(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023100749
(43)【公開日】2023-07-19
(54)【発明の名称】工場管理監視システム及び方法
(51)【国際特許分類】
G05B 19/418 20060101AFI20230711BHJP
【FI】
G05B19/418 Z
【審査請求】有
【請求項の数】18
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2023072029
(22)【出願日】2023-04-26
(62)【分割の表示】P 2020563494の分割
【原出願日】2019-05-08
(31)【優先権主張番号】62/669,472
(32)【優先日】2018-05-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】505257497
【氏名又は名称】ストール マシーナリ カンパニー,エルエルシー
【氏名又は名称原語表記】Stolle Machinery Company,LLC
(74)【代理人】
【識別番号】110001438
【氏名又は名称】弁理士法人 丸山国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】サンダース,ジョナサン エス.
(72)【発明者】
【氏名】スコーリー,イアン ケイ.
(72)【発明者】
【氏名】フライシャー,カール エス.
(72)【発明者】
【氏名】デ オリベイラ,ロベルト ミシェル
(57)【要約】 (修正有)
【課題】缶製造ラインのための工場管理監視システム及び方法に関する。
【解決手段】工場の管理監視システムは、1又は複数の工場40A,40B,40C、或いはそれら工場に含まれる機械を監視するように構成される複数のセンサからデータを受信し、受信データを分析して、受信データを又は受信データの分析の結果得られる情報を含むユーザインタフェースを生成するように構成された処理ユニットと、ユーザインタフェースを表示するように構成されたディスプレイ22とを含む。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
工場管理監視システムであって、
1又は複数の工場(40A,40B,40C)を、或いは、前記1又は複数の工場に含まれる複数の機械(41,42,43)を監視するように構成された複数のセンサ(44,45,46)からデータを受信し、受信データを分析して、前記受信データ又は前記受信データの分析の結果得られた情報を含むユーザインタフェースを生成するように構成されている処理ユニット(10)と、
前記ユーザインタフェースを表示するように構成されているディスプレイ(22)と、
を備える、工場管理監視システム。
【請求項2】
前記1又は複数の工場は、缶ボディ製造ラインを含む第1の工場又は缶エンド製造ラインを含む第2の工場を含む、請求項1に記載の工場管理監視システム。
【請求項3】
前記処理ユニットは、前記1又は複数の工場から遠隔に配置されている、請求項1に記載の工場管理監視システム。
【請求項4】
前記処理ユニットは、前記受信データの少なくとも一部を所定の閾値と比較して、前記受信データの少なくとも一部が前記所定の閾値を超えている場合、アラームを生成するように構成されている、請求項1に記載の工場管理監視システム。
【請求項5】
前記処理ユニットは、前記複数の機械の少なくとも1つを制御するための1又は複数のコマンドを出力するように構成されている、請求項1に記載の工場管理監視システム。
【請求項6】
前記処理ユニットは、前記受信データに基づいて材料又は作業の注文を生成するように構成されている、請求項1に記載の工場管理監視システム。
【請求項7】
前記ディスプレイは、前記処理ユニットから遠隔に配置されている、請求項1に記載の工場管理監視システム。
【請求項8】
前記処理ユニットは、前記受信データを又は前記受信データの分析の結果得られた情報を含む1又は複数のレポートを生成するように構成されている、請求項1に記載の工場管理監視システム。
【請求項9】
ユーザから入力を受信するように構成された入力デバイス(24)を備えており、前記ユーザインタフェースは、前記入力デバイスを介して受信した入力に応答する対話式である、請求項1に記載の工場管理監視システム。
【請求項10】
前記ユーザインタフェースは複数のビューを含んでおり、
前記処理ユニットは、前記入力デバイスを介して受信された入力に基づいて前記複数のビューの間で切り替えるように構成されている、請求項9に記載の工場管理監視システム。
【請求項11】
前記複数のビューは、第1のビュー及び第2のビューを含んでおり、
前記第1のビューは、単一の工場における単一の機械に関連する受信データを又は前記受信データの分析の結果得られた情報を含み、
前記第2のビューは、単一の工場における複数の機械に関連する受信データを又は前記受信データの分析の結果得られた情報を含む、請求項10に記載の工場管理監視システム。
【請求項12】
前記単一の機械は、カッパー(41)又はネッカー(43)であって、前記単一の工場は、缶製造ラインを含んでおり、
前記複数の機械は、少なくとも前記カッパー(41)、前記ネッカー(43)及びボディメーカー(42)を含む、請求項11に記載の工場管理監視システム。
