IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 上銀科技股▲分▼有限公司の特許一覧

<>
  • 特開-漏れ検知機能付き回転作業台 図1
  • 特開-漏れ検知機能付き回転作業台 図2
  • 特開-漏れ検知機能付き回転作業台 図3
  • 特開-漏れ検知機能付き回転作業台 図4
  • 特開-漏れ検知機能付き回転作業台 図5
  • 特開-漏れ検知機能付き回転作業台 図6
  • 特開-漏れ検知機能付き回転作業台 図7
  • 特開-漏れ検知機能付き回転作業台 図8
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023104617
(43)【公開日】2023-07-28
(54)【発明の名称】漏れ検知機能付き回転作業台
(51)【国際特許分類】
   G01M 3/16 20060101AFI20230721BHJP
【FI】
G01M3/16 A
【審査請求】有
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022005727
(22)【出願日】2022-01-18
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2023-05-10
(71)【出願人】
【識別番号】596016557
【氏名又は名称】上銀科技股▲分▼有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100082418
【弁理士】
【氏名又は名称】山口 朔生
(74)【代理人】
【識別番号】100167601
【弁理士】
【氏名又は名称】大島 信之
(74)【代理人】
【識別番号】100201329
【弁理士】
【氏名又は名称】山口 真二郎
(74)【代理人】
【識別番号】100220917
【弁理士】
【氏名又は名称】松本 忠大
(72)【発明者】
【氏名】黄立文
(72)【発明者】
【氏名】林▲イク▼銘
(72)【発明者】
【氏名】何志豪
(72)【発明者】
【氏名】陳宥辰
【テーマコード(参考)】
2G067
【Fターム(参考)】
2G067AA21
2G067CC18
2G067DD27
(57)【要約】
【課題】漏れ検知機能付き回転作業台を提供する。
【解決手段】漏れ検知機能付き回転作業台は筐体、モーター、心棒および漏れ検知ベルトを備える。筐体は格納溝と、第一溝と、第二溝と、第一溝および第二溝を連結する流体誘導通路とを有する。心棒は筐体内に装着され、導流部を有する。漏れ検知ベルトは筐体の格納溝内に配置され、かつ第二溝に嵌まり込む。上述した構造の特徴により、液体が筐体に流入する際、心棒の導流部は液体を第一溝へ流動させる。続いて、第一溝内を流れる液体が流体誘導通路に沿って第二溝に流入すると漏れ検知ベルトが漏れ検知を行うため、重要な部品を確実に保護することができる
【選択図】図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
筐体、モーター、心棒および漏れ検知ベルトを備え、
前記筐体は格納溝、前記格納溝の壁面に形成された第一溝、第二溝および流体誘導通路を有し、前記流体誘導通路は前後の両端が前記第一溝および前記第二溝に別々に繋がり、
前記モーターは前記筐体の前記格納溝内に装着され、
前記心棒は前記筐体の前記格納溝内に転動可能に装着され、かつ前記モーターに連結され、
前記心棒は第一端、第二端および前記第一端の外周面に形成された導流部を有し、
前記漏れ検知ベルトは前記筐体の前記格納溝内に配置され、一部分が前記筐体の前記第二溝に嵌まり込むことを特徴とする、
漏れ検知機能付き回転作業台。
【請求項2】
さらに保護対象部品を備え、前記保護対象部品の外径は前記心棒の前記導流部の外径より小さいことを特徴とする請求項1に記載の漏れ検知機能付き回転作業台。
【請求項3】
前記第一溝と前記格納溝との間の距離は前記第二溝と前記格納溝との間の距離より小さいことを特徴とする請求項1に記載の漏れ検知機能付き回転作業台。
【請求項4】
前記筐体は前端に軸孔を有し、前記第一溝および前記第二溝は延伸方向が軸孔の軸方向に垂直であり、前記流体誘導は延伸方向が前記軸孔の軸方向に平行であることを特徴とする請求項3に記載の漏れ検知機能付き回転作業台。
