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特開2023-103267誤送信防止装置、誤送信防止方法、及びプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023103267
(43)【公開日】2023-07-26
(54)【発明の名称】誤送信防止装置、誤送信防止方法、及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   H04L 51/212 20220101AFI20230719BHJP
   H04L 51/07 20220101ALI20230719BHJP
   G06F 21/55 20130101ALI20230719BHJP
【FI】
H04L51/212
H04L51/07
G06F21/55
【審査請求】有
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023069939
(22)【出願日】2023-04-21
(62)【分割の表示】P 2021106424の分割
【原出願日】2021-06-28
(71)【出願人】
【識別番号】000102717
【氏名又は名称】NTTテクノクロス株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(72)【発明者】
【氏名】羽生 誠
(72)【発明者】
【氏名】黒川 智哉
(57)【要約】      (修正有)
【課題】電子データの格納先情報が含まれるメッセージを送信する際の誤送信、誤送信を防止する装置、方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】メール送信端末10の誤送信防止処理部102は、メール作成部101が実現するWebメールによって作成された送信対象メッセージ内に所定のリンク情報が含まれる場合、リンク情報が示すリンク先に対応する名称を含む第1の表示部品を、リンク先に対する操作によって変更可能な表示態様で、Webメールを利用しているWebブラウザが動作している端末に表示させる第1の表示を生成する。表示制御部103は、生成された送信確認画面や重要情報確認画面を、メール送信端末10のディスプレイ上に表示させる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
Webメールによって作成された送信対象メッセージ内に所定のリンク情報が含まれる場合、前記リンク情報が示すリンク先に対応する名称を含む第1の表示部品を、前記リンク先に対する操作によって変更可能な表示態様で、前記Webメールを利用しているWebブラウザが動作している端末に表示させる第1の表示を行う表示制御部、
を有する誤送信防止装置。
【請求項2】
送信対象のメッセージ内に所定のリンク情報が含まれる場合、前記リンク情報が示すリンク先に対応する名称を含む第1の表示部品を、前記リンク先に対する操作によって変更可能な表示態様で表示させる第1の表示を行う表示制御部と、
前記リンク先に対する操作を含む、前記メッセージに関連する1つ以上の情報に対する操作が行われるまで、前記メッセージの送信を抑止する送信抑止部と、
を有する誤送信防止装置。
【請求項3】
Webメールによって作成された送信対象メッセージ内に所定のリンク情報が含まれる場合、前記リンク情報が示すリンク先に対応する名称を含む第1の表示部品を、前記リンク先に対する操作によって変更可能な表示態様で、前記Webメールを利用しているWebブラウザが動作している端末に表示させる第1の表示を行う表示制御手順、
をコンピュータが実行する誤送信防止方法。
【請求項4】
送信対象のメッセージ内に所定のリンク情報が含まれる場合、前記リンク情報が示すリンク先に対応する名称を含む第1の表示部品を、前記リンク先に対する操作によって変更可能な表示態様で表示させる第1の表示を行う表示制御手順と、
前記リンク先に対する操作を含む、前記メッセージに関連する1つ以上の情報に対する操作が行われるまで、前記メッセージの送信を抑止する送信抑止手順と、
をコンピュータが実行する誤送信防止方法。
【請求項5】
コンピュータを、請求項1又は2に記載の誤送信防止装置として機能させるプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、誤送信防止装置、誤送信防止方法、及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
電子メール(以下、単にメールともいう。)の誤送信を防止する技術として、送信先アドレスの正当性や添付ファイルの正当性等をメール送信前に確認させるための確認画面を表示する技術が知られている。例えば、特許文献1には、メール送信前に送信先アドレスの正当性を送信者に確認させるための確認画面を表示し、この確認画面での確認結果が得られるまでメールを送信させない技術が開示されている。
【0003】
