(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023109184
(43)【公開日】2023-08-08
(54)【発明の名称】情報処理システム、情報処理方法およびコンピュータプログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/10 20120101AFI20230801BHJP
A63F 13/86 20140101ALI20230801BHJP
A63F 13/53 20140101ALI20230801BHJP
H04N 21/234 20110101ALI20230801BHJP
H04N 21/431 20110101ALI20230801BHJP
H04L 67/00 20220101ALI20230801BHJP
G06T 19/00 20110101ALI20230801BHJP
G06F 3/04817 20220101ALN20230801BHJP
【FI】
G06Q50/10
A63F13/86
A63F13/53
H04N21/234
H04N21/431
H04L67/00
G06T19/00 A
G06F3/0481 170
【審査請求】有
【請求項の数】18
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022010558
(22)【出願日】2022-01-27
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2023-02-27
(71)【出願人】
【識別番号】504437801
【氏名又は名称】グリー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100185971
【弁理士】
【氏名又は名称】高梨 玲子
(72)【発明者】
【氏名】山我 佳輔
【テーマコード(参考)】
5B050
5C164
5E555
5L049
【Fターム(参考)】
5B050AA08
5B050BA06
5B050BA08
5B050BA12
5B050BA13
5B050BA20
5B050CA07
5B050CA08
5B050DA04
5B050DA05
5B050EA19
5B050EA24
5B050FA02
5B050FA05
5B050FA14
5B050FA17
5C164FA06
5C164SB01P
5C164SC11S
5C164UB88P
5C164UB90S
5C164YA11
5C164YA21
5E555AA04
5E555BA04
5E555BA46
5E555BB04
5E555BC17
5E555CA02
5E555CA12
5E555CB02
5E555CB12
5E555CB34
5E555CB66
5E555CC01
5E555DB18
5E555DB32
5E555DD06
5E555FA00
5L049CC12
5L049CC19
(57)【要約】 (修正有)
【課題】パーツの入手手段を拡大する情報処理システム、情報処理方法及びコンピュータプログラムを提供する。
【解決手段】情報処理システムにおいて、サーバ装置400は、配信部と、複数のパーツの中から所定のパーツを決定する決定部と、関連付部と、配信ユーザに関する第一の特定の条件が満たされているか否かを判定する第一条件判定部と、第一の特定の条件を満たしていると判定した場合に、決定部が決定した所定のパーツ又は関連付部が関連付けた所定のパーツを、当該所定のパーツの一部が変更された別のパーツへと変更するための変更画面を配信ユーザの配信ユーザ端末に表示する変更画面表示部と、を備える。関連付部は、別のパーツをユーザ情報に関連付けるとともに、所定のパーツのユーザ情報への関連付けを解除する。第一の特定の条件が満たされていることは、ユーザ情報に特定の電子媒体が対応付けられていることである。
【選択図】
図18
【特許請求の範囲】
【請求項1】
一又は複数のコンピュータプロセッサを備える情報処理システムであって、
前記一又は複数のコンピュータプロセッサは、
配信ユーザのキャラクタオブジェクトを含む動画に関する情報を視聴ユーザ端末に送信することにより、前記動画を前記視聴ユーザ端末に表示させる配信部と、
前記配信ユーザの操作に基づいて、前記キャラクタオブジェクトが装着可能な複数のパーツの中から所定のパーツを所定の方式により決定する決定部と、
前記決定部により決定された前記所定のパーツを、前記配信ユーザのユーザ情報に関連付ける関連付部と、
前記配信ユーザに関する第一の特定の条件が満たされているか否かを判定する第一条件判定部と、
前記第一条件判定部により前記第一の特定の条件が満たされていると判定された場合に、前記決定部により決定された所定のパーツ、または、前記関連付部により関連付けられた所定のパーツを、当該所定のパーツの一部が変更された別のパーツへと変更するための変更画面を前記配信ユーザの配信ユーザ端末に表示する変更画面表示部と、
を備え、
前記関連付部は、前記変更画面に対する前記配信ユーザの操作に基づいて変更された前記別のパーツを前記ユーザ情報に関連付けるとともに、前記所定のパーツの前記ユーザ情報への関連付けを解除し、
前記第一の特定の条件が満たされていることは、前記ユーザ情報に特定の電子媒体が対応付けられていることである情報処理システム。
【請求項2】
前記特定の電子媒体には有効期限情報および/または使用回数情報が関連付けられており、
前記ユーザ情報に特定の電子媒体が対応付けられていることには、前記電子媒体が、有効期限内であること、および/または、使用回数の上限に達していないことが含まれることを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項3】
前記第一の特定の条件が満たされていることは、前記ユーザ情報に特定の電子媒体が対応付けられ、かつ、前記変更画面を表示するための特定の表示が前記配信ユーザの操作に基づいて選択されたことであることを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理システム。
【請求項4】
前記特定の表示は、前記変更画面を表示するか否かの確認画面であることを特徴とする請求項3に記載の情報処理システム。
【請求項5】
前記特定の表示は、前記変更画面を表示するためのアイコンであることを特徴とする請求項3または4に記載の情報処理システム。
【請求項6】
前記関連付部により前記ユーザ情報に関連付けられた前記所定のパーツは、前記動画に表示可能なクローゼット画面に選択可能に表示され、
前記クローゼット画面において前記所定のパーツが選択された場合に、前記アイコンが表示されるか、または、予め表示されていた前記アイコンが強調表示されることを特徴とする請求項5に記載の情報処理システム。
【請求項7】
前記関連付部により前記ユーザ情報に関連付けられた前記所定のパーツ、および、前記アイコンは、前記動画に表示可能なクローゼット画面に選択可能に表示され、
前記クローゼット画面において前記アイコンが選択された場合に、前記関連付部により前記ユーザ情報に関連付けられた前記所定のパーツ以外のパーツは選択不能に表示されることを特徴とする請求項5に記載の情報処理システム。
【請求項8】
前記変更画面には、前記所定のパーツの一部が変更された別のパーツが選択可能に表示されることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の情報処理システム。
【請求項9】
前記特定の電子媒体には属性情報がさらに関連付けられており、
前記変更画面には、前記属性情報に基づいて、前記所定のパーツの一部が変更された別のパーツが選択可能に表示されることを特徴とする請求項8に記載の情報処理システム。
【請求項10】
前記別のパーツは、前記所定のパーツの色違いパーツであることを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の情報処理システム。
【請求項11】
前記別のパーツは、前記所定のパーツのテクスチャをUVスクロールさせたパーツであることを特徴とする請求項1から10のいずれか一項に記載の情報処理システム。
【請求項12】
前記動画に別のユーザのキャラクタオブジェクトが含まれる場合、
前記決定部は、前記配信ユーザまたは前記別のユーザの操作に基づいて、前記配信ユーザのキャラクタオブジェクトおよび/または前記別のユーザのキャラクタオブジェクトが装着可能な複数のパーツの中から所定のパーツを所定の方式により決定し、
前記関連付部は、前記決定部により決定された前記所定のパーツを、前記配信ユーザのユーザ情報および/または前記別のユーザのユーザ情報に関連付け、
前記変更画面に対する前記配信ユーザまたは前記別のユーザの操作に基づいて選択された前記別のパーツを前記配信ユーザのユーザ情報および/または前記別のユーザのユーザ情報に関連付けるとともに、前記所定のパーツの前記配信ユーザのユーザ情報および/または前記別のユーザのユーザ情報への関連付けを解除することを特徴とする請求項1から11のいずれか一項に記載の情報処理システム。
【請求項13】
前記一又は複数のコンピュータプロセッサは、さらに、
前記視聴ユーザ端末から送信されたギフトの表示要求を受け付ける表示要求受付部と、
前記表示要求受付部が受け付けた表示要求に応じて、前記ギフトに対応するギフトオブジェクトを前記動画に表示させるオブジェクト表示部と
前記表示要求受付部が受け付けた表示要求に係るギフトが特定のギフトか否かを判定するギフト判定部と、
前記ギフト判定部により前記ギフトが特定のギフトであると判定された場合に、前記配信ユーザまたは前記視聴ユーザに関する第二の特定の条件が満たされているかを判定する第二条件判定部と
を備え、
前記表示要求受付部は、前記第二条件判定部により前記第二の特定の条件が満たされていると判定された場合、前記視聴ユーザに関連付けられたポイントを減じることなく前記表示要求を受け付けることを特徴とする請求項1から12のいずれか一項に記載の情報処理システム。
【請求項14】
一又は複数のコンピュータプロセッサに、
配信ユーザのキャラクタオブジェクトを含む動画に関する情報を視聴ユーザ端末に送信することにより、前記動画を前記視聴ユーザ端末に表示させる配信ステップと、
前記配信ユーザの操作に基づいて、前記キャラクタオブジェクトが装着可能な複数のパーツの中から所定のパーツを所定の方式により決定する決定ステップと、
前記決定ステップにおいて決定された前記所定のパーツを、前記配信ユーザのユーザ情報に関連付ける関連付ステップと、
前記配信ユーザに関する第一の特定の条件が満たされているか否かを判定する第一条件判定ステップと、
前記第一条件判定ステップにおいて前記第一の特定の条件が満たされていると判定された場合に、前記決定ステップにおいて決定された所定のパーツ、または、前記関連付ステップにおいて関連付けられた所定のパーツを、当該所定のパーツの一部が変更された別のパーツへと変更するための変更画面を前記配信ユーザの配信ユーザ端末に表示する変更画面表示ステップと
を実行させ、
前記関連付ステップでは、前記変更画面に対する前記配信ユーザの操作に基づいて変更された前記別のパーツを前記ユーザ情報に関連付けるとともに、前記所定のパーツの前記ユーザ情報への関連付けを解除し、
前記第一の特定の条件が満たされていることは、前記ユーザ情報に特定の電子媒体が対応付けられていることである情報処理方法。
【請求項15】
配信ユーザのキャラクタオブジェクトを含む動画に関する情報および配信ユーザの操作に関する情報をサーバ装置に送信する送信ステップと、
前記配信ユーザの操作に基づいて、前記キャラクタオブジェクトが装着可能な複数のパーツの中から所定の方式により決定された所定のパーツに関する情報を、前記サーバ装置から受信する受信ステップと、
前記受信ステップにおいて受信した所定のパーツに関する情報を、前記配信ユーザのユーザ情報に関連付ける関連付ステップと、
前記配信ユーザに関する第一の特定の条件が満たされているか否かを判定する第一条件判定ステップと、
前記第一条件判定ステップにおいて前記第一の特定の条件が満たされていると判定された場合に、前記決定された所定のパーツ、または、前記関連付ステップにおいて関連付けられた所定のパーツを、当該所定のパーツの一部が変更された別のパーツへと変更するための変更画面を表示する変更画面表示ステップと
を実行させ、
前記関連付ステップでは、前記変更画面に対する前記配信ユーザの操作に基づいて変更された前記別のパーツを前記ユーザ情報に関連付けるとともに、前記所定のパーツの前記ユーザ情報への関連付けを解除し、
前記第一の特定の条件が満たされていることは、前記ユーザ情報に特定の電子媒体が対応付けられていることである情報処理方法。
【請求項16】
配信ユーザのキャラクタオブジェクトを含む動画に関する情報および配信ユーザの操作に関する情報をサーバ装置に送信する送信機能と、
前記配信ユーザの操作に基づいて、前記キャラクタオブジェクトが装着可能な複数のパーツの中から所定の方式により決定された所定のパーツに関する情報を、前記サーバ装置から受信する受信機能と、
前記受信機能において受信した所定のパーツに関する情報を、前記配信ユーザのユーザ情報に関連付ける関連付機能と、
前記配信ユーザに関する第一の特定の条件が満たされているか否かを判定する第一条件判定機能と、
前記第一条件判定機能により前記第一の特定の条件が満たされていると判定された場合に、前記決定された所定のパーツ、または、前記関連付機能により関連付けられた所定のパーツを、当該所定のパーツの一部が変更された別のパーツへと変更するための変更画面を表示する変更画面表示機能と
を実現させ、
前記関連付機能は、前記変更画面に対する前記配信ユーザの操作に基づいて変更された前記別のパーツを前記ユーザ情報に関連付けるとともに、前記所定のパーツの前記ユーザ情報への関連付けを解除し、
前記第一の特定の条件が満たされていることは、前記ユーザ情報に特定の電子媒体が対応付けられていることであるコンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理システム、情報処理方法およびコンピュータプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、ユーザが自分の分身となるアバタキャラクタを用いて動画の配信を行うアバタ配信が盛んに行われている。
【0003】
特許文献1には、アバタキャラクタの生成を、ユーザが好みのパーツを組み合わせて行う例が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
アバタキャラクタのパーツには、無料で提供されるものの他、ガチャ等の抽選を行うことにより所定の確率で入手可能なパーツがあるが、設定された確率によっては入手の難度が非常に高いものもあった。
【0006】
そのため、本開示の目的は、上述した従来技術の課題の少なくとも一部を解決又は緩和する技術的な改善を提供することである。本開示のより具体的な目的の一つは、パーツの入手手段を拡大した情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法およびコンピュータプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示における情報処理システムは、一又は複数のコンピュータプロセッサを備える情報処理システムであって、一又は複数のコンピュータプロセッサは、配信ユーザのキャラクタオブジェクトを含む動画に関する情報を視聴ユーザ端末に送信することにより、動画を視聴ユーザ端末に表示させる配信部と、配信ユーザの操作に基づいて、キャラクタオブジェクトが装着可能な複数のパーツの中から所定のパーツを所定の方式により決定する決定部と、決定部により決定された所定のパーツを、配信ユーザのユーザ情報に関連付ける関連付部と、配信ユーザに関する第一の特定の条件が満たされているか否かを判定する第一条件判定部と、第一条件判定部により第一の特定の条件が満たされていると判定された場合に、決定部により決定された所定のパーツ、または、関連付部により関連付けられた所定のパーツを、当該所定のパーツの一部が変更された別のパーツへと変更するための変更画面を配信ユーザの配信ユーザ端末に表示する変更画面表示部とを備え、関連付部は、変更画面に対する配信ユーザの操作に基づいて変更された別のパーツをユーザ情報に関連付けるとともに、所定のパーツのユーザ情報への関連付けを解除し、第一の特定の条件が満たされていることは、ユーザ情報に特定の電子媒体が対応付けられていることであることを特徴とする。
【0008】
特定の電子媒体には有効期限情報および/または使用回数情報が関連付けられており、ユーザ情報に特定の電子媒体が対応付けられていることには、電子媒体が、有効期限内であること、および/または、使用回数の上限に達していないことが含まれることができる。
【0009】
第一の特定の条件が満たされていることは、ユーザ情報に特定の電子媒体が対応付けられ、かつ、変更画面を表示するための特定の表示が配信ユーザの操作に基づいて選択されたこととすることができる。
