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特開2023-104427部品ストック装置および部品装着装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023104427
(43)【公開日】2023-07-28
(54)【発明の名称】部品ストック装置および部品装着装置
(51)【国際特許分類】
   H05K 13/02 20060101AFI20230721BHJP
【FI】
H05K13/02 E
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022005404
(22)【出願日】2022-01-18
(71)【出願人】
【識別番号】314012076
【氏名又は名称】パナソニックIPマネジメント株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100106116
【弁理士】
【氏名又は名称】鎌田 健司
(74)【代理人】
【識別番号】100131495
【弁理士】
【氏名又は名称】前田 健児
(72)【発明者】
【氏名】中西 智昭
【テーマコード(参考)】
5E353
【Fターム(参考)】
5E353GG01
5E353HH53
5E353HH55
5E353HH56
5E353HH58
5E353HH71
5E353JJ21
5E353JJ48
5E353QQ01
5E353QQ05
(57)【要約】
【課題】作業者の作業負担を増大させることなくマガジンに対する部品収納体の出し入れ作業の作業性を向上させることができる部品ストック装置および部品装着装置を提供することを目的とする。
【解決手段】部品ストック装置が、部品が収納された部品収納体16を出入口32Fから出し入れ自在に保持するマガジン32と、マガジン32を格納する格納空間31Sを有するストッカ31を備える。マガジン32は、出入口32Fを通じた部品収納体16の出し入れを規制する規制位置と出入口32Fを通じた部品収納体16の出し入れを許容する非規制位置との間で移動自在なロッド部材52と、ロッド部材52を非規制位置にロックするロック手段60を有する。ストッカ31は、マガジン32が格納空間31Sに格納される過程において、ロック手段60によりロッド部材52が非規制位置にロックされた状態を解除するロック解除手段70を有する。
【選択図】図18
【特許請求の範囲】
【請求項1】
部品が収納された部品収納体を出入口から出し入れ自在に保持するマガジンと、前記マガジンを格納する格納空間を有するストッカと、を備え、
前記マガジンは、
前記出入口を通じた前記部品収納体の出し入れを規制する規制位置と前記出入口を通じた前記部品収納体の出し入れを許容する非規制位置との間で移動自在な脱落防止部と、
前記脱落防止部を前記非規制位置にロックするロック手段と、を有し、
前記ストッカは、
前記マガジンが前記格納空間に格納される過程において、前記ロック手段により前記脱落防止部が前記非規制位置にロックされた状態を解除するロック解除手段を有する、部品ストック装置。
【請求項2】
前記ロック手段は、前記脱落防止部と一体となって移動する第1の係合部材と、前記脱落防止部が前記非規制位置に位置した状態で前記第1の係合部材と係合することで前記脱落防止部を前記非規制位置にロックする第2の係合部材と、を備えた請求項1に記載の部品ストック装置。
【請求項3】
前記第2の係合部材は前記脱落防止部が前記規制位置と前記非規制位置との間で移動するときの移動経路上に位置することが可能であり、前記移動経路上に位置することで前記第1の係合部材と係合し、前記移動経路から退避することで前記第1の係合部材との係合を解除する、請求項2に記載の部品ストック装置。
【請求項4】
前記第2の係合部材はほぼ水平方向に延びるとともに中間部が枢支されてシーソーのように揺動自在であり、一方の端部が前記移動経路上に位置した状態から他方の端部を押し下げると前記一方の端部が上昇して前記移動経路から退避し、前記他方の端部の押し下げを解除すると前記一方の端部が下降して前記移動経路上に位置する、請求項3に記載の部品ストック装置。
【請求項5】
前記ロック解除手段は、前記格納空間に格納される前記マガジンが備える前記第2の係合部材の前記他方の端部と当接し得る位置に位置しており、前記マガジンが前記格納空間に格納される過程において、前記第2の係合部材の前記他方の端部が前記ロック解除手段に当接して押し下げられる、請求項4に記載の部品ストック装置。
【請求項6】
前記マガジンが前記格納空間に格納される際の前記ロック解除手段の下端の高さは、前記第2の係合部材の前記一方の端部が前記移動経路上に位置している場合に、前記他方の端部の上面よりも低い位置に位置する、請求項5に記載の部品ストック装置。
【請求項7】
請求項1~6のいずれかに記載の部品ストック装置と、
