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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023105107
(43)【公開日】2023-07-28
(54)【発明の名称】プログラム及び情報処理装置
(51)【国際特許分類】
   A63F 13/69 20140101AFI20230721BHJP
   A63F 13/53 20140101ALI20230721BHJP
   A63F 13/792 20140101ALI20230721BHJP
【FI】
A63F13/69 510
A63F13/53
A63F13/792
【審査請求】有
【請求項の数】1
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023093469
(22)【出願日】2023-06-06
(62)【分割の表示】P 2020167579の分割
【原出願日】2018-08-25
(71)【出願人】
【識別番号】000132471
【氏名又は名称】株式会社セガ
(74)【代理人】
【識別番号】100176072
【弁理士】
【氏名又は名称】小林 功
(72)【発明者】
【氏名】大友 崇弘
(57)【要約】
【課題】プレイヤに抽選ゲームのプレイを促し、ゲームを活性化する。
【解決手段】プログラムは、コンピュータを、抽選ゲームそれぞれの抽選対象であるコンテンツ群を記憶する記憶手段40、抽選ゲームの抽選対象から抽選されたコンテンツを獲得させる抽選手段44、プレイヤの所有コンテンツを用いるクエストを実行する制御手段42、として機能させ、制御手段42は、クエストにおいて、現在開催している又は所定期間内に開催される特定抽選ゲームの抽選対象であるコンテンツを優先的に登場させる。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータを、
複数の抽選ゲームそれぞれの抽選対象であるコンテンツ群を記憶する記憶手段、
プレイヤによる抽選ゲームの実行要求に基づき、当該抽選ゲームの抽選対象から抽選されたコンテンツを当該プレイヤに獲得させる抽選手段、
前記プレイヤによるクエストの実行要求に基づき、当該プレイヤの所有コンテンツを用いるクエストを実行する制御手段、
として機能させ、
前記制御手段は、前記クエストにおいて、現在開催している又は所定期間内に開催される特定抽選ゲームの抽選対象であるコンテンツを優先的に登場させる、
ことを特徴とするプログラム。
【請求項2】
前記制御手段は、前記クエストにおいて前記プレイヤの所有コンテンツと協力する協力コンテンツの候補を抽出する際、前記特定抽選ゲームの抽選対象であるコンテンツを優先的に抽出し、当該抽出した候補から当該プレイヤにより選択されたコンテンツを協力コンテンツとする、
ことを特徴とする請求項1に記載のプログラム。
【請求項3】
前記制御手段は、前記選択された協力コンテンツが前記特定抽選ゲームの抽選対象である場合、前記プレイヤに対して前記クエストを有利に実行させる、
ことを特徴とする請求項2に記載のプログラム。
【請求項4】
前記制御手段は、前記プレイヤから協力コンテンツの選択を受け付ける際、前記協力コンテンツの候補が前記特定抽選ゲームの抽選対象であることを示す画像を出力する、
ことを特徴とする請求項3に記載のプログラム。
【請求項5】
前記抽選手段は、前記特定抽選ゲームの抽選対象であるコンテンツが前記選択された回数に基づき、前記特定抽選ゲームにおいて、当該コンテンツの抽選確率を上昇させる、
ことを特徴とする請求項2乃至4の何れか1項に記載のプログラム。
【請求項6】
前記抽選手段は、前記特定抽選ゲームの抽選対象である各コンテンツが前記選択された合計回数に基づき、前記プレイヤに対して当該特定抽選ゲームの実行に必要な対価を減少させる、
ことを特徴とする請求項5に記載のプログラム。
【請求項7】
前記制御手段は、前記クエストにおいて前記プレイヤの所有コンテンツと対戦するコンテンツを抽出する際、前記特定抽選ゲームの抽選対象であるコンテンツを優先的に抽出する、
ことを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載のプログラム。
【請求項8】
前記抽選手段は、前記プレイヤが前記特定抽選ゲームの抽選対象であるコンテンツと対戦した回数に基づき、前記特定抽選ゲームにおいて、当該コンテンツの抽選確率を上昇させる、
ことを特徴とする請求項7に記載のプログラム。
【請求項9】
前記抽選手段は、前記プレイヤが前記特定抽選ゲームの抽選対象である各コンテンツと対戦した合計回数に基づき、前記プレイヤに対して当該特定抽選ゲームの実行に必要な対価を減少させる、
ことを特徴とする請求項8に記載のプログラム。
【請求項10】
複数の抽選ゲームそれぞれの抽選対象であるコンテンツ群を記憶する記憶手段と、
プレイヤによる抽選ゲームの実行要求に基づき、当該抽選ゲームの抽選対象から抽選されたコンテンツを当該プレイヤに獲得させる抽選手段と、
前記プレイヤによるクエストの実行要求に基づき、当該プレイヤの所有コンテンツを用いるクエストを実行する制御手段と、
を備え、
前記制御手段は、前記クエストにおいて、現在開催している又は所定期間内に開催される特定抽選ゲームの抽選対象であるコンテンツを優先的に登場させる、
ことを特徴とする情報処理装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プログラム及び情報処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、開催期間が定められている抽選ゲーム(例えば、月初めの2日間にプレイ可能な抽選ゲーム)を提供するゲームが知られている。このように開催期間を限定した抽選ゲームを提供することで、ゲーム運営者は、当該抽選ゲームで獲得可能なキャラクタの希少価値を高めることができる。
【0003】
これに関し、特許文献1には、期間限定ガチャやイベントガチャなどの複数の抽選ゲームが用意され、当該抽選ゲームの抽選結果(例えば、キャラクタ)をプレイヤに付与する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2014-200264号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、プレイヤが現在開催されている抽選ゲームで獲得可能なキャラクタを知るためには、その抽選ゲームの詳細画面(例えば、ラインナップ画面)を主体的に確認する必要があった。また、この詳細画面によって、プレイヤにキャラクタの魅力を伝えることは困難であった。この結果、プレイヤに対して抽選ゲームのプレイを十分に促すことができていないという問題があった。
【0006】
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、抽選ゲームのプレイを促し、ゲームを活性化することができるプログラム及び情報処理装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明の第一態様に係るプログラムは、コンピュータを、 複数の抽選ゲームそれぞれの抽選対象であるコンテンツ群を記憶する記憶手段、プレイヤによる抽選ゲームの実行要求に基づき、当該抽選ゲームの抽選対象から抽選されたコンテンツを当該プレイヤに獲得させる抽選手段、前記プレイヤによるクエストの実行要求に基づき、当該プレイヤの所有コンテンツを用いるクエストを実行する制御手段、として機能させ、前記制御手段は、前記クエストにおいて、現在開催している又は所定期間内に開催される特定抽選ゲームの抽選対象であるコンテンツを優先的に登場させる、ことを特徴とする。
【0008】
なお、上記「コンピュータ」は、一つのコンピュータで構成されてもよく、複数のコンピュータで構成されてもよい。
【0009】
上記第一態様では、プレイヤに抽選ゲームのプレイを促し、ゲームを活性化することができる。
【0010】
また、本発明の第二態様に係るプログラムでは、前記制御手段は、前記クエストにおいて前記プレイヤの所有コンテンツと協力する協力コンテンツの候補を抽出する際、前記特定抽選ゲームの抽選対象であるコンテンツを優先的に抽出し、当該抽出した候補から当該プレイヤにより選択されたコンテンツを協力コンテンツとすることを特徴とする。
【0011】
また、本発明の第三態様に係るプログラムでは、前記制御手段は、前記選択された協力コンテンツが前記特定抽選ゲームの抽選対象である場合、前記プレイヤに対して前記クエストを有利に実行させることを特徴とする。
【0012】
また、本発明の第四態様に係るプログラムでは、前記制御手段は、前記プレイヤから協力コンテンツの選択を受け付ける際、前記協力コンテンツの候補が前記特定抽選ゲームの抽選対象であることを示す画像を出力することを特徴とする。
【0013】
また、本発明の第五態様に係るプログラムでは、前記抽選手段は、前記特定抽選ゲームの抽選対象であるコンテンツが前記選択された回数に基づき、前記特定抽選ゲームにおいて、当該コンテンツの抽選確率を上昇させる、ことを特徴とする。
【0014】
また、本発明の第六態様に係るプログラムでは、前記抽選手段は、前記特定抽選ゲームの抽選対象である各コンテンツが前記選択された合計回数に基づき、前記プレイヤに対して当該特定抽選ゲームの実行に必要な対価を減少させることを特徴とする。
【0015】
また、本発明の第七態様に係るプログラムでは、前記制御手段は、前記クエストにおいて前記プレイヤの所有コンテンツと対戦するコンテンツを抽出する際、前記特定抽選ゲームの抽選対象であるコンテンツを優先的に抽出することを特徴とする。
【0016】
また、本発明の第八態様に係るプログラムでは、前記抽選手段は、前記プレイヤが前記特定抽選ゲームの抽選対象であるコンテンツと対戦した回数に基づき、前記特定抽選ゲームにおいて、当該コンテンツの抽選確率を上昇させることを特徴とする。
【0017】
また、本発明の第九態様に係るプログラムでは、前記抽選手段は、前記プレイヤが前記特定抽選ゲームの抽選対象である各コンテンツと対戦した合計回数に基づき、前記プレイヤに対して当該特定抽選ゲームの実行に必要な対価を減少させることを特徴とする。
【0018】
また、本発明の第十態様に係る情報処理装置は、複数の抽選ゲームそれぞれの抽選対象であるコンテンツ群を記憶する記憶手段と、プレイヤによる抽選ゲームの実行要求に基づき、当該抽選ゲームの抽選対象から抽選されたコンテンツを当該プレイヤに獲得させる抽選手段と、前記プレイヤによるクエストの実行要求に基づき、当該プレイヤの所有コンテンツを用いるクエストを実行する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記クエストにおいて、現在開催している又は所定期間内に開催される特定抽選ゲームの抽選対象であるコンテンツを優先的に登場させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0019】
