(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023108610
(43)【公開日】2023-08-04
(54)【発明の名称】支持レールと該支持レールに一緒に並べられたハウジングとを備えた装置
(51)【国際特許分類】
H01R 9/26 20060101AFI20230728BHJP
F16B 1/02 20060101ALI20230728BHJP
【FI】
H01R9/26
F16B1/02 L
【審査請求】未請求
【請求項の数】19
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2023006441
(22)【出願日】2023-01-19
(31)【優先権主張番号】10 2022 101 707.9
(32)【優先日】2022-01-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】DE
(71)【出願人】
【識別番号】513243480
【氏名又は名称】ヴァイトミュラー インターフェイス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンデイトゲゼルシャフト
(74)【代理人】
【識別番号】110000556
【氏名又は名称】弁理士法人有古特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ディークマン, イェルク
【テーマコード(参考)】
5E086
【Fターム(参考)】
5E086HH12
(57)【要約】 (修正有)
【課題】頑丈で継続的な使用においても安全なラッチ手段を有する装置を提供する。
【解決手段】ハウジングは一緒に並べられて電気的接点要素及び/又は機能要素1を備え支持レール2は取付け位置にて取付けベース3に取付けられ支持レールが取付けられる前にハウジングが支持レールに並べられた状態でも支持レールを取付けベースに取付け可能で支持レールは2つ以上のラッチ手段5によって保持されラッチ手段は支持レールが取付けられる前に取付けベースの所定の位置に配置され支持レールがラッチ手段に工具なしで配置、ロックされる構成でラッチ手段のベース部は取付けベースの取付け位置に対して180度回転したU字に対応する断面を有しベース部は水平ベースバーに垂直な2つのサイドバーに分割されラッチ手段は2つのサイドバーを介してスラスト軸受として取付けベースに支持される。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
その上に複数のハウジングが配置された支持レール(2)を備えた装置であって、ハウジングは一緒に並べられて、電気的接点要素及び/又は機能要素(1)を備え、支持レールは、取付け位置にて取付けベース(3)に取り付けられ、支持レール(2)が取り付けられる前に、ハウジングが支持レール(2)に並べられた状態でも、支持レール(2)を取付けベース(3)に取り付けることができ、支持レール(2)は、2つ以上のラッチ手段(5)によって保持され、該ラッチ手段(5)は支持レール(2)が取り付けられる前に取付けベース(3)の所定の位置にあり、又は配置され、ラッチ手段(5)と支持レール(2)は、支持レール(2)がラッチ手段(5)に工具なしで配置されロックされるように対応して構成され、各ラッチ手段(5)はベース部(51)を有し、該ベース部(51)は、取付けベース(3)上の取付け位置に対して、180度回転したU字に対応する断面を有し、ベース部(51)は水平ベースバー(511)と該水平ベースバー(511)に垂直な2つのサイドバー(512、513)に分割され、ラッチ手段(5)は2つのサイドバー(512、513)を介して、スラスト軸受として取付けベース(3)上に支持され、
ラッチ手段(5)は支持レール(2)を取付けベース(3)上でしっかりと掛止するために、1つ以上のラッチリム(52a、52b、53a、53b)を有していることを特徴とする装置。
【請求項2】
前記サイドバー(512、513)の一方又は両方が、ベース部(51)の少なくとも一方の側部、またはベース部の両側部にてラッチリム(52a、52b、53a、53b)まで長く延び、該ラッチリムは取付けベース(3)とは反対側の支持レール(2)の側部を支持するように構成され、機能する、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記ラッチリム(52a、52b、53a、53b)は、取付けベース(3)を向いた解放されるように切断された側を有しており、それによって、取付けベース(3)上のラッチ手段(5)の取付け状態において、支持レールの取付け前に、ラッチリム(52a、52b、53a、53b)が取付けベース(3)上に載置されるのではなく、取付けベースに対して実質的に垂直または正確に垂直な枢軸を中心に枢動運動を行う、請求項2に記載の装置。
【請求項4】
夫々のラッチリム(52a、52b、53a、53b)の解放されるように切断された側が、ベースバー(511)と平行に走る平行部分(54)と、該平行部分(54)に対して10度よりも大きな角度で延びる傾き部分(55)とを有していることを特徴とする、請求項1乃至3の何れかに記載の装置。
