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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023103797
(43)【公開日】2023-07-27
(54)【発明の名称】アシストグリップ
(51)【国際特許分類】
   B60N 3/02 20060101AFI20230720BHJP
【FI】
B60N3/02 A
【審査請求】有
【請求項の数】2
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022004530
(22)【出願日】2022-01-14
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2022-08-12
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 令和4年1月6日に消防隊員のための新型車見学会において、永野文義および川音聡が発明したアシストグリップを有する救急車で公開した。
(71)【出願人】
【識別番号】593157622
【氏名又は名称】株式会社ヨコハマ・モーターセールス
(74)【代理人】
【識別番号】110001070
【氏名又は名称】弁理士法人エスエス国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】永野 文義
(72)【発明者】
【氏名】川音 聡
【テーマコード(参考)】
3B088
【Fターム(参考)】
3B088DA05
3B088DB02
(57)【要約】
【課題】作業員の労力を要しない、収容者が乗降する際に安全で掴まりやすい車両乗降口用のアシストグリップを提供する。
【解決手段】収容室を有する車両の乗降口に設けられ、収容者の乗降を補助する車両乗降口用のアシストグリップであって、車両本体に立設された棒状のガイド部と、前記ガイド部の軸方向に沿って昇降可能、かつ前記ガイド部を軸として回動可能に取り付けられた手摺部とを備える。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
収容室を有する車両の乗降口に設けられ、収容者の乗降を補助する車両乗降口用のアシストグリップであって、
車両本体に立設された棒状のガイド部と、
前記ガイド部の軸方向に沿って昇降可能、かつ前記ガイド部を軸として回動可能に取り付けられた手摺部と
を備えることを特徴とするアシストグリップ。
【請求項2】
前記手摺部は、前記車両の後部に備えられたハッチバックドアの開閉と連動して昇降し、
前記手摺部には、前記手摺部と前記ハッチバックドアとを連結する連結棒が備えられ、
前記連結棒の上端には、前記連結棒を前記ハッチバックドアの開閉と合わせて回動可能に支持する上部回動軸が形成され、
前記連結棒の下端には、前記連結棒を軸として前記手摺部に回動可能に接続された下部回動軸が形成されていることを特徴とする請求項1記載のアシストグリップ。
【請求項3】
前記ガイド部は、
前記ガイド部の第1の方向に張り出す第1張出部と、
前記第1張出部の下方において前記第1の方向と略直交する第2の方向に張り出す第2張出部と、
上端において前記第1張出部に固定され、下端において前記第2張出部に固定された半螺旋状の半螺旋棒部と
を備え、
前記手摺部の下方には、前記ガイド部が貫通し、前記第1張出部と前記第2張出部との間を昇降する回動管が形成され、
前記回動管には、前記半螺旋棒部が貫通する貫通穴を有し、かつ前記ガイド部の軸方向と直交する方向に張り出したフランジ部が固定され、
前記ハッチバックドアが開いて前記手摺部が昇状態にあるときには前記フランジ部と前記第1張出部の方向が一致し、前記ハッチバックドアが閉じて前記手摺部が降状態にあるときには前記フランジ部と前記第2張出部の方向が一致することを特徴とする請求項2記載のアシストグリップ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、たとえば、収容室を有する救急車などの特装車両などの乗降口において、収容者が乗降する際に収容者の動きに合わせて回動する車両乗降口用のアシストグリップに関する。
【背景技術】
【0002】
少子化、核家族化が進む現在、救急車で患者が搬送される際に、その患者の親(老人)や子供なども一緒に搬送される場合が見られる。
救急車に搬送された患者やその家族は、救急車の後方に位置する乗降口から収容室に入室することになるが、一般的に、乗降口に設けられている手摺は高い位置(地表から1.5m程度)に取り付けられていることが多い(例えば、非特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【非特許文献1】Motaニュース2019年6月12日、“日産 高規格救急車 新型「パラメディック」に緊急試乗!|20年ぶりのフルモデルチェンジでハイエース独占に“待った!”(2/3)”、[online]、[令和4年1月11日検索]、インターネット<URL:https://autoc-one.jp/workcar/5004491/0002.html>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
