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特開2023-10081濡れおしぼり収納用袋及び袋入り濡れおしぼり
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023010081
(43)【公開日】2023-01-20
(54)【発明の名称】濡れおしぼり収納用袋及び袋入り濡れおしぼり
(51)【国際特許分類】
   B65D 85/07 20170101AFI20230113BHJP
   B32B 27/10 20060101ALI20230113BHJP
   A47K 7/00 20060101ALI20230113BHJP
   B65D 30/02 20060101ALI20230113BHJP
   B65D 65/40 20060101ALI20230113BHJP
【FI】
B65D85/07
B32B27/10
A47K7/00 101
B65D30/02
B65D65/40 D
【審査請求】有
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021113903
(22)【出願日】2021-07-09
(71)【出願人】
【識別番号】515221129
【氏名又は名称】株式会社マキ商会
(74)【代理人】
【識別番号】100162396
【弁理士】
【氏名又は名称】山田 泰之
(72)【発明者】
【氏名】酒巻 剛
(72)【発明者】
【氏名】酒巻 三枝子
【テーマコード(参考)】
2D134
3E064
3E068
3E086
4F100
【Fターム(参考)】
2D134AD01
3E064AA09
3E064BA01
3E064BA21
3E064BB03
3E064BC04
3E064BC06
3E064BC07
3E064BC08
3E064BC09
3E064BC18
3E064BC20
3E064EA05
3E064EA30
3E064HN05
3E068AA40
3E068AB02
3E068AB03
3E068BB01
3E068CC22
3E068CE01
3E068CE02
3E068CE03
3E068EE25
3E086AA01
3E086AB01
3E086AD01
3E086BA14
3E086BA15
3E086BB02
3E086BB51
3E086BB74
3E086BB85
3E086CA35
4F100AK01B
4F100BA02
4F100DG10A
4F100GB16
4F100JC00B
(57)【要約】
【課題】テーブル等の上に、紙製袋に収納された割り箸と共に置いたときの全体的な質感のバランスに優れること、折り畳むことができて、別の形状にする楽しみも得ること、さらに、テーブル等の上の水分や油分を吸収して、食事のときに少しの水分や油分がテーブル等の上に残ったままの状態になることを防止したり、食事後の片付け時に濡れおしぼり用の袋を使用してテーブル等上の水分や油分を少しでも拭き取ることができること。
【解決手段】袋の最外層が紙層、最内層が樹脂層である濡れおしぼり収納用袋。
【選択図】なし
【特許請求の範囲】
【請求項1】
袋の最外層が紙層、最内層が樹脂層である濡れおしぼり収納用袋。
【請求項2】
袋と、その内部に収納された濡れおしぼりを有する袋入り濡れおしぼりであって、その袋は最外層が紙層、最内層が樹脂層である、袋入り濡れおしぼり。
【請求項3】
樹脂製の濡れおしぼり収納用袋であって、樹脂成分が生分解性樹脂である濡れおしぼり収納用袋。
【請求項4】
樹脂製袋入り濡れおしぼりであって、その袋の樹脂成分が生分解性樹脂である、袋入り濡れおしぼり。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は濡れおしぼり収納用袋及び袋入り濡れおしぼりに関する。
【背景技術】
【0002】
使い捨ての紙製濡れおしぼりは、飲食店やコンビニエンスストア等において広く使用されている。通常、このような紙製濡れおしぼりは樹脂製の袋に収納されており、この樹脂製の袋によって、袋の内外面は共に樹脂の表面からなっている。
これらの広く使用されている袋入りの紙製濡れおしぼりに使用される袋は、上記のように樹脂製であり、紙の感触とは明らかに異なるので、紙袋入りの割り箸と共に置かれたときの、全体的な質感のバランスに劣ることがある。さらに、折り畳むことが困難なので、例えば割り箸を収納していた紙製袋を折って別の形状にするような楽しみにも欠ける。また、袋の樹脂表面は吸水性及び吸油性がほとんど無いので、テーブル上の水分や油分が付着したときにそれらを吸い取ることができない。