ところで、近年では、電子ファイル(以下、単にファイルともいう。)そのものをメールに添付するのではなく、例えば、ファイルをストレージサービスに格納した上で、その格納先URL(Uniform Resource Locator)をメール内に記載する、といった利用方法が増えている。このような利用方法は、ファイルそのものをメールに添付する場合と実質的に同様であるため、同様のセキュリティ上のリスクが存在するものと考えられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2007-87327号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来技術では、格納先URLをメール内に記載するような利用方法の場合は、ファイルの正当性を確認させるための確認画面を表示させることができなかった。このため、例えば、誤ったファイルをストレージサービスに格納し、その格納先URLをメール送信してしまった場合等には、そのファイルの誤送信と実質的に同様の事態が発生することなる。なお、このことはメール以外に、例えば、インスタントメッセンジャーやチャットアプリケーション等といったメッセージングアプリケーションでも同様の事態が発生すると考えられる。
【0006】
本発明の一実施形態は、上記の点に鑑みてなされたもので、電子データの格納先情報が含まれるメッセージを送信する際の誤送信を防止することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、一実施形態に係る誤送信防止装置は、Webメールによって作成された送信対象メッセージ内に所定のリンク情報が含まれる場合、前記リンク情報が示すリンク先に対応する名称を含む第1の表示部品を、前記リンク先に対する操作によって変更可能な表示態様で、前記Webメールを利用しているWebブラウザが動作している端末に表示させる第1の表示を行う表示制御部、を有する。
【発明の効果】
【0008】
電子データの格納先情報が含まれるメッセージを送信する際の誤送信を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本実施形態に係るメール送信端末の機能構成の一例を示す図である。
図2】本実施形態に係るメール送信処理の一例を示すフローチャートである。
図3】送信確認画面の一例を示す図である。
図4】本実施形態に係る重要情報判定処理の一例を示すフローチャートである。
図5】重要情報確認画面の一例を示す図である。
図6】一変形例に係るメール送信端末及びメール誤送信防止サーバの機能構成の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の一実施形態について説明する。本実施形態では、ファイルの格納先URLが含まれるメールを送信する際に、その誤送信を防止することが可能なメール送信端末10について説明する。
【0011】
ここで、誤送信とは送信者の意図しないメール送信のことであり、例えば、以下の(1)~(3)に記載した場合が誤送信に該当する。
【0012】
(1)誤った送信先(例えば、送信者が意図しない送信先等)にメールを送信した場合
(2)誤ったファイル(例えば、送信者が意図しないファイル、内容に誤りや不適切な情報があるファイル等)を添付したメールを送信した場合
(3)誤ったファイルの格納先URLを記載したメールを送信した場合
本実施形態では、(1)及び(2)の誤送信を防止すると共に、主に、(3)の誤送信を防止する場合について説明する。この(3)の誤送信防止を実現するために、本実施形態に係るメール送信端末10は、ストレージサービスのURLが記載されたメールの送信操作がなされた場合に、実際にメールが送信される前に、そのURLが示す格納先に格納されているファイルの内容を確認させるための画面(後述する送信確認画面)を表示する。これにより、メール送信前に、当該ファイルの内容をメール送信者(以下、ユーザともいう。)に確認させることが可能となるため、誤ったファイルの格納先URLが記載されたメールの送信を防止することができるようになる。なお、(1)及び(2)の誤送信防止は既存技術により実現される。
【0013】
また、これに加えて、本実施形態に係るメール送信端末10は、ファイル(主に、上記の格納先URLが示す格納先に格納されているファイル)内に重要情報(例えば、個人情報等)が含まれている場合に、それを確認させるための画面(後述する重要情報確認画面)を表示する。これにより、メール送信前に、ファイル内に重要情報が含まれていることをユーザに通知することができるため、例えば、そのファイルの格納先URLを本当に送信してもよいのか否かをユーザに確認させることが可能となる。
【0014】
本実施形態はメールを対象に説明するが、これは一例であって、例えば、インスタントメッセンジャーやチャットアプリケーション等といったメッセージングアプリケーションに対しても、本実施形態は同様に適用可能である。すなわち、メッセージングアプリケーションでファイルの格納先URLを記載したメッセージを送信する際に、上記の(3)に記載した誤送信を防止したり、当該ファイル内に重要情報が含まれていることをユーザに通知したりする場合にも同様に適用することが可能である。なお、メールを送受信するためのメールアプリケーション(いわゆるメーラー)もメッセージングアプリケーションの1つであると考えることができるため、メールもメッセージの一例に該当する。
【0015】
