IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 有限会社美鈴の特許一覧

<>
  • 特開-カーテン装置 図1
  • 特開-カーテン装置 図2
  • 特開-カーテン装置 図3
  • 特開-カーテン装置 図4
  • 特開-カーテン装置 図5
  • 特開-カーテン装置 図6
  • 特開-カーテン装置 図7
  • 特開-カーテン装置 図8
  • 特開-カーテン装置 図9
  • 特開-カーテン装置 図10
  • 特開-カーテン装置 図11
  • 特開-カーテン装置 図12
  • 特開-カーテン装置 図13
  • 特開-カーテン装置 図14
  • 特開-カーテン装置 図15
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023102716
(43)【公開日】2023-07-25
(54)【発明の名称】カーテン装置
(51)【国際特許分類】
   E06B 5/00 20060101AFI20230718BHJP
   A47H 23/08 20060101ALI20230718BHJP
   E06B 9/262 20060101ALI20230718BHJP
【FI】
E06B5/00 A
A47H23/08
E06B9/262
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022003393
(22)【出願日】2022-01-12
(71)【出願人】
【識別番号】599019672
【氏名又は名称】有限会社美鈴
(74)【代理人】
【識別番号】110000051
【氏名又は名称】弁理士法人共生国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】三輪 勇一
【テーマコード(参考)】
2E043
2E182
2E239
【Fターム(参考)】
2E043AA01
2E043AA04
2E043DA05
2E043DB05
2E182AB00
2E182AC06
2E182AC15
2E239AA01
2E239AA09
(57)【要約】
【課題】発電だけなく、ソーラパネルの有効利用を可能としたカーテン装置を提供する。
【解決手段】吊り下げ部材6によって建物の窓を覆うように室内側に吊り下げられるカーテン本体2と、カーテン本体2の室外側の面に並べられるように取り付けられた複数の薄板状のソーラパネル3と、ソーラパネル3が発電した電力を蓄電する蓄電池4と、スイッチ14を介して蓄電池4と電気的に接続された負荷5と、を備える。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
吊り下げ部材によって建物の窓を覆うように室内側に吊り下げられるカーテン本体と、
前記カーテン本体の室外側の面に並べられるように取り付けられた複数の薄板状のソーラパネルと、
前記ソーラパネルが発電した電力を蓄電する蓄電池と、
スイッチを介して前記蓄電池と電気的に接続された負荷と、を備えていることを特徴とするカーテン装置。
【請求項2】
前記カーテン本体は、前記吊り下げ部材によって吊り下げられるカーテン布と、多数の開口部を有した薄板状に形成され前記カーテン布の室外側の面に貼り付けられる複数の取付用パネルとによって形成されており、
前記複数の取付用パネルのそれぞれに前記ソーラパネルが係止されることを特徴とする請求項1に記載のカーテン装置。
【請求項3】
面状に形成された薄板のパネル部材と、前記パネル部材の室内側の面に取り付けられた発熱シートと、前記発熱シートを覆うように前記パネル部材に取り付けられた緩衝マットと、前記緩衝マットを覆うように前記パネル部材に取り付けられたカバーシートとからなるブロック体をさらに備え、
前記カーテン本体は前記ブロック体がそれぞれ差し込まれる複数の袋部を有した折り畳み可能な袋状シートによって形成されており、
前記発熱シートが前記蓄電池と電気的に接続された前記負荷となっていることを特徴とする請求項1に記載のカーテン装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、室内に吊り下げられるカーテン装置に関し、特に発電機構を備えたカーテン装置に関する。
