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▶ 小野 庸夫の特許一覧

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  • 特開-男性用下着(パンツ) 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023100959
(43)【公開日】2023-07-19
(54)【発明の名称】男性用下着(パンツ)
(51)【国際特許分類】
   A41B 9/02 20060101AFI20230711BHJP
【FI】
A41B9/02 G
【審査請求】有
【請求項の数】5
【出願形態】OL
【公開請求】
(21)【出願番号】P 2023078944
(22)【出願日】2023-05-11
(71)【出願人】
【識別番号】711010068
【氏名又は名称】小野 庸夫
(72)【発明者】
【氏名】小野 庸夫
(57)【要約】      (修正有)
【課題】小便で用を足す時に男性下着(パンツ)に於いては一般のパンツの形態より容易に男性器を取り出す事を目的とした男性下着(パンツ)を提供する。
【解決手段】小便で用を足す時に男性下着(パンツ)から、男性器を取り出す動作でズボンのチャックを降ろして左手と右手でチャックを広げる、パンツにある男性器の取り出し部を手探りで探して取り出す動作をし易くしたパンツの形態で、本発明の該パンツはズボンのチャックを降ろして左手と右手でチャックを広げると同時に右の指先で符号15部の下腹部分のパンツ表面の中部付近から下方向に、なぞる様に符号13と符合15の離間部の縫製されていない間に指先を入れて男性器を取り出す動作が、世間一般のパンツ形態より容易になった。発明の該パンツは符号15と符合12の重なりあった部分と、符合12・13の斜めに角度の付いた部分と符合15との離間のある特徴のあるパンツの発明となった。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
本発明は男性下着(パンツ)の小便で用を足す時に男性器を取り出すパンツの開口部が図1に代表される形態で、その開口部となる符合12・13と符合15は縫製されていなく、その離間された部分の間に手を入れて男性器を取り出す事とする形態のパンツである。
【請求項2】
本発明の請求項1での形態の符合13の手を入れる斜めの開口部のデザインの角度は図4で示す、水平からみて1°~70°の角度内の範囲とし、左手利きの人用には図1のミラー対象で示した角度のデザイン角度で179°~110°の範囲としたもので図7の左利きの人用のパンツ形態も提供範囲とする。
【請求項3】
本発明に於いてボクサーパンツ・ブリーフパンツの各部の生地は符合12・15・13・07・11の縦横二方向に伸縮を持つ生地で縫製される事が望ましい、特に符合15は上部の符合17・11に縫製されていて下部は符合11の003まで両縦を縫製され、符合12との重なり合う部分は符合002の幅となる。重なり合う幅の符合003は符合12の13と符合15の開口部となるが符合15の端の符合004がめくれて、図示番13と符合15の間から出ない様に符合12の13と符合15の重なり合っている部分を符合003の縦に縫製して、めくれ難くい構造とする。
【請求項4】
一般的にパンツの形状については、ボクサーパンツ、ブリーフパンツ、トランクスパンツの3つの形状が認知されています。しかしながら、本発明においては、ステテコ(通称)や冬着の、ももひき(通称)、オムツなどの製品にも本発明の要点が適用される。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は男性が小便の用を足す時に下着(パンツ)から男性器を取り出す事が容易になる男性下着(パンツ)の形態に関する。
【背景技術】
【0002】

本発明の外出先で急に小便をもよおし、トイレに駆け込みズボンのチャックを降ろして、そのチャックを掻き分けて下着(パンツ)の中から男性器を取り出す動作でパンツの男性器を取り出す開口部を手探りしてやっと探し当て放尿した至った事が何度かあった。
着慣れたパンツならよいがトランクスパンツだと開口部のボタン探して外して用を足すまでの時間が掛ってしまう事や、中にはボクサーパンツで取り出し開口部の中に有る中布が奥広くて腰を引きながら、探し当てやっと取り出し放尿に間に合った事もあった。この不便さの思いから理想の下着の研究開発に至った。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実用新案登録第3095969号実用新案登録第3080593号特開2012-180603