【0010】
特定の表示は、変更画面を表示するか否かの確認画面とすることができる。
【0011】
特定の表示は、変更画面を表示するためのアイコンとすることができる。
【0012】
関連付部によりユーザ情報に関連付けられた所定のパーツは、動画に表示可能なクローゼット画面に選択可能に表示され、クローゼット画面において所定のパーツが選択された場合に、アイコンが表示されるか、または、予め表示されていたアイコンが強調表示されることとすることができる。
【0013】
関連付部によりユーザ情報に関連付けられた所定のパーツ、および、アイコンは、動画に表示可能なクローゼット画面に選択可能に表示され、クローゼット画面においてアイコンが選択された場合に、関連付部によりユーザ情報に関連付けられた所定のパーツ以外のパーツは選択不能に表示されることができる。
【0014】
変更画面には、所定のパーツの一部が変更された別のパーツが選択可能に表示されることができる。
【0015】
特定の電子媒体には属性情報がさらに関連付けられており、変更画面には、属性情報に基づいて、所定のパーツの一部が変更された別のパーツが選択可能に表示されることができる。
【0016】
別のパーツは、所定のパーツの色違いパーツとすることができる。
【0017】
別のパーツは、所定のパーツのテクスチャをUVスクロールさせたパーツとすることができる。
【0018】
動画に別のユーザのキャラクタオブジェクトが含まれる場合、決定部は、配信ユーザまたは別のユーザの操作に基づいて、配信ユーザのキャラクタオブジェクトおよび/または別のユーザのキャラクタオブジェクトが装着可能な複数のパーツの中から所定のパーツを所定の方式により決定し、関連付部は、決定部により決定された所定のパーツを、配信ユーザのユーザ情報および/または別のユーザのユーザ情報に関連付け、変更画面に対する配信ユーザまたは別のユーザの操作に基づいて変更された別のパーツを配信ユーザのユーザ情報および/または別のユーザのユーザ情報に関連付けるとともに、所定のパーツの配信ユーザのユーザ情報および/または別のユーザのユーザ情報への関連付けを解除することができる。
【0019】
一又は複数のコンピュータプロセッサは、さらに、視聴ユーザ端末から送信されたギフトの表示要求を受け付ける表示要求受付部と、表示要求受付部が受け付けた表示要求に応じて、ギフトに対応するギフトオブジェクトを動画に表示させるオブジェクト表示部と表示要求受付部が受け付けた表示要求に係るギフトが特定のギフトか否かを判定するギフト判定部と、ギフト判定部によりギフトが特定のギフトであると判定された場合に、配信ユーザまたは視聴ユーザに関する第二の特定の条件が満たされているかを判定する第二条件判定部と
を備え、表示要求受付部は、第二条件判定部により第二の特定の条件が満たされていると判定された場合、視聴ユーザに関連付けられたポイントを減じることなく表示要求を受け付けることができる。
【0020】
本開示における情報処理方法は、一又は複数のコンピュータプロセッサに、配信ユーザのキャラクタオブジェクトを含む動画に関する情報を視聴ユーザ端末に送信することにより、動画を視聴ユーザ端末に表示させる配信ステップと、配信ユーザの操作に基づいて、キャラクタオブジェクトが装着可能な複数のパーツの中から所定のパーツを所定の方式により決定する決定ステップと、決定ステップにおいて決定された所定のパーツを、配信ユーザのユーザ情報に関連付ける関連付ステップと、配信ユーザに関する第一の特定の条件が満たされているか否かを判定する第一条件判定ステップと、第一条件判定ステップにおいて第一の特定の条件が満たされていると判定された場合に、決定ステップにおいて決定された所定のパーツ、または、関連付ステップにおいて関連付けられた所定のパーツを、当該所定のパーツの一部が変更された別のパーツへと変更するための変更画面を配信ユーザの配信ユーザ端末に表示する変更画面表示ステップを実行させ、関連付ステップでは、変更画面に対する配信ユーザの操作に基づいて変更された別のパーツをユーザ情報に関連付けるとともに、所定のパーツのユーザ情報への関連付けを解除し、第一の特定の条件が満たされていることは、ユーザ情報に特定の電子媒体が対応付けられていることであることを特徴とする。
【0021】
本開示における情報処理方法は、配信ユーザのキャラクタオブジェクトを含む動画に関する情報および配信ユーザの操作に関する情報をサーバ装置に送信する送信ステップと、配信ユーザの操作に基づいて、キャラクタオブジェクトが装着可能な複数のパーツの中から所定の方式により決定された所定のパーツに関する情報を、サーバ装置から受信する受信ステップと、受信ステップにおいて受信した所定のパーツに関する情報を、配信ユーザのユーザ情報に関連付ける関連付ステップと、配信ユーザに関する第一の特定の条件が満たされているか否かを判定する第一条件判定ステップと、第一条件判定ステップにおいて第一の特定の条件が満たされていると判定された場合に、決定された所定のパーツ、または、関連付ステップにおいて関連付けられた所定のパーツを、当該所定のパーツの一部が変更された別のパーツへと変更するための変更画面を表示する変更画面表示ステップとを実行させ、関連付ステップでは、変更画面に対する配信ユーザの操作に基づいて変更された別のパーツをユーザ情報に関連付けるとともに、所定のパーツのユーザ情報への関連付けを解除し、第一の特定の条件が満たされていることは、ユーザ情報に特定の電子媒体が対応付けられていることであることを特徴とする。
【0022】
本開示におけるコンピュータプログラムは、配信ユーザのキャラクタオブジェクトを含む動画に関する情報および配信ユーザの操作に関する情報をサーバ装置に送信する送信機能と、配信ユーザの操作に基づいて、キャラクタオブジェクトが装着可能な複数のパーツの中から所定の方式により決定された所定のパーツに関する情報を、サーバ装置から受信する受信機能と、受信機能において受信した所定のパーツに関する情報を、配信ユーザのユーザ情報に関連付ける関連付機能と、配信ユーザに関する第一の特定の条件が満たされているか否かを判定する第一条件判定機能と、第一条件判定機能により第一の特定の条件が満たされていると判定された場合に、決定された所定のパーツ、または、関連付機能により関連付けられた所定のパーツを、当該所定のパーツの一部が変更された別のパーツへと変更するための変更画面を表示する変更画面表示機能とを実現させ、関連付機能は、変更画面に対する配信ユーザの操作に基づいて変更された別のパーツをユーザ情報に関連付けるとともに、所定のパーツのユーザ情報への関連付けを解除し、第一の特定の条件が満たされていることは、ユーザ情報に特定の電子媒体が対応付けられていることであることを特徴とする。
【発明の効果】
【0023】
本開示によれば、上述した従来技術の課題の少なくとも一部を解決又は緩和する技術的な改善を提供することができる。具体的には、本開示によれば、パーツの入手手段を拡大した情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法およびコンピュータプログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【
図1】本開示における情報処理システムの一例を示すシステム構成図である。
【
図2】本開示における情報処理システムの一例を示すシステム構成図である。
【
図3】本開示における情報処理システムの一例を示すシステム構成図である。
【
図4】本開示におけるサーバ装置、配信ユーザ端末および視聴ユーザ端末のハードウェア構成の一例を示す構成図である。
【
図5】ユーザ端末に表示される画面のイメージを示した概念図である。
【
図6】ユーザ端末に表示される画面のイメージを示した概念図である。
【
図7】ユーザ端末に表示される画面のイメージを示した概念図である。
【
図8】ユーザ端末に表示される画面のイメージを示した概念図である。
【
図9】ユーザ端末に表示される画面のイメージを示した概念図である。
【
図10】ユーザ端末に表示される画面のイメージを示した概念図である。
【
図11】ユーザ端末に表示される画面のイメージを示した概念図である。
【
図12】ユーザ端末に表示される画面のイメージを示した概念図である。
【
図13】ユーザ端末に表示される画面のイメージを示した概念図である。
【
図14】ユーザ端末に表示される画面のイメージを示した概念図である。
【
図15】ユーザ端末に表示される画面のイメージを示した概念図である。
【
図16】ユーザ端末に表示される画面のイメージを示した概念図である。
【
図17】ユーザ端末に表示される画面のイメージを示した概念図である。
【
図18】本開示における第一の実施形態におけるサーバ装置の機能構成の一例を示す構成図である。
【
図19】ユーザ端末に表示される画面のイメージを示した概念図である。
【
図20】ユーザ端末に表示される画面のイメージを示した概念図である。
【
図21】ユーザ端末に表示される画面のイメージを示した概念図である。
【
図22】ユーザ端末に表示される画面のイメージを示した概念図である。
【
図23】ユーザ端末に表示される画面のイメージを示した概念図である。
【
図24】本開示における第一の実施形態におけるサーバ装置の機能構成の他の例を示す構成図である。
【
図25】本開示における情報処理方法のフローの一例を示すフロー図である。
【
図26】本開示における情報処理方法のフローの他の例を示すフロー図である。
【
図27】本開示におけるコンピュータプログラムを実現するための回路構成の一例を示す回路構成図である。
【
図28】本開示における配信ユーザ端末の機能構成の一例を示す構成図である。
【
図29】本開示における配信ユーザ端末における情報処理方法のフローの一例を示すフロー図である。
【
図30】本開示における配信ユーザ端末における情報処理方法のフローの他の例を示すフロー図である。
【
図31】本開示における配信ユーザ端末で実行されるコンピュータプログラムを実現するための回路構成の一例を示す回路構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
初めに、本開示の実施形態に係る情報処理システムの概要について図面を参照しながら説明する。
【0026】
本開示における情報処理システムは、一以上の情報処理装置およびサーバ装置を備える情報処理システムであって、一又は複数のコンピュータプロセッサを備える。
【0027】
各装置に表示される動画は、配信ユーザの動きに基づいて生成されるキャラクタオブジェクトのアニメーションを含むものとして説明を行うが、これに限られるものではなく、配信ユーザの操作に応じて生成されるキャラクタオブジェクトのアニメーションを含むものとしてもよいし、配信ユーザ本人の画像を含むものとしてもよい。また、これらキャラクタオブジェクトや配信ユーザは表示されず、配信ユーザの声のみを含むものとしてもよい。
【0028】
また、動画に表示される空間は仮想空間であってもよいし、現実空間であってもよいし、これらが融合した拡張現実空間であってもよい。また、動画は、少なくとも所定の映像および配信ユーザの声を再生するカラオケ動画やゲーム実況動画のようなものであってもよいし、これらにキャラクタオブジェクトまたは配信ユーザの実画像を重畳して表示したものであってもよい。
【0029】
また、現実空間に配信ユーザが含まれる場合には、当該配信ユーザの実画像に当該配信ユーザの動きに基づいて生成されるキャラクタオブジェクトを重ねて表示させてもよい。また、現実空間の撮影画像に、ギフトオブジェクト等のアニメーションを重ねて表示してもよい。
【0030】
<システム構成>
図1に一例として示されるように、本開示に係る情報処理システム1000は、1以上の視聴ユーザ端末1100、および、これら視聴ユーザ端末1100とネットワーク1200を介して接続される、動画の配信スタジオ等に配置された情報処理装置(サポートコンピュータ)1300を含むことができる。
【0031】
また、当該情報処理装置1300は、インターネットを介して所定のサーバ装置と接続され、情報処理装置1300で行われるべき処理の一部または全部は当該サーバ装置で行われるものとしてもよい。なお、かかるサーバ装置は、
図2に示す情報処理装置2400としてもよい。
【0032】
本明細書において、かかる情報処理システム1000による配信を、スタジオ配信と呼ぶものとする。
【0033】
スタジオ配信において、配信ユーザ(アクター)の全身の動きは、配信ユーザに取り付けられたマーカをスタジオに備え付けられたカメラで撮影し、既知のモーションキャプチャ技術を用いてリアルタイムでキャラクタに反映させるものとする。
【0034】
また、本発明の情報処理システム1000は、
図2に一例として示される別の情報処理システム2000と連携することができる。
図2に示される情報処理システム2000は、配信ユーザ端末2100、1以上の視聴ユーザ端末2200、および、これら配信ユーザ端末2100および視聴ユーザ端末2200とネットワーク2300を介して接続される情報処理装置(サーバ装置)2400を含むことができる。
【0035】
上記の例において、配信ユーザ端末2100はスマートフォン等の情報処理端末とすることができる。本明細書において、かかる情報処理システム2000による配信を、モバイル配信と呼ぶものとする。
【0036】
モバイル配信において、配信ユーザの顔の動きは、配信ユーザの顔を配信ユーザ端末2100が備えるカメラで撮影し、既知のフェイストラッキング技術を用いてリアルタイムでキャラクタの顔に反映させるものとする。
【0037】
なお、モバイル配信における配信ユーザと視聴ユーザの区別は特になく、視聴ユーザはいつでもモバイル配信が可能であり、配信ユーザは他の配信ユーザの動画を視聴する場合には視聴ユーザとなりうる。
【0038】
上記情報処理システム1000および情報処理システム2000により生成される動画は、一例として、一の動画配信プラットフォームから、視聴ユーザへ配信することができる。
【0039】
また、いずれの配信においても、モーションをキャラクタに反映させてアニメーションを生成する処理および後述するギフトを表示する処理等は、配信ユーザ端末、視聴ユーザ端末、情報処理装置および他の装置により分担して行われてもよい。
【0040】
すなわち、ここでいう「配信」は、視聴ユーザの端末において動画を視聴可能とするための情報を送信することをいい、動画のレンダリングは情報処理装置1300,2400側で行われるものであってもよいし、配信ユーザ端末2100,視聴ユーザ端末1100,2200側で行われるものであってもよい。
【0041】
具体的には、キャラクタオブジェクトのアニメーションを生成する(レンダリングする)端末または装置には、配信ユーザ端末または情報処理装置から、配信ユーザのフェイスモーションデータおよび音声データが送信される。また、フェイスモーションに加えてボディモーションが送信されてもよい。
【0042】
本開示において、アニメーションを生成する処理は配信ユーザ端末および視聴ユーザ端末のそれぞれで行うものとして説明を行うが、これに限られるものではない。
【0043】
そして、本開示における情報処理システムは、
図1および
図2に示した例のいずれの場合にも適用が可能である。そこで、本開示の実施形態における情報処理システム3000は、
図3に示されるように、配信ユーザ端末100、視聴ユーザ端末200、および、これら配信ユーザ端末100および視聴ユーザ端末200とネットワーク300を介して接続可能なサーバ装置400を備えるものとして説明を行う。
【0044】
配信ユーザ端末100は、少なくとも上述した情報処理装置1300または配信ユーザ端末2100として機能するものであり、視聴ユーザ端末200は、少なくとも上述した一以上の視聴ユーザ端末1100,2200として機能するものであり、サーバ装置400は、少なくとも上述した所定のサーバ装置または情報処理装置2400として機能するものである。
【0045】
本開示において配信ユーザ端末100および視聴ユーザ端末200は、スマートフォン(多機能電話端末)、タブレット端末、パーソナルコンピュータ、コンソールゲーム機、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)、眼鏡型のウェアラブル端末(ARグラス等)等のウェアラブルコンピュータ、及びこれらの装置以外の動画を再生可能な情報処理装置とすることができる。また、これら端末は、単独で動作するスタンドアロン型の装置であってもよく、互いに各種のデータを送受信可能に接続された複数の装置から構成されるものであってもよい。
【0046】
<ハードウェア構成>
ここで、
図4を用いて、配信ユーザ端末100のハードウェア構成について説明する。配信ユーザ端末100は、プロセッサ101と、メモリ102と、ストレージ103と、入出力インターフェース(入出力I/F)104と、通信インターフェース(通信I/F)105とを含む。各構成要素は、バスBを介して相互に接続される。
【0047】
