(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023108609
(43)【公開日】2023-08-04
(54)【発明の名称】ブルーツゥースタイヤ空気圧検出システムおよびその実施方法
(51)【国際特許分類】
B60C 23/04 20060101AFI20230728BHJP
【FI】
B60C23/04 150J
B60C23/04 150G
B60C23/04 160Z
【審査請求】有
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023006223
(22)【出願日】2023-01-18
(31)【優先権主張番号】111103201
(32)【優先日】2022-01-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】TW
(71)【出願人】
【識別番号】507059369
【氏名又は名称】系統電子工業股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】SYSGRATION LTD.
【住所又は居所原語表記】5F.-1,No.1,Sec.1,Tiding Blvd.,Neihu Dist.,Taipei City,Taiwan
(74)【代理人】
【識別番号】110001139
【氏名又は名称】SK弁理士法人
(74)【代理人】
【識別番号】100130328
【弁理士】
【氏名又は名称】奥野 彰彦
(74)【代理人】
【識別番号】100130672
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 寛之
(72)【発明者】
【氏名】游智為
(57)【要約】
【課題】ブルーツゥースホスト2のデータの完全性を確保し、距離等が原因でデータが失われることがないようにできるため、大型自動車で有効に使用できるブルーツゥースタイヤ空気圧検出システムおよびその実施方法を提供する。
【解決手段】ブルーツゥースタイヤ空気圧検出システムおよびその実施方法は、一般的なブルーツゥースタイヤ空気圧検出システムにおいて、ブルーツゥースホスト2と異なる位置にブルーツゥース補助受信機3を別に追加し、更にブルーツゥースホスト2とブルーツゥースタイヤ空気圧検出器1が接続され、ブルーツゥースタイヤ空気圧検出器1を利用して検出されたタイヤ情報の特性を伝送し、ブルーツゥースホスト2およびブルーツゥース補助受信機3にそれぞれ伝送する。ブルーツゥース補助受信機3は受信したタイヤ情報をブルーツゥースホスト2へ再度伝送し、何度も検証を行う。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ブルーツゥースタイヤ空気圧検出器、ブルーツゥースホストおよびブルーツゥース補助受信機を含むブルーツゥースタイヤ空気圧検出システムにおいて、そのうち、
前記ブルーツゥースタイヤ空気圧検出器は情報発信モジュールと感知モジュールを含み、且つ前記感知モジュールは感知されたタイヤ情報を前記情報発信モジュールに送信し、前記ブルーツゥースタイヤ空気圧検出器は前記ブルーツゥースホスト、前記ブルーツゥース補助受信機のうちの任意の一つもしくは一つ以上とブルーツゥースマッチングを実施し、前記情報発信モジュールを介してタイヤ情報を前記ブルーツゥースホスト、前記ブルーツゥース補助受信機のうちの任意の一つもしくは一つ以上へ伝送し、
前記ブルーツゥースホストはデータ送受信モジュールおよびコントロールモジュールを含み、前記データ送受信モジュールは前記ブルーツゥースタイヤ空気圧検出器が発したタイヤ情報を収集することを担い、