【請求項13】
前記受信データ又は前記受信データの分析の結果得られた情報は、カッパー速度、総カップ数、前記カッパーの1つ以上の構成要素の指標、ネッカー速度、前記ネッカーによって生産される総ユニット数、前記ネッカーの1つ以上の構成要素の指標、及び前記ボディメーカーの指標の1又は複数を含む、請求項12に記載の工場管理システム。
【請求項14】
1又は複数の工場(40A,40B,40C)又は前記1又は複数の工場に含まれる複数の機械(41,42,43)を監視するように構成された複数のセンサ(44,45,46)からデータを受信する工程と、
受信データを分析する工程と、
前記受信データを又は前記受信データの分析の結果得られた情報を含むユーザインタフェースを生成する工程と、
前記ユーザインタフェースを表示する工程と、
を含む、工場管理監視方法。
【請求項15】
指示を含む1つ以上のプログラムを格納する非一時的なコンピュータ可読媒体であって、コンピュータによって実行されると、前記コンピュータは工場管理監視方法を行い、前記方法は、
1又は複数の工場(40A,40B,40C)を、或いは前記1又は複数の工場に含まれる複数の機械(41,42,43)を監視するように構成された複数のセンサ(44,45,46)からデータを受信する工程と、
受信データを分析する工程と、
前記受信データを又は前記受信データの分析の結果得られた情報を含むユーザインタフェースを生成する工程と、
前記ユーザインタフェースを表示する工程と、
を含む、非一時的なコンピュータ可読媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
<関連出願の相互参照>
本出願は、2018年5月10日に出願された米国仮特許出願第62/669,472号、発明の名称「FACTORY MANAGEMENT AND MONITORING SYSTEMS AND METHODS」の優先権を主張し、その内容は、参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
<技術分野>
開示される概念は概して、工場管理監視システム及び方法に関しており、特に、缶製造ラインのための工場管理監視システム及び方法に関する。
【背景技術】
【0003】
食品や飲料用の容器等、様々な目的で種々の缶が製造されている。1つの工場で年間に生産される缶の量は膨大である。缶製造工場では、効率性が重要な問題である。製造ラインのダウンタイムにより、又は、稼働率が最適未満であると、工場で生産される缶の量は減少する。缶製造ラインで生産される缶の量を考えると、効率の僅かな低下でさえも、缶製造ラインで生産される缶の量に大きな影響を与える恐れがある。しかしながら、缶製造ラインが最適未満の効率で稼働していることを特定することさえ困難であったり、生産が最適未満である理由を予測することが困難な場合がある。また、製造ラインのダウンタイムの原因となる故障を予測することも困難である。缶製造工場には改善の余地がある。
【発明の概要】
【0004】
これらのニーズ及びその他のニーズは、開示される概念の実施形態によって満たされる。当該実施形態では、工場管理監視システムは、1又は複数の工場に配置された機械に関連するセンサからデータを収集し、収集したデータを表示するためのユーザインタフェースを生成するように構成された処理ユニットを含む。
【0005】
開示される概念の一態様では、工場管理監視システムは、処理ユニット及びディスプレイを備える。処理ユニットは、1又は複数の工場を、或いはそれら工場に含まれる機械を監視するように構成された複数のセンサからデータを受信し、受信データを分析して、受信データを又は受信データの分析の結果得られた情報を含むユーザインタフェースを生成するように構成されている。ディスプレイは、ユーザインタフェースを表示するように構成されている。
【0006】
開示される概念の別の態様では、工場の管理監視方法は、1又は複数の工場を、或いはそれら工場に含まれる機械を監視するように構成された複数のセンサからデータを受信する工程と、受信データを分析する工程と、受信データを又は受信データの分析の結果得られた情報を含むユーザインタフェースを生成する工程と、ユーザインタフェースを表示する工程とを含む。
【0007】
開示される概念の別の態様では、コマンドを含む1又は複数のプログラムを格納した非一時的な(non-transitory)コンピュータ可読媒体が提供され、プログラムがコンピュータによって実行されると、コンピュータは工場管理監視方法を実行する。この方法は、1又は複数の工場を或いは工場に含まれる機械を監視するように構成された複数のセンサからデータを受信する工程と、受信データを分析する工程と、受信したデータを又は受信データの分析の結果得られた情報を含むユーザインタフェースを生成する工程と、ユーザインタフェースを表示する工程とを含む。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】
図1は、開示される概念の例示的な実施形態による工場管理システムの概略図である。
【
図2】
図2は、開示される概念の例示的な実施形態による工場管理システムの概略図であり、典型的な工場がより詳細に示されている。
【
