汚染に対して濾過交換を行うことに適用する、車内気体汚染の濾過方法であり、具体的に、以下のステップを含む。
【0010】
まず、
図1~
図3Cに示すように、本発明は、車両外部に設けられる車外気体検知器1aを提供し、前記車外気体検知器1aは、車外の気体汚染を検知して車外気体検知データを送信する、気体検知モジュール5を備える。また、車内空間に設けられる車内気体検知器1bを提供し、前記車内気体検知器1bの内部に、車内空間の気体汚染を検知して車内気体検知データを送信する気体検知モジュール5を備える。本発明の実施形態では、車内気体検知器1bが移動式検知装置であり、すなわち、車内気体検知器1bは、例えば、時計、ブレスレット、人体に直接装着可能な装置(図示せず)であっても良い。この場合、人が車内空間にいるとき、いつでも車内空間の気体汚染を検知し、車内の気体検知データを送信することができる。
【0011】
以下、本発明の車内気体汚染の濾過方法について説明する。
【0012】
(ステップS1)車内気体交換システム2を提供し、前記車内気体交換システム2が車内空間環境で使用され、車外の気体が車内空間に導入及び非導入されるようにインテリジェント的に制御し、且つ車内空間で気体対流を形成するように構成されている。車内気体交換システム2は、吸気経路21と空調ユニット22と換気通路23と分岐経路24と制御駆動ユニット25とを備える。吸気経路21は、吸気口211と、少なくとも1つの排気口212とを備える、吸気口211には、吸気口211の開閉を制御するための吸気バルブ213が設けられる。換気通路23は、換気エアインポート231と換気エアアウトポート232とを備える。換気エアアウトポート232には、換気エアアウトポート232の開閉を制御するための排気バルブ233が設けられる。分岐経路24は、吸気経路21と換気通路23との間に連通される。
図3Aに示すように、空調ユニット22が吸気経路21に設けられ、車内空間の気体が換気エアインポート231を介して換気通路23に導入され、次に、排気バルブ233によって換気エアアウトポート232の開閉を制御し、気体が分岐経路24を介して吸気経路21に入り、最後に、排気口212より車内空間に導入され、循環気流経路を形成する。これによって、車内空間の気体の温度及び湿度を調節することができる。制御駆動ユニット25は、無線通信により外部の情報を受信することができ、これによって、制御駆動ユニット25は、吸気バルブ213及び排気バルブ233の開閉を制御し、車外の気体が車内空間に導入又は非導入されることを実現する。
図3Bに示すように、制御駆動ユニット25は、吸気バルブ213及び排気バルブ233の開放を選択的に制御することができ、車外の気体が吸気口211を介して吸気経路21に導入され、排気口212を介して車内空間に導入される。車内空間の気体汚染が換気エアインポート231を介して換気通路23に導入され、換気エアアウトポート232を介して車内空間外に排出される。これによって、車内空間の気体汚染が車外と交換することを実現する。
図3Cに示すように、制御駆動ユニット25は、吸気バルブ213を閉じること、また排気バルブ233を開くことを選択的に制御し、これによって、車外の気体が車内空間に導入されず、車内空間の気体汚染が換気エアインポート231によって換気通路23に導入され、換気エアアウトポート232を介して車内空間外に排出されるので、車内空間の気体汚染が車外と交換することを実現することができる。
【0013】
(ステップS2)
図4A~
図4Eに示すように、少なくとも1つの浄化装置3を提供し、装置内の気体検知データを検知して送信し、車内の気体汚染を濾過するためのインテリジェントな選択および制御を行う。浄化装置3は、装置本体31と浄化ユニット32と送風機33とを備える。装置本体31は少なくとも1つのエアガイド入口311と少なくとも1つのエアガイド出口312とを備える。エアガイド入口311とエアガイド出口312との間に気体流路313が設けられる。浄化ユニット32が装置本体31内に設けられ、エアガイド入口311によって装置本体31に導入される気体汚染を濾過浄化する。送風機33が気体流路313内且つエアガイド出口312に隣接するように配置され、装置本体31外の気体汚染の導入及び浄化ユニット32を経由して濾過浄化をおこなうために使用され、これによって、気体汚染を濾過して清潔な気体を形成し、その後、エアガイド出口312より排出される。浄化装置3内部に、気体検知モジュール5を更に備え、前記気体検知モジュール5が気体流路313に設けられ、気体流路313内の気体汚染を検知して装置内の気体検知データを送信する。また、気体検知モジュール5は、送風機33の動作を制御することができる。
【0014】
(ステップS3)
