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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023100440
(43)【公開日】2023-07-19
(54)【発明の名称】照明器具
(51)【国際特許分類】
   F21S 8/04 20060101AFI20230711BHJP
   F21S 2/00 20160101ALI20230711BHJP
   F21V 29/503 20150101ALI20230711BHJP
   F21V 29/77 20150101ALI20230711BHJP
   F21V 21/30 20060101ALI20230711BHJP
   F21Y 115/10 20160101ALN20230711BHJP
   F21W 131/407 20060101ALN20230711BHJP
【FI】
F21S8/04 110
F21S2/00 365
F21V29/503
F21V29/77
F21V21/30 100
F21Y115:10
F21W131:407
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022001125
(22)【出願日】2022-01-06
(71)【出願人】
【識別番号】314012076
【氏名又は名称】パナソニックIPマネジメント株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001427
【氏名又は名称】弁理士法人前田特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】辻 裕也
(72)【発明者】
【氏名】衛藤 信行
(57)【要約】
【課題】照明器具の部品点数を削減する。
【解決手段】照明器具は、光源ユニット1a,1bと、光源ユニット1aが取り付けられた底板42aと、光源ユニット1bが取り付けられ、底板42aと第1方向に並んで配置された底板42bと、第2方向に、底板42a,42bと対向するように配置された天板41と、第3方向に対向するように配置され、天板41と底板42aとを連結する一対の第1支持部43と、第3方向に対向するように、一対の第1支持部43と異なる位置に配置され、天板41と底板42bとを連結する第2支持部44とを備える。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1および第2光源ユニットと、
前記第1光源ユニットが取り付けられた第1底板と、
前記第2光源ユニットが取り付けられ、前記第1底板と第1方向に並んで配置された第2底板と、
前記第1方向と垂直をなす第2方向に、前記第1および第2底板と対向するように配置された1の天板と、
前記第1および第2方向と垂直をなす第3方向に対向するように配置され、前記天板と前記第1底板とを連結する一対の第1支持部と、
前記第3方向に対向するように、前記一対の第1支持部と異なる位置に配置され、前記天板と前記第2底板とを連結する第2支持部とを備える、照明器具。
【請求項2】
前記第1支持部と前記第2支持部とを連結する連結部をさらに備える、請求項1に記載の照明器具。
【請求項3】
前記連結部は、前記天板と連結される、請求項2に記載の照明器具。
【請求項4】
前記連結部は、前記第2方向における端部に第1屈曲部が形成されており、当該第1屈曲部を介して、前記天板と連結されている、請求項3に記載の照明器具。
【請求項5】
前記第1支持部、前記第2支持部および前記連結部は、一体に形成されている、請求項2~4のいずれか1項に記載の照明器具。
【請求項6】
当該照明器具を天井に固定するためのアームをさらに備え、
前記アームは、前記連結部に連結されている、請求項2~5のいずれか1項に記載の照明器具。
【請求項7】
前記第1および第2支持部は、前記第1方向における端部に第2屈曲部が形成されている、請求項1~6のいずれか1項に記載の照明器具。
【請求項8】
前記第1および第2底板には、前記第1および第2光源ユニットと反対側の面に複数の放熱フィンが形成されている、請求項1~7のいずれか1項に記載の照明器具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、照明器具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来より、体育館やホールなどの天井の高い建物に設置され、照明空間を上方から照明する、いわゆる高天井用の照明器具が知られている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第6450418号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1の照明器具は、長手方向に2つの光源ユニットを備えている。また、光源ユニットのそれぞれに、光源ユニットに点灯電力を供給するための点灯回路と、点灯回路を支持する支持板と、支持板と光源ユニットを連結する2つの連結板とが設けられている。このため、複数の光源ユニットを照明器具に備えた場合、光源ユニットごとに、点灯回路と支持板と2つの連結板を設ける必要があり、部品点数が多くなる。これにより、施工性が低下したり、製造コストが上昇するおそれがある。
