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特開2023-105789情報処理装置、情報処理方法、およびコンピュータプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023105789
(43)【公開日】2023-07-31
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法、およびコンピュータプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/06 20230101AFI20230724BHJP
【FI】
G06Q30/06
【審査請求】未請求
【請求項の数】13
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022185993
(22)【出願日】2022-11-21
(31)【優先権主張番号】P 2022006467
(32)【優先日】2022-01-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(71)【出願人】
【識別番号】515139846
【氏名又は名称】ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100190621
【弁理士】
【氏名又は名称】崎間 伸洋
(74)【代理人】
【識別番号】100212510
【弁理士】
【氏名又は名称】笠原 翔
(72)【発明者】
【氏名】山本 慎一郎
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049BB44
(57)【要約】
【課題】所定の対象エリアにおいてユーザに発生した所定のイベントに対応して、退場ゲートにおいて適切な対応を行う。
【解決手段】情報処理装置は、所定の対象エリアに入場したユーザの端末から所定のイベントの発生を通知する情報を取得したことに応じて、前記所定のイベントの情報を記憶するとともに、所定の退場用識別コードを出力するための情報を前記ユーザの端末に送信する退場用識別コード出力手段と、前記所定の対象エリアの退場ゲートが、前記所定の退場用識別コードを受け付けたことに応じて、前記所定のイベントの情報にあらかじめ関連付けられた対応情報を出力するための情報を前記所定の対象エリアの管理者の端末に送信する退場制御手段と、を有する。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定の対象エリアに入場したユーザの端末から所定のイベントの発生を通知する情報を取得したことに応じて、前記所定のイベントの情報を記憶するとともに、所定の退場用識別コードを出力するための情報を前記ユーザの端末に送信する退場用識別コード出力手段と、
前記所定の対象エリアの退場ゲートが、前記所定の退場用識別コードを受け付けたことに応じて、前記所定のイベントの情報にあらかじめ関連付けられた対応情報を出力するための情報を前記所定の対象エリアの管理者の端末に送信する退場制御手段と、
を有する情報処理装置。
【請求項2】
前記退場制御手段は、前記ユーザの端末に直接前記対応情報を出力するための情報を送信する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記退場制御手段は、特定のタイミングで前記対応情報の送信の要否を制御する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記退場制御手段は、特定のユーザについて前記対応情報の送信の要否を制御する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記退場ゲートが、前記ユーザが前記所定の退場用識別コードを受け付けずに退場したことを検知したことに応じて、所定の警告を出力する警告手段をさらに有する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記所定の退場用識別コードを出力するための情報の送信後、前記退場ゲートが前記所定の退場用識別コードを受け付けるまでの間、前記ユーザの端末の所定の機能の実行を制限するユーザ端末機能制限手段をさらに有する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記退場用識別コード出力手段は、前記ユーザからセルフ決済の操作を受け付けたことに応じてセルフレジから前記退場用識別コードを出力する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記退場用識別コード出力手段は、前記退場用識別コードに前記イベントを特定する情報を含めて出力し、
前記退場制御手段は、前記退場ゲートが前記退場用識別コードを受け付けたことに応じて、前記イベントを特定する情報に前記ユーザが退場したことを示す情報を関連付けて記憶し、
前記警告手段は、前記退場ゲートが、前記ユーザが退場したことを示す情報が関連付けられた前記退場用識別コードを受け付けたことに応じて、所定の警告を出力する判断する、
請求項5に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記所定の対象エリアの入場ゲートが、前記ユーザの端末から前記ユーザを識別するコードを受け付けたことに応じて、前記ユーザが受け取ることができる特典情報を出力するための情報を前記ユーザの端末又は前記管理者の端末に送信する入場制御手段をさらに有する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項10】
前記退場用識別コード出力手段は、前記ユーザの購入した内容に関する情報を含めて前記所定の退場用識別コードを出力し、
前記退場制御手段は、前記ユーザの購入した内容に関する所定の出力を制御する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項11】
前記ユーザの属性情報を検知するユーザ属性検知手段をさらに有し、
前記退場制御手段は、前記ユーザの属性情報と前記ユーザの購入した情報を関連付けて記憶する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項12】
所定の対象エリアに入場したユーザの端末から所定のイベントの発生を通知する情報を取得したことに応じて、前記所定のイベントの情報を記憶するとともに、所定の退場用識別コードを出力するための情報を前記ユーザの端末に送信する退場用識別コード出力ステップと、
前記所定の対象エリアの退場ゲートが、前記所定の退場用識別コードを受け付けたことに応じて、前記所定のイベントの情報にあらかじめ関連付けられた対応情報を出力するための情報を前記所定の対象エリアの管理者の端末に送信する退場制御ステップと、
を有する情報処理方法。
【請求項13】
所定の対象エリアに入場したユーザの端末から所定のイベントの発生を通知する情報を取得したことに応じて、前記所定のイベントの情報を記憶するとともに、所定の退場用識別コードを出力するための情報を前記ユーザの端末に送信する退場用識別コード出力ステップと、
前記所定の対象エリアの退場ゲートが、前記所定の退場用識別コードを受け付けたことに応じて、前記所定のイベントの情報にあらかじめ関連付けられた対応情報を出力するための情報を前記所定の対象エリアの管理者の端末に送信する退場制御ステップと、