配信ユーザ端末100は、プロセッサ101と、メモリ102と、ストレージ103と、入出力I/F104と、通信I/F105との協働により、本実施形態に記載される機能、方法を実現することができる。
【0048】
プロセッサ101は、ストレージ103に記憶されるプログラムに含まれるコード又は命令によって実現する機能、及び/又は、方法を実行する。プロセッサ101は、例えば、中央処理装置(CPU)、MPU(Micro Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、マイクロプロセッサ(microprocessor)、プロセッサコア(processor core)、マルチプロセッサ(multiprocessor)、ASIC(Application-Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等を含み、集積回路(IC(Integrated Circuit)チップ、LSI(Large Scale Integration))等に形成された論理回路(ハードウェア)や専用回路によって各実施形態に開示される各処理を実現してもよい。また、これらの回路は、1又は複数の集積回路により実現されてよく、各実施形態に示す複数の処理を1つの集積回路により実現されることとしてもよい。また、LSIは、集積度の違いにより、VLSI、スーパーLSI、ウルトラLSI等と呼称されることもある。
【0049】
メモリ102は、ストレージ103からロードしたプログラムを一時的に記憶し、プロセッサ101に対して作業領域を提供する。メモリ102には、プロセッサ101がプログラムを実行している間に生成される各種データも一時的に格納される。メモリ102は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を含む。
【0050】
ストレージ103は、プログラムを記憶する。ストレージ103は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、フラッシュメモリ等を含む。
【0051】
通信I/F105は、ネットワークアダプタ等のハードウェアや通信用ソフトウェア、及びこれらの組み合わせとして実装され、ネットワーク300を介して各種データの送受信を行う。当該通信は、有線、無線のいずれで実行されてもよく、互いの通信が実行できるのであれば、どのような通信プロトコルを用いてもよい。通信I/F105は、ネットワーク300を介して、他の情報処理装置との通信を実行する。通信I/F105は、各種データをプロセッサ101からの指示に従って、他の情報処理装置に送信する。また、通信I/F105は、他の情報処理装置から送信された各種データを受信し、プロセッサ101に伝達する。
【0052】
入出力I/F104は、配信ユーザ端末100に対する各種操作を入力する入力装置、及び、配信ユーザ端末100で処理された処理結果を出力する出力装置を含む。入出力I/F104は、入力装置と出力装置が一体化していてもよいし、入力装置と出力装置とに分離していてもよい。
【0053】
入力装置は、ユーザからの入力を受け付けて、当該入力に係る情報をプロセッサ101に伝達できる全ての種類の装置のいずれか、又は、その組み合わせにより実現される。入力装置は、例えば、タッチパネル、タッチディスプレイ、キーボード等のハードウェアキーや、マウス等のポインティングデバイス、カメラ(画像を介した操作入力)、マイク(音声による操作入力)を含む。
【0054】
入力装置は、センサユニットを含むことができる。センサユニットは、ユーザの表情の変化を示すフェイスモーション、及びセンサユニットに対するユーザの身体の相対位置の変化を示すボディモーションを検出する1以上のセンサである。フェイスモーションは、瞬きや口の開閉等の動きを含む。センサユニットは、公知の物を使用することができる。センサユニットの一例は、ユーザに向かって照射された光がユーザの顔等に反射して返ってくるまでの飛行時間(Time of Flight)を測定検出するToFセンサ、ユーザの顔を撮影するカメラ及びカメラが撮影したデータを画像処理する画像処理部を含むものである。また、センサユニットは、可視光線を撮像するRGBカメラと、近赤外線を撮像する近赤外線カメラとを含んでいてもよい。RGBカメラや近赤外線カメラは、例えば「iphoneX(登録商標)」のトゥルーデプス(True Depth)、又は「iPad Pro(登録商標)」の「LIDER」や、スマートフォンに搭載されるその他のToFセンサを用いることが可能である。このカメラは、具体的には、ドットプロジェクタによってユーザの顔等に数万の不可視のドット(点)を投影する。そして、ドットパターンの反射光を検出し、分析して顔の深度マップを形成し、顔等の赤外線画像をキャプチャすることで、正確な顔データをキャプチャする。センサユニットの演算処理部は、深度マップと赤外線画像に基づいて各種の情報を生成し、その情報を登録済みの参照データと比較して、顔の各ポイントの深度(各ポイントと近赤外線カメラとの間の距離)や深度以外の位置のずれを算出する。
【0055】
また、センサユニットは、ユーザの顔だけでなく、手をトラッキングする(ハンドトラッキング)機能を有していてもよい。センサユニットは、加速度センサやジャイロセンサ等といった上記のセンサ以外のセンサ、をさらに含むものであってもよい。センサユニットは、上記のToFセンサや公知の他のセンサの検出結果に基づきユーザが存在する現実空間の物体を認識し、認識した物体を空間地図にマッピングする空間マッピング機能を有していてもよい。以下、フェイスモーションの検出データ及びボディモーションの検出データを特に区別しないで説明する場合には単に「トラッキングデータ」という。なお、センサユニットの画像処理部は、本発明の情報処理システムが具備可能な制御部が備えていてもよい。
【0056】
入力装置としての操作部は、ユーザ端末の種類に応じたものを用いることができる。操作部の一例は、ディスプレイと一体化されたタッチパネルや、ユーザ端末の筐体等に設けられた操作ボタン、キーボード、マウス、ユーザが手で操作するコントローラ等である。コントローラは、加速度センサ、ジャイロ等の慣性計測センサ(IMU:Inertial Measurement Unit)等の公知の各種のセンサを内蔵していてもよい。また、操作部の他の一例は、ユーザの手の動き、目の動き、頭部の動き、視線の方向等を特定するトラッキング装置であってもよい。この態様では、例えば、ユーザの手の動きに基づいて、ユーザの指示を判定し、動画の配信を開始又は終了したり、メッセージや動画への評価、所定のオブジェクト(例えば後述するギフト)の表示要求等の各種操作を実行することができる。なお、センサユニットがハンドトラック機能等の入力インターフェース機能も有する場合には、操作部は省略可能である。
【0057】
出力装置は、プロセッサ101で処理された処理結果を出力する。出力装置は、例えば、タッチパネル、スピーカ等を含む。
【0058】
また、本開示における視聴ユーザ端末200およびサーバ装置400についても、特筆すべき場合を除き、
図4と同様のハードウェア構成で構成されることができる。
【0059】
続いて、本開示の実施形態における情報処理システムにより実現されるアプリケーションを起動したユーザ端末において実行可能な各種機能、および、表示される画面の遷移について図面を参照しながら説明する。
【0060】
図5は、動画の配信・視聴アプリケーションを起動した際にユーザ端末(ここでは未だユーザが視聴/配信を行うか否かは特定されない)に表示されるトップ画面T10を示したものである。
【0061】
図5に示されるように、ユーザは、トップ画面T10においておすすめタブT11内で一覧表示されるおすすめの一以上の配信チャンネルT12のサムネイル画像の中から一の配信チャンネル(配信枠、配信番組、配信動画などと呼ばれる)を選ぶことにより、当該一の配信チャンネルで再生される動画を視聴することができる。
【0062】
あるいは、ユーザは、特定の一の配信チャンネルの固定リンクへアクセスすることにより、当該特定の一の配信チャンネルで再生される動画を視聴することができる。かかる固定リンクは、フォロー中の配信ユーザからのお知らせ、または、他のユーザから送られたシェアの通知などにより得ることができる。
【0063】
このように、動画を視聴するユーザは視聴ユーザとなり、動画を視聴する端末は視聴ユーザ端末200となる。
【0064】
また、
図5に示すように、トップ画面T10にはキャンペーンやイベントなどのお知らせの表示欄T13が表示されてもよい。このお知らせの表示欄T13は、スライド操作により他のお知らせへの表示の切り替えが可能である。
【0065】
そして、トップ画面T10からは、フォロータブT14、ゲームカテゴリを表示するためのゲームタブT15、コラボ待ちの配信チャンネルを表示するためのコラボ待ちタブT16、ビギナーの配信チャンネルを表示するためのビギナータブT17が表示される。これらを選択することにより(タブを切り替えることにより)、トップ画面T10からそれぞれ別の画面へと遷移する。
【0066】
なお、トップ画面T10の上部枠のサービス名表示T18および検索ボタンT19については、遷移先の画面で固定して表示されたままとしてもよい。
【0067】
同様に、トップ画面T10の下部枠のホームボタンT20、メッセージボタンT21、配信準備ボタンT22、ガチャボタンT23、プロフィールボタンT24についても、遷移先の画面で固定して表示されたままとしてもよい。
【0068】
図5に示したトップ画面T10等において、表示されているサムネイル画像T12を選択したユーザは、上述したように動画を視聴する視聴ユーザとなり、配信準備ボタンT22を選択したユーザは、動画を配信する配信ユーザとなりうる。
【0069】
一例として、
図5に示したトップ画面T10において配信準備ボタンT22を選択すると、
図6に示すアバタ設定画面D10へと遷移する。そして、アバタ設定画面D10において配信ボタンD11を選択すると、
図7に示す配信設定画面D20へと遷移する。そして、配信設定画面D20において配信開始ボタンD25を選択すると、
図8に示すアバタ配信画面D30へと遷移する。
【0070】
続いて、動画の配信を開始するまでのフローの詳細について説明を行う。
【0071】
本開示における一又は複数のコンピュータプロセッサは、配信開始要求受付部と、配信設定部と、配信開始部とを備えることができる。
【0072】
配信開始要求受付部は、配信ユーザの配信ユーザ端末から、キャラクタオブジェクトのアニメーションを含む第一の動画の配信開始要求を受け付ける。
【0073】
ここでは、第一の動画は、キャラクタオブジェクトのアニメーションを含む動画のことをいう。なお、本明細書において、キャラクタオブジェクトのことを「アバタ」と呼ぶ場合がある。
【0074】
そして、上記配信開始要求は、上記動画配信プラットフォームにアクセスするための専用のアプリケーション(動画の配信・視聴アプリケーション)を起動したユーザ端末(後に配信ユーザ端末となる)に表示される上述したトップ画面から遷移したアバタ設定画面D10等に配置される配信ボタンD11を選択することにより、ユーザ端末から情報処理装置400に送信されるものとすることができる。
【0075】
図6は、アバタ設定画面D10の一例を示したものである。アバタ設定画面D10には、キャラクタオブジェクトCO、配信ボタンD11、ガチャボタンD12、着替えボタンD13、フォトボタンD14等が表示されることができる。
【0076】
ユーザによって着替えボタンD13が選択されると、キャラクタオブジェクトCOの目、鼻、口、髪、アクセサリ、洋服、背景などの各種アバタパーツを選択するためのクローゼット画面が展開する。
【0077】
ユーザによってガチャボタンD12が選択されると、上記アバタパーツを入手するための抽選画面が展開する。
【0078】
ユーザによってフォトボタンD14が選択されると、キャラクタオブジェクトの静止画を撮影するための撮影画面が展開する。
【0079】
そして、ユーザによって配信ボタンD11が選択されると、情報処理装置400に対して配信開始要求が送信される。
【0080】
配信設定部は、配信開始要求受付部が受け付けた第一の動画の配信開始要求に応じて、第一の動画の配信設定を配信ユーザ端末100からの指定に基づいて設定する。
【0081】
一例として、上記配信ボタンD11が選択されると、配信ユーザ端末100に表示される画面は、
図6に示したアバタ設定画面D10から
図7に示す配信設定画面D20へと遷移する。
【0082】
配信設定には、第一の動画のタイトルに関する設定、第一の動画への他のユーザの出演可否に関する設定、および、第一の動画へ出演可能な人数に関する設定、パスワードに関する設定の少なくとも一つが含まれることができる。
【0083】
これらの配信設定は、それぞれ
図7におけるタイトル設定欄D21、コラボ可否設定欄D22、人数設定欄D23、パスワード設定欄D24において設定が可能である。なお、
図7では、さらに、誰でもコラボ可否設定欄D26、SNS投稿可否欄D27が表示されている。
【0084】
第一の動画のタイトルは、許容される上限までの文字数の範囲において配信ユーザが自由に決定することができるものである。なお、配信ユーザによる入力が無い場合には「〇〇〇の配信だよ♪」等の、キャラクタオブジェクト(配信ユーザ)の名前を含む、予め設定されたタイトルが自動的に決定されるものとしてもよい。
【0085】
第一の動画への他のユーザの出演可否は、配信ユーザが自由に決定することができるものである。可の場合には、他のユーザは配信ユーザに対して出演申請を行うことが可能であり、否の場合には、他のユーザは配信ユーザに対して出演申請を行うことができない。配信ユーザの動画に他のユーザが出演している状態を、本明細書では「コラボ」と呼ぶことがある。コラボについての詳細は後述する。
【0086】
第一の動画へ出演可能な人数は、前述した第一の動画への他のユーザの出演が可の場合にのみ設定が可能であり、許容される上限までの人数の範囲において配信ユーザが自由に決定することができるものである。
【0087】
パスワードは、前述した第一の動画への他のユーザの出演が可の場合にのみ任意で設定が可能であり、指定された桁数の数字を配信ユーザが自由に決定することができるものである。他のユーザが第一の動画への出演申請を行う際、かかるパスワードの入力が要求される。なお、誰でもコラボ可否設定欄D26がOFFの場合にのみ、パスワード設定欄D24がアクティブとなる構成としてもよい。
【0088】
配信開始部は、配信設定部により設定された条件に基づいて、第一の動画に関する情報を、視聴ユーザの視聴ユーザ端末200に配信する。
【0089】
かかる配信の開始指示は、
図7に示した配信開始ボタンD25の選択により送信される。
【0090】
一例として、配信開始部は、配信ユーザのキャラクタオブジェクトのアニメーションを含む動画(第一の動画)に関する情報を、視聴ユーザの視聴ユーザ端末200に配信する(アバタ配信する)。
【0091】
第一の動画に関する情報には、例えばキャラクタオブジェクトの動作を示すモーション情報や、配信ユーザの音声情報や、他の視聴ユーザから送られたギフトを示すギフトオブジェクト情報などが含まれる。そして、ギフトオブジェクト情報は、少なくとも、ギフトオブジェクトの種類を特定するギフトオブジェクト識別情報と、ギフトオブジェクトが表示される位置を示す位置情報とを含む。
【0092】
そして、配信開始部は、上述した動画配信プラットフォームを介して動画をライブ配信することができる。
【0093】
図8は、配信ユーザ端末100に表示されるアバタ配信画面D30を示したものである。
【0094】
アバタ配信画面D30には、キャラクタオブジェクトCOが表示される他、配信ユーザがコメントを入力するためのコメント入力ボタンD31、画面の静止画を保存するためのフォトボタンD32、後述するゲームをプレイするためのプレイ開始ボタンD33、外部サービスにより提供される動画を視聴するための外部サービス連携ボタンD34、アバタパーツを入手するためのガチャボタンD12が表示されることができる。
【0095】
また、アバタ配信画面D30の上部には累計視聴者数表示D35、累計いいね数表示D36、コラボ人数表示D37、外部SNSへのシェアボタンD38、ゲスト詳細ボタンD39、ランキング表示ボタンD40、設定ボタンD41、音声のON/OFを切り替えるための音声切替ボタンD42が表示されることができる。また、配信を終了するための終了ボタンD43も表示される。
【0096】
これらの表示およびボタンの詳細な説明は省略するが、設定ボタンD41の選択により、配信設定画面D20で設定した配信設定の変更を行うことが可能である。
【0097】
なお、
図8は、配信設定画面D20において、第一の動画への他のユーザの出演を可、第一の動画へ出演可能な人数を3人として配信を開始した例を示したものであるため、キャラクタオブジェクトCOは左下に寄った状態で表示されている。空いている空間には他のユーザのキャラクタオブジェクトが3人まで出演可能な状態である。
【0098】
以上が、本開示における発明のアバタ配信を行う際の画面遷移の説明である。
