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特開2023-104516青果物供給装置及びこれを備えた青果物搬送装置
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  • 特開-青果物供給装置及びこれを備えた青果物搬送装置 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023104516
(43)【公開日】2023-07-28
(54)【発明の名称】青果物供給装置及びこれを備えた青果物搬送装置
(51)【国際特許分類】
   B65G 47/53 20060101AFI20230721BHJP
   B65G 11/00 20060101ALI20230721BHJP
   B65G 11/16 20060101ALI20230721BHJP
   B65G 15/14 20060101ALI20230721BHJP
   B65G 47/14 20060101ALI20230721BHJP
   B65G 47/28 20060101ALI20230721BHJP
   A01F 25/00 20060101ALI20230721BHJP
   A23N 15/00 20060101ALI20230721BHJP
【FI】
B65G47/53 G
B65G11/00 B
B65G11/16 Z
B65G15/14
B65G47/14 A
B65G47/28 L
A01F25/00 A
A23N15/00 F
【審査請求】未請求
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022005545
(22)【出願日】2022-01-18
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 令和3年10月13日に第11回 農業Weekにおいて、横井政陽および福井淳一が発明した青果物供給装置及びこれを備えた青果物搬送装置を公開した。
(71)【出願人】
【識別番号】391017207
【氏名又は名称】三井金属計測機工株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001070
【氏名又は名称】弁理士法人エスエス国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】横井 政陽
(72)【発明者】
【氏名】福井 淳一
【テーマコード(参考)】
2B100
3F011
3F016
3F023
3F080
3F081
4B061
【Fターム(参考)】
2B100AA01
2B100DA02
2B100DA21
2B100DA27
3F011AA09
3F011BA06
3F011BB09
3F011BC04
3F016AA01
3F016CF01
3F023AA06
3F023AB10
3F023BA02
3F023BB02
3F023BC01
3F023BC02
3F023EA01
3F080AA44
3F080BD07
3F080CE05
3F080CF01
3F080CF11
3F080DA01
3F081AA46
3F081BD02
3F081CC10
3F081CD01
3F081CD11
3F081DA07
4B061AA02
4B061BA01
4B061BA11
4B061BB05
4B061BB10
4B061BB13
(57)【要約】
【課題】青果物を搬送装置に供給する際に、複数の青果物Tが互いに接触した状態となることを防止することができる青果物供給装置及びこれを備えた青果物搬送装置を提供する。
【解決手段】青果物を搬送手段に連続的に供給する青果物供給装置であって、青果物が投入されるホッパーと、ホッパーに溜め込まれた青果物を取り出して搬送する供給用搬送部とを備え、供給用搬送手段の下流端には、青果物の搬送方向を反転させるとともに、青果物を自然落下させるシューターを有する。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
青果物を搬送手段に連続的に供給する青果物供給装置であって、
前記青果物が投入されるホッパーと、
前記ホッパーに溜め込まれた前記青果物を取り出して搬送する供給用搬送手段と、
を備え、
前記供給用搬送手段の下流端には、前記青果物の搬送方向を反転させるとともに、前記青果物を自然落下させるシューターを有することを特徴とする青果物供給装置。