本発明によれば、プレイヤに抽選ゲームのプレイを促し、ゲームを活性化することができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1】第一実施形態に係る情報処理装置(コンピュータ)を含むゲームシステムの全体構成の一例を示すブロック図である。
図2】サーバ装置のハードウェア構成の一例を概略的に示す図である。
図3】サーバ装置の機能手段の一例を概略的に示すブロック図である。
図4】抽選ゲーム情報の一例を示す図である。
図5】第一実施形態に係る希望キャラクタの指定に関する処理の流れの概略を示すフローチャートである。
図6】第一実施形態に係る対戦ゲーム(クエスト)に関する処理の流れの概略を示すフローチャートである。
図7】第一実施形態に係る第1特定抽選ゲームの通知に関する処理の流れの概略を示すフローチャートである。
図8】第一実施形態に係る第1特定抽選ゲームに関する処理の流れの概略を示すフローチャートである。
図9】詳細情報画面の一例を示す図である。
図10】協力キャラクタ選択画面の一例を示す図である。
図11】ゲーム結果画面の一例を示す図である。
図12】プレイヤの希望キャラクタが獲得可能な抽選ゲーム(第1特定抽選ゲーム)が開催中であることを示す抽選ゲーム通知画面の一例を示す図である。
図13】プレイヤの予約抽選ゲーム(第1特定抽選ゲーム)が開催中であることを示す抽選ゲーム通知画面の一例を示す図である。
図14】第二実施形態に係る対戦ゲーム(クエスト)に関する処理の流れの概略を示すフローチャートである。
図15】第二実施形態に係る第2特定抽選ゲームに関する処理の流れの概略を示すフローチャートである。
図16】協力キャラクタ選択画面の一例を示す図である。
図17】ゲーム結果画面の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、添付図面を参照しながら本発明の複数の実施形態について説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素及びステップに対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
【0022】
---第一実施形態---
<全体構成>
図1は、第一実施形態に係る情報処理装置(コンピュータ)を含むゲームシステム1の全体構成の一例を示すブロック図である。
【0023】
図1に示すように、ゲームシステム1は、一又は複数のプレイヤにゲームを提供するシステムである。ゲームシステム1は、第一実施形態に係る情報処理装置としてのサーバ装置10と、一又は複数の端末装置12と、を備える。これらサーバ装置10と端末装置12は、イントラネットやインターネット等の通信ネットワークNTを介して互いに通信可能に接続されている。
【0024】
サーバ装置10は、ゲームプログラム14を実行して得られるゲーム、又はゲームプログラム14そのものを、通信ネットワークNTを介して各端末装置12に提供する情報処理装置である。第一実施形態では、サーバ装置10は、ゲームプログラム14を実行し、その実行結果(画像データや音声データ等)を各端末装置12に送信し、出力させることで各端末装置12にゲームを提供する。なお、ゲームプログラム14は、端末装置12とサーバ装置10により協働して実行されてもよい。
【0025】
各端末装置12は、プレイヤが所持する情報処理装置であって、サーバ装置10から受信したゲームプログラム14の実行結果を出力することで、プレイヤにゲームを提供する情報処理装置である。これらの端末装置12としては、ビデオゲーム機や携帯ゲーム機、アーケードゲーム機、スマートフォン、タブレット、パーソナルコンピュータ等の様々なものが挙げられる。各端末装置12は、通信ネットワークNTを介して、サーバ装置10に接続可能とされている。なお、各端末装置12は、サーバ装置10からゲームプログラム14をダウンロードして、自らゲームプログラム14を実行することで、プレイヤにゲームを提供してもよい。
【0026】
<ハードウェア構成>
図2は、サーバ装置10のハードウェア構成の一例を概略的に示す図である。
【0027】
図2に示すように、サーバ装置10は、制御装置20と、通信装置26と、記憶装置28と、を備える。制御装置20は、CPU(Central Processing Unit)22及びメモリ24を主に備えて構成される。
【0028】
制御装置20では、CPU22がメモリ24或いは記憶装置28等に格納された所定のプログラムを実行することにより、各種の機能手段として機能する。この機能手段の詳細については後述する。
【0029】
通信装置26は、外部の装置と通信するための通信インターフェース等で構成される。通信装置26は、例えば、端末装置12との間で各種の情報を送受信する。
【0030】
記憶装置28は、ハードディスク等で構成される。記憶装置28は、ゲームプログラム14を含む、制御装置20における処理の実行に必要な各種プログラムや各種の情報、及び処理結果の情報を記憶する。
【0031】
なお、サーバ装置10は、専用又は汎用のサーバ・コンピュータなどの情報処理装置を用いて実現することができる。また、サーバ装置10は、単一の情報処理装置より構成されるものであっても、通信ネットワークNT上に分散した複数の情報処理装置より構成されるものであってもよい。また、図2は、サーバ装置10が有する主要なハードウェア構成の一部を示しているに過ぎず、サーバ装置10は、サーバが一般的に備える他の構成を備えることができる。また、複数の端末装置12のハードウェア構成も、例えば操作手段や表示装置、音出力装置を備える他は、サーバ装置10と同様の構成を備えることができる。
【0032】
<ゲーム概要>
第一実施形態に係るゲームは、コンテンツの一例としてのキャラクタを獲得するための抽選ゲーム(ガチャ)や、対戦ゲーム(クエスト)を行うゲームである。
【0033】
第一実施形態に係る抽選ゲームは、プレイヤからの抽選ゲームを実行する指示(要求)に基づき、当該抽選ゲームの抽選対象であるキャラクタ群からランダムに選択(抽選)されたキャラクタをプレイヤに獲得(所有)させるゲームである。なお、この抽選ゲームは、プレイヤによる課金の支払いや課金アイテムを消費すること、又はゲーム内において無料で獲得可能な非課金アイテムやフレンドポイントを消費することで実行することができる。また、第一実施形態における抽選ゲームの開催期間は、各プレイヤに共通して定められている。
【0034】
第一実施形態に係る対戦ゲームは、プレイヤからのクエストを実行する指示(要求)に基づき、他のプレイヤが所有する一又は複数のキャラクタ(協力キャラクタ)を、プレイヤが所有する一又は複数のキャラクタ(所有キャラクタ)により構成されるチームに加えて、敵キャラクタと対戦を行うゲームである。この対戦ゲームにおいては、チームを構成するキャラクタや協力キャラクタの能力パラメータ、及び、敵キャラクタの能力パラメータに基づいて対戦の勝敗が決定される。この対戦ゲームにおいて、プレイヤは、他人が所有するキャラクタ(協力キャラクタ)と自らが所有するキャラクタを用いて、敵キャラクタを倒す(対戦に勝利する)ことを目的とする。この対戦ゲームを実行又はクリアしたことに基づき、プレイヤは、一又は複数のキャラクタやフレンドポイント、課金アイテムと同等の価値を有する非課金アイテム等の報酬を獲得することができる。
【0035】
<機能手段>
図3は、サーバ装置10の機能手段の一例を概略的に示すブロック図である。
【0036】
図3に示すように、サーバ装置10は、記憶手段40と、制御手段42と、抽選手段44と、受付手段46と、通知手段48等の機能手段を備える。記憶手段40は、一又は複数の記憶装置28で実現される。記憶手段40以外の機能手段は、記憶装置28等に格納されたゲームプログラム14を制御装置20が実行することにより実現される。
【0037】
記憶手段40は、プレイヤ毎のプレイヤ情報40Aや、キャラクタ毎のキャラクタ情報40B、抽選ゲーム情報40C等を記憶する機能を有する。
【0038】
プレイヤ情報40Aは、プレイヤの各種情報が記述されたデータである。第一実施形態では、プレイヤ情報40Aには、プレイヤIDに対応付けて、プレイヤ名、所有コンテンツ情報、希望キャラクタ情報、予約抽選ゲーム情報、フレンド情報、協力キャラクタ情報等が記述されている。所有コンテンツ情報には、所有キャラクタ情報、チーム情報、プレイヤが所有している課金アイテム数、非課金アイテム数、フレンドポイント、蓄積ポイントの各種情報が記述されている。所有キャラクタ情報には、プレイヤが所有しているキャラクタである所有キャラクタの各種情報が記述されている。第一実施形態では、所有キャラクタ情報には、プレイヤが所有している各キャラクタの能力パラメータ(レベル、体力、攻撃力、スキル等)等の各種パラメータが記述されている。チーム情報には、プレイヤが予め設定している一又は複数の所有キャラクタにより構成されるチーム(キャラクタ群)が一又は複数記述されている。フレンドポイントは、プレイヤが他のプレイヤに協力キャラクタを提供する毎に付与されるポイントである。蓄積ポイントは、プレイヤが抽選ゲームを実行することに基づき蓄積されるポイントである。希望キャラクタ情報には、プレイヤが獲得を希望するキャラクタ(希望キャラクタ)のキャラクタIDに対応付けて、希望キャラクタとして指定された日時等が記述されている。なお、希望キャラクタ情報には、複数のキャラクタIDが記述されてもよい。予約抽選ゲーム情報には、プレイヤが予約している抽選ゲーム(予約抽選ゲーム)の抽選ゲームIDに対応付けて、予約された日時等が記述されている。なお、予約抽選ゲーム情報には、複数の抽選ゲームIDが記述されてもよい。フレンド情報には、プレイヤがフレンド登録している他のプレイヤ(フレンドプレイヤ)のプレイヤIDが記述されている。なお、フレンド情報には、複数のプレイヤIDが記述されてもよい。協力キャラクタ情報には、プレイヤが所有キャラクタの中から設定した一又は複数のキャラクタであって、対戦ゲームにおいて他のプレイヤに使用させる(提供する)協力キャラクタの各種情報(キャラクタID、能力パラメータ等)が記述されている。
【0039】
キャラクタ情報40Bは、ゲームに登場するキャラクタの各種情報が記述されたデータである。第一実施形態では、キャラクタ情報40Bには、キャラクタIDに対応付けて、キャラクタ名、キャラクタ画像、レアリティ、能力パラメータ(レベル、体力、攻撃力、スキル等)の初期値及び最大値、進化合成情報が記述されている。進化合成情報には、キャラクタに関連付けられた一又は複数の進化素材キャラクタのキャラクタID、進化後のキャラクタIDが記述されている。
【0040】
抽選ゲーム情報40Cは、抽選ゲームに関する各種情報が記述されたデータである。第一実施形態では、抽選ゲーム情報40Cは、時間経過又はゲーム運営者によって更新可能に記憶されている。
【0041】
図4は、抽選ゲーム情報40Cの一例を示す図である。第一実施形態では、抽選ゲーム情報40Cには、複数の抽選ゲームIDそれぞれに対応付けて、抽選ゲームの名称、抽選情報、開催期間情報、消費対価が記述されている。抽選情報には、抽選対象であるキャラクタ群(複数の抽選対象キャラクタ)を示すキャラクタIDと、キャラクタ毎の抽選確率が記述されている。開催期間情報には、直近の開催期間(開催中も含む)、次回の開催期間が記述されている。この開催期間は、各プレイヤに共通して定められている。消費対価には、抽選ゲームの実行に必要な対価として、課金アイテムや非課金アイテム、フレンドポイント等が記述されている。なお、ゲーム運営者は、同一の抽選ゲームであっても、開催期間に応じて抽選対象に新たなキャラクタを追加したり、既に抽選対象である一部のキャラクタを削除したりすることができる。