また、ストレージサービスに格納されるファイル(及び、メールに添付されるファイル)としては、主に、文書ファイルを想定するが、これに限られず、例えば、画像ファイル等といった任意の電子データであってもよい。
【0016】
<メール送信端末10の全体構成>
本実施形態に係るメール送信端末10の機能構成を図1に示す。図1に示すように、本実施形態に係るメール送信端末10は、メール作成部101と、誤送信防止処理部102と、表示制御部103とを有する。これら各部は、例えば、メール送信端末10にインストールされた1以上のプログラムが、CPU(Central Processing Unit)等の各種演算装置に実行させる処理により実現される。例えば、メール作成部101は、メールアプリケーションが演算装置に実行させる処理により実現することができる。また、例えば、誤送信防止処理部102は、メールアプリケーションとは異なる誤送信防止アプリケーションプログラムが演算装置に実行させる処理により実現されていてもよいし、メールアプリケーションに対してアドイン又はアドオンされるプログラムが演算装置に実行させる処理により実現されていてもよい。表示制御部103は、上記の誤送信防止アプリケーションプログラムが演算装置に実行させる処理により実現されていてもよいし、上記のアドイン又はアドオンされるプログラムが演算装置に実行させる処理により実現されていてもよいし、Webブラウザ等のプログラムが演算装置に実行させる処理により実現されていてもよい。
【0017】
また、本実施形態に係るメール送信端末10は、設定情報記憶部104を有する。設定情報記憶部104は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)、フラッシュメモリ等の各種記憶装置により実現される。ただし、設定情報記憶部104は、メール送信端末10と通信ネットワークを介して接続される記憶装置(例えば、データベースサーバ等)により実現されていてもよい。
【0018】
なお、メール送信端末10は、メール送信者が利用する各種端末であり、例えば、PC(パーソナルコンピュータ)やスマートフォン、タブレット端末、ウェアラブルデバイス等といった各種コンピュータ又はコンピュータシステムで実現される。
【0019】
メール作成部101は、メール(例えば、ストレージサービス20におけるファイルの格納先URLが記載されたメール等)を作成する。ここで、ストレージサービス20とは、例えば、クラウドサービス等の形態でストレージ(記憶領域)を貸し出すサービスのことである。ストレージサービス20は、外部の事業者によって提供されるものであってもよいし、メール送信者やメール受信(又は、メール送信者が属する組織、メール受信者が属する組織等)によって提供されるものであってもよい。
【0020】
誤送信防止処理部102は、メール作成部101によって作成されたメールの誤送信を防止するための画面(送信確認画面や重要情報確認画面等)を生成したり、ユーザの操作に応じて当該メールをメールサーバ30に送信したりする。ここで、誤送信防止処理部102には、URL判定部111と、ストレージ判定部112と、重要情報判定部113と、画面生成部114と、送信部115とが含まれる。
【0021】
URL判定部111は、設定情報記憶部104に記憶されている設定情報を参照して、メール内にURLが含まれるか否かを判定する。
【0022】
ストレージ判定部112は、設定情報記憶部104に記憶されている設定情報を参照して、URL判定部111によってメール内に含まれると判定されたURLが、所定のストレージサービス20のURLであるか否かを判定する。
【0023】
重要情報判定部113は、設定情報記憶部104に記憶されている設定情報を参照して、ファイル(特に、上記のストレージサービス20に格納されているファイル)内に重要情報が含まれるか否かを判定する。
【0024】
画面生成部114は、ストレージ判定部112によって所定のストレージサービス20のURLがメール内に含まれると判定された場合、当該URLがメール内に含まれることをユーザに通知する送信確認画面を生成する。また、画面生成部114は、重要情報判定部113によってファイル内に重要情報が含まれると判定された場合、当該重要情報がファイル内に含まれることをユーザに通知する重要情報確認画面を生成する。
【0025】
送信部115は、送信確認画面上でメール送信操作がユーザにより行われた場合、メール作成部101によって作成されたメールをメールサーバ30に送信する。また、送信部115は、送信確認画面を生成しない場合も、メール作成部101によって作成されたメールをメールサーバ30に送信する。
【0026】
表示制御部103は、誤送信防止処理部102の画面生成部114によって生成された送信確認画面や重要情報確認画面を、メール送信端末10のディスプレイ上に表示させる。また、表示制御部103は、送信確認画面や重要情報確認画面以外の各種画面も、メール送信端末10のディスプレイ上に表示させる。
【0027】
設定情報記憶部104は、誤送信防止処理部102に含まれるURL判定部111、ストレージ判定部112及び重要情報判定部113が参照する設定情報を記憶する。ここで、設定情報には、メール内にURLが含まれるか否かの判定に用いられる正規URL情報と、所定のストレージサービス20のURLであるか否かを判定するためのストレージURL情報と、ファイル内に重要情報が含まれるか否かを判定するためのマッチング情報とが含まれる。なお、設定情報には、1以上のストレージURL情報と、1以上のマッチング情報とが含まれている。
