(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023100535
(43)【公開日】2023-07-19
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/34 20120101AFI20230711BHJP
【FI】
G06Q50/34
【審査請求】未請求
【請求項の数】16
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022001283
(22)【出願日】2022-01-06
(71)【出願人】
【識別番号】500033117
【氏名又は名称】株式会社MIXI
(74)【代理人】
【識別番号】110001139
【氏名又は名称】SK弁理士法人
(74)【代理人】
【識別番号】100130328
【弁理士】
【氏名又は名称】奥野 彰彦
(74)【代理人】
【識別番号】100130672
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 寛之
(72)【発明者】
【氏名】石井 公二
(72)【発明者】
【氏名】大脇 遼平
(72)【発明者】
【氏名】栗山 幸介
(72)【発明者】
【氏名】松本 雅矩
(72)【発明者】
【氏名】小牧 信貴
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049CC54
(57)【要約】
【課題】ユーザ自身が投票を行った競技の結果に関連する競技結果情報を別のユーザと容易に共有することが可能な情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムを提供する。
【解決手段】情報処理装置は、表示制御部を備える。表示制御部は、第1ユーザによる競技への投票が行われた場合、第1ユーザからの競技の結果の表示要求に基づいて、第1ユーザおよび第2ユーザがそれぞれ利用可能な第1端末および第2端末に対して、競技の結果に関連する競技結果情報を表示させる。
【選択図】
図7
【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示制御部を備え、
前記表示制御部は、第1ユーザによる競技への投票が行われた場合、前記第1ユーザからの前記競技の結果の表示要求に基づいて、前記第1ユーザおよび第2ユーザがそれぞれ利用可能な第1端末および第2端末に対して、前記競技の結果に関連する競技結果情報を表示させる、
情報処理装置。
【請求項2】
前記表示制御部は、前記第1端末と前記第2端末との間で前記競技結果情報を時間的に同期して表示させる、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
提示部をさらに備え、
前記提示部は、前記第1ユーザに対して、前記第2ユーザの候補となる候補ユーザを提示する、
請求項1または請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記提示部は、前記競技への投票を行ったユーザを前記候補ユーザとして提示する、
請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記提示部は、前記競技の結果を確認していないユーザを前記候補ユーザとして提示する、
請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記提示部は、前記競技結果情報の表示に対する前記候補ユーザの不同意に基づいて、前記第2ユーザの候補となる候補ユーザを新たに提示する、
請求項3~請求項5の何れか1項に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記表示制御部は、前記競技結果情報の表示に対する前記候補ユーザの同意に基づいて、前記第2ユーザとしての当該候補ユーザが利用可能な前記第2端末に対して、前記競技結果情報を表示させる、
請求項3~請求項6の何れか1項に記載の情報処理装置。
【請求項8】
提案部をさらに備え、
前記提案部は、前記表示要求に基づいて、複数のユーザに対して前記競技結果情報の表示を提案し、
前記表示制御部は、前記複数のユーザのうち前記競技結果情報の表示に同意したユーザを前記第2ユーザとし、前記第1端末および前記第2端末に対して前記競技結果情報を表示させる、
請求項1~請求項7の何れか1項に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記表示制御部は、前記第1端末および前記第2端末に対して、前記競技結果情報の表示に不同意のユーザにより投票が行われた競技の結果に関連する第1競技結果情報よりも先に、前記不同意のユーザにより投票が行われていない競技の結果に関連する第2競技結果情報を表示させる、
請求項8に記載の情報処理装置。
【請求項10】
前記表示制御部は、前記第1端末および前記第2端末に対して、前記競技結果情報として、前記第1ユーザおよび前記第2ユーザによる前記競技への投票の内容を表示させる、
請求項1~請求項9の何れか1項に記載の情報処理装置。
【請求項11】
前記表示制御部は、前記第1端末および前記第2端末の第1表示領域に対して、前記競技結果情報を表示させる一方、前記第1端末および前記第2端末の第2表示領域に対して、前記第1ユーザと前記第2ユーザとの間で行われるコミュニケーションの内容を表示させる、
請求項1~請求項10の何れか1項に記載の情報処理装置。
【請求項12】
報知部をさらに備え、
前記報知部は、前記表示制御部により前記競技結果情報が表示された後、前記第1ユーザおよび前記第2ユーザの少なくとも一方により投票が行われ、かつ、結果が確認されていない競技が存在する場合、前記第1端末および前記第2端末に対して当該競技の結果に関連する競技結果情報の存在を前記第1ユーザおよび前記第2ユーザに報知する、
請求項1~請求項11の何れか1項に記載の情報処理装置。
【請求項13】
推奨部をさらに備え、
前記推奨部は、前記表示制御部により前記競技結果情報が表示された後、前記第1ユーザおよび前記第2ユーザの少なくとも一方により投票が行われていない競技への投票を行うことを前記第1ユーザおよび前記第2ユーザの少なくとも一方に推奨する、
請求項1~請求項11の何れか1項に記載の情報処理装置。
【請求項14】
前記推奨部は、前記第1ユーザと前記第2ユーザとの間で互いに投票の内容を確認可能な状態において前記第1ユーザおよび前記第2ユーザの少なくとも一方により投票が行われていない競技への投票を行うことを前記第1ユーザおよび前記第2ユーザの少なくとも一方に推奨する、
請求項13に記載の情報処理装置。
【請求項15】
第1ユーザによる競技への投票が行われた場合、前記第1ユーザからの前記競技の結果の表示要求に基づいて、コンピュータが、前記第1ユーザおよび第2ユーザがそれぞれ利用可能な第1端末および第2端末に対して、前記競技の結果に関連する競技結果情報を表示させる、