図2Cに示すように、接続装置4を提供し、装置内の気体検知データを受信して比較する。また、インテリジェントな選択により、気体汚染付近の浄化装置3を選択して駆動させる。接続装置4は、車内気体交換システム2及び複数の浄化装置3に制御コマンドを送信する。車内気体交換システム2は気体汚染の移動を加速させ、気体汚染は、気体汚染値が最も高いところ付近にある浄化装置3に指向して流され、濾過処理を行う。これによって、車内空間の気体汚染が迅速に濾過され、清潔で安全な呼吸ができる気体状態を形成することができる。接続装置4は、車外気体検知器1aの車外気体検知データ、車内気体検知器1bの車内気体検知データ、及び浄化装置3の装置内気体検知データを受信し、人工知能の計算及び比較により、接続装置4は、車内気体交換システム2及び浄化装置3に制御コマンドを送信し、車内気体交換システム2は、車外の気体が車内空間に導入又は非導入されるように制御し、車内空間の気体汚染を車外と交換する。同時に、気体汚染値が最も高い浄化装置3が動作し、車内空間中の気体汚染を濾過して、車内空間の気体汚染に対して交換及び濾過を行い、清潔で安全な呼吸ができる気体状態を形成する。ある実施形態では、接続装置4は移動式な装置であり、無線通信方式で、車内気体検知データ、車内気体検知データ及び装置内気体検知データを受信することができ、その後、人工知能による計算及び比較を行い、車内気体交換システム2及び複数の浄化装置3に制御コマンドを送信させる。また、接続装置4は移動式な装置であり、無線通信方式で、車内気体検知データ、車内気体検知データ及び装置内気体検知データを受信してクラウド処理装置(図示せず)に送信し、人工知能による計算及び比較を行う。クラウド処理装置は、接続装置4に制御コマンドを送信し、次に、接続装置4は、その制御コマンドを車内気体交換システム2及び少なくとも1つの浄化装置3に送信する。
【0015】
上述した方法によれば、本発明の車内気体汚染の濾過方法は、接続装置4が車外気体検知データ、車内気体検知データ及び装置内気体検知データを受信して比較することに基づいて、接続装置4はインテリジェントに選択して制御コマンドを送信し、車内気体交換システム2及び気体汚染付近の浄化装置3を駆動させ(気体汚染付近の浄化装置3は、気体汚染値が最も高いところにある浄化装置3である)、また、車内気体交換システム2で生成された気体対流を利用して気体汚染の移動を加速させ、気体汚染を、気体汚染値が最も高いところにある浄化装置3に指向して移動させ、濾過浄化を実施する。これによって、車内空間の気体汚染が迅速に濾過され、清潔で安全な呼吸ができる状態を形成する。
【0016】
以下、接続装置4がインテリジェントに選択して制御コマンドを送信することについて説明する。
【0017】
図2C、
図3B及び
図13に示すように、接続装置4が、車外気体検知データ、車内気体検知データ及び装置内気体検知データを受信すると、人工知能による計算及び比較をし、接続装置4の比較により、車外気体検知データが車内気体検知データよりも気体汚染が低い場合、接続装置4は、車内気体交換システム2の制御駆動ユニット25に制御コマンドを送信する。これによって、制御駆動ユニット25は、吸気バルブ213の開放及び排気バルブ233の開放をインテリジェントに選択し、車外の気体が吸気口211を介して吸気経路21に導入され、排気口212を介して車内空間に導入される。車内空間の気体汚染が換気エアインポート231を介して換気通路23に導入され、換気エアアウトポート232を介して車内空間外に排出される。これによって、車内空間の気体汚染が車外と交換し、車内空間内の気体汚染より検出される車内気体検知データを安全検知値まで低減させる。
【0018】
図2C、
図3C及び
図13に示すように、接続装置4は、車外気体検知データ、車内気体検知データ及び装置内気体検知データを受信すると、人工知能による計算及び比較をし、接続装置4の比較により、車内気体検知データが車外気体検知データよりも気体汚染が低い場合、接続装置4は、車内気体交換システム2の制御駆動ユニット25に制御コマンドを送信する。これによって、制御駆動ユニット25は、吸気バルブ213を閉じることと排気バルブ233を開くことをインテリジェントに選択し、車外の気体が車内空間に導入されず、車内空間の気体汚染が換気エアインポート231を介して換気通路23に導入され、換気エアアウトポート232を介して車内空間外に排出される。これによって、車内空間の気体汚染が車外と交換し、車内空間内の気体汚染より検知される車内気体検知データを安全検知値まで低減させる。
【0019】
接続装置4は、車外気体検知データ、車内気体検知データ及び装置内気体検知データを受信すると、人工知能による計算及び比較をし、接続装置4の比較により、車内気体検知データが車外気体検知データよりも気体汚染が低い場合、接続装置4は、車内気体交換システム2の制御駆動ユニット25に制御コマンドを送信する。これによって、制御駆動ユニット25は、吸気バルブ213を閉じることと排気バルブ233を開くことをインテリジェントに選択し、車外の気体が車内空間内に導入されず、同時に、接続装置4は制御コマンドを送信して浄化装置3を起動させ、車内空間の気体汚染を濾過浄化する。これによって、車内空間内の気体汚染より検出される車内気体検知データを安全検知値まで低減させる。
