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  • 特開-燃料供給装置、及びノズルカバー 図1
  • 特開-燃料供給装置、及びノズルカバー 図2
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023102571
(43)【公開日】2023-07-25
(54)【発明の名称】燃料供給装置、及びノズルカバー
(51)【国際特許分類】
   B67D 7/06 20100101AFI20230718BHJP
   B67D 7/32 20100101ALI20230718BHJP
【FI】
B67D7/06 B
B67D7/32 C
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022003140
(22)【出願日】2022-01-12
(71)【出願人】
【識別番号】522015478
【氏名又は名称】坂本 英雄
(74)【代理人】
【識別番号】100137394
【弁理士】
【氏名又は名称】横井 敏弘
(72)【発明者】
【氏名】坂本 英雄
【テーマコード(参考)】
3E083
【Fターム(参考)】
3E083AA02
3E083AD11
3E083AK02
(57)【要約】
【課題】不適当な種類の燃料を誤って供給することを防止すると共に、水漏れを防止することができる燃料供給装置を提供する。
【解決手段】
本実施形態における燃料供給装置は、燃料を供給する給油ノズル24と、給油ノズル24の一部を覆うよう設けられ、有色であり、かつ、透明又は半透明のシート材で筒状に形成したノズルカバー25とを有する。前記燃料は、石油系の液体燃料であり、給油ノズル24は、供給する燃料に対応した色に彩色される。また、ノズルカバー25は、設置する対象となる給油ノズル24が供給する燃料に対応した色になっている。
【選択図】図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
燃料を供給する供給ノズルと、
前記供給ノズルの一部を覆うよう設けられ、有色であり、かつ、透明又は半透明のシート材を筒状に形成したノズルカバーと
を有する燃料供給装置。
【請求項2】
前記燃料は、石油系の液体燃料であり、
前記供給ノズルは、供給する燃料に対応した色に彩色されており、
前記ノズルカバーは、設置する対象となる前記供給ノズルが供給する燃料に対応した色になっている
請求項1に記載の燃料供給装置。
【請求項3】
前記ノズルカバーの周縁を当該ノズルカバーの内側から外側に向かって曲げた状態に形成した曲縁部と、
少なくとも前記曲縁部を含むよう、前記ノズルカバーの一部に切れ目を設けた切込部と
をさらに有する
請求項2に記載の燃料供給装置。
【請求項4】
前記供給ノズルを所定の高さとなる位置に保持する保持部
をさらに有し、
前記供給ノズルは、複数設けられ、
前記保持部は、隣り合う2つの前記供給ノズルのうち、一方の当該供給ノズルを、鉛直方向において相対的に高い位置にて保持する
請求項2に記載の燃料供給装置。
【請求項5】
前記供給ノズルには、トリガーを保護する保護部が含まれ、
前記保持部に設けられ、当該保持部が前記供給ノズルを保持した状態において、当該保護部の両側の位置から突出した一対のガイド部
をさらに有し、
前記ガイド部は、先端からに基端に向かうに従って、一対の当該ガイド部の離間間隔が、徐々に狭まるよう形成されている
請求項4に記載の燃料供給装置。
【請求項6】
複数設けられ、燃料を供給する供給ノズルと、
前記供給ノズルを所定の高さとなる位置に保持する保持部と
を有し、
前記保持部は、隣り合う2つの前記供給ノズルのうち、一方の当該供給ノズルを、鉛直方向において相対的に高い位置にて保持する
燃料供給装置。
【請求項7】
供給ノズルの一部を覆うよう配置され、透明又は半透明のシート材を筒状に形成したノズルカバー本体と、
前記ノズルカバー本体の周縁を当該ノズルカバー本体の内側から外側に向かって曲げた状態に形成された曲縁部と、
少なくとも前記曲縁部を含むよう、前記ノズルカバー本体の一部に切れ目を設けた切込部と
を有するノズルカバー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、燃料供給装置、及びノズルカバーに関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、可撓性薄板の一端にノズルパイプ挿入孔を設け、他端にノズル本体の後部への引掛部を形成し、上面に油種名を表示したことを特徴とする給油ノズルの油種表示具が公開されている。