【非特許文献】
【0004】
【非特許文献1】実用新案登録第3095969号「横開き式パンツ」連 蘭臺著
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
男性下着(パンツ)は男性用ズボンの一般的に“社会の窓“と言われる下に同じ位置にあり、小便の用を足す時にパンツから男性器を取り出す動作でズボンのチャックを指で横に掻き退けて、更にパンツの男性器を取り出す開口部を探して指で広げて男性器を取り出す動作となる、この動作でズボンのチャックを開けてパンツから男性器を取り出す開口部を簡単に探し当てる事が課題となった。
【課題を解決するための手段】
【0006】
手段としてはズボンを履いての想定を優先し、研究開発とて先ずはズボンのチャックを開けてパンツの男性器を取り出す手の動きが自然である様にパンツの開口部の位置と形態の研究となった。
【0007】
パンツは肌着で肌に接するので身に着けた時の着心地などの考慮すべき問題点も研究した、実用新案登録第3095969号の横開き式パンツで図5では横長四角の開口を持ち、その開口を遮蔽する別の布片を裏面に備えている形態にしている、この方法でも機能性としては横長四角の開口を中側から塞ぐ意味合いでは問題ないと思えるが、遮蔽用の布片を縫い付けると肌に直接当たり接触面の不快な感覚を与えるのではないか思われて、開発する上では、この様な些細な事も考慮すべきと考えた。
【0008】
その様な不快な点となる、擦れる突起物や引っ張りでの圧迫感なども研究した、符合15は腹部から下腹部に位置する事で滑らかな布生地を使用する事や符合004の布端は、布の端仕上げで布厚を感じさせない、かがり縫いで肌への違和感を与えない心地良さを提供できると考えた。
縫製での各部のパーツの縫い合わせ部は肌への接触面がなるべく少なく成る位置や縫製方法も製品化での宿題となる。
トランクスパンツ形態の愛用者は男性器の圧迫感が嫌な男性が多く愛用されている事からの本発明要素と取り入れたデザイン案で図6の形態となった。
【発明の効果】
【0009】
本研究開発の該パンツは図1に代表される形態のデザインを持つ、発明品となり、発明の要点であるデザインに見られる、符合12の陰部に接触する布、符合13の符合12の上部の布端仕上げ部と、符合15の下腹部分に接触する布、符合13斜め形状部分と符合15との離間部となる開口される部分から男性器を取り出す様になった。
動作としてはズボンのチャックを降ろして左手と右手でチャックを広げると同時にパンツの符合15の表の中部付近から右指先で下方向に、なぞる様に符合13と符合15の離間部の間に指先を入れての男性器を取り出す。
本発明の該パンツは男性器を取り出す動作が容易となった。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】開発形態の代表図
図2】開発形態の正面図と裏返して見た図
図3】男性器を取り出した時の該パンツの変形模様図
図4】該パンツの発明要点の開口部の許容範囲の角度図
図5】該パンツの発明要点の立体図の内側視図
図6】該パンツのトランクスパンツとブリーフパンツ形図
図7】該パンツの左利きの人用パンツ図
【発明を実施するための形態】
【0011】
本発明の要点である形態は符合12陰部部分の布、符合13の陰部部分の布の端末加工と、符合15の下腹部の接触布が縫製されておらず、離間部となり符合13の斜め部分から男性器を取り出す構造であって、また各符合12・13・15の布生地は伸縮性を持つ、布生地が最良とされる。
その伸縮性布は小便の用を足す時に男性器の尿道を圧迫させない事で不快を無くす程度の伸びを機能するパンツの形態となる。
【符号の説明】
【0012】
10 パンツの下端の縫製部
12 陰部部分の布生地
13 符合12の陰部部分の上部の布端仕上げ部
14 符合15と符合11の縫い合わせ部
15 男性器を取り出部の上側で符合11・符合17と縫い合わせ部
15a 符合15の下側部の符合12との重なり合うパンツの内側に隠れる部
16 符合15と符合11の縫い合わせ部
17 パンツの腰部の伸縮性腰用ゴム
18 符合11と符合12の縫い合わせ部
001 符合11と符合15の縫い合わせ裏面の強度を上げた縫い合わせ部
002 符合12と符合15の布の離間部の重なり合う部
003 符合15の布が離間部から、めくれ出ない様に符合002の1/2の縦方向に縫い合わせた部