【0042】
図3に戻り、制御手段42は、プレイヤからの操作等に応じてゲームを進行する機能を有する。第一実施形態では、制御手段42は、プレイヤによる対戦ゲームの実行要求に基づき、当該プレイヤが所有するキャラクタ(所有キャラクタ)と他のプレイヤが所有するキャラクタ(協力キャラクタ)を用いて、敵キャラクタと対戦する対戦ゲームを実行する。
【0043】
また、制御手段42は、プレイヤに抽選ゲームのプレイを促すという観点等からは、対戦ゲーム(クエスト)において、プレイヤの希望キャラクタが抽選対象に含まれる抽選ゲーム又はプレイヤにより予約されている抽選ゲーム(以下、いずれも「第1特定抽選ゲーム」という。)の抽選対象であるキャラクタを優先的に登場させることが好ましい。
【0044】
抽選手段44は、プレイヤによる抽選ゲームの実行要求に基づき、プレイヤが所有する課金アイテムや非課金アイテム、フレンドポイントを消費して抽選ゲームを実行し、当該抽選ゲームの抽選対象から抽選されたキャラクタをプレイヤに獲得させる機能を有する。
【0045】
また、抽選手段44は、プレイヤに抽選ゲームのプレイを促すという観点等からは、プレイヤが指定した希望キャラクタが抽選対象に含まれる抽選ゲーム(第1特定抽選ゲーム)を実行したことに基づいて、当該希望キャラクタをプレイヤに獲得させることが好ましい。第一実施形態では、抽選手段44は、プレイヤが指定した希望キャラクタが抽選対象に含まれる抽選ゲーム(第1特定抽選ゲーム)を実行したことに基づいて蓄積ポイントを付与し、当該蓄積ポイントが所定値に達した場合、当該希望キャラクタをプレイヤに獲得させる。
【0046】
また、抽選手段44は、プレイヤに抽選ゲームのプレイを促すという観点等からは、プレイヤが希望キャラクタを指定することなく抽選ゲームを予約した場合、当該抽選ゲーム(第1特定抽選ゲーム)を実行したことに基づいて、当該抽選ゲームの抽選対象のうち高レアリティのキャラクタ(目玉キャラクタ)をプレイヤに獲得させることが好ましい。例えば、抽選手段44は、プレイヤが希望キャラクタを指定することなく予約した抽選ゲーム(第1特定抽選ゲーム)を実行したことに基づいて蓄積ポイントを付与し、当該蓄積ポイントが所定値に達した場合、当該抽選ゲームの抽選対象のうち、高レアリティのキャラクタをプレイヤに獲得させる。
【0047】
また、抽選手段44は、プレイヤに希望キャラクタを指定するモチベーションを与えるという観点等からは、プレイヤが希望キャラクタを指定してから、当該希望キャラクタが抽選対象に含まれる抽選ゲーム(第1特定抽選ゲーム)が開催されるまでの期間が長いほど、当該希望キャラクタを獲得させやすくすることが好ましい。具体的には、抽選手段44は、プレイヤが希望キャラクタを指定した日時から、当該希望キャラクタが抽選対象に含まれる抽選ゲームの開催期間(開始日時)までが長期間であるほど、当該抽選ゲームにおいて希望キャラクタの抽選確率を通常(抽選ゲーム情報40Cにおける抽選確率)よりも上昇させる。例えば、抽選手段44は、プレイヤが希望キャラクタを指定してから31日~60日後の間に当該希望キャラクタが抽選対象に含まれる抽選ゲームが初めて開催された場合は、当該希望キャラクタの抽選確率を0.2%上昇させ、61日~90日後の間に当該抽選ゲームが初めて開催された場合は、当該希望キャラクタの抽選確率を0.3%上昇させる。なお、抽選手段44は、当該抽選ゲームにおいて希望キャラクタの抽選確率を上昇させたことに伴い、残りの抽選対象キャラクタの抽選確率を下降させる。
【0048】
また、抽選手段44は、プレイヤに抽選ゲームを予約するモチベーションを与えるという観点等からは、プレイヤが希望キャラクタを指定することなく抽選ゲームを予約してから、当該抽選ゲーム(第1特定抽選ゲーム)が開催されるまでの期間が長いほど、当該抽選ゲームの抽選対象のうち高レアリティのキャラクタ(目玉キャラクタ)をプレイヤに獲得させやすくすることが好ましい。具体的には、抽選手段44は、プレイヤが抽選ゲームを予約した日時から、当該抽選ゲームの開催期間(開始日時)までが長期間であるほど、当該抽選ゲームにおいて当該抽選ゲームの抽選対象である高レアリティのキャラクタの抽選確率を通常(抽選ゲーム情報40Cにおける抽選確率)よりも上昇させる。例えば、抽選手段44は、プレイヤが抽選ゲームを予約してから61日~90日後の間に当該抽選ゲームが初めて開催された場合は、レアリティが5以上の全キャラクタの抽選確率をそれぞれ0.1%上昇させ、91日~120日後の間に当該抽選ゲームが初めて開催された場合は、レアリティが5以上の全キャラクタの抽選確率をそれぞれ0.2%上昇させる。なお、抽選手段44は、当該抽選ゲームにおいて高レアリティのキャラクタの抽選確率を上昇させたことに伴い、残りの抽選対象キャラクタの抽選確率を下降させる。
【0049】
また、抽選手段44は、プレイヤに希望キャラクタを指定するモチベーションを与えるという観点等からは、プレイヤが指定した希望キャラクタが抽選対象に含まれる抽選ゲーム(第1特定抽選ゲーム)の開催間隔が長いほど、当該希望キャラクタをプレイヤに獲得させやすくすることが好ましい。具体的には、抽選手段44は、プレイヤの希望キャラクタが抽選対象に含まれる抽選ゲームの開催間隔(例えば、直近の開催期間と次回の開催期間の差)が長期間であるほど、当該抽選ゲームにおいて希望キャラクタの抽選確率を通常(抽選ゲーム情報40Cにおける抽選確率)よりも上昇させる。例えば、抽選手段44は、当該抽選ゲームの開催間隔が1ヶ月毎である場合、当該希望キャラクタの抽選確率を0.2%上昇させ、2ヶ月毎である場合、当該希望キャラクタの抽選確率を0.3%上昇させる。なお、抽選手段44は、当該抽選ゲームにおいて希望キャラクタの抽選確率を上昇させたことに伴い、残りの抽選対象キャラクタの抽選確率を下降させる。
【0050】
また、抽選手段44は、プレイヤに抽選ゲームを予約するモチベーションを与えるという観点等からは、プレイヤが希望キャラクタを指定することなく予約した抽選ゲーム(第1特定抽選ゲーム)の開催間隔が長いほど、当該抽選ゲームの抽選対象のうち高レアリティのキャラクタ(目玉キャラクタ)をプレイヤに獲得させやすくすることが好ましい。具体的には、抽選手段44は、プレイヤが希望キャラクタを指定することなく予約した抽選ゲームの開催間隔(例えば、直近の開催期間と次回の開催期間の差)が長期間であるほど、当該抽選ゲームにおいて当該抽選ゲームの抽選対象である高レアリティのキャラクタの抽選確率を通常(抽選ゲーム情報40Cにおける抽選確率)よりも上昇させる。例えば、抽選手段44は、当該抽選ゲームの開催間隔が2ヶ月毎である場合、レアリティが5以上の全キャラクタの抽選確率をそれぞれ0.1%上昇させ、3ヶ月毎である場合、レアリティが5以上の全キャラクタの抽選確率をそれぞれ0.2%上昇させる。なお、抽選手段44は、当該抽選ゲームにおいて高レアリティのキャラクタの抽選確率を上昇させたことに伴い、残りの抽選対象キャラクタの抽選確率を下降させる。
【0051】
また、抽選手段44は、プレイヤに抽選ゲームのプレイを促すという観点等からは、プレイヤが指定した希望キャラクタが抽選対象に含まれる抽選ゲーム(第1特定抽選ゲーム)を実行する際、当該抽選ゲームの実行に必要な対価を減少させることが好ましい。例えば、抽選手段44は、プレイヤの希望キャラクタが抽選対象に含まれる抽選ゲームを実行する際、当該抽選ゲームの実行に必要な課金アイテム又は非課金アイテムの数を通常(抽選ゲーム情報40Cにおける消費対価)よりも減少させる。また、抽選手段44は、プレイヤに抽選ゲームのプレイを促すという観点等からは、プレイヤが予約した抽選ゲーム(第1特定抽選ゲーム)を実行する際、当該抽選ゲームの実行に必要な対価を通常(抽選ゲーム情報40Cにおける消費対価)よりも減少させることが好ましい。例えば、抽選手段44は、プレイヤが予約した抽選ゲームを実行する際、当該抽選ゲームの実行に必要な課金アイテムの数を減少させる。
【0052】
また、抽選手段44は、プレイヤに抽選ゲームのプレイを促すという観点等からは、プレイヤが指定した希望キャラクタが抽選対象に含まれる抽選ゲーム(第1特定抽選ゲーム)の開催期間を、当該プレイヤに対して拡大させることが好ましい。また、抽選手段44は、プレイヤが希望キャラクタを指定することなく予約した抽選ゲーム(第1特定抽選ゲーム)の開催期間を、当該プレイヤに対して拡大させることが好ましい。例えば、抽選手段44は、プレイヤが希望キャラクタを指定することなく予約した抽選ゲームの開催期間について、通常(各プレイヤに共通する開催期間)は3日間であるところ、当該プレイヤに対しては5日間に拡大する。
【0053】
また、抽選手段44は、プレイヤに抽選ゲームのプレイを促すという観点等からは、プレイヤが指定した希望キャラクタが抽選対象に含まれる抽選ゲーム(第1特定抽選ゲーム)の開催間隔を、当該プレイヤに対して短く設定することが好ましい。また、抽選手段44は、プレイヤが希望キャラクタを指定することなく予約した抽選ゲーム(第1特定抽選ゲーム)の開催間隔を、当該プレイヤに対して短く設定することが好ましい。例えば、抽選手段44は、プレイヤの希望キャラクタが抽選対象に含まれる抽選ゲームの開催間隔を、通常(各プレイヤに共通する開催間隔)は2ヶ月毎であるところ、当該プレイヤに対しては1ヶ月毎に変更する。なお、抽選手段44は、或る抽選ゲームを予約した全てのプレイヤに対して当該或る抽選ゲームの開催間隔を短く設定するため、ゲーム運営者は、当該予約した全てのプレイヤに対して、当該或る抽選ゲームの開催を一斉に告知することができる。
【0054】
受付手段46は、プレイヤからの操作に応じて、プレイヤが獲得を希望する希望キャラクタの指定を受け付ける機能を有する。
【0055】
通知手段48は、プレイヤの希望キャラクタが抽選対象に含まれる抽選ゲーム(第1特定抽選ゲーム)の開催に伴って、当該抽選ゲームにおいて当該希望キャラクタが獲得可能であることをプレイヤに通知する機能を有する。また、通知手段48は、プレイヤが予約した抽選ゲーム(第1特定抽選ゲーム)の開催に伴って、当該抽選ゲームの開催を通知する。
【0056】
<希望キャラクタの指定に関する流れ>
図5は、第一実施形態に係る希望キャラクタの指定に関する処理の流れの概略を示すフローチャートである。この処理は、例えばプレイヤが抽選ゲームメニュー画面において希望キャラクタ指定メニュー(抽選ゲーム予約メニュー)を選択した場合に開始される。なお、以下のステップの順番及び内容は、適宜、変更することができる。
【0057】
(ステップSP10)
制御手段42は、抽選ゲーム情報40Cを参照して全ての抽選ゲームの名称を取得し、当該抽選ゲームの名称に従って抽選ゲーム一覧画面を端末装置12に出力する。この抽選ゲーム一覧画面において、プレイヤにより一の抽選ゲームに対して詳細情報(抽選対象、抽選確率等)を確認するための指示(抽選ゲームの指定)がされたことに応答して、処理は、ステップSP12の処理に移行する。なお、この抽選ゲーム一覧画面には、現在開催している抽選ゲームの名称と、現在開催していない抽選ゲームの名称が混在して表示される。
