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特開2023-109385保険提案用システム、保険提案用システムの動作方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023109385
(43)【公開日】2023-08-08
(54)【発明の名称】保険提案用システム、保険提案用システムの動作方法
(51)【国際特許分類】
   G06Q 40/08 20120101AFI20230801BHJP
【FI】
G06Q40/08
【審査請求】未請求
【請求項の数】13
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022010865
(22)【出願日】2022-01-27
(71)【出願人】
【識別番号】000002185
【氏名又は名称】ソニーグループ株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】511083824
【氏名又は名称】ソニーフィナンシャルグループ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】平井 孝佳
(72)【発明者】
【氏名】豊島 顕
(72)【発明者】
【氏名】重谷 一樹
(72)【発明者】
【氏名】中嶋 清吾
(72)【発明者】
【氏名】藤原 貴裕
【テーマコード(参考)】
5L055
【Fターム(参考)】
5L055BB61
(57)【要約】      (修正有)
【課題】検討者が将来リスクを想像しやすいように将来リスクを提示する保険提案用システムおよび保険提案用方法を提供する。
【解決手段】保険提案空間は、第1の空間、第2の空間、第3の空間で構成される。保険提案空間は、検討者に対して提案者が保険を提案するための空間であり、例えば保険会社の敷地内エリアである。第1の空間にて、センサ100は、検討者をセンシングしてセンシング結果をサーバに出力する。第2の空間は、表示装置200が設けられているプレゼンテーション用の空間である。第3の空間は、検討者が保険の契約を検討するための空間である。第2の空間とは異なり、表示装置等による非日常感の演出が行われない空間であることが好ましい。第3の空間では、検討者がリラックスした状態で保険の加入を検討可能とすることで、保険加入後の解約確率を低減する効果が期待できる。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の空間にて検討者をセンシングするセンサと、
第2の空間にて前記検討者に対して将来リスクを含むイメージ映像と、前記将来リスクに基づいて抽出された保険候補と、を含む提示映像を表示する表示装置と、
前記イメージ映像を生成する情報処理装置と、
を備え、
前記情報処理装置は、1以上のプロセッサと、プログラムを格納している1以上のストレージデバイスと、を有し、
前記プロセッサは、前記プログラムを実行することにより、
前記第1の空間とは異なる空間にて前記検討者が入力した事前情報と、前記検討者に割り振られた検討者IDと、を読み出し、
前記センサの出力結果を検討者情報として前記検討者IDに紐づけて書き込み、
前記事前情報に基づいて前記将来リスクを推定し、
前記将来リスクと、前記検討者情報と、に基づいて前記イメージ映像を生成する、
保険提案用システム。
【請求項2】
請求項1に記載の保険提案用システムであって、
前記プロセッサは、前記プログラムを実行することにより、
前記事前情報と、前記検討者情報とに基づいて前記将来リスクを推定し、
前記将来リスクと、前記検討者情報と、に基づいて前記イメージ映像を生成する、
保険提案用システム。
【請求項3】
請求項1に記載の保険提案用システムであって、
前記プロセッサは、前記プログラムを実行することにより、前記将来リスクに基づいて設定された映像に前記検討者情報を反映させた前記イメージ映像を生成する、
保険提案用システム。
【請求項4】
請求項3に記載の保険提案用システムであって、
前記プロセッサは、前記プログラムを実行することにより、前記将来リスクに基づいて設定された映像に対して、前記検討者の外観が反映された前記イメージ映像を生成する、
保険提案用システム。
【請求項5】
請求項4に記載の保険提案用システムであって、
前記センサは、カメラであり、
前記プロセッサは、前記プログラムを実行することにより、前記カメラにより生成された前記検討者の外観を含む撮像画像を読み出し、所定の機械学習モデルに前記撮像画像を入力して前記検討者の外観が反映されたアバターを含む前記イメージ映像を生成する、
保険提案用システム。
【請求項6】
請求項5に記載の保険提案用システムであって、