図3】
図3は、開示される概念の例示的な実施形態による工場のオーバービュー画面のスクリーンショットである。
【
図4】
図4は、開示される概念の例示的な実施形態によるボディメーカー(bodymaker)のオーバービュー画面のスクリーンショットである。
【
図5】
図5は、開示される概念の例示的な実施形態によるカッパー(cupper)のオーバービュー画面のスクリーンショットである。
【
図6】
図6は、開示される概念の例示的な実施形態によるネッカー(necker)のオーバービュー画面のスクリーンショットである。
【
図7A】
図7Aは、開示される概念の例示的な実施形態による集約されたボディメーカーレポートの例である。
【
図7B】
図7Bは、開示される概念の例示的な実施形態による集約されたボディメーカーレポートの例である。
【
図8A】
図8Aは、開示される概念の例示的な実施形態による単一のボディメーカーのレポートの例である。
【
図8B】
図8Bは、開示される概念の例示的な実施形態による単一のボディメーカーのレポートの例である。
【
図8C】
図8Cは、開示される概念の例示的な実施形態による単一のボディメーカーのレポートの例である。
【
図9A】
図9Aは、開示される概念の例示的な実施形態による単一のカッパーのレポートの例である。
【
図9B】
図9Bは、開示される概念の例示的な実施形態による単一のカッパーのレポートの例である。
【
図9C】
図9Cは、開示される概念の例示的な実施形態による単一のカッパーのレポートの例である。
【
図10A】
図10Aは、開示される概念の例示的な実施形態による単一のネッカーのレポートの例である。
【
図10B】
図10Bは、開示される概念の例示的な実施形態による単一のネッカーのレポートの例である。
【
図10C】
図10Cは、開示される概念の例示的な実施形態による単一のネッカーのレポートの例である。
【
図10D】
図10Dは、開示される概念の例示的な実施形態による単一のネッカーのレポートの例である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本明細書で使用される方向に関する語句、例えば、左、右、前、後、上、下、及びそれらの派生語は、図面に示された要素の向きに関連しており、本明細書で明示的に記載されない限り、特許請求の範囲を限定するものではない。
【0010】
本明細書で使用されるように、2つ以上の部品が共に「結合」されるという記載は、部品が直接に又は1つ以上の中間部品を介して繋げられることを意味するものとする。
【0011】
本明細書では、用語「プロセッサ」は、データを保存し、抽出して、処理することができるアナログ及び/又はデジタルデバイスに接続されたコントローラ、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、マイクロコンピュータ、中央処理装置、又は任意の適切な処理デバイス若しくは装置を意味するものとする。
【0012】
開示される概念は、工場管理監視システム及び方法に関する。開示される概念の例示的な実施形態に基づいて、工場管理監視システムが缶の生産に利用される。
【0013】
例示的な缶製造工場は、カッパー、ボディメーカー、ウォッシャー(washer)、コートオーブン(coat oven)、ベースコーター(base coater)、デコレーター(decorator)、内部スプレー機(internal spray machine)、ネッカー(necker)、ライトテスター(light tester)、パレタイザー(palletizer)等、機能に近い名称の機械を有する缶製造ラインを含む。缶製造ラインは、他の機械や搬送機械等の他の中間機械を含んでよい。種々のセンサが缶製造ラインを通じて配置されて、缶製造ラインの様々なパラメータを監視する。センサは、缶製造ライン上の機械の様々な特性を監視できる。例えば、センサは、缶製造ライン上のカッパーやボディメーカーの運転速度を監視することができる。しかしながら、センサは、開示される概念の範囲から逸脱することなく、製造ラインの各機械の多数の異なる特性、製造ライン自体の全体的な特性、製造ラインで生産されている製品の特性、製造ライン上の製品の位置、又は他のタイプの特性を監視できると考えられる。
【0014】
図1は、開示される概念の例示的な実施形態による工場管理システムの概略図である。
図2は、工場管理システムの概略図であり、典型的な工場40Aが、開示される概念の例示的な実施形態に基づいてより詳細に示された図である。
【0015】
工場管理監視システムは、処理ユニット10とクライアントデバイス20とを含む。工場管理監視システムは、幾つかの工場40A,40B,40Cを更に含む。工場40A,40B,40Cの各々は、カッパー41、ボディメーカー42、ネッカー43(
図2に示す)等の幾つかの機械を含む缶製造ラインを含む。工場40A,40B,40Cの各々はまた、幾つかのセンサ44,45,46(
図2に示す)を含む。センサ44,45,46の各々は、カッパー41、ボディメーカー42、ネッカー43等の対応する機械に関連している。
