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特開2023-103463シガレットの種類別にエアロゾル生成装置に含まれたヒータの温度を制御する方法及びシガレットの種類別にヒータの温度を制御するエアロゾル生成装置
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  • 特開-シガレットの種類別にエアロゾル生成装置に含まれたヒータの温度を制御する方法及びシガレットの種類別にヒータの温度を制御するエアロゾル生成装置 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023103463
(43)【公開日】2023-07-26
(54)【発明の名称】シガレットの種類別にエアロゾル生成装置に含まれたヒータの温度を制御する方法及びシガレットの種類別にヒータの温度を制御するエアロゾル生成装置
(51)【国際特許分類】
   A24F 40/57 20200101AFI20230719BHJP
   A24F 40/60 20200101ALI20230719BHJP
   A24F 40/65 20200101ALI20230719BHJP
【FI】
A24F40/57
A24F40/60
A24F40/65
【審査請求】有
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023084789
(22)【出願日】2023-05-23
(62)【分割の表示】P 2022087702の分割
【原出願日】2018-05-21
(31)【優先権主張番号】10-2017-0142578
(32)【優先日】2017-10-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2017-0146972
(32)【優先日】2017-11-06
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2017-0156729
(32)【優先日】2017-11-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2018-0052133
(32)【優先日】2018-05-04
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.QRコード
2.ブルートゥース
3.BLUETOOTH
(71)【出願人】
【識別番号】519217032
【氏名又は名称】ケーティー アンド ジー コーポレイション
(74)【代理人】
【識別番号】100084995
【弁理士】
【氏名又は名称】加藤 和詳
(72)【発明者】
【氏名】リム、フンイル
(72)【発明者】
【氏名】キム、ドンサン
(72)【発明者】
【氏名】ソン、チフン
(57)【要約】      (修正有)
【課題】エアロゾル生成装置の内部空間に挿入されるシガレットの種類を認識し、その認識されたシガレットに最も適したヒーティング温度を提供する方法及びその方法を具現するエアロゾル生成装置を提供する。
【解決手段】ユーザ端末からシガレットの種類別温度プロファイルを受信するプロファイル受信段階と、温度プロファイルを受信した後にヒータと結合されるシガレットを感知するシガレット感知段階と、感知されたシガレットの種類を把握し、温度プロファイルのうち、把握された種類に対応する温度プロファイルを選定するプロファイル選定段階と、選定された温度プロファイルによってヒータに供給されるバッテリの電力を制御する電力制御段階と、を含むシガレットの種類別にエアロゾル生成装置に含まれたヒータの温度を制御する。
【選択図】図6
【特許請求の範囲】
【請求項1】
エアロゾル生成装置のヒータの温度を制御する方法であって、
ユーザ端末が前記ユーザ端末に含まれた表示部を通じて複数のシガレットの種類別温度プロファイルを表示する温度プロファイル表示段階と、
前記ユーザ端末が前記ユーザ端末に含まれた入力部を通じて入力された情報に基づいて少なくとも1つ以上の温度プロファイルが選択されれば、前記選択された温度プロファイルを前記エアロゾル生成装置に送信するプロファイル送信段階と、
前記エアロゾル生成装置のヒータにシガレットが結合されれば、前記エアロゾル生成装置が前記選択された温度プロファイルによって前記ヒータの温度を制御する段階と、を含むエアロゾル生成装置のヒータの温度を制御する方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、エアロゾル生成装置に含まれたヒータの温度を制御する方法及びシガレットの種類別にヒータの温度を制御するエアロゾル生成装置に係り、さらに具体的には、エアロゾル生成装置の内部空間に挿入されて、ヒータと接触するシガレットの種類ごとに互いに異なる温度プロファイルに基づいてヒータを加熱する方法及びその方法を具現するためのエアロゾル生成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
最近、一般のシガレットの短所を克服する代替方法に係わる需要が増加している。例えば、シガレットを燃焼させ、エアロゾルを生成させる方法ではない、シガレット内のエアロゾル生成物質が加熱されることにより、エアロゾルが生成する方法に係わる需要が増加している。これにより、加熱式シガレットまたは加熱式エアロゾル生成装置に係わる研究が活発に進められている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明が解決しようとする技術的課題は、エアロゾル生成装置の内部空間に挿入されるシガレットの種類を認識し、その認識されたシガレットに最も適したヒーティング温度を提供する方法及びその方法を具現するエアロゾル生成装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
前記技術的課題を解決するための本発明の一実施例による方法は、ユーザ端末からシガレットの種類別温度プロファイルを受信するプロファイル受信段階と、前記温度プロファイルを受信した後にヒータと結合されるシガレットを感知するシガレット感知段階と、前記感知されたシガレットの種類を把握し、前記温度プロファイルのうち、前記把握された種類に対応する温度プロファイルを選定するプロファイル選定段階と、前記選定された温度プロファイルによって前記ヒータに供給されるバッテリの電力を制御する電力制御段階と、を含む。
【0005】
前記技術的課題を解決するための本発明の他の一実施例による方法は、ユーザ端末と通信する方式を介してシガレットの種類別にエアロゾル生成装置に含まれたヒータの温度を制御する方法であって、前記ヒータに対するシガレットの結合を感知するシガレット感知段階と、前記感知されたシガレットの種類情報を把握するシガレット把握段階と、前記把握されたシガレットの種類情報による温度プロファイルを獲得するプロファイル獲得段階と、前記獲得された温度プロファイルによって前記ヒータの温度を制御する電力制御段階と、を含む。
【0006】
前記技術的課題を解決するための本発明の一実施例による装置は、ヒータにシガレットが結合され、ヒータに電力が供給されれば、ユーザが吸入可能なエアロゾルが生成されるエアロゾル生成装置であって、ユーザ端末からシガレットの種類別温度プロファイルを受信するプロファイル受信部と、前記温度プロファイルを受信した後にヒータと結合されるシガレットを感知するシガレット感知部と、前記感知されたシガレットの種類を把握し、前記温度プロファイルのうち、前記把握された種類に対応する温度プロファイルを選定するプロファイル選定部と、前記選定された温度プロファイルによって前記ヒータに供給されるバッテリの電力を制御する電力制御部と、を含む。
【0007】
前記技術的課題を解決するための本発明の他の一実施例による装置は、ヒータにシガレットが結合され、ヒータに電力が供給されれば、ユーザが吸入可能なエアロゾルが生成されるエアロゾル生成装置であって、前記ヒータに対するシガレットの結合を感知するシガレット感知部と、前記感知されたシガレットの種類情報を把握するシガレット把握部と、前記把握されたシガレットの種類情報による温度プロファイルを獲得するプロファイル獲得部と、前記獲得された温度プロファイルによって前記ヒータの温度を制御する電力制御部と、を含む。