また、ガソリン系燃料及び軽油系燃料の少なくとも2油種をそれぞれ給油する給油ホース、給油ノズル、ノズル掛けを備える給油装置において、前記軽油系燃料の油種表示、給油ホース、給油ノズル、ノズル掛け周辺の色彩を、ガソリン燃料の油種表示、給油ホース、給油ノズル、ノズル掛け周辺の色彩と異なり、かつ目立つ色に着色したことを特徴とする給油装置が公開されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平1-99995号公報
【特許文献2】特開平8-72996号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、不適当な種類の燃料を誤って供給することを防止すると共に、水漏れを防止することができる燃料供給装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係る燃料供給装置は、燃料を供給する供給ノズルと、前記供給ノズルの一部を覆うよう設けられ、有色であり、かつ、透明又は半透明のシート材を筒状に形成したノズルカバーとを有する。
【0006】
好適には、前記燃料は、石油系の液体燃料であり、前記供給ノズルは、供給する燃料に対応した色に彩色されており、前記ノズルカバーは、設置する対象となる前記供給ノズルが供給する燃料に対応した色になっている。
【0007】
好適には、前記ノズルカバーの周縁を当該ノズルカバーの内側から外側に向かって曲げた状態に形成した曲縁部と、少なくとも前記曲縁部を含むよう、前記ノズルカバーの一部に切れ目を設けた切込部とをさらに有する。
【0008】
好適には、前記供給ノズルを所定の高さとなる位置に保持する保持部をさらに有し、前記供給ノズルは、複数設けられ、前記保持部は、隣り合う2つの前記供給ノズルのうち、一方の当該供給ノズルを、鉛直方向において相対的に高い位置にて保持する。
【0009】
好適には、前記供給ノズルには、トリガーを保護する保護部が含まれ、前記保持部に設けられ、当該保持部が前記供給ノズルを保持した状態において、当該保護部の両側の位置から突出した一対のガイド部をさらに有し、前記ガイド部は、先端からに基端に向かうに従って、一対の当該ガイド部の離間間隔が、徐々に狭まるよう形成されている。
【0010】
また、本発明に係る燃料供給装置は、複数設けられ、燃料を供給する供給ノズルと、前記供給ノズルを所定の高さとなる位置に保持する保持部とを有し、前記保持部は、隣り合う2つの前記供給ノズルのうち、一方の当該供給ノズルを、鉛直方向において相対的に高い位置にて保持する。
【0011】
また、本発明に係るノズルカバーは、供給ノズルの一部を覆うよう配置され、透明又は半透明のシート材を筒状に形成したノズルカバー本体と、前記ノズルカバー本体の周縁を当該ノズルカバー本体の内側から外側に向かって曲げた状態に形成された曲縁部と、少なくとも前記曲縁部を含むよう、前記ノズルカバー本体の一部に切れ目を設けた切込部とを有する。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、不適当な種類の燃料を誤って供給することを防止すると共に、水漏れを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本実施形態に係る燃料供給装置1を例示する図である。
図2】ノズルホルダー22の構成を例示する図である。
図3】燃料供給装置1の給油部2の構成を例示する図である。
図4】ノズルカバー25を設けた給油ノズル24を例示するである。
図5】排水時のノズルカバー25を例示する図である。
図6】ノズルホルダー22に給油ノズル24を格納する前後を例示する図である。
図7図6におけるA矢視からのZ部を例示する模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明に係る実施形態を、図面を参照して説明する。ただし、本発明の範囲は、図示例に限定されるものではない。
図1は、本実施形態に係る燃料供給装置1を例示する図である。
図2は、ノズルホルダー22の構成を例示する図である
