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特開2023-108906スイングアームおよびスイングアーム付顕微鏡
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023108906
(43)【公開日】2023-08-07
(54)【発明の名称】スイングアームおよびスイングアーム付顕微鏡
(51)【国際特許分類】
   G02B 21/24 20060101AFI20230731BHJP
【FI】
G02B21/24
【審査請求】有
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022010210
(22)【出願日】2022-01-26
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2022-05-27
(71)【出願人】
【識別番号】399028078
【氏名又は名称】ハイソル株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001807
【氏名又は名称】弁理士法人磯野国際特許商標事務所
(72)【発明者】
【氏名】小林 正幸
【テーマコード(参考)】
2H052
【Fターム(参考)】
2H052AA13
2H052AB18
2H052AD10
2H052AF14
(57)【要約】
【課題】位置決めを容易に行う。
【解決手段】第1アーム10と、第1アーム10の一端に回動可能に挿入される第1シャフト11と、第1アーム10の他端に固定される第2シャフト21とを備えるスイングアーム100であって、第1シャフト11の周囲において第1アーム10に固定されるアーム側磁石14と、第1シャフト10に挿通される樹脂リング12と、樹脂リング12に固定されアーム側磁石14に吸着可能な樹脂リング側磁石15と、第1シャフト11に対する樹脂リング12の回動を許可する回動状態および該回動を禁止する非回動状態を切り替える固定ネジ13とを備える。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1アームと、
前記第1アームの一端に回動可能に挿入される第1シャフトと、
前記第1アームの他端に固定される第2シャフトとを備えるスイングアームであって、
前記第1シャフトの周囲において前記第1アームに固定される第1磁石と、
前記第1シャフトに挿通される樹脂リングと、
前記樹脂リングに固定され前記第1磁石に吸着可能な第2磁石と、
第1シャフトに対する前記樹脂リングの回動を許可する回動状態および該回動を禁止する非回動状態を切り替える第1回動禁止機構とを備えることを特徴とするスイングアーム。
【請求項2】
請求項1に記載のスイングアームであって、
前記第1アームに対する前記第1シャフトの回動を許可する回動状態および該回動を禁止する非回動状態を切り替える第2回動禁止機構とをさらに備えることを特徴とするスイングアーム。
【請求項3】
請求項2に記載のスイングアームであって、
前記第1磁石と第2磁石とは、互いに近接配置されることを特徴とするスイングアーム。
【請求項4】
請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載のスイングアームを備えたことを特徴とするスイングアーム付顕微鏡。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スイングアームおよびスイングアーム付顕微鏡に関する。
【背景技術】
【0002】
顕微鏡を用いて試料を観察するときには、サンプルを移動させたり、鏡筒を移動させたりして、位置合わせを行う必要がある。特許文献1には、試料をスイングアームで移動させる顕微鏡観察システムが開示されている。ところで、半導体チップの表面を観察するときには、電気特性を測定したり加熱したりする場合がある。、この場合には、半導体チップを載置する載置台が大型化するため、スイングアームを用いて鏡筒を移動させることができる顕微鏡が使用される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2006-194981号公報(請求項5)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
汎用のスイングアームは、位置決め後にクランクレバー等で固定するように構成されている。このようなスイングアームでは、試料を交換する毎に位置決めを繰り返す必要がある。つまり、クランクレバー等の解除、位置決め、クランクレバー等の固定を繰り返す必要があり、手間や時間が不必要に掛かってしまう。
