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特開2023-10502川の水流を利用した連動水車発電方法。
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  • 特開-川の水流を利用した連動水車発電方法。 図1
  • 特開-川の水流を利用した連動水車発電方法。 図2
  • 特開-川の水流を利用した連動水車発電方法。 図3
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023010502
(43)【公開日】2023-01-20
(54)【発明の名称】川の水流を利用した連動水車発電方法。
(51)【国際特許分類】
   F03B 3/04 20060101AFI20230113BHJP
【FI】
F03B3/04
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2021133698
(22)【出願日】2021-07-09
(71)【出願人】
【識別番号】598059826
【氏名又は名称】平松 勝彦
(72)【発明者】
【氏名】平松 勝彦
【テーマコード(参考)】
3H072
【Fターム(参考)】
3H072AA09
3H072BB31
3H072CC31
(57)【要約】      (修正有)
【課題】水車を川の中に入れるだけで発電が可能である発電方法を提供する。
【解決手段】川を流れる水流エネルギーを受けると水車8が回転動力を発生、且つ、その動力をシャフト5を介して発電機に伝えることで電気を発生する装置。本発電装置上部に円筒状の浮袋3を連結帯1を用いて連結することで、川の水面に設置した状態では発電装置は一定の水深が保たれ水中に沈むことなく水深上部で発電作用が行われる機能を示す。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
本発電方法は川を流れる水流エネルギーを受けると水車8,が回転動力を発生、且つ、その動力をシャフト5,を介して発電機に伝えることで電気を発生する装置である。(図1に示す)また、本発電装置上部に円筒状の浮袋3,を連結帯1,を用いて連結することで、川の水面に設置した状態では発電装置は一定の水深が保たれ水中に沈むことなく水深上部で発電作用が行われる機能を示す。図1,に示す装置を川の水面に設置、且つ、ロープ7,を地上に固定して発電装置を水面に流しながら発電する。さらに、土台4,ベアリング金具9,シャフト5,水車8,は、川の水流に対して平行に且つ連続的に数量を増す事が出来る。などの特徴を持つ、川の流れを利用した発電方法。
【請求項2】
本発電方法(図1)が示す全体装置に浮袋3,を取り除いた発電装置を水中内の川の底に設置したものが図2,である。本装置を川の底に沈むことで水流の圧力を受け水車5,に回転運動が起きる。回転運動は土台9,ベアリング金具6,に動設されたシャフト4,を介して発電機11,に接続されることで発電を開始する。発生電気は防水された電気コード2,を介して取り込まれる。つまり、請求項1,に示す発電では川の水中上部で発電作用が行われるに対して請求項2,では川の底部で発電作用が行われる。さらに、土台9、ベアリング金具6,シャフト4,水車5,は、川の水流に対して平行に且つ連動的に水車5,の数量を増すことが出来る。など、川の底で且つ連動水車的発電を行う発電方法。
【請求項3】
本発電方法は、川の流れ、大小の水路の水の流れ、などの水の流れエネルギーを出来るだけ多く取り出して多くの電気を作り出すのが最大の目的である。つまり、川の水の中に多くの水車4,(図3,を使用する)を投入することが求められる。
図3,に示すのは本発明の装置の発電機の設置された部分、図A,と発電機を取り除いて水車4,を多数設置した部分、図B,とを二種類に分けて示したのが図3,である。先ず、図A,の6,7,の部分に図B,の6,7,を、金具を用いて結合することで本発電装置が出来るのである。さらに、図B,の複数水車4,を設けた装置と装置を連結することで水中内に多くの水車を投入することが出来る方法である。また、本装置は輸送の課題解消も示している。短い装置を組み合わせることでトラック輸送など様々な分野からも取り扱いが優位になる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
自然界作用を利用した発電方法は様々な分野で利用されている。水力発電(ダム発電)、地熱発電、太陽光発電、風力発電などの方法で電気が作られている。本発電方法も自然作用を利用した発電方法であり温暖化の因子になる温暖化ガスは発生しないなど環境に優しい発電方法である。
【背景技術】
【0002】
