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  • 特開-搬送システム及び搬送方法 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023100204
(43)【公開日】2023-07-18
(54)【発明の名称】搬送システム及び搬送方法
(51)【国際特許分類】
   B61B 13/10 20060101AFI20230710BHJP
   G05D 1/02 20200101ALI20230710BHJP
   B65G 1/00 20060101ALI20230710BHJP
   B61B 13/08 20060101ALI20230710BHJP
   F16L 55/32 20060101ALN20230710BHJP
【FI】
B61B13/10
G05D1/02 G
B65G1/00 501C
B61B13/08 B
F16L55/32
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022000719
(22)【出願日】2022-01-05
(71)【出願人】
【識別番号】000000549
【氏名又は名称】株式会社大林組
(74)【代理人】
【識別番号】100147485
【弁理士】
【氏名又は名称】杉村 憲司
(74)【代理人】
【識別番号】230118913
【弁護士】
【氏名又は名称】杉村 光嗣
(74)【代理人】
【識別番号】100154003
【弁理士】
【氏名又は名称】片岡 憲一郎
(72)【発明者】
【氏名】酒巻 佳江
(72)【発明者】
【氏名】湯淺 篤哉
(72)【発明者】
【氏名】大島 宗平
(72)【発明者】
【氏名】竹重 正崇
【テーマコード(参考)】
3F022
5H301
【Fターム(参考)】
3F022AA10
3F022LL07
5H301AA01
5H301AA09
5H301BB05
5H301CC03
5H301CC06
5H301CC10
5H301EE04
5H301FF05
5H301FF11
5H301FF23
(57)【要約】
【課題】より改良された搬送システム及び搬送方法を提供することである。
【解決手段】強磁性体で形成された走行面21を備え、建築物10の第1の階層11から第1の階層11とは異なる第2の階層12、13にまで延びる管路20と、磁石Mを備え、磁石Mを走行面21に吸着させて管路20の内部を管路20に沿って移動可能な走行体30と、を有し、走行体30に荷物を搭載して、荷物を第1の階層11から第2の階層12、13にまで搬送することを特徴とする搬送システム1及び搬送方法。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
強磁性体で形成された走行面を備え、建築物の第1の階層から前記第1の階層とは異なる第2の階層にまで延びる管路と、
磁石を備え、前記磁石を前記走行面に吸着させて前記管路の内部を前記管路に沿って移動可能な走行体と、を有し、
前記走行体に荷物を搭載して、前記荷物を前記第1の階層から前記第2の階層にまで搬送することを特徴とする搬送システム。
【請求項2】
前記管路が、前記建築物の外壁に配置されている、請求項1に記載の搬送システム。
【請求項3】
前記管路の内部空間が、往路と復路とに区画されている、請求項1に記載の搬送システム。
【請求項4】
強磁性体で形成された走行面を備え、建築物の第1の階層から前記第1の階層とは異なる第2の階層にまで延びる管路を前記建築物に設け、
磁石を備え、前記磁石を前記走行面に吸着させて前記管路の内部を前記管路に沿って移動可能な走行体に荷物を搭載して、前記荷物を前記第1の階層から前記第2の階層にまで搬送することを特徴とする搬送方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、建築物内で荷物を搬送する搬送システム及び搬送方法に関する。
【背景技術】
【0002】
建築物内での荷物の搬送を効率よく行うために種々の搬送システムないし搬送方法が利用されている。
【0003】
例えば病院等の医療機関では、薬品、診療材料、鋼製小物、検体、書類などの多くの物品を扱い、それらの物品を所定の場所に定時、臨時、緊急で搬送する必要があるため、例えばエアシューターを用いた搬送システムを病院内に構築して当該物品を搬送するようにしている。しかし、エアシューターは高額である上、将来のプラン変更に対応し難いという問題点がある。
【0004】
そこで、近年、病院内の通路を自走するロボットを用いた搬送システムや、建築物に設置された空調ダクト内を飛行するドローンを用いた搬送システムが開発されている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2018-193022号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、ロボットを用いた搬送システムは、患者が使う通路を利用するため、ロボットが患者等と衝突する虞があり、また、飛行するドローンを用いた搬送システムでは、飛行中の騒音、搬送経路、搬送可能な荷重の制限(採血管数本など軽いものが限界)などの課題があり、より改良された搬送システム及び搬送方法が望まれていた。
