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  • 特開-予混合燃焼装置 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023106268
(43)【公開日】2023-08-01
(54)【発明の名称】予混合燃焼装置
(51)【国際特許分類】
   F23D 11/04 20060101AFI20230725BHJP
   F23C 1/08 20060101ALI20230725BHJP
【FI】
F23D11/04 622Z
F23D11/04 612Z
F23C1/08
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2022018296
(22)【出願日】2022-01-20
(71)【出願人】
【識別番号】317016453
【氏名又は名称】SIMA E&W株式会社
(72)【発明者】
【氏名】小池 正志
【テーマコード(参考)】
3K091
【Fターム(参考)】
3K091AA20
3K091BB02
3K091BB12
3K091BB26
3K091BB35
3K091CC02
3K091CC06
3K091CC23
(57)【要約】
【課題】本発明は、液体燃料に酸水素ガスの混合比率を自由に調整して、燃焼出来るようにし、酸水素ガスの混合比率を高め、液体燃料の燃焼効率を100%に近付けクリーンな燃焼をすることが課題である。
【解決手段】本発明は、請求項1に記載のとおり、酸水素ガス発生装置で発生した酸水素ガスを混合して燃焼する予混合バーナーにあって、前記予混合燃料を燃焼するロータリーバーナーと液体燃料タンク連接した送給用ポンプの間に酸水素ガス発生装置より供給された酸水素ガスを加圧送給する加圧ポンプに連接した接続口が有り、液体燃料供給配管に連接している。キャビテーションを発生することなく気液混合の比率を調整して、燃焼出来るようにしたことを特徴とする予混合燃焼装置。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
液体燃料と酸水素ガス発生装置で発生した酸水素ガスを混合して燃焼する予混合燃焼バーナーにあって、前記予混合燃料を燃焼するロータリーバーナーと液体燃料タンクに連接した液体燃料供給ポンプの間に酸水素ガス発生装置より供給された酸水素ガスを加圧送給する加圧ポンプに連接した接続口が有り、液体燃料供給配管に連接している。キャビテーションを発生することなく気液混合の比率を調整して、燃焼出来るようにしたことを特徴とする予混合燃焼装置。
【請求項2】
液体燃料と酸水素ガスを混合して燃焼するロータリーバーナーにあって、予混合燃料を燃焼するロータリーバーナーと液体燃料タンクに連接した液体燃料供給ポンプの間に連接した接続口と加圧ポンプの間に逆火防止装置を設けることを特徴とする請求項1に記載の予混合燃焼装置。
【請求項3】
液体燃料と酸水素ガスを混合して燃焼するロータリーバーナーにあって、予混合燃料を燃焼するロータリーバーナーと液体燃料タンクに連接した液体燃料供給ポンプの間に連接した接続口と加圧ポンプの間に逆止弁を設けることを特徴とする請求項1に記載の予混合燃焼装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、液体燃料と酸水素ガスの混合燃焼方法における、予混合燃焼装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、石油資源の枯渇化から、酸水素ガスを利用したクリーンエネルギー利用の研究開発が行われている。しかし、液体燃料に酸水素ガスを添加して燃焼装置で燃焼する場合、気液混合するにあたり、回転式ポンプ例えば過流ポンプ、ギヤーポンプ等を使用する為にキャビテーションを起こし酸水素ガスの混合比率が4%~7%と限度がある。
【0003】
予混合燃焼装置について、特開2007-139405号公報や特開2017-122540号公報のように水素混合燃焼装置が提案されている。
【0004】
しかし、液体燃料に酸水素ガスを添加して混合燃焼した場合、液体燃料に占める酸水素ガスの混合割合が安定して混合出来るのは過流ポンプ等を使用しても4%~7%前後であるため、気液混合燃焼装置としては未解決な部分があった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、液体燃料に酸水素ガスの混合比率を自由に調整して、燃焼出来るようにし、酸水素ガスの混合比率を高め、液体燃料の燃焼効率を100%に近いクリーンな燃焼をすることが課題である。
【0006】
本発明は上記のような点に鑑みたもので、上記の課題を解決するために、請求項1のように、酸水素ガス発生装置で発生した酸水素ガスを混合して燃焼する予混合バーナーにあって、前記予混合燃料を燃焼するロータリーバーナーと液体燃料タンクに連接した液体燃料供給ポンプの間に酸水素ガス発生装置より供給された酸水素ガスを加圧送給する加圧ポンプに連接した接続口が有り、液体燃料供給配管に連接している。キャビテーションを発生することなく気液混合の比率を調整して、燃焼出来るようにしたことを特徴とする予混合燃焼装置。
【発明の効果】
【0007】
本発明は酸水素ガスを液体燃料に気液混合し、燃焼装置で燃焼する場合、気液混合するにあたり、回転式ポンプ例えば過流ポンプ、ギヤーポンプ等を通過しない為にキャビテーションを起こさず酸水素ガスの必要量を予混合燃焼装置に供給することができ、液体燃料のクリーンな燃焼ができる。
【発明を実施するための形態】
【0008】
予混合燃料を燃焼するロータリーバーナーと液体燃料タンクに連接した液体燃料供給ポンプの間に酸水素ガス発生装置より供給された酸水素ガスを加圧供給する加圧ポンプに連接した接続口が有り、液体燃料供給配管に連接している。キャビテーションを発生することなく気液混合の比率を調整して、燃焼出来るようにしたことを特徴としている。
【実施例0009】
図1は、本発明の実施例を示すもので、液体燃料は液体燃料タンク(8)より流量計(7)電磁バルブ(6)液体燃料供給ポンプ(4)逆止弁(5)を通り混合器(2)に連接している。
【0010】
又、酸水素ガスは酸水素ガス発生装置(9)より流量計(7)電磁バルブ(6)加圧ポンプ(10)逆止弁(5)逆火防止器(3)を通り、接続口(11)を経由して液体燃料供給配管に連接している。混合器(2)でマイクロバブル化し液体燃料と酸水素ガスを予混合し、ロータリーバーナー(1)より噴霧し内蔵の点火プラグにより点火する。
【産業上の利用可能性】
【0011】
本発明は、液体燃料利用分野における、乾燥設備、農業用温室の加温、温水ボイラー、蒸気ボイラー等の燃焼用に広く利用できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0012】
【特許文献1】特開2007-139405号公報
【特許文献2】特開2017-122540号公報
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本発明のフローシート図
【符号の説明】
【0014】
1.ロータリーバーナー
2.混合器
3.逆火防止器
4.液体燃料供給ポンプ
5.逆止弁
6.電磁バルブ
7.流量計
8.液体燃料タンク
9.酸水素ガス発生装置
10.加圧ポンプ
11.接続口
図1