004 符合15端をかがり縫い処理の部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
【手続補正書】
【提出日】2023-05-26
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は男性が小便で用を足す時に下着(パンツ)から男性器を取り出す事が容易になる男性用下着(パンツ)の形態に関する。
【背景技術】
【0002】

本発明は外出先で急に小便をしたくなりトイレに入り、ズボンのチャックを降ろして開いたチャックを掻き分けて下着(パンツ)の男性器を取り出す開口部を手探りし、探しだして、やっとの思いで放尿に間に合った事が幾度か経験した。
トランクスパンツだと開口部のボタン探しだして、ボタンを外して用を足すまでに時間が掛ってしまう事もあり、ボクサーパンツでは取り出し開口部の中にある中布が奥広くて腰を引きながら探しだしてやっと男性器を取り出し放尿に間に合った事もあった。
この不便さの思いから理想の男性用下着(パンツ)の研究開発となった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実用新案登録第3095969号実用新案登録第3080593号特開2012-180603
【非特許文献】
【0004】
【非特許文献1】実用新案登録第3095969号「横開き式パンツ」連 蘭臺著
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
男性用下着(パンツ)はズボンの下の同じ位置にあるが、小便のする時にはズボンのチャックを開けて、更に指で横に掻き退けてパンツの男性器を取り出す開口部を指で探しだして男性器を取り出す動作となる、このズボンのチャックを開けてパンツから男性器を取り出す動作で開口部を簡単に探しだす事が容易に出来る男性用下着(パンツ)の形態が課題となった。
【課題を解決するための手段】
【0006】
手段としてはズボンを履いている事を想定し、既存の下着(パンツ)より扱い易く、下着(パンツ)から男性器を取り出す手の動きが自然であるかの、研究課題となった。
【0007】
パンツは肌に接するので着心地などの考慮すべき問題点も同時に研究課題とした、形態での肌への接触面の不快な感覚を与えるのではないか、開発する上では、この様な些細な点も考慮すべきと考えた。
その様な不快な点となる、突起物での擦れや、引っ張りでの圧迫感なども研究課題とした。
【0008】
図2の図番15は腹部から下腹部に位置する事で滑らかな布生地を使用する事や図番004の布端は布の端仕上げで布厚を感じさせない、かがり縫いで肌への違和感を与えない心地良さを提供できると考えた。
トランクスパンツ形態の愛用者は男性器の圧迫感が嫌な人に愛用されている事からのトランクスパンツの形態は発明の要点を取り入れ、圧迫されないフリーになる形態で図番002の長さを長めのデザイン案で図6の上図の形態となった。
【発明の効果】
【0009】
本研究開発の該パンツは図1に代表される開発要点の形態のデザインに見られる、図2の図番12の陰部に接触する布地の図番13は図番12の布の上部端を縫製で仕上げた部分であり、図番15の布地は下腹部分に接触する布地で、図番12・13斜め形状部分と図番15は縫製されてなく、その図番12・13と図番15が離間となっているので、この部分から男性器を取り出す構造を開発した。
小便をする動作としてはズボンのチャックを降ろして左手と右手でチャックを広げると同時にパンツの図番15の表の下腹部中部付近から右指先で下方向に、なぞる様に図番13と図番15の離間部の間に指先を入れての男性器を取り出す動作となる。
本発明の該パンツは男性器を取り出す事が容易となった。

【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】発明の該パンツ形態の代表図と、下の図が左利き人用のパンツ形態図
図2】発明の該パンツ形態の正面図と、開発の該パンツ形態を裏返して見た図
図3】発明の該パンツの男性器を取り出した時の該パンツの変形模様の図
図4】発明の該パンツの発明要点の離間部の製作上の角度の範囲の示した図
図5】発明の該パンツの発明要点の立体図の内側の要点部分を図示
図6】トランクスパンツとブリーフパンツに発明要点を取り入れてデザインした構想図
図7】発明の該パンツの請求項5の図番13のR形状にデザインした構想図
図8】発明の該パンツの請求項5の図番13のV形状にデザインした構想図