【0020】
接続装置4は、車外気体検知データ、車内気体検知データ及び装置内気体検知データを受信すると、人工知能による計算及び比較をし、接続装置4の比較により、車内気体検知データが汚染値である場合、接続装置4は特定の浄化装置3(すなわち、気体汚染値が最も高い)に制御コマンドを送信し、浄化装置3を起動させ、また、車内空間の気体汚染を濾過浄化する。これによって、車内空間内の気体汚染より検知される車内気体検知データを安全検知値まで低減させる。
【0021】
上述した車外気体検知データ、車内気体検知データ及び装置内気体検知データは、気体汚染より検知されたデータであり、気体汚染は、浮遊微粒子(PM1、PM2.5、PM10)、一酸化炭素(CO)、二酸化炭素(CO2)、オゾン(O3)、二酸化硫黄(SO2)、二酸化窒素(NO2)、鉛(Pb)、全揮発性有機物(TVOC)、ホルムアルデヒド(HCHO)、細菌、ウイルスからなる群から選択された1つ又はそれらの組合せである。本発明はこれに限定されない。上述した安全検知値は、浮遊微粒子2.5(PM2.5)の濃度が10μg/m3未満、二酸化炭素(CO2)の濃度が1000ppm未満、全揮発性有機物(TVOC)の濃度が0.56ppm未満、ホルムアルデヒド(HCHO)の濃度が0.08ppm未満、細菌数が1500CFU/m3未満、真菌数が1000CFU/m3未満、二酸化硫黄の濃度が0.075ppm未満、二酸化窒素の濃度が0.1ppm未満、一酸化炭素の濃度が35ppm未満、オゾンの濃度が0.12ppm未満、鉛の濃度が0.15μg/m3未満であることを含む。
【0022】
本発明の車内気体汚染の濾過方法の次に、本発明の実施装置について詳細を説明する。
【0023】
図2C、
図5及び
図14に示すように、前記気体検知モジュール5は、制御回路基板51と気体検知本体52とマイクロプロセッサー53と通信器54を備える。気体検知本体52、マイクロプロセッサー53及び通信器54が制御回路基板51にパッケージ且つ一体化され、互いに電気的に接続される。マイクロプロセッサー53及び通信器54は、制御回路基板51に設けられる。マイクロプロセッサー53が気体検知本体52の検知動作を制御する。気体検知本体52が、気体汚染を検知して検知信号を送信する。マイクロプロセッサー53は検知信号を受信し、計算処理して出力する。これによって、車外気体検知器1a、車内気体検知器1b及び浄化装置3の気体検知モジュール5のマイクロプロセッサー53は、それぞれ、車外気体検知データ、車内気体検知データ及び装置内気体検知データを生成し、通信器54に提供して、外部通信のために送信する。
【0024】
詳細には、上述した通信器54は、信号接続及び送信のために接続装置4に接続することができ、接続装置4は、通信器54が送信してきた車外気体検知データ、車内気体検知データ及び装置内気体検知データを受信して、人工知能による計算及び比較を行う。接続装置4は、制御コマンドを送信し、車内気体交換システム2、浄化装置3の動作及び動作時間をインテリジェントに選択して制御し、車内気体交換システム2が車外の気体の車内空間への導入又は非導入を制御することで、車内空間の気体汚染が車外と交換し、同時に、浄化装置3を動作させ、車内空間内の気体汚染を濾過し、車内空間の気体汚染の交換及び濾過を行い、清潔で安全な呼吸ができる状態を形成する。上述した通信器54は、外部との通信は、無線通信方式により接続装置4に接続され、無線通信方式は、Wi-Fi、ブルートゥース通信、無線周波数識別通信、又は近距離無線通信などのうちいずれか1つの無線通信方式である。
【0025】
図6A~
図8に示すように、前記気体検知本体52は、ベース521と圧電アクチュエーター522と駆動回路基板523とレーザーアセンブリ524と微粒子センサー525と気体センサー527と外側カバー526とを備える。
【0026】
前記ベース521は、第1表面5211、第2表面5212、レーザー設置エリア5213、吸気溝部5214、エアガイドアセンブリ載置エリア5215、及び排気溝部5216を備える。第1表面5211と第2表面5212とは、互いに対向する2つの表面である。レーザー設置エリア5213は、第1表面5211から第2表面5212に向かって中空にして形成される。外側カバー526は、ベースを覆う。エアガイドアセンブリ載置エリア5215は、第2表面5212を凹ませて形成され、且つ吸気溝部5214に連通し、底面において通気孔5215aを貫通する。エアガイドアセンブリ載置エリア5215の四隅は、それぞれ、位置決めブロック部材5215bを備える。前記排気溝部5216には、排気ポート5216aが設けられる。排気ポート5216aは、外側カバー526の排気開口5261bに対応するように設置される。