(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023107174
(43)【公開日】2023-08-02
(54)【発明の名称】授乳時刻表示シート及び授乳時刻表示シートをはりつけた哺乳ビン
(51)【国際特許分類】
A61J 9/00 20060101AFI20230726BHJP
【FI】
A61J9/00 Q
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2022018290
(22)【出願日】2022-01-21
(71)【出願人】
【識別番号】516175227
【氏名又は名称】中平 和憲
(72)【発明者】
【氏名】中平 和憲
【テーマコード(参考)】
4C047
【Fターム(参考)】
4C047PP09
(57)【要約】 (修正有)
【課題】次の授乳時間が簡単に分かる、哺乳ビンの本体に接着する授乳時刻表示シートを提供する。
【解決手段】授乳時刻表示シート7は、文字盤に時計の時刻を表記させて、指で針を回転させて、授乳時間を10分間隔の時間で把握することが出来る。シートは超強力両面テープ付きでありどの哺乳ビンに対しても接着できる。シートは哺乳ビンに直接はりつけて販売することが出来るし、またこのシートのみ製造し販売すれば、各家庭で今持っている哺乳ビンや新しく購入した哺乳ビンに簡単に張り付けることが出来る。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
哺乳ビンの本体に接着する授乳時刻表示シートにおいて、プラスチック製の文字盤に1~12までの数字を記入し、1時間を6つに分け、10分間隔を基本とし、文字盤中央にある時計の針を指で回転させ、授乳時の時間を指し示すことで10分間隔まではっきり分かり、一本の時計の針で詳しい時間を明らかにするシートであり、この前記授乳時刻表示シートは幼児用であるため、文字盤には、赤ちゃんが好む可愛い動物やお花、マンガの絵、色とりどりの色彩等をつけることも可能にした授乳時刻表示シート。
【請求項2】
授乳時刻表示シートを構成している支柱、時計の針、文字盤、支柱の台座の4つは、プラスチックで出来ていることを特徴とする授乳時刻表示シート。
【請求項3】
前記授乳時刻表示シートをはりつけた哺乳ビン。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、哺乳ビン用授乳時刻表示シートに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、乳児に授乳する時には、一定時間ごとにミルクを作り飲ませているが、授乳する者が飲ませた時間を暗記するか、メモを取るかのいずれの行動をしていた。しかし、いそがしさと時間経過により、覚えていた授乳した時間を忘れたり、メモもどこに書いたか分からなくなることが多いい。乳児への正確な授乳時間が不規則になり、大事な育児に悪影響を与える恐れが発生する。(特許文献1,2参照)
【先行技術文献】
【特許文献1】実用新案登録第3120224号公報
【特許文献2】特開2021-126441公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
これは、次のような欠点があった。
【0004】
特許文献1に記載のものは、哺乳ビンのキャップ本体に時計の時刻を表記させ、リングを回転させて時間を設定する仕組みになっているが、複雑な構成になっており簡単な構造ではないため操作が難しい。
【0005】
特許文献2に記載のものは、哺乳ビン本体にバンドに設けられた授乳時刻表装置を取り付けているが、複雑な構成になっており簡単な構造ではないため操作が難しい。
【0006】
上記2点は素晴らしいが、難点は操作が難しいという点で、一日何回も授乳のために一定の時間を繰り返さなければならないため、操作が難しいものは皆やりたくない。
【0007】
また、哺乳ビンは、多種多様なものが販売されているが、哺乳ビンに前記授乳時刻表示シートを簡単に超強化両面テープで接着できるものは全く存在しない。
本発明は、以上のような欠点を無くすためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
哺乳ビン本体に接着する授乳時刻表示シートにおいて、プラスチック製の文字盤に1~12までの数字を記入し、1時間を6つに分け、10分間隔を基本とし、文字盤中央にある時計の針を指で回転させ、授乳時の時間を指し示す。10分間隔まではっきり分かり、一本の時計の針で詳しい時間を明らかにするシートであり、この前記授乳時刻表示シートは幼児用であるため、文字盤には、赤ちゃんが好む可愛い動物やお花、マンガの絵、色とりどりの色彩等を付けることも可能にした授乳時刻表示シート。
