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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023107935
(43)【公開日】2023-08-03
(54)【発明の名称】コインランドリー利用支援システム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20230727BHJP
【FI】
G06Q50/10
【審査請求】有
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023097696
(22)【出願日】2023-06-14
(62)【分割の表示】P 2018237701の分割
【原出願日】2018-12-19
(71)【出願人】
【識別番号】512128645
【氏名又は名称】青島海爾洗衣机有限公司
【氏名又は名称原語表記】QINGDAO HAIER WASHING MACHINE CO.,LTD.
(71)【出願人】
【識別番号】307036856
【氏名又は名称】アクア株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100137486
【弁理士】
【氏名又は名称】大西 雅直
(72)【発明者】
【氏名】衛 剛剛
(72)【発明者】
【氏名】結城 武成
(72)【発明者】
【氏名】大西 勝司
(72)【発明者】
【氏名】川島 曉
(57)【要約】
【課題】利用者がコインランドリーを十分に有効活用できるように支援することで、利用者の利便性を高める技術の提供。
【解決手段】コインランドリー利用支援システムSYは、複数のコインランドリー1および各コインランドリー1に設置されているランドリー機器11の情報を含むランドリー機器データベースDBを記憶した記憶部20と、利用者側の端末装置3において、洗濯物に関する情報である洗濯物情報Lを取得する洗濯物情報取得部301と、洗濯物情報Lに基づいて、ランドリー機器データベースDBから洗濯物の洗濯に適したランドリー機器11を抽出するランドリー機器抽出部201と、抽出されたランドリー機器11および該ランドリー機器が設置されているコインランドリー1を端末装置3に通知する、ランドリー機器情報通知部202と、を備える。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のコインランドリーおよび各コインランドリーに設置されているランドリー機器の情報を含むランドリー機器データベースを記憶した記憶部と、
利用者側の端末装置において、洗濯物に関する情報である洗濯物情報を取得する洗濯物情報取得部と、
前記洗濯物情報に基づいて、前記ランドリー機器データベースから前記洗濯物の洗濯に適したランドリー機器を抽出するランドリー機器抽出部と、
前記抽出されたランドリー機器および該ランドリー機器が設置されているコインランドリーを前記端末装置に通知する、ランドリー機器情報通知部と、
を備える、コインランドリー利用支援システム。
【請求項2】
請求項1に記載のコインランドリー利用支援システムであって、
前記洗濯物情報取得部が、
それぞれが重さの異なる洗濯物と対応する複数のイメージを、前記端末装置の表示部に表示させるとともに、前記利用者から前記複数のイメージのいずれかの選択を受け付け、選択されたイメージと対応する洗濯物の重さを、前記洗濯物情報として取得し、
前記ランドリー機器抽出部が、前記洗濯物の重さに応じた容量のランドリー機器を抽出する、コインランドリー利用支援システム。
【請求項3】
請求項1または2に記載のコインランドリー利用支援システムであって、
前記洗濯物情報に基づいて洗濯時間を予測する洗濯時間予測部、
を備え、
前記ランドリー機器情報通知部が、予測された前記洗濯時間を前記端末装置に通知する、コインランドリー利用支援システム。
【請求項4】
請求項1または2に記載のコインランドリー利用支援システムであって、
前記ランドリー機器データベースに、前記複数のコインランドリーの各々に設置されている各ランドリー機器の稼働スケジュールが含まれており、
前記ランドリー機器情報通知部が、前記抽出されたランドリー機器の稼働スケジュールを前記端末装置に通知する、
コインランドリー利用支援システム。
【請求項5】
請求項4に記載のコインランドリー利用支援システムであって、
前記端末装置において、前記抽出されたランドリー機器の予約を受け付ける予約受付部、
を備える、コインランドリー利用支援システム。
【請求項6】
請求項5に記載のコインランドリー利用支援システムであって、
前記ランドリー機器において、洗濯が開始されてから一部の工程までが完了した途中段階で、前記一部の工程の実際の所要時間に基づいて、残りの工程の所要時間を予測して、洗濯の終了予定時刻を予測する終了時刻予測部、
を備え、
前記終了予定時刻が、前記ランドリー機器データベースにおける前記ランドリー機器の稼働スケジュールに反映される、
コインランドリー利用支援システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コインランドリーの利用を支援するためのシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
周知の通り、コインランドリーは、衣類や布製品に対する洗濯を、料金の支払いに応じて実行するランドリー機器が、複数台設置された店舗である。利用者は、洗濯物を持ってコインランドリーに足を運び、空いているランドリー機器に硬貨を投入する等して料金を支払うとともに、該ランドリー機器に洗濯物を投入して、該ランドリー機器に洗濯等を実行させる。そして、洗濯等が終了する頃に再びコインランドリーに出向き、洗濯済みの洗濯物を回収する。
【0003】
なお、本明細書において、「コインランドリー」は、硬貨の投入によってランドリー機器を利用する方式(いわゆる、コイン方式)を採用している店舗に限られるものではなく、有価価値が記憶されたICカード等をカードリーダに読み取らせることによってランドリー機器を利用する方式(いわゆる、キャッシュレス方式)を採用しているコインランドリー等を含む。また、本明細書において、「洗濯」には、衣類や布製品に対して施す各種の処理、例えば、洗濯処理、乾燥処理、洗濯乾燥処理、除菌処理、等が含まれるものとする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2005-339046号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
近年のコインランドリーでは、多種多様のランドリー機器を設置することによって、多様な利用者のニーズに柔軟に応じて利用者の利便性を高めようとしている。例えば洗濯機ひとつをとってみても、容量が比較的小さな小型の洗濯機、容量が比較的大きな大型の洗濯機、スニーカーや布団などを洗うための特別機能を有する洗濯機、等が設置されており、利用者は、これらの洗濯機の中から、自分の洗濯物の量に応じた容量の洗濯機や、自分の目的に応じた特別機能を有する洗濯機を選択することで、洗濯時間や料金の無駄をなくしたり、自宅の洗濯機で洗えないものを洗うことができたりする。
【0006】
コインランドリーに設置された多種多様のランドリー機器は、利用者の側で適切な機器を選択することができてはじめて有効に活用されるものであるところ、現状では利用者が適切な機器を選択できていないケースも多く、このような場合は逆に利用者に不利益や混乱を招くこともある。例えば、利用者が、洗濯物の重さに対して大きすぎる容量の洗濯機を使用すると、洗濯時間や料金の無駄が発生する。逆に、洗濯物の重さに対して小さすぎる容量の洗濯機を使用すると、十分な洗浄が行われない虞がある。
【0007】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、利用者がコインランドリーを十分に有効活用できるように支援することで、利用者の利便性を高める技術の提供を目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、かかる目的を達成するために、次のような手段を講じたものである。
【0009】
すなわち、本発明のコインランドリー利用支援システムは、
複数のコインランドリーおよび各コインランドリーに設置されているランドリー機器の情報を含むランドリー機器データベースを記憶した記憶部と、
利用者側の端末装置において、洗濯物に関する情報である洗濯物情報を取得する洗濯物情報取得部と、
前記洗濯物情報に基づいて、前記ランドリー機器データベースから前記洗濯物の洗濯に適したランドリー機器を抽出するランドリー機器抽出部と、
前記抽出されたランドリー機器および該ランドリー機器が設置されているコインランドリーを前記端末装置に通知する、ランドリー機器情報通知部と、
を備える。
【0010】
本発明のコインランドリー利用支援システムにおいて、
前記洗濯物情報取得部が、
それぞれが重さの異なる洗濯物と対応する複数のイメージを、前記端末装置の表示部に表示させるとともに、前記利用者から前記複数のイメージのいずれかの選択を受け付け、選択されたイメージと対応する洗濯物の重さを、前記洗濯物情報として取得し、
前記ランドリー機器抽出部が、前記洗濯物の重さに応じた容量のランドリー機器を抽出することが好ましい。
【0011】
本発明のコインランドリー利用支援システムにおいて、
前記洗濯物情報に基づいて洗濯時間を予測する洗濯時間予測部、
を備え、
前記ランドリー機器情報通知部が、予測された前記洗濯時間を前記端末装置に通知することが好ましい。
【0012】
本発明のコインランドリー利用支援システムにおいて、
前記ランドリー機器データベースに、前記複数のコインランドリーの各々に設置されている各ランドリー機器の稼働スケジュールが含まれており、
前記ランドリー機器情報通知部が、前記抽出されたランドリー機器の稼働スケジュールを前記端末装置に通知することが好ましい。
【0013】
本発明のコインランドリー利用支援システムにおいて、
前記端末装置において、前記抽出されたランドリー機器の予約を受け付ける予約受付部、
を備えることが好ましい。
【0014】
本発明のコインランドリー利用支援システムにおいて、
前記ランドリー機器において、洗濯が開始されてから一部の工程までが完了した途中段階で、前記一部の工程の実際の所要時間に基づいて、残りの工程の所要時間を予測して、洗濯の終了予定時刻を予測する終了時刻予測部、
を備え、
前記終了予定時刻が、前記ランドリー機器データベースにおける前記ランドリー機器の稼働スケジュールに反映されることが好ましい。
【発明の効果】
【0015】
本発明によると、利用者が端末装置に自分の洗濯物に関する洗濯物情報を入力すると、洗濯に適したランドリー機器およびそのランドリー機器が設置されているコインランドリーが、該端末装置に通知されてくる。したがって、利用者は、複数のコインランドリーの各々に設置された多種多様のランドリー機器の中から、自分の洗濯物に適したランドリー機器を適切に選択することができる。これによって、利用者がコインランドリーを十分に有効活用することが可能となり、利用者の利便性が向上する。
【0016】
多くの利用者にとって、自分の洗濯物の重さを的確に把握することは容易ではなく、このために、自分の洗濯物の重さに対して不適切な容量のランドリー機器を使用してしまうことがある。しかしながら、本発明によると、利用者が、端末装置に表示された複数のイメージの中から自分の洗濯物に近いイメージを選択するだけで、その洗濯物の重さに応じた容量の適切なランドリー機器が通知されてくる。したがって、通知されたランドリー機器を使用することにより、洗濯時間や料金の無駄が発生したり、十分な洗浄が行われなかったりすることを回避できる。
【0017】
本発明によると、利用者が端末装置に自分の洗濯物に関する洗濯物情報を入力すると、該端末装置に洗濯時間が通知されてくる。コインランドリーに足を運ぶまでもなく洗濯時間を把握することができるので、利用者の利便性がさらに向上する。
【0018】