【請求項5】
前記筐体は前端に軸孔を有し、前記格納溝は軸方向に沿って前記筐体に繋がり、前記第二溝より前記第一溝のほうが前記軸孔に近く、前記心棒の前記第一端は前記筐体の前記軸孔を貫通して一部分が前記筐体に突出し、前記導流部は前記筐体の前記格納溝内に位置することを特徴とする請求項1に記載の漏れ検知機能付き回転作業台。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、回転作業台に関し、詳しくは漏れ検知機能付き回転作業台に関するものである。
【背景技術】
【0002】
特許文献1により開示された漏れ検知システムにおいて、センサーは冷却液が漏洩するか否かを検知するためにベアリング構造と密封システムとの間に配置される。冷却液が漏洩したことをセンサーによって検知する時、漏洩した冷却液はすでにベアリング構造を通っているため、ベアリング構造にトラブルが発生しやすくなる。ベアリング構造にトラブルが発生すると、それに関連する部品(例えば回転子)の作動に支障をきたすため、特許文献1により開示された漏れ検知システムには改善の余地がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】US7,692,553B2号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、液体が内部に滲入して重要な部品を損壊させることを抑制する漏れ検知機能付き回転作業台を提出することを主な目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上述した課題を解決するための漏れ検知機能付き回転作業台は、筐体、モーター、心棒および漏れ検知ベルトを備える。筐体は格納溝、格納溝に配置された第一溝、第二溝および流体誘導通路を有する。流体誘導通路は前後の両端が第一溝および第二溝に別々に繋がる。モーターは筐体の格納溝内に装着され、動力を生じる。心棒は筐体の格納溝内に転動可能に装着され、かつモーターに連結されることでモーターの駆動力を受けて回転する。心棒は第一端、第二端および第一端の外周面に形成された導流部を有する。漏れ検知ベルトは筐体の格納溝内に配置され、一部分が筐体の第二溝に嵌まり込む。
【0006】
上述した構造の特徴により、液体が格納溝に流入する際、心棒の導流部は液体を第一溝へ誘導する。続いて、液体が流体誘導通路に沿って第二溝へ進んで漏れ検知ベルトに接触すると、漏れ検知ベルトは検知信号をコントローラに発信することで作業員に稼働を停止させるため、液体が内部に滲入することが原因でモーターなどの重要な部品を損壊させることを抑制することができる。
【0007】
比較的好ましい場合、筐体は前端に軸孔を有する。格納溝は軸方向に沿って筐体に繋がる。第二溝より第一溝のほうが軸孔に近い。心棒の第一端は筐体の軸孔を貫通して一部分が筐体に突出する。導流部は筐体の格納溝内に位置する。
【0008】
比較的好ましい場合、回転作業台はさらに旋転密封ユニットを備える。旋転密封ユニットは筐体の軸孔内に装着され、かつ心棒の第一端の外周面に当接して心棒の導流部との間が導流通路になる。導流通路は筐体の第一溝に繋がる。旋転密封ユニットが効力を失って液体を格納溝へ流入させる際、心棒の導流部は導流通路によって液体を第一溝に流入させる。続いて、第一溝に流入した液体は流体誘導通路に沿って第二溝に流入し、漏れ検知ベルトに接触する。
【0009】
比較的好ましい場合、回転作業台はさらに保護対象部品を備える。保護対象部品は心棒に装着され、かつ旋転密封ユニットに背を向けた心棒の導流部の一側に位置付けられるため、液体をはねて保護対象部品にかけることを導流部によって抑制することができる。
【0010】
比較的好ましい場合、保護対象部品は外径が心棒の導流部の外径より小さい。保護対象部品と導流部の大きさが違う設計によって保護対象部品に液体が浸入することを防止する。
【0011】
比較的好ましい場合、第一溝と格納溝との間の距離は第二溝と格納溝との間の距離より小さい。両者に高低差がある設計によって液体をスムーズに誘導する。
【0012】
比較的好ましい場合、第一溝および第二溝は延伸方向が心棒の軸方向に垂直であるように加工される。流体誘導は延伸方向が心棒の軸方向に平行であるように加工される。上述した構造の特徴は筐体に穴開け加工を行うことによって完成する。