排気溝部5216は、第1表面5211がエアガイドアセンブリ載置エリア5215の垂直投影領域に対して凹ませて形成された第1領域5216bと、エアガイドアセンブリ載置エリア5215の垂直投影領域から延在する領域において、第1表面5211から第2表面5212に向かって中空にすることで形成された第2領域5216cとを備える。第1領域5216bは、第2領域5216cと連結され且つ段差を形成している。排気溝部5216の第1領域5216bは、エアガイドアセンブリ載置エリア5215の通気孔5215aに連通され、排気溝部5216の第2領域5216cは、排気ポート5216aに連通される。したがって、ベース521の第1表面5211が外側カバー526に覆われ、第2表面5212が駆動回路基板523に覆われると、排気溝部5216と駆動回路基板523とで、排気経路を定義して形成する。外側カバー526は、側板5261を備える。側板5261は、吸気開口5261aと排気開口5261bとを備える。吸気溝部5214は、第2表面5212を凹ませて形成され、且つレーザー設置エリア5213に隣接する。吸気溝部5214には、吸気ポート5214aが設けられ、前記吸気ポート5214aがベース521の外部と連通し、且つ外側カバー526の吸気開口5261aに対応する。吸気溝部5214の両側壁には、それぞれ、光透過窓5214bを貫通し、レーザー設置エリア5213に連通される。これによって、ベース521の第1表面5211が外側カバー526に覆われ、第2表面5212が駆動回路基板523に覆われると、吸気溝部5214では、吸気経路を定義して形成する。
【0027】
前記レーザーアセンブリ524、微粒子センサー525及び気体センサー527は、駆動回路基板523に電気的に接続されるように設けられ、且つベース521内に位置される。レーザーアセンブリ524、微粒子センサー525、気体センサー527及びベース521の位置をより明確に説明するために、
図6では、駆動回路基板523を省略している。レーザーアセンブリ524は、ベース521のレーザー設置エリア5213に収容され、微粒子センサー525は、ベース521の吸気溝部5214に収容され、且つレーザーアセンブリ524と位置合わせされる。レーザーアセンブリ524は光透過窓5214bに対応し、光透過窓5214bは、レーザーアセンブリ524から発射されるレーザー光のビームが通過し、レーザー光が吸気溝部5214を照射するように用いられる。レーザーアセンブリ524から発射されたレーザー光のビーム経路は、光透過窓5214bを通過し、吸気溝部5214と直交する方向となっている。レーザーアセンブリ524より発射されたレーザー光のビームは、光透過窓5214bを通過して吸気溝部5214内に入り、吸気溝部5214内の気体が照射され、ビームが気体と接触すると、レーザー光が散乱し、投影光点を形成する。微粒子センサー525は、直交位置に配置し、散乱で形成された投影光点を感知して計算を行い、これによって、気体の検知データを得ることができる。微粒子センサー525は、浮遊微粒子(PM
1、PM
2.5、PM
10)情報を検知する。気体センサー527は、駆動回路基板523に電気的に接続されるように配置され、且つ排気溝部5216に収容され、排気溝部5216に導入される気体を検知する。本発明の具体的な実施形態では、気体センサー527は、二酸化炭素(CO
2)又は全揮発性有機物(TVOC)気体の情報を検出する揮発性有機物センサー、ホルムアルデヒド(HCHO)気体の情報を検出するホルムアルデヒドセンサー、細菌及び真菌を検出する細菌センサー、ウイルス気体の情報を検出するウイルスセンサーを含む。
【0028】
図10A~
図11Cに示すように、前記圧電アクチュエーター522は、噴気孔シート5221とキャビティフレーム5222と作動体5223と絶縁フレーム5224と導電性フレーム5225とを備える。噴気孔シート5221は、可撓性材料であり、サスペンションプレート5221aと中空孔5221bとを備える。サスペンションプレート5221aは、曲げ振動のシート状構造であり、その形状及び寸法は、エアガイドアセンブリ載置エリア5215の内縁に対応する。中空孔5221bは、気体の流通のために、サスペンションプレート5221aの中心部を貫通して設けられる。本発明の好ましい実施形態では、サスペンションプレート5221aの形状は、矩形、図形、楕円形、三角形、又は多辺形のいずれか1つであるが、これに限定されない。キャビティフレーム5222が噴気孔シート5221に積み重ねるように配置され、その外観は噴気孔シート5221に対応する。作動体5223がキャビティフレーム5222に積み重ねるように配置され、キャビティフレーム5222、サスペンションプレート5221aと一緒に、共振キャビティ5226を形成する。絶縁フレーム5224が作動体5223に積み重ねるように配置され、その外観はキャビティフレーム5222に類似する。導電性フレーム5225が絶縁フレーム5224に積み重ねるように配置され、その外観は絶縁フレーム5224に類似する。