【0099】
続いて、配信ユーザが配信中にゲームを行う際の画面遷移について説明を行う。
【0100】
本開示における一又は複数のコンピュータプロセッサは、ゲーム要求受付部と、ゲーム動画配信部と、ゲーム表示処理部とを備えることができる。
【0101】
配信ユーザは、
図8に示したようなアバタ配信の最中に、プレイ開始ボタンD33を選択することによりゲームのプレイ開始要求を行うことが可能である。
【0102】
なお、プレイ開始ボタンD33の選択により表示されるゲームは、本開示における情報処理システムにより実現されるアプリケーションに実装される専用のゲームであり、外部サービスにより提供される汎用的なゲームとは異なるものとすることができる。よって、本開示におけるゲーム配信は、外部サービスにより提供される汎用的なゲームのプレイ動画を配信ユーザの実況と共に配信するものとは区別されるものとしてもよい。
【0103】
あるいは、プレイ開始要求は、配信ユーザの配信ユーザ端末100に表示される所定の画面に配置されるプレイ開始ボタンを選択することにより、配信ユーザ端末100から情報処理装置400に送信されるものとすることができる。
【0104】
図9は、上記所定の画面として、プレイ開始ボタンG11が配置された画面G10の一例を示したものである。
図9に示す画面G10は、本開示における情報処理システムにより実現されるアプリケーションを起動したユーザ端末に表示されるトップ画面T10(
図5)から、ゲームタブT15の選択により遷移してきた画面である。
【0105】
画面G10には、少なくとも、所定のゲームのプレイ開始要求を送信可能なプレイ開始ボタンG11が表示される。
【0106】
そして、ゲーム要求受付部が所定のゲームのプレイ開始要求を受け付けた場合、ゲーム動画配信部は、第二の動画に関する情報を視聴ユーザ端末200に配信する。
【0107】
ここで、第二の動画は、所定のゲームのプレイ動画である。本明細書において、かかる動画が視聴ユーザ端末200の画面に表示されるよう配信を行うことを「ゲーム配信」と呼ぶ。
【0108】
また、ユーザは、本開示の発明により実現されるアプリケーションの起動後、ゲーム一覧画面およびゲーム詳細画面に配置されるプレイ開始オブジェクトを選択することにより、配信ユーザとして、第二の動画の配信開始要求を情報処理装置2400に送信することができる。
【0109】
これらゲーム一覧画面またはゲーム詳細画面は、次に詳説する第一の画面である。
【0110】
すなわち、ゲーム表示処理部は、配信開始要求を送信可能な配信開始オブジェクト、所定のゲームのプレイ開始要求を送信可能なプレイ開始オブジェクト、および、所定のゲームのプレイ動画を配信中の動画のサムネイル画像を含む第一の画面の表示処理を行う。
【0111】
図9において示した画面G10は、当該第一の画面のうちゲーム一覧画面に相当する。ゲーム一覧画面である第一の画面は、トップ画面T10から、ゲームタブT15の選択により遷移してきた画面である。
【0112】
かかる第一の画面には、配信開始オブジェクトとしての配信準備ボタンT22、プレイ開始オブジェクトとしてのプレイ開始ボタンG11、および、動画の配信チャンネルを示すサムネイル画像が含まれる。
【0113】
第一の画面には、プレイ可能な複数のゲームごとに、プレイ開始ボタンG11、ゲームアイコンG12、ゲーム名G13、当該ゲームの配信チャンネルの総視聴者数G14、そしてゲーム配信中の配信チャンネルのサムネイル画像を含む配信リストG15がそれぞれ表示されている。
【0114】
なお、ここで表示される配信リストG15に表示されるサムネイル画像の順序は、視聴ユーザによって表示を異ならせることができる。一例として、順序は、視聴ユーザがフォローしている、かつ、その視聴ユーザによる視聴回数が多い順、累計視聴者数が多い順、配信開始が古い順、の優先順位で並べられている。なお、この配信リストG15のサムネイル画像は横スクロールにより表示範囲の変更が可能であるものとする。
【0115】
また、このゲーム一覧画面に表示されるゲームは、以下の優先度の上位10タイトルを読み込むものとする。一例として、優先度は、ゲーム配信開始日時から48時間以内、視聴ユーザが30日以内で最後にプレイした日付の新しい順、期間IDの優先度の高い順、期間IDの降順、により定められている。
【0116】
この配信リストG15は、他のタブの画面から戻ってきた場合、および、更新操作(Pull-to-Refresh)を行った際に更新されるものとする。
【0117】
そして、
図10は、第一の画面のうちゲーム詳細画面に相当する。ゲーム詳細画面である第一の画面は、
図9に示したゲーム一覧画面に表示されたゲームアイコンG12またはゲーム名G13を選択することにより遷移してきた画面でG20である。
【0118】
かかる第一の画面には、配信開始オブジェクトである配信準備ボタンT22、プレイ開始オブジェクトであるプレイ開始ボタンG21、および、動画の配信チャンネルを示すサムネイル画像が含まれる。
【0119】
また、第一の画面には、ゲームアイコンG22、ゲーム名G23、当該ゲームの配信チャンネルの総視聴者数G24、そしてゲーム配信中の配信チャンネルのサムネイル画像を含む配信リストG25がそれぞれ表示されている。
【0120】
なお、ここで表示される配信リストG25に表示されるサムネイル画像の順序は、視聴ユーザによって表示を異ならせることができる。一例として、順序は、視聴ユーザがフォローしている、かつ、その視聴ユーザによる視聴回数が多い順、累計視聴者数が多い順、配信開始が古い順、の優先順位で並べられている。なお、この配信リストG25のサムネイル画像は縦スクロールにより表示範囲の変更が可能であるものとする。
【0121】
この配信リストG25は、他のタブの画面から戻ってきた場合、および、更新操作(Pull-to-Refresh)を行った際に更新されるものとする。
【0122】
上述したように、配信開始オブジェクト(配信準備ボタンT22)またはプレイ開始オブジェクト(プレイ開始ボタンG11,24)を選択したユーザは、配信開始要求またはプレイ開始要求を行う配信ユーザとなる。
【0123】
また、サムネイル画像を選択したユーザは、第二の動画を視聴する視聴ユーザとなる。
【0124】
また、第一の画面は、スクロール操作が不可能な第一の領域と、スクロール操作が可能な第二の領域とを含む。
【0125】
ここでいう第一の画面は
図10に示す第一の画面とする。そして、第一の画面は、第一の領域R1と第二の領域R2とを含む。具体的には、第一の領域R1には、ゲームタイトルが表示され、第二の領域R2には上述したプレイ開始ボタンG21、ゲームアイコンG22、ゲーム名G23、視聴者数G24、そして配信リストG25が表示されている。
【0126】
そして、第一の領域R1はスクロール操作が不可能な、表示画面上で固定表示される部分であり、第二の領域R2はユーザによってスクロール操作が可能な部分である。第二の領域R2をスクロールすることにより、ユーザは画面外に隠れたサムネイル画像を確認することができるようになる。
【0127】
ところが、第二の領域のスクロールによってプレイ開始ボタンG21が画面外へ隠れてしまうおそれがあるため、本開示における表示処理部は、第二の領域R2に表示されたプレイ開始オブジェクト(プレイ開始ボタンG21)の表示状態に応じて、第一の領域R1にプレイ開始オブジェクト(プレイ開始ボタンG21)を表示させることができる。
【0128】
一例として、
図10ではプレイ開始ボタンG21は第二の領域R2に表示されるが、
図11では第一の領域R1に表示される。すなわち、プレイ開始ボタンG21の一部またはすべてが第二の領域R2に表示されなくなると、プレイ開始ボタンG21が第一の領域に出現するようにしたものである。
【0129】
また、ゲーム表示処理部は、第二の領域R2に表示されたプレイ開始オブジェクトの表示状態に応じて、第一の領域R1にプレイ開始オブジェクトを段階的に表示させてもよい。
【0130】
かかる表現は、第二の領域R2のスクロール量に合わせてプレイ開始オブジェクトの透明度を変化させることにより実現することができる。
【0131】
一例として、スクロール量(単位はピクセル)0~50をボタンの透明度0.0(完全に透明)~1.0(完全に不透明)に対応させる。すると、初期表示状態ではオブジェクトは完全に透明なので見えず、50ピクセル以上スクロールするとオブジェクトが完全に表示されるようになる。その間(0~50)はオブジェクトの透明度を線形に変化させるのが好ましい。なお、スクロール量の単位は論理ピクセルであって、ディスプレイの実際のピクセルとは異なってもよい。
【0132】
また、ゲーム要求受付部は、ゲーム動画配信部による第二の動画に関する情報の配信後、配信ユーザ端末100からの所定のゲームのプレイ終了要求を受け付け可能であるものとする。
【0133】
プレイ終了要求は、ゲーム画面に配置された終了ボタンの選択により送信することができる。
【0134】
そして、ゲーム要求受付部が所定のゲームのプレイ終了要求を受け付けた場合、配信開始部は、第二の動画に関する情報の配信を終了し、第一の動画に関する情報を配信することができる。
【0135】
すなわち、ここで配信されるのは第一の動画の情報の一部ではなく、第一の動画の情報の全てである。
【0136】
そして、配信開始部が、第二の動画に関する情報の配信を終了し、第一の動画に関する情報を配信した場合に、視聴ユーザ端末200に表示されるのは、第一の動画であるものとする。
【0137】
続いて、動画の視聴を開始するためのフローについて説明を行う。
【0138】
本開示における一または複数のプロセッサは、さらに、視聴受付部を備えることができる。
【0139】
視聴受付部は、ユーザからの動画の視聴要求を受け付ける。
【0140】
上記配信開始部は、視聴要求に応じて、ユーザの情報処理端末に、動画情報として映像および音声に関する情報を配信する。
【0141】
図12は、視聴ユーザ端末200に表示されるアバタ動画の視聴画面V10を示した例である。
【0142】
視聴ユーザは、コメント投稿欄V11にテキストの入力を行い、送信ボタンV12を押すことでコメントを投稿することができる。
【0143】
また、ギフトボタンV13を押すことで視聴ユーザにはギフト一覧(
図13の画面V30)が表示され、選択により指定したギフトの表示要求を送信することができる。
【0144】
このとき、本開示における一又は複数のプロセッサは、判定部を備えることができる。判定部は、視聴ユーザ端末200からギフトの表示要求があったか否かを判定する。
【0145】
表示要求には、ギフトオブジェクト情報が含まれることができる。ギフトオブジェクト情報は、少なくともギフトオブジェクトの種類を特定するギフトオブジェクト識別情報と、ギフトオブジェクトが表示される位置を示す位置情報とを含む。
【0146】
また、
図13に示されるように、ギフトは分類(無料(有料)ギフト、アクセサリ、応援グッズ、アピール、バラエティ等)ごとに分けて表示されることができる。
【0147】
ここで、有料ギフトとは、視聴ユーザが購入したマイコインの消費により購入可能なギフトであり、無料ギフトとは、視聴ユーザが無料で入手したマイポイントの消費または消費なしで入手可能なギフトである。
【0148】
なお、本出願において用いられる「ギフト」という用語は、「トークン(token)」という用語と同様の概念を意味する。したがって、「ギフト」という用語を「トークン(token)」という用語に置き換えて、本件出願に記載された技術を理解することも可能である。
【0149】
また、視聴ユーザは、いいねボタンV14を押すことで好意を示す評価を投稿することができる。なお、いいねボタンV14に加えて/代えて、否定的な評価やその他の感情を投稿するボタンを表示することも可能である。
【0150】
また、配信ユーザが配信設定で他のユーザの出演可否を可に設定している場合、コラボ申請ボタンV15を選択することで動画への出演申請を送信することができる。
【0151】
また、視聴ユーザが未だフォローしていない配信ユーザが配信する動画の画面には、視聴ユーザが配信ユーザをフォローするためのフォローボタンV16が表示される。このフォローボタンは、視聴ユーザが既にフォローしている配信ユーザが配信する動画の画面では、フォロー解除ボタンとして機能する。
【0152】
なお、この「フォロー」は視聴ユーザから視聴ユーザへ、配信ユーザから視聴ユーザへ、配信ユーザから配信ユーザへ行われるものであってもよい。ただし、フォローは一方向のみの関連付けとして管理され、逆方向の関連付けはフォロワーとして別に管理されるものとする。
【0153】
また、画面の静止画を保存するためのフォトボタンV25も表示されることができる。
【0154】
また、視聴画面V10には、応援ランキング表示ボタンV17、シェアボタンV18、ランキング表示ボタンV19も表示される。
【0155】
応援ランキングは、配信ユーザを応援している視聴ユーザのランキングを表示するものであり、ランキングはギフトの額(ポイント/コイン)等に応じて算出されることができる。
【0156】
また、動画のシェアに関し、視聴ユーザはシェアボタンV18を押すことでシェア可能なSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)一覧を確認し、選択により指定したSNSの指定した場所に固定リンクを送信することができる。
【0157】
また、コラボ申請ボタンV15を押すことで配信ユーザに対してコラボ配信をリクエストすることができる。コラボ配信とは、配信ユーザの配信動画に視聴ユーザのキャラクタオブジェクトを登場させることをいう。
【0158】
視聴画面V10の上部には、配信ユーザアイコンV21、配信ユーザ名(キャラクタオブジェクト名)V22、累計視聴者数表示V23、累計いいね数表示V24が表示されることができる。
【0159】
また、視聴終了ボタンV20を選択すると、視聴を終了するための画面が展開し、視聴終了要求を送信することができるようになる。
【0160】
かかる視聴を終了するための画面について、詳細に説明する。かかる画面は、「小窓音声配信」と呼ばれ、動画の映像は表示させに音声のみを再生する態様での視聴を行うためのものである。
【0161】
上記視聴終了ボタンV20の選択は、動画の視聴終了要求として視聴受付部によって受け付けられる。
【0162】
このとき、配信開始部は、視聴終了要求に応じて、映像に関する情報の配信を終了する一方で、音声に関する情報の配信は終了させない。
【0163】
そして、ユーザ端末において、映像および音声に関する情報が配信されている場合には、ユーザ端末には映像が主画面に表示され、音声に関する情報のみが配信されている場合には、ユーザ端末には映像は表示されず動画を視聴中であることを示す副画面が表示されることを特徴とする。
【0164】
図14は、上記副画面V51が表示された画面V50のイメージを示したものである。
【0165】
この副画面V51が表示される際、バックに表示される主画面は動画を視聴する前の画面へと遷移する。例えば、おすすめタブから視聴枠へ移動した場合にはおすすめタブの表示へと戻り、フォロータブから視聴枠へ移動した場合にはフォロータブへと遷移する。
【0166】
この副画面V51が表示されている場合、主画面での操作が可能となり、他の画面への遷移が可能となる。
【0167】
副画面V51には、プロフィール画像、名前、タイトルおよび、音声が流れていることが視覚的に識別可能な音声アイコンが表示される。
【0168】
そして、副画面V51に表示された終了アイコンV52の選択により、視聴を完全に終了させることができる。
【0169】
なお、映像の表示の終了については、サーバ装置から情報は送信するものの端末側で表示をしないものとしてもよいし、サーバ装置から情報の送信自体を停止するものとしてもよい。
【0170】
かかる構成によれば、音声のみ聞きながら他の配信を探したり、他のユーザとのチャットを楽しんだりすることができるようになる。
【0171】
続いて、配信ユーザの動画に他のユーザが出演する「コラボ」について説明する。
【0172】
上述したとおり、視聴ユーザは、
図12に示すコラボ申請ボタンV15を押すことで表示されるコラボ配信参加リクエストの確認画面を経て、上記動画への参加要求を送信することができる。
【0173】
本開示における一又は複数のコンピュータプロセッサが備えるコラボアバタ表示部は、受け付けた参加要求に応じて、当該参加要求を行った視聴ユーザの動きに基づいて生成されるキャラクタオブジェクトを動画に表示させる。
【0174】
図15は、一例として、ホストユーザのキャラクタオブジェクトである第1のアバタA1が表示された動画に、ゲストユーザのキャラクタオブジェクトである第2のアバタA2が参加している場合の視聴または配信画面を示したものである。なお、
図15ではアバタ以外のオブジェクトの表示については省略されている。
【0175】
また、
図16に示すように、さらに、別の視聴ユーザの動きに基づいて生成されるキャラクタオブジェクトである第3のアバタA3が動画に参加してもよい。なお、
