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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022099583
(43)【公開日】2022-07-05
(54)【発明の名称】前幕板構造体およびレンジフード
(51)【国際特許分類】
   F24F 7/06 20060101AFI20220628BHJP
   F24F 13/20 20060101ALI20220628BHJP
【FI】
F24F7/06 101B
F24F13/20 205
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020213427
(22)【出願日】2020-12-23
(71)【出願人】
【識別番号】301071893
【氏名又は名称】株式会社ハーマン
(74)【代理人】
【識別番号】110001195
【氏名又は名称】特許業務法人深見特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】平野 健太
【テーマコード(参考)】
3L058
【Fターム(参考)】
3L058BH00
3L058BJ03
(57)【要約】
【課題】第1前幕板と第2前幕板との隙間の大きさのバラツキを低減できる前幕板構造体、およびレンジフードを提供する。
【解決手段】前幕板構造体10は、第1前幕板1と、第1前幕板1の前方に配置される第2前板2Aと、第2前板2Aの横方向Xの外側に配置される外側端部2A1に連なっており、かつ後方に折り返された第2側板2Bおよび第2後板2Cとを含む第2前幕板2と、ネジ4と、ネジ4によって第1前幕板1および第2前幕板2の第2後板2Cに固定される補強部3とを備える。第2後板2Cは、第1前幕板1の後方に配置され、かつ第2前板2Aの外側端部2A1よりも横方向Xの内側に配置される内側端部2Eを有している。補強部3は、補強部3が第1前幕板1および第2前幕板2に固定されることに伴い、第2後板2Cの内側端部2Eを横方向Xの外側に付勢する付勢部3Eを含む。
【選択図】図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1前幕板と、
前記第1前幕板の前方に配置される前板と、前記前板の横方向の外側に配置される外側端部に連なっておりかつ後方に折り返された折り返し部とを含む第2前幕板と、
固定部と、
前記固定部によって前記第1前幕板および前記第2前幕板の前記折り返し部に固定される補強部とを備え、
前記折り返し部は、前記第1前幕板の後方に配置され、かつ前記前板の前記外側端部よりも前記横方向の内側に配置される内側端部を有し、
前記補強部は、前記補強部が前記第1前幕板および前記第2前幕板に固定されることに伴い、前記折り返し部の前記内側端部を前記横方向の外側に付勢する付勢部を含む、前幕板構造体。
【請求項2】
前記付勢部は、前記横方向の外側に向かうにつれて前方に向かうように傾斜している傾斜部を含み、
前記第1前幕板および前記第2前幕板が前記固定部により前記補強部に固定されることに伴い、前記折り返し部の前記内側端部が前記傾斜部上をスライドするように設けられている、請求項1に記載の前幕板構造体。
【請求項3】
前記固定部は、ネジを含み、
前記補強部には、前後方向に貫通するネジ穴が前記付勢部よりも前記横方向の外側に形成されており、
前記第1前幕板には、前記前後方向に貫通する第1貫通孔が形成されており、
前記折り返し部には、前記前後方向に貫通する第2貫通孔が形成されており、
前記第2貫通孔の前記横方向の最大幅は、前記ネジ穴および前記第1貫通孔の前記横方向の最大幅よりも広く、
前記第1貫通孔および前記第2貫通孔に通された前記ネジが前記ネジ穴に螺合することに伴い、前記折り返し部が前記ネジ穴、前記第1貫通孔、および前記ネジに対して前記横方向の外側に移動するように設けられている、請求項2に記載の前幕板構造体。
【請求項4】
前記補強部は、前記ネジ穴を挟み、かつ前記第1前幕板の後面に接触する一対の脚部をさらに含む、請求項3に記載の前幕板構造体。
【請求項5】
前記補強部は、一枚の板材により構成されている、請求項1~4のいずれか1項に記載の前幕板構造体。
【請求項6】
前記第1前幕板を構成する材料は、磁性材料であり、
前記第2前幕板を後方に引っ張る磁力を発生させる磁性部材をさらに備える、請求項1~5のいずれか1項に記載の前幕板構造体。
【請求項7】
請求項1~6のいずれか1項に記載の前幕板構造体と、