【0008】
本発明の一実施例は、前記方法を具現するためのプログラムを保存している記録媒体を提供することができる。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、ユーザは、シガレットの種類ごとに既設定の最適の温度に加熱されて生成されるエアロゾルが吸入可能となって、十分な喫煙経験をすることができる。
【0010】
また、本発明によれば、ユーザは、既設定の温度プロファイルだけではなく、ユーザに最適の温度プロファイルを直接設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本発明による全体システムの一例を図式的に示す図面である。
図2】エアロゾル生成装置にシガレットが挿入された一例を示す図面である。
図3】シガレットの一例を示す図面である。
図4】エアロゾル生成装置にシガレットが挿入された他の一例を示す図面である。
図5】エアロゾル生成装置にシガレットが挿入されたさらに他の一例を示す図面である。
図6】本発明によるエアロゾル生成装置の一例のブロック図を図式的に示す図面である。
図7】本発明によるエアロゾル生成装置に含まれた制御部の一例を示すブロック図である。
図8】本発明によるエアロゾル生成装置に含まれた制御部の他の一例を示すブロック図である。
図9】本発明によるシガレットの種類別にエアロゾル生成装置のヒータの温度を制御する方法の一例を示すフローチャートである。
図10】本発明によるシガレットの種類別にエアロゾル生成装置のヒータの温度を制御する方法の他の一例を示すフローチャートである。
図11】本発明によるシガレットの種類別にエアロゾル生成装置のヒータの温度を制御する方法のさらに他の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0012】
前記技術的課題を解決するための本発明の一実施例による方法は、エアロゾル生成装置に含まれたヒータの温度を制御する方法であって、ユーザ端末からシガレットの種類別温度プロファイルを受信するプロファイル受信段階と、前記温度プロファイルを受信した後にヒータと結合されるシガレットを感知するシガレット感知段階と、前記感知されたシガレットの種類を把握し、前記温度プロファイルのうち、前記把握された種類に対応する温度プロファイルを選定するプロファイル選定段階と、前記選定された温度プロファイルによって前記ヒータに供給されるバッテリの電力を制御する電力制御段階と、を含む。
【0013】
前記方法において、前記ユーザ端末から受信したシガレットの種類別温度プロファイルは、前記ユーザ端末がシガレットの種類別温度プロファイルを保存するシガレットデータベースから受信した温度プロファイルであることを特徴とする。
【0014】
前記方法において、前記ユーザ端末から受信したシガレットの種類別温度プロファイルは、前記ユーザ端末の入力部を通じて入力された情報に基づいて生成された温度プロファイルであることを特徴とする。
【0015】
前記方法において、前記入力された情報は、シガレットケースに付着されたQRコード(Quick Reference Code)、バーコード(Bar Code)及びケースコード(Case Code)のうち、いずれか1つが認識された情報であることを特徴とする。
【0016】
前記技術的課題を解決するための本発明の他の一実施例による方法は、エアロゾル生成装置に含まれたヒータの温度を制御する方法であって、前記ヒータに対するシガレットの結合を感知するシガレット感知段階と、前記感知されたシガレットの種類情報を把握するシガレット把握段階と、前記把握されたシガレットの種類情報による温度プロファイルを獲得するプロファイル獲得段階と、前記獲得された温度プロファイルによって前記ヒータの温度を制御する電力制御段階と、を含む。
【0017】
前記方法において、前記プロファイル獲得段階は、シガレットの種類別温度プロファイルを保存する保存装置から前記シガレットの種類別温度プロファイルを獲得することを特徴とする。
【0018】
前記方法において、前記プロファイル獲得段階は、ユーザによって入力された情報から前記シガレットの種類別温度プロファイルを獲得することを特徴とする。
【0019】
前記方法において、前記プロファイル獲得段階は、前記把握されたシガレットの種類情報を前記ユーザ端末に送信し、前記送信された種類情報に対応する温度プロファイルを受信することを特徴とする。
【0020】
前記方法において、前記シガレット把握段階は、前記シガレットに付着されているRFIDタッグ(RFID Tag)を感知するRFIDリーダー(RFID Reader)によってシガレットの種類情報が把握され、前記プロファイル獲得段階は、前記RFIDリーダーによって把握されたシガレットの種類情報を前記ユーザ端末に送信し、前記送信されたシガレットの種類情報に対応する温度プロファイルを受信することを特徴とする。
【0021】
前記方法において、前記シガレット感知段階は、前記ヒータに結合されるシガレットに付着されたQRコード、バーコード及びオプティカルステッカー(optical sticker)のうちいずれか1つを認識した結果によって、前記シガレットの前記ヒータへの結合を感知することを特徴とする。
【0022】
前記方法において、前記プロファイル選定段階は、前記ヒータに結合されるシガレットの結合部に突出している突起の個数に基づいてシガレットの種類を把握することを特徴とする。
【0023】
前記技術的課題を解決するための本発明のさらに他の一実施例による方法は、エアロゾル生成装置にヒータの温度プロファイルを提供する方法であって、前記エアロゾル生成装置から前記ヒータに結合されたシガレットの種類に係わる情報を受信するシガレット情報受信段階と、前記受信された情報に基づいて前記受信されたシガレットの種類に係わる温度プロファイルをシガレットデータベースで検索する温度プロファイル検索段階と、前記シガレットデータベースで検索された温度プロファイルを前記エアロゾル生成装置に送信する温度プロファイル送信段階と、を含む。
【0024】
前記方法において、前記温度プロファイル検索段階は、前記温度プロファイルを前記ユーザ端末に含まれたシガレットデータベースから検索することを特徴とする。
【0025】
前記方法において、前記温度プロファイル検索段階は、前記温度プロファイルを前記ユーザ端末と通信網を通じて連結されたサーバのシガレットデータベースで検索することを特徴とする。
【0026】
前記技術的課題を解決するための本発明のさらに他の一実施例による方法は、エアロゾル生成装置のヒータの温度を制御する方法であって、前記ユーザ端末が前記ユーザ端末に含まれた表示部を通じて複数のシガレットの種類別温度プロファイルが表示する温度プロファイル表示段階と、前記ユーザ端末が前記ユーザ端末に含まれた入力部を通じて入力された情報に基づいて少なくとも1つ以上の温度プロファイルが選択されれば、前記選択された温度プロファイルを前記エアロゾル生成装置に送信するプロファイル送信段階と、前記エアロゾル生成装置のヒータにシガレットが結合されれば、前記エアロゾル生成装置が前記選択された温度プロファイルによって前記ヒータの温度を制御する段階を含む。
【0027】
前記技術的課題を解決するための本発明のさらに他の一実施例による方法は、エアロゾル生成装置のヒータの温度を制御する方法であって、前記ユーザ端末が前記ユーザ端末に含まれた表示部を通じて複数のシガレットの種類を表示する温度プロファイル表示段階と、前記ユーザ端末が前記ユーザ端末に含まれた入力部を通じて入力された情報に基づいてシガレットの種類が決定されれば、シガレットの種類別に温度プロファイルを保存しているシガレットデータベースで前記決定されたシガレットの種類による温度プロファイルを検索する温度プロファイル検索段階と、前記エアロゾル生成装置が前記検索された温度プロファイルを受信し、前記エアロゾル生成装置のヒータにシガレットが結合されれば、前記受信された温度プロファイルによって前記ヒータの温度を制御する段階と、を含む。