をコンピュータによって実行させるためのコンピュータプログラム。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法、およびコンピュータプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
ユーザの入場情報に紐づけて、決済が完了したことを記憶して、駐車券でも携帯端末でも退場を可能とする駐車場の管理システムが知られている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2020-107077号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の技術を含む従来の技術では、対象エリアに入場したユーザの入場情報を用いることなく、対象エリアにおけるユーザの行為に応じて、対象エリアからのユーザの退場を可能にすることはできない。
【0005】
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、所定の対象エリアにおいてユーザに発生した所定のイベントに対応して、退場ゲートにおいて適切な対応を行うことを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明の一態様は、
所定の対象エリアに入場したユーザの端末から所定のイベントの発生を通知する情報を取得したことに応じて、前記所定のイベントの情報を記憶するとともに、所定の退場用識別コードを出力するための情報を前記ユーザの端末に送信する退場用識別コード出力手段と、
前記所定の対象エリアの退場ゲートが、前記所定の退場用識別コードを受け付けたことに応じて、前記所定のイベントの情報にあらかじめ関連付けられた対応情報を出力するための情報を前記所定の対象エリアの管理者の端末に送信する退場制御手段と、
を有する情報処理装置である。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、所定の対象エリアにおいてユーザに発生した所定のイベントに対応して、退場ゲートにおいて適切な対応を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】システムの構成の概略を示す図である。
図2】サーバのハードウェア構成を示すブロック図である。
図3】サーバの機能的構成の一例を示す機能ブロック図である。
図4】入退場管理処理の動作の一例を示すフローチャートである。
図5】入退場管理処理の動作の一例を示すフローチャートである。
図6】記憶部に記憶される各種情報の一例を示す図である。
図7】入退場管理処理の動作の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(第1実施形態)
<概要>
本実施形態では、店舗におけるユーザのセルフスキャンによる買い物に応じて、当該店舗の退場ゲートからの退場を可能とする入退場管理システムについて説明する。
本実施形態における入退場管理システムは、顧客(ユーザ)に対面して商品を販売する販売店員が配置されておらず、店舗から退場する顧客を監視する管理者が出入口に配置されており、所定の商品の購入に対応するための店員がバックヤードに控えている店舗等に適用できるシステムである。
店舗としては、例えば、販売店員が配置されていないが、管理者が配置されているコンビニエンスストアやスーパーマーケット等が挙げられる。
セルフスキャンとしては、従業員を介さずにユーザが商品等の購入処理を行うための、所謂、セルフレジにおける商品の読み取りが挙げられる。
【0010】
<システム構成>
図1は、本実施形態に係る入退場管理システムのシステム構成の概要を示す図である。本実施形態に係る入退場管理システムは、サーバ1、管理者端末2、ゲート端末3、セルフレジ端末4、顧客端末5等が、インターネット等の所定のネットワークNを介して相互に接続されることで構成される。
サーバ1は、管理者端末2、ゲート端末3、セルフレジ端末4、顧客端末5の各動作と協働して各種処理を実行する。
【0011】
サーバ1は、入退場管理システムの全体の管理をする情報処理装置である。
例えば、サーバ1は、店舗に入場した顧客の店舗におけるイベントが発生し、その顧客が、店舗から退場する際に必要となる退場用識別コードを顧客端末5に出力させるための操作を行うと、その顧客端末5に向けて退場用識別コードを送信する。これにより、退場用識別コード(例えば、二次元コード)が顧客端末5に表示される。
イベントとは、予め定められた処理により発生した事象のことであって、例えば、顧客端末5とセルフレジ端末4との間の情報のやり取りにより行われる決済処理等が挙げられる。イベントが発生すると、イベントの内容を示す情報が退場用識別コードに対応付けられてデータベースに記憶される。
また、サーバ1は、所定の退場用識別コードを受け付けたことに応じて、所定のイベントの情報にあらかじめ関連付けられた対応情報(例えば、年齢確認指示、専門従業員対応指示等)を出力するための情報を所定の対象エリアの管理者端末2(例えば、退場ゲートに接続されたタブレット、退場ゲート制御用の端末)に送信する。また、顧客本人に対する警告の報知として、顧客端末5に顧客情報が送信されるようにしてもよい。
【0012】
管理者端末2は、店舗の管理者が操作する情報処理装置であり、パーソナルコンピュータ、タブレット端末等で構成される。管理者端末2は、例えば、店舗の出入口の近傍、店舗のバックヤード、店舗から離隔した場所(例えば、別店舗や事務所等)等に配置され、またはそのような場所にいる管理者に所持される。管理者端末2は、管理者の人数に合わせて複数台配備されてもよい。なお、本実施形態では、顧客の退場を監視する管理者が、店舗の出入口の近傍に配置されるため、その管理者に管理者端末2が配備される。
管理者端末2は、サーバ1および外部装置と各種データの送受信を行う。
例えば、管理者端末2は、サーバ1から送信されてくる監視支援情報を取得して表示する。また、管理者端末2は、店舗で販売されている商品に関する商品情報を取得し、その商品情報をサーバ1に向けて送信する。
商品情報には、例えば、商品を一意に特定可能とする識別情報(例えば、商品ID)、商品の単価、監視支援情報に対応する内容等が含まれる。
【0013】
ゲート端末3は、店舗の出入口の自動扉の近傍に配置される情報処理装置である。ゲート端末3は、顧客端末5から送信されてくる各種の情報を取得し、各種の処理を行う。また、ゲート端末3は、サーバ1に向けて各種の情報を送信する。例えば、ゲート端末3は、顧客端末5に表示された二次元コードや自身の免許証を所定の読み取り装置にかざすことにより、店舗から退場しようとする顧客の顧客端末5から退場用識別コードを取得する。ゲート端末3が退場用識別コードを取得する際に用いられる手法は特に限定されない。なお、本実施形態では、退場用識別コードとしての二次元コードが顧客端末5の表示部に表示され、その二次元コードをゲート端末3が読み取る手法が採用されている。
ゲート端末3は、退場用識別コードを取得したことにより使用済みとなった退場用識別コードに関する情報をサーバ1に向けて送信する。これにより、退場用識別コードが未使用であるか使用済みであるかをサーバ1にて管理することができるので、例えば、使用済みの退場用識別コードの不正使用等を防ぐことができる。
