(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023107696
(43)【公開日】2023-08-03
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理プログラム、及び情報処理方法
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/12 20120101AFI20230727BHJP
G06Q 30/06 20230101ALI20230727BHJP
【FI】
G06Q50/12
G06Q30/06
【審査請求】有
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022009011
(22)【出願日】2022-01-24
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2022-08-15
(71)【出願人】
【識別番号】515223813
【氏名又は名称】株式会社イデア・レコード
(74)【代理人】
【識別番号】100167483
【弁理士】
【氏名又は名称】林 裕己
(72)【発明者】
【氏名】柏田 康雄
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049BB72
5L049CC23
5L049CC24
(57)【要約】
【課題】予約情報の活用効率を向上させて、予約から来店、配席、注文、決済までをシームレスに行うことを可能にする技術を提供する。
【解決手段】 情報処理装置は、入力操作に応じて、店舗を利用するための客の予約情報を識別する予約識別情報及び注文受付画面が設けられたWEBサイトの所在地を示す所在情報に基づいて生成された二次元コードと、客に対して配席された座席情報とを含む所定媒体の発行を制御する発行制御部と、所定媒体の二次元コードを読み取ったユーザ端末からの要求に応じて、予約識別情報が設定された注文受付画面をユーザ端末の表示部に表示させる表示制御部と、を備えることにより、上記課題を解決する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
入力操作に応じて、店舗を利用するための客の予約情報を識別する予約識別情報及び注文受付画面が設けられたWEBサイトの所在地を示す所在情報に基づいて生成された二次元コードと、前記客に対して配席された座席情報とを含む所定媒体の発行を制御する発行制御部と、
前記所定媒体の二次元コードを読み取ったユーザ端末からの要求に応じて、前記予約識別情報が設定された前記注文受付画面を前記ユーザ端末の表示部に表示させる表示制御部と、
を備えることを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記情報処理装置は、さらに、
前記ユーザ端末から前記注文受付画面に入力された注文情報を取得する取得部と、
を備えることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記取得部は、さらに、前記ユーザ端末から前記注文情報に関する精算要求を取得する
ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記発行制御部は、予め設定された情報に基づいて、前記二次元コードを、予約情報毎、テーブルかつコース毎、又はテーブル毎に発行する
ことを特徴とする請求項1~3のうちいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項5】
コンピュータに、
入力操作に応じて、店舗を利用するための客の予約情報を識別する予約識別情報及び注文受付画面が設けられたWEBサイトの所在地を示す所在情報に基づいて生成された二次元コードと、前記客に対して配席された座席情報とを含む所定媒体の発行を制御する発行制御処理と、
前記所定媒体の二次元コードを読み取ったユーザ端末からの要求に応じて、前記予約識別情報が設定された前記注文受付画面を前記ユーザ端末の表示部に表示させる表示制御処理と、
を実行させる情報処理プログラム。
【請求項6】
コンピュータが、
入力操作に応じて、店舗を利用するための客の予約情報を識別する予約識別情報及び注文受付画面が設けられたWEBサイトの所在地を示す所在情報に基づいて生成された二次元コードと、前記客に対して配席された座席情報とを含む所定媒体の発行を制御し、
前記所定媒体の二次元コードを読み取ったユーザ端末からの要求に応じて、前記予約識別情報が設定された前記注文受付画面を前記ユーザ端末の表示部に表示させる
ことを特徴とする情報処理方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理プログラム、及び情報処理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
通信技術の発展に伴い、インターネットに接続し、例えばWebサイトを介して店舗やイベント会場等の席の予約を行う予約システムが知られている。この場合、ユーザは、パーソナルコンピュータ(PC)、スマートフォン及びタブレット端末等のユーザ端末を用いてWebサイトを管理するWebサーバ装置にアクセスし、予約に必要な情報を入力することによって、店舗に対する予約を行うことができる。このようにインターネットを利用して店舗を管理する技術として、例えば、次の技術が挙げられる。
【0003】
第1の技術として、飲食店において顧客が所有する携帯通信端末により料理や飲み物などを簡単に注文することができ、注文情報の集計管理や飲食店の運営・店舗管理を容易にする飲食店の運営管理システムが開示されている(例えば、特許文献1参照。)当該飲食店の運営管理システムは、飲食店の管理・運営に関する情報を処理する情報処理サイトと、前記情報処理サイトに顧客が注文情報を入力して送信するための顧客注文サイトと、を有し、前記顧客注文サイトにアクセスするためのアクセス情報を記録した二次元コードを読み込んだ顧客の所有する顧客自身の携帯通信端末を用いて前記顧客注文サイトの操作が可能に構成されている。
【0004】