前記ストッカに格納された前記マガジンの前記出入口から前記ストッカの外部に前記部品収納体を引き出す収納体引出し部と、
前記収納体引出し部により前記ストッカから引き出された前記部品収納体より部品をピックアップして基板に装着する装着ヘッドと、
を備えた部品装着装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、部品収納体を保持したマガジンを格納する部品ストック装置および部品ストック装置に格納されたマガジンから引き出した部品収納体から部品をピックアップして基板に装着する部品装着装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、部品供給部が供給する部品を装着ヘッドによりピックアップして基板に装着する部品装着装置が知られている。このような部品装着装置における部品供給部の一種として用いられるトレイフィーダは、部品が収納された部品収納体を出入口から出し入れ自在に保持するマガジンをストッカに格納してストックする部品ストック装置と、ストッカに格納されたマガジンから部品収納体を引き出す収納体引出し部を備えており、部品装着装置は収納体引出し部によって引き出された部品収納体から部品を装着ヘッドによりピックアップするようになっている。
【0003】
このような部品ストック装置では、マガジンを移動させる際にマガジンから部品収納体が飛び出して脱落しないようにするための脱落防止部が設けられている(例えば、下記の特許文献1)。脱落防止部は、特許文献1では上下方向に延びた棒状のストッパ部材から成り、マガジンにおける部品収納体の出入口の一部を塞ぐ規制位置に位置するようにマガジンに設けられる。脱落防止部(ストッパ部材)はばね等の弾性体によって規制位置の方向に付勢されているため、作業者が脱落防止部を操作していない状態では部品収納体がマガジンから脱落することはなく、作業者はマガジンをストッカに格納する際にも安心して作業を行うことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2017-163006号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1のような構成では、マガジンに対して部品収納体を出し入れする際には、作業者は弾性体による付勢力に抗して脱落防止部を規制位置から非規制位置(マガジンにおける部品収納体の出入口を塞がない位置)に移動させた状態を保持しておく必要があり、作業者は部品収納体の取り扱いを片手で行わなければならないため作業性が悪かった。このような問題点を解消するためには脱落防止部を非規制位置にロックできる機構を設けることが考えられるが、そうすると今度は、作業者はマガジンをストッカに格納する際に脱落防止部を規制位置に戻す作業を忘れないように細心の注意を払う必要が生じ、作業者の作業負担が増大するおそれがあった。
【0006】
そこで本発明は、作業者の作業負担を増大させることなくマガジンに対する部品収納体の出し入れ作業の作業性を向上させることができる部品ストック装置および部品装着装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の部品ストック装置は、部品が収納された部品収納体を出入口から出し入れ自在に保持するマガジンと、前記マガジンを格納する格納空間を有するストッカと、を備え、前記マガジンは、前記出入口を通じた前記部品収納体の出し入れを規制する規制位置と前記出入口を通じた前記部品収納体の出し入れを許容する非規制位置との間で移動自在な脱落防止部と、前記脱落防止部を前記非規制位置にロックするロック手段と、を有し、前記ストッカは、前記マガジンが前記格納空間に格納される過程において、前記ロック手段により前記脱落防止部が前記非規制位置にロックされた状態を解除するロック解除手段を有する。
【0008】
本発明の部品装着装置は、上記本発明の部品ストック装置と、前記ストッカに格納された前記マガジンの前記出入口から前記ストッカの外部に前記部品収納体を引き出す収納体引出し部と、前記収納体引出し部により前記ストッカから引き出された前記部品収納体より部品をピックアップして基板に装着する装着ヘッドと、を備えた。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、作業者の作業負担を増大させることなくマガジンに対する部品収納体の出し入れ作業の作業性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】本発明の一実施の形態における部品装着装置の側面図
図2】本発明の一実施の形態における部品装着装置が備えるトレイフィーダとともに示す斜視図
図3】本発明の一実施の形態におけるトレイフィーダの側面図
図4】本発明の一実施の形態におけるトレイフィーダが備える部品ストック装置の斜視図
図5】本発明の一実施の形態におけるトレイフィーダが備える引出しテーブルをマガジン内の部品収納体とともに示す斜視図
