(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023106498
(43)【公開日】2023-08-01
(54)【発明の名称】ゲーム装置、サーバ装置、ゲーム装置のプログラム、サーバ装置のプログラム、ゲーム装置の制御方法、サーバ装置の制御方法、及び、情報処理システム
(51)【国際特許分類】
A63F 13/86 20140101AFI20230725BHJP
A63F 13/35 20140101ALI20230725BHJP
A63F 13/497 20140101ALI20230725BHJP
A63F 13/69 20140101ALI20230725BHJP
H04N 21/2668 20110101ALI20230725BHJP
【FI】
A63F13/86
A63F13/35
A63F13/497
A63F13/69
H04N21/2668
【審査請求】有
【請求項の数】14
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023081580
(22)【出願日】2023-05-17
(62)【分割の表示】P 2020143121の分割
【原出願日】2020-08-27
(71)【出願人】
【識別番号】506113602
【氏名又は名称】株式会社コナミデジタルエンタテインメント
(74)【代理人】
【識別番号】110003177
【氏名又は名称】弁理士法人旺知国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】千葉 茂
(72)【発明者】
【氏名】谷渕 弘
(72)【発明者】
【氏名】平井 純貴
(72)【発明者】
【氏名】井上 快
(72)【発明者】
【氏名】進邦 嗣郎
(72)【発明者】
【氏名】酒井 昭
(72)【発明者】
【氏名】金原 俊明
(57)【要約】
【課題】ゲーム装置において実行されているゲームを実際に体験することを可能とする。
【解決手段】 野球ゲームを実行し、野球ゲームに係る動画を示す表示用ゲーム動画情報JDGを生成するゲーム装置10、と通信可能な動画配信サーバ50の制御プログラムPGSであって、動画配信サーバ50のプロセッサ5001を、表示用ゲーム動画情報JDGに基づく配信用ゲーム動画DHを示す配信用ゲーム動画情報JDHを生成する配信用動画情報生成部511と、ゲーム装置10における野球ゲームの進行状況を示し、配信用動画情報生成部511が生成する配信用ゲーム動画情報JDHに基づいて配信用ゲーム動画DHを閲覧可能な端末装置70において、前記進行状況における野球ゲームの再現プレイを可能とするためのゲーム再現情報JGG、を生成するゲーム再現情報生成部512と、して機能させる、ことを特徴とするプログラム。
【選択図】
図10
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ゲームを実行し、前記ゲームに係る動画を示す動画情報を生成するゲーム装置、
と通信可能なサーバ装置のプログラムであって、
前記サーバ装置のプロセッサを、
前記動画情報に基づく配信動画を示す配信情報を生成する配信情報生成部と、
前記ゲーム装置における前記ゲームの進行状況を示し、前記配信情報生成部が生成する前記配信情報に基づいて前記配信動画を閲覧可能な端末装置において、前記ゲーム装置で実行された前記ゲームであって前記進行状況における前記ゲームを再現した前記ゲームの再現プレイを可能とするための再現情報、
を生成する再現情報生成部と、
して機能させる、
ことを特徴とするプログラム。
【請求項2】
前記再現情報生成部は、
前記端末装置において、前記進行状況における前記ゲームの再現プレイが可能となるタイミング以降に、
前記端末装置において、前記進行状況における前記配信動画を閲覧可能となるように、
前記再現情報を、前記端末装置に供給する、
ことを特徴とする、請求項1に記載のプログラム。
【請求項3】
前記サーバ装置のプロセッサを、
前記端末装置における前記再現情報に基づく前記ゲームの再現プレイの結果を示し、
前記端末装置から供給される結果情報に基づいて、
前記端末装置のユーザに対して、価値を提供する価値提供部、
として機能させる、
ことを特徴とする、請求項1または2に記載のプログラム。
【請求項4】
前記サーバ装置のプロセッサを、
前記端末装置における前記再現情報に基づく前記ゲームの再現プレイの結果を示し、
前記端末装置から供給される結果情報に基づいて、
前記ゲーム装置のユーザに対して、価値を提供する価値提供部、
として機能させる、
ことを特徴とする、請求項1乃至3のうち何れか1項に記載のプログラム。
【請求項5】
前記再現情報生成部は、
前記端末装置の特性を示す端末特性情報に基づいて、前記再現情報を生成する、
ことを特徴とする、請求項1乃至4のうち何れか1項に記載のプログラム。
【請求項6】
前記再現情報生成部は、
前記ゲーム装置と通信し前記ゲームを実行する他のゲーム装置のユーザの操作に基づいて、
前記再現情報を生成する、
ことを特徴とする、請求項1乃至5のうち何れか1項に記載のプログラム。
【請求項7】
ゲームを実行し、前記ゲームに係る動画を示す動画情報を生成するゲーム装置、
と通信可能なサーバ装置のプログラムであって、
前記サーバ装置のプロセッサを、
前記動画情報に基づく配信動画を示す配信情報を生成する配信情報生成部と、
前記ゲーム装置における前記ゲームの進行状況を示し、前記配信情報生成部が生成する前記配信情報に基づいて前記配信動画を閲覧可能な端末装置において、前記ゲーム装置で実行された前記ゲームであって前記進行状況における前記ゲームを再現した前記ゲームの再現プレイを可能とするための再現情報を、
前記ゲーム装置から取得し、
当該取得した再現情報を、前記端末装置に供給する供給部と、
して機能させる、
ことを特徴とするプログラム。
【請求項8】
ゲーム装置のプロセッサを、
ゲームを実行し、前記ゲームに係る動画を示す動画情報を生成するゲーム制御部と、
前記ゲーム装置における前記ゲームの進行状況を示し、前記動画情報に基づく配信動画を閲覧可能な端末装置において、前記ゲーム装置で実行された前記ゲームであって前記進行状況における前記ゲームを再現した前記ゲームの再現プレイを可能とするための再現情報、
を生成する再現情報生成部と、
して機能させる、
ことを特徴とするプログラム。
【請求項9】
ゲーム装置のプロセッサを、
ゲームを実行するゲーム制御部と、
して機能させ、
前記ゲーム制御部は、
前記ゲーム装置における前記ゲームの進行状況を示し、前記ゲームに関する動画を閲覧可能な端末装置において、前記ゲーム装置で実行された前記ゲームであって前記進行状況における前記ゲームを再現した前記ゲームの再現プレイを可能とするための再現情報を生成する、
ことを特徴とするプログラム。
【請求項10】
ゲームを実行し、前記ゲームに係る動画を示す動画情報を生成するゲーム装置、
と通信可能なサーバ装置であって、
前記動画情報に基づく配信動画を示す配信情報を生成する配信情報生成部と、
前記ゲーム装置における前記ゲームの進行状況を示し、前記配信情報生成部が生成する前記配信情報に基づいて前記配信動画を閲覧可能な端末装置において、前記ゲーム装置で実行された前記ゲームであって前記進行状況における前記ゲームを再現した前記ゲームの再現プレイを可能とするための再現情報、を生成する再現情報生成部と、
を備える、
ことを特徴とするサーバ装置。
【請求項11】
ゲーム装置であって、
ゲームを実行し、前記ゲームに係る動画を示す動画情報を生成するゲーム制御部と、
前記ゲーム装置における前記ゲームの進行状況を示し、前記動画情報に基づく配信動画を閲覧可能な端末装置において、前記ゲーム装置で実行された前記ゲームであって前記進行状況における前記ゲームを再現した前記ゲームの再現プレイを可能とするための再現情報、を生成する再現情報生成部と、
を備える、
ことを特徴とするゲーム装置。
【請求項12】
ゲームを実行し、前記ゲームに係る動画を示す動画情報を生成するゲーム装置、
と通信可能なサーバ装置の制御方法であって、
前記サーバ装置のプロセッサを、
前記動画情報に基づく配信動画を示す配信情報を生成する配信情報生成部と、
前記ゲーム装置における前記ゲームの進行状況を示し、前記配信情報生成部が生成する前記配信情報に基づいて前記配信動画を閲覧可能な端末装置において、前記ゲーム装置で実行された前記ゲームであって前記進行状況における前記ゲームを再現した前記ゲームの再現プレイを可能とするための再現情報、を生成する再現情報生成部と、
して機能させる、
ことを特徴とするサーバ装置の制御方法。
【請求項13】
ゲーム装置のプロセッサを、
ゲームを実行し、前記ゲームに係る動画を示す動画情報を生成するゲーム制御部と、
前記ゲーム装置における前記ゲームの進行状況を示し、前記動画情報に基づく配信動画を閲覧可能な端末装置において、前記ゲーム装置で実行された前記ゲームであって前記進行状況における前記ゲームを再現した前記ゲームの再現プレイを可能とするための再現情報、を生成する再現情報生成部と、
して機能させる、
ことを特徴とするゲーム装置の制御方法。
【請求項14】
ゲームを実行し、前記ゲームに係る動画を示す動画情報を生成するゲーム装置と、
前記ゲーム装置と通信可能なサーバ装置と、
を備える情報処理システムであって、
前記動画情報に基づく配信動画を示す配信情報を生成する配信情報生成部と、
前記ゲーム装置における前記ゲームの進行状況を示し、前記配信情報生成部が生成する前記配信情報に基づいて前記配信動画を閲覧可能な端末装置において、前記ゲーム装置で実行された前記ゲームであって前記進行状況における前記ゲームを再現した前記ゲームの再現プレイを可能とするための再現情報、
を生成する再現情報生成部と、
を備える、
ことを特徴とする情報処理システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ゲーム装置、サーバ装置、ゲーム装置のプログラム、サーバ装置のプログラム、ゲーム装置の制御方法、サーバ装置の制御方法、及び、情報処理システムに関する。
【背景技術】
【0002】
ゲームを実行し、ゲームに係る動画を示す動画情報を生成するゲーム装置を備え、ゲーム装置において生成された動画情報に基づく配信動画を、端末装置において閲覧可能とする、情報処理システムに係る技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、従来の技術では、端末装置のユーザは、端末装置において配信動画を閲覧することができるに過ぎず、ゲーム装置において実行されているゲームを実際にプレイすることができないという問題が生じる。従って、従来の技術では、一例として、端末装置のユーザが、ゲーム装置においてゲームをプレイするユーザと同様の状況においてゲームを体験をすることができない、という問題が生じることも考えられる。よって、従来の技術では、一例として、端末装置のユーザが、ゲーム装置においてゲームをプレイするユーザのスキルレベル、または、ゲーム装置において実行されているゲームの難易度等を把握することができない、等の問題が生じることも考えられる。
【0005】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、ゲーム装置において実行されているゲームを実際に体験することを可能とする技術の提供を、解決課題の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
以上の課題を解決するために、本発明の一態様に係るプログラムは、ゲームを実行し、前記ゲームに係る動画を示す動画情報を生成するゲーム装置、と通信可能なサーバ装置のプログラムであって、前記サーバ装置のプロセッサを、前記動画情報に基づく配信動画を示す配信情報を生成する配信情報生成部と、前記ゲーム装置における前記ゲームの進行状況を示し、前記配信情報生成部が生成する前記配信情報に基づいて前記配信動画を閲覧可能な端末装置において、前記進行状況における前記ゲームの再現プレイを可能とするための再現情報、を生成する再現情報生成部と、して機能させる、ことを特徴とする。
【0007】
また、本発明の他の態様に係るプログラムは、ゲームを実行し、前記ゲームに係る動画を示す動画情報を生成するゲーム装置、と通信可能なサーバ装置のプログラムであって、前記サーバ装置のプロセッサを、前記動画情報に基づく配信動画を示す配信情報を生成する配信情報生成部と、前記ゲーム装置における前記ゲームの進行状況を示し、前記配信情報生成部が生成する前記配信情報に基づいて前記配信動画を閲覧可能な端末装置において、前記進行状況における前記ゲームの再現プレイを可能とするための再現情報を、前記ゲーム装置から取得し、当該取得した再現情報を、前記端末装置に供給する供給部と、して機能させる、ことを特徴とする。
【0008】
また、本発明の他の態様に係るプログラムは、ゲーム装置のプロセッサを、ゲームを実行し、前記ゲームに係る動画を示す動画情報を生成するゲーム制御部と、前記ゲーム装置における前記ゲームの進行状況を示し、前記動画情報に基づく配信動画を閲覧可能な端末装置において、前記進行状況における前記ゲームの再現プレイを可能とするための再現情報、を生成する再現情報生成部と、して機能させる、ことを特徴とする。
【0009】
また、本発明の他の態様に係るプログラムは、ゲーム装置のプロセッサを、ゲームを実行するゲーム制御部と、して機能させ、前記ゲーム制御部は、前記ゲーム装置における前記ゲームの進行状況を示し、端末装置において、前記ゲームに関する動画を閲覧することを可能とし、且つ、前記端末装置において、前記進行状況における前記ゲームの再現プレイを可能とするための再現情報を生成する、ことを特徴とする。
【0010】
また、本発明の一態様に係るサーバ装置は、ゲームを実行し、前記ゲームに係る動画を示す動画情報を生成するゲーム装置、と通信可能なサーバ装置であって、前記動画情報に基づく配信動画を示す配信情報を生成する配信情報生成部と、前記ゲーム装置における前記ゲームの進行状況を示し、前記配信情報生成部が生成する前記配信情報に基づいて前記配信動画を閲覧可能な端末装置において、前記進行状況における前記ゲームの再現プレイを可能とするための再現情報、を生成する再現情報生成部と、を備える、ことを特徴とする。
【0011】
また、本発明の他の態様に係るゲーム装置は、ゲームを実行し、前記ゲームに係る動画を示す動画情報を生成するゲーム制御部と、前記ゲーム装置における前記ゲームの進行状況を示し、前記動画情報に基づく配信動画を閲覧可能な端末装置において、前記進行状況における前記ゲームの再現プレイを可能とするための再現情報、を生成する再現情報生成部と、を備える、ことを特徴とする。
【0012】
また、本発明の一態様に係るサーバ装置の制御方法は、ゲームを実行し、前記ゲームに係る動画を示す動画情報を生成するゲーム装置、と通信可能なサーバ装置の制御方法であって、前記サーバ装置のプロセッサを、前記動画情報に基づく配信動画を示す配信情報を生成する配信情報生成部と、前記ゲーム装置における前記ゲームの進行状況を示し、前記配信情報生成部が生成する前記配信情報に基づいて前記配信動画を閲覧可能な端末装置において、前記進行状況における前記ゲームの再現プレイを可能とするための再現情報、を生成する再現情報生成部と、して機能させる、ことを特徴とする。
【0013】
また、本発明の他の態様に係るゲーム装置の制御方法は、ゲーム装置のプロセッサを、ゲームを実行し、前記ゲームに係る動画を示す動画情報を生成するゲーム制御部と、前記ゲーム装置における前記ゲームの進行状況を示し、前記動画情報に基づく配信動画を閲覧可能な端末装置において、前記進行状況における前記ゲームの再現プレイを可能とするための再現情報、を生成する再現情報生成部と、して機能させる、ことを特徴とする。
【0014】