救急車の乗降口には、ステップが設けられることが多いが、老人や子供はステップに乗ったとしても高い位置にある手摺に掴まることは困難であるため、救急隊員などの作業員の手助けが必要となり、作業員に労力が生じるという問題があった。
また、手助けをしないと収容者が乗降する際に十分な安全を確保できないという問題があった。
【0005】
本発明の目的は、作業員の労力を要しない、収容者が乗降する際に安全で掴まりやすい車両乗降口用のアシストグリップを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のアシストグリップによれば、
収容室を有する車両の乗降口に設けられ、収容者の乗降を補助する車両乗降口用のアシストグリップであって、
車両本体に立設された棒状のガイド部と、
前記ガイド部の軸方向に沿って昇降可能、かつ前記ガイド部を軸として回動可能に取り付けられた手摺部と
を備えることを特徴とする。
【0007】
このアシストグリップによれば、手摺部をガイド部の軸方向に沿って設けることにより、下方に延びた、低い位置からでも掴まりやすい手摺部を実現でき、乗降の際に作業員の手助けが不要となる。また、手摺部をガイド部の軸方向に沿って昇降可能、かつガイド部を軸として回動可能に取り付けることにより、無理なく折り畳むことができる。このため、作業員の労力を要しない、収容者が乗降する際に安全で掴まりやすい車両乗降口用のアシストグリップを提供することができる。
【0008】
また、本発明のアシストグリップによれば、
前記手摺部は、前記車両の後部に備えられたハッチバックドアの開閉と連動して昇降し、
前記手摺部には、前記手摺部と前記ハッチバックドアとを連結する連結棒が備えられ、
前記連結棒の上端には、前記連結棒を前記ハッチバックドアの開閉と合わせて回動可能に支持する上部回動軸が形成され、
前記連結棒の下端には、前記連結棒を軸として前記手摺部に回動可能に接続された下部回動軸が形成されていることを特徴とする。
【0009】
このように、連結棒を設けることで手摺部がハッチバックドアの動きと連動するため、アシストグリップを使用、収納する際に作業員の労力を要することがない。また、ハッチバックドアを開き、昇降可能な際には、手摺部が車体後方に突出するため、特に老人や子供などの収容者が乗降する際に安全で掴まりやすくすることができる。
【0010】
また、本発明のアシストグリップによれば、
前記ガイド部は、
前記ガイド部の第1の方向に張り出す第1張出部と、
前記第1張出部の下方において前記第1の方向と略直交する第2の方向に張り出す第2張出部と、
上端において前記第1張出部に固定され、下端において前記第2張出部に固定された半螺旋状の半螺旋棒部と
を備え、
前記手摺部の下方には、前記ガイド部が貫通し、前記第1張出部と前記第2張出部との間を昇降する回動管が形成され、
前記回動管には、前記半螺旋棒部が貫通する貫通穴を有し、かつ前記ガイド部の軸方向と直交する方向に張り出したフランジ部が固定され、
前記ハッチバックドアが開いて前記手摺部が昇状態にあるときには前記フランジ部と前記第1張出部の方向が一致し、前記ハッチバックドアが閉じて前記手摺部が降状態にあるときには前記フランジ部と前記第2張出部の方向が一致することを特徴とする。
【0011】
かかる構造を有することにより、手摺部の回動方向が逸れないようにすることができ、アシストグリップの挙動を確実にハッチバックドアと連動させることができる。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、作業員の労力を要しない、収容者が乗降する際に安全で掴まりやすい車両乗降口用のアシストグリップを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】実施の形態に係るアシストグリップの配置を示す図である。
図2】実施の形態に係るアシストグリップを上方から視た斜視図である。
図3】実施の形態に係るアシストグリップに取り付けられた連結棒を示す部分拡大図である。
図4】実施の形態に係るアシストグリップの下方部分を示す一部拡大図である。
図5】実施の形態に係るアシストグリップにおいて、ハッチバックドアが開いた昇状態を示す図である。
図6】実施の形態に係るアシストグリップにおいて、ハッチバックドアを閉める過程の状態を示す図である。
図7】実施の形態に係るアシストグリップにおいて、ハッチバックドアを閉めた降状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態に係るアシストグリップについて説明する。図1は、実施の形態に係るアシストグリップ2の配置を示す図である。図1に示すように、アシストグリップ2は、救急車のような収容室4を有する車両6の乗降口8に設けられ、収容者の乗降を補助する手摺としての機能を有する車両乗降口用の補助部材である。なお、本実施の形態においては、アシストグリップ2が乗降口8の一方側面に立設されている場合を例示している。