【請求項2】
前記シューターの下流端が、前記青果物の搬送方向に対して傾斜を有するように形成されることを特徴とする請求項1に記載の青果物供給装置。
【請求項3】
前記シューターには、前記青果物の搬送方向に沿って、1以上の凸条部が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の青果物供給装置。
【請求項4】
請求項1から3のいずれかに記載の青果物供給装置と、
青果物を所定の方向に搬送する搬送手段と、
を備えることを特徴とする青果物搬送装置。
【請求項5】
前記搬送手段は、前記青果物の整列を行う整列部を有し、
前記整列部は、2つの平ベルトコンベアを略V字状に配置するように構成することを特徴とする請求項4に記載の青果物搬送装置。
【請求項6】
前記搬送手段は、前記整列部の下流側に平坦部を有し、
前記平坦部は、2つの平ベルトコンベアを略水平に配置するように構成することを特徴とする請求項5に記載の青果物搬送装置。
【請求項7】
前記2つの平ベルトコンベアの2本の平ベルトが、前記整列部では略V字状となり、前記平坦部では略水平となるように捻られて配置されることを特徴とする請求項6に記載の青果物搬送装置。
【請求項8】
前記2本の平ベルトを、1つのモーターによって駆動するように構成したことを特徴とする請求項7に記載の青果物搬送装置。
【請求項9】
前記平ベルトコンベアの平ベルトの幅と、前記平ベルトコンベアのフレームの幅とが、略同一であることを特徴とする請求項5から8のいずれかに記載の青果物搬送装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、青果物の選別作業の際に、作業者によって青果物が投入されるホッパーから、選別作業が行われる搬送装置へ、青果物を自動的に供給する青果物供給装置及びこの青果物供給装置を備えた青果物搬送装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、選果場などにおいて、青果物の選果を行う際には、例えば、図4に示すように、作業者によって青果物Tが投入されるホッパー102と、ホッパー102に溜め込まれた青果物Tを取り出し、一定の速度で搬送する供給用搬送手段104と、供給用搬送手段104の下流端104aに設けられ、供給用搬送手段104から選果用搬送手段110へ青果物Tを投入するシューター108と、を備える青果物供給装置100が用いられている(例えば、特許文献1など)。
【0003】
このような青果物供給装置100では、供給用搬送手段104に、例えば、リブや凹凸、ヒダ状の突起など、青果物Tを支持するためのホールド機構105が一定間隔で設けられており、ホッパー102から取り出された青果物Tは、このホールド機構105によって支持された状態で、斜め上方、すなわち、選果用搬送手段110の上方まで搬送される。
【0004】
選果用搬送手段110の上方まで搬送された青果物Tは、シューター108を転がるように自然落下して、選果用搬送手段110に供給されることになる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2021-40556号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
このような青果物供給装置100を用いて青果物Tの供給を行った場合、同時に複数の青果物Tが選果用搬送手段110に供給されてしまい、複数の青果物Tが互いに接触した状態で選果用搬送手段110に載置されてしまうことがある。
【0007】
このように複数の青果物Tが接触した状態で選果用搬送手段110に載置されてしまうと、例えば、青果物Tの大きさを測定する装置によって、青果物Tの個別の大きさを測定することができないばかりか、複数の青果物Tを1つの青果物として認識してしまい、過大な評価をしてしまうことがある。
【0008】
また、例えば、内部品質検査装置や外観検査装置などによって青果物Tの検査を行う際にも、青果物Tの位置を正しく認識できず、測定タイミングを誤ってしまい、青果物Tの品質検査を正しく行えないことがある。
【0009】
このようなことを防止するために、特許文献1では、切り出しコンベアを用いて青果物Tを整列させているが、複数の青果物Tが互いに接触した状態となることを完全に防ぐことはできなかった。
【0010】