ゲート端末3は、自動扉の開閉の制御を行う。具体的には、ゲート端末3は、顧客が店舗に入場する際、顧客が自動扉に近付くと、自動扉を開く制御を行う。また、ゲート端末3は、店舗から退場しようとする顧客の顧客端末5から退場用識別コードを取得し、その顧客が自動扉に近付くと、自動扉を開く制御を行う。
自動扉には開閉を検知する開閉センサが設けられており、例えば、不正行為によって自動扉が強制的に開けられると、開閉センサがこれを検知する。ゲート端末3は、開閉センサの検知結果に基づいて、不正が発生したことを示す音声や警告音を出力する。
【0014】
セルフレジ端末4は、顧客が購入する商品の決済処理を行う情報処理装置であり、POS(Point of Sale)端末等で構成される。セルフレジ端末4は、サーバ1および顧客端末5の各々と各種データの送受信を行う。
例えば、セルフレジ端末4は、サーバ1から送信されてきた商品情報を取得して管理する。また、セルフレジ端末4は、顧客端末5との間で、商品情報を含むその商品の決済処理を行うための情報のやり取りを行うことで決済処理を完了させる。セルフレジ端末4と顧客端末5との間で、決済処理を行うための情報をやり取りする際に用いられる手法は特に限定されない。例えば、二次元コードの読み取り、近距離無線通信等の従来の手法を用いて行うことができる。セルフレジ端末4は、決済処理が完了すると、決済処理が完了したことを示す情報およびその決済情報を、イベント情報としてサーバ1に向けて送信する。なお、セルフレジ端末4の具体的な構成および処理については後述する。
【0015】
顧客端末5は、入退場管理システムを利用する顧客が操作する情報処理装置である。顧客端末5は、サーバ1、ゲート端末3、およびセルフレジ端末4の各々と各種データの送受信を行う。例えば、顧客端末5は、顧客が商品を購入する際、セルフレジ端末4との間で、決済処理を行うための情報の送受信を行うことで決済処理を完了させる。その後、顧客が店舗から退場する際、顧客端末5に退場用識別コードを出力させるための入力操作を行うと、顧客端末5は、その入力操作を受け付けて、サーバ1に対して退場用識別コードの発行の問い合わせを行う。そして、サーバ1から退場用識別コードが送信されてくると、顧客端末5は、その退場用識別コードを取得して表示する。
【0016】
<ハードウェア構成>
図2は、本実施形態に係るサーバ1のハードウェア構成を示すブロック図である。サーバ1は、CPU(Central Processing Unit)11と、ROM(Read Only Memory)12と、RAM(Random Access Memory)13と、バス14と、入出力インターフェース15と、出力部16と、入力部17と、記憶部18と、通信部19と、ドライブ20と、を備えている。
【0017】
CPU11は、ROM12に記録されているプログラム、又は、記憶部18からRAM13にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM13には、CPU11が各種の処理を実行する上において必要なデータ等も適宜記憶される。CPU11、ROM12及びRAM13は、バス14を介して相互に接続されている。このバス14にはまた、入出力インターフェース15も接続されている。
【0018】
入出力インターフェース15には、出力部16、入力部17、記憶部18、通信部19及びドライブ20が接続されている。出力部16は、ディスプレイやスピーカ等で構成され、各種情報を画像や音声として出力する。入力部17は、キーボードやマウス等で構成され、各種情報を入力する。記憶部18は、ハードディスクやDRAM(Dynamic Random Access Memory)等で構成され、各種データを記憶する。通信部19は、インターネットを含むネットワークNを介して他の装置との間で通信を行う。
【0019】
ドライブ20には、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリ等よりなる、リムーバブルメディア21が適宜装着される。ドライブ20によってリムーバブルメディア21から読み出されたプログラムは、必要に応じて記憶部18にインストールされる。また、リムーバブルメディア21は、記憶部18に記憶されている各種データも、記憶部18と同様に記憶することができる。
【0020】
なお、図示はしないが、管理者端末2、ゲート端末3、セルフレジ端末4、顧客端末5等は、図2に示すハードウェア構成を有し、さらに、撮像部、音声出力部、読取部等をさらに備えてもよい。
【0021】
<機能構成>
図3は、本実施形態に係るサーバ1における機能的構成の一例を示す機能ブロック図である。
サーバ1のCPU11においては、動作する際に、取得部31、退場用識別コード出力部32、退場制御部33、警告部34、ユーザ端末機能制限部35、入場制御部36、ユーザ属性検知部37等が機能する。
【0022】
取得部31は、対象エリア(例えば、店舗)に入場した顧客端末5(例えば、スマートフォン)から上述のイベント(例えば、セルフスキャンによる買物)の発生を通知する情報を取得する。
また、取得部31は、店舗に設けられたカメラが撮像した撮像情報を取得してもよい。
【0023】
退場用識別コード出力部32は、発生を通知する情報を取得したことに応じて、イベントの情報を記憶部18に記憶するとともに、退場用識別コード(例えば、二次元コード、近距離無線通信用コード等)を出力するための情報を顧客端末5に送信する。
退場用識別コードは、顧客端末5にて商品を購入するための決済処理が完了している場合には退場用識別コードが生成されるとよい。
退場用識別コードに対応する情報は、例えば、コード情報DB41に格納されるとよい。
また、退場用識別コード出力部32は、ユーザの購入した内容に関する情報を含めて退場用識別コードを出力する。
また、退場用識別コード出力部32は、ユーザからセルフ決済の操作を受け付けたことに応じて、セルフレジ端末4から退場用識別コードを出力するよう制御する。
また、退場用識別コード出力部32は、上述の退場用識別コードに、上述のイベントを特定する情報を含めて出力するとよい。
【0024】
退場制御部33は、対象エリアの退場ゲートが、退場用識別コードを受け付けたことに応じて、イベントの情報にあらかじめ関連付けられた対応情報(例えば、年齢確認指示、専門従業員対応指示等)を出力するための情報を対象エリアの管理者の管理者端末2(例えば、退場ゲートに接続されたタブレット、退場ゲート制御用の端末)に送信する。
例えば、退場制御部33は、買物情報DB42を参照して、ユーザが購入した商品が、年齢確認等を行う必要があるか等の判断を行うとよい。
なお、退場制御部33は、顧客端末5に対して、直接、上述の対応情報を出力するための情報を送信するとよい。
また、退場制御部33は、特定のタイミング(例えば、所定の間隔や所定の確率)で、対応情報の送信の要否を制御するとよい。
また、退場制御部33は、特定のユーザ(例えば、要注意ユーザ)について対応情報の送信の要否を制御するとよい。特定のユーザか否かは、例えばユーザ情報DB43を参照して判断するとよい。
また、退場制御部33は、退場ゲートが退場用識別コードを受け付けたことに応じて、イベントを特定する情報に、ユーザが退場したことを示す情報を関連付けて記憶するものとする。
また、退場制御部33は、ユーザの購入した内容に関する出力(例えば、買い上げ点数の読み上げ、お酒等の年齢制限品の買い上げ情報の表示等)を行うよう制御するとよい。
なお、退場制御部33は、ユーザの属性情報とユーザの購入した情報を関連付けて、例えば、記憶部18に記憶するとよい。