導電性フレーム5225は導電性ピン5225a及び導電性電極5225bを備え、導電性ピン5225aは、導電性フレーム5225の外縁から外側に延在し、導電性電極5225bは、導電性フレーム5225の内縁から内側に延在する。作動体5223は、圧電キャリアプレート5223a、調整共振プレート5223b及び圧電プレート5223cを備える。圧電キャリアプレート5223aがキャビティフレーム5222に積み重ねるように配置され、調整共振プレート5223bが圧電キャリアプレート5223aに積み重ねるように配置され、圧電プレート5223cが調整共振プレート5223bに積み重ねるように配置され、調整共振プレート5223b及び圧電プレート5223cは、絶縁フレーム5224に収容され、導電性フレーム5225の導電性電極5225bを介して圧電プレート5223cに電気的に接続される。本発明の好ましい実施形態では、圧電キャリアプレート5223a及び調整共振プレート5223bは導電性材料であり、圧電キャリアプレート5223aは、圧電ピン5223dを備え、圧電ピン5223d及び導電性ピン5225aは、駆動回路基板523の駆動回路(図示せず)に接続されて駆動信号(駆動周波数又は駆動電圧)を受信する。駆動信号は、圧電ピン5223d、圧電キャリアプレート5223a、調整共振プレート5223b、圧電プレート5223c、導電性電極5225b、導電性フレーム5225及び導電性ピン5225aによりループを形成する。絶縁フレーム5224により、導電性フレーム5225と作動体5223との間を遮断し、回路の短絡を回避することができる。これによって、駆動信号は、圧電プレート5223cに伝送することができる。圧電プレート5223cが駆動信号を受信した後、圧電効果により変形し、圧電キャリアプレート5223a及び調整共振プレート5223bが往復曲げ振動をすることを駆動する。
【0029】
調整共振プレート5223bが圧電プレート5223cと圧電キャリアプレート5223aとの間に配置され、両者間の緩衝材として使用され、圧電キャリアプレート5223aの振動周波数を調整することができる。基本的に、調整共振プレート5223bの厚さは、圧電キャリアプレート5223aの厚さよりも厚く、調整共振プレート5223bの厚さを変えることによって、作動体5223の振動周波数を調整することができる。
【0030】
図9A、
図9B、
図10A、
図10B及び
図11Aに示すように、前記圧電アクチュエーター522には、噴気孔シート5221、キャビティフレーム5222、作動体5223、絶縁フレーム5224及び導電性フレーム5225が順次に積み重ねるように設置される。圧電アクチュエーター522は、ベース521上の正方形のエアガイドアセンブリ載置エリア5215に収容され、位置決めブロック部材5215bに支持されて位置決めされる。圧電アクチュエーター522では、気体を流通するための空隙5221cで取り囲まれている。圧電アクチュエーター522は、サスペンションプレート5221aとエアガイドアセンブリ載置エリア5215の内縁との間に定義される空隙5221cで取り囲まれている。作動体5223、キャビティフレーム5222及びサスペンションプレート5221aとの間に、共振キャビティ5226が形成される。噴気孔シート5221とエアガイドアセンブリ載置エリア5215の底面との間に、エアフローキャビティ5227が形成される。エアフローキャビティ5227は、噴気孔シート5221の中空孔5221bを介して、作動体5223、噴気孔シート5221及びサスペンションプレート5221aの間の共振キャビティ5226に連通される。これによって、共振キャビティ5226を通過する気体の振動周波数は、サスペンションプレート5221aの振動周波数と同じになる傾向があり、共振キャビティ5226とサスペンションプレート5221aとの間のヘルムホルツ共鳴効果(Helmholtz resonance)を促進し、気体の輸送効率が向上する。
【0031】
図11Bに示すように、圧電プレート5223cがエアガイドアセンブリ載置エリア5215の底面から離れるように移動すると、圧電プレート5223cは、噴気孔シート5221のサスペンションプレート5221aをエアガイドアセンブリ載置エリア5215の底面から遠ざけるように駆動する。これによって、エアフローキャビティ5227の容積が急速に拡大し、内圧が低下して負圧を生成し、圧電アクチュエーター522外部の気体が空隙5221cより流れ込み、中空孔5221bを介して、共振キャビティ5226に入り、共振キャビティ5226内の気圧が増加し、圧力勾配を生成する。
【0032】
図11Cに示すように、圧電プレート5223cの駆動により、噴気孔シート5221のサスペンションプレート5221aがエアガイドアセンブリ載置エリア5215の底面に向かって移動すると、共振キャビティ5226内の気体が中空孔5221bを介して急速に流出し、エアフローキャビティ5227内の気体が圧縮され、圧縮された気体は、ベルヌーイの法則に近い理想気体状態で、エアガイドアセンブリ載置エリア5215の通気孔5215aに迅速かつ大量に噴出される。
