(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023106539
(43)【公開日】2023-08-01
(54)【発明の名称】ターゲット検索のための、およびジオキャッシングを使用するための装置、システム、および方法
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/00 20120101AFI20230725BHJP
【FI】
G06Q50/00 300
【審査請求】有
【請求項の数】16
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2023085097
(22)【出願日】2023-05-24
(62)【分割の表示】P 2021210198の分割
【原出願日】2018-09-11
(31)【優先権主張番号】62/557,102
(32)【優先日】2017-09-11
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】62/557,565
(32)【優先日】2017-09-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.INSTAGRAM
2.FACEBOOK
3.TWITTER
4.ANDROID
(71)【出願人】
【識別番号】514144250
【氏名又は名称】ナイキ イノベイト シーブイ
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】アンドン,クリストファー
(72)【発明者】
【氏名】ファリス,ロン ジー.
(72)【発明者】
【氏名】ハウス,ジェット
(72)【発明者】
【氏名】ウルマッハー,アーロン エル.
(57)【要約】 (修正有)
【課題】拡張現実フィーチャを使用して履物品、衣料品、運動器具又は他の任意のタイプの消費財などの消費財を購入するための選択的アクセスをロック解除する装置、システム、方法及びコンピュータの生成によるユーザインターフェースを提供する。
【解決手段】地理的空間においてターゲットを位置探知する方法は、ターゲットを検索する検索者ユーザに情報を提供するステップと、位置探知のため多数のターゲットの中から可能性として選択するステップと、ターゲットを位置探知した後に検索者に報酬を提供するステップと、を含む。ターゲットは仮想物体であり、仮想物体の位置探知において拡張現実フィーチャを使用する。また、方法は参加型ユーザを提供し、参加型ユーザは、アクティブにターゲットを積極的に検索することはないが、検索者がターゲットを位置探知した場合に検索者と組んで報酬を受け取ることができ、ターゲットの検索においてユーザを支援できる。
【選択図】
図14
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザのモバイルデバイスの位置判定デバイスを使用して、前記モバイルデバイスの地理的位置が検索エリア内に位置しないことと、前記モバイルデバイスの前記地理的位置が参加エリア内に位置することとを判定することであって、前記検索エリアおよび前記参加エリアは、別個の地理的エリアである、判定することと、
前記モバイルデバイスによって、ネットワークを通じてサーバから、前記検索エリア内の第1のターゲット場所に位置する第1のターゲットを検索している前記検索エリア内に位置する複数の一次ユーザに関する情報を受信することと、
前記モバイルデバイスによって、前記複数の一次ユーザからの第1の一次ユーザのユーザ選択を受信することと、
前記ユーザによって、前記サーバから、前記第1の一次ユーザに関する情報を受信することと、
前記モバイルデバイスによって、前記ネットワークを通じて、前記第1の一次ユーザの二次デバイスに、前記第1の一次ユーザを前記第1のターゲット場所に動かす方向情報を送信することと、
前記ユーザの前記モバイルデバイスによって、前記第1の一次ユーザの前記二次デバイスから、前記第1の一次ユーザが前記第1のターゲット場所に到達したことを示すデータを受信することと、
前記モバイルデバイスによって、前記第1の一次ユーザが前記第1のターゲット場所に到達したことを示す前記データを受信することに応答して、報酬を前記ユーザに提供させることであって、前記報酬は、有形消費財を買うためのアクセスまたは前記有形消費財を買うためのバウチャーを含む、提供させることと、を含む、
方法。
【請求項2】
前記有形消費財は、アパレル製品である、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記モバイルデバイスによって、前記第1のターゲットを検索する際に前記第1の一次ユーザに支援を提供するユーザ入力を受信することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記モバイルデバイスによって、前記第1のターゲットを検索する間に前記第1の一次ユーザの前記二次デバイスによってキャプチャされる画像を表示することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記モバイルデバイスによって、前記検索エリア内の複数の異なるターゲット場所に位置する、前記第1のターゲットを含む、複数のターゲットに関する情報を提供することと、
前記モバイルデバイスによって、前記複数のターゲットからの前記第1のターゲットのユーザ選択を受信することと、
前記モバイルデバイスによって、前記第1のターゲットを検索する、前記第1の一次ユーザを含む、複数の一次ユーザに関する情報を提供することと、
前記モバイルデバイスによって、前記複数の一次ユーザからの前記第1の一次ユーザのユーザ選択を受信することと、をさらに含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記有形消費財の限定的な在庫が、前記複数のターゲットの各々と関連付けられ、前記複数のターゲットに関する前記情報は、前記複数のターゲットの各々について入手可能な前記限定的な在庫の量を示す情報を含む、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記複数の一次ユーザに関する前記情報は、前記第1のターゲットに対する前記一次ユーザの各一次ユーザの近接性を示す情報を含む、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記モバイルデバイスによって、前記複数のターゲットの全てについての前記限定的な在庫が尽きていることの指標を受信することをさらに含み、前記報酬は、前記複数のターゲットの全てについての前記限定的な在庫の全てが尽きた後に、前記ユーザに提供される、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
1つ以上のプロセッサと、
コンピュータ読取可能命令を格納するメモリと、を含む、
装置であって、
前記コンピュータ読取可能命令は、前記1つ以上のプロセッサによって実行されるときに、当該装置に、
ユーザのモバイルデバイスの位置判定デバイスを使用して、前記ユーザの地理的位置が検索エリア内に位置しないことと、前記ユーザの前記地理的位置が参加エリア内に位置することとを判定することであって、前記検索エリアおよび前記参加エリアは、別個の地理的エリアである、判定することと、
ネットワークを通じて、サーバから、前記検索エリア内の第1のターゲット場所に位置する第1のターゲットを検索している前記検索エリア内に位置する複数の一次ユーザに関する情報を受信することと、
前記複数の一次ユーザからの第1の一次ユーザのユーザ選択を受信することと、
前記サーバから、前記第1の一次ユーザに関する情報を受信することと、
前記モバイルデバイスによって、前記ネットワークを通じて、前記第1の一次ユーザの二次デバイスに、前記第1の一次ユーザを前記第1のターゲット場所に動かす方向情報を送信することと、
前記ユーザの前記モバイルデバイスによって、前記第1の一次ユーザの前記二次デバイスから、前記第1の一次ユーザが前記第1のターゲット場所に到達したことを示すデータを受信することと、
前記第1の一次ユーザが前記第1のターゲット場所に到達したことを示す前記データを受信することに応答して、報酬を前記ユーザに提供させることであって、前記報酬は、有形消費財を買うためのアクセスまたは前記有形消費財を買うためのバウチャーを含む、提供させることと、
を実行させる、
装置。
【請求項10】
前記有形消費財は、アパレル製品である、請求項9に記載の装置。
【請求項11】
前記コンピュータ読取可能命令は、前記1つ以上のプロセッサによって実行されるときに、当該装置に、
前記第1のターゲットを検索する際に前記第1の一次ユーザに支援を提供するユーザ入力を受信することをさらに実行させる、
請求項9に記載の装置。
【請求項12】
前記コンピュータ読取可能命令は、前記1つ以上のプロセッサによって実行されるときに、当該装置に、
前記第1のターゲットを検索する間に前記第1の一次ユーザの前記二次デバイスによってキャプチャされる画像を表示することをさらに実行させる、
請求項9に記載の装置。
【請求項13】
前記コンピュータ読取可能命令は、前記1つ以上のプロセッサによって実行されるときに、当該装置に、
前記検索エリア内の複数の異なるターゲット場所に位置する、前記第1のターゲットを含む、複数のターゲットに関する情報を提供することと、
前記複数のターゲットからの前記第1のターゲットのユーザ選択を受信することと、
前記第1のターゲットを検索する、前記第1の一次ユーザを含む、複数の一次ユーザに関する情報を提供することと、
前記複数の一次ユーザからの前記第1の一次ユーザのユーザ選択を受信することと、
をさらに実行させる、
請求項9に記載の装置。
【請求項14】
記有形消費財の限定的な在庫が、前記複数のターゲットの各々と関連付けられ、前記複数のターゲットに関する前記情報は、前記複数のターゲットの各々について入手可能な前記限定的な在庫の量を示す情報を含む、請求項13に記載の装置。
【請求項15】
前記複数の一次ユーザに関する前記情報は、前記第1のターゲットに対する前記一次ユーザの各一次ユーザの近接性を示す情報を含む、請求項14に記載の装置。
【請求項16】
前記コンピュータ読取可能命令は、前記1つ以上のプロセッサによって実行されるときに、当該装置に、
前記複数のターゲットの全てについての前記限定的な在庫が尽きていることの指標を受信することをさらに実行させ、前記報酬は、前記複数のターゲットの全てについての前記限定的な在庫の全てが尽きた後に、前記ユーザに提供される、
請求項14に記載の装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、2017年9月12日出願の米国特許仮出願第62/557,565号、および2017年9月11日出願の米国特許仮出願第62/557,102号の非仮出願であり、両仮出願に対して優先権を主張し、この先行出願の両方の全体を参照によってここに組み込み、この一部を構成する。
【0002】
(技術分野)
本開示は、拡張現実フィーチャ(augmented reality feature)を使用して履物品、衣料品、運動器具、または他の任意のタイプの消費財などの消費財を購入するための選択的アクセスをロック解除する装置、システム、方法、およびコンピュータの生成によるユーザインターフェースに関する。
【背景技術】
【0003】
近年、電子コンピューティングデバイスとその能力は、拡張現実の進歩を含む大幅な進歩を迎えている。拡張現実は、キャプチャされた画像の認知により命令および入力を受信することのできる画像認識デバイスを含み得る。本開示は、拡張現実フィーチャを通じて消費財を購入するための選択的アクセスをロック解除する装置とシステムを提供する。消費財を限定的にリリースするシステム、または消費財を購入するためのアクセスを選択的にロック解除するシステムがあるが、通常、このようなシステムでは、消費者が長く並んで待ったり、または所望の製品を購入できるための要件を満たしたりして、リリース時刻に準備を整えている必要がある。このようなシステムは、消費者間でアクセスを取得する競争を促し、このアクセスを喜んで追及する消費者の数を制限する。
【0004】
ソーシャルメディアの成長が続くとともに、大きなソーシャルメディア接続を持つ個人の影響は拡大する。特定の個人には多数のフォロワーがいて、フォロワーの活動に大きな影響を及ぼしている。このような個人による特定のブランドまたは製品の推薦は、そのブランドまたは製品の人気と需要を大幅に増加させ得る。関連して、認知を拡充させかつパーソナルブランドを増大させようとする個人は、しばしばソーシャルメディアでの存在感を高めることでそれを追求する。ここで論じる態様は、ソーシャルメディアアカウントを通して、特定の影響力ある個人が画像を共有するように承諾することに関する。続いて、第1ユーザは、モバイルデバイスを使用して、ソーシャルメディア上でその画像を眺めることができる。第1ユーザのモバイルデバイス上に表示されている間に、第2ユーザは、別のモバイルデバイスを使用して、第1ユーザのモバイルデバイス上に表示された画像をキャプチャすることができる。画像を認知すると、第2ユーザのモバイルデバイスは、消費財を購入するための第2ユーザの選択的アクセスをロック解除し得るか、そうでなければ所望の出力を承諾し得る。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本開示は、上記の欠陥や当業における他の欠陥のうち1つ以上を克服するシステムおよび方法に関する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
以下に、本開示のいくつかの態様について基本的理解を提供するために、サマリーを簡略化して示す。このサマリーは、本開示の広汎な概要ではない。これは、本開示の主要な要素もしくは必要不可欠な要素を同定すること、または本開示の適用範囲を描写することを意図するものではない。以下のサマリーは、下記の説明の前置きとして、単に本開示のいくつかのコンセプトを簡略化した形態で提示する。
【0007】
本開示の様々な態様は、拡張現実を通して消費財を購入するための選択的アクセスをロック解除するためのシステムおよび方法に関する。特定の実施形態において、ユーザのモバイルデバイスは、拡張現実を使用して画像をキャプチャし、画像中のターゲットを認知し得る。画像中のターゲットを認知すると、デバイスは、消費財の3次元モデルをオーバーレイし、表示された消費財を購入するためのユーザアクセスをロック解除し得る。いくつかの態様において、この画像は、第2ユーザのモバイルデバイスから認知され得る。一例として、ユーザは、ソーシャルメディア上で画像を見つけ出し、その画像を友人に表示することができる。次いで友人は、モバイルデバイスを使用して画像をキャプチャすることができ、画像をあらかじめ決められたターゲットとして認知すると、デバイスは、システムと通信し、ユーザに対して消費財を購入するためのアクセスをロック解除し得る。このようなフィーチャを通して、消費者は、画像を共有するよう促され、拡張現実ソフトウェアを通して共有画像を眺めて、画像が消費財または他の望ましい結果のためのアクセスをロック解除するターゲット画像であるか判定する。特定の態様において、ユーザにとっては、特定のプログラムを通して画像を眺めることで画像がターゲットを含んでいるかどうかの判定のみ可能である。したがって、ユーザは、画像を共有しかつ拡張現実プログラムを通して画像を眺めて、画像がプログラムによって認知されるターゲット画像であるかどうかを判定するよう促される。さらに、いくつかの態様において、別のユーザのデバイスに表示された画像をキャプチャする場合に、プログラムはターゲットの認知のみ行い得、その結果、各ユーザは、他のユーザのデバイスから画像をキャプチャすることでのみ消費財にアクセスし得る。特定の実施形態において、個人は、ソーシャルメディアなどのオンラインプラットフォームを通して画像を共有する最初の機会を付与され得る。拡張現実ソフトウェアを通して画像を眺める各個人は、製品を購入するためのアクセスを承諾され得る。
【0008】
本開示の態様はまた、ユーザのモバイルデバイスの地理的位置が検索エリア内に位置するかどうかを判定するステップと、検索エリア内の複数の異なるターゲットの場所に位置する複数のターゲットに関する情報を提供するステップと、第1ターゲットの場所に位置する複数のターゲットの中から第1ターゲットのユーザ選択を受信するステップと、モバイルデバイスの地理的位置をモニターするステップと、第1ターゲットの位置探知においてユーザを支援するために情報をユーザに提供するステップと、モバイルデバイスが第1ターゲットの場所に到達した後に、報酬をユーザに提供するステップと、を含む方法に関する。報酬は、有形消費財を購入するためのアクセス、または製品を購入するためのバウチャーを含み得る。有形消費財は、履物などの衣料品であり得る。少なくともこのような行動のいくつかは、モバイルデバイスによって実施され得、一実施形態において、地理的位置は外部デバイスと連動したモバイルデバイスによって判定およびモニターされる。
【0009】
一態様によれば、モバイルデバイスはまた、モバイルデバイスが第1ターゲットの場所に到達する場合に、第1ターゲットをアクティブ化するためにユーザ入力を受信する。ユーザ入力は、第1ターゲットの場所に近接する物理的物体の画像を(カメラを使用して)キャプチャすることを含み得る。
【0010】
別の態様によれば、ターゲットは仮想物体であり、モバイルデバイスが第1ターゲットの場所に到達する場合に、デバイスはカメラによってキャプチャされた画像を表示し、画像を修正して仮想物体の描写を含む。
【0011】
さらなる態様によれば、有形消費財の限定在庫は、複数のターゲットの各々に紐付けられ得、複数のターゲットに関する情報は、複数のターゲットの各々について利用可能な限定在庫の数量を示す情報を含む。
【0012】
本開示のさらなる態様は、ユーザのモバイルデバイスの地理的位置が検索エリア内に位置していないことと、モバイルデバイスの地理的位置が別個の参加エリア内に位置していることと、を判定するステップと、検索エリア内に位置しかつ検索エリア内の第1ターゲットの場所に位置する第1ターゲットを検索する複数の一次ユーザに関する情報を提供するステップと、複数の一次ユーザの中から第1一次ユーザのユーザ選択を受信するステップと、第1一次ユーザについての情報をユーザに提供するステップと、第1一次ユーザが第1ターゲットの場所に到達した後に、報酬をユーザに提供するステップと、を含む方法に関する。報酬は、有形消費財を購入するためのアクセス、または有形消費財を購入するためのバウチャーを含み得る。有形消費財は、履物などの衣料品であり得る。少なくともこのような行動のいくつかは、モバイルデバイスによって実施され得、一実施形態において、地理的位置は外部デバイスと連動したモバイルデバイスによって判定される。
【0013】
一態様によれば、本方法はまた、第1ターゲットの検索において、第1一次ユーザに支援を提供するためにユーザ入力を受信するステップを含む。
【0014】
別の態様によれば、本方法はまた、第1ターゲットを検索する間に、第1一次ユーザの第1一次ユーザデバイスによってキャプチャされた画像を表示するステップを含む。
【0015】
さらなる態様によれば、本方法はまた、検索エリア内の複数の異なるターゲットの場所に位置する、第1ターゲットを含む複数のターゲットに関する情報を提供するステップと、複数のターゲットの中から第1ターゲットのユーザ選択を受信するステップと、第1ターゲットを検索する、第1一次ユーザ含む複数の一次ユーザに関する情報を提供するステップと、複数の一次ユーザの中から第1一次ユーザのユーザ選択を受信するステップと、を含む。一構成では、有形消費財の限定在庫は、複数のターゲットの各々に紐付けられ、複数のターゲットに関する情報は、複数のターゲットの各々について利用可能な限定在庫の数量を示す情報を含む。本構成では、本方法はまた、複数のターゲットのすべてについての限定在庫が品切れしたという指摘を受信するステップと、複数のターゲットのすべてについての限定在庫のすべてが品切れした後に、ユーザに報酬を提供するステップと、を含み得る。別の構成では、複数の一次ユーザに関する情報は、第1ターゲットへの一次ユーザの各々の近接度を示す情報を含む。
【0016】
本方法は、モバイルデバイスの位置が検索エリアまたは参加エリアに位置していない場合に、観察者としての使用をさらに提供し得る。観察型ユーザには、検索エリア内の複数の異なるターゲットの場所に位置する複数のターゲットに関する情報と、1つ以上のターゲットを検索する複数の一次ユーザに関する情報と、が提供され得る。観察型ユーザには、検索結果がさらに提供され得る。
【0017】
本開示の他の態様は、例えばモバイルデバイス、サーバー、または他のコンピュータデバイスなどの装置に関し、この装置は1つ以上のプロセッサと、コンピュータ可読命令を記憶するメモリと、を含み、この命令は、1つ以上のプロセッサによって実行された場合に、装置をして、ここで記載の方法のうち任意のものの一部またはすべてを実施させる(または、実施することを支援させる)。
【0018】
消費財を購入するためのアクセスの提供に関連して前述されたが、本開示の態様は、画像中のターゲットを認知すると、他のフィーチャまたは機能と連動しても実施され得る。いくつかの態様において、拡張現実プログラムは、画像中のターゲットを認知すると、デバイスの表示を変更し得る。特定のフィーチャは、画像キャプチャデバイスでキャプチャされた画像の特定の態様を変更することなどによって、表示を変更してビデオを再生したり、3次元画像をオーバーレイしたり、キャプチャデバイスのビューを変化させたりすることを含み得る。実際、本開示の適用範囲は、消費財を購入することへのアクセスをロック解除することに限定されない。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【
図1】例示のシステムを図示し、このシステムは、例示の実施形態に従って、パーソナルトレーニングを提供し、かつ/またはユーザの身体動作からデータを得るように、構成され得る。
【
図2】
図1のシステムの一部であり得るか、または
図1のシステムと通信し得る、例示のコンピュータデバイスを図示する。
【
図3】例示の実施形態に従って、ユーザが着用し得る例示的なセンサーアセンブリを示す。
【
図4】例示の実施形態に従って、ユーザが着用し得る別の例示のセンサーアセンブリを示す。
【
図5】ユーザの衣服の上/中に位置する物理的センサーを含み得、かつ/またはユーザの2つの動く身体部分間の関係の同定に基づき得る、感覚入力の例示的な位置を示す。
【
図6A】本開示の様々な例を実施するのに使用され得るハードウェアおよびネットワークシステム全体について、様々な例を図示する。
【
図6B】本開示の様々な例を実施するのに使用され得るハードウェアおよびネットワークシステム全体について、様々な例を図示する。
【