【請求項5】
前記支持レール(2)の取付け状態において、各傾き部分(55)が、ベースリム(20)上の少なくとも一部上に載置される、請求項4に記載の装置。
【請求項6】
各ラッチリム(52a、52b、53a、53b)は、その自由端部に挿入用面取り部(56)を有している、請求項2乃至5の何れかに記載の装置。
【請求項7】
夫々の挿入用面取り部(56)が、夫々のラッチリム(52a、52b、53a、53b)の空間的に斜めの曲げ部(58)によって実現され、各ラッチリム(52a、52b、53a、53b)の両方の曲げ部(58)が僅かに内側に向けて配置され、夫々の挿入用面取り部(56)は、U字型断面に対して外側に配置されている、請求項6に記載の装置。
【請求項8】
支持レール(2)が取り付けられた状態にて、支持レール(2)の各細長い孔(4)の長手方向側の1つの壁(41)に対する、夫々のラッチリム(52a、52b、53a、53b)の弾力的な効果が生じる、請求項1乃至7の何れかに記載の装置。
【請求項9】
ラッチ状態において、ラッチ手段(5)が各細長い孔(4)と協働し、該細長い孔(4)が、ラッチ手段(5)に対して、特にラッチリム(52a、52b、53a、53b)に対して、嵌合ラッチ手段として作用する、請求項1乃至8の何れかに記載の装置。
【請求項10】
ベース部(51)は孔(514)を有し、該孔(514)を介して、各ラッチ手段(5)が、取付け手段、特にねじ(33)によって、取付けベース(3)に取り付けられる、請求項1乃至9の何れかに記載の装置。
【請求項11】
ラッチ手段(5)によって、支持レール(2)が取付けベース(3)に面一に嵌合されることが可能になる、請求項1乃至10の何れかに記載の装置。
【請求項12】
ラッチ手段(5)は、ラッチリム(52a、53a)の反対側にロック部(59)を有し、該ロック部(59)は、ラッチ手段(5)の取付け状態において、取付けベース(3)に取付けのために設けられた孔(31)と係合するように構成されている、請求項1乃至11の何れかに記載の装置。
【請求項13】
前記孔(31)は、前記ラッチ手段(5)が前記取付けベース(3)上に取り付けられた後、前記支持レール(2)の前記細長い孔(4)と一直線に並ぶように、前記取付けベース(3)のねじ孔(32)に対して配置されることを特徴とする請求項12に記載の装置。
【請求項14】
ラッチ手段(5)が、互いに向かい合うロック部(59)と対になるように、取付けベース(3)に配置され、取り付けられる、請求項1乃至13の何れかに記載の装置。
【請求項15】
ラッチ手段(5)が、金属物質から製造され、特にストリップまたはシートが好ましい平坦な材料から型打ちされ曲げられた部分として一体に鋼から製造される、請求項1乃至14の何れかに記載の装置。
【請求項16】
請求項1乃至15の何れかに記載の装置のためのラッチ手段(5)であって、請求項1乃至15のラッチ手段(5)に関する特徴のうちの1つ以上を有する、ラッチ手段(5)。
【請求項17】
ベース部(51)を有し、該ベース部(51)が180度回転したU字に相当する横断面を有し、ベース部(51)が水平のベースバー(511)と該ベースバーに直交する2つのサイドバー(512、513)とに分割され、ラッチ手段(5)が、支持レールを取付けベース(3)にしっかりとラッチするための1つ以上のラッチリム(52a、52b、53a、53b)を有する。請求項16に記載のラッチ手段。
【請求項18】
ラッチ手段(5)が金属物質から製造された、請求項17に記載のラッチ手段。
【請求項19】
ラッチ手段(5)は、平らな材料から型打ちされた曲げ部として一体に製造された、請求項17又は18に記載のラッチ手段。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、その上に複数のハウジングが配置された支持レールを備えた装置に関し、ハウジングは一緒に並べられて、電気的接触要素及び/又は機能要素を備えることができ、又は既に備えている。支持レールが取り付けられる前に、ハウジングを支持レールに並べた状態でも、支持レールを取付けベースに取り付けることができ、支持レールは、少なくとも1つのラッチ要素によって取付けベースに取り付けられ、該ラッチ要素は支持レールが取り付けられる前に取付けベースの所定の位置に配置されている。
【背景技術】
【0002】
スイッチキャビネット構造においては、電気的接触要素及び機能要素のストリングハウジング(すなわち、電気的接触要素及び/又は機能要素を既に装備することができる、又は既に装備されているハウジング)を、予め決められた数量と順序で支持レール上に置き、例えばラッチ式に固定するとの要求がある。支持レールは、例えば、ハットのような横断面幾何学的形状を有することができるが、異なる、例えば、C字型の横断面を有することもできる。
接触要素及び機能要素の各個別ハウジングの並び-結合又は嵌合及びその後の固定は、通常、支持レール上で実行され、ハウジングは、既にスイッチキャビネット内に挿入され、例えば、取付けベース上に固定される。問題は、スイッチキャビネット内の支持レールの逐次的取り付けが、とりわけより長い処理時間を含み、予め嵌合された支持レールの並列取付けの種々の利点と比較して非効率的であることである。
