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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023108636
(43)【公開日】2023-08-07
(54)【発明の名称】ハンドドライヤー
(51)【国際特許分類】
   A47K 10/48 20060101AFI20230731BHJP
   A61L 9/20 20060101ALI20230731BHJP
【FI】
A47K10/48 Z
A61L9/20
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022009773
(22)【出願日】2022-01-26
(71)【出願人】
【識別番号】511116432
【氏名又は名称】株式会社バンブーケミカル研究所
(74)【代理人】
【識別番号】100199451
【弁理士】
【氏名又は名称】和田 隆滋
(72)【発明者】
【氏名】鶴羽 正幸
【テーマコード(参考)】
4C180
【Fターム(参考)】
4C180AA07
4C180AA10
4C180DD03
4C180HH05
4C180HH19
(57)【要約】      (修正有)
【課題】手洗い後の手の水切り乾燥の段階で、新型コロナウイルスなどの感染力の強い菌を周辺の広い範囲に飛散させないで安全に使用できる様にすると同時に、手の乾燥が速くなり、また乾燥度合いを大幅に向上できるハンドドライヤーを提供する。
【解決手段】ファンモーター部3によって空気が送風され空気タンク8の中の空気をタンクの内部に取り付けられた深紫外LED7aで殺菌し、この空気タンク内の空気を、更に送風ノズル4までの給気管5経路の間に、空気中の水分を除去できる空気水分除去器9をもち、この機器を通過した殺菌と乾燥された空気が途中に接続されたヒーター21で熱せられて、送風ノズル4から密閉された密閉空間2内で噴出し、この密閉空間2に手挿入口14から入れられた手洗い後の水の付着した手に空気が勢いよく当たって、手に着いた水を吹き落とす。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体部と、ファンモーター部と、空気吹き出しノズルと、電源供給部と、制御部とから構成されるハンドドライヤーにおいて、空気吹き出しノズルと、空気吹き出しノズルが内壁に取り付けられ、手を挿入する開口部と排気排水口を有する密閉(手挿入)空間と、前記密閉(手挿入)空間の下部に接続された水空気分離器と、分離された水の貯水タンクと、水空気排出口から貯水タンクへの接続管と、循環用管と、手挿入口に設けられたエアーカーテンと、利用者の手の接近、挿入を検出する光電センサーで構成されることを特徴とするハンドドライヤー。
【請求項2】
本体部と、ファンモーター部と、空気吹き出しノズルと、電源供給部と、制御部とから構成されるハンドドライヤーにおいて、空気タンクと、空気吹き出しノズルと、前記空気タンクと空気吹き出しノズルの間の給気管に接続されて取り付けられたヒーターと、空気吹き出しノズルが内壁に取り付けられ、手を挿入する開口部と排気排水口を有する密閉(手挿入)空間と、前記空気吹き出しノズルから噴出する直前に前記空気タンク内壁に配置されて空気タンク内部の空気に照射して殺菌するLEDと、前記密閉(手挿入)空間の内壁に配置され空間内に照射して殺菌するLEDと、前記密閉(手挿入)空間の下部に接続された水空気分離器と、分離された水の貯水タンクと、水空気排出口から貯水タンクへの接続管と、貯水タンク内に配置され貯水に照射して殺菌するLEDと、循環用管と、手挿入口に設けられた自動シャッターとエアーカーテンと、利用者の手の接近、挿入を検出する光電センサーで構成されることを特徴とするハンドドライヤー。
【請求項3】
