IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 三星ディスプレイ株式會社の特許一覧

<>
  • 特開-有機発光表示装置の画素配列構造 図1
  • 特開-有機発光表示装置の画素配列構造 図2
  • 特開-有機発光表示装置の画素配列構造 図3
  • 特開-有機発光表示装置の画素配列構造 図4
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023103339
(43)【公開日】2023-07-26
(54)【発明の名称】有機発光表示装置の画素配列構造
(51)【国際特許分類】
   H10K 59/121 20230101AFI20230719BHJP
   H10K 50/10 20230101ALI20230719BHJP
   G09F 9/302 20060101ALI20230719BHJP
【FI】
H10K59/121
H10K50/10
G09F9/302 C
【審査請求】有
【請求項の数】41
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023077475
(22)【出願日】2023-05-09
(62)【分割の表示】P 2021210898の分割
【原出願日】2012-05-10
(31)【優先権主張番号】10-2012-0022967
(32)【優先日】2012-03-06
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】512187343
【氏名又は名称】三星ディスプレイ株式會社
【氏名又は名称原語表記】Samsung Display Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】1, Samsung-ro, Giheung-gu, Yongin-si, Gyeonggi-do, Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】110002619
【氏名又は名称】弁理士法人PORT
(72)【発明者】
【氏名】李 相 信
(57)【要約】
【課題】画素の開口率が向上すると同時に、画素間のギャップが効率的に設定された、有機発光表示装置の画素配列構造を提供する。
【解決手段】有機発光表示装置の画素配列構造は、第1画素、前記第1画素と離隔しており、前記第1画素の中心点を正四角形の中心点とする仮想の正四角形の第1頂点に中心点が位置する第2画素、及び前記第2画素と離隔しており、前記仮想の正四角形の前記第1頂点と隣接する第2頂点に中心点が位置する第3画素を含む。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示装置に画像を表示するための複数の画素を含む有機発光表示装置の画素配列構造において、
前記複数の画素は、
複数の第1画素と、
前記複数の画素のうちの第1方向に沿って整列した画素の第1セット内で前記第1画素から離隔しており、前記第1画素と交互的に配置された複数の第2画素と、
前記第1画素および前記第2画素から離隔しており、前記複数の画素のうちの前記第1方向と交差する第2方向に沿って整列した画素の第2セット内で前記第1画素と交互的に配置された複数の第3画素と、を含み、 前記画素の前記第1セットおよび前記画素の前記第2セットは、前記第1画素のうちの一つで交差し、
前記第1画素は、前記第2画素および前記第3画素とは異なる色の光を生成するように構成され、
前記第1画素、前記第2画素、および前記第3画素は、画素定義膜の開口形状によってその形状が規定され、
前記第1画素は、前記第2画素よりも小さく、
前記第2画素は、前記第3画素より大きく、
前記第1画素のうちの隣接する2個の第1画素間の最短距離は、前記第2画素のうちのいずれか一つと、前記いずれか一つの第2画素と隣接した前記第3画素のうちのいずれか一つとの間の最短距離より大きい、
有機発光表示装置の画素配列構造。
【請求項2】
前記第1画素は、緑色光を生成するように構成され、
前記第2画素は、青色光を生成するように構成され、
前記第3画素は、赤色光を生成するように構成される、請求項1に記載の有機発光表示装置の画素配列構造。
【請求項3】
前記第1画素のうちの隣接する2個の第1画素間の最短距離は、前記第2画素のうちの隣
接する2個の第2画素間の最短距離と異なる、請求項1に記載の有機発光表示装置の画素配列構造。
【請求項4】
それぞれが第1方向に沿って配列された複数の第1画素を含む複数の第1画素行、
前記第1方向と交差する第2方向に沿って前記複数の第1画素行と交互的に配置される複数の第2画素行において、
前記第2画素行それぞれは、前記第1方向に沿って交互配置された複数の第2画素および複数の第3画素を含む複数の第2画素行であり、
それぞれが前記第1画素のうちの1番目のもの、および前記第1画素のうちの前記1番目のものと隣接した前記第2画素のうちの一つを含む、複数の第1画素グループ、および
それぞれが前記第1画素のうちの2番目のもの、および前記第1画素のうちの前記2番目のものと隣接した前記第3画素のうちの一つを含む、複数の第2画素グループを含み、