【0003】
一緒に並べられる複数のハウジングが配置可能な支持レールを備えた構成は、ドイツ実用新案公報20 2017 106 653号から知られている。取付けベースへの支持レールの取付けは、取付けボルトを使用して行い、取付けベースには、工具を使用せずに支持レールを配置でき、その上にロックできる。取付けボルトの頭部にはこの目的のために弾性要素が装備されているので、夫々の場合に一種の環状スナップ接続が生成される。この解決策は実際に価値があることが証明されているが、特に頑丈で、また継続的な使用においても特に安全なラッチ手段の構成が望まれる。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明にはこの問題を解決する責務がある。
本発明は、請求項1の主題事項によって、この課題を解決する
【0005】
このようにして、支持レールを備えた装置が作られ、該支持レール上に、一緒に並べられ、電気接触要素及び/又は機能要素を備えた複数のハウジングを配置することができる。該支持レールは、取付け位置において取付けベース上に取り付けることができ、特に、支持トレールが取り付けられる前に、ハウジングを支持レールに並べた状態でも、支持レールを取付けベースに取り付けることができ、支持レールは、支持レールが取り付けられる前に取付けベース上の所定の位置に配置される2つ以上のラッチ手段によってベース上に保持され、ラッチ手段及び支持レールは、工具なしで支持レールをラッチ手段上に配置し、ロックすることができるように、対応して構成されている。
【0006】
ここでさらに想定されるのは、ラッチ手段がベース部を有し、ベース部は180°回転したU字に対応する断面を有し、ベース部分は水平ベースバーと該水平ベースバーに直交した2つのサイドバーに分割され、ラッチ手段は2つのサイドバーを介してスラスト軸受として取付けベース(3)上に支持され、ラッチ手段は支持レールを取付けベース上でしっかりと掛止するために、1つ以上のラッチリムを有することである。
【0007】
その結果、長期間使用しても特にしっかりと嵌合し、スナップオン式のフックラッチ接続のように構成された、特に頑丈なスナップ接続が作られる。
【0008】
本発明の特に好ましい構成の変形例によれば、サイドバーの一方または両方が、ベース部の少なくとも一方の側部、またはベース部の両側部にてラッチリムまで長く延び、該ラッチリムは取付けベースとは反対側の支持レールの側部を支持するように構成され、機能することが予想される。
【0009】
その結果、比較的強い振動を伴う環境での使用においても、支持レールの取付ベース上への確実な嵌合を保証する構造的に簡単でコンパクトに構成されたラッチ手段が生成される。
【0010】
本発明の更なる有利な付随例によれば、各場合において、ラッチリムは、取付け位置で取付けベースの方を向いている側で解放されるように切断され、又は、支持レールが取付けベース上に取り付けられる前に、ラッチ手段の取付け状態において、ラッチ手段は、取付けベース3上に載置されるのではなく、その弾性変形可能性の観点から、取付けベースに対して実質的に垂直な枢軸を中心とした枢動運動を行うことが可能であるように、解放されるように切断されることが想定される。ここでは、各ラッチリムは、ばね経路の開始点で正確に中心から外れたに力が加わるため、主に曲げと若干のねじりの組み合わせで屈曲する。
【0011】
その結果、装置はコンパクトに構成され、生産技術的に簡単な構造対策で、頑丈なラッチ手段を実現した。
【0012】
ラッチ手段は、取り付けられた状態では、そのラッチリムが支持レール上に配置されたハウジングに触れないように構成されることが好ましい。さらに望ましい構成のタイプの本発明では、各ラッチリムの解放されるように切断された側は、ベースバーと平行に走る平行部分と、傾き部分とを備えることが想定される。その結果、簡単な構造上の対策で、ラッチ手段の公差を強固に補正することが可能となった。
【0013】
本発明のさらに好ましい構成の変形例によれば、夫々の傾き部分は、支持レールのベースに嘴状に開き、ベース上に少なくとも部分的に載置されていることが想定される。その結果、ラッチ手段の適切な配置が保証される。
【0014】
さらに、本発明のさらに好ましい構成の変形例によれば、各ケースにおけるラッチリムは、その自由端部に挿入用面取り部を有し、それぞれの挿入用面取り部は、丸みを帯びた領域を有していると想定される。その結果、単純な構造上の対策により、支持レールのより簡単な取り付けが保証される。
【0015】
さらに、本発明のさらに好ましい構成によれば、夫々の挿入用面取り部は、夫々のラッチリムの空間的に斜めの曲げ部によって実現され、各ラッチリムの両方の曲げ部が僅かに内側に向けて配置され、夫々の挿入用面取り部は、U字型断面に対して外側に配置されることが想定される。その結果、生産上、製作が簡単な構造要素により、支持レールの簡単な取付けが達成される。
【0016】