図6】本発明の一実施の形態における部品装着装置の制御系統を示すブロック図
図7】(a)(b)本発明の一実施の形態におけるトレイフィーダが備える引出しテーブルの動作説明図
図8】本発明の一実施の形態における部品ストック装置が備えるマガジンの斜視図
図9】本発明の一実施の形態における部品ストック装置が備えるマガジンの斜視図
図10】本発明の一実施の形態における部品ストック装置が備えるマガジンの一部の分解斜視図
図11】本発明の一実施の形態における部品ストック装置が備えるマガジンのロック手段の近傍の斜視図
図12】(a)(b)本発明の一実施の形態における部品ストック装置が備えるマガジンのロック手段の近傍の平面図
図13】本発明の一実施の形態における部品ストック装置が備えるマガジンのロック手段の近傍の斜視図
図14】本発明の一実施の形態における部品ストック装置が備えるマガジンのロック手段の近傍の斜視図
図15】本発明の一実施の形態における部品ストック装置が備えるマガジンのロック手段の近傍の斜視図
図16】本発明の一実施の形態における部品ストック装置が備えるマガジンのロック手段の近傍の平面図
図17】本発明の一実施の形態における部品ストック装置が備えるマガジンの斜視図
図18】(a)(b)(c)本発明の一実施の形態における部品ストック装置のストッカにマガジンが格納される様子を示す図
図19】(a)(b)(c)(d)本発明の一実施の形態における部品ストック装置が備えるロック解除手段によってマガジンのロック手段が操作される様子を示す図
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は本発明の一実施の形態における部品装着装置1を示している。部品装着装置1は基板KBに部品BHを装着して実装基板を製造する装置であり、基台11、基板搬送部12、トレイフィーダ13、装着ヘッド14およびヘッド移動機構15を備えている。
【0012】
基板搬送部12はコンベア機構から成り、基台11上に設けられている。基板搬送部12は基板KBを水平方向に搬送することによって、基板KBの搬入、位置決めおよび搬出を行う。本実施の形態では説明の便宜上、基板搬送部12による基板KBの搬送方向をX方向(作業者OPから見た左右方向)とし、X方向と直交する水平方向をY方向(作業者OPから見た前後方向)とし、上下方向をZ方向とする。また、Y方向のうち作業者OPから見た奥側を前方とし、作業者OPから見た手前側を後方とする。
【0013】
トレイフィーダ13は部品BHが収納された部品収納体16を所定の高さの部品供給位置に位置させることで部品BHを供給する。装着ヘッド14は下方に延びたノズル14Nを備えている。ヘッド移動機構15は例えばXYテーブルから成り、装着ヘッド14を水平方向移動させる。装着ヘッド14はヘッド移動機構15によってトレイフィーダ13と基板搬送部12によって位置決めされた基板KBとの間で移動され、トレイフィーダ13が供給する部品BHをノズル14Nで吸着してピックアップし、基板KBに装着する。
【0014】
図2および図3において、トレイフィーダ13は、台車21、部品ストック装置22、引出しテーブル23およびテーブル昇降部24を備えている。台車21は複数の車輪21aによって床面上を移動自在であり、基台11の後方に設置されている。部品ストック装置22は台車21の後部に設置されている。
【0015】
図1および図2において、部品ストック装置22はストッカ31とマガジン32を備えている。図2に示すように、ストッカ31の内部にはマガジン32を格納するための格納空間31Sが形成されており、格納空間31S内には複数のマガジン設置棚31TがZ方向に平行に並んで配置されている。ストッカ31の天井板31Bの下面および各マガジン設置棚31Tの上下面は水平面と平行な面となっている。
【0016】
図2において、ストッカ31が有する左右の側壁の一方(ここでは左側の側壁)にはマガジン出入開口31Kが設けられている。マガジン出入開口31Kは格納空間31Sに繋がっており、作業者OPはマガジン出入開口31Kを通じてマガジン設置棚31Tに(すなわち格納空間31S内に)マガジン32を設置することができる。
【0017】
図4において、各マガジン設置棚31Tにはマガジン設置ガイド31Gが設けられている。マガジン設置ガイド31Gは入れ子式に構成されてX方向に伸縮自在であり、その一部をマガジン出入開口31Kからストッカ31の外部に突出させることができる。このため作業者OPは、ストッカ31の外部に突出させたマガジン設置ガイド31Gにマガジン32を載置し(図4)、ストッカ31側に移動させるだけで(図4中に示す矢印A)、マガジン設置棚31Tに(格納空間31S内に)マガジン32を設置することができる。
【0018】
図5において、部品収納体16はトレイTRとパレットPLを備えている。トレイTRはマトリクス状に形成された複数のポケットPKを有しており、パレットPLは皿形状を有して上面にトレイTRが載置される。トレイTRに形成された複数のポケットPKのそれぞれには、部品BHがひとつずつ収納されている。トレイTRは磁石等から成るトレイ固定具KGによってパレットPL上に固定されている。パレットPLの前端部には、左右の被係合ブロックBLがX方向に対向して設けられている。