前記プロセッサは、前記プログラムを実行することにより、前記検討者の外観に基づく前記アバターの外観が、映像内の時間変化に応じて変化する前記イメージ映像を生成する、
保険提案用システム。
【請求項7】
請求項3に記載の保険提案用システムであって、
前記プロセッサは、前記プログラムを実行することにより、前記検討者の撮像画像から抽出された前記検討者の顔の特徴量に基づいて顔が設定されたアバターを含む前記イメージ映像を生成する、
保険提案用システム。
【請求項8】
請求項1に記載の保険提案用システムであって、
前記事前情報は、前記検討者の家族構成、前記検討者の年収、前記検討者の持ち家の有無、前記検討者の病歴を少なくとも含む、
保険提案用システム。
【請求項9】
請求項8に記載の保険提案用システムであって、
前記プロセッサは、前記プログラムを実行することにより、前記事前情報に基づいて、前記イメージ映像に含まれる映像表現を変更する、
保険提案用システム。
【請求項10】
請求項1に記載の保険提案用システムであって、
前記第2の空間は、前記第1の空間を介して入室可能な空間であり、少なくとも2面の壁に前記提示映像を投影する投影機を備える、
保険提案用システム。
【請求項11】
請求項1に記載の保険提案用システムであって、
前記プロセッサは、前記プログラムを実行することにより、前記検討者情報に基づく顧客記録を前記検討者に提示する、
保険提案用システム。
【請求項12】
請求項1に記載の保険提案用システムであって、
前記センサは、前記検討者をボリュメトリック撮像可能な複数のカメラであり、
前記プロセッサは、前記プログラムを実行することにより、前記検討者情報として前記複数のカメラの撮像画像に基づいてボリュメトリック映像を生成し、顧客記録として前記検討者に提示する、
保険提案用システム。
【請求項13】
保険提案用情報処理方法であって、
第1の空間にて検討者をセンシングするセンサと、第2の空間にて前記検討者に対して将来リスクを含むイメージ映像と、前記将来リスクに基づいて抽出された保険候補と、を含む提示映像を表示する表示装置と、前記イメージ映像を生成する情報処理装置とを用いて、
前記第1の空間とは異なる空間にて前記検討者が入力した事前情報と、前記検討者に割り振られた検討者IDと、を読み出し、
前記センサの出力結果を検討者情報として前記検討者IDに紐づけて書き込み、
前記事前情報に基づいて前記将来リスクを推定し、
前記将来リスクと、前記検討者情報と、に基づいて前記イメージ映像を生成する、
保険提案用情報処理方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本技術は、保険提案用システムおよび保険提案用方法に関する。
【背景技術】
【0002】
保険への加入を検討している検討者(以下、検討者と称する)は、保険会社等の保険提案員の説明や保険内容が記載されたパンフレット等の内容に基づいて、将来の自分の姿やリスクを想像し、どの保険プランに入るかを検討する。このとき、検討者が今の年収や家族環境等の現在の状態をシステムに入力することで、推定された将来リスクが提示された上で保険プランに関するレコメンドを受けることができるシステムが提案されている(例えば特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2020-190807号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上述のようなシステムにより将来リスクを提示されても、検討者は自分ごととして捉えることが難しいことが多い。特に、小さなディスプレイ上に数字データや文字データとして将来リスクを提示されても、検討者自身のリスクとして受け止められづらい。これは小さいディスプレイだと没入感が薄く、また、数字データや文字データだけでは検討者の想像力が掻き立てられづらいためである。
【0005】
本技術はこのような状況に鑑みてなされたものであり、検討者が将来リスクを想像しやすいように将来リスクを提示することができるようにするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本技術の一側面の保険提案用システムは、第1の空間にて検討者をセンシングするセンサと、第2の空間にて前記検討者に対して将来リスクを含むイメージ映像と、前記将来リスクに基づいて抽出された保険候補と、を含む提示映像を表示する表示装置と、前記イメージ映像を生成する情報処理装置と、を備え、前記情報処理装置は、1以上のプロセッサと、プログラムを格納している1以上のストレージデバイスと、を有し、前記プロセッサは、前記プログラムを実行することにより、前記第1の空間とは異なる空間にて前記検討者が入力した事前情報と、前記検討者に割り振られた検討者IDと、を読み出し、前記センサの出力結果を検討者情報として前記検討者IDに紐づけて書き込み、前記事前情報に基づいて前記将来リスクを推定し、前記将来リスクと、前記検討者情報と、に基づいて前記イメージ映像を生成する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】本技術の一実施形態に係る情報処理システムにより実現される保険提案用システムの概要を示す図である。