【0025】
警告部34は、退場ゲートによって、ユーザが退場用識別コードを受け付けずに退場したことを検知されたことに応じて、警告(例えば、LEDの点灯、音等)を出力する。
また、警告部34は、退場ゲートによって、ユーザが退場したことを示す情報が関連付けられた退場用識別コードを受け付けたことに応じて、警告を出力する判断するとよい。
【0026】
ユーザ端末機能制限部35は、退場用識別コード出力部32によって退場用識別コードを出力するための情報の送信された後、退場ゲートが退場用識別コードを受け付けるまでの間、顧客端末5の機能(例えば、退場用識別コードの表示以外の買い物等の機能)の実行を制限する。
【0027】
入場制御部36は、対象エリアの入場ゲートが、顧客端末5からユーザを識別するコードを受け付けたことに応じて、ユーザが受け取ることができる特典情報を出力するための情報を顧客端末5又は管理者端末2に送信する。
特典情報としては、例えば、電子クーポン等の割引チケットが挙げられる。
【0028】
ユーザ属性検知部37は、ユーザの属性情報(性別、年齢等)を検知する。例えば、ユーザ属性検知部37は、店舗に設けられたカメラが撮像した撮像情報、および機械学習により生成した分類器を用いて、上述の属性情報を検知することができる。
【0029】
<処理内容>
図4は、本実施形態に係る入退場管理処理の一例を示すフローチャートである。
サーバ1は、顧客端末5からコード問い合わせ情報が送信されてくると(ステップS101-YES)、送信されてきたコード問い合わせ情報を取得し(ステップS102)、顧客端末5に向けて退場用識別コードを送信し、管理者端末2に向けてイベントの情報にあらかじめ関連付けられた対応情報を送信する(ステップS103)。
これに対して、コード問い合わせ情報が送信されてきていない場合(ステップS101-NO)、サーバ1は、コード問い合わせ情報が送信されてくるまでステップS101を繰り返す。
【0030】
次に、サーバ1は、ゲート端末3から使用済みとなった退場用識別コードに関する情報が送信されてくると(ステップS104-YES)、送信されてきた使用済みとなった退場用識別コードに関する情報を取得し(ステップS105)、取得した使用済みとなった退場用識別コードに関する情報を記憶部18に反映させる(ステップS106)。
具体的には、サーバ1は、取得した使用済みとなった退場用識別コードに関する情報を、記憶部18に記憶されている退場用識別コードに対応付ける。
これに対して、使用済みとなった退場用識別コードに関する情報が送信されてきていない場合(ステップS104-NO)、サーバ1は、使用済みとなった退場用識別コードに関する情報が送信されてくるまでステップS104を繰り返す。
【0031】
図5は、ゲート端末3により実行される入退場管理処理の流れの一例を示すフローチャートである。
店舗に入場しようとする顧客が自動扉に近付くと(ステップS201-YES)、ゲート端末3は、自動扉を開く制御を行う(ステップS202)。これに対して、顧客が自動扉に近付いていない場合(ステップS201-NO)、ゲート端末3は、顧客が自動扉に近付くまでステップS201の処理を繰り返す。
【0032】
ゲート端末3は、店舗から退場しようとする顧客がゲート端末3に向けて顧客端末5をかざすと(ステップS203-YES)、顧客端末5に表示された退場用識別コードを読み取ることで取得し(ステップS204)、自動扉を開く制御を行う(ステップS205)。そして、ゲート端末3は、使用済みとなった退場用識別コードに関する情報をサーバ1に向けて送信して(ステップS206)、処理を終了させる(END)。これに対して、顧客がゲート端末3に向けて顧客端末5をかざしていない場合(ステップS203-NO)、ゲート端末3は、顧客がゲート端末3に向けて顧客端末5をかざすまでステップS203を繰り返す。
【0033】
図6(A)は、記憶部18に記憶されている対応情報の具体例を示す図である。
図6(A)に示すように、記憶部18には、店舗に入場した顧客に発生したイベントのイベント情報と、イベントの情報にあらかじめ関連付けられた対応情報とが対応付けられて記憶されている。例えば、顧客IDが「K001」である顧客に発生したイベントのイベント情報として、商品IDが「M001」である商品の決済処理が完了していることが示されている。また、イベントの情報にあらかじめ関連付けられた対応情報として、商品IDが「M001」である商品が年齢制限商品であることが示されている。また、例えば、顧客IDが「K002」である顧客に発生したイベントのイベント情報として、商品IDが「M002」である商品の決済処理が完了していることが示されている。また、イベントの情報にあらかじめ関連付けられた対応情報として、商品IDが「M002」である商品が店員による対応を必要とする商品(以下、「店員要対応商品」と呼ぶ。)であることが示されている。なお、それ以外の顧客情報およびイベント情報は、図7(A)に示すとおりである。
【0034】
図6(B)は、コード情報DB41に記憶されている情報の具体例を示す図である。
図6(B)に示すように、コード情報DB41には、生成された退場用識別コードに対応付けられた各種の情報が記憶されている。具体的には、決済日時、決済番号、使用履歴が対応付けられて記憶されている。例えば、生成された退場用識別コードである「E001」は、決済日時が「20XX/9/10」、決済番号が「L001」、使用履歴が「未使用」であることが示されている。また、例えば、生成された退場用識別コードである「E002」は、決済日時が「20XX/9/10」、決済番号が「L002」、使用履歴が「使用済」であることが示されている。なお、それ以外の退場用識別コードごとの使用済みとなった退場用識別コードに関する情報は、図6(B)に示すとおりである。
【0035】
図6(C)は、記憶部18に記憶されている対応情報の具体例を示す図である。
図6(C)に示すように、記憶部18には、店舗で販売されている商品ごとの商品情報が記憶されている。例えば、商品情報として、商品IDである「M001」には、単価(円)が「100」であること、およびイベントの情報にあらかじめ関連付けられた対応情報に対応する内容が「年齢制限商品」に該当することが示されている。また、例えば、商品IDである「M002」には、商品情報として、単価(円)が「200」であること、およびイベントの情報にあらかじめ関連付けられた対応情報に対応する内容が「店員要対応商品」に該当することが示されている。なお、それ以外の商品ごとの商品情報は、図6(C)に示すとおりである。
【0036】
(第2実施形態)
<概要>
本実施形態では、上述の実施形態の構成に加え、店舗に入場した顧客に関する情報(以下、「顧客情報」と呼ぶ。)が取得される。上述の実施形態では、顧客が誰であるかを特定することなく、その顧客の店舗からの退場を効率よく監視することができるが、本実施形態では、顧客が誰であるかを特定することでより厳密な監視が可能となる。また、店舗を利用する顧客の利便性も向上する。
【0037】
本実施形態において、サーバ1は、店舗に入場した顧客の顧客情報を取得する。そして、サーバ1は、顧客情報を記憶部18に記憶して管理する。顧客情報には、例えば、顧客の年齢、顧客の性別、不正行為を行うリスクが高い顧客、万引きについて前科前歴のある顧客(以下、「要注意顧客」と呼ぶ。)であることを示す情報(以下、「要注意顧客情報」と呼ぶ。)等が含まれる。なお、要注意顧客とされた顧客に対しては、毎回検査の対象としてもよいし、逆に、予め定められた回数の店舗における商品の購入に問題がなければ、要注意顧客から通常の顧客に変更されるようにしてもよい。
