(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022099404
(43)【公開日】2022-07-05
(54)【発明の名称】マスク内の息の通気路内でウイルスを殺菌する機能を有する殺菌マスク。
(51)【国際特許分類】
A41D 13/11 20060101AFI20220628BHJP
A01P 3/00 20060101ALI20220628BHJP
A01N 43/14 20060101ALI20220628BHJP
A01N 25/00 20060101ALI20220628BHJP
A01P 1/00 20060101ALI20220628BHJP
A62B 18/02 20060101ALI20220628BHJP
【FI】
A41D13/11 M
A01P3/00
A01N43/14 C
A01N25/00 102
A01P1/00
A62B18/02 C
【審査請求】有
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020213150
(22)【出願日】2020-12-23
(71)【出願人】
【識別番号】399049855
【氏名又は名称】湯田 秋夫
(72)【発明者】
【氏名】湯田 秋夫
【テーマコード(参考)】
2E185
4H011
【Fターム(参考)】
2E185AA07
2E185BA20
2E185CC32
4H011AA01
4H011AA04
4H011BA01
4H011BA04
4H011BB08
4H011BC18
4H011BC23
4H011DA11
4H011DC10
4H011DD07
4H011DE17
4H011DF04
(57)【要約】 (修正有)
【課題】感染を避ける事の出来るマスクを提供する。
【解決手段】本発明のマスクは、マスク内に通気路を設けたマスクで、通気路を通る呼吸時の空気を殺菌消毒するもので、感染者が吐き出すウイルス混入の息をマスク内の通路で殺菌する事で吐き出された息が無害な排気の息と成り、周りの人にウイルスを広げない。
又、感染者のマスクから漏れたウイルス混入の息の空気が室内に充満していても本マスクを使用すると、汚染されたコロナウイルスの混入した空気をマスク内通気路で殺菌し無害にして肺に取り入れることができる。
【選択図】
図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
機密性のマスク内に呼吸時、必要とする空気の流れる通気路を設けた二重構造から成るマスクで、息の吸気や排気に含まれるウイルスをマスク内の通気路内で殺菌する機能を有するマスク。
【請求項2】
通気路を形成する二重構造を構成するマスクは、上下外側、内側の共にウイルスの侵入や漏れが無い機密性の部材で成り、内側の部材の、口鼻が接する部分は呼吸時の息の吸気や排気を通す開口部を成し、マスク左右両端は通気路からの息の排気、吸気口の開口部と成した事を特徴とした請求項1のウイルスをマスク内の通気路内で殺菌する機能を有するマスク。
【請求項3】
マスク左右両側通気路の端の開口部から通気路内に挿入する殺菌剤は、開口部から交換時の出し入れが容易な通気性の有る収納ケース又は、収納する袋に収められた物とした事を特徴とする請求項1~2のウイルスをマスク内の通気路内で殺菌する機能を有するマスク。
【請求項4】
収納ケース、収納袋内の殺菌剤は、固形の顆粒状又は粉で、微細な多孔性の有るゼオライト、活性炭に殺菌剤を含ませたものとした事を特徴とする請求項1~3のウイルスをマスク内の通気路内で殺菌する機能を有するマスク。
【請求項5】
ゼオライト、活性炭等の顆粒状の固形物に含ませた殺菌剤を、通気路内に設けた事を特徴とする請求項1~4のウイルスをマスク内の通気路内で殺菌する機能を有するマスク。
【請求項6】
収納ケース内の殺菌材は、顆粒状又は粉状のセラミックスの固形物に光触媒コーティングしたものを出し入れが容易な収納ケースに入れた事を特徴とする請求項1~5のウイルスをマスク内の通気路内で殺菌する機能を有するマスク。
【請求項7】
顆粒状のセラミックスの固形物に光触媒コーティングしたものを、通気路内に設けた事を特徴とする請求項1~6のウイルスをマスク内の通気路内で殺菌する機能を有するマスク。
【請求項8】
ウイルス混入の空気を殺菌するマスク開口部から挿入するケース内の殺菌装置は、殺菌効果が有るLEDを殺菌灯として用い、開口部に出し入れが容易な収納ケース内に収められた物とした事を特徴とする請求項1~7のウイルスをマスク内の通気路内で殺菌する機能を有するマスク。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コロナウイルスの予防に関するものである。
【背景技術】
【0002】
コロナ禍の中、各自会話時にマスクをした日常と成っているが、マスクをしていてもウイルスに感染する人が後たたない。
【0003】
三密を避けるように叫ばれているが、一向に感染状況が収まっていない。
【0004】
この為、外出制限や、行動規制が求められて来ている。
【0005】
又、このウイルスに抗体を持たせるワクチンの開発が進んでいるが、全てにワクチンが浸透するには今しばらく、時を必要としている。
【0006】
人々の行動を全て制限する事となると、経済に及ぼす被害が甚大なものと成る。
【0007】