前記前幕板構造体よりも下方に配置されて排煙を捕集するフードとを備える、レンジフード。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、前幕板構造体およびレンジフードに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1(特開2019-11894号公報)には、化粧パネル(前幕板)を備えるレンジフードが記載されている。特許文献1に記載の前幕板は、上部パネル(第1前幕板)と、第1前幕板の両端部を前後から挟むように設けられている前板および後板を有する下部パネル(第2前幕板)とを備える。第2前幕板は、第1前幕板に対して上下にスライド自在である。
【0003】
上記前幕板の上下方向の長さは、例えば、レンジフードの下端が吊り戸棚の下端と揃うように、吊り戸棚の上下方向の長さに応じて変更される。前幕板の上下方向の長さが調整された後、第1前幕板は第2前幕板の後板と固定部材によって固定される。前幕板の外観品質を損なわないように、固定部材は第1前幕板および第2前幕板の後方に配置される必要があるためである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2019-11894号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記前幕板では、上記スライドに際し第1前幕板と第2前幕板とが擦れ合わないように、第1前幕板と第2前幕板との間には寸法差が設定される。一方で、上述のように、固定部材は、第1前幕板と第2前幕板の後板とを固定する。この場合、第1前幕板と第2前幕板との寸法差により、前幕板の前方、具体的には第2前幕板の前板と第1前幕板との間、には隙間が形成される。
【0006】
この隙間が大きいと、外観品質が損なわれるとともに、埃などの異物が上記隙間からレンジフードの内部に侵入するおそれがある。
【0007】
そのため、上記化粧パネルを製造する方法では、上記隙間を小さくするために、第1前幕板および第2前幕板のうち外側に配置される一方のパネルの中央部を後方に反らせる工程が実施されている。
【0008】
この方法では、製造時に上記隙間の大きさを反り量として調整する必要があるために、上記隙間の大きさのバラツキを低減することは困難である。
【0009】
本発明の主たる目的は、第1前幕板と第2前幕板との隙間の大きさのバラツキを低減できる前幕板構造体、およびレンジフードを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明に係る前幕板構造体は、第1前幕板と、第1前幕板の前方に配置される前板と、前板の横方向の外側に配置される外側端部に連なっており、かつ後方に折り返された折り返し部とを含む第2前幕板と、固定部と、固定部によって第1前幕板および第2前幕板の折り返し部に固定される補強部とを備える。折り返し部は、第1前幕板の後方に配置され、かつ前板の外側端部よりも横方向の内側に配置される内側端部を有している。補強部は、補強部が第1前幕板および第2前幕板に固定されることに伴い、折り返し部の内側端部を横方向の外側に付勢する付勢部を含む。
【0011】
上記前幕板構造体において、付勢部は、横方向の外側に向かうにつれて前方に向かうように傾斜している傾斜部を含んでいてもよい。
【0012】
上記前幕板構造体は、第1前幕板および第2前幕板が固定部により補強部に固定されることに伴い、折り返し部の端部が傾斜部上をスライドするように設けられていてもよい。
【0013】
上記前幕板構造体において、固定部は、ネジであってもよい。補強部には、前後方向に貫通するネジ穴が付勢部よりも横方向の外側に形成されていてもよい。第1前幕板には、前後方向に貫通する第1貫通孔が形成されていてもよい。折り返し部には、前後方向に貫通する第2貫通孔が形成されていてもよい。第2貫通孔の横方向の最大幅は、ネジ穴および第1貫通孔の横方向の最大幅よりも広くてもよい。第1貫通孔および第2貫通孔に通されたネジがネジ穴に螺合することに伴い、折り返し部がネジ穴、第1貫通孔、およびネジに対して横方向の外側に移動するように設けられていてもよい。
【0014】
上記前幕板構造体において、補強部は、ネジ穴を挟み、かつ第1前幕板の後面に接触する一対の脚部をさらに含んでいてもよい。
【0015】
上記前幕板構造体において、補強部は、一枚の板材により構成されていてもよい。
【0016】
上記前幕板構造体において、第1前幕板を構成する材料は、磁性材料であってもよい。上記前幕板構造体は、第2前幕板を後方に引っ張る磁力を発生させる磁性部材をさらに備えていてもよい。
【0017】