また、特許文献1のように、選果用搬送手段として、切り出しコンベアやPKコンベアなど複数の搬送手段を組み合わせて用いているが、このように複数の搬送手段を組み合わせた場合、各搬送手段に動力が必要となる。このため、複数の搬送手段を連携させて動作させなければならず、選果用搬送手段の搬送制御が煩雑となっていた。
【0011】
本発明では、このような現状に鑑み、青果物を搬送装置に供給する際に、複数の青果物Tが互いに接触した状態となることを防止することができる青果物供給装置及びこれを備えた青果物搬送装置を提供することを目的とする。
【0012】
また、本発明では、上流部では青果物の整列をさせられるとともに、下流部では青果物Tの排出に適した形状を有し、また、1つの動力で制御することも可能な青果物供給装置を備えた青果物搬送装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明は、上述するような従来技術における課題を解決するために発明されたものであって、本発明の青果物供給装置は、青果物を搬送手段に連続的に供給する青果物供給装置であって、
前記青果物が投入されるホッパーと、
前記ホッパーに溜め込まれた前記青果物を取り出して搬送する供給用搬送手段と、
を備え、
前記供給用搬送手段の下流端には、前記青果物の搬送方向を反転させるとともに、前記青果物を自然落下させるシューターを有することを特徴とする。
【0014】
このような青果物供給装置では、前記シューターの下流端が、前記青果物の搬送方向に対して傾斜を有するように形成することができる。
【0015】
また、前記シューターには、前記青果物の搬送方向に沿って、1以上の凸条部が設けることができる。
【0016】
また、本発明の青果物搬送装置は、
上述するいずれかの青果物供給装置と、
青果物を所定の方向に搬送する搬送手段と、
を備えることを特徴とする。
【0017】
このような青果物搬送装置では、前記搬送手段は、前記青果物の整列を行う整列部を有し、
前記整列部は、2つの平ベルトコンベアを略V字状に配置するように構成することができる。
【0018】
また、前記搬送手段は、前記整列部の下流側に平坦部を有し、
前記平坦部は、2つの平ベルトコンベアを略水平に配置するように構成することができる。
【0019】
また、前記2つの平ベルトコンベアの2本の平ベルトは、前記整列部では略V字状となり、前記平坦部では略水平となるように捻られて配置することができる。
【0020】
また、前記2本の平ベルトを、1つのモーターによって駆動するように構成することができる。
【0021】
また、前記平ベルトコンベアの平ベルトの幅と、前記平ベルトコンベアのフレームの幅とが、略同一とすることができる。
【発明の効果】
【0022】
本発明によれば、シューターによって複数の青果物が互いに離間した状態で搬送装置に投入されたり、青果物を搬送装置に投入するタイミングをずらしたりすることによって、青果物が搬送装置に投入された際に、互いに接触した状態となることを防止することができる。
【0023】
また、本発明によれば、2つの平ベルトコンベアの2本の平ベルトを捻った状態で配置し、整列部では略V字状、平坦部では水平になるようにすることで、整列部では青果物の整列をさせられるとともに、平坦部では青果物Tの排出に適したフラットな形状にすることができる。
【0024】
また、2つの平ベルトコンベアを、1つのモーターによって駆動するようにすることができるため、搬送装置の搬送制御を簡便にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
図1図1は、本発明の青果物供給装置を備えた青果物搬送装置を含む選果装置の一実施形態を説明するための模式図である。
図2図2は、図1の青果物供給装置のシューターの構成を説明するための模式図であって、図2(a)は側方から視た断面模式図、図2(b)はシューターの内壁を表す模式図である。
図3図3は、選果用搬送手段の構造を説明するための模式図である。
図4図4は、従来の青果物供給装置を備えた青果物搬送装置の構成を説明するための模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
以下、本発明の実施の形態(実施例)を図面に基づいて、より詳細に説明する。
図1は、本発明の青果物供給装置を備えた青果物搬送装置を含む選果装置の一実施形態を説明するための模式図、図2は、図1の青果物供給装置のシューターの構成を説明するための模式図であって、図2(a)は側方から視た断面模式図、図2(b)はシューターの内壁を表す模式図である。