情報処理方法。
【請求項16】
コンピュータに、
第1ユーザによる競技への投票が行われた場合、前記第1ユーザからの前記競技の結果の表示要求に基づいて、前記第1ユーザおよび第2ユーザがそれぞれ利用可能な第1端末および第2端末に対して、前記競技の結果に関連する競技結果情報を表示させる処理を実行させる、
情報処理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、競輪、競馬、オートレースまたは競艇等の投票が行われる各種の競技における投票を例えば携帯端末により行うことができる投票システムが知られている。例えば特許文献1には、投票者が携帯端末を用いて投票券を購入することができる投票システムが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術を含む従来の投票システムでは、ユーザ自身が投票を行った競技の結果に関連する競技結果情報を別のユーザと容易に共有することができないという問題があった。
【0005】
本発明の目的は、ユーザ自身が投票を行った競技の結果に関連する競技結果情報を別のユーザと容易に共有することが可能な情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る情報処理装置は、
表示制御部を備え、
前記表示制御部は、第1ユーザによる競技への投票が行われた場合、前記第1ユーザからの前記競技の結果の表示要求に基づいて、前記第1ユーザおよび第2ユーザがそれぞれ利用可能な第1端末および第2端末に対して、前記競技の結果に関連する競技結果情報を表示させる。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、ユーザ自身が投票を行った競技の結果に関連する競技結果情報を別のユーザと容易に共有することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】第1の実施形態における投票システムの構成を示す図である。
【
図2】第1の実施形態におけるサーバのハードウェア構成を示すブロック図である。
【
図3】第1の実施形態におけるユーザ端末のハードウェア構成を示すブロック図である。
【
図4】第1の実施形態におけるサーバの機能構成例を示すブロック図である。
【
図5】ユーザ端末の表示部に表示される画面の一例である。
【
図6】ユーザ端末の表示部に表示される画面の一例である。
【
図7】第1の実施形態におけるサーバとユーザ端末のシーケンス図である。
【
図8】第1の実施形態におけるサーバとユーザ端末のシーケンス図である。
【
図9】第2の実施形態におけるサーバの機能構成例を示すブロック図である。
【
図10】第3の実施形態におけるサーバの機能構成例を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態における投票システム1の構成を示す。投票システム1は、例えば競輪、競馬または競艇等の投票が行われる各種の競技においてユーザによる投票を管理するシステムである。
【0010】
本実施形態においては、投票システム1が競輪に使用される場合を例に説明するが、投票システム1は競輪に限られず競馬や競艇、オートレースといった投票行為が行われる各種競技に使用されても良い。また、投票システム1は、ドッグレース、自動車レース等の順位が決まる各種競技や、野球、ラグビー、サッカー等のチームスポーツ競技、またはエレクトロニック・スポーツに使用されても良い。また、投票システム1は、上記の各種競技についてのシミュレーションゲーム等に使用されても良い。
【0011】
図1に示すように、投票システム1は、サーバ10および複数のユーザ端末20(ユーザ端末20a、ユーザ端末20b、ユーザ端末20c、ユーザ端末20d)を備える。サーバ10と複数のユーザ端末20とは、インターネット、無線LAN等の通信回線5を介して互いに通信可能に接続されている。なお、サーバ10は、本発明の「情報処理装置」として機能する。また、複数のユーザ端末20は、本発明の「第1端末」、「第2端末」として機能する。
【0012】
本実施形態において、ユーザ端末20a、ユーザ端末20b、ユーザ端末20c、ユーザ端末20dを使用するユーザをそれぞれユーザU1、ユーザU2、ユーザU3、ユーザU4とする。ユーザU1、ユーザU2、ユーザU3、ユーザU4をそれぞれ区別する必要がない場合は、ユーザU1、ユーザU2、ユーザU3、ユーザU4をそれぞれユーザUと表現する。
【0013】
また、ユーザ端末20a、ユーザ端末20b、ユーザ端末20c、ユーザ端末20dをそれぞれ区別する必要がない場合は、ユーザ端末20a、ユーザ端末20b、ユーザ端末20c、ユーザ端末20dをそれぞれユーザ端末20と表現する。
【0014】
なお、投票システム1が備えるユーザ端末20の数は4つに限られず、少なくとも1つ以上のユーザ端末20を備えていれば良い。
【0015】
ユーザ端末20は、例えばスマートフォンやタブレット端末等の情報処理端末である。なお、ユーザ端末20は、例えば携帯電話機、パーソナルコンピュータ(PC)、ノートPC、携帯情報端末(PDA:Personal Digital Assistant)、家庭用ゲーム機器等、どのような端末が用いられても良い。
【0016】
サーバ10は、1つの機器から構成されていても良いし、複数の機器から構成されていても良い。また、サーバ10は、クラウド上で実現されるサーバであっても良い。
【0017】
図1を参照して投票システム1を使用して行われる投票の概要について説明する。まず、ユーザUは、ユーザ端末20を操作してサーバ10にアクセスする。次に、ユーザUは、サーバ10にアクセスした後、サーバ10にログインするため、ユーザUを一意に特定するための情報(例えば、ユーザID、パスワード等)をユーザ端末20に入力する。入力された情報は、通信回線5を介してユーザ端末20からサーバ10に送信される。
【0018】
次に、サーバ10は、ユーザ端末20から受信した情報に基づいて、投票システム1を使用しているユーザUを特定する。次に、サーバ10は、投票画面を表示させるための情報を含む画面情報を生成し、ユーザ端末20に送信する。
【0019】
次に、ユーザ端末20は、サーバ10から受信した画面情報に基づいて投票画面を表示する。そして、ユーザUは、ユーザ端末20に表示された投票画面を用いて投票を行う。ここで、投票画面とは、ユーザUが投票を行うための画面であり、例えば競輪の場合、「3連単」、「3連複」、「2車単」、「2車復」、「2枠単」、「2枠複」、「ワイド」といった投票方式および投票の対象となる選手(例えば、投票方式が「2車単」の場合、1着と2着になる選手)の選択肢が投票画面に表示される。ユーザUは、投票画面を用いて投票方式および投票対象となる選手の選択を行うことができる。
【0020】
