(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023103662
(43)【公開日】2023-07-27
(54)【発明の名称】プログラム、情報処理方法、情報処理装置、および情報処理システム
(51)【国際特許分類】
H04N 7/15 20060101AFI20230720BHJP
G06T 19/00 20110101ALI20230720BHJP
G06F 3/01 20060101ALI20230720BHJP
G06F 3/0481 20220101ALI20230720BHJP
【FI】
H04N7/15 170
G06T19/00 600
G06F3/01 510
G06F3/0481
【審査請求】有
【請求項の数】12
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022004304
(22)【出願日】2022-01-14
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2022-09-08
(71)【出願人】
【識別番号】514323800
【氏名又は名称】株式会社キッズプレート
(74)【代理人】
【識別番号】110002815
【氏名又は名称】IPTech弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】茂出木 謙太郎
【テーマコード(参考)】
5B050
5C164
5E555
【Fターム(参考)】
5B050AA08
5B050BA06
5B050BA09
5B050BA11
5B050BA12
5B050BA20
5B050CA07
5B050CA08
5B050DA01
5B050EA04
5B050EA19
5B050EA26
5B050FA02
5B050FA10
5B050GA08
5C164FA10
5C164UB88S
5C164UB90S
5C164VA06S
5C164VA07P
5C164VA21S
5C164VA35P
5E555AA61
5E555BA11
5E555BB11
5E555BC04
5E555BC16
5E555BD06
5E555BE17
5E555CA42
5E555CB66
5E555DA01
5E555DB32
5E555DB57
5E555DC09
5E555FA00
(57)【要約】
【課題】オンラインビデオコミュニケーションツールを利用するユーザ同士の多様なコミュニケーションを実現する。
【解決手段】プロセッサを備えるコンピュータに、オンラインビデオコミュニケーションツールとして機能するアプリケーションへ映像データを出力させるプログラムであって、ユーザの撮像データを取得するステップと、撮像データに基づいて、ユーザをアバターに変換した映像データを生成するステップと、生成された映像データを出力するステップと、他のユーザの操作に応答して、当該他のユーザのアバターをユーザの映像データに合成した映像データを出力するステップと、を実行させるプログラムが提供される。
【選択図】
図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
プロセッサを備えるコンピュータに、オンラインビデオコミュニケーションツールとして機能するアプリケーションへ映像データを出力させるプログラムであって、
ユーザの撮像データを取得するステップと、
前記撮像データに基づいて、前記ユーザをアバターに変換した映像データを生成するステップと、
前記生成された映像データを出力するステップと、
他のユーザの操作に応答して、当該他のユーザのアバターを前記ユーザの映像データに合成した合成データを出力するステップと、を実行させるプログラム。
【請求項2】
前記合成データを出力するステップでは、前記他のユーザとして、前記アプリケーションが提供するオンラインビデオコミュニケーションに参加しているユーザの操作を受け付ける、請求項1に記載のプログラム。
【請求項3】
前記合成データを出力するステップにおいて、前記他のユーザのアバターと前記ユーザのアバターとが1つの仮想空間内に表示された合成データを、前記アプリケーションに出力させる、請求項1または請求項2に記載のプログラム。
【請求項4】
前記合成データを出力するステップにおいて、前記アプリケーションに、前記ユーザの使用する端末の画面に当該ユーザのアバターと前記他のユーザのアバターとを表示させる、請求項1または請求項2に記載のプログラム。
【請求項5】
前記ユーザの動きをトラッキングしたトラッキングデータを取得し、前記他のユーザのトラッキングデータを受信し、両方のトラッキングデータに基づいて合成された合成データを前記アプリケーションに出力させる、請求項1~請求項4のいずれかに記載のプログラム。
【請求項6】
認証が成功した前記他のユーザをアバターに変換した映像データを、前記ユーザの使用する端末の画面に出力させる、請求項1~請求項5のいずれかに記載のプログラム。
【請求項7】
前記ユーザが予め設定した前記認証に必要な情報を、前記他のユーザから受け付ける、請求項6に記載のプログラム。
【請求項8】
ユーザからの操作に応答して前記ユーザの使用する端末の画面に表示されたアバターの動きを制御させる、請求項1~請求項7のいずれかに記載のプログラム。
【請求項9】
プロセッサを備えるコンピュータにより実行される情報処理方法であって、