前記ブルーツゥース補助受信機は前記ブルーツゥースホストとブルーツゥースマッチングし、且つ前記ブルーツゥース補助受信機はメインコントロールモジュールを含み、前記メインコントロールモジュールは前記ブルーツゥースタイヤ空気圧検出器が発したタイヤ情報を収集することを担い、且つ前記メインコントロールモジュールはタイヤ情報を前記データ送受信モジュールへ伝送する機能を含むことを特徴とするブルーツゥースタイヤ空気圧検出システム。
【請求項2】
前記コントロールモジュールは、前記データ送受信モジュールのタイヤ情報の完全性および安全値を超えているか否かを確認する機能を含むことを特徴とする請求項1記載のブルーツゥースタイヤ空気圧検出システム。
【請求項3】
前記ブルーツゥースホストは、ディスプレイモジュールを含み、前記ディスプレイモジュールはディスプレイに接続してタイヤ情報を表示するのに用いることを特徴とする請求項1記載のブルーツゥースタイヤ空気圧検出システム。
【請求項4】
ブルーツゥースタイヤ空気圧検出システムの実施方法において、それは以下ステップを含み、
ブルーツゥース補助受信機がデバイスモードに入り、ブルーツゥースホストとブルーツゥースペアリングした後、ブルーツゥースタイヤ空気圧検出器とブルーツゥースペアリング接続する伝送ステップ一と、
前記伝送ステップ一を完了した後、前記ブルーツゥース補助受信機はホストモードに入り、前記ブルーツゥースホストおよび前記ブルーツゥース補助受信機は前記ブルーツゥースタイヤ空気圧検出器が伝送したタイヤ情報を同時に受信する伝送ステップ二と、
前記伝送ステップ二を完了した後、前記ブルーツゥース補助受信機は前記ブルーツゥースタイヤ空気圧検出器が伝送したタイヤ情報を保存並びにバックアップし、且つ前記ブルーツゥースホストはブルーツゥースタイヤ空気圧検出器がタイヤ情報を完全に伝送したか否かを分析し、完了した後、確認ステップに入り、不備があれば、呼出しステップに進む分析バックアップステップと、
仮に前記ブルーツゥースホストが分析バックアップステップの中で完全ではないことを発見した場合、ブルーツゥース接続を介し、ブルーツゥース補助受信機にバックアップされたタイヤ情報を伝送するようにコマンドする呼出しステップと、
前記呼出しステップを完了した後、前記ブルーツゥース補助受信機が前記コマンドを受信し、バックアップされたタイヤ情報を呼び出してブルーツゥース接続を介して前記ブルーツゥースホストへ転送する転送ステップと、
仮に前記ブルーツゥースホストが前記分析バックアップステップにおいて受信したタイヤ情報が完全であるか、もしくは前記転送ステップがバックアップされたタイヤ情報を前記ブルーツゥースホストへすでに転送された場合、前記ブルーツゥースホストは再度タイヤ情報を確認する確認ステップを含み、
前記確認ステップを完了すると、前記ブルーツゥースタイヤ空気圧検出システムは次の伝送ステップ一を待機することを特徴とするブルーツゥースタイヤ空気圧検出システムの実施方法。
【請求項5】
ブルーツゥースタイヤ空気圧検出システムの実施方法において、それは以下ステップを含み、
ブルーツゥース補助受信機がデバイスモードに入り、ブルーツゥースホストとブルーツゥースペアリング接続を実施する伝送ステップ一と、
前記伝送ステップ一を完了した後、前記ブルーツゥース補助受信機はホストモードに入り、前記ブルーツゥースホストおよび前記ブルーツゥース補助受信機はブルーツゥースタイヤ空気圧検出器に同時にブルーツゥース接続し、前記ブルーツゥースタイヤ空気圧検出器からタイヤ情報を取得する伝送ステップ二と、
ブルーツゥース補助受信機は前記ブルーツゥースタイヤ空気圧検出器から受信したタイヤ情報をブルーツゥース接続で前記ブルーツゥースホストへ伝送する伝送ステップ三と、
伝送ステップ三を完了した後、前記ブルーツゥースホストが受信したすべてのタイヤ情報を分析し、異常かどうかを確認する分析ステップと、
前記ブルーツゥースホストは前記伝送ステップ三が伝送したタイヤ情報にもとづき、確認および後続使用を実施する確認ステップを含み、