【0058】
(ステップSP12)
制御手段42は、抽選ゲーム情報40Cを参照してステップSP10で指示された一の抽選ゲームに対応する抽選情報を取得し、当該抽選情報に従って詳細情報画面を端末装置12に出力する。
【0059】
図9は、詳細情報画面50の一例を示す図である。
【0060】
図9に示すように、詳細情報画面50には、抽選対象キャラクタ情報領域52、キャラクタ詳細表示ボタン54、希望キャラクタ指定ボタン56、抽選ゲーム予約ボタン58が設けられている。抽選対象キャラクタ情報領域52には、抽選ゲームの抽選対象キャラクタを示す画像と、当該キャラクタの抽選確率が配置されている。キャラクタ詳細表示ボタン54は、抽選対象キャラクタそれぞれに対応付けられて配置されている。このキャラクタ詳細表示ボタン54が押下された場合、対応付けられたキャラクタの能力パラメータの最大値を表示する画面に遷移(誘導)し、プレイヤは、当該キャラクタの獲得を希望するか否かの判断等をすることができる。希望キャラクタ指定ボタン56は、抽選対象キャラクタそれぞれに対応付けられて配置されている。抽選ゲーム予約ボタン58は、詳細情報が示されている抽選ゲーム(抽選ゲームB)を予約するためのボタンである。この抽選ゲーム予約ボタン58が押下された場合、プレイヤは、希望キャラクタを指定することなく、対応付けられた抽選ゲームを予約する(予約抽選ゲームに設定する)ことができる。
【0061】
希望キャラクタ指定ボタン56は、対応付けられたキャラクタが既にプレイヤの希望キャラクタに指定されている場合、希望キャラクタの指定が不可能であるとして、非アクティブ(押下不可能)な形態(グレーアウト等)で示される。一方、希望キャラクタ指定ボタン56は、対応付けられたキャラクタが未だプレイヤの希望キャラクタに指定されていない場合、希望キャラクタの指定が可能であるとして、アクティブ(押下可能)な形態で示される。
【0062】
抽選ゲーム予約ボタン58は、対応付けられた抽選ゲーム(抽選ゲームB)が既にプレイヤの予約抽選ゲーム情報に設定されている場合、当該抽選ゲームの予約を解除するためのボタンとして機能する。
【0063】
図5に戻って、上記詳細情報画面を端末装置12に出力した後、処理は、ステップSP14の処理に移行する。
【0064】
(ステップSP14)
受付手段46は、詳細情報画面が端末装置12に出力されている際、希望キャラクタ指定ボタンがプレイヤにより押下(操作指示)されたか否かを判定する。そして、当該判定が肯定判定された場合には、処理は、ステップSP16の処理に移行する。一方、当該判定が否定判定された場合には、処理は、ステップSP20の処理に移行する。
【0065】
(ステップSP16)
制御手段42は、ステップSP14で押下された希望キャラクタ指定ボタンに対応付けられたキャラクタを希望キャラクタに指定(登録)する。言い換えれば、制御手段42は、プレイヤのプレイヤ情報40Aの希望キャラクタ情報に、指定された希望キャラクタのキャラクタIDと、希望キャラクタ指定ボタンが押下された日時を記述する。そして、処理は、ステップSP18の処理に移行する。
【0066】
(ステップSP18)
制御手段42は、ステップSP16で希望キャラクタが指定されたことに基づき、当該希望キャラクタが抽選対象である抽選ゲームを予約する。言い換えれば、制御手段42は、プレイヤのプレイヤ情報40Cの予約抽選ゲーム情報に、ステップSP16で指定された希望キャラクタが抽選対象に含まれる全ての抽選ゲームの抽選ゲームIDと、希望キャラクタ指定ボタンが押下された日時を記述する。この場合、制御手段42は、抽選ゲーム情報40Cの各抽選ゲームの抽選情報を参照して抽選対象キャラクタそれぞれのキャラクタIDを取得し、当該キャラクタIDと当該希望キャラクタのキャラクタIDが一致した場合、当該抽選情報に対応する抽選ゲームIDを予約抽選ゲーム情報に記述する。これにより、プレイヤは、指定した希望キャラクタが獲得可能な抽選ゲームが複数ある場合であっても、後述するように、当該複数の抽選ゲームそれぞれの開催に伴って通知を受けることができる。そして、図5に示す一連の処理は終了する。
【0067】
(ステップSP20)
受付手段46は、詳細情報画面が端末装置12に出力されている際、抽選ゲーム予約ボタンがプレイヤにより押下(操作指示)されたか否かを判定する。ここで、受付手段46は、プレイヤから抽選ゲーム予約ボタン以外の領域が押下された場合、当該判定を否定判定する。そして、当該判定が肯定判定された場合には、処理は、ステップSP22の処理に移行する。一方、当該判定が否定判定された場合には、処理は、図5に示す一連の処理は終了する。
【0068】
(ステップSP22)
制御手段42は、プレイヤのプレイヤ情報40Cの予約抽選ゲーム情報に、ステップSP10で指示された一の抽選ゲームの抽選ゲームIDと、抽選ゲーム予約ボタンが押下された日時を記述する。そして、図5に示す一連の処理は終了する。
【0069】
<対戦ゲームに関する処理の流れ>
図6は、第一実施形態に係る対戦ゲーム(クエスト)に関する処理の流れの概略を示すフローチャートである。この処理は、例えばプレイヤがホーム画面においてクエストメニューを選択した場合に開始される。
【0070】
(ステップSP30)
制御手段42は、画面データを端末装置12に送信することで、プレイヤが複数のクエストから一のクエストを選択するためのクエスト選択画面を端末装置12に出力する。このクエスト選択画面において、プレイヤによりクエストが選択(操作指示)されたことに応答して、処理は、ステップSP32の処理に移行する。
【0071】
(ステップSP32)
制御手段42は、プレイヤのプレイヤ情報40Aを参照して予約抽選ゲーム情報を取得する。続いて、制御手段42は、取得した予約抽選ゲーム情報に含まれる予約抽選ゲーム(第1特定抽選ゲーム)と、当該予約抽選ゲームの抽選対象キャラクタを特定する。そして、処理は、ステップSP34の処理に移行する。
【0072】
(ステップSP34)
制御手段42は、プレイヤのフレンドプレイヤを含む他のプレイヤのプレイヤ情報40Aを参照して複数の協力キャラクタ情報を取得する。続いて、制御手段42は、取得した協力キャラクタ情報とステップSP32で特定された第1特定抽選ゲームの抽選対象キャラクタに従って協力キャラクタの候補を抽出する。具体的には、制御手段42は、協力キャラクタの候補を抽出する際、第1特定抽選ゲームの抽選対象キャラクタを優先的に抽出する。例えば、制御手段42は、合計25体の協力キャラクタの候補を抽出する場合、第1特定抽選ゲームの抽選対象キャラクタのうち高レアリティのキャラクタ(目玉キャラクタ)を計10体抽出する。ここで、制御手段42は、第1特定抽選ゲームの抽選対象にプレイヤの希望キャラクタが含まれる場合は、この10体のうち5体を希望キャラクタとする。そして、処理は、ステップSP36の処理に移行する。
【0073】
(ステップSP36)
制御手段42は、ステップSP34で抽出された複数の協力キャラクタの候補を含む協力キャラクタ選択画面を端末装置12に出力し、プレイヤから協力キャラクタの選択を受け付ける。
【0074】
図10は、協力キャラクタ選択画面60の一例を示す図である。
【0075】
図10に示すように、協力キャラクタ選択画面60には、協力キャラクタ候補領域62、キャラクタ詳細表示ボタン64、協力キャラクタ選択ボタン66が設けられている。協力キャラクタ候補領域62には、協力キャラクタの候補であるキャラクタを示す画像と、当該候補を提供するプレイヤを示す画像が配置されている。なお、協力キャラクタの候補であるキャラクタを示す画像には、当該候補がプレイヤの希望キャラクタであることを示すマークKと、当該候補が第1特定抽選ゲームの抽選対象キャラクタ(希望キャラクタ以外)であることを示すマークTが配置される。キャラクタ詳細表示ボタン64は、協力キャラクタの候補それぞれに対応付けられて配置されている。このキャラクタ詳細表示ボタン64が押下された場合、対応付けられた協力キャラクタの候補の能力パラメータを表示する画面に遷移(誘導)し、プレイヤは、当該候補を協力キャラクタとして選択するか否かの判断等をすることができる。協力キャラクタ選択ボタン66は、協力キャラクタの候補それぞれに対応付けられて配置されている。
【0076】
図6に戻って、上記協力キャラクタ選択画面において、プレイヤにより協力キャラクタ選択ボタンが押下されたことに応答して、処理は、ステップSP38の処理に移行する。
【0077】
(ステップSP38)
制御手段42は、プレイヤのプレイヤ情報40Aを参照してチーム情報を取得し、当該チーム情報に従ってチーム選択画面を端末装置12に出力する。このチーム選択画面において、プレイヤにより一のチームが選択されたことに応答して、処理は、ステップSP40の処理に移行する。
【0078】
(ステップSP40)
制御手段42は、ステップSP36で選択された協力キャラクタをステップSP38で選択されたチームに加えて、敵キャラクタとの対戦ゲームを進行させる。具体的には、制御手段42は、選択された協力キャラクタ、選択されたチームを構成する一又は複数のキャラクタ(チーム内キャラクタ)、及び、敵キャラクタをゲームフィールドに登場させ、各キャラクタの各種パラメータを用いて対戦ゲームを進行させる。また、制御手段42は、チーム内キャラクタや協力キャラクタ、敵キャラクタの画像を含む対戦ゲームの状況を端末装置12に出力する。また、制御手段42は、ゲームフィールドに登場させる敵キャラクタを抽出する際、第1特定抽選ゲームの抽選対象キャラクタやプレイヤの希望キャラクタを優先的に抽出する。例えば、制御手段42は、合計5体の敵キャラクタを抽出する場合、第1特定抽選ゲームの抽選対象キャラクタのうち高レアリティのキャラクタ(目玉キャラクタ)を計3体抽出する。ここで、制御手段42は、第1特定抽選ゲームの抽選対象にプレイヤの希望キャラクタが含まれる場合は、この3体のうち1体を希望キャラクタとする。なお、制御手段42は、対戦ゲームの進行中において、ゲームフィールドに登場させたキャラクタが第1特定抽選ゲームの抽選対象であるか否かを示す情報を端末装置12に出力してもよい。
【0079】
また、制御手段42は、ステップSP36で選択された協力キャラクタがステップSP32で特定された抽選対象キャラクタである場合、当該協力キャラクタの能力パラメータを上昇させる。例えば、制御手段42は、当該協力キャラクタの体力を1.5倍に設定し、対戦ゲームに反映する。これにより、各プレイヤは、第1特定抽選ゲームの抽選対象キャラクタを協力キャラクタに設定し、協力キャラクタを提供したことによるフレンドポイントの獲得を目指すようになる。なお、同様に、制御手段42は、ステップSP38で選択されたチームを構成するチーム内キャラクタがステップSP32で特定された抽選対象キャラクタである場合、当該チーム内キャラクタの能力パラメータを上昇させてもよい。そして、処理は、ステップSP42の処理に移行する。
【0080】
(ステップSP42)
制御手段42は、プレイヤが対戦ゲームをクリアした(ボスキャラクタを倒した)ことに伴い、対戦ゲームに登場した敵キャラクタや協力キャラクタを含むゲーム結果画面を端末装置12に出力する。