【0013】
比較的好ましい場合、第一溝および第二溝は延伸方向が心棒の軸方向に垂直であるように加工される。上述した構造の特徴は筐体に穴開け加工を行うことによって完成する。流体誘導通路と格納溝との間の距離を一溝から第二溝へ向かって漸増させるとともに流体誘導通路に斜面を生成すれば、液体をスムーズに誘導することができる。
【0014】
比較的好ましい場合、導流部は液体の性質に応じて構造が変更される。液体の粘度が比較的高い場合、旋転密封ユニットに背を向けた導流部の一側面を突起させて斜面角部を形成するか、導流部の一端を旋転密封ユニットの方向に沿って突出させてフックを形成すれば、斜面角部またはフックによって粘度の比較的高い液体に導流効果を生じる。液体の粘度が比較的低い場合、旋転密封ユニットに背を向けた導流部の一側面を突起させて環状凸部を形成するか、凹ませて環状凹溝を形成すれば、環状凸部と環状凹溝は相互に対応する凸凹構造によって迷路を形成するため、保護対象部品を確実に保護し、同時に粘度の比較的低い液体に導流効果を生じることができる。
【0015】
本発明による漏れ検知機能付き回転作業台の詳細な構造、特徴、組み立てまたは使用方法について、以下の実施形態の詳細な説明を通して明確にする。なお、以下の詳細な説明および本発明により開示された実施形態は本発明を説明するための一例に過ぎず、本発明の請求範囲を限定できないことは、本発明にかかわる領域において常識がある者ならば理解できるはずである。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】本発明の一実施形態による漏れ検知機能付き回転作業台を示す斜視図である。
図2】本発明の一実施形態による漏れ検知機能付き回転作業台の一部分、即ち第一溝、第二溝および流体誘導通路の位置を示す断面図である。
図3】本発明の一実施形態による漏れ検知機能付き回転作業台の第一溝、第二溝および流体誘導通路の位置を示す側面図である。
図4】本発明の一実施形態による漏れ検知機能付き回転作業台を示す断面図である。
図5】本発明の一実施形態による漏れ検知機能付き回転作業台において心棒の導流部が別の実施形態に対応する際の心棒および保護対象部品の一部分を示す断面図である。
図6】本発明の一実施形態による漏れ検知機能付き回転作業台において心棒の導流部が別の実施形態に対応する際の心棒および保護対象部品の一部分を示す断面図である。
図7】本発明の一実施形態による漏れ検知機能付き回転作業台において心棒の導流部が別の実施形態に対応する際の心棒および保護対象部品の一部分を示す断面図である。
図8】本発明の一実施形態による漏れ検知機能付き回転作業台において心棒の導流部が別の実施形態に対応する際の心棒および保護対象部品の一部分を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明による漏れ検知機能付き回転作業台を図面に基づいて説明する。なお、明細書および図面において、方向性用語は図面中の方向に基づいて表現される。同じ符号は同じ部品または類似した部品の構造の特徴を示す。
【0018】
(一実施形態)
図1および図4に示すように、本発明による回転作業台10は1軸水平テーブルを例として採用し、筐体20、モーター30、心棒40、旋転密封ユニット50、保護対象部品60および漏れ検知ベルト70を備える。
【0019】
筐体20は軸孔21、格納溝22および環状位置決め溝23を有する。軸孔は筐体20の前端に形成される。格納溝22は筐体20の内部に形成され、軸方向に沿って軸孔21に繋がる。環状位置決め溝23は筐体20の後端かつ格納溝22の壁面に形成される。
続いて、図2および図3に示すように、筐体20はさらに第一溝24、第二溝25および流体誘導通路26を有する。第一溝24、第二溝25および流体誘導通路26は筐体20の穴開け加工によって格納溝22の壁面の内側に形成される。第一溝24および第二溝25は延伸方向が軸孔21の軸方向に垂直である。流体誘導通路26は延伸方向が軸孔21の軸方向に平行である。第二溝25より第一溝24のほうが軸孔21に近い。つまり、第一溝24は筐体20の前端に近い。第二溝25は筐体20の後端に近い。第二溝25と環状位置決め溝23とは相互に繋がって接線を形成する。流体誘導通路26は前端部が第一溝24に繋がり、後端部が第二溝25に繋がる。