図6C】本開示の様々な例を実施するのに使用され得るハードウェアおよびネットワークシステム全体について、様々な例を図示する。
【
図7】本開示の様々な例を実施するのに使用され得るハードウェアおよびネットワークシステムについて、一例を図示する。
【
図8】本開示において論じられた実施ステップの例を示すフローチャートを図示する。
【
図9】本開示において論じられた実施ステップの例を示す別のフローチャートを図示する。
【
図10】モバイルデバイスに紐付いたディスプレイを含む、本開示において開示された実施ステップの例を示す別のフローチャートを図示する。
【
図11A】モバイルデバイスに紐付いたディスプレイを含む、本開示において開示された実施ステップの例を示す別のフローチャートを図示する。
【
図11B】モバイルデバイスに紐付いたディスプレイを含む、本開示において開示された実施ステップの例を示す別のフローチャートを図示する。
【
図12A】拡張現実プログラムによって利用され得るディスプレイの例を例示する。
【
図12B】拡張現実プログラムによって利用され得るディスプレイの例を例示する。
【
図13】例示の実施形態に従って拡張現実を使用したチームベースの仮想検索に関するシステムの例を図示する。
【
図14】例示の実施形態に従って
図13のシステムを使用した拡張現実を使用する仮想検索の方法を図示する。
【
図15】例示の実施形態に従って一次ユーザデバイスの視点から、
図13のシステムを使用した拡張現実を使用する仮想検索の方法を図示する。
【
図16】例示の実施形態に従って二次ユーザデバイスの視点から、
図13のシステムを使用した拡張現実を使用する仮想検索の方法を図示する。
【
図17A】例示の実施形態に従ってサーバーなどのデバイスの視点から、
図13のシステムを使用した拡張現実を使用する仮想検索の方法を図示する。
【
図17B】例示の実施形態に従ってサーバーなどのデバイスの視点から、
図13のシステムを使用した拡張現実を使用する仮想検索の方法を図示する。
【
図18A】例示の実施形態に従って拡張現実を使用する仮想検索の方法において、例示のインターフェース、および一次デバイスからのユーザ選択の進行を図示する。
【
図18B】例示の実施形態に従って拡張現実を使用する仮想検索の方法において、例示のインターフェース、および一次デバイスからのユーザ選択の進行を図示する。
【
図18C】例示の実施形態に従って拡張現実を使用する仮想検索の方法において、例示のインターフェース、および一次デバイスからのユーザ選択の進行を図示する。
【
図19A】例示の実施形態に従って拡張現実を使用する仮想検索の方法において、例示のインターフェース、および二次デバイスからのユーザ選択の進行を図示する。
【
図19B】例示の実施形態に従って拡張現実を使用する仮想検索の方法において、例示のインターフェース、および二次デバイスからのユーザ選択の進行を図示する。
【
図20】例示の実施形態に従って仮想検索のシステムおよび方法において、都市の仮想描写を図示する。
【
図21】例示の実施形態に従って仮想検索のシステムおよび方法において、都市の仮想描写を図示する。
【
図22】例示の実施形態に従って仮想検索のシステムおよび方法において、都市の仮想描写を図示する。
【
図23】例示の実施形態に従って仮想検索のシステムおよび方法において、都市の仮想描写を図示する。
【
図24】例示の実施形態に従って仮想検索のシステムおよび方法において、都市の仮想描写を図示する。
【
図25】例示の実施形態に従って仮想検索のシステムおよび方法において、都市の仮想描写を図示する。
【
図26】例示の実施形態に従って仮想検索のシステムおよび方法において、都市の仮想描写を図示する。
【
図27】例示の実施形態に従って仮想検索のシステムおよび方法において、1人以上のユーザによるパズルの完成を図示する。
【
図28】例示の実施形態に従って仮想検索のシステムおよび方法において、単一視点から適切に見える配列を図示する。
【
図29】例示の実施形態に従って仮想検索のシステムおよび方法において、単一視点から適切に見える配列を図示する。
【
図30】例示の実施形態に従って仮想検索のシステムおよび方法において、単一視点から適切に見える配列を図示する。
【
図31】例示の実施形態に従って拡張現実を使用し得る仮想検索の方法について、例示の実施形態を図示する。
【
図32】例示の実施形態に従って拡張現実を使用し得る仮想検索の方法について、例示の実施形態を図示する。
【
図33】例示の実施形態に従って拡張現実を使用し得る仮想検索の方法について、例示の実施形態を図示する。
【
図34】例示の実施形態に従って拡張現実を使用し得る仮想検索の方法について、例示の実施形態を図示する。
【
図35】例示の実施形態に従って拡張現実を使用し得る仮想検索の方法について、例示の実施形態を図示する。
【
図35A】例示の実施形態に従って拡張現実を使用し得る仮想検索の方法について、例示の実施形態を図示する。
【
図36】例示の実施形態に従って拡張現実を使用し得る仮想検索の方法について、例示の実施形態を図示する。
【
図37】例示の実施形態に従って拡張現実を使用し得る仮想検索の方法について、別の例示の実施形態を図示する。
【
図38】例示の実施形態に従って拡張現実を使用し得る仮想検索の方法について、別の例示の実施形態を図示する。
【
図39】例示の実施形態に従って拡張現実を使用し得る仮想検索の方法について、別の例示の実施形態を図示する。
【
図40】例示の実施形態に従って拡張現実を使用し得る仮想検索の方法について、別の例示の実施形態を図示する。
【
図41】
図31~
図36の方法に関連して使用され得る例示の実施形態に従って、仮想検索のシステムの例を図示する。
【
図42】
図31~
図36の方法に関連してモバイルデバイスに提供され得る表示スクリーンの例を図示する。
【
図43】
図31~
図36の方法に関連してモバイルデバイスに提供され得る表示スクリーンの例を図示する。
【
図44】
図31~
図36の方法に関連してモバイルデバイスに提供され得る表示スクリーンの例を図示する。
【
図45】
図31~
図36の方法に関連してモバイルデバイスに提供され得る表示スクリーンの例を図示する。
【
図46】
図31~
図36の方法に関連してモバイルデバイスに提供され得る表示スクリーンの例を図示する。
【
図47】
図31~
図36の方法に関連してモバイルデバイスに提供され得る表示スクリーンの例を図示する。
【
図48】
図31~
図36の方法に関連してモバイルデバイスに提供され得る表示スクリーンの例を図示する。
【
図49】
図31~
図36の方法に関連してモバイルデバイスに提供され得る表示スクリーンの例を図示する。
【
図50】
図31~
図36の方法に関連してモバイルデバイスに提供され得る表示スクリーンの例を図示する。
【
図51】
図31~
図36の方法に関連してモバイルデバイスに提供され得る表示スクリーンの例を図示する。
【
図52】本開示において論じられた実施ステップの例を示すフローチャートを図示する。
【発明を実施するための形態】
【0020】
本開示の態様は、物理的および/または地理的空間においてターゲットを検索することと、ターゲットを位置探知および/またはアクティブ化することに基づいて報酬を提供することと、に関し、このターゲットは仮想ターゲットまたは物理的有形ターゲットであり得る。いくつかの態様は、拡張現実フィーチャを使用して、履物品、衣料品、運動器具、または他の任意のタイプの消費財などの消費財を購入するための選択的アクセスをロック解除することを含む。拡張現実フィーチャには、ターゲット画像を認知すると、実行する命令が与えられ得る。いくつかの態様において、ターゲット画像は、ソーシャルメディアプラットフォームなどのプラットフォームを通して共有され得る。ユーザは、拡張現実フィーチャを使用して、消費財を購入するためのアクセスをロック解除するターゲット画像である画像を検索することができる。さらなる態様は、拡張現実フィーチャを使用して、例えばターゲット画像の認知に基づいてモバイルデバイスの出力表示を変更するなどの出力を生成することに関する。なおさらなる態様は、検索および報酬におけるユーザ間の関与および/または協力だけでなく、そのような検索におけるユーザの観察を促進するために、場所情報およびユーザ情報などの情報を使用することに関する。このような態様および他の態様は、実装するための拡張現実プログラムおよびシステムの次の例示的な例の文脈において論じられるであろう。
【0021】
様々な実施形態の以下の説明において、この明細書の一部をなす添付図が参照される。この添付図においては、図解によって、本開示の態様が実施され得る様々な実施形態が示される。他の実施形態が利用され得ることと、本開示の適用範囲および精神から逸脱せずに構造的および機能的改変を行い得ることとが理解されるべきである。さらに、本開示内の表題は、本開示の態様を制限するとみなすべきではなく、例示の実施形態は、見出しの例に限定されない。
I.例示のパーソナルトレーニングシステム
A.例示的なネットワーク
【0022】
本開示の態様は、複数のネットワークにまたがって利用され得るシステムおよび方法に関する。この点に関して、特定の実施形態は、動的ネットワーク環境に適合するように構成され得る。さらなる実施形態は、異なる別個のネットワーク環境で機能可能である。
図1は、例示の実施形態に従って、パーソナルトレーニングシステム100の例を図示する。例示のシステム100は、例示的なボディエリアネットワーク(BAN)102、ローカルエリアネットワーク(LAN)104、およびワイドエリアネットワーク(WAN)106など、1つ以上の相互接続ネットワークを含み得る。
図1に示すように(そして本開示の説明全体にわたって説明するように)、1つ以上のネットワーク(例えば、BAN102、LAN104、および/またはWAN106)は、相互に重複し得るか、あるいは相互に含み得る。当業者であれば、例示的なネットワーク102~106が論理ネットワークであり、それぞれ1つ以上の異なる通信プロトコルおよび/またはネットワークアーキテクチャを含み得、さらに相互に対して、または他のネットワークに対して、ゲートウェイを有するように構成され得ることを理解するであろう。例えば、BAN102、LAN104、および/またはWAN106の各々は、セルラーネットワークアーキテクチャ108および/またはWANアーキテクチャ110など、同じ物理的ネットワークアーキテクチャと機能的に接続され得る。例えば、BAN102とLAN104両方の構成要素と見なされ得る携帯電子デバイス112は、伝送制御プロトコル(TCP)、インターネットプロトコル(IP)、およびユーザデータグラムプロトコル(UDP)などの1つ以上の通信プロトコルに従って、アーキテクチャ108および/または110のうち1つ以上を通して、データおよび制御信号をネットワークメッセージに変換し、その逆に変換するように構成されたネットワークアダプターまたはネットワークインターフェースカード(NIC)を含み得る。このようなプロトコルは、当業者には周知であり、したがって、ここではより詳細には論じないであろう。
【0023】
ネットワークアーキテクチャ108および110は、例えば、ケーブル、ファイバー、衛星、電話、セルラー、無線など、任意のタイプ(複数を含む)またはトポロジー(複数を含む)を持つ1つ以上の情報配信ネットワーク(複数を含む)を単独でまたは組み合わせ(複数を含む)で含み得、したがって1つ以上の有線または無線通信チャネル(WiFi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、近距離無線通信(NFC)および/またはANT技術を含むがそれらに限定されない)を有するように種々に構成され得る。こうして、
図1のネットワーク内の任意のデバイス(携帯電子デバイス112、またはここで説明された他の任意のデバイスなど)は、異なる論理ネットワーク102~106のうち1つ以上を包含すると見なされ得る。このことを念頭に置いて、例示的なBANおよびLAN(WAN106に連結され得る)の例示の構成要素が説明されるであろう。
1.例示のローカルエリアネットワーク
【0024】
LAN104は、例えば、コンピュータデバイス114などの1つ以上の電子デバイスを含み得る。コンピュータデバイス114またはシステム100の他の任意の構成要素は、電話、音楽プレーヤー、タブレット、ネットブック、または任意の携帯デバイスなどの携帯端末を含み得る。他の実施形態において、コンピュータデバイス114は、メディアプレイヤーまたはレコーダー、デスクトップコンピュータ、サーバー(複数を含む)、例えば、Microsoft(登録商標)XBOX、Sony(登録商標)Playstation、および/またはNintendo(登録商標)Wiiゲームコンソールなどのゲームコンソールを含み得る。当業者であれば、このようなものは、単に説明するための例示のデバイスであり、本開示は、任意のコンソールまたはコンピューティングデバイスに限定されないことを理解するであろう。
【0025】
当業者であれば、コンピュータデバイス114の設計および構造は、その使用目的など、いくつかの要因によって変化し得ることを理解するであろう。コンピュータデバイス114の例示の一実装例は、
図2に提供されており、この図は、コンピューティングデバイス200のブロック図を図示する。当業者であれば、
図2の開示は、ここで開示された任意のデバイスに適用し得ることを理解するであろう。デバイス200は、プロセッサ202-1と202-2(一般に、ここでは「プロセッサ202(複数)」または「プロセッサ202(単数)」と呼ばれる)などの1つ以上のプロセッサを含み得る。プロセッサ202は、相互にまたは他の構成要素と、相互接続ネットワークまたはバス204を介して通信し得る。プロセッサ202は、コア206-1とコア206-2(ここでは「コア206(複数)」またはより一般的に、「コア206(単数)」と呼ばれる)などの1つ以上の処理コアを含み得、このコアは、単一集積回路(IC)上に実装され得る。
【0026】
コア206は、共有キャッシュ208および/または専用キャッシュ(例えば、それぞれキャッシュ210-1とキャッシュ210-2)を含み得る。1つ以上のキャッシュ208/210は、プロセッサ202の構成要素による高速アクセスのため、メモリ212などのシステムメモリ中に記憶されたデータをローカルにキャッシュし得る。メモリ212は、チップセット216を介してプロセッサ202と通信し得る。一部の実施形態において、キャッシュ208は、システムメモリ212の一部であり得る。メモリ212は、限定ではないが、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)を含み得、ソリッドステートメモリ、光記憶装置もしくは磁気記憶装置、および/または電子情報の記憶に使用され得る他の任意のメディアのうち1つ以上を含み得る。なお、他の実施形態は、システムメモリ212を省略し得る。
【0027】
システム200は、1つ以上のI/Oデバイス(例えば、おのおの、一般にI/Oデバイス214と呼ばれるI/Oデバイス214-1~214-3)を含み得る。1つ以上のI/Oデバイス214からのI/Oデータは、1つ以上のキャッシュ208、210および/またはシステムメモリ212に記憶され得る。I/Oデバイス214のおのおのは、任意の物理的または無線通信プロトコルを使用して、恒久的または一時的にシステム100の構成要素と機能的に通信するように構成され得る。
【0028】
図1に戻ると、4つの例示のI/Oデバイス(要素116~122として示す)は、コンピュータデバイス114と通信中として示されている。当業者であれば、デバイス116~122のうち1つ以上は、スタンドアロンデバイスであり得るか、またはコンピュータデバイス114以外の他のデバイスに紐付き得ることを理解するであろう。例えば、1つ以上のI/Oデバイスは、BAN102および/またはWAN106の構成要素に紐付き得るか、または相互作用し得る。I/Oデバイス116~122は、例えば、センサーなどの運動データ取得ユニットを含み得るが、それだけに限定されない。1つ以上のI/Oデバイスは、ユーザ124などのユーザからの運動パラメータを感知、検出、および/または測定するように構成され得る。例は、以下を含むがそれだけに限定されない:加速度計、ジャイロスコープ、位置判定デバイス(例えば、GPS)、光(非可視光線を含む)センサー、温度センサー(周囲温度および/または体温を含む)、睡眠パターンセンサー、心拍数モニター、画像キャプチャセンサー、湿度センサー、力センサー、コンパス、角速度センサー、および/または中でもそれらの組み合わせ。
【0029】
さらなる実施形態において、I/Oデバイス116~122は、出力(例えば、可聴的、視覚的、または触覚的キュー(cue))を提供し、かつ/または運動者124からユーザ入力などの入力を受信するために使用され得る。このような例示的なI/Oデバイスに使用される例を以下に提供するが、当業者であれば、そのような議論が単に本開示の適用範囲内にある多くのオプションのいくつかを説明するためのものであることを理解するであろう。さらに、任意のデータ取得ユニット、I/Oデバイス、またはセンサーへの参照は、ここで開示されたかまたは当業者には周知の1つ以上のI/Oデバイス、データ取得ユニット、および/またはセンサーを(個別または組み合わせて)有し得る実施形態を開示していると解釈されるべきである。
【0030】
1つ以上のデバイス(1つ以上のネットワークにまたがる)からの情報は、以下を含むがそれだけに限定されない様々な異なるパラメータ、メトリック、または生理学的特徴を提供するために使用(またはそれらの形成で利用)され得る:他のものに対する特定の身体の部分若しくは物体のスピード、加速度、距離、歩数、方向などの動きパラメータ、相対的動作;または角速度、直線的速度、もしくはそれらの組み合わせとして表現される他の動きパラメータ;カロリー、心拍数、汗の検出、努力、酸素消費量、酸素反応速度などの生理学的パラメータ;ならびに以下の1つ以上のカテゴリーに含まれる他のメトリック:圧力;衝撃力;身長、体重、年齢、人口統計情報およびそれらの組み合わせなどの、運動者に関する情報。
【0031】
システム100は、システム100内で収集されるか、あるいはシステム100に提供されるパラメータ、メトリック、または生理学的特徴を含む運動データを送信および/または受信するように、構成され得る。一例として、WAN106は、サーバー111を含み得る。サーバー111は、
図2のシステム200の1つ以上の構成要素を有し得る。一実施形態において、サーバー111は、プロセッサ206およびメモリ212などの、少なくともプロセッサおよびメモリを含む。サーバー111は、コンピュータの実行可能命令を非一時的コンピュータ可読メディアに記憶するように構成され得る。命令は、システム100内で収集された生データまたは加工データなどの運動データを含み得る。システム100は、エネルギー消費ポイントなどのデータをソーシャルネットワークWebサイトまたはそのようなサイトなどのホストに送信するように構成され得る。サーバー111は、1人以上のユーザが運動データにアクセスし、かつ/または運動データを比較することを許可するために利用され得る。したがって、サーバー111は、運動データまたは他の情報に基づいて通知を送信および/または受信するように、構成され得る。
【0032】
LAN104に戻ると、コンピュータデバイス114は、ディスプレイデバイス116、画像キャプチャデバイス118、センサー120、およびエクササイズデバイス122と機能的に通信していると示され、次いでそれらは、例示の実施形態を参照して以下で論じられる。一実施形態において、ディスプレイデバイス116は、運動者124が特定の運動動作を実施するための視聴覚的キューを提供し得る。コンピュータデバイス114、またはBAN102および/もしくはWANのデバイスを含む他の任意のデバイス上で実行されたコンピュータ実行可能命令に応答して、視聴覚的キューが提供され得る。ディスプレイデバイス116は、タッチスクリーンデバイスであり得るか、あるいはユーザ入力を受信するように構成され得る。
【0033】
一実施形態において、データは、単独でまたは他のデバイスと組み合わせて、運動パラメータまたは記憶されている情報を検出(および/または測定)するために使用され得る、画像キャプチャデバイス118および/またはセンサー120などの他のセンサーから得られ得るか、または記憶情報であり得る。画像キャプチャデバイス118および/またはセンサー120は、送受信デバイスを含み得る。一実施形態において、センサー128は、赤外線(IR)、電磁気(EM)、または音響の送受信部を含み得る。例えば、画像キャプチャデバイス118および/またはセンサー120は、運動者124の方向に向かうことを含む環境に波形を送信して、この放出された波形の「反射」を受信するか、あるいは変更を検出し得る。当業者であれば、多数の異なるデータスペクトルに対応する信号が様々な実施形態に従って利用され得ることを容易に理解するであろう。この点に関して、デバイス118および/または120は、外部ソース(例えば、システム100ではない)から放射された波形を検出し得る。例えば、デバイス118および/または120は、ユーザ124および/または周辺環境から放射された熱を検出し得る。したがって、画像キャプチャデバイス126および/またはセンサー128は、1つ以上の熱画像デバイスを含み得る。一実施形態において、画像キャプチャデバイス126および/またはセンサー128は、範囲現象学(range phenomenology)を実施するように構成されたIRデバイス含み得る。
【0034】
一実施形態において、エクササイズデバイス122は、運動者124が、例えば、トレッドミル、ステップマシンなどのような身体動作の実施を許可するか促進するように構成可能な任意のデバイスであり得る。デバイスが固定されている必要はない。この点に関して、無線技術は、携帯デバイスの利用を許可し、こうして自転車または他のモバイルエクササイズデバイスが、特定の実施形態に従って利用され得る。当業者であれば、器具122は、コンピュータデバイス114から遠く離れて実施された運動データを含む電子デバイスを受け入れるためのインターフェースであり得ること、またはそのインターフェースを含み得ることを理解するであろう。例えば、ユーザは、スポーツデバイス(BAN102に関連して以下に説明)を使用することができ、自宅または器具122の位置に戻ると、運動データを要素122または他の任意のシステム100のデバイスにダウンロードすることができる。ここで開示された任意のI/Oデバイスは、活動データを受信するように構成され得る。
2.ボディエリアネットワーク
【0035】