また、本発明の一態様に係る情報処理システムは、ゲームを実行し、前記ゲームに係る動画を示す動画情報を生成するゲーム装置と、前記ゲーム装置と通信可能なサーバ装置と、を備えるゲームシステムであって、前記動画情報に基づく配信動画を示す配信情報を生成する配信情報生成部と、前記ゲーム装置における前記ゲームの進行状況を示し、前記配信情報生成部が生成する前記配信情報に基づいて前記配信動画を閲覧可能な端末装置において、前記進行状況における前記ゲームの再現プレイを可能とするための再現情報、を生成する再現情報生成部と、を備える、ことを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【
図1】本発明の第1実施形態に係る情報処理システムSysの概要の一例を示す説明図である。
【
図2】情報処理システムSysの動作の概要の一例を示すシーケンスチャートである。
【
図3】情報処理システムSysの動作の概要の一例を示すシーケンスチャートである。
【
図4】表示用ゲーム動画DG-1の概要の一例を示す説明図である。
【
図5】表示用ゲーム動画DG-2の概要の一例を示す説明図である。
【
図6】編集済ゲーム動画DEの概要の一例を示す説明図である。
【
図7】配信用ゲーム動画DHの概要の一例を示す説明図である。
【
図8】再現プレイ動画DSの概要の一例を示す説明図である。
【
図9】配信用ゲーム動画DHの概要の一例を示す説明図である。
【
図10】ゲーム装置10の構成の一例を示すブロック図である。
【
図11】ゲーム装置10のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
【
図12】動画配信サーバ50の構成の一例を示すブロック図である。
【
図13】動画配信サーバ50のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
【
図14】端末装置70の構成の一例を示すブロック図である。
【
図15】端末装置70のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
【
図16】投手一覧情報J1のデータ構成の一例を示す図である。
【
図17】打者一覧情報J2のデータ構成の一例を示す図である。
【
図18】投球情報J3のデータ構成の一例を示す図である。
【
図19】ゲーム進捗情報J4のデータ構成の一例を示す図である。
【
図20】ゲーム再現管理情報テーブルTBL1のデータ構成の一例を示す図である。
【
図21】ゲーム再現情報JGGのデータ構成の一例を示す図である。
【
図22】端末特性情報テーブルTBL2のデータ構成の一例を示す図である。
【
図23】再現プレイ結果情報テーブルTBL3のデータ構成の一例を示す図である。
【
図24】動画配信サーバ50の動作の一例を示すフローチャートである。
【
図25】動画配信サーバ50の動作の一例を示すフローチャートである。
【
図26】本発明の第2実施形態に係る情報処理システムSys-Aの概要の一例を示す説明図である。
【
図27】ゲーム装置10Aの構成の一例を示すブロック図である。
【
図28】動画配信サーバ50Aの構成の一例を示すブロック図である。
【
図29】情報処理システムSys-Aの動作の概要の一例を示すシーケンスチャートである。
【
図30】本発明の第3実施形態に係る情報処理システムSys-Bの概要の一例を示す説明図である。
【
図31】ゲーム装置10Bの構成の一例を示すブロック図である。
【
図32】ゲーム管理サーバ40の構成の一例を示すブロック図である。
【
図33】ゲーム管理サーバ40のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
【
図34】端末装置70Bの構成の一例を示すブロック図である。
【
図35】情報処理システムSys-Bの動作の概要の一例を示すシーケンスチャートである。
【
図36】変形例1に係る配信用ゲーム動画DHの概要の一例を示す説明図である。
【
図37】動画配信サーバ50Cの構成の一例を示すブロック図である。
【
図38】ゲーム装置10Cの構成の一例を示すブロック図である。
【
図39】動画配信サーバ50Dの構成の一例を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。なお、各図において、各部の寸法及び縮尺は、実際のものと適宜に異ならせてある。また、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。
【0017】
[1.第1実施形態]
以下、本発明の1実施形態を説明する。
【0018】
[1.1.情報処理システムの概要]
図1は、本実施形態に係る情報処理システムSysの概要の一例を説明するための説明図である。以下、
図1を参照しつつ、情報処理システムSysの概要について説明する。
【0019】
図1に例示するように、情報処理システムSysは、野球ゲーム(「ゲーム」の一例)を実行可能な複数のゲーム装置10-1~10-Mと、複数のゲーム装置10-1~10-Mに対応して設けられた複数の表示装置20-1~20-Mと、ネットワークNWを介してゲーム装置10と通信可能な動画編集装置30と、を含むゲームシステムSysGを備える。ここで、値Mは、2以上の自然数である。以下では、複数のゲーム装置10-1~10-Mのうち、m番目のゲーム装置10を、ゲーム装置10-mと称する場合がある。ここで、値mは、1≦m≦Mを満たす自然数である。また、以下では、複数の表示装置20-1~20-Mのうち、m番目の表示装置20を、表示装置20-mと称する場合がある。
【0020】
なお、本実施形態では、ゲーム装置10が家庭用のゲーム機器である場合を一例として想定する。但し、ゲーム装置10としては、任意の情報処理装置を採用しうる。例えば、ゲーム装置10は、店舗や遊戯施設等に設置された業務用のゲーム機器であってもよいし、携帯電話若しくはスマートフォン等のモバイル機器であってもよいし、または、パーソナルコンピュータ等の据置型の情報機器であってもよい。
【0021】
また、
図1に例示するように、情報処理システムSysは、ネットワークNWを介してゲームシステムSysGと通信可能な動画配信サーバ50(「サーバ装置」の一例)と、ネットワークNWを介して動画配信サーバ50と通信可能な複数の端末装置70-1~70-Nと、を備える。ここで、値Nは、2以上の自然数である。以下では、複数の端末装置70-1~70-Nのうち、n番目の端末装置70を、端末装置70-nと称する場合がある。ここで、値nは、1≦n≦Nを満たす自然数である。
【0022】
なお、端末装置70としては、スマートフォン、携帯電話、または、パーソナルコンピュータ等の、ネットワークNWに接続可能な任意の情報処理装置を採用しうる。
【0023】
本実施形態において、ゲーム装置10-mは、ゲーム装置10-mに対応する表示装置20-mに設けられた表示部21-mに対して、ゲーム装置10-mにおいて実行されている野球ゲームに係る動画を表示させることができる。
以下では、ゲーム装置10-mが、表示部21-mに対して表示させる、野球ゲームに係る動画を、表示用ゲーム動画DG-mと称する。本実施形態において、表示用ゲーム動画DG-mは、単位期間(例えば、60分の1秒の期間)毎に更新される表示用静止画像GG-mであってもよい。ここで、表示用静止画像GG-mとは、各単位期間において、表示部21-mに表示される静止画像である。
【0024】
なお、本実施形態では、複数のゲーム装置10-1~10-Mのうち、一のゲーム装置10は、ネットワークNWを介して、他のゲーム装置10と通信可能である。具体的には、一のゲーム装置10は、他のゲーム装置10に対して、一のゲーム装置10で実行されている野球ゲームに関する情報を送信する。また、他のゲーム装置10は、一のゲーム装置10に対して、他のゲーム装置10で実行されている野球ゲームに関する情報を送信する。このため、一のゲーム装置10のユーザUgと、他のゲーム装置10のユーザUgとが、野球ゲームに係る試合をすることが可能である。
【0025】
以下では、一例として、ゲーム装置10-1のユーザUg-1と、ゲーム装置10-2のユーザUg-2とが、野球ゲームに係る試合を行う場合を想定する。また、以下では、一例として、ゲーム装置10-1のユーザUg-1が野球ゲームにおいて使用する野球チームを、野球チームT1と称し、ゲーム装置10-2のユーザUg-2が野球ゲームにおいて使用する野球チームを、野球チームT2と称する。また、以下では、説明の便宜上、値mを、1≦m≦2を満たす自然数として説明する。
【0026】
[1.2.情報処理システムの動作]
以下、
図2乃至
図9を参照しつつ、情報処理システムSysの動作の概略の一例について説明する。
【0027】
図2及び
図3は、本実施形態に係る情報処理システムSysの動作の概略の一例を説明するためのシーケンスチャートである。なお、
図2及び
図3では、ゲーム装置10-1のユーザUg-1と、ゲーム装置10-2のユーザUg-2とが、野球ゲームに係る試合を行う場合の、情報処理システムSysの動作を例示している。
【0028】
図2に例示するように、ゲーム装置10-1のユーザUg-1と、ゲーム装置10-2のユーザUg-2とが、野球ゲームに係る試合を行う場合、各ゲーム装置10-mは、試合開始処理を実行する(S10)。
具体的には、ゲーム装置10-1及びゲーム装置10-2は、ステップS10の試合開始処理として、例えば、ゲーム装置10-1及びゲーム装置10-2の間の通信を確立させ、ゲーム装置10-1のユーザUg-1が野球ゲームにおいて使用する野球チームT1の情報を、ゲーム装置10-1からゲーム装置10-2に共有させ、また、ゲーム装置10-2のユーザUg-2が野球ゲームにおいて使用する野球チームT2の情報を、ゲーム装置10-2からゲーム装置10-1に共有させる等、ゲーム装置10-1のユーザUg-1と、ゲーム装置10-2のユーザUg-2とが、野球ゲームに係る試合を開始するために必要な処理を行う。
【0029】
次に、各ゲーム装置10-mは、動画配信サーバ50に対して、ゲーム基本情報JK-mを供給する(S11)。
ここで、ゲーム基本情報JK-mとは、Q種類の再現用プログラムPG-R[1]~PG-R[Q]において、共通して使用される情報を含む情報である。なお、再現用プログラムPG-Rについては、後述する。また、ゲーム基本情報JK-mは、野球ゲームに係る試合の中で複数のゲーム再現情報JGGが生成される場合に、当該複数のゲーム再現情報JGGの生成に共通して使用される情報を含む情報である。なお、ゲーム再現情報JGGについては、後述する。
具体的には、ゲーム基本情報JK-mとは、例えば、ユーザUg-mが野球ゲームにおいて使用する野球チームにおける、投手キャラクタCPに関する情報である、投手一覧情報J1と、ユーザUg-mが野球ゲームにおいて使用する野球チームにおける、打者キャラクタCBに関する情報である、打者一覧情報J2と、を含む情報である。なお、投手一覧情報J1及び打者一覧情報J2の詳細については、後述する。
【0030】
次に、ゲーム装置10-mは、動画配信サーバ50に対して、再現用プログラムPG-Rを供給する(S12)。
ここで、再現用プログラムPG-Rとは、端末装置70において、野球ゲームに係る試合のうち投手キャラクタCP及び打者キャラクタCBの対戦に係る部分を再現し、端末装置70のユーザUtに対して、当該対戦を体験可能とするためのプログラムである。なお、以下では、野球ゲームに係る試合のうち投手キャラクタCP及び打者キャラクタCBの対戦に係る部分等、野球ゲームに係る試合のうちの一部を端末装置70において再現することを、「再現プレイ」と称することがある。
【0031】
次に、ゲーム装置10-mは、野球ゲームを実行し、野球ゲームに係る試合を進行させる(S13)。
具体的には、ゲーム装置10-mは、ステップS13において、まず、ユーザUg-mによるゲーム装置10-mの操作内容を示す、操作情報JMを取得する。次に、ゲーム装置10-mは、ステップS13において、操作情報JMに基づいて、野球ゲームに係る仮想空間Fdの状況を示す、ゲーム進行情報JSを生成する。ここで、野球ゲームに係る仮想空間Fdの状況とは、例えば、野球ゲームに係る仮想空間Fdに存在する各種キャラクタの状況、及び、野球ゲームに係る仮想空間Fdに存在する各種オブジェクトの状況の、一方または双方である。このうち、キャラクタの状況とは、例えば、当該キャラクタの仮想空間Fdにおける位置、姿勢、動作、移動方向、及び、移動速度等の一部または全部である。また、オブジェクトの状況とは、例えば、当該オブジェクトの仮想空間Fdにおける位置、姿勢、動作、移動方向、及び、移動速度等の一部または全部である。
【0032】
次に、ゲーム装置10-mは、野球ゲームに係る仮想空間Fdを、仮想空間Fdに設けられた仮想カメラで撮像することで、単位時間毎に更新される表示用静止画像GG-mを含む、表示用ゲーム動画DG-mを生成し、動画編集装置30に対して、生成した表示用ゲーム動画DG-mを示す情報である、表示用ゲーム動画情報JDG-m(「動画情報」の一例)を供給する(S14)。
ここで、表示用ゲーム動画情報JDG-mとは、単位時間毎に更新される表示用静止画像GG-mをリアルタイムに示す情報であってもよいし、複数の単位期間と1対1に対応する複数の表示用静止画像GG-mの集合を示す情報であってもよいし、または、これらに対して、野球ゲームに係る音声を付加した情報であってもよい。
【0033】
図4は、ゲーム装置10-1が生成する表示用ゲーム動画DG-1の概要の一例を説明するための説明図であり、
図5は、ゲーム装置10-2が生成する表示用ゲーム動画DG-2の概要の一例を説明するための説明図である。
【0034】
図4及び
図5に例示するように、表示用ゲーム動画DG-mは、仮想空間Fdにおいて、ユーザUg-1により操作される打者キャラクタCB-1の様子と、ユーザUg-2により操作される投手キャラクタCP-2の様子と、を示す。具体的には、表示用ゲーム動画DG-mは、仮想空間Fdにおいて、投手キャラクタCP-2が、ユーザUg-2の操作に基づいて、ボールオブジェクトOBLを投球する様子と、打者キャラクタCB-1が、ユーザUg-1の操作に基づいて、バットオブジェクトOBTを用いてボールオブジェクトOBLを打ち返す様子と、を示す。
【0035】
図2に例示するように、動画編集装置30は、ゲーム装置10-1から供給された表示用ゲーム動画情報JDG-1、及び、ゲーム装置10-2から供給された表示用ゲーム動画情報JDG-2に基づいて、ゲーム装置10-1及びゲーム装置10-2において実行されている野球ゲームに関する動画である、編集済ゲーム動画DEを生成し、動画配信サーバ50に対して、当該編集済ゲーム動画DEを示す情報である、編集済ゲーム動画情報JDEを供給する(S15)。
ここで、編集済ゲーム動画DEとは、ゲーム装置10-1及びゲーム装置10-2から供給された、複数の表示用ゲーム動画情報JDG-mに基づいて生成された動画であってもよいし、または、ゲーム装置10-1及びゲーム装置10-2のうち、一方のゲーム装置10-mから供給された、単一の表示用ゲーム動画情報JDG-mに基づいて生成された動画であってもよい。
また、本実施形態において、編集済ゲーム動画DEとは、単位時間毎に更新される、編集済静止画像GEであってもよい。ここで、編集済静止画像GEとは、表示用ゲーム動画情報JDG-mの示す表示用静止画像GG-mと同一の静止画像を含む画像であってもよいし、または、表示用ゲーム動画情報JDG-mの示す表示用静止画像GG-mの解像度を変更した静止画像を含む画像であってもよい。また、編集済ゲーム動画DEとは、単位期間毎に更新される編集済静止画像GEをリアルタイムに示す情報であってもよいし、複数の単位期間と1対1に対応する複数の編集済静止画像GEの集合を示す情報であってもよいし、または、これらに対して、野球ゲームに係る音声を付加した情報であってもよい。
【0036】
図6は、動画編集装置30が生成する編集済ゲーム動画DEの概要の一例を説明するための説明図である。
【0037】