【0005】
そこで、本開示は、部品点数を削減した照明器具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を達成するために、本開示の一実施形態に係る照明器具は、第1および第2光源ユニットと、前記第1光源ユニットが取り付けられた第1底板と、前記第2光源ユニットが取り付けられ、前記第1底板と第1方向に並んで配置された第2底板と、前記第1方向と垂直をなす第2方向に、前記第1および第2底板と対向するように配置された1の天板と、前記第1および第2方向と垂直をなす第3方向に対向するように配置され、前記天板と前記第1底板とを連結する一対の第1支持部と、前記第3方向に対向するように、前記一対の第1支持部と異なる位置に配置され、前記天板と前記第2底板とを連結する第2支持部とを備える、照明器具。
【発明の効果】
【0007】
本開示によると、照明器具の部品点数を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本実施形態に係る照明器具を上方から見た斜視図。
図2】本実施形態に係る照明器具を下方から見た斜視図。
図3】本実施形態に係る放熱部を上方から見た平面図。
図4】本実施形態に係る照明器具の他の例を上方から見た斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物あるいはその用途を制限することを意図するものでは全くない。
【0010】
本実施形態に係る照明器具は、いわゆる高天井用の照明器具であることを例にして説明する。なお、本実施形態の照明器具は、高天井用の照明器具に限定されず、例えば、道路灯又は街路灯などの照明器具でもよい。
【0011】
また、以下の説明において、照明器具の前後方向(第1方向)、上下方向(第2方向)、左右方向(第3方向)を、図1に図示されている前後、上下、左右の矢印を用いて規定して説明する。
【0012】
図1に示すように、本実施形態に係る照明器具は、光源ユニット1a,1bと、電源ユニット2と、放熱部3a,3bと、保持部4と、アーム6とを備えている。
【0013】
光源ユニット1a,1bは、左右方向に並んで配置されている。
【0014】
電源ユニット2は、光源ユニット1a,1bに給電する。
【0015】
放熱部3a,3bは、光源ユニット1a,2bの放熱をそれぞれ行う。
【0016】
保持部4は、光源ユニット1a,1bを保持する。保持部4は、天板41と、底板42a,42bと、一対の第1支持部43と、一対の第2支持部44と、一対の第3支持部45とを有する。底板42a,42bには、光源ユニット1a,1bが下面にそれぞれ取り付けられている。一対の第1支持部43、一対の第2支持部44および一対の第3支持部45は、底板42a,42bの上面を、天板41の下面に対向させた状態で、天板41および底板42a,42bを支持する。
【0017】
電源ユニット2は、天板41の上面に取り付けられる。放熱部3a,3bは、底板42a,42bの上面にそれぞれ取り付けられる。光源ユニット1a,1bは、底板42a,42bの下面にそれぞれ取り付けられる。
【0018】
(光源ユニット)
図2に示すように、光源ユニット1a,1bは、光源に相当するLED(Light Emitting Diode)モジュールと、カバー10と、パッキン11とを有する。
【0019】
LEDモジュールは、例えば、複数個のLEDと、実装基板12とを有する。各LEDは、例えば、従来周知であるパッケージ型の白色LEDなどである。実装基板12は、矩形平板状の樹脂基板で構成されている。実装基板12は、底板42a,42bのそれぞれの下面に、例えば、ねじ止めにより固定されている。
【0020】
複数個のLEDは、実装基板12の下面に、縦横に並べて実装される。また、実装基板12の下面にレセプタクルコネクタが実装される。レセプタクルコネクタは、実装基板12の下面に形成される配線用の導体を介して、各LEDの電極(カソード及びアノード)と電気的に接続される。
【0021】
カバー10は、LEDモジュールを覆い隠すように保持部4に取り付けられる。カバー10は、ポリカーボネート樹脂などの透光性を有する合成樹脂材料により形成されている。
【0022】