図2】保険提案用システムが適用される保険提案空間の一例を示す図である。
図3】保険提案用システムが適用される第2の空間の一例を示す図である。
図4】保険提案用システムの全体のフローを示す図である。
図5】保険提案用システムにより生成される提示映像のアバターの一例を示す図である。
図6】保険提案用システムにより生成される提示映像の一例を示す図である。
図7】保険提案用システムにより生成される顧客記録の一例を示す図である。
図8】保険提案用システムのサーバの構成の一例を示す図である。
図9】保険提案用システムの機械学習モデルの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本技術を実施するための形態について説明する。説明は以下の順序で行う。
1.保険提案用システムについて
2.保険提案空間について
3.全体の処理のフロー
4.提示映像
5.変形例
【0009】
<1.保険提案用システムについて>
図1は、本技術の一実施形態に係る情報処理システムにより実現される保険提案用システムの概要を示す図である。
【0010】
図1に示すように、保険提案用システム1は、センサ100、表示装置200、通信端末300、サーバ400から構成され、これらがネットワーク500により接続されている情報処理システムである。
【0011】
センサ100は、第1の空間において検討者の少なくとも外観についてセンシング可能なセンサであり、例えばカメラやToF(Time Of Flight)センサである。また、センサ100は、2以上のセンサであってもよいし、種類が異なるセンサを含んでいてもよい。例えば、カメラと、検討者の健康状態を測定するヘルスケアデバイスの組み合わせによって構成されるセンサ群であってもよい。
【0012】
表示装置200は、第2の空間において検討者に提示映像を表示可能な装置であり、例えばプロジェクタやディスプレイである。ディスプレイは、少なくとも50インチ以上の大型ディスプレイであることが好ましい。また、表示装置200は、複数のプロジェクタの組み合わせやディスプレイの組み合わせであってもよいし、プロジェクタと大型モニタの組み合わせであってもよい。
【0013】
通信端末300は、検討者に関する事前情報をサーバ400に送信する装置であり、例えばPC(Personal Computer)やPad型デバイス、スマートフォンである。
【0014】
サーバ400は、第1の空間においてセンサ100がセンシングした結果と、事前情報とに基づいて提示映像を生成する情報処理装置であり、例えば、ネットワーク接続型の専用情報処理装置である。サーバ400は、少なくともCPUとプログラム(命令)が格納されたストレージデバイスとを有し、CPUがプログラムを実行することにより、保険提案用システム1の機能を実現する。なお、サーバ400は、複数の情報処理装置の連携によって構成されるネットワークサーバであってもよい。また、サーバ400は、クラウドコンピューティング上に構成されたクラウドサーバであってもよい。また、各種メモリを総称してストレージデバイスとよぶ。
【0015】
センサ100、表示装置200、通信端末300、サーバ400は、ネットワーク500によって接続される。ネットワーク500は、例えばLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、セルラーネットワーク、固定電話網、地域IP(Internet Protocol)網、インターネット等の通信ネットワークである。ネットワーク500には、有線ネットワークが含まれていてもよいし、無線ネットワークが含まれていてもよい。また、ネットワーク500には、コアネットワークが含まれていてもよい。コアネットワークは、例えば、EPC(Evolved Packet Core)や5GC(5G Core network)である。また、ネットワーク500には、コアネットワーク以外のデータネットワークが含まれていてもよい。データネットワークは、通信事業者のサービスネットワーク、例えば、IMS(IP Multimedia sub System)ネットワークであってもよい。また、データネットワークは、企業内ネットワーク等、プライベートなネットワークであってもよい。センサ100、表示装置200、通信端末300、サーバ400は、LTE(Long Term Evolution)、NR(New Radio)、Wi-Fi、Bluetooth(登録商標)、等の無線アクセス技術(RAT:Radio Access Technology)または有線アクセス技術を用いてネットワーク500と接続する。
