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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023101628
(43)【公開日】2023-07-21
(54)【発明の名称】財布
(51)【国際特許分類】
   A45C 1/08 20060101AFI20230713BHJP
   A45C 11/18 20060101ALI20230713BHJP
【FI】
A45C1/08
A45C11/18 Z
【審査請求】有
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023086923
(22)【出願日】2023-05-26
【基礎とした実用新案登録】
【原出願日】2020-11-04
(71)【出願人】
【識別番号】520431753
【氏名又は名称】山下 公弘
(74)【代理人】
【識別番号】100137338
【弁理士】
【氏名又は名称】辻田 朋子
(72)【発明者】
【氏名】山下 公弘
(57)【要約】
【課題】財布に大量のカードを入れた際にも、快適な使用が可能な財布を提供することを課題とすることを目的とする。
【解決手段】 上記課題を解決する本願発明は折りたたみ可能なカバー部1と、小物を収容可能な収容部2と、カバー部1と前記収容部2との間に形成される間隙部3と、を備え、カバー部1は、カバー部1が折りたたまれる際に折られる山折り部とE1、収容部2と接続される接続部E2と、カバー部1を開閉可能にする開閉部E3と、を有し、接続部E2は、山折り部E1の一端側に配置され、開閉部E3は、山折り部E1の他端から接続部E2にかけて設けられる財布である。

【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
折りたたみ可能なカバー部と、小物を収容可能な収容部と、前記カバー部と前記収容部との間に形成される間隙部と、を備え、
前記カバー部は、前記カバー部が折りたたまれる際に折られる山折り部と、前記収容部と接続される接続部と、前記カバー部を開閉可能にする開閉部と、を有し、
前記接続部は、前記山折り部の一端側に配置され、
前記開閉部は、前記山折り部の他端から前記接続部にかけて設けられる財布。
【請求項2】
前記収容部は、前記接続部において、前記カバー部の折りたたみ動作と協働して開閉動作を行う蛇腹部を有する請求項1に記載の財布。
【請求項3】
前記蛇腹部と、前記山折り部と、の間に空隙を形成する空隙部が設けられる請求項2に記載の財布。
【請求項4】
前記カバー部は、前記開閉部に設けられ、財布の開口度合いを自在に調整するファスナー部を有する請求項1~3の何れかに記載の財布。
【請求項5】
前記収容部は、長方形状のカードを収容可能なカード収容部を有する請求項1~4の何れかに記載の財布。
【請求項6】
前記カード収容部は、前記カードの短辺よりも高さが低いカード袋を含む請求項5に記載の財布。
【請求項7】
前記カード袋の幅は、前記カードの長辺と略同一幅である請求項6に記載の財布。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は札を収納可能な財布の形態に関する。
【背景技術】
【0002】
折り畳み可能な財布の一形態として、L字状のチャックを設けた財布がある。L字状のチャックを開く動作を行うだけで、内部に設けられたコイン収容部やカード収容部に到達することができるため、コンパクトで機能性の高い財布として注目されている。
その一例が、例えば特許文献1に記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実用新案登録第3163423号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載されているような従来の財布にあっては、クレジットカード等のカードを収容することを前提としたサイズで構成されているため、紙幣等の大きなものを入れる際には、折り曲げて収容する必要があり、紙幣を折り曲げることに抵抗を感じる使用者にとっては、使用しにくいところがあった。
【0005】
また、特許文献1に記載の財布は、L字状のチャックの部分においてのみ開く構成であるため、財布の口が大きく開かず、内部の小物にアクセスしにくいという問題があった。
【0006】
さらに、特許文献1に記載の財布は、必要としているカードがどこにあるのかを把握するために、財布を上からのぞき込んでカードの種類を確かめる作業を行う必要があり、特にカードを多く収容した場合には、カードの識別を行いにくいという問題もあった。
【0007】
本発明は、上記の問題に鑑みて、多くの小物を簡便に収容可能で、快適な使用が可能な財布を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前述した課題を解決する本発明は、折りたたみ可能なカバー部と、小物を収容可能な収容部と、前記カバー部と前記収容部との間に形成される間隙部と、を備え、前記カバー部は、前記カバー部が折りたたまれる際に折られる山折り部と、前記収容部と接続される接続部と、前記カバー部を開閉可能な開閉部と、を有し、前記接続部は、前記山折り部の一端側に配置され、前記開閉部は、前記山折り部の他端から前記接続部にかけて設けられる財布である。