本発明は川の流れエネルギーを用いて水車(スクリュウー)を用いて回転運動を発生させ、その回転運動を、シャフトなどを用いて発電機を駆動させて電気を作る方法である。
特許文献に付きましては、調べましたが本発明に関連した同種の文献はありませんでした。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
川の流れエネルギーの利用及び水流を利用した発電は様々な分野で行われています。多いのは水流に昔の水車の一部を投入しての発電、水に位置エネルギーを与えて水車を回しての発電、いずれの方法も川の流れエネルギーを有効に利用活用出来ているのだろうか、本発明はこれらの課題の解消を目的に考え出された方法である。また、従来の発電方法では製作費が高く発電に伴う費用対効果に問題が残る。
【課題を解決するための手段】
【0004】
川の流れを一望できる川の堤防で川の流れを眺めていると、現在、流れている川のエネルギーを有効に利用しているとは思えないのである。目の前の流れからのエネルギーを取り出すことは出来ないのである。そこで思いついたように閃いたのが本水車発電方法である。この水の中に水車(スクリュウ)を入れたら、発電量は少ないが発電は出来る。と考えたのが開発の始まりである。
【発明の効果】
【0005】
本発明の最大の特徴は、水車を川の中に入れるだけで発電が可能であると言う発想。発電メカニズムは水車、土台、シャフト、発電機が有れば水流発電が可能である。つまり、簡単な基本構造と同時に制作費用が安価で投資金額が少なく費用対効果に優れている。つまり、装置の製作費がかからないと言うことは川の中に大量に入れることが可能である。したがって、すくない発生電気量であっても大量に投入することが出来れば大量の電気が生まれることも示している。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
本発電の実施にあたっては、発電に適した川、及び水路は意外に多いのである。一級河川で言えば、比較的高地を流れる河川と町などが存在する平野を流れる中流区域では水の流れは速く本発電方法に適していると思われる。海に流れ込む比較的低い川では水の流れは穏やかで本発電方法には適していないと思われる。次に本方法に適した方法が農工業用水路及び小規模な農業用水路がある。これらの水路は膨大な量存在していて且つ水路は綺麗に整備されている。このような状況から本発電方法に適した環境は見事に存在しているのである。
【実施例0007】
先ず始めに行ったのは、水流のエネルギー量の情報、川の中に装置を入れることでの水流の変化情報、水流を受けた時の装置の安定感情報、など、様々な分野からの情報収集を行った。近くの農業用水路、幅4m、水の深さ50cm、水流の速さ秒速1.5mで行われた。水車の数(スクリュウー)5か所、2トントラックのクレーンを用いて、装置を水路に投入、装置の駆動を確認後、発電量を観測、電圧26ボルトを観測した。これらの資料、画像は別紙に添付する。
【産業上の利用可能性】
【0008】
発電産業においては現在重要な時期を迎えています。特に化石燃料を用いた発電に伴う温暖化ガスの発生は地球環境の危機とも言える状況を示している。地球上に存在する自然界の発電エネルギーは現在行っている、風力、地熱、太陽光、など以外にはないのだろうか、本、川の流れエネルギーのエネルギー量は膨大である。個々のエネルギー量は少ないが、大量に投入すれば膨大な電気を得ることが出来るのである。太陽光発電においても小さい発電パネルでも膨大な量のパネルを使えば膨大な電気を得ている。そんな意味からも太陽光発電に似ているかもしれない。川の流れを利用した発電方法は地球上に存在する残り少ないエネルギーの一つであり、現在実証試験を行っている。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】 本発明装置の水面上部発電実施図。
図2】 本発明装置の水の底発電実施図。
図3】 本発明装置の有効活用装置図。
【符号の説明】
図1
1、 固定バンド 2、 電気配線
3、 円筒形浮き袋 4、 土台
5、 シャフト 6、 ロープフック
7、 ロープ及びワイヤー 8、 水車(スクリュウー)
9、 ベアリングケース 10、 シャフト
11、 発電機 12, 発電機ケーシング
13, 川の底 14, 水の流れ方向
15, 水面
図2
1、 水面 2, 電気配線
3, 発電機ケーシング 4, シャフト
5, 水車(スクリュウー) 6, ベアリングケース
7, 水 8, 川の底
9, 土台 10, 固定杭
11, 発電機 12, 水の流れ方向
図3]A,B,
1, 発電機ケーシング 2, 発電機
3, ベアリングケース 4, 水車(スクリュウー)
5, シャフト 6, シャフト端部
7+、 土台接続部 8, 土台
図1
図2
図3