また、第2の技術として、施設のスタッフの負担を軽減することが可能な業務管理装置が開示されている(例えば、特許文献2参照。)。業務管理装置は、施設の予約内容を示す予約情報を管理する予約処理部と、前記予約情報に基づいて前記施設のスタッフの作業内容を当該作業内容に対応して予め設定された報知タイミングで前記スタッフに報知する報知処理部とを備える。
【0005】
また、第3の技術として、状況により変動するサービス希望者の待ち時間を一定のタイミングで再計算することにより、各サービス希望者が常に正確な待ち時間を知ることができる受付け待ち時間管理システムが開示されている(例えば、特許文献3参照。)。受付け待ち時間管理システムは、サービス希望者の受付情報を予約情報記憶部に記憶保存する手段と、サービス希望者が実際にサービスの提供を受けられる時間までの待ち時間を計算する待ち時間計算処理手段と、待ち時間計算処理手段によって計算された待ち時間をサービス希望者が受け取る受付カードに印刷する手段と、受付後も複数のタイミングによってサービス希望者毎の待ち時間を再計算する待ち時間再計算処理手段と、待ち時間再計算処理手段によって計算された最新のサービス希望者毎の待ち時間を予約情報記憶部に記憶保存する手段とを備えて、サービス希望者からの携帯電話などによる問い合わせに応じて、最新のサービス提供の開始予定時刻をサービス希望者に通知する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特許第6683797号
【特許文献2】特開2018-085029号公報
【特許文献3】特開2007-213432号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
従来、飲食店では、客より予約を受け付けた後に予約日時にその客が来店した場合、改めてその顧客に関する情報を手入力で情報システムに入力する場合があった。より具合的には、予約情報があるにも関わらず、店内での注文の情報のお支払いの際には、POSレジ上で改めて入力する等の二度打ちが求められるシステムが用いられる場合があった。すなわち、来店前の見込み顧客としての保有データと、来店後の獲得顧客の利用データとを紐付けるために人手による入力を媒介することにより、予約情報を十分に有効活用できていなかった。
【0008】
そこで、本発明は、予約情報の活用効率を向上させて、予約から来店、配席、注文、決済までをシームレスに行うことを可能にする技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一実施形態における情報処理装置は、入力操作に応じて、店舗を利用するための客の予約情報を識別する予約識別情報及び注文受付画面が設けられたWEBサイトの所在地を示す所在情報に基づいて生成された二次元コードと、前記客に対して配席された座席情報とを含む所定媒体の発行を制御する発行制御部と、前記所定媒体の二次元コードを読み取ったユーザ端末からの要求に応じて、前記予約識別情報が設定された前記注文受付画面を前記ユーザ端末の表示部に表示させる表示制御部と、を備えることを特徴とする。
【0010】
前記情報処理装置は、さらに、前記ユーザ端末から前記注文受付画面に入力された注文情報を取得する取得部と、を備えることを特徴とする。
【0011】
前記取得部は、さらに、前記ユーザ端末から前記注文情報に関する精算要求を取得することを特徴とする。
【0012】
前記発行制御部は、予め設定された情報に基づいて、前記二次元コードを、予約情報毎、テーブルかつコース毎、又はテーブル毎に発行することを特徴とする。
【0013】
本発明の一実施形態における情報処理プログラムは、コンピュータに、入力操作に応じて、店舗を利用するための客の予約情報を識別する予約識別情報及び注文受付画面が設けられたWEBサイトの所在地を示す所在情報に基づいて生成された二次元コードと、前記客に対して配席された座席情報とを含む所定媒体の発行を制御する発行制御処理と、前記所定媒体の二次元コードを読み取ったユーザ端末からの要求に応じて、前記予約識別情報が設定された前記注文受付画面を前記ユーザ端末の表示部に表示させる表示制御処理と、を実行させる。
【0014】
本発明の一実施形態における情報処理方法において、コンピュータが、入力操作に応じて、店舗を利用するための客の予約情報を識別する予約識別情報及び注文受付画面が設けられたWEBサイトの所在地を示す所在情報に基づいて生成された二次元コードと、前記客に対して配席された座席情報とを含む所定媒体の発行を制御し、前記所定媒体の二次元コードを読み取ったユーザ端末からの要求に応じて、前記予約識別情報が設定された前記注文受付画面を前記ユーザ端末の表示部に表示させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、予約情報の活用効率を向上させて、予約から来店、配席、注文、決済までをシームレスに行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図1】本発明の実施形態における情報処理装置の概要を説明する図である。
【
図2】本実施形態における飲食店管理システムの全体構成の一例を示す図である。
【
図3】本実施形態における飲食店管理サーバの機能ブロック図である。
【
図4】本実施形態における設定画面の一例を示す図である。
【
図5】本実施形態におけるテーブル状況一覧画面の一例を示す図である。
【
図6】本実施形態における二次元コード発行画面の一例を示す図である。
【
図7】本実施形態におけるテーブル案内票の一例を示す図である。
【
図8】本実施形態における注文受付画面の一例を示す図である。
【
図9】本実施形態におけるカート確認画面の一例を示す図である。
【
図10】本実施形態における注文履歴画面の一例を示す図である。
【
図11】本実施形態における予約時、来店時、注文時、及び精算時での各要素間のシーケンス図である。
【
図12】本実施形態における予約からテーブル案内票が印刷されるまでの飲食店管理サーバ13の処理の一例を示すフローチャートである。
【
図13】本実施形態における注文受付要求を受け取ってから精算処理がされるまでの飲食店管理サーバ13の処理の一例を示すフローチャートである。
【
図14】本実施形態におけるプログラムを実行するコンピュータのハードウェア環境の構成ブロック図の一例である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