図1に例示するように、燃料供給装置1は、気体燃料又は液体燃料の所定の供給量を計量し、計量した供給量を供給する装置である。燃料供給装置1は、例えばユーザに指定された金額や数量に基づいて供給量を計量し、計量した供給量を供給する。また、燃料供給装置1により供給される燃料は、原動機を搭載した乗り物に供給する気体状又は液体状の燃料である。本例の燃料供給装置1は、自動車用である石油系の液体燃料であるため、石油系の液体燃料の供給量を計量し、計量した供給量を供給する。なお、燃料供給装置1は、燃料の代わりに電力を供給してもよい。燃料供給装置1は、給油部2と、精算部5とを有する。
【0015】
給油部2は、燃料種表示部20、ノズルホルダー22、給油ノズル24、ノズルカバー25、及び給油ホース26を含む。
燃料種表示部20は、供給する燃料の種類を示す表示である。本例の燃料種表示部20は、石油系の液体燃料の種類を示す表示であり、文字表示と彩色表示とを組み合わせた表示である。燃料種表示部20における文字表示として、例えば、レギュラーガソリンを示す「レギュラーガソリン」又は「レギュラー」の文字表示、ハイオクガソリンを示す「ハイオクガソリン」又は「ハイオク」の文字表示、軽油を示す「軽油」の文字表示、及び、灯油を示す「灯油」の文字表示である。また、燃料種表示部200における彩色表示として、例えば、レギュラーガソリンを示す「赤」の彩色表示、ハイオクガソリンを示す「黄」の彩色表示、軽油を示す「緑」の文字表示、及び、灯油を示す「青」の彩色表示である。
【0016】
ノズルホルダー22は、発明に係る保持部の一例であり、後述する給油ノズル24を所定の高さとなる位置に保持する。ノズルホルダー22は、燃料供給装置1の外壁面に設置され、1つの給油ノズル24を保持する。本例のノズルホルダー22は、レギュラーガソリン用、ハイオクガソリン用、及び軽油用の各給油ノズル24に対応してそれぞれ設置される。また、図2に例示するように、ノズルホルダー22は、突起部220と、ガイド部221とを含む。
突起部220は、ノズルホルダー22に格納する給油ノズル24の格納位置を決める突起であり、給油ノズル24をノズルホルダー22に格納した状態において、給油ノズル24の一対のトリガーガード244の間に位置する。
ガイド部221は、ノズルホルダー22に設けられ、ノズルホルダー22が給油ノズル24を保持した状態において、トリガーガード244の両側の位置から突出した一対突出部材である。ガイド部221は、突起部220の両側に位置し、トリガーガード244の外側を格納位置に誘導する。ガイド部221は、トリガーガード244に給油ノズル24を着脱する方向のうち、差し込む向きにおいて、先端からに基端向かうに従って一対のガイド部221の離間間隔が、徐々に狭まるよう形成されている。また、ガイド部221は、基端から先端に向かうに従って、一対のガイド部221が互いに反対方向に向かって曲がった形状に形成される。
【0017】
給油ノズル24は、発明に係る供給ノズルの一例であり、液体状又は気体状である燃料を供給するトリガーノズルである。また、給油ノズル24には、レギュラーガソリン用、ハイオクガソリン用、及び軽油用の各油種に対応した給油ノズル24がある。各給油ノズル24は、供給する燃料に対応した色に彩色されており、例えば、レギュラーガソリンである場合「赤」、ハイオクガソリンである場合「黄」、軽油である場合「緑」、及び、灯油である場合「青」に彩色される。
【0018】
ノズルカバー25は、給油ノズル24に着脱自在に取り付けられたカバー部材である。ノズルカバー25は、給油ノズル24の一部を覆うよう設けられ、有色であり、かつ、透明又は半透明のシート材であるカバー部材である。ノズルカバー25は、設置する対象となる給油ノズル24が供給する燃料に対応した色となっている。本例のノズルカバー25は、レギュラーガソリンを供給する給油ノズル24である場合「赤」、ハイオクガソリンを供給する給油ノズル24である場合「黄」、軽油を供給する給油ノズル24である場合「緑」、及び、灯油を供給する給油ノズル24である場合「青」に彩色される。また、ノズルカバー25は、給油ノズル24が透けて見える程度の透明性である。なお、ノズルカバー25の詳細は後述する。
【0019】
給油ホース26は、ガソリン、灯油、又は軽油等に浸食されない送油用ホースである。給油ホース26は、燃料を貯留する地下貯留タンク(不図示)からポンプ機(不図示)により吸引された燃料を給油ノズル24に供給する。
【0020】
精算部5は、広告表示部50、項目表示部52、操作部54、及び保護部材56を含む。
