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  • 特開-水流音簡易調整装置 図1
  • 特開-水流音簡易調整装置 図2
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023102232
(43)【公開日】2023-07-24
(54)【発明の名称】水流音簡易調整装置
(51)【国際特許分類】
   G10K 15/04 20060101AFI20230714BHJP
   A47G 7/06 20060101ALI20230714BHJP
【FI】
G10K15/04 301Z
A47G7/06 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2022012380
(22)【出願日】2022-01-11
(71)【出願人】
【識別番号】516354051
【氏名又は名称】ガードナー株式会社
(72)【発明者】
【氏名】福山 克義
(57)【要約】
【課題】 室内オブジェで水流音調整を容易に安価にできる装置。
【解決手段】 Oリング高さ調整で水流音を調節
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
円筒花瓶Bの下に円筒花瓶Cが組み合わされた花瓶について、円筒花瓶の最下部には水中ポンプEが配置されその電源は配線DによりUSB電源程度で可動する。水中ポンプEは水を吸い上げ円筒花瓶Bの中に水を満たしていく。円筒花瓶Bから溢れ出た水は円筒花瓶Bの外側を流れ落ちる。
そのときOリングFの位置にたどり着いたとき、水流は乱れ落ち、水面4に叩きつけられる。
Oリングは上下に移動可能であり、円筒花瓶Bの中央高さくらいから下が好ましい。
OリングFを下げると水の乱れによる水流3の水音は小さくなってゆき、水面4と同位置もしくはそれよりも低くなると水音は殆どしなくなる。
逆にOリングFを上に上げると、OリングFと水面4の落差は大きくなり、水流の乱れにより水音は大きくなる。
このOリングFの高さ調整により水音の大きさを調整可能とするものである。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、家の中のインテリアで水循環によりオブジェを演出するものであるが、そのうち水の音量、音質を調整可能とするものである。
【背景技術】
【0002】
従来、家の中の循環型噴水は以前からあった。
ただし、その水の流れる音量や音質は水量によってのみ変えられるというものであった。
【0003】
今般、外出が規制される世の中で、家の中の癒やしがいろいろな形で求められる
そこに心安らぐ水音を手軽に操作できてコンパクトに安価にできるものを作り出す必要があった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
水が循環することにより、水音を出す構造を提供するものである。その水の音により家の中で癒やしを形作るものである。
【0005】
その水音の高さや音質を、水量により調整できていたが、その調整は簡単ではないものでコストもかかるものであった。
【課題を解決しようとするための手段】
【0006】
本発明は請求項1に述べるように円筒花瓶Bおよび円筒花瓶Cの二重の花瓶が作り出す水をポンプで循環する際にでてくる水音を調整するものである。
【0007】
円筒花瓶Bは透明ガラスや透明プラスチックでできており、花の茎が見える設定になっている。円筒花瓶Bにはポンプで組み上げられた水で常に満杯になっており、上部では水が溢れ続けている。
【0008】
そのため円筒花瓶Bから溢れ出た水1-1は円筒花瓶Bの外側伝わり1-2を落下していく。
【0009】
2の部分の水はOリングFに当たり水流は乱れてしまい、円筒花瓶Bより少し離れて落下してしまう。
【0010】
落下した水は水面4にあたり水3は水音を発するのである。
【0011】
OリングFは円筒花瓶Bに巻いているだけで上下に移動するのは容易である。
【発明の効果】
【0012】
本発明にあたっては、OリングFの高さ調整によって水音の大きさや質を調整可能にするものである。
【0013】
OリングFを円筒花瓶Bの中央部より下にさげていくと、水音は小さくなっていく、水面4までたどり着くと、水音は殆どしなくなる。
【0014】
OリングFを円筒花瓶Bの中央部の上にあげていくと、乱れた水流1-2はOリングFの高さと水面4の高さの落差が大きくなり大きな音でまた落ち着かない音に変わっていく。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
このシステムには円筒花瓶Cの内側にほのかなLEDライトを設置可能になっている。
【0016】
このシステムには水Gに芳香剤を入れると水は循環し、部屋中に良い香りが漂うようになる。
【0017】
上記のことから、このシステム全部は、花の美しさ、香りを醸し出し、水が流れ出る風景を作り、水のせせらぎの音を作りだし、ほのかなLEDライトの光は和らぎをかんじさせる。
【0018】
水を循環させるシステムは水量にもよるが、通常の花瓶の大きさで、実際には24時間で60ml~150mlの水を蒸発させることができる。
この蒸発した水量というのは、部屋に与えた水分に等しい。つまり十分な加湿器になっているのである。
【図面の簡単な説明】
図1】請求項1の花瓶全体を投射する図である。装飾する花A、透明である円筒花瓶B、不透明である円筒花瓶C、動力電源となるUSBコードDからなっている。
図2】請求項1の円筒花瓶BおよびCの断面図である。円筒花瓶B、円筒花瓶C、上下に移動可能なOリングF、水中ポンプE、水Gの中で水流5は水中ポンプに引き込まれ、水流6となり上部方向へでていき円筒花瓶Bのなかに水が満たされる。そのあと円筒花瓶Bの最上部1-1から水は溢れでて落下し円筒花瓶Bの外側を伝わってOリングFに当たり水は乱れ落ち水流3にたどりつく水流3と水流5の水は繋がっており上記の循環を繰り返す。
【符号の説明】
A 花弁
B 透明円筒花瓶
C 不透明円筒花瓶
D USB電源
E 小型水中ポンプ
F 上下に移動可能なOリング
G 循環する花瓶のなかの水
1-1 溢れ出る水
1-2 落下する水
2 Oリングにぶつかった水
3 水面に落ちた水
4 水面高さ
5 水中ポンプに引き込まれる水
6 水中ポンプから吐き出される水
図1
図2