【0009】
このような構成にすることによって、前記財布を開いた際に、前記収容部に入った小物の状況を一目で把握することが可能になり、前記カバー部と、前記収容部と、の間に、札などの平面体を収容可能にする幅の広い間隙部を形成することができる。
【0010】
また、前記間隙部は前記接続部以外では前記カバー部と接続されないために、前記開閉部がある何れの方向からでも前記札を挿入抜去することが可能となる。特に、前記山折り部に沿わせるように前記札を挿入することによれば、前記札を折ることなく前記間隙部に収容することができるようになる。
【0011】
本発明の好ましい形態では、前記収容部は、前記接続部において、前記カバー部の折りたたみ動作と協働して開閉動作を行う蛇腹部を有する。
【0012】
このような構成にすることによって、前記財布を開口状態とした際に、前記収容部が開くときの前記カバー部に対する最大の角度を調整することができるようになり、使用者が適当に前記財布を開いた場合でも前記収容部の内部に収容された前記小物の状態を一度に把握できるようになる。
【0013】
本発明の好ましい形態では、 前記蛇腹部と、前記山折り部と、の間に空隙を形成する空隙部が設けられる。
【0014】
このような構成にすることによって、前記間隙部の間口の広さを調整することができるようになる。
【0015】
本発明の好ましい形態では、前記開閉部には、財布の開口度合いを自在に調整するファスナー部を含む。
【0016】
このような構成にすることによって、前記財布の不使用時に、前記財布から前記小物が落ちることが無くなる。
【0017】
本発明の好ましい形態では、前記収容部は、長方形状のカードを収容可能なカード収容部を有する。
【0018】
このような構成にすることによって、前記財布にクレジットカードや免許証などの有用なカードを収容することができる。
【0019】
本発明の好ましい形態では、前記カード収容部は、前記カードの短辺よりも高さが低いカード袋を含む。
【0020】
このような構成にすることによって、前記カード袋に前記カードを収容した際に、前記カードの上端部を視認することができるようになるため、大量の前記カードを前記カード収容部に入れた場合でも前記カードの種類を識別できるようになる。
【0021】
本発明の好ましい形態では、前記カード袋の幅は、前記カードの長辺と略同一幅である。
【0022】
このような構成にすることによって、前記カード袋から前記カードが脱落することを防ぐことができるようになる。
【発明の効果】
【0023】
上記のような構成にすることによって、多くの小物を簡便に収容可能で、快適に使用可能な財布を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
図1】本実施形態に係る財布の、収納時の状態を表す斜視図である。
図2】本実施形態に係る財布を、開口させた状態を表す斜視図である。
図3】本実施形態に係る財布を、接続部の方向から見た説明図である。
図4】本実施形態に係る財布の、収容部を分解した状態を表す説明図である。
図5】本実施形態に係る財布の、間隙部が広がった状態を表す斜視図である。
図6】本実施形態に係る財布の、カード収容部を表す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
以下、図面を用いて、本発明の実施形態に係る財布について説明する。
なお、以下に示す実施形態は本発明の一例であり、本発明を以下の実施形態に限定するものではない。
また、これらの図において符号Xは財布本体を表し、符号Cは、国際規格に定められた、縦53.98mm、横85.60mm、厚さ0.76mmのカードを想定している。
【0026】
図1は、本実施形態に係る発明が使用されておらず、後述するカバー部1が折りたたまれ、開閉部E3およびファスナー部12が完全に閉じている状態の財布本体Xを表している。
【0027】
また、図2は、後述する開閉部E3が開いた状態の財布本体Xの斜視図を表している。
【0028】
また、図3(a)は、蛇腹部23が折りたたまれ、開閉部E3がファスナー部12によって閉じられた状態における、接続部E2の方向から見た財布本体Xの模式図であり、図3(b)は、図3(a)の状態から、開閉部E3を開口させる方向に押し広げた際の、接続部E2の方向から見た財布本体Xの模式図である。
【0029】
財布本体Xは、カバー部1と、カバー部1の内部に収容された収容部2と、カバー部1と収容部2との間に形成される間隙部3を備えている。
【0030】
図1に示すように、カバー部1は略長方形状の折りたたみ可能な部材であり、折りたたんだ状態で4つの辺を有する。前記4つの辺は、折りたたむ際に軸として機能できる程度の柔軟性を持つ山折り部E1と、収容部2と接続される接続部E2と、収容部2と接続されずカバー部1を開閉可能にする開閉部E3と、によって構成されており、このうち開閉部E3は連続した2辺である。
