(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023104476
(43)【公開日】2023-07-28
(54)【発明の名称】フェイスマスク部を有するタオル
(51)【国際特許分類】
A47K 10/02 20060101AFI20230721BHJP
A41D 13/11 20060101ALI20230721BHJP
【FI】
A47K10/02 A
A41D13/11 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022005479
(22)【出願日】2022-01-18
(71)【出願人】
【識別番号】316008879
【氏名又は名称】藤澤 千惠子
(72)【発明者】
【氏名】藤澤 千惠子
(57)【要約】
【課題】従来のフェイスマスクは顔の周辺のみに対応するもので、身体に対応することが
出来なかった。
【解決手段】 本発明にかかるフェイスマスク部を有するタオルは、長さ方向一方側にマ
スク部を形成したタオルであって、前記マスク部の長さ方向中央の裏側上部には、鼻当て
部が形成されていることを特徴とする。
本発明によればタオルの機能とマスクの機能とを合わせて構成することができ、フェイス
マスク部の装着性を向上させることが出来るタオルである。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
長さ方向一方側にマスク部を形成したタオルであって、前記マスク部の長さ方向中央の裏側上部には、鼻当て部が形成されていることを特徴とするフェイスマスク部を有するタオル。
【請求項2】
前記鼻当て部は、前記マスク部の長さ方向中間の上縁部を裏側に折り返して縫い付けたものであることを特徴とする請求項1記載フェイスマスク部を有するタオル。
【請求項3】
前記鼻当て部は、前記マスク部を裏側に二つ折りにし、折り返し部の上部を三角形の袋が形成されるように斜めに縫い付け、前記マスク部を開いた状態として、前記三角形の袋を、折り返し部の両側を、このマスク部に沿うように折りたたみ、折りたたんだ袋の少なくとも上部をマスク部に縫い付けて形成したものであることを特徴とする請求項1または2記載のフェイスマスク部を有するタオル。
【請求項4】
前記鼻当て部は、前記マスク部を裏側に2つ折りにし、折り返し部を三角形状に切り落とし、切り落とし部を縫い付けて形成したものであることを特徴とする請求項1記載のフェイスマスク部を有するタオル。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は顔を覆う為のマスクに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、特許文献1に開示される発汗促進ポリエステル内蔵タオルマスクというのが、知られています。従来あるのは、サウナ入浴において発汗を促すものや、息苦しさを解消するためだけのものだった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2006-6873号公報
【特許文献2】実用新案登録第3228966号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の技術は顔の周辺のみに対応するもので、身体に対応することが出来なかった。特許文献2は、このような点を鑑みて顔周辺のみならず、胸部にも対応したフェイスマスク部を有するタオルを提供する。
特許文献2は、タオル地を用いて、タオル本来の特徴と機能を存分に発揮し、長方形状のタオル本体に、左右の耳掛け部を備え、人体に装着することが出来、耳と耳との間で、口が覆われるように構成されているのでフェイスマスクとして機能し、更に使用範囲を広げ、身体を覆い隠す事が出来る。
又、手首に固定できるゴム製通し部を有していたり、補助用耳掛け紐も備え付けられ、耳掛け紐が壊れた時の事も考慮されていて、大変優れたものであるが、フェイスマスク部の着け心地が、もっと良くなるフェイスマスク部を有するタオルを提供する。
しかしながら特許文献2のタオルでは、フェイスマスク部の顔への装着性が充分とは、いえなかった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明にかかるフェイスマスク部を有するタオルは、長さ方向一方側にマスク部を形成したタオルであって、前記マスク部の長さ方向中央の裏側上部には、鼻当て部が形成されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明によればタオルの機能とマスクの機能とを合わせて構成することができ、フェイスマスク部の装着性を向上させることが出来るタオルである。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図2-2】マスク部に穴を開けて耳掛け紐を通した図である
【
図2-3】耳掛け紐を外側に向けて取り付けた図である
【
図2-4】耳掛け紐を内側に向けて取り付けた図である
【
図2-5】耳掛け紐を長くして内側に向けて取り付けた図である
【
図2-6】耳掛け紐の先端部を向かい合わせにして耳掛け紐を長くして内側に向けて取り付けた図である
【
図2-7】耳掛け紐の先端部を向かい合わせにして耳掛け紐を長くして内側に向けて取り付けて長さを調整した図である
【
図2-8】耳掛け紐を長くして真ん中を切り離した図である
【
図3-1】マスク部に横長の厚みのある鼻当て部を取り付けた図である
【
図3-2】鼻当て部の中央部分を横から見た断面図である
【
図7-1】マスク部中央に三角形状の鼻当て部を作成した図である
【
図7-2】マスク部中央に三角形状の鼻当て部を作成した他の実施形態の図であ る
【
図8】マスク部中央に三角形状の鼻当て部を取り付けた図である
【
図11】マスク部中央の三角形状の鼻当て部の別の縫い合わせ形態の図である
【
図12】マスク部中央に三角形状の鼻当て部を作成した他の実施形態の変形形態の図である
【
図14-1】マスク部の一部を切り落とした図である
【
図15】マスク部中央を中表にたたんだ他の実施形態の図である
【
図18】タオル本体1を首に巻き留めた他の実施形態の図である
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下本発明の実施の形態に関するフェイスマスク部を有するタオルの説明をします。
タオルの種類には、マフラータオル、スポーツタオル、フェイスタオル、ロングタオル、バスタオル、応援タオル、平面タオル、並判タオル、ボディータオル、タオルハンカチ、手ぬぐい、スカーフ、ストール等、多種あり、素材や糸や織り方に、綿、麻、ポリエステル、ポリウレタン、ポリエチレン、ナイロン、ウレタン、シルク、マイクロファイバー、ガーゼ、ガーゼパイル、パイル地、無撚糸、ワッフル等があり、軽量で、肌触りが良く、速乾性、吸水性、伸縮性に優れていたり、UVカット、抗菌、防臭効果があったり、触ると冷たく感じる布等素材や糸、織り方、切り方で幾通りもの多種多様な布地やタオル地を作ることができる。
多種ある素材や性質や効果を使った長方形又は横長の四辺形状の布地やタオル地をタオル本体1に用いることができる。
【0009】
図1は、細長い形状のタオル本体1の裏面の中心線15より一方側左寄りに、耳ゴム左6と耳ゴム右7を取り付けた図で、耳ゴム左6を左耳に、耳ゴム右7を右耳に掛けると、人体の顔に装着することができて、耳と耳との間で、鼻から口を覆う事ができるようになり、タオル本体1にフェイスマスク部をつくる事が出来ます。
タオル本体1を首の後ろから掛けられると共に、フェイスマスク部1-1を顔に装着する事が出来ます。
ここでは、タオル本体1の一端につくったフェイスマスク部1-1をマスク部1-1として説明します。
マスク部1-1の呼吸が楽に出来る様に又、肌当たりが良くなる様にマスク部1-1に鼻当て部14をつくります。マスク部1-1の顔が当たる面に、上縁4を折り曲げてつくります。
鼻当て部14は
図3で詳しく説明します。
【0010】
本発明を詳しく説明します。
タオル本体1の大きさは、縦幅の右縁2と左縁3の両端を横に結ぶ横幅の上縁4と下縁5で出来ています。
横幅の上縁4と下縁5の長さは80cm~110cm前後あり、あるいは90cm~110cmであり、例えば100cm~110cm前後あります。
上縁4と下縁5の両端を縦に結ぶ右縁2と左縁3は20cm~30cm前後あります。
上縁4と下縁5は同じ長さで、右縁2と左縁3は同じ長さです。
タオル本体1の裏面の中心線15周辺を首の後ろに掛けて、左右の肩からタオル本体1の裏面が体に沿うように、前方に垂らすと右肩から左縁3方向が、左肩から右縁2方向が、ほぼ20cm以上前方に垂れる位の横幅の長さがあります。
耳ゴム左6と耳ゴム右7の素材や長さは、伸縮性素材の布やゴムでできていて、ウレタン、ポリウレタン、シリコン、ナイロン、ポリエステル、等で出来ていて、柔らかく、伸びが良く、肌触りが良くて、耳に掛けやすい素材です。
耳に掛ける部分の耳掛け紐や耳掛けゴムの長さは、5cm~15cm前後あり、あるいは8cm~12cmであり、例えば10cm前後で、マスク部1-1に取り付ける、取り付け幅の両端を1cm前後とすると、耳掛け紐や耳掛けゴムの全長は12cm前後となります。
太さや横幅は耳にくい込んだり、痛くならない弾力があり、直径2mm~7mm前後あり、例えば直径5mm前後で、平ゴム、丸ゴム、編ゴム、横巻ゴム、マスクゴム等、丸形や平形や楕円形等、丸紐又は帯紐の形状等があります。
【0011】
ここでは、耳ゴム左6、耳ゴム右7の全長の長さを12cm前後とし、太さは直径を5mm前後とし、平形の形状の耳掛け紐を使って説明します。
マスク部1-1をつくる時に、耳ゴム左6から取り付けます。
マスク部1-1は、タオル本体1の中心線15周辺を首の後ろに掛けて両肩から前方に垂らした時に、素速く顔に装着出来る様に、右肩から前方に垂れた左縁3方向につくります。
耳ゴム左6は、タオル本体1の裏面の中心線15より一方側左寄りの左上部の近傍に耳ゴム左6を取り付けます。
成人の顔の横幅の距離を空けて耳ゴム右7を取り付けます。
耳ゴム左6と耳ゴム右7との位置関係は後に詳しく説明します。
耳ゴム左6と耳ゴム右7の取り付け方は、耳ゴム左6の接続部17bと18cと、耳ゴム右7の接続部19dと20eを、縫合、縫い付け、融着、溶着、接着剤等を使い強く引っ張っても取れないように取り付けます。
ここではマスク部1-1に耳ゴム左6と耳ゴム右7の先端の両端を1cm前後取り付けた場合で説明します。
【0012】
ここでは、耳ゴム左6及び耳ゴム右7の取り付け方を全て縫合した場合で説明します。
マスク部1-1は、タオル本体1と一体になっていて、タオル本体1の一部であって、タオル本体1以内にあって、タオル本体1の裏面側が顔に装着する面であって、タオル本体1の裏面の中心線15より一方側左寄りに位置しています。
タオル本体1の裏面がマスク部1-1の裏面になるので、わかりやすく、マスク部1-1の裏面は、マスク部1-1の裏面Aとして、説明していきます。
マスク部1-1の大きさは、タオル本体1の裏面から見た時に、線で結んで表すと、例えば、左縁3と上縁4の交わる角から上縁4を中心線15に向かって右に進み、耳ゴム右7の取り付け位置から、右耳全体をマスク部1-1が覆える様に、更に中心線15に向かって上縁4を8cm前後、右に進んだ箇所から、直角に下縁5に向かって下に進み、下縁5の着地点から、下縁5を左縁3に向かって左に進み、下縁5と左縁3が交わる角から左縁3を上縁4に向かって上に進みます。左縁3と上縁4が交わる角で結ぶと、長方形又は四辺形状に線で一周してつながります。