図1は、本発明の実施形態における情報処理装置の概要を説明する図である。情報処理装置1は、発行制御部2、表示制御部3を含む。情報処理装置1の一例として、後述する飲食店管理サーバ13が挙げられる。
【0018】
発行制御部2は、入力操作に応じて、二次元コードと座席情報とを含む所定媒体(例えば、画面、印刷物等)の発行を制御する。二次元コードは、店舗を利用するための客の予約情報を識別する予約識別情報及び注文受付画面が設けられたWEBサイトの所在地を示す所在情報に基づいて生成される。座席情報は、客に対して配席された座席情報である。発行制御部2の一例として、後述する表示制御部33が挙げられる。所定媒体の一例として、後述する二次元コード発行画面71やテーブル案内票81が挙げられる。
【0019】
表示制御部3は、所定媒体の二次元コードを読み取ったユーザ端末(例えば、後述するユーザ端末19)からの要求に応じて、予約識別情報(例えば、後述する予約ID)が設定された注文受付画面(例えば、後述する注文受付画面91)をユーザ端末の表示部に表示させる。表示制御部3の一例として、後述する表示制御部33が挙げられる。
【0020】
このように構成することにより、予約情報の活用効率を向上させて、予約から来店、配席、注文、決済までをシームレスに行うことができる。すなわち、予約情報とは別に、来店情報として実績情報を登録し、それらを後で関係付ける等の人手による入力作業を経ることなく、予約情報を有効活用して、注文することができる。
【0021】
情報処理装置1は、さらに、取得部4を含む。取得部4は、ユーザ端末から注文受付画面に入力された注文情報を取得する。取得部4の一例として、後述する取得部32が挙げられる。
【0022】
このように構成することにより、予約情報を有効活用して、客自身で予約から注文までを容易にすることができる。
【0023】
取得部4は、さらに、ユーザ端末から注文情報に関する精算要求を取得してもよい。
【0024】
このように構成することにより、予約情報を有効活用して、客自身で予約から決済までを容易にすることができる。
【0025】
発行制御部2は、予め設定された情報に基づいて、二次元コードを、予約情報毎、テーブルかつコース毎、又はテーブル毎に発行してもよい。
【0026】
このように構成することにより、二次元コードを、予約情報毎、テーブルかつコース毎、又はテーブル毎に発行することができるので、客のニーズに応じて、注文単位、精算単位を調整することができる。
【0027】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
【0028】
図2は、本実施形態における飲食店管理システムの全体構成の一例を示す図である。飲食店管理システム11は、Webサーバ12、飲食店管理サーバ13、注文管理端末15、受付端末16、プリンタ17、POS(Points of Sales)レジ18、ユーザ端末19、通信ネットワーク20を含む。Webサーバ12、飲食店管理サーバ13、注文管理端末15、受付端末16、プリンタ17、POSレジ18、ユーザ端末19は、無線または有線により通信ネットワーク20に接続されている。注文管理端末15、受付端末16、プリンタ17、POSレジ18は、店舗14に配置されており、LAN(Local Area Network)を介して、通信ネットワーク20に接続されている。
【0029】
Webサーバ12は、例えば、予約サービスを提供する各企業によって管理されている1以上の情報処理装置である。Webサーバ12は、店舗14への予約を受けつけるためのWebサイトを管理し、当該Webサイトを介して各種店舗への予約を受け付けるサービス(以下、Web予約サービスと表記)をユーザに提供する。
【0030】
飲食店管理サーバ13は、予約管理システム、注文管理システム、テイクアウト管理システム、フードデリバリー管理システム、POSシステム等を含む、またはそれらのシステムにアクセス可能なサーバ装置である。予約管理システムは、複数のWebサイトのそれぞれを介して行われる、例えば飲食店等の店舗への予約の一括管理(Web予約管理)を実現するために用いられるサーバ装置である。予約管理システムは、通信ネットワーク20を介して複数のWebサーバ12の予約サイトそれぞれで入力された予約を受け付ける。注文管理システムは、店舗における注文を管理するサーバ装置である。テイクアウト管理システムは、持ち帰り商品の注文を管理するサーバ装置である。フードデリバリー管理システムは、配達用商品の注文を管理するサーバ装置である。POSシステムは、商品の販売や精算等の精算情報や売上等を管理するサーバ装置である。
【0031】
なお、飲食店管理サーバ13はそれぞれ、1台以上の物理的な情報処理装置により構成されるサーバシステムであってもよいし、1台以上の仮想サーバ装置により構成される仮想サーバシステムであってもよい。
【0032】
注文管理端末15は、飲食店管理サーバ13に対する店舗側のクライアント端末であり、飲食店管理サーバ13に対して情報を入力したり、飲食店管理サーバ13で管理されている情報を店舗14の従業員等が確認するための画面を表示するための端末である。本実施形態では、注文管理端末15は、客より受け付けた注文情報を確認、管理するために用いられる。注文管理端末15は、例えばパーソナルコンピュータ(PC)、スマートフォン及びタブレット端末等であってもよい。
【0033】
受付端末16は、飲食店管理サーバ13に対する店舗側のクライアント端末であり、飲食店管理サーバ13に対して情報を入力したり、飲食店管理サーバ13で管理されている情報を店舗14の従業員等が確認するための画面を表示するための端末である。本実施形態では、受付端末16は、来店した客に対して、予約情報に基づいて生成された一意の二次元コートと座席情報とが印字されたテーブル案内票を発行する。受付端末16は、例えばパーソナルコンピュータ(PC)、スマートフォン及びタブレット端末等であってもよい。
【0034】
プリンタ17は、例えば、キッチンプリンタまたはレシートプリンタ等のロール紙に印刷する小型のプリンタであり、受付端末16からの指示に基づいて印刷処理がなされた場合、テーブル案内票を印刷する。POSレジ18は、店舗14において精算処理を行うPOSレジスタ端末である。
【0035】