前記確認ステップを完了すると、前記ブルーツゥースタイヤ空気圧検出システムは次の伝送ステップ一を待機することを特徴とするブルーツゥースタイヤ空気圧検出システムの実施方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ブルーツゥース(登録商標)接続式の自動車のタイヤ空気圧検出システムおよびその実施方法に係わる。
【背景技術】
【0002】
現代において、ドライバーがいつでも自動車のタイヤの状況を把握できるようにするため、またタイヤがパンクしたり、タイヤ空気圧不足の状況を回避し安全運転できるようにするため、現在、国内には多くの自動車常にタイヤ空気圧検出システムが装備されている。また一般的なタイヤ空気圧検出システムは、自動車のリムに設置されたタイヤ空気圧検出器および自動車内部のホストから構成される。各タイヤ空気圧検出器は一定時間内に対応するタイヤ内の気圧もしくはその他例えばタイヤ内温度、タイヤ内湿度等のような予め設定したパラメータを読み取り、その後該ホストに読み取った結果を送信する。仮に任意の一つのタイヤ空気圧検出器が感知した結果に異常が表れた時、該タイヤ空気圧検出システムは警告信号を生成して自動車のドライバーに通知し、ドライバーが警告を知ることで事故を減らす事ができる。
【0003】
タイヤ空気圧検出システムでよく使用される接続方式はケーブル式接続、もしくはアンテナ式無線接続が一般的であるが、この種の方法はコスト高および自動車の重量アップをもたらすため、或る業者はブルーツゥース接続式のタイヤ空気圧検出システムを開発した。この種の方法は、実施および組立難易度において相対的に優れており、コストが低くなるだけでなく、車体重量への影響も小さい。また各タイヤ接続の便利性も大幅にアップし、従前の技術のように工場に戻して各タイヤのタイヤ空気圧検出器に書き込みする必要がなく、以前に比べて使用方法が向上した。
【0004】
しかしながら、この種の方法は適用性は向上したが、ブルーツゥース接続距離の制限およびブルーツゥース送信において時折発生する情報喪失問題があり、それによって正確性および効率の問題があり、それは特に大型多輪の自動車もしくはタイヤ距離のブルーツゥースホスト距離が比較的大きい自動車に問題が起こりやすい。そのため、ブルーツゥース接続式タイヤ空気圧検出システムは大型自動車には余り使われない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述の問題を最適化して改善できれば、ブルーツゥース接続式タイヤ空気圧検出システムの精度が有効に向上し、該ブルーツゥース接続式タイヤ空気圧検出システムの適用範囲が広がる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明はブルーツゥースタイヤ空気圧検出システムを提供する。それはブルーツゥースタイヤ空気圧検出器、ブルーツゥースホストおよびブルーツゥース補助受信機を含む。そのうちブルーツゥースタイヤ空気圧検出器は、情報発信モジュールと感知モジュールを含み、且つ感知モジュールは感知されたタイヤ情報を情報発信モジュールへ伝送する。ブルーツゥースタイヤ空気圧検出器は、ブルーツゥースホスト、ブルーツゥース補助受信機のうちの任意の一つもしくは一つ以上とブルーツゥースマッチングを実施し、情報発信モジュールを介してタイヤ情報をブルーツゥースホスト、ブルーツゥース補助受信機のうちの任意の一つもしくは一つ以上に伝送する。
【0007】
更に、ブルーツゥースホストはデータ送受信モジュールおよびコントロールモジュールを含み、データ送受信モジュールはブルーツゥースタイヤ空気圧検出器が発したタイヤ情報を収集することを担う。
【0008】