【背景技術】
【0002】
太陽光エネルギーによって発電するソーラパネルを用いた発電装置が従来より開発されている(例えば、特許文献1及び2)。
特許文献1に開示された発電装置は、2枚のソーラパネルをヒンジによって折り畳み可能に連結し、2枚のソーラパネルをヒンジを境にして立体的に立てた状態として発電する構造となっている。
特許文献2に開示された発電装置は、車輪を有した台車にソーラパネルを立てかけることにより移動を容易とし、移動した場所でソーラパネルによって発電する構造となっている。
以上の従来技術においては、ソーラパネルを発電専用に用いるだけであって、発電以外の有用な用途に用いることはできないものとなっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第6840366号公報
【特許文献2】実用新案登録第3180283号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、発電だけなく、ソーラパネルの遮光力をカーテンに利用することにより、ソーラパネルの有効利用を可能としたカーテン装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明のカーテン装置は、吊り下げ部材によって建物の窓を覆うように室内側に吊り下げられるカーテン本体と、前記カーテン本体の室外側の面に並べられるように取り付けられた複数の薄板状のソーラパネルと、前記ソーラパネルが発電した電力を蓄電する蓄電池と、スイッチを介して前記蓄電池と電気的に接続された負荷と、を備えていることを特徴とする。
【0006】
本発明においては、前記カーテン本体は、前記吊り下げ部材によって吊り下げられるカーテン布と、多数の開口部を有した薄板状に形成され前記カーテン布の室外側の面に貼り付けられる複数の取付用パネルとによって形成されており、前記複数の取付用パネルのそれぞれに前記ソーラパネルが係止されることを特徴とする。
【0007】
また、本発明においては、面状に形成された薄板のパネル部材と、前記パネル部材の室内側の面に取り付けられた発熱シートと、前記発熱シートを覆うように前記パネル部材に取り付けられた緩衝マットと、前記緩衝マットを覆うように前記パネル部材に取り付けられたカバーシートとからなるブロック体をさらに備え、前記カーテン本体は前記ブロック体がそれぞれ差し込まれる複数の袋部を有した折り畳み可能な袋状シートによって形成されており、前記発熱シートが前記蓄電池と電気的に接続された前記負荷となっていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、ソーラパネルをカーテン本体の室外側の面に取り付け、ソーラパネルが発電した電気を蓄電池に蓄電して負荷を駆動する構造のため、ソーラパネルを遮光部材としても利用することができる。従って、ソーラパネルの有効利用が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本発明の第1実施形態のカーテン装置を室外側から見た斜視図である。
図2】第1実施形態におけるソーラパネルを取り付ける前のカーテン本体の斜視図である。
図3】ソーラパネルの電気接続状態を示す回路図である。
図4】本発明の第2実施形態のカーテン装置に用いる取付用パネルの斜視図である。
図5】第2実施形態のカーテン布の室外側からの斜視図である。
図6】取付用パネルを取り付けた状態の室外側からの斜視図である。
図7】第2実施形態のカーテン装置を室外側から見た斜視図である。
図8】第2実施形態の変形形態の斜視図である。
図9】第3実施形態のカーテン装置に用いるブロック体の斜視図である。
図10】第3実施形態の組み立てを示す斜視図である。
図11】第3実施形態の室内側からの斜視図である。
図12図11のE-E線断面図である。
図13】第3実施形態の室外側からの斜視図である。
図14】第3実施形態の室内側からの斜視図である。