BAN102は、運動データの収集を受信、送信、あるいは促進するように構成された2つ以上のデバイス(受動デバイスを含む)を含み得る。例示のデバイスは、I/Oデバイス116~122を含むがこれらに限定されない1つ以上のデータ取得ユニット、センサー、または当業者には周知のデバイス、もしくはここで開示されたデバイスを含み得る。BAN102の2つ以上の構成要素は、直接通信し得るが、他の実施形態において、通信は、BAN102、LAN104、および/またはWAN106の一部であり得る第3デバイスを介して行われ得る。LAN104またはWAN106の1つ以上の構成要素は、BAN102の一部を形成し得る。特定の実装例において、携帯デバイス112などのデバイスがBAN102、LAN104、および/またはWAN106であるかどうかは、モバイルセルラーネットワークアーキテクチャ108および/またはWANアーキテクチャ110との通信を許可するアクセスポイントへの運動者の近接度に依存し得る。また、ユーザの活動および/または選好は、1つ以上の構成要素がBAN102の一部として利用されるかどうかに影響を及ぼし得る。例示の実施形態を以下に提供する。
【0036】
ユーザ124は、情報収集に使用される物理的デバイスもしくは位置を含み得る携帯デバイス112、靴取り付け型デバイス126、手首着用デバイス128などの任意の数のデバイス、および/または感知位置130のような感知位置などに紐付き得る(例えば、所持、携行、着用、および/または相互作用する)。1つ以上のデバイス112、126、128、および/または130は、フィットネスまたは運動目的で特別に設計されていない場合がある。実際、本開示の態様は、複数のデバイスからのデータを利用することに関するが、一部のデバイスは、運動データを収集、検出、および/または測定するフィットネスデバイスではない。特定の実施形態において、BAN102(または他の任意のネットワーク)の1つ以上のデバイスは、特定のスポーツ用途のために特別に設計されたフィットネスデバイスまたはスポーツデバイスを含み得る。本明細書で使用される場合、「スポーツデバイス」という用語は、特定のスポーツまたはフィットネス活動中に使用され得るか、または関連し得る、任意の物理的物体を含む。例示のスポーツデバイスは、以下を含み得るが、それだけに限定されない:ゴルフボール、バスケットボール、野球ボール、サッカーボール、フットボール、パワーボール、ホッケーパック、ウェイト、バット、クラブ、スティック、パドル、マット、およびそれらの組み合わせ。さらなる実施形態において、例示のフィットネスデバイスは、環境自体を含んで、ゴールネット、フープ、バックボード、フィールドの一部分、例えば、中心線、外側境界マーカー、ベース、およびそれらの組み合わせなど、特定のスポーツが行われるスポーツ環境内の物体を含み得る。
【0037】
この点に関して、当業者であれば、1つ以上のスポーツデバイスも、構造の一部であり得(または構造を形成し得)、逆もまた同様で、構造が1つ以上のスポーツデバイスを含み得るか、またはスポーツデバイスと相互作用するように構成され得ることを理解するであろう。例えば、第1構造は、バスケットボールのフープおよびバックボードを含み得るが、これらは、取り外し可能であり得、ゴールポストで置き換えられ得る。この点に関して、1つ以上のスポーツデバイスは、
図1~
図3に関して前述したセンサーのうち1つ以上などの1つ以上のセンサーを含み得るが、このようなセンサーは、1つ以上の構造に紐付いた1つ以上のセンサーなどの他のセンサーと無関係にまたは連動して利用される情報を提供し得る。例えば、バックボードは、バックボードに当たったバスケットボールによる力および力の方向を測定するように構成された第1センサーを含み得、フープは力を検出するための第2センサーを含み得る。同様に、ゴルフクラブは、シャフト上のグリップ属性を検出するように構成された第1センサーと、ゴルフボールによるインパクトを測定するように構成された第2センサーとを含み得る。
【0038】
例示的な携帯デバイス112を見ると、これは、例えば、カリフォルニア州クパチーノのApple、Inc.から入手できるブランドデバイスであるIPOD(登録商標)、IPAD(登録商標)、もしくはiPhone(登録商標)、またはワシントン州レドモンドのMicrosoftから入手できるZune(登録商標)もしくはMicrosoft(登録商標)Windowsデバイスを含む、電話またはデジタル音楽プレーヤーなどの多目的電子デバイスであり得る。当業者には周知のように、デジタルメディアプレーヤーは、コンピュータのための出力デバイス、入力デバイス、および/または記憶デバイスの役割を果たし得る。デバイス112は、BAN102、LAN104、またはWAN106中の1つ以上のデバイスから収集された生データまたは加工データを受信するための入力デバイスとして構成され得る。1つ以上の実施形態において、携帯デバイス112は、コンピュータデバイス114の1つ以上の構成要素を含み得る。例えば、携帯デバイス112は、モバイル端末を含むために、追加の構成要素ありまたはなしで、前述のI/Oデバイス116~122のうちいずれかなど、ディスプレイ116、画像キャプチャデバイス118、および/または1つ以上のデータ取得デバイスを含み得る。
a.例示的な衣料/アクセサリセンサー
【0039】
特定の実施形態において、I/Oデバイスは、ウォッチ、アームバンド、リストバンド、ネックレス、シャツ、靴などを含む、ユーザ124の衣服またはアクセサリ内に、あるいは衣服またはアクセサリに紐付いて形成され得る。このようなデバイスは、ユーザの運動動作をモニターするように構成され得る。そのようなデバイスは、ユーザ124とコンピュータデバイス114との相互作用中に運動動作を検出し得、かつ/またはコンピュータデバイス114(またはここで開示された他の任意のデバイス)とは無関係に操作され得ると理解されるべきである。例えば、BAN102中の1つ以上のデバイスは、ユーザとコンピュータデバイス114との近接度または相互作用に関わらず、活動を測定する全日活動モニターとして機能するように構成され得る。さらに、
図3に示される感覚システム302、および
図4に示されるデバイスアセンブリ400(おのおの以下の段落で記述されている)は、単に例示的な例であることが理解されるべきである。
i.靴取り付け型デバイス
【0040】
特定の実施形態において、
図1に示されるデバイス126は、ここで開示されたセンサーおよび/または当業者には周知のセンサー含むがこれらに限定されない1つ以上のセンサーを含み得る履物を備えてもよい。
図3は、1つ以上のセンサーアセンブリ304を提供するセンサーシステム302の1つの例示の実施形態を図示する。アセンブリ304は、例えば、加速度計、ジャイロスコープ、位置判定構成要素、力センサー、および/またはここに開示されるか、もしくは当業者に周知の他の任意のセンサーなどの1つ以上のセンサーを含み得る。図示の実施形態において、アセンブリ304は、複数のセンサーを組み込み、そのセンサーは、力感応抵抗器(FSR)センサー306を含み得るが;他のセンサー(複数を含む)が利用され得る。ポート308は、靴のソール構造309内に配置され得、一般に、1つ以上の電子デバイスとの通信のために構成される。ポート308は、任意選択的に電子モジュール310と通信するように提供され得、ソール構造309は、任意選択的にモジュール310を受け入れるために筺体311または他の構造を含み得る。またセンサーシステム302は、FSRセンサー306をポート308に接続して、ポート308を通してモジュール310および/または別の電子デバイスとの通信を可能にする複数のリード312を含み得る。モジュール310は、靴のソール構造内のウェルまたはキャビティ内に含まれ得、筺体311は、ウェルまたはキャビティ内に配置され得る。一実施形態において、少なくとも1つのジャイロスコープおよび少なくとも1つの加速度計が、モジュール310および/または筺体311などの単一筺体内に提供される。少なくともさらなる実施形態において、操作可能な場合に方向情報および角速度データを提供するように構成された、1つ以上のセンサーが提供される。ポート308およびモジュール310は、接続および通信のため相補的インターフェース314、316を含む。
【0041】
特定の実施形態において、
図3に示す少なくとも1つの力感応抵抗器306は、第1および第2の電極または電気接点318、320、ならびに電極318、320を一緒に電気的に接続するために電極318、320間に配置された力感応抵抗材料322を含み得る。力感応材料322に圧力が加えられた場合、力感応材料322の抵抗率および/または導電率が変化し、これが両電極318、320間の電位を変化させる。抵抗の変化は、センサーシステム302によって検出されて、センサー316に加えられた力を検出し得る。力感応抵抗材料322は、圧力下の抵抗を様々な方式で変化させ得る。例えば、力感応材料322は、材料が圧縮されると減少する内部抵抗を持ち得る。さらなる実施形態は、「スマート材料」を通して実装され得る「体積ベース抵抗」を利用し得る。別の例として、材料322は、力感応材料322の2片間、または力感応材料322と一方もしくは両方の電極318、320との間など、面-面接触の程度を変化させることによって抵抗を変化させ得る。いくつかの状況において、このタイプの力感知抵抗挙動は、「接触ベース抵抗」と記述され得る。
ii.手首着用デバイス
【0042】
図4に示すようにデバイス400(
図1に示す感覚デバイス128に類似しているか、またはそれを含み得る)は、ユーザ124が手首、腕、足首、首などの周囲などに着用するように構成され得る。デバイス400は、デバイス400の操作中に使用されるように構成された押下可能入力ボタン402などの入力機構を含み得る。入力ボタン402は、コントローラ404、および/または
図1に示すコンピュータデバイス114に関して論じられた要素のうち1つ以上などの他の任意の電子構成要素に操作可能に接続され得る。コントローラ404は、埋め込まれ得るか、あるいは筺体406の一部であり得る。筺体406は、弾性構成要素を含む1つ以上の材料から形成され得、ディスプレイ408などの1つ以上のディスプレイを含み得る。ディスプレイは、デバイス400の照明可能な部分と見なされ得る。ディスプレイ408は、LEDライト410などの一連の個々のライト要素またはライト部材を含み得る。ライトは、アレイで形成され得、コントローラ404に操作可能に接続され得る。デバイス400は、インジケーターシステム412を含み得、このシステムはまた、ディスプレイ408全体の一部分または構成要素と見なされ得る。インジケーターシステム412は、ディスプレイ408(ピクセル部材414を有し得る)と連動して作動および照明し得るか、またはディスプレイ408から完全に分離し得る。またインジケーターシステム412は、例示的実施形態においてLEDライトの形態も取り得る複数の追加のライト要素またはライト部材を含んでもよい。特定の実施形態において、インジケーターシステムは、インジケーターシステム412のライト部材の一部分を照明して1つ以上のゴールに向かう成果を表すなどの、ゴールの視覚的指摘を提供し得る。デバイス400は、ユーザの活動に基づいてユーザによって獲得された活動ポイントまたは通貨の単位で表現されたデータを、ディスプレイ408および/またはインジケーターシステム412を通して表示するように構成され得る。
【0043】
締結機構416の係合は解除され得、ここでデバイス400は、ユーザ124の手首または一部分の周辺に配置され得、締結機構416は、その後、係合位置に置かれ得る。一実施形態において、締結機構416は、コンピュータデバイス114、ならびに/またはデバイス120および/もしくは112などのデバイスとの機能的な相互作用のためのUSBポートを含むがこれらに限定されないインターフェースを含み得る。特定の実施形態において、締結部材は、1つ以上の磁石を含み得る。一実施形態において、締結部材は、可動部分がなく、完全に磁力に依存し得る。
【0044】
特定の実施形態において、デバイス400は、センサーアセンブリを含み得る(
図4に示されない)。センサーアセンブリは、ここに開示されたセンサー、および/または当業者に周知のセンサーを含む複数の異なるセンサーを含み得る。例示の実施形態において、センサーアセンブリは、ここに開示された任意のセンサー、または当業者に周知の任意のセンサーへの機能的な接続を含み得るか、または有効な接続を許可し得る。デバイス400および/またはそのセンサーアセンブリは、1つ以上の外部センサーから得たデータを受信するように構成され得る。
iii.衣料および/または身体位置の感知
【0045】
図1の要素130は、例示の感覚位置を示し、この位置は、センサー、データ取得ユニット、または他のデバイスなどの物理的装置に紐付き得る。さらに、他の実施形態において、その位置は、画像キャプチャデバイス(例えば、画像キャプチャデバイス118)などを介して、モニターされる身体部分または領域の特定の位置であり得る。特定の実施形態において、要素130は、センサーを含み得、その結果、要素130aおよび130bは、運動着などの衣料に一体化されたセンサーであり得る。そのようなセンサーは、ユーザ124の身体の任意の所望の位置に配置され得る。センサー130a/bは、BAN102、LAN104、および/またはWAN106の1つ以上のデバイス(他のセンサーを含む)と(例えば、無線で)通信し得る。特定の実施形態において、受動感知面は、画像キャプチャデバイス118および/またはセンサー120によって放射された赤外線光などの波形を反射し得る。一実施形態において、ユーザ124の衣料に位置する受動センサーは、概して波形を反射し得るガラスまたは他の透明もしくは半透明の面で出来た球構造を含み得る。異なるクラスの衣料が利用され得、ここで所定のクラスの衣料は、適切に着用された場合にユーザ124身体の特定の部分に近接して位置するように構成された特定のセンサーを有する。例えば、ゴルフ服は、第1構成では衣料に配置された1つ以上のセンサーを含み得るが、サッカー服は、第2構成では衣料に配置された1つ以上のセンサーを含み得る。
【0046】
図5は、感覚入力のための例示的な位置を示す(例えば、感覚位置130a~130o参照)。この点に関して、センサーは、ユーザの衣服の上/中に位置する物理的センサーであり得、さらに他の実施形態において、センサー位置130a~130oは、2つの動く身体部分間の関係の同定に基づき得る。例えば、センサー位置130aは、画像キャプチャデバイス118などの画像キャプチャデバイスを用いてユーザ124の動きを同定することによって判定され得る。したがって、特定の実施形態において、センサーは、物理的に特定の位置(センサー位置130a~130oのうち1つ以上など)に位置しない場合があるが、画像キャプチャデバイス118または他の位置から収集された他のセンサーデータなどを用いて、その位置の特性を感知するように構成される。この点に関して、ユーザの身体の全般的形状またはその一部分は、特定の身体部位の同定を許可し得る。画像キャプチャデバイスが利用されているかどうか、および/もしくは物理的センサーユーザ124上に位置するかどうか、ならびに/または他のデバイス(感覚システム302など)、デバイスアセンブリ400、および/もしくはここに開示されるか、あるいは当業者に周知の任意のデバイスまたはセンサーからのデータを使用することを利用しているかどうか、に関わらず、センサーは、身体部分の現在の位置を感知し、かつ/または身体部分の動作を追跡し得る。一実施形態において、位置130mに関する感覚データは、ユーザの重心(質量中心とも言う)の判定に利用され得る。例えば、位置(複数を含む)130m~130oのうち1つ以上に対する位置130aと位置(複数を含む)130f/130lとの間の関係は、ユーザの重心が縦軸方向に沿って上昇したか(ジャンプ中など)どうか、または膝を曲げて屈曲することでユーザがジャンプの「ふりをしよう」としているかどうかを判定するのに利用され得る。一実施形態において、センサー位置1306nは、ユーザ124の胸骨の周囲に位置し得る。同様に、センサー位置130oは、ユーザ124の海軍の近くに位置し得る。特定の実施形態において、センサー位置130m~130oからのデータは(単独でまたは他のデータと組み合わせて)、ユーザ124の重心を判定するために利用され得る。さらなる実施形態において、センサー130m~130oなどの多数のセンサー位置間の関係は、ユーザ124の向きおよび/またはユーザ124の胴体のねじれなどの回転力の判定に利用され得る。さらに、位置(複数を含む)などの1つ以上の位置は、モーメント位置の中心として利用され得る(またはそれに近似してもよい)。例えば、一実施形態において、位置(複数を含む)130m~130oのうち1つ以上は、ユーザ124のモーメント位置の中心点としての役割を果し得る。別の実施形態において、1つ以上の位置は、特定の身体部分または領域のモーメントの中心としての役割を果し得る。
【0047】
図6A~
図6Cは、ハードウェアシステムの様々な例を図示するが、ここで本開示に従ってシステムおよびユーザインターフェースが実装され得、ここで本開示に従って方法が実施され得る。一実施形態において、多数のユーザが拡張現実プログラムを使用して一緒に作業し、ターゲット画像を共有およびキャプチャすることができる。
【0048】
図6Aは、ネットワーク604を介して(例えば、インターネット接続を介して、ローカルエリアネットワーク(LAN)を介して、ワイドエリアネットワーク(WAN)などを介して)相互に接続および通信し合う、第1コンピューティングデバイス600および第2コンピューティングデバイス602を示す。2つのコンピューティングデバイス600および602は、相互に遠く離れて位置し得る。いくつかの態様において、コンピューティングデバイス600および602は、セルフォンまたはタブレットなどのモバイルデバイスであり得る。
図6Aに示すように、2つのコンピューティングデバイス600および602は、それぞれネットワーク604内に通信チャネルを確立し、メッセージングサーバーシステム606(1つ以上のサーバーコンピュータを含む)と通信し、このサーバーシステムは、コンピューティングデバイス600と602との間でターゲットに関するデータまたは情報を提供する。コンピューティングデバイス600と602との間でデータ交換を提供および制御するために、任意の所望の通信リンクおよび通信プロトコルが使用され得る。所望ならば、以下にさらに詳しく説明するように、この同じサーバーシステム606は、コンピューティングデバイス600および602上のユーザ間の通信データ(テキストメッセージデータ、Webカメラデータなど)を提供し得る。代替的に、所望ならば、コンピューティングデバイス600と602との間の通信データの伝送をサポートするため、別個の通信リンク608が提供され得る。
【0049】
以下にさらに詳しく説明するように、ネットワーク接続および/またはピアツーピア接続を確立することができ、かつ必要なディスプレイと、ユーザインターフェースと、入力機能とを提供することができる任意のコンピューティングデバイスなど、任意の所望のタイプのコンピューティングデバイス600および602が、本開示から逸脱せずに使用され得る。コンピューティングデバイス600および602に関する、本開示の少なくともいくつかの例によるシステムおよび方法において使用され得るいくつかのより具体的な例は、以下を含むがそれだけに限定されない:デスクトップコンピュータ、パーソナルコンピュータ、ラップトップコンピュータ、パームトップコンピュータ、ハンドヘルドコンピュータ、セルラー電話、携帯情報端末、コンピュータワークステーション、テレビなど。とりわけ、様々なコンピューティングデバイス600、602などは、ネットワーク604およびサーバーシステム606と同じまたは異なる方式で、本開示から逸脱せずに通信し得る。さらに、ターゲット画像を表示およびキャプチャするために使用されるコンピューティングデバイス600、602などは、本開示から逸脱せずに同じタイプまたは異なるタイプであり得(1つのデスクトップコンピュータおよび1つのセルラー電話デバイスなど)、コンピューティングデバイス600、602などは、同じ通信チャネルを介して、または異なる通信チャネルを介して、相互にまたはシステムデータベース606と通信し得る(例えば、両方のユーザがWi-Fiを通してシステムデータベースに接続し得るか、または一方は、Wi-Fiを通してシステムデータベースに接続し得る一方、他方は、セルラーデータを通して接続し得る)。さらなる態様において、コンピューティングデバイスは、同じアプリケーションを介して、または異なるアプリケーションを介して、ターゲット画像を表示し得る(例えば、両方のユーザは、Instagramなどの単一アプリケーションを通して、または異なるアプリケーションを通して(一方のユーザは、Instagramを通して表示し、別のユーザは、Facebookアプリケーションを通して)ターゲット画像を表示することができる)。
【0050】
本開示の例によるシステムおよび方法において使用され得るコンピューティングデバイス600および602は、1つ以上の入力デバイスとデータ処理システムを含み得る(例えば、1つ以上のマイクロプロセッサを含む)。コンピューティングデバイス600、602に含まれ得る入力デバイスの例は、以下の従来型の入力デバイスを含むがそれだけに限定されない:キーボード(ハードキーボードまたはソフトキーボード);マウス;トラックボール、ローラーボール、タッチパッド、または他のポインティングデバイス;スタイラスまたは他のペン型入力デバイス(例えば、タブレットPCタイプのコンピューティングデバイス用);ディスクドライブ;USBポート;ネットワーク接続;ジョイスティック型コントローラ;電話接続;イーサネット接続;音声認識機能など。また、コンピューティングデバイス600、602そのものと一体化されたディスプレイデバイス、またはプロジェクタディスプレイ、分離型モニターディスプレイなどの、コンピューティングデバイス600、602と分離されているがそれと通信しているディスプレイデバイスを含む、任意の所望のタイプのディスプレイデバイスが、本開示によるシステムおよび方法のコンピューティングデバイス600、602と連動して使用するために提供され得る。
【0051】
コンピューティングデバイス600と602は、任意の従来型の有線または無線接続など、当業で使用されている周知の従来型の方式を含みかつ任意のネットワーク接続プロトコルを使用する任意の所望の方式で、本開示から逸脱せずにネットワーク604に接続され得る。コンピューティングデバイス600、602間の通信チャネル接続608は、本開示から逸脱せずに、システムデータベース接続と同じであり得るか異なり得、このような接続608は、従来型のテクノロジーおよび当業者に周知のテクノロジーを含み得る。2つ(またはそれ以上)のコンピュータ間のライブでリアルタイムの通信を提供するために、周知でありかつ当業で使用されている様々なコンピュータ間通信リンクに加えて、通信チャネル接続608は、コンピュータまたはユーザとの間の他のタイプの通信チャネル(例えば、インスタントメッセージングチャネル、ピアツーピアメッセージングチャネル、従来型の電話接続など)をさらに含み得る。所望ならば、別の代替として、ユーザたちは、別個の通信チャネルを必要とせずに、互いに密接して位置し得、対面式の会話で直接に通信可能であり得る。通信チャネル608は、提供された場合に、ターゲット画像データ交換に関与する際にすべての同じハードウェア、すべての異なるハードウェア、またはそれらの組み合わせ(例えば、一部のユーザは同じハードウェアを使用し、他のユーザは、異なるハードウェアを使用するなど)を使用し得る。
