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  • 特開-係止具、係止具を有する衣類 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023102821
(43)【公開日】2023-07-26
(54)【発明の名称】係止具、係止具を有する衣類
(51)【国際特許分類】
   A41D 27/22 20060101AFI20230719BHJP
   A41D 27/00 20060101ALI20230719BHJP
   A44B 99/00 20100101ALI20230719BHJP
   A41D 1/04 20060101ALN20230719BHJP
【FI】
A41D27/22
A41D27/00 Z
A44B99/00 611B
A44B99/00 611A
A41D1/04 G
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022003481
(22)【出願日】2022-01-13
(71)【出願人】
【識別番号】000002495
【氏名又は名称】グローブライド株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100097559
【弁理士】
【氏名又は名称】水野 浩司
(74)【代理人】
【識別番号】100123674
【弁理士】
【氏名又は名称】松下 亮
(72)【発明者】
【氏名】佐藤 進也
【テーマコード(参考)】
3B031
3B035
【Fターム(参考)】
3B031AA01
3B031AB11
3B031AB12
3B031AC02
3B035AA02
3B035AB14
(57)【要約】
【課題】ピンオンリール、クリップオンリール、カラビナオンリールのいずれのタイプの巻き取り装置であっても、着脱可能にする係止具を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明に係る係止具1は、衣類に設けられたベルトに固定されるベルト固定部3と、クリップオンリールのクリップが挟持されてクリップオンリールを保持する係止部5と、ピンオンリールのピンが差し込まれてピンオンリールを保持する孔9と、ベルト固定部3と係止部5とを連結する連結部9と、を備える。そして、係止部5及び連結部9の少なくとも一方は、カラビナオンリールのカラビナフックの揺動部が通過可能であり、ベルト固定部3、係止部5及び連結部9によって、カラビナオンリールのカラビナフックを保持する閉じた空間が形成されることを特徴とする。
【選択図】 図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
衣類に設けられたベルトに固定されるベルト固定部と、
クリップオンリールのクリップが挟持されてクリップオンリールを保持する係止部と、
ピンオンリールのピンが差し込まれてピンオンリールを保持する孔と、
前記ベルト固定部と係止部とを連結する連結部と、
を備え、
前記係止部及び連結部の少なくとも一方は、カラビナオンリールのカラビナフックの揺動部が通過可能であり、前記ベルト固定部、係止部及び連結部によって、前記カラビナオンリールのカラビナフックを保持する閉じた空間が形成されることを特徴とする係止具。
【請求項2】
前記係止部は、前記クリップの挟持幅とクリップの挟持長さに対応する平板状に形成されており、
前記ピンオンリールのピンが差し込まれる前記孔は、前記平板状の係止部に一体形成されていることを特徴とする請求項1に記載の係止具。
【請求項3】
前記ピンオンリールのピンが差し込まれる前記孔は、前記平板状の係止部の一端側に形成され、他端側から前記クリップオンリールのクリップが挟持可能であることを特徴とする請求項2に記載の係止具。
【請求項4】
前記平板状の係止部の一端側には、一対の凸部が形成されており、各凸部に前記ピンが差し込まれる孔が形成されて、差し込まれたピンを露出させることを特徴とする請求項2又は3に記載の係止具。
【請求項5】
前記一対の凸部の大きさは、その間の凹所に前記カラビナフックの揺動部が位置付けできるように形成されていることを特徴とする請求項4に記載の係止具。
【請求項6】
前記連結部は、前記係止部の両端と前記ベルト固定部の両端を連結する一対の腕部を備えており、
前記係止部は、前記一対の腕部が屈曲形成されることで、前記ベルト固定部に対して前方側に位置することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の係止具。
【請求項7】
請求項1から6のいずれか1項に記載された係止具のベルト固定具にベルトを固定することで前記係止具を備えたことを特徴とする衣類。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、衣類に装着可能な係止具、及び、そのような係止具を有する衣類に関する。なお、本発明における係止具とは、主に釣りに際して携行され、先端に各種のアクセサリを着脱自在に保持するラインを引き出し/巻き取る巻き取り装置を着脱可能にする構造を備えたものを意味する。
【背景技術】
【0002】