縦に結ぶ線はマスク部1-1の縦幅になります。
横に結ぶ線はマスク部1-1の横幅になります。
マスク部1-1の面積は、タオル本体1の面積の、だいたい4分の1から3分の1の大きさになります。
マスク部1-1の裏面Aの左縁3側の上縁4寄りに耳ゴム左6の接続部17bを取り付けます。
耳ゴム左6の接続部17bの取り付け箇所を決めたら、人体の顔の構造により、左耳に掛けられるように、縦に、耳のつけ根幅5cm前後の間隔を空けて接続部18cの取り付け箇所を決める事が出来ます。
耳ゴム左6と耳ゴム右7の位置関係はマスク部1-1に耳ゴム左6の接続部17bと18cを取り付けたら中心線15に向かって成人の正面の顔の横幅の間隔を空けて耳ゴム左6と同じ高さの位置に平行に耳ゴム右7の接続部19dと20eを取り付けます。
耳ゴム左6の接続部17bと、耳ゴム右7の接続部19dは左右の耳の上部に当たり、耳ゴム左6の接続部18cと耳ゴム右7の接続部20eは左右の耳の下部に当たります。
成人の顔の正面の、横幅の平均は14cm前後~17cm前後と推定されていて、成人の顔の正面の、右耳の付け根から左耳のつけ根の幅の平均は、24cm前後~27cm前後と推定されています。
マスク部1-1を右耳から左耳へと、顔の正面の凹凸に沿わせた時に、骨格や、肉付きや、鼻の高さや、耳の位置等は、一人一人それぞれ違うので、例えば耳ゴム左6と耳ゴム右7の取り付け位置の横幅を、27cm前後距離を取った時、マスク部1-1と顔とのサイズが多少違っても、耳ゴム左6と耳ゴム右7の耳掛け紐が、伸び縮みして、マスク部1-1と顔との距離や、横幅を調節します。
マスク部1-1を顔に装着した時に、自分の左耳と右耳の位置よりも、耳ゴム左6と耳ゴム右7の取り付け幅が狭過ぎたり、広過ぎたりすると、顔に装着できなかったり、顔の着け心地が悪かったりするので、例えば、耳ゴム左6と耳ゴム右7の長さを20cm~30cm前後にして、マスク部1-1に取り付けて、輪状に結んだり、長さを調整する補助道具、例えばアジャスターや、ビーズ留め具等を使って耳ゴム左6と耳ゴム右7の長さを調整することができると、更に自分の都合の良いサイズに微調整する事ができます。
人体の顔の構造により、左右の耳に掛ける耳ゴム左6と耳ゴム右7は1対とします。
マスク部1-1を顔に装着する時に、マスク部1-1と顔とをつなぐ、耳掛け紐は、マスク部1-1を顔に装着する為には、なくてはならないものであり、耳掛け紐の取り付け方や、取り付け位置や、高さや、向き等により、耳掛け紐に指が引っかけ易くなって、耳掛け紐が耳に掛け易くなったりします。
耳ゴム左6と耳ゴム右7は左右両耳同様に、高さや位置を合わせて取り付けた場合として、主に耳ゴム左6を使って、
図2-1から
図2-8の耳掛け紐の長さや取り付け位置や、取り付け幅等の色々な種類を拡大して詳しく説明します。
【0013】
図2-1はマスク部1-1の裏面Aの耳ゴム左6と耳ゴム右7の詳細を説明する拡大図です。
マスク部1-1の裏面Aの左側上部寄りの上縁4と左縁3が交差する角を中心として半径5cm以内が耳ゴム左6の接続部17bの取り付け位置になります。
上縁4と左縁3が交差する角を中心として半径15cm以内が耳ゴム左6の接続部18cの取り付け位置になります。
耳ゴム左6の接続部17bと18cの先端部を向かい合わせにして、耳のつけ根幅5cm前後の間隔を空けて左縁3と平行になる様に縦向きに取り付けます。
耳ゴム左6は輪を構成するようにリング状になっていて、マスク部1-1との間に空間があり耳に掛けられるようになっています。
例えば耳ゴム左6の接続部17bは上縁4から2cm前後、左縁3から1cm前後の位置に、マスク部1-1に縦に1cm前後取り付けます。
接続部17bの取り付け位置は、上縁4に寄りすぎるとマスク部1-1を顔に装着した時に上縁4が目に入ってしまったり、左縁3からマスク部1-1の内側に寄りすぎると顔に装着した時に左縁3が耳に掛かるので、耳を塞いでしまい音が聞こえないと危険なこともあるので、左耳は完全に覆わない位の位置が好ましいです。
接続部18cは上縁4から7cm前後、左縁3から1cm前後の位置に縦に1cm前後取り付けます。
輪状に取り付けた耳ゴム左6は指先を掛けやすい空間、例えばマスク部1-1と耳ゴム左6の間に、指1本が楽に入る高さと、人差し指、中指、薬指の3本の指先が楽に入る幅があれば、指先が耳ゴム左6に引っ掛け易くなり、耳にも掛けやすいです。
耳ゴム左6の長さを20cm~30cm前後にして、輪状に結んだり長さを調整する補助道具、例えばアジャスターやビーズ留め具等を使って耳ゴム左6の長さを調整することができるようにすると更に自分の都合の良い大きさに微調整することができます。
なお、耳ゴム右7も耳ゴム左6と対称にマスク部1-1に取り付ける。
【0014】
一般的なタオルやマフラータオルには、タオルを長持ちさせる為に、又、洗濯時にほつれない様に、タオルを横向きに置いた時に左右の両端にヘムと呼ばれる縫製部分があります。右縁2と左縁3にあたります。ヘムはタオルの強度に関わる重要な部分になっていて、折り重ねて縫製してあり、分厚くなっています。
厚くしっかりとしたヘムの部分3-1を使って左縁3を目印にヘム3-1の上に乗る様に、ヘム3-1内に縦向きに耳ゴム左6を取り付ければ、左縁3と平行によれずに真っ直ぐに取り付ける事ができます。
耳ゴム左6は、ヘム3-1上に取り付ける事ができます。
タオルの種類によってはヘムの部分が無い物もありますが、一般的にはヘムの幅は8mm~2cm5mm前後あります。
【0015】
図2-2はマスク部1-1に耳ゴム左6を左縁3近傍に取り付ける別の方法を示す。ヘム3-1よりも内側に、耳のつけ根幅5cm前後の間隔を空けて、直径7mm前後の穴17c、穴18dを2ヶ所開けて、開けた穴が、ほつれない様にかがり縫い等、処理をして耳ゴム左6用のゴム紐6-1を穴に通して輪状にして両端部を結んだり、縫合した場合で、例えば耳ゴム左6の長さを20cm~30cm前後にして、自分の顔の幅や耳のサイズに合わせて耳ゴム左6を、長さを調整する補助道具例えばアジャスターやビーズ留め具等を使って、耳ゴム左6の長さを調節することで更に自分の都合の良い大きさに微調整できるマスク部1-1ができます。
マスク部1-1に直接穴を開けてマスク部1-1の表面と裏面Aを通した耳ゴム左6-1は耳に掛けるとマスク部1-1の表面が引っ張られて絞られるので、耳のつけ根周辺が、ぴったりと顔に沿います。
耳ゴム左6の穴17cと穴18dの開ける位置は
図2-1同様上縁4と左縁3が交差する角を中心として半径15cm以内に取り付けます。
左縁3のヘム3-1上は布地が厚いので、やわらかいマスク部1-1の左縁3のヘム3-1寄りに穴を開けます。例えば穴17cは上縁4から3cm前後、左縁3から3cm前後の位置です。
又、やわらかい布地の方が、耳掛け紐に引っ張られた時にきれいに絞れて、顔とマスク部1-1との間に隙間ができにくくなります。
耳ゴム左6を耳に掛ける時に、耳前でマスク部1-1を縦に縮める様に耳掛け紐6-1が引っ張られるので、縦に縮む分、上縁4から距離を取ります。
又、マスク部1-1が縦に縮む分、耳の付け根幅5cm前後の間隔を空けた穴17cと穴18dも、更に間隔を空けて、6cmから8cm前後にした時は、穴17cと穴18dは距離を空けた分、耳掛け紐も長くして、例えば15cm前後にします。
穴17cと穴18dは距離を離すと、合わせて同時に耳掛け紐も長くします。
他の使用例としては、例えば、耳ゴム左6の結び目を離すと1本の耳掛け紐6-1になるので、耳ゴム左6を引っ張って穴17cから延びる部分を長くして、穴18dから延びる部分を短くして穴18d側で、きつく縛ります。耳ゴム左6がマスク部1-1に1本の紐状に取り付けられた形状になり、耳ゴム右7も同じ形状にします。
すなわち穴19e、穴20fに耳ゴム右7-1を通して結ぶ。
耳ゴム左6と耳ゴム右7の先端を結ぶと後頭部を一周することができて、マスク部1-1を顔に装着することができます。
両耳掛け紐は、後頭部を一周して結べるように30cm~40cm前後の長さにします。
又、首まで下げると、首からぶら下げることができます。
【0016】
図2-3は、一般的な不織布マスクの耳掛け紐の様に、耳ゴム左6の接続部17bと18cを左縁3のヘム3-1に耳のつけ根幅5cm前後の間隔を空けて横並びに取り付けた場合で、使い慣れた耳掛け紐の形状で、左縁3から耳ゴム左6が外側に飛び出しているので指に引っ掛け易く、さっと耳に掛け易いです。
耳ゴム左6の接続部17bと18cの取り付け位置は
図2-1と同様です。
耳ゴム左6は左縁3から外側に飛び出している形状になるので耳ゴム左6の全長が12cm前後で両端をマスク部1-1に1cm前後取り付けると、接続部17bと18cの取り付けた位置がマスク部1-1を顔に装着した時に顔の側面近辺に当たります。
マスク部1-1と顔との装着性を上げたり、マスク部1-1を左耳近辺まで装着したい時は、接続部17bと18cをマスク部の内側に少し寄せて、例えば左縁3から3cm前後の位置に取り付けます。
耳ゴム左6の長さを20cm~30cm前後にして輪状に結んだり長さを調整する補助道具例えばアジャスターやビーズ留め具等を使って耳ゴム左6の長さを調整することで更に自分の都合の良い大きさに微調整することができます。
なお、耳ゴム右7も耳ゴム左6と対称にマスク部1-1に取り付ける。
【0017】
図2-4は、一般的な不織布マスクの耳掛け紐をマスク部1-1の内側に向けるように、耳ゴム左6の接続部17bと18cの先端部を左縁3方向に向けて耳のつけ根幅5cm前後の間隔を空けて、左縁3のヘム3-1に横並びに取り付けた場合で、マスク部1-1内に収まった耳ゴム左6はタオル本体1の中心線15周辺を首の後ろに掛けて、両肩から右縁2方向と左縁3方向を前方に垂らした時も外側から見えづらいので、細長い形状のタオルを首に掛けている様にしか見えないが、マスク部としての機能を備えていて、左縁3近傍に取り付けられた耳ゴム左6は指に引っ掛けやすくさっと耳に掛け易いです。
耳ゴム左6の接続部17bと18cの取り付け位置は
図2-1と同様です。
耳ゴム左6の接続部17bと18cをマスク部1-1の内側に向けて1cm前後取り付けているので、耳に掛ける時は、外側に向けて折り返す様になるので、折り返す分、最初に決めた耳ゴム左6の長さの、全長12cm前後を両先端部分の取り付け幅を1cm前後ずつ長めにしたとして、全長14cm前後にして取り付けます。
耳ゴム左6の長さを20cm~30cm前後にして、輪状に結んだり長さを調整する補助道具、例えばアジャスターやビーズ留め具等を使って耳ゴム左6の長さを調整することで、更に自分の都合の良い大きさに、微調整することができます。
なお、耳ゴム右7も耳ゴム左6と対称にマスク部1-1に取り付ける。
【0018】
図2-5は、
図2-4の耳ゴム左6の長さを20cm~30cm前後にした場合で、耳掛け紐をマスク部1-1の内側に向けるように、耳ゴム左6の接続部17bと18cの先端部を、左縁3方向に向けて耳のつけ根幅5cm前後の間隔を空けて、左縁3のヘム3-1に、横並びに取りつけた時、耳ゴム左6の長さがあると重さも増えるので、接続部17bと18cを長めに取り付けて、例えば接続部17bと18cはマスク部1-1に2cm前後ずつ取り付けるとしっかりと固定することができて、顔に装着した時も安定感があります。
耳ゴム左6の、真ん中を重ねる様に折り返して結びやすくします。