本発明に係るレンジフードは、上記前幕板構造体と、前幕板構造体よりも下方に配置されて排煙を捕集するフードとを備える。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、上記隙間の大きさのバラツキを低減できる前幕板構造体、およびレンジフードを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1】実施の形態に係るレンジフードを示す斜視図である。
図2図1に示される前幕板構造体および側方幕板を示す部分拡大斜視図である。
図3図1に示される前幕板構造体の背面図である。
図4図3に示される前幕板構造体の斜視断面図である。
図5図3に示される前幕板構造体の補強部が第1前幕板および第2前幕板に固定されている状態を示す部分拡大断面図である。
図6図5に示される前幕板構造体を示す部分拡大背面図である。
図7図3に示される前幕板構造体の補強部が第1前幕板および第2前幕板に固定されていない状態を示す部分拡大断面図である。
図8図7に示される前幕板構造体を示す部分拡大背面図である。
図9図3に示される前幕板構造体の補強部の第1変形例を示す斜視図である。
図10図9に示される補強部の側面図である。
図11図3に示される前幕板構造体の補強部の第2変形例を示す側面図である。
図12図3に示される前幕板構造体の補強部の第3変形例を示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。なお、以下の図面において同一または相当する部分には同一の参照番号を付し、その説明は繰返さない。
【0021】
<レンジフード100の構成>
本実施の形態に係るレンジフード100は、キッチンの室内に取り付けられる。レンジフード100は、キッチンに取り付けられた状態(以下、取付状態)において、捕集した排煙を室内から室外に至る排気路に排出する。以下では、上記取付状態での上下方向を上下方向Z、上記取付状態での前後方向を前後方向Y、上記取付状態での横方向を横方向Xとよぶ。横方向X、前後方向Y、および上下方向Zは、互いに直交している。前後方向Yの前とは、比較対象に対してレンジフード100の使用者側を向いた方向である。
【0022】
図1に示されるように、レンジフード100は、前幕板構造体10、フード20、ファン30、および一対の側方幕板40を備える。
【0023】
前幕板構造体10は、フード20よりも上方に配置され、ファン30よりも前方に配置されている。前幕板構造体10は、フード20よりも上方に形成されるレンジフード100の内部空間の前方を遮蔽する。
【0024】
図1図8に示されるように、前幕板構造体10は、第1前幕板1、第2前幕板2、補強部3(図3参照)、およびネジ4(図3参照)を含む。前幕板構造体10は、ネジ4によって補強部3が第1前幕板1および第2前幕板2に固定されている状態と、ネジ4によって補強部3が第1前幕板1および第2前幕板2に固定されていない状態と、を切り替え可能である。第2前幕板2は、上記固定されていない状態において、第1前幕板1に対して上下方向Zにスライドするように設けられている。これにより、前幕板構造体10の上下方向Zの長さは、可変である。図1図8に示される前幕板構造体10では、第1前幕板1が、第2前幕板2に対して上方にスライドしている。第2前幕板2の下端部は、フード20に固定されている。第1前幕板1の上端部は、上記取付状態においてキッチンの天井面に接続される。前幕板構造体10の詳細な構造は、後述する。
【0025】
フード20は、排煙を捕集する。前幕板構造体10は、フード20の前面よりも後方に配置されている。ファン30は、フード20よりも上方に形成されるレンジフード100の上記内部空間に配置されており、図示しないモータから供給される駆動力によって回転する。
【0026】
一対の側方幕板40は、フード20よりも上方に形成されるレンジフード100の上記内部空間の側方を遮蔽する。一対の側方幕板40は、横方向Xに互いに間隔を空けて配置されている。一対の側方幕板40は、前幕板構造体10よりも後方に配置されている。一対の側方幕板40の各々は、第1側方幕板41、第2側方幕板42、および図示しない固定部を含む。側方幕板40は、固定部によって第1側方幕板41と第2側方幕板42とが相対的に位置決めされた状態と、固定部によって第1側方幕板41と第2側方幕板42とが相対的に位置決めされていない状態と、を切り替え可能である。第2側方幕板42は、上記位置決めされていない状態において、第1側方幕板41に対して上下方向Zにスライドするように設けられている。これにより、側方幕板40の上下方向Zの長さは、可変である。側方幕板40の上下方向Zの長さは、例えば前幕板構造体10の上下方向Zの長さと等しくなるように調整される。