図6に例示するように、編集済ゲーム動画DEは、表示用ゲーム動画DG-mを含む。なお、本実施形態において、動画編集装置30は、野球ゲームに係る試合が行われている各期間において、表示用ゲーム動画DG-1及び表示用ゲーム動画DG-2のうちの一方を選択し、選択した表示用ゲーム動画DG-mに基づいて、編集済ゲーム動画DEを生成する。また、本実施形態において、編集済ゲーム動画DEは、ユーザUg-mを撮像した動画であるユーザ撮像動画DU-mと、ユーザUg-mの名称を示す画像であるユーザ名称画像GN-mと、ユーザUg-mが野球ゲームに係る試合において用いる野球チームの名称を示す画像であるチーム名称画像GT-mと、当該野球チームの野球ゲームに係る試合における得点を示す画像である得点画像GP-mと、を含む。
【0038】
図2に例示するように、動画配信サーバ50は、動画編集装置30から供給された編集済ゲーム動画情報JDEに基づいて、ゲーム装置10-1及びゲーム装置10-2において実行されている野球ゲームに関する動画である、配信用ゲーム動画DH(「配信動画」の一例)を生成し、端末装置70に対して、当該配信用ゲーム動画DHを示す情報である、配信用ゲーム動画情報JDH(「配信情報」の一例)を供給する(S16)。
ここで、配信用ゲーム動画DHとは、単位時間毎に更新される、配信用静止画像GHであってもよい。ここで、配信用静止画像GHとは、編集済ゲーム動画情報JDEの示す編集済静止画像GEと同一の静止画像を含む画像であってもよいし、または、編集済ゲーム動画情報JDEの示す編集済静止画像GEの解像度を変更した静止画像を含む画像であってもよい。また、配信用ゲーム動画DHとは、単位期間毎に更新される配信用静止画像GHをリアルタイムに示す情報であってもよいし、複数の単位期間と1対1に対応する複数の配信用静止画像GHの集合を示す情報であってもよいし、または、これらに対して、野球ゲームに係る音声を付加した情報であってもよい。
【0039】
図7は、動画配信サーバ50が生成する配信用ゲーム動画DHの概要の一例を説明するための説明図である。
【0040】
図7に例示するように、本実施形態において、配信用ゲーム動画DHは、編集済ゲーム動画DEに対して、再現プレイ要求ボタンBPを付加した動画である。
【0041】
図3に例示するように、ゲーム装置10-mは、動画配信サーバ50に対して、ゲーム進行状況情報JG-mを供給する(S17)。
ここで、ゲーム進行状況情報JG-mとは、端末装置70において、再現プレイを実行するために必要な情報である。より具体的には、ゲーム進行状況情報JG-mとは、例えば、ゲーム進行情報JSの示す仮想空間Fdの状況のうち、再現プレイに関係する仮想空間Fdの状況を切り出した情報であってもよい。本実施形態では、ゲーム進行状況情報JG-mが、投手キャラクタCPによる投球の内容を示す投球情報J3を含む場合を、一例として想定する。
【0042】
そして、端末装置70-nのユーザUt-nが、配信用ゲーム動画DHに表示される再現プレイ要求ボタンBPを押下すると、端末装置70-nは、動画配信サーバ50に対して、端末装置70-nにおける再現プレイの実行を要求することを示す、再現プレイリクエストReqを供給する(S18)。なお、詳細は後述するが、本実施形態において、再現プレイリクエストReqには、端末装置70-nの特性を示す端末特性情報が含まれている場合を想定する。
【0043】
次に、動画配信サーバ50が、端末装置70-nから再現プレイリクエストReqを受信すると、動画配信サーバ50は、端末装置70-nに対して、端末装置70-nにおいて再現プレイを実行させるための情報である、ゲーム再現情報JGG(「再現情報」の一例)を供給する(S19)。
その後、端末装置70-nは、ゲーム再現情報JGGに基づいて、再現プレイを実行する(S20)。
【0044】
図8は、端末装置70-nが再現プレイを実行している場合に、端末装置70-nに設けられた表示部76-nに表示される、再現プレイ動画DSの概要の一例を説明するための説明図である。
【0045】
図8に例示するように、本実施形態において、再現プレイ動画DSは、仮想空間Fdにおいて、投手キャラクタCPが、ゲーム装置10-mのユーザUg-mの操作に基づいて、ボールオブジェクトOBLを投球する様子と、打者キャラクタCBが、端末装置70-nのユーザUt-nの操作に基づいて、バットオブジェクトOBTを用いてボールオブジェクトOBLを打ち返す様子と、を示す。
【0046】
図3に例示するように、端末装置70-nは、端末装置70-nにおいて実行された再現プレイの結果を示す再現プレイ結果情報JSG(「結果情報」の一例)を、動画配信サーバ50に対して供給する(S21)。
【0047】
その後、情報処理システムSysは、野球ゲームに係る試合が終了するまでの間、ステップS14~S21の処理を繰り返し実行する。
【0048】
なお、動画配信サーバ50は、端末装置70から再現プレイ結果情報JSGを取得した場合、当該再現プレイ結果情報JSGに基づいて、端末装置70-nにおける再現プレイの結果を示す、再現プレイ結果画像GKを生成し、生成した再現プレイ結果画像GKを、配信用ゲーム動画DHに組み入れてもよい。
また、動画配信サーバ50は、複数の端末装置70から、当該複数の端末装置70と対応する複数の再現プレイ結果情報JSGを取得した場合、当該複数の再現プレイ結果情報JSGに基づいて、複数の端末装置70における再現プレイの結果を示す、再現プレイ結果画像GKを生成し、生成した再現プレイ結果画像GKを、配信用ゲーム動画DHに組み入れてもよい。
更に、動画配信サーバ50は、複数の端末装置70から、当該複数の端末装置70と対応する複数の再現プレイ結果情報JSGを取得した場合、当該複数の再現プレイ結果情報JSGに基づいて、複数の端末装置70における再現プレイの結果と、複数の端末装置70のうち一の端末装置70における再現プレイの結果と、を示す、再現プレイ結果画像GKを生成し、生成した再現プレイ結果画像GKを、一の端末装置70に対して供給する配信用ゲーム動画DHに組み入れてもよい。
【0049】
図9は、再現プレイ結果画像GKが組み入れられた配信用ゲーム動画DHの概要の一例を説明するための説明図である。なお、
図9では、動画配信サーバ50が、複数の端末装置70から複数の再現プレイ結果情報JSGを取得した場合に、当該複数の端末装置70のうち、端末装置70-nに設けられた表示部76-nに表示される配信用ゲーム動画DHを例示している。
【0050】
本実施形態では、配信用ゲーム動画DHに組み入れられた再現プレイ結果画像GKが、複数の再現プレイ個別結果画像GKKを含む場合を想定する。
図9に示す例では、再現プレイ結果画像GKが、再現プレイを実行した端末装置70の個数に対する、再現プレイの結果が「ストライク」となった端末装置70の個数を示す、再現プレイ個別結果画像GKK1と、再現プレイを実行した端末装置70の個数に対する、再現プレイの結果が「ヒット」となった端末装置70の個数を示す、再現プレイ個別結果画像GKK2と、再現プレイを実行した端末装置70の個数に対する、再現プレイの結果が「ホームラン」となった端末装置70の個数を示す、再現プレイ個別結果画像GKK3と、を含む場合を、一例として想定している。
また、本実施形態では、動画配信サーバ50は、配信用ゲーム動画DHに組み入れられた再現プレイ結果画像GKに含まれる複数の再現プレイ個別結果画像GKKのうち、当該配信用ゲーム動画DHが供給される端末装置70-nにおける再現プレイの結果に対応する再現プレイ個別結果画像GKKを、強調表示する場合を想定する。
図9に示す例では、端末装置70-nにおける再現プレイの結果が「ヒット」である場合を想定している。このため、
図9に示す例では、再現プレイの結果が「ヒット」である端末装置70の個数を示す再現プレイ個別結果画像GKK2が、再現プレイ個別結果画像GKK1及び再現プレイ個別結果画像GKK3と比較して強調表示されることになる。
【0051】
[1.3.情報処理システムの機能]
以下、
図10乃至
図15を参照しつつ、ゲーム装置10、動画配信サーバ50、及び、端末装置70の機能について説明する。
【0052】
図10は、ゲーム装置10の構成の一例を示す機能ブロック図である。
【0053】
図10に例示するように、ゲーム装置10は、ゲーム装置10の各部を制御する制御部11と、各種情報を記憶する記憶部13と、ゲーム装置10のユーザUgによる操作を受け付けるための操作部14と、ゲーム装置10の外部に存在する外部装置との間の通信を実行するための通信部15と、を備える。
【0054】
図10に例示するように、制御部11は、ゲーム制御部111を備える。そして、ゲーム制御部111は、ゲーム進行情報生成部112と、表示用動画情報生成部113と、を備える。
このうち、ゲーム進行情報生成部112は、操作部14により受け付けられたユーザUgによるゲーム装置10の操作内容を示す操作情報JMに基づいて、ゲーム進行情報JSを生成する。また、ゲーム進行情報生成部112は、ゲーム進行情報JSに基づいて、投球情報J3を生成する。また、ゲーム進行情報生成部112は、野球ゲームに係る試合の進捗状況を示す、ゲーム進捗情報J4を生成する。そして、ゲーム進行情報生成部112は、投球情報J3及びゲーム進捗情報J4を含む、ゲーム進行状況情報JGを生成する。
また、表示用動画情報生成部113は、ゲーム進行情報生成部112の生成したゲーム進行情報JSに基づいて、表示用ゲーム動画情報JDGを生成する。
【0055】
図10に例示するように、記憶部13は、投手一覧情報J1と、打者一覧情報J2と、投球情報J3と、ゲーム進捗情報J4と、ゲーム装置10の各部を制御するための制御プログラムPGGと、を記憶している。
また、記憶部13は、Q種類の再現用プログラムPG-Rを記憶している。なお、本実施形態において、値Qは、2以上の自然数である。但し、値Qは、「1」であってもよい。以下では、Q種類の再現用プログラムPG-Rのうち、q番目の再現用プログラムPG-Rを、再現用プログラムPG-R[q]と表現する場合がある。なお、本実施形態において、情報処理システムSysは、端末装置70に対して、Q種類の再現用プログラムPG-R[1]~PG-R[Q]のうち、端末装置70の特性に応じた、再現用プログラムPG-R[q]を供給する。ここで、端末装置70の特性とは、再現用プログラムPG-Rの再生可能方法に関連する端末装置70の性質、及び、再現用プログラムPG-Rの再生精度に関連する端末装置70の性質の、一方または双方を含む概念である。具体的には、端末装置70の特性とは、端末装置70の有するオペレーティングシステムの種類、端末装置70の有するブラウザの種類、端末装置70の有するプロセッサ7001の処理性能、及び、端末装置70の有する記憶装置7003の記憶容量、等の一部または全部である。
【0056】
図11は、ゲーム装置10のハードウェア構成の一例を示す構成図である。
【0057】
図11に例示するように、ゲーム装置10は、ゲーム装置10の各部を制御するプロセッサ1001と、各種情報を記憶する記憶装置1003と、ゲーム装置10のユーザUgによる操作を受け付けるための操作装置1004と、ゲーム装置10の外部に存在する外部装置との通信を行うための通信装置1005と、を備える。
このうち、記憶装置1003は、プロセッサ1001の作業領域として機能するRAM(Random Access Memory)等の揮発性メモリと、制御プログラムPGG等の各種情報を記憶するEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)等の不揮発性メモリとの、一方または双方を含み、記憶部13としての機能を提供する。
また、プロセッサ1001は、例えば、1または複数のCPU(Central Processing Unit)を含んで構成される。プロセッサ1001は、記憶装置1003に記憶された制御プログラムPGGを実行し、当該制御プログラムPGGに従って動作することで、制御部11として機能する。なお、プロセッサ1001は、1または複数のCPUに加え、または、1または複数のCPUのうち一部または全部に替えて、GPU(Graphics Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、または、FPGA(Field Programmable Gate Array)、等の、ハードウェアを含んで構成されるものであってもよい。この場合、プロセッサ1001により実現される制御部11の一部または全部は、DSP等のハードウェアにより実現されてもよい。
また、操作装置1004は、例えば、操作ボタンであり、ゲーム装置10のユーザUgの操作を受け付ける操作部14としての機能を提供する。操作装置1004は、例えば、操作ボタン、タッチパネル、キーボード、ジョイスティック、及び、マウス等の、ポインティングデバイスの一部または全部を含む、1または複数の機器から構成されるものであってもよい。
また、通信装置1005は、有線ネットワーク及び無線ネットワークの一方または双方を介して、ゲーム装置10の外部に存在する外部装置との通信を行うためのハードウェアであり、通信部15としての機能を提供する。
【0058】
図12は、動画配信サーバ50の構成の一例を示す機能ブロック図である。
【0059】
図12に例示するように、動画配信サーバ50は、動画配信サーバ50の各部を制御する制御部51と、各種情報を記憶する記憶部53と、動画配信サーバ50の外部に存在する外部装置との間の通信を実行するための通信部55と、を備える。
【0060】
図12に例示するように、制御部51は、配信用動画情報生成部511と、ゲーム再現情報生成部512と、を備える。
このうち、配信用動画情報生成部511(「配信情報生成部」の一例)は、編集済ゲーム動画情報JDEに基づいて、配信用ゲーム動画情報JDHを生成する。
また、ゲーム再現情報生成部512(「再現情報生成部」の一例)は、ゲーム基本情報JK-mと、ゲーム進行状況情報JG-mと、再現用プログラムPG-Rと、に基づいて、ゲーム再現情報JGGを生成する。
【0061】
図12に例示するように、記憶部53は、投手一覧情報J1と、打者一覧情報J2と、ゲーム再現管理情報テーブルTBL1と、端末特性情報テーブルTBL2と、再現プレイ結果情報テーブルTBL3と、動画配信サーバ50の各部を制御するための制御プログラムPGSと、Q種類の再現用プログラムPG-R[1]~PG-R[Q]と、を記憶している。なお、ゲーム再現管理情報テーブルTBL1、端末特性情報テーブルTBL2、及び、再現プレイ結果情報テーブルTBL3については、後述する。
【0062】
図13は、動画配信サーバ50のハードウェア構成の一例を示す構成図である。
【0063】
図13に例示するように、動画配信サーバ50は、動画配信サーバ50の各部を制御するプロセッサ5001と、各種情報を記憶する記憶装置5003と、動画配信サーバ50の外部に存在する外部装置との通信を行うための通信装置5005と、を備える。
このうち、記憶装置5003は、プロセッサ5001の作業領域として機能するRAM等の揮発性メモリと、制御プログラムPGS等の各種情報を記憶するEEPROM等の不揮発性メモリとの、一方または双方を含み、記憶部53としての機能を提供する。
また、プロセッサ5001は、例えば、1または複数のCPUを含んで構成される。プロセッサ5001は、記憶装置5003に記憶された制御プログラムPGSを実行し、当該制御プログラムPGSに従って動作することで、制御部51として機能する。
なお、プロセッサ5001は、1または複数のCPUに加え、または、1または複数のCPUのうち一部または全部に替えて、GPU、DSP、または、FPGA、等の、ハードウェアを含んで構成されるものであってもよい。この場合、プロセッサ5001により実現される制御部51の一部または全部は、DSP等のハードウェアにより実現されてもよい。