前記第1画素グループと前記第2画素グループは、前記第1方向に沿って交互的に配置され、
前記第1画素、前記第2画素、および前記第3画素は、画素定義膜の開口形状によってその形状が規定され、
前記第1画素は、前記第2画素よりも小さく、
前記第2画素は、前記第3画素より大きく、
前記第1画素のうちの隣接する2個の第1画素間の最短距離は、前記第2画素のうちのいずれか一つと、前記いずれか一つの第2画素と隣接した前記第3画素のうちのいずれか一つとの間の最短距離より大きい、
有機発光表示装置。
【請求項5】
前記第1画素グループおよび前記第2画素グループは、前記第2方向に沿って交互的に配置される、請求項4に記載の有機発光表示装置。
【請求項6】
前記第1画素は、前記第2方向に延長する複数の第1画素列上に配置され、
前記第2画素および前記第3画素は、前記第2方向に延長する複数の第2画素列上に交互的に配置され、
前記第1画素列と前記第2画素列は、前記第1方向に沿って交互的に配置される、 請
求項4に記載の有機発光表示装置。
【請求項7】
前記第1画素グループは、前記第1方向および前記第2方向と交差する第1対角線方向に沿って複数の第1画素セット内に配置され、
前記第2画素グループは、前記第1対角線方向に沿って複数の第2画素セット内に配置され、
前記第1画素セットおよび前記第2画素セットは、前記第1対角線方向と交差する第2対角線方向に沿って交互的に配置される、請求項6に記載の有機発光表示装置。
【請求項8】
前記第1画素セット内の前記第1画素と前記第2画素は、前記第1対角線方向に沿って交互的に配置される、請求項7に記載の有機発光表示装置。
【請求項9】
前記第2画素セット内の前記第1画素と前記第3画素は、前記第1対角線方向に沿って交互的に配置される、請求項7に記載の有機発光表示装置。
【請求項10】
前記第1画素グループは、前記第2対角線方向に沿って複数の第3画素セット内に配置され、
前記第2画素グループは、前記第2対角線方向に沿って複数の第4画素セット内に配置され、
前記第3画素セットと前記第4画素セットは、前記第1対角線方向に沿って交互的に配
置される、請求項7に記載の有機発光表示装置。
【請求項11】
前記第1画素グループ内の前記第1画素は、前記第2対角線方向に細長い形状を有し、前記第2画素グループ内の前記第1画素は、前記第1対角線方向に細長い形状を有する、請求項10に記載の有機発光表示装置。
【請求項12】
前記第1画素のうちの隣接する2個の第1画素の中心と、前記隣接する2個の第1画素に隣接する一つの第2画素および一つの第3画素の中心によって形成される仮想の四角形は、正方形の形状を有する、請求項4に記載の有機発光表示装置。
【請求項13】
前記第1画素グループ内の前記第1画素間の最短距離は、前記第2画素グループ内の前記第1画素間の最短距離と同一である、請求項4に記載の有機発光表示装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、有機発光表示装置の画素配列構造に関し、より詳しくは、複数の画素が発光してイメージ(image)を表示する有機発光表示装置の画素配列構造に関する。
【背景技術】
【0002】
表示装置はイメージを表示する装置であって、最近、有機発光表示装置(organic light emitting diode display)が注目されていている。
有機発光表示装置は、自体発光特性を有し、液晶表示装置(liquid crystal display device)とは異なって別途の光源を要しないので、厚さと重量を減らすことができる。また、有機発光表示装置は低い消費電力、高い輝度、及び高い反応速度などの高品位特性を示す。
【0003】
一般に、有機発光表示装置は、それぞれが互いに異なる色の光を発光する複数の画素を含み、この複数の画素が発光してイメージを表示する。
ここで、画素とは、イメージを表示する最小単位を意味し、隣接する画素の間には各画素を駆動するためのゲートライン、データライン、駆動電源ラインなどの電源ライン、及び各画素の面積または形態などを定義するための画素定義膜などの絶縁層などを配置することができる。
【0004】
従来の有機発光表示装置の画素を構成する有機発光層は、ファインメタルマスク(finemetalmask、FMM)などのマスクを利用して蒸着形成したが、画素の開口率の確保のために隣接する画素間のギャップ(gap)を短く形成する場合、蒸着信頼度が低下する問題点があり、蒸着信頼度の向上のために画素間のギャップを遠く形成する場合には、画素の開口率が低下する問題点があった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の一実施形態は上記の問題点に鑑みてなされたものであって、本発明の目的は、画素の開口率が向上すると同時に、画素間のギャップが効率的に設定された、有機発光表示装置の画素配列構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した技術的課題を達成するための本発明の一側面は、有機発光表示装置の画素配列構造において、第1画素、前記第1画素と離隔しており、前記第1画素の中心点を正四角形の中心点とする仮想の正四角形の第1頂点に中心点が位置する第2画素、及び前記第2画素と離隔しており、前記仮想の正四角形の前記第1頂点と隣接する第2頂点に中心点が位置する第3画素を含む有機発光表示装置の画素配列構造を提供する。