また、接続部E2は山折り部E1の一端側に配置され、開閉部E3は、山折り部E1の他端から接続部E2にかけて設けられている。
【0031】
開閉部E3は、ファスナー部12を有し、ファスナー操作部13によって、その開口度合いを自由に操作し調整することができる。
なお、ファスナー部12には、図1に示すようなジッパーによる構成以外にも、面ファスナーや、ボタンにより閉じる方法も考えられ、開閉部E3を閉じることができれば何を用いても良い。
【0032】
図2に示すように、収容部2は折りたたまれた状態におけるカバー部1と略同一の高さと幅を持ち、小銭を収容可能な小銭収容部21と、カードCを複数枚収容可能なカード収容部22と、蛇腹部23と、によって構成されている。
また、カード収容部22は、第一カード収容部22aと、第二カード収容部22bと、を有し、小銭収容部21は、第一カード収容部22aと、第二カード収容部22bと、によって挟みこまれるように構成されている。
【0033】
図3に示すように、蛇腹部23は複数の折り目を有し、接続部E2の内側において縫着される。
図3(a)のように開閉部E3が閉じられた状態においては、小銭収容部21およびカード収容部22の間に折り畳まれるように収納され、図3(b)のように開閉部E3か開かれた状態においては、カバー部および収容部の開口角度を制御する機能を持つ。
【0034】
また、蛇腹部23と、山折り部E1と、の間には空隙部231を有する。
このような構成によって、図2に示すように、収容部2は、山折り部E1においてはカバー部1に対して中空に位置し、カバー部1と、収容部2と、の間に間隙部3を形成する。
【0035】
以下、図2及び図4を用いて、財布本体Xの構成材料に着目して、収容部2の構造について説明を行う。
なお、図4は、収容部2を分解した状態を表す説明図であり、破線部において部材同士が接合される。また、カード袋221の記載は省略してある。
【0036】
収容部2は、小銭収容部21およびカード収容部22を構成するV字状の2枚の革材である第一V型革材V1と、第二V型革材V2と、蛇腹部23を構成する扇型革材V3によって形成されている。
【0037】
カード収容部22は、第一V型革材V1および第二V型革材V2の間にそれぞれ形成されている。
図4においては記載を省略しているが、カード収容部22のカバー部1に当接する面の内側には、カードCを入れ込むことで収容可能なカード袋221を有する。
【0038】
小銭収容部21は、第一V型革材V1と、第二V型革材V2と、扇型革材V3と、によって、形成される袋状の領域であり、接続部E2と略同一平面状にある辺の縁辺部において、第一V型革材V1および第二V型革材V2と、扇型革材V3とを縫合し、接続部E2と対向する辺の縁辺部と、山折り部E1に近接する辺の縁辺部において、第一V型革材V1と、第二V型革材V2とを縫合することによって形成される。
【0039】
なお、第一V型革材V1または第二V型革材V2と、扇型革材V3とが縫合される縫合辺Sは、V型の革材が、扇型革材V3が有する凹部に挟みこまれる状態で縫合されるため、他の部分よりも革材の厚みが大きくなり、剛性が高まる。
また、カバー部1と、第一V型革材V1または第二V型革材V2と、扇型革材V3とが縫合された接続部E2も、同様の理由で、他の部分よりも剛性が高まる。
【0040】
扇型革材V3は、財布本体Xの内側に向かって折り目を有しており、その縁辺部において接続部E2と縫合され、さらに、前述のように縫合辺Sと縫合される。
このように構成することによって、扇型革材V3は、財布が閉じられた際に、は第一V型革材V1または第二V型革材V2の形成する隙間に折り目を折り込んだ状態で収納され、財布を開いた際には折りたたみが解消され蛇腹部23が開くようになる。
【0041】
以下、開閉部E3が閉じた状態から、開閉部E3を開口する方向に押し広げた際の、財布本体Xの挙動について詳述する。
【0042】
図5は、間隙部の間口が広がった状態を表す斜視図である。
例えば、使用者が収容部2を直接持ち上げることによって、間隙部3の間口を広げることが可能である。
【0043】
以下、図6を用いてカード収容部22について詳述する。
【0044】
図6は、カード袋221を含む、カード収容部22の構成について説明する図であり、複数のカード袋221を、カード収容部22に取り付ける方法について表している。
なお、図5における破線部は、縫合する箇所を表している。
【0045】
カード袋221は、大袋221aと、第一小袋221bと、第二小袋221cと、により構成されている。
【0046】
大袋221aは、カード収容部22に、左右の辺と底の辺を取り囲んで縫合される。好ましくは、大袋221aの高さはカード収容部22よりも5mm~15mm低く、その幅はカード収容部22よりも1~5mm広い。
このように構成することによって、大袋221aにおけるカードCの取り出しが容易になり、カードCを複数枚挿入可能なゆとりを持たせることができる。
【0047】