【0028】
前記技術的課題を解決するための本発明のさらに他の一実施例による方法は、エアロゾル生成装置のヒータの温度を制御する方法であって、前記ユーザ端末に含まれた表示部を通じて複数の温度プロファイルを表示する温度プロファイル表示段階と、前記ユーザ端末に含まれた入力部を通じて入力された情報に基づいて少なくとも1つ以上の温度プロファイルが選択されれば、前記選択された温度プロファイルを前記エアロゾル生成装置に送信するプロファイル送信段階と、前記エアロゾル生成装置が前記選択された温度プロファイルを受信し、前記エアロゾル生成装置のヒータにシガレットが結合されれば、前記受信された温度プロファイルによって前記ヒータの温度を制御する段階と、を含む。
【0029】
前記技術的課題を解決するための本発明のさらに他の一実施例による装置は、エアロゾル生成装置であって、ユーザ端末からシガレットの種類別温度プロファイルを受信するプロファイル受信部と、前記温度プロファイルを受信した後にヒータと結合されるシガレットを感知するシガレット感知部と、前記感知されたシガレットの種類を把握し、前記温度プロファイルのうち、前記把握された種類に対応する温度プロファイルを選定するプロファイル選定部と、前記選定された温度プロファイルによって前記ヒータに供給されるバッテリの電力を制御する電力制御部と、を含む。
【0030】
前記技術的課題を解決するための本発明のさらに他の一実施例による装置は、エアロゾル生成装置であって、前記ヒータに対するシガレットの結合を感知するシガレット感知部と、前記感知されたシガレットの種類情報を把握するシガレット把握部と、前記把握されたシガレットの種類情報による温度プロファイルを獲得するプロファイル獲得部と、前記獲得された温度プロファイルによって前記ヒータの温度を制御する電力制御部と、を含む。
【0031】
本発明の一実施例は、前記方法を具現するためのプログラムを保存している記録媒体を提供することができる。
【0032】
実施例において使用される用語は、本発明における機能を考慮しつつ、可能な限り、現在広く使用される一般的な用語を選択したが、これは、当業者の意図または判例、新たな技術の出現などによって異なる。また、特定の場合、出願人が任意に選定した用語もあり、その場合、当該発明の説明部分において、詳細にその意味を記載する。特定の場合、出願人が任意に選定した用語もあり、その場合、当該発明の説明部分において、詳細にその意味を記載する。従って、本発明で使用される用語は、単なる用語の名称ではなく、その用語が有する意味と、本発明の全般にわたる内容とを基に定義されなければならない。
【0033】
明細書全体において、ある部分がある構成要素を「含む」とするとき、それは、特別に反対となる記載がない限り、他の構成要素を除外するものではなく、他の構成要素をさらに含んでもよいということを意味する。また、明細書に記載された「~部」、「~モジュール」というような用語は、少なくとも1つの機能や動作を処理する単位を意味し、それは、ハードウェアまたはソフトウェアによって具現されるか、あるいはハードウェアとソフトウェアとの結合によっても具現される。
【0034】
以下では、添付図面に基づいて本発明の実施例について本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者が容易に実施可能なように詳細に説明する。しかし、本発明は、多様な異なる形態に具現され、ここで説明する実施例に限定されない。
【0035】
以下では、図面に基づいて本発明の実施例を詳細に説明する。
【0036】
図1は、本発明による全体システムの一例を図式的に示す図面である。
【0037】
図1を参照すれば、本発明によるシガレットの種類別エアロゾル生成装置に含まれたヒータの温度を制御するシステム1は、エアロゾル生成装置10、ユーザ端末20、シガレットデータベース30が各種通信網を通じて情報を送受信する方式を通じて具現されることが分かる。
【0038】
エアロゾル生成装置10は、バッテリのような電力供給源から電力を供給されて加熱されるヒータ及び加熱されたヒータによって、ユーザが吸入可能なエアロゾルを生成するシガレットを含む装置である。エアロゾル生成装置10は、ユーザ端末20と近距離通信網40を通じて通信を行うための通信インターフェースを含んでおり、エアロゾル生成装置10の具体的な機能については、図2及び図3を通じて追加的に説明する。
【0039】
ユーザ端末20は、画面を表示する表示部とユーザからデータを入力される入力部(input device)を備えた電子機器を意味する。ユーザ端末20に備えられる入力部としては、キーボード、マウス、トラックボール、マイク、機械ボタン、タッチパネル(touch panel)のうち、少なくとも1つを含んでもよい。
【0040】
図1を参照すれば、ユーザ端末20は、スマートフォンの形態に図示されているが、本発明の具現時のユーザ端末20は、スマートフォンに限定されず、タブレットコンピュータ(tablet PC)、ネットブックのような携帯型端末をいずれも含んでもよい。
【0041】
シガレットデータベース30は、エアロゾル生成装置10に挿入されて加熱されたヒータに接触すれば、エアロゾルを発生させるシガレットに係わる温度プロファイルを多数保存しているサーバであって、通信網を通じて、ユーザ端末20が通信し、ユーザ端末20の要請を受信してシガレットの種類別温度プロファイルをユーザ端末20に送信する。
【0042】
近距離通信網40は、エアロゾル生成装置10及びユーザ端末20を連結させる機能を行い、本発明で使用可能な近距離通信方式の一例として、約10cm程度の有効距離を有するNFC(Near Field Communication)方式、約10m程度の有効距離を有するブルートゥース(Bluetooth)方式、数十メートルほどの有効距離を有するワイファイダイレクト(Wi-fi Direct)方式などがある。
【0043】
近距離通信は、エアロゾル生成装置10とユーザ端末20とが互いに固有の識別コードを有するセッション(session)を設定し、そのセッションによって各種情報を送受信する過程を総称する。エアロゾル生成装置10に備えられている多様な近距離通信機能のうち、いずれか1つが活性化され、ユーザ端末20に備えられている近距離通信機能のうち、エアロゾル生成装置10で活性化された近距離通信機能と同じ方式で通信を行う近距離通信機能が活性化された状態で、ユーザ端末20でエアロゾル生成装置10が要請した近距離通信設定要請を受諾すれば、両端末間には、別途の通信社サーバを介さずとも、通信が可能となる。実施例によって、前記例と反対の手順を通じて、エアロゾル生成装置10及びユーザ端末20の間にセッションが設定されてもよい。
【0044】
通信網50は、ユーザ端末20とシガレットデータベース30を連結させる機能を行い、データ網、移動通信網、インターネットなど各種の無線通信網を含む。
【0045】
図2は、エアロゾル生成装置にシガレットが挿入された一例を示す図面である。
【0046】
図2を参照すれば、エアロゾル生成装置10は、バッテリ120、制御部110及びヒータ130を含む。また、エアロゾル生成装置10の内部空間には、シガレット200が挿入される。
【0047】
図2に図示されたエアロゾル生成装置10には、本実施例に係わる構成要素だけが図示されている。したがって、図2に図示された構成要素以外に、他の汎用的な構成要素がエアロゾル生成装置10にさらに含まれてもよいということは、本実施例に係わる技術分野において当業者であるならば、理解することができるであろう。
【0048】
図2には、バッテリ120、制御部110及びヒータ130が一列に配置されているように図示されているが、それらに限定されるものではない。言い換えれば、エアロゾル生成装置10の設計により、バッテリ120、制御部110及びヒータ130の配置は、変更される。
【0049】
シガレット200がエアロゾル生成装置10に挿入されれば、エアロゾル生成装置10は、ヒータ130を加熱する。シガレット200内のエアロゾル生成物質は、加熱されたヒータ130によって温度が上昇し、これにより、エアロゾルが生成される。生成されたエアロゾルは、シガレット200のフィルタを通じて、ユーザに伝達される。
