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特開2023-106230提案装置、提案方法および提案プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023106230
(43)【公開日】2023-08-01
(54)【発明の名称】提案装置、提案方法および提案プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06F 16/953 20190101AFI20230725BHJP
   G06Q 50/10 20120101ALI20230725BHJP
   H04L 67/55 20220101ALI20230725BHJP
【FI】
G06F16/953
G06Q50/10
H04L67/55
【審査請求】有
【請求項の数】14
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022007437
(22)【出願日】2022-01-20
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2023-01-24
(71)【出願人】
【識別番号】319013263
【氏名又は名称】ヤフー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】金子 剛志
(72)【発明者】
【氏名】今野 彩音
(72)【発明者】
【氏名】冨永 大二朗
(72)【発明者】
【氏名】▲会▼田 弘臣
(72)【発明者】
【氏名】松井 翔悟
【テーマコード(参考)】
5B175
5L049
【Fターム(参考)】
5B175GA02
5L049CC11
(57)【要約】
【課題】ユーザの利便性を高めることができる提案装置、提案方法および提案プログラムを提供すること。
【解決手段】本願に係る提案装置は、判定部と、表示提供部とを備える。判定部は、所定のコンテンツにおけるクエリ入力時に、入力されたクエリに対応するキーワードが存在するか否かを判定する。表示提供部は、キーワードが存在すると判定された場合、キーワードに対応するランキングの表示を提案する提案コンテンツをクエリ入力時にユーザ端末に表示する。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定のコンテンツにおけるクエリ入力時に、入力されたクエリに対応するキーワードが存在するか否かを判定する判定部と、
前記キーワードが存在すると判定された場合、前記キーワードに対応するランキングの表示を提案する提案コンテンツをクエリ入力時にユーザ端末に表示する表示提供部と
を備える提案装置。
【請求項2】
前記判定部は、
入力されたクエリとの関係性が所定の閾値を超えるカテゴリが存在するか否かをさらに判定し、
前記表示提供部は、
前記カテゴリが存在すると判定された場合、前記カテゴリに対応するランキングの表示を提案する前記提案コンテンツをクエリ入力時に前記ユーザ端末に表示する
請求項1に記載の提案装置。
【請求項3】
前記ユーザ端末の画面は、
前記入力されたクエリが表示される入力クエリ領域と、前記入力されたクエリに基づいた予測クエリの候補が表示される候補クエリ領域とを含み、
前記表示提供部は、
前記候補クエリ領域に前記提案コンテンツを表示する
請求項1または2に記載の提案装置。
【請求項4】
前記表示提供部は、
前記候補クエリ領域に前記予測クエリと並べて前記提案コンテンツを表示する
請求項3に記載の提案装置。
【請求項5】
前記提案コンテンツは、
テキスト形式で表示され、
前記表示提供部は、
前記予測クエリとは表示態様が異なるテキストで前記提案コンテンツを表示する
請求項3または4に記載の提案装置。
【請求項6】
前記提案コンテンツは、
遷移先となるランキング結果の一部を示すコンテンツを含み、
前記表示提供部は、
前記ランキング結果の一部を前記候補クエリ領域に重畳して表示する
請求項3~5のいずれか1つに記載の提案装置。
【請求項7】
前記ランキング結果の一部を示すコンテンツは、
ランキング対象の画像を含む
請求項6に記載の提案装置。
【請求項8】
前記ランキング結果の一部を示すコンテンツは、
前記ユーザ端末の画面におけるユーザの操作位置が前記提案コンテンツの表示領域に位置している場合に表示する
請求項6または7に記載の提案装置。
【請求項9】
前記表示提供部は、
前記ランキング結果の一部が選択された場合、前記ユーザ端末の画面を、選択されたランキングのコンテンツに遷移させる
請求項6~8のいずれか1つに記載の提案装置。
【請求項10】
前記表示提供部は、
ユーザのネットワークにおける行動に基づいて、前記候補クエリ領域での前記提案コンテンツの表示位置を決定する
請求項3~9のいずれか1つに記載の提案装置。
【請求項11】
前記ネットワークにおける行動は、
ランキングに関するコンテンツの閲覧履歴を含む
請求項10に記載の提案装置。
【請求項12】
前記表示提供部は、
前記入力されたクエリに基づいて当該クエリとランキングとの関連度を推定し、前記関連度に基づいて前記表示位置を決定する
請求項10または11に記載の提案装置。
【請求項13】
コンピュータが実行する提案方法であって、
所定のコンテンツにおけるクエリ入力時に、入力されたクエリに対応するキーワードが存在するか否かを判定する判定工程と、
前記キーワードが存在すると判定された場合、前記キーワードに対応するランキングの表示を提案する提案コンテンツをクエリ入力時にユーザ端末に表示する表示提供工程と
を含む提案方法。
【請求項14】
所定のコンテンツにおけるクエリ入力時に、入力されたクエリに対応するキーワードが存在するか否かを判定する判定手順と、
前記キーワードが存在すると判定された場合、前記キーワードに対応するランキングの表示を提案する提案コンテンツをクエリ入力時にユーザ端末に表示する表示提供手順と