図15】第3実施形態の畳み状態の室内側からの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明を図示する各実施形態により具体的に説明する。図1図3は本発明の第1実施形態のカーテン装置、図4図8は第2実施形態のカーテン装置、図9図15は第3実施形態のカーテン装置を示す。なお、各実施形態において、同一の部材には同一の符号を付して対応させてある。
【0011】
(第1実施形態)
図1図3は本発明の一実施形態のカーテン装置1を示す。図1は吊り下げ状態を示す室外側からの斜視図、図2はカーテン本体2の室外側から斜視図、図3はソーラパネルの接続状態を示す回路図である。この形態のカーテン装置1は、カーテン本体2と、複数のソーラパネル3と、蓄電池4と、負荷5とを備えている。
【0012】
図1に示すように、カーテン本体2は、上端部の吊り下げ部材6と、吊り下げ部材6に吊り下げられる布体からなる薄いカーテン布7とを備えており、吊り下げ部材6が建物の窓枠やカーテンレール等の支持部材(図示省略)に取り付けられてカーテン本体2が吊り下げられることによりカーテン装置1の全体が建物の窓を覆うようになる。カーテン布7の下端部には、カーテン本体2を展開状態とするための錘8が取り付けられている。また、カーテン布7は操作紐9が取り付けられることにより操作紐9の引き操作により展開状態から畳んだ閉じ状態とすることができる。
【0013】
図2に示すように、カーテン布7の室外側の面には、面ファスナー10が取り付けられており、上下位置の一対の面ファスナー10に1枚のソーラパネル3が貼り付けによって取り付けられる。ソーラパネル3はカーテン本体2(カーテン布7)に対し、複数が間隔を有して上下に並べられ、それぞれが太陽光等の光の照射によって発電する。複数のソーラパネル3は電気コード13(図1参照)により図3に示す蓄電池4に接続されて発電した電力を蓄電池4に供給する。
【0014】
ソーラパネル3は、薄板状のものが用いられる。薄板状のソーラパネル3としては、フィルム型の太陽電池が用いられ、例えば、商品名「ペロブスカイト太陽電池」を選択することができる。このようなフィルム状の薄板状のソーラパネル3は軽量で容易に曲げることができるため、カーテン装置に使用した場合、カーテン本体2への取り付けが容易であり、カーテンとしての操作性に悪影響となることがないメリットがある。
【0015】
図3はソーラパネル3の電気接続の回路図を示し、後述する他の実施形態の電気接続も同様とすることができる。上下で隣接する一対の2枚のソーラパネル3が直列に接続されると共に、各直列接続が並列に接続されてチャージコントローラ11に接続される。ソーラパネル3の相互の電気接続はこれに限らず、他の接続順序に変更することができる。
そしてチャージコントローラ11が蓄電池4に接続されることによりソーラパネル3が発電した直流の電気が蓄電池4に蓄電される。蓄電池4はスイッチ14及びインバータ12を介して負荷5に交流電力を供給する。負荷5は家庭内の照明、冷暖房機器、テレビ、その他の電気機器であり、これにより家庭内の電気機器に電力を供給することができる。
【0016】
このような実施形態では、ソーラパネル3を屋内の窓側に吊り下げられるカーテン本体2の室外側に取り付けることにより発電し、この発電電力を蓄電池4が蓄電して負荷5に供給するため、家庭内の電気の補助を行うことができ、良好な節電が可能となる。
また、ソーラパネル3がカーテン本体2に並べられることにより外光を遮光するため、通常のカーテン、ブラインドやシェードとして良好に機能させることができる。このためソーラパネル3をカーテン、ブラインドやシェードに用いることができ、その用途を拡大することができる。
さらに、ソーラパネル3が並べられている間のカーテン本体2の空き部分からはカーテン本体2を透して外光が差し込むため、室内の明るさを確保することができる。
なお、図示例では、ソーラパネル3をカーテン本体2の上下方向に並べているが、ソーラパネル3を縦方向としてカーテン本体2の幅方向に並べて設けても良い。
【0017】
(第2実施形態)
図4図7は本発明の第2実施形態のカーテン装置1Aを示す。この実施形態では、ソーラパネル3をカーテン本体2に取り付けるために取付用パネル15を用いるものである。
【0018】