なお、特許文献1~4に示すように、製紙用填料として貝殻や卵殻の粉末を使用することは公知である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2017-538847号公報
【特許文献2】特開2017-538847号公報
【特許文献3】特開2016-191159号公報
【特許文献4】特開2014-518537号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、樹脂製の袋としたときとは異なり、テーブル等の上に、紙製袋に収納された割り箸と共に置いたときの全体的な質感のバランスに優れること、折り畳むことができて、別の形状にする楽しみも得ること、さらに、テーブル等の上の水分や油分を吸収して、食事のときに少しの水分や油分がテーブル等の上に残ったままの状態になることを防止したり、食事後の片付け時に濡れおしぼり用の袋を使用してテーブル等上の水分や油分を少しでも拭き取ることができることを課題とする。
また、樹脂のみからなる袋であっても、焼却等をして二酸化炭素を排出するような環境への負荷を削減することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
下記の本発明を採用することにより濡れおしぼり用袋、および袋入り濡れおしぼりとして、優れたものを得ることができた。
1.袋の最外層が紙層、最内層が樹脂層である濡れおしぼり収納用袋。
2.袋と、その内部に収納された濡れおしぼりを有する袋入り濡れおしぼりであって、その袋は最外層が紙層、最内層が樹脂層である、袋入り濡れおしぼり。
3.樹脂製の濡れおしぼり収納用袋であって、樹脂成分が生分解性樹脂である濡れおしぼり収納用袋。
4.樹脂製袋入り濡れおしぼりであって、その袋の樹脂成分が生分解性樹脂である、袋入り濡れおしぼり。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、下記第1の濡れおしぼり収納用袋を採用したとき、テーブル等の上に、紙製袋に収納された割り箸と共に置いたときの全体的な質感のバランスに優れること、濡れおしぼりを取り出した後の袋を折り畳んで、コースター等の別の形状にする楽しみも得ること、さらに、テーブル等の上の水分や油分を紙層が吸収して、食事のときに少しの水分や油分がテーブル等の上に残ったままの状態になることを防止したり、食事後の片付け時に濡れおしぼり用の袋を使用してテーブル等上の水分や油分を少しでも拭き取ることができるという効果を得ることができる。
下記第2の濡れおしぼり収納用袋を採用したとき、公知の濡れおしぼりと同様の使い方をしながら、廃棄後、土中や水中で微生物等によって生分解されるので、廃棄物として焼却等をする必要がない。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下に本発明について説明する。
なお、本発明の第1の濡れおしぼり収納用袋は、外層が紙層、内層が樹脂層からなるものであり、第2の濡れおしぼり収納用袋は、樹脂製であって、その樹脂は生分解性樹脂からなるものである。
【0008】
<第1の濡れおしぼり収納用袋>
(紙層)
本発明の第1の濡れおしぼり収納用袋における紙層は、紙であれば塗工紙及び非塗工紙のいずれでも特に制限なく使用できる。
中でも、吸水性や吸油性を発揮させるには非塗工紙が好ましい。
塗工紙や非塗工紙に使用する紙は、公知の材料と抄紙方法により得ることができる。
パルプとしては、特に限定するところではないが、例えば、LBKP(広葉樹晒クラフトパルプ)、NBKP(針葉樹晒クラフトパルプ)、LBSP(広葉樹晒亜硫酸パルプ)、NBSP(針葉樹晒亜硫酸パルプ)等の化学パルプ、ストーングランドパルプ(SGP)、加圧ストーングランドパルプ(PGP)、リファイナーグランドパルプ(RGP)、ケミグランドパルプ(CGP)、サーモグランドパルプ(TGP)、グランドパルプ(GP)、サーモメカニカルパルプ(TMP)、ケミサーモメカニカルパルプ(CTMP)、リファイナーメカニカルパルプ(RMP)等の機械パルプや、脱墨パルプ(DIP)等の古紙パルプからなる群の中から少なくとも1種を選択し、任意の比率で配合して適宜使用することができる。
【0009】
填料としては、特に限定されず、軽質炭酸カルシウム、重質炭酸カルシウム、クレー、シリカ、軽質炭酸カルシウム-シリカ複合物、カオリン、焼成カオリン、デラミカオリン、炭酸マグネシウム、炭酸バリウム、硫酸バリウム、水酸化アルミニウム、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、水酸化亜鉛、酸化亜鉛、酸化チタン、ケイ酸ナトリウムの鉱酸による中和によって製造される非晶質シリカ等の一般的に製紙用途に用いられる各種填料が挙げられるが、吸油量が多い程好ましい。吸油性を向上させるため、DOP吸油量としては、10~80mL/100g(JIS K-5101-13-2)が好ましい。