をコンピュータに実行させる提案プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、提案装置、提案方法および提案プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、例えば、検索サービス等のように、検索用のクエリを入力することで、クエリに応じた検索結果等のコンテンツを提供する技術がある。この種の技術では、所望の検索結果を得やすくするため、入力したクエリに基づき予測したクエリ候補を表示する技術がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2020-129192号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の技術は、クエリ候補を予測して表示しているに過ぎず、ユーザのサービスにおける利便性を高める点で改善の余地があった。
【0005】
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、ユーザの利便性を高めることができる提案装置、提案方法および提案プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本願に係る提案装置は、判定部と、表示提供部とを備える。前記判定部は、所定のコンテンツにおけるクエリ入力時に、入力されたクエリに対応するキーワードが存在するか否かを判定する。前記表示提供部は、前記キーワードが存在すると判定された場合、前記キーワードに対応するランキングの表示を提案する提案コンテンツをクエリ入力時にユーザ端末に表示する。
【発明の効果】
【0007】
実施形態の一態様によれば、ユーザの利便性を高めることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1図1は、実施形態に係る提案装置が実行する処理を示す図である。
図2図2は、実施形態に係る提案システムの構成例を示す図である。
図3図3は、実施形態に係る提案装置の構成例を示す図である。
図4図4は、ユーザ情報の一例を示す図である。
図5図5は、カテゴリ情報の一例を示す図である。
図6図6は、提案コンテンツの一例を示す図である。
図7図7は、実施形態に係る提案装置が実行する提案処理の処理手順を示すフローチャートである。
図8図8は、ハードウェア構成の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本願に係る提案装置、提案方法および提案プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と記載する)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る提案装置、提案方法および提案プログラムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
【0010】
(実施形態)
まず、図1を用いて、実施形態に係る提案装置が実行する処理について説明する。図1は、実施形態に係る提案装置が実行する処理を示す図である。なお、図1では、実施形態に係る提案装置1を含む提案システムSの動作例を示している。図1に示すように、実施形態に係る提案システムSは、提案装置1と、ユーザ端末100とを含む。
【0011】
図1では、ユーザがユーザ端末100を介してクエリ入力の可能なコンテンツを利用している例を示している。クエリ入力の可能なコンテンツは、例えば、検索サービスや、ショッピングサービス等である。
【0012】
実施形態に係る提案装置1は、提案方法を実行することで、上記のコンテンツを利用する際のユーザの利便性を向上させる。具体的には、実施形態に係る提案方法では、所定のコンテンツにおけるクエリ入力時に、入力されたクエリに関連するカテゴリを特定し、かかるカテゴリに対応するランキングの表示を提案する提案コンテンツをユーザ端末100に表示する。
【0013】
以下、図1を用いて、実施形態に係る提案方法を実行することで行われる提案装置1の処理例について詳細に説明する。
【0014】
まず、実施形態に係る提案装置1は、ユーザ端末100においてユーザが入力中のクエリを取得する(ステップS1)。図1に示す例では、入力されたクエリは、ユーザ端末100の画面に含まれるクエリ入力領域110に表示される。なお、図1では、「ABショップ」というクエリが入力された例を示している。
【0015】
つづいて、提案装置1は、取得したクエリとの関係性が所定の閾値を超えるカテゴリが存在するか否かを判定する(ステップS2)。例えば、図1に示す例では、提案装置1は、クエリ「ABショップ」と、ストアである「ABショップ」との文字列の一致度(関係性の一例)が閾値を超える場合、クエリ「ABショップ」のカテゴリとして「ストア」が存在すると判定する。
【0016】
つづいて、提案装置1は、特定のカテゴリが存在すると判定された場合、かかるカテゴリに対応するランキングの表示を提案する提案コンテンツを生成する(ステップS3)。図1に示す例では、提案装置1は、カテゴリ「ストア」が存在すると判定した場合、ストアであるABショップで販売している商品や役務に関するランキング(例えば、売上ランキング)の表示を提案する提案コンテンツを生成する。生成される提案コンテンツは、かかるランキングのコンテンツへ遷移するためのアドレス情報が含まれる。また、図1に示すように、提案装置1は、ユーザによって入力されたクエリ「ABショップ」のテキストと、ランキングの表示へ遷移することを示すテキスト「ランキング」とを含む表示部品を提案コンテンツとして生成する。
【0017】
なお、図1に示す例では、提案装置1は、存在するカテゴリが1つであるため、1つのランキングに関する提案コンテンツを生成する例を示したが、存在するカテゴリが複数である場合、各カテゴリに関する提案コンテンツをそれぞれ生成してもよい。