【0007】
本発明は、このような問題点を解決することを課題とするものであり、その目的は、より改良された搬送システム及び搬送方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の搬送システムは、強磁性体で形成された走行面を備え、建築物の第1の階層から前記第1の階層とは異なる第2の階層にまで延びる管路と、磁石を備え、前記磁石を前記走行面に吸着させて前記管路の内部を前記管路に沿って移動可能な走行体と、を有し、前記走行体に荷物を搭載して、前記荷物を前記第1の階層から前記第2の階層にまで搬送することを特徴とする。
【0009】
本発明の搬送システムは、上記構成において、前記管路が、前記建築物の外壁に配置されているのが好ましい。
【0010】
本発明の搬送システムは、上記構成において、前記管路の内部空間が、往路と復路とに区画されているのが好ましい。
【0011】
本発明の搬送方法は、強磁性体で形成された走行面を備え、建築物の第1の階層から前記第1の階層とは異なる第2の階層にまで延びる管路を前記建築物に設け、磁石を備え、前記磁石を前記走行面に吸着させて前記管路の内部を前記管路に沿って移動可能な走行体に荷物を搭載して、前記荷物を前記第1の階層から前記第2の階層にまで搬送することを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、より改良された搬送システム及び搬送方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本発明の一実施形態に係る搬送システムが設けられた建築物の断面図である。
図2図1に示す建築物の外観を示す説明図である。
図3図1に示す走行体の構成を模式的に示す説明図である。
図4】管路の内部空間の一例を示す断面図である。
図5】管路の内部空間の他の例を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、図面を参照しつつ本発明の実施形態を詳細に例示説明する。
【0015】
図1図2に示すように、本発明の一実施形態に係る搬送システム1は、複数の階層を有する建築物10に設けられて、建築物10の第1の階層から、第1の階層とは異なる第2の階層に荷物を搬送するものである。
【0016】
本実施形態では、建築物10は病院であり、第1の階層である1階部分11、第2の階層である2階部分12及び3階部分13を含む複数の階層を有している。
【0017】
建築物10の1階部分11には保管室14が設けられている。保管室14には、例えば、リネン、診療材料(PPE)などの、病院内の各所で使用される物品15が保管されている。なお、保管室14は建築物10の1階部分11に限らず、他の階層に設けられてもよい。
【0018】
一方、建築物10の2階部分12及び3階部分には、例えば診察室16、ナースステーション17等の、上記物品15を必要とする居室が設けられている。なお、診察室16、ナースステーション17等の上記物品15を必要とする居室は、保管室14が設けられる階層とは異なる階層に設けられていれば、他の階層に設けられてもよい。
【0019】
搬送システム1は、建築物10の1階部分11から2階部分12及び3階部分13にまで延びる管路20と、管路20の内部を管路20に沿って移動可能な走行体30とを有している。
【0020】
管路20は、軸方向に垂直な断面が矩形となる角筒状となっており、その内面に、例えば鉄などの強磁性体で形成された走行面21を備えている。本実施形態では、管路20は、薄い鋼板により断面矩形の筒状に形成されており、その4つの内面の全てが強磁性体で形成された走行面21として機能するようになっている。
【0021】
なお、管路20は、例えば合成樹脂材料等の磁石が吸着しない材料によって軸方向に垂直な断面が矩形となる角筒状に形成され、その何れかの面に強磁性体で形成された走行面21を固定した構成とすることもできる。
【0022】
本実施形態では、管路20は、建築物10の外壁18の外面に取り付けられて外壁18に配置されている。図2に示すように、管路20は、建築物10の外壁18において、1階部分11から2階部分12及び3階部分13にまで鉛直姿勢で真っ直ぐに延びている。
【0023】
図1に示すように、管路20は、引込み部分22が接続された構成とすることもできる。引込み部分22は、管路20と同様に、薄い鋼板により軸方向に垂直な断面が矩形となる角筒状に形成されており、管路20の側部に接続されて、管路20から外壁18を貫通して水平方向に延びて建築物10の内部にまで達している。引込み部分22の内部空間は管路20の内部空間に連通している。
【0024】