図4に示すように、本実施形態において、第一溝24と格納溝22との間の距離は第二溝25と格納溝22との間の距離より小さい。つまり、両者に高低差があれば、液体は第一溝24から流体誘導通路26に沿って第二溝25へスムーズに流動することができる。また実際のニーズに応じて第一溝24および第二溝25を同じ高さに位置させ、流体誘導通路26に斜度を形成すれば、流体誘導通路26と格納溝22との間の距離が第一溝24から第二溝25の方向に沿って漸増するため、液体は第一溝24から流体誘導通路26に沿って第二溝25に流入することができる。
【0020】
モーター30は筐体20の格納溝22内に装着され、動力を生じる。
【0021】
心棒40は筐体20の格納溝22内に転動可能に装着され、かつモーター30に連結されることでモーター30の駆動力を受けて回転する。
図4に示すように、心棒40は第一端41および第二端42を有する。心棒40は第一端41が第一ベアリング44によって支えられ、第二端42が第二ベアリング45によって支えられる。心棒40の第一端41は筐体20の軸孔21を貫通し、一部分が筐体20に突出して回転盤46に連結されるため、心棒40は回転盤46を同調作動させることができる。
心棒40の第二端42はモーター30の後方のブレーキ47に連結されるため、心棒40はブレーキ47によって制御されたうえで速度を落とすか、緊急停止することができる。心棒40はさらに第一端41の外周面に環状に形成された導流部43を有する。導流部43は筐体20の格納溝22内に位置する。
【0022】
図4に示すように、旋転密封ユニット50は液体が軸孔21から格納溝22に滲入することを抑制するために筐体20の軸孔21内に装着され、かつ心棒40の第一端41の外周面に当接して心棒40の導流部43との間が導流通路52になる。導流通路52は筐体20の第一溝24に繋がる。
【0023】
図4に示すように、保護対象部品60は心棒40に装着され、かつ導流部43の後方(即ち旋転密封ユニット50に背を向けた導流部43の一側)に位置付けられる。保護対象部品60の外径は心棒40の導流部43の外径より小さい。本実施形態において、保護対象部品60はエンコーダーであるが、これに限定されない。
【0024】
図2から図4に示すように、漏れ検知ベルト70は筐体20の第二端42に環状に配置されて筐体20の位置決め溝23に嵌まり込む。漏れ検知ベルト70は筐体20の第二端42を一周する長さがモーター30の周長より大きい。漏れ検知ベルト70は一部分が筐体20の第二溝25に嵌まり込むため、液体が第二溝25に滲入するか否かを検知することができる。本実施形態において、漏れ検知ベルト70はOMRON社の製品(商品番号F03-16SF/16SFC)である。
【0025】
上述した構造の特徴により、図4に示すように、旋転密封ユニット50が効力を失って液体を軸孔21から格納溝22へ流入させる際、心棒40の導流部43は液体をはねて保護対象部品60にかけることを抑制すると同時に導流通路52によって液体を第一溝24に流入させる。続いて、第一溝24に流入した液体は流体誘導通路26に沿って第二溝25に流入し、漏れ検知ベルト70に接触する。続いて、漏れ検知ベルト70は変色し、検知信号をコントローラ(図中未表示)に発信することで作業員に稼働を停止させるため、液体が内部に滲入したことが原因でモーター30、ブレーキ47または保護対象部品60などの重要な部品を損壊させることを抑制することができる。
【0026】
漏れ検知ベルト70は位置が筐体20の後端に近い。漏れ検知ベルト70を交換する際、筐体20の後端の一部分の部品、例えば回転盤46、保護対象部品60またはモーター30などを取り外しさえすればよいため、全体の組立作業をやり直す必要がなく、作業効率を向上させることができる。本発明は実際の状況に応じて第一溝24のあたりに漏れ検知ベルト70を増設することができる。作業員は前後の二つの漏れ検知ベルト70によって検知精度を向上させ、漏れ状態を確実に把握することができる。漏れ検知ベルト70は心棒40に環状に配置されるが、これに限定されず、筐体20の第二溝25内に嵌まり込んでもよい。
【0027】