【0050】
必要に応じて、シガレット200がエアロゾル生成装置10に挿入されていない場合にも、エアロゾル生成装置10は、ヒータ130を加熱することができる。
【0051】
バッテリ120は、エアロゾル生成装置10が動作に用いられる電力を供給する。例えば、バッテリ120は、ヒータ130が加熱されるように電力を供給し、制御部110の動作に必要な電力を供給することができる。また、バッテリ120は、エアロゾル生成装置10に設けられたディスプレイ、センサ、モータなどの動作に必要な電力を供給することができる。
【0052】
制御部110は、エアロゾル生成装置10の動作を全般的に制御する。具体的に、制御部110は、バッテリ120及びヒータ130のみならず、エアロゾル生成装置10に含まれた他の構成の動作を制御する。また、制御部110は、エアロゾル生成装置10の構成それぞれの状態を確認し、エアロゾル生成装置10が動作可能な状態であるか否かを判断することもできる。
【0053】
制御部110は、少なくとも1つのプロセッサを含む。プロセッサは、多数の論理ゲートのアレイによっても具現され、汎用的なマイクロプロセッサと、該マイクロプロセッサで実行されるプログラムが保存されたメモリとの組み合わせによっても具現される。また、他の形態のハードウェアによっても具現されるということは、本実施例が属する技術分野において当業者であるならば、理解することができるであろう。
【0054】
ヒータ130は、バッテリ120から供給された電力によって加熱される。例えば、シガレットがエアロゾル生成装置10に挿入されれば、ヒータ130は、シガレットの外部に位置することができる。したがって、加熱されたヒータ130は、シガレット内のエアロゾル生成物質の温度を上昇させることができる。
【0055】
ヒータ130は、電気抵抗性ヒータでもある。例えば、ヒータ130には、電気伝導性トラック(track)を含み、電気伝導性トラックに電流が流れることにより、ヒータ130が加熱される。しかし、ヒータ130は、上述した例に限定されず、希望温度まで加熱されるものであれば、制限なしに該当する。ここで、希望温度は、エアロゾル生成装置10に既設定のものでもあり、ユーザによって所望温度に設定されてもよい。
【0056】
一方、他の例として、ヒータ130は、誘導加熱式ヒータでもある。具体的に、ヒータ130には、シガレットを誘導加熱方式で加熱するための電気伝導性コイルを含み、シガレットは、誘導加熱式ヒータによって加熱されるサセプタを含んでもよい。
【0057】
図2には、ヒータ130がシガレット200の内部に挿入されるように配置されると図示されているが、それらに限定されるものではない。例えば、ヒータ130は、管状加熱要素、板状加熱要素、針状加熱要素または棒状加熱要素を含み、加熱要素の形態により、シガレット200の内部または外部を加熱することができる。
【0058】
また、エアロゾル生成装置10には、ヒータ130が複数個配置されてもよい。この際、複数個のヒータ130は、シガレット200の内部に挿入されるように配置され、シガレット200の外部に配置されてもよい。また、複数個のヒータ130のうち、一部は、シガレット200の内部に挿入されるように配置され、残りは、シガレット200の外部に配置される。また、ヒータ130の形状は、図2に図示された形状に限定されず、多様な形状にも作製される。
【0059】
一方、エアロゾル生成装置10は、バッテリ120、制御部110及びヒータ130以外に、汎用的な構成をさらに含んでもよい。例えば、エアロゾル生成装置10は、視覚情報の出力が可能なディスプレイ及び/または触覚情報の出力のためのモータを含んでもよい。また、エアロゾル生成装置10は、少なくとも1つのセンサ(パフ感知センサ、温度感知センサ、シガレット挿入感知センサなど)を含んでもよい。また、エアロゾル生成装置10は、シガレット200が挿入された状態でも、外部空気が流入されるか、内部気体が流出される構造に作製される。
【0060】
図2には、図示されていないが、エアロゾル生成装置10は、別途のクレードルと共に、システムを構成することもできる。例えば、クレードルは、エアロゾル生成装置10のバッテリ120の充電に利用される。またはクレードルとエアロゾル生成装置10とが結合された状態で、ヒータ130が加熱されてもよい。
【0061】
シガレット200は、一般的な燃焼型シガレットと類似している。例えば、シガレット200は、エアロゾル生成物質を含む第1部分210とフィルタなどを含む第2部分220に区分される。またはシガレット200の第2部分220にもエアロゾル生成物質が含まれてもよい。例えば、顆粒またはカプセルの形態に作られたエアロゾル生成物質が第2部分220に挿入されてもよい。
【0062】
エアロゾル生成装置10の内部には、第1部分210全体が挿入され、第2部分220は、外部に露出される。またはエアロゾル生成装置10の内部に、第1部分210の一部だけ挿入され、第1部分210及び第2部分220の一部が挿入されてもよい。ユーザは、第2部分220を口にした状態で、エアロゾルを吸入することができる。この際、エアロゾルは、外部空気が第1部分210を通過することによって生成され、生成されたエアロゾルは、第2部分220を通過して、ユーザの口に伝達する。
【0063】
一例として、外部空気は、エアロゾル生成装置10に形成された少なくとも1つの空気通路を介しても流入される。例えば、エアロゾル生成装置10に形成された空気通路の開閉、及び/または空気通路の大きさは、ユーザによっても調節される。これにより、霧化量、喫煙感などがユーザによっても調節される。他の例として、外部空気は、シガレット200の表面に形成された少なくとも1つの孔(hole)を介してシガレット200の内部に流入されてもよい。
【0064】
以下では、図3を参照してシガレット200の一例について説明する。
【0065】
図3は、シガレットの一例を示す図面である。
【0066】
図3を参照すれば、シガレット200は、タバコロッド210及びフィルタロッド220を含む。図2を参照して上述した第1部分210は、タバコロッド210を含み、第2部分220は、フィルタロッド220を含む。
【0067】
図3には、フィルタロッド220が単一セグメントとして図示されているが、それらに限定されるものではない。言い換えれば、フィルタロッド220は、複数のセグメントで構成されてもよい。例えば、フィルタロッド220は、エアロゾルを冷却する第1セグメント及びエアロゾル内に含まれた所定の成分をフィルタリングする第2セグメントを含んでもよい。また、必要に応じて、フィルタロッド220には、他の機能を行う少なくとも1つのセグメントをさらに含んでもよい。
【0068】
シガレット200は、少なくとも1つのラッパ240によって包装される。ラッパ240には、外部空気が流入されたり、内部気体が流出されたりする少なくとも1つの孔(hole)が形成される。一例として、シガレット200は、1つのラッパ240によって包装される。他の例として、シガレット200は、2以上のラッパ240によって重畳的にも包装される。例えば、第1ラッパによってタバコロッド210が包装され、第2ラッパによってフィルタロッド220が包装される。そして、個別ラッパによって包装されたタバコロッド210及びフィルタロッド220が結合され、第3ラッパによってシガレット200全体が再包装される。もし、タバコロッド210またはフィルタロッド220それぞれが複数のセグメントとして構成されるならば、それぞれのセグメントが個別ラッパによっても包装される。そして、個別ラッパによって包装されたセグメントが結合されたシガレット200全体が他のラッパによっても再包装される。
【0069】
タバコロッド210は、エアロゾル生成物質を含む。例えば、エアロゾル生成物質は、グリセリン、プロピレングリコール、エチレングリコール、ジプロピレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール及びオレイルアルコールのうち、少なくとも1つを含んでもよいが、それらに限定されるものではない。また、タバコロッド210は、風味剤、湿潤剤及び/または有機酸(organic acid)のような他の添加物質を含んでもよい。また、タバコロッド210には、メントールまたは、保湿剤などの加香液が、タバコロッド210に噴射されることによって添加される。