前記プロセッサに、請求項1~請求項8のいずれかに記載のプログラムを実行させる、情報処理方法。
【請求項10】
プロセッサを備える情報処理装置であって、
前記プロセッサに、請求項1~請求項8のいずれかに記載のプログラムを実行させる、情報処理装置。
【請求項11】
プロセッサを備えるコンピュータを含む情報処理システムであって、
前記プロセッサに、請求項1~請求項8のいずれかに記載のプログラムを実行させる、情報処理システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プログラム、情報処理装置および方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、インターネットなどのネットワークを利用して、オンラインでコミュニケーションを行う技術が開発されている。例えば、特許文献1には、仮想会議に参加している参加者が自身の分身であるアバターとなって1つの仮想空間内に表示される会議システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一方で、インターネットを利用したオンラインミーティングやオンラインセミナーなどを実現するオンラインビデオコミュニケーションツールが普及している。このようなオンラインビデオコミュニケーションツールを利用する際に、より多様なコミュニケーションを実現したいというニーズがある。
【0005】
本発明の目的は、オンラインビデオコミュニケーションツールを利用するユーザ同士の多様なコミュニケーションを実現することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様によれば、プロセッサを備えるコンピュータに、オンラインビデオコミュニケーションツールとして機能するアプリケーションへ映像データを出力させるプログラムであって、ユーザの撮像データを取得するステップと、撮像データに基づいて、ユーザをアバターに変換した映像データを生成するステップと、生成された映像データを出力するステップと、他のユーザの操作に応答して、当該他のユーザのアバターをユーザの映像データに合成した映像データを出力するステップと、を実行させるプログラムが提供される。
【0007】
本開示によれば、オンラインビデオコミュニケーションツールを利用するユーザ同士の多様なコミュニケーションを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】映像出力システム1の機能の概要を説明する図である。
【
図2】映像出力システム1のハードウェア構成を示すブロック図である。
【
図3】ユーザ端末10の機能構成を示すブロック図である。
【
図4】管理サーバ20の機能構成を示すブロック図である。
【
図5】映像出力システム1の処理の流れの一例を示すフロー図である。
【
図6】ビデオコミュニケーション処理(S600)の処理の流れの一例を示す
【
図7】コネクト申請処理(S700)の処理の流れの一例を示すフロー図である。
【
図8】コネクト実施処理(S800)の処理の流れの一例を示すフロー図である。
【
図9】ユーザ端末10に表示される画面例を示す図である。
【
図10】ユーザ端末10に表示される画面例を示す図である。
【
図11】変形例1における画面例を説明する図である。
【
図12】変形例2における画面例を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照しつつ、本開示の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
【0010】
<1.第1実施形態>
(1.映像出力システム1の概要)
図1を参照して、映像出力システム1の概要を説明する。ユーザU1は、ユーザ端末10が備えるカメラ160を用いて、オンラインビデオコミュニケーションツールを利用することができる。オンラインビデオコミュニケーションツールとは、オンライン会議やオンラインセミナー、動画配信による配信者と視聴者とのコミュニケーションなどを実現し、インターネット上に配信されたユーザのビデオ(映像)データを介してユーザ同士のコミュニケーションを可能とするアプリケーションを指す。
【0011】
オンラインビデオコミュニケーションツールは、予めユーザ端末10にインストールされていてもよいし、クラウドサーバに対してウェブブラウザからアクセスして利用してもよい。一般に普及しているオンラインビデオコミュニケーションツールの一例としては、Zoom,Skype,GoogleMeet(いずれも登録商標)などを挙げることができる。
【0012】
図1Aに示すように、オンラインビデオコミュニケーションツールを利用する場合、通常はユーザ端末10が備えるカメラ160が撮像した撮像データD1が他のユーザの使用する端末に表示される。これにより、ユーザU1は他のユーザとビデオデータを介したコミュニケーションを実現することができる。
【0013】
一方、映像出力システム1では、
図1Bに示すように、撮像データD1におけるユーザU1をアバターA1に変換した映像データE1を、オンラインビデオコミュニケーションツールに出力する。このように、映像出力システム1は、いわゆる仮想カメラソフトウェアとしての機能を備える。これにより、ユーザU1は、他のユーザが利用する端末の画面に自身の顔を出すことなく、オンラインビデオコミュニケーションを実施することができる。
【0014】