【0027】
<前幕板構造体10の構成>
上述のように、前幕板構造体10は、第1前幕板1、第2前幕板2、補強部3(図3参照)、および複数のネジ4(固定部、図3参照)を含む。
【0028】
図1図6に示されるように、第1前幕板1は、第1前板1A、一対の第1側板1B、および一対の第1後板1Cを含む。第1前板1Aは、一対の第1側板1Bおよび一対の第1後板1Cよりも前方に配置されている。一対の第1側板1Bは、第1前板1Aよりも後方であって一対の第1後板1Cよりも前方に配置されている。一対の第1後板1Cは、第1前板1Aおよび一対の第1側板1Bよりも後方に配置されている。一対の第1側板1Bは、横方向Xにおいて互いに間隔を空けて配置されている。一対の第1後板1Cは、横方向Xにおいて互いに間隔を空けて配置されている。
【0029】
各第1側板1Bの前後方向Yの前側端部は、第1前板1Aの横方向Xの各外側端部1A1に連なっている。各第1側板1Bの前後方向Yの後側端部は、各第1後板1Cの横方向Xの外側端部に連なっている。各第1後板1Cの横方向Xの内側端部は、第1前板1Aの横方向Xの各外側端部1A1よりも横方向Xの内側に配置されている。
【0030】
言い換えると、一対の第1側板1Bおよび一対の第1後板1Cは、第1前板1Aに対して後方に折り返された折り返し部を構成している。
【0031】
第1前板1Aは、前後方向Yの前方を向いている前面と、後方を向いている後面とを有している。各第1側板1Bは、横方向Xの外側を向いている外側面と、内側を向いている内側面とを有している。各第1側板1Bの内側面は、互い対向している。各第1後板1Cは、前後方向の前方を向いている前面と、後方を向いている後面とを有している。各第1後板1Cの前面は、第1前板1Aの後面と対向している。
【0032】
各第1後板1Cには、前後方向Yに貫通する複数の貫通孔1Dが形成されている。各貫通孔1Dは、上下方向Zに互いに間隔を空けて配置されている。各貫通孔1Dは、後述するネジ4の軸部が挿入されるように設けられている。各貫通孔1Dの平面形状は、例えば円形状である。各貫通孔1Dの上下方向Zおよび横方向Xの最大幅は、ネジ4の頭部の最大幅よりも狭い。
【0033】
図1図8に示されるように、第2前幕板2は、第2前板2A、一対の第2側板2B、および一対の第2後板2Cを含む。第2前板2Aは、一対の第2側板2Bおよび一対の第2後板2Cよりも前方に配置されている。一対の第2側板2Bは、第2前板2Aよりも後方であって一対の第2後板2Cよりも前方に配置されている。一対の第2後板2Cは、第2前板2Aおよび一対の第2側板2Bよりも後方に配置されている。一対の第2側板2Bは、横方向Xにおいて互いに間隔を空けて配置されている。一対の第2後板2Cは、横方向Xにおいて互いに間隔を空けて配置されている。
【0034】
各第2側板2Bの前後方向Yの前側端部は、第2前板2Aの横方向Xの各外側端部2A1に連なっている。各第2側板2Bの前後方向Yの後側端部は、各第2後板2Cの横方向Xの外側端部に連なっている。各第2後板2Cの横方向Xの内側端部2Eは、第2前板2Aの横方向Xの各外側端部2A1よりも横方向Xの内側に配置されている。
【0035】
言い換えると、一対の第2側板2Bおよび一対の第2後板2Cは、第2前板2Aに対して後方に折り返された折り返し部を構成している。
【0036】
第2前板2Aは、前後方向Yの前方を向いている前面と、後方を向いている後面とを有している。各第2側板2Bは、横方向Xの外側を向いている外側面と、内側を向いている内側面とを有している。各第2側板2Bの内側面は、互い対向している。各第2後板2Cは、前後方向の前方を向いている前面と、後方を向いている後面とを有している。各第2後板2Cの前面は、第2前板2Aの後面と対向している。
【0037】
各第2後板2Cには、前後方向Yに貫通する貫通孔2Dが形成されている。各貫通孔2Dの少なくとも一部は、横方向Xに沿って延びている。各貫通孔2Dは、ネジ4の軸部が挿入されるように設けられている。各貫通孔2Dの横方向Xの最大幅は、各貫通孔1Dの横方向Xの最大幅よりも広い。各貫通孔2Dの横方向Xの最大幅は、ネジ4の頭部の最大幅よりも広い。各貫通孔2Dの上下方向Zの最大幅は、ネジ4の頭部の最大幅よりも狭い。
【0038】
貫通孔2Dは、上下方向Zに沿って延びている部分を有していてもよい。貫通孔2Dの平面形状は、L字形状であってもよい。この場合、貫通孔2Dは、上下方向Zに間隔を空けて配置されている2つの貫通孔1Dと重なるように設けられている。
【0039】