図2は、缶製造ラインにおける幾つかの機械と関連するセンサの例を示していることが理解されるであろう。しかしながら、工場40A,40B,40Cの各々は、開示される概念の範囲から逸脱することなく、限定ではないが、ウォッシャー、コートオーブン、ベースコーター、デコレーター、内部スプレー機、ライトテスター、パレタイザー等の更なる機械を含んでよいことも理解されるであろう。また、工場40A,40B,40Cは、開示される概念の範囲から逸脱することなく、同じ種類の機械を複数含んでよいことは理解されるであろう。センサ44,45,46は、それらに関連する缶製造ライン上の機械の様々な特性を監視するように構成されている。例えば、センサ41は、これに関連するカッパー41の運転速度を監視してよく、センサ45は、これに関連する缶製造ライン上のボディメーカー42の運転速度を監視してよい。しかしながら、センサ44,45,46は、製造ラインにおいて、それらが関連する機械の多数の異なる特性を監視してよいと考えられる。また、開示される概念の範囲から逸脱することなく、製造ライン自体の全体的な特性、製造ラインで生産される製品の特性、製造ラインの製品の位置、又は他のタイプの特性を監視するセンサが提供されてよいことは理解されるであろう。開示される概念は、
図2に示される機械及びセンサの数に限定されるものではなく、開示される概念の範囲から逸脱することなく、工場40A,40B,40Cの各々に更なる機械及びセンサが設けられてよいことが理解されるであろう。また、開示される概念の範囲から逸脱することなく、任意の数の工場40A,40B,40Cが設けられてよいことは理解されるであろう。
【0016】
処理ユニット10は、センサ44,45,46の出力(例えば、限定ではないが、それらが関連する機械の監視されている特性等)を受信するように構成されている。処理ユニット10は、ネットワーク30(例えば、限定ではないが、インターネット)又は他の任意の適切な通信リンクを介して、センサ44,45,46の出力を受信できる。
【0017】
幾つかの例示的な実施形態では、クライアントデバイス20は、ディスプレイ22及び入力デバイス24を含む。ディスプレイ22は、限定ではないが、LCD、LED、又は他の適切なタイプのディスプレイ等、任意の適切なタイプのディスプレイであってよい。入力デバイス24は、ユーザからの入力を受信するための任意の適切なタイプのデバイスであってよい。例えば、限定ではないが、入力デバイス24は、キーボード及び/又はマウス、タッチスクリーン、或いは、ユーザからの入力を受信するための他の任意の適切なタイプの装置であってよい。クライアントデバイス20は、コンピュータ又は他のタイプの処理装置であってよい。クライアントデバイス20は、開示される概念の範囲から逸脱することなく、処理ユニット10に組み込まれてよく、又はその逆であってよいことは、当業者に理解されるであろう。
【0018】
処理ユニット10は、コンピュータ、サーバ、又は他のタイプの処理装置であってよい。幾つかの例示的な実施形態では、処理ユニット10及びクライアントデバイス20は、ネットワーク接続又は他の適切なタイプの接続を介して互いに通信する。処理ユニット10は、種々のセンサ44,45,46からデータを収集し、データを表示するためのユーザインタフェースを生成するように構成されている。ユーザインタフェースは、処理ユニット10がディスプレイを含む例示的な実施形態においては処理ユニット10自体に表示されてよく、又は、クライアントデバイス20と通信してクライアントデバイス20のディスプレイ22に表示されてよい。データは、インターネット又は別のタイプのネットワーク等のネットワーク30を介してセンサから収集されてよい。センサ44,45,46からのデータを処理ユニット10に通信するための任意の適切な方法が、中間収集点又はリポジトリを用いる任意の方法を含めて、開示される概念の範囲から逸脱することなく採用されてよいと考えられる。また、処理ユニット10は、複数の工場40A,40B,40Cに配置されたセンサ44,45,46からデータを収集できると考えられる。前述したように、
図1及び
図2は、例示的な工場40A,40B,40Cを図示しているが、開示される概念の範囲から逸脱することなく、処理ユニット10は、任意の数の機械及び工場に関連するセンサからデータを収集してよいことは理解されるであろう。処理ユニット10は、センサ44,45,46が配置されている1又は複数の工場40A,40B,40Cから離れて配置されてよい。
【0019】
処理ユニット10は、センサ44,45,46から収集されたデータを表示するためのユーザインタフェースを生成するように構成されている。ユーザインタフェースは、処理ユニット10と同じ装置に表示されてよく、クライアントデバイス20のディスプレイ22等、処理ユニット10から遠隔にあるデバイスに表示されてもよい。例えば、限定ではないが、処理ユニット10は、ある場所に置かれたサーバ又は他のコンピューティングデバイスに配置されてよい。ユーザは、他の場所に配置され、ネットワークを介して処理ユニット10に接続されているクライアントデバイス20を介して、ユーザインタフェースにアクセスし、ユーザインタフェースと対話することができる。処理ユニット10はまた、センサ44,45,46から収集されたデータを分析するように構成されている。例えば、限定ではないが、処理ユニット10は、センサ44,45,46から収集された関連する機械の1又は複数の特性を含むデータを閾値と比較し、これらの特性が閾値を超えた場合にアラーム状態を設定してよい。