【0052】
前述のように(そして以下にさらに詳しく説明するように)、本開示の例によるシステムおよび方法は、ユーザのコンピューティングデバイス600、602上にユーザインターフェースディスプレイを提供するであろう。本インターフェースは、ユーザがターゲット画像を見ることを可能にし、ユーザがターゲット画像を表示して別のユーザがキャプチャすることを可能にするであろう。様々なデバイス上のユーザインターフェースは、コンピューティングデバイス600、602のうち1つ以上および/またはサーバーシステム606によって提供および制御されるであろう。そして、ユーザインターフェースを通して入力を生成、維持、および受信するためのデータは、コンピューティングデバイス600、602のうち1つ以上および/またはサーバーシステム606の一部として含まれるかまたはそれらに紐付いたコンピュータ可読メディアを介して生成および供給されるであろう。そのようなコンピュータ可読メディアの例は、以下を含むがそれだけに限定されない:コンピュータ可読メモリ(何れもコンピュータ内部(例えば、ハードドライブ)であるかまたはコンピュータから分離可能である(ディスク、ソリッドステートデバイスまたはフラッシュメモリデバイス、ネットワーク接続を介して利用可能なデータなど))、従来から周知でありかつコンピュータ業界で使用されている任意のタイプのコンピュータ可読メディアを含む。
【0053】
図6Aに示された例示のシステム全体において、ユーザインターフェースを生成するためのソフトウェアは、コンピューティングデバイス600、コンピューティングデバイス602、またはサーバーシステム606のうちいずれか1つにあるか、またはそれらのいずれか1つで利用可能な、コンピュータ可読メディア上に存在し得る。代替的に、所望ならば、ソフトウェアまたは少なくともそのいくつかの部分(複数を含む)は、コンピューティングデバイス600、コンピューティングデバイス602、またはサーバーシステム606のうち2つ以上またはすべてに存在し得る。サーバーシステム606は、コンピューティングデバイス600、602および/またはネットワーク604のうち少なくとも1つを操作および維持する同じ組織(複数を含む)または個人(複数を含む)によって操作および維持され得るか、またはサーバーシステム606は、このような任意のまたはすべてのエンティティとは別の当事者によって操作、制御、および維持され得る。いくつかのより具体的な例として、サーバーシステム606は、1つ以上のエンティティによって操作および維持され得(そして、ユーザインターフェースソフトウェアも操作および維持され得)、そのエンティティの製品は、拡張現実プログラム(例えば、メーカー、小売業者、メーカーまたは小売業者によって選択されたベンダーなど)を通して販売され、かつアクセスを承諾される。
【0054】
別の例示のシステム全体のセットアップは、
図6Bに図示される。ネットワークフィーチャ全体604は、
図6Aに関連して前述したもの(例えば、LAN、WAN、インターネットなど)と同一または同様であり得るが、例示のセットアップにおいては、分離されかつ独立したサーバーシステム606が省略されている。むしろ、
図6Bのセットアップでは、2つのコンピューティングデバイス600、602のうち少なくとも1つ(および任意選択的に両方のコンピューティングデバイス600、602)は、データ交換通信を駆動し、かつユーザインターフェースを生成および制御するためのソフトウェアを含む。
【0055】
所望ならば、データ交換のため、ユーザ間のネットワーク化された通信は、ターゲット画像についてユーザが相互に通信することを可能にするフィーチャを含み得る。代替的に、
図6Bに示すように、別個のユーザ通信リンク608が図示される。2つ(またはそれ以上)のコンピュータ間のライブでリアルタイムの通信を提供するために、周知でありかつ当業で使用されている様々なコンピュータ間通信リンクに加えて、通信チャネル接続608は、コンピュータまたはユーザとの間の他のタイプの通信チャネル(例えば、インスタントメッセージングチャネル、ピアツーピアメッセージングチャネル、従来型の電話接続など)をさらに含み得る。所望ならば、別の代替として、ユーザたちは、別個の通信チャネル608を必要とせずに、互いに密接して位置し得、対面式の会話で直接に通信可能であり得る。通信チャネル608は、ターゲット画像データ交換で使用される、同じまたは異なるハードウェアを使用し得る。
【0056】
また、本開示に従って少なくともいくつかのシステムおよび方法において、
図6Cに示すようにピアツーピアの方式によるコンピューティングデバイス間の直接通信を介して、ターゲット画像を表示およびキャプチャするためのユーザ間の協力が起り得る。コンピュータ通信業界で周知でありかつ使用されている従来型のハードウェアおよびプロトコルを含む、このタイプのピアツーピア通信用の任意の所望のハードウェアおよび/またはプロトコルが、本開示から逸脱せずに使用され得る。また、前述の
図6Aおよび
図6Bの例と同様に、別個のユーザ通信チャネル608が提供され得る(例えば、インスタントメッセージング、追加のピアツーピアメッセージング、従来型の電話接続(これは、ターゲット画像データの入力またはキャプチャに関与するものとは異なるハードウェアを使用し得る)など)。また、
図6Aおよび
図6Bに関して前述した様々な他の代替物は、
図6Cのセットアップにおいても本開示から逸脱せずに使用され得る。
【0057】
図8および
図9は、拡張現実プログラムを使用してターゲット画像をキャプチャする方法と、キャプチャされた画像がターゲット画像であると検証した場合に、消費財を購入するためのアクセスをロック解除するなどの定義済み出力を実施する方法と、に関する例示の実施形態を図示する。このような例示のフローチャートに示されるステップは、第1モバイルデバイス705または第2モバイルデバイス706に含まれるプロセッサなどの単一コンピューティングデバイスによって実行され得る。代替的に、ステップの実行は、第1モバイルデバイスまたは第2モバイルデバイスのうち1つのみを通して、またはシステムデータベース707と組み合わせて、発生し得る。いくつかの態様において、ステップは、順番に実施されるであろうが、他の態様において、ステップは、異なる順序でまたは同時に実施され得る。例えば、いくつかの実施形態において、キャプチャは、システムデータベースに伝達された情報をキャプチャするいずれかのユーザデバイスによって実施され得、ここでシステムデータベースは、次にキャプチャ情報がターゲット画像として認知されるかどうかを判定し、命令でユーザデバイスに応答する。しかし、他の実施形態において、システムデータベースは、ユーザデバイスが画像をキャプチャするに先立ってターゲット画像情報および命令をモバイルデバイスに伝達し得る。それゆえ、ターゲット画像のキャプチャ、ターゲット画像の認知、および命令の実行は、すべていずれかのユーザデバイス705または706で実施され得る。
【0058】
図7は、本開示を実装するための例示のシステムを図示する。
図7に示すように、2つのユーザデバイスは、ユーザインターフェースおよびキャプチャデバイスを含み得る。ユーザインターフェースは、ディスプレイと入力機構との両方を含み得、ここで入力機構は、ボタン、タッチスクリーン、または他の情報入力方式であり得る。画像キャプチャデバイス702および704は、1つ以上のビデオカメラを含み得る。画像キャプチャデバイスは、他のユーザのデバイスのユーザインターフェースディスプレイ701および703を記録またはキャプチャすることを含んで、画像またはビデオをキャプチャまたは記録するように構成され得る。デバイスユーザデバイスは、ネットワークを通してシステムデータベースに接続され得、このシステムデータベースは、キャプチャされた画像またはビデオを解析して、ターゲット画像が認知されるかを判定し得、かつターゲット画像の認知が確認されると、さらに命令をユーザデバイスに送り得る。
【0059】
図8は、特定の実施形態が取り得るステップの例示のフローチャートを図示する。まず、ステップ801において、画像はオンラインプラットフォームを通して共有され得る。いくつかの態様において、このオンラインプラットフォームは、Instagram、Twitter、Facebook、Google+、または他の任意のソーシャルメディアプラットフォームなどのソーシャルメディアプラットフォームであり得る。画像は、キャプチャデバイスによって認知されるターゲット情報を含み得る。画像は、第1ユーザによってソーシャルメディアアカウントを通して共有され得る。次のステップとして、画像は、802において、第1デバイス上に表示され得る。これは、第2ユーザのソーシャルメディアアカウントを通すのを含み得る。いくつかの態様において、第1ユーザは、オンラインプラットフォームを通して画像を共有することができ、第2ユーザは、同じソーシャルメディアプラットフォームを使用して、または異なるソーシャルメディアプラットフォームを通して、画像を眺めることができる。
【0060】
次のステップ803において、第2デバイスは、画像をキャプチャし得、このデバイスが画像を認知するかどうかを判定し得る。いくつかの態様において、第2デバイスは、カメラを使用して静止画像を撮影するか、または画像のビデオを記録し得る。画像をキャプチャすると、第2デバイスは、データベースと通信して、画像をターゲットとして認知するかどうかを判定し得る。デバイスがターゲット画像の認知を確認する場合、ステップ804において画像を認知すると、デバイスは命令を受信し得る。命令は、アクセスをロック解除して、第2デバイスのユーザが消費財を購入することを可能にすることを含み得る。いくつかの態様において、ステップ805は、命令に基づいて第2デバイスの表示を変更することを含み得る。これは、ディスプレイ上に消費財をオーバーレイするか、またはメッセージまたはビデオを消費者に呈示することなどによって表示を変化させるか、または認知および/もしくはキャプチャされた画像を変化させること、を含み得る。
【0061】
図9は、特定の実施形態が取り得るステップを示す例示のフローチャートを図示する。まずステップ901において、画像は、第1デバイス上に表示され得る。いくつかの態様において、この表示は、Instagram、Twitter、Facebook、Google+、または他の任意のソーシャルメディアプラットフォームなどのオンラインプラットフォームを通して起こり得る。画像は、キャプチャデバイスによって認知されるターゲット情報を含み得る。ステップ902で、次いで画像は、第2デバイスのカメラまたは画像キャプチャデバイスを経て、またはソーシャルメディアアカウントを通して第1ユーザによる共有を経て、第2デバイスを使用することによりキャプチャされ得る。次いで、デバイスは、ステップ903において、ターゲット画像を認知し得る。ターゲット画像が認知されると、ステップ904において、デバイスは、ネットワークを通してシステムまたはデータベースと通信し得る。ステップ905において、デバイスは、システムまたはデータベースから命令を受信して、消費財を購入するためのアクセスをユーザに承諾し得る。このような命令を受信すると、ステップ906において、第2デバイスは、表示画像上に消費財の画像をオーバーレイし得る。例えば、デバイスは、ロック解除される3次元的に投影された消費財の表現をオーバーレイし得る。この点に関して、画像は、認知されたターゲットにオーバーレイされ得、その結果、ユーザがカメラを周辺に移動させると、投影された表現は移動し、ユーザは、製品の異なるアングルを見ることが可能になる。最終ステップ907において、デバイスは、ユーザにロック解除された消費財を購入するためのアクセスを承諾し得る。
【0062】
本開示のいくつかの態様において、第1個人は、プラットフォームを通して画像を共有することができ、ここで第2個人は、モバイルデバイス上でその画像を眺めることが可能である。いくつかの態様において、プラットフォームは、ソーシャルメディアプラットフォームであり得る。彼らのモバイルデバイスのディスプレイ上で画像を眺めることで、第2個人は、第3個人と画像を共有することができる。次いで、第3個人は、画像キャプチャデバイスを使用して、画像が第2個人のモバイルデバイス上に表示されたときに、画像をキャプチャすることができる。キャプチャされた画像を認知すると、第3個人のデバイスは、消費財を購入するためのアクセスを第3個人に承諾し得る。
【0063】
いくつかの態様において、ユーザは、モバイルデバイスを使用して、カメラまたは他の画像キャプチャ手段などを通して、画像をキャプチャすることができる。いくつかの態様において、画像は、静止画像であり得るか、またはデバイスは、ビデオをキャプチャするように構成され得る。特定の実施形態において、ユーザは、モバイルデバイスを使用して周辺環境の画像をキャプチャすることができる。モバイルデバイスはまた、ディスプレイを含むユーザインターフェースを有し得る。いくつかの態様において、ユーザインターフェースおよびカメラは、ユーザインターフェース上でカメラが記録しているものを同時に表示するように構成され得る。
【0064】
いくつかの実施形態において、モバイルデバイスは、拡張現実プログラムを含み得る。このような実施形態において、ユーザは、彼らのモバイルデバイス上のカメラを使用して環境で画像をキャプチャすることができる。キャプチャされた画像は、ユーザインターフェースディスプレイ上に同時に出力され得る。いくつかの態様において、モバイルデバイスは、モバイルデバイスカメラによってキャプチャされた場合に、ターゲット画像を認知するように構成され得る。このようなターゲット画像が認知されると、モバイルデバイスは、ネットワークを通してシステムデータベースと通信し、ターゲット画像の認知を確認し得る。次いで、デバイスは、ターゲット画像が確認されると、システムデータベースから命令を受信し得る。
【0065】
異なる実施形態において、命令は、拡張現実プログラムを通してモバイルデバイスを指示して、ユーザインターフェース上に表示されているターゲット画像の上に3次元の投影をオーバーレイし得る。特定の態様において、この投影は、消費財であり得る。投影は、ユーザが購入可能な消費財を表現し得る。いくつかの態様において、ユーザインターフェースは、ユーザが、投影された製品と相互作用することを可能にし得る。この相互作用は、ボタンなどのユーザ入力を含み得るか、またはユーザインターフェースは、タッチスクリーンであり得、ユーザが接触により、投影された製品をクリックすることを可能し得る。投影された製品との相互作用後、モバイルデバイスは、投影された製品を購入するためのアクセスをユーザに承諾し得る。
【0066】
いくつかの例において、ターゲット画像をキャプチャおよび認知すると、システムは、他の結果を提示し得る。例えば、いくつかの態様において、ユーザは、カメラを通して画像をキャプチャすることができ、モバイルデバイスは、画像がターゲットを含むと認知した後に、ターゲット画像を認知することに応答して、出力された表示を変化させ得る。例として、ディスプレイは、カメラによってキャプチャされたものの出力を続け得るが、追加的ターゲットの認知に基づいて、出力された表示を変化させ得る。いくつかの態様において、デバイスは、製品のタイプ、ブランドのロゴ、数字、デザイン、文字、または他の任意のターゲットを認知し得、出力された表示上のそのターゲットを置き換え得る。例として、ユーザは、ストア内におり、カメラを使用してストア内部をキャプチャすることができる。モバイルデバイスは、製品上の特定のロゴを認知し、次にディスプレイ上にカメラでキャプチャされた画像を出力するが、ディスプレイ上の認知されたロゴを、ユーザのために画像またはメッセージで置き換えるように構成され得る。
【0067】
特定の態様において、ユーザは、ソーシャルメディアプラットフォームを通して画像を共有することができる。次いで、個人は、モバイルデバイス上のディスプレイを通してソーシャルメディア上の画像を見ることができる。画像を見る個人は、その画像を友人と共有することができ、その友人は、拡張現実機能を有する画像キャプチャデバイスを通してその画像を見ることができる。画像を認知すると、ソフトウェアは、消費財の3次元製品を画像上にオーバーレイして表示し得る。これは、画像をキャプチャ中のユーザが、表示された消費財を購入するためのアクセスを承諾されたことを示すであろう。次いで、この態様において、ユーザは、彼らのソーシャルメディアアカウント上で画像を検索することを選択することができ、それを彼らの友人と共有することができ、友人は、拡張現実機能を持つモバイルデバイスを使用して画像をキャプチャすることができ、製品を購入するためのアクセスも取得することができる。
【0068】
いくつかの実施形態において、第1個人は、ソーシャルメディアを通して画像を共有することができ、ここでその画像は、消費財を購入するためのアクセスをロック解除するターゲット情報を含む。第2個人は、ディスプレイを有するモバイルデバイス上でその画像を眺めることができる。第3個人は、画像キャプチャ機能を有するモバイルデバイス上でその画像をキャプチャすることができ、ここでその画像をキャプチャすることを通して、デバイスは、その画像を認知し、第3個人に対して消費財を購入するためのアクセスをロック解除する。いくつかの態様において、システムは、別のモバイルデバイスから画像が共有および/またはキャプチャされたことを認知し得る。このような態様において、アクセスは、別の個人の電話から、または特定のソーシャルメディアアプリケーションからキャプチャすることに制限され得る。製品へのアクセスを承諾されたユーザの数は制限され得、その結果、特定の数のユーザのみ、製品が売り切れる前にアクセスを承諾される。システムは、画像が共有される回数と、なお製品へのアクセスをロック解除する回数と、を制限し得る。
【0069】
いくつかの実施形態において、ターゲット画像は、ソーシャルメディアを通して共有され得る。個人は、ソーシャルメディアアカウントを通してターゲット画像を眺めることができる。ターゲット画像を眺める個人は、画像を友人と共有することができ、この友人は、次いでモバイルデバイス上のカメラを使用して画像をキャプチャすることができる。カメラは、拡張現実プログラムを通してターゲット画像を認知し得、ターゲット画像を認知すると、システムデータベースから命令を受信し得る。このような命令は、ユーザのデバイス上のユーザインターフェース上に消費財の投影をオーバーレイし、消費財を購入するための、ユーザへのアクセスをロック解除することを含み得る。
【0070】
いくつかの態様において、カメラは、ターゲット画像が別のデバイスのスクリーン上に表示された場合に、ターゲット画像を認知し得るのみである。このような態様において、別のユーザのスクリーンからターゲット画像がキャプチャされるのでない限り、消費財へのアクセスは、ロック解除されない。このような例において、個人は、相互にターゲット画像を共有するよう促される。一方のユーザは、そのモバイルデバイス上にターゲット画像を呼び出すことができ、その結果、別のユーザは、その画像をキャプチャし、消費財をロック解除することができる。第2ユーザは、そのモバイルデバイス上にターゲット画像を開くことができ、その結果、第1ユーザは、消費財をキャプチャし、ロック解除することができる。
【0071】
例示の実施形態において、ユーザのコンピューティングデバイス(モバイルデバイス、固定デバイス、および/または商用もしくは私用に設定されたデバイスであり得る)は、コンピュータ実行可能命令を含む1つ以上の非一時的コンピュータ可読メディアを含み得、命令がプロセッサによって実行された場合に、デバイスをして、第2モバイルデバイスの画像をキャプチャさせ、その画像をキャプチャするとその画像を命令として認知する。次いでモバイルデバイスは、ネットワークを通して外部システムと通信し得る。キャプチャされた画像を検証すると、システムは、消費財を購入するためのモバイルデバイスアクセスをロック解除し得る。
【0072】
拡張現実を通して消費財へのアクセスを承諾することは、ユーザを促して画像を共有させ、ほぼ任意の画像中のターゲットをハンチング(hunting)させる。例えば、ユーザが、有名な運動者などの特定のインフルエンサーが製品をリリースしたり製品を推薦したりしていることを知っている場合、そのユーザは、運動者のソーシャルメディアアカウントをスキャンして、製品を購入するためのアクセスをロック解除するターゲットが、運動者によって共有された任意の画像にあるか確かめ得る。異なる態様において、これは、履物、ジャージー、衣料、スポーツ器具、または他の任意の消費財であり得る。これはまた、スマートフォンなどの相互のモバイルデバイスを使用してターゲット画像を見つけかつキャプチャすることができると期待して、ユーザを促して画像を友人の間で共有させる。
【0073】
いくつかの実施形態において、製品の販売開始は、ソーシャルメディアを通して展開され得る。このような態様において、製品は告知され得るが、製品がいつリリースされるかという告知はない。むしろ、製品を購入するためのアクセスをロック解除するようなターゲット情報を含む画像が、運動者、シェフ、ソーシャルメディアのパーソナリティ、ビジネスマン、著名人などのインフルエンサーに与えられ得る。次に拡張現実プログラムは、モバイルデバイスを使用してターゲット画像がキャプチャされた場合に、ターゲット画像を認知するように構成され得る。次いで、インフルエンサーは、ソーシャルメディア上で製品を共有することができる。いくつかの態様において、インフルエンサーは、画像がターゲットデータを含むことを告知し得ない。むしろ、消費者は、拡張現実プログラムを使用して、ターゲット情報の付いた画像を見つけ出すために、画像を見ることを促される。画像が新製品へのアクセスをロック解除するか、またはある他の機能を実施するターゲット情報を含むことを発見した後に、ユーザは、ソーシャルメディアなどを通して画像をその友人と共有することを促される。このような態様において、個人が画像にロック解除機能があることを発見し、画像を共有すると、画像は、口コミを通して有機的に共有されるであろう。
【0074】
いくつかの態様において、拡張現実プログラムは、Apple iPhoneまたはAndroidフォンなどのスマートフォン、タブレット、ラップトップ、コンピュータ、ゲームシステム、音楽プレーヤー、電子ブックリーダー、または画像キャプチャの可能な他の任意のモバイル電子デバイスなどを含むモバイルデバイスに働きかけるために利用されるであろう。
【0075】
特定の態様において、ターゲット画像は、有形アイテムであり得る。例として、ターゲット画像は、レストランメニューであり得る。次いで、拡張現実プログラムは、レストランメニューがモバイルデバイスによって、いつキャプチャされたかを認知し、消費財を購入するためのアクセスをロック解除するように構成され得る。いくつかの態様において、モバイルデバイスは、ターゲット画像をキャプチャすると、ディスプレイ上に投影された画像をオーバーレイし得る。