【0028】
正規URL情報は、正規表現と呼ばれる表現方法により任意のURLを表した情報である。正規URL情報は、例えば、「(([Hh][Tt][Tt][Pp][Ss]{0,1})://)[a-zA-Z0-9\-\._~:/?#\[\]!$&'\(\)*+,;=%^]+」等と表される情報とすることができる。ただし、これは正規URL情報の一例であって、任意のURLを正規表現により表した情報であれば、これ以外にも他の形式で表された情報であってもよい。
【0029】
ストレージURL情報は、或るURLが、所定のストレージサービス20のURLであるか否かを判定するための情報であり、例えば、当該ストレージサービス20のURL中の特徴的な文字列とワイルドカード等で構成される情報である。
【0030】
例えば、ストレージサービスAのURLが「http://www.storage-a.co.jp」である場合、ストレージサービスAのストレージURL情報は、ワイルドカード「*」を用いて「*storage-a*」等と表される情報とすることができる。これは、URL中に「storage-a」との文字列が存在すれば、そのURLはストレージサービスAのURLであると判定されることを意味している。
【0031】
また、例えば、ストレージサービスBのURLが「http://www.storage-b.co.jp」と「http://www.cloud-b.co.jp」である場合、ストレージサービスBのストレージURL情報は、ワイルドカード「*」と論理和を表す記号「|」とを用いて「*storage-a*|*cloud-b*」等と表される情報とすることができる。これは、URL中に「storage-a」との文字列又は「cloud-b」との文字列が存在すれば、そのURLはストレージサービスBのURLであると判定されることを意味している。
【0032】
マッチング情報は、ファイル内に重要情報が含まれるか否かをパターンマッチングにより判定する際に用いられる情報であり、例えば、キーワードや特殊な記号等で構成される情報である。
【0033】
例えば、重要情報として個人名がファイル内に含まれるか否かを判定する場合、マッチング情報としては、「鈴木*」、「佐藤*」、「山田*」等といった苗字とワイルドカードで構成される情報等とすることができる。
【0034】
また、例えば、重要情報として住所がファイル内に含まれるか否かを判定する場合、マッチング情報としては、「東京都文京区*」、「神奈川県横浜市*」等といった都道府県名と市区町村名とワイルドカードで構成される情報等とすることができる。
【0035】
また、例えば、重要情報として電話番号がファイル内に含まれるか否かを判定する場合、マッチング情報としては、「03-####-####」、「06-####-####」等といった市街局番と任意の1文字の数字を表す記号「#」で構成される情報等とすることができる。
【0036】
なお、上記のマッチング情報は一例であって、所定の重要情報がファイル内に含まれるか否かをパターンマッチングにより判定可能な情報であれば任意の情報を用いることができる。また、重要情報は、個人名、住所、電話番号だけでなく、例えば、メールアドレスやマイナンバー等であってもよいし、その他の任意に設定された様々な種類の機密情報(例えば、ユーザID、パスワード等)であってもよい。
【0037】
<メール送信処理>
本実施形態に係るメール送信処理について図2を参照しながら説明する。このメール送信処理では、メールを送信する際に、所定のストレージサービス20のURLが当該メール内に記載されていた場合、送信確認画面がディスプレイ上に表示(特に、この送信確認画面内において後述するアイコン1101が表示)される。なお、その他の確認項目(例えば、宛先やメール本文の内容等)が存在する場合は、これらの確認項目をユーザに確認させるための表示部品も送信確認画面内に表示される。
【0038】
まず、メール作成部101は、ユーザの操作に応じてメールを作成する(ステップS101)。ここで、ユーザは、例えば、所望のメールを作成した後、当該メールの送信操作を行ったものとする。これにより、当該メールが誤送信防止処理部102に送信される。
【0039】
次に、誤送信防止処理部102のURL判定部111は、設定情報記憶部104に記憶されている設定情報に含まれている正規URL情報を用いて、上記ステップS101で作成されたメール内にURLが含まれるか否かを判定する(ステップS102)。すなわち、URL判定部111は、正規URL情報を用いて、当該メール内にURL形式の文字列(つまり、大文字と小文字を区別せずに「http://」で始まる任意長の英数字記号の文字列)が含まれるか否かを判定する。なお、メール内とはメールの本文中のことであるが、メールの本文中に加えて、メールの件名等が含まれてもよい。
【0040】