ユーザ端末19は、例えば、店舗14を利用するユーザが所有または占有等する通信機能を有する情報通信端末であり、例えばパーソナルコンピュータ(PC)、スマートフォン及びタブレットコンピュータ等を含む。ユーザ端末19には、オペレーティングシステム(OS)及びインターネット上の情報を閲覧するためのWebブラウザがインストールされている。Webブラウザは、Webサーバに接続するためのソフトウェアであり、ウェブページを表示したり、ハイパーリンクをたどったりするなどの機能がある。ユーザ端末19は、Webブラウザを介して、Webサーバ12や飲食店管理サーバ13から提供されるサービスを享受することができる。また、ユーザ端末19は、二次元コードの読み込みが可能なカメラが搭載され、読み込んだ二次元コードを解析してその二次元コードを文字列化できるプログラムがインストールされている。本実施形態では、ユーザ端末19の一例として、カメラ搭載及びタッチパネル搭載のスマートフォンを用いることとする。
【0036】
図3は、本実施形態における飲食店管理サーバの機能ブロック図である。飲食店管理サーバ13は、制御部31、記憶部41を含む。制御部31は、本実施形態におけるプログラムを読み出して実行することにより、取得部32、表示制御部33、配席処理部34、注文処理部35、精算処理部36として機能する。
【0037】
取得部32は、例えば、注文管理端末15、受付端末16、またはユーザ端末19からの要求(例えば、表示要求、予約要求、注文要求、精算要求、テーブル案内票発行要求等)を取得する。
【0038】
表示制御部33は、注文管理端末15、受付端末16、またはユーザ端末19からの表示要求に基づいて、注文管理端末15、受付端末16、またはユーザ端末19に画面を表示させたり、入力内容を表示させる。
【0039】
配席処理部34は、予約日時の所定時間前(例えば、15分前、30分前、45分前、60分前、2時間前等)が到来すると、その予約客をどのテーブル席またはカウンタ席等に配席するか配席処理を行う。
【0040】
注文処理部35は、ユーザ端末19から受け付けた注文要求に対して、注文を受け付けて注文管理端末15に注文指示を表示させる注文処理を行う。
【0041】
精算処理部36は、ユーザ端末19から受け付けた精算要求に対して、POSレジ18に精算対象情報を送信し、POSレジ18において決済が完了した精算対象情報(決済情報)を受け付けるという処理を行う。
【0042】
記憶部41は、ユーザ管理DB42、予約管理DB43、座席管理DB44、注文管理DB45、決済管理DB46を格納する。なお、DBは、データベース(DataBase)の略称を示す。以下に表記するIDは、識別情報を示すidentificationの略称を示す。
【0043】
ユーザ管理DB42は、各種媒体を通じて店舗14へアプローチした顧客に関する情報(ユーザ情報)を管理するデータベースである。ユーザ管理DB42は、店舗を識別する情報(店舗ID)、ユーザを識別する情報(ユーザID)、連絡先(電話番号、電子メールアドレス、チャットツール上で相手ユーザを特定する情報等)等のデータ項目を含む。
【0044】
予約管理DB43は、Webサーバ12を介して、または電話により行われた予約に関する情報(予約情報)を管理するデータベースである。予約管理DB43は、店舗ID、予約ID、ユーザID、予約日時等のデータ項目を含む。
【0045】
座席管理DB44は、予約情報に基づいてその予約客をどの席に配席するか、及び予約なしで来店した客をどの席に配席するかを管理するデータベースである。座席管理DB44は、店舗ID、予約ID(予約なしで来店した客に対しては受付ID)、テーブル席またはカウンター席を識別する座席情報(例えば、テーブルNo.カウンターNo.)等のデータ項目を含む。
【0046】
注文管理DB45は、店舗14においてなされた注文に関する情報(注文情報)を管理するデータベースである。注文管理DB45は、店舗ID、予約ID(または受付ID)、注文日時、商品名等のデータ項目を含む。
【0047】
決済管理DB46は、店舗14にて行われた決済に関する情報(決済情報)を管理するデータベースである。決済管理DB46は、店舗ID、予約ID(または受付ID)、決済日時等のデータ項目を含む。
【0048】
図4は、本実施形態における設定画面の一例を示す図である。
図4は、店舗担当者が、例えば、注文管理端末15を用いて飲食店管理サーバ13へアクセスして、予め必要な設定を行うための画面である。
【0049】
設定画面51は、店舗名入力欄52、営業時間入力欄53、二次元コード発行方法選択欄54、登録ボタン55を含む。店舗名入力欄52には、店舗14の名称が入力される。営業時間入力欄53には、店舗14の営業時間(開店時刻~閉店時刻)が入力される。
【0050】
二次元コード発行方法選択欄54では、「予約毎」、「卓・コース毎」、「卓毎」からいずれか1つを選択することができる。「予約毎」が選択されると、二次元コードが予約毎に発行可能になる。「卓・コース毎」が選択されると、二次元コードが卓(テーブルまたはカウンター)かつコース毎に発行可能になる。「卓毎」が選択されると、二次元コードが卓(テーブルまたはカウンター)毎に発行可能になる。
【0051】
登録ボタン55が押下されると、設定画面51で入力した内容が飲食店管理サーバ13の所定のDBに登録される。なお、以下では、テーブル席及びカウンター席を、総称して、テーブル席という。
【0052】
図5は、本実施形態におけるテーブル状況一覧画面の一例を示す図である。テーブル状況一覧画面61は、テーブル状況情報62を含む。テーブル状況情報62は、各テーブルを管理する情報(テーブル席またはカウンター席を識別するテーブルNo.、そのテーブル席またはカウンター席の座席数、テーブル席またはカウンター席であることを示す種別)、店舗14で管理しているテーブル席の空席状況や予約客に対して配席された配席情報63を含む。配席情報63は、そのテーブル席に配席された予約客に関する情報である。配席情報63が表示されたテーブル状況情報62を押下すると、
図6の画面が表示される。
【0053】
図6は、本実施形態における二次元コード発行画面の一例を示す図である。
図6は、店舗担当者が、受付端末16を用いて飲食店管理サーバ13へアクセスした場合に表示される二次元コード発行画面71の一例である。
【0054】