結び目の位置を変えることで耳ゴム左6の長さを調整することが出来て、自分の都合の良い耳幅に微調整することができます。
又、長さを調整する補助道具、例えばアジャスターやビーズ留め具等を使って耳ゴム左6の長さを調整する事もできます。
結び目はマスク部1-1内に収まる為、耳掛け紐が他の物と絡まる危険が少なくなります。
耳ゴム左6の接続部17bと18cの取り付け位置は
図2-1と同様です。
なお、耳ゴム右7も耳ゴム左6と対称にマスク部1-1に取り付ける。
【0019】
図2-6は、耳ゴム左6の長さを20cm~30cm前後にして、左縁3のヘム3-1に耳ゴム左6の先端部を向かい合わせにして耳の付け根幅5cm前後の間隔を空けます。耳ゴム左6の先端部は左縁3と平行に縦向きにして、耳ゴム左6の真ん中部分をマスク部1-1の内側に向けて、35度から90度の範囲内で折り返して、折り返した部分を接続部17bと接続部18cで一緒に取り付けます。
折り返した部分が斜めに重なり、重なった耳掛け紐の厚みの分が、マスク部1-1と耳ゴム左6との間に浮き上がるような高さが出来て、指が耳掛け紐を掴みやすくなります。
マスク部1-1の中央に向かって沿うように平面に取り付ける事ができます。耳ゴム左6はマスク部1-1内に収まって耳掛け紐が他の物と絡まる危険が少なくなります。
接続部17bと接続部18cを斜めに折り返して取り付けた耳ゴム左6は左右に方向性ができて、左右の動きに柔軟性が出来ます。耳掛け紐が動かしやすくなると、顔の動きに合わせて耳ゴム左6が動くので、耳ゴム左6に耳が引っ張られることがなく、耳が痛くなりにくくなります。
自分の顔の幅や耳のサイズに合わせて耳ゴム左6を輪状に結んだり、長さを調整する補助道具、例えばアジャスターやビーズ留め具等を使って耳ゴム左6の長さを調節することで、自分に都合の良い大きさに微調整できるマスク部1-1ができます。
耳ゴム左6の接続部17bと18cの取り付け位置は
図2-1と同様です。
なお、耳ゴム右7も耳ゴム左6と対称にマスク部1-1に取り付ける。
【0020】
図2-7は
図2-6の耳ゴム左6を輪状に結んで、耳掛け紐の長さを調整することでマスク部1-1が様々な大きさの顔幅と合う様に調節する時の、結び方の一例です。
結ぶ位置を変えると耳ゴム左6とマスク部1-1との間の空間を大きくしたり、小さくしたり、大きさに変化がつけられます。
接続部17bと18cの取り付けた位置が自分の顔幅や、耳幅よりも、狭かった場合も、広かった場合も、耳ゴム左6の結び目の位置をマスク部1-1から離したり、近づけたりして結ぶと、長さを変えて調整することができます。
なお、耳ゴム右7も耳ゴム左6と対称に調整します。
【0021】
図2-8は、耳ゴム左6の長さを50cm前後にして、左縁3のヘム3-1に耳ゴム左6の先端部を向かい合わせにして、耳のつけ根幅5cm前後の間隔を空けます。
耳ゴム左6の先端部は左縁3と平行に縦向きにして、耳ゴム左6の真ん中部分をマスク部1-1の内側に向けて35度から90度の範囲内で折り返して、折り返した部分を接続部17bと接続部18cで一緒に取り付けます。
耳ゴム左6の接続部17bと18cの取り付け位置は
図2-1と同様です。
接続部17bと18cから続く耳ゴム左6の真ん中を半分に切り離して耳ゴム左6を2等分にします。
接続部17bから延びる部分6と接続部18cから延びる部分6を結んだり、アジャスター等で自分の顔の幅や耳のサイズに合わせて調節します。
耳ゴム右7も同様に接続部19dと接続部20eから続く耳ゴム右7の真ん中を半分に切り離して耳ゴム右7を2等分にします。
接続部19dから延びる部分7と接続部20eから延びる部分7を結んだりアジャスター等で自分の顔の幅や耳のサイズに合わせて調節します。
耳ゴム左6の接続部17bと耳ゴム右7の接続部19dの耳掛け紐6、7を結んで頭から被り首まで下げるとマスク部1-1を首からぶら下げることができて、首の周辺を覆うことができて胸元を隠せたり、防寒や日除けができたり、又、風に飛ばされる心配をせずに走ることができます。
マスク部1-1を耳の位置まで上げると耳掛け紐が両耳の耳の上部から一本、後頭部を一周してマスク部1-1を顔に装着することができます。
更に耳ゴム左6の接続部18cと耳ゴム右7の接続部20eの耳掛け紐6、7を結ぶとマスク部1-1を顔に装着した時に耳掛け紐6、7が両耳の耳の上部から一本と、耳の下部から一本で、両耳から2本の耳掛け紐が後頭部を一周することができてマスク部1-1を安定させることができます。
耳ゴム左6、耳ゴム右7はマスク部を顔に装着することが第1の目的なのでマスク部1-1を顔に装着することができるのであれば、いかなる接続箇所でも、接続向きでも、接続方法でも良いです。
【0022】
図3-1は、鼻当て部14をマスク部1-1の裏面Aに取り付けた図です。
図3-2は、鼻当て部14を横から見た時の断面図です。
鼻当て部14について詳しく説明します。
一般的なタオルやマフラータオルには、タオルを横向きに広げて置いた時に、上、下の両端に生地がほつれないように縫製してあるミミと呼ばれる縫製部分があります。上縁4と下縁5に当たります。
タオルの種類によっては、ミミの部分が無い物もありますが、一般的にはミミの幅は3mm~1cm前後あります。
マスク部1-1を、顔に装着した時に、上縁4のミミの部分が鼻筋と頬に当たりますが、タオル布地のミミの部分は硬く肌触りが悪く感じる時があります。
又、耳ゴム左6を急いで左耳に掛けたい時に、上縁4のミミの硬い部分が目に入ってしまいそうな危険な時があります。
マスク部1-1を顔に装着する時に、着け心地や使い心地を良くして装着性を向上させる為に、鼻当て部14をつくります。
マスク部1-1の耳ゴム左6と耳ゴム右7以内に鼻当て部14をつくります。
マスク部1-1の耳ゴム左6と耳ゴム右7の間の上縁4のミミの部分の真ん中辺りを中心に、半円を描くように、マスク部1-1の裏面A側に5mmから1cm前後折り曲げて、折り曲げた所を貼り付けたり、折り曲げた所の下側を接続部16aで縫い付けて鼻当て部14をつくります。
【0023】
マスク部1-1の裏面A側に上縁4を折り曲げる時、耳ゴム左6と耳ゴム右7以内に半円を描くようにおさめず、耳ゴム左6と耳ゴム右7より、外側に横一直線に、特に耳ゴム左6側は、左縁3まで折り曲げると、左縁3のヘム3-1の分厚い部分が2倍に分厚くなり、顔に装着した時に、目と耳との間の顔の側面や、耳上に厚みができて、顔が大きく見えてしまったり、視界が悪くなったり、メガネをしている人はメガネが掛けづらくなったりするので左縁3まで折り曲げないようにします。
鼻当て部14は、マスク部1-1以内、すなわち、耳ゴム左6と耳ゴム右7の間以内に上縁4に半円を描くようにつくります。
例えばマスク部1-1の上縁4のミミの部分の鼻筋が当たる部分をマスク部1-1の裏面A側に1cm前後折り曲げて、両サイドの耳ゴム左6、耳ゴム右7に向かって左右に段々と折り曲げる部分を浅くしていって、5mm程度になったら折り曲げた所の下側を接続部16aで縫い付けて取り付けます。
更に段々と折り曲げる部分を浅くしていって上縁4につながるように折り曲げた所の下側を接続部16aで縫い付けて取り付けても良いです。
【0024】
又、
図3-2に示すように、マスク部1-1の上縁4の鼻筋が当たる部分を、マスク部1-1の裏面A側に、例えば5mm前後折り曲げて、更に巻き込むように1cm前後折り込んで2重にして、両サイドの耳ゴム左6、耳ゴム右7に向かって、左右に段々と折り曲げる部分を浅くしていって、折り曲げた所の下側を、接続部16aで縫合すると、マスク部1-1を顔に装着した時に鼻当て部14に厚みが増して、マスク部1-1と頬と鼻筋の隙間を狭めることができます。
その為、呼気が上方向に漏れにくくなり、メガネをかけている人は、メガネが呼気で曇りにくくなります。
鼻当て部14にメガネが乗り安定する事で、メガネの着け心地も良くなります。
又、鼻当て部14に厚みがある事でマスク部1-1を顔に装着した時に、鼻から口にかけてのマスク部1-1の内側の空間が広がり、呼吸が楽になります。
鼻当て部14を更に3重4重と巻き込むように折り込んで厚みを増していくと、ますますマスク部1-1と、頬と鼻筋の隙間を狭める事が出来ますが、視界が悪くなるので、厚くしすぎないようにします。
鼻当て部14は、マスク部1-1の裏面A側に折り曲げることで、表面側のふわふわした面が頬や鼻筋に当たり、肌当たりや、着け心地が良くなります。
【0025】
図4はマスク部1-1の中央上部に鼻当て三角袋12を形成する為に、マスク部1-1の裏面Aが表になる様に二つに折り返して、中表になるように畳みます。
中央の折り返した折り目Bが、マスク部1-1の丁度真ん中になります。
図4では見えませんが、二つに折り返した反対の面の外側には、耳ゴム右7が取り付けてあります。
中表に二つ折りにしたマスク部1-1の耳ゴム左6と耳ゴム右7を合わせると、マスク部1-1中央の折り目Bがズレにくくなり、真っ直ぐ折り目をつける事ができます。
ここでは
図2ー7の耳ゴム左6と耳ゴム右7を使って顔幅や耳幅を調整出来る耳掛け紐を使って説明していきます。
マスク部1-1中央の折り目Bは、マスク部1-1を、顔に装着した時に鼻筋から鼻筋の延長線上に当たる部分になります。
上縁4は頬や鼻筋が当たる部分になります。
マスク部1-1の中央の折り目Bとマスク部1-1の上縁4の交わる角を、三角形の直角の頂点とした時、頂点から上縁4の線上に例えば2cm前後を点Dとして、頂点から中央の折り目Bの線上に、例えば5cm前後を点Cとした時、点Cと点Dを結んで斜めに出来た斜辺線上を縫合した箇所を、縫製部30とします。
例えば、マスク部1-1を顔に装着した時に、鼻筋が通って見えるようにするには、マスク部1-1の点Dと点Cを結び、更に、緩やかな丸みをつけながら、中央の折り目Bの線上にそって、延長して縫合した先を点C’として、点C’まで縫い目を付けていきます。中央の折り目Bの線上に取った点Cより2cm~5cm前後下側に点C’を取ります。緩やかな丸みをつけながら、中央の折り目Bの線上にそって、延長して縫い目を付けていくと、顔の中央の鼻筋にそって縦に縫い目が入ることで、顔に装着した時に正面から見ると、鼻筋が通った様な、小顔に見える様な効果があります。
縫製部30から顔の丸みに沿って縦に緩やかな丸みができることで、鼻周り、口周りに空間ができます。鼻や口周りに空間ができることで呼吸が楽にできます。
点C’を長く延長すればするほど穏やかな丸みができます。
縫製部30の角度で鼻筋周辺の高さの角度が決まります。鼻周りや口周りの空間の広さが決まります。
縫製部30により、三角形状の袋が形成されます。
三角形状の袋は鼻当て三角袋12として形成されていきます。
【0026】
図5は、タオル本体1の裏面を広げた時の、マスク部1-1です。
図4を開いて広げたマスク部1-1の裏面Aの中央上部に縫製部30でつくられた三角形状の袋があり、顔に装着した時に鼻筋の上に乗る鼻当て三角袋12として形成される部分になります。
図4に示す様にマスク部1-1の中央の折り目Bと、マスク部1-1の上縁4の交わる角から、点Cの位置を短く距離を取ると、顔に装着した時に、鼻当て三角袋12の鼻先に当たる位置が高くなり、角から点Dの位置を長く距離を取ると、顔に装着した時に、鼻当て三角袋12が鼻筋の上に乗る幅が広くなります。
縫製部30はマスク部1-1を顔に装着した時に、縫合線がマスク部1-1の表面になり、マスク部1-1の裏面Aでは鼻筋の上に乗る鼻当て三角袋12が形成されます。
鼻当て三角袋12は、三角形状の袋になっているので、袋の中に三角形状の空間があります。