【0019】
図4において、ストッカ31の前壁には格納空間31Sに繋がる収納体引出し開口31Wが設けられている。マガジン設置棚31Tに設置されたマガジン32内の部品収納体16は、収納体引出し開口31Wを通じてストッカ31の前方に取り出すことができ、ストッカ31から取り出したマガジン32は収納体引出し開口31Wを通じてマガジン32内に戻すことができる。
【0020】
このように本実施の形態において、ストッカ31はマガジン32を格納する格納空間31Sを備えており、格納空間31Sに繋がる収納体引出し開口31Wを通じて部品収納体16をマガジン32に対して出し入れできる構成となっている。
【0021】
図1図2および図3において、テーブル昇降部24は部品ストック装置22の前方に位置している。図5に示すように、引出しテーブル23上には、収納体係合部23Rと、左右の引出しガイド23Gが設けられている。
【0022】
図5において、収納体係合部23Rは全体として左右方向(X方向)に延びた形状を有しており、左右の両端部それぞれには左右方向の外方に突出した突起23Tが設けられている。左右の引出しガイド23GはそれぞれY方向に延びており、収納体係合部23Rを挟んでX方向に対向して配置されている。
【0023】
図5において、引出しテーブル23の上面には係合部移動機構23Kが設けられている。係合部移動機構23Kは収納体係合部23Rを引出しテーブル23上でY方向に移動させる(図5中に示す矢印B)。
【0024】
図3および図4において、テーブル昇降部24は、台車21から上方に延びて設けられた左右のガイド柱24Tと、Z方向に沿った方向に延びたボール螺子24Bを備えている。ボール螺子24Bは台車21上に設けられた昇降モータ24Mに駆動されて、Z方向に延びた軸回りに回転駆動する。
【0025】
図5において、引出しテーブル23の後部にはナット部23Nが設けられている。ボール螺子24Bは引出しテーブル23のナット部23Nに螺合しており、ガイド柱24Tは引出しテーブル23の水平面内の回転を規制しつつ引出しテーブル23のZ方向の移動をガイドする。このため昇降モータ24Mがボール螺子24Bを回転させると、引出しテーブル23が昇降する(図1および図3中に示す矢印C)。
【0026】
図6は部品装着装置1における制御系統を示している。部品装着装置1が備える制御装置40(図1も参照)は基板搬送部12、トレイフィーダ13、装着ヘッド14およびヘッド移動機構15それぞれの作動を制御する。基板搬送部12は制御装置40に制御されて基板KBの搬入、位置決めおよび搬出を行い、トレイフィーダ13はマガジン32から引き出した部品収納体16を部品供給位置に位置させて装着ヘッド14に部品BHを供給する。装着ヘッド14とヘッド移動機構15は協働して動作し、部品収納体16から部品BHをピックアップして基板KBに装着する。
【0027】
トレイフィーダ13が部品収納体16を部品供給位置に位置させる場合には、先ず、昇降モータ24Mによりボール螺子24Bを駆動して引出しテーブル23を昇降させ、引き出そうとする部品収納体16の高さよりも若干高い引出し準備位置に引出しテーブル23の上面を位置させる。引出しテーブル23の上面が引出し準備位置に位置したら、係合部移動機構23Kにより収納体係合部23Rをマガジン32側に移動させる(図7(a)中に示す矢印B1)。そして、収納体係合部23Rの左右の突起23TがパレットPLの左右の被係合ブロックBLの上方に位置したところで引出しテーブル23をわずかに下降させることによって、左右の突起23Tを左右の被係合ブロックBLに係合させる(図7(a))。
【0028】
収納体係合部23Rの左右の突起23TがパレットPLの左右の被係合ブロックBLに係合したら、係合部移動機構23Kによって、収納体係合部23Rを前方に移動させる(図7(b)中に示す矢印B2)。これにより部品収納体16(直接的にはパレットPL)がマガジン32から引き出され、引出しテーブル23上に載置される(図7(b))。
【0029】
ここで、部品収納体16が引出しテーブル23上に引き出されるとき、部品収納体16(直接的にはパレットPL)は左右の端部が左右の引出しガイド23Gによってガイドされる。このため部品収納体16は引出しテーブル23に対してY方向にまっすぐに引き出され、正しい姿勢で引出しテーブル23上に載置される。
【0030】
部品収納体16が引出しテーブル23上に載置されたら、昇降モータ24Mによりボール螺子24Bを回転させ、引出しテーブル23を上昇させて、部品収納体16を部品供給位置に位置させる(図1)。これにより装着ヘッド14は部品収納体16から部品BHをピックアップすることが可能となる。
【0031】