さらに望ましいタイプの本発明の構成では、支持レールが取り付けられた状態にて、支持レールの各細長い孔の長手方向側の壁に対する、夫々のラッチリムの弾力的な効果が生じることが想定される。その結果、頑丈なラッチ手段が、(自由な動き及び)永続的に安全な機能によって生成される。
【0017】
本発明の更なる有利な選択肢によれば、ラッチ状態において、ラッチ手段が、各細長い孔と協働し、該細長い孔が、ラッチ手段に対して、特にラッチリムに対して、嵌合ラッチ手段として作用することが想定される。その結果、コンパクトに構成され、堅牢なラッチ手段が作られる。
【0018】
本発明のさらに別のより好ましい構成の変形例によれば、ベース部が孔を有し、該孔を介して、各ラッチ手段が、ねじのような取付け手段によって、取付けベースに取り付けられることが想定される。その結果、ラッチ手段は、取付けベースに特に堅く配置されるように取り付けることができる。
【0019】
本発明のさらに望ましいタイプの構成においては、ラッチ手段によって、支持レールが取付けベースに面一に嵌合されることが可能になることが想定される。
その結果、構造的に省スペースなラッチ手段と、支持レール上のハウジングの構造的に省スペースな配置が生成される。
【0020】
さらに望ましいタイプの本発明の構成では、ラッチ手段はラッチリムの反対側にロック部を有し、該ロック部は、ラッチ手段の取付け状態において、取付けベースに取付けのために設けられた孔と係合するように構成されていることが想定される。その結果、簡単に取付けることができ、ロック部による取付け時のねじれに対して安全なラッチ手段が、簡単な構造手段を介して作られる。
【0021】
本発明の更なる有利な選択肢によれば、孔は、ラッチ手段が取付けベース上に取り付けられた後、支持レールの細長い孔と一直線に並ぶように、取付けベースのねじ孔に対して配置されることが想定される。
【0022】
その結果、別のラッチ手段に対する各ラッチ手段の配列が行われるので、支持レールの簡単で迅速な取り付けのための前提条件が作成される。ラッチ手段の位置決めの厳密さは、穴の位置決めの厳密さによって規定され、穴の位置決めの正確さは、取付けベースの製造の精密さに依存するが、これは、取付けベースが工具機械、例えばレーザ切断器具で製造されるときは、通常は非常に高い。
【0023】
さらに、本発明のさらに好ましい構成の変形例によれば、ラッチ手段は、金属物質、特に鋼から、平らな材料、好ましくはストリップまたはシートから型打ち及び曲げられた部分として一体に製造されることが望ましい。その結果、大量生産手段を用いて、簡単かつ安価に製造することができる、耐久性のある頑丈なラッチ手段が生じる。
【0024】
本発明に係る主題事項の更に有利な構成は、従属請求項から収集される。さらに、ラッチ手段は、これらの請求項に記載のラッチ手段に関する特徴のうちの1つ以上を備えた、装置に関する1つの請求項による装置のためにも生成される。
【0025】
ここで、ラッチ手段はベース部分を有し、ベース部分は、180度回転したU字に対応する断面を有し、ベース部分は、水平ベースバーとそれに直交する2つのサイドバーとに分割され、ラッチ要素は、支持レールを取付けベース上にしっかりとラッチするための1つ以上のラッチリムを有している、ということは、特に有利に考えられる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
本発明は、以下、例示的な実施形態を用いて図面を参照してより詳細に説明するが、ここでは、さらに有利な変形及び構成についても説明する。以下に議論される例示的な実施形態は、最終的に説明されることを意味するものではないが、同様に図示されていない、逆の変形及び等価物も、実現可能であり、かつ、当該特許請求の範囲内に収まることが強調されるべきである。
【
図1】支持レール上に、一緒に並べられた電気的接触要素及び機能要素の空間図を示し、支持レールは取付けベース上に取り付けられ、ラッチ手段を見えるようにするために、ここでは、支持レールは取付けベース上に浮いている。
【
図2a】ラッチ手段の第1の構成の変形例の正面図である。
【
図3a】ラッチ手段の第2の構成の変形例の正面図である。
【
図4a】支持レールを取付けベースに取り付ける方法を分解して記載した図である。
【
図4b】支持レールを取付けベースに取り付ける方法を分解して記載した図である。
【
図4c】支持レールを取付けベースに取り付ける方法を分解して記載した図である。
【
図4d】支持レールを取付けベースに取り付ける方法を分解して記載した図である。
【
図5a】取付けベースに取り付けられた
図2a乃至
図2dによるラッチ手段と、スナップオンされた支持レールの断面正面図である。
【
図6a】取付けベースに取り付けられた
図2a乃至
図2dによるラッチ手段と、スナップオンされた支持レールの断面正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
図1は、電気的接触要素及び機能要素1を備えて、一緒に並べられた複数のハウジングが、支持レール2にあるか、固定されることを示し、支持レール2は取付けベース3に取り付けられ、取付けベース3は例えば、スイッチキャビネット(ここでは図示せず)の取付けベース3とすることができる。