【0015】
図2は、実施の形態に係るアシストグリップ2を上方から視た斜視図であり、図2に示すように、アシストグリップ2は、ガイド部10、および手摺部12を備えている。
ガイド部10は、車両本体に固定・立設され、上下に延びる棒状の部材であり、図2に示すように、第1の方向A(車体短辺方向)に張り出す第1張出部14、第1張出部14の下方、すなわち底部において第1の方向Aと略直交する第2の方向B(車体進行方向)に張り出す第2張出部16を備えている。
【0016】
手摺部12は、E字状を有する部材であり、上下に延びる柱部12a、柱部12aの上端からガイド部10側に屈曲する上枝部12b、柱部12aの略中央からガイド部10側に突設された中枝部12c、柱部12aの下端からガイド部10側に屈曲する下枝部12dを備えている。
【0017】
ここで、中枝部12c、下枝部12dの端部には、それぞれ、ガイド部10が貫通する管状の第1回動管13、第2回動管15が設けられている。これにより、手摺部12は、ガイド部10の軸方向に沿って昇降可能、かつガイド部10を軸として回動可能にガイド部10に取り付けられている。なお、第2回動管15は、第1張出部14と第2張出部16の間に位置しているため、手摺部12はこの間においてのみ昇降可能である。
【0018】
また、図3に示すように、上枝部12bには、上枝部12bとハッチバックドア20とを連結する連結棒22が備えられている。
連結棒22の上端には、連結棒22を車両6の後部に備えられたハッチバックドア20(図1参照)の開閉と合わせて回動可能に支持する上部回動軸22aが形成され、連結棒22の下端には、連結棒22を軸として上枝部12bに回動可能に接続された下部回動軸22bが形成されている。これにより、手摺部12は、ハッチバックドア20の開閉と連動してガイド部10の軸方向に沿って昇降可能となる。
【0019】
図4は、アシストグリップ2の下方部分を示す一部拡大図である。図4に示すように、第1張出部14と第2張出部16の間には半螺旋状に捩れた形状の棒である半螺旋棒部18が固定されている。すなわち、半螺旋棒部18は、上端において第1張出部14に固定され、下端において第2張出部16に固定されている。また、第2回動管15の上端には、半螺旋棒部18が貫通する長孔である貫通穴24aを有し、かつガイド部10の軸方向と直交する方向に張り出したフランジ部24が固定されている。
【0020】
フランジ部24は、ハッチバックドア20が開いて手摺部12が昇状態にあるとき(図2参照)にはフランジ部24と第1張出部14の方向が第1の方向Aに一致し、ハッチバックドア20が閉じて手摺部12が降状態にあるとき(図7参照)にはフランジ部24と第2張出部16の方向が第2の方向Bに一致する。
【0021】
次に、アシストグリップ2の一連の挙動について、開いたハッチバックドア20を閉める場合を例に説明する。まず、図1に示すように、車両6の後部においてハッチバックドア20が開いた状態にある。図5はこの状態におけるアシストグリップ2を示す図である。手摺部12が昇状態にあり、手摺部12の方向は第2の方向B(車体進行方向)と平行な状態にある。また、昇状態においてフランジ部24は、第1張出部14に接触しており、フランジ部24と第1張出部14とは同じ第1の方向Aを指向している。
【0022】
ここで、ハッチバックドア20を閉めると、手摺部12は、ガイド部10を軸として徐々に図5の手前方向に旋回しながら降下する。上部回動軸22aは、ハッチバックドア20の傾斜角度に合わせて回動しながらハッチバックドア20の降下応力を連結棒22に伝達し、連結棒22に伝達された降下応力は、下部回動軸22bが手摺部12の位置に合わせて回動することでさらに手摺部12に伝達される。
【0023】
また、図6に示すように、フランジ部24は、第1張出部14から離間して下方に移動すると共に、貫通穴24aに半螺旋棒部18を貫通させながら半螺旋棒部18に沿って、徐々にその指向する方向を第1の方向Aから第2の方向Bに変化させる。
【0024】
ハッチバックドア20が閉じられると、手摺部12は、ガイド部10を軸として更に旋回しながら降下し、図7に示すように、手摺部12が降状態に位置すると、第2回動管15が第2張出部16に着底し、フランジ部24と共に第2の方向Bに一致する。また、手摺部12と第1張出部14は、共に第1の方向Aに一致する。
【0025】
ハッチバックドア20を開く場合には、上述した説明とは反対の動作がなされる。
この実施の形態の発明によれば、作業員の労力を要しない、収容者が乗降する際に安全で掴まりやすい車両乗降口用のアシストグリップ2を提供することができる。
【0026】
具体的には、手摺部12をガイド部10の軸方向に沿って設けることにより、下方に延びた、低い位置からでも掴まりやすい手摺部12を実現でき、乗降の際に作業員の手助けが不要となる。また、手摺部12をガイド部10の軸方向に沿って昇降可能、かつガイド部10を軸として回動可能に取り付けることにより、無理なく折り畳むことができる。
【0027】