次に、マガジン32について説明する。図8および図9において、マガジン32は全体として前方に開口した箱形状を有している。マガジン32は天板41、底板42および左右方向(X方向)に対向して配置された一対の側板43を備えている。
【0032】
図8および図9において、マガジン32の前方に開口した開口部は部品収納体16を出し入れするための出入口32Fとなっている。マガジン32内には複数のスロット32Sが上下方向に並んで設けられている。各スロット32Sには出入口32Fを通じて部品収納体16を水平姿勢で挿抜することができる。
【0033】
図8図9および図10において、マガジン32の左右の側板43の一方側(ここでは右側の側板43)の上部には、第1ブラケット51が設けられている。図10に示すように、第1ブラケット51はX方向に延びて右端部が側板43に取り付けられた主部51aと、主部51aの左端から上方に屈曲して延びたストッパ部51bを備えている。主部51aには厚さ方向(Z方向)に貫通した上側軸部孔51Hが設けられている。
【0034】
図8図9および図10において、マガジン32の出入口32Fの右端部には、脱落防止部としてのロッド部材52が設けられている。ロッド部材52は全体としてZ方向に延びた部材であり、上下の端部はそれぞれ水平方向に屈曲して延びて水平部52Hとなっている。上下の水平部52Hそれぞれの先端部は上下方向に屈曲して軸部52Tを形成している。上下の2つの水平部52Hは同方向かつ平行に延びており、上下の2つの軸部52Tは互いに向き合う方向に延びて同一の軸線(揺動軸線52J)上に位置している(図10)。
【0035】
図10において、上下の2つの軸部52Tのうち上側の軸部52Tは第1ブラケット51の上側軸部孔51Hに上方から差し込まれている。一方、下側の軸部52Tは底板42に設けられた下側軸部孔42H(図10)に下方から差し込まれている。このためロッド部材52は天板41および底板42に取り付けられた状態において、揺動軸線52Jまわりに揺動することができる。
【0036】
図8図9図10および図11において、第1ブラケット51の上面には第1の係合部材としての被ロック部材53が設けられている。被ロック部材53はXY面に沿って広がる平板状の部材であり、中央部には厚さ方向(Z方向)に貫通した軸部挿通孔53Hが設けられている。ロッド部材52の上側の軸部52Tは被ロック部材53の軸部挿通孔53Hに上方から挿通されたうえで上側軸部孔51Hに差し込まれている。
【0037】
図10および図11において、被ロック部材53は、ロッド部材係止部53a、ばね部材取付け部53b、被係合部53cおよび被操作部53dを備えている。ロッド部材係止部53aは軸部挿通孔53H側から前方に延び、ばね部材取付け部53bは軸部挿通孔53H側から図11の紙面における左右方向の左方に延びている。被係合部53cは軸部挿通孔53H側から後方に延び、被操作部53dは軸部挿通孔53H側から図11の紙面における左右方向の右方に延びている。
【0038】
図10および図11において、ロッド部材係止部53aにはロッド部材係止溝53Mが形成されている。ロッド部材係止溝53Mは、ロッド部材係止部53aの先端(前端)部から軸部挿通孔53H側へ向かって延びている。ロッド部材52の上部はロッド部材係止溝53Mに係止されている(図11)。このためロッド部材52が揺動軸線52Jを中心に揺動すると、被ロック部材53もロッド部材52と一体となって揺動軸線52Jまわりに回動する。
【0039】
ロッド部材52は揺動軸線52Jまわりに揺動することで、部品収納体16の出入口32Fの前方に位置して出入口32Fの一部を塞ぐ規制位置(図11および図12(a))または出入口32Fの前方から出入口32Fの外側(ここでは右方)に外れた位置に位置して出入口32Fを開放する被規制位置(図12(b))に位置することができる。ロッド部材52が規制位置に位置した状態では、マガジン32内の部品収納体16をマガジン32の外部(前方)に引き出そうとしても、その部品収納体16の一部(右側の一部)がロッド部材52と干渉するので、部品収納体16を引き出すことはできない。このためロッド部材52が規制位置に位置した状態では、作業者OPの意図に反して部品収納体16がマガジン32から飛び出して脱落することを防止できる。
【0040】
一方、ロッド部材52が非規制位置に位置した状態では、マガジン32から引き出される部品収納体16はロッド部材52と干渉しない。このためロッド部材52が非規制位置に位置した状態では、マガジン32を部品収納体16から引き出すことができる。
【0041】
このように本実施の形態において、脱落防止部としてのロッド部材52は、マガジン32における部品収納体16の出入口32Fを通じた部品収納体16の出し入れを規制する規制位置と出入口32Fを通じた部品収納体16の出し入れを許容する(規制しない)非規制位置との間で移動自在となっている。
【0042】