【0028】
本明細書の文脈において、「電気的接触要素及び機能要素を含むハウジング」とは、そのハウジングに1つ以上の受動部品(導電体及び電力線も含む)及び/又は能動部品が取り付けられる端末ストリップ、並びに部品を装着することができる電子的ハウジングを備えた、端末ストリップを意味すると理解される。
【0029】
支持レール2は、本明細書に示されているように、例えばハットのような幾何学的横断面を有することができるが、異なる、例えばC字型の横断面を有することもできる。
【0030】
第1の取付けステップ100では、電気的接触要素及び機能要素を含むハウジング1(配線/回路図に従って、支持レール2上に収容されることができる)が、所定の数及び順序で支持レール2上に一緒に並べられて取り付けられることが好ましいと考えることができる。この目的のために、例えばハウジング1のラッチ脚部が支持レール2上に掛止される。
【0031】
一般に、L字型に形成された支持レール2の縁部21、22は、ハウジング1と支持レール2を予め組み立てられたユニットに予め組み立てるために使用される。ベースリム20は、これらの縁部21、22の間に延びている。
支持レール2及びこのベースリム20の突出の主たる方向は、図中の「x」で示されている。ハウジング1の付着(latching on)ラッチオンは、支持レール2に対して実質的に垂直に、かつ取付けベース3に対して―特に水平取付板に対して-z方向において上方から行われる。ベースリム20は、x-y平面において平面的に延びる。
【0032】
支持レール2は、特にベースリム20に、複数(少なくとも2つ以上が望ましい)の細長い孔4またはスロット状の開口(本明細書では細長い孔とも呼ばれる)を有している。細長い孔4の場合、細い側面は半円によって終端することができ、該半円の直径は細長い孔4の幅に相当する。細長い孔4の長手方向の側面は、互いに平行に延びることが好ましい。
スロット状開口-ここでは細長い孔とも呼ばれる-の場合、狭い側面は、半円によって終端されるのではなく、好ましくは、長手方向側面に対して直角に延びる真っ直ぐな側面によって終端される。細長い孔4は、支持レール2のベースリム20内に構成されることが好ましく、規定された、または一定の長さと幅を有することができる。
【0033】
細長い孔4は、所定のパターンで配置することができる。特に好適なパターンは、2つの細長い孔4の各々の間に均一な間隔を有する仮想の直線上の配置を含むことができる。このパターンは、任意に、支持レール2の自由端部から第1の細長い孔4まで、この間隔とは異なる間隔を有することができる。各自由端部から夫々の場合における第1の細長い孔4までの2つの間隔は、等しいサイズとすることができる。
【0034】
例えば時系列的に続く第2の取付けステップ200において、または必要に応じて事前にラッチ手段5が取付けベース3に取り付けられ(これを理解するために、例えば
図4a及び
図4bを参照のこと)、例えば、この目的のために設けられたねじ孔32にねじ33(
図4a、
図4bを参照のこと)で取付けベース3にしっかりとねじ込まれる。取付けベース3のねじ孔32は、それらの配置のパターンに関して、支持レール2の細長い孔4の配置のパターンに対応することが好ましい。
【0035】
図2a乃至
図2dは、ラッチ手段5の第1の好適な構成を示している。また、以下の方向の情報は、
図2a乃至
図2dに割り当てられた座標系にも適合される。
【0036】
ラッチ手段5は、ベース部51を有している。ベース部51は、取付けベース3上の取付け位置に対して、180°だけ回転したU字に対応する断面を有することができる。したがって、ベース部はベースバー511と2つのサイドバー512、513とに分割される。ベースバー511は、x軸及びy軸によって架けられる面に平行に位置する水平面内に延在する。2つのサイドバー512、513は、互いに平行であり、x軸及びz軸によって架けられる平面に平行に配置される平面において、互いに離間して延在する。ラッチ手段5は、2つのサイドバー512、513を介してスラスト軸受として取付けベース3上に支持される(
図5a乃至
図6bを参照)。
【0037】
ベース部51は孔514を有することができ、該孔514を介して、ラッチ手段5を例えばねじ33(ここでは図示せず、例えば
図4a及び
図4b参照)によって取付けベース3に取り付けることができる。第1の構成の変形例によるラッチ手段5は、各々の場合において、2つの対称線に対して対称に構成され、該対称線は互いに垂直で、孔514内で交差し、x軸及びy軸に夫々平行に延びるの好ましい。
【0038】
サイドバー512、513は、各場合において、ベース部51の両側において、長く延びており、即ち、各場合において、負方向及び正方向のx方向において、ラッチリム52a、52b及びリム53a、53bに延びている。
ラッチリム52a、52b、53a、53bは、各場合において、取付けベース3側を向く側が解放されるように切断されており、ラッチ手段5の取付け状態においては、ラッチリム52a、52b、53a、53bは、取付けベース3上に載置されるのではなく、その弾性変形可能性の観点から、実質的に垂直または正確に垂直な枢軸、すなわちz軸に正確にまたは実質的に平行に回転運動を行うことが可能である。
