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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022099759
(43)【公開日】2022-07-05
(54)【発明の名称】画像形成装置
(51)【国際特許分類】
   G03G 21/18 20060101AFI20220628BHJP
   G03G 21/16 20060101ALI20220628BHJP
   G03G 15/08 20060101ALI20220628BHJP
【FI】
G03G21/18 160
G03G21/16 120
G03G21/16 171
G03G21/16 176
G03G15/08 341
G03G15/08 362
G03G15/08 390A
【審査請求】未請求
【請求項の数】12
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020213743
(22)【出願日】2020-12-23
(71)【出願人】
【識別番号】000005267
【氏名又は名称】ブラザー工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100116034
【弁理士】
【氏名又は名称】小川 啓輔
(74)【代理人】
【識別番号】100144624
【弁理士】
【氏名又は名称】稲垣 達也
(72)【発明者】
【氏名】王 裕ブン
【テーマコード(参考)】
2H077
2H171
【Fターム(参考)】
2H077AA03
2H077AB04
2H077AB12
2H077AC02
2H077AD06
2H077BA01
2H077BA10
2H077EA03
2H171FA01
2H171FA02
2H171FA03
2H171FA04
2H171FA09
2H171FA13
2H171FA14
2H171GA01
2H171HA08
2H171HA22
2H171JA06
2H171JA07
2H171JA23
2H171JA29
2H171JA39
2H171JA40
2H171KA03
2H171KA04
2H171KA12
2H171KA17
2H171LA03
2H171LA05
2H171LA08
2H171LA13
2H171QA04
2H171QB32
2H171QB38
2H171QB52
2H171QB55
2H171SA10
2H171SA22
2H171SA26
2H171WA02
2H171WA07
2H171WA12
(57)【要約】
【課題】本体筐体の大型化を抑制するとともに、印字品質の低下を抑制すること。
【解決手段】画像形成装置は、本体筐体と、第1トナーカートリッジと、ドラムユニットを備える。本体筐体は、第1モータM1と第2モータM2を有する。ドラムユニットは、本体筐体に装着可能であり、第1トナーカートリッジが装着可能なドラムフレームと、第1感光体ドラムと、第1感光体ドラムに駆動力を伝達する第1ドラムカップリングと、第1トナーカートリッジに駆動力を伝達する第1中継カップリングを有する。本体筐体は、第1感光体ドラムに向けてシートを搬送する搬送ローラであって、第2モータの駆動力によって回転可能な搬送ローラを有する。第1ドラムカップリングは、第1モータM1の駆動力がドラム駆動カップリングC4から伝達されて回転する。第1中継カップリングは、第2モータM2の駆動力が本体ギヤGEから伝達されて回転する。
【選択図】図16
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1モータ、および、第2モータを有する本体筐体と、
トナーを収容する第1トナーカートリッジと、
前記本体筐体に対して第1方向に装着可能なドラムユニットであって、
前記第1トナーカートリッジが装着可能なドラムフレームと、
第2方向に延びる第1ドラム軸について回転可能な第1感光体ドラムと、
前記第1感光体ドラムに駆動力を伝達するための第1ドラムカップリングと、
前記第1トナーカートリッジに駆動力を伝達するための第1中継カップリングと、
を有するドラムユニットと、を備え、
前記本体筐体は、前記第1感光体ドラムに向けてシートを搬送するための搬送ローラであって、前記第2モータの駆動力によって、前記第2方向に延びる搬送軸について回転可能な搬送ローラを有し、
前記第1ドラムカップリングは、前記第1モータの駆動力によって、前記第2方向に延びる第1ドラムカップリング軸について前記第1感光体ドラムとともに回転可能であり、
前記第1中継カップリングは、前記第2モータの駆動力によって、前記第2方向に延びる第1中継軸について回転可能であることを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
前記第1トナーカートリッジは、前記第1中継カップリングを介して、前記第2モータの駆動力が伝達され、前記第2方向に延びる第1アジテータ軸について回転可能な第1アジテータを有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記ドラムユニットは、前記本体筐体内に位置する収容位置と、前記本体筐体から引き出された引き出し位置との間で前記第1方向に移動可能であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記ドラムユニットは、
前記第1トナーカートリッジからトナーが供給される第1現像ユニットであって、
前記第2方向に延びる第1現像軸について回転可能な第1現像ローラと、
第1現像ローラに駆動力を伝達するための第1現像カップリングと、を含む第1現像ユニットを有し、
前記第1現像カップリングは、前記第2モータの駆動力によって、前記第2方向に延びる第1現像カップリング軸について回転可能であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記第1現像ローラは、前記第1感光体ドラムの表面と向かい合う磁気ローラであり、
前記第1現像ユニットは、
キャリアを収容する第1現像容器であって、前記第1トナーカートリッジからトナーが補給されることを許容する第1補給口を有する第1現像容器を備えることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記第1現像ユニットは、
前記第1現像容器内に位置する第1オーガであって、前記第1トナーカートリッジから前記第1現像容器に補給されたトナー、および、前記第1現像容器に収容されたキャリアを搬送する第1オーガであり、前記第2方向に延びる第1オーガ軸について回転可能な第1オーガを有し、
前記第1現像カップリングは、前記第1オーガに駆動を伝達することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
【請求項7】
トナーを収容する第2トナーカートリッジであって、前記ドラムフレームに装着可能な第2トナーカートリッジを備え、
前記ドラムユニットは、
前記第2トナーカートリッジからトナーが供給される第2現像ユニットであって、
前記第2方向に延びる第2現像軸について回転可能な第2現像ローラと、
前記第2現像ローラに駆動力を伝達するための第2現像カップリングと、を含む第2現像ユニットを有し、
前記第2現像カップリングは、前記第1モータの駆動力によって、前記第2方向に延びる第2現像カップリング軸について回転可能であることを特徴とする請求項4から請求項6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記第1トナーカートリッジは、ブラックのトナーを収容し、
前記第2トナーカートリッジは、マゼンタ、シアン、または、イエローのトナーを収容することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記ドラムユニットは、
前記第2方向に延びる第2ドラム軸について回転可能な第2感光体ドラムと、
前記第2感光体ドラムに駆動力を伝達するための第2ドラムカップリングと、を有し、
前記第2ドラムカップリングは、前記第1モータの駆動力によって、前記第2方向に延びる第2ドラムカップリング軸について前記第2感光体ドラムとともに回転可能であることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記第1感光体ドラムから搬送されたシートにトナー像を定着させる定着ローラを備え、
前記定着ローラは、前記第2モータの駆動力によって、前記第2方向に延びる定着軸について回転可能であることを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項11】
前記定着ローラから搬送されたシートを前記本体筐体の外に排出する排出ローラを備え、
前記排出ローラは、前記第2モータの駆動力によって、前記第2方向に延びる排出軸について回転可能であることを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
【請求項12】
前記第1トナーカートリッジは、
前記第1中継カップリングから駆動力が入力される第1トナーカップリングを備え、
前記第1中継カップリングは、前記第1トナーカップリングに接続される第1中継接続位置と、前記第1トナーカップリングから離間した第1中継離間位置との間で前記第2方向に移動可能であり、