上端開口部は広く、下方向に向かって筒状に狭くなっています。
鼻当て三角袋12の上端開口部は、上縁4の一部であって、輪状になっています。
点Dは鼻当て三角袋12の上端開口部の輪状になった上縁4と上縁4をつなぎ、マスク部1-1の表面と裏面とを結ぶ点になります。
マスク部1-1を上縁4方向から見た時に、マスク部1-1の表面と、マスク部1-1の裏面A側にある鼻当て三角袋12の輪状に開いた上端開口部との間の上縁4に、点Dがあります。
【0027】
図6-1、
図6-2は鼻当て三角袋12を説明するもので、
図6-1では三角形状の袋の中の空間の部分を開いて、
図6-2では斜めに縫い付けた縫製部30に沿って、袋を潰すように折りたたむところです。
鼻当て三角袋12の上部の、輪状になっている上端開口部の上縁4の点Dと、マスク部1-1の中央の折り目Bと上端開口部の交わる角を、重ね合わせるように、マスク部1-1に対して上端開口部を横長に潰すように折りたたむと、点Dを真ん中に左右均等に、点Dが鼻当て三角袋12の上端開口部の、真ん中になります。
鼻当て三角袋12の輪状になっている上端開口部の上縁4を、点Dとマスク部1-1の中央の折り目Bを合わせる様にして、横長に潰す様に折り畳んで、鼻当て三角袋12の袋の中に空気を閉じ込める様に、ぴったりと重ね合わせることが出来ます。
鼻当て三角袋12が袋状になっているので鼻当て三角袋12の上端開口部を閉じると、ふかふかと弾力のある鼻当て三角袋12が出来て、マスク部1-1を顔に装着した時にマスク部1-1と顔との隙間に合わせて、隙間を塞ぐ様に鼻当て三角袋12の弾力が、マスク部1-1と顔との装着性を向上させることができます。
【0028】
図6-2ではマスク部1-1の裏面Aの、鼻当て三角袋12の上端開口部を、横長に重ね合わせて折り畳んだ上縁4を含む部分を、わかりやすく、縦に二等分します。
上縁4の点Dと点Cを結ぶマスク部1-1の表面の縫製部30の縫合線が、マスク部1-1の裏面Aでは、中央の折り目Bと重なり、鼻当て三角袋12の二等分線に当たるので、点Dから左右に、左側に鼻当て左10と、右側に、鼻当て右11とします。
図4に示す様にマスク部1-1の中央の折り目Bと、マスク部1-1の上縁4の交わる角から上縁4の線上に、例えば2cm前後を点Dとした時、鼻当て三角袋12の上端開口部を開いて横長に折り畳んだ、鼻当て左10の上部は1cm前後で、鼻当て右11の上部も1cm前後になります。
鼻当て三角袋12を折り畳んだ時、点Dを真ん中に、二等分した左側が鼻当て左10で、右側が鼻当て右11を指すので、鼻当て三角袋12の上部と下部は、鼻当て左10の上部と下部を指して、鼻当て右11の上部と下部を指します。
鼻当て左10の上部と下部と、鼻当て右11の上部と下部は、鼻当て三角袋12の上部と下部を指します。
鼻当て三角袋12の両端の折り返し部は左側が鼻当て左10の折り返し部であり、右側は鼻当て右11の折り返し部になります。
鼻当て左10の折り返し部と鼻当て右11の折り返し部は、鼻当て三角袋12の両端の折り返し部になります。
鼻当て三角袋12を折り畳んだ時、鼻当て三角袋12の点D側は鼻当て三角袋12の奥側を指して、マスク部1-1の中央の折り目Bは、鼻当て三角袋12の手前側になります。鼻当て左10と鼻当て右11の点D側は奥側を指して、鼻当て左10と鼻当て右11の中央の折り目B側は、手前側になります。
マスク部1-1の表面の縫製部30と、縫製部30と重なる中央の折り目Bは、鼻当て左10と鼻当て右11の境い目になります。
図7-1は、折り畳んだ、鼻当て三角袋12をマスク部1-1に、縫って取り付けるところの図で、
図7-2は、鼻当て三角袋12の上部を折りたたむ時に少し下にずらして折り畳んで縫って取り付けるところの図です。
又、マスク部1-1に折りたたんだ鼻当て三角袋12を取り付ける時には、鼻当て左10の上部と鼻当て右11の上部を、それぞれ縫合せずに、マスク部1-1の上縁4と重ね合わせるか、マスク部1-1の上縁4より少し下方にずらして、マスク部1-1に直接、鼻当て左10の上部を接続部23hで取り付けます。鼻当て右11の上部を接続部24iで取り付けます。
すなわち、鼻当て三角袋12の上端開口をマスク部1-1に縫合し、上端開口の縫い付けと、上端開口のマスク部1-1への取り付けとを同時に行います。
この場合、鼻当て三角袋12の上端開口は上縁4に重なって厚くならないように、鼻当て三角袋12の上端開口を上縁4から少し下方にずらすのが好ましいです。
しかし、それぞれ別々に、鼻当て左10の上部の上縁4をぴったりと重ね合わせて、鼻当て右11の上部の上縁4をぴったりと重ね合わせて、更にマスク部1-1の上縁4にぴったりと重ね合わせて、マスク部1-1に直接、鼻当て左10を接続部23hで縫い合わせて取り付けて、鼻当て右11を接続部24iで縫い合わせて取り付けると、マスク部1-1を顔に装着した時に、鼻筋の上に上縁4が三重に重なって乗ることになり、視界が悪くなるわけですが、上縁4のミミの部分は、硬く縫製してあり、厚みが潰されて、薄くなっていることが多く、上縁4が鼻筋の上に三重に重なっても視界が悪くなったり鼻筋に圧迫感が感じられない場合や、タオル本体1の素材が薄い場合などは、鼻当て左10と鼻当て右11の上部の上縁4と、マスク部1-1の上縁4は三重に重ねて取り付けることができます。
鼻筋の上になるべく厚みをつくらずに鼻当て左10と、鼻当て右11を、マスク部1-1の裏面Aに取り付けるには、
図7-1に示すように、鼻当て左10の上部の上縁4をぴったりと重ね合わせて、鼻当て右11の上部の上縁4をぴったりと重ね合わせて、マスク部1-1の上縁4と重ならないように、少し下にずらして、鼻当て左10をマスク部1-1に直接、接続部23hで縫い付けて取り付け、鼻当て右11をマスク部1-1に直接、接続部24iで縫い付けて取り付けると、顔に装着した時に鼻筋の上に乗る厚みが軽減するわけですが、例えば
図7-2に示すように、鼻当て三角袋12の上部の上縁4を折りたたむ時に、マスク部1-1の上部の上縁4と、鼻当て三角袋12の上端開口が重ならないようにすると共に、鼻当て三角袋12の上端開口同士も重ならないように、鼻当て三角袋12の上端開口の手前側を鼻当て三角袋12の上端開口の奥側よりも、下側に位置させて、マスク部1-1に直接縫い付けます。すなわち、マスク部1-1の上縁4よりも、鼻当て三角袋12の上端開口の奥側を下側にずらし、かつ、鼻当て三角袋12の上端開口の手前側を奥側より、更に、下側にずらします。
そして、鼻当て三角袋12の上端開口をマスク部1-1に縫い付けます。
鼻当て左10をマスク部1-1に直接、接続部23hで縫い付けて取り付けて、鼻当て右11をマスク部1-1に直接、接続部24iで縫い付けて取り付けると、顔に装着した時に鼻筋の上に乗る厚みが
図7-1よりも更に軽減します。
鼻当て左10と鼻当て右11の上部を閉じることで、空気を含んだ袋状に膨んだ状態で、顔に装着した時に鼻筋の上に乗るようになります。
鼻筋周辺の肌当たりが、ふんわりとします。
【0029】
鼻当て三角袋12の折り畳み方は、鼻当て三角袋12の上端開口部の点Dとマスク部1-1の中央の折り目Bとを重ね合わせて横長に折り畳みます。
上端開口部の奥側はマスク部1-1の上縁4を点Dから左右に均等に、同じ長さを耳ゴム左6方向と耳ゴム右7方向に折り返す形状になり、更に、鼻当て三角袋12の両端を折り返して手前側の真ん中の、中央の折り目Bと点Dを重ね合わせて折り畳みます。
図7-1に示す様にマスク部1-1の上縁4から鼻当て三角袋12の上端開口部を少し下にずらす時は、上端開口部の奥側を耳ゴム左6方向と耳ゴム右7方向に折り返す時に、マスク部1-1の上縁4から上端開口部の奥側が少し下にずれる様に点Dを中心として30度前後~60度前後の角度をつけて下方にずらして折り返します。
上縁4のミミの幅が例えば5mm前後とした場合、上端開口部を折り畳んだ時、上端開口部の点Dと手前側の中央の折り目Bは重なり、折り畳んだ鼻当て三角袋12の両端の折り返し部は、マスク部1-1の上縁4と重ならない様に5mm前後~1cm前後下にずらします。
図7-2に示す様に鼻当て三角袋12の上端開口部同士も重ならない様にする時は、上端開口部の奥側をマスク部1-1の上縁4を点Dから左右均等に同じ長さを、耳ゴム左6方向と耳ゴム右7方向に折り返す時に、マスク部1-1の上縁4から上端開口部の奥側が少し下にずれる様に、点Dを中心として30度前後~60度前後の角度をつけて下方にずらして折り返します。
更に鼻当て三角袋12の両端を折り返して畳む時も奥側よりも手前側を、折り返し部の角を中心に10度前後~45度前後の角度をつけて手前側が下側になるようにずらします。上縁4のミミの幅が例えば5mm前後とした場合、上端開口部を折り畳んだ時、点Dと、折り畳んだ上端開口部の手前側のマスク部1-1の中央の折り目Bの距離は5mm前後~1cm前後で、鼻当て三角袋12の両端の折り返し部は、マスク部1-1の上縁4から7mm前後~2cm前後下にずれます。
点Dの部分から、鼻当て三角袋12の両端の折り返し部に向かって、マスク部1-1の上縁4から、だんだん離れていきます。
点Dと鼻当て三角袋12の両端の折り返し部は、点Dよりも鼻当て三角袋12の両端の折り返し部の方が低い位置になります。
図8は
図7-1、
図7-2のように鼻当て三角袋12の上部をマスク部1-1に取り付けた接続部23h、24iと、更に接続部25jは鼻当て三角袋12を折りたたんだ時の左側の折り返し部の上側、接続部27lは左側の折り返し部の下側、26kは鼻当て三角袋12を折りたたんだ時の右側の折り返し部の上側、接続部28mは右側の折り返し部の下側で、接続部25j、26k、27l、28mを、マスク部1-1に縫い付けて取り付けると、鼻当て三角袋12を1周縫ってマスク部1-1に取り付けることができます。
鼻当て三角袋12が、マスク部1-1にしっかりと固定される為強度が増し、顔に装着した時に、マスク部1-1の鼻筋に当たる部分がつぶれにくくなります。
マスク部1-1の鼻筋に当たる上縁4の点Dの部分から縫製部30の延長線上に、膨らみを、もたせることが出来て、マスク部1-1が顔から浮くように張り、鼻や口周辺の空間を維持しやすくします。
又、接続部25j、26k、27l、28mは、マスク部1-1に縫い付けずに、折り畳んだ鼻当て三角袋12の両端の折り返し部を縫合して縫い合わせるだけでも、鼻や口周辺の空間を維持することは可能です。
【0030】
図9は、鼻当て三角袋12と、鼻当て部14とを合わせて形成した時で、
図5の鼻当て三角袋12がマスク部1-1の中央上部に形成されているので、鼻当て三角袋12を中心として、マスク部1-1の上縁4の左右を折り返して鼻当て部14とします。
マスク部1-1を、顔に装着した時に、鼻当て部14の左頬が当たる方を左頬8、右頬が当たる方を右頬9とします。
左頬8と右頬9を取り付けることで、視界を良くする事ができたり、マスク部1-1の頬に当たる上縁4周辺の、肌当たりを良くする事ができたり、又、マスク部1-1が顔の凹凸に合わせて密着度が増すようにすることもできます。
マスク部1-1の表面のふわふわした面が頬周辺に当たるように、マスク部1-1の裏面A側に上縁4を折り曲げていきます。
視界をふさがないように、なるべく厚みをつくらないように、押し付けるようにぴったりと折り曲げるようにします。
左頬8はマスク部1-1の裏面A側の耳ゴム左6と点Dの間の上縁4の真ん中より、やや点D寄り辺りを中心に、横長に半円を描くように、マスク部1-1の裏面A側に例えば5mm~1cm前後折り曲げます。