ユーザUによる投票が完了すると、入力された投票情報は、通信回線5を介してユーザ端末20からサーバ10に送信される。その後、サーバ10は、実際のレースの結果に基づいてユーザUによる投票が的中しているか否か等を判定し、判定の結果を示す判定結果情報をユーザ端末20に送信する。ユーザ端末20は、サーバ10から受信した判定結果情報を表示する。ユーザUは、ユーザ端末20に表示された判定結果情報を参照することによって、自身が行った投票が的中しているか否かを確認することができる。
【0021】
(サーバ10のハードウェア構成)
図2は、本実施形態におけるサーバ10のハードウェア構成を示すブロック図である。
図2に示すように、サーバ10は、制御部11、記憶部12、通信部13、操作入力部14およびモニタ15を備えて構成される。
【0022】
制御部11は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、マイクロプロセッサ、DSP(Digital Signal Processor)等であり、サーバ10の全体の動作を制御する。
【0023】
記憶部12の一部は、例えば、RAM(Random Access Memory)やDRAM(Dynamic Random Access Memory)等で構成されており、制御部11による各種プログラムに基づく処理の実行時のワークエリア等として用いられる。
【0024】
また、記憶部12の一部は、例えば、ROM(Read Only Memory)等の不揮発性メモリまたはHDD(Hard Disk Drive)であり、各種データおよび制御部11の処理に利用されるプログラム等を保存する。記憶部12は、各種情報および処理結果等を記録しておくための1以上のテーブル等を含むデータベースを保持することが可能である。
【0025】
記憶部12に記憶されるプログラムは、例えば、サーバ10の基本的な機能を実現するためのOS(Operating System)、各種ハードウェアを制御するためのドライバ、各種機能を実現するためのプログラム等であって、本発明の「情報処理プログラム」として機能するプログラムを含む。
【0026】
通信部13は、例えばNIC(Network Interface Controller)であり、通信回線5に接続する機能を有する。なお、通信部13は、NICに代えて、またはNICと共に、無線LAN(Local Area Network)に接続する機能、無線WAN(Wide Area Network)に接続する機能、例えばBluetooth(登録商標)等の近距離の無線通信、および赤外線通信等を可能とする機能を有しても良い。サーバ10は、通信回線5を介してユーザ端末20等と接続され、ユーザ端末20等との間で各種データの送受信を行うことができる。
【0027】
操作入力部14は、キーボードおよびマウス等で構成され、ユーザによる各種操作の入力を受け付ける。モニタ15は、例えば液晶ディスプレイ装置等であり、各種画像を表示する。
【0028】
制御部11、記憶部12、通信部13、操作入力部14およびモニタ15は、システムバス16を介して相互に電気的に接続されている。したがって、制御部11は、記憶部12へのアクセス、モニタ15に対する画像の表示、ユーザによる操作入力部14に対する操作状態の把握、および通信部13を介した各種通信網やユーザ端末20へのアクセス等を行うことができる。
【0029】
(ユーザ端末20のハードウェア構成)
図3は、本実施形態におけるユーザ端末20のハードウェア構成を示すブロック図である。
図3に示すように、ユーザ端末20は、制御部21、記憶部22、通信部23、表示部24、スピーカ25、マイク26、カメラ27および操作ボタン28を備えて構成される。
【0030】
制御部21は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、マイクロプロセッサ、DSP(Digital Signal Processor)等であり、ユーザ端末20の全体の動作を制御する。
【0031】
記憶部22の一部は、例えば、RAM(Random Access Memory)やDRAM(Dynamic Random Access Memory)等で構成されており、制御部21による各種プログラムに基づく処理の実行時のワークエリア等として用いられる。
【0032】
また、記憶部22の一部は、例えば、ROM(Read Only Memory)等の不揮発性メモリまたはHDD(Hard Disk Drive)であり、各種データおよび制御部21の処理に利用されるプログラム等を保存する。記憶部22は、各種情報および処理結果等を記録しておくための1以上のテーブル等を含むデータベースを保持することが可能である。
【0033】
記憶部22に記憶されるプログラムは、例えば、ユーザ端末20の基本的な機能を実現するためのOS(Operating System)、各種ハードウェアを制御するためのドライバ、各種機能を実現するためのプログラム等を含む。
【0034】
通信部23は、例えばNIC(Network Interface Controller)であり、通信回線5に接続する機能を有する。なお、通信部23は、NICに代えて、またはNICと共に、無線LAN(Local Area Network)に接続する機能、無線WAN(Wide Area Network)に接続する機能、例えばBluetooth(登録商標)等の近距離の無線通信、および赤外線通信等を可能とする機能を有しても良い。ユーザ端末20は、通信回線5を介してサーバ10や他のユーザ端末20等と接続され、サーバ10や他のユーザ端末20等との間で各種データの送受信を行うことができる。
【0035】
表示部24は、タッチパネルディスプレイ等であり、画像等を表示し、ユーザUによる操作を受け付けることが可能である。
【0036】
スピーカ25は、制御部21の制御を受けて各種の音を出力する。マイク26は、制御部21の制御を受けて各種の音を入力する。カメラ27は、制御部21の制御を受けて被写体を撮像する。
【0037】
操作ボタン28は、ユーザ端末20の例えば側面等に設けられ、ユーザ端末20を起動または停止させるための電源ボタンや、スピーカ25から出力される音のボリューム(音量)を調整するためのボタン等である。
【0038】
制御部21、記憶部22、通信部23、表示部24、スピーカ25、マイク26、カメラ27および操作ボタン28は、システムバス29を介して相互に電気的に接続されている。したがって、制御部21は、記憶部22へのアクセス、表示部24に対する画像の表示、ユーザUによるタッチパネルディスプレイ(表示部24)や操作ボタン28に対する操作状態の把握、マイク26への音の入力、スピーカ25からの音の出力、カメラ27に対する制御、および通信部23を介した各種通信網、サーバ10や他のユーザ端末20等へのアクセス等を行うことができる。
【0039】
図4は、第1の実施形態におけるサーバ10が備える制御部11の機能構成例を示すブロック図である。