その他、ブルーツゥース補助受信機は、ブルーツゥースホストとブルーツゥースマッチングし、ブルーツゥース補助受信機はメインコントロールモジュールを含み、該メインコントロールモジュールはブルーツゥースタイヤ空気圧検出器が発したタイヤ情報を収集することを担い、且つ該メインコントロールモジュールは更にタイヤ情報をデータ送受信モジュールへ伝送する機能を含む。
【0009】
問題を解決するため、本発明はブルーツゥースタイヤ空気圧検出システムの実施方法を提供し、それは伝送ステップ一、伝送ステップ二、分析バックアップステップ、呼出しステップ、転送ステップおよび確認ステップを含む。
【0010】
そのうち伝送ステップ一は、ブルーツゥース補助受信機進がBLE(ブルーツゥース・ロー・エナジー)標準プロトコルのデバイス(Peripheral)モードに入り、ブルーツゥースホストとブルーツゥースペアリングした後、ブルーツゥースタイヤ空気圧検出器とブルーツゥースペアリングの接続動作を行うことを指す。
【0011】
伝送ステップ二は、伝送ステップ一を完了した後、ブルーツゥース補助受信機がBLE(ブルーツゥース・ロー・エナジー)標準プロトコルのホスト(Host)モードに入り、ブルーツゥースホストおよびブルーツゥース補助受信機はブルーツゥースタイヤ空気圧検出が伝送しタイヤ情報を同時に受信する動作を行うことを指す。
【0012】
分析バックアップステップにおいて、伝送ステップ二を完了した後、ブルーツゥース補助受信機はブルーツゥースタイヤ空気圧検出器が伝送したタイヤ情報を保存並びにバックアップし、且つブルーツゥースホストはブルーツゥースタイヤ空気圧検出器が伝送したタイヤ情報を伝送し終えたか否かを分析し、完了したら確認ステップに入り、不備があれば、呼出しステップに進む。
【0013】
呼出しステップは、仮にブルーツゥースホストが分析バックアップステップにおいて、獲得したタイヤ情報に不備を見つけた場合、ブルーツゥース接続で、ブルーツゥース補助受信機に対しバックアップしたタイヤ情報を転送するコマンド動作を行うことを指す。
【0014】
次に、転送ステップは、呼出しステップを完了した後、ブルーツゥース補助受信機はコマンドを受信し、バックアップされたタイヤ情報を呼出してブルーツゥース接続を介してブルーツゥースホストに転送する動作を行うことを指す。
【0015】
最後、確認ステップは、仮にブルーツゥースホストが分析バックアップステップにおいて受信したタイヤ情報が完全だった場合、もしくは転送ステップS14においてバックアップされたタイヤ情報をブルーツゥースホスト2へすでに転送した場合、ブルーツゥースホストは再度タイヤ情報を確認し、後続のアプリケーション動作を行い、確認ステップを完了した後、ブルーツゥースタイヤ空気圧検出システムは次の伝送ステップ一開始を待機することを指す。
【0016】
問題を解決するため、本発明は更にブルーツゥースタイヤ空気圧検出システムの実施方法を提供する。それは伝送ステップ一、伝送ステップ二、伝送ステップ三、分析ステップおよび確認ステップを含む。そのうち伝送ステップ一はブルーツゥース補助受信機がBLE標準プロトコルのデバイスモードに入り、ブルーツゥースホストとブルーツゥースペアリングの接続動作を行うことを指す。
【0017】
伝送ステップ二は、伝送ステップ一を完了した後、ブルーツゥース補助受信機はBLE標準プロトコルのホストモードに入り、ブルーツゥースホストおよびブルーツゥース補助受信機はブルーツゥースタイヤ空気圧検出器に同時にブルーツゥース接続し、ブルーツゥースタイヤ空気圧検出器からタイヤ情報を取得する動作を行うことを指す。
【0018】
伝送ステップ三は、ブルーツゥース補助受信機がブルーツゥースタイヤ空気圧検出器から受信したタイヤ情報をブルーツゥース接続でブルーツゥースホストへ伝送する動作を行うことを指す。
【0019】
次に、分析ステップは、伝送ステップ三を完了した後、ブルーツゥースホストが受信したすべてのタイヤ情報を分析し、更に異常であるか否かを確認する動作を行うことを指す。