【0070】
タバコロッド210は、多様に作製される。例えば、タバコロッド210は、シート(sheet)によっても作製され、筋(strand)によっても作製される。また、タバコロッド210は、タバコシートが細かく切られた刻みタバコによっても作製される。また、タバコロッド210は、熱伝導物質によっても取り囲まれる。例えば、熱伝導物質は、アルミニウムホイルのような金属ホイルでもあるが、それらに限定されるものではない。一例として、タバコロッド210を取り囲む熱伝導物質は、タバコロッド210に伝達する熱を押し並べて分散させ、タバコロッドに加えられる熱伝導率を向上させ、それにより、タバコ味を向上させることができる。また、タバコロッド210を取り囲む熱伝導物質は、誘導加熱式ヒータによって加熱されるサセプタとしての機能を行うことができる。この際、図面に図示されていないが、タバコロッド210は、外部を取り囲む熱伝導物質以外にも、追加のサセプタをさらに含んでもよい。
【0071】
フィルタロッド220は、酢酸セルロースフィルタでもある。一方、フィルタロッド220の形状には、制限がない。例えば、フィルタロッド220は、円柱状ロッドでもあり、内部に中空を含むチューブ状ロッドでもある。また、フィルタロッド220は、リセス状ロッドでもある。もし、フィルタロッド220が複数のセグメントで構成された場合、複数のセグメントのうち、少なくとも一つが、異なる形状にも作製される。
【0072】
フィルタロッド220は、香味が生じるようにも作製される。一例として、フィルタロッド220に加香液が噴射され、加香液が塗布された別途の纎維がフィルタロッド220の内部に挿入されてもよい。
【0073】
また、フィルタロッド220には、少なくとも1つのカプセル230が含まれる。ここで、カプセル230は、香味を発生させる機能を行い、エアロゾルを発生させる機能を行うこともできる。例えば、カプセル230は、香料を含む内溶液を被膜で覆い込んだ構造でもある。カプセル230は、球状または円筒状の形状を有することができるが、それらに制限されるものではない。
【0074】
もし、フィルタロッド220に、エアロゾルを冷却するセグメントが含まれる場合、冷却セグメントは、高分子物質または生分解性高分子物質によっても製造される。例えば、冷却セグメントは、純粋なポリ乳酸のみによっても作製されるが、それらに限定されるものではない。または冷却セグメントは、複数の孔が穿孔された酢酸セルロースフィルタによっても作製される。しかし、冷却セグメントは、上述した例に限定されず、エアロゾル冷却機能を行うことができるものであれば、制限なしに該当する。
【0075】
図4は、エアロゾル生成装置にシガレットが挿入された他の一例を示す図面である。
【0076】
図5は、エアロゾル生成装置にシガレットが挿入されたさらに他の一例を示す図面である。
【0077】
図4図5を対比して説明すれば、図4には、バッテリ120、制御部110、蒸気化器180及びヒータ130が一列に配置されているように図示されており、図5には、蒸気化器180及びヒータ130が並列に配置されているように図示されている。しかし、エアロゾル生成装置10の内部構造は、図4及び図5に図示されたところに限定されるものではない。言い換えれば、エアロゾル生成装置10の設計により、バッテリ120、制御部110、ヒータ130及び蒸気化器180の配置は、変更される。
【0078】
シガレット200がエアロゾル生成装置10に挿入されれば、エアロゾル生成装置10は、ヒータ130及び/または蒸気化器180を作動させ、シガレット200及び/または蒸気化器180からエアロゾルを発生させることができる。ヒータ130及び/または蒸気化器180によって生じたエアロゾルは、シガレット200を通過して、ユーザに伝達される。
【0079】
また、エアロゾル生成装置10には、ヒータ130が複数個配置されてもよい。この際、複数個のヒータ130は、シガレット200の内部に挿入されるように配置され、シガレット200の外部に配置されてもよい。また、複数個のヒータ130のうち、一部は、シガレット200の内部に挿入されるように配置され、残りは、シガレット200の外部に配置される。また、ヒータ130の形状は、図2図4及び図5に図示された形状に限定されず、多様な形状にも作製される。
【0080】
蒸気化器180は、液状組成物を加熱し、エアロゾルを生成し、生成されたエアロゾルは、シガレット200を通過し、ユーザに伝達される。言い換えれば、蒸気化器180によって生成されたエアロゾルは、エアロゾル生成装置10の気流通路に沿って移動し、気流通路は、蒸気化器180によって生成されたエアロゾルが、シガレットを通過し、ユーザに伝達されるようにも構成される。
【0081】
例えば、蒸気化器180は、液体保存部、液体伝達手段及び加熱要素を含んでもよいが、それらに限定されるものではない。例えば、液体保存部、液体伝達手段及び加熱要素は、独立したモジュールとして、エアロゾル生成装置10に含まれてもよい。
【0082】
液体保存部は、液状組成物を保存することができる。例えば、液状組成物は、揮発性タバコ香成分を含むタバコ含有物質を含む液体でもあり、非タバコ物質を含む液体でもある。液体保存部は、蒸気化器180から脱/付着するようにも作製され、蒸気化器180と一体として作製されてもよい。
【0083】
例えば、液状組成物は、水、ソルベント、エタノール、植物抽出物、香料、香味剤、またはビタミン混合物を含んでもよい。香料は、メントール、ペパーミント、スペアミントオイル、各種果物の香り成分などを含んでもよいが、それらに制限されるものではない。香味剤は、ユーザに多様な香味または風味を提供することができる成分を含んでもよい。ビタミン混合物は、ビタミンA、ビタミンB、ビタミンC及びビタミンEのうち、少なくとも1つが混合されたものでもあるが、それらに制限されるものではない。また、液状組成物は、グリセリン及びプロピレングリコールのようなエアロゾル形成剤を含んでもよい。
【0084】
液体伝達手段は、液体保存部の液状組成物を加熱要素に伝達することができる。例えば、液体伝達手段は、綿纎維、セラミック纎維、ガラスファイバ、多孔性セラミックのような芯(wick)にもなるが、それらに限定されるものではない。
【0085】
加熱要素は、液体伝達手段によって伝達される液状組成物を加熱するための要素である。例えば、加熱要素は、金属熱線、金属熱板、セラミックヒータなどにもなるが、それらに限定されるものではない。また、加熱要素は、ニクロム線のような伝導性フィラメントによっても構成され、該液体伝達手段に巻かれる構造によっても配置される。加熱要素は、電流供給によって加熱され、加熱要素と接触された液体組成物に熱を伝達し、液体組成物を加熱することができる。その結果、エアロゾルが生成される。
【0086】
例えば、蒸気化器180は、カトマイザ(cartomizer)または霧化器(atomizer)とも称されるが、それらに限定されるものではない。
【0087】
図6は、本発明によるエアロゾル生成装置の一例のブロック図を図式的に示す図面である。
【0088】
図6を参照すれば、本発明によるエアロゾル生成装置10は、制御部110、バッテリ120、ヒータ130、パルス幅変調器処理部140、ディスプレイ部150、モータ160、保存装置170を含むことが分かる。
【0089】
制御部110は、エアロゾル生成装置10に含まれているバッテリ120、ヒータ130、パルス幅変調器処理部140、ディスプレイ部150、モータ160、保存装置170を制御する。制御部110は、ユーザのボタン入力やタッチ入力を受信する入力受信部(図示せず)及びユーザ端末のような外部通信装置と通信を行う通信部(図示せず)を含み、これについては、図7及び図8を通じて説明する。
【0090】
バッテリ120は、ヒータ130に電力を供給し、制御部110によってヒータ130に供給される電力の大きさが調節される。
【0091】
ヒータ130は、電流を印加すれば、固有抵抗によって発熱し、シガレットが加熱されたヒータに接触(結合)すれば、エアロゾルが生成される。