図2図6に示されるように、第2前幕板2の第2前板2A、一対の第2側板2B、および一対の第2後板2Cは、第1前幕板1の第1前板1A、一対の第1側板1B、および一対の第1後板1Cを囲むように設けられている。第2前幕板2の第2前板2Aは、第1前幕板1の第1前板1Aよりも前後方向Yの前方に配置されている。第2前幕板2の各第2側板2Bは、第1前幕板1の各第1側板1Bよりも横方向Xの外側に配置されている。第2前幕板2の第2後板2Cは、第1前幕板1の第1後板1Cよりも前後方向Yの後方に配置されている。言い換えると、第2前幕板2の上記折り返し部は、第1前幕板1の上下方向の移動をガイドするように設けられている。
【0040】
第2前板2Aの前面は、前幕板構造体10における最前面である。第2前板2Aの前面の全体は、第1前幕板1と第2前幕板2との相対的な位置関係によらず、前幕板構造体10において常に表出する。第1前板1Aの前面の上方に位置する一部は、前幕板構造体10において表出する。第1前板1Aの前面の残部は、前幕板構造体10において表出せず、第2前板2Aの後面と対向する。
【0041】
各第2側板2Bの外側面は、前幕板構造体10における最外側面である。第2側板2Bの外側面の全体は、第1前幕板1と第2前幕板2との相対的な位置関係によらず、前幕板構造体10において常に表出する。各第1側板1Bの外側面の上方に位置する一部は、前幕板構造体10において表出する。各第1側板1Bの外側面の残部は、前幕板構造体10において表出せず、第2側板2Bの内側面と対向する。
【0042】
第1前幕板1および第2前幕板2の各々は、例えば曲げ加工が施された1枚の板材により構成されている。第1前幕板1および第2前幕板2を構成する材料は、例えば金属材料を含む。
【0043】
補強部3は、第1前幕板1および第2前幕板2を補強する。補強部3は、第1前板1Aおよび第2前板2Aの各々よりも高い剛性を有するように設けられている。
【0044】
図4に示されるように、補強部3は、例えば、第1板部3A、第2板部3B、および第3板部3Cを含む。第1板部3Aおよび第3板部3Cの各々は、第2板部3Bに対して逆方向に折り曲げられた構造を有している。補強部3は、例えば1枚の板材が折り曲げられた構造を有している。第1板部3Aは、第3板部3Cよりも上方かつ前方に配置されている。
【0045】
補強部3は、第1前幕板1の第1前板1Aおよび第2前幕板2の第2前板2Aの各々と前後方向Yに重なるように配置されている。補強部3は、前後方向Yにおいて、第2前幕板2の第2前板2Aの後面と第2後板2Cの前面との間であって、かつ第1前幕板1の第1前板1Aの後面と第1後板1Cの前面との間に配置されている。
【0046】
第1板部3Aの前面は、例えば第1前板1Aの後面と接触するように設けられている。第3板部3Cの後面は、例えば第1後板1Cの前面と接触するように設けられている。第1板部3A、第2板部3B、および第3板部3Cの各々の横方向Xの両端面は、例えば各第1側板1Bの内側面と接触するように設けられている。
【0047】
第3板部3Cには、前後方向Yに貫通した少なくとも2つのネジ穴3Dが形成されている。各ネジ穴3Dは、ネジ4の軸部が螺合するように設けられている。各ネジ穴3Dは、後述する付勢部3Eよりも横方向Xの外側に形成されている。各ネジ穴3Dは、1つの貫通孔1Dおよび1つの貫通孔2Dと前後方向Yに重なるように設けられている。各ネジ穴3Dの孔径は、各貫通孔1Dの横方向Xの最大幅以下であり、各貫通孔2Dの横方向Xの最大幅未満である。
【0048】
貫通孔2Dおよび貫通孔1Dに通されたネジ4がネジ穴3Dに螺合することにより、補強部3が第1前幕板1および第2前幕板2に固定される。
【0049】
補強部3は、補強部3がネジ4によって第1前幕板1および第2前幕板2に固定されることに伴い、第2後板2Cの内側端部2Eを横方向Xの外側に付勢する付勢部3Eを含む。付勢部3Eは、補強部3の第3板部3Cから後方に突出している。
【0050】
付勢部3Eは、横方向Xの外側に向かうにつれて前方に向かうように傾斜している傾斜部3Gを含む。言い換えると、傾斜部3Gは、横方向Xの内側に向かうにつれて、後方に突出するように傾斜している。
【0051】
傾斜部3Gは、例えば第3板部3Cの一部が切り起こされることにより、形成されている。この場合、第3板部3Cには、傾斜部3Gが切り起こされたことによって貫通孔3Fが形成されている。
【0052】