図16では第3のアバタA3が、第1のアバタA1および第2のアバタA2の後方に配置されているが、3人が横一列に並ぶように配置されてもよい。また、アバタの配置位置は配信ユーザが指定できるようにしてもよい。
【0176】
図17は、
図5に示したトップ画面のフォロータブの選択により表示される、相互フォロー関係を有するユーザの一覧画面T30を示したものである。相互フォローとは、互いに相手のフォロワーとなっている関係をいう。
【0177】
この一覧画面T30には、相互フォロー関係を有するユーザのプロフィール画像および名前が表示されている。
【0178】
図17に示されるように、一覧画面T30には、相互フォロー関係を有するユーザの各々に対して第一のオブジェクトT31が表示されるものとする。また、第一のオブジェクトT31とともに、チャットオブジェクトT32が表示されるものとしてもよい。このチャットオブジェクトを選択することにより、第二ユーザとの個別のチャット画面へと遷移することができる。
【0179】
第一のオブジェクトT31は、当該第一のオブジェクトT31に関連付けられたユーザの端末に対して、所定の通知を送信する。
【0180】
所定の通知は、一例として、呼び出し通知とすることができる。
【0181】
<第一の実施形態>
続いて、本開示における第一の実施形態にかかる情報処理システム3000が備える配信ユーザ端末100、視聴ユーザ端末200および/またはサーバ装置400において実行可能な各種機能について図面を参照しながら説明する。
【0182】
本開示の実施形態にかかる情報処理システム3000が備える一又は複数のコンピュータプロセッサは、
図18に示されるように、配信部411、決定部412、関連付部413、第一条件判定部414および変更画面表示部415を備える。
【0183】
配信部411は、配信ユーザのキャラクタオブジェクトを含む動画に関する情報を視聴ユーザ端末200に送信することにより、動画を視聴ユーザ端末200に表示させるものである。
【0184】
かかる配信部411は、上述した配信開始部として機能するものである。詳細については上述したとおりである。
【0185】
決定部412は、配信ユーザの操作に基づいて、キャラクタオブジェクトが装着可能な複数のパーツの中から所定のパーツを所定の方式により決定するものである。
【0186】
所定の方式は、一例として、抽選方式とすることができる。本開示における情報処理システム3000が備える一又は複数のコンピュータプロセッサは、トップ画面T10(
図5)のガチャボタンT23、アバタ設定画面D10(
図6)またはアバタ配信画面D30(
図8)に表示されたガチャボタンD12を、配信ユーザが選択することにより、アバタのパーツを入手するための抽選画面を展開させる。また、トップ画面T10のガチャに関するお知らせが表示された表示欄T13を選択することにより抽選画面が展開するものとしてもよい。
【0187】
具体的には、配信ユーザによって上記ガチャボタン等が選択されると、画面にはテーマごと分けられた複数のパーツをそれぞれ含む複数のガチャテーマが表示される。そして、決定部412は、配信ユーザによって選択されたガチャテーマに含まれる複数のパーツの中から予め定められた所定の確率に基づいて抽選された一の所定のパーツを決定する。
【0188】
なお、上記抽選は、ユーザが購入したコインまたはログインボーナス等により付与されたガチャ用チケットを消費することにより行われることができる。
【0189】
関連付部413は、決定部412により決定された所定のパーツを、配信ユーザのユーザ情報に関連付けるものである。
【0190】
ユーザのユーザ情報には、ユーザID、ユーザ名(アバタ名)、誕生日、所有コイン・ポイント・ガチャ用チケット(電子媒体)に関する情報、ランキングに関する情報、外部SNSとの連携に関する情報、そしてアバタデータに関する情報等が関連付けられている。アバタデータに関する情報は、アバタを構成するパーツに関する情報(パーツID等)を含むものとする。
【0191】
一例として、配信ユーザのユーザ情報に関連付けられた所定のパーツは、クローゼット画面から選択可能となる。また、決定部412により決定された所定のパーツは、クローゼット画面を経ることなくそのままユーザキャラクタに適用させることも可能である。
【0192】
なお、上記クローゼット画面は、
図6に示したアバタ設定画面D10に表示された着替えボタンD13を選択すること等により展開する画面である。
【0193】
第一条件判定部414は、配信ユーザに関する第一の特定の条件が満たされているか否かを判定するものである。
【0194】
第一の特定の条件が満たされていることは、ユーザ情報に特定の電子媒体が対応付けられていることであるものとする。
【0195】
一例として、特定の電子媒体は、配信ユーザが購入可能な電子媒体であって、有効期限情報および/または使用回数情報が関連付けられているものとする。なお、有効期限はユーザによる解約指示がない限り自動的に更新されるものとすることができる。すなわち、かかる特定の電子媒体はサブスクリプション型のサービスに用いられるものである。サブスクリプションサービスの形態としては、回数限定型や期間限定型などがある。
【0196】
本開示において、特定の電子媒体は上述したコイン、ポイントおよびチケット等と区別して、「パス」や「〇〇パス」と呼ばれるものとする。
【0197】
変更画面表示部415は、第一条件判定部414により第一の特定の条件が満たされていると判定された場合に、上記変更画面を配信ユーザの配信ユーザ端末100に表示するものである。
【0198】
変更画面は、決定部412により決定された所定のパーツ、または、関連付部413により関連付けられた所定のパーツを、当該所定のパーツの一部が変更された別のパーツへと変更するための画面である。
【0199】
図19-20は、関連付部413により所定のパーツがユーザ情報に関連付けられた後、アバタ設定画面D10から展開したクローゼット画面D50における、所定のパーツを別のパーツへと変更する場合の変更画面D60のイメージを示したものである。
【0200】
クローゼット画面D50には、一例として
図19に示されるように、後述する特定の表示としてのアイコンD51、ガチャボタンD12、元に戻すボタンD52、保存ボタンD53およびスロット切り替えボタンD54が表示される。このアイコンD51のことを、ここではパスアイコンD51と呼ぶものとする。ユーザによりパスアイコンD51が選択されると、所定のパーツ(関連付部413によりユーザ情報に関連付けられたパーツ、すなわち、ガチャで入手したアイテム)の一部を変更する変更画面D60が展開する。
【0201】
ガチャボタンD12は、ガチャ画面を展開させるためのボタンである。
【0202】
元に戻すボタンD52は、アバタに新たに適用されたパーツを外して元のパーツに戻すためのボタンである。ただし、元に戻すボタンD52により取り消すことができるのは、クローゼット画面D50が展開してから保存ボタンD53が押される前までの変更である。
【0203】
保存ボタンD53は、アバタに適用されたパーツを確定するためのボタンである。保存ボタンD53が選択された際にアバタに適用されていたパーツは、アバタデータとしてユーザ情報に関連付けて保存される。
【0204】
スロット切り替えボタンD54は、アバタが対応付けられたスロットを切り替えるためのボタンである。ユーザはアバタを複数体用意しておくことができ、それぞれスロットに対応付けられている。ユーザは、スロットの各々においてアバタのパーツの変更が可能である。
【0205】
なお、クローゼット画面D50には、所定のパーツ以外のパーツ(例えば予め用意されていた無料のパーツなど)も表示されているため、ユーザによりパスアイコンD51が選択された際に、所定のパーツ以外のパーツをグレーアウト表示するものとしてもよい(
図20)。
【0206】
そして、一の所定のパーツがユーザにより選択され、かつ、パーツの一部の変更ボタン(
図19-20ではカラー表示枠D55に表示された、異なるカラーが対応付けられたカラーボタン)が選択されると、所定のパーツが、カラー違いの別のパーツへと変更され、画面に表示されたアバタに適用される。」
【0207】
なお、カラー表示枠D55に表示されるカラーボタンは、選択された一の所定のパーツに応じて変更されるものであってもよい。例えば、所定のパーツの情報に、変更可能なカラーに関する情報が対応付けられたデータベースが記憶されており、かかるデータテーブルに基づいてカラー表示枠D55に表示されるカラーボタンの種類(カラー)が決定されるものとすることができる。
【0208】
また、カラー表示枠D55に表示されるカラーボタンの種類は、ユーザが所有する、または、アバタデータを構成するパーツに関する情報に基づいて決定されるものとしてもよい。例えば、ユーザのクローゼットに格納されている同一または他のパーツのカラーに基づいて、適切な一または複数のカラーを決定し、表示または優先的に表示するものとしてもよい。また、ユーザのアバタデータを構成する他のパーツのカラーに基づいて、適切な一または複数のカラーを決定し、表示または優先的に表示するものとしてもよい。ここでいう優先的に表示するとは、カラー表示枠D55のセンター位置または左端位置などである。
【0209】
なお、上記カラーの決定は、ユーザの手持ちのパーツと、所定のデータベースとを照合することにより行われる。所定のデータベースには、一のカラーに対して同一または対応するカラーが関連付けられている。なお、対応するカラーとは、色相・明度・彩度の少なくとも一つが同じまたは近い(所定範囲内の)ものとする。また、ユーザの手持ちのパーツが複数ある場合には、最も大きいパーツをベースとして、上記決定が行われるものとしてもよい。
【0210】
あるいは、カラー表示枠D55に表示されるカラーボタンの種類は、ユーザが過去に選択したカラーに関する情報に基づいて決定されるものとしてもよい。例えば、直近に選択されたカラーに基づいて、適切な一または複数のカラーを決定し、表示または優先的に表示するものとしてもよい。
【0211】
なお、ここでは変更対象はカラーであるものとして説明を行ったが、パーツの一部であれば変更対象はこれに限られるものではない。例えば、パーツのテクスチャが変更されるものであってもよい。
【0212】
かかるテクスチャについては、UVスクロールさせるか、または、テクスチャ自体を変更する等により別のパーツへと変更することになる。詳細については後述する。
【0213】
また、かかる構成の場合には、上述したカラー表示枠D55はテクスチャ表示枠として機能する。具体的には、テクスチャ表示枠には、変更可能なテクスチャまたはテクスチャの動きが表示され、また、カラー表示枠と同様に、テクスチャ表示枠に表示されるテクスチャまたはテクスチャの動きは、選択された一の所定のパーツに応じて変更されるものであってもよい。
【0214】
図21は、ガチャ後に表示された確認画面D70のイメージを示したものである。確認画面D70には、ガチャで決定されたパーツ(ここではレアリティが星3の装着パーツであるふわふわ天使のはねパーツ)の画像とともに、ガチャで決定されたパーツをそのままアバタに適用するためのボタンD71、ガチャをもう一度回すためのボタンD72、そしてパスを使用するためのパスアイコンD73が表示されることができる。
【0215】
ユーザによりパスアイコンD73が選択されると、上記と同様の変更画面D60が展開する構成とする。すなわち、このときの特定の表示は確認画面D70であり、確認画面D70の選択とは、パスを使用するためのパスアイコンD73が選択されることとする。
【0216】
そして、関連付部413は、変更画面D60に対する配信ユーザの操作に基づいて変更された別のパーツをユーザ情報に関連付けるとともに、所定のパーツのユーザ情報への関連付けを解除する。
【0217】
具体的には、
図19-20に示す変更画面D60における保存ボタンD53がユーザにより選択されると、別のパーツがユーザ情報に関連付けて保存されるとともに、別のパーツが適用されたアバタがユーザに関連付けて保存される。そして、前のパーツは関連付けが解除される。なお、このとき、
図22に示すような変更の最終確認を行う最終確認画面D80が表示されるものとしてもよい。
【0218】
以上の構成によれば、上述した従来技術の課題の少なくとも一部を解決又は緩和する技術的な改善を提供することができる。具体的には、以上の構成によれば、パーツの入手手段を拡大することができる。
【0219】
例えば、ユーザは、パスを購入することにより所望のパーツを入手する機会を増やすことができるようになる。具体的には、ガチャで所望のパーツの色違いが出た場合には、パスを使用することにより、色違いパーツを所望の色のパーツへと変更することができるようになる。これは、ユーザが、所望のパーツを入手するためにガチャを行い続けるよりも効率がよくユーザにとってメリットが大きい。
【0220】
また、一のパーツに対してパーツの一部を変更した複数のパーツを用意することは、複数のパーツを新たに一から作成するよりも作成コストを抑えることができる。
【0221】
また、変更画面においてパーツを選択後にカラーを選択できる構成は、スマートフォン等の表示領域が小さい端末において省スペースで複数の別のパーツを表示することができる。
【0222】
また、変更画面において別のパーツが選択可能に表示される構成は、ユーザによる選択の回数を減らすことができるため、ユーザの利便性が高い。
【0223】
上述したように、特定の電子媒体には有効期限情報および/または使用回数情報が関連付けられており、ユーザ情報に特定の電子媒体が対応付けられていることには、電子媒体が、有効期限内であること、および/または、使用回数の上限に達していないことが含まれるものとすることができる。
【0224】
また、第一の特定の条件が満たされていることは、ユーザ情報に特定の電子媒体が対応付けられ、かつ、変更画面を表示するための特定の表示が配信ユーザの操作に基づいて選択されたことであるものとすることができる。
【0225】
上述したとおり、特定の表示は、決定部412が所定のパーツを決定した後であって、関連付部413が所定のパーツをユーザ情報に関連付ける前に表示される確認画面D70、または、関連付部413が所定のパーツをユーザ情報に関連付けた後に、アバタ設定画面D10等から展開したクローゼット画面に表示されるアイコンD51とすることができる。
【0226】
なお、特定の表示は、ユーザ情報に特定の電子媒体が対応付けられている場合にのみ表示されるものであってもよい。この場合は、第一の特定の条件が満たされていることは、特定の表示が配信ユーザの操作に基づいて選択されたこと、となる。
【0227】
上述したとおり、特定の表示は、変更画面D60を表示するか否かの確認画面D70であるものとすることができる。
【0228】
このときの特定の表示は、変更画面表示部415が、決定部412により決定された所定のパーツを、当該所定のパーツの一部が変更された別のパーツへと変更するための変更画面を表示するための、第一の特定の条件におけるものである。
【0229】
上述した通り、特定の表示は、変更画面D60を表示するためのアイコンD51であるものとすることができる。
【0230】
このときの特定の表示は、変更画面表示部415が、関連付部413により関連付けられた所定のパーツを、当該所定のパーツの一部が変更された別のパーツへと変更するための変更画面を表示するための、第一の特定の条件におけるものである。
【0231】
関連付部413によりユーザ情報に関連付けられた所定のパーツは、動画に表示可能なクローゼット画面D50に選択可能に表示されることができる。
【0232】
このとき、クローゼット画面D50において所定のパーツが選択された場合に、アイコンD51が表示されるか、または、予め表示されていたアイコンD51が強調表示されるものとすることができる。
【0233】
図19-20に示した例ではクローゼット画面に予めアイコンD51が表示されている例を示したが、所定のパーツが選択された場合にアイコンD51が表示される構成としてもよい。あるいは、予め表示されたアイコンが、強調表示される構成としてもよい。
【0234】
また、
図20に示したように、クローゼット画面D50においてアイコンD51が選択された場合に、関連付部413によりユーザ情報に関連付けられた所定のパーツ以外のパーツは選択不能とすることができる。
【0235】
また、別の態様として、変更画面D60には、所定のパーツの一部が変更された別のパーツが選択可能に表示されるものとしてもよい。
【0236】
かかる構成によれば、ユーザによる選択の操作回数が減るために変更作業がより容易になる。
【0237】
また、特定の電子媒体には属性情報がさらに関連付けられることができる。
【0238】
このとき、変更画面D60には、属性情報に基づいて、所定のパーツの一部が変更された別のパーツが選択可能に表示される。
【0239】
属性情報とは、一例として、テーマである。ユーザは、電子媒体を購入するときにテーマを選択して購入することができる。テーマとは、カラーパスの場合であれば、パステル系、ピンク系、ブラック系などのカラーのテイストである。そして、変更画面D60では、テーマに従って変更可能な選択肢のみが提示される。