図4に示すように、制御部11は、機能構成として、表示制御部11a、提示部11bおよび提案部11cを備える。なお、一般的にサーバ10の制御部11は、上記以外にも種々の機能を有しているが、ここでは、第1の実施形態における投票システム1において特徴的な機能のみを説明することとし、その他の既知の機能等については図示および説明を省略する。
【0040】
表示制御部11aは、第1のユーザU(例えばユーザU1、本発明の「第1ユーザ」に相当)による競技への投票が行われた場合、第1のユーザUからの当該競技の結果の表示要求に基づいて、第1のユーザUおよび第2のユーザU(例えばユーザU2、本発明の「第2ユーザ」に相当)がそれぞれ利用可能な第1のユーザ端末20(例えばユーザ端末20a、本発明の「第1端末」に相当)および第2のユーザ端末20(例えばユーザ端末20b、本発明の「第2端末」に相当)の表示部24に対して、当該競技の結果に関連する競技結果情報を表示させる。
【0041】
本実施形態では、表示制御部11aは、第1のユーザ端末20と第2のユーザ端末20との間で競技結果情報を時間的に同期して表示させる。第2のユーザUは、第1のユーザUにより指定される。
【0042】
競技結果情報は、第1のユーザUによる競技への投票内容(例えば投票方式、投票対象および投票金額)、競技映像(例えばテレビカメラ等の撮影装置で撮影された競技の内容を示す映像)、投票の結果(例えば的中、不的中の結果および的中した場合の配当金額)を含む。本実施形態では、表示制御部11aは、第1のユーザ端末20および第2のユーザ端末20に対して、競技結果情報として、競技の内容を示す競技映像を表示させた後に、第1のユーザUおよび第2のユーザUによる競技への投票の結果を表示させる。
【0043】
提示部11bは、第1のユーザUによる競技への投票が行われ、第1のユーザUからの当該競技の結果の表示要求が発生した場合、第1のユーザUに対して、第2のユーザUの候補となる候補ユーザを提示する。
【0044】
本実施形態では、提示部11bは、第1のユーザUが投票を行った競技への投票を行ったユーザUを候補ユーザとして提示する。具体的には、提示部11bは、各候補ユーザについて、対象の(第1のユーザUが結果を見ようとしている)レースに対する投票状況(例えば投票済か否か)を識別可能に表示させる。なお、提示部11bは、第1のユーザUが投票を行った競技への投票を行い、かつ、当該競技の結果を確認していないユーザUを候補ユーザとして提示しても良い。
【0045】
また、提示部11bは、第1のユーザUに関連付けられたユーザUを候補ユーザとして提示する。また、提示部11bは、サーバ10にログイン中のユーザUを候補ユーザとして提示する。具体的には、提示部11bは、各候補ユーザについて、サーバ10へのログイン状態(例えばログイン中か否か、または最近ログインした時刻等)を識別可能に表示させる。
【0046】
提案部11cは、第1のユーザUからの競技の結果の表示要求に基づいて、第1のユーザU以外の複数のユーザUに対して競技結果情報の表示を提案する。本実施形態では、提案部11cは、提示部11bにより提示された候補ユーザのうち第1のユーザUに指定された候補ユーザに対して競技結果情報の表示を提案する。
【0047】
表示制御部11aは、提案された複数のユーザU(候補ユーザ)のうち競技結果情報の表示に同意したユーザUを第2のユーザUとし、第1のユーザ端末20および第2のユーザ端末20の表示部24に対して競技結果情報を表示させる。
【0048】
提示部11bは、競技結果情報の表示に対する候補ユーザの不同意に基づいて、第2のユーザUの候補となる候補ユーザを新たに提示する。
【0049】
図5は、第1のユーザUによる競技への投票が行われ、第1のユーザUからの当該競技の結果の表示要求が発生した場合、第1のユーザ端末20の表示部24に表示される画面の一例である。
【0050】
サーバ10の提示部11b(制御部11)は、
図5に示すように、第1のユーザ端末20の表示部24に対して、第1のユーザUが投票を行った競技の結果に関連する競技結果情報を別ユーザ(第2のユーザU)と共有するか否かについて確認するメッセージボックス50(図示の例では、「新しいレースの結果を友達と一緒に見ますか?」)、競技結果情報を別ユーザ(第2のユーザU)と共有しないことを選択するためのボタン52、競技結果情報を別ユーザ(第2のユーザU)と共有することを選択するためのボタン54を表示させる。
【0051】
第1のユーザUは、メッセージボックス50を確認し、自身が投票を行った競技の結果に関連する競技結果情報を別ユーザ(第2のユーザU)と共有しないことを希望する場合、ボタン52を押下する。この場合、表示制御部11aは、第1のユーザUが利用可能な第1のユーザ端末20の表示部24に対して、自身が投票を行った競技の結果に関連する競技結果情報を表示させる。
【0052】
一方、第1のユーザUは、メッセージボックス50を確認し、自身が投票を行った競技の結果に関連する競技結果情報を別ユーザ(第2のユーザU)と共有することを希望する場合、ボタン54を押下する。この場合、提示部11bは、第1のユーザ端末20の表示部24に対して、第2のユーザUの候補となる候補ユーザを提示する提示画面を表示させる。
【0053】
図6は、第1のユーザ端末20の表示部24に表示される提示画面の一例である。
【0054】
提示部11bは、
図6に示すように、提示画面において、所定のメッセージ(図示の例では、「以下の友達と一緒に見ることが可能です。」)と共に、競技結果情報を共有する別ユーザ(候補ユーザ)を指定可能なチェックボックス60,62,64を表示させる。
【0055】
図6に示す例では、チェックボックス60は、第2のユーザU(候補ユーザ)として、第1のユーザUが投票を行った競技への投票を行ったユーザU(例えばユーザU2)を指定可能なチェックボックスである。チェックボックス62は、第2のユーザU(候補ユーザ)として、サーバ10にログイン中のユーザU(例えばユーザU3)を指定可能なチェックボックスである。チェックボックス64は、第2のユーザU(候補ユーザ)として、第1のユーザUと所定の関係にあるユーザU(例えばユーザU4)を指定可能なチェックボックスである。ここで、所定の関係にあるユーザUとは、第1のユーザUに関連付けられたユーザU、例えば、第1のユーザUと交友関係がある他のユーザUであって、そのユーザU同士で所定の関係となることを互いに承認したユーザU(フレンドとも言う)である。
【0056】
第1のユーザUは、チェックボックス60にチェックを入れることによって、第2のユーザUとして、第1のユーザUが投票を行った競技への投票を行ったユーザU(例えばユーザU2)を指定することができる。なお、チェックボックス60は、第2のユーザUとして、第1のユーザUが投票を行った競技への投票を行い、当該競技の結果を確認していないユーザUを指定可能なチェックボックスであっても良い。
【0057】