傾斜部3Gは、上記固定されていない状態から上記固定されている状態に切り替えられる際に、第2後板2Cの内側端部2Eを前後方向Yの前方かつ横方向Xの外側に案内するように設けられている。言い換えると、傾斜部3Gは、上記固定されていない状態から上記固定されている状態に切り替えられる際に、第2後板2Cを第1前幕板1、補強部3、およびネジ4に対して横方向Xの外側に相対的に移動させるように設けられている。さらに異なる観点から言えば、前幕板構造体10は、第1前幕板1および第2前幕板2がネジ4により補強部3に固定されることに伴い、第2後板2Cの内側端部2Eが傾斜部3G上をスライドするように設けられている。つまり、前幕板構造体10は、上記固定されている状態と上記固定されていない状態とが切り替えられることに伴い、第2前幕板2が変形するように設けられている。第2前幕板2の変形については、後述する。
【0053】
図5に示されるように、傾斜部3Gは、例えば上下方向Zから視て直線状に延びている。図6に示されるように、傾斜部3Gは、例えば平面により構成された傾斜面を有している。なお、傾斜部3Gは、上下方向Zから視て曲線状に延びていてもよい。上下方向Zから視た傾斜部3Gの曲率中心は、傾斜部3Gよりも後方に位置していてもよい。上下方向Zから視た傾斜部3Gの曲率中心は、傾斜部3Gよりも前方に位置していてもよい。傾斜部3Gは、例えば曲面により構成された傾斜面を有していてもよい。
【0054】
付勢部3Eは、傾斜部3Gよりも前後方向Yの前方に配置された根元部3Hをさらに含む。根元部3Hの横方向Xの外側端部は、傾斜部3Gの横方向Xの外側端部と連なり、かつ前後方向Yに沿って延びている。根元部3Hの前後方向Yの幅は、第1後板1Cおよび第2後板2Cの各々の厚み(前後方向Yの幅)の和よりも広い。
【0055】
ネジ4は、ネジ山が形成されている軸部と、軸部の一端に接続されている頭部とを有する。ネジ4の上記軸部は、前後方向Yに重なるように配置された貫通孔1Dおよび貫通孔2Dに挿通され、かつネジ穴3Dと螺合するように設けられている。
【0056】
<第2前幕板2の変形>
次に、図5および図6に示されるネジ4によって補強部3が第1前幕板1および第2前幕板2に固定されている第1状態と、図7および図8に示されるネジ4によって補強部3が第1前幕板1および第2前幕板2に適切に固定されていない第2状態との対比に基づいて、第2前幕板2の変形の態様を説明する。
【0057】
前幕板構造体10では、上記第2状態から上記第1状態に切り替えられることにより、第2前幕板2が変形する。上記第2状態から上記第1状態への切り替えは、レンジフード100がキッチンに取り付けられるときに、取付作業者によって実現される。つまり、前幕板構造体10の第2前幕板2の変形は、レンジフード100の取付時に実現される。
【0058】
図7および図8に示されるように、第2状態では、第2前幕板2は、付勢部3Eによって付勢されていない。第2状態での第2前幕板2の形状は、前幕板構造体10の製造方法での最終工程後の形状である。前幕板構造体10の製造方法は、第2前幕板2の第2前板2Aに所定の反り量を与える工程を備えない。
【0059】
図7に示されるように、第2状態では、第2前板2Aは、第1前板1Aと前後方向Yに間隔を空けて配置されている。第2状態での第2前板2Aと第1前板1Aとの間の前後方向Yの間隔L7は、例えば横方向Xの位置によらず一定である。なお、上記第2状態において、第1前板1Aおよび第2前板2Aの各々は、湾曲していてもよい。
【0060】
各第2側板2Bは、前後方向Yに沿って延びている。第2側板2Bの前方端部および第2側板2Bの後方端部は、前後方向Yに並んで配置されている。各第2側板2Bの内側面は、例えば各第1側板1Bの外側面と接触している。
【0061】
各第2後板2Cは、各第1後板1Cと前後方向Yに間隔を空けて配置されている。第2後板2Cと第1後板1Cとの間の前後方向Yの間隔L8は、上記間隔L7よりも長い。
【0062】
図8に示されるように、第2後板2Cの横方向Xの最大幅W1は、第1後板1Cの横方向Xの最大幅W2よりも広い。第2状態では、第2後板2Cの内側端部2Eは、第1後板1Cの内側端部よりも横方向Xの内側に配置される。第2後板2Cの内側端部2Eと第1後板1Cの内側端部との間の横方向Xの距離は、例えば傾斜部3Gの横方向Xの長さL4に等しい。
【0063】
図7および図8に示されるように、第2状態では、第2後板2Cの内側端部2Eは、傾斜部3Gと接触している。内側端部2Eは、傾斜部3Gの中央部よりも前後方向Yの後方かつ横方向Xの内側に位置する部分と接触している。内側端部2Eは、例えば傾斜部3Gの前後方向Yの後方かつ横方向Xの内側に位置する端部と接触している。第1後板1Cの内側端部は、根元部3Hと接触している。
【0064】