【0018】
また、提案装置1は、提案コンテンツとして、ランキング結果の一部を示すコンテンツを生成可能であるが、かかる点や、他の提案コンテンツ例については、図6で後述する。
【0019】
つづいて、提案装置1は、生成した提案コンテンツをクエリ入力時にユーザ端末100に表示する(ステップS4)。図1に示すように、提案装置1は、ユーザ端末100の画面に表示された候補クエリ領域120に生成した提案コンテンツを表示する。候補クエリ領域120は、例えば、入力されたクエリに基づいた予測クエリが表示される領域である。図1に示す例では、候補クエリ領域120には、上から「ABショップ すべてのカテゴリ」、「ABショップ ランキング」、「ABショップ オンラインショップ店」および「ABショップ オンラインショップ」が表示されている。
【0020】
「ABショップ すべてのカテゴリ」は、すべてのカテゴリを対象としてクエリ「ABショップ」の検索結果を表示することを示す。「ABショップ ランキング」は、上記した提案コンテンツであり、ランキングを表示することを示す。「ABショップ オンラインショップ店」は、ABショップの特定店舗(オンラインショップ店)のコンテンツ(ホームページ等)を表示することを示す。「ABショップ オンラインショップ」は、クエリ「ABショップ」に基づいた予測クエリの候補であることを示す。
【0021】
また、図1に示すように、提案装置1は、候補クエリ領域120に予測クエリと並べて提案コンテンツを表示する。これにより、提案コンテンツを表示するための新たな表示領域を新設する必要がないため、設計コストを下げることができる。
【0022】
さらに、図1に示すように、提案装置1は、予測クエリとは表示態様が異なるテキストで提案コンテンツを表示する。図1に示す例では、予測クエリ「ABショップ オンラインショップ」が横並びの態様で表示され、提案コンテンツ「ABショップ ランキング」は縦に並べた態様(改行した状態)で表示される。さらに、「ABショップ ランキング」のうち「ランキング」は、予測クエリのテキストよりも小さい文字サイズで表示される。なお、「ランキング」は、文字色が異なってもよい。このように、予測クエリと異なる表示態様のテキストで提案コンテンツを表示することで、ユーザがランキングの表示であることを容易に判別することができる。
【0023】
また、図1に示すように、提案コンテンツは、ランキングであることを示すマーク(王冠マーク)が表示される。これにより、ユーザがランキングの表示であることをより容易に判別することができる。
【0024】
そして、提案装置1は、提案コンテンツ「ABショップ ランキング」が選択された場合には、提案コンテンツに含まれるアドレス情報に基づいてランキング結果のコンテンツに遷移する。
【0025】
つまり、提案装置1は、入力クエリに基づいた検索結果に遷移するのではなく、直接ランキングのコンテンツに遷移するための提案コンテンツを表示する。これにより、クエリにより表示された検索結果からランキングのコンテンツを探す手間が省けるため、ユーザのネットワーク上における行動の導線を短くすることができる。すなわち、ユーザの利便性を高めることができる。
【0026】
なお、上述した実施形態では、入力クエリに対応するカテゴリが存在する場合に、カテゴリに対応するランキングの表示を提案する提案コンテンツを表示する例を示したが、例えば、入力クエリに対応するキーワードに対応するランキングの表示を提案する提案コンテンツを表示してもよい。
【0027】
具体的には、提案装置1は、入力クエリに対応するキーワードが存在するか否かを判定し、キーワードが存在すると判定した場合に、キーワードに対応するランキングの表示を提案する提案コンテンツを表示する。
【0028】
キーワードの存在は、例えば、入力クエリから予測したワードが特定の固有名詞や、商品名、サービス名等と類似するまたは一致する場合に、かかるワードをキーワードとして判定可能である。
【0029】
なお、入力クエリそのものをキーワードして判定してもよく、入力クエリから予測したワードの類語をキーワードとして判定してもよい。
【0030】
次に、図2を用いて、実施形態に係る提案システムSの構成例について説明する。図2は、実施形態に係る提案システムSの構成例を示すブロック図である。図2に示すように、実施形態に係る提案システムSは、提案装置1と、ユーザ端末100と、コンテンツサーバ200とがネットワークNに対して有線又は無線により接続される。ネットワークNは、例えば、インターネット、WAN(Wide Area Network)、LAN(Local Area Network)等のネットワークである。
【0031】
提案装置1は、コンテンツを利用するユーザに対してクエリの入力に関する各種情報を提案する情報処理装置である。たとえば、提案装置1は、サーバ装置やクラウドシステムなどにより実現される。
【0032】
また、提案装置1は、各ユーザに対して、オンラインで何らかのWebサービスを提供する情報処理装置であってもよい。例えば、提案装置1は、Webサービスとして、インターネット接続、検索サービス、SNS(Social Networking Service)、電子商取引(EC:Electronic Commerce)、電子決済、オンラインゲーム、オンラインバンキング、オンライントレーディング、宿泊・チケット予約、動画・音楽配信、ニュース、地図、ルート検索、経路案内、路線情報、運行情報、天気予報等のサービスを提供してもよい。実際には、提案装置1は、上記のようなWebサービスを提供する各種サーバと連携し、Webサービスを仲介してもよいし、Webサービスの処理を担当してもよい。
【0033】