前記ドラムユニットを前記引き出し位置から前記収容位置に移動させる過程において、前記第1中継カップリングは、前記第1中継離間位置から前記第1中継接続位置に移動し、
前記ドラムユニットを前記収容位置から前記引き出し位置に移動させる過程において、前記第1中継カップリングは、前記第1中継接続位置から前記第1中継離間位置に移動することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、本体筐体に装着可能なドラムユニットを備える画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、画像形成装置として、本体筐体と、感光ドラムを有するドラムユニットであって、本体筐体内の収容位置と、本体筐体外の引出位置との間で移動可能なドラムユニットと、ドラムユニットに着脱可能なトナーカートリッジとを備えるものが知られている。本体筐体は、感光ドラムに向けて用紙を搬送するための搬送ローラと、第1モータと、第1モータの駆動力が伝達される駆動ギヤとを有する。ドラムユニットは、ドラムユニットが本体筐体に装着された状態において、駆動ギヤと噛み合う伝達ギヤを有する。伝達ギヤは、ドラムユニットにトナーカートリッジが装着された状態において、トナーカートリッジに駆動力を伝達する(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2011-257488号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1には、搬送ローラおよび感光ドラムに、どのように駆動が伝達されるのかについて、開示されていない。
搬送ローラおよび感光ドラムへの駆動の伝達構造として、たとえば、本体筐体が、第1モータに加え、搬送ローラを駆動するための第2モータと、感光ドラムを駆動するための第3モータとを有する構造が考えられる。しかし、この場合、モータの数が多くなるため、本体筐体のサイズが大きくなってしまう可能性があった。
一方、第1モータが、搬送ローラおよび感光ドラムを駆動させる構造も考えられる。具体的には、本体筐体が、第1モータの駆動力を駆動ギヤに伝達する第1ギヤと、第1モータの駆動力を搬送ローラに伝達する第2ギヤと、第1モータの駆動力を感光ドラムに伝達する第3ギヤとを有する構造も考えられる。しかし、この場合、駆動ギヤや伝達ギヤ等のトナーカートリッジに駆動力を伝達する部材または搬送ローラの駆動による振動が、第1モータを介して、感光ドラムに伝達されてしまい、印字品質が低下してしまう可能性がある。
【0005】
そこで、本開示は、本体筐体のサイズが大きくなることを抑制するとともに、トナーカートリッジに駆動力を伝達する部材および搬送ローラの回転による振動が、モータを介して、感光ドラムに伝達されてしまい、印字品質が低下してしまうことを抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するため、本発明に係る画像形成装置は、本体筐体と、第1トナーカートリッジと、ドラムユニットと、を備える。
前記本体筐体は、第1モータ、および、第2モータを有する。
前記第1トナーカートリッジは、トナーを収容する。
前記ドラムユニットは、前記本体筐体に対して第1方向に装着可能である。前記ドラムユニットは、前記第1トナーカートリッジが装着可能なドラムフレームと、第2方向に延びる第1ドラム軸について回転可能な第1感光体ドラムと、前記第1感光体ドラムに駆動力を伝達するための第1ドラムカップリングと、前記第1トナーカートリッジに駆動力を伝達するための第1中継カップリングと、を有する。
前記本体筐体は、前記第1感光体ドラムに向けてシートを搬送するための搬送ローラであって、前記第2モータの駆動力によって、前記第2方向に延びる搬送軸について回転可能な搬送ローラを有する。
前記第1ドラムカップリングは、前記第1モータの駆動力によって、前記第2方向に延びる第1ドラムカップリング軸について前記第1感光体ドラムとともに回転可能である。
前記第1中継カップリングは、前記第2モータの駆動力によって、前記第2方向に延びる第1中継軸について回転可能である。
【0007】
この構成によれば、トナーカートリッジに駆動力を伝達する部材である中継カップリングを、搬送ローラを駆動するモータと同じモータで駆動させることで、専用モータを持たせることなく、中継カップリングを駆動させることができるので、本体筐体のサイズが大きくなることを抑制することができる。さらに、感光体ドラムの駆動には、別のモータ(専用モータ)を設けることで、搬送ローラや中継カップリングの駆動による振動がモータを介して感光体ドラムに伝わり難くなり、搬送ローラおよび中継カップリングの駆動と感光体ドラムの駆動を同一モータで行う場合に比べ、印字品質を向上させることができる。
【0008】
また、前記第1トナーカートリッジは、前記第1中継カップリングを介して、前記第2モータの駆動力が伝達され、前記第2方向に延びる第1アジテータ軸について回転可能な第1アジテータを有していてもよい。
【0009】
また、前記ドラムユニットは、前記本体筐体内に位置する収容位置と、前記本体筐体から引き出された引き出し位置との間で前記第1方向に移動可能であってもよい。
【0010】
また、前記ドラムユニットは、前記第1トナーカートリッジからトナーが供給される第1現像ユニットを有していてもよい。
前記第1現像ユニットは、前記第2方向に延びる第1現像軸について回転可能な第1現像ローラと、第1現像ローラに駆動力を伝達するための第1現像カップリングと、を含んでいてもよい。
前記第1現像カップリングは、前記第2モータの駆動力によって、前記第2方向に延びる第1現像カップリング軸について回転可能であってもよい。
【0011】
また、前記第1現像ローラは、前記第1感光体ドラムの表面と向かい合う磁気ローラであり、前記第1現像ユニットは、キャリアを収容する第1現像容器であって、前記第1トナーカートリッジからトナーが補給されることを許容する第1補給口を有する第1現像容器を備えていてもよい。
【0012】
また、前記第1現像ユニットは、前記第1現像容器内に位置する第1オーガであって、前記第1トナーカートリッジから前記第1現像容器に補給されたトナー、および、前記第1現像容器に収容されたキャリアを搬送する第1オーガであり、前記第2方向に延びる第1オーガ軸について回転可能な第1オーガを有していてもよい。
前記第1現像カップリングは、前記第1オーガに駆動を伝達してもよい。
【0013】
また、前記画像形成装置は、トナーを収容する第2トナーカートリッジであって、前記ドラムフレームに装着可能な第2トナーカートリッジを備えていてもよい。
前記ドラムユニットは、前記第2トナーカートリッジからトナーが供給される第2現像ユニットを有していてもよい。
前記第2現像ユニットは、前記第2方向に延びる第2現像軸について回転可能な第2現像ローラと、前記第2現像ローラに駆動力を伝達するための第2現像カップリングと、を含んでいてもよい。
前記第2現像カップリングは、前記第1モータの駆動力によって、前記第2方向に延びる第2現像カップリング軸について回転可能であってもよい。
【0014】
また、前記第1トナーカートリッジは、ブラックのトナーを収容し、前記第2トナーカートリッジは、マゼンタ、シアン、または、イエローのトナーを収容してもよい。
【0015】
また、前記ドラムユニットは、前記第2方向に延びる第2ドラム軸について回転可能な第2感光体ドラムと、前記第2感光体ドラムに駆動力を伝達するための第2ドラムカップリングと、を有していてもよい。
前記第2ドラムカップリングは、前記第1モータの駆動力によって、前記第2方向に延びる第2ドラムカップリング軸について前記第2感光体ドラムとともに回転可能であってもよい。
【0016】
また、前記画像形成装置は、前記第1感光体ドラムから搬送されたシートにトナー像を定着させる定着ローラを備えていてもよい。
前記定着ローラは、前記第2モータの駆動力によって、前記第2方向に延びる定着軸について回転可能であってもよい。
【0017】
また、前記画像形成装置は、前記定着ローラから搬送されたシートを前記本体筐体の外に排出する排出ローラを備えていてもよい。
前記排出ローラは、前記第2モータの駆動力によって、前記第2方向に延びる排出軸について回転可能であってもよい。
【0018】
また、前記第1トナーカートリッジは、前記第1中継カップリングから駆動力が入力される第1トナーカップリングを備えていてもよい。
前記第1中継カップリングは、前記第1トナーカップリングに接続される第1中継接続位置と、前記第1トナーカップリングから離間した第1中継離間位置との間で前記第2方向に移動可能であってもよい。
前記ドラムユニットを前記引き出し位置から前記収容位置に移動させる過程において、前記第1中継カップリングは、前記第1中継離間位置から前記第1中継接続位置に移動し、前記ドラムユニットを前記収容位置から前記引き出し位置に移動させる過程において、前記第1中継カップリングは、前記第1中継接続位置から前記第1中継離間位置に移動してもよい。
【発明の効果】
【0019】
本開示によれば、本体筐体のサイズが大きくなることを抑制するとともに、トナーカートリッジに駆動力を伝達する部材および搬送ローラの回転による振動が、モータを介して、感光ドラムに伝達されてしまい、印字品質が低下してしまうことを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1】本実施形態のカラープリンタを示す断面図である。
図2】ドラムユニットが引き出し位置に位置する状態を示す断面図である。