【0240】
例えば、ピンク系のテイストの属性情報が関連付けられたカラーパスを有している場合、所定のピンク色に変更された一のパーツのみ、または、様々なピンク色に変更された複数のパーツのみが選択可能に表示される。
【0241】
なお、本構成では別のパーツが選択可能に表示されるものとして説明を行ったが、上述したように、パーツを選択後にカラーを選択できる構成としてもよい。
【0242】
上述したとおり、別のパーツは、所定のパーツの色違いパーツであるものとすることができる。
【0243】
このとき、特定の電子媒体はカラー変更用のカラーパスとして機能する。
【0244】
上述したとおり、別のパーツは、所定のパーツのテクスチャをUVスクロールさせたパーツであるものとすることができる。
【0245】
UVスクロールとは、テクスチャに設定されているUV座標に対し加算または減算を行い画像がスクロールしているようにみせる方法であり、一例として、星をキラキラさせたり、文字を流れるように表示させたりすることができる。
【0246】
このとき、電子媒体はUVスクロール用のUVスクロールパスとして機能する。
【0247】
また、別のパーツは所定のパーツのテクスチャを変更したパーツであるものとすることができる。
【0248】
このとき、電子媒体はテクスチャ変更用のテクスチャパスとして機能する。
【0249】
また、電子媒体は所定のパーツのレアリティをアップするためのレアリティパスとして機能するものであってもよい。このとき、レアリティをアップしたことに伴って所定のパーツに上記UVスクロールが適用されるものとしてもよい。
【0250】
特定の電子媒体の購入方法は、コインの購入方法と同様であるが、
図23に示すようなプロフィール画面D90からパスの確認・購入・更新・解除等ができる構成とすることができる。
【0251】
また、動画に別のユーザのキャラクタオブジェクトが含まれる場合(上述したコラボ配信の場合)、決定部412は、配信ユーザまたは別のユーザの操作に基づいて、配信ユーザのキャラクタオブジェクトおよび/または別のユーザのキャラクタオブジェクトが装着可能な複数のパーツの中から所定のパーツを所定の方式により決定する。
【0252】
関連付部413は、決定部412により決定された所定のパーツを、配信ユーザのユーザ情報および/または別のユーザのユーザ情報に関連付ける。
【0253】
変更画面に対する配信ユーザまたは別のユーザの操作に基づいて変更された別のパーツを配信ユーザのユーザ情報および/または別のユーザのユーザ情報に関連付けるとともに、所定のパーツの配信ユーザのユーザ情報および/または別のユーザのユーザ情報への関連付けを解除することができる。
【0254】
このように、コラボ配信ではホストユーザもゲストユーザもガチャを回すことが可能であり、このとき出てくるパーツは、ホストユーザおよび/またはゲストユーザが着用可能なパーツであるものとする。
【0255】
そして、ホストユーザがパスを保有している場合には、ホストユーザおよび/またはゲストユーザはパーツの一部の変更を行うことができる。また、ゲストユーザがパスを保有している場合にも、ホストユーザおよび/またはゲストユーザはパーツの一部の変更を行うことができる構成としてもよい。
【0256】
上記構成によれば、片方のユーザがガチャにより出てきたパーツとすでに同じパーツを保有している場合に、他方のユーザが同じパーツを入出してお揃いでパーツを着用したいというニーズに応えることができる。
【0257】
このように、アバターアイテム(パーツ)のカラーなどをユーザの好みに応じて変更できるようにすることで、ユーザの所望するアバターアイテムを獲得する手段を広げることができる。
【0258】
従来のアバターアイテムのガチャでは、アバターアイテムについて複数のカラーが用意されており、どのカラーになるかは確率で決まっていた。
【0259】
そのため、アバターアイテム自体はユーザの所望するものであっても、カラーがユーザの所有している他のアバターアイテムとマッチしなかったり、アバタのテーマカラーではなかったりすることがあった。
【0260】
上述したようなサブスクリプション型のサービスのカラーパスを購入すると、「ガチャで取得したアバターアイテムを同一アイテムの別カラーと交換」が可能となる(月にX回までという制限付きにしてもよい)。
【0261】
<第二の実施形態>
続いて、本開示における第二の実施形態にかかる情報処理システム3000が備える配信ユーザ端末100、視聴ユーザ端末200および/またはサーバ装置400において実行可能な各種機能について図面を参照しながら説明する。
【0262】
本技術分野において、配信ユーザの配信意欲、視聴ユーザの視聴意欲および/またはユーザ同士の交流意欲を如何にして向上させるかは重要な課題である。
【0263】
そのため、本開示の目的は、上述した従来技術の課題の少なくとも一部を解決又は緩和する技術的な改善を提供することである。本開示の第二の実施形態におけるより具体的な目的の一つは、配信ユーザの配信意欲、視聴ユーザの視聴意欲および/またはユーザ同士の交流意欲を向上させることができる情報処理システム、情報処理方法およびコンピュータプログラムを提供することにある。
【0264】
本開示の第二の実施形態にかかる情報処理システム3000が備える一又は複数のコンピュータプロセッサは、
図24に示されるように、配信部411、表示要求受付部421、オブジェクト表示部422、ギフト判定部423および第二条件判定部424を備える。
【0265】
配信部411は、配信ユーザのキャラクタオブジェクトを含む動画に関する情報を視聴ユーザ端末200に送信することにより、動画を視聴ユーザ端末200に表示させるものである。
【0266】
表示要求受付部421は、視聴ユーザ端末200から送信されたギフトの表示要求を受け付ける。
【0267】
オブジェクト表示部422は、表示要求受付部421が受け付けた表示要求に応じて、ギフトに対応するギフトオブジェクトを動画に表示させる。
【0268】
ギフト判定部423は、表示要求受付部421が受け付けた表示要求に係るギフトが特定のギフトか否かを判定する。
【0269】
ここで、特定のギフトとは、後述する第二の特定の条件に係る特定の電子媒体に関連付けられたギフトである。
【0270】
第二条件判定部424は、ギフト判定部423によりギフトが特定のギフトであると判定された場合に、配信ユーザおよび/または視聴ユーザに関する第二の特定の条件が満たされているかを判定する。
【0271】
第二の特定の条件が満たされていることは、配信ユーザおよび/または視聴ユーザのユーザ情報に特定の電子媒体が対応付けられていることとすることができる。
【0272】
一例として、特定の電子媒体は、配信ユーザおよび/または視聴ユーザが購入可能な電子媒体であって、有効期限情報および/または使用回数情報が関連付けられているものとする。なお、有効期限はユーザによる解約指示がない限り自動的に更新されるものとすることができる。すなわち、かかる特定の電子媒体はサブスクリプション型のサービスに用いられるものである。
【0273】
そして、表示要求受付部421は、第二条件判定部424により第二の特定の条件が満たされていると判定された場合、視聴ユーザに関連付けられたポイントを減じることなく表示要求を受け付ける。
【0274】
このとき、特定の電子媒体は、「ギフトパス」として機能する。
【0275】
具体的には、配信ユーザのユーザ情報に特定の電子媒体が対応付けられている場合(すなわち、配信ユーザがギフトパスを取得している場合)、配信ユーザの動画を視聴するすべての視聴ユーザが、当該配信ユーザの動画に対するギフトの表示要求を無制限かつ無料で行うことができるようになる。これは、ギフトパスが配信ユーザにとってギフトを投げられ放題のパスとして機能することを意味する。
【0276】
一方で、視聴ユーザのユーザ情報に特定の電子媒体が対応づけられている場合(すなわち、視聴ユーザがギフトパスを取得している場合)、当該特定の電子媒体は、視聴ユーザが視聴するすべての配信ユーザの動画に対してギフトの表示要求を無制限かつ無料で行うことができるようになる。これは、ギフトパスが視聴ユーザにとってギフトを投げ放題のパスとして機能することを意味する。
【0277】
なお、ギフトパスは、上記有効期限情報および/または使用回数情報に基づく制限に加えてまたは代えて、配信枠(一の動画の配信開始から終了まで)情報に基づく制限が課されるものであってもよい。例えば、一の配信枠に対してのみ投げ放題/投げられ放題が実現するものとしてもよい。
【0278】
また、ギフトパスは、上記有効期限情報および/または使用回数情報に係る制限に加えてまたは代えて、対象時間情報に基づく制限が課されるものであってもよい。例えば、21時~22時間のみ投げ放題/投げられ放題が実現するものとしてもよい。
【0279】
また、ギフトパスは、上記有効期限情報および/または使用回数情報に係る制限に加えてまたは代えて、対象ユーザ情報に基づく制限が課されるものであってもよい。例えば、ある視聴ユーザのみから投げられ放題、または、ある配信ユーザに対する動画にのみ投げ放題が実現するものとしてもよい。
【0280】
また、ギフトパスは、上記有効期限情報および/または使用回数情報に係る制限に加えてまたは代えて、ギフトの価格情報に基づく制限が課されるものであってもよい。例えば、必要コイン数が100~200Cのギフトのみ投げ放題/投げられ放題が実現するものとしてもよい。
【0281】
また、ギフトパスは、上記有効期限情報および/または使用回数情報に係る制限に加えてまたは代えて、ギフトの表示サイズおよび/またはギフトの種類に基づく制限が課されるものであってもよい。例えば、表示サイズが所定値未満のギフトのみ投げ放題/投げられ放題が実現するものとしてもよい。また、イベントに関連付けられているギフトのみ投げ放題/投げられ放題が実現するものとしてもよい。これにより、画面がギフトで埋まってしまいキャラクタオブジェクトが見えなくなってしまう等の問題を改善することができる。
【0282】
また、上記使用回数情報には、ギフトの価格帯に応じた使用回数情報が含まれるものとしてもよい。例えば、100~200Cのギフトは10回、200~300Cのギフトは5回、400C以上は1回のみ無料で投げ放題/投げられ放題が実現するものとしてもよい。
【0283】
いずれの場合にも、ギフトパスがある場合とない場合とでは、ギフトオブジェクトが異なる態様で表示されることができる。例えば、ギフトパスがある場合に表示されるギフトオブジェクトにはキラキラした演出効果が付されて表示されるものとすることができる。
【0284】
また、配信ユーザと視聴ユーザのいずれもがギフトパスを購入している場合、ギフトオブジェクトには特別な効果が付されて表示されるものとしてもよい。特別な効果の例としては、サイズが大きくなる、キラキラの演出効果が付く、UVスクロールが適用されるなどであるが、これらに限定されず、ギフトパスがない場合やいずれかのユーザのみが購入している場合と比較して豪華な態様で表示されるものとすればよい。
【0285】
なお、上記例では、ギフト判定部423が、表示要求受付部421が受け付けた表示要求に係るギフトが特定のギフトか否かを判定するものとし、投げ放題/投げ放題の対象となるギフトを限定したが、すべてのギフトが投げ放題/投げられ放題の対象となる特定のギフトであるものとしてもよい。この場合には上記判定の工程は必須ではない。
【0286】
以上の構成によれば、上述した従来技術の課題の少なくとも一部を解決又は緩和する技術的な改善を提供することができる。また、本開示によれば、配信ユーザの配信意欲、視聴ユーザの視聴意欲および/またはユーザ同士の交流意欲を向上させることができる情報処理システム、情報処理方法およびコンピュータプログラムを提供することができる。
【0287】
特に、投げられ放題(配信ユーザがギフトパスを取得している場合)の配信では、配信ユーザには動画がギフトで埋まり、盛り上がるというメリットが生じるとともに、視聴ユーザには普段は有料のギフトを無料で投じることができるというメリットが生じる。また、視聴ユーザに対するメリットは、視聴ユーザの増加にもつながり、配信ユーザの配信意欲の向上に寄与する。また、新たなファン獲得の機会となることから、配信ユーザがギフトパスを購入することのメリットは非常に大きい。
【0288】
また、投げ放題(視聴ユーザがギフトパスを取得している場合)の配信では、視聴ユーザには応援している配信ユーザの動画をギフトで埋めて盛り上げることができるというメリットが生じるとともに、配信ユーザには配信意欲が向上するというメリットが生じる。特に、視聴ユーザがギフトを多く投じることは、応援する配信ユーザに対するアピールとなることから、視聴ユーザがギフトパスを購入することのメリットは非常に大きい。
【0289】
<第三の実施形態>
続いて、本開示における第三の実施形態にかかる情報処理システム3000が備える配信ユーザ端末100、視聴ユーザ端末200および/またはサーバ装置400において実行可能な各種機能について図面を参照しながら説明する。
【0290】
本開示の第三の実施形態にかかる情報処理システム3000が備える一又は複数のコンピュータプロセッサは、
図24に示されるように、配信部411、関連付部413、第一条件判定部414および変更画面表示部415を備える。
【0291】
配信部411は、配信ユーザのキャラクタオブジェクトを含む動画に関する情報を視聴ユーザ端末200に送信することにより、動画を視聴ユーザ端末200に表示させるものである。
【0292】
第一条件判定部414は、配信ユーザに関する第一の特定の条件が満たされているか否かを判定するものである。
【0293】
第一の特定の条件が満たされていることは、ユーザ情報に特定の電子媒体が対応付けられていることであるものとする。
【0294】
特定の電子媒体および特定の表示については上述したとおりである。
【0295】
変更画面表示部415は、第一条件判定部414により第一の特定の条件が満たされていると判定された場合に、上記変更画面を配信ユーザの配信ユーザ端末に表示するものである。
【0296】
変更画面は、所定のパーツを、当該所定のパーツの一部が変更された別のパーツへと変更するための画面である。
【0297】
このとき、所定のパーツは、クローゼット画面に表示されるパーツの中からユーザにより選択されたパーツである。
【0298】
そして、関連付部413は、変更画面に対する配信ユーザの操作に基づいて変更された別のパーツをユーザ情報に関連付けるとともに、所定のパーツのユーザ情報への関連付けを解除する。
【0299】
このように、第三の実施形態は第一の実施形態における所定のパーツに関する限定を含まない実施形態である。具体的には、ユーザは、クローゼット画面に表示されるパーツ(無料で提供されるパーツおよびガチャや購入により入手したパーツ)の全てに対して、上記変更を行うことができるものとしてもよい。
【0300】
なお、上述した第一の実施形態、第二の実施形態および第三の実施形態は、それぞれを組み合わせることも可能である。この場合は、本開示における一又は複数のコンピュータプロセッサは、
図24に示したようにすべての構成要素を備えるものとする。
【0301】
なお、「特定の電子媒体」はユーザが購入するものとして説明を行ったが、イベント、ガチャ、および/またはログインボーナス等で付与されるものとしてもよい。
【0302】
また、「パーツ」はキャラクタオブジェクトが装着するものとして説明を行ったが、非装着のパーツ(アイテム)であってもよい。
【0303】
続いて、本開示の実施形態における情報処理方法の一例について説明を行う。
【0304】
本開示の実施形態における情報処理方法は、
図3に示した情報処理システム3000における情報処理方法である。情報処理システム3000は、一以上の配信ユーザ端末100、視聴ユーザ端末200およびサーバ装置400を備える。
【0305】
本開示における情報処理方法は、
図25に一例として示されるように、情報処理システム3000が備える一又は複数のコンピュータプロセッサに、配信ステップS411、決定ステップS412、第一条件判定ステップS413、変更画面表示ステップS414、関連付ステップS415,S416,S417を実行させることを特徴とする。
【0306】
配信ステップS411は、配信ユーザのキャラクタオブジェクトを含む動画に関する情報を視聴ユーザ端末に送信することにより、動画を視聴ユーザ端末に表示させる。かかる配信ステップS411は、上述した配信部411により実行されることができる。
【0307】
配信ステップS411は、サーバ側(サーバ装置400)で実行されるものであってもよいし、クライアント側(配信ユーザ端末100)で実行されるものであってもよい。
【0308】
決定ステップS412は、配信ユーザの操作に基づいて、キャラクタオブジェクトが装着可能な複数のパーツの中から所定のパーツを所定の方式により決定する。かかる決定ステップS412は、上述した決定部412により実行されることができる。