ユーザ端末100は、コンテンツを利用するユーザが管理する情報処理装置である。ユーザ端末100は、例えば、デスクトップ型またはノート型のパーソナルコンピュータ、スマートフォン、タブレット、PDA(Personal Digital Assistant)などの任意の情報処理端末により実現される。
【0034】
また、ユーザ端末100は、ユーザが入力したクエリを提案装置1へ送信したり、提案装置1から受信したコンテンツを表示したりする。
【0035】
コンテンツサーバ200は、各種コンテンツをユーザへ提供する情報処理装置である。コンテンツサーバ200は、サーバ装置やクラウドシステムなどにより実現される。コンテンツサーバ200により提供されるコンテンツは、例えば、インターネット接続、検索サービス、SNS(Social Networking Service)、電子商取引(EC:Electronic Commerce)、電子決済、オンラインゲーム、オンラインバンキング、オンライントレーディング、宿泊・チケット予約、動画・音楽配信、ニュース、地図、ルート検索、経路案内、路線情報、運行情報、天気予報等のコンテンツである。より具体的には、コンテンツサーバ200は、提案コンテンツによって指定されたランキングのコンテンツをユーザ端末100へ提供する。
【0036】
次に、図3を参照して、提案装置1の構成例について説明する。
【0037】
図3は、実施形態に係る提案装置1の構成例を示す図である。図3に示されるように、提案装置1は、通信部2と、制御部3と、記憶部4とを有する。制御部3は、取得部31と、判定部32と、生成部33と、表示提供部34とを備える。記憶部4は、ユーザ情報41と、カテゴリ情報42とを記憶する。
【0038】
通信部2は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。通信部2は、有線または無線によりネットワーク網と接続される。
【0039】
制御部3は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)等のプロセッサによって、提案装置1内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(提供プログラムの一例に相当)がRAM等を作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部3は、コントローラ(controller)であり、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、GPGPU(General Purpose Graphic Processing Unit)等の集積回路により実現されてもよい。
【0040】
記憶部4は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。
【0041】
ユーザ情報41は、ユーザに関する情報である。図4は、ユーザ情報41の一例を示す図である。図4に示すように、ユーザ情報41は、「ユーザID」、「属性情報」、「行動履歴」等の項目を含む。
【0042】
「ユーザID」は、ユーザを識別する識別情報である。「属性情報」は、ユーザの属性に関する情報であり、サイコグラフィック属性や、デモグラフィック属性等を含む。「行動履歴」は、ユーザの行動に関する履歴情報である。行動履歴は、例えば、ネットワークにおけるユーザの行動(検索行動や購買行動、コンテンツ閲覧行動)の履歴を含む。
【0043】
カテゴリ情報42は、カテゴリに関する情報である。図5は、カテゴリ情報42の一例を示す図である。図5に示すように、カテゴリ情報42は、「カテゴリID」、「カテゴリ」、「名称」等の項目を含む。
【0044】
「カテゴリID」は、カテゴリを識別する識別情報である。「カテゴリ」は、カテゴリの名称を示す情報である。「名称」は、カテゴリに関係する対象の具体的な名称である。
【0045】
次に、提案装置1の制御部3の各機能(取得部31、判定部32、生成部33および表示提供部34)について説明する。
【0046】
取得部31は、ユーザ端末100にユーザが入力中のクエリを取得する。クエリの取得タイミングは、例えば、クエリであるテキストの入力が途切れたタイミングである。言い換えれば、取得部31は、ユーザがクエリを入力してから、入力完了操作(例えば、検索を実行する検索ボタンの押下等)を行うまでの期間にクエリを取得する。
【0047】
あるいは、取得部31は、ユーザがクエリとなるテキストの入力を開始してから一定間隔でクエリを取得してもよい。
【0048】
判定部32は、所定のコンテンツにおけるクエリ入力時に、入力されたクエリとの関係性が所定の閾値を超えるカテゴリが存在するか否かを判定する。具体的には、判定部32は、カテゴリ情報42におけるカテゴリや名称と、入力されたクエリとのテキストの一致度が閾値を超えるか否かによりカテゴリの存在を判定する。
【0049】
例えば、判定部32は、カテゴリ情報42における名称と、入力されたクエリとの一致度が閾値を超える場合、かかる名称に紐付いたカテゴリが入力されたクエリのカテゴリとして存在すると判定する。
【0050】
また、判定部32は、カテゴリ情報42におけるカテゴリと、入力されたクエリとの一致度が閾値を超える場合、入力されたクエリのカテゴリが存在と判定する。かかる場合、判定部32は、入力クエリと一致したカテゴリ以外に、かかるカテゴリの上位概念(または下位概念)のカテゴリが存在すると判定してもよい。
【0051】
なお、判定部32は、複数のカテゴリが存在する場合には、判定結果として複数のカテゴリが存在すると生成部33へ出力してもよく、複数のカテゴリのうち、いずれか1つ(あるいは複数)のカテゴリに絞って生成部33へ出力してもよい。
【0052】
カテゴリの絞り方は、例えば、入力したクエリの関係性(テキストの一致度)が最も高いカテゴリに絞る方法や、ユーザ情報41によりカテゴリを絞る方法等がある。ユーザ情報によるカテゴリの絞り方は、例えば、ユーザの属性情報(カテゴリに対する嗜好性等)や、ユーザの行動履歴(直近に入力したクエリのカテゴリ等)に基づいてカテゴリを絞る方法等がある。