二次元コード発行画面71は、テーブルNo.表示欄72、予約名表示欄73、予約ID表示欄74、二次元コード表示欄75、印刷ボタン76を含む。テーブルNo.表示欄72には、テーブル状況一覧画面61で押下したテーブル状況情報62に対応するテーブル席を識別する情報(テーブルNo.)が表示される。予約名表示欄73には、そのテーブル席に配席された予約客名が表示される。予約ID表示欄74には、その予約客の予約を識別する予約IDが表示される。
【0055】
二次元コード表示欄75には、予約IDに基づいて生成された二次元コードが表示される。二次元コードは、注文受付画面(WEBサイト)のURL(Uniform Resource Locator)情報と、予約IDを含んでいる。印刷ボタン76を押下すると、プリンタ17により
図7のテーブル案内票が印刷される。
【0056】
図7は、本実施形態におけるテーブル案内票の一例を示す図である。テーブル案内票81は、店舗名印字欄82、日時印字欄83、場所印字欄84、二次元コード印刷欄85を含む。店舗名印字欄82には、店舗14の名称が印刷される。日時印字欄83には、当該テーブル案内票81が印刷された日時が印刷される。場所印字欄84には、二次元コード発行画面71のテーブルNoに対応するテーブル名が印刷される。二次元コード印刷欄85には、二次元コード発行画面71の二次元コード表示欄75に表示された二次元コードが印刷される。
【0057】
図8は、本実施形態における注文受付画面の一例を示す図である。予約客(ユーザ)は、テーブル案内票81に印刷されている二次元コードをユーザ端末19に設けられているカメラで読み込むと、ユーザ端末19の画面に注文受付画面91が表示される。
【0058】
注文受付画面91は、店舗名表示欄92、予約ID表示欄93、カテゴリー選択ボタン94、商品画像表示欄95(95a,95b,・・・)、商品追加ボタン96(96a,96b,・・・)、商品削除ボタン97(97a,97b,・・・)、合計金額表示欄98、「カートの確認」ボタン99を含む。
【0059】
店舗名表示欄92は、店舗14の店舗名が表示される。予約ID表示欄93には、ユーザ端末19から送信された予約IDが表示される。カテゴリー選択ボタン94を選択(押下)すると、その押下したカテゴリーに対応する1以上の商品の画像が商品画像表示欄95(95a,95b,・・・)に表示される。
【0060】
商品画像表示欄95(95a,95b,・・・)には、カテゴリー選択ボタン94により選択されたカテゴリーに属する商品の画像が表示される。商品追加ボタン96(96a,96b,・・・)を押下すると、商品画像表示欄95(95a,95b,・・・)に表示された商品をカートに追加することができる。ここで、カートとは、ユーザが購入するために商品追加ボタン96(96a,96b,・・・)で追加した商品を決済完了まで一時保管する電子的空間を表す。商品削除ボタン97(97a,97b,・・・)をタップすると、商品画像表示欄95(95a,95b,・・・)に表示された商品であって、カートに追加されたものを削除することができる。
【0061】
合計金額表示欄98には、カートに追加された商品の合計金額が表示される。「カートの確認」ボタン99をタップすると、
図9の画面に遷移し、カート内に追加された商品を確認することができる。
【0062】
図9は、本実施形態におけるカート確認画面の一例を示す図である。カート確認画面101は、店舗名表示欄102、予約ID表示欄103、カート内商品一覧104、「戻る」ボタン105、「注文」ボタン106を含む。
【0063】
店舗名表示欄102は、店舗14の店舗名が表示される。予約ID表示欄103には、ユーザ端末19から送信された予約IDが表示される。カート内商品一覧104には、カートに追加された商品の明細と、その小計、消費税、合計金額が表示される。「戻る」ボタン105を押下すると、注文受付画面91(
図8)に戻る。「注文」ボタン106を押下すると、注文が確定し、注文情報が飲食店管理サーバ13に送信される。
【0064】
図10は、本実施形態における注文履歴画面の一例を示す図である。予約客(ユーザ)は、ユーザ端末19を操作して、注文受付画面91から注文履歴画面111に遷移させることができる。
【0065】
注文履歴画面111は、店舗名表示欄112、予約ID表示欄113、注文済商品一覧114、「戻る」ボタン115、「精算」ボタン116を含む。
【0066】
店舗名表示欄112は、店舗14の店舗名が表示される。予約ID表示欄113には、ユーザ端末19から送信された予約IDが表示される。注文済商品一覧114には、注文済み商品の明細と、その小計、消費税、合計金額が表示される。「戻る」ボタン115を押下すると、注文受付画面91(
図8)に戻る。「精算」ボタン116を押下すると、注文履歴情報が飲食店管理サーバ13に送信され、飲食店管理サーバ13はその注文履歴情報を精算対象情報としてPOSレジ18に送信する。
【0067】
図11は、本実施形態における予約時、来店時、注文時、及び精算時での各要素間のシーケンス図である。店舗担当者は、注文管理端末15を操作して、予め設定画面51において、店舗名、営業時間、二次元コード発行方法等の必要な項目の設定を完了させているものとする。
【0068】
まず、予約時について説明する。予約時では、ユーザは、ユーザ端末19を操作してWebサーバ12で管理する予約サイトにアクセスし、予約画面をユーザ端末19に表示させる。
【0069】
ユーザは、ユーザ端末19を操作して予約画面に店舗を利用する予約者名、予約日時、利用人数、連絡先(電子メールアドレス、電話番号等)等の予約情報を入力する(S1)。ユーザ端末19は、入力された予約情報を飲食店管理サーバ13に送信する(S2)。
【0070】
飲食店管理サーバ13は、ユーザ端末19からその予約情報を取得すると、その予約情報にその予約情報を識別する予約IDを付与して、予約管理DB43に登録する(S3)。飲食店管理サーバ13は、予約処理が完了した旨をWeb12を介してユーザ端末19に送信する(S4、S5)。すると、ユーザ端末19は、予約画面において予約が受け付けられた旨を表示する(S6)。
【0071】