映像出力システム1は、さらに、他のユーザU2からのリクエストに応答して、ユーザU1をアバターA1に変換した映像データにユーザU2をアバターA2に変換した映像を合成した合成データをオンラインビデオコミュニケーションツールに出力することができる。そのため、オンラインビデオコミュニケーションツールを利用するユーザ同士の多様なコミュニケーションを実現することが可能となる。以下、各構成を詳細に説明する。
【0015】
(2.映像出力システム1のハードウェア構成)
図2は、映像出力システム1の全体構成の例を示すブロック図である。映像出力システム1は、ユーザ端末10と、管理サーバ20を備える。ユーザ端末10、管理サーバ20は、例えば、ネットワーク40を介して通信接続する。ネットワーク40は、例えば、インターネット及び/又は通信事業者が提供する通信網等により実現される。
【0016】
本実施形態において、複数の装置の集合体を1つのサーバとしてもよい。1つ又は複数のハードウェアに対して本実施形態に係る管理サーバ20を実現することに要する複数の機能の配分の仕方は、各ハードウェアの処理能力及び/又は各サーバに求められる仕様等に鑑みて適宜決定することができる。
【0017】
ユーザ端末10は、例えば、据え置き型のPC(Personal Computer)、又はラップトップPC等により実現される。また、ユーザ端末10は、スマートフォン、又はタブレット等の携帯端末により実現されてもよい。
【0018】
ユーザ端末10は、通信IF(Interface)12と、入力装置13と、出力装置14と、メモリ15と、ストレージ16と、プロセッサ17とを備える。
【0019】
通信IF12は、ユーザ端末10が外部の装置と通信するため、信号を入出力するためのインタフェースである。
【0020】
入力装置13は、ユーザからの入力操作を受け付けるための装置(例えば、キーボード、マウス等のポインティングデバイス、タッチパネル、タッチパッド等)である。
【0021】
出力装置14は、ユーザに対して情報を提示するための装置(ディスプレイ、スピーカ等)である。
【0022】
メモリ15は、プログラム、及び、プログラム等で処理されるデータ等を一時的に記憶するためのものであり、例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性のメモリである。
【0023】
ストレージ16は、データを保存するためのものであり、例えばフラッシュメモリ、HDD(Hard Disc Drive)である。
【0024】
プロセッサ17は、プログラムに記述された命令セットを実行するためのハードウェアであり、演算装置、レジスタ、周辺回路等により構成される。
【0025】
管理サーバ20は、映像出力システム1を利用するユーザの管理およびユーザ認証(ログイン/ログアウト)を行う。管理サーバ20は、通信IF22と、入出力IF23と、メモリ25と、ストレージ26と、プロセッサ27とを備える。
【0026】
通信IF22は、管理サーバ20が外部の装置と通信するため、信号を入出力するためのインタフェースである。
【0027】
入出力IF23は、ユーザからの入力操作を受け付けるための入力装置、及び、ユーザに対し、情報を提示するための出力装置とのインタフェースとして機能する。
【0028】
メモリ25は、プログラム、及び、プログラム等で処理されるデータ等を一時的に記憶するためのものであり、例えばDRAM等の揮発性のメモリである。
【0029】
ストレージ26は、データを保存するためのものであり、例えばフラッシュメモリ、HDDである。
【0030】
プロセッサ27は、プログラムに記述された命令セットを実行するためのハードウェアであり、演算装置、レジスタ、周辺回路等により構成される。
【0031】
(3.映像出力システム1の機能構成)
以下、
図3~
図5を参照して、映像出力システム1の機能構成を説明する。
【0032】
(3-1.ユーザ端末10の機能構成)
図3は、第1実施形態の映像出力システム1を構成するユーザ端末10の構成を示す図である。ユーザ端末10は、インターネットなどのネットワークを介して管理サーバ20と通信可能に接続される。ユーザ端末10は、5G、LTE(Long Term Evolution)などの通信規格に対応した無線基地局、またはIEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11などの無線LAN(Local Area Network)規格に対応した無線LANルータ等の通信機器と通信することによりネットワークに接続される。
【0033】
図3に示すように、ユーザ端末10は、アンテナ110と、アンテナ110に対応する無線通信部120と、操作受付部130(キーボード131およびマウス132を含む)と、音声処理部140(マイク141およびスピーカ142を含む)と、ディスプレイ150と、カメラ160と、記憶部170と、制御部180とを含む構成としてもよい。
【0034】
なお、ユーザ端末10は、
図3では特に図示していない機能及び構成(例えば、電力を保持するためのバッテリー、バッテリーから各回路への電力の供給を制御する電力供給回路など)も有している。
図3においてブロックで示される各構成は、バス等により電気的に接続される。
【0035】
アンテナ110は、ユーザ端末10が発する信号を電波として放射する。また、アンテナ110は、空間から電波を受信して受信信号を無線通信部120へ与える。
【0036】