むしろ、それらの弾性変形可能性の観点において、実質的に垂直または正確に垂直の枢軸-すなわち、Z軸と正確に、または実質的に平行-周りの枢動運動を行うことができる。各ラッチリム52a、52b、53a、53bの解放されるように切断された側は、
図2aに明確に示されているように、ベースバー511に平行に延びる平行部分54と、該平行部分54に対して10度よりも大きな角度で延びる傾き部分55とを有している。
【0039】
支持レール2の取付け状態では、夫々の傾き部分55は、支持レール2のベースリム20上にしっかりと載置され、したがって、
図5a及び
図6aに示されるように、ベースリム20上の少なくとも一部に載置される。
【0040】
各場合におけるラッチリム52a、52b、53a、53bは、その自由端部に挿入用面取り部56を有することができる。夫々の挿入用面取り部56は、丸みを帯びた領域57を有する。夫々の挿入用面取り部56は、夫々のラッチリム52a、52b、53a、53bの空間的に斜めである曲げ部58によって実現される。曲げ部58を通って、夫々のラッチリム52a、52b、53a、53bが僅かに内側に向けて配置され、夫々の挿入用面取り部56が、
図2cに示されているように、U字型の断面に対して外側に配置される。
【0041】
その結果、支持レール2が未取付け状態にある場合には、各々の場合において、それぞれの細長い孔4に有効な挿入用面取り部が発生し、支持レール2が取付け状態にある場合には、支持レール2内の夫々の細長い孔4の長手方向側の壁41に対して、各ラッチリム52a,52b、53a,53bの弾力的な効果が発生する。この点については
図4cも参照されたい。
【0042】
ラッチ状態では、ラッチ手段5は、夫々の細長い孔4の領域において支持レールと協働し、ラッチ手段5に対してその1つ以上の縁部(縦側)で、特にラッチリム52a、52b、53a、53bに対して嵌合するラッチ手段として作用する。夫々のラッチリム52a、52b、53a、53bは、少なくとも部分的に、夫々の場合、ラッチされた状態で、解放されるように切断された側54、55を介して、夫々の細長い孔の長手方向側の上側境界42の上に係合し、支持レールを取付けベース3上にラッチ式に固定する。
【0043】
ラッチ手段5は、例えば、スチールなどの金属物質から、例えば、ストリップやシートなどの平らな材料から成る型打ちされた曲げられた部分として製造されることが好ましい。たとえば、革新的な道具で製造することができる。
【0044】
ラッチ手段5により、取付けベース3上に支持レール2をしっかりと、好ましくは面一に嵌合させることが可能になる。従って、製造が簡単な頑丈で安価なラッチ手段5が作成される。
【0045】
第2の好適な構成の変形例におけるラッチ手段5は、
図1及び
図3a乃至
図3c及び
図4a乃至
図4dに示されている。
以下の繰り返しを避けるために、
図2a乃至
図2d及び
図5a乃至
図6bによる第1の構成の変形例からラッチ手段5への変更及び追加のみについて説明する。
【0046】
図2a乃至
図2d及び
図5a乃至
図6bによるラッチ手段5の第1の構成の変形例とは対照的に、第2の構成の変形例によるラッチ手段5が、x軸に平行に延びる対称線にほぼ対称に構成されている。
【0047】
従って、第2の構成の変形例によるラッチ手段5は、ベース部51と一緒に2つのラッチリム52a、53aのみを有し、それに応じて2つの挿入用面取り部56のみを有する。夫々の挿入用面取り部56は、同様に、空間的に斜めである曲げ部58によって夫々の場合で生成される。
【0048】
サイドバー512、513は、夫々の場合において、ベース部51の片側のみ、すなわち夫々の場合、負または正のX方向のラッチリム52a、53aまで長く延びる(これに関しては、例えば
図1参照)。
ここでも、夫々の場合におけるラッチリム52a、53aは、解放されるように切断され、その結果、ラッチ手段5の取付け状態において、ラッチリム52a、53aは、取付けベース3上に載置されるのではなく、むしろ、それらの弾性変形能力の観点から、実質的に垂直な枢軸の周りに枢動運動を行うことができる。ここでも、それぞれのラッチリム52a、53aの解放されるように切断された側は、ベースバー511と平行に延びる平行部分54と、該平行部分54に対して10度よりも大きな角度で延びる傾き部分55とを有している。
【0049】
支持レール2が取り付けられた状態では、夫々の傾き部分55は支持レール2のベースリム20上に強く載置され、したがって、ベースリム20上の少なくとも一部に載置される。
【0050】
ラッチ状態において、第2の構成の変形例によるラッチ手段5は、また、ラッチ手段5に対して、特にラッチリム52a、53aに対して、嵌合ラッチ手段として作用するそれぞれの細長い孔4と協働する。夫々のラッチリム52a、53aは、ラッチ状態にある各場合において、解放されるように切断された側54、55を介して、夫々の長い孔の長手方向側の上側境界42にわたって、少なくとも部分的に係合する。
【0051】