【0053】
なお、判定部32は、カテゴリ情報42におけるカテゴリや名称と、入力されたクエリとのテキストの一致度が閾値を超えるものが存在しない場合には、入力されたクエリにはカテゴリが存在しないと判定する。
【0054】
生成部33は、判定部32によって入力クエリに対応するカテゴリが存在すると判定された場合、カテゴリに対応するランキングの表示を提案する提案コンテンツを生成する。
【0055】
具体的には、生成部33は、存在するカテゴリのランキング結果のコンテンツを探索し、かかるランキング結果のコンテンツへ遷移するための情報(例えば、アドレス情報)を含む提案コンテンツを生成する。
【0056】
また、生成部33は、後段の表示提供部34によってユーザ端末100に表示される提案コンテンツの表示部品を生成する。かかる表示部品は、例えば、上記した候補クエリ領域120に表示されるテキストを含んだ表示部品である。
【0057】
なお、生成部33は、複数のカテゴリが存在すると判定された場合には、カテゴリ毎に提案コンテンツを生成する。また、生成部33は、カテゴリに対応するランキング結果が複数存在する場合には、表示提供部34によって表示された提案コンテンツが選択された後に複数のランキング結果の一覧表示を行い、ユーザにランキング結果を選択させるようにする。
【0058】
また、生成部33は、提案コンテンツとして、遷移先となるランキング結果の一部を示すコンテンツを生成するが、かかる点の詳細については図6で後述する。
【0059】
表示提供部34は、生成部33によって生成された提案コンテンツをクエリ入力時にユーザ端末100に表示する。具体的には、表示提供部34は、生成部33によって生成された表示部品の提案コンテンツを候補クエリ領域120に表示する。
【0060】
より具体的には、表示提供部34は、候補クエリ領域120において予測クエリと並べて提案コンテンツを表示する。これにより、提案コンテンツを表示するための新たな表示領域を新設する必要がないため、設計コストが嵩むことを抑えることができる。
【0061】
なお、表示提供部34は、図1で示したように、予測クエリとは表示態様が異なるテキストで提案コンテンツを表示することが好ましい。表示態様は、例えば、文字サイズや、文字色、文字フォント、背景色等である。
【0062】
なお、異ならせる表示態様のテキストは、例えば、ランキングに関するテキストのみであってもよく、入力されたクエリのみ、あるいは、入力されたクエリおよびランキングに関するテキスト双方であってもよい。
【0063】
このように、予測クエリとは表示態様が異なるテキストで提案コンテンツを表示することで、ユーザがランキング結果の表示であることを容易に把握することができる。
【0064】
また、候補クエリ領域120における提案コンテンツの表示位置、すなわち、候補クエリ領域120における予測クエリ等の他の候補クエリとの並び順については、固定であってもよく、所定の情報に基づき可変させてもよい。
【0065】
例えば、表示提供部34は、ユーザのネットワークにおける行動に基づいて、候補クエリ領域120での提案コンテンツの表示位置を決定する。ネットワークにおける行動は、ランキングに関するコンテンツの閲覧履歴を含む。
【0066】
例えば、表示提供部34は、過去にランキング結果のコンテンツを閲覧した回数が閾値以上である場合や、直前にランキング結果のコンテンツを閲覧した場合には、候補クエリ領域120における最上位に提案コンテンツを表示する。
【0067】
このように、ユーザのネットワークにおける行動により提案コンテンツの表示位置を決定することで、ランキング結果を表示するまでのユーザの導線を短くでき、ユーザの利便性を高めることができる。
【0068】
また、表示提供部34は、例えば、入力されたクエリに基づいて提案コンテンツの表示位置を決定してもよい。具体的には、表示提供部34は、入力されたクエリに基づいてクエリとランキングとの関連度を推定し、推定した関連度に基づいて表示位置を決定する。
【0069】
例えば、表示提供部34は、入力されたクエリの中に、カテゴリを特定したクエリに加え、「ランキング」や「人気」等といったランキングと関わりが強い(関連度が閾値以上)クエリが含まれる場合には、候補クエリ領域120における最上位に提案コンテンツを表示する。なお、かかる場合における提案コンテンツの表示位置は、最上位に限らず、例えば、候補クエリ領域120における中央位置等のような特定の表示位置であってもよい。
【0070】
これにより、入力されたクエリからユーザがランキング結果を閲覧しようとしていることを把握できることで、ランキング結果を表示するまでのユーザの導線を短くでき、ユーザの利便性を高めることができる。
【0071】
また、表示提供部34は、提案コンテンツとして、遷移先となるランキング結果の一部を候補クエリ領域120に表示させてもよい。かかる点について、図6を用いて説明する。
【0072】
図6は、提案コンテンツの一例を示す図である。図6では、入力されたクエリ「ワンピース」に対する提案コンテンツの一例を示している。なお、図6では、入力されたクエリ「ワンピース」に対して、カテゴリ「レディースファッション」が存在すると判定され、提案コンテンツ「ワンピース レディースファッション」が表示されていることとする。
【0073】
図6に示すように、表示提供部34は、例えば、提案コンテンツ「ワンピース レディースファッション」の項目に対して吹き出しによりランキング結果の一部を示すコンテンツ121を候補クエリ領域120に重畳して表示する。例えば、コンテンツ121は、ランキング対象の画像を含む。図6に示す例では、ランキング1位~3位までのサムネイル画像122を表示した例を示している。
【0074】