本体部と、ファンモーターと、空気吹き出しノズルと、電源供給部と、制御部とから構成されるハンドドライヤーにおいて、空気タンクと、空気タンクから配管で接続された空気吹き出しノズルの間の給気管に接続された空気水分除去器と、前記空気水分除去器と空気吹き出しノズルの給気管の間に取り付けられたヒーターと、空気吹き出しノズルが内壁に取り付けられ手を挿入する開口部と排気排水口を有する密閉(手挿入)空間と、前記密閉(手挿入)空間の内壁に配置され空間内に照射して殺菌するLEDと、前記密閉(手挿入)空間の下部に接続された水空気分離器と、分離された水の貯水タンクと、水空気排出口から貯水タンクへの接続管と、貯水タンク内に配置され貯水に照射して殺菌するLEDと、空気水分除去器から貯水タンクへ接続された排水管と、循環用管と、手挿入口に設けられた自動シャッターとエアーカーテンと、利用者の手の接近、挿入を検出する光電センサーで構成されることを特徴とするハンドドライヤー。
【請求項4】
空気タンク内、密閉(手挿入)空間内、貯水タンク内で照射されるLEDは波長の短い深紫外線を発するLEDであることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のハンドドライヤー。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、水道水等で手洗い後の手に付いた水を除去して乾燥させるハンドドライヤーに関するもので、従来の手洗い後の手の水の除去と乾燥の機能に加えて、新型コロナウイルス菌等の感染力の強い菌に対して殺菌・不活性化の機能を発揮する機器に関するものであると同時に、手に吹き付ける空気は水分が完全に除去されて、しかもヒーターで熱せられた乾燥状態のため、手に空気を吹き付けて水を除去した後の手の生乾きが無い機器を提供するものである。
【背景技術】
【0002】
一般的に、従来のハンドドライヤーはトイレの後などの手洗いの時に、手に付いた水を除去して乾燥させる機能をもつ機器である。しかし手に付いている可能性のあるウイルス菌等を、開放状態の空間で手に空気を吹き付けることで、周辺の広い範囲に菌をまき散らす可能性があるため、安心して使用することが出来ない課題が含まれている。
また、これまで一部に消毒、除菌機能をもつハンドドライヤーは使われる場合もあるが、新型コロナウイルスなどの強い感染力のあるウイルス菌に対しては、十分に効果を発揮していないのが実情である。また、この場合でも、開放状態のまま空気を手に吹き付けているため、上記と同じく周辺の広い範囲に菌をまき散らす問題が残る。また、一般的な従来のハンドドライヤーは機器が設置されている周囲の空気を送風機で手に吹き付けているだけの機能のため、湿度の高い日などは特に乾きが遅く、ハンドドライヤーの使用後はまだ生乾きの感覚でスッキリした爽快な手の感触を味わえない問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2018-193708号公報
【特許文献2】特開2018-187233号公報
【特許文献3】特開2002-51936 号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の場合、UVAのような長波長の紫外線を出射するUV-LEDを用いた場合であっても、OHラジカルの強い酸化力を利用したセルフクリーニング機構により、より確実に接水表面の殺菌・洗浄を行うことができる水取扱い物品を提供する。紫外線透過性部材の後方に配置した上記UV-LED等の紫外線光源から紫外線を出射して前記光触媒含有層を励起し、その露出表面上にOHラジカルを発生させて洗浄殺菌をおこなうようにする。この場合、手洗い後の手の水を除去して乾燥する際に使用するのではなく、手を水に漬けての殺菌となり、結局は乾燥する時の殺菌ではないと同時に、長い時間使用しても手の乾燥が不十分で完全に乾いたスッキリとした感触は味わえない。
また、特許文献2の場合、光触媒を使用することなく、OHラジカルの強い酸化力を利用したセルフクリーニング機構により接水表面の殺菌・洗浄を行うことができる水取扱い物品を提供する。