今は、ただ人との接触をマスクをして、極力避けるしかなくワクチン開発に希望を託すしかない、現実と成っている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
このウイルスは、若い人が感染していても自覚症状が無い特徴を持っている。
【0010】
この為、保菌者で有る事を知らずに行動する事で、接触者に感染させてしまう厄介なウイルスとである。
【0011】
自身が保菌者と自覚すると、対応できるが、知らずにいる事がウイルスの拡散の元と成っている。
【0012】
又、何時何処で、誰から感染したのか、辿れないのもウイルス蔓延の元と成っている。
【0013】
いくらマスクをしていても、保菌者が吐く息にウイルスが混入していてマスクから漏れ外気や屋内に拡散している。
【0014】
又、このコロナウイルスは、変異するウイルスで、一時、ワクチンは効果が有るが、変異を繰り返す事で、今のワクチンの効果がいずれ無くなり、新たなワクチン開発とのイタチごっこが予想され、ワクチンだけに頼るにはリスクが大きい。
【課題を解決するための手段】
【0015】
ウイルス混入の息の吸気、排気を殺菌消毒する事で、ワクチンの効果が薄れても、体内に取り込む吸気を無害に、又、保菌者からの吐き出す息を無害にする事が感染予防するにはベストと思われる。
【0016】
手に付着したウイルスの予防策として、手洗いアルコール消毒でウイルスを消毒し死滅させるように、感染を知らずにいる保菌者が、呼吸時の吐き出すウイルス混入の息、空気を本発明のマスク内通路で殺菌する事で、保菌者が知らずに吐き出す息を殺菌無害化が出来、又、保菌者と知らずに会話や濃厚接触していても、本発明のマスクを使用する事で、保菌者から吐き出されたウイルス混入の空気をマスクを用いる事で、ウイルス混入吸気を殺菌出来て無害と成り、知らずに保菌者と濃厚接触しても感染するリスクが少なくなる。
【発明の効果】
【0017】
コロナウイルスを絶滅するのは不可能と言われていて、マスクや手洗いの習慣が日常不可欠のものとなっているが、従来のマスクは、ウイルを体内に入れないようにマスクを構成する繊維にウイルスを絡め付着させ、呼吸する時肺に入り込めない物と成っていて又、保菌者が咳などして菌が拡散するのを防ぐ為、口元のマスクを構成する繊維がウイルスを絡め取り外気に拡散しないように用いている物で、ウイルスそのものを消毒無害には出来ずにいた。
【0018】
本発明のマスクは、マスク内でウイルスを殺菌する機能を有する消毒する殺菌マスクで、ウイルスが変異してにワクチンの効果が薄れても吸気や排気を消毒する事で常時呼吸気を無菌でき、従来のマスクは長時間掛けて使用していると、ウイルスに濃厚に汚染されたマスクと成っていたが、本マスクは長時間使用してもウイルスを殺菌する為、無菌状態で継続使用が出来る利点がある。
【0019】
又、保菌者が吐きだすウイルスをマスク内通気路で殺菌して無害にして外気、又は室内に吐き出される為、無害な吐き出した息となり感染の抑止になる特徴がある
【図面の簡単な説明】
【0020】
【
図2】本発明のマスクを構成する殺菌剤入り収納ケースを挿入した全体斜視図。
【
図5】本発明のマスクを外側から見た全体斜視図で収納ケース装着を表した斜視図。
【
図7】顆粒状の殺菌剤を通気路内に設けた事を表した図。
【
図8】口が当たる開口部とマスク内の通気路を表した図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
図1、本発明の全体斜視図で、機密性に優れた軟弱性素材で、マスクが構成されたもので、顔面内側と外側の二重構造で、間に空洞の通気路を設け、内側の口や鼻が接する部分は、くり抜きされた、呼吸時の息をする開口部4と成してあり、マスク両側は息の排気吸気の出入り口の開口部5である。
【0022】
マスク左右両側端は排気吸気の出入り口の開口部5で、この開口部からマスク内通気路8に殺菌剤又は殺菌装置を収納ケース7に入れてマスクに装着するものである。
【実施例0023】
本発明のマスク1は、マスク内に呼吸時の空気の通気路8を設けた物で、従来のマスクと形状や形は、にているが若干マスク内に通気路が有る分、厚さが有るマスクと成っているが幅等のサイズや形が大きな物、形が図と異なる場合もあるが、又、下記記載の使用方法マスクの掛け方等に、こだわる事無く実施できるものとして記載する。
本発明の殺菌マスクは、形状は既存の市販されているマスクと類似しているが、表面2と内面3は異なる材質の物を用い、内面内側の顔面に当たる部分の材質は、軟弱性を有し、肌障りの良い繊維を機密性のある部材に貼り付け用いている。
本マスク1を構成する二重構造のマスク外側2の材質は、軟弱性の有るもので、機密性の材質の物を用いている又、マスク内通気路で使用する殺菌材等での用途により透明な部材を用いてもいる。
又、殺菌剤の効果が薄れた時や、LEDの殺菌灯のボタン電池能力が無くなり、交換が求められた時、通気路開口部から容易に引き抜き取り出す事の出来る、収納ケース、収納袋としたものである。
上記したように殺菌剤、殺菌材収納ケースや収納袋に入れた物として用いているが、必ずしも収納ケースや収納袋等を用いなくとも、直に通気路内や、開口部周囲に取り付けされた一体化されたものとして、、殺菌効果が無くなった場合は、その都度廃棄処分できるマスクとしても良く、通気路内で、呼吸気を殺菌できるマスクであればよい。