第2後板2Cに形成された各貫通孔2Dのうち横方向Xの外側に位置する部分は、第1後板1Cに形成された貫通孔1D、および補強部3の第3板部3Cに形成されたネジ穴3Dと前後方向Yに重なるように配置される。図7および図8に示されるように、ネジ4の軸部は、第2後板2Cの後方から、貫通孔2D、貫通孔1D、およびネジ穴3Dに順に挿入され得る。ネジ4の軸部は、貫通孔2Dのうち横方向Xの外側に位置する部分に通される。
【0065】
傾斜部3Gの横方向Xの長さL4は、貫通孔2Dの横方向Xの最大幅よりも短い。上記長さL4は、例えば、貫通孔2Dに通されたネジ4が貫通孔2D内を横方向Xに相対的に移動できる距離L5(貫通孔2Dの横方向Xの最大幅からネジ4の軸部の外径を除いた長さ)と等しい。
【0066】
傾斜部3Gの前後方向Yの長さL6は、第2後板2Cと第1後板1Cとの間の前後方向Yの間隔L8よりも短い。上記間隔L8は、上記長さL6と、第1後板1Cおよび第2後板2Cの各々の厚み(前後方向Yの幅)との和と同等、あるいはそれよりも長い。上記長さL6は、例えば第2前板2Aと第1前板1Aとの間の前後方向Yの間隔L7よりも長い。
【0067】
図5および図6に示されるように、第1状態では、第2前幕板2は、付勢部3Eによって付勢されている。第1状態での第2前幕板2は、第2状態での第2前幕板2に対して変形している。第1状態での第2前板2Aは、湾曲している。第2前板2Aの横方向Xの中央部は、第2前板2Aの横方向Xの外側端部2A1よりも後方に配置されている。つまり、第2前板2Aは、後方に反っている。
【0068】
図5に示されるように、第1状態での第2前板2Aの中央部は、第2状態での第2前板2Aの中央部よりも後方に配置されている。第1状態での第2前板2Aの外側端部2A1は、例えば第2状態での第2前板2Aの外側端部2A1よりも前方に配置されている。
【0069】
図5に示されるように、第1状態での第2前板2Aおよび第1前板1Aの前後方向Yの間隔は、横方向Xの外側から内側に向かうにつれて、徐々に短くなっている。第1状態での第2前板2Aおよび第1前板1Aの各中央部の前後方向Yの間隔L1は、第2状態での第2前板2Aと第1前板1Aとの間の前後方向Yの間隔L7よりも狭い。外側端部2A1よりも内側に位置する第2前板2Aの広い領域で、第1前板1Aとの前後方向Yの間隔が上記間隔L7よりも狭められている。第1前板1Aとの前後方向Yの間隔が上記間隔L7よりも狭められている第2前板2Aの領域の横方向Xの長さは、例えば第2前板2Aの横方向Xの全長の70%以上であり、好ましくは80%以上であり、より好ましくは90%以上である。
【0070】
なお、第1状態では、第2前板2Aの後面は第1前板1Aの前面と接触していてもよい。言い換えると、第1状態での第2前板2Aおよび第1前板1Aの各中央部の前後方向Yの間隔L1は、ゼロであってもよい。
【0071】
図5に示されるように、第1状態では、各第2側板2Bは、前後方向Yおよび横方向Xの各々に対して傾斜している。第2側板2Bの後方端部は、第2側板2Bの前方端部よりも横方向Xの外側に配置されている。各第2側板2Bは、例えば各第1側板1Bと接触していない。第1状態での各第2側板2Bと第2前板2Aとが成す角度は、第2状態での各第2側板2Bと第2前板2Aとが成す角度よりも大きく、鈍角である。第1状態での各第2側板2Bと各第2後板2Cとが成す角度は、第2状態での各第2側板2Bと各第2後板2Cとが成す角度よりも小さく、鋭角である。
【0072】
図5に示されるように、第1状態では、各第2後板2Cの前面は、各第1後板1Cの後面と接触している。第1状態では、第2後板2Cの内側端部2Eは、第1後板1Cの内側端部と前後方向Yに重なるように配置されており、根元部3Hと接触している。
【0073】
第2側板2Bの後方端部の内側面と第1側板1Bの後方端部の外側面との横方向Xの間隔L3は、上記第2状態から上記第1状態に切り替えられる際に第2後板2Cの内側端部2Eが横方向Xに移動した距離に等しい。
【0074】
各ネジ4の軸部は、貫通孔2Dのうち横方向Xの内側に位置する部分に通されている。言い換えると、第2状態から第1状態に切り替えられる際に、第2後板2Cおよび貫通孔2Dは、ネジ4に対して横方向Xの外側に相対的に移動している。
【0075】
図7および図8に示される上記第2状態の複数のネジ4が締められることにより、補強部3が第1前幕板1および第2前幕板2に固定される。さらに複数のネジ4が締められることに伴い、第2後板2Cの内側端部2Eが傾斜部3G上をスライドし、第2後板2Cは横方向Xの外側に付勢される。これにより、第2前板2Aが第2側板2Bを介して前後方向Yの後方に付勢される。その結果、図5および図6に示されるように、第2前幕板2は変形し、第2前板2Aは後方に反る。
【0076】
<前幕板構造体10およびレンジフード100の効果>