この特許の場合は、「特定の領域の裏面から紫外線を照射して、透過紫外線を前記両領域に付着した前記菌洗浄液に照射するようにする」とあるが、上記の特許文献1同様に手の乾燥の際の殺菌ではないので、乾燥の時の菌が付着するという問題もある。また本特許文献2においても、長い時間使用しても手の乾燥が不十分で乾いたスッキリとした爽快な手の感触は味わえない。
また、特許文献3の場合、従来のハンドドライヤーでは、濡れた手を乾かすために、ヒーターにより高温に加熱した空気を手に吹きつけていたが、濡れた手を紙や布で拭く場合と比べて、乾燥にかなりの長時間を要するという欠点があった。その解決手段として、連続再生可能な吸湿剤ローター(1)の吸湿作用と加熱ヒーター(6)の加熱作用を併用することにより、連続して乾燥温風を創り出し、この乾燥温風を連続して濡れた手に吹きつけることで、素早く濡れた手を乾かすことを可能としたことを特徴とする。これは絶対湿度の低い乾燥した空気を加熱するために、従来のようなヒーターのみによる空気の加熱ではなく、ヒーターによる空気の加熱と、再生可能な吸湿剤ローター(1)による化学的な水蒸気の吸着作用を併用することを特徴とする。吸湿剤により化学的に空気中の水分を吸着除去した後、加熱ヒーター(6)で加熱すれば、ヒーターで空気を直接加熱する従来方式に比べ絶対湿度の低い乾燥温風が得られる。この場合も、手の乾燥の際は、化学的な処理がされたローターによって吸湿して、ヒーターで乾燥された空気を使用するとあり、乾燥を早めるだけの効果であり、殺菌ではないので、ウイルス菌に対する殺菌、不活性化の効果は何も無い。
【0005】
本発明の目的は、このようなことに鑑みてなされたものであり、手を水で洗った後の乾燥段階で、手にウイルス菌等が付着している可能性がある手の乾燥時に、効果的に深紫外LEDを空気タンク内で照射して完全に菌を死滅又は不活性化させた空気を、手挿入口から挿入された密閉空間で手に空気を吹き付けて、水と菌を同時に手から除去する。この除去された水と空気は水空気分離器で分離された後、それぞれ深紫外LEDの照射で殺菌されて、水は安全な状態になって機器の外に排水され、空気は空気タンクに戻される機能をもつハンドドライヤーを提供する。また同時に、空気水分除去器により空気中の水分が除去された完全な乾燥状態で、しかもヒーターで熱せられた空気を手に当てることにより、手の水の除去の後の乾燥が早く、短時間で生乾きの感触を無くすことができる。更に、ハンドドライヤーの利用者の手が手挿入口から退去した後も、手挿入口の自動シャッターが閉じて、設定時間の間、手挿入空間内に取り付けられたLEDの照射を含め、空気タンク内、及び貯水タンク内の全てのLEDが照射しながら空気を循環させてウイルス菌等の殺菌、不活化が行われる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的は、例えば新型コロナウイルスの様な感染力の強い菌に対して、水で手洗いの後、手に付いた水を除去しながら、確実に殺菌・不活性化する機能を有し、また空気水分除去器により空気中の水分が完全に除去された後、更にヒーターで熱せられた空気を手に吹き付けるため手の乾燥が早く、乾燥度が増すハンドドライヤーを提供することである。
実施例として、空気タンク8の中の空気をタンクの内部に取り付けられた深紫外LED7aの照射で殺菌し、この空気タンク内で殺菌された空気を、更に送風ノズル4までの給気管5の経路の間に、空気水分除去器9をもつ。前記空気タンク内で殺菌された空気が空気水分除去器9によって空気中に含まれる水分が除去された空気が配管途中に設けられたヒーター22によって熱せられて、送風ノズル4から密閉された密閉空間2内で手挿入口14から入れられた手洗い後の水の付着した手に空気が勢いよく当たって、手に着いた水を吹き落とす。この吹き落された水と空気は、下部の水空気排出口13から出て、水空気分離器で分離された後、水は貯水タンク6に貯められる。この貯水タンク6の内壁にも深紫外LED7cが取り付けられて水が殺菌される。