【0092】
パルス幅変調器処理部140は、ヒータ130にPWM(pulse width modulation)信号を伝達する方式を通じて、制御部110がヒータ130に供給される電力を制御する。
【0093】
ディスプレイ部150は、ユーザがエアロゾル生成装置の内部空間に挿入されるシガレットの種類及びシガレットの種類による温度プロファイル(温度制御プロファイル)のうち、少なくとも1つ以上を選択するように表示する。
【0094】
モータ160は、制御部110によって駆動され、エアロゾル生成装置10の使用準備ができたということをユーザに認知させる。
【0095】
保存装置170は、制御部110がヒータ130に供給される電力を適切に制御し、エアロゾル生成装置10を使用するユーザに多様な風味を提供するための温度プロファイル(temperature profile)を保存している。制御部110は、保存装置170に保存されている少なくとも1つ以上の温度プロファイルを読み込んだ後、その温度プロファイルによってヒータ130に供給される電力を制御するようになり、ヒータ130に供給される電力が適切に制御されれば、ヒータ130の加熱により、生成されるエアロゾルの風味が変わる。例えば、ユーザは、エアロゾル生成装置10で喫煙行為をしつつ、温度プロファイルによって柔らかい喫煙感または深い喫煙感が感じられる。
【0096】
図7は、本発明によるエアロゾル生成装置に含まれた制御部の一例を示すブロック図である。
【0097】
図7を参照すれば、本発明の一実施例によるエアロゾル生成装置の制御部110は、プロファイル受信部111、シガレット感知部112、プロファイル選定部113及び電力制御部114を含んでもよい。図7の制御部110は、図6で説明した制御部110の一例であって、以下では、図6の説明と重複する説明は省略する。
【0098】
プロファイル受信部111は、ユーザ端末からシガレットの種類別温度プロファイルを受信する。シガレットの種類別温度プロファイルとは、互いに異なるシガレットの種類ごとに互いに異なる温度プロファイルを対応付けた情報であって、制御部110は、シガレットの種類別温度プロファイルに基づいてヒータに供給される電力を制御する。
【0099】
例えば、Aという識別コードを有しているシガレットの温度プロファイルは、X℃であれば、制御部110は、Aシガレットがエアロゾル生成装置の内部空間に挿入された時、ヒータの温度がX℃になるように制御する。温度プロファイルは、シガレット別にそれぞれ設定されるので、Bという識別コードを有しているシガレットの温度プロファイルは、X℃ではなく、Y℃になる。前記A、B、X及びYは、説明のための文字であって、実施例によって任意の文字または数字であってもよい。
【0100】
シガレットの種類別温度プロファイルは、同じシガレットであっても、ヒータの温度によって生成するエアロゾルの風味が異なるので、シガレットごとに最適の風味のエアロゾルが生成可能な温度を実験的に得た温度であって、固定された温度値のみならず、経時的に可変する可変値でもある。
【0101】
選択的一実施例として、シガレットの種類別温度プロファイルは、ユーザ端末がシガレットデータベースから受信した温度プロファイルでもある。図1を参照すれば、ユーザ端末20は、シガレットデータベース30と通信網50を通じて各種情報を送受信することができ、シガレットデータベース30からエアロゾル生成装置10に挿入されるシガレットの温度プロファイルを受信することができる。
【0102】
他の選択的一実施例として、シガレットの種類別温度プロファイルは、ユーザ端末の入力部を通じて入力された情報に基づいて生成されてもよい。この選択的一実施例よれば、ユーザは、ユーザ端末に備えられているソフトボタン、ハードボタン、タッチパネルのような入力部を通じて特定のシガレットに係わる温度プロファイルを直接設定し、エアロゾル生成装置は、上のような方式で直接設定された温度プロファイルによってエアロゾルを生成することができる。ユーザは、自分に最適の温度プロファイルをユーザ端末を通じて直接設定することができる。
【0103】
さらに他の選択的一実施例として、ユーザは、ユーザ端末の入力部にシガレットケースに付着されているQRコード、バーコード及びケースコードのうちいずれか1つを入力し、ユーザ端末がシガレットの種類別温度プロファイルを獲得可能にする。ユーザ端末に設けられているスマートアプリケーションを介してシガレットケースに付着されている各種コードが認識されれば、シガレットの種類が1つに特定され、ユーザ端末は、スマートアプリケーションのデータとしてあらかじめ含まれているシガレットの種類別温度プロファイルを獲得することができる。また、ユーザ端末は、認識されたコードに基づいてシガレットデータベースに接続してシガレットの種類別温度プロファイルを獲得することもできる。その過程で、ユーザ端末が獲得したシガレットの種類別温度プロファイルは、プロファイル受信部111に送信される。
【0104】
シガレット感知部112は、温度プロファイルを受信した後にヒータと結合されるシガレットを感知する。ここで、ヒータとシガレットとの結合とは、ヒータとシガレットが必ず物理的に接触することのみならず、シガレットに付着されている識別コードがエアロゾル生成装置によって十分に認識される程度にシガレットとヒータとの距離が既設定の距離以内に狭められたことも幅広く含む概念である。
【0105】
一例として、シガレット感知部112は、シガレットに付着されたQRコード、バーコード及びオプティカルステッカー(optical sticker)のうちいずれか1つを認識した結果によって、前記シガレットが前記ヒータに結合されたと感知することができる。
【0106】
他の一例として、シガレット感知部112は、ヒータに結合されるシガレットの結合部に突出している突起の個数に基づいてシガレットの種類を把握することもできる。シガレット感知部112は、シガレットの突起が2つ認識されれば、Aシガレットと、3つ認識されれば、Bシガレットと感知する。
【0107】
さらに他の一例として、シガレット感知部112は、RFIDリーダーとして動作し、シガレットに付着されたRFIDタッグを認識してシガレットがヒータに結合されることを感知することができる。
【0108】
プロファイル選定部113は、シガレット感知部112が感知したシガレットの種類を把握し、温度プロファイルのうち、把握されたシガレットの種類に対応する温度プロファイルを選定する。プロファイル選定部113は、ユーザ端末から受信したシガレットの種類別温度プロファイルのうち、シガレット感知部112が感知したシガレットの温度プロファイルのみを選定する。
【0109】
電力制御部114は、プロファイル選定部113が選定した温度プロファイルによってヒータに供給されるバッテリの電力を制御する。具体的に、図6で説明したように、電力制御部114は、温度プロファイルに基づいてパルス幅変調器処理部を制御して、PWM信号がヒータに適切に供給されるように処理する。
【0110】
図8は、本発明によるエアロゾル生成装置に含まれた制御部の他の一例を示すブロック図である。
【0111】
図8を参照すれば、本発明の他の一実施例によるエアロゾル生成装置の制御部110は、シガレット感知部112、シガレット把握部115、プロファイル獲得部116及び電力制御部114を含んでもよい。図8において、シガレット感知部112及び電力制御部114は、図7で説明した構成と同じ構成であり、図示されていないが、図8の制御部110は、図7で説明したプロファイル受信部111及びプロファイル選定部113を含んでもよい。
【0112】
シガレット感知部112は、ヒータに対するシガレットの結合を感知し、シガレット感知部112がヒータに対するシガレットの結合を感知する方式については、図7の説明と同一である。
【0113】
シガレット把握部115は、シガレット感知部112で感知されたシガレットの種類情報を把握する。シガレット感知部112は、シガレットがヒータに接触してエアロゾルの生成準備がなされたことを感知すれば、シガレット把握部115は、ヒータに接触されたシガレットの種類を把握する機能を行う。
【0114】