カバー10は、本体部101と、フランジ部102とを有する。本体部101は、上面に開口(図示省略)を有した扁平な矩形の箱状に形成されている。フランジ部102は、本体部101の上記開口の周縁から外方に突出するように、本体部101と一体に形成されている。すなわち、カバー10を上方から見たときに、フランジ部102は、矩形枠状に形成されている。このフランジ部102が、底板42a(42b)に対して、ねじ止めされることにより、カバー10は、保持部4に取り付けられている。
【0023】
パッキン11は、フランジ部102と略同形で、上方から見たときに矩形枠状である。パッキン11は、例えばゴム材料又は樹脂材料により形成されている。パッキン11は、カバー10のフランジ部102と保持部4の底板42a(42b)との間に介在する。パッキン11は、塵又は水滴などがカバー10内に侵入することを防止する。
【0024】
(電源ユニット)
電源ユニット2は、電源ブロックと、電源ブロックを内部に収容するケース20とを有する。
【0025】
電源ブロックは、外部電源から供給される電力(例えば、商用電源から供給される交流電力)を光源ユニット1a,1bに必要とされる電力(直流電力)に変換する電力変換回路を有する。電力変換回路は、例えば、全波整流器、力率改善回路(昇圧チョッパ回路)、及びDC/DCコンバータ(降圧チョッパ回路)などを有する。電源ブロックは、例えば、プリント配線板の表面に、電力変換回路を構成する多数の回路部品が実装されて構成される。また、電源ブロックは、先端にプラグコネクタが設けられた出力ケーブルを有する。
【0026】
ケース20は、例えば、亜鉛鋼板などの金属板に折り曲げ加工を施すことで、下面が開口した矩形の箱状に形成されている。電源ブロックの多数の回路部品が実装されたプリント配線板は、ケース20の上板の裏側にねじ止め固定されている。電源ブロックの出力ケーブルは、ケース20の開口した下面から、保持部4の天板41の中央に設けられた貫通孔、及び、保持部4の底板42a,42bのそれぞれの中央に設けられた貫通孔を通して、光源ユニット1内に引き込まれている。すなわち、電源ブロックの出力ケーブルは、ケース20の開口した下面から、光源ユニット1に向かってほぼ真っ直ぐ下方に延びている。そして、電源ブロックの出力ケーブルは、光源ユニット1のレセプタクルコネクタと直接、若しくは別の電線ケーブルを介して、電気的に接続される。
【0027】
また、ケース20の後壁の外表面に端子台(図示省略)が設けられている。端子台は、電源ブロックと電気的に接続される。端子台には、外部電源と繋がっている電力線(図示省略)が接続される。端子台は、ケース20内に配置された電源ブロックと接続されている。電源ブロックは、端子台および電力線を介して、外部電源から電力の供給を受ける。
【0028】
(放熱部)
図1図3に示すように、放熱部3a(3b)は、複数の放熱フィン31から構成されている。複数の放熱フィン31は、底板42a(42b)の上面に固定されている。複数の放熱フィン31は、上方から見たときに、放射状になるように並んで配置されている(図3参照)。
【0029】
各放熱フィン31は、例えば、アルミニウム又はアルミニウム合金などの熱伝導性に優れた材料から形成されている。各放熱フィン31は、矩形板状の1枚のアルミ板に折り曲げ加工を施すことにより、略U字状に形成されている。具体的に、各放熱フィン31は、ベース部311と、一対の放熱板312とを有する。一対の放熱板312は、ベース部311の左右方向における両端縁からそれぞれ上方に延びるように形成されている。
【0030】
ベース部311は、略台形板状となるように形成されている。また、ベース部311には、厚み方向に貫通する複数のボス孔が設けられている。複数のボス孔は、ベース部311の長手方向に沿って設けられている。また、保持部4の底板42a(42b)は、ベース部311の複数のボス孔313にそれぞれ対応するように、複数のボスを有する。各放熱フィン31は、底板42a(42b)の複数のボスがベース部311の複数のボス孔313に挿入された状態で、底板42a(42b)のボスをかしめることにより、底板42a(42b)に固定されている。
【0031】
このように、放熱部3a(3b)は、各放熱フィン31が1つ1つ折り曲げ加工により形成され、また底板42a(42b)に対してかしめにより固定されている。そのため、例えば放熱部3a(3b)全体がアルミダイカストによって一体に形成される場合に比べて、放熱部3a(3b)の小型化及び軽量化を図ることができる。
【0032】
(保持部)
保持部4は、上述したように、天板41と、底板42a,42bと、一対の第1支持部43と、一対の第2支持部44と、一対の第3支持部45とを有する。
【0033】
天板41は、例えば、アルミニウム又はアルミニウム合金などの金属板により、略矩形板状に形成されている。天板41には、左側前方および右側前方に連結部41aが形成されており、左側後方および右側後方に連結部41bが形成されており、前側中央および後側中央に連結部41cが形成されており、左側中央および右側中央に連結部41dが形成されている。連結部41a,41bは、連結部41a,41dの間の距離と、連結部41b,41dの間の距離とが等しくなる位置に形成されている。