従来、釣り人が着用する衣類には、上記した巻き取り装置を着脱できる係止具を設けたものがある。巻き取り装置は、公知のように、ラインを巻き付けたリールを備えており、ラインの先端には、各種のアクセサリ(例えば、仕掛け類、ハサミ、プライヤ等の小物類)を保持する保持具が設けられている。
【0003】
例えば、特許文献1には、安全ピンのような針(ピンと称する)を備えた巻き取り装置(ピンオンリールと称する)を装着可能な係止具が開示されている。この係止具は、衣類の生地に縫着される保護部を有しており、保護部にピンの止着部を形成すると共に、止着部にピンを差し込める孔を形成することで、衣類にピンを直接取り付けないようにして生地を傷めないようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2009-7719号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、本件特許出願人は、巻き取り装置について、利便性の向上を図るために、上記したピンオンリール以外にも、鰐口のようなクリップを利用したもの(クリップオンリールと称する)、及び、カラビナフックを利用したもの(カラビナオンリールと称する)を製造、販売している。従来の係止具に関しては、これらの異なるタイプの巻き取り装置のいずれも着脱できる構造にする、という発想はない。
【0006】
本発明は、ピンオンリール、クリップオンリール、カラビナオンリールのいずれのタイプの巻き取り装置であっても、着脱可能にする係止具、及び、そのような係止具を有する衣類を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記した目的を達成するために、本発明に係る係止具は、衣類に設けられたベルトに固定されるベルト固定部と、クリップオンリールのクリップが挟持されてクリップオンリールを保持する係止部と、ピンオンリールのピンが差し込まれてピンオンリールを保持する孔と、前記ベルト固定部と係止部とを連結する連結部と、を備え、前記係止部及び連結部の少なくとも一方は、カラビナオンリールのカラビナフックの揺動部が通過可能であり、前記ベルト固定部、係止部及び連結部によって、前記カラビナオンリールのカラビナフックを保持する閉じた空間が形成されることを特徴とする。
【0008】
上記した構成の係止具は、例えば、衣類の前身頃部分等にベルトを設けておき、そのベルトをベルト固定部に装着することで、衣類と一体化される。そして、クリップオンリールを使用する場合は、前記係止具の係止部に、クリップオンリールのクリップを挟持させることでクリップオンリールを装着することができる。また、ピンオンリールを使用する場合は、前記孔に、ピンを差し込むことでピンオンリールを装着することができる。さらに、カラビナオンリールを使用する場合は、前記係止部及び連結部の少なくとも一方からカラビナフックの揺動部を通過させ、前記ベルト固定部、係止部及び連結部によって形成される閉じた空間内にカラビナフックを配置することでカラビナオンリールを装着することができる。すなわち、1つの係止具で、3つのタイプの巻き取り装置を着脱可能に装着することが可能となる。
【0009】
そして、上記した構成の係止具のベルト固定部に、衣類のベルトを固定することによって、3つのタイプの巻き取り装置を使用することができる衣類が得られる。
【発明の効果】
【0010】
本発明の係止具によれば、ピンオンリール、クリップオンリール、カラビナオンリールのいずれのタイプの巻き取り装置であっても、着脱可能に装着することが可能となる。また、いずれのタイプの巻き取り装置も使用することが可能な衣類が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本発明に係る衣類の一例を示す図。
図2図1に示す衣類に装着された係止具部分を拡大した正面図。
図3】係止具を示す図であり、図(a)は正面図、図(b)は上方側から見た斜視図、図(c)は裏側から見た斜視図、図(d)は図(a)を左側から見た図、図(e)は図(a)を右側から見た図。
図4】図(a)から(c)は、係止具に対してクリップオンオンリールを装着する方法を順に示す図。
図5】図(a)から(c)は、係止具に対してピンオンリールを装着する方法を順に示す図。
図6】図(a)から(c)は、係止具に対してカラビナオンオンリールを装着する方法を順に示す図。
【発明を実施するための形態】
【0012】
図1及び図2は、本発明に係る係止具1が装着された衣類100の一実施例を示す図である。
なお、以下において、本実施形態に係る係止具1を説明するに際し、図1及び図2で示す状態を正面とし、上下方向、左右方向については、図1で示す方向で定義する。また、前方側とは、図1及び図2に示す衣類の装着状態で、釣り人200から見た前方側(紙面と垂直方向の手前側)で定義する。
【0013】
本実施形態の衣類100は、釣り人200が着るベスト(フローティングベストでもよい)であり、係止具1は、左右の前身頃101,102のファスナ110の両側にそれぞれ取り付けられている。すなわち、各前身頃のファスナ110の近傍には、左右方向に延びるベルト105が設けられており、各ベルトの先端側は係止具1のベルト固定部に巻回されて折り返され、先端部105aをベルト105に重ねて縫着することで、2つの係止具1が衣類100に取り付けられている。