図6に示すように、生成部33は、レディースファッションにおけるワンピースのランキング結果の探索し、かかるランキング結果の一部としてサムネイル画像122を取得してコンテンツ121を含む提案コンテンツを生成する。
【0075】
このように、ランキング結果の一部を候補クエリ領域120に表示することで、ランキング結果のコンテンツに遷移する前に、所望するランキング結果であるかどうかをユーザが確認することができる。
【0076】
さらに、ランキング結果の一部として画像(サムネイル画像122)を表示することで、ランキングの商品を容易に把握することができる。
【0077】
なお、コンテンツ121の表示の有無は、ユーザの操作位置によって決定することができる。具体的には、表示提供部34は、ユーザ端末100の画面におけるユーザの操作位置が、候補クエリ領域120のうち提案コンテンツの表示領域に位置している場合にコンテンツ121を表示する。図6に示す例では、「ワンピース レディースファッション」の項目の表示領域にユーザの操作位置が位置した場合にコンテンツ121を表示する。
【0078】
一方、表示提供部34は、ユーザの操作位置が提案コンテンツの表示領域以外の位置に位置している場合にはコンテンツ121を非表示にする。
【0079】
このように、ユーザの操作位置が提案コンテンツの表示領域に存在する場合にランキング結果の一部を表示することで、画面内に表示される情報が多くなり過ぎることを防止できる。
【0080】
また、表示提供部34は、ランキング結果の一部がユーザによって選択された場合、ユーザ端末100の画面を、選択されたランキングのコンテンツに遷移させる。例えば、表示提供部34は、ランキング1位のサムネイル画像122がユーザによって選択された場合、ランキング1位の商品のページに遷移する。
【0081】
つまり、表示提供部34は、検索結果のコンテンツや、ランキング結果のコンテンツを経由せずに直接商品のページに遷移する。これにより、所望の商品のページに到達するまでのユーザの導線をより短くすることができる。
【0082】
なお、図6では、コンテンツ121としてサムネイル画像122を表示する例を示したが、各ランキングの商品をテキスト(例えば、商品名等)で表示してもよい。
【0083】
また、図6では、吹き出しによりコンテンツ121を表示する例を示したが、提案コンテンツの表示との紐づきが把握できる表示態様であれば吹き出しに限定されず、他の表示態様であってもよい。
【0084】
次に、図7を用いて、実施形態に係る提案装置1が実行する提案処理の処理手順について説明する。図7は、実施形態に係る提案装置1が実行する提案処理の処理手順を示すフローチャートである。
【0085】
図7に示すように、制御部3は、ユーザ端末100において入力中のクエリを取得する(ステップS101)。
【0086】
つづいて、制御部3は、カテゴリ情報42におけるカテゴリ毎に、入力されたクエリとの関係性を示すスコアを算出する(ステップS102)。
【0087】
つづいて、制御部3は、算出したスコアが閾値以上のカテゴリが存在するか否かを判定する(ステップS103)。
【0088】
つづいて、制御部3は、スコアが閾値以上のカテゴリが存在する場合(ステップS103:Yes)、カテゴリに対応するランキングの表示を提案する提案コンテンツを生成する(ステップS104)。
【0089】
つづいて、制御部3は、生成した提案コンテンツをユーザ端末100に表示し(ステップS105)、処理を終了する。
【0090】
なお、制御部3は、ステップS103において、算出したスコアが閾値以上のカテゴリが存在しない場合(ステップS103:No)、処理を終了する。
【0091】
〔その他〕
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の一部を手動的に行うこともできる。あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
【0092】
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
【0093】
例えば、図3に示した記憶部4の一部又は全部は、各装置によって保持されるのではなく、ストレージサーバ等に保持されてもよい。この場合、各装置は、ストレージサーバにアクセスすることで、各種情報を取得する。
【0094】
〔ハードウェア構成〕
また、上述してきた実施形態に係る提案装置1は、例えば図6に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。図6は、ハードウェア構成の一例を示す図である。コンピュータ1000は、出力装置1010、入力装置1020と接続され、演算装置1030、一次記憶装置1040、二次記憶装置1050、出力IF(Interface)1060、入力IF1070、ネットワークIF1080がバス1090により接続された形態を有する。
【0095】
演算装置1030は、一次記憶装置1040や二次記憶装置1050に格納されたプログラムや入力装置1020から読み出したプログラム等に基づいて動作し、各種の処理を実行する。一次記憶装置1040は、RAM等、演算装置1030が各種の演算に用いるデータを一時的に記憶するメモリ装置である。また、二次記憶装置1050は、演算装置1030が各種の演算に用いるデータや、各種のデータベースが登録される記憶装置であり、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリ等により実現される。
【0096】
出力IF1060は、モニタやプリンタといった各種の情報を出力する出力装置1010に対し、出力対象となる情報を送信するためのインタフェースであり、例えば、USB(Universal Serial Bus)やDVI(Digital Visual Interface)、HDMI(登録商標)(High Definition Multimedia Interface)といった規格のコネクタにより実現される。また、入力IF1070は、マウス、キーボード、およびスキャナ等といった各種の入力装置1020から情報を受信するためのインタフェースであり、例えば、USB等により実現される。