アラーム状態がユーザインタフェース上に表示されて、ユーザにその状態が警告されてよい。例えば、限定ではないが、工場内のウォッシャーに関連するセンサは、ウォッシャーのバーナ温度等のウォッシャーの特性を監視してよい。処理ユニット10は、温度を分析し、温度が所定の閾値温度を超えた場合にアラーム状態を設定してよい。温度が所定の閾値を超えると、処理ユニット10は、ユーザインタフェースに警告を表示して、処理ユニット10又はクライアントデバイス20でユーザインタフェースを確認しているユーザにアラーム状態を認識させることができる。これは例示的なアラーム状態であり、開示される概念の範囲から逸脱することなく、任意の数の異なるタイプのアラーム状態があることは理解されるであろう。例えば、開示される概念の範囲から逸脱することなく、処理ユニット10は、1つのセンサの出力、複数のセンサの出力の組合せ、複数の工場にわたる複数のセンサの出力の組合せ等に基づいてアラーム状態を設定してよい。
【0020】
開示される概念の範囲から逸脱することなく、処理ユニット10は、センサ44,45,46から収集されたデータを様々な方法で分析し、1つの工場又は複数の工場40A,40B,40Cの稼働に関する任意の情報を導出してよいと考えられる。また、開示される概念の範囲から逸脱することなく、表示されるユーザインタフェースは、センサ44,45,46によって収集された任意のデータ、又は処理ユニット10による分析の結果得られた任意の情報を含んでよいと考えられる。更に、表示されるユーザインタフェースは、グラフ、数値表現、又はデータを表示する他の適切な方法等、ユーザが観察するのに適した様式で任意のデータを含んでよいと考えられる。
【0021】
開示される概念の幾つかの例示的な実施形態では、処理ユニット10は、人工知能又は機械学習技術を用いて、センサ44,45,46から収集されたデータを分析してよい。例えば、限定ではないが、処理ユニット10は、人工知能又は機械学習技術を用いて、機械の故障又はメンテナンスや材料使用量を予測すること、機械又は工場を最適化すること、又は、収集されたデータに基づいた他の適切な利用を行ってよい。一例として、処理ユニット10は、人工知能技術を用いて様々な工場から収集されたデータを分析し、効率又は出力キャパシティ等の特定の目標に基づいた最適な稼働パターンを見分けてよい。開示される概念の範囲から逸脱することなく、処理ユニット10が、任意の数の人工知能又は機械学習技術を用いてセンサ44,45,46又は他のセンサから収集されたデータを分析してよいことは、当業者によって理解されるであろう。また、幾つかの例示的な実施形態では、そのような分析に基づいて、処理ユニット10が1又は複数の工場の機械を制御してよいことは理解されるであろう。
【0022】
ユーザインタフェースは、対話型であるように構成されている。例えば、限定ではないが、ユーザは、ユーザインタフェースの様々な領域と対話して、表示される情報の配置又はフォーマットを変更してよい。クライアントデバイス20の入力デバイス24が、又は幾つかの例示的な実施形態では処理ユニット10の入力デバイスが使用されてコマンドが入力されて、ユーザインタフェースと対話してよい。例えば、限定ではないが、ユーザインタフェースは、製造ライン全体及び製造ライン全体に関連するデータを表示する工場全体ビューを含んでよい。ユーザは、(例えば、入力デバイス24を介して)ユーザインタフェースと対話して、ユーザインタフェースに製造ライン上の特定の機械(例えば、カッパー、ボディメーカー、ネッカー等)と、特定の機械に関連するデータとを表示させることができる。ユーザインタフェースは、一群の工場、選択された工場、選択された機械、又は特定の製品に関連する表示を含んでよく、ユーザは、ユーザインタフェースと対話して、これらのタイプの表示間で切り替えができると考えられる。また、ユーザがユーザインタフェースと対話して、表示されるデータをカスタマイズすることができると考えられる。
【0023】
開示される概念の幾つかの例示的な実施形態では、ユーザは、ユーザインタフェースと対話して、工場40A,40B,40C又は工場の機械の様々な指標を制御できる。例えば、処理ユニット10は、工場40A,40B,40Cにおける様々な機械のコントローラと通信してよい。幾つかの例示的な実施形態では、ユーザは、ユーザインタフェースと対話して、処理ユニット10から1又は複数の工場40A,40B,40Cに配置されている1台以上の機械(例えば、限定ではないが、カッパー41、ボディメーカー42、又はネッカー43)に送られるアラーム信号を処理して、工場40A,40B,40Cの1つにて遠隔に配置されたオペレータに警告を発し、機械を停止させ、又は、機械の稼働を特定のやり方に調整するであろうパラメータのセットを調節することができる。これは、特定のプロトコルに従って認証されたセキュリティレベルのアクセスをユーザが持っていることを条件とする。そのプロトコルは、変更が実行される前に、限定ではないが、ユーザの入力確認によって機械の近くにいる人員や機械操作の責任者と対話することを含む。
【0024】
図3乃至
図6は、開示される概念の例示的な実施形態に基づいた表示されるユーザインタフェースの例である。ユーザは、入力デバイス24又は他の適切な入力デバイスを介してユーザインタフェースと対話することにより、