また、第2の構成の変形例によるラッチ手段5は、ラッチリム52a,53aの反対側に、ロック部59を備えている。
ロック部59は、ラッチ手段5をロックするために設けられており、ネジ止めに加えて、取付けベース3上にもねじれ止め方式で設けられている。このために、ロック部59は、ラッチ手段5の取付け状態において、このために設けられた取付けベース3に設けられた孔31に係合するように構成されている。この点に関しては
図1、
図4a、
図4cを参照されたい。「孔」という用語はあまり狭く解釈されるべきではない。この点において、用語「孔」は、ボーリング加工ではなく、例えば穿孔ピアシング又はレーザ切断によって製造される円形開口をも包含すべきである。
【0052】
孔31は、取付けベース3のねじ孔32に対して配置され、第2の構成の変形例によるラッチ手段5が、取付けベース3に取り付けられた後、支持レール2の細長い孔4と一直線に並ぶように配向される。
【0053】
その結果、ねじれ防止のラッチ手段5が作られ、該ラッチ手段5はロック部59によって特に簡単に取り付けることができ、取り付け後に有利なことに、支持レール2の細長い孔4と平行に配向する必要がない。
【0054】
図1及び
図4bにはっきりと図示されているように、第2の構成の変形例のラッチ手段5は、ロック部59を互いに向けた状態で、夫々の場合で対になって取付けベース3上に配置され、取り付けられるのが好ましい。この場合、ロック部59が係合する孔31の位置は、ねじ孔32の位置と比較して交互になるため、第2の構成の変形例によれば、ラッチ手段5の右の構成及び左の構成は不要である。
このようにして、第2の構成の変形例によるラッチ手段5のうちの2つは、第1の構成の変形例のラッチ手段5のように、ラッチリム52a、52b及び53a、53bの数及び向きに関して相互に作用する。
【0055】
図1及び
図4a乃至
図4dによる第2の構成の変形例による2つのラッチ手段5の各場合におけるペアによる配置は、有利であるが、強制的なものではない。第2の構成の変形例によるラッチ手段5も、各場合においてロック部59がx方向の正または負に一様に向くように配置することができる。
【0056】
更なる取付けステップ300では、第1の取付けステップ100で電気的接触要素及び機能要素1が取り付けられている支持レール2を、取付けベース3上に適用されたラッチ手段5上にロックすることができる(この点については、
図1及び
図4a乃至
図4dを参照されたい)。ラッチ手段5は、適切な場合には、支持レール上に既にスナップされているハウジングには触れないことが望ましい。
【0057】
この取付けステップ300では、第1の取付けステップ100で電気的接触要素及び機能要素1が取り付けられていた支持レール2を、例えば、それぞれのラッチ手段5を介して垂直に、すなわち負のz方向に、取付けベース3上に押し込むことができ、その結果、夫々のラッチ手段5は、工具なしで、夫々の細長い孔4上に取り付けることができ、またはラッチすることができる。ラッチ手段5は、スナップオンフックの原理に従って特に有利に構成することができ、ラッチ接続として支持レール2のベースリム20と相互に作用する。
【0058】
また、まず支持レール2を取り付け、次にハウジングを嵌合させることも可能である。両方の取付けタイプは、導入されたラッチ手段によって簡単に実現することができる。
【符号の説明】
【0059】
1 接触要素及び機能素子
2 支持レール
20 ベースリム
21 縁部
22 縁部
3 取付けベース
31 孔
32 ねじ孔
33 ねじ
4 細長い孔
41 壁
42 上部境界
5 ラッチ手段
51 ベース部
511 ベースバー
512 サイドバー
513 サイドバー
52a, b ラッチリム
53a, b ラッチリム
54 平行部分
55 傾き部分
56 挿入用面取り部
57 丸みを帯びた領域
58 空間的に斜めの曲げ部
59 ロック部
【手続補正書】
【提出日】2023-01-26
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
その上に複数のハウジングが配置された支持レール(2)を備えた装置であって、ハウジングは一緒に並べられて、電気的接点要素及び/又は機能要素(1)を備え、支持レールは、取付け位置にて取付けベース(3)に取り付けられ、支持レール(2)が取り付けられる前に、ハウジングが支持レール(2)に並べられた状態でも、支持レール(2)を取付けベース(3)に取り付けることができ、支持レール(2)は、2つ以上のラッチ手段(5)によって保持され、該ラッチ手段(5)は支持レール(2)が取り付けられる前に取付けベース(3)の所定の位置にあり、又は配置され、ラッチ手段(5)と支持レール(2)は、支持レール(2)がラッチ手段(5)に工具なしで配置されロックされるように対応して構成され、各ラッチ手段(5)はベース部(51)を有し、該ベース部(51)は、取付けベース(3)上の取付け位置に対して、180度回転したU字に対応する断面を有し、ベース部(51)は水平ベースバー(511)と該水平ベースバー(511)に垂直な2つのサイドバー(512、513)に分割され、ラッチ手段(5)は2つのサイドバー(512、513)を介して、スラスト軸受として取付けベース(3)上に支持され、