【0007】
前記第2画素は複数であり、前記複数の第2画素は前記第1画素を介在して相互離隔することができる。
前記第3画素は複数であり、前記複数の第3画素は前記第1画素を介在して相互離隔することができる。
前記複数の第2画素及び前記複数の第3画素それぞれは、前記第1画素を囲むように仮想の直線上で相互交互的に配列することができる。
【0008】
前記第1画素、前記第2画素、及び前記第3画素それぞれは多角形状を有し、前記第2画素及び前記第3画素は前記第1画素に比べて大きい面積を有することができる。
前記第1画素は四角形状を有し、前記第2画素及び前記第3画素それぞれは八角形状を有することができる。
前記第1画素は複数であり、前記複数の第1画素それぞれは同一の四角形状を有することができる。
【0009】
前記第2画素と前記第3画素それぞれは互いに同一の面積を有し、前記第1画素、前記第2画素、及び前記第3画素それぞれの間の距離は同一の第1長さを有し、隣接する前記第1画素間の距離は前記第1長さに比べて長い第2長さを有することができる。
前記第2画素は前記第3画素に比べて大きい面積を有し、前記第2画素と前記第3画素の間の距離は第3長さを有し、前記第1画素と前記第2画素の間の距離及び前記第1画素と前記第3画素の間の距離それぞれは同一の第4長さを有し、隣接する前記第1画素間の距離は前記第3長さ及び前記第4長さに比べて長い第5長さを有することができる。
前記第1画素は複数であり、前記複数の第1画素のうちの隣接する第1画素それぞれは、互いに対称の四角形状を有することができる。
【0010】
前記第2画素は、前記第3画素に比べて大きい面積を有することができる。 前記第3画素は、前記第2画素に比べて大きい面積を有することができる。
【0011】
前記第1画素、前記第2画素、及び前記第3画素それぞれは、互いに異なる色の光を発光することができる。
前記第1画素、前記第2画素、及び前記第3画素それぞれは、緑色、青色、及び赤色それぞれの光を発光することができる。
【発明の効果】
【0012】
上述した本発明の解決手段の種々の実施形態のうちの一つによれば、画素の開口率が向上すると同時に、画素間のギャップが効率的に設定された有機発光表示装置の画素配列構造が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本発明の第1実施形態に係る有機発光表示装置の画素配列構造を示す図面である。
図2】本発明の第2実施形態による有機発光表示装置の画素配列構造を示す図面である。
図3】本発明の第3実施形態に係る有機発光表示装置の画素配列構造を示す図面である。
図4】本発明の第4実施形態に係る有機発光表示装置の画素配列構造を示す図面である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、添付した図面を参照して、本発明の種々の実施形態について本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者が容易に実施できるように詳細に説明する。本発明は種々の異なる形態に実現でき、ここで説明する実施形態に限られない。
本発明を明確に説明するために説明上不必要な部分は省略し、明細書の全体にわたって同一または類似する構成要素に対しては同一の参照符号を付けた。
【0015】
また、種々の実施形態において、同一の構成を有する構成要素に対しては同一の符号を付けて代表的に第1実施形態で説明し、それ以外の実施形態では第1実施形態とは異なる構成についてのみ説明する。
また、図面において、各構成の大きさ及び厚さは、説明の便宜のために任意に示したもので、本発明が必ずしも示されたものに限られることではない。
【0016】
また、明細書の全体において、ある部分がある構成要素を「含む」という時、これは特に反対の記載がない限り、他の構成要素を除くことではなく、他の構成要素をさらに含むことができるのを意味する。
以下、図1を参照して、本発明の第1実施形態に係る有機発光表示装置の画素配列構造について説明する。図1は、有機発光表示装置を構成する複数の画素の一部分を概略的に示す図面である。
【0017】
図1は、本発明の第1実施形態に係る有機発光表示装置の画素配列構造を示す図面である。
図1に示すように、本発明が第1実施形態に係る有機発光表示装置の画素配列構造は、複数の第1画素100、複数の第2画素200、及び複数の第3画素300を含む。
【0018】
ここで、画素(pixel)とは、イメージを表示する最小単位を意味する。
第1画素100、第2画素200、及び第3画素300の間には、各画素を駆動するためのゲートライン、データライン、駆動電源ラインなどの電源ライン、及び各画素を定義するための画素定義膜などの絶縁層などを配置することができ、第1画素100、第2画素200、及び第3画素300それぞれに対応してアノード電極、有機発光層、及びカソード電極を含む有機発光素子(organic light emitting diode)を配置することができる。これら構成は従来に公知された技術であるため、説明の便宜上説明せず、各画素の形態は複数の電源ライン、画素定義膜またはアノード電極などによって定義されるが、これに限定されない。