図3】トナーカートリッジが装着されたドラムユニットを示す断面図である。
図4】サイドフレームとドラムユニットの関係を示す斜視図である。
図5】ドラムユニットと各ガイドレールの関係を示す斜視図である。
図6】ドラムユニットと各ガイドレールの関係を示す斜視図(a)と、トナーカートリッジを示す斜視図(b)である。
図7】中継ジョイントとトナーカップリングの関係を示す断面図である。
図8】ホルダが保持位置に位置する状態を示す断面図(a)と、ホルダが許容位置に位置する状態を示す断面図(b)である。
図9】ドラムユニットの各中継ギヤ周りの構造を示す斜視図である。
図10】各中継ギヤと各駆動ギヤの関係を示す断面図である。
図11】第1ガイドローラと各孔の関係を示す断面図である。
図12】カバーが開位置に位置するときの現像駆動カップリング等の状態を示す斜視図である。
図13】カバーが閉位置に位置するときの現像駆動カップリング等の状態を示す斜視図である。
図14】カムと各駆動ギヤとの関係を示す斜視図である。
図15】カムが第1カム位置に位置するときの各駆動ギヤと各本体ギヤの状態を示す側面図(a)と、カムが第2カム位置に位置するときの各駆動ギヤと各本体ギヤの状態を示す側面図(b)である。
図16】各モータの駆動力を各部材に伝達するための構造を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
次に、本開示の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
図1に示すように、画像形成装置の一例としてのカラープリンタ1は、本体筐体10と、シート供給部20と、画像形成部30と、排出部90とを備えている。
【0022】
本体筐体10は、開口10Aと、カバー11とを有している。開口10Aは、後述するドラムユニット50が通過可能な開口である。カバー11は、開口10Aを開閉するためのカバーである。カバー11は、開口10Aを開ける開位置と、開口10Aを閉じる閉位置とを移動可能である。詳しくは、カバー11は、開位置と閉位置との間で回動可能である。
【0023】
シート供給部20は、供給トレイ21と、シート搬送機構22とを備えている。供給トレイ21は、シートSを収容する。シート搬送機構22は、供給トレイ21から感光体ドラム51に向けてシートSを搬送するための搬送ローラ22Aを有している。搬送ローラ22Aは、後述する第2方向に延びる搬送軸XAについて回転可能である。
【0024】
画像形成部30は、スキャナユニット40と、プロセスユニットUと、転写部材70と、定着装置80とを備えている。
【0025】
スキャナユニット40は、図示しないレーザ発光部、ポリゴンミラー、レンズおよび反射鏡などを備えている。スキャナユニット40は、レーザビームを、感光体ドラム51に出射する。
【0026】
プロセスユニットUは、4つのトナーカートリッジTと、ドラムユニット50とを備えている。
【0027】
トナーカートリッジTは、非磁性体であるトナーを収容している。図2に示すように、トナーカートリッジTは、ドラムユニット50に着脱可能となっている。詳しくは、トナーカートリッジTは、後述する第2方向に直交する方向にドラムユニット50の後述するドラムフレーム501に対して着脱可能となっている。トナーカートリッジTは、アジテータAGを有する。アジテータAGは、トナーカートリッジT内のトナーを撹拌させる部材である。
【0028】
図1に示すように、4つのトナーカートリッジTは、第1方向に並んでいる。以下の説明では、第1方向において、最も定着装置80の近くに位置するブラックのトナーカートリッジTを、第1トナーカートリッジTKとも称する。また、第1方向において、第1トナーカートリッジTKよりも定着装置80から離れて位置するシアンのトナーカートリッジTを、第2トナーカートリッジTCとも称する。また、第1方向において、第2トナーカートリッジTCよりも定着装置80から離れて位置するマゼンタのトナーカートリッジTを、第3トナーカートリッジTMとも称する。また、第1方向において、最も定着装置80から離れて位置するイエローのトナーカートリッジTを、第4トナーカートリッジTYとも称する。
【0029】
なお、本明細書および図面において、トナーの色に対応した感光体ドラム51や現像ローラ61などを特定する場合には、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのそれぞれに対応させて、Y,M,C,Kの記号を付することとする。また、ブラックに対応する部材の名称の頭に「第1」を付し、シアンに対応する部材の名称の頭に「第2」を付し、マゼンタに対応する部材の名称の頭に「第3」を付し、イエローに対応する部材の名称の頭に「第4」を付すこととする。つまり、例えば感光体ドラム51の場合は、第1方向において、最も定着装置80の近くに位置する感光体ドラム51を、第1感光体ドラム51Kと称する。また、第1方向において、第1感光体ドラム51Kよりも定着装置80から離れて位置する感光体ドラム51を、第2感光体ドラム51Cと称する。また、第1方向において、第2感光体ドラム51Cよりも定着装置80から離れて位置する感光体ドラム51を、第3感光体ドラム51Mと称する。また、第1方向において、最も定着装置80から離れて位置する感光体ドラム51を、第4感光体ドラム51Yと称する。
【0030】
アジテータAGは、第2方向に延びるアジテータ軸XDについて回転可能である。具体的には、ブラックに対応した第1アジテータAGKは、第2方向に延びる第1アジテータ軸XDKについて回転可能である。また、シアンに対応した第2アジテータAGCは、第2方向に延びる第2アジテータ軸XDCについて回転可能である。
【0031】
ドラムユニット50は、本体筐体10に対して、開口10Aを介して第1方向に移動可能となっている。
【0032】
ドラムユニット50は、本体筐体10に対して第1方向に装着可能である。詳しくは、ドラムユニット50は、本体筐体10に対して、ドラムユニット50が本体筐体10内に位置する収容位置と、本体筐体10から引き出された引き出し位置との間で第1方向に移動可能となっている。図3に示すように、ドラムユニット50は、ドラムフレーム501と、4つの感光体ドラム51と、4つのスコロトロン帯電器52と、4つのクリーニングローラ53と、4つの現像ユニット60と、シートガイド54とを有する。
【0033】
ドラムフレーム501は、トナーカートリッジTが装着可能である。ドラムフレーム501は、本体筐体10に対して第1方向に移動可能となっている。ドラムフレーム501は、本体筐体10から取り外し可能となっている。
【0034】
感光体ドラム51は、第2方向に延びるドラム軸X2について回転可能である。第2方向は、第1方向と交差する方向である。詳しくは、第2方向は、第1方向と直交する方向である。具体的には、ブラックに対応した第1感光体ドラム51Kは、第2方向に延びる第1ドラム軸X2Kについて回転可能である。また、シアンに対応した第2感光体ドラム51Cは、第2方向に延びる第2ドラム軸X2Cについて回転可能である。4つの感光体ドラム51は、第1方向に並んでいる。なお、マゼンタに対応した第3感光体ドラム51Mと、イエローに対応した第4感光体ドラム51Yについては、記載を省略する。以下の説明でも、同様に、具体例としてブラック、シアンに対応した部材について代表して説明し、マゼンタ、イエローに対応した部材の説明は省略する。
【0035】
スコロトロン帯電器52は、感光体ドラム51を帯電させる帯電器である。なお、スコロトロン帯電器52の代わりに、帯電ローラが用いられてもよい。クリーニングローラ53は、感光体ドラム51をクリーニングするローラである。なお、クリーニングローラ53の代わりに、クリーニングブレードが用いられてもよい。
【0036】
4つの現像ユニット60は、第1方向に並んでいる。現像ユニット60には、対応するトナーカートリッジTからトナーが供給される。具体的には、ブラックに対応した第1現像ユニット60Kには、第1トナーカートリッジTKからトナーが供給される。また、シアンに対応した第2現像ユニット60Cには、第2トナーカートリッジTCからトナーが供給される。
【0037】
現像ユニット60は、現像ローラ61と、現像容器62と、上流オーガ63と、下流オーガ64と、層厚規制ブレード65とを備えている。
【0038】
現像ローラ61は、感光体ドラム51にトナーを供給する磁気ローラである。現像ローラ61は、磁気シャフト611と、磁気スリーブ612とを有する。磁気シャフト611は、周方向に異なる磁極が所定パターンで配置されている。磁気シャフト611は、例えば、複数の永久磁石を有する円柱状の部材である。磁気シャフト611は、現像容器62に固定される。
【0039】
磁気スリーブ612は、例えば、非磁性金属材料を主体とする円筒状部材からなる。磁気スリーブ612は、磁気シャフト611を中心として回転可能である。磁気スリーブ612は、磁気シャフト611の磁力によりトナーを保持する。
【0040】
現像ローラ61は、第2方向に延びる現像軸X1について回転可能となっている。詳しくは、磁気スリーブ612は、第2方向に延びる現像軸X1について回転可能となっている。現像ローラ61は、感光体ドラム51の表面と向かい合っている。現像ローラ61は、感光体ドラム51の表面から離れている。
【0041】