【0309】
決定ステップS412は、サーバ側(サーバ装置400)で実行されるものであってもよいし、クライアント側(配信ユーザ端末100)で実行されるものであってもよい。
【0310】
第一条件判定ステップS413は、配信ユーザに関する第一の特定の条件が満たされているか否かを判定する。かかる第一条件判定ステップS413は、上述した第一条件判定部414により実行されることができる。
【0311】
第一条件判定ステップS413は、サーバ側(サーバ装置400)で実行されるものであってもよいし、クライアント側(配信ユーザ端末100)で実行されるものであってもよい。
【0312】
変更画面表示ステップS414は、第一条件判定ステップS413において第一の特定の条件が満たされていると判定された場合に、決定ステップS412において決定された所定のパーツを、当該所定のパーツの一部が変更された別のパーツへと変更するための変更画面を配信ユーザの配信ユーザ端末に表示する。かかる変更画面表示ステップS414は、上述した変更画面表示部415により実行されることができる。
【0313】
変更画面表示ステップS414は、サーバ側(サーバ装置400)で実行されるものであってもよいし、クライアント側(配信ユーザ端末100)で実行されるものであってもよい。
【0314】
関連付ステップS415,S416では、変更画面に対する配信ユーザの操作に基づいて変更された別のパーツをユーザ情報に関連付ける(S415)とともに、所定のパーツのユーザ情報への関連付けを解除(S416)する。かかる関連付ステップS415、S416は、上述した関連付部413により実行されることができる。
【0315】
関連付ステップS415、S416は、サーバ側(サーバ装置400)で実行されるものであってもよいし、クライアント側(配信ユーザ端末100)で実行されるものであってもよい。
【0316】
第一条件判定ステップS413において第一の特定の条件が満たされていないと判定された場合、関連付ステップS417は、決定ステップS412において決定された所定のパーツを、配信ユーザのユーザ情報に関連付ける。かかる関連付ステップS417は、上述した関連付部413により実行されることができる。
【0317】
関連付ステップS417は、サーバ側(サーバ装置400)で実行されるものであってもよいし、クライアント側(配信ユーザ端末100)で実行されるものであってもよい。
【0318】
そして、第一の特定の条件が満たされていることは、ユーザ情報に特定の電子媒体が対応付けられていることである。
【0319】
特定の電子媒体については上述したとおりである。
【0320】
以上の構成によれば、上述した従来技術の課題の少なくとも一部を解決又は緩和する技術的な改善を提供することができる。具体的には、以上の構成によれば、パーツの入手手段を拡大することができる。
【0321】
続いて、本開示の実施形態における情報処理方法の他の例について説明を行う。
【0322】
本開示の実施形態における情報処理方法は、
図3に示した情報処理システム3000における情報処理方法である。情報処理システム3000は、一以上の配信ユーザ端末100、視聴ユーザ端末200およびサーバ装置400を備える。
【0323】
本開示における情報処理方法は、
図26に一例として示されるように、情報処理システム3000が備える一又は複数のコンピュータプロセッサに、配信ステップS421、決定ステップS422、第一条件判定ステップS424、変更画面表示ステップS425、関連付ステップS423,S426,S427を実行させることを特徴とする。
【0324】
配信ステップS421は、配信ユーザのキャラクタオブジェクトを含む動画に関する情報を視聴ユーザ端末に送信することにより、動画を視聴ユーザ端末に表示させる。かかる配信ステップS411は、上述した配信部411により実行されることができる。
【0325】
配信ステップS411は、サーバ側(サーバ装置400)で実行されるものであってもよいし、クライアント側(配信ユーザ端末100)で実行されるものであってもよい。
【0326】
決定ステップS422は、配信ユーザの操作に基づいて、キャラクタオブジェクトが装着可能な複数のパーツの中から所定のパーツを所定の方式により決定する。かかる決定ステップS412は、上述した決定部412により実行されることができる。
【0327】
決定ステップS412は、サーバ側(サーバ装置400)で実行されるものであってもよいし、クライアント側(配信ユーザ端末100)で実行されるものであってもよい。
【0328】
関連付ステップS423は、決定ステップS412において決定された所定のパーツを、配信ユーザのユーザ情報に関連付ける。かかる関連付ステップS423は、上述した関連付部413により実行されることができる。
【0329】
関連付ステップS423は、サーバ側(サーバ装置400)で実行されるものであってもよいし、クライアント側(配信ユーザ端末100)で実行されるものであってもよい。
【0330】
第一条件判定ステップS424は、配信ユーザに関する第一の特定の条件が満たされているか否かを判定する。かかる第一条件判定ステップS424は、上述した第一条件判定部414により実行されることができる。
【0331】
第一条件判定ステップS424は、サーバ側(サーバ装置400)で実行されるものであってもよいし、クライアント側(配信ユーザ端末100)で実行されるものであってもよい。
【0332】
変更画面表示ステップS425は、第一条件判定ステップS424において第一の特定の条件が満たされていると判定された場合に、関連付ステップS423により関連付けられた所定のパーツを、当該所定のパーツの一部が変更された別のパーツへと変更するための変更画面を配信ユーザの配信ユーザ端末に表示する。かかる変更画面表示ステップS425は、上述した変更画面表示部415により実行されることができる。
【0333】
変更画面表示ステップS425は、サーバ側(サーバ装置400)で実行されるものであってもよいし、クライアント側(配信ユーザ端末100)で実行されるものであってもよい。
【0334】
関連付ステップS426,S427では、変更画面に対する配信ユーザの操作に基づいて変更された別のパーツをユーザ情報に関連付ける(S426)とともに、所定のパーツのユーザ情報への関連付けを解除(S427)する。かかる関連付ステップS426、S427は、上述した関連付部413により実行されることができる。
【0335】
関連付ステップS426、S427は、サーバ側(サーバ装置400)で実行されるものであってもよいし、クライアント側(配信ユーザ端末100)で実行されるものであってもよい。
【0336】
第一条件判定ステップS424において第一の特定の条件が満たされていないと判定された場合、本処理フローは終了する。
【0337】
そして、第一の特定の条件が満たされていることは、ユーザ情報に特定の電子媒体が対応付けられていることである。
【0338】
特定の電子媒体については上述したとおりである。
【0339】
以上の構成によれば、上述した従来技術の課題の少なくとも一部を解決又は緩和する技術的な改善を提供することができる。具体的には、以上の構成によれば、パーツの入手手段を拡大することができる。
【0340】
続いて、本開示の実施形態におけるコンピュータプログラムについて説明を行う。
【0341】
本開示の実施形態におけるコンピュータプログラムは、
図3に示したように、動画を配信する情報処理システム3000において実行されるコンピュータプログラムである。情報処理システム3000は、一以上の配信ユーザ端末100、視聴ユーザ端末200およびサーバ装置400を備える。
【0342】
本開示におけるコンピュータプログラムは、情報処理システム3000が備える一又は複数のコンピュータプロセッサに、配信機能、決定機能、関連付機能、第一条件判定機能および変更画面表示機能を実現させることを特徴とする。
【0343】
配信機能は、配信ユーザのキャラクタオブジェクトを含む動画に関する情報を視聴ユーザ端末に送信することにより、動画を視聴ユーザ端末に表示させる。
【0344】
決定機能は、配信ユーザの操作に基づいて、キャラクタオブジェクトが装着可能な複数のパーツの中から所定のパーツを所定の方式により決定する。
【0345】
関連付機能は、決定機能により決定された所定のパーツを、配信ユーザのユーザ情報に関連付ける。
【0346】
第一条件判定機能は、配信ユーザに関する第一の特定の条件が満たされているか否かを判定する。
【0347】
変更画面表示機能は、第一条件判定機能により第一の特定の条件が満たされていると判定された場合に、決定機能により決定された所定のパーツ、または、関連付機能により関連付けられた所定のパーツを、当該所定のパーツの一部が変更された別のパーツへと変更するための変更画面を配信ユーザの配信ユーザ端末に表示する。
【0348】
関連付機能は、変更画面に対する配信ユーザの操作に基づいて変更された別のパーツをユーザ情報に関連付けるとともに、所定のパーツのユーザ情報への関連付けを解除する。
【0349】
第一の特定の条件が満たされていることは、ユーザ情報に特定の電子媒体が対応付けられていることである。
【0350】
上記機能は、
図27に示す配信回路1411、決定回路1412、関連付回路1413、第一条件判定回路1414および変更画面表示回路1415により実現されることができる。配信回路1411、決定回路1412、関連付回路1413、第一条件判定回路1414および変更画面表示回路1415は、それぞれ上述した配信部411、決定部412、関連付部413、第一条件判定部414および変更画面表示部415により実現されるものとする。各部の詳細については上述したとおりである。
【0351】
以上の構成によれば、上述した従来技術の課題の少なくとも一部を解決又は緩和する技術的な改善を提供することができる。具体的には、以上の構成によれば、パーツの入手手段を拡大することができる。
【0352】
続いて、本開示の実施形態における情報処理装置について説明を行う。情報処理装置は、上述した情報処理システム3000における配信ユーザ端末100に相当するものである。
【0353】
情報処理装置は、
図28に示されるように、送信部111、受信部112、関連付部113、第一条件判定部114および変更画面表示部115を備える。
【0354】
送信部111は、配信ユーザのキャラクタオブジェクトを含む動画に関する情報および配信ユーザの操作に関する情報をサーバ装置400に送信する。
【0355】
受信部112は、配信ユーザの操作に基づいてキャラクタオブジェクトが装着可能な複数のパーツの中から所定の方式により決定された所定のパーツに関する情報を、サーバ装置400から受信する。
【0356】
関連付部113は、受信部112が受信した所定のパーツに関する情報を、配信ユーザのユーザ情報に関連付ける。関連付部113は、上述した関連付部413と同様の構成とすることができる。
【0357】
第一条件判定部114は、配信ユーザに関する第一の特定の条件が満たされているか否かを判定する。第一条件判定部114は、上述した第一条件判定部414と同様の構成とすることができる。
【0358】
変更画面表示部115は、第一条件判定部114により第一の特定の条件が満たされていると判定された場合に、決定された所定のパーツ、または、関連付部113により関連付けられた所定のパーツを、当該所定のパーツの一部が変更された別のパーツへと変更するための変更画面を表示する。変更画面表示部115は、上述した変更画面表示部415と同様の構成とすることができる。
【0359】
関連付部113は、変更画面に対する配信ユーザの操作に基づいて変更された別のパーツをユーザ情報に関連付けるとともに、所定のパーツのユーザ情報への関連付けを解除する。
【0360】
そして、第一の特定の条件が満たされていることは、ユーザ情報に特定の電子媒体が対応付けられていることである。
【0361】
特定の電子媒体については上述したとおりである。
【0362】
以上の構成によれば、上述した従来技術の課題の少なくとも一部を解決又は緩和する技術的な改善を提供することができる。具体的には、以上の構成によれば、パーツの入手手段を拡大することができる。
【0363】
続いて、本開示の実施形態における情報処理方法の一例について説明を行う。かかる情報処理方法は、上述した情報処理装置(配信ユーザ端末100)において実行される情報処理方法である。
【0364】
本開示における情報処理方法は、
図29に一例として示されるように、情報処理装置が備える一又は複数のコンピュータプロセッサに、送信ステップS111、受信ステップS112、第一条件判定ステップS113、変更画面表示ステップS114および関連付ステップS115、S116、S117を実行させることを特徴とする。
【0365】
送信ステップS111は、配信ユーザのキャラクタオブジェクトを含む動画に関する情報および配信ユーザの操作に関する情報をサーバ装置400に送信する。かかる送信ステップS111は、上述した送信部111により実行されることができる。
【0366】
受信ステップS112は、配信ユーザの操作に基づいてキャラクタオブジェクトが装着可能な複数のパーツの中から所定の方式により決定された所定のパーツに関する情報を、サーバ装置400から受信する。かかる受信ステップS112は、上述した受信部112により実行されることができる。
【0367】
第一条件判定ステップS113は、配信ユーザに関する第一の特定の条件が満たされているか否かを判定する。かかる第一条件判定ステップS113は、上述した第一条件判定部114により実行されることができる。
【0368】
変更画面表示ステップS114は、第一条件判定ステップS113において第一の特定の条件が満たされていると判定された場合に、決定された所定のパーツを、当該所定のパーツの一部が変更された別のパーツへと変更するための変更画面を表示する。かかる変更画面表示ステップS114は、上述した変更画面表示部115により実行されることができる。
【0369】
関連付ステップS115、S116では、変更画面に対する配信ユーザの操作に基づいて変更された別のパーツをユーザ情報に関連付けるとともに、所定のパーツのユーザ情報への関連付けを解除する。かかる関連付ステップS115、S116は、上述した関連付部113により実行されることができる。
【0370】
第一条件判定ステップS113において第一の特定の条件が満たされていないと判定された場合、関連付ステップS117は、決定された所定のパーツを、配信ユーザのユーザ情報に関連付ける。かかる関連付ステップS117は、上述した関連付部113により実行されることができる。
【0371】
そして、第一の特定の条件が満たされていることは、ユーザ情報に特定の電子媒体が対応付けられていることである。
【0372】
特定の電子媒体については上述したとおりである。
【0373】
以上の構成によれば、上述した従来技術の課題の少なくとも一部を解決又は緩和する技術的な改善を提供することができる。具体的には、以上の構成によれば、パーツの入手手段を拡大することができる。
【0374】
続いて、本開示の実施形態における情報処理方法の他の例について説明を行う。かかる情報処理方法は、上述した情報処理装置(配信ユーザ端末100)において実行される情報処理方法である。
【0375】
本開示における情報処理方法は、
図30に一例として示されるように、情報処理装置が備える一又は複数のコンピュータプロセッサに、送信ステップS121、受信ステップS122、第一条件判定ステップS124、変更画面表示ステップS125および関連付ステップS123、S126、S127を実行させることを特徴とする。
【0376】
送信ステップS121は、配信ユーザのキャラクタオブジェクトを含む動画に関する情報および配信ユーザの操作に関する情報をサーバ装置400に送信する。かかる送信ステップS121は、上述した送信部111により実行されることができる。
【0377】
受信ステップS122は、配信ユーザの操作に基づいて、キャラクタオブジェクトが装着可能な複数のパーツの中から所定の方式により決定された所定のパーツに関する情報を、サーバ装置400から受信する。かかる受信ステップS122は、上述した受信部112により実行されることができる。
【0378】
関連付ステップS123は、決定された所定のパーツを、配信ユーザのユーザ情報に関連付ける。かかる関連付ステップS123は、上述した関連付部113により実行されることができる。
【0379】
第一条件判定ステップS124は、配信ユーザに関する第一の特定の条件が満たされているか否かを判定する。かかる第一条件判定ステップS124は、上述した第一条件判定部114により実行されることができる。
【0380】
変更画面表示ステップS125は、第一条件判定ステップにおいて第一の特定の条件が満たされていると判定された場合に、決定された所定のパーツを、当該所定のパーツの一部が変更された別のパーツへと変更するための変更画面を表示する。かかる変更画面表示ステップS125は、上述した変更画面表示部115により実行されることができる。