前記密閉(手挿入)空間の内壁にも深紫外LED7bが取り付けられているが、手が挿入されている間は人体への安全性の確保のために照射せず、手が完全に手挿入口14から退去して、自動シャッター20が閉じてから密閉空間2内を殺菌するためにLEDが照射される。また一方、密閉空間から排出されて菌が混入している可能性のある空気は水空気分離器によって水と空気が分離されて、空気は空気タンク8まで循環用管を通って戻される。また、空気と分離された水は貯水タンク6内で深紫外LED7cで殺菌され、菌の混入の可能性のある水が殺菌、不活性化して、満杯検出用のフロートスイッチで満杯を検出して示す表示灯を見た人が知って、人の手でコックが開けられ排水溝などに排出される。従って、手から吹き落された水は貯水タンク内で深紫外LEDで殺菌、又は不活化した後に機器の外部に放出することで安全である。
尚、その他の機能として、手挿入口14のすぐ内側には、密閉空間内の空気を手と手挿入口の間にできる隙間からの外部への空気の流出を防止するためのエアーカーテン15を設ける。また、手が手挿入口14に挿入されると光電センサー18の光軸を挿入された手が遮ることで手が手挿入口に挿入されたことを検出し、制御部16で電気的に動作させて本ハンドドライヤー機器は起動状態となり、殺菌と手に付いた水の除去と乾燥の動作を開始するようになっている。また、手に付いた水が除去されて手が乾燥したら手挿入口14から手を機器の外に出すと、光電センサー18が検出して、手挿入口の直流モーターで駆動される自動シャッター20が自動的に閉じて、送風ノズルからの空気の吹き出しは循環モードに切り替って一定時間継続され、機器内部の空気循環によって、手挿入空間内を含む全てのLEDが照射して、殺菌が行われる。さらに、安心して使用できるように密閉空間に挿入された手が目視できるように正面に透明窓17が設けられている。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、例えば感染力の強い新型コロナウイルス菌に対して99.9%まで死滅、又は不活性化させることが可能な220~290nmの短波長の深紫外LEDを一定時間、手に当てる直前に空気タンクの中で空気に照射させることで、空気が殺菌、又は不活化される。その空気を、配管の途中に組み込まれた空気水分除去器で水分が除去されヒーターによって熱せられた完全に乾燥状態の空気を密閉空間に入れられた手にノズルから吹き付けて、水と菌を同時に手から除去することが可能な機能を備えたハンドドライヤーを提供することができる。
また、手に当たって回収された水と空気が水空気分離器によって分離されて、水は貯水タンクに一旦蓄えられて深紫外LEDによって殺菌・不活性化され、安全な状態になって排水溝に流される。また、空気は、循環用管を通って空気タンク8まで戻される。上記の様に、使用済みの空気を機器内部の循環用配管で接続されて、空気を循環させながら殺菌することで、菌を含んでいる可能性のある空気を外に出さず、拡散させない効果がある。
また、手に吹き付けられる空気は、殺菌・不活性化されているだけでなく、空気水分除去器で100%水分が除去された乾燥状態であり、またヒーターによって熱せられた空気のため、手に吹き付けられて、手の乾燥が早く、生乾きが解消され、スッキリとした爽快な手の感触が得られる。
これは、現在、公共施設や医療機関や精密工場、食品工場、やホテル等のトイレに取り付けられているハンドドライヤーのほとんどが、開放の空間で手に空気を吹き付けることで、手についた菌を周辺の広い範囲に飛散させる問題があるため使用が停止されている問題の解決につながる発明である。即ち、本発明の殺菌機能付きハンドドライヤーを使うことで、手洗いの後にまだ菌が手に付着している可能性のある手に付いている水を、事前に空気タンク内で深紫外LEDの照射で菌を殺菌・不活性化された空気を密閉空間内で手に吹き付けることで、ウイルス菌の飛散防止につながる。また、回収された水と空気は分離されて、水は貯水タンク内で深紫外LEDを照射して殺菌・不活性化して、機器の外部に排水することで、ウイルス菌等に対して安全な環境を実現することができる。