引込み部分22は、例えば、保管室14、診察室16ないしナースステーション17の内部を水平に延びて作業台19において開口する構成とすることができる。また、引込み部分22は、例えば、2階部分12の天井裏空間12aの内部を水平に延びた後、下方に向けて延びて作業台19において開口する構成とすることもできる。引込み部分22は、管路20に接続されて建築物10の内部の所望の場所にまで延びる構成であれば、床や天井の下面などの種々の位置に配置されてよい。
【0025】
図3に示すように、走行体30は、例えば、車体31と、車体31に取り付けられた複数(図示する場合は4本)の車輪32と、車輪32を駆動するための電動モータ等の駆動源33と、駆動源33に電力を供給するバッテリー34と、走行体30の作動を制御する制御装置35等が設けられた、自律走行が可能な構成のものとすることができる。
【0026】
走行体30は、車体31に入力部36を備え、作業者によって入力部36から入力された行先の情報に基づいて制御装置35が制御を行うことで、所望の行先にまで管路20を通って自動的に移動する構成とすることができる。
【0027】
また、走行体30は、車体31に読取り部38を備え、管路20ないし引込み部分22の内面に設けられた位置情報標識40を読取り部38により読み取って現在位置を認識し、当該現在位置に基づいて制御装置35が制御を行うことで、所望の行先にまで管路20を通って自動的に移動する構成とすることができる。この場合、管路20ないし引込み部分22の内面に設ける位置情報標識40として、バーコードを用いることができる。このような構成により、走行体30を精度よく、所望の行先にまで自律的に移動させることができる。
【0028】
走行体30は、強磁性体で形成された走行面21に吸着する磁石Mを備えている。本実施形態では、走行体30は、車輪32が磁石Mで形成されている。車輪32を構成する磁石Mとしては、例えば、ネオジム磁石等の永久磁石を用いることができるが、電磁石を用いてもよい。
【0029】
走行体30は、車輪32が磁石Mで形成されることで、車輪32を走行面21に吸着させて鉛直方向に延びる管路20に沿ってすなわち垂直な走行面21に沿って管路20の内部を上下方向に移動することができる。
【0030】
なお、走行体30は、車輪32以外の部分に磁石Mを備えて、当該磁石Mを走行面21に吸着させつつ車輪32で走行する構成とすることもできる。また、走行体30は、車輪32に替えて無限軌道で走行する構成とすることもできる。この場合、無限軌道に磁石Mを設けた構成として無限軌道を走行面21に吸着させて走行する構成とするのが好ましいが、無限軌道以外の部分に磁石Mを備えて、当該磁石Mを走行面21に吸着させつつ無限軌道で走行する構成とすることもできる。
【0031】
走行体30は、荷台37を備えている。走行体30は、荷台37に物品15を荷物として搭載することができる。荷台37には、走行体30が管路20に沿って上下方向に移動する際に物品15が荷台37から落下することを防止するために、物品15を荷台37に固定する構成が設けられるのがよい。なお、走行体30は、荷台37に替えて、物品15を収納可能な荷室を備えた構成とするなど、物品15を荷物として搭載可能な種々の構成とすることができる。
【0032】
次に、上記構成を有する搬送システム1により、保管室14から診察室16ないしナースステーション17に、物品15を搬送する方法(本発明の一実施形態に係る搬送方法)について説明する。
【0033】
まず、診察室16の作業台19において、走行体30の荷台37に、所望の物品15を搭載する。
【0034】
次に、入力部36を操作して所望の行先を制御装置35に入力する。例えば、3階部分13のナースステーション17に物品15を届ける場合には、入力部36に、3階部分13のナースステーション17の位置情報を入力する。
【0035】
次に、物品15を搭載し、行先が入力された走行体30を引込み部分22の開口から管路20に向けて走行させる。これにより、物品15を荷物として搭載した走行体30は、引込み部分22から管路20に達した後、磁石Mを走行面21に吸着させて管路20の内部を垂直姿勢で走行し、1階部分11から3階部分13にまで移動し、3階部分13にまで達すると引込み部分22を通ってナースステーション17に設置された作業台19にまで移動する。
【0036】
なお、管路20と引込み部分22との接続部分は、例えば、当該接続部分を走行体30が滑らかに移動可能な湾曲した形状とすることができるが、走行体30を、接続部分の角部を乗り越え可能な機構を有する構成とすることもできる。
【0037】
走行体30がナースステーション17の作業台19にまで移動したならば、走行体30の荷台37から物品15を降ろし、搬送が完了する。
【0038】
なお、引込み部分22を棚などの収納設備に接続し、走行体30が収納設備にまで移動した後、ハンドリング装置等を用いて、荷物を走行体30から収納設備に自動的に収納する構成とすることもできる。
【0039】
このように、本実施形態の搬送システム1ないし搬送方法によれば、搬送に多大な人員を投入することなく、走行体30によって荷物を迅速に搬送することができるので、搬送に関する人件費を削減することができる。