【0038】
顧客情報は、例えば、顧客が店舗に入場するときに取得されるようにしてもよい。この場合、例えば、顧客端末5に記憶されている顧客情報をゲート端末3が取得してもよい。具体的には、ゲート端末3が、顧客端末5に表示された2次元コードをゲート端末3が読み取り、その2次元コードに対応付けられた顧客情報を取得してもよし、近距離無線通信によって顧客情報を取得してもよい。
【0039】
また、顧客情報は、例えば、顧客の撮像画像の解析結果から推定される情報を顧客情報として取得してもよい。この場合、サーバ1は、ゲート端末3の撮像部(カメラ)で撮像された顧客の身体(例えば、顔)の撮像画像のデータを解析し、その顧客の顧客情報を推定する。推定される顧客情報としては、例えば、顧客の性別、年齢層(未成年であるかどうか等)等が挙げられる。このような顧客情報は、いわゆる一見客であっても取得できる。
【0040】
このように、店舗に入場した顧客の顧客情報が取得されることで、例えば、顧客が未成年であるという情報や、顧客が要注意顧客であるという情報等が、イベントの情報にあらかじめ関連付けられた対応情報として管理者端末2の表示部に表示させることが可能になる。また、イベントの情報にあらかじめ関連付けられた対応情報の内容に応じてゲート端末3に設けられたランプを点灯させてもよい。これにより、管理者による顧客の監視負担が軽減化される。この場合、ランプの点灯色に変化をもたせることで、ランプの点灯色からイベントの情報にあらかじめ関連付けられた対応情報の内容を把握できるようにしてもよい。
【0041】
また、店舗に入場した顧客の顧客情報が取得されることで、顧客情報を提供した顧客の顧客端末5に対し、店舗を利用する顧客の利便性の向上を支援するための情報(以下、「顧客支援情報」と呼ぶ。)を送信することが可能になる。顧客支援情報としては、例えば、顧客が享受できる特典(ポイント等)に関する情報、身体が不自由な顧客の行動支援のための情報、顧客に適した商品のレコメンドに関する情報、特定の顧客を限定のラウンジに入室させための情報、限定の商品を購入できるようにするための情報、特定の顧客のために事前準備されていた商品が存在することを示す情報、顧客が予約していたサービスが存在することを示す情報等が挙げられる。
なお、本実施形態における入退場管理装置のシステム構成、各端末のハードウェア構成、サーバ1の機能構成については、上述の実施形態と同様のため、説明を省略する。
【0042】
<処理内容>
図7は、店舗に入場した顧客の顧客情報が取得される場合に、サーバ1により実行される処理の流れの一例を示すフローチャートである。
サーバ1は、ゲート端末3から顧客情報が送信されてくると(ステップS301-YES)、送信されてきた顧客情報を取得し(ステップS302)、ステップS306に進む。これに対して、顧客情報が送信されてきていない場合(ステップS301-NO)、サーバ1の処理は、ステップS303に進む。
【0043】
サーバ1は、ゲート端末3から顧客の撮像画像のデータが送信されてくると(ステップS303-YES)、送信されてきた撮像画像のデータを取得し(ステップS304)、取得した撮像画像のデータを解析することで、その顧客の顧客情報を推定する(ステップS305)。そして、サーバ1は、顧客情報を記憶部18に記憶して管理する(ステップS306)。これに対して、撮像画像のデータが送信されてきていない場合(ステップS303-NO)、サーバ1の処理は、ステップS307に進む。
【0044】
サーバ1は、顧客端末5に向けて顧客支援情報を送信する(ステップS307)。その後、サーバ1は、セルフレジ端末4からイベント情報が送信されてくると(ステップS308-YES)、送信されてきたイベント情報を取得し(ステップS309)。取得したイベント情報を記憶部18に記憶して管理する(ステップS310)。これに対して、イベント情報が送信されてきていない場合(ステップS308-NO)、サーバ1は、イベント情報が送信されてくるまでステップS308の処理を繰り返す。なお、これ以降のサーバ1の処理は、上述の図4のステップS101からの処理と同様であるため、図示および説明を省略する。
【0045】
(具体例)
≪1.セルフスキャンアプリケーションでのチェックアウト用の二次元コードスキャン(購入した取引に紐づく二次元コード)≫
(1-1)セルフスキャン用の顧客端末5(例えば、スマートフォン)におけるアプリケーションでの決済完了後に、表示される二次元コードの読み取り、もしくは音波、電波等による通信によって、ゲートデバイス側が顧客端末5のアプリケーションから識別情報を受け取り、ゲートデバイスに接続されたタブレットやPC等のゲートデバイス制御用の端末(ゲート端末3)に送信する。制御用の端末では、識別情報を使って管理サーバ(サーバ1)に問合せすることで、従業員が顧客の買い上げ情報を参照し、酒等の年齢確認が必要な商品や薬等専門従業員が対応必要な商品の買上げ有無を確認して、接客対応を行う。
【0046】
(1-2)制御用端末は従業員を介さず、顧客自身が参照して操作できるセルフチェックアウトモードで使うこともできる。
【0047】
(1-3)また、端末による顧客のセルフスキャンにおける不正防止の観点から、上記の識別情報を取得するタイミングで、管理サーバ側で定義された間隔や確率に従って、買上げ商品の検査指示メッセージを制御用端末に表示して、従業員に検査の実施を促す。
【0048】
(1-4)また、制御用端末から顧客の識別情報を管理サーバ側に登録しておくことで、対象顧客に対しては毎回検査を行う対象とする設定を行うことができる。この登録は、従業員が主導で解除するか、一定の回数において対象顧客の買上げ時に問題がないことが確認されたら自動で解除することもできる。
【0049】
(1-5)コードを読み込ませずにゲートを通過した場合は、所定のセンサにより検知してLED点灯、音等により従業員に通知する。
【0050】
(1-6)チェックアウト用の二次元コードをゲートに読み込ませていない状態ではアプリケーション上で他の画面に遷移することが出来ない(アプリケーションを再起動しても再び二次元コードが表示される。この為、再度アプリケーションを使うことが出来ない)。チェックアウト用の二次元コードをゲートに読み込ませると、管理サーバ側で対象顧客、取引のロックが解除されて、再びアプリケーションでの商品スキャン・購入が出来るようになる。これにより不正なチェックアウト(退店等)を防止する。
【0051】
なお、上記の具体例では、管理サーバは、ゲート通過、所定のポイント、アカウントID、購買履歴、取引明細等の情報を記憶して、管理するものとする。
【0052】
≪2.セルフPOSでの決済後のレシート情報のスキャン≫
(2-1)セルフレジで出力されたレシートに印刷されたコード(バーコードまたは二次元コード等)を自動ゲートにスキャンすることにより、セルフPOS利用者の唯一の出口である自動ゲートを開けるとよい。セルフスキャンアプリケーションのチェックアウトゲートと共用も可能である。これにより、両方の出口、チェックアウト確認を一カ所にして従業員の作業負荷を軽減したり、店舗での設置面積の削減することができる。
【0053】