図3乃至
図6に示された様々な例の間で切り替えできる。
図3は、開示される概念の例示的な実施形態に基づいた工場オーバービュー画面のスクリーンショットである。
図3に示すように、工場内の様々な機械に関連するセンサから収集されたデータが示されている。ネッカー速度(缶/分)は、ネッカーの指標の一例であり、ネッカーに関連する1つのセンサ又は複数のセンサから収集され、ユーザインタフェースに示される。ユーザインタフェースからは、ユーザは、ネッカー速度(缶/分)だけでなく、ネッカーの他の様々な指標、他の機械の指標、又は他のセンサから収集された工場の稼働の他の指標を容易に見ることができる。
【0025】
図4は、開示される概念の例示的な実施形態に基づくボディメーカーオーバービュー画面のスクリーンショットである。この例では、複数のボディメーカーの指標がユーザインタフェースに示されている。ボディメーカーは、1つの工場に配置されてもよく、複数の工場に配置されてもよい。
【0026】
図5は、開示される概念の例示的な実施形態に基づくカッパーオーバービュー画面のスクリーンショットである。この例では、カッパーの指標がユーザインタフェースに表示されている。例えば、カッパーの速度、カッパーの耐用期間中に作られた総カップ数に加えてカッパーの構成要素の様々な指標がユーザインタフェースに示される。この例のユーザインタフェースでは、ユーザは、クライアントデバイス20又は処理ユニット10にて、カッパーの動作及び状態の多くの様相を遠隔で容易に観察することができる。
【0027】
図6は、開示される概念の例示的な実施形態に基づくネッカーオーバービュー画面のスクリーンショットである。この例では、ネッカーの指標がユーザインタフェースに示されている。先の例と同様に、ネッカーの速度、ネッカーの耐用期間中に作られた総ユニット数、及びネッカーの構成要素の様々な指標が示されている。このユーザインタフェースの例では、ユーザは、クライアントデバイス20又は処理ユニット10にて、ネッカーの動作及び状態の多くの様相を遠隔で容易に観察することができる。
【0028】
図4乃至
図6に示した例は、ユーザインタフェース及びユーザインタフェースに表示できる1又は複数の工場の機械に関連付けられたデータタイプの例である。ユーザインタフェースは、開示される概念の範囲から逸脱することなく、異なるタイプの機械に関連する情報、又は異なるタイプの情報を示してもよいことは理解されるであろう。ユーザインタフェースと対話し、ユーザインタフェースに示された情報を見ることにより、ユーザは、単一の機械、複数の機械、単一の工場、複数の工場、又はそれらの任意の組合せの動作及び状態を観察することができる。このようにして、ユーザは、ユーザインタフェースと対話して、表示されるものをカスタマイズして、機械及び/又は工場の動作及び/又は状態を評価する際に、適切なデータを表示することができる。ユーザは、そのような情報を用いて、機械及び/又は工場の最適化及び/又はメンテナンス、材料注文の生成、或いは、機械及び/又は工場に関連する他のアクションを実行することができる。開示される概念の幾つかの例示的な実施形態では、そのようなアクションが、ユーザインタフェースを通して出されたコマンドを介して行われて、1台以上の機械を制御することができる。更に、前述したように、ユーザインタフェースは、処理ユニット10によって決定されたアラーム状態を表示することができる。これらのアラーム状態を介して、ユーザは、アラーム状態を認識して、改善措置を講じることができる。開示される概念の幾つかの例示的な実施形態では、そのような改善措置は、ユーザインタフェースを通して出されたコマンドを介して行われてよい。
【0029】
処理ユニット10は、ユーザの権利に基づいて、ユーザインタフェースに含まれる情報を制限することができると考えられる。例えば、あるタイプのユーザがユーザインタフェースを介して1つのセットのデータにアクセスできる一方で、別のタイプのユーザがユーザインタフェースを介して別のセットのデータにアクセスできるようにしてもよい。
【0030】
処理ユニット10はまた、センサ44,45,46から収集されたデータに、或いは、センサ44,45,46から収集されたデータの分析の結果得られた情報に基づいてレポートを生成及び/又は表示するように構成されてよい。レポートは、例えば、限定ではないが、製造ライン又は製造ライン上の特定の機械の動作及び/又は性能の概要を示す選択された情報であってよい。ユーザは、ユーザインタフェースとの対話によって、選択されたレポートを生成することができる。
【0031】
図7A及び
図7Bは、開示される概念の例示的な実施形態に基づく集約された例示的なボディメーカーのレポートである。
図8A乃至Cは、開示される概念の例示的な実施形態に基づく例示的な単一ボディメーカーのレポートの例である。
図9A-Cは、開示される概念の例示的な実施形態に基づく単一カッパーのレポートの例である。
図10A-Dは、開示される概念の例示的な実施形態に基づく単一ネッカーのレポートの例である。これらのレポートの例では、センサから収集された様々な情報が集約されてよい。レポートは、ユーザインタフェースに表示されてよく、又は、他のデバイス又は媒体で閲覧できるように出力されてよい。例えば、レポートは、任意の適切なファイル形式(例えば、限定ではないが、PDF)で出力されてよく、これによって、異なるデバイスで閲覧可能となる。また、レポートは、オフラインで閲覧できるように印刷されてもよい。