【0027】
図1に示すように、本実施形態における選果装置50は、青果物供給装置10と、選果用搬送手段22と、青果物検査装置30と、選別排出装置40と、を備えている。なお、本実施形態においては、青果物供給装置10と選果用搬送手段22とにより青果物搬送装置20が構成される。
【0028】
青果物供給装置10は、作業者によって青果物Tが投入されるホッパー12と、ホッパー12に溜め込まれた青果物Tを取り出し、一定の速度で搬送する供給用搬送手段14と、供給用搬送手段14の下流端14aに設けられ、供給用搬送手段14から後述する選果用搬送手段22へ青果物Tを投入するシューター18と、を備えている。
【0029】
供給用搬送手段14には、各青果物Tを支持するためのホールド機構15が設けられている。ホールド機構15としては、例えば、供給用搬送手段14として平ベルトコンベアを用いる場合には、リブや凹凸、ヒダ状の突起などとすることができる。もしくは、供給用搬送手段14としてローラーコンベアを用いることで、ローラーとローラーの間をホールド機構15とすることもできる。
【0030】
供給用搬送手段14は、選果用搬送手段22に青果物Tを供給する下流端14aが、ホッパー12と接続される上流端14bよりも高い位置になるように、傾斜して設けられている。このように供給用搬送手段14を傾斜させることにより、ホールド機構15によって支持されていない重なった状態の青果物Tは、重力に従って、供給用搬送手段14の上流端14b側へと転がることになる。
【0031】
シューター18は、図2(a)に示すように、青果物Tの搬送方向を反転させるとともに、シューター18の内壁を転がるように、青果物Tを選果用搬送手段22へと自然落下させるように構成されている。
【0032】
また、図2(b)に示すように、シューター18には、青果物Tの搬送方向に沿って、複数の凸条部19が設けられている。このように凸条部19を設けることによって、青果物Tがシューター18の内壁を転がる際に、自然と、青果物Tが互いに離間するようになり、シューター18から選果用搬送手段22へ供給された青果物Tが互いに接触した状態となることを防止することができる。なお、本実施形態においては、複数の凸条部19を設けているが、凸条部19は1つだけであってもよい。
【0033】
また、図2(b)に示すように、シューター18の下流端18aは、青果物Tの搬送方向に対して傾斜するように構成されている。具体的には、選果用搬送手段22の搬送方向下流側の方が、選果用搬送手段22の搬送方向上流側よりも、シューター18の内壁を青果物Tが転がる距離が短くなるように、シューター18の下流端18aを成形することが好ましい。このように構成することによって、シューター18から選果用搬送手段22への青果物Tの落下タイミングをずらすことができるため、選果用搬送手段22に供給された青果物Tが互いに接触した状態となることを防止することができる。
【0034】
選果用搬送手段22(搬送手段)は、2つの平ベルトコンベア24,24から構成される。選果用搬送手段22には、青果物Tの整列を行う整列部20aと、後述する青果物検査装置によって青果物Tの検査を行うとともに、選別排出装置によって青果物Tのランク毎に排出投入部へと青果物Tを排出する選果部20bとを有している。
【0035】
図3に示すように、選果用搬送手段22は、整列部20aにおいて、2つの平ベルトコンベア24,24が略V字状となるように配置されている。このように構成することによって、選果用搬送手段22に供給された青果物Tは、重力に従って、選果用搬送手段22の幅方向中央に整列することになる。
【0036】
整列部20aにおける2つの平ベルトコンベア24,24の傾き角αは、搬送する青果物Tの大きさなどに応じて適宜変更することが好ましい。このように構成することによって、青果物Tと2つの平ベルトコンベア24,24とが2点で接触することとなるため、載置安定性が向上するとともに、青果物Tを選果用搬送手段22の幅方向中央付近に整列させることが容易となる。
【0037】
また、選果用搬送手段22は、選果部20bにおいて、2つの平ベルトコンベア24,24が略水平となるように配置されている。このように、選果部20bを平坦部とすることによって、青果物検査装置による青果物Tの検査や、選別排出装置による青果物Tの排出動作に、選果用搬送手段22が障害となるようなことがない。
【0038】