【0081】
図11は、ゲーム結果画面70の一例を示す図である。
【0082】
図11に示すように、ゲーム結果画面70には、協力キャラクタ情報領域72、希望キャラクタ指定ボタン74、敵キャラクタ情報領域76が設けられている。協力キャラクタ情報領域72には、対戦ゲームに登場した協力キャラクタを示す画像が配置されている。希望キャラクタ指定ボタン74は、対戦ゲームに登場した協力キャラクタ、敵キャラクタそれぞれに対応付けられて配置されている。敵キャラクタ情報領域76には、対戦ゲームに登場した敵キャラクタを示す画像が配置されている。ここで、対戦ゲームに登場した協力キャラクタや敵キャラクタを示す各画像には、プレイヤの希望キャラクタであることを示すマークKと、第1特定抽選ゲームの抽選対象キャラクタ(希望キャラクタ以外)であることを示すマークTが配置される。また、対戦ゲームに登場したキャラクタそれぞれに対して、獲得可能な抽選ゲームの名称が配置される。
【0083】
希望キャラクタ指定ボタン74は、対応付けられた協力キャラクタ又は敵キャラクタが既に希望キャラクタに指定されている場合、希望キャラクタの指定が不可能であるとして、非アクティブ(押下不可能)な形態で示される。一方、希望キャラクタ指定ボタン74は、対応付けられた協力キャラクタ又は敵キャラクタが未だ希望キャラクタに指定されていない場合、希望キャラクタの指定が可能であるとして、アクティブ(押下可能)な形態で示される。
【0084】
図6に戻って、上記ゲーム結果画面を端末装置12に出力した後、処理は、ステップSP44の処理に移行する。
【0085】
(ステップSP44)
受付手段46は、ゲーム結果画面が端末装置12に出力されている際、希望キャラクタ指定ボタンがプレイヤにより押下(操作指示)されたか否かを判定する。ここで、受付手段46は、プレイヤから希望キャラクタ指定ボタン以外の領域が押下された場合、当該判定を否定判定する。そして、当該判定が肯定判定された場合には、処理は、ステップSP46の処理に移行する。一方、当該判定が否定判定された場合には、処理は、図6に示す一連の処理を終了する。
【0086】
(ステップSP46)
制御手段42は、ステップSP44で押下された希望キャラクタ指定ボタンに対応付けられたキャラクタを希望キャラクタに指定する。言い換えれば、制御手段42は、プレイヤのプレイヤ情報40Aの希望キャラクタ情報に、指定された希望キャラクタのキャラクタIDと、希望キャラクタ指定ボタンが押下された日時を記述する。そして、処理は、ステップSP48の処理に移行する。
【0087】
(ステップSP48)
制御手段42は、ステップSP46で希望キャラクタが指定されたことに基づき、プレイヤのプレイヤ情報40Cの予約抽選ゲーム情報に、当該希望キャラクタが抽選対象である抽選ゲームの抽選ゲームIDと、希望キャラクタ指定ボタンが押下された日時を記述する。そして、図6に示す一連の処理は終了する。
【0088】
<第1特定抽選ゲームの通知に関する処理の流れ>
図7は、第一実施形態に係る第1特定抽選ゲームの通知に関する処理の流れの概略を示すフローチャートである。この処理は、プレイヤがゲームを起動したことに伴って開始される。
【0089】
(ステップSP50)
制御手段42は、抽選ゲーム情報40Cとプレイヤのプレイヤ情報40Aを参照して開催期間情報と予約抽選ゲーム情報を取得し、現在開催中の抽選ゲームにプレイヤの予約抽選ゲーム(第1特定抽選ゲーム)が存在するか(抽出できるか)否かを判定する。そして、当該判定が肯定判定された場合には、処理は、ステップSP52の処理に移行する。一方、当該判定が否定判定された場合には、処理は、図7に示す一連の処理を終了する。
【0090】
(ステップSP52)
制御手段42は、プレイヤのプレイヤ情報40Aと抽選ゲーム情報40Cを参照して、希望キャラクタ情報とステップSP50で抽出された現在開催中の第1特定抽選ゲームの抽選対象を取得する。続いて、制御手段42は、取得した希望キャラクタ情報に含まれる希望キャラクタがステップSP50で抽出された現在開催中の第1特定抽選ゲームの抽選対象に含まれているか否かを判定する。言い換えれば、制御手段42は、ステップSP50で抽出された現在開催中の第1特定抽選ゲームが、プレイヤが希望キャラクタを指定したことに基づいて予約された抽選ゲームである場合は肯定判定し、プレイヤが希望キャラクタを指定することなく予約された抽選ゲームである場合は否定判定する。そして、当該判定が肯定判定された場合には、処理は、ステップSP54の処理に移行する。一方、当該判定が否定判定された場合には、処理は、ステップSP56の処理に移行する。
【0091】
(ステップSP54)
通知手段48は、プレイヤの希望キャラクタが獲得可能な抽選ゲーム(第1特定抽選ゲーム)を通知対象として、当該希望キャラクタが獲得可能な抽選ゲームが開催中であることを示す抽選ゲーム通知画面を端末装置12に出力する。
【0092】
図12は、プレイヤの希望キャラクタが獲得可能な抽選ゲーム(第1特定抽選ゲーム)が開催中であることを示す抽選ゲーム通知画面80の一例を示す図である。
【0093】
図12に示すように、抽選ゲーム通知画面80には、抽選ゲーム通知情報領域82、抽選ゲーム遷移ボタン84が設けられている。抽選ゲーム通知情報領域82には、現在開催中の抽選ゲームA(第1特定抽選ゲーム)において、プレイヤの希望キャラクタであるキャラクタXが獲得可能であることを示す画像が配置されている。抽選ゲーム遷移ボタン84は、通知対象である抽選ゲームAに遷移(誘導)するためのボタンである。この抽選ゲーム遷移ボタン84が押下された場合は、抽選ゲームAを実行するための画面に遷移し、プレイヤは、抽選ゲームメニューを介することなく抽選ゲームAを実行することができる。
【0094】
図7に戻って、上記抽選ゲーム通知画面を端末装置12に出力した後、図7に示す一連の処理は終了する。
【0095】
(ステップSP56)
通知手段48は、プレイヤの予約抽選ゲーム(第1特定抽選ゲーム)を通知対象として、当該予約抽選ゲームが開催中であることを示す抽選ゲーム通知画面を端末装置12に出力する。
【0096】
図13は、プレイヤの予約抽選ゲーム(第1特定抽選ゲーム)が開催中であることを示す抽選ゲーム通知画面90の一例を示す図である。
【0097】
図13に示すように、抽選ゲーム通知画面90には、抽選ゲーム通知情報領域92、抽選ゲーム遷移ボタン94が設けられている。抽選ゲーム通知情報領域92には、プレイヤの予約抽選ゲームである抽選ゲームB(第1特定抽選ゲーム)が現在開催中であることを示す画像と、抽選ゲームBで獲得可能な高レアリティのキャラクタ(目玉キャラクタ)が配置されている。抽選ゲーム遷移ボタン94は、通知対象である抽選ゲームBに遷移(誘導)するためのボタンである。この抽選ゲーム遷移ボタン94が押下された場合は、抽選ゲームBを実行するための画面に遷移し、プレイヤは、抽選ゲームメニューを介することなく抽選ゲームBを実行することができる。
【0098】
図7に戻って、上記抽選ゲーム通知画面を端末装置12に出力した後、図7に示す一連の処理は終了する。
【0099】
<第1特定抽選ゲームに関する処理の流れ>
図8は、第一実施形態に係る第1特定抽選ゲームに関する処理の流れの概略を示すフローチャートである。この処理は、例えばプレイヤが抽選ゲーム通知画面において通知された第1特定抽選ゲームの抽選ゲーム遷移ボタンを押下(選択)した場合に開始される。
【0100】
(ステップSP60)
制御手段42は、画面データを端末装置12に送信することで、第1特定抽選ゲームの実行に必要な対価(例えば、課金アイテム5個)と抽選実行ボタンを含む抽選ゲーム実行画面を端末装置12に出力する。この抽選ゲーム実行画面において、プレイヤにより抽選実行ボタンが押下されたこと(実行要求を受け付けたこと)に応答して、処理は、ステップSP62の処理に移行する。
【0101】
(ステップSP62)
抽選手段44は、プレイヤの所有コンテンツ(例えば、課金アイテム)から第1特定抽選ゲームの実行に必要な対価を減じて、第1特定抽選ゲームの抽選対象から一のキャラクタを抽選し、当該一のキャラクタをプレイヤに獲得させる。具体的には、抽選手段44は、抽選ゲーム情報40Cを参照して第1特定抽選ゲームの抽選対象キャラクタを取得し、当該抽選対象キャラクタ毎の抽選確率に基づいて抽選を実行して、抽選された一のキャラクタをプレイヤの所有キャラクタとする。そして、処理は、ステップSP64の処理に移行する。
【0102】
(ステップSP64)
抽選手段44は、プレイヤのプレイヤ情報40Aを参照して希望キャラクタ情報を取得し、ステップSP62で抽選された一のキャラクタがプレイヤの希望キャラクタであるか否かを判定する。なお、第一実施形態では、抽選手段44は、プレイヤが希望キャラクタを指定していない場合には、当該判定を否定判定する。そして、当該判定が肯定判定された場合には、処理は、図8に示す一連の処理を終了する。一方、当該判定が否定判定された場合には、処理は、ステップSP66の処理に移行する。
【0103】
(ステップSP66)
抽選手段44は、プレイヤの所有する蓄積ポイントを上昇させる。例えば、抽選手段44は、プレイヤのプレイヤ情報40Aに記述されている蓄積ポイントをインクリメント(蓄積ポイントに1加算)する。そして、処理は、ステップSP68の処理に移行する。
【0104】
(ステップSP68)
抽選手段44は、プレイヤの所有する蓄積ポイントが所定値に到達したか否かを判定する。この所定値は、例えば50である。そして、当該判定が肯定判定された場合には、処理は、ステップSP70の処理に移行する。一方、当該判定が否定判定された場合には、処理は、図8に示す一連の処理を終了する。
【0105】
(ステップSP70)
抽選手段44は、プレイヤのプレイヤ情報40Aと抽選ゲーム情報40Cを参照して希望キャラクタ情報と第1特定抽選ゲームの抽選対象を取得する。続いて、抽選手段44は、取得した希望キャラクタ情報に含まれる希望キャラクタが第1特定抽選ゲームの抽選対象に含まれているか否かを判定する。言い換えれば、制御手段42は、ステップSP60で実行要求を受け付けた第1特定抽選ゲームが、プレイヤが希望キャラクタを指定したことに基づいて予約された抽選ゲームである場合は肯定判定し、プレイヤが希望キャラクタを指定することなく予約された抽選ゲームである場合は否定判定する。そして、当該判定が肯定判定された場合には、処理は、ステップSP72の処理に移行する。一方、当該判定が否定判定された場合には、処理は、ステップSP74の処理に移行する。なお、抽選手段44は、プレイヤの所有する蓄積ポイントをリセットする。
【0106】
(ステップSP72)
抽選手段44は、第1特定抽選ゲームの抽選対象に含まれている希望キャラクタをプレイヤに獲得させる(付与する)。なお、抽選手段44は、第1特定抽選ゲームの抽選対象に複数の希望キャラクタが含まれている場合、当該複数の希望キャラクタをそれぞれ同じ確率で抽選し、抽選された一の希望キャラクタをプレイヤに獲得させる。そして、処理は、図8に示す一連の処理を終了する。
【0107】
(ステップSP74)