【0034】
底板42a,42bは、それぞれ、例えば、アルミニウム又はアルミニウム合金などの熱伝導性に優れた金属板により、略矩形板状に形成されている。底板42a(42b)には、左側中央および右側中央に、連結部42cが形成されている。また、底板42aには前側中央に連結部42dが形成されており、底板42bには後側中央に連結部42dが形成されている。そして、底板42a,42bは、連結部材46により連結されている。
【0035】
第1支持部43、第2支持部44および第3支持部45は、例えば、亜鉛鋼板などの1枚の金属板に折り曲げ加工を施すことにより形成されている。
【0036】
一対の第1支持部43は、左右方向において互いに対向するように配置されている。第1支持部43は、上下両端部に、連結部43a,43bが形成されている。連結部43a,43bは、第1支持部43の上下両端部に折り曲げ加工を施すことにより形成される。第1支持部43は、ねじなどにより、連結部43aが天板41の連結部41aと連結され、連結部43bが底板42aの連結部42cと連結される。
【0037】
一対の第2支持部44は、左右方向において互いに対向するように配置されている。第2支持部44は、上下両端部に、連結部44a,44bが形成されている。連結部44a,44bは、第2支持部44の上下両端部に折り曲げ加工を施すことにより形成される。第2支持部44は、ねじなどにより、連結部44aが天板41の連結部41bと連結され、連結部43bが底板42bの連結部42cと連結される。
【0038】
一対の第3支持部45は、前後方向において互いに対向するように配置されている。第3支持部45は、上下両端部に、連結部45a,45bが形成されている。連結部45a,45bは、第3支持部45の上下両端部に折り曲げ加工を施すことにより形成される。第3支持部45は、ねじなどにより、連結部45aが天板41の連結部41cと連結され、連結部45bが底板42a(42b)の連結部42dと連結される。
【0039】
この一対の第1支持部43、一対の第2支持部44および一対の第3支持部45により、天板41および底板42a,42bが固定されている。
【0040】
(アーム)
図1に示すように、アーム6は、亜鉛鋼板などの長尺の金属板が長手方向における両端で同一方向に略直角に曲げられてU字状に形成されている。
【0041】
アーム6は、長手方向の両端部が、一対の第4支持部51に取り付けられている。一対の第4支持部51は、左右方向において互い対向するように配置されている。この第4支持部51は、ねじ52,53などにより、上端部が一対の第4支持部51とそれぞれ連結されている。また、第4支持部51は、下端部に、連結部51aが形成されている。連結部51aは、第4支持部51の両端部に折り曲げ加工を施すことにより形成される。連結部51aは、天板41の左側中央(右側中央)に形成された連結部41dに連結されている。すなわち、アーム6は、第4支持部51を介して、保持部4の天板41、底板42a,42bおよび第1支持部43を固定している。
【0042】
上述したように、アーム6は、第4支持部51を介して、天板41の前側中央および後側中央に形成された連結部41dと連結されている。また、第1支持部43および第2支持部44は、連結部41dから前後方向に等距離となるように形成された連結部41a,41bにそれぞれ連結される。この構成により、本照明器具の荷重のバランスが安定している。
【0043】
また、アーム6は、ねじ53を外した状態において、ねじ52を中心に左右方向に回転可能となっている。アーム6の両端部には、貫通孔61が形成されており、本照明器具の方向が定まった後に、貫通孔61を介してねじ53を締結することで、アーム6と第4支持部51とを固定することができる。
【0044】
本実施形態の照明器具は、アーム6のボルト挿通孔に挿通される一対の吊りボルトにナットが締め付けられることで建物の天井に設置される。ただし、本実施形態の照明器具は、アーム6が吊りボルトから外れたとしても照明器具が落下しないように、ワイヤなどでさらに支持されていることが好ましい。
【0045】
以上に説明したように、本実施形態に係る照明器具は、光源ユニット1a,1b(第1および第2光源ユニット)と、光源ユニット1aが取り付けられた底板42a(第1底板)と、光源ユニット1bが取り付けられ、底板42aと前後方向(第1方向)に並んで配置された底板42b(第2底板)と、上下方向(第2方向)に、底板42a,42bと対向するように配置された天板41と、左右方向(第3方向)に対向するように配置され、天板41と底板42aとを連結する一対の第1支持部43と、前後方向に対向するように、一対の第1支持部43と異なる位置に配置され、天板41と底板42bとを連結する第2支持部44とを備える。