また、平均粒子径としては、1.0~50μm(JIS M-8511に従い測定)が好ましい。
上記の公知の技術に従い、炭酸カルシウムとして、未焼成又は焼成した貝殻の粉末、鶏卵に由来する填料を採用することができる。
【0010】
さらに、内添サイズ剤を使用することができる。内添サイズ剤としては、ロジン系サイズ剤、合成サイズ剤、石油樹脂系サイズ剤、中性サイズ剤などのサイズ剤を使用することができる。本発明における紙層の紙としては、これらの内添サイズ剤と共に、硫酸バンドやカチオン化澱粉等の、繊維への定着剤を組合せて使用することがましい。紙層には、紙力増強剤、染料、pH制御剤、消泡剤、ピッチコントロール剤等の抄紙用内添助剤を、目的に応じて適宜含有させても良い。
【0011】
このようにして得られた紙を基本とした塗工紙や非塗工紙の、濡れおしぼり収納用袋の外面に相当する表面に、オフセット印刷、グラビア印刷、凸版印刷、凹版印刷などにより印刷することができる。特に紙中の灰分を高配合にすると、不透明度やインキの裏抜け性防止性を向上できる。
これらの塗工紙や非塗工紙は、坪量が20~200g/mであり、密度が0.5~1.2g/cmであることが好ましい。
【0012】
さらに塗工紙にする場合には、顔料と接着剤を主成分とする顔料塗工層を1層以上設ける。さらに、顔料塗工層の下層に、クリア塗工層を設けてもよい。いずれの層も公知の手段により形成できる。
顔料塗工層の顔料としては、塗工紙用に従来から用いられているものを使用することができ、例えば、カオリン、クレー、エンジニアードカオリン、デラミネーテッドクレー、重質炭酸カルシウム、軽質炭酸カルシウム、タルク、二酸化チタン、硫酸バリウム、硫酸カルシウム、酸化亜鉛、珪酸、珪酸塩、コロイダルシリカ、サチンホワイトなどの無機顔料および密実型、中空型、またはコアーシェル型などの有機顔料などを必要に応じて単独または2種類以上混合して使用することができる。
この顔料として天然由来ものを使用することができる。例えば、炭酸カルシウムとして、上記の貝殻や鶏卵由来ものを採用できる。
【0013】
顔料塗工層の接着剤(バインダー)については、特に制限はなく、塗工紙用に従来から用いられている接着剤を使用することができる。例えば、好ましい接着剤として、スチレンブタジエン系、スチレン・アクリル系、エチレン・酢酸ビニル系、ブタジエン・メチルメタクリレート系、酢酸ビニル・ブチルアクリレート系等の各種共重合およびポリビニルアルコール、無水マレイン酸共重合体、アクリル酸・メチルメタクリレート系共重合体等の合成系接着剤;カゼイン、大豆蛋白、合成蛋白等の蛋白質類;酸化澱粉、陽性澱粉、尿素燐酸エステル化澱粉、ヒドロキシエチルエーテル化澱粉などのエーテル化澱粉、デキストリン等の澱粉類;カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース等のセルロース誘導体等の通常の塗工紙用接着剤1種類以上を適宜選択して使用することができる。顔料塗工液には、顔料と接着剤の他に、必要に応じて、分散剤、増粘剤、保水剤、消泡剤、耐水化剤、通常の塗工紙用顔料に配合される各種助剤を適宜使用できる。
【0014】
(樹脂層)
本発明の濡れおしぼり収納用袋における樹脂層としては、紙層に対して直接又は接着剤層を介して積層できる樹脂層であれば特に制限されない。なお、この樹脂層は湿った濡れおしぼりが直接接するので、水やエタノール、必要に応じて香料等によって溶解、湿潤、軟化しないことが必要である。
また袋入り濡れおしぼりを製造後、使用までの時間の経過によっても、濡れおしぼりが含有する水やエタノール、香料等が揮散して、袋の外部に出ないようにすることが必要であり、樹脂層としては、そのような性質を達成するに必要なガスバリア性や水蒸気透過防止性を有することが必要である。
さらに濡れおしぼり収納用袋にするにあたり、ヒートシールを行う場合には、樹脂層がヒートシール性を有することが好ましい。
使用される樹脂としては、紙に対して直接的又は接着剤を介して積層できる樹脂であって、上記の性質を満たすものであれば良く、公知の合成樹脂を使用できる。
接着剤を使用しない場合の樹脂層の厚さ、また接着剤を使用する場合の接着剤層と樹脂層の合計厚さは、上記の性質を十分に有する厚さであれば特に限定されないが、それぞれの場合について5~50μmが好ましい。