図8図9図10および図11において、天板41の上面の右側(第1ブラケット51よりもマガジン32の左右方向の中央部側)には第2ブラケット54が設けられている。第2ブラケット54はXY面に沿って広がる基部54aと、基部54aの後縁から上方に延びた壁部54bを備えている。基部54aは複数の螺子54Sによって天板41の上面に取り付けられている(図10および図11)。
【0043】
図8図9図10および図11において、被ロック部材53のばね部材取付け部53bと第2ブラケット54の基部54aとの間には、付勢手段としての戻しばね55が設けられている。戻しばね55は引っ張りばねから成り、ロッド部材52を第2ブラケット54側(すなわちマガジン32の左右方向の中央部側)に付勢している(図11および図12(a)中に示す矢印D)。
【0044】
図8図9図10および図11において、第2ブラケット54の壁部54bには第2の係合部材としてのロック部材56が設けられている。ロック部材56は全体としてX方向(ほぼ水平方向)に延びた形状を有しており、中間部が壁部54bに取り付けられている。ロック部材56は軸線56J(図10)がY方向に延びたピン56Pによって壁部54bに取り付けており、XZ面内でシーソーのように揺動自在となっている。
【0045】
図10および図11において、ロック部材56は、ピン56Pの右側に延びた係合部56aと、ピン56Pの左側に延びた操作部56bを有している。係合部56aは先端部がやや前方に屈曲している。
【0046】
ロック部材56は、操作部56bに操作力が加えられていない状態では、自重による重量バランスによって係合部56aの下縁を天板41に当接させる一方、操作部56bの下縁を天板41から離間させた姿勢となる(図11)。この状態では操作部56bと天板41との間に、操作部56bの押し下げ代としての空隙LSが形成される。このように係合部56aの操作部56bに操作力が加えられておらず、係合部56aが天板41に当接したロック部材56の位置を、以下、「ロック位置」と称する。
【0047】
被操作位置に位置したロック部材56の操作部56bを作業者OPが下方に押圧すると(図13中に示す矢印E)、ロック部材56はピン56Pの軸線56Jを中心に揺動し、係合部56aは天板41から離間する(図13中に示す矢印F)。これにより係合部56aと天板41との間には一定高さの隙間SPが形成される。以下、このように係合部56aが天板41から離間して係合部56aの下に隙間SPが形成されるロック部材56の位置を、以下、「ロック解除位置」と称する。
【0048】
ロッド部材52を規制位置から非規制位置の側に操作すると(図12(b)および図14中に示す矢印G)、被ロック部材53は平面視において反時計回りに回動する(図12(a)→図12(b))。これにより被ロック部材53の被係合部53cは、ロック部材56の係合部56aの右側の位置(図12(a))から、揺動軸線52Jを中心とする円弧状の移動経路R(図12(b))で移動する。そして、このときロック部材56がロック解除位置に位置していれば、被係合部53cは係合部56aの下方を通過して前方へ移動し、第1ブラケット51のストッパ部51bに後方から当接する(図14)。なお、被ロック部材53の被操作部53dは、被ロック部材53の回動位置によらず、常にマガジン32の外側(右側の側板43の右方)に位置する。
【0049】
上記のようにして被ロック部材53の被係合部53cがロック部材56の係合部56aの下方を通過した後、ロック部材56をロック位置に位置させると(図15)、ロック部材56の係合部56aは被ロック部材53が通ってきた移動経路R上に位置する。このためロック部材56をロック位置に位置させた後、作業者OPがロッド部材52から手を放すと、戻しばね55の付勢力によって時計回り方向に回動する被ロック部材53の被係合部53cは、係合部56aに前方から当接し(ロック部材56と被ロック部材53が係合し)、ロッド部材52は非規制位置にロックされた状態となる(図15および図16)。
【0050】
また、このようにロッド部材52が非規制位置にロックされた状態からロック部材56をロック解除位置に移動(揺動)させると、ロック部材56と被ロック部材53の係合は解除される。これにより被ロック部材53は戻しばね55の付勢力によって付勢されて平面視において時計回り方向に回動して規制位置に復帰する。そして、ばね部材取付け部53bを第1ブラケット51のストッパ部51bに前方から当接させた位置で停止する(図11および図12(a))。
【0051】
このように本実施の形態において、ロッド部材52と一体となって移動する被ロック部材53(第1の係合部材)と、ロッド部材52が非規制位置に位置した状態で被ロック部材53と係合する(被係合部53cの移動経路R上に位置する)ことでロッド部材52を非規制位置にロックし、被ロック部材53との係合が外れる(被係合部53cの移動経路Rから退避する)ことでそのロックを解除するロック部材56(第2の係合部材)は、ロッド部材52を非規制位置にロックするロック手段60となっている(図8および図9)。