上記のステップS102でメール内にURLが含まれると判定された場合(ステップS103でYES)、誤送信防止処理部102のストレージ判定部112は、設定情報記憶部104に記憶されている設定情報に含まれているストレージURL情報を用いて、上記のステップS102でメール内に含まれると判定されたURLが、所定のストレージサービス20のURLであるか否かを判定する(ステップS104)。すなわち、ストレージ判定部112は、ストレージURL情報を用いて、所定のストレージサービス20をファイルの格納先とする格納先URLがメール内に記載されているか否かを判定する。
【0041】
上記のステップS102でメール内にURLが含まれると判定されなかった場合(ステップS103でNO)又は上記のステップS104でメール内に含まれるURLが所定のストレージサービス20のURLであると判定されなかった場合(ステップS105でNO)、誤送信防止処理部102の送信部115は、上記のステップS101で作成されたメールをメールサーバ30に送信する(ステップS106)。すなわち、この場合、誤送信防止処理部102の送信部115は、送信確認画面を表示させずに、当該メールをメールサーバ30に送信する。なお、メールがメールサーバ30に送信されることで、当該メールが受信者に送信される。ただし、所定のストレージサービス20のURL以外の他の確認項目が存在する場合は、それらの確認項目をユーザに確認させるための表示部品が含まれる送信確認画面が表示されてもよい。また、このとき、所定のストレージサービス20のURLがメール内に含まれないことを表す表示部品を、その他の確認項目をユーザに確認させるための表示部品と区別して表示すると共に、所定のストレージサービス20のURLがメール内に含まれるか否かの確認項目も含むすべての確認項目が所定の送信基準を満たしている場合にのみメールを自動的に送信するようにしてもよい。
【0042】
一方で、上記のステップS104でメール内に含まれるURLが所定のストレージサービス20のURLであると判定された場合(ステップS105でYES)、誤送信防止処理部102の画面生成部114は、所定のストレージサービス20のURLがメール内に含まれることを少なくとも通知する送信確認画面を生成する(ステップS107)。
【0043】
そして、表示制御部103は、上記のステップS107で生成された送信確認画面をディスプレイ上に表示させる(ステップS108)。これにより、メール送信前に、所定のストレージサービス20をファイルの格納先とする格納先URLがメール内に記載されていることをユーザに通知することができる。このため、そのファイルの内容の再確認が促され、誤送信を防止することができる。
【0044】
≪送信確認画面≫
ここで、上記のステップS107で表示される送信確認画面の一例を図3に示す。図3に示す送信確認画面1000は、上記のステップS101で件名に「お見積りの件」、本文にストレージサービスAの格納先URLを記載し、「お見積もり書.pdf」と「スケジュール.xlsx」を添付ファイルとしたメールを作成した場合の例である。
【0045】
図3に示す送信確認画面1000の添付ファイル表示欄1100には、アイコン1101~アイコン1103が表示されている。アイコン1101はストレージサービスAを格納先とするURLがメール内に記載されていることを表す表示部品である。また、アイコン1102は「お見積もり書.pdf」が添付されていることを表す表示部品、アイコン1103は「スケジュール.xlsx」が添付されていることを表す表示部品である。これにより、添付ファイルが添付されていることに加えて、所定のストレージサービス20をファイルの格納先とする格納先URLがメール内に記載されていることをユーザに通知することができる。
【0046】
このとき、例えば、ユーザによりアイコン1101が選択された場合、後述する重要情報判定処理が実行され、当該アイコン1101に対応するストレージサービス20(図3に示す例ではストレージサービスA)の格納先URLが示す格納先に格納されているファイル内に重要情報が含まれるか否かが判定される。この重要情報判定処理の詳細については後述する。同様に、例えば、ユーザによりアイコン1102が選択された場合は「お見積もり書.pdf」内に重要情報が含まれるか否かが判定され、アイコン1103が選択された場合は「スケジュール.xlsx」内に重要情報が含まれるか否かが判定される。
【0047】
なお、アイコン1101が選択された場合、重要情報判定処理を実行せずに、当該アイコン1101に対応するストレージサービス20の格納先URLからファイルをダウンロードし、そのファイルの内容が表示されてもよい。同様に、アイコン1102が選択された場合は「お見積もり書.pdf」の内容が表示され、アイコン1103が選択された場合は「スケジュール.xlsx」の内容が表示されてもよい。
【0048】
図3に示す送信確認画面1000には、件名表示欄1200と宛先表示欄1300と本文表示欄1400も含まれている。
【0049】
件名表示欄1200には、上記のステップS101で作成されたメールの件名「お見積りの件」が表示される。
【0050】