第1のユーザUは、チェックボックス62にチェックを入れることによって、第2のユーザUとして、サーバ10にログイン中のユーザU(例えばユーザU3)を指定することができる。また、第1のユーザUは、チェックボックス64にチェックを入れることによって、第2のユーザUとして、第1のユーザUと所定の関係にあるユーザU(例えばユーザU4)を指定することができる。
【0058】
表示制御部11aは、第1のユーザUと、提示画面を介して第1のユーザUにより指定された第2のユーザUとがそれぞれ利用可能な第1のユーザ端末20および第2のユーザ端末20に対して、第1のユーザUが投票を行った競技の結果に関連する競技結果情報を表示させる。
【0059】
図7は、第1の実施形態において、第1のユーザ端末20(ユーザ端末20a)および第2のユーザ端末20(ユーザ端末20b)の表示部24に対して競技結果情報を表示させる場合におけるサーバ10とユーザ端末20のシーケンス図(本発明の「情報処理方法」に対応)である。
【0060】
まず、第1のユーザU(ユーザU1)が利用可能な第1のユーザ端末20(ユーザ端末20a)は、ユーザU1による競技への投票が行われた後、表示部24に対する操作を介してユーザU1からの当該競技の結果の表示要求を示す表示要求情報をサーバ10に送信する(ステップS100)。
【0061】
次に、提示部11b(サーバ10)は、ユーザ端末20aから表示要求情報を受信し、第1のユーザUに対して第2のユーザUの候補となる候補ユーザを提示する提示画面を表示させるための提示画面情報を生成する(ステップS110)。そして、提示部11bは、生成した提示画面情報をユーザ端末20aに送信する。
【0062】
次に、ユーザ端末20aは、サーバ10から受信した提示画面情報に基づいて提示画面を表示部24に表示させる(ステップS120)。これにより、ユーザU1に対して、第2のユーザUの候補となる候補ユーザが提示される。
【0063】
次に、ユーザ端末20aは、提示画面に対する操作を介して、ユーザU1による候補ユーザ(第2のユーザU)の指定を受け付ける(ステップS130)。そして、ユーザ端末20aは、ユーザU1により第2のユーザUとして指定された候補ユーザ(ユーザU2)を示す指定情報をサーバ10に送信する。
【0064】
次に、提案部11c(サーバ10)は、ユーザ端末20aから送信された指定情報を受信し、当該指定情報に示される候補ユーザ(ユーザU2)が利用可能なユーザ端末20bに対して競技結果情報の表示を提案する提案画面を表示させるための提案画面情報を生成する(ステップS140)。提案画面には、例えば「ユーザU1さんから一緒に競技結果を見るよう提案が来ています。」等のメッセージが含まれる。そして、提案部11cは、生成した提案画面情報をユーザ端末20bに送信する。その後、ユーザ端末20aは、例えば「ユーザU2さんからの応答待ちです。」等のメッセージを表示部24に表示させる。
【0065】
次に、ユーザ端末20bは、サーバ10から受信した提案画面情報に基づいて提案画面を表示部24に表示させる。これにより、ユーザU1に指定された候補ユーザ(ユーザU2)に対して競技結果情報の表示が提案される。
【0066】
次に、ユーザ端末20bは、提案画面に対する操作を介して、競技結果情報の表示に対するユーザU2の同意を受け付ける(ステップS150)。ユーザ端末20bは、競技結果情報の表示に対するユーザU2の同意を示す同意情報をサーバ10に送信する。その後、ユーザ端末20bは、例えば「ユーザU1さんの準備ができるまでお待ちください。」等のメッセージを表示部24に表示させる。
【0067】
次に、表示制御部11a(サーバ10)は、ユーザ端末20bから送信された同意情報を受信し、競技結果情報の表示開始の同意を要求する同意要求画面を表示させるための同意要求画面情報を生成する(ステップS160)。同意要求画面には、例えば「ユーザU2さんが表示に同意しました。表示を開始して良いですか?」等のメッセージが含まれる。そして、表示制御部11aは、生成した同意要求画面情報をユーザ端末20aに送信する。
【0068】
次に、ユーザ端末20aは、サーバ10から受信した同意要求画面情報に基づいて同意要求画面を表示部24に表示させる。これにより、ユーザU1に対して、競技結果情報の表示開始の同意が要求される。
【0069】
次に、ユーザ端末20aは、同意要求画面に対する操作を介して、ユーザU1による競技結果情報の表示開始の同意を受け付ける(ステップS170)。そして、ユーザ端末20aは、競技結果情報の表示開始の同意を示す同意情報をサーバ10に送信する。
【0070】
次に、表示制御部11aは、ユーザ端末20aから送信された同意情報を受信し、競技結果情報の表示に同意したユーザU2を第2のユーザUとし、ユーザU1およびユーザU2がそれぞれ利用可能なユーザ端末20aおよびユーザ端末20bの表示部24に対して競技結果情報を表示させるための競技結果画面情報を生成する(ステップS180)。そして、表示制御部11aは、生成した競技結果画面情報をユーザ端末20aおよびユーザ端末20bに送信する。
【0071】
最後に、ユーザ端末20aおよびユーザ端末20bは、サーバ10から受信した競技結果画面情報に基づいて競技結果画面を表示部24に表示させる(ステップS190)。これにより、ユーザU1は、自身が投票を行った競技の結果に関連する競技結果情報を別ユーザ(ユーザU2)と容易に共有することができる。
【0072】
図8は、第1の実施形態において、第1のユーザ端末20(ユーザ端末20a)および第2のユーザ端末20(ユーザ端末20bおよびユーザ端末20c)の表示部24に対して競技結果情報を表示させる場合におけるサーバ10とユーザ端末20のシーケンス図である。
【0073】
まず、第1のユーザU(ユーザU1)が利用可能な第1のユーザ端末20(ユーザ端末20a)は、ユーザU1による競技への投票が行われた後、表示部24に対する操作を介してユーザU1からの当該競技の結果の表示要求を示す表示要求情報をサーバ10に送信する(ステップS200)。
【0074】
次に、提示部11b(サーバ10)は、ユーザ端末20aから表示要求情報を受信し、第1のユーザUに対して第2のユーザUの候補となる候補ユーザを提示する提示画面を表示させるための提示画面情報を生成する(ステップS210)。そして、提示部11bは、生成した提示画面情報をユーザ端末20aに送信する。
【0075】
次に、ユーザ端末20aは、サーバ10から受信した提示画面情報に基づいて提示画面を表示部24に表示させる(ステップS220)。これにより、ユーザU1に対して、第2のユーザUの候補となる候補ユーザが提示される。
【0076】
次に、ユーザ端末20aは、提示画面に対する操作を介して、ユーザU1による候補ユーザ(第2のユーザU)の指定を受け付ける(ステップS230)。そして、ユーザ端末20aは、ユーザU1により第2のユーザUとして指定された候補ユーザ(ユーザU2、ユーザU3およびユーザU4)を示す指定情報をサーバ10に送信する。
【0077】