【0019】
第1画素100は、隣接する第2画素200及び第3画素に比べて小さい面積を有しており、多角形の形態中四角形状を有している。第1画素100は複数であり、複数の第1画素100は互いに同一の四角形状を有している。複数の第1画素100は相互離隔して仮想の第1直線VL1上に配列されている。第1画素100は緑色の光を発光し、緑色の光を発光する有機発光層を含んでいる。
第1画素100の中心点を正四角形の中心点とする仮想の正四角形VSの第1頂点P1に第2画素200が位置し、仮想の正四角形VSの第2頂点P2に第3画素300が位置している。
【0020】
第2画素200は第1画素100と離隔しており、仮想の正四角形VSの第1頂点P1に中心点が位置している。第2画素200は、隣接する第1画素100に比べてさらに大きい面積を有しており、多角形の形態中八角形状を有している。第2画素200は複数であり、複数の第2画素200は互いに同一の八角形の形態を有している。複数の第2画素200は第1画素100を介在して相互離隔している。第2画素200は青色の光を発光
し、青色の光を発光する有機発光層を含むことができる。
【0021】
第3画素300は第1画素100及び第2画素200と離隔しており、仮想の正四角形VSの第1頂点P1と隣接する第2頂点P2に中心点が位置している。第3画素300は、隣接する第1画素100に比べてさらに大きい面積を有すると同時に、第2画素200と同一の面積を有しており、多角形の形態中八角形状を有している。第3画素300は複数であり、複数の第3画素300は互いに同一の八角形状を有している。複数の第3画素300は第1画素100を介在して相互離隔している。第3画素300は赤色の光を発光し、赤色の光を発光する有機発光層を含むことができる。
【0022】
複数の第3画素300及び複数の第2画素200それぞれは、仮想の第2直線VL2上で相互交互的に配列され、これによって第1頂点P1に中心点が位置する複数の第2画素200、及び第2頂点P2に中心点が位置する複数の第3画素300それぞれは、第1画素100を囲んでいる。
このように、第1画素100の中心点を正四角形の中心点とする仮想の正四角形VSの第1頂点P1に第2画素200の中心点が位置し、第2頂点P2に第3画素300の中心点が位置し、第2画素200及び第3画素300が同一の面積を有することによって、第1画素100、第2画素200及び第3画素300それぞれの間の距離は同一の第1長さL1を有し、隣接する第1画素100間の距離は第1長さL1に比べて長い第2長さL2を有するようになる。
【0023】
これによって、第1画素100、第2画素200、及び第3画素300それぞれの間には、第1長さL1のギャップが形成されると同時に、隣接する第1画素100の間には第1長さL1に比べて長い第2長さL2のギャップが形成されることによって、第1画素100、第2画素200、及び第3画素300それぞれに含まれている緑色の有機発光層、青色の有機発光層、及び赤色の有機発光層それぞれを形成するファインメタルマスクを利用した蒸着工程時、蒸着信頼度が向上する。また、複数の第2画素200及び複数の第3画素300それぞれが第1画素100を囲むように配列されることによって、第1画素100、第2画素200、及び第3画素300それぞれの開口率を向上させることができる。これは、全体的な有機発光表示装置の製造時間及び製造費用を節減すると同時に、有機発光表示装置が表示するイメージの品質を向上させる要因として作用する。
【0024】
前述のように、本発明の第1実施形態に係る有機発光表示装置の画素配列構造は、第1画素100、第2画素200、及び第3画素300それぞれが単純に多角形状を有することでなく、有機発光表示装置の固有の製造特性である有機発光層の蒸着工程を考慮して、ファインメタルマスクを利用した蒸着工程時に有機発光層の蒸着信頼度を向上させると同時に、第1画素100、第2画素200、及び第3画素300それぞれの開口率を向上させるために、仮想の正四角形VSの中心点に第1画素100の中心点を配置し、第1頂点P1に第2画素200の中心点を配置し、第2頂点P2に第3画素300の中心点を配置する。
【0025】
一方、本発明の第1実施形態に係る有機発光表示装置の画素配列構造において、第1画素100、第2画素200、及び第3画素300それぞれは緑色、青色、及び赤色それぞれの色を発光するが、本発明の他の実施形態に係る有機発光表示装置の画素配列構造ではこれに限定されずに、第1画素、第2画素、及び第3画素それぞれが互いに異なる色の光を発光することができる。一例として、第2画素及び第3画素のうちの一つ以上の画素が白色などの光を発光することができる。
【0026】
以下、図2を参照して、本発明の第2実施形態に係る有機発光表示装置の画素配列構造について説明する。
以下、第1実施形態と区別される特徴的な部分だけを抜粋して説明し、説明が省略された部分は第1実施形態による。本発明の第2実施形態では、説明の便宜のために、同一の構成要素に対しては本発明の第1実施形態と同じ参照番号を付けて説明する。
図2は、本発明の第2実施形態による有機発光表示装置の画素配列構造を示す図面である。