具体的には、ブラックに対応した第1現像ローラ61Kは、第2方向に延びる第1現像軸X1Kについて回転可能となっている。第1現像ローラ61Kは、第1感光体ドラム51Kの表面と向かい合っている。また、シアンに対応した第2現像ローラ61Cは、第2方向に延びる第2現像軸X1Cについて回転可能となっている。第2現像ローラ61Cは、第2感光体ドラム51Cの表面と向かい合っている。
【0042】
現像容器62は、磁性体であるキャリアを収容する容器である。キャリアは、例えば鉄粉である。現像容器62は、トナーカートリッジTからトナーが補給されることを許容する補給口621を有する。具体的には、ブラックに対応した第1現像ユニット60Kは、キャリアを収容する第1現像容器62Kを有する。第1現像容器62Kは、第1トナーカートリッジTKからトナーが補給されることを許容する第1補給口621K(図6(a)も参照)を有する。
【0043】
補給口621は、上流オーガ63および下流オーガ64より上に位置する。詳しくは、補給口621は、上流オーガ63の上に位置する。現像軸X1は、下流オーガ64の下に位置する。
【0044】
上流オーガ63は、現像容器62内に位置する。上流オーガ63は、第2方向に延びるオーガ軸X6について回転可能である。上流オーガ63は、第1方向において、下流オーガ64と並んでいる。上流オーガ63は、下流オーガ64よりも補給口621の近くに位置する。
具体的に、ブラックに対応した第1オーガの一例としての第1上流オーガ63Kは、第1現像容器62K内に位置する。また、ブラックに対応した第1上流オーガ63Kは、第2方向に延びる第1オーガ軸X6Kについて回転可能である。
【0045】
上流オーガ63は、現像容器62内のキャリアとトナーとを循環する。上流オーガ63は、補給口621から補給されたトナーを下流オーガ64に搬送する。具体的に、ブラックに対応した第1上流オーガ63Kは、第1トナーカートリッジTKから第1現像容器62Kに補給されたトナー、および、第1現像容器62Kに収容されたキャリアを搬送する。
【0046】
下流オーガ64は、第2方向に延びる軸について回転可能である。下流オーガ64は、現像容器62内のキャリアとトナーとを現像ローラ61へ向けて搬送可能である。下流オーガ64は、トナーを現像ローラ61に供給する。下流オーガ64は、現像容器62内のキャリアとトナーとを循環させる。
【0047】
層厚規制ブレード65は、現像ローラ61上のトナーの層の厚さを規制する部材である。層厚規制ブレード65は、現像ローラ61とは非接触となっている。層厚規制ブレード65は、上流オーガ63の下に位置する。
【0048】
層厚規制ブレード65は、第1方向において、現像ローラ61と並んでいる。現像軸X1は、第1方向において、層厚規制ブレード65とドラム軸X2の間に位置する。
【0049】
シートガイド54は、シートSを感光体ドラム51に向けて案内するガイドである。シートガイド54は、第1方向において、感光体ドラム51と並んでいる。シートガイド54は、第1方向において、4つの感光体ドラム51よりも、定着装置80から離れて位置する。
【0050】
図1に示すように、転写部材70は、感光体ドラム51上のトナー像をシートSに転写する部材である。転写部材70は、駆動ローラ71と、従動ローラ72と、搬送ベルト73と、転写ローラ74とを備えている。
【0051】
駆動ローラ71および従動ローラ72は、第1方向に離間している。駆動ローラ71および従動ローラ72は、エンドレスベルトからなる搬送ベルト73を支持している。転写ローラ74は、搬送ベルト73の内側に位置する。転写ローラ74は、感光体ドラム51との間で搬送ベルト73を挟む。
【0052】
定着装置80は、定着ローラの一例としての加熱ローラ81と、加圧ローラ82とを備えている。加熱ローラ81は、感光体ドラム51から搬送されたシートSにトナー像を定着させるローラである。加熱ローラ81は、第2方向に延びる定着軸XBについて回転可能である。加圧ローラ82は、加熱ローラ81との間でシートSを挟む。
【0053】
画像形成部30では、スコロトロン帯電器52が、感光体ドラム51の表面を帯電する。その後、スキャナユニット40は、感光体ドラム51の表面を露光する。これにより、感光体ドラム51上に静電潜像が形成される。
【0054】
トナーカートリッジTは、現像容器62内にトナーを補給する。上流オーガ63は、現像容器62内のトナーとキャリアを下流オーガ64に搬送する。下流オーガ64は、トナーを感光体ドラム51上の静電潜像に供給する。これにより、感光体ドラム51上にトナー像が形成される。
【0055】
搬送ベルト73は、シートSを搬送する。シートSは、感光体ドラム51と転写ローラ74の間を通過する。この際、感光体ドラム51上のトナー像が、シートSに転写される。その後、シートSは、加熱ローラ81と加圧ローラ82の間を通過する。この際、シートS上のトナー像が熱定着される。
【0056】
排出部90は、排出ローラ91を備えている。排出ローラ91は、第2方向に延びる排出軸XCについて回転可能である。排出ローラ91は、加熱ローラ81から搬送されたシートSを本体筐体10の外に排出する。
【0057】
図4に示すように、本体筐体10は、第1サイドフレーム12と、第2サイドフレーム13とを有する。第1サイドフレーム12は、第2方向において、本体筐体10の一端部に位置する。第2サイドフレーム13は、第2方向において、本体筐体10の他端部に位置する。第2サイドフレーム13は、第2方向において、第1サイドフレーム12と離れて位置する。
【0058】
図5に示すように、第1サイドフレーム12は、第1ガイドレール14を有する。第2サイドフレーム13は、第2ガイドレール15を有する。第1ガイドレール14および第2ガイドレール15は、ドラムユニット50を引き出し位置から収容位置にガイドするレールである。第2ガイドレール15は、第2方向において、第1ガイドレール14と離れて位置する。
【0059】
第1ガイドレール14は、第1ガイド面16Aと、第2ガイド面16Bと、第3ガイド面16Cとを有する。第1ガイド面16Aおよび第3ガイド面16Cは、第1方向および第2方向と平行な面である。第3ガイド面16Cは、上下方向において、第1ガイド面16Aよりも下側に位置する。上下方向は、第1方向および第2方向と直交する方向である。
【0060】
第2ガイド面16Bは、第1方向において、第1ガイド面16Aと第3ガイド面16Cの間に位置する。第2ガイド面16Bは、第1方向において、第1ガイド面16Aから第3ガイド面16Cに向かうにつれて下側に傾斜する。
【0061】
第1ガイド面16Aは、第1孔HK、第2孔HC、第3孔HMおよび第4孔HYを有する。第1孔HK、第2孔HC、第3孔HMおよび第4孔HYは、第1方向に並んでいる。
【0062】
ドラムユニット50は、第1ガイドレール14と接触する第1ガイドローラR1を有する。第1ガイドローラR1は、第2方向に延びる第1ガイド軸X31について回転可能である。
【0063】
図6(a)に示すように、第2ガイドレール15は、第4ガイド面17A、第5ガイド面17Bおよび第6ガイド面17Cを有する。第4ガイド面17Aおよび第6ガイド面17Cは、第1方向および第2方向と平行な面である。第6ガイド面17Cは、上下方向において、第4ガイド面17Aよりも下側に位置する。
【0064】
第5ガイド面17Bは、第1方向において、第4ガイド面17Aと第6ガイド面17Cの間に位置する。第5ガイド面17Bは、第1方向において、第4ガイド面17Aから第6ガイド面17Cに向かうにつれて下側に傾斜する。
【0065】
ドラムユニット50は、第2ガイドレール15と接触する第2ガイドローラR2を有する。第2ガイドローラR2は、第2方向に延びる第2ガイド軸X32について回転可能である。第2ガイドローラR2は、第2方向において第1ガイドローラR1と離れて位置する。
【0066】
ドラムユニット50は、第1中継ジョイントJK、第2中継ジョイントJC、第3中継ジョイントJMおよび第4中継ジョイントJYを有する。中継ジョイントJは、後述する第2モータM2(図16参照)の駆動力をトナーカートリッジTのアジテータAGに伝達するための部材である。具体的には、ブラックに対応した第1中継ジョイントJKは、第2モータM2の駆動力を第1トナーカートリッジTKの第1アジテータAGKに伝達する。また、シアンに対応した第2中継ジョイントJCは、第2モータM2の駆動力を第2トナーカートリッジTCの第2アジテータAGCに伝達する。第1中継ジョイントJK、第2中継ジョイントJC、第3中継ジョイントJMおよび第4中継ジョイントJYは、第2方向におけるドラムフレーム501の一端部に位置する。第1中継ジョイントJK、第2中継ジョイントJC、第3中継ジョイントJMおよび第4中継ジョイントJYは、第1方向に並んでいる。
【0067】
図6(b)および図7に示すように、トナーカートリッジTは、対応する中継ジョイントJから駆動力が入力されるトナーカップリングCTを有する。トナーカップリングCTに入力された駆動力は、前述したアジテータAGに伝達される。ドラムユニット50は、中継ジョイントJを動かすためのホルダ100を有する。具体的に、第1ホルダ100Kは、第1中継ジョイントJKを動かす。第2ホルダ100Cは、第2中継ジョイントJCを動かす。第3ホルダ100Mは、第3中継ジョイントJMを動かす。第4ホルダ100Yは、第4中継ジョイントJYを動かす。以下、第1中継ジョイントJK、第1トナーカップリングCTKおよび第1ホルダ100Kの構造を代表して説明する。
【0068】