後述する3つのタイプの巻き取り装置は、この状態の係止具1に着脱可能に装着(保持)される。
【0014】
図3(a)~(e)は、上記した係止具1の構成を示す図である。
これらの図において、図(a)は図2の右前身頃102に取り付けられた状態をそのまま示す正面図であり、図(b)は上方側から見た斜視図、図(c)は裏側から見た斜視図である。また、図(d)は図(a)を左側から見た図、図(e)は図(a)を右側から見た図である。
【0015】
本実施形態の係止具1は、前記ベルト105に固定されるベルト固定部3と、ベルト固定部3に対向して配置される係止部5と、ベルト固定部3と係止部5とを連結し、閉じた空間Sを形成する連結部7とを備えた構造となっている。ベルト固定部3と係止部5は、略平行に配設されており、本実施形態では、それぞれ上下方向に延びる平板状に形成されている。
【0016】
前記係止部5は、後述するクリップオンリールのクリップ(鰐口)が挟持、保持される部分となる。このため、挟持されるクリップが変動することなく、確実に固定できるような形状、具体的には、上記のように平板状に形成することが好ましい。すなわち、平板状に形成された係止部5の幅(上下方向の長さ)Wは、クリップの幅と同程度に形成され、係止部の長さ(左右方向の長さ)Lは、クリップの挟持長さと同程度となるように略矩形状に形成されており、これにより、クリップを挟み込んだ際にクリップオンリールが変動しないようになっている。
【0017】
本実施形態の連結部7は、係止部5の両端とベルト固定部3の両端を連結するように、平面視で一対の略平行となる腕部(上方の連結部7a、下方の連結部7b)を備えている。また、係止部5の幅Wは、ベルト固定部3の上下方向の長さよりも多少、短いことから、前記閉じた空間Sは、平面視で略台形に形成されている。
【0018】
前記係止具1は、容易かつ低コストで製造できるように、樹脂によって一体形成することが好ましい。或いは、樹脂以外にも、例えば、金属、木材等によって一体形成してもよい。このように、係止具1は、閉じた状態の略矩形形状のフレーム構造となることから、十分な強度を確保することが可能となる。
【0019】
この場合、係止部5及び連結部7の少なくとも一方は、後述するカラビナオンリールのカラビナフックの揺動部が通過可能な大きさに形成されている。前記ベルト固定部3、係止部5及び連結部7によって、カラビナオンリールのカラビナフックを保持する閉じた空間Sが形成される。
【0020】
前記係止具1には、ピンオンリールのピンが差し込まれる孔9が形成されている。孔9の形成位置については限定されることはないが、本実施形態では、係止部5を上下方向に貫通するように一体形成されている。このような構成では、孔9は、板状に形成された係止部5を上下方向に貫くように形成されていればよいが、好ましくは、前記平板状の係止部5の一端側に形成されている。このように孔9を係止部5の一端側に形成しておくことで、他端側から、クリップオンリールのクリップを挟持可能にすることが可能となる。
【0021】
前記孔9は、平板状に形成された係止部5を上下方向に貫くように形成されていればよいが、本実施形態では、係止部5の一端側の上下に一対の凸部5aが設けられており、各凸部に直線状に貫くように形成されている。このため、各凸部5aの孔9に前記ピンが差し込まれると、差し込まれたピンが凸部間で露出するようになる。
【0022】
なお、前記一対の凸部5aの大きさ(形状)については、その間の凹所5bにカラビナフックの揺動部が位置付けできるように形成されていることが好ましい。
【0023】
また、上記した係止部5とベルト固定部3は、同一平面状になるように形成してもよいが、本実施形態では、上方の連結部7a及び下方の連結部7bを屈曲(湾曲)させることで、係止部5は、ベルト固定部3に対して前方側に位置するように形成されている。すなわち、係止部5は、衣類の表面との間で、多少の空隙が生じるように配設されており、これにより各巻き取り装置を装着し易くすることが可能となる。
【0024】
上記した構成の係止具1によれば、係止部5に対して、クリップオンリールのクリップを挟持することで、クリップオンリールを保持することができる。また、係止部5に一体形成されている孔9にピンオンリールのピンを差し込むことで、ピンオンリールを保持することができる。さらに、フレーム状に形成されたいずれかの部分から、カラビナオンリールのカラビナフックの揺動部を当て付けることで、前記空間内Sにカラビナオンリールを保持することができる。
【0025】
以下、図4から図6を参照して、巻き取り装置の装着方法を具体的に説明する。
なお、本実施形態の係止具1は、上記したように、左右の前身頃101,102のファスナ110の両側に設けられていることから、利き腕によって、操作し易い側の係止具1に巻き取り装置を着脱可能に装着することが可能となっている。
【0026】
図4(a)から(c)は、係止部5に対してクリップオンオンリール50を装着する方法を順に示す図である。