広告表示部50は、広告内容を表示する領域であり、例えば、広告内容を示した紙媒体をラミネートした広告物を貼付することができる。
項目表示部52は、供給する燃料の金額を表示する金額表示部520、供給する燃料の供給量を表示する供給量表示部522、及び、供給する燃料の単価を表示する単価表示部524を含む。
【0021】
操作部54は、ユーザの操作を受け付けると共に画面表示するタッチパネルと、通貨を受け付ける通貨投入部と、クレジットカードや電子マネーを読み取る読取部とを含む。
保護部材56は、透明又は半透明のシート材であり、例えば、ポリカーボネート等のシート材である。保護部材56は、広告表示部50、項目表示部52、又は、操作部54と重なる位置に、スライド自在に配置される。保護部材56は、レール560によりレール方向にスライド自在に配置される。これにより、雨による水濡れや雪の付着を防止する。
【0022】
図3は、燃料供給装置1の給油部2の構成を例示する図である。
図3に例示するように、給油ノズル24には、レギュラーガソリンを供給する給油ノズル24R、ハイオクガソリンを供給する給油ノズル24H、及び、 軽油を供給する給油ノズル24Dが含まれる。なお、給油ノズル24R、給油ノズル24H、及び、給油ノズル24Dは、彩色以外は実質的に同様の構成であり、特に区別する必要がない場合は、単に給油ノズル24と称呼する。並設した各ノズルホルダー22は、給油ノズル24R、給油ノズル24H、及び、給油ノズル24Dをそれぞれ保持する。本例のノズルホルダー22は、3つの給油ノズル24にうち、中央位置に給油ノズル24Rを保持し、給油ノズル24Rの両側位置に給油ノズル24H、及び、給油ノズル24Dを保持する。ノズルホルダー22は、鉛直方向において、給油ノズル24Rの両側に位置する給油ノズル24H、及び、給油ノズル24Dより、中央に位置する給油ノズル24Rを高い位置にて保持する。すなわち、ノズルホルダー22は、3つの給油ノズル24にうち、鉛直方向において中央位置にある給油ノズルを相対的に高い位置にて保持する。ノズルホルダー22は、ノズルホルダー22の下部を基準位置とした場合、給油ノズル24RをラインAの位置となるよう保持し、給油ノズル24H、及び、給油ノズル24DをラインBの位置となるよう保持している。
【0023】
ノズルホルダー22は、隣り合う位置にある2つの給油ノズル24のうち、一方の給油ノズル24を、鉛直方向において相対的に高い位置にて保持する。図3に例示したノズルホルダー22は、隣り合う位置にある2つのノズルのうち、例えば給油ノズル24Rと、給油ノズル24Hとに着目すると、鉛直方向において、給油ノズル24Hより給油ノズル24Rを高い位置にて保持する。また、ノズルホルダー22は、隣り合う2つのノズルのうち、例えば給油ノズル24Rと、給油ノズル24Dとに着目すると、鉛直方向において、給油ノズル24Dより給油ノズル24Rを高い位置にて保持する。
また、ノズルホルダー22は、鉛直方向おいて、給油ノズル24を保持する位置を、供給する燃料の種類に応じて相対的に異なる位置に保持する。例えば、ノズルホルダー22は、鉛直方向おいて、レギュラーガソリンを供給する給油ノズル24を、レギュラーガソリン以外を供給する給油ノズル24より高い位置にて保持する。本例のノズルホルダー22は、給油ノズル24H及び給油ノズル24Dより、給油ノズル24Rを高い位置にて保持する。
このように、3つの給油ノズル24を保持する高さを相対的に変えることにより、ユーザは、給油ノズル24R、給油ノズル24H、及び給油ノズル24Dの取り間違いを防止することができる。
【0024】
図4は、ノズルカバー25の詳細を説明する図である。
図4に例示するように、給油ノズル24は、ノズルカバー25を装着した状態となっている。ノズルカバー25は、ノズルカバー本体251、曲縁部252、及び、切込部253を含む。
ノズルカバー本体251は、透明又は半透明のシート材である。ノズルカバー本体251は、無色でもよいし有色でもよい。本例のノズルカバー本体251は、有色であり、給油ノズル24が供給する燃料に対応した色となっている。
またノズルカバー本体251は、ノズル管240に挿通できる大きさに形成された穴部251を含み、穴部251から筒状に形成される。本例のノズルカバー本体251は、穴部251に給油ノズル24のノズル管240を挿入し給油ノズル24にノズルカバー25を装着した状態において、ノズル管240からトリガーガード244の方向に、穴部251から筒径が徐々に拡径する形状、いわゆるフレア形状に形成される。これにより、ノズルカバー本体251は、給油ノズル24のノズル管240以外の部分を覆うよう設けられる。