また、通信装置5005は、有線ネットワーク及び無線ネットワークの一方または双方を介して、動画配信サーバ50の外部に存在する外部装置との通信を行うためのハードウェアであり、通信部55としての機能を提供する。
【0064】
図14は、端末装置70の構成の一例を示す機能ブロック図である。
【0065】
図14に例示するように、端末装置70は、端末装置70の各部を制御する制御部71と、各種情報を記憶する記憶部73と、端末装置70のユーザUtの操作を受け付ける操作部74と、端末装置70の外部に存在する外部装置との間の通信を実行するための通信部75と、各種画像を表示する表示部76と、を備える。
【0066】
図14に例示するように、制御部71は、配信用ゲーム動画再生部711と、再現プレイ実行部712と、を備える。
このうち、配信用ゲーム動画再生部711は、配信用ゲーム動画情報JDHに基づいて、配信用ゲーム動画DHを表示部76に表示させる。
また、再現プレイ実行部712は、ゲーム再現情報JGGに基づいて、再現プレイを実行する。
【0067】
図14に例示するように、記憶部73は、端末装置70の各部を制御するための制御プログラムPGTと、端末装置70に対応する再現用プログラムPG-R[q]と、を記憶している。
【0068】
図15は、端末装置70のハードウェア構成の一例を示す構成図である。
【0069】
図15に例示するように、端末装置70は、端末装置70の各部を制御するプロセッサ7001と、各種情報を記憶する記憶装置7003と、端末装置70の外部に存在する外部装置との通信を行うための通信装置7005と、各種画像を表示するとともに、端末装置70のユーザUtの操作を受け付けるためのタッチパネル7004と、を備える。
このうち、記憶装置7003は、プロセッサ7001の作業領域として機能するRAM等の揮発性メモリと、制御プログラムPGT等の各種情報を記憶するEEPROM等の不揮発性メモリとの、一方または双方を含み、記憶部73としての機能を提供する。
また、プロセッサ7001は、例えば、1または複数のCPUを含んで構成される。プロセッサ7001は、記憶装置7003に記憶された制御プログラムPGTを実行し、制御プログラムPGTに従って動作することで、配信用ゲーム動画再生部711として機能する。また、プロセッサ7001は、記憶装置7003に記憶された再現用プログラムPG-R[q]及び制御プログラムPGTを実行し、再現用プログラムPG-R[q]及び制御プログラムPGTに従って動作することで、再現プレイ実行部712として機能する。
なお、プロセッサ7001は、1または複数のCPUに加え、または、1または複数のCPUのうち一部または全部に替えて、GPU、DSP、または、FPGA、等の、ハードウェアを含んで構成されるものであってもよい。この場合、プロセッサ7001により実現される制御部71の一部または全部は、DSP等のハードウェアにより実現されてもよい。
また、通信装置7005は、有線ネットワーク及び無線ネットワークの一方または双方を介して、端末装置70の外部に存在する外部装置との通信を行うためのハードウェアであり、通信部75としての機能を提供する。
また、タッチパネル7004は、各種画像を表示可能な表示部76として機能するとともに、端末装置70のユーザUtからの操作を受け付ける操作部74として機能する。
【0070】
[1.4.情報処理システムにおいて存在するデータ]
以下、
図16乃至
図23を参照しつつ、情報処理システムSysにおいて存在する各種データについて説明する。
【0071】
図16は、投手一覧情報J1のデータ構成の一例を示す説明図である。なお、投手一覧情報J1は、野球ゲームに係る試合の開始前に、予め定められた情報である。
【0072】
図16に例示するように、投手一覧情報J1は、野球ゲームに係る試合において登場する複数の投手キャラクタCPと1対1に対応する複数のレコードを有する。投手一覧情報J1の各レコードは、投手IDと、投手情報と、を含む。
ここで、投手IDとは、野球ゲームに係る試合において登場する複数の投手キャラクタCPの中から、各投手キャラクタCPを識別するための情報である。
また、投手情報とは、例えば、投手基本情報と、投手スキル情報と、を含む情報である。
このうち、投手基本情報とは、例えば、投手キャラクタCPの名称を示す投手名称情報と、投手キャラクタCPの画像を示す投手画像情報と、を含む情報である。また、投手スキル情報とは、投手キャラクタCPによるボールオブジェクトOBLの投球の能力の高さの程度を示す情報である。具体的には、投手スキル情報とは、例えば、投手キャラクタCPの投球するボールオブジェクトOBLの標準的な球速を示す標準球速情報と、投手キャラクタCPの投球可能な各球種に関する投手キャラクタCPの投球能力の高さの程度を示す球種情報と、投手キャラクタCPの投球におけるボールオブジェクトOBLのコントロール能力の高さの程度を示すコントロール情報と、を含む情報である。
【0073】
図17は、打者一覧情報J2のデータ構成の一例を示す説明図である。なお、打者一覧情報J2は、野球ゲームに係る試合の開始前に、予め定められた情報である。
【0074】
図17に例示するように、打者一覧情報J2は、野球ゲームに係る試合において登場する複数の打者キャラクタCBと1対1に対応する複数のレコードを有する。打者一覧情報J2の各レコードは、打者IDと、打者情報と、を含む。
ここで、打者IDとは、野球ゲームに係る試合において登場する複数の打者キャラクタCBの中から、各打者キャラクタCBを識別するための情報である。
また、打者情報とは、例えば、打者基本情報と、打者スキル情報と、を含む情報である。
このうち、打者基本情報とは、例えば、打者キャラクタCBの名称を示す打者名称情報と、打者キャラクタCBの画像を示す打者画像情報と、を含む情報である。また、打者スキル情報とは、打者キャラクタCBによるボールオブジェクトOBLの打撃の能力の高さの程度を示す情報である。具体的には、打者スキル情報とは、例えば、打者キャラクタCBが、投手キャラクタCPの投球したボールオブジェクトOBLを打ち返した場合に、当該打ち返されたボールオブジェクトOBLの速度である打球速度の速さの程度を示す、打撃パワー情報と、打者キャラクタCBが、投手キャラクタCPの投球したボールオブジェクトOBLにバットオブジェクトOBTをミートさせる能力の高さの程度を示す、ミート能力情報と、打者キャラクタCBの走塁の速さの程度を示す、走塁能力情報と、を含む情報である。
【0075】
図18は、投球情報J3のデータ構成の一例を示す説明図である。なお、投球情報J3は、ゲーム装置10-mのユーザUg-mが、操作部14において、投手キャラクタCPによるボールオブジェクトOBLの投球動作を指示する操作を行った場合に、当該操作内容を示す操作情報JMと、投手一覧情報J1とに基づいて、ゲーム進行情報生成部112が生成する情報である。具体的には、ゲーム進行情報生成部112は、操作情報JMの示す投手キャラクタCPの投球内容と、投手一覧情報J1に含まれる当該投手キャラクタCPの投手スキル情報と、に基づいて、投球情報J3を生成する。
【0076】
図18に例示するように、投球情報J3は、例えば、投球IDと、投球内容情報と、を含む。
このうち、投球IDとは、野球ゲームに係る試合において、複数の投手キャラクタCPによる複数回の投球がなされる場合に、当該複数回の投球の中から、各投球を識別するための情報である。
また、投球内容情報とは、例えば、投手キャラクタCPにより投球されるボールオブジェクトOBLの球速を示す投球球速情報と、投手キャラクタCPによる投球の球種を示す投球球種情報と、投手キャラクタCPにより投球されるボールオブジェクトOBLの軌跡を示す投球軌跡情報と、を含む情報である。ここで、投球軌跡情報は、例えば、投手キャラクタCPにより投球されたボールオブジェクトOBLがホームベース上を通過する位置を示す投球コース情報と、投手キャラクタCPにより投球されたボールオブジェクトOBLの飛翔中のコースの変化内容を示す投球コース変位量情報と、を含む情報である。
【0077】
図19は、ゲーム進捗情報J4のデータ構成の一例を示す説明図である。なお、ゲーム進捗情報J4は、ゲーム装置10-mのユーザUg-mが、操作部14において、投手キャラクタCPによるボールオブジェクトOBLの投球動作を指示する操作を行った場合に、ゲーム進行情報生成部112により生成される情報である。
【0078】
図19に例示するように、ゲーム進捗情報J4は、例えば、投球タイミング情報と、カウント情報と、スコア情報と、ランナー情報と、対戦キャラクタ特定情報と、を含む。
このうち、投球タイミング情報とは、例えば、投球IDと、ゲーム時間情報と、イニング情報と、を含む情報である。ここで、ゲーム時間情報とは、例えば、野球ゲームに係る試合の開始からの、当該試合内における経過時間を示す情報である。具体的には、ゲーム時間情報とは、例えば、ゲーム進捗情報J4において、野球ゲームに係る試合の開始から、投手キャラクタCPによる投球がなされるまでの、当該試合における経過時間を示す情報である。但し、ゲーム時間情報は、ゲーム進捗情報J4において、野球ゲームが開始された後であって、野球ゲームに係る試合が開始される前の任意の時刻から、投手キャラクタCPによる投球がなされるまでの、当該試合における経過時間を示す情報であってもよい。また、イニング情報とは、投手キャラクタCPによる投球がなされるイニングを示す情報である。
また、カウント情報とは、例えば、投手キャラクタCPによる投球がなされる際のアウトカウントを示すアウトカウント情報と、投手キャラクタCPによる投球がなされる際のストライクカウントを示すストライクカウント情報と、投手キャラクタCPによる投球がなされる際のボールカウントを示すボールカウント情報と、を含む情報である。
また、スコア情報とは、例えば、野球ゲームに係る試合における野球チームT1の得点と、野球ゲームに係る試合における野球チームT2の得点と、を示す情報である。
また、ランナー情報とは、例えば、1塁におけるランナーの有無、及び、1塁にランナーが存在する場合に、当該ランナーの打者IDを示す1塁ランナー情報と、2塁におけるランナーの有無、及び、2塁にランナーが存在する場合に、当該ランナーの打者IDを示す2塁ランナー情報と、3塁におけるランナーの有無、及び、3塁にランナーが存在する場合に、当該ランナーの打者IDを示す3塁ランナー情報と、を示す情報である。
また、対戦キャラクタ特定情報とは、例えば、投手キャラクタCPによる投球がなされる場合に、当該投手キャラクタCPの投手IDを示す、投球中投手情報と、投手キャラクタCPによる投球がなされる場合に、打席に位置する打者キャラクタCBの打者IDを示す、打席内打者情報と、を含む情報である。
【0079】
図20は、ゲーム再現管理情報テーブルTBL1のデータ構成の一例を示す説明図である。
【0080】
なお、本実施形態において、ゲーム再現情報生成部512は、野球ゲームに係る試合における投手キャラクタCPによる投球が、ゲーム再現条件を充足する場合に、ゲーム再現管理情報テーブルTBL1にレコードを追加する。
ここで、ゲーム再現条件とは、投手キャラクタCPによる投球と対応するゲーム進捗情報J4に関する条件である。本実施形態では、一例として、ゲーム再現条件が、以下の第1乃至第4のゲーム再現条件のうち一部または全部が充足される、という条件である場合を想定する。
<第1のゲーム再現条件>
ゲーム進捗情報J4のうち、イニング情報が、「7回以降のイニング数」を示すという条件。
<第2のゲーム再現条件>
ゲーム進捗情報J4のうち、ランナー情報が、「2塁または3塁にランナーが存在すること」を示すという条件。
<第3のゲーム再現条件>
ゲーム進捗情報J4のうち、アウトカウント情報が、「2アウト」を示すという条件。
<第4のゲーム再現条件>
ゲーム進捗情報J4のうち、ストライクカウント情報が、「2ストライク」を示すという条件。
なお、以下では、ゲーム再現条件を満たす投球、すなわち、第1乃至第4のゲーム再現条件のうち少なくとも1つの条件を充足する投球を、再現対象投球と称する。
【0081】
図20に例示するように、ゲーム再現管理情報テーブルTBL1は、野球ゲームに係る試合における複数の再現対象投球と1対1に対応する複数のレコードを有する。ゲーム再現管理情報テーブルTBL1の各レコードは、再現IDと、ゲーム再現管理情報と、を含む。
ここで、再現IDとは、野球ゲームに係る試合における複数の再現対象投球の中から、各再現対象投球を識別するための情報である。
また、ゲーム再現管理情報とは、例えば、上述したゲーム時間情報と、対戦キャラクタ特定情報と、投球情報J3と、を含む情報である。
【0082】
図21は、ゲーム再現情報JGGのデータ構成の一例を示す説明図である。なお、上述のとおり、ゲーム再現情報JGGは、動画配信サーバ50が端末装置70-nから再現プレイリクエストReqを受信した場合に、ゲーム再現情報生成部512により生成される情報である。
【0083】
図21に例示するように、ゲーム再現情報JGGは、例えば、上述した再現ID、ゲーム時間情報、及び、投球情報J3と、再現プレイキャラクタ情報と、再現用プログラムPG-R[q]と、を含む情報である。
このうち、再現プレイキャラクタ情報とは、例えば、上述した投手基本情報と、打者基本情報と、打者スキル情報と、を含む情報である。
上述のとおり、ゲーム再現情報JGGが供給される端末装置70においては、再現プレイ動画DSが表示されることで、再現プレイが実行される。具体的には、端末装置70の再現プレイ実行部712は、再現プレイ動画DSにおいて、ゲーム再現情報JGGに含まれる投手基本情報に基づいて、投手キャラクタCPを表示し、また、ゲーム再現情報JGGに含まれる打者基本情報に基づいて、打者キャラクタCBを表示し、更に、ゲーム再現情報JGGに含まれる投球内容情報に基づいて、ボールオブジェクトOBLを表示する。そして、再現プレイ実行部712は、端末装置70のユーザUtによる操作部74の操作内容と、ゲーム再現情報JGGに含まれる打者スキル情報と、に基づいて、ボールオブジェクトOBLをバットオブジェクトOBTにより打ち返すことができるか否かを決定する。更に、再現プレイ実行部712は、再現プレイにおいて、ボールオブジェクトOBLが打ち返される場合には、端末装置70のユーザUtによる操作部74の操作内容と、ゲーム再現情報JGGに含まれる打者スキル情報と、に基づいて、打ち返されたボールオブジェクトOBL(打球)のスピードと、当該ボールオブジェクトOBLの軌跡と、を決定する。
【0084】
図22は、端末特性情報テーブルTBL2のデータ構成の一例を示す説明図である。
【0085】
なお、本実施形態において、ゲーム再現情報生成部512は、動画配信サーバ50が端末装置70から再現プレイリクエストReqを受信した場合であって、当該再現プレイリクエストReqが、野球ゲームに係る試合が実行されている期間中における、当該端末装置70からの最初の再現プレイリクエストReqである場合に、端末特性情報テーブルTBL2にレコードを追加する。
【0086】
図22に例示するように、端末特性情報テーブルTBL2は、野球ゲームに係る試合が実行されている期間において、動画配信サーバ50に対して再現プレイリクエストReqを送信した複数の端末装置70と1対1に対応する複数のレコードを有する。なお、以下では、野球ゲームに係る試合が実行されている期間において、動画配信サーバ50に対して再現プレイリクエストReqを送信した端末装置70を、再現プレイ実行端末と称する場合がある。
端末特性情報テーブルTBL2の各レコードは、端末IDと、端末特性情報と、を含む。
ここで、端末IDとは、複数の再現プレイ実行端末の中から、各再現プレイ実行端末を識別するための情報である。
また、端末特性情報とは、上述のとおり、端末装置70の特性を示す情報である。本実施形態では、一例として、端末特性情報が、端末装置70の有するオペレーティングシステムの種類を示すOS種類情報と、端末装置70の有するブラウザの種類を示すブラウザ種類情報と、端末装置70の有するプロセッサ7001の処理速度を示す端末処理速度情報と、端末装置70の有する表示部76の画面サイズを示す画面サイズ情報と、を含む情報である。