図11Aおよび
図12に示されるように、この投影された画像は、ユーザが購入するためロック解除される靴であり得る。有形アイテムが拡張現実プログラムによって認知されたターゲット画像であることを発見すると、ユーザは、有形アイテムの画像をキャプチャすることができ、友人とソーシャルメディアプラットフォームなどを通して共有することができる。画像を眺める他のユーザは、次いでモバイルデバイス上の拡張現実プログラムを使用して画像をキャプチャすることによって、消費者アイテムを購入するためのアクセスをロック解除することができるか、またはターゲット画像をキャプチャおよび認知したときにモバイルデバイスが実施するように構成されている他のどのような出力でも受信することができる。
【0076】
このようなフィーチャを通して、ターゲット画像を発見すると、ユーザは、ターゲット画像の共有を促される。例えば、ターゲット画像が所在地の制限されたレストランのメニューである場合、レストラン所在地のうち1つを訪問しない消費者は、拡張現実プログラムを使用してメニューをキャプチャできないであろう。したがって、消費者は、そうでない場合、そのメニューをキャプチャすることを通してロック解除される消費財を購入するためのアクセスを拒否されるであろう。しかし、ユーザにターゲット画像の共有を促すことで、現実世界のターゲット画像である有形アイテム眺めなくても、ユーザは、このような製品へのアクセスをロック解除することができる。
【0077】
また特定の実施形態は、ターゲット画像をソーシャルメディアを通してその友人と共有することをユーザに促すフィーチャを含み得る。例えば、ユーザは、ターゲット画像を数回共有すること、または共有したターゲット画像を他の個人にキャプチャさせることに基づいて、さらに特定の製品へのアクセスを承諾され得る。他の例として、ユーザは、販売オファー、ストアクレジット、消費財、報酬ポイント、またはソーシャルメディア報酬を付与され得る。
【0078】
いくつかの態様において、モバイルデバイス上のユーザインターフェースは、ユーザ入力オプションを含み得る。ターゲット画像がキャプチャされかつ拡張現実プログラムによって認知されると、ユーザインターフェースディスプレイは、ユーザに製品をロック解除するための入力を提供するように仕向け得る。いくつかの態様において、製品のロック解除後に、モバイルデバイスは、オンラインストアに接続し得、それによってユーザは、ロック解除された製品を購入し得る。
【0079】
異なる実施形態において、製品のロック解除および購入後に、ユーザは、ソーシャルメディアなどを通して、購入品に関する情報を共有するよう促され得る。いくつかの例において、これは、あらかじめ決められたメッセージであり得、このメッセージは、ユーザが購入した製品、および/またはユーザがターゲット画像を見つけた場所を記載している。この情報を共有することで、ユーザは、他のユーザにターゲット画像を探し出すことを指示することができる。レストランメニューの例、つまりメニューであったターゲット画像をキャプチャすることを通してロック解除した製品を購入したというユーザのメッセージでは、製品のロック解除および購入に興味を持った他のユーザは、レストランを訪問するよう促されるか、またはオンラインもしくはソーシャルメディアなどの他の手段を通してメニューを眺めるよう促される。異なる例において、製品購入に関するユーザのメッセージは、Instagram、Twitter、Facebook、Google+、または他の任意のソーシャルメディアプラットフォームなどのソーシャルメディアを通して共有され得る。
【0080】
本開示のさらなる態様は、システムデータベースに返る、パーソナルデバイス間の通信を含み得る。消費財へのアクセスをロック解除し、かつ/またはその製品の購入を確定すると、モバイルデバイスは、他のモバイルデバイスまたはシステムデータベースに情報を伝達し得る。いくつかの態様において、この情報は、ユーザに関する人口統計情報、サイズとカラーなどの購入品に関する情報、ユーザの地理的場所、または他の任意のユーザもしくは購入品に関する情報を含み得る。この情報は製品の販売業者と共有され得、その販売業者は、製品と、拡張現実プログラムを通して首尾よく製品をロック解除および購入したユーザに関する情報と、を含む情報データベースを維持し得る。
【0081】
本開示において論じられた態様は、販売業者とインフルエンサーとの間の協力を促す。インフルエンサーは、ソーシャルメディアなどを通して、パーソナルブランドの拡大を期待している運動者、シェフ、ソーシャルメディアのパーソナリティ、ビジネスマン、著名人などであり得る。したがって、需要の多い製品をロック解除するターゲット画像をリリースすることで知られたインフルエンサーは、フォロワー、ならびにファンおよび公衆との社会的相互作用を増加させるであろう。関連して、販売業者は、ターゲット画像をリリースするインフルエンサーを通して、彼らの製品、メッセージ、および認知度をより有機的に拡散することができる。
拡張現実による仮想物体の検索
【0082】
ここで記載のシステムおよび方法はさらに、地理的空間中の仮想物体という形態のターゲットをハンチングまたは検索するためのシステムおよび方法に関連して使用され得、そのシステムおよび方法はジオキャッシングとして周知であり得る。本システムおよび方法は、ここで記載のように拡張現実を使用し得、物体を位置探知することに対する報酬を提示し得、この報酬は物体の位置探知に掛かった時間によって変化し得るか、またはその時間に依存し得る。一次ユーザまたは検索者は、GPSデータと、任意選択的に拡張現実(AR)および/または二次ユーザからの支援と、によって支援されて仮想物体の場所に物理的に移動する。
図13~
図30は、仮想物体を検索するためのシステムおよび方法の例示の実施形態を図示し、このような実施形態は、ここで記載されかつ
図1~
図12に示されている、任意のシステム、アーキテクチャ、方法、および/またはフィーチャ、に関連して使用され得ることが理解される。
【0083】
仮想物体は、ほぼすべての所望の形態を取り得、一実施形態においては、報酬に関連する製品などの、提示された報酬の描写であるか、または該報酬に関連する描写であり得る。仮想物体は、ここで記載のようにターゲット画像であり得る。仮想物体は、実物体(例えば、ランドマーク、像(statue)など)と同じまたは近接した場所に位置し得、一実施形態においては、実物体と関連し得る。提示された報酬は、仮想物体の場所に結び付けられ得、その結果、同一エリア内でその報酬を検索しているすべてのユーザには、仮想物体の同じ場所が与えられるであろう。他の実施形態において、仮想物体の場所は、報酬に関連し得ず、ランダムに割り当てられた場所、またはユーザについての情報に基づいた場所などの、各検索セッションにとって一意であり得る。例えば、物体の場所は、例えばお気に入りの場所、活動、製品、カラーなど、1人以上のユーザの選好に基づき得るか、またはユーザ(複数を含む)の場所に基づき得る。別の実施形態において、ターゲットは、仮想物体ではなくてもよく、ユーザが画像をキャプチャすることのできる実際の物体、またはユーザが到達する必要のあり得る特定の地理的場所であってもよく、拡張現実フィーチャは、仮想物体形態ではないターゲットを位置探知および/またはアクティブ化するために使用され得る。
【0084】
仮想物体の検索および位置探知の完了は、検索に関与した一部または全部のユーザに利用可能な報酬をもたらし得る。一実施形態において、報酬は、特定製品を購入する能力などのロック解除された能力であり得、この製品は、新たにリリースされた製品または可用性の限定された製品であり得る。他の実施形態において、報酬は、製品、通貨、クレジット、プロフィールステータスの変化などの実在またはバーチャルの贈り物であり得る。各ユーザのチームメイトに提供される報酬は、一実施形態において同一であり得るか、またはユーザ選択または選好、チーム貢献度、または他の情報など、異なる特徴に基づいて変化し得る。
【0085】
図13はシステム1300の一実施形態を図示し、その実施形態において、一次デバイス1301を有する一次ユーザまたは「検索者」は、各々二次デバイス1302を有する1人以上の遠方の二次ユーザまたは「スクアドメイト(squad mate)」と検索に協力する。一次ユーザはこの実施形態において、地理的空間において自らの場所を仮想物体の場所に移動することで、仮想物体または他のターゲットを物理的に検索する。二次ユーザは、ここに詳細に記載の様々な技法によって、検索において一次ユーザを支援できる。デバイス1301、1302、ネットワーク、およびシステムデータベース1307は、この実施形態において、ここで記載のデバイス、ネットワーク、およびサーバー/データベースの構成要素およびフィーチャのうち任意のものを利用し得る。例えば、一実施形態において、一次デバイス1301は、少なくともプロセッサ、メモリ、ディスプレイ、キャプチャデバイス(例えば、カメラ)、GPSセンサー、送受信部、および1つ以上のI/Oデバイス、ならびに当該をサポートする関連ソフトウェアを含み得る。別の例として、一実施形態において、各二次デバイス1302は、少なくともプロセッサ、メモリ、ディスプレイ、送受信部、および1つ以上のI/Oデバイス、ならびに当該をサポートする関連ソフトウェアを含み得る。さらなる例として、デバイス1301、1302、システムデータベース1307(サーバー111の一部であり得る)、あるいはまたはデバイス1301、1302および/またはシステムデータベース1307もしくはサーバー111と通信する他のデバイスでは、ここで記載されている様々なコンピュータ処理(分析、判定など)が行われ得る。各コンピュータデバイスのプロセッサ202は、そのような処理に使用され得ることと、情報交換は、そのようなデバイスからの送信および受信によって実施され得ることと、が理解される。
【0086】
図14は、
図13のシステム1300を使用して仮想物体を検索するための方法の1つの一般的実施形態を図示する。
図15は、一次デバイス1301の視点からこの方法の一実施形態を図示し、
図18は、一次デバイス1301からのインターフェースの例およびユーザ選択の進行を図示する。
図16は、二次デバイス1302の視点からこの方法の一実施形態を図示し、
図19は、二次デバイス1302からのインターフェースの例およびユーザ選択の進行を図示する。
図19は、サーバーまたはシステムデータベース1307の視点からこの方法の一実施形態を図示する。
【0087】
図14の実施形態において、検索セッションは、例えばセッションを開始する一次ユーザデバイス1301によって開始され、検索するグループまたはチームは1401で作成される。一実施形態において、一次デバイス1301は、セッションが開始される前に、または他のユーザがグループに合流できる前に、物体の地理的場所の近傍にあり得る。例えば、物体の場所からの最小距離または選択の都市もしくは都市のエリア内での存在などの地理的制約が、一次ユーザに置かれ得る。セッション開始はまた、多数の異なる検索が多数の異なる物体、場所、制限時間、および報酬と共に利用可能になり得るように、仮想物体の選択および/または物体の場所に対する報酬(例えば、製品購入を選択してロック解除)の選択を必要とし得る。
図18中のアイテム1801は、特定の検索を選択するスクリーンの例を図示し、アイテム1802、1803はセッションを開始するスクリーンの例を図示する。一次デバイス1301は、1402で検索に関連する追加情報(例えば、一次デバイス1301のGPS上の場所、仮想物体のGPS上の場所情報、近接度データなど)を受信および/または表示する。アイテム1802~1804は、一次デバイス1301のGPS上の場所、ならびに都市のマップおよび他の一次ユーザの場所、を表示するスクリーンを図示し、このスクリーンは所望に応じてズームインまたはズームアウトされ得る。
【0088】
1人以上の二次ユーザは、1403で二次デバイス1302を使用して遠方の場所でグループに合流することができる。一次デバイス1301は、
図18中のアイテム1804に示すように、二次ユーザ(複数を含む)のアバター(複数を含む)のグラフィカル描写によってなど、二次ユーザ(複数を含む)がグループに合流したという通知を受信し得る。各二次デバイス1302は、1404でグループに合流する前および/または後で検索に関連する情報を受信および/または表示し得、情報は一次デバイス1301によって受信および/または表示された情報とは異なり得る。グループに合流するに先立って二次ユーザに価値のある情報は、報酬の性質、一次ユーザの身元、または検索のステータス(例えば、進行、物体への近接度、または残り時間)を含み得る。グループに合流した後、二次ユーザ(複数を含む)は次いで、1405で検索において一次ユーザを支援することができ、ここで記載のように様々なタイプの支援を提示する。一次ユーザが1406で仮想物体の場所に到達すると、1407で仮想物体はアクティブ化され得る。仮想物体のアクティブ化は、自動であり得るか、またはここで記載のようにユーザ側の行動を必要とし得る。仮想物体がアクティブ化されると、1408で報酬がユーザに利用可能になり得、それによって検索セッションは完了する。
【0089】
一実施形態において、検索は、多数のセグメントで提供され得、逐次的「チェックポイント」を有し、最終的に仮想物体の場所に導く。一実施形態において、1つのチェックポイントに到達すると、次の逐次的チェックポイントの場所および/または次のチェックポイントについての情報をロック解除し、その結果、チェックポイントは順番に完了する必要がある。別の実施形態において、チェックポイントには任意の順序で到達し得るが、すべてのチェックポイント(または最小数のチェックポイント)には、仮想物体が位置探知またはアクティブ化される前に到達する必要がある。すべてのチェックポイントへの到達は、仮想物体の場所および/または場所についての情報をロック解除し得る。二次ユーザは、チェックポイント発見を支援することができ、一実施形態において、各チェックポイントは、例えばそのユーザ専用に提供された手がかり、またはそのユーザに関連する情報など、異なる二次ユーザからの支援に依存し得る。加えてチェックポイントは、ユーザの選好または特徴に基づくなど、二次ユーザに関連し得る。
画像キャプチャおよび共有
【0090】
一次ユーザは、検索の間に二次ユーザに画像キャプチャを提供する能力を有し得、一実施形態において、そのような画像キャプチャは、物体の位置探知および/またはアクティブ化に必要であり得る。この能力は、一次デバイス1301で選択可能であり得る。一次デバイス1301上のキャプチャデバイスは、視点ビデオまたは視点ピクチャをキャプチャし得、このビデオまたはピクチャは、一次デバイス1301のディスプレイ上に、および/または二次ユーザによる眺めのために各二次デバイス1302のディスプレイ上に提供される。一次デバイス1301はまた、「セルフィ(selfie)」ピクチャなどの他の画像を提供するように構成され得、二次デバイス(複数を含む)1302は、他のデバイスによる眺めのため画像を提供するように同様に構成され得る。画像は、拡張現実を用いて修正されて、例えば、仮想物体、支援情報、または検索を支援し、ユーザを楽しませ、かつ/もしくはそうでなければ経験を充実させる様々な他の画像、を表示し得る。加えて、異なるデバイス1301、1302に表示された画像は一実施形態において、同一であり得るか、または別の実施形態において、異なる拡張現実を含み得る。二次デバイス1302上に提供された画像は、一次ユーザを支援するために二次ユーザの能力を改善し得る。一実施形態において、一次デバイス1301は、物体の場所に近接して画像を提供するオプションのみ与え得、別の実施形態において、一次デバイス1301は、物体の場所に密接する場合に画像を提供することを要求される。物体の位置探知は、デバイス1301、1302のディスプレイ上の拡張現実での物体の描写によって実施され得、物体のロック解除はまた、一次デバイス1302からの画像を必要とし得る。
二次ユーザの支援
【0091】
二次ユーザは、アクティブおよびパッシブ両方の様々な技法を使用して一次ユーザを支援できる。二次ユーザ(複数を含む)によって提供される支援は、物体の位置探知および/または一旦位置探知された物体のアクティブ化における支援であり得る。一例として二次ユーザは、物体を「ピング(ping)する」、つまり簡単に言えば、一次ユーザに場所を明らかにする能力を有し得る。
図19中のアイテム1905は、二次デバイス1302上のボタンを使用することで、二次ユーザが物体を手動でピングすることを図示する。
図18中のアイテム1805は、一次デバイス1301上のピングの描写を図示する。ピングは
図18~
図19中ではドップラーピング(Doppler ping)として描写されているが、別の実施形態においては、矢印または他の方向指示などの異なる形態であり得、この形態は精度が変化し得る。二次ユーザは、各々限定数のピングおよび/またはピング間の「クールダウン(cooldown)」を有し得、その結果、より多数の二次ユーザは、物体の位置探知においてより能率的である。最後のピングは、
図18中のアイテム1808で示すように、ユーザが物体の近隣にいる場合であっても、物体を位置探知するために要求され得る。二次ユーザは、文字または音声の情報、または物体への方向など、一次ユーザに異なる支援を提供することが可能であり得る。例えば、二次ユーザには、限定的期間のあいだ個別的かつ逐次的に物体の場所に関する情報が提供され得、その結果、一度に一人の二次ユーザのみ支援を提供する。別の例として、各二次ユーザには、場所についての異なる情報が提供され得、この情報は、手がかりなど、物体の場所に関するいくらかの情報を提供し得る。手がかりは、二次ユーザに提供され得、かつ/または場所、個人的特徴、または選好など、二次ユーザついての情報に関連し得る。一実施形態において、二次ユーザは、手がかりを得るために情報の提供またはクイズの質問への解答などの行動を行う必要があり得る。別の実施形態において、提供される手がかりの数および/または質は、過去の製品購入、スポーツまたは他の活動への参加のレベル、または特定の製品関連またはフィットネス関連のアプリケーションの使用量など、報酬に関連する情報に依存し得る。二次ユーザによる支援は、一実施形態において、強制的であり得、その結果手がかりまたは他の支援は、物体を位置探知および/またはロック解除し得る前に、二次ユーザの各々によって与えられねばならない。
【0092】
パッシブ支援は、いくつかの方式で提供され得る。一例では、二次ユーザの数は、提供される支援の質に影響し得る。二次ユーザの追加により、物体の可視性が改善され得、かつ/または「ピング」の正確さが改善され得、かつ/または物体をアクティブ化するために必要な近接度が減少し得る。別の例では、二次ユーザの特徴は、提供される支援の質に影響し得るか、または支援は、そのような特徴に直接に関連し得る。物体のアクティブ化における二次ユーザの支援は、本開示の他の箇所で記述されている。
グループの作成および集合
【0093】
グループを選択する場合、二次ユーザに提供される情報は、各一次ユーザの物体の場所への近接度、またはマルチセグメント検索の場合、一次ユーザがいくつのセグメントを既に完了したかを、図示し得る。この情報は、一実施形態において、拡張現実によって向上し得、一次ユーザによる使用または眺めのため、このような拡張現実画像が一次デバイス1301にも提供され得る。例えば、
図19中のアイテム1902は、異なる一次ユーザのアバター、物体の場所への近接度を判定するための近接度インジケータ、および物体の場所での物体の画像、を備えた仮想の3D都市を図示する。ユーザは、デバイス1301、1302の向きまたは視点を変化させることで仮想都市の異なる部分を眺めることができ、これに応じて仮想表示が変化する。各ユーザについての簡単な情報は、
図25に示すように選択によって得られ得、そこでは1人の一次ユーザの選択が、現在グループ内にいるメンバー数および利用可能なグループスロットの数を図示する。
図20~
図22は、仮想3D都市の別の実施形態を図示し、この都市は例示的な仮想サイズの寸法を用いて提供され得る。拡張現実の画像はさらに、実物体に関連して作られ得る。例えば
図26に示すように、仮想都市は、描写された様々な建築および土地のフィーチャを備えた、実際の都市の仮想的複製であり得る。
図23に示すように別の例として、物体の場所が実物体の場所に一致する場合(例えば、公園内の噴水)、噴水に近接した一次ユーザが示される。拡張現実画像はさらに、
図25に示すように他のアートワークまたは造形を組み込み得、この図はタワーのある物体の場所を描写しており、このタワーはエリア内のすべての他の仮想建物の上にそびえている。
【0094】
一実施形態において、グループは、上限値に到達するまで、つまりグループが満員になるまで、グループへの合流を希望する任意の二次ユーザにオープンである。二次ユーザには、複数の異なるグループの中から選択するオプションが提供され得、一次ユーザ、一次ユーザの場所、物体の場所、報酬の詳細、グループ構成などに関する情報など、セッションに関連する情報が提供され得る。
図19中のアイテム1901~1904は、二次ユーザに提供された情報およびグループへの合流プロセスを図示する。アイテム1901で、二次ユーザには報酬を選択するオプションが提供され、アイテム1902で二次ユーザには、仮想都市の描写と、物体の場所と、一次ユーザのアバターおよび場所と、を含む、同じ報酬の検索を行っている一次ユーザのAR描写が提供される。二次ユーザは、異なる一次ユーザおよびグループを選択して追加の詳細を眺めることが可能であり得る。例えば、アイテム1903で二次ユーザは、合流できない満員のグループを持つ一次ユーザを選択し、アイテム1904で二次ユーザは、空きスロットのあるグループを持つ一次ユーザを選択し、これによって二次ユーザの参加が可能になる。
【0095】
別の実施形態において、個人的関係はグループ形成に影響し得、様々なソーシャルメディアプラットフォームおよびネットワークがこの目的のために使用され得る。また、そのようなプラットフォームとネットワークとの一体化が使用され得る。例えばユーザは、フレンドリストの他のユーザを含むグループに参加するように要求されるか、またはインセンティブを与えられ得る。別の例としてユーザは、フレンドリストに他の人を含むグループへの合流を禁止され得るか、または単一グループ中の接続ユーザー数の制限が適用され得る。
【0096】