マスク部1-1の表面のふわふわした面が頬に当たるように、例えば上縁4に描いた、横長の半円の中心を、一番深く折り曲げて、例えば1cm前後折り曲げて、両サイドの耳ゴム左6と点Dに向かって、段々と折り曲げる部分を浅くしていきます。
点D側は鼻筋に乗る部分であり、顔の中心に当たる部分なので、厚みやたるみができないように、ぴったりと点Dにつながるように折り曲げます。
この時、鼻当て左10の上部と重ならないように、重なるか重ならないか、ぎりぎりの所をすれ違うように折り曲げます。
耳ゴム左6側も、段々と折り曲げる部分を浅くしていって、5mm前後になったら折り曲げた所の下側を点Dまで接続部21fで、ぴったりと縫合して取り付けます。
耳ゴム左6側は更に段々と折り曲げる部分を浅くしていって、上縁4につなげて接続部21fでぴったりと縫合して取り付けても良いです。
すなわち左頬8は耳ゴム左6と点Dの間以内に、目の真下辺りの、やや点D寄り辺りを中心に、上縁4を折り曲げて横長に半円を描くようにつくります。
右頬9も左頬8と対称にマスク部1-1に縫い付けて取り付ける。
左頬8の接続部21fで鼻当て左10を一緒に縫合して取り付けることができて、右頬9の接続部22gで鼻当て右11を一緒に縫合して取り付けることができます。
又、鼻当て左10の接続部23hを左頬8に縫合して、鼻当て右11の接続部24iを右頬9に縫合する事が出来ます。
左頬8と右頬9の上縁4をマスク部1-1の裏面A側に折り曲げたことで、マスク部1-1を顔に装着した時に、表面のふわふわした面が、左右の頬や鼻筋に当たるので、肌当たりが、やわらかくなり、着け心地が良くなります。
急いで顔に装着したい時も上縁4のタオルのミミの硬い部分が目に入る危険が少なくなります。
他の形態として、視界を良くして肌当たりを良くする方法には、例えば左頬8と右頬9を、マスク部1-1の上縁4の折り返す箇所を、視界を遮らない部分のみにします。
マスク部1-1を顔に装着した時にマスク部1-1の上縁4が当たる頬の一番高い位置、例えば頬骨が当たる近辺や、目の真下付近のみを、左頬8右頬9として、マスク部1-1の上縁4をマスク部1-1の裏面A側に折り返して縫合して取り付けます。
例えば頬骨が当たる近辺や目の真下近辺の2cm~4cm前後を、マスク部1-1の裏面A側に5mm~1cm前後折り曲げて、上縁4に半円を描くように折り曲げて、折り曲げた両サイドを、上縁4につなげるか、又はつながるように接続部21f、22gで、それぞれ縫合して取り付けます。
頬骨近辺や目の真下近辺のみを左頬8、右頬9とすると、マスク部の中央の点D周辺は顔とマスク部1-1との間に、隙間ができます。
マスク部1-1を顔に装着した時に、上縁4は、左頬8と鼻筋と右頬9を三角形状に結び、一番高い位置の鼻筋の両横には、隙間ができて、マスク部1-1と顔の密着度が薄れ、鼻筋の両横の隙間から呼気が逃げるので、楽に呼吸することができます。
隙間をふさぎたい時は、マスク部1-1の上からメガネやサングラスをかけると、重さで、鼻筋の両横の隙間を上から押さえることができて、隙間をふさぐことができます。
【0031】
図10は、顔に装着した時の左半面側です。
図4に示す様に、縫製部30の角度や長さによって、鼻当て三角袋12が鼻筋に乗る高さや長さや、広さが決まり、鼻や口周辺の空間の広さが決まります。
縫製部30の角度を鋭くすると、顔に装着した時に鼻周りが鋭く尖った様な形状になります。
マスク部1-1の鼻や口周辺には空間ができて、呼吸がしやすくなります。
鼻当て三角袋12が、鼻筋に乗っているが、鼻先に向かって細く形成されているので、鼻筋が通ったようにスッと細く見えます。
緩やかな丸みをつけたい時は、マスク部1-1の、中央の折り目Bの線上にある点Cの位置からC’周辺の位置までを丸みをつけて縫合して、更に、顔の縦の丸みに沿って、中央の折り目Bにそって、下縁5に向かって延長して縫い目を付けると、顔に装着した時に、鼻当て三角袋12から続く、ゆるやかなカーブをつくることができて、鼻筋が通った様に見えます。
図9に示す様に、左頬8は、耳ゴム左6と点D内に、つくられていて、やや点D寄り辺りを中心に、上縁4に横長に半円を描くように、接続部21fで縫合されています。
顔が正面を向いた時の、目の下辺りを中心に、一番深く折り曲げて、耳ゴム左6と点Dに向かって段々と浅く折り曲げていきます。頬骨が当たる周辺まで折り曲げることができます。
マスク部1-1の裏面A側に折り曲げる事で、視界を妨げない様になり、又、マスク部1-1の表面のふわふわした面が頬周辺に当たる為、肌当たりが良くなります。
マスク部1-1の裏面A側はマスク部1-1の顔に当たる方面になります。マスク部1-1の裏面A側には、鼻当て三角袋12や左頬8や、
図10では見えませんが、顔の右半面側に右頬9と耳ゴム右7がつくられています。
マスク部1-1を顔に装着すると、タオル本体1は、耳ゴム左6の下方の左縁3と下縁5の角と、左肩から前方に垂れた右縁2方向の上縁4周辺が左肩周辺や首の左側近傍で重なっていて顔の正面に向かって下縁5の周辺は身体との間に隙間があり、人体の右側から首後方に向かって耳ゴム右7の下方が右肩に乗り、首の後方を一周して左肩に乗り左肩から右縁2方向が前方に垂れます。
耳ゴム左6をマスク部1-1に取り付けてから、鼻当て三角袋12をつくって耳ゴム右7をマスク部1-1に取り付ける事も出来ます。
【0032】
図11は鼻当て三角袋12の別の縫い合わせ態様を示す。
図11は鼻当て三角袋12の上端開口部を折り畳んで、鼻当て左10の上部を接続部23hで縫合して、鼻当て右11の上部を接続部24iでそれぞれ別々に縫合した時で、マスク部1-1を上縁4方向から見るとx印のように見えます。
ここでは、鼻当て三角袋12の上端開口部はマスク部1-1には、縫い付けられておらず、マスク部1-1から浮き上がっています。
マスク部1-1を顔に装着した時に、顔とマスク部1-1の接点であるマスク部1-1の裏面Aの中央の鼻筋に当たる、鼻当て左10は左側の鼻筋を支えて、鼻当て右11は右側の鼻筋をそれぞれ支える為、顔に装着した時にマスク部1-1を安定して支える事ができます。
鼻当て左10と鼻当て右11の上部をマスク部1-1に縫い付けていないので、鼻当て左10と鼻当て右11が、それぞれ別々に動くことができることで、マスク部1-1が顔の動きに合わせることができて、マスク部1-1を顔に装着したまま、会話をする時も、首を動かす時も、顔や身体を楽に動かすことができます。
耳ゴム左6と耳ゴム右7をそれぞれの耳に掛けた時、マスク部1-1が顔から浮くように引っ張られるという作用と、鼻当て左10と鼻当て右11をマスク部1-1に縫い付けていないので、それぞれ別々に上部を独立して縫合した、鼻当て左10と鼻当て右11の左右両方から鼻筋を支えるという作用とで、役割りが分担されて、鼻筋や顔への圧迫感を軽減することができます。
マスク部1-1を顔に装着した時に、マスク部1-1の中央の点Dを真ん中に、点Dから延びる縫製部30の縫合線が、マスク部1-1の表面になりますが、マスク部1-1の裏面Aでは、中央の折り目Bが鼻当て三角袋12の二等分線に当たるので、鼻当て三角袋12を縦に二等分した時にできる、中央の折り目Bの線が鼻筋に乗った時、左側の鼻筋を支える鼻当て左10と、右側の鼻筋を支える鼻当て右11は、山なりになっている鼻筋に合わせて、中央の折り目Bが三角形状に鼻筋に沿って鼻筋の上に乗り、マスク部1-1を支え、顔の中で一番高さのある鼻筋を潰すことなく、マスク部1-1を顔に装着することができます。
左頬8と右頬9は、鼻当て左10の上部と重ならないように左頬8を接続部21fで縫合して、鼻当て右11の上部と重ならないように右頬9を接続部22gで縫合します。
鼻当て左10の上部と鼻当て右11の上部はマスク部1-1や左頬8、右頬9と縫合しないようにします。
図11では鼻当て左10と鼻当て右11の上部がそれぞれ別々に縫合されている事を示す為にマスク部1-1の裏面A側を斜め横から見た図になっています。
マスク部1-1の裏面A側の点Dと点Cを結ぶ縫製部30から鼻当て左10の奥側の面が見えていて、鼻当て左10の折り返し部で折り返して、
図11では見えませんが、鼻当て左10の奥側の面の裏には、折り返した手前側の面が重なっています。中央の折り目Bが縫製部30と重なる様に折り畳まれています。
鼻当て右11の見えている面は手前側の面で鼻当て右11の折り返し部で折り返して
図11では見えませんが、手前側の面の裏には、鼻当て右11の奥側の面が重なっていて、縫製部30に向かって折り畳まれています。
中央の折り目Bは折り畳んであるだけなので、袋状の鼻当て三角袋12は弾力があり、鼻筋の上に乗った時、ふんわりとして鼻当たりがやわらかいです。
【0033】
マスク部1-1を顔に装着した時に、三角形状に膨らんだ鼻当て三角袋12はふわふわと鼻筋に乗り、肌当たりは良いが、鼻先に当たる部分が鼻の穴をふわふわと覆ってしまうと、マスク部1-1の繊維を直接鼻に吸い込みやすくなってしまったり、呼吸がしづらくなったりすることが考えられます。
図12は、鼻当て三角袋12を縦と見た時、鼻筋に乗る部分と鼻先に当たる部分とを、例えばやや横半分、又は鼻筋に乗る部分を3分の2前後で、鼻先に当たる部分を3分の1前後に区切り、鼻先に当たる部分を鼻先部13として、分割し、マスク部1-1に接続部27l、28m、29nで縫い付けて取り付けます。
鼻先部13がマスク部1-1にしっかりと固定されるので、すなわち、鼻当て三角袋12の下側を三角形状に全周にわたって、マスク部1-1に縫い付けます。
鼻先部13の強度が増し、鼻と口の周辺の空間を広げて維持しやすくなります。
例えば
図11のマスク部1-1に鼻先部13を取り付けても、鼻当て左10の上部と、鼻当て右11の上部は、それぞれ別々に縫合してあるので、顔に装着した時に、鼻筋の上に乗っても別々に動くことができて、マスク部1-1は顔の動きに合わせることができます。
又、上の例とは異なり、鼻先部13の27l、28mをマスク部1-1に取り付けて29nはマスク部1-1に縫合せずに、横に絞るように縫い詰めると、鼻当て三角袋12の鼻筋に乗る部分に、高さができて、鼻当て三角袋12が更にふわふわします。
又、鼻先部13を、マスク部1-1に取り付けずに、接続部27l、28m、29nの外周を1周縫合するだけでも、ふわふわとした厚みを押さえる事ができて呼吸による吸い込みを軽減することは可能です。
マスク部1-1を顔に装着していても呼吸がしやすく、会話がしやすく、鼻先に向かって細くなる形状になるので、鼻筋が通り小顔に見えます。又、
図7-1、
図7-2、
図8、
図9等にも応用することができます。
【0034】
図13はマスク部1-1を顔に装着した時の正面図です。
図4、
図5、
図6-1、
図6-2等で示すように、鼻当て三角袋12の上部の上端開口は、上縁4の1部であって、鼻当て三角袋12は、縫製部30で縫合することで出来ていて、マスク部1-1の裏面Aを開いた時、上縁4が下方向に引っ張られた状態になり、顔に装着した時にマスク部1-1中央の上縁4の位置が沈んだように低くなります。
顔に、沿うように、丸みを帯びたマスク部1-1は、顔全体を正面から見た時に、両サイドの耳ゴム左6と耳ゴム右7が、高い位置にあり、顔の中心の鼻筋に向かって低くなっていてV字のような形になります。
更に鼻筋からの延長線上に縫製部30の縫い目の縫合線がマスク部1-1の中央に縦に入り、Y字のような形になり、小顔に見える効果があります。
図4の示すように、マスク部1-1の中央の折り目Bから点Dの位置を、長く距離を取ると、マスク部1-1の裏面Aを開いた時に、鼻当て三角袋12がマスク部1-1の上縁4から、更に下に下がり、マスク部1-1を顔に装着した時に、マスク部1-1の両耳の位置が、更に高くなって鼻筋が当たるマスク部1-1の中央の上縁4の位置が、更に沈んだ様に低くなります。又、鼻筋の上に乗る鼻当て三角袋12の上端開口部が広くなります。