プロファイル獲得部116は、シガレットの種類情報による温度プロファイルを獲得する。
【0115】
一例として、プロファイル獲得部116は、シガレットの種類別温度プロファイルを保存する保存装置からシガレットの種類別温度プロファイルを獲得することができる。ここで、シガレットの種類別温度プロファイルを保存する保存装置は、図6の保存装置170のようにエアロゾル生成装置に含まれたメモリ(memory)でもある。
【0116】
他の一例として、プロファイル獲得部116は、ユーザによって入力された情報からシガレットの種類別温度プロファイルを獲得することもできる。ユーザがユーザ端末の入力部を通じて特定の温度プロファイルを選択すれば、選択された温度プロファイルは、ユーザ端末でプロファイル獲得部116に送信される。また、ユーザがエアロゾル生成装置に備えられている入力部を通じて特定の温度プロファイルを直接入力する方式で生成することもできる。
【0117】
前記例とは異なるさらに他の一例として、プロファイル獲得部116は、シガレット把握部115によって把握されたシガレットの種類情報をユーザ端末に送信し、送信されたシガレットの種類情報に対応する温度プロファイルを受信することもできる。
【0118】
電力制御部114は、プロファイル獲得部116が獲得した温度プロファイルによってヒータの温度を制御する。図8において、電力制御部114がヒータの温度を制御する方法は、図7の説明と同一である。
【0119】
図7で説明した実施例は、シガレットの種類別温度プロファイルを先に受信した後、ヒータに対するシガレットの結合が感知されれば、あらかじめ受信した温度プロファイルのうち、そのシガレットの種類に対応する温度プロファイルを選定してヒータの温度を制御する点に特徴があり、一方、図8で説明した実施例は、ヒータに対するシガレットの結合が感知され、シガレットの種類情報が把握された後、シガレットの種類情報による温度プロファイルを獲得するという点で特徴がある。
【0120】
選択的一実施例として、図1において、エアロゾル生成装置及びユーザ端末が1つのシステムを構成する方式を通じて、エアロゾル生成装置のヒータの温度を制御することもできる。まず、ユーザ端末がユーザ端末に含まれた表示部を通じて複数のシガレットの種類別温度プロファイルが表示される。ユーザは、ユーザ端末に含まれた入力部を通じて入力を加えることで、シガレットの種類別温度プロファイルのうち、少なくとも1つ以上を選択し、選択されたシガレットの種類別温度プロファイルは、エアロゾル生成装置に送信されてエアロゾル生成装置の保存装置に保存される。次いで、エアロゾル生成装置のヒータにシガレットが結合されれば、エアロゾル生成装置は、保存装置に保存された温度プロファイルに基づいてヒータの温度を制御する。該選択的一実施例よれば、ユーザがユーザ端末に表示されるさまざまな温度プロファイルのうち、好みによって少なくとも1つ以上を選択し、エアロゾル生成装置に選択されたシガレットが挿入されれば、挿入されたシガレットに対応する温度プロファイルによってヒータの温度が制御される。
【0121】
他の選択的一実施例として、図1のエアロゾル生成装置のヒータの温度は、ユーザが選択したシガレットの種類によって制御される。まず、ユーザ端末がユーザ端末に含まれた表示部を通じて複数のシガレットの種類を表示する。ユーザは、ユーザ端末に含まれた入力部を介してシガレットの種類を選択することができる。ユーザ端末は、ユーザの入力によってシガレットの種類が決定されれば、シガレットの種類別に温度プロファイルを保存しているシガレットデータベースで決定されたシガレットの種類による温度プロファイルを検索して、エアロゾル生成装置に近距離通信網を通じて送信する。エアロゾル生成装置は、温度プロファイルを受信し、ヒータにシガレットが結合されれば、受信した温度プロファイルによってヒータの温度を制御する。該選択的一実施例は、ユーザは、ユーザ端末に表示されるシガレットの種類のみ選択するという点で、シガレットの種類別に温度プロファイルを選択する方式を通じてエアロゾル生成装置のヒータの温度が制御される前記例とは区別される。
【0122】
さらに他の選択的一実施例として、図1のエアロゾル生成装置のヒータの温度は、ユーザがシガレットの種類と関係なく選択した温度プロファイルによって制御される。該選択的実施例において、ユーザは、ユーザ端末に表示される温度プロファイルのうちいずれか1つを選択し、エアロゾル生成装置のヒータの温度は、ヒータに結合されるシガレットの種類と関係なく、ユーザが選択した温度プロファイルだけによって制御されるので、一貫性のあるヒータ温度制御が可能な効果がある。
【0123】
図9は、本発明によるシガレットの種類別にエアロゾル生成装置のヒータの温度を制御する方法の一例を示すフローチャートである。
【0124】
図9は、図7による制御部を含むエアロゾル生成装置によって具現されるので、以下では、図7を参照して説明し、図7の説明と重複する説明は省略する。
【0125】
プロファイル受信部111は、ユーザ端末からシガレットの種類別温度プロファイルを受信する(S910)。
【0126】
シガレット感知部112は、温度プロファイルを受信した後に、ヒータと結合されるシガレットを感知する(S930)。
【0127】
プロファイル選定部113は、ヒータと結合されたシガレットの種類を把握し、ユーザ端末から受信したシガレットの種類別温度プロファイルで把握されたシガレットの種類に対応する温度プロファイルを選定する(S950)。
【0128】
電力制御部114は、段階S950で選定された温度プロファイルによってヒータに供給されるバッテリの電力を制御する(S970)。
【0129】
段階S910ないしS970による方法によれば、エアロゾル生成装置は、シガレットの種類別温度プロファイルをあらかじめ受信して保存していて、シガレットがエアロゾル生成装置の内部空間に挿入されてヒータと結合または接触したことを感知すれば、当該シガレットに対応する温度プロファイルによって、ヒータに供給される電力を制御することで、ユーザに満足な喫煙経験を提供することができる。
【0130】
図10は、本発明によるシガレットの種類別にエアロゾル生成装置のヒータの温度を制御する方法の他の一例を示すフローチャートである。
【0131】
図10は、図8による制御部を含むエアロゾル生成装置によって具現されるので、以下では、図8を参照して説明し、図8の説明と重複する説明は省略する。
【0132】
シガレット感知部112は、エアロゾル生成装置に含まれたヒータに対するシガレットの結合を感知する(S1010)。
【0133】
シガレット把握部115は、段階S1010で感知されたシガレットの種類情報を把握する(S1030)。
【0134】
プロファイル獲得部116は、段階S1030で把握されたシガレットの種類情報による温度プロファイルを獲得する(S1050)。
【0135】
電力制御部114は、獲得された温度プロファイルによってヒータの温度を制御する(S1070)。
【0136】
段階S1010ないしS1070による方法によれば、エアロゾル生成装置は、シガレットがエアロゾル生成装置の内部空間に挿入されてヒータと結合または接触したことを感知すれば、シガレットの種類情報を把握して、シガレットの種類情報による温度プロファイルを獲得した後、その温度プロファイルによって、ヒータに供給される電力を制御することで、ユーザに満足な喫煙経験を提供することができる。特に、本実施例では、エアロゾル生成装置が温度プロファイルを獲得する時期が、シガレットがエアロゾル生成装置の内部空間に挿入されてヒータと結合された以後に限定されることで、温度プロファイルを保存する保存装置にシガレットの種類別に温度プロファイルがリアルタイムで更新されるならば、エアロゾル生成装置の制御部は、最新温度プロファイルに基づいてヒータの温度を効率的で機能性あるように制御することができる。
【0137】
図11は、本発明によるシガレットの種類別にエアロゾル生成装置のヒータの温度を制御する方法のさらに他の一例を示すフローチャートである。
【0138】
さらに具体的に、図11は、図1のユーザ端末20に物理的または論理的に含まれる装置や、ユーザ端末に設けられるアプリケーション(application)の動作過程を順次に示す。以下、説明の便宜上、図11の各段階を行う主体をスマートアプリケーションと称する。