無線通信部120は、ユーザ端末10が他の無線機器と通信するため、アンテナ110を介して信号を送受信するための変復調処理などを行う。無線通信部120は、ユーザ端末10が送受信する無線信号の変復調や周波数変換を行い、受信信号を制御部180へ与える。
【0037】
操作受付部130は、ユーザの入力操作を受け付けるための機構を有する。具体的には、操作受付部130は、キーボード131と、マウス132とを含むことができる。
【0038】
音声処理部140は、音声信号の変復調を行い、マイク141から与えられる信号を変調して、変調後の信号を制御部180へ与える。また、音声処理部140は、音声信号をスピーカ142へ与える。音声処理部140は、例えば音声処理用のプロセッサによって実現される。マイク141は、音声入力を受け付けて、当該音声入力に対応する音声信号を音声処理部140へ与える。スピーカ142は、音声処理部140から与えられる音声信号を音声に変換して当該音声をユーザ端末10の外部へ出力する。
【0039】
ディスプレイ150は、制御部180の制御に応じて、画像、動画、テキストなどのデータを表示する。ディスプレイ150は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイによって実現され得る。
【0040】
カメラ160は、受光素子により光を受光して、撮影画像として出力するためのデバイスである。カメラ160は、例えば、撮影した画像をリアルタイムでネットワーク40へ転送可能なリアルタイムカメラ(いわゆるウェブカメラを含む)であってもよい。
【0041】
記憶部170は、例えばメモリ15またはストレージ16で構成され、ユーザ端末10が使用するデータおよびプログラムを記憶する。記憶部170には、一例として、アバターデータベース282が記憶されている。アバターデータベース282はユーザが使用可能なアバターについての情報である。アバターとは、コンピュータの画面上に表示される仮想空間においてユーザの分身として表示されるキャラクターを指す。アバターデータベース282は、ユーザが使用可能なアバターの外見、属性(名称、性別、種等)、声などの情報を保持する。
【0042】
制御部180は、プロセッサ17が記憶部170に記憶されるプログラムを読み込み、プログラムに含まれる命令を実行することにより実現され、ユーザ端末10の動作を制御する。制御部180は、例えば予めユーザ端末10にインストールされているアプリケーションとして実現してもよい。制御部180は、プログラムに従って動作することにより、操作受付モジュール1801と、送受信モジュール1802と、通知モジュール1803と、撮像モジュール1804と、映像生成モジュール1805と、映像出力モジュール1806と、認証モジュール1807としての機能を発揮する。
【0043】
操作受付モジュール1801は、キーボード131等の入力装置に対するユーザの入力操作を受け付ける処理を行う。
【0044】
送受信モジュール1802は、ユーザ端末10が、管理サーバ20等の外部の装置と、通信プロトコルに従ってデータを送受信するための処理を行う。
【0045】
通知モジュール1803は、ユーザに対し情報を通知する処理を行う。具体的には、通知制御部184は、表示画像をディスプレイ150に表示させる処理、音声をスピーカ142に出力させる処理、振動をカメラ160に発生させる処理等を行う。
【0046】
撮像モジュール1804は、カメラ160を機能させてユーザの撮像データを取得する。撮像モジュール1804の処理の詳細は後述する。
【0047】
映像生成モジュール1805は、撮像モジュール1804が取得した撮像データに基づいて、ユーザをアバターに変換した映像データを生成する。映像生成モジュール1805の処理の詳細は後述する。
【0048】
映像出力モジュール1806は、映像生成モジュール1805が生成した映像データを、オンラインビデオコミュニケーションツールに出力する。映像出力モジュール1806の処理の詳細は後述する。
【0049】
認証モジュール1807は、他のユーザからのコネクトのリクエストの認証を行う。認証モジュール1807の処理の詳細は後述する。
【0050】
ユーザは、映像出力システム1が提供するサービスを利用するために、所定のアプリケーションをユーザ端末10にインストールしてもよい。ユーザ端末10は、ユーザから、クレジットカード情報、携帯決済サービス事業者が提供する決済サービスに関する情報の登録を受け付けてもよい。
【0051】
(3-2.管理サーバ20の機能構成)
図4は、管理サーバ20の構成を示す図である。
図4に示すように、管理サーバ20は、通信部201と、記憶部202と、入出力部203と、制御部204を備える。
【0052】
通信部201は、管理サーバ20がユーザ端末10等の外部の装置と通信するための処理を行う。
【0053】
記憶部202は、メモリ25またはストレージ26で実現され、管理サーバ20が使用するデータ及びプログラムを記憶する。一例として、記憶部202には、ユーザデータベース2021が記憶されている。ユーザデータベース2021は、映像出力システム1を利用するユーザの情報(氏名、性別、年齢、住所、ID、パスワード等)を記憶する。
【0054】
入出力部203は、ユーザからの入力操作を受け付けるための入力装置、および、ユーザに対し情報を提示するための出力装置とのインタフェースとして機能する。
【0055】