図4に示すように、取付用パネル15は全体が横長の薄板状となっており、上下の両端部を折り曲げ加工することにより横長の固定縁部16が形成されている。上下の固定縁部16にソーラパネル3を差し込むことによりソーラパネル3を取付用パネル15に簡単に取り付けることができる。ソーラパネル3としては、商品名「ペロブスカイト太陽電池」等の薄板状のものが使用される。
取付用パネル15はアルミニウムやその合金等の軽量且つ防錆性を有した金属によって形成される。取付用パネル15の主面15aには、多数の小孔からなる開口部17が形成されており、これにより同パネル15の軽量化がなされている。
【0019】
図5は、取付用パネル15を取り付ける前のカーテン本体2のカーテン布7を示し、カーテン布7の室外側の面に面ファスナー10が取り付けられている。そして、上下位置の一対の面ファスナー10に対して1枚の取付用パネル15が貼り付けられる。このようにカーテン布7に複数の取付用パネル15が取り付けられることにより図6に示すカーテン本体2が形成される。
【0020】
図7は取付用パネル15のそれぞれにソーラパネル3を差し込んで係止した状態であり、ソーラパネル3がカーテン本体2の室外側の面に上下方向に間隔を有して並べられることによりカーテン装置1Aが形成される。そして、カーテン本体2を展開状態とすることによりソーラパネル3が太陽光等の光によって発電し、発電した電力が蓄電池4に蓄電され、家庭内の負荷5に供給することができる(図3参照)。
【0021】
このような実施形態においても、ソーラパネル3が室外側に臨んだ状態でカーテン本体2を展開状態とすることによりソーラパネル3が発電するため、家庭内の電気の補助を行うことができ、良好な節電が可能となる。また、ソーラパネル3及び取付用パネル15が外光を遮光するため、通常のカーテン、ブラインドやシェードとして良好に機能させることができ、ソーラパネル3の用途を拡大することができる。さらに、ソーラパネル3及び取付用パネル15が並べられている間のカーテン本体2の空き部分からは外光が差し込むため、室内の明るさを確保することができる。
【0022】
図8はこの実施形態の変形例を示し、取付用パネル15の主面15aに複数の開口部17が形成されると共に、その主面15aが波形状に湾曲されている。取付用パネル15は縦方向に延びており、左右両端部の固定用縁部16にソーラパネル3が差し込まれて係止される。取付用パネル15の上端部には、面ファスナー18が取り付けられている。
【0023】
縦長の取付用パネル15の上方には、吊り下げ部材としてカーテンレール(図示省略)に取り付けられる吊り下げ布19が配置されている。この吊り下げ布19の面ファスナー19aに取付用パネル15の面ファスナー18を係合することにより取付用パネル15が吊り下げられる。取付用パネル15の室外側の面には、商品名「ペロブスカイト太陽電池」等の薄板状のソーラパネル3(図示省略)が取り付けられて、ソーラパネル3による発電が行われる。そして、取付用パネル15がカーテン布(図示省略)に取り付けられることにより変形例のカーテン装置1Aが形成される。
15Aとすることができる。
【0024】
(第3実施形態)
図9図15は、第3実施形態のカーテン装置1Bを示す。この実施形態のカーテン装置1Bは暖房機能を備えた構造とするものであり、ソーラパネル3が発電した電気によってカーテン装置1B自体が発熱して室内の暖房を行う構造となっている。
【0025】
図9は発熱を行うためのブロック体21を示す。ブロック体21は全体が平板状に形成される。ブロック体21は面状に形成されたパネル部材22と、パネル部材22のパネル本体部22aの片面に取り付けられた端部ブロック23、緩衝マット24及びカバーシート25とを備えている。これらの部材23,24、25は幅方向Mの両端部がパネル本体部22の両端部に折り曲げされた固定用片部22bに挟み込まれることによりパネル本体部22aの片面に取り付けられる。
【0026】
端部ブロック23としては発泡樹脂、ゴム等の可撓材が使用され、緩衝マット24としては不織布、綿材、発泡樹脂等が使用され、カバーシート25としては、カーテン用布、薄い樹脂シート等が使用される。また、カバーシート25は長手方向Lの両端部に面ファスナー28が取り付けられており、この面ファスナー28が端部ブロック23に貼り付けられた面ファスナーに係止される。