本発明によると、利用者が端末装置に自分の洗濯物に関する洗濯物情報を入力すると、該端末装置に、適切なランドリー機器に加えて、その稼働スケジュールが通知されてくる。稼働スケジュールを把握することができれば、利用者が洗濯物を持ってコインランドリーに足を運んだときに、目的のランドリー機器が使用中で待ち時間が発生する、といった事態が回避され、利用者の利便性がさらに向上する。
【0019】
本発明によると、利用者が端末装置に自分の洗濯物に関する洗濯物情報を入力すると、該端末装置に適切なランドリー機器が通知されてくるところ、利用者は、該端末装置から、通知されたランドリー機器の予約をすることができる。ランドリー機器を予約しておけば、利用者は自分が予約した時間に確実に目的のランドリー機器を使用することができるので、利用者の利便性がさらに向上する。
【0020】
本発明によると、洗濯の途中段階で、既に終了した一部の工程の実際の所要時間に基づいて残りの工程の所要時間を予測するので、洗濯が終了する時刻を正確に予測することができる。したがって、ランドリー機器の正確な稼働スケジュールがランドリー機器データベースに保持されることとなり、利用者の利便性がさらに向上する。
【図面の簡単な説明】
【0021】
図1】本発明の第1実施形態に係るコインランドリー利用支援システムSYの全体構成を模式的に示す図である。
図2】コインランドリー利用支援システムSYにおいて実現される機能構成を示すブロック図である。
図3】コインランドリー利用支援システムSYにおいて実行される処理の流れを示す図である。
図4】端末装置3のタッチパネル30に表示される重さ情報受付画面4の構成例を示す図である。
図5】端末装置3のタッチパネル30に表示される重さ情報受付画面4の構成例を示す図である。
図6】端末装置3のタッチパネル30に表示される重さ情報受付画面4の構成例を示す図である。
図7】端末装置3のタッチパネル30に表示される種類情報受付画面5の構成例を示す図である。
図8】端末装置3のタッチパネル30に表示されるランドリー機器情報表示画面6の構成例を示す図である。
図9】端末装置3のタッチパネル30に表示される予約受付画面7の構成例を示す図である。
図10】本発明の第2実施形態に係るコインランドリー利用支援システムSYaにおいて実現される機能構成を示すブロック図である。
図11】コインランドリー利用支援システムSYaにおいて実行される処理の流れを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
【0023】
<<第1実施形態>>
<1.全体構成>
実施形態に係るコインランドリー利用支援システムの全体構成について、図1を参照しながら説明する。図1は、実施形態に係るコインランドリー利用支援システムSYの全体構成を模式的に示す図である。
【0024】
コインランドリー利用支援システムSYは、コインランドリー1の利用を支援するためのシステムであり、複数のコインランドリー1と、サーバ装置2と、コインランドリー1の利用者が保持する端末装置3と、を含んで構成される。
【0025】
コインランドリー1は、複数のランドリー機器11が設置された店舗である。各ランドリー機器11は、衣類や布製品に対する洗濯を、料金の支払いに応じて実行する機器である。各コインランドリー1には、複数種類のランドリー機器11が設置される。「複数種類のランドリー機器11」とは、具体的には例えば、容量が異なるランドリー機器11、および、様々な特別機能を有するランドリー機器11である。また、「特別機能」とは、例えば、毛布、掛け布団、スニーカー、カーテン、等といった特殊な布製品等を洗う機能、ドライクリーニング、除菌、低温乾燥、等といった特殊な洗濯態様を実現する機能、等である。
【0026】
各ランドリー機器11は、マイクロコンピュータを含んで構成される制御部を備える。マイクロコンピュータは、中央演算処理装置であるCPU、RAM等の揮発性記憶装置からなるメモリ、ROM等の不揮発性記憶装置からなる記憶部、通信ネットワークNを介した接続を司るためのネットワークインターフェース、等を含んで構成される。
【0027】
サーバ装置2は、CPU、メモリ、記憶部、ネットワークインターフェース、表示部、入力部、等を含んで構成される一般的なパーソナルコンピュータ、あるいは、一般的なパーソナルコンピュータよりも高性能なコンピュータであるワークステーションにより構成される。
【0028】
端末装置3は、コインランドリー1の利用者が保持する通信端末装置であり、CPU、メモリ、記憶部、ネットワークインターフェース、表示部、入力部、等を含んで構成されて一般的な情報処理機能を実現できるものである。端末装置3としては、具体的には例えば、スマートフォン、タブレット型の通信端末、携帯電話、ノートパソコン、等が想定される。なお、以下の説明では、端末装置3は、表示部と入力部が、タッチパネル30により構成されるものとする。
【0029】
各コインランドリー1に設置されている各ランドリー機器11、サーバ装置2、および、各端末装置3は、インターネット等の通信ネットワークNを介して、互いにデータの送受信を行うことができるようになっている。
【0030】
<2.機能ブロック>
次に、コインランドリー利用支援システムSYが備える機能構成について、図1に加え、図2を参照しながら説明する。図2は、コインランドリー利用支援システムSYにおいて実現される機能構成を示すブロック図である。
【0031】
端末装置3は、利用者の洗濯物に関する情報(洗濯物情報)Lを取得する洗濯物情報取得部301と、サーバ装置2から通知されたランドリー機器情報Mをタッチパネル30に表示させるランドリー機器情報表示部302と、利用者からランドリー機器11の予約を受け付ける予約受付部303と、を備える。これら各部301~303は、端末装置3を構成する通信端末装置に、所定のアプリケーションソフトウェアがインストールされることによって実現される。
【0032】
サーバ装置2の記憶部20には、ランドリー機器データベースDBが格納されている。ランドリー機器データベースDBには、各コインランドリー1に設置される各ランドリー機器11に関する各種の情報が登録されている。すなわち、各コインランドリー1に設置される各ランドリー機器11には、個別の識別情報が付与されおり、各ランドリー機器11の仕様情報、各ランドリー機器11の稼働スケジュール、各ランドリー機器11が設置されているコインランドリー1の店舗情報、等が、該ランドリー機器11の識別情報と紐付けられて、このランドリー機器データベースDBに登録される。サーバ装置2はこのランドリー機器データベースDBを管理する。
【0033】
ここで、「仕様情報」とは、ランドリー機器11の仕様を表す情報であり、ランドリー機器11の容量、ランドリー機器11が備える特別機能、等を示す情報が含まれる。また、「稼働スケジュール」とは、ランドリー機器11の状態を単位時間毎に表したものであり、単位時間毎に、ランドリー機器11が、稼働中、予約中、利用可能、利用不可能のいずれの状態であるかを示す情報が含まれる。また、「店舗情報」とは、ランドリー機器11が設置されているコインランドリー1に関する情報を表したものであり、該店舗の位置情報、該店舗が備える設備情報、該店舗の宣伝広告文、等が登録されている。設備情報および宣伝広告文は、各コインランドリー1のオーナ等が自由に編集できるようになっている。
【0034】
サーバ装置2は、洗濯物情報Lに基づいて、洗濯に適したランドリー機器11をランドリー機器データベースDBから抽出するランドリー機器抽出部201と、洗濯物情報Lに基づいて、洗濯に要する時間(洗濯時間)を予測する洗濯時間予測部202と、ランドリー機器抽出部201が抽出したランドリー機器11に関する情報、洗濯時間予測部202が予測した洗濯時間、等を含むランドリー機器情報Mを作成して、これを端末装置3に通知するランドリー機器情報通知部203と、を備える。これら各部201~203は、サーバ装置2を構成するパーソナルコンピュータ等に所定のアプリケーションソフトウェアがインストールされることによって実現される。
【0035】
各コインランドリー1に設置されている各ランドリー機器11は、利用者がランドリー機器11の予約を行った場合に、予約に係る時間帯に予約した利用者以外が該ランドリー機器11を利用できないように管理する予約管理部101、を備える。予約管理部101は、ランドリー機器11の制御部を構成するマイクロコンピュータが、メモリに格納されたプログラムを実行することによって実現される。
【0036】
<3.処理の流れ>
次に、コインランドリー利用支援システムSYにおいて実行される処理の流れについて、図1図2に加え、図3を参照しながら説明する。図3は、該処理の流れを示す図である。
【0037】
ステップS1:まず、洗濯物情報取得部301が、洗濯物情報Lを取得する。洗濯物情報Lとは、利用者の洗濯物に関する情報であり、行うべき洗濯の態様(洗濯のみ、乾燥のみ、あるいは、洗濯乾燥)の指定に加えて、洗濯物の重さを示す重さ情報La、洗濯物の種類を示す種類情報Lb、利用者が洗濯を行いたい場所を示す位置情報Lcが含まれている。ただし、洗濯物情報Lには、重さ情報La、種類情報Lb、および、位置情報Lcのうちの少なくとも1個が含まれていればよく、これらの情報La,Lb,Lcが全て含まれている必要はない。
【0038】
(重さ情報Laの取得)
洗濯物情報取得部301が、重さ情報Laを取得する態様について説明する。重さ情報Laを取得するにあたって、洗濯物情報取得部301は、タッチパネル30に、洗濯物の重さに関する情報の入力を受け付ける重さ情報受付画面4を表示させる。重さ情報受付画面4には、「枚数指定」「イメージから選択」「人数・日数から指定」とそれぞれ表示されたタブ41,42,43が含まれている(例えば図4)。
【0039】
洗濯物の重さは、それに含まれる衣類等の種類と枚数がわかればおおよそ決まってくる。「枚数指定」とは、利用者から、洗濯物に含まれる衣類等の種類と枚数の入力を受け付けることによって、重さ情報Laを取得するものである。すなわち、利用者が「枚数指定」と表示されたタブ41を選択すると、洗濯物情報取得部301は、タオル、バスタオル、ワイシャツ、等といった衣類等の種類が一覧表示されるとともに、一覧表示された各衣類等について、その枚数の入力を受け付ける入力ボックス411が表示された画面(枚数受付画面)4aを、タッチパネル30に表示させる(図4)。利用者が任意の入力ボックス411に任意の枚数を入力した上で、「決定」と表示されたアイコン412を操作すると、洗濯物情報取得部301は、指定された衣類等の種類およびその枚数から、洗濯物の重さを算出し、これを重さ情報Laとして取得する。
【0040】
また、洗濯物の重さは、見た目の容量によっておおよそ推定することもできる。「イメージから選択」とは、それぞれが容量の異なる洗濯物と対応する複数のイメージのいずれかを利用者に選択させることによって、重さ情報Laを取得するものである。すなわち、利用者が「イメージから選択」と表示されたタブ42を選択すると、洗濯物情報取得部301は、複数のイメージ421が一覧表示されるとともに、各イメージ421の選択を受け付けるラジオボタン422が表示された画面(イメージ選択画面)4bを、タッチパネル30に表示させる(図5)。各イメージ421は互いに容量の異なる洗濯物と対応するイメージであり、各イメージに対応する洗濯物の重さが記憶部に記憶されている。利用者が任意のラジオボタン422を選択した上で、「決定」と表示されたアイコン423を操作すると、洗濯物情報取得部301は、イメージの選択を受け付け、選択されたイメージと対応する洗濯物の重さを、重さ情報Laとして取得する。
【0041】
また、大人一人、あるいは、子供一人から一日に出る洗濯物の量はおおよそ決まっており、ここから洗濯物の重さを推定することもできる。「人数・日数から指定」とは、洗濯物を出した人の数と日数を利用者に入力させることによって、重さ情報Laを取得するものである。すなわち、利用者が「人数・日数から指定」と表示されたタブ43を選択すると、洗濯物情報取得部301は、大人および子供の各人数の入力を受け付ける入力ボックス431,432と、日数の入力を受け付ける入力ボックス433とが表示された画面(人数受け付け画面)4cを、タッチパネル30に表示させる(図6)。記憶部には、一人の大人あるいは一人の子供が一日に出す洗濯物の平均的な重さが記憶されており、利用者が各入力ボックス431~433に任意の数値を入力した上で、「決定」と表示されたアイコン434を操作すると、洗濯物情報取得部301は、指定された人数および日数から、洗濯物の重さを算出し、これを重さ情報Laとして取得する。