(2-2)レシート上のコードには、取引日時、取引番号等の識別子が含まれており、一度チェックアウトしたコードは管理サーバ側に記録される。これにより、外部から持ち込まれたレシートや古いレシート、既にチェックアウト済のレシートを使用したチェックアウトは不正とみなすことができる。これにより、セルフPOSで正しく決済が完了していないにも拘らず、チェックアウトまたは退店しようとする不正行使を防止、抑制することができる。
【0054】
(2-3)また、識別子を使って管理サーバに問合せすることにより、従業員が顧客の買い上げ情報を参照し、酒等の年齢確認が必要な商品や薬等専門従業員が対応必要な商品の買上げ有無を確認して、接客対応を行うとよい。
また、顧客へ声がけすべき内容または従業員へ表示する内容を、ゲートから音声で出力したり、またはゲートに設置される表示部に出力して、顧客に対して直接通知することができる。
【0055】
(2-4)ゲートにカメラ(例えば、年齢、性別など顧客属性を取得するためのAIカメラ)を設置する。そして、顧客がゲートを通過する時に、例えば、通過をトリガとして、カメラによって取得された顧客属性を、取引と紐づける。これにより、取引内容と顧客属性との紐付けを行うことができる。
また、セリュリティ上要注意である顧客(例えば、ブラックリスト対象の顧客)を自動的に上述のカメラが識別して、ゲート通過時に従業員にアラートを行ってもよい。
【0056】
(2-5)顧客が、コードを読み込ませずにゲートを通過した場合は、所定のセンサにより検知してLED点灯、音等により従業員に通知するとよい。
【0057】
≪3.チェックアウトゲート重量検査による商品の不正な未スキャンの検知、及びブラックリスト顧客自動登録による不正行動再発の抑止≫
(3-1)上述の(1-1),(2-1),(2-2)において、所定のゲートデバイス制御用端末は、顧客が購入した(スキャンした)商品の総重量、及び買い物カート・カゴの重量を上述のシステム(例えば、管理サーバ)から取得する。
【0058】
(3-2)ゲートデバイス制御用端末に接続された重量センサを用いて、商品が入った状態の顧客の買い物カート・カゴの重量を測定する。
【0059】
(3-3)上述の(3-2)の測定結果と、上述の(3-1)の重量とを比較して、重量の差異が一定の閾値を超えた場合に、顧客のスキャン漏れがあると判定し、ゲートデバイスのLED点灯や音などで、従業員と顧客に知らせると共に、ゲートデバイス制御用端末上に従業員向けのメッセージ(顧客の買上げ点数の確認作業など)を表示する。
【0060】
(3-4)従業員は確認作業の結果に対する回答(OKまたはNG)をゲートデバイス制御用端末に入力する。この情報は顧客IDと紐づけてサーバ上に履歴として記録される。
【0061】
(3-5)上述の(3-3)による検知回数、上述の(3-4)でNGとなった回数(両方の組み合わせも可能)が一定の閾値を超えた顧客IDは、ブラックリスト顧客(毎回、従業員に買い上げ点数の確認作業指示が発生する)として登録される。従業員は手動で対象顧客をブラックリスト顧客に登録/解除してもよい。
【0062】
なお、上記の具体例では、管理サーバは、ゲート通過、所定のポイント、アカウントID、購買履歴、取引明細、商品別重量、買い物カート重量、カゴ重量等の情報を記憶して、管理するものとする。
【0063】
≪4.チェックアウトゲートにおけるカメラセンサによる不正な商品未スキャンの検知、及びブラックリスト顧客自動登録による不正行動再発の抑止≫
(4-1)ゲートデバイス制御用端末に接続されたカメラを用いて、商品が入った状態の顧客の買い物カート・カゴの内容を撮影する。
【0064】
(4-2)上述の(1-1),(2-1),(2-2)において、上述のシステム側で取引番号に基づいて、顧客が購入した(セルフPOSでスキャンした)商品の数量、画像情報、商品寸法を取得する。
【0065】
(4-3)上述の(4-2)で撮影した画像情報と、上述の(4-1)の商品数量、商品画像、商品寸法、および機械学習により生成した分類器(例えば、AI)に基づいて、スキャン漏れがあると判定された場合には、ゲートデバイスのLED点灯や音などで従業員と顧客に知らせると共に、ゲートデバイス制御用端末上に従業員向けのメッセージ(顧客の買上げ点数の確認作業など)を表示する。
【0066】
(4-4)従業員は確認作業の結果に対する回答(OKまたはNG)をゲートデバイス制御用端末に入力する。この情報は顧客IDと紐づけてサーバ上に履歴として記録される。
【0067】
(4-5)上述の(4-3)による検知回数、上述の(4-4)でNGとなった回数(両方の組み合わせも可能)が一定の閾値を超えた顧客IDは、ブラックリスト顧客(毎回、従業員に買い上げ点数の確認作業指示が発生する)として登録される。従業員は手動で対象顧客をブラックリスト顧客に登録/解除してもよい。
【0068】
なお、上記の具体例では、管理サーバは、ゲート通過、所定のポイント、アカウントID、購買履歴、取引明細、商品別重量、買い物カート重量、カゴ重量等の情報を記憶して、管理するものとする。
【0069】
≪5.チェックインゲートでの顧客の端末におけるアプリケーションのコードスキャン≫
(5-1)店舗入り口やブース入り口で、顧客の端末におけるアプリケーション上の、顧客を識別するコード(二次元コードまたはバーコード等)をスキャンする。
【0070】
(5-2)この識別子を管理サーバに問い合わせて、顧客の情報を取得して端末画面に表示する。表示される情報に基づいて従業員が顧客に適したサービスを提供する。顧客に適したサービスとしては、顧客に適した商品のレコメンド、特別会員限定ラウンジへの入室許可、特別会員限定商品の販売等が挙げられる。
【0071】
(5-3)また、該当の顧客が利用可能なサービスを自動判定できる場合は、判定結果を顧客の端末画面に表示すると共に、利用可否についてゲートデバイスのLEDランプの色によって顧客にサービスの利用可否を通知するとよい(例えば、緑は利用可能、赤は利用不可等)。
【0072】
(5-4)また、上述の管理サーバから従業員の端末に通知を送り、特定の顧客(特別会員等)のゲートデバイスの利用を従業員に知らせることで、顧客に対する接客業務の準備や接客を行うことを促してもよい(例えば、事前注文されていた商品を渡す準備、子役が予約していたサービスを提供する準備等)。
【0073】
なお、上記の具体例では、管理サーバは、ゲート通過、所定のポイント、アカウントID、購買履歴、取引明細、レコメンド情報、会員ランク、利用可能サービス等の情報を記憶して、管理するものとする。
【0074】
(実施形態の有利な効果)
上述の実施形態によれば、店舗においてユーザに発生した所定のイベントに対応して、退場ゲートにおいて適切な対応を行うことができる。
また、上述の実施形態によれば、従業員を介さず直接ユーザに所定の対応を行うこともできる。
また、上述の実施形態によれば、特に、要注意ユーザ等に対して、効果的・効率的に不正防止等の適切な対応を行うことができる。また、効果的に予定の対象エリアからの不正な退出を抑止することができる。
また、上述の実施形態によれば、セルフレジによるセルフ決済をしたユーザについても同様の退場対応を行うことができる。また、例えば、外部から持ち込まれたレシートや、古いレシート、チェックアウト済みのレシートを使用した退出行為を不正として適切に対応することができる。
また、上述の実施形態によれば、ユーザの入場時にユーザに適切な情報提供を行ったり管理者に適切な対応を行わせたりすることができる。
また、上述の実施形態によれば、ユーザの買い上げ点数の読み上げによりセルフレジでの過少申告等をけん制したり、年齢確認が必要な商品を購入した顧客への適切な声がけが可能となる。