【0052】
ロック手段60によってロッド部材52が非規制位置にロックされた状態ではマガジン32に対する部品収納体16の出し入れ作業を行うことが可能であるが(図17)、このとき作業者OPはロッド部材52から手を離すことができる。このため作業者OPは部品収納体16を両手で扱うことができ、マガジン32に対する部品収納体16の出し入れ作業が容易になるだけでなく、部品収納体16の取り扱いを慎重に行うことができるので、部品収納体16から部品BHを落下させてしまうミス等を起こしにくい。
【0053】
図18(a),(b),(c)において、マガジン設置棚31T(または天井板31B)の下面には、ロック解除手段70が設けられている。ロック解除手段70は、図19(a),(b),(c),(d)に示すように、マガジン設置棚31T(天井板31B)の下面に取り付けられるベース部71と、ベース部71に取り付けられたローラ72とを備えている。ローラ72はY方向に延びた軸線を有する枢支ピン73によって枢支されており、XZ面内において回転自在になっている。
【0054】
図18(a),(b),(c)において、各マガジン設置棚31Tの上面に設けられた前述のマガジン設置ガイド31Gはマガジン設置棚31Tに固定された固定部81と、固定部81の外側をスライドする中間可動部82と、中間可動部82の外側をスライドする外側可動部83が入れ子式に構成されており、X方向に伸縮自在となっている。
【0055】
作業者OPは、格納空間31Sにマガジン32を格納するときは、初めに、マガジン設置ガイド31Gの外側可動部83と中間可動部82の一部をストッカ31から引き出して、外側可動部83をマガジン32の外部、更にはストッカ31の外部に位置させる。そして、その引き出した外側可動部83にマガジン32を載置し(図18(a))、外側可動部83ごとストッカ31の格納空間31S内に押し込んでいく(図18(b)中に示す矢印H)。これにより中間可動部82は固定部81に対してスライドし、外側可動部83は中間可動部82に対してスライドすることによって、マガジン32は格納空間31Sに内に格納された状態となる(図18(c))。
【0056】
ここで、図19(a)に示すように、マガジン32が格納空間31Sに格納される際のロック解除手段70の下端(ここでらローラ72の下端)の高さは、ロック部材56の係合部56a(一方の端部)が前述の被係合部53cの移動経路R上に位置している場合に、操作部56b(他方の端部)の上面よりも低い位置に位置しており、ローラ72の下端と操作部56bの上面との間には高さのギャップGPが生じている(図19(a))。このため、マガジン32がストッカ31の格納空間31S内に格納される過程において、マガジン32に設けられたロック部材56の操作部56bはストッカ31に設けられたロック解除手段70のローラ72に当接した後(図19(a)→図19(b))、更にマガジン32がストッカ31内に押し込まれる間に、ロック部材56の操作部56bは、ローラ72によって押し下げられる(図19(b)→図19(c))。
【0057】
ロック部材56の操作部56bがローラ72によって押し下げられると、ロック部材56はピン56Pの軸線56Jまわりに揺動してロック解除位置に位置し(図19(c))、その時点でロック部材56と被ロック部材53が係合していた場合には、その係合は解除される。そして、被ロック部材53は戻しばね55の付勢力によって反時計回り方向に回動し、ロッド部材52は規制位置に復帰する(図16図12(a))。このためロッド部材52が非規制位置に位置された状態のままマガジン32がストッカ31に格納されたとしても、ロッド部材52は自動で規制位置に戻される。マガジン32のストッカ31への格納動作が進行し、ロック解除手段70のローラ72がロック部材56の操作部56bから離間すると(図19(d))、ロック部材56は自重によってロック位置に戻る。なお、ロック部材56をロック位置に戻す手段としては自重のみに限られず、係合部56aをスプリングなどの弾発部材を用いて天板41に向けて付勢してロック位置に戻るようにしてもよい。
【0058】
マガジン32がストッカ31に格納された状態では、マガジン32が備える被ロック部材53の被操作部53dがストッカ31に設けられた図示しないアクチュエータによって駆動される操作部(図示せず)に係合するようになっている。このためマガジン32がストッカ31に格納された後は、アクチュエータを作動させ、操作部およびこれに係合した被操作部53dを介して被ロック部材53を回動させることで、ロック手段60によることなく、ロッド部材52を非規制位置に保持することができる。
【0059】