【0042】
(種類情報Lbの取得)
次に、洗濯物情報取得部301が、種類情報Lbを取得する態様について説明する。種類情報Lbを取得するにあたって、洗濯物情報取得部301は、タッチパネル30に、洗濯物の種類に関する情報の入力を受け付ける種類情報受付画面5を表示させる(図7)。上記の通り、各コインランドリー1に設置される各ランドリー機器11には、様々な特別機能が搭載されている。種類情報受付画面5には、該特別機能によって洗濯可能となる特殊な布製品、および、該特別機能によって実現される特殊な洗濯態様が、一覧表示される。また、種類情報受付画面5には、該一覧表示された各項目の選択を受け付けるラジオボタン51が表示される。利用者が任意のラジオボタン51を選択した上で、「決定」と表示されたアイコン52を操作すると、洗濯物情報取得部301は、選択された各項目の内容を、種類情報Lbとして取得する。
【0043】
(位置情報Lcの取得)
次に、洗濯物情報取得部301が、位置情報Lcを取得する態様について説明する。位置情報Lcを取得するにあたって、洗濯物情報取得部301は、端末装置3のGPS機能を利用して、該端末装置3の位置を特定し、これを位置情報Lcとして取得する。もっとも、位置情報Lcの取得は、利用者からタッチパネル30を介して位置情報の入力を受け付けることによってなされてもよい。
【0044】
ステップS2:洗濯物情報取得部301は、上述した各態様によって、重さ情報La、種類情報Lb、および、位置情報Lcのうちの少なくとも1個を取得すると、該取得した情報をサーバ装置2に通知する。
【0045】
ステップS3:端末装置3から洗濯物情報Lを取得すると、サーバ装置2において以下の処理が開始される。
【0046】
ステップS4:まず、ランドリー機器抽出部201が、端末装置3から取得した洗濯物情報Lに基づいて、洗濯に適したランドリー機器11をランドリー機器データベースDBから抽出する。
【0047】
具体的には、ランドリー機器抽出部201は、まず、洗濯物情報Lに含まれる位置情報Lcに基づいて、洗濯に適した1以上のコインランドリー1を特定する。具体的には例えば、ランドリー機器抽出部201は、位置情報Lcから規定される位置からの離間距離が所定値以下となるようなコインランドリー1の全てを、洗濯に適したコインランドリー1として特定する。そして、特定された各コインランドリー1に設置されている各ランドリー機器11の中から、行うべき洗濯の態様に応じた機器(洗濯機、乾燥機、あるいは、洗濯乾燥機)を抽出する(第1抽出ステップ)。
【0048】
続いて、ランドリー機器抽出部201は、洗濯物情報Lに含まれる重さ情報Laに基づいて、洗濯に適したランドリー機器11の容量を特定する。そして、第1抽出ステップで抽出されたランドリー機器11のうち、特定された容量のものを抽出する(第2抽出ステップ)。
【0049】
続いて、ランドリー機器抽出部201は、洗濯物情報Lに含まれる種類情報Dcに基づいて、必要な特別機能を特定する。そして、第2抽出ステップで抽出されたランドリー機器11のうち、該特別機能が搭載されたランドリー機器11を抽出する(第3抽出ステップ)。
【0050】
以上の第1~第3抽出ステップによって、洗濯に適したランドリー機器が抽出される。なお、上記の通り、洗濯物情報Lには、重さ情報La、種類情報Lb、および、位置情報Lcのうちの少なくとも1個が含まれていればよく、含まれていない情報があってもよい。含まれていない情報がある場合は、該情報を利用する抽出ステップがスキップされる。例えば種類情報Lbが含まれていない場合、第2抽出ステップがスキップされる。
【0051】
ステップS5:続いて、洗濯時間予測部202が、端末装置3から取得した洗濯物情報Lに基づいて、洗濯時間を予測する。具体的には、洗濯時間予測部202は、洗濯物情報Lに含まれる重さ情報Laおよび種類情報Lbに基づいて、洗濯時間を予測する。洗濯物の重さや種類から洗濯時間を予測するにあたっては、周知の手法を用いることができる。
【0052】
ステップS6:ランドリー機器情報通知部203は、ステップS4でランドリー機器抽出部201が抽出した各ランドリー機器11の識別情報と、ステップS5で洗濯時間予測部202が予測した洗濯時間とを取得する。さらに、ランドリー機器情報通知部203は、ランドリー機器データベースDBを参照して、抽出された各ランドリー機器11の稼働スケジュールと、各ランドリー機器11が設置されているコインランドリー1の店舗情報とを取得する。そして、取得されたこれら一群の情報を含めたランドリー機器情報Mを生成する。そして、生成したランドリー機器情報Mを、端末装置3に通知する。
【0053】
ステップS7:サーバ装置2からランドリー機器情報Mを取得すると、端末装置3において以下の処理が開始される。
【0054】
ステップS8:まず、ランドリー機器情報表示部302が、サーバ装置2から取得したランドリー機器情報Mを表示するランドリー機器情報表示画面6を、タッチパネル30に表示させる(図8)。ランドリー機器情報表示画面6には、ランドリー機器情報Mに含まれる各情報が表示される。すなわち、ランドリー機器情報表示画面6には、洗濯に適したランドリー機器11が設置されているコインランドリー1の店舗情報61、該ランドリー機器11の識別情報62、該ランドリー機器11の現在の稼働状況63、および、洗濯時間64が表示される。利用者は、ランドリー機器情報表示画面6を見ることによって、どのコインランドリー1のどのランドリー機器11を用いればよいか、そのランドリー機器11を今から使用できるかどうか、洗濯にどれくらいの時間がかかるか、等を把握することができる。
【0055】
ステップS9:ランドリー機器情報表示画面6には、「終了」と表示された終了指示アイコン65と「予約」と表示された予約指示アイコン66が含まれている。利用者が終了指示アイコン65を操作すると、ランドリー機器情報表示部302は、その旨をサーバ装置2に通知するとともに、ランドリー機器情報表示画面6を閉じて処理を終了する。また、端末装置3から、利用者から終了指示を受け付けた旨の通知を取得すると、サーバ装置2も処理を終了する。
【0056】
ステップS10:利用者が、ランドリー機器情報表示画面6に表示されている予約指示アイコン66を操作すると(ステップS9でYES)、予約受付部303が、ランドリー機器11の予約を受け付ける。利用者から予約を受け付けるにあたって、予約受付部303は、まず、予約を受け付けるための予約受付画面7を、タッチパネル30に表示させる(図9)。
【0057】
予約受付画面7には、洗濯に適したものとして抽出された各ランドリー機器11の稼働スケジュールを表す稼働スケジュール表71が表示される。稼働スケジュール表71には、各ランドリー機器11の単位時間毎の状態が示されている。すなわち、各ランドリー機器11が、各単位時間において、「利用可能」「予約中」「稼働中」「利用不可能」のいずれであるかが、マーク等を用いて示されている。また、予約受付画面7には、日付の入力を受け付ける日付入力ボックス72が表示される。
【0058】
予約受付部303は、利用者が日付入力ボックス72に任意の日付を入力すると、ランドリー機器情報Mを参照することにより該入力された日付における各ランドリー機器11の稼働スケジュール表71を作成して、これを予約受付画面7に表示させる。
【0059】
予約受付画面7に表示された稼働スケジュール表71において、「利用可能」に相当するマークは、予約操作を受け付けるアイコンとなっている。すなわち、利用者が、任意のランドリー機器11における任意の時間帯に表示されている「利用可能」に相当するマークを操作すると、予約受付部303は、指定されたランドリー機器11を指定された時間帯に利用する予約を受け付ける。
【0060】
ステップS11:予約受付部303は、予約を受け付けると、予約されたランドリー機器11の識別情報、予約した利用者の識別情報、予約開始時刻、および、ランドリー機器情報Mに含まれていた洗濯時間を含めた予約情報Rを生成して、これをサーバ装置2に通知する。
【0061】
ステップS12:端末装置3から予約情報Rを取得すると、サーバ装置2において以下の処理が開始される。
【0062】
ステップS13:まず、サーバ装置2は、端末装置3から取得した予約情報Rに含まれる各情報に基づいて、ランドリー機器データベースDB、具体的には、予約されたランドリー機器11の稼働スケジュールを、更新する。すなわち、サーバ装置2は、予約開始時刻に洗濯時間を加算した時刻を終了予定時刻として、予約開始時刻から該終了予定時刻までの時間帯における該ランドリー機器11の状態を「予約中」とする。また、サーバ装置2は、取得した予約情報Rを、予約されたランドリー機器11に通知する。
【0063】
ステップS14:サーバ装置2から予約情報Rを取得すると、ランドリー機器11において以下の処理が開始される。
【0064】
ステップS15:まず、予約管理部101が、予約に係る時間帯において、予約した利用者以外が該ランドリー機器11を利用できないように管理する。具体的には、予約管理部101は、予約開始時刻になるとランドリー機器11のドアをロックして、予約した利用者の本人確認(例えば、識別情報およびパスワードの入力)がなされない限り使用できない状態とする。また、予約開始時刻が到来する前の時間帯において、予約をしていない飛び込みのユーザがランドリー機器11を使用しようとした場合、洗濯を開始する前に、その洗濯の終了予定時刻が予約開始時刻の前か否かを判断し、終了予定時刻が予約開始時刻よりも後の場合は、「予約が入っているためこの洗濯機を使用できません、別の洗濯機をご利用下さい。」といったメッセージを操作パネルに表示させるとともに、その洗濯が開始されることを禁止する。これにより、予約した利用者が、予約した時間にランドリー機器11を確実に利用することができる。
【0065】
<4.効果>
上記の実施形態に係るコインランドリー利用支援システムSYは、サーバ装置2の記憶部20に、複数のコインランドリー1および各コインランドリー1に設置されているランドリー機器11の情報を含むランドリー機器データベースDBが記憶されている。そしてコインランドリー利用支援システムSYは、利用者側の端末装置3において、洗濯物に関する情報である洗濯物情報Lを取得する洗濯物情報取得部301と、洗濯物情報Lに基づいて、ランドリー機器データベースDBから洗濯物の洗濯に適したランドリー機器11を抽出するランドリー機器抽出部201と、抽出されたランドリー機器11および該ランドリー機器11が設置されているコインランドリー1を端末装置3に通知する、ランドリー機器情報通知部203と、を備える。
【0066】
この構成によると、利用者が端末装置3に自分の洗濯物に関する洗濯物情報Lを入力すると、洗濯に適したランドリー機器11およびそのランドリー機器11が設置されているコインランドリー1が、該端末装置3に通知されてくる。したがって、利用者は、複数のコインランドリー1の各々に設置された多種多様のランドリー機器11の中から、自分の洗濯物に適したランドリー機器11を適切に選択することができる。これによって、利用者がコインランドリー1を十分に有効活用することが可能となり、利用者の利便性が向上する。
【0067】
また、上記の実施形態に係るコインランドリー利用支援システムSYにおいては、洗濯物情報取得部301が、それぞれが重さの異なる洗濯物と対応する複数のイメージ421を、端末装置3の表示部であるタッチパネル30に表示させるとともに、利用者から複数のイメージ421のいずれかの選択を受け付け、選択されたイメージ421と対応する洗濯物の重さを、洗濯物情報Lとして取得する。そして、ランドリー機器抽出部201が、該洗濯物の重さに応じた容量のランドリー機器11を抽出する。
【0068】