【0087】
図23は、再現プレイ結果情報テーブルTBL3のデータ構成の一例を示す説明図である。
なお、本実施形態において、ゲーム再現情報生成部512は、動画配信サーバ50が端末装置70から再現プレイ結果情報JSGを受信した場合に、再現プレイ結果情報テーブルTBL3にレコードを追加する。
【0088】
図23に例示するように、再現プレイ結果情報テーブルTBL3は、動画配信サーバ50が複数の再現プレイ実行端末から受信した複数の再現プレイ結果情報JSGと1対1に対応する、複数のレコードを有する。再現プレイ結果情報テーブルTBL3の各レコードは、再現結果IDと、再現プレイ結果情報JSGと、を含む。
ここで、再現結果IDとは、動画配信サーバ50が受信した複数の再現プレイ結果情報JSGの中から、各再現プレイ結果情報JSGを識別するための情報である。
また、再現プレイ結果情報JSGとは、例えば、当該再現プレイ結果情報JSGに対応する再現プレイに係る再現IDと、当該再現プレイ結果情報JSGを送信した端末装置70に係る端末IDと、当該再現プレイ結果情報JSGに対応する再現プレイの結果を示す再現結果情報と、を含む情報である。
【0089】
[1.5.動画配信サーバの動作]
以下、
図24及び
図25を参照しつつ、野球ゲームに係る試合が行われる場合の動画配信サーバ50の動作について説明する。
【0090】
図24及び
図25は、野球ゲームに係る試合が行われる場合の動画配信サーバ50の動作の一例を示すフローチャートである。
【0091】
図24に例示するように、ゲーム再現情報生成部512は、ゲーム装置10-1及びゲーム装置10-2において野球ゲームに係る試合が開始され、ゲーム装置10-mからゲーム基本情報JK-mが送信されると、当該ゲーム基本情報JK-mを取得する(S100)。
また、ゲーム再現情報生成部512は、ゲーム装置10-1及びゲーム装置10-2において野球ゲームに係る試合が開始され、ゲーム装置10-mから再現用プログラムPG-R[1]~PG-R[Q]が送信されると、当該再現用プログラムPG-R[1]~PG-R[Q]を取得する(S102)。
【0092】
次に、配信用動画情報生成部511は、動画編集装置30から編集済ゲーム動画情報JDEが供給されたか否かを判定する(S104)。
ステップS104の判定結果が否定の場合、配信用動画情報生成部511は、処理をステップS110に進める。
ステップS104の判定結果が肯定の場合、配信用動画情報生成部511は、ステップS104において供給された編集済ゲーム動画情報JDEを取得する(S106)。
【0093】
そして、配信用動画情報生成部511は、ステップS106において取得した編集済ゲーム動画情報JDEに基づいて、配信用ゲーム動画情報JDHを生成する(S108)。なお、本実施形態において、配信用ゲーム動画情報JDHには、野球ゲームに係る試合の開始からの、当該試合内における経過時間を示すゲーム時間情報が含まれていてもよい。
【0094】
また、ゲーム再現情報生成部512は、ゲーム装置10-mから、ゲーム進行状況情報JG-mが供給されたか否かを判定する(S110)。
ステップS110の判定結果が否定の場合、ゲーム再現情報生成部512は、処理をステップS120に進める。
ステップS110の判定結果が肯定の場合、ゲーム再現情報生成部512は、ステップS110において供給されたゲーム進行状況情報JG-mを取得する(S112)。
【0095】
次に、ゲーム再現情報生成部512は、ステップS112において取得したゲーム進行状況情報JG-mに含まれるゲーム進捗情報J4が、ゲーム再現条件を充足するか否かを判定する(S114)。
ステップS114の判定結果が否定の場合、ゲーム再現情報生成部512は、処理をステップS120に進める。なお、ステップS114の判定結果が否定の場合、ゲーム再現情報生成部512は、ステップS112で取得したゲーム進行状況情報JG-mを廃棄してもよい。
ステップS114の判定結果が肯定の場合、ゲーム再現情報生成部512は、ステップS100で取得したゲーム基本情報JK-mと、ステップS112で取得したゲーム進行状況情報JG-mと、に基づいて、ゲーム再現管理情報を生成し、生成したゲーム再現管理情報を、ゲーム再現管理情報テーブルTBL1に記憶させる(S116)。
【0096】
図25に例示するように、ゲーム再現情報生成部512は、端末装置70-nから、再現プレイリクエストReqが供給されたか否かを判定する(S120)。
ステップS120の判定結果が否定の場合、ゲーム再現情報生成部512は、処理をステップS130に進める。
ステップS120の判定結果が肯定の場合、ゲーム再現情報生成部512は、ステップS120において端末装置70-nから供給された再現プレイリクエストReqに含まれる端末特性情報を取得する(S122)。
【0097】
次に、ゲーム再現情報生成部512は、ステップS122において取得した端末特性情報を、端末特性情報テーブルTBL2に記憶させる(S124)。
そして、ゲーム再現情報生成部512は、ステップS100で取得したゲーム基本情報JK-mと、ステップS112で取得したゲーム進行状況情報JG-mと、ステップS116で生成したゲーム再現管理情報と、ステップS122で取得した端末特性情報と、に基づいて、ゲーム再現情報JGGを生成する(S126)。具体的には、ゲーム再現情報生成部512は、ステップS126において、再現用プログラムPG-R[1]~PG-R[Q]の中から、ステップS122で取得した端末特性情報と対応する再現用プログラムPG-R[q]を選択する。そして、ゲーム再現情報生成部512は、ステップS126において、当該選択した再現用プログラムPG-R[q]を含む、ゲーム再現情報JGGを生成する。
なお、本実施形態において、ゲーム再現情報生成部512は、端末特性情報に基づいて、ゲーム再現情報JGGを生成するが、本発明はこのような態様に限定されるものではない。例えば、ゲーム再現情報生成部512は、端末特性情報に代えて、または、端末特性情報に加えて、端末装置70-nのユーザUtの操作に基づいて、ゲーム再現情報JGGを生成してもよい。例えば、端末装置70-nのユーザUtは、操作部74を操作することにより、再現プレイ動画DSの再生態様を指定することが可能であってもよい。ここで、再現プレイ動画DSの再生態様とは、例えば、再現プレイ動画DSの再生精度、再現プレイ動画DSを再生することによる端末装置70-nに掛る処理負荷、及び、再現プレイ動画DSを再生することによる端末装置70-nに係る通信負荷の、一部または全部を含む概念である。この場合、ゲーム再現情報生成部512は、端末装置70-nのユーザUtによる、再現プレイ動画DSの再生態様の指定内容に基づいて、再現用プログラムPG-R[1]~PG-R[Q]の中から、当該指定内容に応じた再現用プログラムPG-R[q]を選択してもよい。そして、この場合、ゲーム再現情報生成部512は、選択した再現用プログラムPG-R[q]を含むゲーム再現情報JGGを生成してもよい。
【0098】
次に、ゲーム再現情報生成部512は、ステップS120において再現プレイリクエストReqを供給した端末装置70-nに対して、ステップS126において生成したゲーム再現情報JGGを供給する(S128)。なお、本実施形態において、ゲーム再現情報生成部512は、ステップS128において、ゲーム再現情報JGGに含まれるゲーム時間情報の示す経過時間が、配信用ゲーム動画情報JDHに含まれるゲーム時間情報の示す経過時間よりも、短くなるように、端末装置70-nに対してゲーム再現情報JGGを供給する。換言すれば、ゲーム再現情報生成部512は、ステップS128において、端末装置70-nにおいて、ゲーム再現情報JGGに基づく再現プレイが可能となるタイミング以降に、端末装置70-nにおいて、再現プレイに対応する部分の配信用ゲーム動画DHが閲覧可能となるように、端末装置70-nに対してゲーム再現情報JGGを供給する。このため、端末装置70-nのユーザUtは、ゲーム装置10-mにおいて実行される野球ゲームの進行内容のうち、再現プレイに対応する部分の進行内容を知る前に、端末装置70-nにおいて再現プレイを実行することができる。これにより、端末装置70-nのユーザUtは、ゲーム装置10-mにおいて野球ゲームをプレイするユーザUgに近い条件で、再現プレイを行うことが可能となり、再現プレイの興趣性を高めることができる。
【0099】
次に、配信用動画情報生成部511は、端末装置70-nから、再現プレイ結果情報JSGが供給されたか否かを判定する(S130)。
ステップS130の判定結果が否定の場合、配信用動画情報生成部511は、処理をステップS138に進める。
ステップS130の判定結果が肯定の場合、配信用動画情報生成部511は、端末装置70-nから供給された再現プレイ結果情報JSGを取得する(S132)。
【0100】
次に、配信用動画情報生成部511は、ステップS132において取得した再現プレイ結果情報JSGを、再現プレイ結果情報テーブルTBL3に記憶させる(S134)。
そして、配信用動画情報生成部511は、ステップS134で取得した再現プレイ結果情報JSGに基づいて、再現プレイ結果画像GKを生成し、生成した再現プレイ結果画像GKを、端末装置70-nに対して供給する配信用ゲーム動画情報JDHに組み入れる(S136)。
【0101】
次に、制御部51は、野球ゲームに係る試合が終了するか否かを判定する(S138)。
ステップS138の判定結果が否定の場合、制御部51は、処理をステップS104に進める。
ステップS138の判定結果が肯定の場合、制御部51は、
図24及び
図25に示す処理を終了させる。
【0102】
[1.6.第1実施形態の結論]
以上において説明したように、本実施形態に係る動画配信サーバ50は、端末装置70-nにおいて再現プレイを可能とするためのゲーム再現情報JGGを生成するゲーム再現情報生成部512を備える。このため、本実施形態において、端末装置70-nは、配信用ゲーム動画情報JDHに基づく配信用ゲーム動画DHの閲覧が可能であることに加え、ゲーム再現情報JGGに基づいて、ゲーム装置10-mで実行されている野球ゲームに係る試合の再現プレイを実行することが可能となる。このため、本実施形態によれば、端末装置70-nのユーザUtは、ゲーム装置10-mにおいて実行されている野球ゲームに係る試合を、実際に体験することができる。すなわち、本実施形態によれば、端末装置70-nにおいて単に配信用ゲーム動画DHの閲覧が可能であるに過ぎず野球ゲームに係る再現プレイができない態様と比較して、端末装置70-nのユーザUtが、ゲーム装置10-mにおいて野球ゲームをするユーザUgのスキルレベルを容易に把握することが可能となると共に、ゲーム装置10-mにおいて実行されている野球ゲームの難易度を容易に把握することが可能となる。
【0103】
[2.第2実施形態]
以下、本発明の第2実施形態を説明する。なお、以下に例示する各形態において作用や機能が第1実施形態と同様である要素については、第1実施形態の説明で使用した符号を流用して各々の詳細な説明を適宜に省略する。
【0104】
第1実施形態では、ゲーム再現情報JGGを動画配信サーバにおいて生成した。これに対して、第2実施形態は、ゲーム再現情報JGGをゲーム装置において生成する点において、第1実施形態と相違する。
【0105】
図26は、第2実施形態に係る情報処理システムSys-Aの概要の一例を説明するための説明図である。
【0106】
図26に例示するように、情報処理システムSys-Aは、ゲームシステムSysGの代わりにゲームシステムSysG-Aを備える点と、動画配信サーバ50の代わりに動画配信サーバ50Aを備える点と、を除き、第1実施形態に係る情報処理システムSysと同様に構成されている。
このうち、ゲームシステムSysG-Aは、ゲーム装置10の代わりに、ゲーム装置10Aを備える点を除き、第1実施形態に係るゲームシステムSysGと同様に構成されている。
【0107】
図27は、ゲーム装置10Aの構成の一例を示す機能ブロック図である。
【0108】
図27に例示するように、ゲーム装置10Aは、制御部11の代わりに制御部11Aを備える点と、記憶部13の代わりに記憶部13Aを備える点と、を除き、第1実施形態に係るゲーム装置10と同様に構成されている。
このうち、制御部11Aは、ゲーム再現情報生成部512を備える点を除き、第1実施形態に係る制御部11と同様に構成されている。また、記憶部13Aは、ゲーム再現管理情報テーブルTBL1、端末特性情報テーブルTBL2、及び、再現プレイ結果情報テーブルTBL3を記憶している点と、制御プログラムPGGの代わりに制御プログラムPGG-Aを記憶している点と、を除き、第1実施形態に係る記憶部13と同様に構成されている。
【0109】
なお、本実施形態において、プロセッサ1001は、記憶装置1003に記憶された制御プログラムPGG-Aを実行し、当該制御プログラムPGG-Aに従って動作することで、制御部11Aとして機能する。
【0110】
このように、本実施形態では、ゲーム装置10Aに設けられる制御部11Aが、ゲーム進行情報生成部112及び表示用動画情報生成部113に加えて、ゲーム再現情報生成部512を備える。また、本実施形態では、ゲーム装置10Aに設けられる記憶部13Aが、ゲーム再現管理情報テーブルTBL1を記憶している。このため、本実施形態によれば、ゲーム装置10Aに設けられたゲーム再現情報生成部512が、記憶部13Aに記憶されている投手一覧情報J1及び打者一覧情報J2と、ゲーム進行情報生成部112が生成したゲーム進行情報JSに基づく投球情報J3と、ゲーム再現管理情報テーブルTBL1に記憶されているゲーム再現管理情報と、に基づいて、ゲーム再現情報JGGを生成することができる。
【0111】
図28は、動画配信サーバ50Aの構成の一例を示す機能ブロック図である。
【0112】
図28に例示するように、動画配信サーバ50Aは、制御部51の代わりに制御部51Aを備える点と、記憶部53の代わりに記憶部53Aを備える点と、を除き、第1実施形態に係る動画配信サーバ50と同様に構成されている。
このうち、制御部51Aは、ゲーム再現情報生成部512の代わりにゲーム再現情報供給部513を備える点を除き、第1実施形態に係る制御部51と同様に構成されている。ここで、ゲーム再現情報供給部513(「供給部」の一例)は、動画配信サーバ50Aにおいて生成されたゲーム再現情報JGGを取得すると共に、当該取得したゲーム再現情報JGGを、端末装置70-nに供給する。
また、記憶部53Aは、投手一覧情報J1、打者一覧情報J2、ゲーム再現管理情報テーブルTBL1、端末特性情報テーブルTBL2、再現プレイ結果情報テーブルTBL3、制御プログラムPGS、及び、再現用プログラムPG-R[1]~PG-R[Q]の代わりに、制御プログラムPGS-Aを記憶している点を除き、第1実施形態に係る記憶部53と同様に構成されている。
【0113】
なお、本実施形態において、プロセッサ5001は、記憶装置5003に記憶された制御プログラムPGS-Aを実行し、当該制御プログラムPGS-Aに従って動作することで、制御部51Aとして機能する。
【0114】
図29は、本実施形態に係る情報処理システムSys-Aの動作の概略の一例を説明するためのシーケンスチャートである。なお、
図29では、ゲーム装置10A-1のユーザUg-1と、ゲーム装置10A-2のユーザUg-2とが、野球ゲームに係る試合を行う場合の、情報処理システムSys-Aの動作を例示している。
【0115】
図29に例示するように、野球ゲームに係る試合を行う場合、各ゲーム装置10A-mは、試合開始処理を実行する(S10)。
次に、ゲーム装置10A-mは、野球ゲームを実行し、野球ゲームに係る試合を進行させる(S13)。具体的には、ゲーム装置10A-mに設けられたゲーム進行情報生成部112は、操作情報JMに基づいて、ゲーム進行情報JSを生成する。