【0027】
図2に示すように、本発明が第2実施形態に係る有機発光表示装置の画素配列構造は、複数の第1画素100、複数の第2画素200、及び複数の第3画素300を含む。
複数の第1画素100は互いに同一の四角形状を有している。
第2画素200及び第3画素それぞれは互いに異なる面積を有しており、第2画素200が第3画素300に比べて大きい面積を有している。
【0028】
このように、第1画素100の中心点を正四角形の中心点とする仮想の正四角形VSの第1頂点P1に第2画素200の中心点が位置し、第2頂点P2に第3画素300の中心点が位置し、第2画素200が第3画素300に比べて大きい面積を有することによって、第2画素200と第3画素300の間の距離は第3長さL3を有し、第1画素100と第2画素200の間の距離及び第1画素100と第3画素300の間の距離それぞれは同一の第4長さL4を有し、隣接する第1画素100間の距離は第2長さL2及び第4長さL4に比べて長い第5長さL5を有する。
【0029】
これによって、第1画素100、第2画素200、及び第3画素300それぞれの間には第3長さL3または第4長さL4のギャップが形成されると同時に、隣接する第1画素100の間には第3長さL3及び第4長さL4に比べて長い第5長さL5のギャップが形成されることによって、第1画素100、第2画素200、及び第3画素300それぞれに含まれている緑色の有機発光層、青色の有機発光層、及び赤色の有機発光層それぞれを形成するファインメタルマスクを利用した蒸着工程時、蒸着信頼度が向上する。また、複数の第2画素200及び複数の第3画素300それぞれが第1画素100を囲むように配列されることによって、第1画素100、第2画素200、及び第3画素300それぞれの開口率を向上させることができる。これは、全体的な有機発光表示装置の製造時間及び製造費用を節減すると同時に、有機発光表示装置が表示するイメージの品質を向上させる要因として作用する。
【0030】
また、本発明の第2実施形態に係る有機発光表示装置の画素配列構造は、第1画素100、第2画素200、及び第3画素300のうちの他の画素に比べて、寿命が短い青色の光を発光する第2画素200が、第3画素300に比べて大きい面積を有することによって、全体的な有機発光表示装置の寿命の低下が抑えられる。つまり、寿命が向上した有機発光表示装置の画素配列構造が提供される。
以下、図3を参照して、本発明の第3実施形態に係る有機発光表示装置の画素配列構造について説明する。
【0031】
以下、第1実施形態と区別される特徴的な部分だけを抜粋して説明し、説明が省略された部分は第1実施形態による。本発明の第3実施形態では、説明の便宜のために、同一の構成要素に対しては本発明の第1実施形態と同じ参照番号を付けて説明する。
図3は、本発明の第3実施形態に係る有機発光表示装置の画素配列構造を示す図面である。
図3に示すように、本発明の第3実施形態に係る有機発光表示装置の画素配列構造は、複数の第1画素100、複数の第2画素200、及び複数の第3画素300を含む。
複数の第1画素100中隣接する第1画素100それぞれは互いに対称の四角形状を有している。
【0032】
第2画素200及び第3画素それぞれは互いに異なる面積を有しており、第2画素200が第3画素300に比べて大きい面積を有している。
このように、第1画素100の中心点を正四角形の中心点とする仮想の正四角形VSの第1頂点P1に第2画素200の中心点が位置し、第2頂点P2に第3画素300の中心点が位置し、隣接する第1画素100それぞれが互いに対称の四角形状を有すると同時に、第2画素200が第3画素300に比べて大きい面積を有することによって、第1画素100、第2画素200、及び第3画素300それぞれに含まれている緑色の有機発光層、青色の有機発光層、及び赤色の有機発光層それぞれを形成するファインメタルマスクを利用した蒸着工程時、蒸着信頼度が向上する。また、複数の第2画素200及び複数の第3画素300それぞれが第1画素100を囲むように配列されることによって、第1画素100、第2画素200、及び第3画素300それぞれの開口率を向上させることができる。これは、全体的な有機発光表示装置の製造時間及び製造費用を節減すると同時に、有機発光表示装置が表示するイメージの品質を向上させる要因として作用する。
【0033】
また、本発明の第3実施形態に係る有機発光表示装置の画素配列構造は、第1画素100、第2画素200、及び第3画素300のうちの他の画素に比べて、寿命が短い青色の光を発光する第2画素200が、第3画素300に比べて大きい面積を有することによって、全体的な有機発光表示装置の寿命の低下が抑えられる。つまり、寿命が向上した有機発光表示装置の画素配列構造が提供される。
以下、図4を参照して、本発明の第4実施形態に係る有機発光表示装置の画素配列構造について説明する。
【0034】
以下、第1実施形態と区別される特徴的な部分だけを抜粋して説明し、説明が省略された部分は第1実施形態による。本発明の第4実施形態では、説明の便宜のために、同一の構成要素に対しては本発明の第1実施形態と同じ参照番号を付けて説明する。
図4は、本発明の第4実施形態に係る有機発光表示装置の画素配列構造を示す図面である。