次に、提案部11c(サーバ10)は、ユーザ端末20aから送信された指定情報を受信し、当該指定情報に示される候補ユーザ(ユーザU2、ユーザU3およびユーザU4)が利用可能なユーザ端末20b、ユーザ端末20cおよびユーザ端末20dに対して競技結果情報の表示を提案する提案画面を表示させるための提案画面情報を生成する(ステップS240)。そして、提案部11cは、生成した提案画面情報をユーザ端末20b、ユーザ端末20cおよびユーザ端末20dに送信する。
【0078】
次に、ユーザ端末20b、ユーザ端末20cおよびユーザ端末20dは、サーバ10から受信した提案画面情報に基づいて提案画面を表示部24に表示させる。これにより、ユーザU1に指定された候補ユーザ(ユーザU2、ユーザU3およびユーザU4)に対して競技結果情報の表示が提案される。
【0079】
次に、ユーザ端末20bは、提案画面に対する操作を介して、競技結果情報の表示に対するユーザU2の同意を受け付ける(ステップS250)。ユーザ端末20bは、競技結果情報の表示に対するユーザU2の同意を示す同意情報をサーバ10に送信する。
【0080】
次に、ユーザ端末20cは、提案画面に対する操作を介して、競技結果情報の表示に対するユーザU3の同意を受け付ける(ステップS260)。ユーザ端末20cは、競技結果情報の表示に対するユーザU3の同意を示す同意情報をサーバ10に送信する。
【0081】
次に、ユーザ端末20dは、提案画面に対する操作を介して、競技結果情報の表示に対するユーザU3の不同意(同意しない)を受け付ける(ステップS270)。つまり、ユーザ端末20dは、競技結果情報の表示に関してユーザU3が同意しないことを示す操作を受け付けることによって、ユーザU3の不同意(同意しない)を受け付ける。ユーザ端末20dは、競技結果情報の表示に対するユーザU2の不同意を示す不同意情報をサーバ10に送信する。なお、ユーザ端末20dは、例えばユーザU3の無視により、一定時間(例えば、30秒、60秒)内に提案画面に対する操作を介して競技結果情報の表示に対するユーザU3の同意を受け付けなかった場合、ユーザU3の不同意(同意しない)を受け付けたものとしても良い。一定時間は、例えばユーザ端末20aを利用可能な第1のユーザUによって設定される。
【0082】
次に、表示制御部11a(サーバ10)は、ユーザ端末20bから送信された同意情報、ユーザ端末20cから送信された同意情報、およびユーザ端末20dから送信された不同意情報を受信し、競技結果情報の表示開始の同意を要求する同意要求画面を表示させるための同意要求画面情報を生成する(ステップS280)。そして、表示制御部11aは、生成した同意要求画面情報をユーザ端末20aに送信する。
【0083】
次に、ユーザ端末20aは、サーバ10から受信した同意要求画面情報に基づいて同意要求画面を表示部24に表示させる。これにより、ユーザU1に対して、競技結果情報の表示開始の同意が要求される。
【0084】
次に、ユーザ端末20aは、同意要求画面に対する操作を介して、ユーザU1による競技結果情報の表示開始の同意を受け付ける(ステップS290)。そして、ユーザ端末20aは、競技結果情報の表示開始の同意を示す同意情報をサーバ10に送信する。
【0085】
次に、表示制御部11aは、ユーザ端末20aから送信された同意情報を受信し、競技結果情報の表示に同意したユーザU2、ユーザU3を第2のユーザUとし、ユーザU1、ユーザU2およびユーザU3がそれぞれ利用可能なユーザ端末20a、ユーザ端末20bおよびユーザ端末20cの表示部24に対して競技結果情報を表示させるための競技結果画面情報を生成する(ステップS300)。そして、表示制御部11aは、生成した競技結果画面情報をユーザ端末20a、ユーザ端末20bおよびユーザ端末20cに送信する。
【0086】
最後に、ユーザ端末20a、ユーザ端末20bおよびユーザ端末20cは、サーバ10から受信した競技結果画面情報に基づいて競技結果画面を表示部24に表示させる(ステップS310)。これにより、ユーザU1は、自身が投票を行った競技の結果に関連する競技結果情報を別ユーザ(ユーザU2およびユーザU3)と容易に共有することができる。
【0087】
以上詳しく説明したように、第1の実施形態では、サーバ10(情報処理装置)は、表示制御部11aを備える。そして、表示制御部11aは、第1のユーザU(第1ユーザ)による競技への投票が行われた場合、第1のユーザUからの競技の結果の表示要求に基づいて、第1のユーザUおよび第2のユーザU(第2ユーザ)がそれぞれ利用可能な第1のユーザ端末20(第1端末)および第2のユーザ端末20(第2端末)に対して、競技の結果に関連する競技結果情報を表示させる。
【0088】
このように構成した第1の実施形態によれば、第1のユーザUは、自身が投票を行った競技の結果に関連する競技結果情報を別ユーザ(第2のユーザU)と容易に共有することができる。ひいては、競技結果についてのユーザ間のコミュニケーションを促進することができる。
【0089】
なお、上記第1の実施形態において、表示制御部11aは、第1のユーザ端末20および第2のユーザ端末20に対して、競技結果情報の表示に不同意のユーザUにより投票が行われた競技の結果に関連する第1競技結果情報よりも先に、不同意のユーザUにより投票が行われていない競技の結果に関連する第2競技結果情報を表示させても良い。つまり、不同意のユーザUが後で同意することを期待して、不同意のユーザUが投票を行っていない競技の結果に関連する第2競技結果情報を先に表示させても良い。
【0090】
また、上記第1の実施形態において、表示制御部11aは、第1のユーザ端末20および第2のユーザ端末20に対して、競技結果情報として、第1のユーザUおよび第2のユーザUによる競技への投票の内容を表示させても良い。
【0091】
また、上記第1の実施形態において、表示制御部11aは、第1のユーザ端末20および第2のユーザ端末20の第1表示領域(例えば、上半分の領域)に対して、競技結果情報を表示させる一方、第1のユーザ端末20および第2のユーザ端末20の第2表示領域(例えば、下半分の領域)に対して、第1のユーザUと第2のユーザUとの間で行われるコミュニケーション(例えば、チャット、スタンプ等)の内容を表示させても良い。つまり、競技結果情報の表示中において、第1のユーザUと第2のユーザUとは、チャット、スタンプ等でコミュニケーションを行えるようにしても良い。
【0092】
また、上記第1の実施形態において、表示制御部11aは、第1のユーザ端末20に対して、第2のユーザUにより競技結果情報の表示が確認可能なタイミングを表示させても良い。例えば、表示制御部11aは、提案画面に対する操作を介して、競技結果情報の表示に対する第2のユーザUの不同意(同意しない)が受け付けられた場合、競技結果情報の表示が確認可能なタイミングを入力可能な入力画面を第2のユーザ端末20に表示させる。次に、第2のユーザ端末20は、第2のユーザUからタイミングの入力(例えば、「21:00」等の時刻の入力)を受け付ける。最後に、表示制御部11aは、第1のユーザ端末20において入力が受け付けられたタイミング(時刻)を表示させる。