次に、ゲーム装置10A-mは、ゲーム進行情報JSに基づいて、表示用ゲーム動画情報JDG-mを生成し、生成した表示用ゲーム動画情報JDG-mを、動画編集装置30に対して供給する(S14)。
そして、動画編集装置30は、表示用ゲーム動画情報JDG-mに基づいて、編集済ゲーム動画情報JDEを生成し、生成した編集済ゲーム動画情報JDEを、動画配信サーバ50Aに供給する(S15)。
次に、動画配信サーバ50Aは、編集済ゲーム動画情報JDEに基づいて、配信用ゲーム動画情報JDHを生成し、生成した配信用ゲーム動画情報JDHを、端末装置70に供給する(S16)。
【0116】
そして、端末装置70-nのユーザUt-nの操作に基づいて、端末装置70-nが、動画配信サーバ50Aに対して、再現プレイリクエストReqを送信すると(S18)、動画配信サーバ50Aは、端末装置70-nから取得した再現プレイリクエストReqを、ゲーム装置10A-mに供給する(S30)。なお、本実施形態においても、再現プレイリクエストReqには、端末特性情報が含まれていることとする。
【0117】
次に、ゲーム装置10A-mが、動画配信サーバ50Aから再現プレイリクエストReqを受信すると、ゲーム装置10A-mは、動画配信サーバ50Aに対して、ゲーム再現情報JGGを供給する(S31)。
具体的には、ステップS31において、まず、ゲーム装置10A-mに設けられたゲーム進行情報生成部112は、ステップS13において生成されたゲーム進行情報JSに基づいて、投球情報J3とゲーム進捗情報J4とを生成する。次に、ゲーム装置10A-mに設けられたゲーム再現情報生成部512は、投球情報J3及びゲーム進捗情報J4に基づいて、ゲーム再現管理情報を生成する。そして、ゲーム装置10A-mに設けられたゲーム再現情報生成部512は、投手一覧情報J1、打者一覧情報J2、投球情報J3、ゲーム再現管理情報、及び、再現用プログラムPG-R[q]に基づいて、ゲーム再現情報JGGを生成し、生成したゲーム再現情報JGGを、動画配信サーバ50Aに供給する。
【0118】
次に、動画配信サーバ50Aは、ゲーム装置10A-mからゲーム再現情報JGGを取得し、取得したゲーム再現情報JGGを、端末装置70-nに供給する(S32)。
そして、端末装置70-nは、ゲーム再現情報JGGに基づいて、再現プレイを実行する(S20)。
【0119】
次に、端末装置70-nは、再現プレイ結果情報JSGを、動画配信サーバ50Aに対して供給する(S33)。
そして、動画配信サーバ50Aは、端末装置70-nから再現プレイ結果情報JSGを取得し、取得した再現プレイ結果情報JSGを、端末装置70-nに供給する(S34)。なお、本実施形態において、ゲーム進行情報生成部112は、再現プレイ結果情報JSGに基づいて再現プレイ結果画像GKを生成し、生成した再現プレイ結果画像GKを、表示用ゲーム動画DG-mに組み入れる。
その後、情報処理システムSys-Aは、野球ゲームに係る試合が終了するまでの間、ステップS14~S16、S18、S20、及び、S30~S34の処理を繰り返し実行する。
【0120】
以上において説明したように、本実施形態に係るゲーム装置10A-mは、端末装置70-nにおいて再現プレイを可能とするためのゲーム再現情報JGGを生成するゲーム再現情報生成部512を備える。このため、本実施形態によれば、端末装置70-nにおいて単に配信用ゲーム動画DHの閲覧が可能であるに過ぎず野球ゲームに係る再現プレイができない態様と比較して、端末装置70-nのユーザUtが、ゲーム装置10-mにおいて野球ゲームをするユーザUgのスキルレベルを容易に把握することが可能となると共に、ゲーム装置10-mにおいて実行されている野球ゲームの難易度を容易に把握することが可能となる。
【0121】
[3.第3実施形態]
以下、本発明の第3実施形態を説明する。
【0122】
第1実施形態では、端末装置において再現プレイの実行を可能とするために、ゲーム装置は、端末装置に対してゲーム再現情報JGGを供給した。これに対して、第3実施形態は、端末装置において再現プレイの実行を可能とするために、ゲーム装置が、端末装置に対してゲーム進行情報JSを供給する点において、第1実施形態と相違する。
【0123】
図30は、第3実施形態に係る情報処理システムSys-Bの概要の一例を説明するための説明図である。
【0124】
図30に例示するように、情報処理システムSys-Bは、ゲームシステムSysGの代わりにゲームシステムSysG-Bを備える点と、端末装置70の代わりに端末装置70Bを備える点と、動画配信サーバ50を備えない点と、を除き、第1実施形態に係る情報処理システムSysと同様に構成されている。
このうち、ゲームシステムSysG-Bは、ゲーム装置10の代わりに、ゲーム装置10Bを備える点と、動画編集装置30の代わりに、ゲーム管理サーバ40を備える点と、を除き、第1実施形態に係るゲームシステムSysGと同様に構成されている。
【0125】
図31は、ゲーム装置10Bの構成の一例を示す機能ブロック図である。
【0126】
図31に例示するように、ゲーム装置10Bは、制御部11の代わりに制御部11Bを備える点と、記憶部13の代わりに記憶部13Bを備える点と、を除き、第1実施形態に係るゲーム装置10と同様に構成されている。
このうち、制御部11Bは、ゲーム進行情報生成部112の代わりにゲーム進行情報生成部112Bを備える点を除き、第1実施形態に係る制御部11と同様に構成されている。ゲーム進行情報生成部112Bは、投球情報J3及びゲーム進捗情報J4を生成する機能を有さない点を除き、ゲーム進行情報生成部112と同様に機能する。なお、詳細は後述するが、ゲーム進行情報生成部112Bは、操作情報JMに基づいてゲーム進行情報JSを生成し、生成したゲーム進行情報JSを、ゲーム管理サーバ40を介して、端末装置70Bに供給する。
また、記憶部13Bは、制御プログラムPGGの代わりに制御プログラムPGG-Bを記憶している点と、投球情報J3、ゲーム進捗情報J4、及び、再現用プログラムPG-R[1]~PG-R[Q]を記憶していない点と、を除き、第1実施形態に係る記憶部13と同様に構成されている。
【0127】
なお、本実施形態において、プロセッサ1001は、記憶装置1003に記憶された制御プログラムPGG-Bを実行し、当該制御プログラムPGG-Bに従って動作することで、制御部11Bとして機能する。
【0128】
図32は、ゲーム管理サーバ40の構成の一例を示す機能ブロック図である。
【0129】
図32に例示するように、ゲーム管理サーバ40は、ゲーム管理サーバ40の各部を制御する制御部41と、ゲーム管理サーバ40の各部を制御するための制御プログラムPGK等の各種情報を記憶する記憶部43と、ゲーム管理サーバ40の外部に存在する外部装置との間の通信を実行するための通信部45と、を備える。
このうち、制御部41は、ゲーム装置10Bからゲーム進行情報JSを取得すると共に、取得したゲーム進行情報JSを、端末装置70Bに供給する。
【0130】
図33は、ゲーム管理サーバ40のハードウェア構成の一例を示す構成図である。
【0131】
図33に例示するように、ゲーム管理サーバ40は、ゲーム管理サーバ40の各部を制御するプロセッサ4001と、各種情報を記憶する記憶装置4003と、ゲーム管理サーバ40の外部に存在する外部装置との通信を行うための通信装置4005と、を備える。
このうち、記憶装置4003は、プロセッサ4001の作業領域として機能するRAM等の揮発性メモリと、制御プログラムPGK等の各種情報を記憶するEEPROM等の不揮発性メモリとの、一方または双方を含み、記憶部43としての機能を提供する。
また、プロセッサ4001は、例えば、1または複数のCPUを含んで構成される。プロセッサ4001は、記憶装置4003に記憶された制御プログラムPGKを実行し、制御プログラムPGKに従って動作することで、制御部41として機能する。
また、通信装置4005は、有線ネットワーク及び無線ネットワークの一方または双方を介して、ゲーム管理サーバ40の外部に存在する外部装置との通信を行うためのハードウェアであり、通信部45としての機能を提供する。
【0132】
図34は、端末装置70Bの構成の一例を示す機能ブロック図である。
【0133】
図34に例示するように、端末装置70Bは、制御部71の代わりに制御部71Bを備える点と、記憶部73の代わりに記憶部73Bを備える点と、を除き、第1実施形態に係る端末装置70と同様に構成されている。
【0134】
このうち、制御部71Bは、ゲーム進行情報生成部112を備える点と、表示用動画情報生成部113を備える点と、ゲーム再現情報生成部512Bを備える点と、再現プレイ実行部712の代わりに再現プレイ実行部712Bを備える点と、配信用ゲーム動画再生部711を備えない点と、を除き、第1実施形態に係る制御部71と同様に構成されている。
なお、ゲーム再現情報生成部512Bは、ゲーム再現情報JGGの代わりに、後述するゲーム再現情報JGG-Bを生成する点を除き、第1実施形態に係るゲーム再現情報生成部512と同様に機能する。また、再現プレイ実行部712Bは、ゲーム再現情報JGGの代わりに、ゲーム再現情報JGG-Bに基づいて再現プレイを実行する点を除き、第1実施形態に係る再現プレイ実行部712と同様に機能する。
【0135】
また、記憶部73Bは、投手一覧情報J1、打者一覧情報J2、投球情報J3、ゲーム進捗情報J4、ゲーム再現情報JGG-B、及び、ゲーム再現管理情報テーブルTBL1を記憶している点と、制御プログラムPGTの代わりに制御プログラムPGT-Bを記憶している点と、再現用プログラムPG-R[q]を記憶していない点と、を除き、第1実施形態に係る記憶部73と同様に構成されている。ここで、ゲーム再現情報JGG-Bは、再現用プログラムPG-R[q]を含まない点を除き、第1実施形態に係るゲーム再現情報JGGと同様のデータ構成を有する。
【0136】
なお、本実施形態において、プロセッサ7001は、記憶装置7003に記憶された制御プログラムPGT-Bを実行し、当該制御プログラムPGT-Bに従って動作することで、制御部71Bとして機能する。
【0137】
このように、本実施形態では、端末装置70Bに設けられる制御部71Bが、ゲーム再現情報生成部512Bと、再現プレイ実行部712Bと、を備える。そして、本実施形態において、ゲーム再現情報生成部512Bは、ゲーム進行情報JSに基づいて、ゲーム再現情報JGG-Bを生成する。また、本実施形態において、再現プレイ実行部712Bは、ゲーム再現情報JGG-Bに基づいて、再現プレイを実行する。
【0138】
図35は、本実施形態に係る情報処理システムSys-Bの動作の概略の一例を説明するためのシーケンスチャートである。なお、
図35では、ゲーム装置10A-1のユーザUg-1と、ゲーム装置10A-2のユーザUg-2とが、野球ゲームに係る試合を行う場合の、情報処理システムSys-Bの動作を例示している。
【0139】
図35に例示するように、野球ゲームに係る試合を行う場合、各ゲーム装置10B-mは、試合開始処理を実行する(S10)。
次に、各ゲーム装置10B-mは、ゲーム基本情報JK-mを、ゲーム管理サーバ40に対して供給する(S11)。
次に、ゲーム管理サーバ40は、ゲーム装置10B-mから取得したゲーム基本情報JK-mを、端末装置70Bに供給する(S40)。
【0140】
次に、ゲーム装置10B-mは、野球ゲームを実行し、野球ゲームに係る試合を進行させる(S13)。具体的には、ゲーム装置10B-mに設けられたゲーム進行情報生成部112Bは、操作情報JMに基づいて、ゲーム進行情報JSを生成する。
そして、ゲーム装置10B-mは、ゲーム進行情報JSを、ゲーム管理サーバ40に対して供給する(S41)。
次に、ゲーム管理サーバ40は、ゲーム装置10B-mから取得したゲーム進行情報JSを、端末装置70Bに供給する(S42)。
【0141】
そして、端末装置70Bは、ゲーム管理サーバ40から取得したゲーム進行情報JSに基づいて、配信用ゲーム動画情報JDHを生成すると共に、再現プレイを実行する(S43)。
具体的には、ステップS43において、端末装置70Bに設けられた表示用動画情報生成部113は、ゲーム進行情報JSに基づいて、表示用ゲーム動画情報JDGを生成し、表示部76に、表示用ゲーム動画DGを表示させる。なお、本実施形態において、端末装置70Bに設けられた表示用動画情報生成部113は、表示用ゲーム動画DGに対して再現プレイ要求ボタンBPを表示させる。
また、ステップS43において、端末装置70Bに設けられたゲーム再現情報生成部512Bは、ゲーム進行情報JSに基づいて、投球情報J3とゲーム進捗情報J4とを生成する。次に、端末装置70Bに設けられたゲーム再現情報生成部512Bは、投球情報J3及びゲーム進捗情報J4に基づいて、ゲーム再現管理情報を生成する。次に、端末装置70Bに設けられたゲーム再現情報生成部512Bは、投手一覧情報J1、打者一覧情報J2、投球情報J3、及び、ゲーム再現管理情報に基づいて、ゲーム再現情報JGG-Bを生成する。そして、端末装置70Bに設けられた再現プレイ実行部712Bは、端末装置70BのユーザUtが再現プレイ要求ボタンBPを押下した場合に、ゲーム再現情報JGG-Bに基づいて、再現プレイを実行する。
【0142】
以上において説明したように、本実施形態に係る端末装置70Bは、端末装置70Bにおいて再現プレイを可能とするためのゲーム再現情報JGG-Bを生成するゲーム再現情報生成部512Bを備える。このため、本実施形態によれば、端末装置70Bにおいて単に配信用ゲーム動画DHの閲覧が可能であるに過ぎず野球ゲームに係る再現プレイができない態様と比較して、端末装置70BのユーザUtが、ゲーム装置10Bにおいて野球ゲームをするユーザUgのスキルレベルを容易に把握することが可能となると共に、ゲーム装置10Bにおいて実行されている野球ゲームの難易度を容易に把握することが可能となる。
【0143】
[4.変形例]
以上の各形態は多様に変形され得る。具体的な変形の態様を以下に例示する。以下の例示から任意に選択された2以上の態様は、相互に矛盾しない範囲内で適宜に併合され得る。なお、以下に例示する変形例において作用や機能が実施形態と同等である要素については、以上の説明で参照した符号を流用して各々の詳細な説明を適宜に省略する。
【0144】
[変形例1]
上述した第1乃至第3実施形態において、配信用ゲーム動画DHまたは表示用ゲーム動画DGには、単一の再現プレイに対応する、単一の再現プレイ要求ボタンBPが表示されるが、本発明はこのような態様に限定されるものではない。例えば、配信用ゲーム動画DHまたは表示用ゲーム動画DGには、複数の再現プレイに対応する、複数の再現プレイ要求ボタンBPが表示されてもよい。この場合、端末装置70(または、端末装置70B)のユーザUtは、複数の再現プレイ要求ボタンBPの中から、一の再現プレイ要求ボタンBPを選択することにより、複数の再現プレイの中から、一の再現プレイを実行可能であってもよい。
【0145】
図36は、本変形例に係る配信用ゲーム動画DHの概要の一例を説明するための説明図である。
【0146】
図36に示すように、本変形例において、配信用ゲーム動画DHには、複数の再現プレイ要求ボタンBP(BP1~BP3)を含む、再現プレイ選択画像GCが表示される。端末装置70(または、端末装置70B)のユーザUtは、当該再現プレイ選択画像GCに含まれる複数の再現プレイ要求ボタンBPの中から、一の再現プレイ要求ボタンBPを選択することで、当該複数の再現プレイ要求ボタンBPと対応する複数の再現プレイの中から、端末装置70(または、端末装置70B)において実行可能となる一の再現プレイを選択することができる。
【0147】
なお、本変形例では、再現プレイ選択画像GCが、配信用ゲーム動画DHに表示される場合を一例として説明するが、本発明はこのような態様に限定されるものではない。再現プレイ選択画像GCは、表示用ゲーム動画DGに表示されてもよいし、または、編集済ゲーム動画DEに表示されてもよい。