導流部43は液体の性質に応じて構造が変更されてもよい。液体の粘度が比較的高い場合、旋転密封ユニット50に背を向けた導流部43の一側面を突起させて斜面角部432(図5参照)を形成するか、導流部43の一端を保護対象部品60の方向に沿って突起させてフック434(図6参照)を形成すれば、斜面角部432またはフック434によって粘度の比較的高い液体に導流効果を生じることができる。
液体の粘度が比較的低い場合、旋転密封ユニット50に背を向けた導流部43の一側面を突起させて環状凸部436(図7参照)を形成するか、凹ませて環状凹溝438(図8参照)を形成すれば、環状凸部436と環状凹溝438は相互に対応する凸凹構造によって迷路を形成するため、保護対象部品60を確実に保護し、同時に粘度の比較的低い液体に導流効果を生じることができる。
【0028】
上述をまとめると、本発明による回転作業台10は流路に高低差がある設計によって格納溝22内の液体を重要な部品が配置してある部位に接近させず、直接漏れ検知ベルト70へ流動させ、続いて漏れ検知ベルト70によって内部に液体が浸入したか否かを即時検知するため、重要な部品を保護できるだけでなく、液体が流動するか液体に漬け込むことが必要な作業台(放電加工機除外)に適用できる。
流路に高低差がある設計と漏れ検知ベルト70による即時検知方式を採用することを技術特徴とする本発明は1軸水平テーブルに適用されるが、これに限定されず、実際のニーズに応じて1軸垂直テーブルまたは2軸垂直水平テーブルに応用され、漏れ検知機能を提供することができる。
【符号の説明】
【0029】
10 回転作業台
20 筐体
21 軸孔
22 格納溝
23 環状位置決め溝
24 第一溝
25 第二溝
26 流体誘導通路
30 モーター
40 心棒
41 第一端
42 第二端
43 導流部
432 斜面角部
434 フック
436 環状凸部
438 環状凹溝
44 第一ベアリング
45 第二ベアリング
46 回転盤
47 ブレーキ
50 旋転密封ユニット
52 導流通路
60 保護対象部品
70 漏れ検知ベルト
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
【手続補正書】
【提出日】2023-03-20
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
筐体、モーター、心棒および漏れ検知ベルトを備え、
前記筐体は格納溝、前記格納溝の壁面に形成された第一溝、第二溝および流体誘導通路を有し、前記流体誘導通路は前後の両端が前記第一溝および前記第二溝に別々に繋がり、
前記モーターは前記筐体の前記格納溝内に装着され、
前記心棒は前記筐体の前記格納溝内に転動可能に装着され、かつ前記モーターに連結され、
前記心棒は第一端、第二端および前記第一端の外周面に形成された導流部を有し、
前記漏れ検知ベルトは前記筐体の前記格納溝内に配置され、一部分が前記筐体の前記第二溝に嵌まり込むことを特徴とする、
漏れ検知機能付き回転作業台。
【請求項2】
さらに保護対象部品を備え、前記保護対象部品の外径は前記心棒の前記導流部の外径より小さいことを特徴とする請求項1に記載の漏れ検知機能付き回転作業台。
【請求項3】
前記第一溝と前記格納溝との間の距離は前記第二溝と前記格納溝との間の距離より小さいことを特徴とする請求項1に記載の漏れ検知機能付き回転作業台。
【請求項4】
前記筐体は前端に軸孔を有し、前記第一溝および前記第二溝は延伸方向が軸孔の軸方向に垂直であり、前記流体誘導通路は延伸方向が前記軸孔の軸方向に平行であることを特徴とする請求項3に記載の漏れ検知機能付き回転作業台。
【請求項5】
前記筐体は前端に軸孔を有し、前記格納溝は軸方向に沿って前記筐体に繋がり、前記第二溝より前記第一溝のほうが前記軸孔に近く、前記心棒の前記第一端は前記筐体の前記軸孔を貫通して一部分が前記筐体に突出し、前記導流部は前記筐体の前記格納溝内に位置することを特徴とする請求項1に記載の漏れ検知機能付き回転作業台。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0012】
比較的好ましい場合、第一溝および第二溝は延伸方向が心棒の軸方向に垂直であるように加工される。流体誘導通路は延伸方向が心棒の軸方向に平行であるように加工される。上述した構造の特徴は筐体に穴開け加工を行うことによって完成する。