【0033】
前記ベース521のエアガイドアセンブリ載置エリア5215が吸気溝部5214に連通される。圧電アクチュエーター522がベース521上の正方形のエアガイドアセンブリ載置エリア5215内に収容される。前記駆動回路基板523はベース521の第2表面5212を覆う。レーザーアセンブリ524が駆動回路基板523に設けられ且つ電気的に接続される。微粒子センサー525は駆動回路基板523に設けられ且つ電気的に接続される。これによって、外側カバー526がベース521を覆い、吸気開口5261aがベース521の吸気ポート5214aに対応し、排気開口5261bがベース521の排気ポート5216aに対応する。圧電アクチュエーター522は、
図11B及び
図11Cに示す動作を繰り返すと、圧電プレート5223cが往復に振動し、慣性の原理によれば、排気後の共振キャビティ5226内部の気圧は、平衡気圧よりも低いので、気体が共振キャビティ5226に再び入り、共振キャビティ5226の気体の振動周波数は圧電プレート5223cの振動周波数と同じになり、ヘルムホルツ共鳴効果を生成し、迅速かつ大量な気体の輸送を実現できる。
【0034】
図12Aに示すように、気体検知モジュール外部の気体は、外側カバー526の吸気開口5261aから入り、吸気ポート5214aを通過してベース521の吸気溝部5214に定義された吸気経路に流れ込み、微粒子センサー525の位置に流れる。同時に、圧電アクチュエーター522が連続的に駆動しているので、吸気経路の気体が吸い取られる。これによって、気体検知モジュール外部の気体が迅速かつ安定に流れ込み、微粒子センサー525の上方を通過することができる。
図12Bに示すように、このときのレーザーアセンブリ524によって発射されたレーザー光のビームは、光透過窓5214bを通して吸気溝部5214に入り、微粒子センサー525の上方を通過する。レーザーアセンブリ524のビームが気体中の浮遊微粒子を照射すると、散乱現象が生じられ、投影光点が形成することができる。微粒子センサー525は、散乱によって生じされた投影光点に基づいて計算を行い、気体中に含まれる浮遊微粒子の粒径及び濃度などの関連情報を取得することができる。微粒子センサー525上方の気体は、圧電アクチュエーター522の駆動を連続的に受けており、エアガイドアセンブリ載置エリア5215の通気孔5215aに導入され、排気溝部5216に入り込む。最後、
図12Cに示すように、気体が排気溝部5216に入ると、気体センサー527によって検知される。圧電アクチュエーター522が気体を排気溝部5216に連続的に輸送しているので、排気溝部5216内の気体が排気ポート5216a及び排気開口5261bを通って押し出され、最後、外部に排出される。
【0035】
本発明の車外気体検知器1a、車内気体検知器1b及び浄化装置3は、内部に設けられた気体検知モジュール5により、車外気体検知器1a、車内気体検知器1b及び浄化装置3外の気体汚染を吸い取り、吸気開口5261aより吸気溝部5214に定義された吸気経路に入り、微粒子センサー525で気体汚染に含まれる微粒子の粒子濃度を検知し、次に、圧電アクチュエーター522により、エアガイドアセンブリ載置エリア5215の通気孔5215aを通して排気溝部5216に定義されたエアアウト経路内に入り、気体センサー527で検知し、最後、ベース521の排気ポート5216aから排気開口5261bに排出される。これによって、気体検知モジュール5は、気体中の浮遊微粒子を検出できるだけでなく、例えば、一酸化炭素(CO)、二酸化炭素(CO2)、オゾン(O3)、二酸化硫黄(SO2)、二酸化窒素(NO2)、鉛(Pb)、全揮発性有機物(TVOC)、ホルムアルデヒド(HCHO)、細菌、ウイルスからなる群から選択された1つ又はそれらの組合せの気体に対して気体汚染を検知することができる。
【0036】
図4A~
図4Eに示すように、前記浄化ユニット32は、複数の実施形態によって組み合わせても良い。ある好ましい実施形態では、
図4Aに示すように、浄化ユニット32は、高効率フィルタ32a(HEPA)である。気体流路313を介して導入された気体は、高効率フィルタ32aによって吸着され、気体汚染に含まれる化学スモーク、細菌、粉塵粒子及び花粉が吸収され、濾過及び浄化の効果を達成する。ある実施形態では、高効率フィルタ32aは、二酸化塩素の洗浄成分でコーティングされ、気体流路313によって導入される気体汚染中のウイルス、細菌を浄化することができる。また、高効率フィルタ32a、イチョウ及び日本白膠木を抽出したオーガニックコーティング層で塗布され、オーガニック保護抗アレルギーフィルタを形成し、気体流路313を介して導入される気体に含まれるアレルゲンが除去され、高効率フィルタ32aを通過するインフルエンザウイルス表面タンパク質が破壊されることができる。また、高効率フィルタ32aは、銀イオンでコーティングされ、気体流路313によって導入される気体汚染に含まれるウイルス及び細菌を抑制することができる。