【発明を実施するための形態】
【0011】
本発明の要点である形態は図番12陰部部分の布地、図番13の陰部部分の布地の端末処理加工部と、図番15の下腹部の接触布が縫製されておらず、その離間部となる図番13の斜め部分から男性器を取り出す構造であって、また各図番12・13・15の布生地は伸縮性を持つ、布生地が最良とされる。
その伸縮性布は小便の用を足す時に男性器の尿道を圧迫させない事で不快を無くす程度の伸びを機能する事で該パンツの品質を高める事となる。
【符号の説明】
【0012】
10 パンツの下端部の処理縫製部分
12 陰部部分の布生地
13 図番12の陰部部分の上部の布端部の処理仕上げ部分
14 図番15と図番11の縫い合わせ部分
15 下腹部部分の布地で下部は図番004迄で
15b 図番15の下側部の図番12との重なり合うパンツの内側に隠れる部分(図面004)
16 図番15と図番11の縫い合わせ部分
17 パンツの腰部の伸縮性を持つ腰用ゴム布地
18 図番11と図番12の縫い合わせ部と一部、図番15重なり部の長さ部分図番003も含む
001 (解説用図番)図番11と図番15の縫い合わせ裏面の縫い合わせ部
002 (解説用図番)図番12と図番15の布の離間部の重なり合う部
003 (解説用図番)図番15の布が離間部から、めくれ出ない様に図番002の1/2の縦方向に縫い合わせた部
004 図番15の布地の下端をかがり縫いの処理部分
【手続補正書】
【提出日】2023-05-26
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
本発明の男性用下着(パンツ)で、男性器を取り出す口の部位に特徴があり、図1に見られる形態で、その男性器を取り出す口の部位は斜めになっていて図2に見る図番12・13は図番15と重なり合っている部分が離間となっていて、その離間の間に手を入れて男性器を取り出す構造にある、その離間部は図番12・13と図番15の縫製されていない斜めにデザインされた図番13である。
【請求項2】
本発明の請求項1での形態の図2の図番13の斜めのデザインの角度は図4で示す、a横ラインとb縦ラインの交点からaラインを水平に見て1°~70°の角度を本要点の離間角度範囲とする、また本要点を発揮し易い角度を1°~45°が望ましい。
左手利きの人用には図1の下の図にミラー対象で示した角度のデザインで179°~110°の範囲としたパンツの形態と、図8のV字型デザインも提供される。

【請求項3】
本発明の該パンツに使われる布地はボクサーパンツ・ブリーフパンツの各部の生地は図番12・15・13・07・11の縦横二方向に伸縮を持つ生地で縫製される事が望ましい、また各部のパーツの縫い合わせは、図2の下の図の裏返し図での、図番15は上部の部番17・11に縫製されていて、図番15と図番11の縦縫い部の図番001の左右の図番14と16で、斜め均等な縦幅を持つ図番15の布地は図番003まで縫製され、図番15と図番12との重なり合う縦縫い合わせの長さは図番002の縦布地幅の1/2程度で図番003長さが図番15と図番12(13を含む)の縦端部の縫い合わせとなる。
重なり合う幅の長さの図番003は図番13と図番15の離間部分となるが図番15の端の図番004部が図番13と15の離間部から、めくれ出ない様に重なり合った構造となる。
【請求項4】
主として男性下着はボクサーパンツ、ブリーフパンツ、トランクスパンツの3つの形態が一般的であるが、ステテコ(通称)や冬着の、ももひき(通称)、オムツ、女性用下着などの製品にも本発明の要点が適用される、また図番13と図番15の離間部にファスナーやボタンを付けて開閉する機能を持つ、本発明要点の形態のズボン全般・スポーツパンツ等の製品にも適用する。

【請求項5】
本発明で形態は請求項1・請求項2・請求項3の構成を基本としたものであるが、請求項2で図番13のデザイン形状は角度沿ったデザイン形状になるが、図7は図番13のデザインではR形状の形態も提供する、また、男性器を取り出す手の左右どちらの手でも使えるデザインとして図番13が中心部から左右にV字型の形状になった図8のデザイン形態のパンツも提供する、その図7図8の図番15の布地の重なる図番004の形状は図番13の形状に沿った形状となる。
【手続補正書】
【提出日】2023-05-26
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正の内容】
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8