図8(a)に示すように、第1中継ジョイントJKは、第1中継カップリングJ1Kと、第1中継ギヤJ2Kとを有する。第1中継カップリングJ1Kは、第1トナーカップリングCTKに接続される第1中継接続位置(図8(b)の位置)と、第1トナーカップリングCTKから離間した第1中継離間位置(図8(a)の位置)との間で第2方向に移動可能となっている。
【0069】
第1中継カップリングJ1Kは、第1中継ギヤJ2Kとともに回転可能である。第1中継カップリングJ1Kは、第1中継ギヤJ2Kに対して第2方向に移動可能となっている。そして、第1トナーカートリッジTKがドラムフレーム501に装着された状態において、第1中継カップリングJ1Kは、第1中継ギヤJ2Kと第1トナーカップリングCTKの間に位置する。
【0070】
第1中継カップリングJ1Kは、図示せぬ第1バネにより、第1中継離間位置から第1中継接続位置に向けて付勢されている。第1ホルダ100Kは、第1中継カップリングJ1Kを第1中継離間位置に保持する第1保持位置(図8(a)の位置)と、第1中継カップリングJ1Kが第1中継離間位置から第1中継接続位置に移動するのを許容する第1許容位置(図8(b)の位置)との間で第2方向に移動可能となっている。
【0071】
本体筐体10は、本体カム面101と、保持面102とを有する。本体カム面101は、ドラムユニット50を引き出し位置から収容位置に移動させる過程において、ホルダ100と接触することで、ホルダ100を保持位置から許容位置に移動させる面である。保持面102は、図8(b)に示すように、ホルダ100と接触することで、ホルダ100を許容位置に保持する面である。
【0072】
図8(a)に示すように、第1ホルダ100Kが本体筐体10と接触していない状態、例えば、ドラムユニット50が引き出し位置に位置する状態では、第1ホルダ100Kは、第2バネSP2によって第1保持位置に保持されている。これにより、第1中継カップリングJ1Kは、第1ホルダ100Kによって第1中継接続位置への移動が規制され、第1中継離間位置に保持されている。
【0073】
ドラムユニット50を引き出し位置から収容位置に移動させる過程において、第1ホルダ100Kが本体カム面101と接触すると、第1ホルダ100Kが第2バネSP2の付勢力に抗して第1許容位置に向けて移動する。これにより、第1ホルダ100Kによって移動が規制されていた第1中継カップリングJ1Kが、第1バネの付勢力によって第1中継離間位置から第1中継接続位置に向けて移動する。第1ホルダ100Kが保持面102と接触すると、第1ホルダ100Kが第1許容位置に保持されるとともに、第1中継カップリングJ1Kが第1中継接続位置に保持される。
【0074】
ドラムユニット50を収容位置から引き出し位置に移動させる過程において、第1ホルダ100Kが保持面102および本体カム面101から離れると、第1ホルダ100Kが第2バネSP2の付勢力によって第1許容位置から第1保持位置に移動する。この際、第1ホルダ100Kによって第1中継カップリングJ1Kが第1中継離間位置に向けて押されるので、第1中継カップリングJ1Kが第1中継接続位置から第1中継離間位置に移動する。
【0075】
図9に示すように、ドラムユニット50は、4つの現像カップリングC1と、感光体ドラム51に第1モータM1(図16参照)の駆動力を伝達するための4つのドラムカップリングC2とを有する。具体的には、ブラックに対応した第1現像カップリングC1Kは、第2モータM2(図16参照)の駆動力を、第1現像ユニット60Kの第1現像ローラ61K、第1上流オーガ63Kおよび第1下流オーガ64Kに伝達する。また、シアンに対応した第2現像カップリングC1Cは、第1モータM1の駆動力を、第2現像ユニット60Cの第2現像ローラ61C、第2上流オーガ63Cおよび第2下流オーガ64Cに伝達する。なお、マゼンタ、イエローに対応した現像カップリングC1M,C1Yも、シアンと同様に、第1モータM1の駆動力を、対応する現像ユニット60の現像ローラ61、上流オーガ63および下流オーガ64に伝達する。
【0076】
また、ブラックに対応した第1ドラムカップリングC2Kは、第1感光体ドラム51Kに第1モータM1の駆動力を伝達する。また、シアンに対応した第2ドラムカップリングC2Cは、第2感光体ドラム51Cに第1モータM1の駆動力を伝達する。
【0077】
現像カップリングC1およびドラムカップリングC2は、第2方向におけるドラムフレーム501の一端部に位置する。第1現像カップリングC1K、第2現像カップリングC1C、第3現像カップリングC1Mおよび第4現像カップリングC1Yは、第1方向に並んでいる。第1ドラムカップリングC2K、第2ドラムカップリングC2C、第3ドラムカップリングC2Mおよび第4ドラムカップリングC2Yは、第1方向に並んでいる。
【0078】
現像カップリングC1は、第2方向に延びる現像カップリング軸X7について回転可能である。具体的に、ブラックに対応した第1現像カップリングC1Kは、第2方向に延びる第1現像カップリング軸X7Kについて回転可能である。また、シアンに対応した第2現像カップリングC1Cは、第2方向に延びる第2現像カップリング軸X7Cについて回転可能である。
【0079】
ドラムカップリングC2は、第2方向に延びるドラムカップリング軸X8について回転可能である。具体的に、ブラックに対応した第1ドラムカップリングC2Kは、第2方向に延びる第1ドラムカップリング軸X8Kについて第1感光体ドラム51Kとともに回転可能である。また、シアンに対応した第2ドラムカップリングC2Cは、第2方向に延びる第2ドラムカップリング軸X8Cについて第2感光体ドラム51Cとともに回転可能である。
【0080】
ドラムカップリング軸X8は、ドラム軸X2と同じである。具体的に、ブラックに対応した第1ドラムカップリング軸X8Kは、第1ドラム軸X2Kと同じである。また、シアンに対応した第2ドラムカップリング軸X8Cは、第2ドラム軸X2Cと同じである。
【0081】
第1現像カップリングC1Kは、第1方向におけるドラムフレーム501の一方側の端部である一端部に位置する。第1ドラムカップリングC2Kは、第1方向におけるドラムフレーム501の一端部に位置する。第1中継ギヤJ2Kは、第1方向におけるドラムフレーム501の一端部に位置する。
【0082】
図9および図10に示すように、ドラムフレーム501は、ドラムユニット50が収容位置に位置するときに、前述した第1ガイド面16Aと向かい合う面FAを有する。面FAは、中継ギヤJ2を露出させる孔H2を有している。ドラムユニット50が収容位置に位置するときに、孔H2は、第1ガイド面16Aの孔Hと上下方向で対向している。
具体的には、面FAは、孔H2K,H2C,H2M,H2Yを有する。ドラムユニット50が収容位置に位置するときに、ブラックに対応した孔H2Kは、上下方向において、第1ガイド面16Aの第1孔HKと向かい合う。ドラムユニット50が収容位置に位置するときに、シアンに対応した孔H2Cは、上下方向において、第1ガイド面16Aの第2孔HCと向かい合う。
【0083】
これにより、ドラムユニット50が収容位置に位置するときに、孔Hは、中継ギヤJ2と向かい合う。具体的には、ドラムユニット50が収容位置に位置するときに、ブラックに対応した第1孔HKは、第1中継ギヤJ2Kと向かい合う。また、ドラムユニット50が収容位置に位置するときに、シアンに対応した第2孔HCは、第2中継ギヤJ2Cと向かい合う。
【0084】
図11に示すように、第2方向における第1ガイドローラR1の長さは、第2方向における孔Hの長さよりも長い。具体的には、第2方向における第1ガイドローラR1の長さは、ブラックに対応した第1孔HKの第2方向における長さよりも長い。また、第2方向における第1ガイドローラR1の長さは、シアンに対応した第2孔HCの第2方向における長さよりも長い。
【0085】
図10に示すように、本体筐体10は、中継ギヤJ2に駆動力を伝達するための駆動ギヤGDを有する。具体的に、本体筐体10は、第1駆動ギヤGDK、第2駆動ギヤGDC、第3駆動ギヤGDMおよび第4駆動ギヤGDYを有する。第1駆動ギヤGDK、第2駆動ギヤGDC、第3駆動ギヤGDMおよび第4駆動ギヤGDYは、第1方向に並んでいる。駆動ギヤGDは、上下方向において、中継ギヤJ2と対向している。駆動ギヤGDは、第2方向に延びる駆動軸X5について回転可能である。具体的には、ブラックに対応した第1駆動ギヤGDKは、第2方向に延びる第1駆動軸X5Kについて回転可能である。シアンに対応した第2駆動ギヤGDCは、第2方向に延びる第2駆動軸X5Cについて回転可能である。
【0086】
中継ギヤJ2と前述した中継カップリングJ1は、第2方向に延びる中継軸X4について回転可能である。具体的には、ブラックに対応した第1中継ギヤJ2Kと第1中継カップリングJ1Kは、第2方向に延びる第1中継軸X4Kについて回転可能である。シアンに対応した第2中継ギヤJ2Cと第2中継カップリングJ1Cは、第2方向に延びる第2中継軸X4Cについて回転可能である。
【0087】
駆動ギヤGDは、第1ガイド面16Aの孔Hから突出して中継ギヤJ2と噛み合い可能なギヤ接続位置と、第1ガイド面16Aの孔Hよりも中継ギヤJ2から離れるギヤ離間位置との間で移動可能となっている。具体的には、ブラックに対応した第1駆動ギヤGDKは、第1ガイド面16Aの第1孔HKから突出して第1中継ギヤJ2Kと噛み合い可能な第1ギヤ接続位置と、第1ガイド面16Aの第1孔HKよりも第1中継ギヤJ2Kから離れる第1ギヤ離間位置との間で移動可能となっている。また、シアンに対応した第2駆動ギヤGDCは、第1ガイド面16Aの第2孔HCから突出して第2中継ギヤJ2Cと噛み合い可能な第2ギヤ接続位置と、第1ガイド面16Aの第2孔HCよりも第2中継ギヤJ2Cから離れた第2ギヤ離間位置との間で移動可能となっている。