【0020】
最後は確認ステップであり、確認ステップはブルーツゥースホストは伝送ステップ三が伝送したタイヤ情報にもとづき、再確認および後続使用動作を実施し、確認ステップを完了した後、該ブルーツゥースタイヤ空気圧検出システム次の伝送ステップ一開始を待機することを指す。
【0021】
故に、ブルーツゥースタイヤ空気圧検出システムおよびその実施方法を提供することを本発明の主な目的とする。一般的なブルーツゥースタイヤ空気圧検出システムにおいて、ブルーツゥースホストと異なる位置に、ブルーツゥース補助受信機を別に追加し、更にブルーツゥースホストとブルーツゥースタイヤ空気圧検出器が接続され、ブルーツゥースタイヤ空気圧検出器を利用して検出されたタイヤ情報の特性を伝送し、ブルーツゥースホストおよびブルーツゥース補助受信機にそれぞれ伝送する。ブルーツゥース補助受信機は受信したタイヤ情報をブルーツゥースホストへ主動もしくは被動的に伝送し、このような多重検証方式に拠って、ブルーツゥースホストのデータの完全性を確保し、データ漏れを起こりにくくする。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【
図2】本発明の第一実施方法の細部システムアーキテクチャ図である。
【
図3】本発明の第一実施方法のフローチャート図である。
【
図4】本発明の第二実施方法の細部システムアーキテクチャ図である。
【
図5】本発明の第二実施方法のフローチャート図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
(一実施形態)
本発明は図式と共に実施例を挙げながら詳細に以下の通り説明する。文中において使用する図式の主旨は、明細書を指示し補助する目的であり、本発明実施後の真の比例と正しい配置ではない。故に、添付の図式的比例と配置関係において、本発明の実施例が請求範囲を制限するものではないことを先に述べておく。
【0024】
図1から
図5に示すとおり、本発明のルーツゥースタイヤ空気圧検出システムはブルーツゥースタイヤ空気圧検出器1、ブルーツゥースホスト2およびブルーツゥース補助受信機3を含む。そのうちブルーツゥースタイヤ空気圧検出器1は情報発信モジュール11と感知モジュール12を含み、且つ感知モジュール12は感知されたタイヤ情報を情報発信モジュール11へ伝送し、ブルーツゥースタイヤ空気圧検出器1はブルーツゥースホスト2、ブルーツゥース補助受信機3のうちの一つ、もしくは一つ以上とブルーツゥースマッチングを実施し、情報発信モジュール11はタイヤ情報をブルーツゥースホスト2、ブルーツゥース補助受信機3のうちの一つ、もしくは一つ以上へ伝送する。
【0025】
更に、
図1から
図5に示すとおり、ブルーツゥースホスト2はデータ送受信モジュール21およびコントロールモジュール22を含み、データ送受信モジュール21はブルーツゥースタイヤ空気圧検出器1が発したタイヤ情報を収集することを担う。
【0026】
他に、
図1から
図5に示すとおり、ブルーツゥース補助受信機3はブルーツゥースホスト2とブルーツゥースマッチングし、ブルーツゥース補助受信機3はメインコントロールモジュール31を含み、該メインコントロールモジュール31はブルーツゥースタイヤ空気圧検出器1が発したタイヤ情報を収集することを担い、且つ該メインコントロールモジュール31は更にタイヤ情報をデータ送受信モジュール21へ伝送する機能を含む。
【0027】
実際に使用する時、
図1から
図5に示すとおり、ユーザーはブルーツゥースタイヤ空気圧検出器1をリムに取付け、自動車内に設置したブルーツゥースホスト2とマッチング接続する。その後、ブルーツゥース補助受信機3を自動車に取付け、ブルーツゥースホスト2とマッチング接続すると、正確で便利なブルーツゥースタイヤ空気圧検出システムを使用できる。
【0028】