耳ゴム右7を右耳に掛けるとマスク部1-1が右耳を覆っていますが、耳ゴム右7近傍のマスク部1-1を下に引っ張ると、耳掛け紐が伸び縮みして、右耳がマスク部1-1の上縁4から飛び出します。
緊急時等はマスク部1-1を外さなくても、外の音を聞く事が出来ます。
右耳がマスク部1-1に覆われている時は、耳ゴム左6は安全の為、左耳を完全に覆わない位の位置に取り付けるのが好ましいですが、左耳を覆っても耳の穴を完全に塞ぐ訳では無いので安全な場所や使用目的によっては左耳を覆えるように、左縁3が耳の縁よりも後ろの位置にくるように、耳ゴム左6の取り付け位置を左縁3近傍からマスク部1-1の内側寄りに取り付けます。例えば、使用目的が海辺の日光浴やサウナの中などの場合です。
耳ゴム左6と耳ゴム右7を両耳に掛けた時に、顔の正面の下縁5は顎よりも下に位置します。
顔の正面の下縁5の周辺は、顎と首、顎と胸、首と肩周辺に隙間ができる為、呼吸が楽にできます。
【0035】
図14-1はマスク部1-1の裏面Aが表になる様に、二つに折り返して、中表になる様にたたみ、中央の折り返した折り目Bと、上縁4が交わる角を三角形の直角の頂点とした時、頂点から上縁4の線上に、例えば3cm前後を点Dとして、頂点から中央の折り目Bの線上に、例えば5cm前後を点Cとした時、点Cと点Dを結んで、斜めに出来た斜辺線上を三角形状に切り落として、マスク部1ー1側を、縫製部30で縫合します。
又は、先に縫製部30で斜辺を縫合してから斜辺を三角形状に切り落とします。
斜辺を三角形状に切り落とす時に、マスク部1-1側に、緩やかな丸みをもって切り落とすと、マスク部1-1が顔の丸みに沿って、ゆるやかな仕上がりになります。
又、マスク部1-1を顔に装着した時に、鼻筋から縦に縫合線が入りますが、顔の縦の丸みに円を描くように顎が当たる部分周辺に点C’を取るか又は、下縁5周辺まで延長して縫合すると、マスク部1-1中央に縫製部30の縫合線が縦に入り、一般的な手作りマスクやナイロンマスクのような形状と外見になります。
例えば一般的な不織布マスクや、ウレタンマスク等と、マスク部1-1で、マスクを2枚重ねて装着したい時は、顔に1枚目の手作りマスクや、ナイロンマスクや、ウレタンマスクをした上から、マスク部1-1を重ねる様に顔に装着するとピタリと重なるので二重マスクが違和感なくできます。
一般的な不織布マスクは、しっかりと鼻のワイヤーを山型に折り、鼻筋に沿わせてから、上からマスク部1-1を重ねて、二重マスクにします。
顔に一枚目のマスクをして、鼻と頬の間に隙間ができないように、二重マスクにすることで、二枚目のマスク部1-1が上から重なって、押さえつけるように、マスクを顔に沿わせます。
顔に装着した時に、肌当たりが良くなるように、左頬8と右頬9をつくります。マスク部1-1の上縁4を、点Dから耳ゴム左6以内、点Dから耳ゴム右7以内に、マスク部の裏面A側に5mm~1cm前後を折り曲げて、左頬8を接続部21fで、右頬9を接続部22gで、それぞれ縫合します。
マスクを二枚重ねて使用する事を目的にマスク部1-1を使用したい時は、一枚目に顔に装着する一般的なマスクが肌当たりが良く出来ているので、左頬8、右頬9は、あってもなくても良いです。
例えば、呼吸を楽にすることを優先的にしたい時は、鼻や口周辺に広い空間が出来る様にします。
中央の折り目Bと、上縁4が交わる角の頂点から、点Dと点Cの距離を同じ位の位置に取って、点Dと点Cを、扇状、急な円状、又は、線状に結んで切り落とし、縫製部30で縫合すると、マスク部1-1を顔に装着した時に、鼻や口周辺には、盛り上がる様なドーム状の空間をつくることができます。
例えば点Dを頂点から4cm前後、点Cを頂点から5cm前後とした時、点Dと点Cを扇状に、急な円状に結んで切り落として、縫製部30で縫合します。
更に中央の折り目Bの線上に沿いながら顎下周辺に食い込む様に点C’を取って、点Dと点Cを結んだ扇状の急な円状と続く様に、点C’まで丸く縫合します。
中央の折り目Bの縫合線を、すっきりとさせたい時は、中央の折り目Bから続く顎下周辺の点C’を結ぶ縫合線に合わせて縫合線の外側の中央の折り目Bを切り落とします。
顎下周辺の点C’よりもマスク部1-1の縦幅が長く下に続くので、顎下に沿うようにV字状に切り落として下縁5につながる様に縫合するか、切り落とさずにV字状に下縁5に、つながるように縫合します。
又は、中央の折り目Bと上縁4が交わる角の頂点から、点Dと点Cを扇状に急な円状に結んで縫合して、中央の折り目Bの線上に沿いながら縫合していき、中央の折り目Bから下縁5方向まで縫合します。その時、中央の折り目Bと下縁5が交わる角から、中央の折り目Bに向かって上に5cm前後、下縁5に向かって横に4cm前後を扇状に結ぶか、急な円状に結んで縫合します。下縁5周辺は、顔の正面、首元周辺に当たるので、すっきりさせたい時は、縫合線より外側を切り落とします。
又は、点Dと点Cを扇状に急な円状に結んで縫合して、中央の折り目Bの線上に沿いながら、中央の折り目Bから顎下周辺、又は下縁5周辺までを、緩やかな円状に縫合します。
顔に一枚目の一般的なマスクを装着して、例えば上から
図8、
図9等のマスク部1-1を重ねて二重マスクにすることも可能であり、一枚目のマスクと、マスク部1-1の間には隙間があって、蒸れにくく、呼吸が楽に出来ます。
【0036】
図14-2は例えば
図14-1のマスク部1-1の形状を利用して、マスク部1-1の裏面Aとウレタンマスク33を重ねて縫い付けて取り付けます。
マスク部1-1の裏面Aを開いて広げたマスク部1-1の上縁4の点Dから縦に続く縫製部30から下縁5に向かって出来ている、縦の縫合線の上にウレタンマスク33を、開いて広げて、ウレタンマスク33の中央の縦の縫い目の線を重ね合わせて接続部35pで縫い付けて取り付けます。
一般的なウレタンマスクなどは、全体的に肌当たりが良くできていて、特に鼻が当たる部分の周辺は、頬と鼻の形状に合わせて頬から鼻筋に向かって、山なりになっているので、マスク部1-1の裏面Aを広げて、上にウレタンマスク33の裏面を広げて重ねる時に、ウレタンマスク33の鼻が当たる部分と点Dとが交わる部分のマスク部1-1の上縁4から上に2cm~3cm前後飛び出す様に重ねます。
ウレタンマスク33の鼻に当たる部分とマスク部1-1の上縁4の点Dとが重なる部分を上縁4から上に2cm~3cm前後飛び出したウレタンマスク33を、上縁4にそって、接続部34oで縫い付けて取り付けます。
更にマスク部1-1の上縁4の点Dと交わる縫製部30から続く縦の縫い目に沿って、マスク部1-1に重ねたウレタンマスク33の中央の縦の縫合線をウレタンマスク33の顎が当たる下部まで接続部35pで縫い付けて取り付けます。
マスク部1-1の表面から見た時に、マスク部1-1中央にY字状又はT字状になるように縫い付けて取り付けます。
ウレタンマスク33の種類によって接続部34oの角度は水平に近づくこともありY字状からT字状になる場合もあります。
マスク部1-1とウレタンマスク33は点Dからウレタンマスク33の顎下近辺までウレタンマスク33の、中央の縦の縫い目の線を、縦に接続部35pで縫い付けて取り付けているので、マスク部1-1とウレタンマスク33は、しっかりと取り付けられているので、接続部34oはあっても無くても良いが、接続部34oがあることで、マスク部1-1を顔に装着する時に、タオル本体1、又は、マスク部1-1を広げた時、ウレタンマスク33の鼻に当たる部分が一緒に広がるので、素速く顔に装着できる為、接続部34oは取り付けておいた方が良いです。
マスク部1-1の裏面Aの中央とウレタンマスク33の中央の縦の縫い目の線を重ね合わせてマスク部1-1の点Dから縦に顎下近辺まで接続部35pで縫合することで、少ない接続部で密着しすぎることなく、ズレにくく、ヨレにくくなります。
又、両頬が当たる部分の、マスク部1-1とウレタンマスク33との間は重なっているだけなので、接続部35pの左右はめくれる状態にあり、空間があるので、洗濯した時に乾きやすいです。
顔に装着した時にはウレタンマスクの特徴のひとつである伸縮性を維持したまま、重ねたマスク部1-1とで、二重マスクとして使用することができます。
一般的なウレタンマスクの他に、ナイロンマスク、ポリウレタンマスク、ポリエステルマスク等、洗えるマスクや、洗濯できる素材のマスクと重ねて取り付ける事ができます。
マスク部1-1の上縁4から上に2cm~3cm前後飛び出した1枚目のウレタンマスク33は顔の頬から鼻筋までを一枚で覆っているので、重なった2枚目のマスク部1-1の上縁4が、だいたい鼻の頂点辺りから左右の耳に向かって1枚目のウレタンマスク33を顔に押さえます。
頬から鼻筋は1枚目のウレタンマスク33で鼻の頂点から顎下近辺までが二重マスクになるので、呼吸時に鼻周りの圧迫感が和らぎ、縦に丸みを帯びたマスク部1-1は、マスクを二重に重ねても、鼻から口周辺に、空間があるので呼吸が楽にできます。
接続部34oと接続部35pが交わる鼻の頂点辺りの点Dから縦に縫合する時、縫製部30で縫合しても、接続部35pで縫合しても良いです。例えば、ウレタンマスク33を半分に、折り畳んで中央の縦の縫い目の線を縫製部30の切り込みに挟んで、縫製部30又は、接続部35pで縫合します。
マスクを二枚重ねて取り付けた形状の
図14-2は、耳掛け紐も二重になりますが、マスク部1-1の耳ゴム左6と耳ゴム右7を耳に掛けても、ウレタンマスク33の耳掛け紐を耳に掛けても、どちらか一方の耳掛け紐を耳に掛けると顔に装着することは可能です。
災害が起きた時などの緊急時には、顔に装着した時に、一枚目のウレタンマスク33と、二枚目のマスク部1-1が、二重になっている為、しっかりと呼吸が確保できて、更に耳掛け紐を耳に二重に掛ける事で顔にぴったりと装着できます。
緊急時にサッと顔に装着できるように耳ゴム左6と耳ゴム右7を自分の都合の良いサイズに調整しておくと災害時に、素速く対応できます。
マスク部1-1と顔との間に肌当たりの良いウレタンマスク33があるので、左頬8と右頬9はつくらなくても良いです。
頬の当たりが強いと感じる時は、左頬8と右頬9をつくるか、例えば、耳掛け紐の長さを20cm~30cm前後にして、輪状に結んだり、長さを調整する補助道具、例えばアジャスターやビーズ留め具等を使って耳掛け紐の長さを調整出来る様にします。
【0037】
図15はマスク部1-1の裏面Aが表になる様に、二つに折り返して、中表になる様に畳みます。中央の折り返した折り目Bから上縁4の1箇所を、例えば、7cm前後の所を、3針から5針ほど縫合します。
【0038】
図16は、
図15のマスク部1-1の裏面Aで鼻当て左10と鼻当て右11が幅広く、マスク部1-1を顔に装着すると、頬と鼻筋の隙間をほぼ完全に塞ぐ事が出来ます。
更に鼻当て左10と鼻当て右11を含む中央の折り目Bを、上方向に引っ張り出すと鼻筋全体を覆う事が出来ます。
【0039】
図17は、マスク部1-1を顔に装着しない時は、タオル本体1の中心線15周辺を首の後ろにかけて、右肩から前方に垂れた左縁3方向の、耳ゴム左6や耳ゴム右7に、左肩から前方に垂れた右縁2を通すと首元や胸元で、とめる事ができます。
【0040】
図18はタオル本体1の中心線15周辺を首の後ろに掛けて、左肩から前方に垂れた右縁2方向と、右肩から前方に垂れた左縁3方向のマスク部1-1を顔に装着した時に、
図10、