【0088】
ドラムユニット50が収容位置に位置し、駆動ギヤGDがギヤ接続位置に位置する状態で、駆動ギヤGDは、対応する中継ギヤJ2と噛み合う。具体的には、ドラムユニット50が収容位置に位置し、ブラックに対応した第1駆動ギヤGDKが第1ギヤ接続位置に位置する状態で、第1駆動ギヤGDKは、第1中継ギヤJ2Kと噛み合う。また、ドラムユニット50が収容位置に位置し、シアンに対応した第2駆動ギヤGDCが第2ギヤ接続位置に位置する状態で、第2駆動ギヤGDCは、第2中継ギヤJ2Cと噛み合う。
【0089】
ドラムユニット50が収容位置に位置し、駆動ギヤGDがギヤ離間位置に位置する状態で、駆動ギヤGDは、対応する中継ギヤJ2から離れる。具体的には、ドラムユニット50が収容位置に位置し、ブラックに対応した第1駆動ギヤGDKが第1ギヤ離間位置に位置する状態で、第1駆動ギヤGDKは、第1中継ギヤJ2Kから離れる。また、ドラムユニット50が収容位置に位置し、シアンに対応した第2駆動ギヤGDCが第2ギヤ離間位置に位置する状態で、第2駆動ギヤGDCは、第2中継ギヤJ2Cから離れる。
【0090】
第1駆動ギヤGDKが第1ギヤ接続位置に位置する場合、第2駆動ギヤGDCは、第2ギヤ接続位置に位置する。第1駆動ギヤGDKが第1ギヤ離間位置に位置する場合、第2駆動ギヤGDCは、第2ギヤ離間位置に位置する。
【0091】
本体筐体10は、駆動ギヤGDを上下方向に移動させるためのカムCMを備えている。カムCMは、図1に示すカバー11の開位置と閉位置との間での移動に連動して移動可能となっている。また、カムCMは、図12に示す現像駆動カップリングC3およびドラム駆動カップリングC4を移動させる部材である。
【0092】
図12に示すように、本体筐体10は、第1現像駆動カップリングC3K、第2現像駆動カップリングC3C、第3現像駆動カップリングC3Mおよび第4現像駆動カップリングC3Yと、第1ドラム駆動カップリングC4K、第2ドラム駆動カップリングC4C、第3ドラム駆動カップリングC4Mおよび第4ドラム駆動カップリングC4Yとを備えている。第1現像駆動カップリングC3K、第2現像駆動カップリングC3C、第3現像駆動カップリングC3Mおよび第4現像駆動カップリングC3Yは、第1方向に並んでいる。第1ドラム駆動カップリングC4K、第2ドラム駆動カップリングC4C、第3ドラム駆動カップリングC4Mおよび第4ドラム駆動カップリングC4Yは、第1方向に並んでいる。
【0093】
現像駆動カップリングC3は、現像カップリングC1(図10参照)に駆動力を伝達する部材である。具体的には、ブラックに対応した第1現像駆動カップリングC3Kは、第1現像カップリングC1Kに駆動力を伝達する。また、シアンに対応した第2現像駆動カップリングC3Cは、第2現像カップリングC1Cに駆動力を伝達する。
【0094】
現像駆動カップリングC3は、第2方向に移動可能となっている。詳しくは、現像駆動カップリングC3は、現像カップリングC1に接続される現像接続位置(図13の位置)と、現像カップリングC1から離間した現像離間位置(図12の位置)との間で移動可能となっている。具体的には、ブラックに対応した第1現像駆動カップリングC3Kは、第1現像カップリングC1Kに接続される第1現像接続位置と、第1現像カップリングC1Kから離間した第1現像離間位置との間で移動可能となっている。また、シアンに対応した第2現像駆動カップリングC3Cは、第2現像カップリングC1Cに接続される第2現像接続位置と、第2現像カップリングC1Cから離間した第2現像離間位置との間で移動可能となっている。
【0095】
図13に示すように、駆動ギヤGDがギヤ接続位置に位置する場合、現像駆動カップリングC3は、現像接続位置に位置する。図12に示すように、駆動ギヤGDがギヤ離間位置に位置する場合、現像駆動カップリングC3は、現像離間位置に位置する。具体的には、ブラックに対応した第1駆動ギヤGDKが第1ギヤ接続位置に位置する場合、第1現像駆動カップリングC3Kは、第1現像接続位置に位置する。第1駆動ギヤGDKが第1ギヤ離間位置に位置する場合、第1現像駆動カップリングC3Kは、第1現像離間位置に位置する。また、シアンに対応した第2駆動ギヤGDCが第2ギヤ接続位置に位置する場合、第2現像駆動カップリングC3Cは、第2現像接続位置に位置する。第2駆動ギヤGDCが第2ギヤ離間位置に位置する場合、第2現像駆動カップリングC3Cは、第2現像離間位置に位置する。
【0096】
ドラム駆動カップリングC4は、ドラムカップリングC2(図10参照)に駆動力を伝達する部材である。具体的には、ブラックに対応した第1ドラム駆動カップリングC4Kは、第1ドラムカップリングC2Kに駆動力を伝達する。また、シアンに対応した第2ドラム駆動カップリングC4Cは、第2ドラムカップリングC2Cに駆動力を伝達する。
【0097】
ドラム駆動カップリングC4は、第2方向に移動可能となっている。詳しくは、ドラム駆動カップリングC4は、ドラムカップリングC2に接続されるドラム接続位置(図13の位置)と、ドラムカップリングC2から離間したドラム離間位置(図12の位置)との間で移動可能となっている。具体的には、ブラックに対応した第1ドラム駆動カップリングC4Kは、第1ドラムカップリングC2Kに接続される第1ドラム接続位置と、第1ドラムカップリングC2Kから離間した第1ドラム離間位置との間で移動可能となっている。また、シアンに対応した第2ドラム駆動カップリングC4Cは、第2ドラムカップリングC2Cに接続される第2ドラム接続位置と、第2ドラムカップリングC2Cから離間した第2ドラム離間位置との間で移動可能となっている。
【0098】
図13に示すように、駆動ギヤGDがギヤ接続位置に位置する場合、ドラム駆動カップリングC4は、ドラム接続位置に位置する。図12に示すように、駆動ギヤGDがギヤ離間位置に位置する場合、ドラム駆動カップリングC4は、ドラム離間位置に位置する。具体的には、ブラックに対応した第1駆動ギヤGDKが第1ギヤ接続位置に位置する場合、第1ドラム駆動カップリングC4Kは、第1ドラム接続位置に位置する。第1駆動ギヤGDKが第1ギヤ離間位置に位置する場合、第1ドラム駆動カップリングC4Kは、第1ドラム離間位置に位置する。また、シアンに対応した第2駆動ギヤGDCが第2ギヤ接続位置に位置する場合、第2ドラム駆動カップリングC4Cは、第2ドラム接続位置に位置する。第2駆動ギヤGDCが第2ギヤ離間位置に位置する場合、第2ドラム駆動カップリングC4Cは、第2ドラム離間位置に位置する。
【0099】
現像駆動カップリングC3は、図示せぬバネにより、現像離間位置から現像接続位置に向けて付勢されている。ドラム駆動カップリングC4は、図示せぬバネにより、ドラム離間位置からドラム接続位置に向けて付勢されている。
【0100】
図14に示すように、カムCMは、第1カム面F1K,F1C,F1M,F1Yと、第2カム面F2K,F2C,F2M,F2Yと、第3カム面F3K,F3C,F3M,F3Yとを有している。第1カム面F1は、現像駆動カップリングC3を移動させるための面である。第2カム面F2は、ドラム駆動カップリングC4を移動させるための面である。第3カム面F3は、駆動ギヤGDを移動させるための面である。また、カムCMは、現像駆動カップリングC3が通過可能な孔H3を有している。具体的に、カムCMは、孔H3K,H3C,H3M,H3Yを有している。
【0101】
カムCMは、図12または図15(a)に示す第1カム位置と、図13または図15(b)に示す第2カム位置との間で第1方向に移動可能となっている。カムCMは、カバー11(図1参照)が開位置に位置する場合、第1カム位置に位置する。カムCMは、カバー11が閉位置に位置する場合、第2カム位置に位置する。
【0102】
図12および図13に示すように、カバー11を閉位置から開位置に移動させる過程において、第1カム面F1が現像駆動カップリングC3と接触することで、現像駆動カップリングC3が現像接続位置から現像離間位置に移動する。そのため、カバー11が開位置に位置する場合、現像駆動カップリングC3は、現像離間位置に位置する。
【0103】
また、カバー11を開位置から閉位置に移動させる過程において、第1カム面F1が現像駆動カップリングC3から離れることで、現像駆動カップリングC3がバネの付勢力によって現像離間位置から現像接続位置に移動する。そのため、カバー11が閉位置に位置する場合、現像駆動カップリングC3は、現像接続位置に位置する。
【0104】
図12および図13に示すように、カバー11を閉位置から開位置に移動させる過程において、第2カム面F2がドラム駆動カップリングC4と接触することで、ドラム駆動カップリングC4がドラム接続位置からドラム離間位置に移動する。そのため、カバー11が開位置に位置する場合、ドラム駆動カップリングC4は、ドラム離間位置に位置する。
【0105】
また、カバー11を開位置から閉位置に移動させる過程において、第2カム面F2がドラム駆動カップリングC4から離れることで、ドラム駆動カップリングC4がバネの付勢力によってドラム離間位置からドラム接続位置に移動する。そのため、カバー11が閉位置に位置する場合、ドラム駆動カップリングC4は、ドラム接続位置に位置する。
【0106】
図14に示すように、駆動ギヤGDは、入力ギヤGD1と、出力ギヤGD2と、シャフトGD3とを有する。入力ギヤGD1は、後述する第1モータM1(図16参照)から駆動力が入力されるギヤである。