【0093】
また、上記第1の実施形態において、表示制御部11aは、第1のユーザUに指定された表示タイミング(例えば、表示開始日時)に基づいて、第1のユーザ端末20および第2のユーザ端末20に対して、競技結果情報を表示させても良い。例えば、表示制御部11aは、第1のユーザUにより候補ユーザが指定された後に、表示タイミングを入力可能な入力画面を第1のユーザ端末20に表示させる。次に、第1のユーザ端末20は、第1のユーザUから表示タイミングの入力(例えば、「21:00」等の時刻の入力)を受け付ける。最後に、表示制御部11aは、例えば「ユーザU1さんから21:00に一緒に競技結果を見るよう提案が来ています。」等のメッセージを含む提案画面を第2のユーザ端末20に表示させる。
【0094】
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態を図面に基づいて説明する。
図9は、第2の実施形態によるサーバ10(制御部11A)の機能構成例を示すブロック図である。この
図9において、
図4に示した符号と同一の符号を付したものは同一の機能を有するものであるので、ここでは重複する説明を省略する。
【0095】
図9に示すように、第2の実施形態による制御部11Aは、機能構成として、報知部11dをさらに備えて構成される。
【0096】
報知部11dは、表示制御部11aにより競技結果情報が表示された後、第1のユーザUおよび第2のユーザUの少なくとも一方により投票が行われ、かつ、結果が確認されていない競技が存在する場合、第1のユーザ端末20および第2のユーザ端末20に対して当該競技の結果に関連する競技結果情報の存在を第1のユーザUおよび第2のユーザUに報知する。
【0097】
例えば、報知部11d(サーバ10)は、第1のユーザUおよび第2のユーザUの少なくとも一方により投票が行われ、かつ、結果が確認されていない競技が存在する場合、第1のユーザ端末20および第2のユーザ端末20に対して当該競技の結果に関連する競技結果情報の存在を報知する報知画面を表示させるための報知画面情報を生成する。そして、報知部11dは、生成した報知画面情報を第1のユーザ端末20および第2のユーザ端末20に送信する。そして、第1のユーザ端末20および第2のユーザ端末20は、サーバ10から受信した報知画面情報に基づいて報知画面を表示部24に表示させる。
【0098】
このように構成した第2の実施形態によれば、競技結果情報の表示後、第1のユーザUおよび第2のユーザUは、第1のユーザUおよび第2のユーザUの少なくとも一方により投票が行われ、かつ、結果が確認されていない競技の結果に関連する競技結果情報の存在を把握して当該競技結果情報の共有行動に繋げることができる。
【0099】
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態を図面に基づいて説明する。
図10は、第3の実施形態によるサーバ10(制御部11B)の機能構成例を示すブロック図である。この
図10において、
図9に示した符号と同一の符号を付したものは同一の機能を有するものであるので、ここでは重複する説明を省略する。
【0100】
図10に示すように、第3の実施形態による制御部11Bは、機能構成として、推奨部11eをさらに備えて構成される。
【0101】
推奨部11eは、表示制御部11aにより競技結果情報が表示された後、第1のユーザUおよび第2のユーザUの少なくとも一方により投票が行われていない競技への投票を行うことを第1のユーザUおよび第2のユーザUの少なくとも一方に推奨する。
【0102】
例えば、推奨部11e(サーバ10)は、第1のユーザUおよび第2のユーザUの少なくとも一方により投票が行われていない競技への投票を行うことを第1のユーザUおよび第2のユーザUの少なくとも一方に推奨する推奨画面を表示させるための推奨画面情報を生成する。そして、推奨部11eは、生成した推奨画面情報を第1のユーザ端末20および第2のユーザ端末20の少なくとも一方に送信する。そして、第1のユーザ端末20および第2のユーザ端末20の少なくとも一方は、サーバ10から受信した推奨画面情報に基づいて推奨画面を表示部24に表示させる。
【0103】
このように構成した第3の実施形態によれば、競技結果情報の表示後、第1のユーザUおよび第2のユーザUの少なくとも一方により投票が行われていない競技への投票を行うこと(共同投票)を、第1のユーザUおよび第2のユーザUの少なくとも一方に促すことができる。
【0104】
なお、上記第3の実施形態において、推奨部11eは、第1のユーザUと第2のユーザUとの間で互いに投票の内容を確認可能な状態において、第1のユーザUおよび第2のユーザUの少なくとも一方により投票が行われていない競技への投票を行うことを第1のユーザUおよび第2のユーザUの少なくとも一方に推奨しても良い。
【0105】
なお、上記実施形態では、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
【0106】
以下、上記実施形態における特徴的な機能およびその効果をまとめる。
【0107】
サーバ10(情報処理装置)は、表示制御部11aを備える。表示制御部11aは、第1のユーザU(第1ユーザ)による競技への投票が行われた場合、第1のユーザUからの競技の結果の表示要求に基づいて、第1のユーザUおよび第2のユーザU(第2ユーザ)がそれぞれ利用可能な第1のユーザ端末20(第1端末)および第2のユーザ端末20(第2端末)に対して、競技の結果に関連する競技結果情報を表示させる。
【0108】
このような構成とすることにより、第1のユーザUは、自身が投票を行った競技の結果に関連する競技結果情報を別ユーザ(第2のユーザU)と容易に共有することができる。
【0109】
表示制御部11aは、第1のユーザ端末20と第2のユーザ端末20との間で競技結果情報を時間的に同期して表示させる。
【0110】
このような構成とすることにより、第1のユーザUは、自身が投票を行った競技の結果に関連する競技結果情報を別ユーザ(第2のユーザU)と時間的に同期して共有することができる。
【0111】
サーバ10は、提示部11bをさらに備える。提示部11bは、第1のユーザUに対して、第2のユーザUの候補となる候補ユーザを提示する。
【0112】
このような構成とすることにより、第1のユーザUは、自身で探すことなく、第2のユーザUの候補(候補ユーザ)を把握することができる。
【0113】
提示部11bは、競技への投票を行ったユーザUを候補ユーザとして提示する。
【0114】
このような構成とすることにより、第1のユーザUは、自身で探すことなく、同じ競技への投票を行った候補ユーザを把握することができる。
【0115】
提示部11bは、競技への投票を行い、競技の結果を確認していないユーザUを候補ユーザとして提示する。
【0116】