【0025】
曲縁部252は、ノズルカバー本体251の周縁をノズルカバー本体251の内側から外側に向かって曲げた状態に形成される。曲縁部252は、ノズルカバー本体251の周縁を折目を付けて曲げてもよいし、折目を付けずに湾曲してもよい。
【0026】
切込部253は、少なくとも曲縁部252を含むよう、ノズルカバー本体251の一部に切れ目を設けたスリットである。切込部253は、給油ノズル24にノズルカバー25を装着した状態において、トリガーガード244のある位置に設けられる。本例の切込部253は、穴部251近傍から曲縁部252までの範囲で設けられる。
【0027】
次に、ノズルカバー25の作用効果を説明する。
図5は、排水時のノズルカバー25を例示する図である。
図5に例示するように、降雨時又は降雪時において、雨又は雪がカバー本体251の表面に付着する。カバー本体251は、表面に付着した雨又は雪を曲縁部252に誘導する。曲縁部252は、カバー本体251の表面におり誘導された雨又は雪を受け止める。そして、曲縁部252は、切込部253のある位置から受け止めた雨又は雪を排出する。このように、ノズルカバー25は、雨又は雪から給油ノズル24を保護することができるため、ダイヤフラムの水濡れや水濡れによる凍結を防止することができる。
【0028】
図6は、ノズルホルダー22に給油ノズル24を格納する前後を例示する図である。図6(A)は、格納前の斜視図であり、図6(B)は、格納後の斜視図である。
図7は、図6におけるA矢視からのZ部を例示する模式図である。図6(A)は、配置前のZ部の斜視図であり、図6(B)は、配置後のZ部の斜視図である。
図6(A)及び図6(B)に例示するように、ユーザは、給油後に、給油ノズル24をノズルホルダー22に格納する。具体的には、ユーザは、ノズル管240を上方に、トリガーガード244を下方に向けた状態でノズルホルダー22に格納する。
図7(A)及び図7(B)に例示するように、ユーザーは、給油ノズル24のトリガーガード244A及びをトリガーガード244Bの間に突起部220を位置し、トリガーガード244の両側にガイド部221を位置するようにして、給油ノズル24をノズルホルダー22に格納する。ユーザーは、トリガーガード244の外側をガイド部221に接触させて、差し込む向きにスライドさせながら格納する。
このように、給油ノズル24を格納するときに、ガイド部221により格納位置に誘導させることにより、格納位置からのズレを防止することができる。
【0029】
以上説明したように、本実施形態の燃料供給装置1によれば、給油ノズル24を保持する高さを相対的に変えることにより、不適当な種類の燃料を誤って供給することを防止することができる。また、給油ノズル24にノズルカバー25を取り付けることにより、水漏れを防止することができる。
【0030】
(変形例)
上記実施形態において、図3に例示したノズルホルダー22は、3つの給油ノズル24のうち中央位置の給油ノズル24を保持する高さを、両側位置の各給油ノズル24を保持する高さより高い位置に保持する場合を説明したが、これに限定するものではなく、例えば、例えば、中央位置の給油ノズル24を保持する高さを、両側位置の各給油ノズル24を保持する高さより低い位置に保持してもよい。また、ノズルホルダー22は、3つの給油ノズル24のうち、中央位置の給油ノズル24を保持する高さより、両側位置の各給油ノズル24のうち少なくとも一方の給油ノズル24を保持する高さを高い位置に保持してもよい。すなわち、ノズルホルダー22は、3つの給油ノズル24のうち、少なくとも1つの給油ノズル24を保持する高さを、他の給油ノズル24を保持する高さより高い位置又は低い位置に保持してもよい。
このように、給油ノズル24を保持する高さを相対的に変えることにより、ユーザは、給油ノズル24R、給油ノズル24H、及び給油ノズル24Dの取り間違いを防止することができる。
【符号の説明】
【0031】
1…燃料供給装置
2…給油部
20…燃料種表示部
22…ノズルホルダー
220…突起部
221…ガイド部
24…給油ノズル
25…ノズルカバー
26…給油ホース26
5…精算部
50…広告表示部
52…項目表示部
54…操作部
56…保護部材
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7