抽選手段44は、第1特定抽選ゲームの抽選対象に含まれている高レアリティのキャラクタをプレイヤに獲得させる(付与する)。例えば、抽選手段44は、第1特定抽選ゲームの抽選対象に含まれているレアリティが5以上の複数のキャラクタをそれぞれ同じ確率で抽選し、抽選された一のキャラクタをプレイヤに獲得させる。そして、処理は、図8に示す一連の処理を終了する。
【0108】
<効果>
以上、第一実施形態によれば、通知手段48は、プレイヤが指定した希望コンテンツが抽選対象に含まれる第1特定抽選ゲームの開催に伴って、当該第1特定抽選ゲームで当該希望コンテンツが獲得可能であることを通知するので、プレイヤに第1特定抽選ゲームのプレイを促すことができる。
【0109】
また、第一実施形態によれば、制御手段42は、クエストにおいて第1特定抽選ゲームの抽選対象であるコンテンツや希望コンテンツを優先的に登場させるので、プレイヤが希望コンテンツを忘れたり、希望コンテンツに対する獲得意欲が低下したりすることを防ぐことができる。さらに、プレイヤは、クエストをプレイするたびに登場した第1特定抽選ゲームの抽選対象コンテンツの能力パラメータ等を知ることができる。この結果、プレイヤに対して第1特定抽選ゲームをプレイするモチベーションを与えることができる。
【0110】
また、第一実施形態によれば、受付手段46は、クエストに登場したコンテンツに対して獲得を希望する指定を受け付けるので、プレイヤはクエスト内で獲得を希望するコンテンツを見つけた場合、当該希望するコンテンツを手間なく希望コンテンツに指定することができる。
【0111】
また、第一実施形態によれば、抽選手段44は、蓄積ポイントに応じて希望コンテンツや高レアリティのキャラクタをプレイヤに獲得させるので、プレイヤに対して希望コンテンツや高レアリティのキャラクタを獲得するまでに必要な対価の予測を可能にすることができる。また、プレイヤに対して希望コンテンツを指定するモチベーションや抽選ゲームを予約するモチベーションを与えることができる。この結果、希望コンテンツに対する獲得意欲が低下することや、抽選ゲームの実行意欲が低下することを防ぐことができる。
【0112】
また、第一実施形態によれば、抽選手段44は、希望コンテンツの抽選確率を上昇させたり、第1特定抽選ゲームの対価を減少させたりするので、プレイヤに対して希望コンテンツを指定するモチベーションや第1特定抽選ゲームをプレイするモチベーションを与えることができる。
【0113】
また、第一実施形態によれば、抽選手段44は、第1特定抽選ゲームの開催期間を拡大させたり、第1特定抽選ゲームの開催間隔を短く設定したりするので、プレイヤに対して第1特定抽選ゲームをプレイするモチベーションを与えることができる。
【0114】
---第二実施形態---
次に、第二実施形態について説明する。第二実施形態では、第一実施形態に係るゲームプログラム14の機能に加え、記憶手段40と制御手段42と抽選手段44が更に以下の機能を有する。
【0115】
記憶手段40は更に、プレイヤ情報40Aにおいて、選択キャラクタ情報、対戦キャラクタ情報をプレイヤIDに対応付けて記述している。選択キャラクタ情報には、プレイヤが選択した協力キャラクタのキャラクタIDに対応付けて、当該協力キャラクタが選択された回数(選択回数)が記述されている。この選択回数は、プレイヤが協力キャラクタを選択することにより計数される。対戦キャラクタ情報には、プレイヤが対戦した敵キャラクタのキャラクタIDに対応付けて、当該敵キャラクタと対戦した回数(対戦回数)が記述されている。この対戦回数は、プレイヤが敵キャラクタと対戦することにより計数される。
【0116】
制御手段42は更に、対戦ゲーム(クエスト)において、現在開催している抽選ゲーム又は所定期間内に開催される抽選ゲーム(以下、いずれも「第2特定抽選ゲーム」という。)の抽選対象であるキャラクタを優先的に登場させる機能を有する。この所定期間内に開催されるとは、例えば1週間以内に開催されることをいう。
【0117】
また、制御手段42は、プレイヤに抽選ゲームのプレイを促すという観点等からは、対戦ゲーム(クエスト)においてプレイヤの所有キャラクタと協力する協力キャラクタの候補を抽出する際、第2特定抽選ゲームの抽選対象であるキャラクタを優先的に抽出し、当該抽出した候補から当該プレイヤにより選択されたキャラクタを協力キャラクタにすることが好ましい。
【0118】
また、制御手段42は、プレイヤに抽選ゲームのプレイを促すという観点等からは、対戦ゲーム(クエスト)においてプレイヤが対戦するキャラクタを抽出する際、第2特定抽選ゲームの抽選対象であるキャラクタを優先的に抽出することが好ましい。
【0119】
また、制御手段42は、プレイヤに抽選ゲームの抽選対象キャラクタの魅力を伝えるという観点等からは、選択された協力キャラクタが第2特定抽選ゲームの抽選対象である場合、プレイヤに対して対戦ゲーム(クエスト)を有利に実行させることが好ましい。例えば、制御手段42は、対戦ゲームにおいて当該協力キャラクタの能力パラメータを上昇させる。
【0120】
また、制御手段42は、プレイヤに抽選ゲームの抽選対象キャラクタの魅力を伝えるという観点等からは、プレイヤから協力キャラクタの選択を受け付ける際、協力キャラクタの候補が第2特定抽選ゲームの抽選対象であることを示す画像を出力することが好ましい。
【0121】
また、抽選手段44は更に、プレイヤに抽選ゲームのプレイを促すという観点等からは、第2特定抽選ゲームの抽選対象であるキャラクタが協力キャラクタとして選択された回数(選択回数)に基づき、第2特定抽選ゲームにおいて、当該キャラクタの抽選確率を上昇させることが好ましい。なお、抽選手段44は、一部の抽選対象キャラクタの抽選確率を上昇させたことに伴って、残りの抽選対象キャラクタの抽選確率を下降させる。
【0122】
また、抽選手段44は、プレイヤに抽選ゲームのプレイを促すという観点等からは、プレイヤが第2特定抽選ゲームの抽選対象であるキャラクタと対戦した回数(対戦回数)に基づき、第2特定抽選ゲームにおいて、当該キャラクタの抽選確率を上昇させることが好ましい。なお、抽選手段44は、一部の抽選対象キャラクタの抽選確率を上昇させたことに伴って、残りの抽選対象キャラクタの抽選確率を下降させる。
【0123】
また、抽選手段44は、プレイヤに抽選ゲームのプレイを促すという観点等からは、第2特定抽選ゲームの抽選対象である各キャラクタが協力キャラクタとして選択された合計回数(第2特定抽選ゲームの各抽選対象が選択された合計回数)に基づき、プレイヤに対して第2特定抽選ゲームの実行に必要な対価を減少させることが好ましい。また、抽選手段44は、プレイヤが第2特定抽選ゲームの抽選対象である各キャラクタと対戦した合計回数(第2特定抽選ゲームの各抽選対象と対戦した合計回数)に基づき、プレイヤに対して第2特定抽選ゲームの実行に必要な対価を減少させることが好ましい。
【0124】
<対戦ゲームに関する処理の流れ>
図14は、第二実施形態に係る対戦ゲーム(クエスト)に関する処理の流れの概略を示すフローチャートである。この処理は、例えばプレイヤがホーム画面においてクエストメニューを選択した場合に開始される。なお、以下のステップの順番及び内容は、適宜、変更することができる。
【0125】
(ステップSP80)
制御手段42は、画面データを端末装置12に送信することで、プレイヤが複数のクエストから一のクエストを選択するためのクエスト選択画面を端末装置12に出力する。このクエスト選択画面において、プレイヤによりクエストが選択(操作指示)されたことに応答して、処理は、ステップSP82の処理に移行する。
【0126】
(ステップSP82)
制御手段42は、抽選ゲーム情報40Cを参照して開催期間情報と抽選対象を取得し、現在開催中又は所定期間内に開催される抽選ゲーム(第2特定抽選ゲーム)と、当該抽選ゲームの抽選対象キャラクタを特定する。そして、処理は、ステップSP84の処理に移行する。
【0127】
(ステップSP84)
制御手段42は、プレイヤのフレンドプレイヤを含む他のプレイヤのプレイヤ情報40Aを参照して協力キャラクタ情報を取得し、当該協力キャラクタ情報とステップSP82で特定した抽選対象キャラクタに従って協力キャラクタの候補を抽出する。具体的には、制御手段42は、協力キャラクタの候補を抽出する際、第2特定抽選ゲームの抽選対象キャラクタを優先的に抽出する。例えば、制御手段42は、合計30体の協力キャラクタの候補を抽出する場合、第2特定抽選ゲームの抽選対象キャラクタのうち高レアリティのキャラクタ(目玉キャラクタ)を計15体抽出する。そして、処理は、ステップSP86の処理に移行する。
【0128】
(ステップSP86)
制御手段42は、ステップSP84で抽出された複数の協力キャラクタの候補を含む協力キャラクタ選択画面を端末装置12に出力し、プレイヤから協力キャラクタの選択を受け付ける。
【0129】
図16は、協力キャラクタ選択画面100の一例を示す図である。
【0130】
図16に示すように、協力キャラクタ選択画面100には、協力キャラクタ候補領域102、キャラクタ詳細表示ボタン104、協力キャラクタ選択ボタン106が設けられている。協力キャラクタ候補領域102には、協力キャラクタの候補であるキャラクタを示す画像と、当該候補を提供するプレイヤを示す画像が配置されている。なお、協力キャラクタの候補であるキャラクタを示す画像には、当該候補が第2特定抽選ゲームの抽選対象キャラクタであることを示すマークTが配置される。キャラクタ詳細表示ボタン104は、協力キャラクタの候補それぞれに対応付けられて配置されている。このキャラクタ詳細表示ボタン104が押下された場合、対応付けられた協力キャラクタの候補の能力パラメータを表示する画面に遷移(誘導)し、プレイヤは、当該候補を協力キャラクタとして選択するか否かの判断等をすることができる。協力キャラクタ選択ボタン106は、協力キャラクタの候補それぞれに対応付けられて配置されている。
【0131】
図14に戻って、上記協力キャラクタ選択画面において、プレイヤにより協力キャラクタ選択ボタンが押下されたことに応答して、処理は、ステップSP88の処理に移行する。
【0132】
(ステップSP88)
制御手段42は、プレイヤのプレイヤ情報40Aにおける選択キャラクタ情報を更新する。具体的には、制御手段42は、ステップSP86で選択された協力キャラクタのキャラクタIDに対応する選択回数をインクリメント(1加算)する。なお、制御手段42は、この選択回数について、第2特定抽選ゲームが開催される所定期間(例えば、1週間)前からカウントを開始し、第2特定抽選ゲームの開催期間が終了した際にリセットを行う。そして、処理は、ステップSP90の処理に移行する。
【0133】
(ステップSP90)
制御手段42は、プレイヤのプレイヤ情報40Aを参照してチーム情報を取得し、当該チーム情報に従ってチーム選択画面を端末装置12に出力する。このチーム選択画面において、プレイヤにより一のチームが選択されたことに応答して、処理は、ステップSP92の処理に移行する。
【0134】
(ステップSP92)