宛先表示欄1300には、上記のステップS101で作成されたメールの送信先に設定されたメールアドレスが表示される。図3に示す例では、送信先メールアドレスとして「usere1@expop1.abc.gr.jp」が設定された場合を示している。このとき、アイコン1301には当該送信先メールアドレスのドメイン「abc.gr.jp」が表示され、アイコン1302には当該送信先メールアドレスが表示される。また、アイコン1301は過去に送信したことがあるドメインか否かに応じて異なる表示態様で表示される。同様に、アイコン1302は過去に送信したことがあるメールアドレスか否かに応じて異なる表示態様で表示される。なお、図3に示す例は、ドメイン「abc.gr.jp」は過去に送信したことがあるドメインである一方、そのドメイン「abc.gr.jp」の「usere1」には送信したことがない場合の例である。
【0051】
本文表示欄1400には、上記のステップS101で作成されたメールの本文が表示される。なお、この本文表示欄1400でユーザがメール本文の記載内容を編集(追加、削除等)できてもよい。
【0052】
図3に示す送信確認画面1000には、送信ボタン1500と送信中止ボタン1600が含まれており、ユーザが送信ボタン1500を選択することで上記のステップS101で作成されたメールが実際に送信される。すなわち、ユーザにより送信ボタン1500が選択されると、誤送信防止処理部102の送信部115は、当該メールをメールサーバ30に送信する。一方で、ユーザは、送信中止ボタン1600を選択することで、メールの送信を中止することができる。
【0053】
なお、図3に示す送信確認画面1000は一例であって、図示した各表示部品以外にも、例えば、所定のストレージサービス20のURLがメール内に含まれているか否か等を含む各確認項目の判定処理(つまり、上記のステップS102~ステップS105の処理や既存の誤送信防止処理等)を実行させるためのボタン等が含まれていてもよい。また、この各確認項目の判定処理は、例えば、件名、宛先、メール本文、添付ファイル(ストレージサービス20の格納先URLに格納されているファイルも含む)が変更された場合に自動的に実行されてもよい。
【0054】
また、図3に示す送信確認画面1000内の各表示部品(添付ファイル表示欄1100のアイコン1101~アイコン1103、件名表示欄1200、宛先表示欄1300、本文表示欄1400等)は、ユーザによって該当の確認項目が確認された場合にその表示態様が変更されてもよい。なお、表示態様の変更には、色を変える等といったことだけでなく、文字列やチェックボックスにチェックを表示させる等といったことが含まれていてもよい。
【0055】
例えば、「お見積もり書.pdf」が開封された場合、アイコン1102の表示態様が、確認済を表す態様に変更(例えば、緑色等に色を変更する、「確認済」との文字列を表示する等)されてもよい。同様に、「スケジュール.xlsx」が開封された場合、アイコン1103の表示態様が、確認済を表す態様に変更されてもよい。また、同様に、例えば、ストレージサービスAの格納先URLに格納されているファイルが開封(又は、ダウンロード及び開封)された場合、アイコン1101の表示態様が、確認済を表す態様に変更されてもよい。
【0056】
<重要情報判定処理>
本実施形態に係る重要情報判定処理について図4を参照しながら説明する。この重要情報判定処理では、ファイル内に重要情報が含まれていた場合、重要情報確認画面がディスプレイ上に表示される。以下では、一例として、図3に示す送信確認画面1000でユーザによりアイコン1101が選択されたものとする。
【0057】
まず、誤送信防止処理部102の重要情報判定部113は、ユーザにより選択されたアイコン1101に対応するストレージサービス20(図3に示す例ではストレージサービスA)の格納先URLが示す格納先に格納されているファイルを取得する(ステップS201)。ここで、重要情報判定部113は、当該格納先URLから自動的にファイルをダウンロードすることで当該ファイルを取得してもよいし、当該格納先URLからユーザの操作によりダウンロードされたファイルを取得してもよい。ユーザの操作によりファイルがダウンロードされる場合は、例えば、アイコン1101の選択に応じてストレージサービスAのファイルダウンロード画面が表示制御部103により表示され、このファイルダウンロード画面上でユーザによりファイルのダウンロード操作が行われる。
【0058】
次に、誤送信防止処理部102の重要情報判定部113は、設定情報記憶部104に記憶されている設定情報に含まれるマッチング情報を用いて、上記のステップS201で取得されたファイル内に重要情報が含まれるか否かを判定する(ステップS202)。すなわち、重要情報判定部113は、当該マッチング情報を用いて当該ファイルに対してパターンマッチングを行うことで、当該マッチング情報に対応する重要情報が含まれるか否かを判定する。
【0059】
上記のステップS202で当該ファイル内に重要情報が含まれると判定されなかった場合(ステップS203でNO)、誤送信防止処理部102は、重要情報判定処理を終了する。
【0060】
一方で、上記のステップS202で当該ファイル内に重要情報が含まれると判定された場合(ステップS203でYES)、誤送信防止処理部102の画面生成部114は、当該ファイル内に重要情報が含まれることを通知する重要情報確認画面を生成する(ステップS204)。
【0061】
そして、表示制御部103は、上記のステップS204で生成された重要情報確認画面をディスプレイ上に表示させる(ステップS205)。これにより、メール送信前に、ファイル(特に、所定のストレージサービス20に格納されているファイル)内に重要情報が含まれていることをユーザに通知することができる。このため、そのファイルの内容の再確認が促され、個人情報等といった重要情報の流出を防止することができる。