上記したように、係止部5は、連結部7a,7bが屈曲していることで、ベルト固定部3に対して前方側に位置している。このため、(a)に示すように、クリップオンオンリール50のクリップ(鰐口)51を指で摘まんで端部を開いた際、係止部5を挟持し易くなり、クリップオンオンリール50を容易に係止部5に保持することが可能となる。この場合、係止部5は、図3(a)で示したように、幅(上下方向の長さ)Wがクリップの幅と同程度に形成され、長さ(左右方向の長さ)Lがクリップの長さと同程度となるように形成されているため、クリップ51で係止部5を挟み込んだ際、(b)及び(c)に示すように、クリップオンリール50が変動することはなく、保持状態が安定する。また、釣り人は、正しく固定できたことを容易に把握することが可能となる。
【0027】
図5(a)から(c)は、係止部5に対してピンオンオンリール60を装着する方法を順に示す図である。
上記したように、係止部5は、ベルト固定部3に対して前方側に位置しているため、(a)に示すように、係止部5の一端側に形成された孔9にピンオンオンリール60のピン61を差し込むことが容易に行える(上側から差し込んでもよいし、下側から差し込んでもよい)。そして、差し込んだピン61を、(b)及び(c)に示すように、係止突起62に嵌め込むことで、クリップオンオンリール60を容易に係止部5に保持することが可能となる。
【0028】
本実施形態では、係止部5の一端側の上下に一対の凸部5aを形成しており、各凸部にピン61が差し込まれる孔9を形成したことで、ピン61を2か所の離れた位置で固定することができ、ピンオンリールがぐらつくことなく安定した保持状態が得られる。また、保持した状態で、一対の凸部5aの間の凹所5bにピン61が露出するため、ピンオンリール60を取り外す際、露出しているピン61を爪で押さえ付けることが容易に行うことができ、ピンオンリール60を容易に取り外すことが可能となる。
【0029】
また、上記したように、ベルト固定部3に対して、係止部5を閉じた空間Sを介して前方側に位置させたことで、ピンオンオンリール60とクリップオンリール50を同時に装着することが容易に行えるようになる。特に、孔9を平板状の係止部5の一端側に形成したことで、図5(b)の矢印D方向から、係止部5に対してクリップオンリール50のクリップ51を挟み込むことができ、係止具1にはピンオンオンリール60とクリップオンリール50を同時に装着することができる。また、係止部5は、屈曲した連結部7a,7bによって前方に位置していることから、ある程度の大きさのアクセサリについても容易に取り付けることが可能となる。
【0030】
図6(a)から(c)は、係止部5に対してカラビナオンリール70を装着する方法を順に示す図である。
上記したように、係止部5は、ベルト固定部3に対して前方側に位置しているため、(a)に示すように、いずれかのフレーム部分にカラビナフック71の揺動部72を押し付けて、カラビナオンリール70を閉じた空間Sに容易に保持することが可能となる。この場合、係止部5の一対の凸部5aの間の凹所5bにカラビナフック71の揺動部72を位置付けすることができるので、カラビナオンリール70を容易に装着することが可能となる。
【0031】
また、ベルト固定部3に対して、係止部5を、閉じた空間Sを介して前方側に位置させたことで、カラビナオンリール70に加え、係止部5に対して、ピンオンオンリール60及び/又はクリップオンリール50を同時に装着することも可能となる。すなわち、図6(b)(c)に示すように、フリー状態になっている係止部5に対して、図5(b)に示したように、クリップオンリール50やクリップオンリール50を同時に装着することも可能となる。
【0032】
上記したような係止具1により、3つのタイプの巻き取り装置のいずれも容易に装着することができるとともに、2つ以上のタイプの巻き取り装置であっても容易に装着することが可能となる。したがって、このような係止具1を取り付けておくことで、ピンやクリップによって衣類100の生地を傷めることはない。
【0033】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記した実施形態に限定されることはなく、種々変形することが可能である。
衣類100については、ベストタイプ以外のもの(レインウエア、防寒衣服等)であっても良いし、係止具1を固定する位置についても限定されることはない。また、係止具1は、衣類に対して着脱できるように構成されていてもよい。
【0034】
係止具1の形状については、一例を示したにすぎず、その形状については、適宜変形することが可能である。例えば、閉じた空間Sの形状は、矩形状、楕円形状、円形状等、適宜変形することが可能であり、閉じた空間Sについては、装着したカラビナフックが外れなければ、一部に離間した部分が形成されていてもよい。
また、ピンオンリールのピンが差し込まれる孔9の形成位置についても適宜変形することが可能である。
【符号の説明】
【0035】
1 係止具
3 ベルト固定部
5 係止部
5a 凸部
5b 凹所
7,7a,7b 連結部
9 孔
50 クリップオンリール
51 クリップ(鰐口)
60 ピンオンリール
61 ピン
62 係止突起
70 カラビナオンリール
71 カラビナフック
72 揺動部
100 衣類
105 ベルト
図1
図2
図3
図4
図5
図6