次に、来店時について説明する。予約した客が来店すると、店舗担当者は、店舗14の受付に設けられた受付端末16を操作して、受付操作を行う(S11)。すなわち、飲食店管理サーバ13にアクセスし、テーブル状況一覧画面61を受付端末16に表示させる。店舗担当者は、来店客に予約名を聞くと、受付端末16を操作して、その予約名が配席されたテーブル状況情報62を押下する。すると、飲食店管理サーバ13は、受付端末16に二次元コード発行画面71を表示させる(S12)。
【0072】
店舗担当者は、二次元コード発行画面71の印刷ボタン76を押下して、印刷操作を行う。すると、プリンタ17は、テーブル案内票81を出力する。店舗担当者は、その客にテーブル案内票81を渡す(S13)。その客は、そのテーブル案内票81に印字されたテーブルNo.の席に行き、着席する。
【0073】
次に注文時について説明する。客は、テーブル案内票81に印字されたテーブルNo.のテーブルに着席する。客は、テーブル案内票81に印刷されている二次元コードをユーザ端末19のカメラで読み込む。ユーザ端末19はこの二次元コードを解析してURLと予約IDを取得し、そのURLにアクセスして、注文受付画面表示要求(予約IDを含む。)を行う。
【0074】
飲食店管理サーバ13は、ユーザ端末19からの注文受付画面表示要求を受け付ける。表示制御部43は、その注文受付画面表示要求に基づいて、予約IDを特定し、その予約IDが設定された注文受付画面91をユーザ端末19の表示部に表示させる。
【0075】
客は、ユーザ端末19に表示された注文受付画面91で注文操作を行う(S21)。すると、ユーザ端末19は、注文受付画面91に入力された注文情報(店舗ID、予約ID、注文内容を含む。)を飲食店管理サーバ13に送信する(S22)。
【0076】
飲食店管理サーバ13は、その注文情報を受け付けると、注文管理端末15に注文情報を表示させる(S23)。注文管理者は、注文管理端末15を操作して受注完了操作を行うと、飲食店管理サーバ13を介して注文を受け付けた旨をユーザ端末19に表示させる(S24、S25、S26)。
【0077】
次に精算時について説明する。客は、ユーザ端末19を操作して、注文履歴画面111を表示させ、精算ボタン116を押下する(S31)。ユーザ端末19は、精算要求(予約IDを含む。)を飲食店管理サーバ13に送信する(S32)。飲食店管理サーバ13は、精算対象情報(予約ID、商品、金額等)をPOSレジ18に送信する(S33)。
【0078】
POSレジ18は、精算対象情報を受け付けると、精算待機状態となり、その精算待機状態である旨を飲食店管理サーバ13を介して、ユーザ端末19に通知する(S34、S35)。ユーザ端末19は、「お支払いのためにPOSレジまでお越しください」旨の表示を行う(S36)。ユーザは、POSレジ18へ行き、支払いを済ませて、退店する(S37)。POSレジ18は、決済処理が完了すると、決済処理が完了した旨を飲食店管理サーバ13へ通知する(S38)。
【0079】
図12は、本実施形態における予約からテーブル案内票が印刷されるまでの飲食店管理サーバ13の処理の一例を示すフローチャートである。飲食店管理サーバ13の制御部31は、本実施形態におけるプログラムを読み出して実行することにより、取得部32、表示制御部33、配席処理部34として機能する。
【0080】
まず、取得部32は、Webサーバ12を介して、予約客からの予約情報を受け付ける(S41)。取得部32は、その受け付けた予約情報に一意の予約IDを付与して、予約管理DB43に登録する(S42)。また、取得部32は、予約情報に含まれる予約者名、連絡先等の情報をユーザ管理DB42に登録する。
【0081】
配席処理部34は、予約管理DB43を参照して、予約日時の所定時間前になった予約情報があるか否かを判定する(S43)。予約日時の所定時間前とは、例えば、予約日時の15分前、30分前、45分前、1時間前等であり、予め設定されている。予約日時の所定時間前になった予約情報が存在しない場合(S43でNO)、配席処理部34は、待ち状態となる。予約日時の所定時間前になった予約情報が存在する場合(S43でYES)、配席処理部34は、座席管理DB44を用いて配席可能でかつ予約内容に合致するテーブル席を検索し、条件に合致するテーブル席に、その予約情報を配席する(S44)。このとき、配席処理部34は、予約IDとテーブルNo.とを関係づけて、座席管理DB44に登録する(S45)。
【0082】
表示制御部33は、受付端末16からテーブル状況一覧画面の表示要求があった場合、座席管理DB44を参照して、受付端末16にテーブル状況一覧画面61を表示させる。このとき、表示制御部33は、配席情報を有するテーブル状況情報62がある場合には、該当するテーブル状況情報62に配席情報を設定して表示させる(S46)。
【0083】
表示制御部33は、配席情報が設定されたテーブル状況情報62が押下されたか否かを判定する(S47)。配席情報が設定されたテーブル状況情報62が押下されるまで、表示制御部33は待機状態となる(S47でNO)。配席情報が設定されたテーブル状況情報62が押下された場合(S47でYES)、表示制御部33は、二次元コードとテーブルNo.が設定された二次元コード発行画面71を表示する(S48)。このとき、二次元コードは、予約IDと、注文受付画面91を表示させるためのURL情報とを含んでいる。
【0084】
店舗担当者は、二次元コード発行画面71の印刷ボタン76を押下して、印刷操作を行う。すると、プリンタ17は、テーブル案内票81を出力する。このとき、表示制御部33は、プリンタ17を制御してテーブル案内票81を印刷させてもよい。店舗担当者は、その客にテーブル案内票81を渡す。
【0085】
なお、予約していない客が来店した場合には、店舗担当者は、テーブル状況一覧画面61において、空席(例えば、テーブルNo.1)のテーブル状況情報62を押下すると、来店客を識別する来店IDが新たに付与され、二次元コードとテーブルNo.が設定された二次元コード発行画面71を表示するようにしてもよい。このとき、二次元コードは、来店IDと、注文受付画面91を表示させるためのURL情報とを含んでいる。
【0086】
図13は、本実施形態における注文受付要求を受け取ってから決済処理がされるまでの飲食店管理サーバ13の処理の一例を示すフローチャートである。飲食店管理サーバ13の制御部31は、本実施形態におけるプログラムを読み出して実行することにより、取得部32、表示制御部33、注文処理部35、精算処理部36として機能する。