なお、本実施形態においては、2つの平ベルトコンベア24,24の各平ベルト25,25が、整列部20aでは略V字状となり、選果部20bでは略水平となるように捻られて配置されている。
【0039】
このように構成することによって、2本の平ベルト25,25によって、略V字状の整列部20aと略水平の選果部20bを有する選果用搬送手段22とすることができる。さらには、整列部20aにおいて、2本の平ベルト25,25は略水平となっていることから、2本の平ベルト25,25を、1つのモーターによって駆動するように構成することができる。このため、1つの動力の制御によって、選果用搬送手段22の搬送を制御することができるため、搬送制御を簡便にすることができる。
【0040】
また、本実施形態においては、図3に示すように、平ベルトコンベア24の平ベルト25の幅と、平ベルトコンベア24のフレーム26の幅とが、略同一となるように構成されている。このように構成することによって、青果物Tが平ベルトコンベア24のフレーム26と接触することを防止することができ、例えば、青果物Tがフレーム26と接触することによる搬送時の減速などのトラブルを回避することができる。
【0041】
青果物検査装置30は、青果物Tの外観検査や内部品質検査、サイズ検出などを行う装置である。
【0042】
外観検査では、青果物Tの外観に現れる青果物Tの外観に現れる傷の有無、水腐れや異常乾燥などの果皮表面や果皮表層下に現れる異常の有無などを検査する。このような外観検査は、例えば、近赤外分光法を用いた検査装置、可視光カメラを用いた検査装置などを用いて行うことができる。
【0043】
内部品質検査では、青果物Tの糖度、酸度、熟度、内部障害などの内部品質を検査する。このような内部品質は、例えば、近赤外分光法を用いた検査装置、超音波を用いた検査装置などを用いて行うことができる。
【0044】
青果物Tのサイズを検出するサイズ検出は、例えば、可視光カメラを用いた画像解析による検出装置、変位センサを用いた検出装置、光電センサを用いた検出装置などを用いて行うことができる。
【0045】
なお、青果物検査装置30としては、外観検査、内部品質検査、サイズ検出のうち少なくともいずれかを行うものであればよい。また、青果物検査装置30としては、外観検査装置、内部品質検査装置、サイズ検出装置を組み合わせて構成したものであってもよい。
【0046】
選別排出装置40は、青果物検査装置30によって検査された青果物Tの品質や大きさなどに基づき、青果物Tのランクを選別するとともに、該ランクに応じて、排出機構42により、排出投入部44a~44fに排出される。
【0047】
排出機構42としては、特に限定されるものではないが、例えば、青果物Tに対してエアーを噴出したり、青果物Tにアームを押し当てたりして、青果物Tを選果用搬送手段22上から排出投入部44a~44fに排出するように構成される。
【0048】
各排出投入部44a~44fは、青果物Tのランク、例えば、青果物Tの大きさに応じて、大、中、小に分けることもできるし、また、青果物Tの品質に応じて、優、良、可に分けることもでき、また、それらの組み合わせによって分類することもできる。なお、本実施形態では、排出投入部を6つ備えているが、これに限らず、1つまたは複数の任意の数の排出投入部を備えることができる。
【0049】
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されることはなく、上記実施形態では、青果物の選果装置に適用した例を示したが、例えば、青果物の加工装置などに適用することもできるなど、本発明の目的を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
【符号の説明】
【0050】
10 青果物供給装置
12 ホッパー
14 供給用搬送手段
14a 下流端
14b 上流端
15 ホールド機構
18 シューター
18a 下流端
19 凸条部
20 青果物搬送装置
20 選果用搬送手段
20a 整列部
20b 選果部
22 選果用搬送手段
24 平ベルトコンベア
25 平ベルト
26 フレーム
30 青果物検査装置
40 選別排出装置
42 排出機構
44a 排出投入部
44b 排出投入部
44c 排出投入部
44d 排出投入部
44e 排出投入部
44f 排出投入部
50 選果装置
100 青果物供給装置
102 ホッパー
104 供給用搬送手段
104a 下流端
105 ホールド機構
108 シューター
110 選果用搬送手段
図1
図2
図3
図4