別の実施形態において、二次ユーザは、喜んで1つ以上のグループを自由に選択することができるが、二次ユーザまたは一次ユーザの特徴、物体の場所、報酬の性質、以前の参加などの特定の基準に基づいて特定のグループへの合流を制限され得る。別の実施形態において、一次ユーザには、一次ユーザの承認を必要とすること、または一次ユーザによる二次ユーザ(複数を含む)の選択など、二次ユーザ(複数を含む)がグループに合流するきっかけになるいくらかの入力または権限が提供され得る。この実施形態において、二次ユーザ希望者に関する情報は、一次ユーザに入手可能になるであろう。既にグループ内にいる二次ユーザには、追加二次ユーザによる参加に関して類似の入力または権限が提供され得る。さらなる実施形態において、二次ユーザは、ランダムにまたは様々な特徴に基づいて、様々なグループに自動的に割り当てられ得る。そのような特徴の例として、ここで記載のように一次ユーザまたは二次ユーザについての情報、グループの構成および特徴、検索ステータス(例えば、進行または物体の場所からの距離)などが含まれる。グループの自動割当ては、またここで記載のように、グループ多様性またはグループの人数などの目的をもって行い得る。
【0097】
別の実施形態において、グループの収容能力(capacity)は、様々な条件に基づいて変化し得る。例えば、グループの収容能力は、ブランド忠誠度、知識、経験、参加、アプリケーション使用量、活動レベルなどのような、既にグループ中にいる一次ユーザおよび/または二次ユーザの特徴に依存し得る。別の例としてグループの収容能力は、一次ユーザが物体の場所に接近するとともに増加し得る。さらなる例として、グループ参加の追加は、一次ユーザが物体の場所に近接している場合に、二次ユーザによる検索への努力と参加を促すために阻止され得る。
【0098】
グループのマッチングプロセスは、グループ多様性、グループ完全性、全グループメンバーの貢献度、ユーザ満足度、ブランド忠誠度、およびその他の目標など、特定のグループ構成にインセンティブを与えるように構成され得る。インセンティブは、事実上、ポジティブまたはネガティブであり得る。グループ多様性は、地理的多様性(つまり、全国または全世界にわたって多様な場所から来ているユーザ)を組み込み得る。例えば、異なる場所にいる二次ユーザには、支援のため異なる手がかりが提供され得、その結果、地理的に多様性のあるチームは、より多くの手がかりを所持するであろう。地理的多様性は、別の例では要件によって強制され得、その結果、1つの場所からのユーザは、同じ場所からのユーザのいるグループへの合流を禁止される。グループ多様性はまた、知識および経験の多様性を組み込み得る。例えば、検索を進めるためクイズの質問が呈示された場合、多様な知識ベースを備えたチームを有することは、そのような質問に解答する能力を改善し得る。別の例として、グループは、高・低両レベルの知識または経験を持つユーザを含むように要求されるか、またはインセンティブを与えられ得る。グループ参加にあたってブランドにこだわるユーザに大きな選択を与えること、またはブランド忠誠度に基づいて、向上したグループに報酬を与えることで、ブランド忠誠度にインセンティブが与えられ得る。物体を位置探知および/もしくはアクティブ化するために一定の数のグループメンバーを要求すること、または増加した数のグループメンバーがそれらの事柄を行う容易さを増加させるか、もしくは制限時間を延長させることで、グループ完全性にインセンティブが与えられ得る。
【0099】
各ユーザには、場所、選好、スポーツまたは他の活動への参加、特定の製品関連またはフィットネス関連のアプリケーションの使用量、個人所有の製品の在庫(例えば、ユーザが所有しているすべての靴のリスト)、特定の知識または経験のエリア、ブランドにこだわる(つまり「VIP」)ステータス、などの情報を含む、プロフィールを備え得る。このプロフィール情報は、グループを形成する場合に、グループ選択を向上させ、かつユーザを区別するため、他のユーザに利用可能になる。例えば、多様性のあるチームが物体の位置探知についての利用可能な支援または容易さを改善させる場合、ユーザは多様性のあるグループを形成するのに必要な情報を知ることを希望し得る。そのようなプロフィール情報は、一実施形態において、グループの形成において他のユーザによって検索可能であり得る。例えば、「スキルポイント」または他のポイントベースのシステム、特定の情報(例えば、ステータス、場所、知識、経験など)を意味するカラーまたはアイコンなどの様々なインジケータがまた、一実施形態において、プロフィール情報を他のユーザに伝達するために使用され得る。そのようなインジケータは、アイコン、カラー、ハイライト、または他の視覚的インジケータであり得る。
スカベンジャーハント(Scavenger Hunt)
【0100】
別の実施形態において、一次ユーザは、仮想物体または他のターゲットの場所に至る特定のルートを取るよう要求され得、ここで記載のように、これはGPSガイドシステム、またはスカベンジャーハントと同様の他の技法によって、「チェックポイント」システムを使用して達成され得る。加えて、システムは、ランニング、ジャンプ、登攀、または他の活動などの特定の運動活動を、ルートまたはルートの一部のセグメントに沿って実施されることを必要とし得る。最大回数、歩数またはジャンプ数などの特定の実績目標はまた、そのような活動に組み込まれ得る。例えば、物体を位置探知またはアクティブ化するための実績条件を有すること、二次ユーザ支援のために手がかりまたは機会の追加(または減少)を提供すること、二次ユーザ支援の質を変更すること、報酬を増加または減少させることなどによって、そのような実績目標を満たすことが、検索の進行または結果に影響するように、システムがさらに構成され得る。二次ユーザは、運動活動も実施することを促されるか、または必要とされ得、この活動は実績目標を含み得る。ルートおよび/または実績目標は、スキル、能力、および経験、に関するプロフィール情報、過去の運動実績データ、選好(例えば、お気に入りの活動の組み込み、またはお気に入りのランドマークを通過するルートの設計)、およびその他の情報などの、ユーザの特徴に基づいて作成され得る。このルートのカスタマイズは、ユーザ(複数を含む)にとって検索プロセスをより愉快もしくは挑戦的にし得、かつ/またはより能力のあるユーザまたは経験豊富なユーザに、より困難なルートを呈示し、より能力のないユーザまたは経験の少ないユーザに、より困難でないルートを呈示することで、競技の場を平準化し得る。
【0101】
図52特定の実施形態が取り得るステップの例示のフローチャート。
図52に示すステップは、サーバー111などのコンピューティングシステムによって実施され得る。ステップ3100で、サーバー111のプロセッサ202は、複数のユーザのために複数のルートを生成するリクエストを受信し得る。リクエストは、複数のユーザの各々を同定し得、さらにユーザの各々に紐付いたエンドユーザコンピューティングデバイス1301、1302を同定し得る。リクエストは、場所の制約、長さの制約、地理的制約(例えば、ピークの高度および同種のもの)、難易度、および同種のものなど、複数のルートの中からの1つ以上の制約を含み得る。制約は、生成されるルートすべてに適用可能であり得るか、または生成されるルートのサブセットに適用可能であり得る。複数のルートは、複数のユーザが参加するスカベンジャーハントのために生成され得る。
【0102】
ステップ3101でプロセッサ202は、システム111のメモリ212からユーザデータを探索し得る。プロセッサ202は、複数のユーザの各々のために別個のユーザデータを探索し得る。ユーザデータは、以下を含む運動データを含み得るが、それだけに限定されない:他のものに対する特定の身体の部分若しくは物体のスピード、加速度、距離、歩数、方向などの動きパラメータ、相対的動作;または角速度、直線的速度、もしくはそれらの組み合わせとして表現される他の動きパラメータ;カロリー、心拍数、汗の検出、努力、酸素消費量、酸素反応速度などの生理学的パラメータ;ならびに以下の1つ以上のカテゴリーに含まれる他のメトリック:圧力;衝撃力;身長、体重、年齢、人口統計情報およびそれらの組み合わせなどの、運動者に関する情報。
【0103】
ステップ3102でプロセッサ202は、複数のユーザのために複数の初期ルートを生成し得る。プロセッサ202は、カスタマイズされた初期ルートを各ユーザ毎に対して生成し得、1人以上のユーザは、カスタマイズされた同じ初期ルートを有し得る。複数の初期ルートは、ステップ3100で受信されたリクエストと、ステップ3101で探索されたユーザデータと、に含まれる制約に基づいて生成され得る。例えば、制約は、初期ルートについて複数の潜在的な開始場所の可能性と、初期ルートについて最大距離または完了時刻と、を明示し得る。プロセッサ202は複数のルートを生成し、各ルートは、潜在的な開始場所の1つから始まり、最大距離および/または完了時刻の要件を満たす。各ユーザ毎に生成されたルートは、そのユーザに関して探索されたユーザデータに基づいて、開始場所、完了時刻、距離、難易度、および同種のものに関してカスタマイズされ得る。すなわち、ユーザの個々のルートには、ユーザの事前の運動データに基づいてハンディキャップが付けられ得る。例えば、各初期ルートは、ジャンプ、ランニング、登攀などの特別な運動移動または能力を必要とし得る。(ユーザデータに基づいて)高レベルの運動能力を実証したユーザは、より長い距離、および/もしくはより困難な地形(例えば、上り坂ルート)を縦走し、かつ/またはルートをより短い時間で完了する、と期待され得る。複数のユーザの各々は、特定の期間以内でカスタマイズされたルートを完了するか、または特定の場所に特定の時刻までに到達しなければならない。一事例では、複数のユーザは、各ユーザ毎に期待される完了時刻に基づいて異なる開始時刻を指定され得、その結果、ユーザは、各々カスタマイズされた初期ルートを同じ完了時刻でまたは同じ完了時間枠で完了する。
【0104】
ステップ3103でプロセッサ202は、複数のユーザに複数のルートを送信し得る。上述のように、ステップ3100で受信されたリクエストは、複数のユーザに紐付いたエンドユーザコンピューティングデバイスを同定し得る。したがって、プロセッサ202は、彼らの同定エンドユーザコンピューティングデバイスを介して、そのユーザのために生成されたカスタマイズされたルートを各ユーザに送信し得る。プロセッサ202は、各ユーザに開始時刻をさらに送信し得る。ステップ3104でプロセッサ202は、複数のユーザの各々について実績の結果を受信し得る。各ユーザ毎の実績は、ユーザが初期ルートを完了したかどうか、完了時刻、および初期ルートに関するユーザの実績データ、を示し得る。初期ルートに関する実績データは、ステップ3101で探索された運動データと同様の情報を含み得る。
【0105】
ステップ3105でプロセッサ202は、二次ルートを生成し得る。一事例では、カスタマイズされた初期ルートを各ユーザが完了したかどうかにかかわらず、二次ルートは、複数のユーザの各々について生成され得る。別の事例では、二次ルートは、ユーザのサブセットについてのみ生成され得る。ユーザのサブセットは、彼らの初期ルートを完了したユーザであり得る。二次ルートは、ステップ3100で受信された制約と、ステップ3101で探索されたユーザデータと、ステップ3102で生成された初期ルートと、ステップ3104で受信された初期実績データと、に基づいて生成され得る。例えば、二次ルートは、初期ルートが終了した場所で開始し得る。通例のルートは、初期ルートに含まれる活動と同様の活動を含み得、かつ/または異なる活動を含み得る。例えば、第1ユーザについての初期ルートが複数の丘を含んでいた場合、そのユーザについて生成された二次ルートは、わずかの丘のみ含むか、丘をまったく含まない。
【0106】
二次ルートは、ステップ3102でユーザについて探索されたユーザデータと、ステップ3104でユーザについて受信された初期実績データと、に基づいて各ユーザ毎にカスタマイズされ得る。例えば、第1ユーザについての第1ユーザデータは、第1ユーザが上り坂の登攀に秀でていることを示し得る。第1ユーザについての第1初期実績データは、第1ユーザが強力なランニングペースを持っていることをさらに示し得る。第2ユーザについての第2ユーザデータは、第2ユーザが上り坂の登攀の経験が限定的であることと、第2ユーザについての第2初期実績データが第1ユーザに比較してランニングペースが遅いことと、を示し得る。プロセッサ202は、第1ユーザおよび第2ユーザについて二次ルートを生成する場合に、このような要因を利用し得る。第1ユーザについて生成された第1二次ルートは、第1上り坂登攀数を含み得、第1ユーザは、第1二次ルートの特定部分について第1ランニングペースを設定することを要求され得る。第2ユーザについて生成された第2二次ルートは、第2上り坂登攀数を含み得、第2ユーザは、第2二次ルートの特定部分について第2ランニングペースを設定することを要求され得る。第1ユーザが履歴的に上り坂登攀に秀でており、初期ルートの間にランニング速度が速かったので、第1上り坂登攀数は第2上り坂登攀数より多くてもよく、第1ランニングペースは第2ランニングペースより速くてもよい。
【0107】
2人のユーザの使用は例示的であり、3つ以上のカスタマイズされたランニングルートが生成され得る。各ユーザ毎の異なるカスタマイズされた二次ルートを生成すること、および二次ルートの部分中にユーザへの異なる要件を設定することで、プロセッサ212は、運動データおよび初期ルート時の実績に基づいて、各ユーザにハンディキャップを与え得る。これは、スカベンジャーハントの全参加者の間に公平な競争の場を作成するのに役立つ。
【0108】
二次ルートは、ユーザ選好に基づいてさらにカスタマイズされ得る。例えば、第1ユーザは、ランニングペースの改善に取り組んでいることを示すことができ、第2ユーザは、上り坂登攀の改善に取り組んでいることを示すことができる。第1ユーザについて生成された第1カスタマイズされた二次ルートは、長く続く平坦な道を含み得、それによって第1ユーザは、ランニングペースを改善する機会を持つことができる。同様に、第2ユーザについて生成された第2カスタマイズされた二次ルートは、多数の丘を含み得、それによって第2ユーザは、上り坂登攀を改善する機会を持つことができる。
【0109】
ステップ3106でプロセッサ202は、ユーザに紐付けられたエンドユーザコンピューティングデバイスを介して、カスタマイズされた二次ルートを対応するユーザに送信し得る。ステップ3107でプロセッサ202は、各ユーザ毎の実績データを受信し得る。各ユーザ毎の実績データは、カスタマイズされた二次ルートでのユーザの実績を示す運動データを含み得る。(要素3110に示す)一事例では、実績データを受信するステップ、追加ルートを生成するステップ、および追加ルートをユーザに送信するステップが、1回以上繰り返され得る。サイクル数は、スカベンジャーハントが継続時間に依存し得る。ハントが完了すると、ステップ3108でプロセッサ202は、ユーザのための報酬として1つ以上のデジタルおよび/または物理的資産を選択し得る。資産の選択は、ハントのルートが完了する際にユーザについて受信された実績データに基づき得る。一事例ではプロセッサ202は、全参加者にデジタル資産を授与し得る。別の例では、第1実績レベルを達成したユーザが、第1デジタルおよび/または物理的資産を授与され、第2実績レベルを達成したユーザが、第2デジタルおよび/または物理的資産を授与され得ることなどが可能である。別の例では、トップの実績者は物理的資産(複数を含む)を授与され得、残りのユーザはデジタル資産(複数を含む)を授与され得る。ステップ3109でプロセッサ202は、エンドユーザコンピューティングデバイスを介して報酬として与えられたデジタルおよび/または物理的資産に関する情報をユーザに送信し得る。ユーザに物理的資産の報酬が与えられた場合、エンドユーザコンピューティングデバイスに送られる情報は、資産の画像と、ユーザが物理的資産を受ける方法についての指示と、を含み得る。
物体の位置探知およびアクティブ化
【0110】
一次ユーザが仮想物体の場所に到達する場合、物体の場所が同定され得、物体がアクティブ化され得る。場所は、一次デバイス1301および/または外部デバイス(サーバー1307など)によって判定および確認され得る。ここで記載のように、二次ユーザ(複数を含む)によるいくらかの支援は、物体を位置探知する能力を改善し得るか、または物体の位置探知に必要とされ得る。物体の位置探知は、物体への近接度を必要とし得、この近接度の範囲は、二次ユーザの数、参加、または特徴に基づいて向上し得る。一次デバイス1301からの画像データの送信はまた、一実施形態において、場所が拡張現実を使用して示されるので、位置探知に必要とされ得る。
図18中のアイテム1806~1810は、一次デバイス1301のディスプレイの視点からの、物体の場所を図示する。ユーザが物体の場所に接近すると、ライブビデオは、1806および1807で一次デバイス1301によって表示および送信され、1808で二次ユーザによるピングは、物体の場所を明らかにする。1809で一次ユーザは物体に接近し、1810で物体に到達する。位置探知が行われると、一実施形態において、
図18中のアイテム1811などでユーザが密接する時に、物体は自動的にアクティブ化され得る。アイテム1906~1907は、二次デバイス1302の視点からの物体の場所およびアクティブ化を図示し、このデバイスはまた、一次デバイス1301から拡張現実を用いてライブビデオを表示する。アイテム1812および1908は、一次ユーザおよび二次ユーザにそれぞれ利用可能になる報酬を図示する。
【0111】
別の実施形態において、物体をアクティブ化するため、1人以上のユーザは、いくらかの追加行動を取る必要があり得る。例えば、ユーザ(複数を含む)は、一実施形態において、クイズの質問に解答するか、または仮想パズルを組み立てる必要があり得る。
図27は、多数の仮想アイテム(球体)を描写する拡張現実を図示し、このアイテムは、配列されて特定の形状を形成するか、または物体をアクティブ化するため仮想的に特定の場所に「移動」する必要がある。一次ユーザは、球体を配置し直すために、身体動作によって球体と仮想的に相互作用することを要求され得る。一実施形態において、すべての球体が全ユーザに表示され得るのではなく、その結果、必要に応じて球体すべてを配置し直すために、全ユーザの協力および連携が要求される。別の実施形態において、一次デバイス1301は(キャプチャデバイスを使用して)、物体をアクティブ化するため、特定の視点から仮想物体を眺めなければならない。
図28~
図30は、正しい視点から眺めた場合、特定の構成で見える拡張現実の3D画像を図示する。
図28は、単一の視点からのみ適切に見える彫刻を図示する。
図29および
図30で示されるように、正しくないアングルから眺めた場合、球体の配列はランダムに配置されているように見えるが、視点が変化すると、球体はブランドロゴを形成するように見え、それによって物体をアクティブ化する。さらなる実施形態において、1人以上のユーザは、物体をアクティブ化するため、活動モニタリング器具によって検出されるいくらかの活動に関与する必要があり得る。ここで記載の条件の組み合わせを含む他の条件が要求され得る。例えば、単一の条件として、または他の要件と組み合わせて、グループ全体が物体をアクティブ化するために必要とされ得る。
【0112】
他の実施形態において、ターゲットは仮想物体であり得ず、物理的/有形的物体または地理的場所であり得る。このような実施形態において、ターゲットは、アクティブ化のために特定のユーザ行動をさらに必要とし得る。例えば、ターゲットは、建物、モニュメントまたは他の構造物、美術品、車両、または他の物体などの物理的物体であり得、ターゲットのアクティブ化は、物体の写真撮影、または他の画像キャプチャを必要とし得る。そのような画像キャプチャは、画像を特定の場所または向きからキャプチャすること、または物体の特定の一部分の画像をキャプチャすることを必要とし得る。別の例として、ターゲットは、特定の場所でのユーザの存在を必要とし得、ユーザが場所に到達すると、アクティブ化が要求され得る。さらなる例として、仮想物体に関する前述のアクティブ化技法の一部または全部は、実際の物体または特定の場所という形態でのターゲットの関連して使用され得る。
参加型および/または観察型二次ユーザを伴う検索方法
【0113】
図31~
図36は、
図13のシステム1300を使用して、地理的空間内でターゲットを検索し、報酬をロック解除する方法の一実施形態を図示する。
図31~
図36は、デバイスの場所および/またはユーザ選択によって、デバイスが一次デバイス1301または二次デバイス1302として機能することを可能にするコンピュータプログラムを備えたデバイスの視点から、この方法を図示する。一例では、コンピュータプログラムは、アプリケーションの形態であり得、このアプリケーションは、モバイルデバイスにダウンロードおよび/または記憶されるように提供され、デバイスをして、
図31~
図36の方法またはその特定の一部分を実施するように構成されている。
図42~
図51は、ユーザ選択オプションの表示を含む、
図31~
図36の方法に関連して、デバイス1301、1302によって表示され得る表示スクリーンを図示する。
図37~
図40は、
図13のシステム1300を使用して、地理的空間内でターゲットを検索し、報酬をロック解除する方法の別の実施形態を図示する。
図37~
図40はまた、デバイスの場所および/またはユーザ選択によって、デバイスが一次デバイス1301または二次デバイス1302として機能することを可能にするコンピュータプログラムを備えたデバイスの視点から、この方法を図示する。
図31~
図40中の方法は、ユーザデバイスの視点から示されており、一実施形態において、ユーザデバイスは、本方法の全ステップを実施し、その実施において1つ以上の外部デバイスからの情報を利用し得る。しかし、ここで記載の行動の一部または全部は、デバイスと通信する、外部サーバーまたは外部データベースなどの外部デバイスによって部分的または全体的に実施され得るか、またはそのような外部デバイスとの情報交換を含み得ることが理解される。そのような外部デバイスによってまたはそのような外部デバイスとの関連において実施される行動の経過において、情報は外部デバイスとユーザデバイスに、それらから、およびそれらの間で、送信され得ることが考えられる。また、
図31~
図40の方法は、
図14~
図19および
図31に関してここで記載の方法の一部分、および/または
図20~
図30に関してここで記載のフィーチャを、含み得ることが理解される。
図31~
図40中では具体的に記述されていないものの、このような方法はここで記載のようにターゲットを検索するステップ、および/またはターゲットをアクティブ化するステップ、に関連して拡張現実フィーチャを利用し得、ターゲットは、拡張現実フィーチャを使用して提供される仮想物体であり得る。
【0114】
図31~
図36の方法は、ターゲットの検索を実施するように構成され、1つ以上の異なる地理的エリアを利用してユーザの役割を規定し得る。
図41は、この構成の例を図示する。例えば、本方法は、検索エリア1308内部のユーザが一次ユーザまたは「検索者」の資格を持つように(または一実施形態において、ユーザが一次ユーザまたは「検索者」であることが要求されるように)、つまりユーザのデバイスを一次デバイス1301にするように、規定された境界を持つ検索エリア1308を利用し得る。検索エリア1308は、検索エリアの外部のユーザが二次ユーザの資格のみ持つように、つまりユーザのデバイスを二次デバイス1302にするように、規定され得る。加えて、一実施形態において、検索のために多数のターゲット1310が提供され得、そのような多数のターゲット1310は、