【0040】
また、本実施形態の搬送システム1ないし搬送方法では、荷物を搭載した走行体30を、建築物10に設けた専用の管路20の内部を経路として所定の階層から他の階層にまで移動させるようにしたので、建築物10の通路等において患者などの人に走行体30を接触させることなく、荷物の搬送を安全に行うことができる。
【0041】
さらに、本実施形態の搬送システム1ないし搬送方法では、走行体30を、磁石Mを走行面21に吸着させて管路20の内部を走行する構成としたので、空調ダクト内を飛行するドローンを用いた搬送システムに対して、より重く大きな荷物を搬送することができる。
【0042】
さらに、本実施形態の搬送システム1ないし搬送方法では、走行体30を、磁石Mを走行面21に吸着させて管路20の内部を走行する構成としたので、空調ダクト内を飛行するドローンのように風に影響を受けて墜落や衝突を生じることなく、荷物を確実に搬送することができる。
【0043】
さらに、本実施形態の搬送システム1ないし搬送方法では、管路20を建築物10の外壁18に配置するようにしたので、例えば建築物10の改装等により、保管室14、診察室16、ナースステーション17等の間取りや配置のプランが変更されたときに、変更後のプランに合わせて外壁18に取り付けた管路20の配置ないし経路を変更して、当該プランの変更に容易に対応することができる。
【0044】
本実施形態の搬送システム1ないし搬送方法では、管路20ないし引込み部分22に複数の走行体30を同時に走行させることで、大量の荷物をより効率よく搬送することができる。
【0045】
この場合、管路20の内部ないし引込み部分22の内部において、走行体30同士が衝突することを防止するために、内部空間を往路と復路とに区画した構成とすることもできる。より具体的には、図4に示すように、管路20は、内部空間を隔壁23によって左右に区画することで、往路20aと復路20bとが左右に配置された構成とすることもでき、または、図5に示すように、管路20は、内部空間を隔壁23によって上下に区画することで、往路20aと復路20bとが上下に配置された構成とすることもできる。何れの場合においても、往路20aと復路20bのそれぞれに強磁性体で形成された走行面21が設けられる。
【0046】
このような構成においては、作業者は、物品15を荷物として搭載した走行体30を往路20aに配置し、往路20aを経路として荷物の搬送を行うようにする。反対に、所望の行先に到着した走行体30から荷物を降ろした後には、作業者は、荷物を搭載していない走行体30を復路20bに配置し、復路20bを経路として走行体30を保管室14にまで移動させるようにする。これにより、管路20の内部を互いに逆方向に対向して走行する2台の走行体30が衝突することを確実に防止して、管路20の内部で走行体30が落下するなどして管路20が詰まり、走行体30が管路20を走行できなくなることを防止することができる。
【0047】
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0048】
例えば、前記実施形態では、建築物10を病院としたが、これに限らず、建築物10は、例えばオフィスビル、工場等の、他の用途に用いられるものであってもよい。
【0049】
また、前記実施形態では、走行体30により搬送する物品15を、リネン、診療材料(PPE)としたが、これに限らず、上記以外の種々の物品等を荷物として搬送するようにしてもよい。
【0050】
さらに、前記実施形態では、管路20を外壁18に配置するようにしているが、これに限らず、管路20を建築物10の外壁18の内側の領域すなわち建築物10の内部に設けるようにしてもよい。
【0051】
さらに、前記実施形態では、管路20を、鉛直方向に真っすぐに延びた形状としているが、これに限らず、必要に応じて、例えば、鉛直方向に真っすぐに延びる部分から分岐して外壁18に沿って水平方向に延びる部分を設けるなど、その形状は種々変更可能である。また、管路20の断面形状も、矩形形状に限らず、走行体30が走行可能な形状であれば、種々の形状とすることができる。
【0052】
さらに、前記実施形態では、管路20に引込み部分22を接続するようにしているが、これに限らず、引込み部分22を設けることなく、外壁18に設けた開口において管路20に対して走行体30を出入りさせる構成としてもよい。
【符号の説明】
【0053】
1 搬送システム
10 建築物
11 1階部分(第1の階層)
12 2階部分(第2の階層)
12a 天井裏空間
13 3階部分(第2の階層)
14 保管室
15 物品
16 診察室
17 ナースステーション
18 外壁
19 作業台
20 管路
20a 往路
20b 復路
21 走行面
22 引込み部分
23 隔壁
30 走行体
31 車体
32 車輪
33 駆動源
34 バッテリー
35 制御装置
36 入力部
37 荷台
38 読取り部
40 位置情報標識
M 磁石
図1
図2
図3
図4
図5