図13に示す様に左縁3と、下縁5の直角に交わる角周辺と、右縁2方向の上縁4周辺が、左肩周辺や、首の左側近傍で重なりますが、重なった箇所に、面ファスナーやスナップボタンや、例えば、簡易ボタン上31と簡易ボタン下32をつけると首元で、留める事ができます。
簡易ボタン上31と下32を留めたままマスク部1-1を顔に装着することができます。マスク部1-1を顔に装着したまま簡易ボタン上31と下32を留めることができます。
図10、13の示す様にマスク部1-1を顔に装着した時に、マスク部1-1は耳掛け紐を左右の耳に掛けると一般的なマスクより、タオル本体1の縦幅が広いので両耳に吊るす状態になり、タオル本体1と一体型になっているマスク部1-1の右耳側の下縁5周辺は、首の後方周辺から右肩にかけてマスク部1-1の耳ゴム右7の下方の角から右肩の上に乗りマスク部1-1が支えられていますが、顔正面の顎下に当たる下縁5周辺は、顎と首、顎と胸に隙間が出来ていて、宙に浮いている状態にあって、顔の正面の下縁5周辺から、左耳側に向かい下縁5と左縁3との角部、すなわちマスク部1-1の耳ゴム左6の下方の角は、左肩との接触はあるが、隙間があり、固定されていないので不安定な状態にあり、簡易ボタン上31と下32で留めることで、マスク部1-1の下方の左側の角も安定して、左肩の上に乗りマスク部1-1を支えることができます。
タオル本体1の中心線15周辺を首の後ろに掛けて、左肩から前方に垂れた右縁2方向の上縁4周辺と、右肩から前方に垂れた左縁3方向の左縁3と、下縁5の直角に交わる角周辺を、簡易ボタン上31と下32で留めることで固定されるので、マスク部1-1の下方の両角を両肩に乗せて支えることができるようになって、タオル本体1とマスク部1-1が安定しやすくなります。
簡易ボタン上31と簡易ボタン下32は、どちら側につけてもタオル本体1が主に首や胸元周辺で、留めることができれば良いです。常に首周辺にマスク部1-1を備えていることができます。
咄嗟に顔を覆いたくなる場面は、日常的にあり、例えば急に日差しが差した時や、急に砂埃が舞った時や真夏に外で洗濯物を干す時など短時間使用したい時等です。
首周辺や胸元周辺に備えてあるとすぐに対応する事ができます。
マスク部1-1を顔に装着した時、右縁2側が左肩から前方に垂れますが、歩行時の振動や、風が吹いた時に、左肩からズレ落ちたり、背中側に吹き飛ばされたりしてしまう時があるので、簡易ボタン上31、下32で、首元で留めておくと、左肩からズレ落ちるのを防ぎます。
簡易ボタン上31、下32で首元に留めておくと、耳ゴム左6を外して耳ゴム右7を右耳に掛けたままでもマスク部1-1を首元に維持できるので、風邪をひいている時に、食事をする時は、首の周りをあたためながら食事ができて、咳が出そうになったら、耳ゴム左6をさっと左耳に掛けると、口を覆う事が出来て咳を飛ばさずに済みます。
【0041】
図1、2-1~2-8、3-1、8、9、10、11、12、13、14-2、16、17、18等に示す様に、タオル本体1の素材を綿のタオル地として、タオル本体1の裏面Aの中心線15より1方側左寄りに取り付けたマスク部1-1は、鼻当て部14や、鼻当て三角袋12と、左頬8と右頬9とを備え、顔に装着する時は、中心線15周辺を首の後ろに掛けて、左右両端の右縁2方向と、左縁3方向を両肩から前方に垂らし、右肩から前方に垂れた左縁3方向に作成した、マスク部1-1の耳ゴム右7を右耳に掛けて、耳ゴム左6を左耳に掛けると顔に装着できて、耳と耳との間で鼻から口を覆う事が出来る、タオル本体1にマスク部1-1が一体型になっている、マスク部1-1としての使用例や、中心線15を首の後ろに掛けた状態での使用例を説明します。
【0042】
マスク部1-1を使用する時のタオル本体1の総重量は、中心線15周辺を首の後ろに掛けて左右の肩から前方に垂らすことで重さが2分割されて、更にマスク部1-1は、首、右肩、右耳、左耳で支えるので体感重量が分散されます(
図10、13等参照)。
タオル本体1や耳ゴム左6、耳ゴム右7は使用目的によって長さや幅や、素材や取り付け方や位置などを、変えることによって色々な場面で使う事ができて、使用目的によって使い分ける事ができます。
例えばタオル本体1が柔らかく、伸縮性のある素材だと顔を包み込む様に肌当たりが良く、顔に装着する時に、耳ゴム左6、耳ゴム右7とあわせて、マスク部1-1を微調整できます。
例えばタオル素材だと、水分の吸収が良く、汗を吸い取りやすくなります(
図1、3、10、13等参照)。
例えば、タオル本体1を二種類の素材にしたい時は、中心線15で左右の素材を分けて中心線15で縫合します。
中心線15から左縁3方向を伸縮性のある素材にして、中心線15から右縁2方向をタオル素材にすると、マスク部1-1を顔に装着した時に、マスク部1-1に伸縮性があるので、肌当たりが柔らかく、右縁2方向はタオル素材になり水分の吸収に優れています。又、中心線15よりも、左縁3方向寄り、右縁2方向寄りで素材を分けて縫合する事も出来ます。例えば、マスク部1-1の部分だけを触ると冷たく感じる素材にしてタオル素材とつなげると、運動時やサウナの中等で、使いやすくなります(
図10、13等参照)。
【0043】
顔のサイズや鼻の高さは人によって異なる為、耳掛け紐が調整出来て、自分に合ったサイズに調整出来る耳掛け紐が好ましく、耳掛け紐の調整が難しい場合は、例えば、
図2ー8と他の耳掛け紐を組み合わせて両方取り付ける事もできます(
図1、2-1~2-8、3、9、10、13、14-2等参照)。
例えばサウナで使用する時は、薄く触ると冷たく感じる布地で、縦幅50cm前後、横幅120cm前後にすると、サウナで大量に汗をかいて、マスク部1-1が汗を吸っても重くなりにくく、保湿される為、美容効果が期待出来て、更に、サウナの熱風が直接顔に当たらないので、唇の乾燥を和らげ、右縁2周辺が胸元を覆い隠せる縦幅があります。又男性の場合は右縁2周辺を、頭に乗せると頭髪の乾燥を和らげます(
図10、13等参照)。
【0044】
例えば海や川で長時間日除けする時はUVカットができる布地で縦幅50cm前後、横幅120cm前後にするとマスク部1-1や首周り、日焼けしやすい肩や背中が覆い隠せる縦幅があり、簡易ボタン上31と簡易ボタン下32で、首元に留めて、風が吹いても、飛ばされる事なく、日除けができます(
図10、13、17、18等参照)。
【0045】
例えばタオル本体1を、ストールや、長さのあるスカーフにした時は、マスク部1-1を顔に装着して、右縁2周辺を首に巻きつけるとおしゃれに日除けができます。簡易ボタン上31、下32で首元や胸元に留めておくと、首元の開いた服も、おしゃれに着こなす事ができます(
図10、13、17、18等参照)。
【0046】
例えばタオル本体1を手ぬぐいにした時は通気性が良いのでお風呂あがりにマスク部1-1を顔に装着しても熱がこもりにくく、化粧水等で肌を整えた後は保湿効果があります(
図10、13等参照)。
【0047】
図3のタオル本体1の素材を薄い布地や柔らかい布地にして、マスク部1-1に鼻当て部14をつくる時は、マスク部1-1の裏面A側に上縁4を折り曲げる時に、顔の側面や耳上に当たる部分周辺が厚くなって、視界が悪くなったり、メガネが掛けづらくならないのであれば、耳ゴム左6と耳ゴム右7の上まで折り曲げて縫い付ける事は可能で、耳上に少し厚みがあるとマスク部1-1が耳上に引っ掛かりやすくなり、特に右耳の上部に引っ掛かけるとマスク部1-1を耳ゴム右7と右耳全体で支える事が出来るので、例えば飲み物を飲みたい時は、耳ゴム左6を左耳から離しても、マスク部1-1が安定して右耳にぶら下げておく事が出来ます(
図3、9等参照)。
又、鼻当て三角袋12をつくる時は上縁4を10cm前後マスク部1-1の裏面A、又は、表面に折るか、肌当たりの良いシルクや綿などで当て布等をして、厚みをつくって補強すると鼻先部13まで鼻周辺の空間を維持しやすくなります(
図4~12等参照)。
【0048】
マスク部1-1の上縁4に、針金やワイヤーや形状保持テープやプラスチック等を貼り付けたり、取り付けたりして鼻や口周辺に空間をつくって呼吸を楽にすることもできますが、マスク部1-1から飛び出したり欠けたりすると怪我をする危険があるので細心の注意を払う必要があります(
図3、10、13等参照)。
マスク部1-1を顔に装着した時、顔の正面の下縁5の周辺は、顎と首、顎と胸、首と肩の間に隙間が出来る為、風通しが良く、通気性が良いので、例えば岩盤浴やサウナの中でも、快適に過ごすことが出来ます(
図10、13等参照)。
【0049】
岩盤浴やサウナの中は湿度が低く、熱く乾いた空気の中で呼吸すると、喉や気道を痛めやすくなるので、マスク部1-1が、呼吸器官に湿度を保ち、更に右縁2周辺で汗を拭くことが出来ます(
図10、13等参照)。
マスク部1-1内の鼻や口周辺に汗を、かいてもマスク部1-1の上から顔を押さえればマスク部1-1のタオル布地が汗を吸収してくれます(
図10、13等参照)。
【0050】
大量の汗をかく岩盤浴やサウナでは、女性は素顔で過ごしたく、タオル本体1にマスク部1-1が一体型になっていることでサッと顔の下半分を覆い隠すことができて、顔の露出部が減り、個人を認識されにくくなり、他人の視線や気恥ずかしさが軽減されます(
図10、13、18等参照)。
【0051】
大型スパや温泉などでは、男女混合で入浴できる岩盤浴などの施設も増えてきて、タオル本体1にマスク部1-1が一体型になっていることで、いつでもサッと顔を覆い隠せるという安心感から、リラックスして快適に過ごすことが出来ます(
図10、13、18等参照)。
【0052】
スパや温泉で、タオルを首の後ろに掛けて館内を移動することは、一般的なことであり、マスク部1-1がタオルと一体型となっていることで、常にサッと顔を覆うことができて、女性は湯上がりの素顔のままでも安心して館内を歩くことが出来ます(
図10、13、18等参照)。
【0053】
浴衣で過ごす際も胸元がはだけやすく、気になり落ち着かないが、簡易ボタン上31、下32で留めておくと、右縁2周辺が胸元を覆い隠すので、安心して過ごすことが出来ます(
図18等参照)。
【0054】
湯上がりに通常のタオルとして使用することができて、身体を拭くことが出来ます(
図1等参照)。
暑い夏の日にタオル本体1を首の後ろに掛けて外出すると、タオル本体1が、首から流れ落ちる汗を吸い取ってくれるので襟元や背中が汗で濡れず快適に過ごすことが出来ます(
図17、18等参照)。
右縁2周辺でおでこの汗を拭けるので、カバンの中やポケットからハンカチを探さなくても済みます(
図17、18等参照)。
【0055】
マスク部1-1を顔に装着して、ジョギング等、外での運動等する時、首の後ろに掛けている、タオル本体1が首からの流れ落ちる汗を吸い取り、マスク部1-1と下縁5の正面、両側面、首後方が耳から首の日除け、虫除けをしながら、走ることができて、運動器具を使った後に、手を洗う時は右縁2周辺で手を拭くことが出来ます。
又、マスク部1-1を顔に装着しないで運動等する時は、首掛けタオルとして耳ゴム左6、右7に右縁2を通して、首元や胸元で留めるか、簡易ボタン上31、下32で留める事で、走っても激しい運動をしても、首から落とさずに、タオル本体1を首に備えながら、運動等することが出来ます(
図10、13、17、18等参照)。
【0056】
真夏の外出時は、マスク部1-1を顔に装着して、帽子とサングラスで、頭から顔周辺の日除けをして、首の後ろに掛けたタオル本体1の中心線15周辺が首の後ろ周辺の日除けをして、簡易ボタン上31と下32を首元や胸元で留めて、首元と胸元周辺の日除けをすることが出来ます(