図41に示すように単一検索エリア1308内、または多数の異なる検索エリア1308内、の異なる場所に提供され得る。
図31~
図36の方法は、参加型二次デバイス1302Aを使用し、検索者と相互作用し得、検索者が成功すると報酬を獲得する可能性のある「スクアドメイト」または参加型二次ユーザと、観察型二次デバイス1302Bを使用し、検索の進行を観察し得るが、検索の成功から利益を得ない「ワッチャー(watcher)」または観察型二次ユーザと、を含む多数の異なるクラスの二次ユーザを利用し得る。この実施形態において、本方法は、規定された境界のある参加エリア1309をさらに使用し得、その結果、参加エリア1309の内部にいるユーザは、参加型二次ユーザの資格を持つ。この構成では、検索エリア1308および参加エリア1309の外部にいるユーザは、観察型二次ユーザの資格のみ持つ。一実施形態において、多数の参加エリア1309が提供され得る。
図41は、指定された中心点からの半径によって規定される仮想境界として検索エリア1308および参加エリア1309を図示し、一実施形態において、検索エリア1308の中心点は、ターゲット1310の場所またはその近傍にあり得る。他の実施形態において、エリア1308、1309は、都市の境界、州または諸国間のライン、近隣境界、街区ベースの境界、河川や山などの自然の境界、正方形または他の単純もしくは複雑な形状を持つ仮想の境界、または任意のもしくは不規則な境界を含む他の基準のような、異なる基準を使用して規定され得る。さらなる実施形態において、本方法は、
図37~
図40中などの一次ユーザおよび観察型二次ユーザのみ使用し得るか、または本方法は、観察型二次ユーザなしで、一次ユーザおよび参加型二次ユーザのみ使用し得る。
【0115】
図31~
図36の例示の実施形態において、検索エリア1308は、指定された都市によって規定されるか、またはその内部に規定され、多数のターゲット1310は、都市内の異なる近隣などの検索エリア1308内に位置し得る。この実施形態において、参加エリア1309は、第2指定された都市によって規定されるか、またはその内部に規定され、その結果、一都市内の参加型ユーザは、検索エリア1308を有する都市内で検索者とチームまたは「スクアド」に合流してターゲット1310を位置探知することができ、かつ/またはターゲットの位置探知もしくはアクティブ化から報酬を受け取ることができる。この構成は、検索エリア1308および参加エリア1309の両方にいるユーザに、ターゲット1310の位置探知またはアクティブ化からの報酬を潜在的に受け取る能力を提供する。加えて、
図31~
図36の方法は、ここで記載のように、選択により検索者を選択する参加型ユーザによるチームの作成を提供する。他の実施形態において、チームは、ここで記載のように、様々なマッチングおよび選択方法を含む他の技法を使用して作成され得る。
【0116】
図31~
図36の例示の実施形態において、検索は地理的制限に加えて、少なくとも時間的制限および在庫制限を含む他の制限をさらに有し得る。時間的制限は、開始時間の規定を含み得、その結果システムは、規定された開始時間の前にターゲットの位置探知またはアクティブ化することと、ユーザがそれを行えるようにする任意の情報を提供することと、を許可しない。この構成では、ユーザは、規定された開始時間の後にいつでも検索を開始し得る。
図31~
図36の実施形態での検索の終了は、在庫制限によって左右され、つまり検索は、指定された数の検索者がターゲットを位置探知またはアクティブ化した後に、および/または指定された数の報酬が提供された後に終了する。検索のために多数のターゲットが提供される一実施形態において、各ターゲットには個々の在庫限度が提供され得るか、またはすべての組み合せられたターゲットに一括の在庫限度が提供され得る。別の実施形態において、検索は、在庫-制限終了時間のかわりに、時間的に制限された終了時間を有し得るか、または検索は、時間的限度および在庫限度の両方を有し得、検索はいずれかの限度に到達する場合に終了する。
【0117】
一実施形態において、
図31~
図36の方法は、ターゲットを位置探知またはアクティブ化すると、検索者におよび可能性として一部または全部の参加型ユーザに、消費財へのアクセスという形態の報酬を提供し得る。消費財は、そうでない場合には一般からのアクセスが限定されている製品、または他のチャネルを通して一般からアクセスできない製品であり得る。例えば、消費財は、一般にまだリリースされていない新製品であり得、報酬は、一般の公開日前の本製品へのアクセスを含む。
図42~
図51に示されたスクリーンショットの例では、消費財は1足の靴である。アクセスは、購入品への排他的アクセス、購入のバウチャー、贈り物もしくは補完する品、または他のタイプのアクセス、を含む1つ以上の異なる形式であり得る。一実施形態において、アクセスまたは他の報酬は、単一の形態で提供され得、別の実施形態において、ユーザは、排他的アクセスまたはバウチャーの選択など、多数の形態から報酬を選択し得る。さらなる実施形態において、検索者に対する報酬は一形態で提供され得、参加型ユーザに対する報酬は異なる形態で提供され得る。報酬がアイテムの購入を許可する形態の場合、本方法は、報酬が付与された後にアクセス可能な注文および/または支払のスクリーンをさらに含み得る。報酬の在庫は、中央サーバーまたはシステムデータベース1307で維持され得、報酬は、サーバーまたはデータベースと通信する様々なデバイス1301、1302を通して付与され得る。
【0118】
ここで記載のように、
図31~
図36の方法は、サーバー111および/または他の外部デバイスと連動して、プロセッサ202およびその他の構成要素を含むユーザデバイス1301、1302によって実施され得る。
図31~
図36の実施形態において、本方法は2001でデバイス上のアプリケーションを最初に開始するユーザによって開始する。2002でユーザが以前にアプリケーションを使用したかどうかが判定され、そのような判定は、資格情報を受信すること、または例えば、ユーザデバイスに入力され得るログインIDとパスワードのように、ユーザによる情報を同定すること、を含み得る。情報は、サーバー111上の情報に対してチェックされ得る。ユーザが以前にアプリケーションを使用したことがない場合、デバイスは、2003で紹介情報を表示し、この情報は、制限なしで歓迎の情報、アプリケーションの使用についての指示、販売促進情報を含み得、かつ/または身元、もしくは今後の使用のための資格情報、支払情報のようなユーザの情報提供を要求する。アプリケーションは、ユーザデバイスの場所情報を必要とし得、この実施形態において、本方法は、2004でユーザデバイスの場所にアクセスする許可をユーザが付与したかどうかを判定することを含む。ユーザがそのような許可を付与したことがない場合、本方法は2005でデバイスの場所情報へのアクセスを必要とし得、アプリケーションは、そのようなアクセスなしには続行しないように構成され得る。一実施形態において、ユーザは、ユーザデバイスでのプライバシー設定を変更することで、そのようなアクセスを提供することが可能であり得る。場所情報がアクセス可能になると、2006で、ユーザデバイスの場所が既に確認されているかどうかの判定が行われ、確認されていない場合、2007で場所情報が受信され、場所が確認される。
【0119】
ユーザの場所の確認後、2008でシステムはユーザが検索エリアの内にいるかどうかを判定し、または2009で参加エリアの内にいるかどうかを判定する。この判定は、サーバー111と連動するモバイルデバイスによって実施され得る。ユーザデバイスの場所が検索エリア1308の内にある場合、ユーザは一次ユーザまたは検索者になる資格を持つ。
図31~
図36の実施形態において、検索エリア1308の内にいるユーザは、デフォルトで検索者となり、参加エリアの内にいるユーザはデフォルトで参加型ユーザとなる。別の実施形態において、検索エリア1308の内にいるユーザは、検索者または観察型ユーザになるように選択することができ、かつ/または参加エリア1309の内にいるユーザは、参加型ユーザまたは観察型ユーザになるように選択することができる。検索エリア1308と参加エリア1309が重複している場合、一実施形態において、ユーザは、デフォルトで検索者となり得るか、または別の実施形態において、検索者または参加型ユーザ(または可能性として観察型ユーザ)になるように選択することが可能であり得る。ユーザタイプの選択についてのオプションがユーザに呈示された場合、デバイスは、ユーザタイプ選択のためのユーザ入力を受信し得ることが理解される。デフォルトを通そうと選択を通そうと、ユーザタイプが判定される時に、プロセスは、ユーザが検索者である場合、検索者経路2010で
図32に進むか、ユーザが参加型ユーザの場合、参加型経路2011で
図34に進むか、またはユーザが観察型ユーザの場合、観察型経路2012で
図36に進む。
【0120】
ユーザが検索者に割り当てられ、本方法が検索者経路2010を介して進む場合、システムは、ユーザがプロフィール写真と、可能性として追加同定情報と、を提供することを必要とし得るか、または許可し得る。例えば、システムは、2013でユーザが以前にプロフィール写真を提供したかどうかを判定し得、提供したことがない場合、システムは、2014でユーザにプロフィール写真をアップロードするように仕向け得る。
図31~
図36の方法は、時間的開始制限を使用し、この実施形態において、システムは、2015で検索が開始されたかどうかを判定する。検索の開始時刻にまだ到達していない場合、システムはユーザに開始時刻まで待つことを要求し、2016で一次デバイス1301は待機スクリーンを表示し得る。一実施形態において、待機スクリーンは、定数カウントダウン、または開始時刻に先立つ特定の時刻(例えば、1分または10秒)に開始するカウントダウンなどのカウントダウンを含み得る。
【0121】
検索開始時刻に到達すると、デバイスは2017で、ステータスおよび他の情報を表示する。
図42は、表示スクリーンの例を図示し、このスクリーンは、一次デバイス1301によって表示され得、このスクリーンは、他の情報の中でも、可能性としての報酬(この場合は、特定の1足の靴を購入するためのアクセスおよび購入価格)と、検索エリア1308の場所と、各ターゲットの場所エリアと、各ターゲットの在庫と、ターゲットを位置探知および/またはアクティブ化する方法についての指示と、を含む様々な検索情報を含む。表示される一部または全部の情報は、サーバー111から得られ得る。
図42に示す実施形態において、検索情報スクリーンは、3つの異なるターゲットについての場所エリアと、各ターゲットが位置している大まかな場所エリア(この場合は、近隣)を同定することと、各ターゲットに紐付けられた在庫情報と、を含み、この在庫情報は、各ターゲットについて残っている報酬の元在庫のパーセンテージとして
図42中に表示される。この実施形態において、各ターゲットは同一の報酬に紐付けられるが、別の実施形態において、異なる報酬の可能性も、各仮想アイテム毎に表示され得る。加えて、
図42の実施形態において、検索情報スクリーンはまた、検索が行われ得る対象の多数のターゲットの中から選択するための選択スクリーンとして機能する。ユーザは、
図42中の選択スクリーン上で適当なターゲットをタップすることでターゲットのうち1つを選択し得、それによって2018でシステムは、検索のターゲットの選択を受信する。ターゲットが選択されると、2019でシステムは、ターゲットが既に特定の検索者によってロック解除されているかどうかをチェックし、ロック解除されている場合、本方法はステップ2030に進む。ターゲットがまだロック解除されてはいない場合、2020でシステムはまた、選択された物体についての在庫がまだ利用可能かどうかを判定する。一実施形態において、在庫は、サーバー111で維持されており、デバイス1301はサーバーと通信して在庫のステータスをチェックする。選択した物体について在庫が残っていない場合、2017で本方法は、検索ステータススクリーンに戻り、一次デバイス1301は、在庫が利用できないこと、つまり「売り切れ」を示すメッセージをユーザに表示し得る。在庫がまだ存在する場合、検索が開始され、本方法は2010Aを通して進む。検索者がターゲットを位置探知する前に在庫が品切れになる場合、サーバー111は、デバイス1301に在庫が残っていないことを通知し得、それに合わせて、プロセスは修正され得ることが理解される。一実施形態において、デバイス1301は、ターゲットに紐付いている在庫が尽きたという通知をユーザに表示し、プロセスはステップ2017に戻り得る。
【0122】
一実施形態において、システムは、ターゲットの場所の近傍で位置探知を補助するために1つ以上のビーコン(beacon)を使用し得、その結果、ビーコン(複数を含む)は情報を一次ユーザデバイス1301に送信するように構成される。そのようなビーコンは、WiFi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、近距離無線通信(NFC:Near-Field Communication)および/またはANT技術などの近距離通信技術を使用し得、本方法がそのようなビーコンを使用する場合、デバイス1301は、そのような技術の使用を検出し、かつ作動させるように要求され得る。本方法が2010Aを通して進む場合、2021でシステムは、ターゲットの位置探知のためにそのようなビーコンが使用されている(一実施形態において、必要とされている)かどうかを判定し、使用されている場合、2022で、デバイス1301でそのような近距離通信を使用するフィーチャのアクティブ化を必要とし得る。
図31~
図36の例示の実施形態において、使用されている技術はBluetooth(登録商標)である。次にユーザは、自由にターゲットの場所を検索し、かつ/またはその場所への到達を試み、2023でシステムは、ユーザの場所をモニターし、ここで記載のように検索に関連する支援および/また情報をユーザに提供し得る。
図31~
図36の実施形態において、ユーザは、2024で1つ以上の定期的な場所チェックを要求し得、このチェックは、デバイス1301を通して受信される。
図44は、ユーザが場所チェックを要求するためのボタン2025を提供する表示スクリーンの例を図示し、ここで記載のように場所チェックは、許可されるチェックの数または頻度などの、いくつかの方式で制限され得ることが理解される。
図44中のボタン2025は、
図45に示すように、押された場合に距離情報を提供し、ターゲットの場所についての方向情報も提供する。システムは2026で、ユーザがターゲットの場所に到達したかどうかを判定するためのチェックを行い得、到達しない場合、2027で、場所情報を提供して、ここで記載のようにユーザがターゲットを位置探知することを支援する。
図45は、表示スクリーンの例を図示し、このスクリーンは、場所チェックに応答してターゲットの場所までの距離という形態で場所情報をユーザに提供する。ターゲットの方向またはターゲットまでのルートのような、追加の場所情報も提供され得る。任意の場所情報が、一実施形態において、サーバー111からデバイス1301に提供され得ることが理解される。加えて、一実施形態において、他のユーザ(参加型ユーザ1309など)は、ここで記載のように、場所情報を提供することで検索者を支援することができる。
【0123】
ユーザが物体の場所に到達した場合、システムは2028で、ここで記載のアクティブ化の様々な技法を通してなど、ユーザによるターゲットのアクティブ化を要求し得る。
図46は表示スクリーンの例を図示し、このスクリーンは、「到着」と書いてあるボタン2029をタップすることで、ユーザがターゲットに到達したことをユーザが示すことを許可する。一実施形態において、この行動は、ここで記載のように要求され得るアクティブ化手順を開始し得、別の実施形態において、アクティブ化は、場所に到達してボタン2029をタップすることで簡単に達成され得る。画像キャプチャおよび/または拡張現実フィーチャを利用する技法を含む、ここで記載の様々なアクティブ化技法が要求され得る。例えば一実施形態において、ユーザは、特定の実際のまたは仮想の物体を(例えば、物体をカメラの視界内に入れることにより)撮影するか、またはそうでなければ画像キャプチャして、ターゲットおよび報酬をアクティブ化することを要求され得る。別の実施形態において、拡張現実および画像キャプチャは使用され得ず、ユーザは単純に、ターゲットに到達して報酬をアクティブ化する必要があり得る。
【0124】
ユーザがターゲットを位置探知またはアクティブ化すると、ここで記載のようにシステムは2030で、サーバー111から送信されかつデバイス1301で受信される確認などによって、ユーザに報酬を提供し得る。一実施形態において、報酬は、消費財を買うための排他的アクセスまたはそのような製品のバウチャーであり得る。デバイス1301は、賞品が受信されたというユーザへの通知を表示し得る。
図47は、表示スクリーンの例を図示し、このスクリーンは、市販品(この場合は、1足の靴)を買うための排他的アクセスという形態で報酬の通知を提供し、例えば支払情報および配達情報または店舗で受け取る情報の入力のため、ユーザが購入スクリーンまたはサイトを選ぶというオプションが付く。ターゲットを位置探知またはアクティブ化する検索者に基づいて、任意の参加型ユーザが報酬を与えられる場合、2031でシステムはまた、そのような参加型ユーザに報酬を通知および/または提供する。参加型ユーザ(複数を含む)は、一実施形態において、ここで記載のように、一次ユーザにメッセージを送信し得る。本方法はまた、2032で、ターゲットを検索またはアクティブ化する最初のユーザ、検索開始から物体の位置探知またはアクティブ化までの時間が最速のユーザ、物体を位置探知するために最も遠い距離を移動したユーザ、物体を位置探知またはアクティブ化した最後のユーザなど、検索に関する情報をコンパイルおよび表示し得る。一実施形態において、システムは、全ターゲットが位置探知またはアクティブ化されるまで、この情報をコンパイルまたは表示せず、この情報は、個々の各物体毎におよび/または全物体を一括して、コンパイルおよび表示され得る。
【0125】
ユーザが参加型ユーザに割り当てられ、本方法が参加経路2011を介して進む場合、システムは、ユーザがプロフィール写真ならびに可能性として追加同定情報を提供することを必要とし得るか、または許可し得る。例えば、システムは、2033でユーザが以前にプロフィール写真を提供したかどうかを判定し得、提供したことがない場合、システムは、2034でユーザにプロフィール写真をアップロードするように仕向け得る。
図31~
図36の方法は、時間的開始制限を使用し、この実施形態において、システムは、2035で検索が開始されたかどうかを判定する。検索の開始時刻にまだ到達していない場合、システムはユーザに開始時刻まで待つことを要求し、2036で参加型二次デバイス1302Aは待機スクリーンを表示し得る。一実施形態において、待機スクリーンは、定数カウントダウン、または開始時刻に先立つ特定の時刻(例えば、1分または10秒)に開始するカウントダウンなどのカウントダウンを含み得る。システムはまた、参加型ユーザとして続行するための追加の指示を提供し得ることに留意されたい。例えば一実施形態において、デバイス1302Aは、すべてのターゲットについて100%の在庫がロック解除されると、ユーザが報酬を受ける資格を持つことをユーザに通知し得る。
【0126】
検索開始時刻に到達すると、デバイスは2037で、ステータスおよびその他検索についての情報を表示する。
図43は、表示スクリーンの例を図示し、このスクリーンは、参加型二次デバイス1302Aによって表示され得、このスクリーンは、他の情報の中でも、可能性としての報酬(この場合は、特定の1足の靴を購入するためのアクセスおよび購入価格)と、検索エリア1308の場所と、参加エリア1309の場所と、各ターゲットの場所エリアと、各ターゲットの在庫と、を含む様々な検索情報を含む。
図43に示す実施形態において、検索情報スクリーンは、3つの異なるターゲットについての場所エリアと、各ターゲットが位置している大まかな場所エリア(この場合は、近隣)を同定することと、各ターゲットに紐付けられた在庫情報と、を含み、この在庫情報は、各ターゲットについてロック解除または付与された報酬の全在庫のパーセンテージとして
図43中に表示される。ここで記載のように、この情報の一部または全部は、サーバー111からデバイス1302に提供され得る。この実施形態において、各ターゲットは同一の報酬に紐付けられるが、別の実施形態において、異なる報酬の可能性も、各仮想アイテム毎に表示され得る。加えて、
図43の実施形態において、検索情報スクリーンはまた、検索が行われる対象の多数のターゲットの中から選択するための選択スクリーンとして機能する。ユーザは、検索者についての情報を含む、ターゲットのうち1つについての情報を眺めることを選択し得、この検索者は、一実施形態において、
図43中の選択スクリーン上で適切な物体をタップすることで、それぞれのターゲットを検索している。それによって、システムは、2038でターゲットのうち1つの選択を受信する。ターゲットが選択されると、本方法は、2011Aを介して
図35中のステップ2039に進む。
【0127】
2038でターゲットが選択された後、デバイス1302Aは2039で、ターゲットの大まかな場所、在庫情報、および他のそのような情報など、選択されたターゲットについての情報を表示する。一実施形態において、この情報は、選択されたターゲットを検索するよう指定されたすべての検索者の完全なまたは部分的なリスト、ならびに写真、検索者のステータス情報、検索者による最近の行動、および/または検索者のターゲットへの近接度など、各検索者についての追加情報、を含み、この近接度は、定性的(例えば、近いもしくは遠い)または定量的(例えば、0.3マイル離れている)であり得る。情報表示スクリーンはまた、一実施形態において、検索者選択スクリーンを兼ね得、参加型ユーザが組になる検索者を選択するオプションを提供する。
図48は、参加型二次デバイス1302Aによって表示され得る表示スクリーンの例を図示し、このスクリーンは、ターゲット情報と、在庫情報と、選択のための潜在的検索者および各検索者毎の定性近接度情報のスクロールリストと、を含む。
図31~
図36の実施形態において、ターゲットをまだ位置探知またはアクティブ化していない検索者のみ、選択される資格がある。次にシステムは、2040でデバイス1302Aを通して参加型ユーザから検索者の選択を受信し、2041で検索ステータススクリーン(