【0009】
授乳時刻表示装置を構成している支柱、時計の針、文字盤、支柱の台座の4つは、プラスチックで出来ていることを特徴とする授乳時刻表示シート。
【0010】
前記授乳時刻表示シートをはりつけた哺乳ビン。
【発明の効果】
【0011】
本発明は、以上の構成からなる哺乳ビン用の授乳時刻表示シートである。
本発明により、哺乳ビン本体の下部に数字が入った時計が印刷され、時計の中央にある時計の針を指で回転させ、現在の授乳時間をセットすれば次の授乳時間がいつか、今までの暗記メモといった煩わしさが解消し、乳児はもちろんのこと特に授乳者が安心して授乳時間をいちいち考えなくてすむ。さらに時刻をセットするのは簡単にでき便利である。誰もが簡単に使える、新しいタイプの画期的な哺乳ビン用シートであり、現在使用中の哺乳ビン又は、新規に購入した哺乳ビンに対して、哺乳ビン本体の下部に時計の針が付いた授乳時刻表示シートを超強化両面テープで接着すれば、乳児に授乳する時、哺乳ビンの下部にはりつけるため、全く邪魔にならない。幼児が哺乳ビンをいくら乱暴に触っても超強化両面テープで各部位を接着しているため安全であり、また超強化両面テープは防水、耐熱を使い、哺乳ビンは常に幼児に授乳後、熱湯で洗い殺菌しており、テープは接着が強く取れないシートであり、無駄がない授乳時刻表示シートが出来る。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。
【0013】
哺乳ビンの本体の下部に、今まで暗記やメモを取るといった煩わしさを解消するため、哺乳ビンの本体に接着させる目的で、文字盤に時計の針を付け、その針を指で回転すれば一目盛り10分の単位で時間が分かり、次の授乳時間が簡単に分かる。時計の針は、左右どちらにも回転でき、授乳時間が10分単位で測れる。1時間の間の感覚を6つに分けている為、10分単位の時間が正確に測れる。
【実施例0014】
図1は、本発明の授乳時刻表示シートの解体状態を示す参考斜視図で、以下添付図面に従って実施例を説明する。3は文字盤であり、文字盤の中で一番大事な2の時計の針が外れないようにするための、大事な1支柱であり、この支柱には上部に蓋があり、時計の針が外れない構造になっており、2の時計の針の中央に空いた穴に支柱を差し込み、3の文字盤の中央にある丸い穴に支柱を差し、支柱の底である4の支柱の台座に、超強力両面テープで貼り付け、そのテープの下に時計の針がスムーズに回転するために、支柱の底よりやや大きな円形をしたプラスチック5を置き1,2,3,5を強力に接着し、その後文字盤と同じ大きさの超強力両面テープで1,2,3,4,5をはりあわせ、最後に哺乳ビンの本体やや下部に接着すれば出来上がりである。なお、4,6に使用している超強力両面テープは防水、耐熱に優れているテープを使用する。これは、授乳の際、乳児が一人で哺乳瓶を手で持つ可能性があり、1,2が簡単に取れてしまえば大変なことになる。絶対外れない。これが一番大事である。また、哺乳ビンは、使用後水や熱湯で消毒するため、完全防水、および耐熱、清潔なテープでなければならない。また、哺乳ビンにミルクを入れた後、熱湯を哺乳ビンの中に入れるため、完全耐熱のテープでなければ、全く役にたたない。よって、防水、耐熱の絶対外れない超強力両面テープにする。授乳は、母親だけでなく家族の誰でも育児に参加できるように誰でもが乳児に授乳する際に、簡単に授乳時間を把握できるようにした。
【0015】
図2は、授乳時刻表示シートの解体を正面から見た図である。
【0016】
図3は、文字盤に1~12までの数字を入れ、中央に時計の針を付け、1時間の感覚の間を6つに分け、1時間を60分に分け、一コマ10分単位とし、その拡大をした時計を哺乳ビンに超強化両面テープで張り合わせた状態を示した図である。授乳時刻表示シートは、単品での製造販売が出来、また哺乳ビンに直接はりつけて授乳時刻が分かる哺乳ビンとして販売することができる図でもある。
【0017】
図4は、哺乳ビンの下部に授乳時刻表示シートを超強力両面テープで、はりあわせた状態を示した図である。
このような時刻表示が付いた授乳時刻表示シートは、今までになかったシートである。このシートは哺乳ビン本体下部に超強化両面テープで貼り付け、シートが付いた哺乳ビンとして販売することが出来る。また、シートのみ製造し各家庭において哺乳ビンに自分ではりつけて使用する2点の利用が出来る。シートには超強化両面テープを使用し、テープは防水、耐熱の効果によりシートが哺乳ビンから取れることはなく、時計の針も強固なプラスチックを使い針の厚みを付ければ取れることはない。