制御部204は、プロセッサ27がプログラムに従って処理を行うことにより、以下に示す各種モジュールとして示す機能を発揮する。
【0056】
送受信モジュール2041は、管理サーバ20が外部の装置から通信プロトコルに従って信号を送受信する処理を制御する。
【0057】
認証モジュール2042は、ユーザ認証を行う。認証モジュール2042の処理の詳細は後述する。
【0058】
(4.処理の流れ)
以下、
図5~
図8を参照し、映像出力システム1の処理の流れについて説明する。
【0059】
(4-1.映像出力システム1の処理)
図5を参照して、映像出力システム1の処理の流れの一例を説明する。ステップS511において、ユーザ端末10は、ユーザからIDとパスワードを受け付けて管理サーバ20へ送信する。ステップS521において、管理サーバ20は、ユーザ端末10が送信したIDとパスワードを受信する。
【0060】
ステップS522において、管理サーバ20の認証モジュール2042は、記憶部202内のユーザデータベース2021を参照し、IDとパスワードによるログイン認証を実行する。ステップS512において、ユーザ端末10の通知モジュール1803は、管理サーバ20からの通知に基づき、ログイン認証が成功したことをディスプレイ150に表示する。
【0061】
ステップS600において、ユーザ端末10は、ビデオコミュニケーション処理を実行する。ビデオコミュニケーション処理の詳細は後述する。
【0062】
ステップS513において、ユーザ端末10は、ユーザからログアウトの操作を受け付ける。ステップS523において、管理サーバ20は、ログアウト処理のリクエストを受信する。
【0063】
ステップS524において、管理サーバ20の認証モジュール2042は、ログアウト処理を実行する。ステップS514において、ユーザ端末10の通知モジュール1803は、管理サーバ20からの通知に基づき、ログアウトしたことをディスプレイ150に表示する。
【0064】
(4-2.ビデオコミュニケーション処理の流れ)
図6を参照して、ビデオコミュニケーション処理(S600)の処理の流れの一例を説明する。ステップS610において、ユーザ端末10の撮像モジュール1804は、カメラ160を機能させてユーザの撮像データを取得する。
【0065】
ステップS620において、ユーザ端末10の映像生成モジュール1805は、撮像モジュール1804が取得した撮像データに基づいて、ユーザをアバターに変換した映像データを生成する。具体的には、例えば、撮像データにおけるユーザの顔における特徴点を抽出し、当該特徴点の動きをトラッキングする。その上で、アバターにおける当該特徴点に該当する箇所をトラッキングした動きに合わせて動かした動画を生成する。
【0066】
ステップS630において、ユーザ端末10の映像出力モジュール186は、映像生成モジュール1805が生成した映像データを、オンラインビデオコミュニケーションツールとして機能するアプリケーションへ出力する。一例として、映像出力モジュール186は、オンラインビデオコミュニケーションツールとして機能するアプリケーションに設定されている仮想カメラソフトウェアからの入力を受け付ける入力チャネルに対して、映像データを出力する。
【0067】
ステップS700において、コネクト申請処理が実行される。コネクト申請処理の詳細は後述する。
【0068】
ステップS800において、コネクト実施処理が実行される。コネクト実施処理の詳細は後述する。
【0069】
(4-3.コネクト申請処理の流れ)
図7を参照して、コネクト申請処理(S700)の流れの一例を説明する。なお、以下の説明において、自身が使用するユーザ端末10のディスプレイ150に、他のユーザのアバターを表示させるユーザをオーナーともいい、当該他のユーザをゲストともいう。オーナーとゲストは、ともにオンラインビデオコミュニケーションに参加してコミュニケーションをとるユーザである。また、オーナーが使用するユーザ端末10のディスプレイ150にゲストのアバターを表示させることをコネクトともいう。また、コネクトの1単位をセッションともいい、コネクトはセッションIDで一意に管理される。
【0070】
ステップS711において、ユーザ端末10の送受信モジュール1802は、ユーザ(オーナー)から受け付けたセッションIDを管理サーバ20へ送信する。ステップS721において、管理サーバ20の送受信モジュール2041は、セッションIDを受信する。
【0071】
ステップS712において、ユーザ端末10の送受信モジュール1802は、ユーザ(オーナー)からコネクトを許可するための操作を受け付け、管理サーバ20へ送信する。ステップS722において、管理サーバ20の送受信モジュール2041は、ユーザ(オーナー)がコネクトを許可したことを受信する。
【0072】
ステップS731において、ユーザ端末10の送受信モジュール1802は、ユーザ(ゲスト)から受け付けたセッションIDを管理サーバ20へ送信する。ステップS723において、管理サーバ20の送受信モジュール2041は、セッションIDを受信する。
【0073】
ステップS732において、ユーザ端末10の送受信モジュール1802は、ユーザ(ゲスト)からコネクトのリクエストを受け付け、管理サーバ20へ送信する。ステップS724において、管理サーバ20の送受信モジュール2041は、コネクトのリクエストを受信する。
【0074】