【0087】
ユーザ端末19は、テーブル案内票81に印刷されている二次元コードをカメラで読み込むと、この二次元コードを解析してURLと予約IDを取得し、そのURLにアクセスして、注文受付画面表示要求(予約IDを含む。)を行う。すると、飲食店管理サーバ13は、
図13の処理を実行する。
【0088】
取得部32は、ユーザ端末19から注文受付画面表示要求(URL情報と予約IDを含む。)を受け付ける(S51)。表示制御部33は、その予約IDが設定された注文受付画面91をユーザ端末19の表示部に表示させる(S52)。
【0089】
取得部32はユーザ端末19から要求を受け付けるまで待機状態となる(S53でNO)。ユーザ端末19から要求を受け付けた場合(S53でYES)、取得部32はその要求が注文要求か否かを判定する(S54)。その要求が注文要求である場合(S54でYES)、注文処理部35は注文処理を行う(S55)。S55では、注文処理部35は注文要求に基づいて注文管理DB45を更新し、注文管理端末15に注文情報を表示させる。その後、ユーザ端末19から要求を取得するまで、取得部32は待機状態となる。
【0090】
その要求が精算要求である場合(S54でNO,S56でYES)、精算処理部36はその予約IDについて精算処理を行う(S57)。S57では、精算処理部36は、精算対象情報(予約ID、商品、金額等)をPOSレジ18に送信する。POSレジ18は、精算対象情報を受け付けると、精算待機状態となり、その精算待機状態である旨を飲食店管理サーバ13を介して、ユーザ端末19に通知する。ユーザ端末19は、「お支払いのためにPOSレジまでお越しください」旨の表示を行う。ユーザは、POSレジ18へ行き、決済を済ませて、退店する。POSレジ18は、精算処理が完了すると、精算処理が完了した旨を飲食店管理サーバ13へ通知する。精算処理部36は、その通知を受け付けると、決済管理DB46を更新する。
【0091】
その要求が注文要求でも精算要求でもない場合(S56でNO)、取得部32は待機状態となる。
【0092】
図14は、本実施形態におけるプログラムを実行するコンピュータのハードウェア環境の構成ブロック図の一例である。コンピュータ121は、飲食店管理サーバ13であってもよいし、Webサーバ12であってもよいし、注文管理端末15や受付端末16、飲食店管理サーバ13,またはユーザ端末19であってもよいし、その他の端末であってもよい。コンピュータ121は、CPU122、ROM123、RAM124、記憶装置125、入力I/F126、出力I/F127、通信I/F128、読取装置129、バス130によって構成されている。
【0093】
ここで、CPUは、中央演算装置を示す。ROMは、リードオンリメモリを示す。RAMは、ランダムアクセスメモリを示す。I/Fは、インターフェースを示す。バス140には、CPU122、ROM123、RAM124、記憶装置125、入力I/F126、出力I/F127、通信I/F128、及び必要に応じて読取装置129が接続されていてもよい。
【0094】
CPU122は、記憶装置125から本実施形態に係るプログラムを読み出し、例えば飲食店管理サーバ13として機能する場合には、取得部32、表示制御部33、配席処理部34、注文処理部35、精算処理部36として当該プログラムを実行する。ROM123は、読み出し専用のメモリを示す。RAM124は、一時的に記憶するメモリである。
【0095】
記憶装置125は、大容量の情報を記憶する装置である。記憶装置125としては、ハードディスク、ソリッドステートドライブ(SSD)、フラッシュメモリカードなど様々な形式の記憶装置を使用することができる。例えば飲食店管理サーバ13の記憶部41として機能する場合には、記憶装置125には、本発明の実施形態に係るプログラムや、記憶部41に格納されている各種データが記憶されている。
【0096】
入力I/F126は、キーボード、マウス、電子カメラ、ウェブカメラ、マイク、スキャナ、センサ、タブレット、タッチパネル、情報読取装置等の入力装置と接続することが可能である。また、出力I/F127は、ディスプレイ、タッチパネル、プロジェクタ、プリンタ、スピーカ等の出力装置と接続することが可能である。
【0097】
通信I/F128は、通信ネットワークと接続して他の装置と通信するためのポート等のインターフェースである。通信ネットワークは、インターネット、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、専用線、有線、無線等の通信網であってよい。読取装置129は、可搬型記録媒体を読み出す装置である。
【0098】
上記実施形態で説明した処理を実現するプログラムは、プログラム提供者側から通信ネットワークおよび通信I/F128を介して、例えば記憶装置125に格納されてもよい。また、上記実施形態で説明した処理を実現するプログラムは、市販され、流通している可搬型記憶媒体に格納されていてもよい。この場合、この可搬型記憶媒体は読取装置129にセットされて、CPU122によってそのプログラムが読み出されて、実行されてもよい。可搬型記憶媒体としてはCD-ROM、フレキシブルディスク、光ディスク、光磁気ディスク、ICカード、USBメモリ装置、半導体メモリカードなど様々な形式の記憶媒体を使用することができる。このような記憶媒体に格納されたプログラムが読取装置129によって読み取られる。
【0099】
また、当該プログラムは、スタンドアローン型のコンピュータにインストールされてもよいし、クラウドコンピュータによりインストールされて機能のみをユーザに提供してもよい。
【0100】
本実施形態によれば、予約情報の活用効率を向上させて、予約から来店、配席、注文、決済までをシームレスに行うことができる。すなわち、これまでのように予約データがあるにもかかわらず、実績データを手入力で入力するなど、二度打ちをする必要がないので、入力ミス等のヒューマンエラーを防止することができる。また、予約管理システム、注文管理システム、テイクアウト管理システム、フードデリバリー管理システム、POSシステム等で管理されている情報を、二次元コードで一元的に管理することができる。また、予約情報や注文情報等の入力情報の入力はすべて客が行うので、店舗側の入力負担の軽減を図ることができる。
【0101】