【0097】
なお、入力装置1020は、例えば、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等から情報を読み出す装置であってもよい。また、入力装置1020は、USBメモリ等の外付け記憶媒体であってもよい。
【0098】
ネットワークIF1080は、ネットワークNを介して他の機器からデータを受信して演算装置1030へ送り、また、ネットワークNを介して演算装置1030が生成したデータを他の機器へ送信する。
【0099】
演算装置1030は、出力IF1060や入力IF1070を介して、出力装置1010や入力装置1020の制御を行う。例えば、演算装置1030は、入力装置1020や二次記憶装置1050からプログラムを一次記憶装置1040上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。
【0100】
例えば、コンピュータ1000が提案装置1として機能する場合、コンピュータ1000の演算装置1030は、一次記憶装置1040上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部3の機能を実現する。
【0101】
〔効果〕
上述してきたように、実施形態に係る提案装置1は、判定部32と、表示提供部34とを備える。判定部32は、所定のコンテンツにおけるクエリ入力時に、入力されたクエリとの関係性が所定の閾値を超えるカテゴリが存在するか否かを判定する。表示提供部34は、カテゴリが存在すると判定された場合、カテゴリに対応するランキングの表示を提案する提案コンテンツをクエリ入力時にユーザ端末100に表示する。このような構成により、ユーザの利便性を高めることができる。
【0102】
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
【0103】
〔その他〕
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
【0104】
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
【0105】
また、上述してきた実施形態に記載した各処理は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
【0106】
また、上記してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、制御部3は、制御手段や制御回路に読み替えることができる。
【符号の説明】
【0107】
1 提案装置
2 通信部
3 制御部
4 記憶部
31 取得部
32 判定部
33 生成部
34 表示提供部
41 ユーザ情報
42 カテゴリ情報
100 ユーザ端末
110 クエリ入力領域
120 候補クエリ領域
200 コンテンツサーバ
N ネットワーク
S 提案システム
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
【手続補正書】
【提出日】2022-07-06
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定のコンテンツにおけるクエリ入力時に、入力されたクエリに対応するキーワードが存在するか否かを判定する判定部と、
前記キーワードが存在すると判定された場合、前記キーワードに対応するランキング結果のコンテンツを探索し、探索した前記ランキング結果のコンテンツの表示を提案する提案コンテンツを生成する生成部と、
前記提案コンテンツをクエリ入力時にユーザ端末に表示する表示提供部と
を備える提案装置。
【請求項2】
前記判定部は、
入力されたクエリとの関係性が所定の閾値を超えるカテゴリが存在するか否かをさらに判定し、
前記表示提供部は、
前記カテゴリが存在すると判定された場合、前記カテゴリに対応するランキングの表示を提案する前記提案コンテンツをクエリ入力時に前記ユーザ端末に表示する
請求項1に記載の提案装置。
【請求項3】
前記ユーザ端末の画面は、
前記入力されたクエリが表示される入力クエリ領域と、前記入力されたクエリに基づいた予測クエリの候補が表示される候補クエリ領域とを含み、
前記表示提供部は、
前記候補クエリ領域に前記提案コンテンツを表示する
請求項1または2に記載の提案装置。
【請求項4】
前記表示提供部は、
前記候補クエリ領域に前記予測クエリと並べて前記提案コンテンツを表示する
請求項3に記載の提案装置。
【請求項5】
前記提案コンテンツは、
テキスト形式で表示され、
前記表示提供部は、
前記予測クエリとは表示態様が異なるテキストで前記提案コンテンツを表示する
請求項3または4に記載の提案装置。
【請求項6】
前記提案コンテンツは、
遷移先となるランキング結果の一部を示すコンテンツを含み、
前記表示提供部は、
前記ランキング結果の一部を前記候補クエリ領域に重畳して表示する
請求項3~5のいずれか1つに記載の提案装置。
【請求項7】
前記ランキング結果の一部を示すコンテンツは、
ランキング対象の画像を含む
請求項6に記載の提案装置。
【請求項8】
前記ランキング結果の一部を示すコンテンツは、
前記ユーザ端末の画面におけるユーザの操作位置が前記提案コンテンツの表示領域に位置している場合に表示する
請求項6または7に記載の提案装置。
【請求項9】
前記表示提供部は、
前記ランキング結果の一部が選択された場合、前記ユーザ端末の画面を、選択されたランキングのコンテンツに遷移させる
請求項6~8のいずれか1つに記載の提案装置。
【請求項10】
前記表示提供部は、
ユーザのネットワークにおける行動に基づいて、前記候補クエリ領域での前記提案コンテンツの表示位置を決定する