【0005】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、位置決めを容易に行うことができるスイングアームおよびスイングアーム付顕微鏡を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記目的を達成するために、本発明は第1アーム(10)と、前記第1アームの一端に回動可能に挿入される第1シャフト(11)と、前記第1アームの他端に固定される第2シャフト(21)とを備えるスイングアーム(100)であって、前記第1シャフトの周囲において前記第1アーム(10)に固定される第1磁石(アーム側磁石14)と、前記第1シャフトに挿通される樹脂リング(12)と、前記樹脂リング(12)に固定され前記第1磁石に吸着可能な第2磁石(樹脂リング側磁石15)と、第1シャフト11に対する前記樹脂リング(12)の回動を許可する回動状態および該回動を禁止する非回動状態を切り替える第1回動禁止機構(固定ネジ13)とを備えることを特徴とする。なお、括弧内の符号や文字は、実施形態において付した符号等であって、本発明を限定するものではない。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、位置決めを容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本発明の第1実施形態に係るスイングアーム付顕微鏡の断面図である。
図2】本発明の第1実施形態に係るスイングアーム付顕微鏡の斜視図である。
図3】支柱に固定されるシャフトとアームの一端との構造を示す斜視図である。
図4】支柱に固定されるシャフトとアームの一端との構造を示す断面図である。
図5】固定ネジを緩めた状態において、スイングアームの動作を説明する概略平面図である。
図6】固定ネジを締めた状態において、スイングアームの動作を説明する概略平面図である。
図7】本発明の実施形態であるスイングアーム付顕微鏡の位置合わせ方法を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態(以下、「本実施形態」と称する)につき詳細に説明する。なお、各図は、本実施形態を十分に理解できる程度に、概略的に示してあるに過ぎない。また、各図において、共通する構成要素や同様な構成要素については、同一の符号を付し、それらの重複する説明を省略する。
【0010】
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る顕微鏡の断面図であり、図2は、その斜視図である。
スイングアーム付顕微鏡200は、台座110と、支柱50と、スイングアーム100と、鏡筒150と、載置台120と、補助ステージ125とを備える。
台座110は、平面視長方形状の板材である。台座110の正面視中央の前部には、載置台120が固定されており、後部には、支柱50が固定されている。支柱50の上端には、スイングアーム100の一端が取り付けられている。スイングアーム100の他端には、鏡筒150が取り付けられている。載置台120は、試料である半導体チップやウェハを載置するものである。補助ステージ125は、載置台120の左右および後方を取り囲むように配設されており、例えば、電気測定用の治具を載置することができる。
【0011】
スイングアーム100は、主として、第1アーム10と、第2アーム20と、筒体30と、取付治具40,45とを備えている。なお、図2の斜視図では、取付治具45を省略している。さらに、スイングアーム100は、支柱50の上端に固定され、第1アーム10の一端に回動可能に挿入される第1シャフト11と、第1アーム10の他端に固定され、第2アーム10の一端に回動可能に挿入される第2シャフト21と、第2アーム20の他端に固定され、筒体30に回動可能に挿入される第3シャフト31とを備えている。なお、第1アーム10の他端と第2シャフト21との固定は、ネジ28によって行われ、第2アーム20の他端と第3シャフト31との固定は、ネジ38によって行われる。
取付冶具40は、平面視矩形状の板材であり、筒体30の下端に固定されている。取付治具45は、取付冶具40の長尺側40a(図2)に固定されており、顕微鏡の鏡筒150が取り付けられる。鏡筒150は、例えば、双眼鏡筒であり、対物レンズと2つの接眼レンズとが取り付けられる。なお、鏡筒150は、さらに撮像カメラを取り付けることができる3眼鏡筒であっても構わない。
【0012】
第1アーム10の一端には、第1シャフト11との回動を禁止するためのクランプレバー17が取り付けられている。同様に、第2アーム20の一端には、第2シャフト21との回動を禁止するためのクランプレバー27が取り付けられている。筒体30には、第3シャフト31との回動を禁止するための回動禁止機構(例えば、クランプレバー37)が取り付けられている。また、第1シャフト11の上端には、第1アーム10の抜け止めとなる固定部材19が取り付けられている。第3シャフト31の上端には、第2アーム20の抜け止めとなる固定部材39が取り付けられており、下端には筒体30の抜け止めとなる固定部材49が取り付けられている。
【0013】
図3は、第1アーム10の端部と第1シャフト11との周辺を示す斜視図であり、図4は、その断面図である。
第1アーム10の一端側には、第1シャフト11が挿入される筒状の挿入部10aが形成されている。支柱50の上端には、第1シャフト11が固定されている。第1シャフト11は、支柱50の上端に配置されたスラストベアリング16と樹脂リング12とに挿通されている。スラストベアリング16は、支柱50の上端に載置されており、樹脂リング12は、スラストベアリング16の上面に載置されている。挿入部10aは、樹脂リング12の上面に載置されている。樹脂リング12は、平面視円帯状の板材又は筒体であり、第1シャフト11に対して回動可能である。