ステップS725において、管理サーバ20の送受信モジュール2041は、コネクトのリクエストをユーザ(オーナー)のユーザ端末10へ送信する。ユーザ端末10の送受信モジュール1802は、リクエストを受信する。
【0075】
ステップS714において、ユーザ端末10の認証モジュール1807は、ユーザ(オーナー)の操作に基づいてリクエストを承認する。ステップS726において、管理サーバ20の送受信モジュール2041は、リクエストが承認されたことを受信する。これにより、ユーザ(ゲスト)によるコネクトの申請が承認され、コネクト実施処理(S800)が実行される。
【0076】
(4-4.コネクト実施処理の流れ)
図8を参照して、コネクト実施処理(S800)の流れの一例を説明する。ステップS811およびステップS831において、ユーザ端末10の撮像モジュール1804は、カメラ160を機能させてユーザの撮像データを取得する。ステップS812およびステップS832において、ユーザ端末10の映像生成モジュール1805は、撮像モジュール1804が取得した撮像データに基づいて、ユーザをアバターに変換した映像データを生成する。
【0077】
ステップS833において、ユーザ端末10(ゲスト)の送受信モジュール1802は、撮像データにおけるユーザの動きをトラッキングしたトラッキングデータを、管理サーバ20へ送信する。ステップS821において、管理サーバ20の送受信モジュール2041は、トラッキングデータを受信する。
【0078】
ステップS822において、管理サーバ20の送受信モジュール2041は、トラッキングデータをユーザ端末10(オーナー)へ送信する。ステップS813において、ユーザ端末10(オーナー)の送受信モジュール1802は、トラッキングデータを受信する。
【0079】
ステップS814において、ユーザ端末10(ゲスト)の映像生成モジュール1805は、ステップS812で生成した映像データと、受信したトラッキングデータとに基づいて、オーナーのアバターとゲストのアバターとが1つの仮想空間内に表示されている合成データを生成する。
【0080】
ステップS815において、ユーザ端末10(ゲスト)の映像出力モジュール1806は、合成データをオンラインビデオコミュニケーションツールとして機能するアプリケーションへ出力する。ステップS834において、ユーザ端末10(ゲスト)の映像出力モジュール1806は、ステップS832で生成した映像データからゲストのアバターを削除した映像データを、オンラインビデオコミュニケーションツールとして機能するアプリケーションへ出力する。
【0081】
(5.画面例)
図9および
図10を参照して、ユーザ端末10のディスプレイ150に表示される画面例を説明する。
【0082】
図9Aには、オーナーとしてのユーザのアバターA1が表示された映像データE1と、ゲストとしてのユーザのアバターA2が表示された映像データE2が表示されている。ステップS711において、ユーザ(オーナー)は、セッションID受付欄P1に任意のセッションIDを入力する。ステップS712において、ユーザ(オーナー)は、接続ボタンQ1を押下してコネクトの受付を管理サーバ20へ送信する。
【0083】
図9Bに示すように、ステップS731において、ユーザ(ゲスト)は、セッションID受付欄P2aにセッションIDを入力する。ステップS732において、ユーザ(ゲスト)は、接続ボタンQ2を押下してコネクトのリクエストを管理サーバ20へ送信する。ここで、ユーザ(ゲスト)が入力したセッションIDがユーザ(オーナー)によって設定されたセッションIDと一致する場合(セッションIDの認証が成功した場合)、ステップS725において、当該コネクトのリクエストがあることを管理サーバ20がユーザ端末10(オーナー)に通知される。なお、コネクト実行時にゲストのアバターA2がオーナーのアバターA1の左右どちら側に表示されるかを設定する表示サイド設定ボタンP2bを設けてもよい。
【0084】
図10Aに示すように、ステップS725において、当該コネクトのリクエストがあることを管理サーバ20がユーザ端末10(オーナー)に通知されると、オーナー側の画面にはゲストからのリクエストがあることが表示される。ステップS714において、オーナーが承認ボタンR1aを押下することにより、リクエストが承認される
【0085】
なお、オーナーは拒否ボタンR1bを押下して、当該リクエストを拒否してもよい。また、ゲストは、キャンセルボタンR2を押下してリクエストをキャンセルしてもよい。
【0086】
コネクト実施処理(S800)が実行されると、オーナーのアバターA1とゲストのアバターA2とが同一の仮想空間内で表示された合成データE3がオーナーのユーザ端末10のディスプレイ150に表示される。ここで、アバターA1およびアバターA2はそれぞれオーナーおよびゲストの動きをトラッキングして生成されているため、オーナーおよびゲストの動きが反映されて表示される。
【0087】
以上のように、本実施の形態においては、映像出力システム1は、ユーザの撮像データを取得するステップと、撮像データに基づいて、ユーザをアバターに変換した映像データを生成するステップと、生成された映像データを出力するステップと、他のユーザの操作に応答して、当該他のユーザのアバターをユーザの映像データに合成した映像データを出力するステップと、を実行する。
【0088】
これにより、オンラインビデオコミュニケーションツールを利用するユーザ同士の多様なコミュニケーションを実現することができる。また、特別なシステムを用意することなく、一般に普及しているオンラインビデオコミュニケーションツールと仮想カメラソフトウェアのみで、複数のユーザのアバター映像を合成し、アバターによるコミュニケーションを実現することができる。