また、連結棒22を設けることで手摺部12がハッチバックドア20の動きと連動するため、アシストグリップ2を使用、収納する際にも作業員の労力を要することがない。また、手摺部12を折り畳み忘れてハッチバックドア20が閉められなくなることや、手摺部12を折り畳み忘れたことに気づかずに閉めてハッチバックドアを破損する事態を回避することもできる。
【0028】
また、半螺旋棒部18に沿ってフランジ部24を移動させることにより、手摺部12の回動方向が逸れないようにすることができ、アシストグリップ2の挙動を確実にハッチバックドア20と連動させることができる。
【0029】
なお、上述の実施の形態では、アシストグリップ2が救急車に設けられる場合を例示したが、アシストグリップ2は、収容室を有する特装車両であれば、救急車以外にも用いることができる。
【符号の説明】
【0030】
2 アシストグリップ
4 収容室
6 車両
8 乗降口
10 ガイド部
12 手摺部
12a 柱部
12b 上枝部
12c 中枝部
12d 下枝部
13 第1回動管
14 第1張出部
15 第2回動管
16 第2張出部
18 半螺旋棒部
20 ハッチバックドア
22 連結棒
22a 上部回動軸
22b 下部回動軸
24 フランジ部
24a 貫通穴
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
【手続補正書】
【提出日】2022-06-09
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
収容室を有する車両の乗降口に設けられ、収容者の乗降を補助する車両乗降口用のアシストグリップであって、
車両本体に立設された棒状のガイド部と、
前記ガイド部の軸方向に沿って昇降可能、かつ前記ガイド部を軸として回動可能に取り付けられた手摺部とを備え
前記手摺部は、前記車両の後部に備えられたハッチバックドアの開閉と連動して昇降し、
前記手摺部には、前記手摺部と前記ハッチバックドアとを連結する連結棒が備えられ、
前記連結棒の上端には、前記連結棒を前記ハッチバックドアの開閉と合わせて回動可能に支持する上部回動軸が形成され、
前記連結棒の下端には、前記連結棒を軸として前記手摺部に回動可能に接続された下部回動軸が形成されていることを特徴とするアシストグリップ。
【請求項2】
前記ガイド部は、
前記ガイド部の第1の方向に張り出す第1張出部と、
前記第1張出部の下方において前記第1の方向と略直交する第2の方向に張り出す第2張出部と、
上端において前記第1張出部に固定され、下端において前記第2張出部に固定された半螺旋状の半螺旋棒部とを備え、
前記手摺部の下方には、前記ガイド部が貫通し、前記第1張出部と前記第2張出部との間を昇降する回動管が形成され、
前記回動管には、前記半螺旋棒部が貫通する貫通穴を有し、かつ前記ガイド部の軸方向と直交する方向に張り出したフランジ部が固定され、
前記ハッチバックドアが開いて前記手摺部が昇状態にあるときには前記フランジ部と前記第1張出部の方向が一致し、前記ハッチバックドアが閉じて前記手摺部が降状態にあるときには前記フランジ部と前記第2張出部の方向が一致することを特徴とする請求項記載のアシストグリップ。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0006】
本発明のアシストグリップによれば、
収容室を有する車両の乗降口に設けられ、収容者の乗降を補助する車両乗降口用のアシストグリップであって、
車両本体に立設された棒状のガイド部と、
前記ガイド部の軸方向に沿って昇降可能、かつ前記ガイド部を軸として回動可能に取り付けられた手摺部とを備え
前記手摺部は、前記車両の後部に備えられたハッチバックドアの開閉と連動して昇降し、
前記手摺部には、前記手摺部と前記ハッチバックドアとを連結する連結棒が備えられ、
前記連結棒の上端には、前記連結棒を前記ハッチバックドアの開閉と合わせて回動可能に支持する上部回動軸が形成され、
前記連結棒の下端には、前記連結棒を軸として前記手摺部に回動可能に接続された下部回動軸が形成されていることを特徴とする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0007】
このアシストグリップによれば、手摺部をガイド部の軸方向に沿って設けることにより、下方に延びた、低い位置からでも掴まりやすい手摺部を実現でき、乗降の際に作業員の手助けが不要となる。また、手摺部をガイド部の軸方向に沿って昇降可能、かつガイド部を軸として回動可能に取り付けることにより、無理なく折り畳むことができる。このため、作業員の労力を要しない、収容者が乗降する際に安全で掴まりやすい車両乗降口用のアシストグリップを提供することができる。
また、連結棒を設けることで手摺部がハッチバックドアの動きと連動するため、アシストグリップを使用、収納する際に作業員の労力を要することがない。また、ハッチバックドアを開き、昇降可能な際には、手摺部が車体後方に突出するため、特に老人や子供などの収容者が乗降する際に安全で掴まりやすくすることができる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】削除
【補正の内容】