【0014】
挿入部10aの側面には、その内周面まで貫通する雌ネジ10cが形成されている。挿入部10aの雌ネジ10cには、クランプレバー17が螺入されており、クランプレバー17によって、第1アーム10の挿入部10aと第1シャフト11との回動の禁止や解除が行われる。なお、クランプレバー17は、挿入部10aの雌ネジ10cに螺入されて第1シャフト11の外周面に当接するクランプネジ17aと、クランプネジ17aを回動させるレバー17bから構成されている。つまり、クランプレバー17は、第1シャフト11に対する第1アーム10の回動を許可する回動状態および該回動を禁止する非回動状態を切り替える回動禁止機構(第2回動禁止機構)として機能する。
【0015】
樹脂リング12の側面の一箇所には、その内周面まで貫通する雌ネジ12aが形成されている。雌ネジ12aには、固定ネジ13が螺入されている。固定ネジ13の先端は、第1シャフト11の外面に圧接可能であり、第1シャフト11に対する固定ネジ13の圧接度合いを調整することによって、樹脂リング12と第1シャフト11との回動の禁止や許可が行われる。つまり、固定ネジ13は、第1シャフト11に対する樹脂リング12の回動を許可する回動状態および該回動を禁止する非回動状態を切り替える回動禁止機構(第1回動禁止機構)として機能する。
【0016】
挿入部10aの下端面の一箇所(例えば、クランプレバー17の反対側)には、円柱状磁石(アーム側磁石14)が埋め込まれている。また、樹脂リング12の上面の一箇所(例えば、固定ネジ13の反対側)にも円柱状磁石(樹脂リング側磁石15)が埋め込まれている。アーム側磁石14および樹脂リング側磁石15は、第1シャフト11の周囲つまり、中心軸から等しい距離に配置されており、かつ、異極性が対向するように配設されている。これにより、アーム側磁石14および樹脂リング側磁石15は、互いに吸着することができる。
【0017】
また、第1回動禁止機構により回動状態とされた樹脂リング12は、アーム側磁石14と樹脂リング側磁石15とが引き合う磁力により回動可能である。なお、固定部材19は、固定板19aと雄ネジ19bとから構成されている。固定板19aは、平面視円帯状の板材であり、挿入部10a及び第1シャフト11の上端を覆うように配設されている。雄ネジ19bは、固定板19aを貫通すると共に、第1シャフト11の雌ネジ11b(図4)に螺入されている。
【0018】
以上、図3,4を用いて、支柱50の上端に取り付けられた第1シャフト11と第1アーム10の一端である挿入部10aの周辺のみ説明したが、第1アーム10の他端に固定される第2シャフト21と第2アーム20の一端である挿入部20a(図5)との周辺や、第2アーム20の他端に固定される第3シャフト31と取付治具40に固定される筒体30(図5)との周辺にも同様の機構が備わっている。
【0019】
図5は、固定ネジ13,23,33を緩めた状態(回動状態)において、スイングアーム100の動作を説明する概略平面図である。この状態では、第1シャフト11、第2シャフト21および第3シャフト31に対する樹脂リング12,22,32の回動が許容されている。
【0020】
図5(a)は、第1アーム10と第2アーム20とを直線状にした状態であり、図5(b)は、屈曲させた状態であり、図5(c)はさらに屈曲させた状態である。なお、図5では、第2回動禁止機構としてのクランプレバー17,27,37が緩められており、第1シャフト11に対する第1アーム10の回動が許容され、第2シャフト21に対する第2アーム20の回動が許容され、第3シャフト31に対する筒体30の回動が許容されているものとする。
【0021】
クランプレバー17は、第1アーム10の中心軸に平行に固定されているが、クランプレバー27は、第2アーム20の軸に垂直に固定されている。また、クランプレバー37は、取付治具40の短尺側40bに平行に固定されている。つまり、クランプレバー37は、鏡筒150(図2)の前後方向に平行に固定されている。
【0022】
図5(a)においては、樹脂リング12,22,32に埋め込まれている樹脂リング側磁石15,25,35と、挿入部10a,20a,30aに設けたアーム側磁石14,24,34とが吸引し合う。これにより、樹脂リング12,22,32が回動し、樹脂リング側磁石15,25,35とアーム側磁石14,24,34とが平面視で同一位置になる。なお、固定ネジ13,23,33が回動軸に対して樹脂リング側磁石15,25,35の反対側に取り付けられているので、固定ネジ13,23,33は、第1アーム10及び第2アーム20の軸に平行である。
【0023】
図5(b)(c)では、第1アーム10と第2アーム20とを屈曲させて、第2アーム20と取付治具40の短尺側40bとを屈曲させている。この状態でも、樹脂リング側磁石15,25,35とアーム側磁石14,24,34とは平面視で重なり合っている。そのため、固定ネジ13は、第1アーム10の軸に平行であり、固定ネジ23は、第2アーム20の軸に平行であり、固定ネジ33は、取付治具40の短尺側40bに平行になる。なお、図5(c)において、取付治具40の短尺側40bの方向(つまり前後方向)と、第1アーム10の軸とが成す角度をθとする。