【0032】
ユーザインタフェースを観察し、ユーザインタフェースと対話することにより、及び/又はユーザインタフェースを介してレポートを生成することにより、ユーザは、工場又は複数の工場に関する様々な範囲の情報、或いは、工場の製造ラインの特定の機械に関する情報を容易に取得することができる。このような情報は、工場の効率の観察や効率の向上のために利用されてよい。例えば、ユーザは、ユーザインタフェースを使用して、異なる工場の製造ラインの生産状況を観察してよい。ある工場の製造ラインが別の工場の製造ラインと比較して働きが下回っている場合、ユーザは、ユーザインタフェースを使用して、製造ライン上の特定の機械の指標を表示して比較することができる。ユーザは、パフォーマンス上の問題を引き起こしている特定の機械又は他の様相を特定し、その問題に適切に対処することができる。収集されたデータはまた、格納され、機械学習又は他の技術を用いて分析されて、故障の予測、メンテナンスの予測及び最適化、或いは、1又は複数の工場の効率を改善するための他の方法に使用されてよい。
【0033】
開示される概念の幾つかの例示的な実施形態では、1又は複数の工場の自動化を高めるために処理ユニット10が使用されてよい。例えば、限定ではないが、処理ユニット10は、収集して分析したデータに基づいて作動してよい。例えば、限定ではないが、処理ユニット10は、収集及び分析したデータに基づいて、機械のメンテナンスが必要であること、又は間もなく必要になることを判定してよい。処理ユニット10は、機械のメンテナンスに必要な材料又は部品の購入注文を行ってよく、開始してもよい。また、処理ユニット10は、1又は複数の工場の生産量に基づいて材料の発注を行ってよく、又は開始してもよい。例えば、処理ユニットは、収集及び分析されたデータに基づいて、工場が缶の生産に必要なアルミニウム又は他の材料の在庫を補充する必要があると判断し、生産に必要とされる材料の購入注文を先を見越して自動的に行ってよく、開始してもよい。追加の材料の購入注文は、収集及び分析されたデータに基づいて処理ユニット10が行うことができる追加のアクションの一例であって、限定ではないが、機械の制御又は調整、アラーム、警告、又は通知の送信、或いは、工場の監視又は管理に関する他の適切なアクション等、様々な異なるアクションが処理ユニット10によって行われてよいと考えられる。また、ユーザインタフェースがユーザによって使用されて、収集及び分析されたデータに応答して処理ユニットが自動的に行う追加のアクションが設定又は調整されてよいと考えられる。
【0034】
開示される概念は、缶の生産に関連して記載されているが、開示される概念の様々な例示的な実施形態による管理監視システム及び方法は、開示される概念の範囲から逸脱することなく、類似の製造プロセス又は実質的に異なる製造プロセスを採用している工場でも採用できると考えられる。
【0035】
開示される概念の1又は複数の態様はまた、有形の非一時的なコンピュータ可読記録媒体のコンピュータ可読コードとして具現化されてよい。コンピュータ可読記録媒体は、コンピュータシステムによって読み取り可能なデータを格納できる任意のデータ記憶装置である。コンピュータ読み取り可能な記録媒体の非限定的な例としては、リードオンリーメモリ(ROM)、不揮発性ランダムアクセスメモリ(RAM)、CD-ROM、磁気テープ、フロッピーディスク、ディスク記憶装置、及び光データ記憶装置が挙げられる。
【0036】
開示される概念の特定の実施形態について詳細に説明したが、当業者であれば、それらの詳細に対する様々な変形例や代替例を、本開示の教示全体を踏まえて開発することができると認識するであろう。従って、開示される特定の構成は、単に例示であることを意図しており、添付の特許請求の範囲及びその全ての均等物の全範囲を、開示される概念の範囲に関して限定するものではない。
【手続補正書】
【提出日】2023-05-19
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
工場管理監視システムであって、
工場の缶製造ラインの複数の機械を監視するように構成された複数のセンサからデータを受信し、受信データを分析して、前記受信データ又は前記受信データの分析の結果得られた情報を含むユーザインタフェースを生成するように構成されている処理ユニットと、
前記ユーザインタフェースを表示するように構成されているディスプレイと、
を備えており、
前記ユーザインタフェースは、第1のビュー及び第2のビューを含む複数のビューを含んでおり、
前記第1のビューは、前記工場における単一の機械に関連する受信データ又はその受信データの分析の結果得られた情報を含んでおり、
前記第2のビューは、前記工場における複数の機械に関連する受信データ又はその受信データの分析の結果得られた情報を含んでおり、
前記単一の機械は、カッパー又はネッカーであり、
前記複数の機械は、少なくとも前記カッパー、前記ネッカー、及びボディメーカーを含む、工場管理監視システム。
【請求項2】