次に、ブルーツゥースホスト2は、BLE(ブルーツゥース・ロー・エナジー)標準プロトコルにおいて、ホスト(Host)ID、もしくはホスト(Host)およびデバイス(Peripheral)二種のIDが同時に実行される機能を含む。
【0029】
次に、ブルーツゥース補助受信機3は、BLE標準プロトコルにおいて、ホスト(Host)およびデバイス(Peripheral)二種類のIDを同時実行する機能を含む。
【0030】
次に、ブルーツゥースタイヤ空気圧検出器1は、BLE標準プロトコルにおいて、デバイス(Peripheral)のID、もしくはホスト(Host)およびデバイス(Peripheral)二種類のIDを同時に実行する機能、並びにブロードキャストパケットでタイヤ情報を送信する機能も含む。
【0031】
次に、コントロールモジュール22は、該データ送受信モジュール21のタイヤ情報の完全性および安全値を超えているか否かを確認する機能を含む。
【0032】
次に、ブルーツゥースホスト2は、ディスプレイモジュールを含み、コントロールモジュール22がタイヤ情報を完全であると確認すると、コントロールモジュール22は該タイヤ情報をディスプレイモジュールへ送信し、該ディスプレイモジュールはディスプレイに接続してタイヤ情報を表示する。
【0033】
前述は本発明の主な実施例の主要技術の特徴であり、それは本発明の請求範囲第1項の内容に対応し、本発明の目的と実施型態を詳細に知ることができる。そして残りの従属請求範囲に述べた技術特徴は請求範囲第一項内容の詳述もしくは附加技術の特徴に対するものであり、請求範囲第一項の範囲を制限するものではない。本発明の請求範囲第一項はその残りの従属請求範囲に述べる技術的特徴を含むとは限らない。
【0034】
以下に本発明の実施方式を説明し、本発明では二種の実施方法を提供する。そのうち第一種方法は
図1から
図3に示すとおりで、伝送ステップ一S10、伝送ステップ二S11、分析バックアップステップS12、呼出しステップS13、転送ステップS14および確認ステップS15を含む。
【0035】
そのうち伝送ステップ一S10はブルーツゥース補助受信機3がBLE(ブルーツゥース・ロー・エナジー)標準プロトコルのデバイス(Peripheral)モードに入り、ブルーツゥースホスト2とブルーツゥースペアリングした後、ブルーツゥースタイヤ空気圧検出器1とブルーツゥースペアリングの接続動作を行うことを指す。
【0036】
伝送ステップ二S11は、伝送ステップ一S10を完了した後に、ブルーツゥース補助受信機3がBLE(ブルーツゥース・ロー・エナジー)標準プロトコルのホスト(Host)モードに入り、ブルーツゥースホスト2およびブルーツゥース補助受信機3はブルーツゥースタイヤ空気圧検出器1が伝送しタイヤ情報を同時に受信する動作を行うことを指す。
【0037】
分析バックアップステップS12は、伝送ステップ二S11を完了した後、ブルーツゥース補助受信機3はブルーツゥースタイヤ空気圧検出器1が伝送したタイヤ情報を保存並びにバックアップし、且つブルーツゥースホスト2はブルーツゥースタイヤ空気圧検出器1が伝送したタイヤ情報を伝送し終えたか否かを分析し、完了したら確認ステップS15に入り、不備があれば、呼出しステップS13に進むことを指す。
【0038】
また、呼出しステップS13は、仮にブルーツゥースホスト2が分析バックアップステップS12において、獲得したタイヤ情報に不備を見つけた場合、ブルーツゥース接続で、ブルーツゥース補助受信機3に対しバックアップしたタイヤ情報を転送するコマンド動作を行うことを指す。
【0039】
次に、転送ステップS14は、呼出しステップS13を完了した後、ブルーツゥース補助受信機3はコマンドを受信し、バックアップされたタイヤ情報を呼出し、ブルーツゥース接続を介してブルーツゥースホスト2に転送する動作を指す。
【0040】