多くの利用者にとって、自分の洗濯物の重さを的確に把握することは容易ではなく、このために、自分の洗濯物の重さに対して不適切な容量のランドリー機器11を使用してしまうことがある。しかしながら、上記の構成によると、利用者が、端末装置3に表示された複数のイメージ421の中から自分の洗濯物に近いイメージを選択するだけで、その洗濯物の重さに応じた容量の適切なランドリー機器11が通知されてくる。したがって、通知されたランドリー機器11を使用することにより、洗濯時間や料金の無駄が発生したり、十分な洗浄が行われなかったりすることを回避できる。
【0069】
また、上記の実施形態に係るコインランドリー利用支援システムSYにおいては、洗濯物情報Lに基づいて洗濯時間を予測する洗濯時間予測部202を備える。そして、ランドリー機器情報通知部203が、予測された洗濯時間を端末装置3に通知する。
【0070】
この構成によると、利用者が端末装置3に自分の洗濯物に関する洗濯物情報Lを入力すると、該端末装置3に洗濯時間が通知されてくる。コインランドリー1に足を運ぶまでもなく洗濯時間を把握することができるので、利用者の利便性がさらに向上する。
【0071】
また、上記の実施形態に係るコインランドリー利用支援システムSYにおいては、ランドリー機器データベースDBに、複数のコインランドリー1の各々に設置されている各ランドリー機器11の稼働スケジュールが含まれており、ランドリー機器情報通知部203が、抽出されたランドリー機器11の稼働スケジュールを端末装置3に通知する。
【0072】
この構成によると、利用者が端末装置3に自分の洗濯物に関する洗濯物情報Lを入力すると、該端末装置3に、適切なランドリー機器11に加えて、その稼働スケジュールが通知されてくる。稼働スケジュールを把握することができれば、利用者が洗濯物を持ってコインランドリーに足を運んだときに、目的のランドリー機器11が使用中で待ち時間が発生する、といった事態が回避され、利用者の利便性がさらに向上する。
【0073】
また、上記の実施形態に係るコインランドリー利用支援システムSYにおいては、端末装置3において、抽出されたランドリー機器11の予約を受け付ける予約受付部303、を備える。
【0074】
この構成によると、利用者が端末装置3に自分の洗濯物に関する洗濯物情報Lを入力すると、該端末装置3に適切なランドリー機器11が通知されてくるところ、利用者は、該端末装置3から、通知されたランドリー機器11の予約をすることができる。ランドリー機器11を予約しておけば、利用者は自分が予約した時間に確実に目的のランドリー機器11を使用することができるので、利用者の利便性がさらに向上する。
【0075】
<<第2実施形態>>
上記の実施形態においては、サーバ装置2の記憶部20に格納されているランドリー機器データベースDBに、各ランドリー機器11の稼働スケジュールが登録されるものとし、これに基づいて特定されるランドリー機器11の現在の稼働状況63や稼働スケジュール表71が、利用者の端末装置3のタッチパネル30に表示されるものとした(図8図9)。
【0076】
ここで、ランドリー機器データベースDBへの稼働スケジュールは、例えば次のように更新される。すなわち、各ランドリー機器11にて洗濯が開始されると、該ランドリー機器11の制御部は、自機のプログラムにおいて予め規定されている基準所要時間を洗濯の開始時刻に加算することで、該洗濯の終了予定時刻を予測する。そして、開始時刻と終了予定時刻をサーバ装置2に通知する。サーバ装置2は、該通知を取得すると、開始時刻から終了予定時刻までの時間帯における該ランドリー機器11の状態を「稼働中」とする。これにより、ランドリー機器データベースDBが更新される。
【0077】
このような態様でも、ランドリー機器データベースDBに十分に正確な稼働スケジュールが保持されるように担保することができるが、以下に説明する第2実施形態によると、ランドリー機器データベースDBに保持される稼働スケジュールの正確性をより高めることができる。
【0078】
第2実施形態に係るコインランドリー利用支援システムSYaについて、図10図11を参照しながら説明する。図10は、第2実施形態に係るコインランドリー利用支援システムSYaにおいて実現される機能構成を示すブロック図である。図11は、コインランドリー利用支援システムSYaにおいて実行される処理の流れを示す図である。なお、以下の説明においては、第1実施形態と異なる構成を説明し、第1実施形態と同じ構成については、同じ符号を用いて表すとともにその説明を省略する。
【0079】
コインランドリー利用支援システムSYaにおいては、各ランドリー機器11が、予約管理部101に加えて、該ランドリー機器11で実行中の洗濯の終了時刻を予測する終了時刻予測部102を備える。終了時刻予測部102は、予約管理部101と同様、ランドリー機器11の制御部を構成するマイクロコンピュータが、メモリに格納されたプログラムを実行することによって実現される。
【0080】
コインランドリー利用支援システムSYaにおいて、ランドリー機器データベースDBへの稼働スケジュールの更新に係る処理の流れについて、図11を参照しながら説明する。
【0081】
ステップS101:ランドリー機器11にて洗濯が開始されると、該ランドリー機器11の終了時刻予測部102は、自機のプログラムにおいて予め規定されている基準所要時間を洗濯の開始時刻に加算することで、該洗濯の終了予定時刻を予測する。
【0082】
ステップS102:終了予定時刻が取得されると、終了時刻予測部102は、開始時刻および該終了予定時刻を、自機の識別情報とともに、サーバ装置2に通知する。
【0083】
サーバ装置2は、ランドリー機器11から洗濯の開始時刻と終了予定時刻を取得すると、該取得した情報に基づいて、ランドリー機器データベースDBを更新する。すなわち、サーバ装置2は、ランドリー機器11から取得した開始時刻から終了予定時刻までの時間帯における該ランドリー機器11の状態を「稼働中」とする。
【0084】
ステップS103:一方、洗濯が開始されたランドリー機器11においては、終了時刻予測部102が、所定の工程が完了したか否かを判断する。所定の工程とは、洗濯に係る一連の工程のうちから任意に選択される工程である。以下の説明では、洗濯に係る一連の工程が2回の洗い工程からなるものとし、所定の工程が1回目の洗い工程であるとする。
【0085】
ステップS104:所定の工程(すなわち、1回目の洗い工程)が完了すると、終了時刻予測部102は、洗濯が開始されてから該所定の工程が完了するまでに要した所要時間に基づいて、残りの工程(すなわち、2回目の洗い工程)の所要時間を予測し、これに基づいて、洗濯の終了予定時刻を予測する。
【0086】
具体的には、終了時刻予測部102は、1回目の洗い工程の所要時間を、1回目の洗い工程の基準所要時間で割った値を、変動率として取得する。そして、2回目の洗い工程の基準所要時間に該変動率を乗じた値を、2回目の洗い工程の所要時間と予測する。そして、該予測された所要時間を2回目の洗い工程の開始時刻に加算した時刻を、終了予定時刻として取得する。
【0087】
なお、終了時刻予測部102は、より正確な終了予定時刻を取得するべく、1回目の洗い工程に含まれる各工程、すなわち、給水工程、排水工程、中間脱水バランス工程、等の各々について、個別に変動率を算出し、2回目の洗い工程に含まれる各工程の基準所要時間に、該工程の変動率を乗じた値を、2回目の洗い工程の所要時間と予測してもよい。
【0088】
ステップS105:終了予定時刻が取得されると、終了時刻予測部102は、該終了予定時刻を、自機の識別情報とともに、サーバ装置2に再通知する。
【0089】
ランドリー機器11から洗濯の終了予定時刻の再通知を取得すると、サーバ装置2は、該再通知された情報に基づいてランドリー機器データベースDBを再び更新する。すなわち、サーバ装置2は、再通知された終了予定時刻までの時間帯における該ランドリー機器11の状態が「稼働中」となるように、ランドリー機器データベースDBを更新する。これによって、終了時刻予測部102によって予測された終了予定時刻が、ランドリー機器データベースDBにおけるランドリー機器11の稼働スケジュールに反映される。
【0090】
このように、上記の実施形態に係るコインランドリー利用支援システムSYaにおいては、終了時刻予測部102が、ランドリー機器11において、洗濯が開始されてから一部の工程までが完了した途中段階で、一部の工程の実際の所要時間に基づいて、残りの工程の所要時間を予測して、洗濯の終了予定時刻を予測する。そして、該終了予定時刻が、ランドリー機器データベースDBにおけるランドリー機器11の稼働スケジュールに反映される。
【0091】
この構成によると、洗濯の途中段階で、既に終了した一部の工程の実際の所要時間に基づいて残りの工程の所要時間を予測するので、洗濯が終了する時刻を正確に予測することができる。したがって、ランドリー機器11の正確な稼働スケジュールがランドリー機器データベースDBに保持されることとなる。ひいては、これに基づいて特定されるランドリー機器11の現在の稼働状況63や稼働スケジュール表71の正確性が高まる。これによって、利用者の利便性がさらに向上する。
【0092】
<<変形例>>
ランドリー機器11においては、洗濯が開始された後に、利用者が延長処理の指示を与えることがある。典型的には、乾燥不足の場合に、追加で乾燥運転を行うための延長処理が想定される。このような延長処理の可能性を考慮して、予約を受け付けるための予約受付画面7に、「前の利用者の利用延長により洗濯開始時間が遅れる可能性があることをご了承ください」等といったメッセージが表示されるようにしてもよい。
【0093】
また、延長処理が予約時間に食い込む場合、該予約に係る利用者の端末装置3に、その旨が通知されるように構成してもよい。具体的には、サーバ装置2が、ランドリー機器11から、延長処理の発生に伴う終了予定時刻の変更の通知を受けて、ランドリー機器データベースDBを更新する際に、該通知によって「稼働中」に変更されるべき時間帯が、現在「予約中」とされているか否かを判断する。そして、変更されるべき時間帯が「予約中」とされている場合、サーバ装置2が、該予約に係る利用者の端末装置3にその旨を通知し、該端末装置3のタッチパネル30に、「前の利用者の利用延長により洗濯開始時間が○○分遅れます。」といったメッセージを表示させるようにしてもよい。さらに、該通知を受けた端末装置3において、予約受付部303が、ランドリー機器11の最新の稼働状況を表す稼働スケジュール表71を表示した予約受付画面7をタッチパネル30に表示させて、利用者から予約の変更を受け付ける構成としてもよい。
【0094】
上記の各実施形態において、洗濯時間予測部202が、洗濯時間を予測するにあたって、ステップS4で抽出されたランドリー機器11の仕様情報が加味されてもよい。この場合、ステップS4で抽出された各ランドリー機器11について、洗濯時間が算出されることになり、ランドリー機器情報表示画面6において、各ランドリー機器11についての洗濯時間が表示されることになる。したがって、利用者は、洗濯時間を加味してランドリー機器11を選択することができる。
【0095】
上記の各実施形態において、端末装置3は、コインランドリー1の利用者が保持する通信端末装置であるとしたが、端末装置3は、コインランドリー1等に設置された通信端末装置であってもよい。
【0096】
上記の各実施形態において、洗濯時間予測部202、予約受付部303、予約管理部101は、必須の要素ではなく、これらの少なくとも1個を省略してもよい。
【0097】
上記の各実施形態において、サーバ装置2が備えるものとした各機能部201~203のうちの少なくとも1個が、ランドリー機器11あるいは端末装置3において実現されてもよい。また、端末装置3が備えるものとした各機能部301~303のうちの少なくとも1個が、サーバ装置2あるいはランドリー機器11において実現されてもよい。
【0098】
第2実施形態において、終了時刻予測部102が、洗濯が開始されてから所定の工程が完了するまでの実際の所要時間に基づいて、残りの工程の所要時間を予測する態様は、上記に例示したものに限らない。例えば、終了時刻予測部102は、所定時間の乾燥処理が終了した段階で、ランドリー機器11に設けられたセンサ等から取得した情報に基づいて洗濯物の乾燥の度合いを判断して、該洗濯物を完全に乾かすために必要な時間を予測してもよい。
【0099】