【0046】
この構成によると、光源ユニット1aは、底板42a、一対の第1支持部43および天板41によって支持される。光源ユニット1bは、底板42b、一対の第2支持部44および天板41によって支持される。これにより、光源ユニットごとに天板および電源ユニットを設ける必要がなくなる。したがって、照明器具の部品点数を削減することができる。
【0047】
(その他の実施形態)
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施形態について説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、適宜、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施形態にも適用可能である。
【0048】
図4に示すように、照明器具に、第1支持部43と第2支持部とを連結する連結部47を設けてもよい。図4では、一対の連結部47が、左右方向にそれぞれ設けられており、左右方向に延びるように形成されている。また、連結部47は、第1支持部43の上端部と第2支持部44の上端部とを連結するように形成されている。この連結部47は、上端部に、第1屈曲部471を有する。第1屈曲部471は、連結部47の上端部に折り曲げ加工を施すことにより、形成される。連結部47は、ねじなどにより、第1屈曲部471が天板41と連結される。この連結部47を形成することにより、照明器具の強度を向上させることができる。なお、連結部47は、必ずしも第1支持部43および第2支持部44の上端部の間に配置されていなくてもよく、第1支持部43と第2支持部44とを連結していれば、どの位置に配置されてもよいし、どのような形状であってもよい。
【0049】
また、図4では、第4支持部51が省略されており、アーム6の両端部が一対の連結部47にそれぞれ連結されている。具体的に、アーム6は、ねじ53,52により、連結部47に直接連結されている。これにより、照明器具の部品点数を削減しつつ、照明器具の強度を向上させることができる。
【0050】
また、図4において、第1支持部43、第2支持部44および連結部47は一体に形成されている。これにより、照明器具の部品点数を削減することができるとともに、保持部4の強度を向上させることができる。
【0051】
なお、上記実施形態において、第1支持部43(または第2支持部44)の左右両端部に第2屈曲部(図示省略)を形成してもよい。この第2屈曲部は、第1支持部43(または第2支持部44)の左右両端部に折り曲げ加工を施すことにより、形成される。これにより、照明器具の強度を向上させることができる。なお、第3支持部45の前後両端部に第2屈曲部を形成してもよい。この場合にも、照明器具の強度を向上させることができる。
【0052】
また、上記実施形態では、光源ユニットが2つ(光源ユニット1a,1b)の場合を例にして説明したが、これに限られず、光源ユニットは、2つ以上であってもよい。この場合、光源ユニットは、左右方向に並んで配置されてもよいし、前後方向に並んで配置されてもよいし、アレイ状に配置されてもよい。光源ユニットごとに1の底板が設けられ、天板41と各底板が一対の支持部によって連結されていればよい。
【0053】
また、上記実施形態において、放熱フィン31は、上方から見たときに、放射状になるように並んで配置されている(図3参照)が、放熱フィン31の配置はこれに限られず、例えば、上方から見たときに、放熱板312が左右方向または前後方向に並ぶように配置されていてもよい。
【0054】
また、上記実施形態において、照明器具に、外部に配置された通信装置(図示省略)と、電波や赤外線を媒体として無線通信を行う無線通信部を備えてもよい。この場合、無線通信部は、通信装置から無線信号を受信する。そして、電源ユニット2の電力変換回路は、無線通信部が受信した通信信号に応じて、光源ユニットの点灯状態を制御する。例えば、通信信号には、光源ユニット1のON/OFFや調光レベルなどを示す情報が含まれており、電力変換回路は、通信信号に応じて、光源ユニット1の点灯状態を制御する。なお、この無線通信部は、第3支持部45の外側に設けられてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0055】
本開示の照明器具は、体育館やホールなどの天井の高い建物に設置され、照明空間を上方から照明する、いわゆる高天井用の照明器具として用いることができる。
【符号の説明】
【0056】
1 光源ユニット
2 電源ユニット
3 放熱部
31 放熱フィン
4 保持部
41 天板
42a 底板(第1底板)
42b 底板(第2底板)
43 第1支持部
44 第2支持部
47 連結部
471 第1屈曲部
6 アーム
図1
図2
図3
図4