制御手段42は、ステップSP86で選択された協力キャラクタをステップSP90で選択されたチームに加えて、敵キャラクタとの対戦ゲームを進行させる。また、制御手段42は、ゲームフィールドに登場させる敵キャラクタを抽出する際、第2特定抽選ゲームの抽選対象キャラクタを優先的に抽出する。例えば、制御手段42は、合計8体の敵キャラクタを抽出する場合、第2特定抽選ゲームの抽選対象キャラクタのうち高レアリティのキャラクタ(目玉キャラクタ)を計5体抽出する。なお、制御手段42は、対戦ゲームの進行中において、ゲームフィールドに登場させたキャラクタが第2特定抽選ゲームの抽選対象であるか否かを示す情報を端末装置12に出力してもよい。
【0135】
また、制御手段42は、ステップSP86で選択された協力キャラクタがステップSP82で特定された抽選対象キャラクタである場合、当該協力キャラクタの能力パラメータを上昇させる。例えば、制御手段42は、当該協力キャラクタの攻撃力を2倍に設定し、対戦ゲームに反映する。これにより、各プレイヤは、第2特定抽選ゲームの抽選対象キャラクタを協力キャラクタに設定し、協力キャラクタを提供したことによるフレンドポイントの獲得を目指すようになる。なお、同様に、制御手段42は、ステップSP90で選択されたチームを構成するチーム内キャラクタがステップSP82で特定された抽選対象キャラクタである場合、当該チーム内キャラクタの能力パラメータを上昇させてもよい。そして、処理は、ステップSP94の処理に移行する。
【0136】
(ステップSP94)
制御手段42は、プレイヤのプレイヤ情報40Aにおける対戦キャラクタ情報を更新する。具体的には、制御手段42は、対戦ゲームでプレイヤが対戦した敵キャラクタのキャラクタIDに対応する対戦回数をインクリメント(1加算)する。なお、制御手段42は、この対戦回数について、第2特定抽選ゲームが開催される所定期間(例えば、1週間)前からカウントを開始し、第2特定抽選ゲームの開催期間が終了した際にリセットを行う。そして、処理は、ステップSP96の処理に移行する。
【0137】
(ステップSP96)
制御手段42は、プレイヤが対戦ゲームをクリアした(ボスキャラクタを倒した)ことに伴い、対戦ゲームに登場した敵キャラクタや協力キャラクタを含むゲーム結果画面を端末装置12に出力する。
【0138】
図17は、ゲーム結果画面110の一例を示す図である。
【0139】
図17に示すように、ゲーム結果画面110には、協力キャラクタ情報領域112、抽選ゲーム遷移ボタン114、敵キャラクタ情報領域116が設けられている。協力キャラクタ情報領域112には、対戦ゲームに登場した協力キャラクタを示す画像が配置されている。なお、対戦に登場した協力キャラクタや敵キャラクタを示す画像には、現在開催中の抽選ゲーム(第2特定抽選ゲーム)の抽選対象キャラクタであることを示すマークTが配置される。抽選ゲーム遷移ボタン114は、対戦ゲームに登場した協力キャラクタ、敵キャラクタそれぞれに対応付けられて配置されている。この抽選ゲーム遷移ボタン114が押下された場合は、対応付けられた協力キャラクタ又は敵キャラクタが抽選対象に含まれる抽選ゲームを実行するための画面に遷移(誘導)し、プレイヤは、抽選ゲームメニューを介することなく当該抽選ゲームを実行することができる。
【0140】
抽選ゲーム遷移ボタン114は、対応付けられた協力キャラクタ又は敵キャラクタが抽選対象に含まれる抽選ゲームが現在開催中である場合、アクティブ(押下可能)な形態で示される。一方、抽選ゲーム遷移ボタン114は、対応付けられた協力キャラクタ又は敵キャラクタが抽選対象に含まれる抽選ゲームが現在開催中でない場合、非アクティブ(押下不可能)な形態で示される。
【0141】
図14に戻って、上記ゲーム結果画面を端末装置12に出力した後、処理は、図14に示す一連の処理は終了する。
【0142】
<第2特定抽選ゲームに関する処理の流れ>
図15は、第二実施形態に係る第2特定抽選ゲームに関する処理の流れの概略を示すフローチャートである。この処理は、例えばプレイヤが抽選ゲームメニューにおいて、現在開催中の抽選ゲームC(第2特定抽選ゲーム)を選択した場合に開始される。
【0143】
(ステップSP100)
抽選手段44は、プレイヤのプレイヤ情報40Aにおける選択キャラクタ情報と対戦キャラクタ情報を参照して、プレイヤが選択した第2特定抽選ゲーム(抽選ゲームC)の抽選対象キャラクタ毎の選択回数と対戦回数、及び、当該選択回数の合計(第2特定抽選ゲームの各抽選対象が選択された合計回数)と当該対戦回数の合計(第2特定抽選ゲームの各抽選対象と対戦した合計回数)を取得する。そして、処理は、ステップSP102の処理に移行する。
【0144】
(ステップSP102)
抽選手段44は、抽選ゲーム情報40Cの抽選情報を参照して第2特定抽選ゲーム(抽選ゲームC)の抽選対象キャラクタ毎の抽選確率を取得する。続いて、抽選手段44は、取得した抽選確率とステップSP100で取得した選択回数や対戦回数に基づいて、第2特定抽選ゲーム(抽選ゲームC)の抽選対象キャラクタ毎の抽選確率を設定(変更)する。例えば、抽選手段44は、抽選情報に記述された第2特定抽選ゲーム(抽選ゲームC)の抽選対象キャラクタ(例えば、キャラクタX)の抽選確率が1.2%である場合、当該抽選対象キャラクタの選択回数又は対戦回数の多い方が、10~19であるときは当該抽選確率を0.1%上昇させて1.3%とし、20~29である場合は0.2%上昇させて1.4%とし、30以上である場合は0.3%上昇させて1.5%とする。
【0145】
また、抽選手段44は、抽選対象キャラクタの抽選確率を上昇させた代わりに、第2特定抽選ゲーム(抽選ゲームC)の抽選対象キャラクタのうち選択回数及び対戦回数がいずれも0~9である抽選対象キャラクタの抽選確率を下降させる。言い換えれば、抽選手段44は、一時的に第2特定抽選ゲーム(抽選ゲームC)における各抽選対象の抽選確率の合計が100%を超えている場合、選択回数及び対戦回数がいずれも0~9である抽選対象の抽選確率を下降させ、第2特定抽選ゲーム(抽選ゲームC)における各抽選対象の抽選確率の合計が100%になるように調整する。例えば、抽選手段44は、選択回数及び対戦回数がいずれも0~9である抽選対象のうち、抽選確率が高いキャラクタ(例えば、抽選確率が2%以上の低レアリティのキャラクタ)から順に抽選確率を所定値(例えば、0.1%)ずつ下降させる。そして、処理は、ステップSP104の処理に移行する。
【0146】
(ステップSP104)
抽選手段44は、抽選ゲーム情報40Cを参照して第2特定抽選ゲーム(抽選ゲームC)の消費対価を取得する。続いて、抽選手段44は、取得した消費対価とステップSP100で取得した選択回数の合計(選択した合計回数)や対戦回数の合計(対戦した合計回数)に基づいて、第2特定抽選ゲーム(抽選ゲームC)の実行に必要な対価を設定(変更)する。例えば、抽選手段44は、第2特定抽選ゲーム(抽選ゲームC)の消費対価が課金アイテム10個である場合、選択回数の合計又は対戦回数の合計の多い方が、100~199であるときは当該消費対価を1つ減少させて課金アイテム9個とし、200以上であるときは当該消費対価を2つ減少させて課金アイテム8個とする。
【0147】
(ステップSP106)
制御手段42は、画面データを端末装置12に送信することで、ステップSP102で抽選確率が上昇した抽選対象キャラクタを示す画像と、ステップSP104で設定された第2特定抽選ゲームの実行に必要な対価(例えば、課金アイテム8個)と、抽選実行ボタンとを含む抽選ゲーム実行画面を端末装置12に出力する。この抽選ゲーム実行画面において、プレイヤにより抽選実行ボタンが押下されたこと(実行要求を受け付けたこと)に応答して、処理は、ステップSP108の処理に移行する。
【0148】
(ステップSP108)
抽選手段44は、プレイヤの所有コンテンツ(例えば、課金アイテム)からステップSP104で設定された第2特定抽選ゲームの実行に必要な対価を減じて、第2特定抽選ゲームの抽選対象から一のキャラクタを抽選し、当該一のキャラクタをプレイヤに獲得させる。具体的には、抽選手段44は、ステップSP102で設定した抽選対象キャラクタ毎の抽選確率に基づいて抽選を実行し、抽選された一のキャラクタをプレイヤの所有キャラクタとする。そして、処理は、図15に示す一連の処理を終了する。
【0149】
<効果>
以上、第二実施形態によれば、制御手段42は、クエストにおいて、現在開催している又は所定期間内に開催される第2特定抽選ゲームの抽選対象コンテンツを優先的に登場させるので、プレイヤは、対戦ゲームをプレイすることにより第2特定抽選ゲームの抽選対象コンテンツを自然に知ることができる。この結果、プレイヤに対して第2特定抽選ゲームをプレイするモチベーションを与えることができる。
【0150】
また、第二実施形態によれば、制御手段42は、クエストにおける協力コンテンツの候補やプレイヤが対戦するコンテンツとして第2特定抽選ゲームの抽選対象を優先的に抽出するので、プレイヤに対して第2特定抽選ゲームの抽選対象の魅力を伝えることができる。
【0151】
また、第二実施形態によれば、制御手段42は、協力コンテンツが第2特定抽選ゲームの抽選対象である場合、プレイヤに対してクエストを有利に実行させるので、プレイヤに当該協力コンテンツを選択するモチベーションを与えることができる。この結果、第2特定抽選ゲームの抽選対象の魅力をプレイヤに伝えることができる。
【0152】
また、第二実施形態によれば、制御手段42は、プレイヤから協力コンテンツの選択を受け付ける際、協力コンテンツの候補が第2特定抽選ゲームの抽選対象であることを示す画像を出力するので、プレイヤは、クエストをプレイするたびに第2特定抽選ゲームの抽選対象コンテンツを自然に知ることができる。この結果、プレイヤが第2特定抽選ゲームの詳細画面を確認する手間を軽減することができる。
【0153】
また、第二実施形態によれば、抽選手段44は、協力コンテンツとして選択されたコンテンツやプレイヤが対戦したコンテンツの抽選確率を上昇させたり、第2特定抽選ゲームの対価を減少させたりするため、プレイヤに対して対戦ゲームと第2特定抽選ゲームを相互にプレイするモチベーションを与えることができる。
【0154】
---変形例---
なお、本発明は上記の具体例に限定されるものではない。すなわち、上記の具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。また、前述した実施形態及び後述する変形例が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
【0155】
例えば、上記実施形態では、各機能手段40~48がサーバ装置10に設けられる場合を説明したが、各機能手段40~48の全部又は一部は端末装置12に設けられてもよい。
【0156】
例えば、第一実施形態では、抽選手段44は、蓄積ポイントが所定値に到達した場合であって、第1特定抽選ゲームの抽選対象に複数の希望キャラクタが含まれているとき、当該複数のキャラクタをそれぞれ同じ確率で抽選し、抽選された一の希望キャラクタをプレイヤに獲得させることを説明したが、これに限られない。例えば、抽選手段44は、複数の希望キャラクタのうち希望キャラクタとして指定した日時が最も早い又は遅い一の希望キャラクタをプレイヤに獲得させてもよい。また、抽選手段44は、複数の希望キャラクタのうち抽選確率が最も低い又は高い一の希望キャラクタをプレイヤに獲得させてもよいし、複数の希望キャラクタをプレイヤに獲得させることとしてもよい。この他にも、抽選手段44は、複数の希望キャラクタのうちプレイヤが選択した希望キャラクタをプレイヤに獲得させてもよい。