【0024】
図6は、固定ネジ13,23,33を締めた状態(非回動状態)において、スイングアーム100の動作を説明する概略平面図である。図5(c)の屈曲後に、固定ネジ13,23,33をそれぞれ第1シャフト11、第2シャフト21および第3シャフト31に対して締め付けて樹脂リング12,22,32を非回動状態とする。すなわち、樹脂リング12,22,32と第1シャフト11,第2シャフト21,第3シャフト31との回動が禁止されている。すなわち、第1回動禁止機構(固定ネジ13,23,33)を用いて樹脂リング12,22,32をそれぞれ第1シャフト11、第2シャフト21、第3シャフト31に対して非回動状態にすると、樹脂リング12,22,32は、それぞれ第1シャフト11、第2シャフト21、第3シャフト31に固定される。
【0025】
図6(a)は、図5(c)の屈曲状態から第1アーム10と第2アーム20とを直線状に戻した状態であり、図6(b)は、図6(a)の状態から屈曲させた状態であり、図6(c)は、さらに屈曲させた状態である。なお、図6においても、第2回動禁止機構(クランプレバー17,27,37)は、回動状態になっているものとする。
【0026】
図6(a)では、図5(c)の屈曲状態から、作業者によって、強制的に、第1アーム10及び第2アーム20を直線状態にさせられている。このとき、第1シャフト11、固定ネジ13及び樹脂リング側磁石15は、図5(c)の位置関係と同一になっている。また、取付治具40、アーム側磁石34及びクランプレバー37は、図5(c)と同一方向を保っている。一方、第1アーム10、クランプレバー17及びアーム側磁石14と、第2アーム20、クランプレバー27及びアーム側磁石24の方向が変わっている。これにより、アーム側磁石14,24,34と、樹脂リング側磁石15,25,35とが平面視で重ならない状態になる。例えば、第1アーム10の向きを図5(a)の状態に戻すと、固定ネジ13及び樹脂リング側磁石15の方向とクランプレバー17及びアーム側磁石14の方向とが成す角度は、図5(c)における角度θと同一になる。
【0027】
図6(b)は、図6(a)の状態から、作業者によって第1アーム10、第2アーム20および筒体30が若干、回動させられた状態である。磁石14,24,34が樹脂リング側磁石15,25,35に吸引するので、回動力が少なくて足りる。
図6(c)は、図6(b)の状態からアーム側磁石14,24,34と樹脂リング側磁石15,25,35とが互いに吸引し合うことにより、アーム側磁石14,24,34と樹脂リング側磁石15,25,35とが重なり合う。これにより、第1アーム10、第2アーム20及び取付治具40の位置関係は、図5(c)と同一の状態に戻る。
【0028】
図7は、本発明の実施形態であるスイングアーム付顕微鏡200の位置合わせ方法を示すフローチャートである。
ステップS1では、作業者がクランプレバー17,27,37及び固定ネジ13,23,33を緩め、回動状態にする。これにより、第1アーム10、第2アーム20、筒体30と、第1シャフト11、第2シャフト21、第3シャフト31との回動が許容される。また、樹脂リング12,22,32と第1シャフト11,第2シャフト21,第3シャフト31との回動が許容され回動状態になる。ステップS2では、作業者によって、顕微鏡(鏡筒150)の位置合わせが行われる。
【0029】
ステップS3では、位置合わせを行った段階で、固定ネジ13,23,33を締め付けて、固定する。これにより、樹脂リング12,22,32と第1シャフト11,第2シャフト21,第3シャフト31との回動が禁止され非回動状態になる。そして、第1アーム10や第2アーム20を回動させたとしても、アーム側磁石14,24,34と樹脂リング側磁石15,25,35との吸引力で、位置合わせを行った元の位置に戻る。なお、固定ネジ13,23,33を固定する前に、クランプレバー17,27,37を固定しても構わない。
【0030】
本実施形態のスイングアーム付顕微鏡200では、鏡筒150が最後に位置決めした位置又はその近傍に戻る。そのため、試料の交換を繰り返すときでも、試料交換時にアームを移動させても位置決めした位置に戻るので、位置決めを1回行えば足りる。また、鏡筒150が最後に位置決めした位置の近傍に戻るときでも、試料交換時の位置決めが容易になる。
【符号の説明】
【0031】
10 第1アーム
10a 挿入部
11 第1シャフト
12,22,32 樹脂リング
13,23,33 固定ネジ(第1回動禁止機構)
14,24,34 アーム側磁石(第1磁石)
15,25,35 樹脂リング側磁石(第2磁石)
17,27,37 クランプレバー(第2回動禁止機構)
20 第2アーム
20a 挿入部
21 第2シャフト
30 筒体(第3アーム)
31 第3シャフト
40,45 取付治具
50 支柱
100 スイングアーム
150 鏡筒
200 スイングアーム付顕微鏡
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7