また、本変形例では、端末装置70(または、端末装置70B)のユーザUtが、配信用ゲーム動画DHに表示される再現プレイ選択画像GCに含まれる複数の再現プレイ要求ボタンBPの中から、一の再現プレイ要求ボタンBPを選択する場合を一例として説明するが、本発明はこのような態様に限定されるものではない。例えば、ゲーム装置10(または、ゲーム装置10A、若しくは、ゲーム装置10B)のユーザUgが、表示用ゲーム動画DGに表示される再現プレイ選択画像GCに含まれる複数の再現プレイ要求ボタンBPの中から、一の再現プレイ要求ボタンBPを選択してもよい。また、例えば、動画編集装置30のオペレータが、編集済ゲーム動画DEに表示される再現プレイ選択画像GCに含まれる複数の再現プレイ要求ボタンBPの中から、一の再現プレイ要求ボタンBPを選択してもよい。
【0148】
図37は、本変形例の第1の態様に係る動画配信サーバ50Cの構成の一例を示す機能ブロック図である。なお、動画配信サーバ50Cは、第1実施形態に係る情報処理システムSysにおいて、動画配信サーバ50の代わりに設けられる。
【0149】
図37に例示するように、動画配信サーバ50Cは、制御部51の代わりに制御部51Cを備える点と、記憶部53の代わりに記憶部53Cを備える点と、を除き、第1実施形態に係る動画配信サーバ50と同様に構成されている。
このうち、制御部51Cは、ゲーム再現候補提示部800を備える点を除き、第1実施形態に係る制御部51と同様に構成されている。ここで、ゲーム再現候補提示部800は、ゲーム再現管理情報テーブルTBL1に記憶される複数のレコードに対応する複数の再現対象投球の中から、2以上の再現対象投球を選択し、選択した2以上の再現対象投球と1対1に対応する2以上の再現プレイ要求ボタンBPを示す情報を生成する。そして、配信用動画情報生成部511は、ゲーム再現候補提示部800の生成した、2以上の再現プレイ要求ボタンBPを示す情報に基づいて、再現プレイ選択画像GCが組み入れられた配信用ゲーム動画DHを示す配信用ゲーム動画情報JDHを生成する。
また、記憶部53Cは、制御プログラムPGSの代わりに、制御プログラムPGS-Cを記憶している点を除き、第1実施形態に係る記憶部53と同様に構成されている。
【0150】
なお、本態様において、プロセッサ5001は、記憶装置5003に記憶された制御プログラムPGS-Cを実行し、当該制御プログラムPGS-Cに従って動作することで、制御部51Cとして機能する。
【0151】
図38は、本変形例の第2の態様に係るゲーム装置10Cの構成の一例を示す機能ブロック図である。なお、ゲーム装置10Cは、第2実施形態に係る情報処理システムSys-Aにおいて、ゲーム装置10Aの代わりに設けられる。
【0152】
図38に例示するように、ゲーム装置10Cは、制御部11Aの代わりに制御部11Cを備える点と、記憶部13Aの代わりに記憶部13Cを備える点と、を除き、第2実施形態に係るゲーム装置10Aと同様に構成されている。
このうち、制御部11Cは、ゲーム再現候補提示部800を備える点を除き、第2実施形態に係る制御部11Aと同様に構成されている。また、記憶部13Cは、制御プログラムPGG-Aの代わりに、制御プログラムPGG-Cを記憶している点を除き、第2実施形態に係る記憶部13Aと同様に構成されている。
【0153】
なお、本態様において、プロセッサ1001は、記憶装置1003に記憶された制御プログラムPGG-Cを実行し、当該制御プログラムPGG-Cに従って動作することで、制御部11Cとして機能する。
【0154】
以上のように、本変形例によれば、端末装置70(または、端末装置70B)のユーザUtは、複数の再現プレイ要求ボタンBPの中から、一の再現プレイ要求ボタンBPを選択することにより、複数の再現プレイの中から、一の再現プレイを実行することができる。このため、本変形例によれば、ユーザUtが実行可能な再現プレイを選択できない態様と比較して、再現プレイの興趣性を高めることができる。
【0155】
[変形例2]
上述した第1乃至第3実施形態及び変形例1において、端末装置70(または、端末装置70B)のユーザUtによる再現プレイの実行結果に基づいて、ユーザUt、及び、ゲーム装置10(または、ゲーム装置10A、ゲーム装置10B、若しくは、ゲーム装置10C)のユーザUgの、一方または両方に対して、ポイントが付与されてもよい。ここで、ポイントとは、野球ゲームに関連する価値であってもよいし、配信用ゲーム動画DHに関連する価値であってもよいし、または、金銭的な価値であってもよい。
【0156】
図39は、本変形例に係る動画配信サーバ50Dの構成の一例を示す機能ブロック図である。なお、動画配信サーバ50Dは、第1実施形態に係る情報処理システムSysにおいて、動画配信サーバ50の代わりに設けられる。
【0157】
図39に例示するように、動画配信サーバ50Dは、制御部51の代わりに制御部51Dを備える点と、記憶部53の代わりに記憶部53Dを備える点と、を除き、第1実施形態に係る動画配信サーバ50と同様に構成されている。
このうち、制御部51Dは、ポイント付与部900を備える点を除き、第1実施形態に係る制御部51と同様に構成されている。また、記憶部53Dは、ユーザポイント管理情報テーブルTBL4を記憶している点と、制御プログラムPGSの代わりに、制御プログラムPGS-Dを記憶している点と、を除き、第1実施形態に係る記憶部53と同様に構成されている。
ここで、ユーザポイント管理情報テーブルTBL4とは、ゲーム装置10(または、ゲーム装置10A、ゲーム装置10B、若しくは、ゲーム装置10C)のユーザUgの有するポイントに関する情報と、端末装置70(または、端末装置70B)のユーザUtの有するポイントに関する情報と、を記憶するテーブルである。また、ポイント付与部900(「価値提供部」の一例)は、再現プレイ結果情報JSGの示す再現プレイの結果に応じて、各ユーザUg及び各ユーザUtの一方または両方に対して、ポイントを付与する。具体的には、ポイント付与部900は、再現プレイ結果情報JSGの示す再現プレイの結果に応じて、ユーザポイント管理情報テーブルTBL4に記憶されている、ユーザUgの有するポイントに関する情報と、ユーザUtの有するポイントに関する情報との、一方または両方を更新する。
【0158】
なお、本態様において、プロセッサ5001は、記憶装置5003に記憶された制御プログラムPGS-Dを実行し、当該制御プログラムPGS-Dに従って動作することで、制御部51Dとして機能する。
【0159】
以上のように、本変形例によれば、再現プレイの結果に応じて、ユーザUg及びユーザUtの一方または両方にポイントが付与されるため、ユーザUg及びユーザUtにポイントが付与されない態様と比較して、再現プレイの興趣性を高めることができる。
【0160】
[変形例3]
上述した第1乃至第3実施形態並びに変形例1及び2では、再現プレイとして、ゲーム装置10のユーザUgの操作に基づく投手キャラクタCPによるボールオブジェクトOBLの投球に対する、端末装置70のユーザUtの操作に基づく打者キャラクタCBによるバットオブジェクトOBTを用いた打撃である場合を例示したが、本発明はこのような態様に限定されるものではない。再現プレイは、端末装置70のユーザUtが、再現プレイを進行させるための操作を行うタイミング、または、端末装置70のユーザUtが、再現プレイを進行させるための操作を行うタイミング以降において、再現プレイの進行にゲーム装置10のユーザUgの操作が介在しないものであればよい。
例えば、再現プレイとしては、ゲーム装置10のユーザUgの操作に基づく打者キャラクタCBによる打撃に対する、端末装置70のユーザUtの操作に基づく野手キャラクタ(打者キャラクタCB)による守備を採用することもできる。
【0161】
[変形例4]
上述した第1及び第2実施形態並びに変形例1乃至3では、端末装置70(または、端末装置70B)に対して、配信用ゲーム動画DHを示す配信用ゲーム動画情報JDHが供給される場合を想定したが、本発明はこのような態様に限定されるものではない。端末装置70(または、端末装置70B)は、配信用ゲーム動画DHを示す配信用ゲーム動画情報JDHが供給されない装置であってもよい。
【0162】
[変形例5]
上述した第1及び第2実施形態並びに変形例1乃至4において、端末装置70(または、端末装置70B)は、野球ゲームの実行ができない装置であってもよい。更に、上述した第1及び第2実施形態並びに変形例1乃至4において、端末装置70(または、端末装置70B)は、ゲーム装置10(または、ゲーム装置10A、ゲーム装置10B、若しくは、ゲーム装置10C)において実行可能なゲームを実行することができない装置であってもよい。
【0163】
[変形例6]
上述した第1乃至第3実施形態及び変形例1乃至5では、「ゲーム」の一例として野球ゲームを例示して説明したが、本発明はこのような態様に限定されるものではない。「ゲーム」としては、任意のゲームを採用しうる。
【0164】
[5.付記]
以上の記載から、本発明は例えば以下のように把握される。なお、各態様の理解を容易にするために、以下では、図面の参照符号を便宜的に括弧書きで付記するが、本発明を図示の態様に限定する趣旨ではない。
【0165】
[付記1]
本発明の一態様に係るプログラム(例えば、制御プログラムPGS)は、ゲーム(例えば、野球ゲーム)を実行し、前記ゲームに係る動画を示す動画情報(例えば、表示用ゲーム動画情報JDG)を生成するゲーム装置(例えば、ゲーム装置10)、と通信可能なサーバ装置(例えば、動画配信サーバ50)のプログラムであって、前記サーバ装置のプロセッサ(例えば、プロセッサ5001)を、前記動画情報に基づく配信動画(例えば、配信用ゲーム動画DH)を示す配信情報(例えば、配信用ゲーム動画情報JDH)を生成する配信情報生成部(例えば、配信用動画情報生成部511)と、前記ゲーム装置における前記ゲームの進行状況を示し、前記配信情報生成部が生成する前記配信情報に基づいて前記配信動画を閲覧可能な端末装置(例えば、端末装置70)において、前記進行状況における前記ゲームの再現プレイを可能とするための再現情報(例えば、ゲーム再現情報JGG)、を生成する再現情報生成部(例えば、ゲーム再現情報生成部512)と、して機能させる、ことを特徴とする。
【0166】
本態様において、端末装置は、ゲームに係る動画を示す動画情報に基づく配信動画を閲覧することが可能であることに加え、再現情報生成部が生成する再現情報に基づいて、ゲーム装置で実行されているゲームの進行状況におけるゲームの再現プレイを行うことが可能となる。このため、本態様によれば、端末装置のユーザは、ゲーム装置において実行されているゲームを実際に体験することができる。すなわち、本態様によれば、端末装置において単に配信動画の閲覧が可能であるに過ぎずゲームの再現プレイができない態様と比較して、端末装置のユーザが、ゲーム装置においてゲームをプレイするユーザのスキルレベル、及び、ゲーム装置において実行されているゲームの難易度を、容易に把握することが可能となる。
【0167】
上記態様において、「動画情報」とは、例えば、単位期間毎に更新されるゲーム画像をリアルタイムに示す情報であってもよいし、複数の単位期間と1対1に対応する複数のゲーム画像の集合を示す情報であってもよいし、または、これらに対して音声を示す情報を付加した情報であってもよい。ここで、「単位期間」とは、例えば、あらかじめ定められた所定の時間長を有する期間であってもよいし、または、変動可能な時間長を有する期間であってもよい。また、「ゲーム画像」とは、例えば、ゲームに係る仮想空間を示す静止画像であってもよいし、または、ゲーム装置のユーザがゲームに係る操作を行うための画面を示す静止画像であってもよい。また、「音声を示す情報」とは、例えば、ゲームに係る仮想空間において生じる音を示す情報であってもよいし、または、ゲーム装置のユーザがゲームに係る操作を行うことに伴いゲーム装置が発生させる音を示す情報であってもよい。
【0168】
上記態様において、「配信動画」とは、例えば、動画情報の示す動画と同一の動画であってもよいし、動画情報の示す動画の解像度を変更した動画であってもよいし、または、動画情報の示す動画に対して動画情報の示す動画とは異なる動画または静止画を付加した動画であってもよい。
【0169】
上記態様において、「ゲームの進行状況」とは、例えば、ゲームが進行する各時点若しくは各期間におけるゲームに係る仮想空間の状況であってもよいし、または、ゲームが進行する各時点若しくは各期間におけるゲーム装置のユーザによるゲーム装置の操作内容であってもよい。
ここで、「ゲームに係る仮想空間の状況」とは、例えば、仮想空間に存在するキャラクタの状況であってもよいし、または、仮想空間に存在するオブジェクトの状況であってもよい。このうち、「キャラクタの状況」とは、例えば、当該キャラクタのゲームにおける存在可能性であってもよいし、当該キャラクタのスキルレベルであってもよいし、当該キャラクタの所持アイテムであってもよいし、当該キャラクタの仮想空間における位置、姿勢、動作、移動方向、及び、移動速度であってもよいし、または、これらの一部若しくは全部であってもよい。また、「オブジェクトの状況」とは、例えば、当該オブジェクトのゲームにおける存在可能性であってもよいし、当該オブジェクトの仮想空間における位置、姿勢、動作、移動方向、及び、移動速度の一部または全部であってもよいし、または、これらの一部若しくは全部であってもよい。
【0170】
上記態様において、「端末装置」とは、例えば、ゲームを実行するためのゲームに係るアプリケーションプログラムがインストールされた端末装置であってもよいし、または、ゲームに係るアプリケーションプログラムがインストールされていない端末装置であってもよい。なお、端末装置において、ゲームに係るアプリケーションプログラムがインストールされている場合に限り、当該端末装置において、ゲームを実行可能であってもよい。すなわち、端末装置において、ゲームに係るアプリケーションプログラムがインストールされていない場合、当該端末装置において、ゲームを実行をできなくてもよい。
【0171】
上記態様において、「ゲームの再現プレイ」とは、例えば、ゲーム装置以外の外部装置において、ゲーム装置において実行されているゲームの進行状況を再現し、当該再現された状況におけるゲームを、外部装置のユーザがプレイすることであってもよい。
ここで、「外部装置」とは、上述した端末装置のように、配信動画を閲覧可能な装置であってもよいし、または、配信動画を閲覧できない装置であってもよい。・また、「外部装置」とは、例えば、ゲームに係るアプリケーションプログラムがインストールされた装置であってもよいし、または、ゲームに係るアプリケーションプログラムがインストールされていない装置であってもよい。なお、外部装置に、ゲームに係るアプリケーションプログラムがインストールされている場合、外部装置においてゲームに係るアプリケーションプログラムを実行すること、すなわち、ゲームを実行することにより、外部装置のユーザが、ゲームの再現プレイを行うことを可能としてもよい。他方、外部装置に、ゲームに係るアプリケーションプログラムがインストールされていない場合、外部装置において、ゲームに係るアプリケーションプログラム以外のプログラムを実行すること、例えば、ウェブブラウザに関連するプログラム、または、動画再生ソフトウェアに関するプログラムを実行することにより、外部装置のユーザが、ゲームの再現プレイを行うことを可能としてもよい。
【0172】
[付記2]
本発明の他の態様に係るプログラムは、付記1に記載のプログラムであって、前記再現情報生成部は、前記端末装置において、前記進行状況における前記ゲームの再現プレイが可能となるタイミング以降に、前記端末装置において、前記進行状況における前記配信動画を閲覧可能となるように、前記再現情報を、前記端末装置に供給する、ことを特徴とする。