【0157】
また、第一実施形態では、抽選手段44は、プレイヤが第1特定抽選ゲームを実行したことに基づいて、蓄積ポイントを蓄積することを説明したが、第1特定抽選ゲーム以外の抽選ゲームの実行であっても蓄積ポイントを蓄積させてもよい。この際、抽選手段44は、プレイヤが第1特定抽選ゲームを実行したことに基づいて蓄積するポイント数を、第1特定抽選ゲーム以外の抽選ゲームで蓄積するポイント数よりも多くしてもよい。これにより、プレイヤに対して希望キャラクタを指定するモチベーションを与えることができる。
【0158】
また、第一実施形態では、抽選手段44は、第1特定抽選ゲームにおいてプレイヤが希望キャラクタ以外のキャラクタを獲得した場合に蓄積ポイントを上昇させることを説明したが、これに限られない。例えば、抽選手段44は、プレイヤが第1特定抽選ゲームにおいてレアリティが所定値(例えば4)以下のキャラクタを獲得した場合に、蓄積ポイントを上昇させることとしてもよい。また、抽選手段44は、プレイヤが第1特定抽選ゲームを実行する毎に蓄積ポイントを上昇させることとしてもよい。
【0159】
また、蓄積ポイントは、プレイヤが抽選ゲームを実行することに基づき蓄積されることを説明したが、抽選ゲームの対価の種類に応じて蓄積することとしてもよい。例えば、抽選ゲームの対価の種類が課金アイテムの場合にのみ、蓄積ポイントを蓄積することとしてもよい。また、蓄積ポイントは、抽選ゲーム毎に個別に蓄積することとしてもよいし、複数の抽選ゲームで共通して蓄積することとしてもよい。
【0160】
また、抽選手段44は、プレイヤが希望キャラクタを獲得した場合、希望キャラクタ情報から当該獲得した希望キャラクタのキャラクタIDを除外し、予約抽選ゲーム情報から当該希望キャラクタの指定に基づいて予約された抽選ゲームの抽選ゲームIDを除外してもよい。なお、希望キャラクタの指定に基づいて予約された抽選ゲームであるか否かは、希望キャラクタ情報に記述された日時と予約抽選ゲーム情報に記述された日時が同一であるか否か等により判別することができる。
【0161】
また、抽選手段44は、プレイヤが希望キャラクタを指定したことに応じて、当該希望キャラクタの抽選確率を上昇させてもよい。この場合、受付手段46は、プレイヤが所定の対価(例えば、課金アイテム3個)を支払うことを条件に、希望キャラクタの指定を受け付けることとしてもよい。
【0162】
また、第一実施形態では、受付手段46は、対戦ゲームのクリア後にプレイヤから希望キャラクタの指定を受け付けることを説明したが、対戦ゲームの開始前や進行中に、登場した協力キャラクタや敵キャラクタに対して、プレイヤから希望キャラクタの指定を受け付けてもよい。例えば、受付手段46は、プレイヤが協力キャラクタの候補から協力キャラクタを選択する画面又は当該候補の詳細(能力パラメータ等)が表示されている画面において、当該候補に対してプレイヤから希望キャラクタの指定を受け付けてもよい。また、受付手段46は、プレイヤがキャラクタに関する図鑑画面を閲覧している際や、所有キャラクタ一覧画面を閲覧している際に希望キャラクタの指定を受け付けてもよい。
【0163】
また、受付手段46は、プレイヤが所有していないキャラクタのみ希望キャラクタとして指定を受け付けることとしてもよいし、レアリティが所定値(例えば5)以上のキャラクタのみ希望キャラクタとして指定を受け付けることとしてもよい。また、受付手段46は、一の抽選ゲームの抽選対象のうち、所定数(例えば3体)以上の希望キャラクタが指定されることを制限してもよい。
【0164】
また、第一実施形態では、通知手段48は、プレイヤがゲームを起動したことに伴って第1特定抽選ゲームが現在開催中であることを通知すると説明したが、プレイヤがホーム画面を開いた際や抽選ゲームメニューを選択した際に開催を通知してもよい。また、通知手段48は、第1特定抽選ゲームが所定期間(例えば2日)以内に開催される場合にも予告として通知してもよい。
【0165】
また、第一実施形態では、対戦ゲームを実行又はクリアしたことに基づいて、プレイヤにキャラクタを獲得させることを説明したが、対戦ゲームで獲得させるキャラクタから各抽選ゲームの抽選対象キャラクタ(ガチャ限定キャラクタ)を除外してもよい。この場合、対戦ゲームで倒した敵キャラクタ(ガチャ限定キャラクタ)そのものをプレイヤに獲得させるのではなく、当該敵キャラクタに対応付けられたアイテム等を獲得させることとしてもよい。
【0166】
また、第一実施形態及び第二実施形態では、制御手段42は、他のプレイヤが所有するキャラクタを協力キャラクタとすることを説明したが、協力キャラクタはゲーム運営者が用意したキャラクタ(NPC)であってもよい。また、制御手段42は、対戦ゲームに登場させる敵キャラクタを、他のプレイヤが所有するキャラクタとしてもよいし、ゲーム運営者が用意したキャラクタ(NPC)としてもよい。さらに、制御手段42は、協力キャラクタをプレイヤに選択させず、自動的に協力キャラクタ(希望キャラクタ、特定抽選ゲームの抽選対象キャラクタ)を選択してもよい。
【0167】
また、第一実施形態及び第二実施形態では、抽選手段44は、抽選ゲームで抽選した一のキャラクタをプレイヤに獲得させることを説明したが、複数のキャラクタを獲得させてもよい。この場合、抽選手段44は、プレイヤに獲得させるキャラクタ数に応じて抽選ゲームの対価(課金アイテム等)を増加させてもよい。
【0168】
また、第一実施形態及び第二実施形態では、制御手段42は、協力キャラクタやチーム内キャラクタが特定抽選ゲームの抽選対象キャラクタである場合、対戦ゲームにおいて当該協力キャラクタや当該チーム内キャラクタの能力パラメータを上昇させることを説明したが、これに限られない。例えば、制御手段42は、プレイヤが特定抽選ゲームの抽選対象キャラクタを協力キャラクタとして選択した場合、対戦ゲームの実行に必要なコスト(スタミナなど)や、対戦ゲームの終了時に獲得できる報酬(経験値やコイン数、キャラクタ、アイテムなど)、敵キャラクタの能力パラメータを、プレイヤに対して有利に変更させて対戦ゲームを実行してもよい。
【0169】
また、第一実施形態及び第二実施形態では、クエストが対戦ゲームであることを説明したが、これに限られない。例えば、クエストは、植物(農作物)や動物を獲得する獲得ゲームや、キャラクタを育成する育成ゲーム、アイテムやキャラクタ(人物)を探索する探索ゲーム等であってもよい。
【0170】
また、第二実施形態では、協力キャラクタ選択画面において、協力キャラクタの候補が第2特定抽選ゲームの抽選対象キャラクタであることを示すマークを配置することを説明したが、現在開催中の第2特定抽選ゲームである場合と、所定期間内に開催される第2特定抽選ゲームである場合で、当該マークの表示形態を異ならせてもよい。
【0171】
また、制御手段42は、プレイヤが選択した協力キャラクタが或るキャラクタの進化後のキャラクタ(或るキャラクタの同系列キャラクタ)であった場合、例えば当該或るキャラクタの選択回数をインクリメントすることとし、同系列キャラクタの選択回数をまとめて管理してもよい。同様に、制御手段42は、プレイヤが対戦した敵キャラクタが或るキャラクタの進化後のキャラクタ(或るキャラクタの同系列キャラクタ)であった場合、例えば当該或るキャラクタの対戦回数をインクリメントすることとし、同系列キャラクタの対戦回数をまとめて管理してもよい。
【0172】
また、制御手段42は、プレイヤが協力キャラクタを用いてクエストをクリアした場合にのみ、当該協力キャラクタを選択した回数(選択回数)をインクリメントさせてもよい。同様に、制御手段42は、プレイヤが敵キャラクタに勝利した場合やクエストをクリアした場合にのみ、当該敵キャラクタと対戦した回数(対戦回数)をインクリメントさせてもよい。なお、制御手段42は、プレイヤがクエストをクリアできなかった場合、協力キャラクタを選択した回数(選択回数)や敵キャラクタと対戦した回数(対戦回数)をデクリメントしてもよい。
【0173】
また、抽選手段44は、プレイヤが抽選ゲームの各抽選対象キャラクタを協力キャラクタとして選択した合計回数に基づいて、当該抽選ゲームの一部の抽選対象キャラクタ(例えば、高レアリティのキャラクタ、低レアリティのキャラクタ)の抽選確率を変更(上昇又は下降)させてもよい。同様に、抽選手段44は、プレイヤが抽選ゲームの各抽選対象キャラクタと対戦した合計回数に基づいて、当該抽選ゲームの一部の抽選対象キャラクタ(例えば、高レアリティのキャラクタ、低レアリティのキャラクタ)の抽選確率を変更(上昇又は下降)させてもよい。これにより、プレイヤに対して対戦ゲームと抽選ゲームを相互にプレイするモチベーションを与えることができる。
【0174】
また、抽選手段44は、プレイヤが希望キャラクタを協力キャラクタとして選択した回数に応じて、当該希望キャラクタの抽選確率を変更(上昇又は下降)させてもよい。 同様に、抽選手段44は、プレイヤが希望キャラクタと対戦した回数に応じて、当該希望キャラクタの抽選確率を変更(上昇又は下降)させてもよい。これにより、プレイヤに対して対戦ゲームと抽選ゲームを相互にプレイするモチベーションを与えることができる。
【0175】
また、抽選手段44は、抽選ゲームにおいて抽選対象キャラクタの抽選確率を変更したり、抽選ゲームの消費対価を変更したりする前提として、プレイヤが当該抽選ゲームを予約していることや、当該抽選対象キャラクタを希望キャラクタとして指定していることを条件としてもよい。
【0176】
また、抽選手段44は、第2特定抽選ゲームの抽選対象キャラクタの選択回数と対戦回数を合算した値に基づいて、抽選確率を変更(上昇又は下降)させてもよい。
同様に、抽選手段44は、第2特定抽選ゲームの各抽選対象キャラクタの選択回数の合計と対戦回数の合計を合算した値に基づいて、消費対価を変更(減少又は増加)させてもよい。
【0177】
また、抽選ゲームで獲得可能なコンテンツや対戦ゲームに登場させるコンテンツは、キャラクタ以外にも、アイテム(装備品や体力回復剤など)、オブジェクト(城や拠点など)、カード、アバター、ポイント等でもよい。
【符号の説明】
【0178】
10…サーバ装置(コンピュータ)
12…端末装置(コンピュータ)
14…ゲームプログラム(プログラム)
40…記憶手段
42…制御手段
44…抽選手段
46…受付手段
48…通知手段
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
【手続補正書】
【提出日】2023-07-06
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータを、
複数の抽選ゲームそれぞれの抽選対象であるコンテンツ群を記憶する記憶手段、
プレイヤによる抽選ゲームの実行要求に基づき、当該抽選ゲームの抽選対象から抽選されたコンテンツを当該プレイヤに獲得させる抽選手段、
前記プレイヤによるクエストの実行要求に基づき、当該プレイヤの所有コンテンツを用いるクエストを実行する制御手段、
として機能させ、
前記制御手段は、前記クエストにおいて、現在開催している又は所定期間内に開催される特定抽選ゲームの抽選対象であるコンテンツを優先的に登場させる、
ことを特徴とするプログラム。