図43)に戻る。一実施形態において、システムは、参加型ユーザに利用可能となる報酬に関して、満たす必要がある要件を含み得、システムは2042で、このような要件が満たされているかどうか、および報酬は利用可能であるかどうかを判定する。このような要件は、選択された検索者がターゲットを位置探知またはアクティブ化したことを少なくとも含み得、一実施形態において、どの参加型ユーザも、検索が終了するまで、つまり時間的または在庫上の制限が満たされることを通して、報酬を受ける資格がない。
【0128】
報酬が利用可能になると、2043でデバイス1302Aは報酬通知を表示して、参加型ユーザに報酬を受ける資格があることを示し、報酬を受け取るためには、参加型ユーザ側の行動が要求される。
図49は、参加型二次デバイス1302Aによって表示され得る報酬通知についての表示スクリーンの例を図示し、これには制限時間内に「ロック解除」ボタンを押してユーザが報酬を受け取るよう試みる必要がある。
図49の例において、制限時間内にユーザが報酬を確保するよう試みない場合、報酬は付与されず、デバイス1302Aは報酬が受け取られなかったことを示す「失敗」の通知を表示する。ユーザが報酬を確保するよう試みる場合、システムは2044で、報酬が参加型ユーザに付与されたかどうかを判定する。この判定は、参加型ユーザによって選択された検索者がターゲットの発見またはアクティブ化に成功したかどうか、利用可能な報酬の数、報酬を受ける資格のある参加型ユーザの数、および可能性のある他の考慮事項を含む多数の要因に依存し得る。一実施形態において、成功した検索者(つまり、ターゲットを位置探知またはアクティブ化した検索者)を選択した任意の参加型ユーザは、報酬を受け取る資格がある。
図35Aは、2044で報酬が付与されたかどうかの判定について1つのサブプロセスを図示する。システムは2045で、参加型ユーザが成功した検索者を選択したかどうかを最初に判定する。そうでない場合、2046で報酬は付与されない。選択した場合、参加型ユーザは報酬を受ける資格を得、システムは次に2047で、利用可能な報酬の数が有資格の参加型ユーザの数に等しいか、またはそれを越えているかを判定する。その場合、2048で、有資格の全参加型ユーザは報酬を受け取る。そうでない場合、2049で追加基準が適用されて、どの有資格ユーザが報酬を受け取るかを選択する。一実施形態において、報酬の受領者は、有資格の参加型ユーザのプール(pool)からランダムに選択される。他の実施形態において、プロセスをより早く開始した参加型ユーザに優先権を与えること、各参加型ユーザと組んだ検索者の実績(つまり、スピード、移動距離など)に基づいて報酬を付与すること、ブランド忠誠度または他のユーザ履歴についての考慮事項など、他の基準が適用され得る。報酬が参加型ユーザに付与されない場合、2050でデバイス1302Aは、報酬を受け取らなかったという「失敗」通知を表示する。報酬が供与された場合、ユーザは、報酬を受け取るために、2051で参加型ユーザと同じチームの検索者にメッセージ(例えば、クレジットまたは感謝のメッセージ)を送信するなど、追加の行動を実施する必要があり得る。次いで、報酬は2052で提供される。報酬が付与されたかどうかに拘らず、ここで記載のように、2053でポスト-検索情報はコンパイルおよび提供され得る。サーバー111は、報酬が確保されたという確認を送信し得、かつ/または一実施形態において、報酬が付与されたかどうかを判定する。
【0129】
ユーザが観察型ユーザに割り当てられた場合、本方法は観察経路2012を介して進む。一実施形態において、システムはここで記載のように、観察型ユーザがプロフィール画像、ならびに可能性として追加の身元情報を提供することを要求または許可し得る。
図31~
図36の方法は、時間的開始制限を使用し、この実施形態において、システムは、2054で検索が開始されたかどうかを判定する。検索の開始時刻にまだ到達していない場合、システムはユーザに開始時刻まで待つことを要求し、2055で観察型二次デバイス1302Bは待機スクリーンを表示し得る。一実施形態において、待機スクリーンは、定数カウントダウン、または開始時刻に先立つ特定の時刻(例えば、1分または10秒)に開始するカウントダウンなどのカウントダウンを含み得る。システムはまた、観察型ユーザとして続行するための追加の指示を提供し得ることに留意されたい。
【0130】
検索開始時刻に到達すると、デバイスは2056で、ステータスおよびその他検索についての情報を表示する。観察型二次デバイス1302Bによって表示され得る表示スクリーンは、
図43中などの参加型二次デバイス1302Aによって表示される検索情報スクリーンと同様であり得、同一または類似の情報を含み得る。一実施形態において、観察経路のための検索情報スクリーンは、
図43と同一の情報およびレイアウトを含むが、参加型ユーザではなく観察型ユーザとして続行せよという指示が付属する。加えて、検索情報スクリーンはまた、検索が行われる対象の多数のターゲットの中から選択するための選択スクリーンとして機能し得、参加型デバイス1302Aの方法に類似する。観察型ユーザは、検索者についての情報を含む、ターゲットのうち1つについての情報を眺めることを選択し得、この検索者は、一実施形態において、選択スクリーン上で適切な物体をタップすることで、それぞれのターゲットを検索している。それによって、システムは2057で、ターゲットのうち1つの選択を受信し、デバイス1302Bは2058で、選択されたターゲットについての情報を表示する。この情報は、(他の情報の中で)選択されたターゲットを検索するよう指定されたすべての検索者の完全または部分的なリスト、ならびに
図48中で図示された情報と同様に、各検索者についての追加情報を含む、参加型二次デバイス1302Aによって表示された情報を含み得る。各検索者についてのさらなる情報は、特定の検索者を選択することで利用可能であり得る。観察型ユーザは、検索の経過全体にわたって、検索、各ターゲット、および様々なユーザについてのステータスを観察することができる。検索が完了すると、2059で判定されたように、システムは2060で、ここで記載のようなポスト-検索情報をコンパイルおよび表示し得る。
【0131】
図37~
図40は、一方法の別の実施形態を図示し、この方法は
図31~
図36の方法のように多くのフィーチャを使用するが、参加型二次ユーザまたは参加エリア1309は組み込まれない。言い換えれば、
図37~
図40中の方法では、ユーザが、ここで記載のように検索者または観察型二次ユーザのいずれかに割り当てられる。ここで記載のように、
図37~
図40の方法は、サーバー111および/または他の外部デバイスと連動して、プロセッサ202およびその他の構成要素を含むユーザデバイス1301、1302によって実施され得る。
図37中のステップ2061~2068は、ここで記載のように
図31中のステップ2001~2008と同一であり、同じバリエーションおよび代替実施形態が使用され得る。ステップ2068で、ユーザは検索エリア1308の内にいるとシステムが判定する場合、ユーザは検索者または一次ユーザに割り当てられ、2069で検索経路に従って進む。ユーザは検索エリア1308の内にいないとシステムが判定する場合、ユーザは観察型二次ユーザに割り当てられ、2070で観察経路に従って進む。
【0132】
ユーザが検索者に割り当てられ、本方法が検索者経路2069を介して進む場合、
図38中のステップ2071~2078は、ここで記載のように
図32中のステップ2013~2020と同一であり、同じバリエーションおよび代替実施形態が使用され得る。
図37~
図40の実施形態中で検索者に対して提示される報酬は、消費財への排他的アクセスまたは消費財に対するバウチャーとしての形態であり得る。この実施形態において、ステップ2077でシステムが、ユーザは既にターゲットを位置探知またはアクティブ化したと判定する場合、手順は、報酬が排他的アクセス(2086Aに進む)の形態であるかまたはバウチャー(2086Bに進む)の形態であるかに依存する。ユーザが以前にターゲットを位置探知またはアクティブ化したことがない場合、そして2078で、選択されたターゲットのために在庫が利用可能であると判定される場合、本方法は2069Aを介して
図39に進む。本方法が2069Aを介して進む場合、ステップ2079~2085は、ここで記載のように
図33中のステップ2021~2024およびステップ2026~2028と同一である。システムは2086で、報酬が排他的アクセスとして、またはバウチャーとして提供されるかを判定し、適切な報酬が2086Aで排他的アクセスのために、または2086Bでバウチャーのために、利用可能になっているかどうかを判定する。いずれの場合も、システムは2087で、ここで論じたようにポスト-検索情報をコンパイルおよび表示し得るが、それは検索が完了するまで行われ得ない。
【0133】
ユーザが観察型ユーザに割り当てられ、本方法が観察経路2070を介して進む場合、
図40中の観察経路のステップ(2088~2094)は、ここで記載の
図36中の観察経路のステップ(2054~2060)と同一であり、同じバリエーションおよび代替実施形態が使用され得る。
【0134】
ここで記載のすべての方法は、モバイルデバイス1301、1302(コンピュータデバイス114またはポータブル電子デバイス112であり得る)、サーバー111、またはここで記載の他のコンピューティングデバイス、を含む、単一デバイス200またはデバイス200の組み合わせを含むシステムによって実施され得ることが理解される。一実施形態において、モバイルデバイス1301、1302は、例えば
図1中のモバイルデバイス112およびコンピュータデバイス114の機能のように、ネットワークを通してサーバー111と通信し得る。別の実施形態において、1つのデバイスは、1つのネットワークを通して第2デバイスと通信し得、第2デバイスは、例えば
図1中のコンピュータデバイス114を通して通信するモバイルデバイス112のように、異なるネットワークを通してサーバー111と通信し得る。任意のまたはすべてのそのようなデバイスは、プログラムコードを含むコンピュータプログラムを備え得、このコードは、コンピューティングデバイスによって実行された場合に、デバイスをして、本方法を実施させ、かつ/または本方法の実施において他のデバイスと通信させる。プログラムは、(非一時的)コンピュータ可読の記録媒体(例えば、メモリ212)中に記憶され得る。
【0135】
本開示で論じられた態様は、ユーザ間の協力および社会的相互作用を向上および促進し、該ユーザは、類似のブランド関心度および忠誠度を含む類似の関心事を持っている。本開示で論じられた態様はまた、遠方のユーザが自分の住んでいるところではない都市のエリアまたは他のエリアを仮想的に探検する能力を提供し、ユーザが自身の都市をも探検するよう奨励する。本開示で論じられた態様はさらに、ユーザが新製品または限定製品のリリースに物理的に立ち会えなくても、他のそのようなユーザとの協力を通してそのような製品を購入する能力を得ることを可能にする。なおさらに、本開示で論じられた態様は、新しい消費財の、特に需要の多い製品のリリースおよび販売を、独特で消費者の興味を引く方式で提供する。ここで論じられた態様の追加的利益および優位は、当業者であれば認知可能である。
【0136】
いくつかの代替実施形態および例は、ここに説明および図示された。当業者は、個々の実施形態のフィーチャと、構成要素の考えられる組み合わせおよびバリエーションと、を理解するであろう。当業者は、実施形態のうち任意のものが、ここに開示された他の実施形態との任意の組み合わせで提供され得ることをさらに理解するであろう。本発明は、その趣旨またはその中心的特徴を逸脱することなく、他の特定の形態で具体化され得ることが理解される。したがって本例および実施形態は、あらゆる点で、限定的ではなく例示的なものとして見なされるべきであり、本発明はここで与えられた詳細に限定されるべきではない。ここでいう用語「複数」は、1より大きく、必要に応じて選言的または連言的に無限数までの任意の数を指す。したがって、一方で特定の実施形態が図示および説明されたが、本発明の趣旨を著しく逸脱することなく、多数の修正が想起され、保護の範囲は特許請求の範囲によってのみ制限される。
【0137】
例示の実施形態は、以下を提供する。
【0138】
A.ユーザのモバイルデバイスの地理的位置が検索エリア内に位置することを判定するステップと、モバイルデバイスによって、検索エリア内の複数の異なるターゲットの場所に位置する複数のターゲットに関する情報を提供するステップと、モバイルデバイスによって、第1ターゲットの場所に位置する複数のターゲットの中から第1ターゲットのユーザ選択を受信するステップと、モバイルデバイスの地理的位置をモニターするステップと、モバイルデバイスによって、第1ターゲットの位置探知においてユーザを支援するために情報をユーザに提供するステップと、モバイルデバイスが第1ターゲットの場所に到達した後に、報酬をユーザに提供するステップであって、報酬は、有形消費財を購入するためのアクセス、または有形消費財を購入するためのバウチャーを含む、ステップと、を含む方法。
【0139】
B.有形消費財は衣料品である、Aの方法。
【0140】
C.モバイルデバイスによって、モバイルデバイスが第1ターゲットの場所に到達する場合に、第1ターゲットをアクティブ化するためにユーザ入力を受信するステップをさらに含む、AまたはBの方法。
【0141】
D.ユーザ入力は、モバイルデバイスのカメラを使用して、第1ターゲットの場所に近接する物理的物体の画像をキャプチャするステップを含む、Cの方法。
【0142】
E.ターゲットは仮想物体であり、モバイルデバイスのカメラによってキャプチャされた画像をモバイルデバイスによって表示するステップと、モバイルデバイスが第1ターゲットの場所に到達する場合に、画像を修正して仮想物体の描写を含むステップと、をさらに含む、A~Dのうち任意のものの方法。
【0143】
F.有形消費財の限定在庫は、複数のターゲットの各々に紐付けられ、複数のターゲットに関する情報は、複数のターゲットの各々について利用可能な限定在庫の数量を示す情報を含む、A~Eのうち任意のものの方法。
【0144】
G.モバイルデバイスの地理的位置が検索エリア内に位置していることを判定するステップと、モバイルデバイスの地理的位置をモニターするステップと、は、モバイルデバイスと外部デバイスとの間の通信によって実施される、A~Fのうち任意のものの方法。さらに、A~F、またはGのうち任意のものにおいて、報酬を提供するステップは、バウチャーを含むモバイルデバイスデータを表示もしくはダウンロードするステップ、または製品を購入するためのアクセスを可能にするステップによって実施され得る。
【0145】
H.ユーザのモバイルデバイスの地理的位置が検索エリア内に位置していないことと、モバイルデバイスの地理的位置が参加エリア内に位置していることと、を判定するステップであって、検索エリアおよび参加エリアは別個の地理エリアである、ステップと、モバイルデバイスによって、検索エリア内に位置する複数の一次ユーザに関する情報を提供し、検索エリア内の第1ターゲットの場所に位置する第1ターゲットを検索するステップと、モバイルデバイスによって、複数の一次ユーザの中から第1一次ユーザのユーザ選択を受信するステップと、モバイルデバイスによって、第1一次ユーザについての情報をユーザに提供するステップと、第1一次ユーザが第1ターゲットの場所に到達した後に、報酬をユーザに提供するステップであって、報酬は、有形消費財を購入するためのアクセス、または有形消費財を購入するためのバウチャーを含む、ステップと、を含む方法。
【0146】
I.有形消費財は衣料品である、Hの方法。
【0147】
J.モバイルデバイスによって、第1ターゲットの検索において、第1一次ユーザに支援を提供するためにユーザ入力を受信するステップをさらに含む、HまたはIの方法。
【0148】
K.モバイルデバイスによって、第1ターゲットを検索する間に、第1一次ユーザの第1一次ユーザデバイスによってキャプチャされた画像を表示するステップをさらに含む、H、I、またはJのうち任意のものの方法。
【0149】
L.モバイルデバイスによって、検索エリア内の複数の異なるターゲットの場所に位置する、第1ターゲットを含む複数のターゲットに関する情報を提供するステップと、モバイルデバイスによって、複数のターゲットの中から第1ターゲットのユーザ選択を受信するステップと、モバイルデバイスによって、第1ターゲットを検索する、第1一次ユーザ含む複数の一次ユーザに関する情報を提供するステップと、モバイルデバイスによって、複数の一次ユーザの中から第1一次ユーザのユーザ選択を受信するステップと、をさらに含む、H~Kのうち任意のものの方法。
【0150】
M.有形消費財の限定在庫は、複数のターゲットの各々に紐付けられ、複数のターゲットに関する情報は、複数のターゲットの各々について利用可能な限定在庫の数量を示す情報を含む、Lの方法。
【0151】
N.複数の一次ユーザに関する情報は、第1ターゲットへの一次ユーザの各々の近接度を示す情報を含む、LまたはMの方法。
【0152】
O.複数のターゲットのすべてについての限定在庫が品切れしたという指摘を、モバイルデバイスで受信するステップと、複数のターゲットのすべてについての限定在庫のすべてが品切れした後に、ユーザに報酬を提供するステップと、をさらに含む、Mの方法。
【0153】
H~Oのうち任意のものにおいて、モバイルデバイスの地理的位置が検索エリア内に位置していなく、参加エリア内に位置していると判定するステップは、モバイルデバイスと外部デバイスとの間の通信によって実施され得る。さらに、H~Oのうち任意のものにおいて、報酬を提供するステップは、バウチャーを含むモバイルデバイスデータを表示もしくはダウンロードするステップ、または製品を購入するためのアクセスを可能にするステップによって実施され得る。
【0154】
P.1つ以上のプロセッサと、コンピュータ可読命令を記憶するメモリと、を含み、命令は、1つ以上のプロセッサによって実行された場合に、装置をして、ユーザの地理的位置が検索エリア内に位置することを判定することと、検索エリア内の複数の異なるターゲットの場所に位置する複数のターゲットに関する情報を提供することと、第1ターゲットの場所に位置する複数のターゲットの中から第1ターゲットのユーザ選択を受信することと、ユーザの地理的位置をモニターすることと、第1ターゲットの位置探知においてユーザを支援するために情報をユーザに提供することと、ユーザが第1ターゲットの場所に到達した後に、報酬をユーザに提供することであって、報酬は、有形消費財を購入するためのアクセス、または有形消費財を購入するためのバウチャーを含む、ことと、を実施させる装置。
【0155】
Q.有形消費財は衣料品である、Pの装置。
【0156】
R.1つ以上のプロセッサによって実行された場合に、命令は、装置をして、ユーザが第1ターゲットの場所に到達する場合に、第1ターゲットをアクティブ化するためにユーザ入力を受信することを実施させる、PまたはQの装置。
【0157】
S.ユーザ入力は、カメラを使用して、第1ターゲットの場所に近接する物理的物体の画像をキャプチャすることを含む、P、Q、またはRの装置。
【0158】
T.ターゲットは仮想物体であり、ユーザのカメラによってキャプチャされた画像を表示することと、ユーザが第1ターゲットの場所に到達する場合に、画像を修正して仮想物体の描写を含むことと、をさらに含む、P~Sのうち任意のものの装置。
【0159】
U.有形消費財の限定在庫は、複数のターゲットの各々に紐付けられ、複数のターゲットに関する情報は、複数のターゲットの各々について利用可能な限定在庫の数量を示す情報を含む、P~Tのうち任意のものの装置。
【0160】
V.装置は、ユーザによって操作され、ユーザの地理的位置に位置するモバイルデバイスであり、モバイルデバイスの地理的位置が検索エリア内に位置していることを判定することと、ユーザの地理的位置をモニターすることと、は、ユーザと外部デバイスとの間の通信によって実施される、P~Uのうち任意のものの装置。
【0161】
1つ以上のプロセッサと、コンピュータ可読命令を記憶するメモリと、を含み、命令は、1つ以上のプロセッサによって実行された場合に、装置をして、ユーザの地理的位置が検索エリア内に位置していないことと、ユーザの地理的位置が参加エリア内に位置していることと、を判定することであって、検索エリアおよび参加エリアは別個の地理エリアである、ことと、検索エリア内に位置する複数の一次ユーザに関する情報を提供し、検索エリア内の第1ターゲットの場所に位置する第1ターゲットを検索することと、複数の一次ユーザの中から第1一次ユーザのユーザ選択を受信することと、第1一次ユーザについての情報をユーザに提供することと、第1一次ユーザが第1ターゲットの場所に到達した後に、報酬をユーザに提供することであって、報酬は、有形消費財を購入するためのアクセス、または有形消費財を購入するためのバウチャーを含む、ことと、を実施させる装置。
【0162】
X.有形消費財は衣料品である、Wの装置。
【0163】
Y.1つ以上のプロセッサによって実行された場合に、命令は、装置をして、第1ターゲットの検索において、第1一次ユーザに支援を提供するためにユーザ入力を受信することをさらに実施させる、WまたはXの装置。
【0164】
Z.1つ以上のプロセッサによって実行された場合に、命令は、装置をして、第1ターゲットを検索する間に、第1一次ユーザの第1一次ユーザデバイスによってキャプチャされた画像を表示することを実施させる、W~Yのうち任意のものの装置。
【0165】
ZA.1つ以上のプロセッサによって実行された場合に、命令は、装置をして、検索エリア内の複数の異なるターゲットの場所に位置する、第1ターゲットを含む複数のターゲットに関する情報を提供することと、複数のターゲットの中から第1ターゲットのユーザ選択を受信することと、第1ターゲットを検索する、第1一次ユーザ含む複数の一次ユーザに関する情報を提供することと、複数の一次ユーザの中から第1一次ユーザのユーザ選択を受信することと、をさらに実施させる、W~Zのうち任意のものの装置。
【0166】
ZB.有形消費財の限定在庫は、複数のターゲットの各々に紐付けられ、複数のターゲットに関する情報は、複数のターゲットの各々について利用可能な限定在庫の数量を示す情報を含む、ZA装置。
【0167】
ZC.複数の一次ユーザに関する情報は、第1ターゲットへの一次ユーザの各々の近接度を示す情報を含む、ZAまたはZBの装置。
【0168】
ZD.命令は、1つ以上のプロセッサによって実行された場合に、装置をして、複数のターゲットのすべてについての限定在庫が品切れしたという指摘を受信することと、複数のターゲットのすべてについての限定在庫のすべてが品切れした後に、ユーザに報酬を提供することと、をさらに実施させる、ZBの装置。
【0169】
ZE.プログラムコードを含むコンピュータプログラムであって、プログラムコードは、モバイルデバイスによって実行された場合に、モバイルデバイスをして、A~Oのうち任意のものの方法を実施させる、コンピュータプログラム。プログラムは、(非一時的)コンピュータ可読の記録媒体中に記憶され得る。
【外国語明細書】