その他の構成も、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。また、いうまでもなく、各実施形態にて例示された構成が部分的に互いに組み合わされることも可能である。
【符号の説明】
【0100】
1 コインランドリー
11 ランドリー機器
101 予約管理部
102 終了予定時刻予測部
2 サーバ装置
20 記憶部
201 ランドリー機器抽出部
202 洗濯時間予測部
203 ランドリー機器情報通知部
3 端末装置
30 タッチパネル
301 洗濯物情報取得部
302 ランドリー機器情報表示部
303 予約受付部
SY コインランドリー利用支援システム
DB ランドリー機器データベース
L 洗濯物情報
M ランドリー機器情報
R 予約情報
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
【手続補正書】
【提出日】2023-06-23
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のコインランドリーおよび各コインランドリーに設置されているランドリー機器の情報を含むランドリー機器データベースを記憶した記憶部と、
前記ランドリー機器データベースに含まれる前記複数のコインランドリーの各々に設置されている各ランドリー機器の現在よりも後の単位時間毎の稼働スケジュールを端末装置に通知するランドリー機器情報通知部とを備えるコインランドリー利用支援システム。
【請求項2】
前記端末装置において各ランドリー機器の予約を受け付ける予約受付部を備え、
前記予約受付部は、利用者により入力された日付における各ランドリー機器の単位時間毎の稼働スケジュールを端末装置に表示することを特徴とする請求項1に記載のコインランドリー利用支援システム。
【請求項3】
前記端末装置において洗濯物に関する情報である洗濯物情報を取得する洗濯物情報取得部と
前記洗濯物情報に基づいて前記ランドリー機器データベースから前記洗濯物の洗濯に適したランドリー機器を抽出するランドリー機器抽出部と、
前記洗濯物情報に基づいて洗濯に要する洗濯時間を予測する洗濯時間予測部と、
前記端末装置において各ランドリー機器の予約を受け付ける予約受付部とを備え、
前記抽出されたランドリー機器の予約を受け付けた場合、当該ランドリー機器の単位時間毎の稼働スケジュールは、前記予測された洗濯時間に基づいて更新されることを特徴とする請求項1に記載のコインランドリー利用支援システム。
【請求項4】
前記端末装置において各ランドリー機器の予約を受け付ける予約受付部を備え、
前記予約受付部は、ランドリー機器の予約を受け付けた場合に、当該ランドリー機器の単位時間毎の稼働スケジュールの予約開始時刻から終了予定時刻までの時間帯における状態を「予約中」と端末装置に表示することを特徴とする請求項1に記載のコインランドリー利用支援システム。
【請求項5】
前記端末装置において各ランドリー機器の予約を受け付ける予約受付部と、
前記予約受付部によりランドリー機器の予約を受け付けた場合に、前記ランドリー機器において当該予約に係る時間帯において予約した利用者以外が当該ランドリー機器を利用できないように管理する予約管理部とを備えることを特徴とする請求項1に記載のコインランドリー利用支援システム
【請求項6】
前記予約管理部は、予約開始時刻になるとランドリー機器のドアをロックすることを特徴とする請求項5に記載のコインランドリー利用支援システム
【請求項7】
前記予約管理部は、予約した利用者の本人確認がなされない限り使用できない状態を継続することを特徴とする請求項5に記載のコインランドリー利用支援システム
【請求項8】
前記予約管理部は 、予約開始時刻が到来する前の時間帯において、予約をしていない利用者が当該ランドリー機器を使用しようとした場合、洗濯を開始する前に、その洗濯の終了予定時刻が予約開始時刻の前か否かを判断し、終了予定時刻が予約開始時刻よりも後の場合は、洗濯が開始されるのを禁止することを特徴とする請求項5に記載のコインランドリー利用支援システム
【請求項9】
前記端末装置において各ランドリー機器の予約を受け付ける予約受付部を備え、
前記端末装置は、各ランドリー機器の単位時間毎の稼働スケジュール表を作成して予約受付画面に表示させるとともに、前記単位時間毎の稼働スケジュール表において「利用可能」に相当するマークは、予約操作を受け付けるアイコンとなっており、
前記予約受付部は、前記マークが操作されると、指定されたランドリー機器を指定された時間帯に利用する予約を受け付けることを特徴とする請求項1に記載のコインランドリー利用支援システム。
【請求項10】
前記ランドリー機器において洗濯が開始されてから一部の工程までが完了した途中段階で、前記一部の工程の実際の所要時間に基づいて、残りの工程の所要時間を予測して、洗濯の終了予定時刻を予測する終了時刻予測部を備え、
前記終了予定時刻が、前記ランドリー機器データベースにおける前記ランドリー機器の稼働スケジュールに反映されることを特徴とする請求項1に記載のコインランドリー利用支援システム。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コインランドリーの利用を支援するためのシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
周知の通り、コインランドリーは、衣類や布製品に対する洗濯を、料金の支払いに応じて実行するランドリー機器が、複数台設置された店舗である。利用者は、洗濯物を持ってコインランドリーに足を運び、空いているランドリー機器に硬貨を投入する等して料金を支払うとともに、該ランドリー機器に洗濯物を投入して、該ランドリー機器に洗濯等を実行させる。そして、洗濯等が終了する頃に再びコインランドリーに出向き、洗濯済みの洗濯物を回収する。
【0003】
なお、本明細書において、「コインランドリー」は、硬貨の投入によってランドリー機器を利用する方式(いわゆる、コイン方式)を採用している店舗に限られるものではなく、有価価値が記憶されたICカード等をカードリーダに読み取らせることによってランドリー機器を利用する方式(いわゆる、キャッシュレス方式)を採用しているコインランドリー等を含む。また、本明細書において、「洗濯」には、衣類や布製品に対して施す各種の処理、例えば、洗濯処理、乾燥処理、洗濯乾燥処理、除菌処理、等が含まれるものとする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2005-339046号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
近年のコインランドリーでは、多種多様のランドリー機器を設置することによって、多様な利用者のニーズに柔軟に応じて利用者の利便性を高めようとしている。例えば洗濯機ひとつをとってみても、容量が比較的小さな小型の洗濯機、容量が比較的大きな大型の洗濯機、スニーカーや布団などを洗うための特別機能を有する洗濯機、等が設置されており、利用者は、これらの洗濯機の中から、自分の洗濯物の量に応じた容量の洗濯機や、自分の目的に応じた特別機能を有する洗濯機を選択することで、洗濯時間や料金の無駄をなくしたり、自宅の洗濯機で洗えないものを洗うことができたりする。
【0006】
コインランドリーに設置された多種多様のランドリー機器は、利用者の側で適切な機器を選択することができてはじめて有効に活用されるものであるところ、現状では利用者が適切な機器を選択できていないケースも多く、このような場合は逆に利用者に不利益や混乱を招くこともある。例えば、利用者が、洗濯物の重さに対して大きすぎる容量の洗濯機を使用すると、洗濯時間や料金の無駄が発生する。逆に、洗濯物の重さに対して小さすぎる容量の洗濯機を使用すると、十分な洗浄が行われない虞がある。
【0007】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、利用者がコインランドリーを十分に有効活用できるように支援することで、利用者の利便性を高める技術の提供を目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、かかる目的を達成するために、次のような手段を講じたものである。
【0009】
すなわち、本発明のコインランドリー利用支援システムは、複数のコインランドリーおよび各コインランドリーに設置されているランドリー機器の情報を含むランドリー機器データベースを記憶した記憶部と、前記ランドリー機器データベースに含まれる前記複数のコインランドリーの各々に設置されている各ランドリー機器の現在よりも後の単位時間毎の稼働スケジュールを端末装置に通知するランドリー機器情報通知部とを備える。
【0010】
本発明のコインランドリー利用支援システムにおいて、前記端末装置において各ランドリー機器の予約を受け付ける予約受付部を備え、前記予約受付部は、利用者により入力された日付における各ランドリー機器の単位時間毎の稼働スケジュールを端末装置に表示することが好ましい。
【0011】
本発明のコインランドリー利用支援システムにおいて、前記端末装置において洗濯物に関する情報である洗濯物情報を取得する洗濯物情報取得部と前記洗濯物情報に基づいて前記ランドリー機器データベースから前記洗濯物の洗濯に適したランドリー機器を抽出するランドリー機器抽出部と、前記洗濯物情報に基づいて洗濯に要する洗濯時間を予測する洗濯時間予測部と、前記端末装置において各ランドリー機器の予約を受け付ける予約受付部とを備え、前記抽出されたランドリー機器の予約を受け付けた場合、当該ランドリー機器の単位時間毎の稼働スケジュールは、前記予測された洗濯時間に基づいて更新されることが好ましい。
【0012】
本発明のコインランドリー利用支援システムにおいて、前記端末装置において各ランドリー機器の予約を受け付ける予約受付部を備え、前記予約受付部は、ランドリー機器の予約を受け付けた場合に、当該ランドリー機器の単位時間毎の稼働スケジュールの予約開始時刻から終了予定時刻までの時間帯における状態を「予約中」と端末装置に表示することが好ましい。
【0013】
本発明のコインランドリー利用支援システムにおいて、前記端末装置において各ランドリー機器の予約を受け付ける予約受付部と、前記予約受付部によりランドリー機器の予約を受け付けた場合に、前記ランドリー機器において当該予約に係る時間帯において予約した利用者以外が当該ランドリー機器を利用できないように管理する予約管理部とを備えることが好ましい。
本発明のコインランドリー利用支援システムにおいて、前記予約管理部は、予約開始時刻になるとランドリー機器のドアをロックすることが好ましい。
本発明のコインランドリー利用支援システムにおいて、前記予約管理部は、予約した利用者の本人確認がなされない限り使用できない状態を継続することが好ましい。
本発明のコインランドリー利用支援システムにおいて、前記予約管理部は、予約開始時刻が到来する前の時間帯において、予約をしていない利用者が当該ランドリー機器を使用しようとした場合、洗濯を開始する前に、その洗濯の終了予定時刻が予約開始時刻の前か否かを判断し、終了予定時刻が予約開始時刻よりも後の場合は、洗濯が開始されるのを禁止することが好ましい。
本発明のコインランドリー利用支援システムにおいて、前記端末装置において各ランドリー機器の予約を受け付ける予約受付部を備え、前記端末装置は、各ランドリー機器の単位時間毎の稼働スケジュール表を作成して予約受付画面に表示させるとともに、前記単位時間毎の稼働スケジュール表において「利用可能」に相当するマークは、予約操作を受け付けるアイコンとなっており、前記予約受付部は、前記マークが操作されると、指定されたランドリー機器を指定された時間帯に利用する予約を受け付けることが好ましい。
【0014】
本発明のコインランドリー利用支援システムにおいて、前記ランドリー機器において洗濯が開始されてから一部の工程までが完了した途中段階で、前記一部の工程の実際の所要時間に基づいて、残りの工程の所要時間を予測して、洗濯の終了予定時刻を予測する終了時刻予測部を備え、前記終了予定時刻が、前記ランドリー機器データベースにおける前記ランドリー機器の稼働スケジュールに反映されることが好ましい。