図4に示すように、本発明の第4実施形態に係る有機発光表示装置の画素配列構造は、複数の第1画素100、複数の第2画素200、及び複数の第3画素300を含む。
複数の第1画素100のうちの隣接する第1画素100それぞれは互いに対称の四角形状を有している。
【0035】
第2画素200及び第3画素それぞれは互いに異なる面積を有しており、第3画素300が第2画素200に比べて大きい面積を有している。
このように、第1画素100の中心点を正四角形の中心点とする仮想の正四角形VSの第1頂点P1に第2画素200の中心点が位置し、第2頂点P2に第3画素300の中心点が位置し、隣接する第1画素100それぞれが互いに対称の四角形状を有すると同時に、第3画素300が第2画素200に比べて大きい面積を有することによって、第1画素100、第2画素200、及び第3画素300それぞれに含まれている緑色の有機発光層、青色の有機発光層、及び赤色の有機発光層それぞれを形成するファインメタルマスクを利用した蒸着工程時、蒸着信頼度が向上する。また、複数の第2画素200及び複数の第3画素300それぞれが第1画素100を囲むように配列されることによって、第1画素100、第2画素200、及び第3画素300それぞれの開口率を向上させることができる。これは、全体的な有機発光表示装置の製造時間及び製造費用を節減すると同時に、有機発光表示装置が表示するイメージの品質を向上させる要因として作用する。
【0036】
以上、本発明について上述した好ましい実施形態を通じて説明したが、本発明はこれに限定されず、次に記載する特許請求の範囲の概念と範囲を逸脱しない限り、多様な修正及び変形が可能であることを、本発明が属する技術分野における者であれば、簡単に理解できる。
【符号の説明】
【0037】
100第1画素
200第2画素
300第3画素
図1
図2
図3
図4
【手続補正書】
【提出日】2023-06-30
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
有機発光ダイオードディスプレイの画素配列構造であって、
前記画素配列構造は、
複数の第1画素と、
複数の第2画素と、
複数の第3画素と、を含む
複数の画素を含み、
前記有機発光ダイオードディスプレイは、前記第1画素、前記第2画素、および前記第3画素の領域を定義する画素定義層を含み、
前記第1画素、前記第2画素、および前記第3画素は、異なる色の光を発するように構成され、
前記第1画素は、第1方向に沿って延びる第1画素セットに配置され、それぞれ第1ラインを形成し、
前記第2画素と前記第3画素は、前記第1方向に沿って延びる第2画素セットに交互に配置されて、前記第1ラインと平行なそれぞれの第2ラインを形成し、
前記第2ラインのうちの1つは、前記第2画素セットのうち対応する1つの第2画素セットにおいて第2画素および第3画素の中心を通り、前記第1画素セットのうち対応する隣接した1つの第1画素セットにおいて第1画素の間を通過し、
前記第1ラインおよび前記第2ラインは、交互に配置され、
前記第1画素は、前記第1方向と直交する第2方向に沿って延びる第3画素セットにも配列され、それぞれ第3ラインを形成し、
前記第2画素と前記第3画素は、前記第2方向に沿って延びる第4画素セットに交互に配置されて、前記第3ラインと平行なそれぞれの第4ラインを形成し、
前記第3ラインと前記第4ラインは交互に配置され、
前記第1画素と、前記第2画素または前記第3画素のいずれかが、前記第1方向と前記第2方向とを交差する第3方向に沿って交互に配置され、
前記第2方向における前記第1画素の幅と等しい第2方向の幅を有し、前記第1方向と平行に延び、前記第1方向に延びる前記第1画素の行と完全に重なる領域が、前記第1画素の行に隣接する前記第2画素および前記第3画素の少なくとも一方の行において、前記第2画素および前記第3画素の少なくとも一方から前記第2方向に完全にオフセットされ、
前記第1画素セットのうちの1つにおいて最も近い2つの第1画素の間の最短距離は、前記第2画素セットのうちの1つにおいて互いに最も近い第2画素のうちの1つと第3画素のうちの1つとの間の最短距離よりも大きい、
画素配列構造。
【請求項2】
前記第1ラインの1つは、前記第2画素セットのうち対応する隣接した1つの第2画素セットにおいて、前記第2画素と前記第3画素との間を通過する、
請求項1に記載の画素配列構造。
【請求項3】
前記第3ラインの1つは、前記第4画素セットのうち対応する隣接した1つの第4画素セットにおいて、前記第2画素と前記第3画素との間を通過する、
請求項1に記載の画素配列構造。
【請求項4】
前記第4ラインの1つは、前記第3画素セットのうち対応する隣接した1つの第3画素セットにおいて、前記第1画素の間を通過する、
請求項1に記載の画素配列構造。
【請求項5】
前記第1画素と前記第2画素との間の最短距離と、前記第1画素と前記第3画素との間の最短距離とは、同じ第1の長さである、
請求項1に記載の画素配列構造。
【請求項6】
前記第1画素は緑色光を発するように構成され、前記第2画素は青色光を発するように構成され、前記第3画素は赤色光を発するように構成されている、
請求項1に記載の画素配列構造。
【請求項7】
前記第2画素の各々は、前記第3画素の各々と同じ面積を有する、