【0381】
関連付ステップS126、S127では、変更画面に対する配信ユーザの操作に基づいて変更された別のパーツをユーザ情報に関連付けるとともに、所定のパーツのユーザ情報への関連付けを解除する。かかる関連付ステップS126、S127は、上述した関連付部113により実行されることができる。
【0382】
そして、第一の特定の条件が満たされていることは、ユーザ情報に特定の電子媒体が対応付けられていることである。
【0383】
特定の電子媒体については上述したとおりである。
【0384】
以上の構成によれば、上述した従来技術の課題の少なくとも一部を解決又は緩和する技術的な改善を提供することができる。具体的には、以上の構成によれば、パーツの入手手段を拡大することができる。
【0385】
最後に、本開示の実施形態におけるコンピュータプログラムについて説明を行う。かかるコンピュータプログラムは、上述した情報処理装置(配信ユーザ端末100)において実行されるコンピュータプログラムである。
【0386】
本開示におけるコンピュータプログラムは、情報処理装置が備える一又は複数のプロセッサに、送信機能、受信機能、関連付機能、第一条件判定機能、変更画面表示機能を実現させることを特徴とする。
【0387】
送信機能は、配信ユーザのキャラクタオブジェクトを含む動画に関する情報および配信ユーザの操作に関する情報をサーバ装置400に送信する。
【0388】
受信機能は、配信ユーザの操作に基づいてキャラクタオブジェクトが装着可能な複数のパーツの中から所定の方式により決定された所定のパーツに関する情報を、サーバ装置400から受信する。
【0389】
関連付機能は、受信機能において受信した所定のパーツに関する情報を、配信ユーザのユーザ情報に関連付ける。
【0390】
第一条件判定機能は、配信ユーザに関する第一の特定の条件が満たされているか否かを判定する。
【0391】
変更画面表示機能は、第一条件判定機能により第一の特定の条件が満たされていると判定された場合に、決定された所定のパーツ、または、関連付機能により関連付けられた所定のパーツを、当該所定のパーツの一部が変更された別のパーツへと変更するための変更画面を表示する。
【0392】
関連付機能は、変更画面に対する配信ユーザの操作に基づいて変更された別のパーツをユーザ情報に関連付けるとともに、所定のパーツのユーザ情報への関連付けを解除する。
【0393】
そして、第一の特定の条件が満たされていることは、ユーザ情報に特定の電子媒体が対応付けられていることである。
【0394】
特定の電子媒体については上述したとおりである。
【0395】
上記機能は、
図31に示す送信回路1111、受信回路1112、関連付回路1113、第一条件判定回路1114および変更画面表示回路1115により実現されることができる。送信回路1111、受信回路1112、関連付回路1113、第一条件判定回路1114および変更画面表示回路1115は、それぞれ上述した送信部111、受信部112、関連付部113、第一条件判定部114および変更画面表示部115により実現されるものとする。各部の詳細については上述したとおりである。
【0396】
以上の構成によれば、上述した従来技術の課題の少なくとも一部を解決又は緩和する技術的な改善を提供することができる。具体的には、以上の構成によれば、パーツの入手手段を拡大することができる。
【0397】
また、上述した実施形態に係るサーバ装置又は端末装置として機能させるために、コンピュータ又は携帯電話などの情報処理装置を好適に用いることができる。このような情報処理装置は、実施形態に係るサーバ装置又は端末装置の各機能を実現する処理内容を記述したプログラムを、情報処理装置の記憶部に格納し、情報処理装置のCPUによって当該プログラムを読み出して実行させることによって実現可能である。
【0398】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【0399】
また、実施形態に記載した手法は、計算機(コンピュータ)に実行させることができるプログラムとして、例えば磁気ディスク(フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD-ROM、DVD、MO等)、半導体メモリ(ROM、RAM、フラッシュメモリ等)等の記録媒体に格納し、また通信媒体により伝送して頒布することもできる。なお、媒体側に格納されるプログラムには、計算機に実行させるソフトウェア手段(実行プログラムのみならずテーブルやデータ構造も含む)を計算機内に構成させる設定プログラムをも含む。本装置を実現する計算機は、記録媒体に記録されたプログラムを読み込み、また場合により設定プログラムによりソフトウェア手段を構築し、このソフトウェア手段によって動作が制御されることにより上述した処理を実行する。なお、本明細書でいう記録媒体は、頒布用に限らず、計算機内部あるいはネットワークを介して接続される機器に設けられた磁気ディスクや半導体メモリ等の記憶媒体を含むものである。記憶部は、例えば主記憶装置、補助記憶装置、又はキャッシュメモリとして機能してもよい。
【符号の説明】
【0400】
100 配信ユーザ端末
200 視聴ユーザ端末
300 ネットワーク
400 サーバ装置
411 配信部
412 決定部
413 関連付部
414 第一条件判定部
415 変更画面表示部
【手続補正書】
【提出日】2022-12-20
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
一又は複数のコンピュータプロセッサを備える情報処理システムであって、
前記一又は複数のコンピュータプロセッサは、
配信ユーザのキャラクタオブジェクトを含む動画に関する情報を視聴ユーザ端末に送信することにより、前記動画を前記視聴ユーザ端末に表示させる配信部と、
前記配信ユーザの操作に基づいて、前記キャラクタオブジェクトが装着可能な複数のパーツの中から所定のパーツを所定の方式により決定する決定部と、
前記決定部により決定された前記所定のパーツを、前記配信ユーザのユーザ情報に関連付ける関連付部と、
前記配信ユーザに関する第一の特定の条件が満たされているか否かを判定する第一条件判定部と、
前記第一条件判定部により前記第一の特定の条件が満たされていると判定された場合に、前記決定部により決定された所定のパーツ、または、前記関連付部により関連付けられた所定のパーツを、当該所定のパーツの一部が変更された別のパーツへと変更するための変更画面を前記配信ユーザの配信ユーザ端末に表示する変更画面表示部と、
を備え、
前記関連付部は、前記変更画面に対する前記配信ユーザの操作に基づいて変更された前記別のパーツを前記ユーザ情報に関連付けるとともに、前記所定のパーツの前記ユーザ情報への関連付けを解除し、
前記第一の特定の条件が満たされていることは、前記ユーザ情報に、有効期限に関する情報が関連付けられた特定の電子媒体が対応付けられていることであり、
前記特定の電子媒体は、前記有効期限内であれば使用回数に制限がない情報処理システム。
【請求項2】
前記所定の方式は抽選方式であり、
前記変更画面表示部は、前記第一条件判定部により前記第一の特定の条件が満たされていると判定された場合に、前記決定部により決定された所定のパーツを、当該所定のパーツの一部が変更された別のパーツへと変更するための変更画面を前記配信ユーザの配信ユーザ端末に表示し、
前記関連付部は、前記変更画面に対する前記配信ユーザの操作に基づいて変更された前記別のパーツを前記ユーザ情報に関連付けることを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項3】
前記所定のパーツの一部は、当該所定のパーツのカラーであり、
前記変更画面には、前記配信ユーザのキャラクタオブジェクトに装着された他のパーツのカラーに基づいて決定された、または、前記ユーザ情報へ関連付けられた同一または他のパーツのカラーに基づいて決定された、変更候補のカラーが前記配信ユーザにより選択可能に表示されることを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理システム。
【請求項4】
前記所定のパーツの一部は、当該所定のパーツのレアリティであることを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理システム。
【請求項5】
前記別のパーツは、前記所定のパーツの色違いパーツであることを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項6】
前記別のパーツは、前記所定のパーツのテクスチャをUVスクロールさせたパーツであることを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項7】
前記動画に別のユーザのキャラクタオブジェクトが含まれる場合、
前記決定部は、前記配信ユーザまたは前記別のユーザの操作に基づいて、前記配信ユーザのキャラクタオブジェクトおよび/または前記別のユーザのキャラクタオブジェクトが装着可能な複数のパーツの中から所定のパーツを所定の方式により決定し、
前記関連付部は、前記決定部により決定された前記所定のパーツを、前記配信ユーザのユーザ情報および/または前記別のユーザのユーザ情報に関連付け、
前記変更画面に対する前記配信ユーザまたは前記別のユーザの操作に基づいて選択された前記別のパーツを前記配信ユーザのユーザ情報および/または前記別のユーザのユーザ情報に関連付けるとともに、前記所定のパーツの前記配信ユーザのユーザ情報および/または前記別のユーザのユーザ情報への関連付けを解除することを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の情報処理システム。
【請求項8】
前記一又は複数のコンピュータプロセッサは、さらに、
前記視聴ユーザ端末から送信されたギフトの表示要求を受け付ける表示要求受付部と、
前記表示要求受付部が受け付けた表示要求に応じて、前記ギフトに対応するギフトオブジェクトを前記動画に表示させるオブジェクト表示部と
前記表示要求受付部が受け付けた表示要求に係るギフトが特定のギフトか否かを判定するギフト判定部と、
前記ギフト判定部により前記ギフトが特定のギフトであると判定された場合に、前記配信ユーザまたは前記視聴ユーザに関する第二の特定の条件が満たされているかを判定する第二条件判定部と
を備え、
前記表示要求受付部は、前記第二条件判定部により前記第二の特定の条件が満たされていると判定された場合、前記視聴ユーザに関連付けられたポイントを減じることなく前記表示要求を受け付けることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の情報処理システム。
【請求項9】
前記第一の特定の条件が満たされていることは、前記ユーザ情報に特定の電子媒体が対応付けられ、かつ、前記変更画面を表示するための特定の表示が前記配信ユーザの操作に基づいて選択されたことであることを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の情報処理システム。
【請求項10】
前記特定の表示は、前記変更画面を表示するか否かの確認画面であることを特徴とする請求項9に記載の情報処理システム。
【請求項11】
前記特定の表示は、前記変更画面を表示するためのアイコンであることを特徴とする請求項9または10に記載の情報処理システム。
【請求項12】
前記関連付部により前記ユーザ情報に関連付けられた前記所定のパーツは、前記動画に表示可能なクローゼット画面に選択可能に表示され、
前記クローゼット画面において前記所定のパーツが選択された場合に、前記アイコンが表示されるか、または、予め表示されていた前記アイコンが強調表示されることを特徴とする請求項11に記載の情報処理システム。
【請求項13】
前記関連付部により前記ユーザ情報に関連付けられた前記所定のパーツ、および、前記アイコンは、前記動画に表示可能なクローゼット画面に選択可能に表示され、
前記クローゼット画面において前記アイコンが選択された場合に、前記関連付部により前記ユーザ情報に関連付けられた前記所定のパーツ以外のパーツは選択不能に表示されることを特徴とする請求項11に記載の情報処理システム。
【請求項14】
前記変更画面には、前記所定のパーツの一部が変更された別のパーツが選択可能に表示されることを特徴とする請求項1から13のいずれか一項に記載の情報処理システム。
【請求項15】
前記特定の電子媒体には属性情報がさらに関連付けられており、
前記変更画面には、前記属性情報に基づいて、前記所定のパーツの一部が変更された別のパーツが選択可能に表示されることを特徴とする請求項14に記載の情報処理システム。
【請求項16】
一又は複数のコンピュータプロセッサに、
配信ユーザのキャラクタオブジェクトを含む動画に関する情報を視聴ユーザ端末に送信することにより、前記動画を前記視聴ユーザ端末に表示させる配信ステップと、
前記配信ユーザの操作に基づいて、前記キャラクタオブジェクトが装着可能な複数のパーツの中から所定のパーツを所定の方式により決定する決定ステップと、
前記決定ステップにおいて決定された前記所定のパーツを、前記配信ユーザのユーザ情報に関連付ける関連付ステップと、
前記配信ユーザに関する第一の特定の条件が満たされているか否かを判定する第一条件判定ステップと、
前記第一条件判定ステップにおいて前記第一の特定の条件が満たされていると判定された場合に、前記決定ステップにおいて決定された所定のパーツ、または、前記関連付ステップにおいて関連付けられた所定のパーツを、当該所定のパーツの一部が変更された別のパーツへと変更するための変更画面を前記配信ユーザの配信ユーザ端末に表示する変更画面表示ステップと
を実行させ、
前記関連付ステップでは、前記変更画面に対する前記配信ユーザの操作に基づいて変更された前記別のパーツを前記ユーザ情報に関連付けるとともに、前記所定のパーツの前記ユーザ情報への関連付けを解除し、
前記第一の特定の条件が満たされていることは、前記ユーザ情報に、有効期限に関する情報が関連付けられた特定の電子媒体が対応付けられていることであり、
前記特定の電子媒体は、前記有効期限内であれば使用回数に制限がない情報処理方法。
【請求項17】
配信ユーザのキャラクタオブジェクトを含む動画に関する情報および配信ユーザの操作に関する情報をサーバ装置に送信する送信ステップと、
前記配信ユーザの操作に基づいて、前記キャラクタオブジェクトが装着可能な複数のパーツの中から所定の方式により決定された所定のパーツに関する情報を、前記サーバ装置から受信する受信ステップと、
前記受信ステップにおいて受信した所定のパーツに関する情報を、前記配信ユーザのユーザ情報に関連付ける関連付ステップと、
前記配信ユーザに関する第一の特定の条件が満たされているか否かを判定する第一条件判定ステップと、
前記第一条件判定ステップにおいて前記第一の特定の条件が満たされていると判定された場合に、前記決定された所定のパーツ、または、前記関連付ステップにおいて関連付けられた所定のパーツを、当該所定のパーツの一部が変更された別のパーツへと変更するための変更画面を表示する変更画面表示ステップと
を実行させ、
前記関連付ステップでは、前記変更画面に対する前記配信ユーザの操作に基づいて変更された前記別のパーツを前記ユーザ情報に関連付けるとともに、前記所定のパーツの前記ユーザ情報への関連付けを解除し、
前記第一の特定の条件が満たされていることは、前記ユーザ情報に、有効期限に関する情報が関連付けられた特定の電子媒体が対応付けられていることであり、
前記特定の電子媒体は、前記有効期限内であれば使用回数に制限がない情報処理方法。
【請求項18】
配信ユーザのキャラクタオブジェクトを含む動画に関する情報および配信ユーザの操作に関する情報をサーバ装置に送信する送信機能と、
前記配信ユーザの操作に基づいて、前記キャラクタオブジェクトが装着可能な複数のパーツの中から所定の方式により決定された所定のパーツに関する情報を、前記サーバ装置から受信する受信機能と、
前記受信機能において受信した所定のパーツに関する情報を、前記配信ユーザのユーザ情報に関連付ける関連付機能と、
前記配信ユーザに関する第一の特定の条件が満たされているか否かを判定する第一条件判定機能と、
前記第一条件判定機能により前記第一の特定の条件が満たされていると判定された場合に、前記決定された所定のパーツ、または、前記関連付機能により関連付けられた所定のパーツを、当該所定のパーツの一部が変更された別のパーツへと変更するための変更画面を表示する変更画面表示機能と
を実現させ、
前記関連付機能は、前記変更画面に対する前記配信ユーザの操作に基づいて変更された前記別のパーツを前記ユーザ情報に関連付けるとともに、前記所定のパーツの前記ユーザ情報への関連付けを解除し、
前記第一の特定の条件が満たされていることは、前記ユーザ情報に、有効期限に関する情報が関連付けられた特定の電子媒体が対応付けられていることであり、
前記特定の電子媒体は、前記有効期限内であれば使用回数に制限がないコンピュータプログラム。