【発明の効果】
【0015】
本発明によると、利用者がコインランドリーを十分に有効活用することが可能となり、利用者の利便性が向上する。
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【図面の簡単な説明】
【0021】
図1】本発明の第1実施形態に係るコインランドリー利用支援システムSYの全体構成を模式的に示す図である。
図2】コインランドリー利用支援システムSYにおいて実現される機能構成を示すブロック図である。
図3】コインランドリー利用支援システムSYにおいて実行される処理の流れを示す図である。
図4】端末装置3のタッチパネル30に表示される重さ情報受付画面4の構成例を示す図である。
図5】端末装置3のタッチパネル30に表示される重さ情報受付画面4の構成例を示す図である。
図6】端末装置3のタッチパネル30に表示される重さ情報受付画面4の構成例を示す図である。
図7】端末装置3のタッチパネル30に表示される種類情報受付画面5の構成例を示す図である。
図8】端末装置3のタッチパネル30に表示されるランドリー機器情報表示画面6の構成例を示す図である。
図9】端末装置3のタッチパネル30に表示される予約受付画面7の構成例を示す図である。
図10】本発明の第2実施形態に係るコインランドリー利用支援システムSYaにおいて実現される機能構成を示すブロック図である。
図11】コインランドリー利用支援システムSYaにおいて実行される処理の流れを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
【0023】
<<第1実施形態>>
<1.全体構成>
実施形態に係るコインランドリー利用支援システムの全体構成について、図1を参照しながら説明する。図1は、実施形態に係るコインランドリー利用支援システムSYの全体構成を模式的に示す図である。
【0024】
コインランドリー利用支援システムSYは、コインランドリー1の利用を支援するためのシステムであり、複数のコインランドリー1と、サーバ装置2と、コインランドリー1の利用者が保持する端末装置3と、を含んで構成される。
【0025】
コインランドリー1は、複数のランドリー機器11が設置された店舗である。各ランドリー機器11は、衣類や布製品に対する洗濯を、料金の支払いに応じて実行する機器である。各コインランドリー1には、複数種類のランドリー機器11が設置される。「複数種類のランドリー機器11」とは、具体的には例えば、容量が異なるランドリー機器11、および、様々な特別機能を有するランドリー機器11である。また、「特別機能」とは、例えば、毛布、掛け布団、スニーカー、カーテン、等といった特殊な布製品等を洗う機能、ドライクリーニング、除菌、低温乾燥、等といった特殊な洗濯態様を実現する機能、等である。
【0026】
各ランドリー機器11は、マイクロコンピュータを含んで構成される制御部を備える。マイクロコンピュータは、中央演算処理装置であるCPU、RAM等の揮発性記憶装置からなるメモリ、ROM等の不揮発性記憶装置からなる記憶部、通信ネットワークNを介した接続を司るためのネットワークインターフェース、等を含んで構成される。
【0027】
サーバ装置2は、CPU、メモリ、記憶部、ネットワークインターフェース、表示部、入力部、等を含んで構成される一般的なパーソナルコンピュータ、あるいは、一般的なパーソナルコンピュータよりも高性能なコンピュータであるワークステーションにより構成される。
【0028】
端末装置3は、コインランドリー1の利用者が保持する通信端末装置であり、CPU、メモリ、記憶部、ネットワークインターフェース、表示部、入力部、等を含んで構成されて一般的な情報処理機能を実現できるものである。端末装置3としては、具体的には例えば、スマートフォン、タブレット型の通信端末、携帯電話、ノートパソコン、等が想定される。なお、以下の説明では、端末装置3は、表示部と入力部が、タッチパネル30により構成されるものとする。
【0029】
各コインランドリー1に設置されている各ランドリー機器11、サーバ装置2、および、各端末装置3は、インターネット等の通信ネットワークNを介して、互いにデータの送受信を行うことができるようになっている。
【0030】
<2.機能ブロック>
次に、コインランドリー利用支援システムSYが備える機能構成について、図1に加え、図2を参照しながら説明する。図2は、コインランドリー利用支援システムSYにおいて実現される機能構成を示すブロック図である。
【0031】
端末装置3は、利用者の洗濯物に関する情報(洗濯物情報)Lを取得する洗濯物情報取得部301と、サーバ装置2から通知されたランドリー機器情報Mをタッチパネル30に表示させるランドリー機器情報表示部302と、利用者からランドリー機器11の予約を受け付ける予約受付部303と、を備える。これら各部301~303は、端末装置3を構成する通信端末装置に、所定のアプリケーションソフトウェアがインストールされることによって実現される。
【0032】
サーバ装置2の記憶部20には、ランドリー機器データベースDBが格納されている。ランドリー機器データベースDBには、各コインランドリー1に設置される各ランドリー機器11に関する各種の情報が登録されている。すなわち、各コインランドリー1に設置される各ランドリー機器11には、個別の識別情報が付与されおり、各ランドリー機器11の仕様情報、各ランドリー機器11の稼働スケジュール、各ランドリー機器11が設置されているコインランドリー1の店舗情報、等が、該ランドリー機器11の識別情報と紐付けられて、このランドリー機器データベースDBに登録される。サーバ装置2はこのランドリー機器データベースDBを管理する。
【0033】
ここで、「仕様情報」とは、ランドリー機器11の仕様を表す情報であり、ランドリー機器11の容量、ランドリー機器11が備える特別機能、等を示す情報が含まれる。また、「稼働スケジュール」とは、ランドリー機器11の状態を単位時間毎に表したものであり、単位時間毎に、ランドリー機器11が、稼働中、予約中、利用可能、利用不可能のいずれの状態であるかを示す情報が含まれる。また、「店舗情報」とは、ランドリー機器11が設置されているコインランドリー1に関する情報を表したものであり、該店舗の位置情報、該店舗が備える設備情報、該店舗の宣伝広告文、等が登録されている。設備情報および宣伝広告文は、各コインランドリー1のオーナ等が自由に編集できるようになっている。
【0034】
サーバ装置2は、洗濯物情報Lに基づいて、洗濯に適したランドリー機器11をランドリー機器データベースDBから抽出するランドリー機器抽出部201と、洗濯物情報Lに基づいて、洗濯に要する時間(洗濯時間)を予測する洗濯時間予測部202と、ランドリー機器抽出部201が抽出したランドリー機器11に関する情報、洗濯時間予測部202が予測した洗濯時間、等を含むランドリー機器情報Mを作成して、これを端末装置3に通知するランドリー機器情報通知部203と、を備える。これら各部201~203は、サーバ装置2を構成するパーソナルコンピュータ等に所定のアプリケーションソフトウェアがインストールされることによって実現される。
【0035】
各コインランドリー1に設置されている各ランドリー機器11は、利用者がランドリー機器11の予約を行った場合に、予約に係る時間帯に予約した利用者以外が該ランドリー機器11を利用できないように管理する予約管理部101、を備える。予約管理部101は、ランドリー機器11の制御部を構成するマイクロコンピュータが、メモリに格納されたプログラムを実行することによって実現される。
【0036】
<3.処理の流れ>
次に、コインランドリー利用支援システムSYにおいて実行される処理の流れについて、図1図2に加え、図3を参照しながら説明する。図3は、該処理の流れを示す図である。
【0037】
ステップS1:まず、洗濯物情報取得部301が、洗濯物情報Lを取得する。洗濯物情報Lとは、利用者の洗濯物に関する情報であり、行うべき洗濯の態様(洗濯のみ、乾燥のみ、あるいは、洗濯乾燥)の指定に加えて、洗濯物の重さを示す重さ情報La、洗濯物の種類を示す種類情報Lb、利用者が洗濯を行いたい場所を示す位置情報Lcが含まれている。ただし、洗濯物情報Lには、重さ情報La、種類情報Lb、および、位置情報Lcのうちの少なくとも1個が含まれていればよく、これらの情報La,Lb,Lcが全て含まれている必要はない。
【0038】
(重さ情報Laの取得)
洗濯物情報取得部301が、重さ情報Laを取得する態様について説明する。重さ情報Laを取得するにあたって、洗濯物情報取得部301は、タッチパネル30に、洗濯物の重さに関する情報の入力を受け付ける重さ情報受付画面4を表示させる。重さ情報受付画面4には、「枚数指定」「イメージから選択」「人数・日数から指定」とそれぞれ表示されたタブ41,42,43が含まれている(例えば図4)。
【0039】
洗濯物の重さは、それに含まれる衣類等の種類と枚数がわかればおおよそ決まってくる。「枚数指定」とは、利用者から、洗濯物に含まれる衣類等の種類と枚数の入力を受け付けることによって、重さ情報Laを取得するものである。すなわち、利用者が「枚数指定」と表示されたタブ41を選択すると、洗濯物情報取得部301は、タオル、バスタオル、ワイシャツ、等といった衣類等の種類が一覧表示されるとともに、一覧表示された各衣類等について、その枚数の入力を受け付ける入力ボックス411が表示された画面(枚数受付画面)4aを、タッチパネル30に表示させる(図4)。利用者が任意の入力ボックス411に任意の枚数を入力した上で、「決定」と表示されたアイコン412を操作すると、洗濯物情報取得部301は、指定された衣類等の種類およびその枚数から、洗濯物の重さを算出し、これを重さ情報Laとして取得する。
【0040】
また、洗濯物の重さは、見た目の容量によっておおよそ推定することもできる。「イメージから選択」とは、それぞれが容量の異なる洗濯物と対応する複数のイメージのいずれかを利用者に選択させることによって、重さ情報Laを取得するものである。すなわち、利用者が「イメージから選択」と表示されたタブ42を選択すると、洗濯物情報取得部301は、複数のイメージ421が一覧表示されるとともに、各イメージ421の選択を受け付けるラジオボタン422が表示された画面(イメージ選択画面)4bを、タッチパネル30に表示させる(図5)。各イメージ421は互いに容量の異なる洗濯物と対応するイメージであり、各イメージに対応する洗濯物の重さが記憶部に記憶されている。利用者が任意のラジオボタン422を選択した上で、「決定」と表示されたアイコン423を操作すると、洗濯物情報取得部301は、イメージの選択を受け付け、選択されたイメージと対応する洗濯物の重さを、重さ情報Laとして取得する。
【0041】
また、大人一人、あるいは、子供一人から一日に出る洗濯物の量はおおよそ決まっており、ここから洗濯物の重さを推定することもできる。「人数・日数から指定」とは、洗濯物を出した人の数と日数を利用者に入力させることによって、重さ情報Laを取得するものである。すなわち、利用者が「人数・日数から指定」と表示されたタブ43を選択すると、洗濯物情報取得部301は、大人および子供の各人数の入力を受け付ける入力ボックス431,432と、日数の入力を受け付ける入力ボックス433とが表示された画面(人数受け付け画面)4cを、タッチパネル30に表示させる(図6)。記憶部には、一人の大人あるいは一人の子供が一日に出す洗濯物の平均的な重さが記憶されており、利用者が各入力ボックス431~433に任意の数値を入力した上で、「決定」と表示されたアイコン434を操作すると、洗濯物情報取得部301は、指定された人数および日数から、洗濯物の重さを算出し、これを重さ情報Laとして取得する。
【0042】
(種類情報Lbの取得)
次に、洗濯物情報取得部301が、種類情報Lbを取得する態様について説明する。種類情報Lbを取得するにあたって、洗濯物情報取得部301は、タッチパネル30に、洗濯物の種類に関する情報の入力を受け付ける種類情報受付画面5を表示させる(図7)。上記の通り、各コインランドリー1に設置される各ランドリー機器11には、様々な特別機能が搭載されている。種類情報受付画面5には、該特別機能によって洗濯可能となる特殊な布製品、および、該特別機能によって実現される特殊な洗濯態様が、一覧表示される。また、種類情報受付画面5には、該一覧表示された各項目の選択を受け付けるラジオボタン51が表示される。利用者が任意のラジオボタン51を選択した上で、「決定」と表示されたアイコン52を操作すると、洗濯物情報取得部301は、選択された各項目の内容を、種類情報Lbとして取得する。