ラッチ手段(5)は支持レール(2)を取付けベース(3)上でしっかりと掛止するために、1つ以上のラッチリム(52a、52b、53a、53b)を有していることを特徴とする装置。
【請求項2】
前記サイドバー(512、513)の一方又は両方が、ベース部(51)の少なくとも一方の側部、またはベース部の両側部にてラッチリム(52a、52b、53a、53b)まで長く延び、該ラッチリムは取付けベース(3)とは反対側の支持レール(2)の側部を支持するように構成され、機能する、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記ラッチリム(52a、52b、53a、53b)は、取付けベース(3)を向いた解放されるように切断された側を有しており、それによって、取付けベース(3)上のラッチ手段(5)の取付け状態において、支持レールの取付け前に、ラッチリム(52a、52b、53a、53b)が取付けベース(3)上に載置されるのではなく、取付けベースに対して実質的に垂直または正確に垂直な枢軸を中心に枢動運動を行う、請求項2に記載の装置。
【請求項4】
夫々のラッチリム(52a、52b、53a、53b)の解放されるように切断された側が、ベースバー(511)と平行に走る平行部分(54)と、該平行部分(54)に対して10度よりも大きな角度で延びる傾き部分(55)とを有していることを特徴とする、請求項1乃至3の何れかに記載の装置。
【請求項5】
前記支持レール(2)の取付け状態において、各傾き部分(55)が、ベースリム(20)上の少なくとも一部上に載置される、請求項4に記載の装置。
【請求項6】
各ラッチリム(52a、52b、53a、53b)は、その自由端部に挿入用面取り部(56)を有している、請求項2又は3に記載の装置。
【請求項7】
夫々の挿入用面取り部(56)が、夫々のラッチリム(52a、52b、53a、53b)の空間的に斜めの曲げ部(58)によって実現され、各ラッチリム(52a、52b、53a、53b)の両方の曲げ部(58)が僅かに内側に向けて配置され、夫々の挿入用面取り部(56)は、U字型断面に対して外側に配置されている、請求項6に記載の装置。
【請求項8】
支持レール(2)が取り付けられた状態にて、支持レール(2)の各細長い孔(4)の長手方向側の1つの壁(41)に対する、夫々のラッチリム(52a、52b、53a、53b)の弾力的な効果が生じる、請求項1乃至3の何れかに記載の装置。
【請求項9】
ラッチ状態において、ラッチ手段(5)が各細長い孔(4)と協働し、該細長い孔(4)が、ラッチ手段(5)に対して、特にラッチリム(52a、52b、53a、53b)に対して、嵌合ラッチ手段として作用する、請求項1乃至3の何れかに記載の装置。
【請求項10】
ベース部(51)は孔(514)を有し、該孔(514)を介して、各ラッチ手段(5)が、取付け手段、特にねじ(33)によって、取付けベース(3)に取り付けられる、請求項1乃至3の何れかに記載の装置。
【請求項11】
ラッチ手段(5)によって、支持レール(2)が取付けベース(3)に面一に嵌合されることが可能になる、請求項1乃至3の何れかに記載の装置。
【請求項12】
ラッチ手段(5)は、ラッチリム(52a、53a)の反対側にロック部(59)を有し、該ロック部(59)は、ラッチ手段(5)の取付け状態において、取付けベース(3)に取付けのために設けられた孔(31)と係合するように構成されている、請求項1乃至3の何れかに記載の装置。
【請求項13】
前記孔(31)は、前記ラッチ手段(5)が前記取付けベース(3)上に取り付けられた後、前記支持レール(2)の前記細長い孔(4)と一直線に並ぶように、前記取付けベース(3)のねじ孔(32)に対して配置されることを特徴とする請求項12に記載の装置。
【請求項14】
ラッチ手段(5)が、互いに向かい合うロック部(59)と対になるように、取付けベース(3)に配置され、取り付けられる、請求項1乃至3の何れかに記載の装置。
【請求項15】
ラッチ手段(5)が、金属物質から製造され、特にストリップまたはシートが好ましい平坦な材料から型打ちされ曲げられた部分として一体に鋼から製造される、請求項1乃至3の何れかに記載の装置。
【請求項16】
請求項1乃至3の何れかに記載の装置のためのラッチ手段(5)であって、請求項1乃至3のラッチ手段(5)に関する特徴のうちの1つ以上を有する、ラッチ手段(5)。
【請求項17】
ベース部(51)を有し、該ベース部(51)が180度回転したU字に相当する横断面を有し、ベース部(51)が水平のベースバー(511)と該ベースバーに直交する2つのサイドバー(512、513)とに分割され、ラッチ手段(5)が、支持レールを取付けベース(3)にしっかりとラッチするための1つ以上のラッチリム(52a、52b、53a、53b)を有する。請求項16に記載のラッチ手段。
【請求項18】
ラッチ手段(5)が金属物質から製造された、請求項17に記載のラッチ手段。
【請求項19】
ラッチ手段(5)は、平らな材料から型打ちされた曲げ部として一体に製造された、請求項17に記載のラッチ手段。
【外国語明細書】