【0173】
本態様において、端末装置のユーザは、各進行状況におけるゲームの再現プレイが可能となるタイミングよりも前に、各進行状況における配信動画を閲覧することができない。すなわち、本態様によれば、端末装置のユーザは、各進行状況における配信動画を閲覧する前に、各進行状況におけるゲームの再現プレイを行うことが可能となる。このため、本態様によれば、端末装置において、各進行状況における配信動画を閲覧可能となった後に、各進行状況におけるゲームの再現プレイが可能となる態様と比較して、端末装置のユーザが、ゲーム装置においてゲームをプレイするユーザに近い条件で、各進行状況におけるゲームの再現プレイを行うことが可能となり、再現プレイの興趣性を高めることができる。
【0174】
[付記3]
本発明の他の態様に係るプログラムは、付記1または2に記載のプログラムであって、前記配信情報生成部は、前記端末装置における前記再現情報に基づく前記ゲームの再現プレイの結果を示し、前記端末装置から供給される結果情報(例えば、再現プレイ結果情報JSG)に基づいて、前記配信情報を生成する、ことを特徴とする。
【0175】
本態様において、配信情報生成部は、端末装置における再現プレイの結果に応じて配信情報を生成するため、端末装置における再現プレイの結果を、配信動画に反映させることができる。このため、本態様によれば、配信動画に対して、端末装置における再現プレイの結果が反映されない態様と比較して、端末装置における再現プレイの興趣性を高めることができる。
【0176】
[付記4]
本発明の他の態様に係るプログラムは、付記1乃至3に記載のプログラムであって、前記再現情報生成部は、前記配信動画を閲覧可能な複数の端末装置の各々において、前記進行状況における前記ゲームの再現プレイを可能とするための再現情報を生成し、前記配信情報生成部は、前記複数の端末装置における前記再現情報に基づく前記ゲームの再現プレイの結果を示し、前記複数の端末装置から供給される複数の結果情報に基づいて、前記配信情報を生成する、ことを特徴とする。
【0177】
本態様において、配信情報生成部は、複数の端末装置における再現プレイの結果に応じて配信情報を生成するため、複数の端末装置における再現プレイの結果を、配信動画に反映させることができる。このため、本態様によれば、端末装置のユーザは、当該端末装置における再現プレイの結果を、他の端末装置における再現プレイの結果と、比べることが可能となる。このため、本態様によれば、配信動画に対して、複数の端末装置における再現プレイの結果が反映されない態様と比較して、端末装置における再現プレイの興趣性を高めることができる。
【0178】
[付記5]
本発明の他の態様に係るプログラムは、付記1乃至4に記載のプログラムであって、前記サーバ装置のプロセッサを、前記端末装置における前記再現情報に基づく前記ゲームの再現プレイの結果を示し、前記端末装置から供給される結果情報に基づいて、前記端末装置のユーザに対して、価値(例えば、ポイント)を提供する価値提供部(例えば、ポイント付与部900)、として機能させる、ことを特徴とする。
【0179】
本態様によれば、価値提供部が、端末装置における再現プレイの結果に応じて、端末装置のユーザに対して価値を提供するため、端末装置のユーザに対して価値が提供されない態様と比較して、端末装置における再現プレイの興趣性を高めることができる。
【0180】
上記態様において、「価値」とは、例えば、ゲームに関連する価値であってもよいし、または、金銭的な価値であってもよい。
【0181】
[付記6]
本発明の他の態様に係るプログラムは、付記1乃至5に記載のプログラムであって、前記サーバ装置のプロセッサを、前記端末装置における前記再現情報に基づく前記ゲームの再現プレイの結果を示し、前記端末装置から供給される結果情報に基づいて、前記ゲーム装置のユーザに対して、価値を提供する価値提供部、として機能させる、ことを特徴とする。
【0182】
本態様によれば、価値提供部が、端末装置における再現プレイの結果に応じて、ゲーム装置のユーザに対して価値を提供するため、ゲーム装置のユーザに対して価値が提供されない態様と比較して、端末装置における再現プレイの興趣性を高めることができる。
【0183】
[付記7]
本発明の他の態様に係るプログラムは、付記1乃至6に記載のプログラムであって、前記再現情報生成部は、前記端末装置の特性を示す端末特性情報に基づいて、前記再現情報を生成する、ことを特徴とする。
【0184】
本態様によれば、再現情報生成部が、端末装置の特性に応じて再現情報を生成するため、端末装置において、端末装置の特性に応じた態様でのゲームの再現プレイが可能となる。このため、本態様によれば、端末装置の特性を考慮せずに再現情報が生成される態様と比較して、端末装置においてゲームの再現プレイを行う端末装置のユーザが、ゲームの再現プレイを行う際に生じる負荷を低減することが可能となる。
【0185】
上記態様において、「端末装置の特性」とは、例えば、端末装置に係るハードウェアに関する特性であってもよいし、または、端末装置にインストールされているソフトウェアに関する特性であってもよい。
ここで、「端末装置に関するハードウェアに関する特性」とは、例えば、端末装置に設けられた演算処理装置の処理性能に関する特性であってもよいし、または、端末装置に設けられた表示装置の表示性能に関する特性であってもよい。すなわち、「端末特性情報」とは、例えば、端末装置に設けられた演算処理装置の処理性能に関する特性を示す情報であってもよいし、または、端末装置に設けられた表示装置の表示性能に関する特性を示す情報であってもよい。
また、「端末装置にインストールされているソフトウェアに関する特性」とは、例えば、端末装置にインストールされているプログラムの種類であってもよいし、または、端末装置に特定のプログラムがインストールされていることであってもよい。すなわち、「端末特性情報」とは、例えば、端末装置にインストールされているプログラムの種類を示す情報であってもよいし、または、端末装置に特定のプログラムがインストールされてか否かを示す情報であってもよい。ここで、「特定のプログラム」とは、ゲームに係るアプリケーションプログラムであってもよい。
【0186】
[付記8]
本発明の他の態様に係るプログラムは、付記1乃至7に記載のプログラムであって、前記再現情報生成部は、前記ゲーム装置と通信し前記ゲームを実行する他のゲーム装置のユーザの操作に基づいて、前記再現情報を生成する、ことを特徴とする、請求項1乃至7のうち何れか1項に記載のプログラム。ことを特徴とする。
【0187】
本態様によれば、端末装置のユーザは、ゲームの再現プレイにおいて、他のゲーム装置のユーザと、ゲームに係る対戦または協力を疑似的に体験することが可能となる。このため、本態様によれば、端末装置のユーザが、他のゲーム装置のユーザと、ゲームに係る対戦または協力を疑似的に体験することができない態様と比較して、端末装置における再現プレイの興趣性を高めることができる。
【0188】
[付記9]
本発明の他の態様に係るプログラム(例えば、制御プログラムPGS-A)は、ゲームを実行し、前記ゲームに係る動画を示す動画情報を生成するゲーム装置、と通信可能なサーバ装置(例えば、動画配信サーバ50A)のプログラムであって、前記サーバ装置のプロセッサを、前記動画情報に基づく配信動画を示す配信情報を生成する配信情報生成部(例えば、配信用動画情報生成部511)と、前記ゲーム装置における前記ゲームの進行状況を示し、前記配信情報生成部が生成する前記配信情報に基づいて前記配信動画を閲覧可能な端末装置において、前記進行状況における前記ゲームの再現プレイを可能とするための再現情報を、前記ゲーム装置から取得し、当該取得した再現情報を、前記端末装置に供給する供給部(例えば、ゲーム再現情報供給部513)と、して機能させる、ことを特徴とする。
【0189】
本態様によれば、端末装置のユーザは、ゲーム装置において実行されているゲームを実際に体験することができるため、端末装置において単に配信動画の閲覧が可能であるに過ぎずゲームの再現プレイができない態様と比較して、端末装置のユーザが、ゲーム装置においてゲームをプレイするユーザのスキルレベル、及び、ゲーム装置において実行されているゲームの難易度を、容易に把握することができる。
【0190】
[付記10]
本発明の他の態様に係るプログラム(例えば、制御プログラムPGG-A)は、ゲーム装置(例えば、ゲーム装置10A)のプロセッサ(例えば、プロセッサ1001)を、ゲームを実行し、前記ゲームに係る動画を示す動画情報を生成するゲーム制御部(例えば、ゲーム制御部111)と、前記ゲーム装置における前記ゲームの進行状況を示し、前記動画情報に基づく配信動画を閲覧可能な端末装置において、前記進行状況における前記ゲームの再現プレイを可能とするための再現情報、を生成する再現情報生成部(例えば、ゲーム再現情報生成部512)と、して機能させる、ことを特徴とする。
【0191】
本態様によれば、端末装置のユーザは、ゲーム装置において実行されているゲームを実際に体験することができるため、端末装置において単に配信動画の閲覧が可能であるに過ぎずゲームの再現プレイができない態様と比較して、端末装置のユーザが、ゲーム装置においてゲームをプレイするユーザのスキルレベル、及び、ゲーム装置において実行されているゲームの難易度を、容易に把握することができる。
【0192】
[付記11]
本発明の他の態様に係るプログラム(例えば、制御プログラムPGG-B)は、ゲーム装置(例えば、ゲーム装置10B)のプロセッサを、ゲームを実行するゲーム制御部と、して機能させ、前記ゲーム制御部は、前記ゲーム装置における前記ゲームの進行状況を示し、端末装置において、前記ゲームに関する動画を閲覧することを可能とし、且つ、前記端末装置において、前記進行状況における前記ゲームの再現プレイを可能とするための再現情報を生成する、ことを特徴とする。
【0193】
本態様によれば、端末装置のユーザは、ゲーム装置において実行されているゲームを実際に体験することができるため、端末装置において単にゲームに関する動画の閲覧が可能であるに過ぎずゲームの再現プレイができない態様と比較して、端末装置のユーザが、ゲーム装置においてゲームをプレイするユーザのスキルレベル、及び、ゲーム装置において実行されているゲームの難易度を、容易に把握することができる。
【0194】
[付記12]
本発明の一態様に係るサーバ装置は、ゲームを実行し、前記ゲームに係る動画を示す動画情報を生成するゲーム装置、と通信可能なサーバ装置であって、前記動画情報に基づく配信動画を示す配信情報を生成する配信情報生成部と、前記ゲーム装置における前記ゲームの進行状況を示し、前記配信情報生成部が生成する前記配信情報に基づいて前記配信動画を閲覧可能な端末装置において、前記進行状況における前記ゲームの再現プレイを可能とするための再現情報、を生成する再現情報生成部と、を備える、ことを特徴とする。
【0195】
本態様によれば、端末装置のユーザは、ゲーム装置において実行されているゲームを実際に体験することができるため、端末装置において単に配信動画の閲覧が可能であるに過ぎずゲームの再現プレイができない態様と比較して、端末装置のユーザが、ゲーム装置においてゲームをプレイするユーザのスキルレベル、及び、ゲーム装置において実行されているゲームの難易度を、容易に把握することができる。
【0196】
[付記13]
本発明の他の態様に係るゲーム装置は、ゲームを実行し、前記ゲームに係る動画を示す動画情報を生成するゲーム制御部と、前記ゲーム装置における前記ゲームの進行状況を示し、前記動画情報に基づく配信動画を閲覧可能な端末装置において、前記進行状況における前記ゲームの再現プレイを可能とするための再現情報、を生成する再現情報生成部と、を備える、ことを特徴とする。
【0197】
本態様によれば、端末装置のユーザは、ゲーム装置において実行されているゲームを実際に体験することができるため、端末装置において単に配信動画の閲覧が可能であるに過ぎずゲームの再現プレイができない態様と比較して、端末装置のユーザが、ゲーム装置においてゲームをプレイするユーザのスキルレベル、及び、ゲーム装置において実行されているゲームの難易度を、容易に把握することができる。
【0198】
[付記14]
本発明の一態様に係るサーバ装置の制御方法は、ゲームを実行し、前記ゲームに係る動画を示す動画情報を生成するゲーム装置、と通信可能なサーバ装置の制御方法であって、前記サーバ装置のプロセッサを、前記動画情報に基づく配信動画を示す配信情報を生成する配信情報生成部と、前記ゲーム装置における前記ゲームの進行状況を示し、前記配信情報生成部が生成する前記配信情報に基づいて前記配信動画を閲覧可能な端末装置において、前記進行状況における前記ゲームの再現プレイを可能とするための再現情報、を生成する再現情報生成部と、して機能させる、ことを特徴とする。
【0199】
本態様によれば、端末装置のユーザは、ゲーム装置において実行されているゲームを実際に体験することができるため、端末装置において単に配信動画の閲覧が可能であるに過ぎずゲームの再現プレイができない態様と比較して、端末装置のユーザが、ゲーム装置においてゲームをプレイするユーザのスキルレベル、及び、ゲーム装置において実行されているゲームの難易度を、容易に把握することができる。
【0200】
[付記15]
本発明の他の態様に係るゲーム装置の制御方法は、ゲーム装置のプロセッサを、ゲームを実行し、前記ゲームに係る動画を示す動画情報を生成するゲーム制御部と、前記ゲーム装置における前記ゲームの進行状況を示し、前記動画情報に基づく配信動画を閲覧可能な端末装置において、前記進行状況における前記ゲームの再現プレイを可能とするための再現情報、を生成する再現情報生成部と、して機能させる、ことを特徴とする。
【0201】
本態様によれば、端末装置のユーザは、ゲーム装置において実行されているゲームを実際に体験することができるため、端末装置において単に配信動画の閲覧が可能であるに過ぎずゲームの再現プレイができない態様と比較して、端末装置のユーザが、ゲーム装置においてゲームをプレイするユーザのスキルレベル、及び、ゲーム装置において実行されているゲームの難易度を、容易に把握することができる。
【0202】
[付記16]
本発明の一態様に係る情報処理システム(例えば、情報処理システムSys)は、ゲームを実行し、前記ゲームに係る動画を示す動画情報を生成するゲーム装置と、前記ゲーム装置と通信可能なサーバ装置と、を備える情報処理システムであって、前記動画情報に基づく配信動画を示す配信情報を生成する配信情報生成部と、前記ゲーム装置における前記ゲームの進行状況を示し、前記配信情報生成部が生成する前記配信情報に基づいて前記配信動画を閲覧可能な端末装置において、前記進行状況における前記ゲームの再現プレイを可能とするための再現情報、を生成する再現情報生成部と、を備える、ことを特徴とする。
【0203】
本態様によれば、端末装置のユーザは、ゲーム装置において実行されているゲームを実際に体験することができるため、端末装置において単に配信動画の閲覧が可能であるに過ぎずゲームの再現プレイができない態様と比較して、端末装置のユーザが、ゲーム装置においてゲームをプレイするユーザのスキルレベル、及び、ゲーム装置において実行されているゲームの難易度を、容易に把握することができる。
【符号の説明】
【0204】
10…ゲーム装置、11…制御部、13…記憶部、14…操作部、15…通信部、20…表示装置、30…動画編集装置、40…ゲーム管理サーバ、50…動画配信サーバ、51…制御部、53…記憶部、55…通信部、70…端末装置、71…制御部、73…記憶部、74…操作部、75…通信部、76…表示部、111…ゲーム制御部、112…ゲーム進行情報生成部、113…表示用動画情報生成部、511…配信用動画情報生成部、512…ゲーム再現情報生成部、1001…プロセッサ、5001…プロセッサ、7001…プロセッサ、Sys…情報処理システム、SysG…ゲームシステム。