このような構成とすることにより、第1のユーザUは、自身で探すことなく、同じ競技への投票を行い、かつ、当該競技の結果を確認していない候補ユーザを把握することができる。
【0117】
提示部11bは、競技結果情報の表示に対する候補ユーザの不同意に基づいて、第2のユーザUの候補となる候補ユーザを新たに提示する。
【0118】
このような構成とすることにより、第1のユーザUは、候補ユーザの同意が得られなくても、自身で探すことなく、新たな候補ユーザを把握することができる。
【0119】
表示制御部11aは、競技結果情報の表示に対する候補ユーザの同意に基づいて、第2のユーザUとしての当該候補ユーザが利用可能な第2のユーザ端末20に対して、競技結果情報を表示させる。
【0120】
このような構成とすることにより、第1のユーザUは、候補ユーザの同意が得られたことを条件として、自身が投票を行った競技の結果に関連する競技結果情報を当該候補ユーザ(第2のユーザU)と共有することができる。
【0121】
サーバ10は、提案部11cをさらに備える。提案部11cは、第1のユーザUからの競技の結果の表示要求に基づいて、複数のユーザUに対して競技結果情報の表示を提案する。表示制御部11aは、複数のユーザUのうち競技結果情報の表示に同意したユーザUを第2のユーザUとし、第1のユーザ端末20および第2のユーザ端末20に対して競技結果情報を表示させる。
【0122】
このような構成とすることにより、第1のユーザUは、競技結果情報の表示が提案された複数のユーザUのうち当該表示の同意が得られた第2のユーザUと当該競技結果情報を共有することができる。
【0123】
表示制御部11aは、第1のユーザ端末20および第2のユーザ端末20に対して、競技結果情報の表示に不同意のユーザUにより投票が行われた競技の結果に関連する第1競技結果情報よりも先に、不同意のユーザUにより投票が行われていない競技の結果に関連する第2競技結果情報を表示させる。
【0124】
このような構成とすることにより、仮に不同意のユーザUから表示の同意が得られるまでに時間がかかっても、当該ユーザUから同意が得られたタイミングにおいて、当該ユーザUにより投票が行われた競技の第1競技結果情報を共有できる可能性を残すことができる。
【0125】
表示制御部11aは、第1のユーザ端末20および第2のユーザ端末20に対して、競技結果情報として、第1のユーザUおよび第2のユーザUによる競技への投票の内容を表示させる。
【0126】
このような構成とすることにより、第1のユーザUおよび第2のユーザUは、自身が投票を行った競技の結果に関連する競技結果情報として、当該競技への投票の内容を共有することができる。
【0127】
表示制御部11aは、第1のユーザ端末20および第2のユーザ端末20の第1表示領域に対して、競技結果情報を表示させる一方、第1のユーザ端末20および第2のユーザ端末20の第2表示領域に対して、第1のユーザUと第2のユーザUとの間で行われるコミュニケーションの内容を表示させる。
【0128】
このような構成とすることにより、第1のユーザUおよび第2のユーザUは、第1表示領域の表示内容から競技結果情報を共有し、第2表示領域の表示内容から第1のユーザUと第2のユーザUとの間で行われるコミュニケーションの内容を共有することができる。
【0129】
サーバ10は、報知部11dをさらに備える。報知部11dは、表示制御部11aにより競技結果情報が表示された後、第1のユーザUおよび第2のユーザUの少なくとも一方により投票が行われ、かつ、結果が確認されていない競技が存在する場合、第1のユーザ端末20および第2のユーザ端末20に対して当該競技の結果に関連する競技結果情報の存在を第1のユーザUおよび第2のユーザUに報知する。
【0130】
このような構成とすることにより、競技結果情報の表示後、第1のユーザUおよび第2のユーザUは、第1のユーザUおよび第2のユーザUの少なくとも一方により投票が行われ、かつ、結果が確認されていない競技の結果に関連する競技結果情報の存在を把握して当該競技結果情報の共有行動に繋げることができる。
【0131】
サーバ10は、推奨部11eをさらに備える。推奨部11eは、表示制御部11aにより競技結果情報が表示された後、第1のユーザUおよび第2のユーザUの少なくとも一方により投票が行われていない競技への投票を行うことを第1のユーザUおよび第2のユーザUの少なくとも一方に推奨する。
【0132】
このような構成とすることにより、競技結果情報の表示後、第1のユーザUおよび第2のユーザUの少なくとも一方により投票が行われていない競技への投票を行うことを、第1のユーザUおよび第2のユーザUの少なくとも一方に促すことができる。
【0133】
推奨部11eは、第1のユーザUと第2のユーザUとの間で互いに投票の内容を確認可能な状態において第1のユーザUおよび第2のユーザUの少なくとも一方により投票が行われていない競技への投票を行うことを第1のユーザUおよび第2のユーザUの少なくとも一方に推奨する。
【0134】
このような構成とすることにより、第1のユーザUと第2のユーザUとの間で互いに投票の内容を確認可能な状態において第1のユーザUおよび第2のユーザUの少なくとも一方により投票が行われていない競技への投票を行うことを、第1のユーザUおよび第2のユーザUの少なくとも一方に促すことができる。
【0135】
サーバ10で実行される情報処理方法では、第1のユーザUによる競技への投票が行われた場合、第1のユーザUからの競技の結果の表示要求に基づいて、コンピュータが、第1のユーザUおよび第2のユーザUがそれぞれ利用可能な第1のユーザ端末20および第2のユーザ端末20に対して、競技の結果に関連する競技結果情報を表示させる。
【0136】
このような構成とすることにより、第1のユーザUは、自身が投票を行った競技の結果に関連する競技結果情報を別ユーザ(第2のユーザU)と容易に共有することができる。
【0137】
サーバ10で実行される情報処理プログラムは、コンピュータに、第1のユーザUによる競技への投票が行われた場合、第1のユーザUからの競技の結果の表示要求に基づいて、第1のユーザUおよび第2のユーザUがそれぞれ利用可能な第1のユーザ端末20および第2のユーザ端末20に対して、競技の結果に関連する競技結果情報を表示させる処理を実行させる。
【0138】
このような構成とすることにより、第1のユーザUは、自身が投票を行った競技の結果に関連する競技結果情報を別ユーザ(第2のユーザU)と容易に共有することができる。
【符号の説明】
【0139】
1 投票システム
10 サーバ
11,11A,11B 制御部
11a 表示制御部
11b 提示部
11c 提案部
11d 報知部
11e 推奨部
12 記憶部
13 通信部
14 操作入力部
15 モニタ
16 システムバス
20,20a,20c,20d ユーザ端末
21 制御部
22 記憶部
23 通信部
24 表示部
25 スピーカ
26 マイク
27 カメラ
28 操作ボタン
29 システムバス
60,62,64 チェックボックス
U,U1,U2,U3,U4 ユーザ