【0043】
(位置情報Lcの取得)
次に、洗濯物情報取得部301が、位置情報Lcを取得する態様について説明する。位置情報Lcを取得するにあたって、洗濯物情報取得部301は、端末装置3のGPS機能を利用して、該端末装置3の位置を特定し、これを位置情報Lcとして取得する。もっとも、位置情報Lcの取得は、利用者からタッチパネル30を介して位置情報の入力を受け付けることによってなされてもよい。
【0044】
ステップS2:洗濯物情報取得部301は、上述した各態様によって、重さ情報La、種類情報Lb、および、位置情報Lcのうちの少なくとも1個を取得すると、該取得した情報をサーバ装置2に通知する。
【0045】
ステップS3:端末装置3から洗濯物情報Lを取得すると、サーバ装置2において以下の処理が開始される。
【0046】
ステップS4:まず、ランドリー機器抽出部201が、端末装置3から取得した洗濯物情報Lに基づいて、洗濯に適したランドリー機器11をランドリー機器データベースDBから抽出する。
【0047】
具体的には、ランドリー機器抽出部201は、まず、洗濯物情報Lに含まれる位置情報Lcに基づいて、洗濯に適した1以上のコインランドリー1を特定する。具体的には例えば、ランドリー機器抽出部201は、位置情報Lcから規定される位置からの離間距離が所定値以下となるようなコインランドリー1の全てを、洗濯に適したコインランドリー1として特定する。そして、特定された各コインランドリー1に設置されている各ランドリー機器11の中から、行うべき洗濯の態様に応じた機器(洗濯機、乾燥機、あるいは、洗濯乾燥機)を抽出する(第1抽出ステップ)。
【0048】
続いて、ランドリー機器抽出部201は、洗濯物情報Lに含まれる重さ情報Laに基づいて、洗濯に適したランドリー機器11の容量を特定する。そして、第1抽出ステップで抽出されたランドリー機器11のうち、特定された容量のものを抽出する(第2抽出ステップ)。
【0049】
続いて、ランドリー機器抽出部201は、洗濯物情報Lに含まれる種類情報Dcに基づいて、必要な特別機能を特定する。そして、第2抽出ステップで抽出されたランドリー機器11のうち、該特別機能が搭載されたランドリー機器11を抽出する(第3抽出ステップ)。
【0050】
以上の第1~第3抽出ステップによって、洗濯に適したランドリー機器が抽出される。なお、上記の通り、洗濯物情報Lには、重さ情報La、種類情報Lb、および、位置情報Lcのうちの少なくとも1個が含まれていればよく、含まれていない情報があってもよい。含まれていない情報がある場合は、該情報を利用する抽出ステップがスキップされる。例えば種類情報Lbが含まれていない場合、第2抽出ステップがスキップされる。
【0051】
ステップS5:続いて、洗濯時間予測部202が、端末装置3から取得した洗濯物情報Lに基づいて、洗濯時間を予測する。具体的には、洗濯時間予測部202は、洗濯物情報Lに含まれる重さ情報Laおよび種類情報Lbに基づいて、洗濯時間を予測する。洗濯物の重さや種類から洗濯時間を予測するにあたっては、周知の手法を用いることができる。
【0052】
ステップS6:ランドリー機器情報通知部203は、ステップS4でランドリー機器抽出部201が抽出した各ランドリー機器11の識別情報と、ステップS5で洗濯時間予測部202が予測した洗濯時間とを取得する。さらに、ランドリー機器情報通知部203は、ランドリー機器データベースDBを参照して、抽出された各ランドリー機器11の稼働スケジュールと、各ランドリー機器11が設置されているコインランドリー1の店舗情報とを取得する。そして、取得されたこれら一群の情報を含めたランドリー機器情報Mを生成する。そして、生成したランドリー機器情報Mを、端末装置3に通知する。
【0053】
ステップS7:サーバ装置2からランドリー機器情報Mを取得すると、端末装置3において以下の処理が開始される。
【0054】
ステップS8:まず、ランドリー機器情報表示部302が、サーバ装置2から取得したランドリー機器情報Mを表示するランドリー機器情報表示画面6を、タッチパネル30に表示させる(図8)。ランドリー機器情報表示画面6には、ランドリー機器情報Mに含まれる各情報が表示される。すなわち、ランドリー機器情報表示画面6には、洗濯に適したランドリー機器11が設置されているコインランドリー1の店舗情報61、該ランドリー機器11の識別情報62、該ランドリー機器11の現在の稼働状況63、および、洗濯時間64が表示される。利用者は、ランドリー機器情報表示画面6を見ることによって、どのコインランドリー1のどのランドリー機器11を用いればよいか、そのランドリー機器11を今から使用できるかどうか、洗濯にどれくらいの時間がかかるか、等を把握することができる。
【0055】
ステップS9:ランドリー機器情報表示画面6には、「終了」と表示された終了指示アイコン65と「予約」と表示された予約指示アイコン66が含まれている。利用者が終了指示アイコン65を操作すると、ランドリー機器情報表示部302は、その旨をサーバ装置2に通知するとともに、ランドリー機器情報表示画面6を閉じて処理を終了する。また、端末装置3から、利用者から終了指示を受け付けた旨の通知を取得すると、サーバ装置2も処理を終了する。
【0056】
ステップS10:利用者が、ランドリー機器情報表示画面6に表示されている予約指示アイコン66を操作すると(ステップS9でYES)、予約受付部303が、ランドリー機器11の予約を受け付ける。利用者から予約を受け付けるにあたって、予約受付部303は、まず、予約を受け付けるための予約受付画面7を、タッチパネル30に表示させる(図9)。
【0057】
予約受付画面7には、洗濯に適したものとして抽出された各ランドリー機器11の稼働スケジュールを表す稼働スケジュール表71が表示される。稼働スケジュール表71には、各ランドリー機器11の単位時間毎の状態が示されている。すなわち、各ランドリー機器11が、各単位時間において、「利用可能」「予約中」「稼働中」「利用不可能」のいずれであるかが、マーク等を用いて示されている。また、予約受付画面7には、日付の入力を受け付ける日付入力ボックス72が表示される。
【0058】
予約受付部303は、利用者が日付入力ボックス72に任意の日付を入力すると、ランドリー機器情報Mを参照することにより該入力された日付における各ランドリー機器11の稼働スケジュール表71を作成して、これを予約受付画面7に表示させる。
【0059】
予約受付画面7に表示された稼働スケジュール表71において、「利用可能」に相当するマークは、予約操作を受け付けるアイコンとなっている。すなわち、利用者が、任意のランドリー機器11における任意の時間帯に表示されている「利用可能」に相当するマークを操作すると、予約受付部303は、指定されたランドリー機器11を指定された時間帯に利用する予約を受け付ける。
【0060】
ステップS11:予約受付部303は、予約を受け付けると、予約されたランドリー機器11の識別情報、予約した利用者の識別情報、予約開始時刻、および、ランドリー機器情報Mに含まれていた洗濯時間を含めた予約情報Rを生成して、これをサーバ装置2に通知する。
【0061】
ステップS12:端末装置3から予約情報Rを取得すると、サーバ装置2において以下の処理が開始される。
【0062】
ステップS13:まず、サーバ装置2は、端末装置3から取得した予約情報Rに含まれる各情報に基づいて、ランドリー機器データベースDB、具体的には、予約されたランドリー機器11の稼働スケジュールを、更新する。すなわち、サーバ装置2は、予約開始時刻に洗濯時間を加算した時刻を終了予定時刻として、予約開始時刻から該終了予定時刻までの時間帯における該ランドリー機器11の状態を「予約中」とする。また、サーバ装置2は、取得した予約情報Rを、予約されたランドリー機器11に通知する。
【0063】
ステップS14:サーバ装置2から予約情報Rを取得すると、ランドリー機器11において以下の処理が開始される。
【0064】
ステップS15:まず、予約管理部101が、予約に係る時間帯において、予約した利用者以外が該ランドリー機器11を利用できないように管理する。具体的には、予約管理部101は、予約開始時刻になるとランドリー機器11のドアをロックして、予約した利用者の本人確認(例えば、識別情報およびパスワードの入力)がなされない限り使用できない状態とする。また、予約開始時刻が到来する前の時間帯において、予約をしていない飛び込みのユーザがランドリー機器11を使用しようとした場合、洗濯を開始する前に、その洗濯の終了予定時刻が予約開始時刻の前か否かを判断し、終了予定時刻が予約開始時刻よりも後の場合は、「予約が入っているためこの洗濯機を使用できません、別の洗濯機をご利用下さい。」といったメッセージを操作パネルに表示させるとともに、その洗濯が開始されることを禁止する。これにより、予約した利用者が、予約した時間にランドリー機器11を確実に利用することができる。
【0065】
<4.効果>
上記の実施形態に係るコインランドリー利用支援システムSYは、サーバ装置2の記憶部20に、複数のコインランドリー1および各コインランドリー1に設置されているランドリー機器11の情報を含むランドリー機器データベースDBが記憶されている。そしてコインランドリー利用支援システムSYは、利用者側の端末装置3において、洗濯物に関する情報である洗濯物情報Lを取得する洗濯物情報取得部301と、洗濯物情報Lに基づいて、ランドリー機器データベースDBから洗濯物の洗濯に適したランドリー機器11を抽出するランドリー機器抽出部201と、抽出されたランドリー機器11および該ランドリー機器11が設置されているコインランドリー1を端末装置3に通知する、ランドリー機器情報通知部203と、を備える。
【0066】
この構成によると、利用者が端末装置3に自分の洗濯物に関する洗濯物情報Lを入力すると、洗濯に適したランドリー機器11およびそのランドリー機器11が設置されているコインランドリー1が、該端末装置3に通知されてくる。したがって、利用者は、複数のコインランドリー1の各々に設置された多種多様のランドリー機器11の中から、自分の洗濯物に適したランドリー機器11を適切に選択することができる。これによって、利用者がコインランドリー1を十分に有効活用することが可能となり、利用者の利便性が向上する。
【0067】
また、上記の実施形態に係るコインランドリー利用支援システムSYにおいては、洗濯物情報取得部301が、それぞれが重さの異なる洗濯物と対応する複数のイメージ421を、端末装置3の表示部であるタッチパネル30に表示させるとともに、利用者から複数のイメージ421のいずれかの選択を受け付け、選択されたイメージ421と対応する洗濯物の重さを、洗濯物情報Lとして取得する。そして、ランドリー機器抽出部201が、該洗濯物の重さに応じた容量のランドリー機器11を抽出する。
【0068】
多くの利用者にとって、自分の洗濯物の重さを的確に把握することは容易ではなく、このために、自分の洗濯物の重さに対して不適切な容量のランドリー機器11を使用してしまうことがある。しかしながら、上記の構成によると、利用者が、端末装置3に表示された複数のイメージ421の中から自分の洗濯物に近いイメージを選択するだけで、その洗濯物の重さに応じた容量の適切なランドリー機器11が通知されてくる。したがって、通知されたランドリー機器11を使用することにより、洗濯時間や料金の無駄が発生したり、十分な洗浄が行われなかったりすることを回避できる。
【0069】
また、上記の実施形態に係るコインランドリー利用支援システムSYにおいては、洗濯物情報Lに基づいて洗濯時間を予測する洗濯時間予測部202を備える。そして、ランドリー機器情報通知部203が、予測された洗濯時間を端末装置3に通知する。
【0070】