【0037】
他の好ましい実施形態では、
図4Bに示すように、浄化ユニット32は、光触媒ユニット32bを備えた高効率フィルタ32aで構成されても良い。光触媒ユニット32bは、光触媒321b及び紫外線ランプ322bを備え、光触媒321bが紫外線ランプ322bにより照射され、気体流路313によって導入される気体を分解することで、濾過浄化を行う。光触媒321b及び紫外線ランプ322bは、気体流路313内且つ一定の間隔を保つように配置され、気体流路313によって導入された気体汚染は、紫外線ランプ322bで照射された光触媒321bが光エネルギーを電気エネルギーに変換して、気体汚染中の有害物質を分解、消毒及び殺菌を行うことで、濾過及び浄化の効果を達成することができる。
【0038】
他の好ましい実施形態では、
図4Cに示すように、浄化ユニット32は、光プラズマユニット32cを備えた高効率フィルタ32aで構成されても良い。光プラズマユニット32cは、ナノライトチューブ321cであり、ナノライトチューブ321cは、気体流路313によって導入された気体汚染を照射し、気体汚染に含まれる揮発性有機気体を分解して浄化する。ナノライトチューブ321cが気体流路313に配置され、気体流路313によって導入された気体汚染は、ナノライトチューブ321cで照射され、気体汚染に含まれる酸素分子及び水分子を高酸化性光プラズマイオンに分解し、有機分子を破壊できるイオン気流を形成する。これによって、気体汚染に含まれる揮発性ホルムアルデヒド、トルエン、揮発性有機気体(Volatile Organic Compounds、VOC)などの気体分子を水と二酸化炭素に分解し、濾過及び浄化の効果を達成することができる。
【0039】
他の好ましい実施形態では、
図4Dに示すように、浄化ユニット32は、負イオンユニット32dを備えた高効率フィルタ32aで構成されても良い。負イオンユニット32dは少なくとも1つの電極線321dと少なくとも1つの集塵プレート322dとブースター電源323dとを備える。電極線321dの高電圧放電により、気体流路313によって導入された気体汚染に含まれる微粒子が集塵プレート322dに吸着さ、濾過浄化を行う。電極線321d及び集塵プレート322dが気体流路313に配置され、ブースター電源323dが電極線321dの高電圧放電を提供し、集塵プレート322dが負に帯電し、気体流路313によって導入された気体汚染は、電極線321dの高電圧放電により、気体汚染に含まれる正電荷を帯電する微粒子が、負電荷を帯電する集塵プレート322dに吸着され、導入される気体汚染に対して、濾過及び浄化の効果を達成することができる。
【0040】
他の好ましい実施形態では、
図4Eに示すように、浄化ユニット32は、プラズマユニット32eを備えた高効率フィルタ32aで構成されても良い。プラズマユニット32eは第1電解ガード321eと吸着フィルタ322eと高電圧放電極323eと第2電解ガード324eとブースター電源325eとを備える。ブースター電源325eは、高電圧放電極323eの高圧電力を提供し、高電圧プラズマカラムを生成する。高電圧プラズマカラムのプラズマは、気体流路313によって導入された気体汚染中のウイルス及び細菌を分解する。第1電解ガード321e、吸着フィルタ322e、高電圧放電極323e及び第2電解ガード324eは、気体流路313に配置され、吸着フィルタ322e、高電圧放電極323eが第1電解ガード321eと第2電解ガード324eとの間に配置される。ブースター電源325eは、高電圧放電極323eの高電圧放電を提供し、プラズマイオンを有する高電圧プラズマカラムを生成する。気体流路313によって導入された気体汚染は、プラズマにより、気体汚染に含まれる酸素分子及び水分子を電解してカチオン(H
+)及びアニオン(O
2-)を生成し、イオンの周りに水分子が付着した物質がウイルス及び細菌の表面に付着した後、化学反応の作用の下で、高酸化活性の活性酸素種(ヒドロキシル、OH基)に変換され、ウイルス及び細菌の表面タンパク質の水素原子を引き抜き、酸化及び分解することで、導入される気体汚染を濾過して、濾過及び浄化の効果を達成することができる。
【0041】
図15及び
図16図に示すように、本発明の実施形態では、複数の気体検知モジュール5が車内空間の第1座席1c、第2座席1d、第3座席1e及び第4座席1fのそれぞれに配置されている。また、上述した4つの座席(第1座席1c~第4座席1f)は、単一の浄化装置3を取り囲むように配置されている。各気体検知モジュール5が座席(例えば、第1座席1c)の気体汚染が最も高いことを検出すると、マイクロプロセッサー53に検知信号を出力し、浄化装置3が装置内気体検知データを生成して接続装置4に送信し、接続装置4が制御コメントを送信して単一の浄化装置3を動作させる。同時に、4つの座席(第1座席1c~第4座席1f)の気体汚染に対して濾過浄化を行う。本実施形態では、単一の浄化装置3を利用して4つの座席付近の気体汚染に対して同時に濾過を行うので、濾過過程では、浄化装置3の濾過効果は、4つの座席(第1座席1c~第4座席1f)に均等に分割される。