【0062】
なお、図4に示す重要情報判定処理は所定のストレージサービス20に格納されているファイル内に重要情報が含まれるか否かを判定したが、これに限られず、メールに添付されているファイル(例えば、図3に示す例では「お見積もり書.pdf」と「スケジュール.xlsx」)に重要情報が含まれるか否かを判定してもよい。メールに添付されているファイルに重要情報が含まれるか否かを判定する場合には、上記のステップS201を実行する必要はなく、上記のステップS202においてメールに添付されているファイル内に重要情報が含まれるか否かを判定すればよい。
【0063】
≪重要情報確認画面≫
ここで、上記のステップS205で表示される重要情報確認画面の一例を図5に示す。図5に示す重要情報確認画面2000は、上記のステップS202で電話番号とパスワードと3つの個人名とが含まれると判定された場合の例である。
【0064】
図5に示す重要情報確認画面2000の重要情報表示欄2100には、アイコン2101~アイコン2103が表示されている。アイコン2101は当該ファイル内に電話番号が含まれていることを表す表示部品、アイコン2102は当該ファイル内にパスワードが含まれていることを表す表示部品、アイコン2103は当該ファイル内に個人名が3つ含まれていることを表す表示部品である。これにより、当該ファイル内に重要情報が含まれていることをユーザに通知することができる。
【0065】
このとき、例えば、ユーザによりアイコン2101が選択された場合、当該ファイル内に含まれる電話番号が表示されてもよい。同様に、ユーザによりアイコン2102が選択された場合はパスワードが表示されてもよく、アイコン2103が選択された場合は3つの個人名が表示されてもよい。ただし、例えば、パスワード等のような秘匿情報については表示させないようにしてもよいし、マスキングした状態で表示させてもよい。
【0066】
また、ユーザによりOKボタン2200が選択された場合は、表示制御部103により重要情報確認画面2000が非表示となる。
【0067】
なお、図5に示す重要情報確認画面2000は、例えば、ポップアップ画面等として送信確認画面とは別に表示されてもよいし、送信確認画面の一部として表示されてもよい。
【0068】
<変形例>
以下、本実施形態の変形例について説明する。
【0069】
≪変形例1≫
本実施形態ではメール作成部101と誤送信防止処理部102と表示制御部103と設定情報記憶部104とをメール送信端末10が有している場合について説明したが、誤送信防止処理部102及び設定情報記憶部104は、メール送信端末10とメールサーバ30との間に存在するサーバが有していてもよい。すなわち、図6に示すように、メール送信端末10とメールサーバ30との間に誤送信防止サーバ40が存在し、この誤送信防止サーバ40が誤送信防止処理部102及び設定情報記憶部104を有していてもよい。これにより、メール送信端末10には誤送信防止処理部102を実現するプログラムをインストールする必要がなくなり、例えば、メール送信端末10の台数が多い場合に効果的である。
【0070】
≪変形例2≫
上記の変形例1ではメール送信端末10がメール作成部101を有しているものとしたが、メール送信端末10がメール作成部101を必ずしも有している必要はない。例えば、Webメールによりメール作成部101が実現される場合には、メール送信端末10はWebブラウザを有していればよく、メール作成部101を有していなくてもよい。この場合、Webメールを提供するサーバがメール作成部101を有していることになる。
【0071】
≪変形例3≫
図2のステップS102ではメール内にURLが含まれるか否かを判定したが、例えば、メールの添付ファイル内にURLが含まれるか否かを判定してもよい。これにより、所定のストレージサービス20に格納されているファイルの格納先URLが添付ファイル内に記載されている場合であっても、図2のステップS108で送信確認画面を表示させることができるようになる。
【0072】
また、ユーザが受信したメールに対して返信する場合は、この返信メール内に引用文(例えば、文頭に記号「>」が付与された文)が含まれることがある。この場合、メール内にURLが含まれる場合であっても、そのURLが引用文内に含まれるときには、図2のステップS102でメール内にURLは含まれないと判定されてもよい。これらステップS102からステップS104における一連の判定において、設定情報記憶部104に記憶されている設定情報を参照しなくても判定ができるよう、各判定部に正規URL情報や所定のストレージサービス20のURL、引用文内を除外するか否か等の判定条件に関する情報等を持たせてもよい。
【0073】
≪変形例4≫