前記缶製造ラインは、缶ボディ製造ライン又は缶エンド製造ラインである、請求項1に記載の工場管理監視システム。
【請求項3】
前記処理ユニットは、前記工場から遠隔に配置されている、請求項1に記載の工場管理監視システム。
【請求項4】
前記処理ユニットは、前記受信データの少なくとも一部を所定の閾値と比較して、その受信データの少なくとも一部が前記所定の閾値を超えている場合、アラームを生成するように構成されている、請求項1に記載の工場管理監視システム。
【請求項5】
前記処理ユニットは、前記複数の機械の少なくとも1つを制御するための1又は複数のコマンドを出力するように構成されている、請求項1に記載の工場管理監視システム。
【請求項6】
前記処理ユニットは、前記受信データに基づいて材料又は作業の注文を生成するように構成されている、請求項1に記載の工場管理監視システム。
【請求項7】
前記ディスプレイは、前記処理ユニットから遠隔に配置されている、請求項1に記載の工場管理監視システム。
【請求項8】
前記処理ユニットは、前記受信データ又は前記受信データの分析の結果得られた情報を含む1又は複数のレポートを生成するように構成されている、請求項1に記載の工場管理監視システム。
【請求項9】
ユーザからの入力を受信するように構成された入力デバイスを更に備えており、前記ユーザインターフェースは、前記入力デバイスを介して受信した入力に対話的に応答する、請求項1に記載の工場管理監視システム。
【請求項10】
前記処理ユニットは、前記入力デバイスを介して受け取った入力に基づいて前記複数のビューの間で切り替えるように構成されている、請求項9に記載の工場管理監視システム。
【請求項11】
前記受信データ又は前記受信データの分析の結果得られた情報は、カッパー速度、総カップ数、前記カッパーの1つ以上の構成要素の指標、ネッカー速度、前記ネッカーによって生産される総ユニット数、前記ネッカーの1つ以上の構成要素の指標、及び前記ボディメーカーの指標の1又は複数を含む、請求項1に記載の工場管理監視システム。
【請求項12】
処理ユニットで、工場の缶製造ラインに含まれる複数の機械を監視するように構成された複数のセンサからデータを受信する工程と、
受信データを分析する工程と、
前記受信データを又は前記受信データの分析の結果得られた情報を含むユーザインタフェースを生成する工程と、
前記ユーザインタフェースを表示する工程と、
を含んでおり、
前記ユーザインタフェースは、第1のビュー及び第2のビューを含む複数のビューを含んでおり、
前記第1のビューは、前記工場における単一の機械に関連する受信データ又はその受信データの分析の結果得られた情報を含んでおり、
前記第2のビューは、前記工場における複数の機械に関連する受信データ又はその受信データの分析の結果得られた情報を含んでおり、
前記単一の機械は、カッパー又はネッカーであり、
前記複数の機械は、少なくとも前記カッパー、前記ネッカー、及びボディメーカーを含む、工場管理監視方法。
【請求項13】
前記処理ユニットで、前記受信データの少なくとも一部を所定の閾値と比較する工程と、
前記受信データの少なくとも一部が所定の閾値を超えている場合、前記ユーザインターフェースでアラームを生成する工程と、
を更に含む、請求項12に記載の工場管理監視方法。
【請求項14】
前記複数の機械の少なくとも1つを制御するための1又は複数のコマンドを、前記処理ユニットで出力する工程を更に含む、請求項12に記載の工場管理監視方法。
【請求項15】
前記受信データに基づいて材料又は作業の注文を生成する工程を更に含む、請求項12に記載の工場管理監視方法。
【請求項16】
前記処理ユニットで、前記受信データ又は前記受信データの分析の結果得られた情報を含む1又は複数のレポートを生成する工程を含む、請求項12に記載の工場管理監視方法。
【請求項17】
前記受信データ又は前記受信データの分析の結果得られた情報は、カッパー速度、総カップ数、前記カッパーの1つ以上の構成要素の指標、ネッカー速度、前記ネッカーによって生産される総ユニット数、前記ネッカーの1つ以上の構成要素の指標、及び前記ボディメーカーの指標の1又は複数を含む、請求項12に記載の工場管理監視方法。
【請求項18】
指示を含む1つ以上のプログラムを格納する非一時的なコンピュータ可読媒体であって、コンピュータによって実行されると、前記コンピュータは工場管理監視方法を行い、前記方法は、
工場の缶製造ラインに含まれる複数の機械を監視するように構成された複数のセンサからデータを、処理ユニットで受信する工程と、
受信データを分析する工程と、
前記受信データを又は前記受信データの分析の結果得られた情報を含むユーザインタフェースを生成する工程と、
前記ユーザインタフェースを表示する工程と、
を含んでおり、
前記ユーザインタフェースは、第1のビュー及び第2のビューを含む複数のビューを含んでおり、
前記第1のビューは、前記工場における単一の機械に関連する受信データ又はその受信データの分析の結果得られた情報を含んでおり、
前記第2のビューは、前記工場における複数の機械に関連する受信データ又はその受信データの分析の結果得られた情報を含んでおり、
前記単一の機械は、カッパー又はネッカーであり、
前記複数の機械は、少なくとも前記カッパー、前記ネッカー、及びボディメーカーを含む、非一時的なコンピュータ可読媒体。
【外国語明細書】