図16に示すように、単一の浄化装置3を利用して4つの座席(第1座席1c~第4座席1f)の気体汚染に対して濾過浄化を行った実験結果では、気体汚染値が1まで濾過浄化を行う平均時間は1分25秒である。
【0042】
図17及び
図18に示すように、本発明の他の実施形態では、(第1座席1c~第4座席1f)において気体検知モジュール5が配置され、且つ気体検知モジュール5に隣接するところに浄化装置3が設けられている。各気体検知モジュール5は、座席(例えば、第1座席1c)の気体汚染値が最も高いことを検知するとき、マイクロプロセッサー53に検知信号を送信し、4つの浄化装置3のそれぞれに装置内気体検知データを生成して接続装置4に送信する。接続装置4が装置内気体検知データを受信すると、接続装置4は、車内気体交換システム2及び第1座席1cに対応する浄化装置3に制御コマンドを送信し、同時に、浄化装置3を動作させ、車内気体交換システム2が気体対流を生成して気体汚染の移動を加速させ、気体汚染を気体汚染が最も高い(装置内気体検知データが最も高い)浄化装置3に指向して移動させ、濾過処理を行う。
図18に示すように、浄化装置3が気体対流を利用して気体汚染の移動を加速させ、4つの座席(第1座席1c~第4座席1f)ごとに気体汚染を濾過浄化する実験結果では、気体汚染値が1まで濾過浄化を行う平均時間は27秒であり、前述した実施形態の1分25秒よりも濾過効率が大幅に向上した。
【0043】
上述したように、本発明の車内気体汚染の濾過方法は、気体検知モジュール5のマイクロプロセッサー53が気体検知本体52の検知動作を制御し、気体検知本体52が気体汚染を検知して検知信号を送信し、マイクロプロセッサー53が検知信号を受信し、計算処理して出力し、これによって、車外気体検知器1a、車内気体検知器1b及び浄化装置3の気体検知モジュール5のマイクロプロセッサー53はそれぞれ車外気体検知データ、車内気体検知データ及び装置内気体検知データを生成し、且つ通信器54に提供して、外部通信により、接続装置4に送信され、接続装置4が車外気体検知データ、車内気体検知データ及び装置内気体検知データを受信して比較した後、接続装置4は車内気体交換システム2及び浄化装置3に制御コマンドを送信し、車内気体交換システム2が気体対流を形成して気体汚染の移動を加速させ、最後に、気体汚染を気体汚染が最も高い浄化装置3に指向して移動させ、濾過処理を行う。これによって、車内空間の気体汚染を迅速に濾過し、清潔で安全な呼吸ができる状態を形成する。
【符号の説明】
【0044】
1a:車外気体検知器
1b:車内気体検知器
1c:第1座席
1d:第2座席
1e:第3座席
1f:第4座席
2:車内気体交換システム
21:吸気経路
211:吸気口
212:排気口
22:空調ユニット
213:吸気バルブ
23:換気通路
231:換気エアインポート
232:換気エアアウトポート
233:排気バルブ
24:分岐経路
25:制御駆動ユニット
3:浄化装置
31:装置本体
311:エアガイド入口
312:エアガイド出口
313:気体流路
32:浄化ユニット
32a:高効率フィルタ
32b:光触媒ユニット
321b:光触媒
322b:紫外線ランプ
32c:光プラズマユニット
321c:ナノライトチューブ
32d:負イオンユニット
321d:電極線
322d:集塵プレート
323d:ブースター電源
32e:プラズマユニット
321e:第1電解ガード
322e:吸着フィルタ
323e:高電圧放電極
324e:第2電解ガード
325e:ブースター電源
33:送風機
4:接続装置
5:気体検知モジュール
51:制御回路基板
52:気体検知本体
521:ベース
5211:第1表面
5212:第2表面
5213:レーザー設置エリア
5214:吸気溝部
5214a:吸気ポート
5214b:光透過窓
5215:エアガイドアセンブリ載置エリア
5215a:通気孔
5215b:位置決めブロック部材
5216:排気溝部
5216a:排気ポート
5216b:第1領域
5216c:第2領域
522:圧電アクチュエーター
5221:噴気孔シート
5221a:サスペンションプレート
5221b:中空孔
5221c:空隙
5222:キャビティフレーム
5223:作動体
5223a:圧電キャリアプレート
5223b:調整共振プレート
5223c:圧電プレート
5223d:圧電ピン
5224:絶縁フレーム
5225:導電性フレーム
5225a:導電性ピン
5225b:導電性電極
5226:共振キャビティ
5227:エアフローキャビティ
523:駆動回路基板
524:レーザーアセンブリ
525:微粒子センサー
526:外側カバー
5261:側板
5261a:吸気開口
5261b:排気開口
527:気体センサー
53:マイクロプロセッサー
54:通信器
S1~S3:車内気体汚染の濾過方法のステップ
【外国語明細書】