【0089】
(6.変形例1)
図11を参照して、本実施形態の変形例1について相違点を中心に説明する。変形例1では、3人のユーザのアバターを合成して1つの画面に表示させる。具体的には、
図11Aおよび
図11Bに示すように、オーナーとしてのユーザのアバターA1と、ゲストとしてのユーザのアバターA2およびA3を合成させた合成データE4を生成して、オーナーが使用するユーザ端末10のディスプレイ150に表示させる。このように、本開示における技術的思想は、3以上のユーザに対して適用することも可能であり、アバターを用いたコミュニケーションをより多様なものにすることができる。
【0090】
(7.変形例2)
図12を参照して、本実施形態の変形例2について相違点を中心に説明する。変形例2では、合成データ内に表示されたアバターをユーザの操作によって移動させることが可能となっている。
図12Aおよび
図12Bに示すように、オーナーまたはゲストが使用するユーザ端末10の操作受付部130を使用した操作により、合成データE1内のアバターの動きを制御することが可能となっている。具体的には、映像生成モジュール1805が操作受付部130からの操作の内容に基づいて、アバターの動きを変化させた映像を生成し、当該映像を映像出力モジュール1806がオンラインビデオコミュニケーションとして機能するアプリケーションへ出力する。このような仕様とすることにより、合成データ内でのアバター同士によるコミュニケーションをより多様なものとすることが可能となる。
【0091】
<2.その他の実施形態>
以上、本発明における実施形態およびその変形例について説明したが、本開示の適用は上述の内容に限定されるものではない。
【0092】
例えば、コネクト申請処理(S700)およびコネクト実施処理(S800)の内容はあくまでも一例であり、上述した態様に限定されるわけではない。例えば、ユーザ端末10が記憶部170に備えるアバターデータベース282の情報は、共通するアバターデータベース282の情報をそれぞれの端末が記憶部170に記憶していてもよいし、ゲストが使用するユーザ端末10からオーナーが使用するユーザ端末に送信してもよい。一例として、ゲストが使用するユーザ端末10からアバターデータベース282の情報を送信するタイミングとしては、コネクトをリクエストするタイミング(S732)であってもよい。また、オーナーが使用するユーザ端末10は、コネクト実施処理(S800)の終了後に、受信したアバターデータベース282の情報を削除する仕様としてもよい。
【0093】
また、上記実施形態では、ゲストが使用するユーザ端末10から管理サーバ20を介してトラッキングデータをオーナーが使用するユーザ端末10に送信しているが、管理サーバを介さずに送受信をしてもよい。
【0094】
また、上記実施形態において、ゲストが使用するユーザ端末10とオーナーが使用するユーザ端末10とは同様の機能を備えているため、オンラインビデオコミュニケーションを行うごとに、または、オンラインビデオコミュニケーションの間に、ゲストとオーナーが入れ替わる形でコネクト申請処理(S700)およびコネクト実施処理(S800)を実行してもよい。
【0095】
また、通信回線を介した所定情報の共有は、主にインターネットなどのWANを介して行われるが、情報処理装置間では、WANを介さずにBluetooth(登録商標)等の近距離の無線通信、及び赤外線通信等のみを介して行われてもよい。
【0096】
また、上記実施形態では、各機能をユーザ端末10、管理サーバ20が備える態様の一例について説明したが、この形態に限定されることはない。すなわち、本開示における一部または全部の機能を、上記実施形態と異なる態様でユーザ端末10、管理サーバ20の一部または全部が備える構成としてもよい。
【0097】
さらに、本発明は、上述のプログラムを格納する、コンピュータ読み取り可能な非一時的な記録媒体として実現してもよい。
【0098】
以上、本発明に係る種々の実施形態を説明したが、これらは例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。当該新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。当該実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【0099】
<付記>
以上の各実施の形態で説明した事項を以下に付記する。
(付記1)
プロセッサを備えるコンピュータに、オンラインビデオコミュニケーションツールとして機能するアプリケーションへ映像データを出力させるプログラムであって、ユーザの撮像データを取得するステップ(S610)と、撮像データに基づいて、ユーザをアバターに変換した映像データを生成するステップ(S620)と、生成された映像データを出力するステップ(S630)と、他のユーザの操作に応答して、当該他のユーザのアバターをユーザの映像データに合成した合成データを出力するステップ(S800)と、を実行させるプログラム。
(付記2)
合成データを出力するステップでは、他のユーザとして、アプリケーションが提供するオンラインビデオコミュニケーションに参加しているユーザの操作を受け付ける、付記1に記載のプログラム。
(付記3)