このように本実施の形態におけるトレイフィーダ13では、マガジン32が格納空間31Sに格納される過程において、ストッカ31に設けられたロック解除手段70がマガジン32に設けられたロック手段60を操作することによって、ロック手段60によってロッド部材52が非規制位置にロックされていた状態が解除されるようになっている。このため作業者OPがロック手段60によってロッド部材52を非規制位置に位置させた後、その状態(ロッド部材52を非規制位置に位置させた状態)を解除するのを忘れてマガジン32をストッカ31に格納する作業を行った場合であっても、ロッド部材52は自動で規制位置に位置されるので、作業者OPがマガジン32をストッカ31に格納する作業を行う際に、マガジン32から部品収納体16が飛び出て脱落してしまうおそれがない。
【0060】
以上説明したように、本実施の形態における部品装着装置1が備えるトレイフィーダ13は、出入口32Fを通じて部品収納体16を出し入れ自在に保持するマガジン32と、マガジン32を格納する格納空間31Sを有するストッカ31を備えており、マガジン32は、出入口32Fを通じた部品収納体16の出し入れを規制する規制位置と出入口32Fを通じた部品収納体16の出し入れを許容する非規制位置との間で移動自在な脱落防止部としてのロッド部材52と、ロッド部材52を非規制位置にロックするロック手段60を有している。このため作業者OPはロック手段60によりロッド部材52を非規制位置にロックしておくことで、マガジン32に対する部品収納体16の出し入れ作業を行う際、手を使ってロッド部材52を非規制位置に保持する必要がなくなる。よって、作業者OPは部品収納体16を両手で扱うことが可能であり、マガジン32に対する部品収納体16の出し入れ作業が容易になるだけでなく、部品収納体16の取り扱いを慎重に行うことができるので、部品収納体16から部品BHを落下させてしまうミス等を起こしにくくなる。
【0061】
また、本実施の形態におけるトレイフィーダ13では、ストッカ31にロック解除手段70が設けられおり、マガジン32がストッカ31の格納空間31Sに格納される過程において、ロック手段60によりロッド部材52が非規制位置にロックされた状態がロック解除手段70によって解除されるようになっている。このため作業者OPがマガジン32をストッカ31に格納する際、ロッド部材52の非規制位置へのロックを解除する操作を忘れたとしても、ロッド部材52は自動で確実に規制位置に復帰するので、マガジン32から部品収納体16が飛び出て脱落してしまう事態が防止される。
【0062】
このように本実施の形態におけるトレイフィーダ13(トレイフィーダ13を備えた部品装着装置1)によれば、ロッド部材52によって部品収納体16の飛び出しを防止しつつ、マガジン32をストッカ31に格納する際の作業性を向上させることができる。
【0063】
これまで本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上述したものに限定されず、種々の変形等が可能である。例えば、上述の実施の形態では、部品収納体16は、マトリクス状に形成させた複数のポケットPKを有するトレイTRと、トレイTRを載置する皿状のパレットPLから構成されていたが、部品収納体16は部品BHを収納できればよく、トレイTRは必ずしもポケットPKを有していなくてもよい。また、トレイTRとパレットPLが一体に形成されたもの(パレットPLにポケットPKが形成されたもの)等であってもよい。
【0064】
また、脱落防止部は、マガジン32の出入口32Fを通じた部品収納体16の出し入れを規制する規制位置と出入口32Fを通じた部品収納体16の出し入れを許容する非規制位置との間で移動自在であればよく、その構成は上述の実施の形態に示したものに限られない。また、ロック手段60は脱落防止部を非規制位置にロックする構成であればよく、ロック解除手段70は、マガジン32がストッカ31の格納空間31Sに格納される過程において、ロック手段60により脱落防止部が非規制位置にロックされた状態を解除する構成であればよい。
【産業上の利用可能性】
【0065】
作業者の作業負担を増大させることなくマガジンに対する部品収納体の出し入れ作業の作業性を向上させることができる部品ストック装置および部品装着装置を提供する。
【符号の説明】
【0066】
1 部品装着装置
13 トレイフィーダ
14 装着ヘッド
16 部品収納体
22 部品ストック装置
23 引出しテーブル(収納体引出し部)
31 ストッカ
31S 格納空間
32 マガジン
32F 出入口
52 ロッド部材(脱落防止部)
53 被ロック部材(第1の係合部材)
53c 被係合部
54 第2ブラケット
55 戻しばね(付勢手段)
56 ロック部材(第2の係合部材)
56a 係合部
56b 操作部
60 ロック手段
70 ロック解除手段
R 移動経路
PL パレット
TR トレイ
BH 部品
KB 基板
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
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図16
図17
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図19