請求項1に記載の画素配列構造。
【請求項8】
前記第1画素と前記第2画素との最短距離、前記第2画素と前記第3画素との最短距離、および前記第1画素と前記第3画素との最短距離は、同じ第1長さである、
請求項7に記載の画素配列構造。
【請求項9】
前記複数の第1画素のうち隣接する第1画素間の最短距離は、前記第1長さよりも大きい第2長さである、
請求項8に記載の画素配列構造。
【請求項10】
前記第2画素の各々は、前記第3画素の各々よりも大きな面積を有する、
請求項1に記載の画素配列構造。
【請求項11】
前記第3画素の各々は、前記第2画素の各々よりも大きな面積を有する、
請求項1に記載の画素配列構造。
【請求項12】
前記第1画素、前記第2画素、および前記第3画素は、多角形の形状を有する、
請求項1に記載の画素配列構造。
【請求項13】
前記複数の第1画素のうち隣接する第1画素は、互いに対称な八角形の形状を有する、
請求項12に記載の画素配列構造。
【請求項14】
前記第2画素および前記第3画素は、八角形の形状を有する、
請求項12に記載の画素配列構造。
【請求項15】
前記第2画素の各々は、同じ八角形の形状を有する、
請求項14に記載の画素配列構造。
【請求項16】
前記第3画素の各々は、同じ八角形の形状を有する、
請求項14に記載の画素配列構造。
【請求項17】
前記第1画素の各々は、前記第2画素および前記第3画素よりも小さい面積を有する、
請求項1に記載の画素配列構造。
【請求項18】
前記第2画素の一部は、前記第3方向に沿って並ぶ第5画素セットにおいて、前記第1画素の一部と間隔をあけて、かつ交互に配置され、
前記第3画素は、前記第1画素および前記第2画素と間隔をあけて配置され、
前記第3画素の一部は、第3方向と交差する第4方向に沿って並ぶ第6画素セットにおいて、第1画素の一部と交互に配置され、
前記第5画素セットと第6画素セットは、第5画素セットと第6画素セットの両方にある第1画素の1つで交差し、
前記第1画素は、前記第2画素または前記第3画素の少なくとも一方と大きさが異なる、
請求項1に記載の画素配列構造。
【請求項19】
前記第1画素は緑色光を生成するように構成され、前記第2画素は青色光を生成するように構成され、前記第3画素は赤色光を生成するように構成される、
請求項18に記載の画素配列構造。
【請求項20】
前記第1画素は、前記第2画素または前記第3画素の少なくとも一方よりもサイズが小さい、
請求項18に記載の画素配列構造。
【請求項21】
前記第2画素は、前記第3画素とサイズが異なる、
請求項18に記載の画素配列構造。
【請求項22】
前記第1画素のうち隣接する2つの第1画素の間の最短距離は、前記第2画素のうちの1つの第2画素と、前記第2画素のうちの前記1つの第2画素に隣接する前記第3画素のうちの1つとの間の最短距離よりも大きく、
前記第1画素の隣接する2つの第1画素の間の最短距離は、前記第2画素の隣接する2つの第2画素の間の最短距離と異なる、
請求項18に記載の画素配列構造。
【請求項23】
前記複数の第2画素は、第1の第2画素と、第2の第2画素と、第3の第2画素を含み、
前記第2画素の各々は、第2の色を有する光を生成するように構成され、
前記複数の第3画素は、第1の第3画素、第2の第3画素、および第3の第3画素を含み、
前記第3画素の各々は、前記第2の色とは異なる第3の色を有する光を生成するように構成され、
前記第1の第2画素、前記第1の第3画素、前記第2の第2画素、前記第2の第3画素は、第1の仮想四角形を形成し、
前記第2の第2画素、前記第2の第3画素、前記第3の第2画素、前記第3の第3画素は、第2の仮想四角形を形成し、
前記複数の第1画素は、前記第1の仮想四角形における第1の第1画素、および前記第2の仮想四角形における第2の第1画素を含み、
前記第1の仮想四角形および前記第2の仮想四角形は、前記第1の仮想四角形および第2の仮想四角形の共通の第1の頂点および共通の第2の頂点を端点とする共通の辺を共有し、
前記第2の第2画素は、共通の第1の頂点に配置され、前記第2の第3画素は、共通の第2の頂点に配置され、
前記複数の第1画素は、第3の第1画素をさらに含み、
前記第1の第1画素および前記第3の第1画素は、前記第2の第2画素の反対側に位置し、
前記第1画素の各々は、前記第2の色および前記第3の色とは異なる第1の色を有する光を生成するように構成され、
前記第2画素は、前記第1画素及び前記第3画素よりも面積が大きい、
請求項1に記載の画素配列構造。
【請求項24】
前記第2方向に延び、前記第1の第3画素から前記第2の第2画素まで延びる第2の仮想線の中心と交差し、前記第2の仮想線と垂直な第1の仮想線は、前記第1の第1画素を通過する、
請求項23に記載の画素配列構造。
【請求項25】
前記第2方向に延び、前記第2の第2画素から前記第3の第3画素まで延びる第2の仮想線の中心と交差し、前記第2の仮想線と垂直な第1の仮想線は、前記第2の第1画素を通過する、
請求項23に記載の画素配列構造。
【請求項26】
前記第1画素のうち2つ以上の画素の中心は、前記第1方向に沿って互いに整列している、
請求項23に記載の画素配列構造。
【請求項27】
前記第2画素の少なくとも1つと前記第3画素の少なくとも1つの中心は、前記第2方向に沿って互いに整列している、