また使用する樹脂が、生分解性樹脂であると環境上の負荷を低減できる点において好ましい。そして、土中又は水中に廃棄することにより、土中又は水中の微生物により分解され得る性質を有するものであれば特に制限されない。
【0015】
このような生分解性樹脂としては、公知の微生物産生系生分解性樹脂、天然物系生分解性樹脂、化学合成系生分解性樹脂が挙げられる。これらの樹脂の例としては、ポリ乳酸(PLA)、ポリエチレンサクシネート(PES)、ポリエチレンテレフタレート-サクシネート(PETS)、ポリブチレンサクシネート(PBS)、ポリブチレンアジペート-テレフタレート(PBAT)、ポリエチレンアジペート-テレフタレート(PEAT)、ポリブチレンサクシネート-テレフタレート(PBST)、ポリエチレンサクシネート-テレフタレート(PEST)、ポリブチレンサクシネート-アジペート(PBSA)、ポリブチレンサクシネート-カーボネート(PEC)、ポリブチレンサクシネート-アジペート-テレフタレート(PBSAT)、ポリエチレンサクシネート-アジペート-テレフタレート(PESAT)、ポリテトラメチレンアジペート-テレフタレート(PTMAT)、ポリヒドロキシ酪酸(PHB)、ポリヒドロキシ酪酸-ヒドロキシヘキサン酸(PHBH)、ポリカプロラクトン(PCL)、ポリカプロラクトン-ブチレンサクシネート(PCLBS)、酢酸セルロース等が例示され、これらの生分解性樹脂から選択された少なくとも1種の高分子化合物を含む。
【0016】
また、ポリビニルアルコール、ポリオレフィン(ポリエチレン、ポリプロピレン等)、ポリエステル(ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等)、ポリアミド(ナイロンー6、ナイロンー66等)、ポリイミドなどが使用できる。中でも生分解性の合成樹脂が好ましく、特にポリエチレンやポリプロピレン等のポリオレフィン(例えばウエストワン社)、ポリエチレンテレフタレート等が好ましい。
なお、本発明の目的を損なわない範囲で、樹脂層には、紫外線吸収剤、滑剤、帯電防止剤、熱安定剤、酸化防止剤、顔料、染料、加水分解防止剤、光安定剤、可塑剤等の各種添加剤を適当な量含有しても良い。
【0017】
紙層の一方の面に樹脂層を設ける際には、紙層の一方の面に樹脂フィルムを接着剤を介して積層させたり、接着剤を使用せずに樹脂フィルムを加熱圧着させたりすることができる。また溶融した樹脂を押し出し成形しながら積層させても良く、樹脂溶液を塗布乾燥しても良い。
また接着剤を使用する際には、接着剤としてたとえばEMMA(エチレンとメチルメタクリレートの共重合樹脂)、EMAA(エチレン-メタクリル酸樹脂)、EAA(エチレン-アクリル酸樹脂)、ポリエチレン、環状ポリオレフィン、アイオノマー、ポリプロピレンなどを使用することができる。
【0018】
<第2の濡れおしぼり収納用袋>
(樹脂)
本発明の第2の濡れおしぼり収納用袋に使用する樹脂は、湿った濡れおしぼりに直接接するので、水やエタノール、必要に応じて香料等によって溶解、湿潤、軟化しないことが必要である。
また袋入り濡れおしぼりを製造後、使用までの時間の経過によっても、濡れおしぼりが含有する水やエタノール、香料等が揮散して、袋の外部に出ないようにすることが必要であり、樹脂としては、袋状物にしたときに、そのような性質を達成するに必要なガスバリア性や水蒸気透過防止性を有することが必要である。
さらに濡れおしぼり収納用袋にするにあたり、ヒートシールを行う場合には、樹脂層がヒートシール性を有することが好ましい。
袋状物にしたときの樹脂の厚さは、上記の性質を十分に有する厚さであれば特に限定されないが、それぞれの場合について5~50μmが好ましい。
この樹脂が、生分解性樹脂であるため、環境上の負荷を低減できる点において好ましい。そして、土中又は水中に廃棄することにより、土中又は水中の微生物により分解され得る性質を有するものであれば特に制限されない。
このような生分解性樹脂としては、上記の第1の濡れおしぼり収納用袋で使用できる樹脂と同じ、公知の微生物産生系生分解性樹脂、天然物系生分解性樹脂、合成樹脂が挙げられる。
【0019】
(袋入り濡れおしぼりの製造)
第1の濡れおしぼり収納用袋及び第2の濡れおしぼり収納用袋を製造工程としては、従来の製造方法を採用できる。シート状の袋用材料を繰り出しながら、その所定の位置に濡れおしぼりを配置し、速やかにピロー包装をする等して製造できる。
濡れおしぼり用の袋としては、ある程度のガスバリア性、水蒸気透過防止性、ヒートシール性及び手切れ性を必要とする。紙層と樹脂層を有する濡れおしぼり用袋であっても、樹脂層からなる袋であっても、濡れ紙おしぼり用の袋にするには、これらの性質を有することが必要である。