また、手に吹き付けられる空気は、空気タンクと送風ノズルの間に設けられた空気水分除去器によって空気中の水分が100%除去され、しかもヒーターによって熱せられた空気を手に吹き付けることで、手の乾燥が早く、高い乾燥度合いの感触が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本発明の実施形態1による殺菌用LED付きハンドドライヤーの側面図と正面図 基本構成(手挿入口+手挿入空間+水空気分離器)
図2】本発明の実施形態2による殺菌用LED付きハンドドライヤーの側面図と正面図 基本構成(手挿入口+手挿入空間+水空気分離器)+空気タンク+深紫外LED+ヒーター
図3】本発明の実施形態3による殺菌用LED付きハンドドライヤーの側面図と正面図 基本構成(手挿入口+手挿入空間+水空気分離器)+空気タンク+深紫外LED+ヒーター+空気水分除去器
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下図1図3を用いて、本発明の実施形態による殺菌用LED付きハンドドライヤーを説明する。
尚、以下の全ての図面においては、理解を容易にする為、各構成要素の寸法や比率などは、適宜 異ならせて図示している。
【0010】
図1図3に示すように、本実施形態は、ファンモーター部3と、本体1と、空気タンク8と、手挿入空間2と、送風ノズル4と、前記ファンモーター部と送風ノズルの間を接続する給気管5と,前記給気管5の途中で空気の水分を除去する空気水分除去器9と、ヒーター22と、手から水切りされた水と空気が分離されて、水を集めて処理する貯水タンク6と、空気タンク8と手挿入空間2と貯水タンク6に配置された深紫外LED7a、7b、7cと、水・空気排出口13,と手挿入口14,エアーカーテン15と、制御部16,と透明窓17と、光電センサー18と、循環用管19、自動シャッター20、排水管21とで構成される。
ここで、排水管21は空気水分除去器と貯水タンクの間に接続されて、空気水分除去器で空気中から除去された水を、貯水タンクまで接続して排水するための管である。また、空気水分除去器は、例えば、空気中に含まれている水分を凝結して水滴化し、次に凝結化された水を取り除く作用をもつ機器を組み込むことで空気中に含まれる水分の除去が実現できて100%の乾燥度をもつ空気を得ることができる。
図2図3の違いは、空気タンク8と送風ノズル4との間の給気管に空気水分除去器が有るか、無いかのみで、その他の構成と機能は全く同一である。従って、図3に示す機器の構成では、ファンモーター部から、給気管に接続されて配管途中で空気水分除去器9で空気中の水分が除去され、ヒーター22で熱せられた空気が空気吹き出しノズルから吹き出されて、手挿入口14から挿入された手に当たるようになる。
【産業上の利用可能性】
【0011】
本発明は産業上では日常生活において、公共施設、医療機関、精密工場、食品工場、ホテルなど巾広くトイレ付近に設置されて、手洗いの後の手の水を除去しながらウイルスの菌も死滅・不活性化させた空気を利用して手に付いている水を除去できると同時に、手に吹き付けられる空気は、空気水分除去器で空気中の水分が完全に除去され、更にヒーターで熱せられた乾燥空気を使用することで、手の乾燥が早く、乾燥度合いを増すことができるハンドドライヤーとして利用できる。
【符号の説明】
【0012】
1.本体, 2.密閉(手挿入)空間, 3.ファンモーター部, 4.空気吹き出しノズル、5.給気管, 6.貯水タンク部, 7a、7b.7c,深紫外LED, 8.空気タンク 、 9.空気水分除去器, 10.循環用管、 11.水空気分離器、12.排水管、13.水・空気排出管、 14,手挿入口、 15.エアーカーテン、 16.制御部, 17.透明窓、 18.光電センサー, 19.水位センサー、 20.自動シャッター, 21.ヒーター
図1
図2
図3