【0107】
出力ギヤGD2は、前述した第1ガイド面16Aの孔H(図11参照)を通って、中継ギヤJ2(図10参照)と噛み合い可能なギヤである。出力ギヤGD2は、第2方向において入力ギヤGD1と離れて位置する。
【0108】
シャフトGD3は、入力ギヤGD1と出力ギヤGD2を連結している。シャフトGD3は、第2方向に延びている。シャフトGD3は、第3カム面F3と接触可能となっている。
【0109】
具体的には、ブラックに対応した第1駆動ギヤGDKは、第1入力ギヤGD1Kと、第1出力ギヤGD2Kと、第1シャフトGD3Kとを有する。第1シャフトGD3Kは、第3カム面F3Kと接触可能となっている。また、シアンに対応した第2駆動ギヤGDCは、第2入力ギヤGD1Cと、第2出力ギヤGD2Cと、第2シャフトGD3Cとを有する。第2シャフトGD3Cは、第3カム面F3Cと接触可能となっている。
【0110】
図15(a)および(b)に示すように、本体筐体10は、入力ギヤGD1と噛み合い可能な本体ギヤGEを4つ有している。具体的には、本体筐体10は、ブラックに対応した第1入力ギヤGD1Kと噛み合い可能な第1本体ギヤGEKを備える。また、本体筐体10は、シアンに対応した第2入力ギヤGD1Cと噛み合い可能な第2本体ギヤGECを備える。第2本体ギヤGECは、2段ギヤであり、小径の方のギヤが第2入力ギヤGD1Cと噛み合い可能となっている。なお、マゼンタ、イエローに対応した第3本体ギヤGEM,GEYも、第2本体ギヤGECと同様の2段ギヤとなっている。
【0111】
図15(b)に示すように、駆動ギヤGDがギヤ接続位置に位置する場合、入力ギヤGD1は、本体ギヤGEと噛み合う。図15(a)に示すように、駆動ギヤGDがギヤ離間位置に位置する場合、入力ギヤGD1は、本体ギヤGEから離れる。具体的に、ブラックに対応した第1駆動ギヤGDKが第1ギヤ接続位置に位置する場合、第1入力ギヤGD1Kは、第1本体ギヤGEKと噛み合い、第1駆動ギヤGDKが第1ギヤ離間位置に位置する場合、第1入力ギヤGD1Kは、第1本体ギヤGEKから離れる。また、シアンに対応した第2駆動ギヤGDCが第2ギヤ接続位置に位置する場合、第2入力ギヤGD1Cは、第2本体ギヤGECと噛み合い、第2駆動ギヤGDCが第2ギヤ離間位置に位置する場合、第2入力ギヤGD1Cは、第2本体ギヤGECから離れる。
【0112】
ここで、図15(a)の状態は、カバー11が開位置に位置するとともに、カムCMが第1カム位置に位置する状態である。この状態において、駆動ギヤGDは、ギヤ離間位置に位置する。そのため、カバー11が開位置に位置する場合、第1駆動ギヤGDKは、第1ギヤ離間位置に位置する。また、カバー11が開位置に位置する場合、第2駆動ギヤGDCは、第2ギヤ離間位置に位置する。
【0113】
また、図15(b)の状態は、カバー11が閉位置に位置するとともに、カムCMが第2カム位置に位置する状態である。この状態において、駆動ギヤGDは、ギヤ接続位置に位置する。そのため、カバー11が閉位置に位置する場合、第1駆動ギヤGDKは、第1ギヤ接続位置に位置する。また、カバー11が閉位置に位置する場合、第2駆動ギヤGDCは、第2ギヤ接続位置に位置する。
【0114】
以下に、カバー11の開閉時におけるカムCMと駆動ギヤGDの動きについて説明する。なお、駆動ギヤGDK,GDC,GDM,GDYの動きは同じであるため、以下、第1駆動ギヤGDKの動きを代表して説明する。
【0115】
図15(a),(b)の順に示すように、カバー11を開位置から閉位置に移動させる過程において、第3カム面F3Kが第1駆動ギヤGDKの第1シャフトGD3Kを上方に押すことで、第1駆動ギヤGDKが第1ギヤ離間位置から第1ギヤ接続位置に移動する。図15(b),(a)の順に示すように、カバー11を閉位置から開位置に移動させる過程において、第3カム面F3Kが第1駆動ギヤGDKの第1シャフトGD3Kから離れる方向に移動することで、第1駆動ギヤGDKが第1ギヤ接続位置から第1ギヤ離間位置に移動する。
【0116】
図16に示すように、本体筐体10は、前述した本体ギヤGEに加え、第1モータM1と、第2モータM2と、4つの現像駆動ギヤGFと、4つの現像クラッチCLと、4つのドラム駆動ギヤGGと、定着駆動ギヤGHと、ベルト駆動ギヤGJとを有している。
【0117】
現像駆動ギヤGFは、現像駆動カップリングC3とともに回転するギヤである。現像駆動カップリングC3は、現像駆動ギヤGFに対して第2方向に移動可能となっている。現像クラッチCLは、現像駆動ギヤGFへの駆動力の伝達を許容または遮断するクラッチである。
【0118】
ドラム駆動ギヤGGは、ドラム駆動カップリングC4とともに回転するギヤである。ドラム駆動カップリングC4は、ドラム駆動ギヤGGに対して第2方向に移動可能となっている。
【0119】
定着駆動ギヤGHは、加熱ローラ81に駆動力を伝達するためのギヤである。ベルト駆動ギヤGJは、搬送ベルト73を回転させる駆動ローラ71に駆動力を伝達するためのギヤである。
【0120】
第1モータM1は、4つのドラム駆動ギヤGG、ベルト駆動ギヤGJ、および、3つの現像駆動ギヤGFY,GFM,GFCに駆動力を供給する。第2モータM2は、4つの本体ギヤGE、定着駆動ギヤGH、および、第1現像駆動ギヤGFKと、前述した搬送ローラ22Aおよび排出ローラ91とに駆動力を供給する。
【0121】
具体的に、第2モータM2は、ギヤG1~G10を介して、第1現像クラッチCLKに駆動力を供給する。第1現像クラッチCLKは、ギヤG11,G12を介して、第1本体ギヤGEKに駆動力を伝達可能となっている。また、第1現像クラッチCLKは、ギヤG13を介して、第2現像クラッチCLCに駆動力を伝達可能となっている。
【0122】
第2現像クラッチCLCは、第2本体ギヤGECに駆動力を伝達可能となっている。また、第2現像クラッチCLCは、ギヤG14を介して、第3現像クラッチCLMに駆動力を伝達可能となっている。
【0123】
第3現像クラッチCLMは、第3本体ギヤGEMに駆動力を伝達可能となっている。また、第3現像クラッチCLMは、ギヤG15を介して、第4現像クラッチCLYに駆動力を伝達可能となっている。第4現像クラッチCLYは、第4本体ギヤGEYに駆動力を伝達可能となっている。
【0124】
ギヤG5は、ギヤG21,G22を介して、第1現像駆動ギヤGFKに駆動力を伝達する。ギヤG3は、ギヤG31を介して、定着駆動ギヤGHに駆動力を伝達する。
【0125】
また、第2モータM2は、図示せぬギヤを介して搬送ローラ22Aに駆動力を供給する。第2モータM2は、図示せぬギヤを介して排出ローラ91に駆動力を供給する。
【0126】
第1モータM1は、ギヤG41~G43を介して、第1ドラム駆動ギヤGGKおよび第2ドラム駆動ギヤGGCに駆動力を供給する。第1モータM1は、ギヤG41,G44,G45を介して第3ドラム駆動ギヤGGMおよび第4ドラム駆動ギヤGGYに駆動力を供給する。ギヤG42は、ギヤG46,G47を介して、ベルト駆動ギヤGJに駆動力を伝達する。
【0127】
第1モータM1は、ギヤG51、クラッチC52およびギヤG53,G54を介して、第3現像駆動ギヤGFMに駆動力を供給する。第3現像駆動ギヤGFMは、ギヤG55を介して、第4現像駆動ギヤGFYに駆動力を伝達する。また、第3現像駆動ギヤGFMは、ギヤG56を介して、第2現像駆動ギヤGFCに駆動力を伝達する。
【0128】
次に、前述した部材の動きについて説明する。
図2に示すように、ドラムユニット50が引き出し位置に位置するときには、図8(a)に示すように、ドラムユニット50のホルダ100K,100C,100M,100Yは、保持位置に位置する。これにより、中継カップリングJ1K,J1C,J1M,J1Yは、ホルダ100K,100C,100M,100Yによって、中継離間位置に保持されている。
【0129】
また、ドラムユニット50が引き出し位置に位置するときには、図10に2点鎖線で示すように、出力ギヤGD2K,GD2C,GD2M,GD2Yが第1ガイドレール14の孔HK,HC,HM,HYから突出していない。これにより、ドラムユニット50が第1ガイドレール14で案内される際に、ドラムユニット50が出力ギヤGD2K,GD2C,GD2M,GD2Yと干渉しない。
【0130】
ドラムユニット50が引き出し位置から収容位置に移動していくと、図8(a),(b)に示すように、ドラムユニット50のホルダ100K,100C,100M,100Yが、本体筐体10の本体カム面101に順次接触することで、それぞれ保持位置から許容位置に移動する。これにより、ホルダ100K,100C,100M,100Yによって移動が規制されていた中継カップリングJ1K,J1C,J1M,J1Yが、第1バネの付勢力によって中継離間位置から中継接続位置に向けて移動して、対応するトナーカップリングCTK,CTC,CTM,CTYに接続される。
【0131】
カバー11が開位置から閉位置に回動すると、図15(a),(b)に示すように、カムCMが第1カム位置から第2カム位置に移動する。カムCMが第1カム位置から第2カム位置に移動する過程において、駆動ギヤGDK,GDC,GDM,GDYは、カムCMの第3カム面F3K,F3C,F3M,F3Yによって本体ギヤGEK,GEC,GEM,GEYに向けて押されて、ギヤ離間位置からギヤ接続位置にそれぞれ移動する。これにより、入力ギヤGD1K,GD1C,GD1M,GD1Yが本体ギヤGEK,GEC,GEM,GEYに噛み合うとともに、図10に示すように、出力ギヤGD2K,GD2C,GD2M,GD2Yが第1ガイドレール14の孔HK,HC,HM,HYから突出して中継ギヤJ2K,J2C,J2M,J2Yに噛み合う。