以上、実施形態、変形例に基づき本態様について説明してきたが、上記した態様の実施の形態は、本態様の理解を容易にするためのものであり、本態様を限定するものではない。本態様は、その趣旨並びに特許請求の範囲を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本態様にはその等価物が含まれる。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することができる。
【符号の説明】
【0102】
1 情報処理装置
2 記憶部
3 抽出部
4 通知部
11 飲食店管理システム
12 Webサーバ
13 飲食店管理サーバ
14 店舗
15 注文管理端末
16 受付端末
17 プリンタ
18 POSレジ
19 ユーザ端末
20 通信ネットワーク
31 制御部
32 取得部
33 表示制御部
34 配席処理部
35 注文処理部
36 精算処理部
41 記憶部
42 ユーザ管理DB
43 予約管理DB
44 座席管理DB
45 注文管理DB
46 決済管理DB
【手続補正書】
【提出日】2022-04-28
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
店舗を利用するための客の予約情報を取得し、前記予約情報を識別する予約識別情報を付与して、所定の記憶部に登録する登録部と、
入力操作に応じて、登録された前記予約識別情報及び注文受付画面が設けられたWEBサイトの所在地を示す所在情報に基づいて生成された二次元コードと、前記客に対して配席された座席情報とを含む所定媒体の発行を制御する発行制御部と、
前記所定媒体の二次元コードを読み取ったユーザ端末からの要求に応じて、前記予約識別情報が設定された前記注文受付画面を前記ユーザ端末の表示部に表示させる表示制御部と、
を備えることを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記情報処理装置は、さらに、
前記ユーザ端末から前記注文受付画面に入力された注文情報を取得する取得部と、
を備えることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記取得部は、さらに、前記ユーザ端末から前記注文情報に関する精算要求を取得する
ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記発行制御部は、予め設定された情報に基づいて、前記二次元コードを、予約情報毎、テーブルかつコース毎、又はテーブル毎に発行する
ことを特徴とする請求項1~3のうちいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項5】
コンピュータに、
店舗を利用するための客の予約情報を取得し、前記予約情報を識別する予約識別情報を付与して、所定の記憶部に登録する登録処理と、
入力操作に応じて、登録された前記予約識別情報及び注文受付画面が設けられたWEBサイトの所在地を示す所在情報に基づいて生成された二次元コードと、前記客に対して配席された座席情報とを含む所定媒体の発行を制御する発行制御処理と、
前記所定媒体の二次元コードを読み取ったユーザ端末からの要求に応じて、前記予約識別情報が設定された前記注文受付画面を前記ユーザ端末の表示部に表示させる表示制御処理と、
を実行させる情報処理プログラム。
【請求項6】
コンピュータが、
店舗を利用するための客の予約情報を取得し、前記予約情報を識別する予約識別情報を付与して、所定の記憶部に登録し、
入力操作に応じて、登録された前記予約識別情報及び注文受付画面が設けられたWEBサイトの所在地を示す所在情報に基づいて生成された二次元コードと、前記客に対して配席された座席情報とを含む所定媒体の発行を制御し、
前記所定媒体の二次元コードを読み取ったユーザ端末からの要求に応じて、前記予約識別情報が設定された前記注文受付画面を前記ユーザ端末の表示部に表示させる
ことを特徴とする情報処理方法。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0009】
本発明の一実施形態における情報処理装置は、店舗を利用するための客の予約情報を取得し、前記予約情報を識別する予約識別情報を付与して、所定の記憶部に登録する登録部と、入力操作に応じて、登録された前記予約識別情報及び注文受付画面が設けられたWEBサイトの所在地を示す所在情報に基づいて生成された二次元コードと、前記客に対して配席された座席情報とを含む所定媒体の発行を制御する発行制御部と、前記所定媒体の二次元コードを読み取ったユーザ端末からの要求に応じて、前記予約識別情報が設定された前記注文受付画面を前記ユーザ端末の表示部に表示させる表示制御部と、を備えることを特徴とする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0013】
本発明の一実施形態における情報処理プログラムは、コンピュータに、店舗を利用するための客の予約情報を取得し、前記予約情報を識別する予約識別情報を付与して、所定の記憶部に登録する登録処理と、入力操作に応じて、登録された前記予約識別情報及び注文受付画面が設けられたWEBサイトの所在地を示す所在情報に基づいて生成された二次元コードと、前記客に対して配席された座席情報とを含む所定媒体の発行を制御する発行制御処理と、前記所定媒体の二次元コードを読み取ったユーザ端末からの要求に応じて、前記予約識別情報が設定された前記注文受付画面を前記ユーザ端末の表示部に表示させる表示制御処理と、を実行させる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0014】
本発明の一実施形態における情報処理方法において、コンピュータが、店舗を利用するための客の予約情報を取得し、前記予約情報を識別する予約識別情報を付与して、所定の記憶部に登録し、入力操作に応じて、登録された前記予約識別情報及び注文受付画面が設けられたWEBサイトの所在地を示す所在情報に基づいて生成された二次元コードと、前記客に対して配席された座席情報とを含む所定媒体の発行を制御し、前記所定媒体の二次元コードを読み取ったユーザ端末からの要求に応じて、前記予約識別情報が設定された前記注文受付画面を前記ユーザ端末の表示部に表示させることを特徴とする。