本実施形態ではストレージサービス20へのファイルの格納(アップロード)はユーザが事前に行うこと想定しているが、このアップロードをメール送信端末10が行ってもよい。例えば、図2のステップS101で添付ファイル付きメールが作成された場合、この添付ファイルをメール送信端末10がストレージサービス20に自動的に格納(アップロード)し、その格納先URLをメール本文等に自動的に記載してもよい。これにより、ユーザは事前にファイルをアップロードすることなく、単に添付ファイル付きメールを作成するだけで格納先URLが記載されたメールを作成及び送信することができるようになる。なお、アップロード先のストレージサービス20とそのアカウント情報(例えば、ユーザIDとパスワード等)はメール送信端末10に予め登録しておく必要がある。
【0074】
また、このとき、上記のファイルをストレージサービス20にアップロードする前に、誤送信防止処理部102の重要情報判定部113により、そのファイル内に重要情報が含まれるか否か判定してもよい。そして、アップロード対象のファイル内に重要情報が含まれる場合は、重要情報確認画面を表示させると共に、そのファイルのアップロードを中止してもよい。これにより、メールの添付ファイルを自動的にストレージサービス20にアップロードする場合に、重要情報が含まれるファイルのアップロードを防止することができるようになる。
【0075】
≪変形例5≫
図3に示す送信確認画面1000の添付ファイル表示欄1100にはアイコン1101~アイコン1103が表示されているが、これらのアイコン1101~アイコン1103の表示順を何等かの基準に応じて変化させてもよい。
【0076】
例えば、各アイコンにそれぞれ対応するファイル(添付ファイル又はストレージサービス20に格納されているファイル)に対してスコアを算出し、そのスコアが高い順に上から順に表示してもよい。
【0077】
このとき、スコアとしては、アイコンに対応するファイルの重要度や誤送信時のセキュリティリスクの高さ等に応じて算出又は決定される値とすればよい。例えば、アイコンに対応するファイルに含まれる重要情報に応じてスコアを算出することが考えられる。具体的には、例えば、重要情報の種類をi(1≦i≦I、Iは種類数)、種類iの重要情報の重みをw、ファイル内に含まれる種類iの重要情報数をnとして、当該ファイルのスコアをw+・・・+wと算出することが考えられる。これ以外にも、ファイルの性質(例えば、社外秘か否か)等といった情報を考慮してスコアを算出してもよい。これにより、ファイル内に含まれる重要情報の種類や数、ファイルの性質等に応じたスコアが算出され、そのスコアが高い順に各ファイルにそれぞれ対応するアイコンが表示されることになる。
【0078】
また、上記のスコアに応じて各アイコンの表示態様を異ならせてもよい。例えば、スコアが所定の閾値以上のファイルに対応するアイコンは、色を変えたり点滅させたりして強調表示してもよい。
【0079】
更に、表示順を変えたり表示態様を異ならせたりする際に、当該アイコンに対応するファイルの種類やファイルが格納されているストレージサービス20を考慮してもよい。例えば、「お見積もり書はPDFファイルで送信する」というルールが存在する場合に、お見積もり書がPDFファイルでないときは、そのファイルに対応するアイコンの表示順を上位にしたり、強調表示したりしてもよい。また、例えば、「特定の送信先に格納先URLを送信する際には、特定のストレージサービス20にファイルを格納し、その格納先URLを記載する」というルールが存在する場合に、そのファイルに対応するアイコンの表示順を上位にしたり、強調表示したりしてもよい。なお、ファイルの種類はファイル内に記載されている文字列やファイル名等から特定すればよい。
【0080】
このように、ファイル(添付ファイル、格納先URL)送信の際に何等かのルール又はルールに準じる慣例等が存在する場合に、そのルールや慣例等から外れているときはそのファイルに対応するアイコンの表示順を上位にしたり、強調表示したりしてもよい。
【0081】
≪変形例6≫
図3に示す送信確認画面1000内の各表示部品(添付ファイル表示欄1100のアイコン1101~アイコン1103、件名表示欄1200、宛先表示欄1300、本文表示欄1400等)に対してチェックボックス等を設け、例えば、すべてのチェックボックスにチェックが入っていない場合、送信ボタン1500を押下できないようにしてもよい。また、例えば、添付ファイル(ストレージサービス20の格納先URLに格納されているファイルも含む)を確認していない場合にはチェックボックスに対してチェックできないようにしてもよいし、送信ボタン1500を押下できないようにしてもよい。更に、例えば、ストレージサービス20のURLがメール内に含まれているか否か等を含む各確認項目の判定処理を実行させるためのボタン等が送信確認画面1000内に含まれている場合には、すべてのチェックボックスにチェックが入っていない(又は、添付ファイルを確認していない)ときには当該ボタンを押下できないようにしてもよい。
【0082】
本発明は、具体的に開示された上記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載から逸脱することなく、種々の変形や変更、既知の技術との組み合わせ等が可能である。
【符号の説明】
【0083】
10 メール送信端末
20 ストレージサービス
30 メールサーバ
101 メール作成部
102 誤送信防止処理部
103 表示制御部
104 設定情報記憶部
111 URL判定部
112 ストレージ判定部
113 重要情報判定部
114 画面生成部
115 送信部
図1
図2
図3
図4
図5
図6