また、上述の実施形態によれば、セルフレジでは不可能なユーザ属性情報と買物内容の紐づけが可能となる(販売可能なマーケティングデータの収集が可能となる)。
【0075】
(変形例)
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
【0076】
例えば、上述の実施形態では、入退場管理システムの適用対象として店舗について説明しているが、入退場管理システムは、店舗のみならず、人の入退場を管理できるあらゆる施設や場所に適用することができる。
【0077】
また、上述の実施形態では、管理者による監視の対象が店舗から退場しようとする顧客であることが前提とされているが、これに限定されない。例えば、店舗に入場して退場し得る顧客以外の人を監視の対象にすることもできる。店舗に入場して退場し得る顧客以外の人としては、例えば、店舗の店員、店舗に商品を納入する納入業者等が挙げられる。
【0078】
また、上述の実施形態では、顧客端末5の表示部に表示された退場用識別コードをゲート端末3に読み取らせる構成となっているが、これに限定されない。例えば、顧客端末5とゲート端末3との間の近距離無線通信により退場用識別コードのやり取りがなされてもよい。また、顧客端末5の表示部に退場用識別コードを表示させることなく、セルフレジ端末4から発行される領収証に退場用識別コードを印字することで出力されるようにしてもよい。この場合、サーバ1からセルフレジ端末4に向けて退場用識別コードが送信される。退場用識別コードが領収証に印字される場合、顧客は、退場用識別コードが印字された領収証をゲート端末3にかざす。すると、ゲート端末3の読取部が、領収証に印字された退場用識別コードの読み取りを行う。これにより、ゲート端末3が退場用識別コードを取得し、自動扉を開く制御を行う。
【0079】
セルフレジで出力された領収証に印刷された退場用識別コードを退場ゲートでスキャンして、セルフレジ利用者の唯一の出口とする。セルフスキャン用の退場ゲートと共用することも可能でさり、出口、決済確認を一カ所にして従業員の作業負荷を軽減したり、店舗内設置面積を削減したりすることが出来る。
領収証のコードには取引日時、取引番号等の識別子が含まれており、一度決済したコードはサーバ側に記録される。これにより、外部から持ち込まれた領収証や古い領収証、既に決済が済んでいる領収証を使用した決済は不正とみなすことができる。これにより、セルフレジで正しく決済が完了していないにも拘らず、決済を終了し退店しようとする不正行使を防止、抑制する。
【0080】
また、上述の実施形態では、商品の決済処理を行うセルフレジ端末4からイベント情報が送信されるが、これに限定されない。イベント情報は、商品の決済処理のみならず、店舗における顧客のあらゆる行動を対象にすることができる。例えば、店舗で商品を購入しなかった顧客が、店舗から退場する際、顧客端末5に対する所定の入力操作を行うと、サーバ1から顧客端末5に向けて退場用識別コードが送信されるようにしてもよい。また、店舗の店内で駐車料金を精算する処理が完了すると、退場用識別コードが発行されるようにしてもよい。この場合、退場用識別コードの発行は、サーバ1から顧客端末5に向けて退場用識別コードを送信する手法や、駐車料金の精算が完了したことを証する媒体(例え、駐車券)に退場用識別コードを印字する手法等により行われる。
【0081】
また、入退場管理システムの構成、サーバ1およびゲート端末3各々のハードウェア構成は、いずれも例示に過ぎず、特に限定されない。また、サーバ1、管理者端末2、ゲート端末3、セルフレジ端末4、および顧客端末5の各々の機能構成も例示に過ぎず、特に限定されない。上述した処理を全体として実行できる機能が入退場管理システムに備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能構成を用いるかは上述の実施形態に限定されない。
【0082】
また、サーバ1の処理のステップ、管理者端末2の処理のステップ、ゲート端末3の処理のステップ、およびサーバ1の処理のステップの順序も例示に過ぎず、特に限定されない。図示されたステップの順序に沿って時系列的に行われる処理だけではなく、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別的に行われてもよい。また、具体例も一例に過ぎず、特に限定されない。例えば、商品情報のうち監視支援情報に対応する内容には、1人の顧客が購入できる数量が予め定められている商品に関する情報、アレルギー物質に関する情報、ハラルフードに関する情報等を含めることで、管理者から顧客に向けて顧客支援情報を提供(すなわち、購入商品の成分等に関する情報の報知)できるようにしてもよい。
【0083】
また、上述の入退場管理システムを構成するサーバ1、管理者端末2、ゲート端末3、セルフレジ端末4、および顧客端末5-1乃至5-nの各々の上述の処理は一例であり、入退場管理システム全体として上述の処理を実現させる機能を備えていればよい。このため、上述の処理を実現させる機能のうち、一部または全部を入退場管理システム内で分担してもよいし協働してもよい。すなわち、サーバ1の機能の一部または全部を、入退場管理システム内の他の情報処理装置等の機能としてもよいし、入退場管理システム内の他の情報処理装置等の機能の一部または全部をサーバ1の機能としてもよい。さらに、サーバ1の機能の一部または全部を、図示せぬ他のサーバ等に移譲してもよい。これにより、入退場管理システム全体としての処理が促進され、また、処理を補完し合うことも可能となる。
【0084】
(その他)
また例えば、上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。換言すると、上述の機能的構成は例示に過ぎず、特に限定されない。即ち、上述した一連の処理を全体として実行できる機能が情報処理システムに備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能ブロックを用いるのかは特に上述の例に限定されない。また、機能ブロックの存在場所も、特に限定されず、任意でよい。例えば、サーバの機能ブロックを他の装置等に移譲させてもよい。逆に他の装置の機能ブロックをサーバ等に移譲させてもよい。また、一つの機能ブロックは、ハードウェア単体で構成してもよいし、ソフトウェア単体で構成してもよいし、それらの組み合わせで構成してもよい。
【0085】
一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、コンピュータ等にネットワークや記録媒体からインストールされる。コンピュータは、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータであってもよい。また、コンピュータは、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能なコンピュータ、例えばサーバの他汎用のスマートフォンやパーソナルコンピュータであってもよい。
【0086】
このようなプログラムを含む記録媒体は、ユーザ等にプログラムを提供するために装置本体とは別に配布される図示せぬリムーバブルメディアにより構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザ等に提供される記録媒体等で構成される。プログラムはネットワークを介して配信可能であることから、記録媒体は、ネットワークに接続された、或いは接続可能なコンピュータに搭載、或いはアクセス可能なものであってもよい。