最後に、確認ステップS15は、仮にブルーツゥースホスト2が分析バックアップステップS12において受信したタイヤ情報が完全だった場合、もしくは転送ステップS14においてバックアップされたタイヤ情報をブルーツゥースホスト2へすでに転送した場合、ブルーツゥースホスト2は再度タイヤ情報を確認し、後続のアプリケーション動作を行い、確認ステップS15を完了した後、ブルーツゥースタイヤ空気圧検出システムは次の伝送ステップ一S10の開始を待機することを指す。
【0041】
図4および
図5に示すとおり、そのうち
図4の実線矢印はタイヤ情報伝送方向であり、点線はコントロールモジュール22がタイヤ情報を完全か否かを判断した後、該ブルーツゥースタイヤ空気圧検出システムの実行経路を示す。また本発明は他に第二種方法を提供する。それは伝送ステップ一S20、伝送ステップ二S21、伝送ステップ三S22、分析ステップS23および確認ステップS24を含む。そのうち伝送ステップ一S20は、ブルーツゥース補助受信機3がBLE標準プロトコルのデバイスモードに入り、ブルーツゥースホスト2とブルーツゥースペアリングの接続動作を行うことを指す。
【0042】
伝送ステップ二S21は伝送ステップ一S20を完了した後に、ブルーツゥース補助受信機3はBLE標準プロトコルのホストモードに入り、ブルーツゥースホスト2およびブルーツゥース補助受信機3はブルーツゥースタイヤ空気圧検出器1に同時にブルーツゥース接続し、ブルーツゥースタイヤ空気圧検出器1からタイヤ情報を取得する動作を行うことを指す。
【0043】
伝送ステップ三S22はブルーツゥース補助受信機3がブルーツゥースタイヤ空気圧検出器1から受信したタイヤ情報をブルーツゥース接続でブルーツゥースホスト2へ伝送する動作を行うことを指す。
【0044】
更に、分析ステップS23は、伝送ステップ三S22を完了した後、ブルーツゥースホスト2が受信したすべてのタイヤ情報を分析し、更に異常であるか否かを確認する動作を行うことを指す。
【0045】
最後は確認ステップS24であり、確認ステップS24は、ブルーツゥースホスト2は伝送ステップ三S22が伝送したタイヤ情報にもとづき、再確認および後続使用動作を実施し、確認ステップS24を完了した後、該ブルーツゥースタイヤ空気圧検出システム次の伝送ステップ一S20の開始を待機することを指す。
【0046】
その他、本発明のブルーツゥースタイヤ空気圧検出システムは、更に定位機能を含む。該ブルーツゥース補助受信機3のメインコントロールモジュール31は定位機能自体とブルーツゥースタイヤ空気圧検出器1の間の距離、角度、信号強度のうちの一つ、もしくは一つ以上を介し、該ブルーツゥースタイヤ空気圧検出器1がある位置を判断し、ユーザー操作によって、ブルーツゥースホスト2のコントロールモジュール22が該ブルーツゥースタイヤ空気圧検出器1の車輪位置を知り検査情報を用いるのを助ける。この種の方法はブルーツゥースホスト2が車輪の方位と番号を簡易に位置決めでき、従前技術のように書き込みのために工場に戻る必要がなくなり、ユーザーの便利性および該ブルーツゥースタイヤ空気圧検出システム適用性が大幅に向上する。
【符号の説明】
【0047】
1 ブルーツゥースタイヤ空気圧検出器
11 情報発信モジュール
12 感知モジュール
2 ブルーツゥースホスト
21 データ送受信モジュール
22 コントロールモジュール
3 ブルーツゥース補助受信機
31 メインコントロールモジュール:31
(第一方法)
S10 伝送ステップ一:S10
S11 伝送ステップ二:S11
S12 分析バックアップステップ:S12
S13 呼出しステップ:S13
S14 転送ステップ:S14
S15 確認ステップ:S15
(第二方法)
S20 伝送ステップ一:S20
S21 伝送ステップ二:S21
S22 伝送ステップ三:S22
S23 分析ステップ:S23
S24 確認ステップ:S24