前幕板構造体10では、補強部3が第1前幕板1および第2前幕板2に固定される(第2状態から第1状態に切り替えられる)ことに伴い、第2前幕板2の第2前板2Aが後方に反る。そのため、上記第1状態に実現される上記距離L1は、上記第2状態に実現される上記距離L7よりも短くなる。第2状態から第1状態への切り替えは、レンジフード100の取付時に実現される。これにより、前幕板構造体10の上下方向Zの長さを調整する際に、第2前幕板2と第1前幕板1との擦れ合いが抑制されている。さらに、上記取付状態において、レンジフード100の外観品質は、第2前板2Aと第1前板1Aとの間の隙間を理由として損なわれず、埃などの異物は上記隙間からレンジフード100の内部に侵入しにくい。
【0077】
さらに、前幕板構造体10での第2前板2Aの反り量は、第2状態での前幕板構造体10の各部、特に付勢部3E、の寸法によって決まる。第2状態での前幕板構造体10の各部の寸法のバラツキは、第2前幕板2の製造時に第2前板に所定の反り量を与える場合の当該反り量のバラツキと比べて、容易に低減され得る。その結果、前幕板構造体10の第2前板2Aと第1前板1Aとの間の上記距離L1のバラツキは、当該距離が第2前幕板の製造時に第2前板の反り量として調整される場合と比べて、低減され得る。
【0078】
また、前幕板構造体10の製造方法では、第2前板2Aの反り量を調整する工程が不要とされる。さらに、付勢部3Eを形成するための工数は、第2前板2Aに所定の反り量を与えるための工数よりも少なくて済む。その結果、前幕板構造体10の製造工数は、第2前板に所定の反り量を与える工程を備える前幕板構造体の製造工数と比べて、削減され得る。
【0079】
<変形例>
なお、上記第2状態において、第1前板1Aおよび第2前板2Aの各々は、湾曲していてもよい。第1前板1Aおよび第2前板2Aの各々は、例えば曲げ加工に伴う残留応力によって湾曲していてもよい。このような場合、第2状態での前幕板構造体10の各部の寸法、特に付勢部3Eの寸法は、第2状態での第1前板1Aおよび第2前板2Aの各々の湾曲の程度を考慮して、設定されるのが好ましい。
【0080】
図9および図10に示されるように、補強部3は、第3板部3Cを挟んで第2板部3Bと対向するように配置された第4板部3Iをさらに含んでいてもよい。第2板部3Bおよび第4板部3Iは、ネジ穴3Dを挟むように設けられている。付勢部3Eは、例えば前後方向Yに第4板部3Iと連なるように設けられている。第4板部3Iの前後方向Yの幅は、例えば第2板部3Bの前後方向Yの幅よりも短い。
【0081】
図11に示されるように、第4板部3Iの前後方向Yの幅は、例えば第2板部3Bの前後方向Yの幅と等しくてもよい。この場合、第2板部3Bおよび第4板部3Iは、第1前幕板1の後面に接触する一対の脚部を構成している。
【0082】
このようにすれば、取付作業者が、上記取付状態での前後方向Yが上下方向とされ、上記取付状態での上下方向Zおよび横方向Xが水平方向とされた状態で、貫通孔1D、貫通孔2D、およびネジ穴3Dに通されたネジ4を締める際に、補強部3は自立する。その結果、ネジ締め作業が容易となる。
【0083】
図12に示されるように、補強部3には、第2前幕板2を後方に引っ張る磁力を発生させる磁性部材5が固定されていてもよい。言い換えると、前幕板構造体10は、補強部3の前方に固定されており、かつ第2前幕板2を後方に引っ張る磁力を発生させる磁性部材5をさらに備えていてもよい。磁性部材5は、例えば永久磁石である。磁性部材5は、例えば補強部3の第1板部3Aに固定されている。磁性部材5は、少なくとも第2前板2Aの横方向Xの中央部と前後方向Yに重なる領域に配置されている。磁性部材5を備える前幕板構造体10では、磁性部材5を備えない前幕板構造体10と比べて、上記距離L1がさらに短くされ得る。
【0084】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【符号の説明】
【0085】
1 第1前幕板、1A 第1前板、1A1,2A1 外側端部、1B 第1側板、1C 第1後板、1D,2D,3F 貫通孔、2 第2前幕板、2A 第2前板、2B 第2側板、2C 第2後板、2E 内側端部、3 補強部、3A 第1板部、3B 第2板部、3C 第3板部、3D ネジ穴、3E 付勢部、3G 傾斜部、3H 根元部、3I 第4板部、4 ネジ、5 磁性部材、10 前幕板構造体、20 フード、30 ファン、40 側方幕板、41 第1側方幕板、42 第2側方幕板、100 レンジフード。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12