請求項3~9のいずれか1つに記載の提案装置。
【請求項11】
前記ネットワークにおける行動は、
ランキングに関するコンテンツの閲覧履歴を含む
請求項10に記載の提案装置。
【請求項12】
前記表示提供部は、
前記入力されたクエリに基づいて当該クエリとランキングとの関連度を推定し、前記関連度に基づいて前記表示位置を決定する
請求項10または11に記載の提案装置。
【請求項13】
コンピュータが実行する提案方法であって、
所定のコンテンツにおけるクエリ入力時に、入力されたクエリに対応するキーワードが存在するか否かを判定する判定工程と、
前記キーワードが存在すると判定された場合、前記キーワードに対応するランキング結果のコンテンツを探索し、探索した前記ランキング結果のコンテンツの表示を提案する提案コンテンツを生成する生成工程と、
前記提案コンテンツをクエリ入力時にユーザ端末に表示する表示提供工程と
を含む提案方法。
【請求項14】
所定のコンテンツにおけるクエリ入力時に、入力されたクエリに対応するキーワードが存在するか否かを判定する判定手順と、
前記キーワードが存在すると判定された場合、前記キーワードに対応するランキング結果のコンテンツを探索し、探索した前記ランキング結果のコンテンツの表示を提案する提案コンテンツを生成する生成手順と、
前記提案コンテンツをクエリ入力時にユーザ端末に表示する表示提供手順と
をコンピュータに実行させる提案プログラム。
【手続補正書】
【提出日】2022-10-24
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定のコンテンツにおけるクエリ入力時に、入力されたクエリに対応するカテゴリが存在するか否かを判定する判定部と、
前記カテゴリが存在すると判定された場合、前記カテゴリに対応するランキング結果のコンテンツを探索し、探索した前記ランキング結果のコンテンツの表示を提案する提案コンテンツを生成する生成部と、
前記提案コンテンツをクエリ入力時にユーザ端末に表示する表示提供部と
を備え
前記提案コンテンツは、
ランキングに関するテキストと、前記ランキングであることを示すマークとを含む
提案装置。
【請求項2】
前記判定部は、
入力されたクエリとの関係性が所定の閾値を超えるカテゴリが存在するか否かをさらに判定し、
前記表示提供部は、
前記カテゴリが存在すると判定された場合、前記カテゴリに対応するランキングの表示を提案する前記提案コンテンツをクエリ入力時に前記ユーザ端末に表示する
請求項1に記載の提案装置。
【請求項3】
前記ユーザ端末の画面は、
前記入力されたクエリが表示される入力クエリ領域と、前記入力されたクエリに基づいた予測クエリの候補が表示される候補クエリ領域とを含み、
前記表示提供部は、
前記候補クエリ領域に前記提案コンテンツを表示する
請求項1または2に記載の提案装置。
【請求項4】
前記表示提供部は、
前記候補クエリ領域に前記予測クエリと並べて前記提案コンテンツを表示する
請求項3に記載の提案装置。
【請求項5】
前記提案コンテンツは、
テキスト形式で表示され、
前記表示提供部は、
前記予測クエリとは表示態様が異なるテキストで前記提案コンテンツを表示する
請求項3または4に記載の提案装置。
【請求項6】
前記提案コンテンツは、
遷移先となるランキング結果の一部を示すコンテンツを含み、
前記表示提供部は、
前記ランキング結果の一部を前記候補クエリ領域に重畳して表示する
請求項3~5のいずれか1つに記載の提案装置。
【請求項7】
前記ランキング結果の一部を示すコンテンツは、
ランキング対象の画像を含む
請求項6に記載の提案装置。
【請求項8】
前記ランキング結果の一部を示すコンテンツは、
前記ユーザ端末の画面におけるユーザの操作位置が前記提案コンテンツの表示領域に位置している場合に表示する
請求項6または7に記載の提案装置。
【請求項9】
前記表示提供部は、
前記ランキング結果の一部が選択された場合、前記ユーザ端末の画面を、選択されたランキングのコンテンツに遷移させる
請求項6~8のいずれか1つに記載の提案装置。
【請求項10】
前記表示提供部は、
ユーザのネットワークにおける行動に基づいて、前記候補クエリ領域での前記提案コンテンツの表示位置を決定する
請求項3~9のいずれか1つに記載の提案装置。
【請求項11】
前記ネットワークにおける行動は、
ランキングに関するコンテンツの閲覧履歴を含む
請求項10に記載の提案装置。
【請求項12】
前記表示提供部は、
前記入力されたクエリに基づいて当該クエリとランキングとの関連度を推定し、前記関連度に基づいて前記表示位置を決定する
請求項10または11に記載の提案装置。
【請求項13】
コンピュータが実行する提案方法であって、
所定のコンテンツにおけるクエリ入力時に、入力されたクエリに対応するカテゴリが存在するか否かを判定する判定工程と、
前記カテゴリが存在すると判定された場合、前記カテゴリに対応するランキング結果のコンテンツを探索し、探索した前記ランキング結果のコンテンツの表示を提案する提案コンテンツを生成する生成工程と、
前記提案コンテンツをクエリ入力時にユーザ端末に表示する表示提供工程と
を含み、
前記提案コンテンツは、
ランキングに関するテキストと、前記ランキングであることを示すマークとを含む
提案方法。
【請求項14】
所定のコンテンツにおけるクエリ入力時に、入力されたクエリに対応するカテゴリが存在するか否かを判定する判定手順と、
前記カテゴリが存在すると判定された場合、前記カテゴリに対応するランキング結果のコンテンツを探索し、探索した前記ランキング結果のコンテンツの表示を提案する提案コンテンツを生成する生成手順と、
前記提案コンテンツをクエリ入力時にユーザ端末に表示する表示提供手順と
をコンピュータに実行させ
前記提案コンテンツは、
ランキングに関するテキストと、前記ランキングであることを示すマークとを含む
提案プログラム。