合成データを出力するステップにおいて、他のユーザのアバターとユーザのアバターとが1つの仮想空間内に表示された合成データを、アプリケーションに出力させる、付記1または付記2に記載のプログラム。
(付記4)
合成データを出力するステップにおいて、アプリケーションに、ユーザの使用する端末の画面に当該ユーザのアバターと他のユーザのアバターとを表示させる、付記1または付記2に記載のプログラム。
(付記5)
ユーザの動きをトラッキングしたトラッキングデータを取得し、他のユーザのトラッキングデータを受信し、両方のトラッキングデータに基づいて合成された合成データをアプリケーションに出力させる、付記1~付記4のいずれかに記載のプログラム。
(付記6)
認証が成功した他のユーザをアバターに変換した映像データを、ユーザの使用する端末の画面に出力させる、付記1~付記5のいずれかに記載のプログラム。
(付記7)
ユーザが予め設定した認証に必要な情報を、他のユーザから受け付ける、付記6に記載のプログラム。
(付記8)
ユーザからの操作に応答してユーザの使用する端末の画面に表示されたアバターの動きを制御させる、付記1~付記7のいずれかに記載のプログラム。
【符号の説明】
【0100】
1:映像出力システム、10:ユーザ端末、13:入力装置、14:出力装置、15:メモリ、16:ストレージ、17:プロセッサ、20:管理サーバ、25:メモリ、26:ストレージ、27:プロセッサ、40:ネットワーク、110:アンテナ、120:無線通信部、130:操作受付部、131:キーボード、132:マウス、140:音声処理部、141:マイク、142:スピーカ、150:ディスプレイ、160:カメラ、170:記憶部、180:制御部、184:通知制御部、186:映像出力モジュール、201:通信部、202:記憶部、203:入出力部、204:制御部、282:アバターデータベース、1801:操作受付モジュール、1802:送受信モジュール、1803:通知モジュール、1804:撮像モジュール、1805:映像生成モジュール、1806:映像出力モジュール、1807:認証モジュール、2021:ユーザデータベース、2041:送受信モジュール、2042:認証モジュール。
【手続補正書】
【提出日】2022-06-03
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
プロセッサを備えるコンピュータに、オンラインビデオコミュニケーションツールとして機能するアプリケーションへ映像データを出力する仮想カメラソフトウェアとしての機能を実行させるプログラムであって、
前記プログラムは、ユーザ端末に、
ユーザの撮像データを取得するステップと、
前記撮像データに基づいて、前記ユーザをアバターに変換した映像データを生成するステップと、
前記生成された映像データを前記アプリケーションへ出力する第1の出力ステップと、
他のユーザの操作に応答して、当該他のユーザのアバターを前記ユーザの映像データに合成した合成データを前記アプリケーションへ出力する第2の出力ステップと、を実行させるプログラム。
【請求項2】
前記プログラムは、前記ユーザ端末に、
前記他のユーザの操作に応答して、前記第1の出力ステップと、前記第2の出力ステップとを切り替えて実行させる、請求項1に記載のプログラム。
【請求項3】
前記合成データを出力するステップでは、前記他のユーザとして、前記アプリケーションが提供するオンラインビデオコミュニケーションに参加しているユーザの操作を受け付ける、請求項1または請求項2に記載のプログラム。
【請求項4】
前記合成データを出力するステップにおいて、前記他のユーザのアバターと前記ユーザのアバターとが1つの仮想空間内に表示された合成データを、前記アプリケーションに出力させる、請求項1~請求項3のいずれかに記載のプログラム。
【請求項5】
前記合成データを出力するステップにおいて、前記アプリケーションに、前記ユーザの使用する端末の画面に当該ユーザのアバターと前記他のユーザのアバターとを表示させる、請求項1~請求項3のいずれかに記載のプログラム。
【請求項6】
前記ユーザの動きをトラッキングしたトラッキングデータを取得し、前記他のユーザのトラッキングデータを受信し、両方のトラッキングデータに基づいて合成された合成データを前記アプリケーションに出力させる、請求項1~請求項5のいずれかに記載のプログラム。
【請求項7】
認証が成功した前記他のユーザをアバターに変換した映像データを、前記ユーザの使用する端末の画面に出力させる、請求項1~請求項6のいずれかに記載のプログラム。
【請求項8】
前記ユーザが予め設定した前記認証に必要な情報を、前記他のユーザから受け付ける、請求項7に記載のプログラム。
【請求項9】
ユーザからの操作に応答して前記ユーザの使用する端末の画面に表示されたアバターの動きを制御させる、請求項1~請求項8のいずれかに記載のプログラム。
【請求項10】
プロセッサを備えるコンピュータにより実行される情報処理方法であって、
前記プロセッサに、請求項1~請求項9のいずれかに記載のプログラムを実行させる、情報処理方法。
【請求項11】
プロセッサを備える情報処理装置であって、
前記プロセッサに、請求項1~請求項9のいずれかに記載のプログラムを実行させる、情報処理装置。
【請求項12】
プロセッサを備えるコンピュータを含む情報処理システムであって、
前記プロセッサに、請求項1~請求項9のいずれかに記載のプログラムを実行させる、情報処理システム。