【0139】
スマートアプリケーションは、エアロゾル発生装置からヒータに結合されたシガレットの種類に係わる情報を受信する(S1110)。
【0140】
スマートアプリケーションは、受信されたシガレットの種類に係わる情報に基づいてシガレットデータベースにおいてシガレットの種類に係わる温度プロファイルを検索する(S1130)。段階S1130において、スマートアプリケーションが検索するシガレットデータベースは、ユーザ端末20に含まれた保存装置だけではなく、ユーザ端末20と通信網50とを通じて通信するシガレットデータベース30をいずれも含んでもよい。
【0141】
スマートアプリケーションは、シガレットの種類に対応する温度プロファイルがシガレットデータベースから検索されるか否かを把握し(S1150)、検索された温度プロファイルをエアロゾル発生装置に送信する(S1170)。
【0142】
前述した本発明による実施例は、コンピュータ上で多様な構成要素を通じて実行されるコンピュータプログラムの形態に具現され、かようなコンピュータプログラムは、コンピュータで読み取り可能な媒体に記録される。この際、媒体はハードディスク、フロッピーディスク及び磁気テープのような磁気媒体、CD-ROM及びDVDのような光記録媒体、フロプティカルディスク(floptical disk)のような磁気光媒体(magneto-optical medium)、及びROM、RAM、フラッシュメモリのような、プログラム命令語を保存して実行するように、特に構成されたハードウェア装置を含んでもよい。
【0143】
一方、前記コンピュータプログラムは、本発明のために特別に設計され、構成されたものであるか、コンピュータソフトウェア分野の当業者に公知されて使用可能なものである。コンピュータプログラムの例には、コンパイラーによって作られるような機械語コードだけではなく、インタープリターなどを使用してコンピュータによって実行される高級言語コードも含まれる。
【0144】
本発明で説明する特定の実行は、一実施例であって、如何なる方法でも本発明の範囲を限定するものではない。明細書の簡潔さのために、従来の電子的な構成、制御システム、ソフトウェア、前記システムの他の機能的な側面の記載は、省略される。また、図面に図示された構成要素間の線の連結または連結部材は、機能的な連結及び/または物理的または回路的連結を例示的に示すものであって、実際装置では、代替可能であるか、さらなる多様な機能的な連結、物理的な連結、または回路連結として示されてもよい。また、「必須な」、「重要に」のように具体的な言及がなければ、本発明の適用のために、必ずしも必要な構成要素ではない場合もある。
【0145】
本発明の明細書(特に、特許請求の範囲で)において「前記」及びそれと類似した指示用語の使用は、単数及び複数をいずれも含んでもよい。また、本発明において範囲(range)を記載した場合、前記範囲に属する個別的な値を適用した発明を含むものであって(それに反する記載がなければ)、発明の詳細な説明に前記範囲を構成する各個別的な値を記載した通りである。最後に、本発明による方法を構成する段階について明白に順序を記載するか、取り立てての記載がなければ、前記段階は、適当な順序で行われる。必ずしも前記段階の記載順序によって本発明が限定されるものではない。本発明において、全ての例または例示的な用語(例えば、など)の使用は、単純に本発明を詳細に説明するためのものであって、特許請求の範囲によって限定されない以上、前記例または例示的な用語によって本発明の範囲が限定されるものではない。また、当業者は、多様な修正、組合わせ及び変更が付け加えられた特許請求の範囲またはその均等物の範疇内で設計条件及びファクターによって構成されることが分かる。
【0146】
本実施例に係わる技術分野において通常の知識を有する者は、前記記載の本質的な特性から外れない範囲で変形された形態に具現される可能性があるということを理解できるであろう。よって、開示された方法は、限定的な観点ではなく、説明的な観点で考慮されなければならない。本発明の範囲は、前記説明ではなく、特許請求の範囲に示されており、それと同等な範囲内にある全ての相違点は、本発明に含まれたものと解釈されねばならない。
【産業上の利用可能性】
【0147】
本発明は、電子タバコのようなユーザが吸入可能なエアロゾルを生成する装置に含まれる装置またはその装置自体の具現に用いられる。

図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
【手続補正書】
【提出日】2023-06-19
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
エアロゾル生成装置のヒータの温度を制御する方法であって、
ユーザ端末において、前記ユーザ端末に含まれた表示部を通じて複数のシガレットの種類を表示する段階と、
前記ユーザ端末において、前記ユーザ端末に含まれた入力部を通じて入力された情報に基づいて前記シガレットの種類を決定する段階と、
前記ユーザ端末において、前記決定されたシガレットの種類を前記エアロゾル生成装置に伝送する段階と、を含み、
前記エアロゾル生成装置のヒータにシガレットが結合されれば、前記伝送されたシガレットの種類に相応する温度プロファイルによって前記ヒータの温度が制御される、方法。
【請求項2】
前記エアロゾル生成装置と近距離通信網を設定する段階をさらに含み、
前記近距離通信網は、ブルートゥース通信、NFC通信、Wi-Fiダイレクト通信のうち少なくとも一つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記ユーザ端末は、
外部サーバと通信し、シガレットデータベースに保存されたシガレットの種類別温度プロファイルを受信する、請求項1に記載の方法
【請求項4】
エアロゾル生成装置のヒータの温度を制御する方法であって、
近距離通信網を連結されたユーザ端末から、複数のシガレットの種類のうち一つを受信する段階と、
前記エアロゾル生成装置のヒータにシガレットが結合されれば、受信された一つのシガレットに相応する温度プロファイルにより、前記ヒータの温度を制御する段階と、を含み、
前記ユーザ端末において、前記ユーザ端末の表示部を通じて複数のシガレットの種類を表示し、前記ユーザ端末に含まれた入力部を通じて入力された情報に基づいて前記複数のシガレットの種類のうち一つを決定する、方法。
【請求項5】
前記ヒータは、電気伝導性コイル、及び電気伝導性コイルによって誘導された磁場によって加熱されるサセプタを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
請求項1ないし5のうち1項に記載の前記エアロゾル生成装置のヒータの温度を制御する方法をコンピュータで実行させるためのプログラムを記録した、記録媒体。
【請求項7】
エアロゾル生成装置のヒータの温度を制御する装置であって、
表示部と、
入力部と、
前記エアロゾル生成装置と近距離通信網を利用して通信する通信部と、
前記表示部を通じて複数のシガレットの種類を表示し、前記入力部を通じて入力された情報に基づいて複数のシガレットの種類のうち一つを決定し、前記決定された一つのシガレットの種類を前記通信部を通じてエアロゾル生成装置に伝送するように構成された制御部と、を含み、
前記エアロゾル生成装置のヒータにシガレットが結合されれば、前記伝送された一つのシガレットの種類に相応する温度プロファイルにより、前記ヒータの温度が制御される、装置。
【請求項8】
ヒータの温度を制御するエアロゾル生成装置であって、
近距離通信網を連結されたユーザ端末から、複数のシガレットの種類のうち一つを受信する通信部と、
前記ヒータにシガレットが結合されれば、受信された一つのシガレットに相応する温度プロファイルにより、前記ヒータの温度を制御する制御部と、を含み、
前記ユーザ端末において、前記ユーザ端末の表示部を通じて複数のシガレットの種類を表示し、前記ユーザ端末に含まれた入力部を通じて入力された情報に基づいて前記複数のシガレットの種類のうち一つを決定する装置。