請求項23に記載の画素配列構造。
【請求項28】
前記第2画素の一部は、前記複数の画素のうち前記第3方向と交差する第4方向に沿って並ぶ第5画素セットにおいて、前記第1画素のそれぞれと間隔をあけて交互に配置され、
前記複数の第3画素は、前記第1画素および前記第2画素と間隔をあけて配置され、
第3画素のいくつかは、第3方向に沿って並ぶ第6画素セットにおいて、前記第1画素の他のそれぞれと交互に配置され、
前記第5画素セットと前記第6画素セットとは、前記第5画素セットと前記第6画素セットの両方に対応する前記第1画素のうちの1つで交差し、
前記第1画素の一部と前記第3画素の一部は、前記第4方向に沿って配列された第7画素セットと第3方向に沿って配列された第8画素セットとに交互に配置され、
前記第7画素セットおよび前記第8画素セットは、前記第5画素セットの側方に位置する、
請求項1に記載の画素配列構造。
【請求項29】
前記第5画素セットにおける第1画素のうちの1つと前記第7画素セットにおける第1画素のうちの1つの中心は、前記第2方向に沿って整列している、
請求項28に記載の画素配列構造。
【請求項30】
前記第1画素の一部と前記第2画素の一部は、前記第4方向に沿って配列された第9画素セットと前記第4方向に沿って配列された第10画素セットのそれぞれに交互に配置される、
請求項28に記載の画素配列構造。
【請求項31】
前記第9画素セットにおける第1画素は、前記第4方向に沿って配列され、前記第9画素セットにおける第2画素は、前記第4方向に沿って配列される、
請求項30に記載の画素配列構造。
【請求項32】
前記第9画素セットと前記第10画素セットは、前記第4方向に延びる前記第1画素と前記第3画素の一つの列に対して互いに対称に配置される、
請求項30に記載の画素配列構造。
【請求項33】
前記第1画素のうちの隣接する2つ第1画素の間の最短距離は、前記第2画素のうちの1つの第2画素と、前記第2画素のうちの前記1つの第2画素に隣接する前記第3画素のうちの1つの第3画素間の最短距離よりも大きく、
前記第1画素のうち隣接する2つの第1画素間の最短距離は、前記第2画素のうち隣接する2つの第2画素間の最短距離と異なる、
請求項28に記載の画素配列構造。
【請求項34】
前記複数の第2画素は、第1の第2画素、第2の第2画素、および第3の第2画素を含み、
前記第2画素の各々は、第2の色を有する光を生成するように構成され、
前記複数の第3画素は、第1の第3画素、第2の第3画素、および第3の第3画素を含み、
前記第3画素の各々は、第2の色とは異なる第3の色を有する光を生成するように構成され、
前記第1の第2画素、前記第1の第3画素、前記第2の第2画素、前記第2の第3画素は、第1の仮想四角形を形成し、
前記第2の第2画素、前記第2の第3画素、前記第3の第2画素、前記第3の第3画素は、第2の仮想四角形を形成し、
前記複数の第1画素は、前記第1の仮想四角形における第1の第1画素と、前記第2の仮想四角形における第2の第1画素を含み、
前記第1の仮想四角形および前記第2の仮想四角形は、前記第1の仮想四角形および前記第2の仮想四角形の共通の第1の頂点および共通の第2の頂点を端点とする共通の辺を共有し、
前記第2の第2画素は、共通の第1の頂点に配置され、第2の第3画素は、共通の第2の頂点に配置される、
請求項1に記載の画素配列構造。
【請求項35】
前記第1の第2画素の中心および前記第2の第3画素の中心は、前記第1方向に沿って互いに整列している、
請求項34に記載の画素配列構造。
【請求項36】
前記複数の第1画素は、第3の第1画素をさらに含み、
前記複数の第2画素は、第4の第2画素をさらに含み、
前記複数の第3画素は、第4の第3画素をさらに含み、
前記第1の第3画素、前記第2の第2画素、前記第4の第2画素、および前記第4の第3画素は、前記第1の仮想四角形から第2方向に第3の仮想四角形を形成し、
前記第3の第1画素は、前記第3の仮想四角形に位置する、
請求項34に記載の画素配列構造。
【請求項37】
前記第1の第1画素の中心と前記第3の第1画素の中心は、前記第2方向に沿って互いに整列している、
請求項36に記載の画素配列構造。
【請求項38】
前記第1の仮想四角形と前記第3の仮想四角形は、共通の辺を有し、
前記第1の第1画素と前記第3の第1画素とは、前記共通の辺に対して前記第2方向に沿って互いに対称である、
請求項36に記載の画素配列構造。
【請求項39】
前記第1画素の各々は、非四辺形の多角形形状を有する、
請求項1に記載の画素配列構造。
【請求項40】
前記第1画素の各々は、前記第3方向または前記第3方向と交差する第4方向に細長く、前記第1方向および前記第2方向とは異なる2つの細長い側面と、前記2つの細長い側面をそれぞれの端部で互いに接続する2つの接続部とを有し、
前記2つの接続部の少なくとも1つは、前記2つの細長い側面の間の最短距離よりも大きい長さを有する、
請求項1に記載の画素配列構造。
【請求項41】
前記第1画素の1つの細長い2辺間の最短距離は、前記第3方向または前記第3方向と交差する第4方向において、前記第1画素の1つと前記第2画素の最も近い1つとの間の最短距離よりも小さい、
請求項1に記載の画素配列構造。