図10、13、17、18等参照)。
真夏は日傘をさして上からの直射日光を避けても、地面からの照り返しがある為、マスク部1-1を顔に装着して、鼻から首周辺の範囲を日除けして、簡易ボタン上31と簡易ボタン下32を首元や胸元で留めて、首元と胸元周辺の日除けをすることが出来ます(
図10、13、17、18等参照)。
バーベキューをする時は、顔に装着したマスク部1-1が炭から舞う灰や煙を、直接吸い込まないようにして、炭火の熱風から、呼吸器官を守ることが出来ます。
キャンプや野外活動時の、日差しの強い日などは、マスク部1-1を顔に装着して、左肩から前方に垂れる右縁2方向を、左肩周辺から頭の頭頂部に折り返して、右耳方向に垂らします。上から帽子を被ると、頭の汗を吸い取る事ができて、顔や首周辺の日除けや虫除けをすることができます(
図10、13等参照)。
【0057】
テロや災害、火災等に巻き込まれた時、通常だとハンカチやタオルを手に持ち、鼻や口を覆い、片手、又は両手が塞がれたまま避難することになりますが、マスク部1-1を顔に装着することで、煙や煤を直接吸い込まないように、炎の熱風から呼吸器官を守り、両手が使うことができて、避難しやすくなります。マスク部1-1は布で出来ているので、水に濡らすことが出来て、絞ることも出来ます。外出先で災害に巻き込まれた時は、手持ちのペットボトルの水等で、マスク部1-1を濡らして顔に装着すると、更に防煙効果が期待出来ます(
図10、13、14ー2等参照)。
火山が爆発した時の火山灰は角が鋭く尖っていて肺に入ると健康被害の原因になる為、緊急時には一般的な不織布マスクやウレタンマスク、ナイロンマスク等の上にマスク部1-1をして、マスクを二重にすることでマスクの密着性や、防塵効果を高めることが出来ます。
図14-1、
図14-2が示す様に二重マスクを常に用意しておくと、緊急時に慌てなくて済みます(
図10、13、14-1、14ー2、16等参照)。
緊急用具の1つとして常備しておくとタオルとしての機能とマスク部1-1の機能とで避難先でも有効利用出来ます。
例えば、怪我をして出血した時はタオル本体1で、傷口を縛って、止血することができます。骨折した時は、添え木に骨折部分とタオル本体1をきつく縛って、骨を支えることができます。
避難先では、女性はメイクすることも難しく、マスク部1-1を顔に装着することで素顔を見られる事もなく過ごす事ができます。お風呂に入ることも難しく、タオル本体1で身体を拭いたり、頭に巻いて髪をまとめる事もできます(
図1、3、8、9、10、11、12、13、14ー2、等参照)。
長距離で移動する飛行機内や船内やバス旅行で、睡眠をとりたい時は、マスク部1-1が鼻や口周辺を覆い隠して、首の後ろに掛けたタオル本体1の、中心線15周辺が、首を支えて首が痛くなるのを和らげて、右縁2周辺を目の上に乗せれば、アイマスクとして使用出来ます(
図10、13等参照)。
【0058】
通常のアイマスクは、遮光の為、目をぴったりと覆う構造になっていて、繊細なアイメイクをしている女性は、化粧崩れが気になり、使いたくても遠慮してしまう傾向にあるが、右縁2周辺をふんわりと目の上に乗せられるので、化粧が崩れにくく、遮光効果もあり、寝顔も他人に見られる心配がないので安心して睡眠がとれます(
図10、13等参照)。
バス旅行等でタオル本体1や、マスク部1-1に、ツアー名やバス会社名、又は、電話番号やホームページの記載等が入っていると、宣伝になったり、記念品になったり、例えば旅先で迷子になって気が動転しても、連絡先がわかっていると安心できて、お互いに見つけ易くなります(
図10、13、17、18等参照)。
マスク部1-1を顔に装着したまま睡眠する時に、マスク部1-1が、息苦しく感じる時は、耳ゴム左6だけを左耳に掛けて、顔からずれ落ちにくくして、マスク部1-1上部から鼻を出します。口の周辺はマスク部1-1により保湿が保てます(
図10、13等参照)。
一般的にマフラータオルはスポーツ観戦や、コンサートの応援グッズとして売られることが多く、応援しているチームや人物やマークなどが、プリントされているマスク部1-1を顔に装着すると、会場に一体感が高まり、気分も上がり、観戦や応援も盛り上がります。
特に野外でのスポーツ観戦や、コンサートなどは、タオル本体1で、夏は日除けが出来て、冬は防寒が出来ます。又、風邪などが流行る季節や時期は、簡易マスクとして、使用することができるので、感染予防にも役立ちます。
スポーツ観戦やコンサート終了後も、記念品として保存しておく事の他に、外出時には簡易マスクや日除けとして使ったり、温泉やサウナで使用したりと、ファングッズのマフラータオルを有効利用することができます。その為、宣伝効果も期待出来ます(
図10、13、17、18等参照)。
冬は家の中でも、外出時でも、マスク部1-1を顔に装着すると、顔周辺に保湿効果が期待出来て、感染予防、風邪予防をして、又、防寒対策として、左肩から前方に垂れた右縁2周辺を、右肩までまわすと首周辺に保温効果があり、首や肩を温めて、肩凝りの暖和が期待出来て、マフラー等の代わりに防寒できます。
例えば、就寝時に、タオル本体1の中心線15周辺を首の後ろに掛けて、両肩前方に垂れた右縁2方向と左縁3方向を寝間着やパジャマの首の部分に入れると、首の周りを温めながら寝ることができます。又、深夜に災害にあう事もあり、タオル本体1を身体に備えて寝る事ができます(
図10、13、17、18等参照)。
掃除の時はマスク部1-1を顔に装着して、庭を掃き掃除する時の土埃や、エアコンの掃除の時に舞う埃や、刺激臭のある洗剤を直接吸い込まないようにします(
図10、13、16等参照)。
ガーデニングや家の修理、車の洗車等、肥料を混ぜたり、木屑やペンキ臭などに、マスク部1-1を簡易マスクとして使うことができます(
図10、13、14-2、16等参照)。
農作業や酪農作業等、外での仕事時は、直射日光や土埃、蚊や虫などから身体を守る為に、マスク部1-1を顔に装着して、簡易ボタン31、32を首元や胸元で留めます。右縁2周辺で汗を拭いたり、手を洗った後には手を拭くことができます(
図10、13、18等参照)。
【0059】
マスク部1-1が不要の時は、耳ゴム左6、耳ゴム右7を切り落とせば通常のマフラータオルとして使用することが出来ます(
図1等参照)。
タオル本体1の肌当たりが良く、視界を妨げ無いのであれば左頬8と右頬9は、無くても良いです(
図9、10、11、12、13、14-1、14-2等参照)。
例えば緊急時用に備えておく時は
図14ー2のタオル本体1を軽量で柔らかく、伸縮性のある素材にすると顔を包み込むように肌当たりが柔らかく、耳掛け紐を
図2-8にして耳ゴム左6と耳ゴム右7の耳掛け紐を後頭部が一周するように、それぞれ結んでおきます。
緊急時には、さっと頭から被り顔に装着して呼吸を確保します。
慌てて頭から被っても素材が柔らかいので顔を傷つける事無く、マスク部1-1を首からぶら下げる事ができるので、常にウレタンマスク33とマスク部1-1を備えた状態で避難できます。
咄嗟に頭から被り、一旦首にぶら下げておいて、落ち着いた頃に、ウレタンマスク33やマスク部1-1を顔に装着することができます。
ウレタンマスク33の上からマスク部1-1が顔を押さえて、しっかりと顔に密着することができます。
避難先ではタオルとして使用することが出来ます(
図2-8、10、13、14-2等参照)。
マスク部1-1の、成人の顔幅の間隔に距離を空けて取り付けた、左右の耳掛け紐の取り付け位置の顔幅を縮めると、子供も使用することが出来ます。
例えば
図14-2に示すように、タオル本体1のマスク部1-1に子供サイズのウレタンマスク等を重ねて、接続部34oと接続部35pで縫合して、二重マスクとして使用することができます。
例えば、学校で火災がおきた時は、ハンカチなどを口元や鼻に当てて、煙を吸い込まないようにして避難しますが、マスク部1-1を顔に装着して、両手を使えるようになると、転倒した時等、両手を床や地面につくことができて、怪我を回避する確率を上げることができます。
救助に入った際も、子供の手を引きやすく、避難しやすくなります。
煙は上に上がるので、身を低くして避難する時に、左肩から前方に垂れた右縁2周辺を、踏んでしまったり、引っ掛けてしまったりすると、危険なので、簡易ボタン上31、下32で首元や胸元に留めるか、又は、簡易ボタン上31、下32を他の実施例として面ファスナーにすると、急いで素速く首元に留めることができます。高齢者や小さい子供など、首元や胸元に簡易ボタン上31、下32で留める事が難しい場合は、他の実施例として、簡易ボタン上31、下32の箇所を、ゴム紐に変えて、ゴム紐で、つながるように取り付けます。首元や胸元周辺がゴム紐でつながって、伸び縮み出来るようになり、輪状になったタオル本体1を頭から被るだけで首元や胸元にマスク部1-1を備える事ができます。
マスク部1-1を顔に装着して左肩から前方に垂れた右縁2周辺を、顔前方、首前方から、後方に巻きつけるようにしてから、防災頭巾を被ると、右縁2周辺が防災頭巾内におさまって、防災頭巾が右縁2周辺を押さえて、呼吸を確保しながら両手を使えて、安全に避難することができます。
ヘルメットを被った時は、顎紐が右縁2周辺やタオル本体1を、首や顔近傍に押さえて支えます。
小さい子供の場合は、タオル本体1の大きさも小さくして、例えば横幅75cm~85cm前後、縦幅7cm~15cm前後にすると使用しやすくなります。ウレタンマスク等とマスク部1-1で二重マスクにして、接続部34o、接続部35pで縫い付けます。
耳ゴム左6と耳ゴム右7を
図2-8の耳掛け紐にして、両耳から二本後頭部を一周出来る様にしておくと、頭から被るようにマスク部1-1を顔に装着することができます。一緒に避難する大人や救助する人も、サッと顔に装着させてあげる事が出来ます。又、タオル本体1やマスク部1-1に名前を織り込んでおくと、迷子になった時に探し易くなります(
図1、2-8、10、13、14-2、18等参照)。
右脳と左脳の働きにより、右利きの人が多く、右利きの人は左縁3方向にマスク部1-1があると耳に掛けやすいが、左利きの人は、左右を逆にして、右縁2方向にマスク部1-1をつくります。タオル本体1の裏面の中心線15より右側寄りの右上部にマスク部1-1をつくります(
図1等参照)。
マスク部1-1が鼻と口を覆う為に顔に装着可能であればいかなる装着方法でも素材でも良いです。
【0060】
上記の全ての寸法やサイズは例えであって限定されない。
【0061】
本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
【符号の説明】
【0062】
1 タオル本体
1-1フェイスマスク部
2 右縁
3 左縁
3-1左縁ヘム
4 上縁
5 下縁
6 耳ゴム左
6-1耳ゴム左用のゴム紐
7 耳ゴム右
7-1耳ゴム右用のゴム紐
8 左頬
9 右頬
10 鼻当て左
11 鼻当て右
12 鼻当て三角袋
13 鼻先部
14 鼻当て部
15 中心線
16 接続部a
17 接続部b
17c穴c
18 接続部c
18d穴d
19 接続部d
19e穴e
20 接続部e
20f穴f
21 接続部f
22 接続部g
23 接続部h
24 接続部i
25 接続部j
26 接続部k
27 接続部l
28 接続部m
29 接続部n
30 縫製部
31 簡易ボタン上
32 簡易ボタン下
33 ウレタンマスク
34 接続部o
35 接続部p
A マスク部1-1裏面
B マスク部1-1中央の折り目
C マスク部1-1中央の折り目上の点
C’ マスク部1-1中央の折り目上に延長して取った点
D 上縁4に取った点