第一小袋221bは大袋221aよりも大きさが小さく、大袋221aと、底辺の角を合わせた状態で、左右の辺と底の辺を取り囲んで縫合される。なお、第一小袋221bは大袋221aの角と合わせた点と対向する頂点に面取り部を設けた略台形状のカード袋221であって、その幅はカードCの幅と略同一で、高さはカードCの高さより5~15mm低いことが好ましい。
【0048】
第二小袋221cは、第一小袋221bと略同一形状のカード袋221であって、第一小袋221bと対称となるように大袋221aの底辺部及び第一小袋221bの上に縫合される。
【0049】
以下、本実施形態に係る財布の使用方法について詳述する。
【0050】
まず、使用者は、小銭を小銭収容部21に収容し、複数のカードCをカード収容部22あるいははカード袋221に挿入し、紙幣を間隙部3に収容し、ファスナー部12を閉じる。
【0051】
使用者が小銭を取り出す際は、ファスナー部12を開き、開閉部E3を開くことによって、カバー部1を開口状態とする。すると、小銭収容部21が蛇腹部23によって開き、使用者は小銭を取り出すことができる。
【0052】
使用者がカードCを取り出す際は、ファスナー部12を開き、開閉部E3を開くことによって、カバー部1を開口状態とする。すると、カード収容部22が蛇腹部23によって開き、使用者はカードCを取り出すことができる。
【0053】
使用者が紙幣を取り出す際も、同様に開閉部E3を開くことによって、カバー部1を開口状態とする。その状態において、さらにカバー部1を開口させる方向に力を加えると、間隙部3の間口が広くなるため、使用者は間隙部3から快適に紙幣を取り出すことができる。
【0054】
上記構成によって、財布に大量のカードを入れた際にもコンパクトで、さらに紙幣を折り曲げずに収容可能な札入れ付きの財布を提供することができる。
【0055】
特に、本実施形態においては、収容部2は接続部E2のみでカバー部1に接続され、開閉部E3がL字状であるため、紙幣を財布本体Xに挿入する際に、紙幣の長辺からだけでなく、紙幣の短辺からでも摺動させて入れ込むことができる。
【0056】
また、カバー部1を開口状態とするだけで、小銭収容部21、カード収容部22および間隙部3が開くため、使用者は財布本体Xの向きを変えずに収容した小銭やカードの状態を一度に把握することができる。
【0057】
また、蛇腹部23に空隙部231を有することによって、使用者は間隙部3の間口を広げることが可能となり、収容部2に多くの小銭やカードを収容した際にも、間隙部3に収容した紙幣を簡便に取り出すことができる。
【0058】
また、カバー部1にファスナー部12を設ける構成によって、収容時におけるカードや小銭の落下を防ぐことができる。
【0059】
また、カード収容部22に、カードCの長辺と略同一幅で、カードCの短辺よりも高さが低いカード袋221を設けることによって、カードCのカード袋からの脱落を防ぎ、かつ、カバー部1を開いた状態におけるカードCの視認性を高めることができる。
【0060】
また、山折り部E1を軸として、財布本体Xが左右対称に構成されていることによって、右利き左利きに関わらず快適な使用を行うことができるようになる。
【符号の説明】
【0061】
X 財布本体
1 カバー部
11 カバー本体
12 ファスナー部
13 ファスナー操作部
2 収容部
21 小銭収容部
22 カード収容部
22a 第一カード収容部
22b 第二カード収容部
221 カード袋
221a 大袋
221b 第一小袋
221c 第二小袋
23 蛇腹部
231 空隙部
3 間隙部
E1 山折り部
E2 接続部
E3 開閉部
V1 第一V型革材
V2 第二V型革材
V3 扇型革材
C カード
S 縫合辺
P 接触点
図1
図2
図3
図4
図5
図6
【手続補正書】
【提出日】2023-06-06
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
折り畳み可能なカバー部と、小物を収容可能な収容部と、を備え、
前記カバー部は、前記カバー部が折りたたまれる際に折られる辺である山折り部と、前記山折り部の一端側に配置され、前記収容部と接続される辺である接続部と、前記山折り部の他端から前記接続部にかけて設けられ、前記カバー部を開閉可能にする開閉部と、を有し、
前記カバー部と前記収容部との間には、前記山折り部の上に紙幣を収容可能な間隙部が形成されている財布。
【請求項2】
前記収容部は、前記接続部において、前記カバー部の折りたたみ動作と協働して開閉動作を行う蛇腹部を有する請求項1に記載の財布。
【請求項3】
前記蛇腹部と、前記山折り部と、の間に空隙を形成する空隙部が設けられる請求項2に記載の財布。
【請求項4】
前記収容部は、断面視V字状の材を複数有し、
前記V字状の材の間に袋状の小銭収容部が形成されている請求項1に記載の財布。
【請求項5】
前記収容部は、断面視V字状の材を有し、
前記V字状の材の内側の面にカードを収容可能なカード収容部が設けられている請求項1に記載の財布。
【請求項6】
前記収容部は、前記山折り部において中空に位置している請求項1から5のいずれか1項に記載の財布。
【請求項7】
前記開閉部は、略L字状であって、
前記収容部は、少なくとも前記開閉部の角から離れて設けられている請求項1から5の何れか1項に記載の財布。