【0087】
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、その順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。また、本明細書において、システムの用語は、複数の装置や複数の手段等より構成される全体的な装置を意味するものとする。
【0088】
換言すると、本発明が適用される情報処理装置は、次のような構成を有する各種各様の実施形態を取ることができる。
すなわち、(1)所定の対象エリア(例えば、店舗)に入場したユーザの端末(例えば、スマートフォン)から所定のイベント(例えば、セルフスキャンによる買物)の発生を通知する情報を取得したことに応じて、前記所定のイベントの情報を記憶するとともに、所定の退場用識別コード(例えば、二次元コード、近距離無線通信用コード等)を出力するための情報を前記ユーザの端末に送信する退場用識別コード出力手段と、前記所定の対象エリアの退場ゲートが、前記所定の退場用識別コードを受け付けたことに応じて、前記所定のイベントの情報にあらかじめ関連付けられた対応情報(例えば、年齢確認指示、専門従業員対応指示等)を出力するための情報を前記所定の対象エリアの管理者の端末(例えば、退場ゲートに接続されたタブレット、退場ゲート制御用の端末)に送信する退場制御手段と、を有する情報処理装置である。
これにより、所定の対象エリアにおいてユーザに発生した所定のイベントに対応して、退場ゲートにおいて適切な対応を行うことができる。
【0089】
また、(2)前記退場制御手段は、前記ユーザの端末に直接前記対応情報を出力するための情報を送信するとよい。
これにより、従業員を介さず直接ユーザに所定の対応を行うことができる。
【0090】
また、(3)前記退場制御手段は、特定のタイミング(例えば、所定の間隔や確率)で前記対応情報の送信の要否を制御するとよい。
これにより、効果的・効率的に不正防止等の適切な対応を行うことができる。
【0091】
また、(4)前記退場制御手段は、特定のユーザ(例えば、要注意ユーザ)について前記対応情報の送信の要否を制御するとよい。
これにより、要注意ユーザ等に対して効果的・効率的に不正防止等の適切な対応を行うことができる。
【0092】
また、(5)前記退場ゲートが、前記ユーザが前記所定の退場用識別コードを受け付けずに退場したことを検知したことに応じて、所定の警告(例えば、LEDの点灯、音等)を出力する警告手段をさらに有するとよい。
これにより、効果的・効率的に不正防止等の適切な対応を行うことができる。
【0093】
また、(6)前記所定の退場用識別コードを出力するための情報の送信後、前記退場ゲートが前記所定の退場用識別コードを受け付けるまでの間、前記ユーザの端末の所定の機能(例えば、所定の退場用識別コードの表示以外の買い物等の機能)の実行を制限するユーザ端末機能制限手段をさらに有するとよい。
これにより、効果的に予定の対象エリアからの不正な退出を抑止することができる。
【0094】
また、(7)前記退場用識別コード出力手段は、前記ユーザからセルフ決済の操作を受け付けたことに応じてセルフレジから前記退場用識別コードを出力するとよい。
これにより、セルフレジによるセルフ決済をしたユーザについても同様の退場対応を行うことができる。
【0095】
また、(8)前記退場用識別コード出力手段は、前記退場用識別コードに前記イベントを特定する情報を含めて出力し、前記退場制御手段は、前記退場ゲートが前記退場用識別コードを受け付けたことに応じて、前記イベントを特定する情報に前記ユーザが退場したことを示す情報を関連付けて記憶し、前記警告手段は、前記退場ゲートが、前記ユーザが退場したことを示す情報が関連付けられた前記退場用識別コードを受け付けたことに応じて、所定の警告を出力する判断するとよい。
これにより、例えば外部から持ち込まれたレシートや、古いレシート、チェックアウト済みのレシートを使用した退出行為を不正として適切に対応することができる。
【0096】
また、(9)前記所定の対象エリアの入場ゲートが、前記ユーザの端末から前記ユーザを識別するコードを受け付けたことに応じて、前記ユーザが受け取ることができる特典情報を出力するための情報を前記ユーザの端末又は前記管理者の端末に送信する入場制御手段をさらに有するとよい。
これにより、ユーザの入場時にユーザに適切な情報提供を行ったり管理者に適切な対応を行わせたりすることができる。
【0097】
また、(10)前記退場用識別コード出力手段は、前記ユーザの購入した内容に関する情報を含めて前記所定の退場用識別コードを出力し、前記退場制御手段は、前記ユーザの購入した内容に関する所定の出力(例えば、買い上げ点数の読み上げ、お酒等の年齢制限品の買い上げ情報の表示等)を制御するとよい。
これにより、ユーザの買い上げ点数の読み上げによりセルフレジでの過少申告等をけん制したり、年齢確認が必要な商品を購入した顧客への適切な声がけが可能となる。
【0098】
また、(11)前記ユーザの属性情報(性別、年齢等)を検知するユーザ属性検知手段(例えばAIカメラ等)をさらに有し、前記退場制御手段は、前記ユーザの属性情報と前記ユーザの購入した情報を関連付けて記憶するとよい。
これにより、セルフレジでは不可能なユーザ属性情報と買物内容の紐づけが可能となる(販売可能なマーケティングデータの収集が可能となる)。
【0099】
また、本発明が適用される情報処理方法は、次のような構成を有する各種各様の実施形態を取ることができる。
すなわち、(12)所定の対象エリアに入場したユーザの端末から所定のイベントの発生を通知する情報を取得したことに応じて、前記所定のイベントの情報を記憶するとともに、所定の退場用識別コードを出力するための情報を前記ユーザの端末に送信する退場用識別コード出力ステップと、前記所定の対象エリアの退場ゲートが、前記所定の退場用識別コードを受け付けたことに応じて、前記所定のイベントの情報にあらかじめ関連付けられた対応情報を出力するための情報を前記所定の対象エリアの管理者の端末に送信する退場制御ステップと、を有する情報処理方法である。
【0100】
また、本発明が適用されるコンピュータプログラムは、次のような構成を有する各種各様の実施形態を取ることができる。
すなわち、(13)所定の対象エリアに入場したユーザの端末から所定のイベントの発生を通知する情報を取得したことに応じて、前記所定のイベントの情報を記憶するとともに、所定の退場用識別コードを出力するための情報を前記ユーザの端末に送信する退場用識別コード出力ステップと、前記所定の対象エリアの退場ゲートが、前記所定の退場用識別コードを受け付けたことに応じて、前記所定のイベントの情報にあらかじめ関連付けられた対応情報を出力するための情報を前記所定の対象エリアの管理者の端末に送信する退場制御ステップと、をコンピュータによって実行させるためのコンピュータプログラム。
【符号の説明】
【0101】
1:サーバ、2:管理者端末、3:ゲート端末、4:セルフレジ端末、5:顧客端末
11:CPU、18:記憶部、19:通信部
31:取得部、32:退場用識別コード出力部、33:退場制御部、34:警告部、35:ユーザ端末機能制限部、36:入場制御部、37:ユーザ属性検知部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7