この構成によると、利用者が端末装置3に自分の洗濯物に関する洗濯物情報Lを入力すると、該端末装置3に洗濯時間が通知されてくる。コインランドリー1に足を運ぶまでもなく洗濯時間を把握することができるので、利用者の利便性がさらに向上する。
【0071】
また、上記の実施形態に係るコインランドリー利用支援システムSYにおいては、ランドリー機器データベースDBに、複数のコインランドリー1の各々に設置されている各ランドリー機器11の稼働スケジュールが含まれており、ランドリー機器情報通知部203が、抽出されたランドリー機器11の稼働スケジュールを端末装置3に通知する。
【0072】
この構成によると、利用者が端末装置3に自分の洗濯物に関する洗濯物情報Lを入力すると、該端末装置3に、適切なランドリー機器11に加えて、その稼働スケジュールが通知されてくる。稼働スケジュールを把握することができれば、利用者が洗濯物を持ってコインランドリーに足を運んだときに、目的のランドリー機器11が使用中で待ち時間が発生する、といった事態が回避され、利用者の利便性がさらに向上する。
【0073】
また、上記の実施形態に係るコインランドリー利用支援システムSYにおいては、端末装置3において、抽出されたランドリー機器11の予約を受け付ける予約受付部303、を備える。
【0074】
この構成によると、利用者が端末装置3に自分の洗濯物に関する洗濯物情報Lを入力すると、該端末装置3に適切なランドリー機器11が通知されてくるところ、利用者は、該端末装置3から、通知されたランドリー機器11の予約をすることができる。ランドリー機器11を予約しておけば、利用者は自分が予約した時間に確実に目的のランドリー機器11を使用することができるので、利用者の利便性がさらに向上する。
【0075】
<<第2実施形態>>
上記の実施形態においては、サーバ装置2の記憶部20に格納されているランドリー機器データベースDBに、各ランドリー機器11の稼働スケジュールが登録されるものとし、これに基づいて特定されるランドリー機器11の現在の稼働状況63や稼働スケジュール表71が、利用者の端末装置3のタッチパネル30に表示されるものとした(図8図9)。
【0076】
ここで、ランドリー機器データベースDBへの稼働スケジュールは、例えば次のように更新される。すなわち、各ランドリー機器11にて洗濯が開始されると、該ランドリー機器11の制御部は、自機のプログラムにおいて予め規定されている基準所要時間を洗濯の開始時刻に加算することで、該洗濯の終了予定時刻を予測する。そして、開始時刻と終了予定時刻をサーバ装置2に通知する。サーバ装置2は、該通知を取得すると、開始時刻から終了予定時刻までの時間帯における該ランドリー機器11の状態を「稼働中」とする。これにより、ランドリー機器データベースDBが更新される。
【0077】
このような態様でも、ランドリー機器データベースDBに十分に正確な稼働スケジュールが保持されるように担保することができるが、以下に説明する第2実施形態によると、ランドリー機器データベースDBに保持される稼働スケジュールの正確性をより高めることができる。
【0078】
第2実施形態に係るコインランドリー利用支援システムSYaについて、図10図11を参照しながら説明する。図10は、第2実施形態に係るコインランドリー利用支援システムSYaにおいて実現される機能構成を示すブロック図である。図11は、コインランドリー利用支援システムSYaにおいて実行される処理の流れを示す図である。なお、以下の説明においては、第1実施形態と異なる構成を説明し、第1実施形態と同じ構成については、同じ符号を用いて表すとともにその説明を省略する。
【0079】
コインランドリー利用支援システムSYaにおいては、各ランドリー機器11が、予約管理部101に加えて、該ランドリー機器11で実行中の洗濯の終了時刻を予測する終了時刻予測部102を備える。終了時刻予測部102は、予約管理部101と同様、ランドリー機器11の制御部を構成するマイクロコンピュータが、メモリに格納されたプログラムを実行することによって実現される。
【0080】
コインランドリー利用支援システムSYaにおいて、ランドリー機器データベースDBへの稼働スケジュールの更新に係る処理の流れについて、図11を参照しながら説明する。
【0081】
ステップS101:ランドリー機器11にて洗濯が開始されると、該ランドリー機器11の終了時刻予測部102は、自機のプログラムにおいて予め規定されている基準所要時間を洗濯の開始時刻に加算することで、該洗濯の終了予定時刻を予測する。
【0082】
ステップS102:終了予定時刻が取得されると、終了時刻予測部102は、開始時刻および該終了予定時刻を、自機の識別情報とともに、サーバ装置2に通知する。
【0083】
サーバ装置2は、ランドリー機器11から洗濯の開始時刻と終了予定時刻を取得すると、該取得した情報に基づいて、ランドリー機器データベースDBを更新する。すなわち、サーバ装置2は、ランドリー機器11から取得した開始時刻から終了予定時刻までの時間帯における該ランドリー機器11の状態を「稼働中」とする。
【0084】
ステップS103:一方、洗濯が開始されたランドリー機器11においては、終了時刻予測部102が、所定の工程が完了したか否かを判断する。所定の工程とは、洗濯に係る一連の工程のうちから任意に選択される工程である。以下の説明では、洗濯に係る一連の工程が2回の洗い工程からなるものとし、所定の工程が1回目の洗い工程であるとする。
【0085】
ステップS104:所定の工程(すなわち、1回目の洗い工程)が完了すると、終了時刻予測部102は、洗濯が開始されてから該所定の工程が完了するまでに要した所要時間に基づいて、残りの工程(すなわち、2回目の洗い工程)の所要時間を予測し、これに基づいて、洗濯の終了予定時刻を予測する。
【0086】
具体的には、終了時刻予測部102は、1回目の洗い工程の所要時間を、1回目の洗い工程の基準所要時間で割った値を、変動率として取得する。そして、2回目の洗い工程の基準所要時間に該変動率を乗じた値を、2回目の洗い工程の所要時間と予測する。そして、該予測された所要時間を2回目の洗い工程の開始時刻に加算した時刻を、終了予定時刻として取得する。
【0087】
なお、終了時刻予測部102は、より正確な終了予定時刻を取得するべく、1回目の洗い工程に含まれる各工程、すなわち、給水工程、排水工程、中間脱水バランス工程、等の各々について、個別に変動率を算出し、2回目の洗い工程に含まれる各工程の基準所要時間に、該工程の変動率を乗じた値を、2回目の洗い工程の所要時間と予測してもよい。
【0088】
ステップS105:終了予定時刻が取得されると、終了時刻予測部102は、該終了予定時刻を、自機の識別情報とともに、サーバ装置2に再通知する。
【0089】
ランドリー機器11から洗濯の終了予定時刻の再通知を取得すると、サーバ装置2は、該再通知された情報に基づいてランドリー機器データベースDBを再び更新する。すなわち、サーバ装置2は、再通知された終了予定時刻までの時間帯における該ランドリー機器11の状態が「稼働中」となるように、ランドリー機器データベースDBを更新する。これによって、終了時刻予測部102によって予測された終了予定時刻が、ランドリー機器データベースDBにおけるランドリー機器11の稼働スケジュールに反映される。
【0090】
このように、上記の実施形態に係るコインランドリー利用支援システムSYaにおいては、終了時刻予測部102が、ランドリー機器11において、洗濯が開始されてから一部の工程までが完了した途中段階で、一部の工程の実際の所要時間に基づいて、残りの工程の所要時間を予測して、洗濯の終了予定時刻を予測する。そして、該終了予定時刻が、ランドリー機器データベースDBにおけるランドリー機器11の稼働スケジュールに反映される。
【0091】
この構成によると、洗濯の途中段階で、既に終了した一部の工程の実際の所要時間に基づいて残りの工程の所要時間を予測するので、洗濯が終了する時刻を正確に予測することができる。したがって、ランドリー機器11の正確な稼働スケジュールがランドリー機器データベースDBに保持されることとなる。ひいては、これに基づいて特定されるランドリー機器11の現在の稼働状況63や稼働スケジュール表71の正確性が高まる。これによって、利用者の利便性がさらに向上する。
【0092】
<<変形例>>
ランドリー機器11においては、洗濯が開始された後に、利用者が延長処理の指示を与えることがある。典型的には、乾燥不足の場合に、追加で乾燥運転を行うための延長処理が想定される。このような延長処理の可能性を考慮して、予約を受け付けるための予約受付画面7に、「前の利用者の利用延長により洗濯開始時間が遅れる可能性があることをご了承ください」等といったメッセージが表示されるようにしてもよい。
【0093】
また、延長処理が予約時間に食い込む場合、該予約に係る利用者の端末装置3に、その旨が通知されるように構成してもよい。具体的には、サーバ装置2が、ランドリー機器11から、延長処理の発生に伴う終了予定時刻の変更の通知を受けて、ランドリー機器データベースDBを更新する際に、該通知によって「稼働中」に変更されるべき時間帯が、現在「予約中」とされているか否かを判断する。そして、変更されるべき時間帯が「予約中」とされている場合、サーバ装置2が、該予約に係る利用者の端末装置3にその旨を通知し、該端末装置3のタッチパネル30に、「前の利用者の利用延長により洗濯開始時間が○○分遅れます。」といったメッセージを表示させるようにしてもよい。さらに、該通知を受けた端末装置3において、予約受付部303が、ランドリー機器11の最新の稼働状況を表す稼働スケジュール表71を表示した予約受付画面7をタッチパネル30に表示させて、利用者から予約の変更を受け付ける構成としてもよい。
【0094】
上記の各実施形態において、洗濯時間予測部202が、洗濯時間を予測するにあたって、ステップS4で抽出されたランドリー機器11の仕様情報が加味されてもよい。この場合、ステップS4で抽出された各ランドリー機器11について、洗濯時間が算出されることになり、ランドリー機器情報表示画面6において、各ランドリー機器11についての洗濯時間が表示されることになる。したがって、利用者は、洗濯時間を加味してランドリー機器11を選択することができる。
【0095】
上記の各実施形態において、端末装置3は、コインランドリー1の利用者が保持する通信端末装置であるとしたが、端末装置3は、コインランドリー1等に設置された通信端末装置であってもよい。
【0096】
上記の各実施形態において、洗濯時間予測部202、予約受付部303、予約管理部101は、必須の要素ではなく、これらの少なくとも1個を省略してもよい。
【0097】
上記の各実施形態において、サーバ装置2が備えるものとした各機能部201~203のうちの少なくとも1個が、ランドリー機器11あるいは端末装置3において実現されてもよい。また、端末装置3が備えるものとした各機能部301~303のうちの少なくとも1個が、サーバ装置2あるいはランドリー機器11において実現されてもよい。
【0098】
第2実施形態において、終了時刻予測部102が、洗濯が開始されてから所定の工程が完了するまでの実際の所要時間に基づいて、残りの工程の所要時間を予測する態様は、上記に例示したものに限らない。例えば、終了時刻予測部102は、所定時間の乾燥処理が終了した段階で、ランドリー機器11に設けられたセンサ等から取得した情報に基づいて洗濯物の乾燥の度合いを判断して、該洗濯物を完全に乾かすために必要な時間を予測してもよい。
【0099】
その他の構成も、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。また、いうまでもなく、各実施形態にて例示された構成が部分的に互いに組み合わされることも可能である。
【符号の説明】
【0100】
1 コインランドリー
11 ランドリー機器
101 予約管理部
102 終了予定時刻予測部
2 サーバ装置
20 記憶部
201 ランドリー機器抽出部
202 洗濯時間予測部
203 ランドリー機器情報通知部
3 端末装置
30 タッチパネル
301 洗濯物情報取得部
302 ランドリー機器情報表示部
303 予約受付部
SY コインランドリー利用支援システム
DB ランドリー機器データベース
L 洗濯物情報
M ランドリー機器情報
R 予約情報