【0132】
また、カムCMが第1カム位置から第2カム位置に移動する過程において、図14に示すカムCMの第1カム面F1K,F1C,F1M,F1Yおよび第2カム面F2K,F2C,F2M,F2Yが、図12に示す現像駆動カップリングC3K,C3C,C3M,C3Yおよびドラム駆動カップリングC4K,C4C,C4M,C4Yから離れる。これにより、図13に示すように、現像駆動カップリングC3K,C3C,C3M,C3Yが、図示せぬバネにより、現像離間位置から現像接続位置に移動して、図5に示す現像カップリングC1K,C1C,C1M,C1Yに接続される。また、ドラム駆動カップリングC4K,C4C,C4M,C4Yが、図示せぬバネにより、ドラム離間位置からドラム接続位置に移動して、図5に示すドラムカップリングC2K,C2C,C2M,C2Yに接続される。
【0133】
その後、図16に示すように、現像クラッチCLを接続状態として第2モータM2を駆動すると、第2モータM2の駆動力は、ギヤG1~G15および現像クラッチCLからなるギヤ機構を介して、本体ギヤGEK,GEC,GEM,GEYに伝達される。本体ギヤGEK,GEC,GEM,GEYに入力された駆動力は、図10に示すように、中継ギヤJ2K,J2C,J2M,J2Yに伝達される。中継ギヤJ2K,J2C,J2M,J2Yに入力された駆動力は、図8(b)に示すように、中継カップリングJ1K,J1C,J1M,J1YおよびトナーカップリングCTK,CTC,CTM,CTYを介して、アジテータAGK,AGC,AGM,AGYに伝達される。これにより、アジテータAGK,AGC,AGM,AGYは、第2モータM2の駆動力によって回転する。
【0134】
なお、4つのうち所望のアジテータAGのみへ駆動力を伝達したい場合には、所定の現像クラッチCLの状態を切り替えればよい。例えば、第1アジテータAGKのみを回転させたい場合には、第1現像クラッチCLKを切断状態として第2モータM2を駆動すればよい。
【0135】
また、図16に示すように、第2モータM2を駆動すると、第2モータM2の駆動力は、ギヤG1~G5,G21,G22を介して、第1現像駆動ギヤGFKに伝達される。第1現像駆動ギヤGFKに入力された駆動力は、図13に示す第1現像駆動カップリングC3Kを介して、図5に示す第1現像カップリングC1Kに伝達される。第1現像カップリングC1Kに入力された駆動力は、図3に示す第1現像ユニット60Kの第1現像ローラ61K、第1上流オーガ63Kおよび第1下流オーガ64Kに伝達される。これにより、第1現像ローラ61K、第1上流オーガ63Kおよび第1下流オーガ64Kは、第2モータM2の駆動力によって回転する。
【0136】
また、図16に示すように、第2モータM2を駆動すると、第2モータM2の駆動力は、ギヤG1~G3,G31を介して、定着駆動ギヤGHに伝達される。これにより、図1に示す加熱ローラ81が第2モータM2の駆動力によって回転する。また、第2モータM2の駆動力は、図示せぬギヤを介して搬送ローラ22Aおよび排出ローラ91にも供給されるので、搬送ローラ22Aおよび排出ローラ91も第2モータM2の駆動力によって回転する。
【0137】
第1モータM1を駆動すると、第1モータM1の駆動力は、ギヤG41~G45からなるギヤ機構を介して、ドラム駆動ギヤGGK,GGC,GGM,GGYに伝達される。ドラム駆動ギヤGGK,GGC,GGM,GGYに入力された駆動力は、図13に示すドラム駆動カップリングC4K,C4C,C4M,C4Yを介して、図5に示すドラムカップリングC2K,C2C,C2M,C2Yに伝達される。ドラムカップリングC2K,C2C,C2M,C2Yに入力された駆動力は、図3に示す感光体ドラム51K,51C,51M,51Yに伝達される。これにより、感光体ドラム51K,51C,51M,51Yは、第1モータM1の駆動力によって回転する。
【0138】
また、第1モータM1の駆動力は、ギヤG41,G42,G46,G47を介して、ベルト駆動ギヤGJに伝達される。ベルト駆動ギヤGJに入力された駆動力は、図1に示す駆動ローラ71に伝達される。これにより、図1に示す搬送ベルト73は、第1モータM1の駆動力によって回転する。
【0139】
また、クラッチC52を接続状態として第1モータM1を駆動すると、第1モータM1の駆動力は、ギヤG51、クラッチC52およびギヤG53~G56を有するギヤ機構を介して、第2現像駆動ギヤGFC、第3現像駆動ギヤGFMおよび第4現像駆動ギヤGFYに伝達される。現像駆動ギヤGFC,GFM,GFYに入力された駆動力は、図13に示す現像駆動カップリングC3C,C3M,C3Yを介して、図5に示す現像カップリングC1C,C1M,C1Yに伝達される。
【0140】
現像カップリングC1C,C1M,C1Yに入力された駆動力は、図3に示す現像ユニット60C,60M,60Yの現像ローラ61C,61M,61Y、上流オーガ63C,63M,63Yおよび下流オーガ64C,64M,64Yに伝達される。これにより、現像ローラ61C,61M,61Y、上流オーガ63C,63M,63Yおよび下流オーガ64C,64M,64Yは、第1モータM1の駆動力によって回転する。
【0141】
なお、カバーが閉位置から開位置に回動するときの各部材の動作や、ドラムユニット50が収容位置から引き出し位置に移動するときの各部材の動作は、前述した動作とは逆の動作であるため、説明は省略する。
【0142】
以上によれば、本実施形態において以下のような効果を得ることができる。
駆動ギヤGDがギヤ接続位置に位置する場合には、駆動ギヤGDが中継ギヤJ2と噛み合うので、第2モータM2の駆動力をトナーカートリッジTに適切に伝達させることができる。駆動ギヤGDがギヤ離間位置に位置する場合には、駆動ギヤGDが第1ガイドレール14の孔Hよりも中継ギヤJ2から離れるので、ドラムユニット50を引き出し位置から収容位置に移動させる場合に、ドラムユニット50の一部が、駆動ギヤGDと接触してしまうことを抑制することができる。
【0143】
第2方向における第1ガイドローラR1の長さが、第2方向における第1孔HKの長さよりも長いので、ドラムユニット50の移動時において、第1ガイドローラR1が第1孔HKに入ってしまうのを抑制することができる。
【0144】
中継カップリングJ1を、搬送ローラ22Aを駆動する第2モータM2と同じ第2モータM2で駆動させることで、専用モータを持たせることなく、中継カップリングJ1を駆動させることができる。さらに、感光体ドラム51の駆動には、第2モータM2とは別の第1モータM1を用いることで、搬送ローラ22Aや中継カップリングJ1の駆動による振動が感光体ドラム51に伝わり難くなり、搬送ローラ22Aおよび中継カップリングJ1の駆動と感光体ドラム51の駆動を同一モータで行う場合に比べ、印字品質を向上させることができる。したがって、モータからの駆動力を、トナーカートリッジTや感光体ドラム51に適切に伝達させることができる。
【0145】
なお、本開示は前記実施形態に限定されることなく、以下に例示するように様々な形態で利用できる。
【0146】
前記実施形態では、トナーカートリッジTと現像ユニット60を別体としたが、本発明はこれに限定されず、トナーカートリッジが現像ユニットを一体に有していてもよい。
【0147】
前記実施形態では、第2トナーカートリッジTCがシアンのトナーを収容する構成を例示したが、本発明はこれに限定されず、第2トナーカートリッジが、マゼンタまたはイエローのトナーを収容していてもよい。また、第1トナーカートリッジが、マゼンタ、シアン、または、イエローのトナーを収容してもよいし、第2トナーカートリッジが、ブラックのトナーを収容してもよい。
【0148】
前記実施形態では、カラープリンタ1に本開示を適用したが、本開示はこれに限定されず、その他の画像形成装置、例えばモノクロのプリンタ、複写機、複合機などに本開示を適用してもよい。
【0149】
前記実施形態では、現像ローラとして磁気ローラを例示したが、本開示はこれに限定されず、現像ローラは、例えば金属軸の周囲にゴム層を有する現像ローラであってもよい。
【0150】
前記実施形態では、第1ドラムカップリング軸X8Kを第1ドラム軸X2Kと同じとしたが、本開示はこれに限定されず、第1ドラムカップリング軸を第1ドラム軸とは異なる軸としてもよい。
【0151】
前記実施形態では、モータから駆動力が入力される定着ローラとして加熱ローラ81を例示したが、本開示はこれに限定されず、定着ローラは、例えば加圧ローラであってもよい。加圧ローラと接触する部材は、加熱ローラに限らず、ベルトであってもよい。また、加熱ローラと接触する部材としては、加圧ローラに限らず、ベルトであってもよい。
【0152】
前記した実施形態および変形例で説明した各要素を、任意に組み合わせて実施してもよい。
【符号の説明】
【0153】
1 カラープリンタ
10 本体筐体
22A 搬送ローラ
50 ドラムユニット
51K 第1感光体ドラム
501 ドラムフレーム
C2K 第1ドラムカップリング
J1K 第1中継カップリング
M1 第1モータ
M2 第2モータ
S シート
TK 第1トナーカートリッジ
X2K 第1ドラム軸
X4K 第1中継軸
X8K 第1ドラムカップリング軸
XA 搬送軸
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16