以上に加えて、発熱シート26がパネル部材22のパネル本体部22aと緩衝マット24とに挟まれて固定されている。発熱シート26は電熱線やペルチェ素子が埋設されることにより発熱動作可能となっている。発熱シート26は長手方向Lの両端部に給電電極26aを有しており、この給電電極26aに給電端子27が接続されている。
このようなブロック体21は、面状となっているパネル部材22が遮音機能を有し、緩衝マット24が断熱機能を有し、発熱シート26が発熱することにより暖房機能を有している。
【0027】
図10は、この実施形態のカーテン本体2を示し、以上のブロック体21が差し込まれる袋状シート30によって形成されている。袋状シート30(カーテン本体2)では、カーテン地等の布材に対して袋部31が上下方向に複数段形成されている。袋部31の間はシリコンゴム等の可撓材料からなる屈曲可能な連設部32となっており、連設部32が屈曲可能となっていることによりカーテン本体2が折り畳み可能となっている。図11に示すように、この袋状シート30の袋部31に対し、ブロック体21がそれぞれ差し込まれる。このとき、給電端子27は袋部31の両端部から引き出される。
【0028】
図12は、図11のE-E線の断面に対応した実施形態3のカーテン装置1Bを示す。ブロック体21が差し込まれたカーテン本体2(袋状シート30)の室外側の面に薄板状のソーラパネル3の複数が貼り付けによって取り付けている。ソーラパネル3は袋状シート30のそれぞれの袋部31の室外側の面に面ファスナー(図示省略)によって貼り付けられる。ソーラパネル3としては、商品名「ペロブスカイト太陽電池」等の薄板状のものが使用される。
【0029】
図13は、カーテン本体2の吊り下げ部材6を窓枠やカーテンレールに取り付けた状態でカーテン本体2を展開状態としたときの室外側からの斜視図、図14は室内側からの斜視図である。
図13の状態では、室外側に設けられている複数のソーラパネル3が太陽光等の光によって発電を行い、発電した電力は蓄電池4に蓄電される(図3参照)。ブロック体21内の発熱シート26の給電端子27は、インバータ12を介して蓄電池4に接続された接続端子35に接続されており、これにより蓄電池4に蓄電された電力が袋状シート30内の発熱シート26に供給されて発熱シート26が発熱する。これによりカーテン装置1Bの全体が暖められ、室内を暖房することができる。
【0030】
図15は操作紐9を引き操作してカーテン装置1Bを畳み状態とした室内側からの斜視図であり、ソーラパネル3が畳み状態の内側に位置するため、外部との接触を防止でき、その傷付きを抑制することができる。なお、図13図15では、ソーラパネル3を蓄電池4に接続するための電気コード13(図1参照)は図の簡素化のために省略してある。
【0031】
このような実施形態では、ソーラパネル3が発電した電力を発熱シート26の発熱に利用するため暖房機能を備えたカーテン装置1Bとすることができる。また、パネル部材22が遮音機能を有し、緩衝マット24が断熱機能を有しているため、暖房機能、遮音機能及び断熱機能を備えたカーテン装置1Bとすることができる。これによりソーラパネル3の用途を拡大することができる。
【0032】
なお、この実施形態では、袋状シート30を縦長としてブロック体21及びソーラパネル3を縦方向に配置しても良い。また、袋状シート30の内のいずれか一の袋部31に蛍光灯、LED等の発光体を差し込み、この発光体を蓄電池4に接続して発光させても良く、これにより照明機能を有したカーテン装置とすることができる。
【符号の説明】
【0033】
1A、1B カーテン装置
2 カーテン本体
3 ソーラパネル
4 蓄電池
5 負荷
6 吊り下げ部材
7 カーテン布
9 操作紐
10 面ファスナー
13 電気コード
14 スイッチ
15 取付用パネル
17 開口部
18 面ファスナー
21 ブロック体
22 パネル部材
23 端部ブロック
24 緩衝マット
25 カバーシート
27 給電端子
28 面ファスナー
30 袋状シート
31 袋部
32 連設部
35 接続端子
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15