【0016】
保険提案用システム1は、第1の空間に設けられたセンサ100によって検討者をセンシングし、第2の空間にて表示装置200を用いてサーバ400が生成したセンシング結果と事前情報に基づくイメージ映像を含む提示映像を表示する。保険提案用システム1により、検討者は自身をセンシングした結果と事前情報に基づく提示映像を視聴することにより、検討者が将来リスクを想像しやすくなる。したがって、保険提案用システム1により、検討者に対して将来リスクを想像しやすい映像を提示することができるようになる。
【0017】
次に、第1の空間および第2の空間を含む保険提案空間について説明する。
【0018】
<2.保険提案空間について>
図2は、保険提案用システムが適用される保険提案空間の一例を示す図である。保険提案空間は、第1の空間、第2の空間、第3の空間で構成される。保険提案空間は、検討者に対して提案者が保険を提案するための空間であり、例えば保険会社の敷地内エリアである。提案者は、検討者に保険を提案する者であり、例えば保険会社の従業員やコンサルタント、プランナーである。
【0019】
第1の空間は、センサ100が設けられているセンシング用の空間(センシングエリア)である。第1の空間にて、センサ100は、検討者をセンシングしてセンシング結果(出力結果)をサーバ400に出力する。なお、第1の空間に人感センサをさらに設け、人感センサにより人がいることを検知した場合に、センサ100によるセンシングを実行するように構成してもよい。これにより、常に第1の空間をセンサ100によりセンシングし続ける必要がないため、電力消費を低減することができる。また、第1の空間にプロジェクタやディスプレイを設置し、検討者をセンシングしている時間に検討者に対して空間を演出するオープニング映像を提示するように構成してもよい。これにより、検討者に非日常的な体験をしてもらうだけでなく、検討者が第1の空間に立ち止まるため、センシング精度を向上することができる。オープニング映像は、例えば空間を彩る映像である。なお、第1の空間に設置されたプロジェクタはサーバ400と接続されており、サーバ400は、検討者が事前に入力した事前情報に基づいてオープニング映像の種類を変更してもよい。また、第1の空間の照明またはオープニング映像の明るさを変化させることにより、検討者が様々な光量または角度から照られた場合の外観をセンシング可能としてもよい。
【0020】
第2の空間は、表示装置200が設けられているプレゼンテーション用の空間(プレゼンテーションエリア)である。図3は、保険提案用システムが適用される第2の空間の一例を示す図である。第2の空間は、第1の空間と扉を介して接続されている空間であることが好ましい。第2の空間について、図3を用いて詳細に説明する。
【0021】
図3に示すように、第2の空間は、床7上に机8、提案者用の椅子2、検討者用の椅子3、表示装置200が設けられている。表示装置(投影機)200は、壁6にプロジェクション映像が提示可能に設けられており、複数の表示装置により、少なくとも2面の壁にプロジェクション映像を投影可能に設けられていることが好ましい。さらに、プロジェクション映像が投影される壁6の少なくとも1面は、第2の空間に入室するために用いられる扉5を含む面であることが好ましい。検討者が入室した扉5にプロジェクション映像を重畳することにより、第2の空間が通常の空間から切り離された非日常的な空間であるかのように検討者が感じることができる。
【0022】
図2に戻り、第3の空間について説明する。第3の空間は、検討者が保険の契約を検討するための空間である。第3の空間は、第2の空間と扉を介して接続されており、第1の空間とは接続されていないことが好ましい。また、第2の空間とは異なり、表示装置等による非日常感の演出が行われない空間であることが好ましい。また、検討者がリラックスできる音楽が流れていることが好ましい。第2の空間のような非日常感のある空間においては検討者が正常な判断ができず、第2の空間を出た後に判断を覆すことがある。したがって、第2の空間では、検討者に提示映像を提示することにより検討者が将来リスクについて想像を促し、第3の空間では、検討者がリラックスした状態で保険の加入を検討可能とすることで、保険加入後の解約確率を低減する効果が期待できる。
【0023】
第3の空間には、センサ600を備えてもよい。センサ600は、検討者や提案者をセンシングするセンサであり、例えばカメラやToF(Time Of Flight)センサ、マイク等である。また、センサ600は、2以上のセンサであってもよいし、種類が異なるセンサを含んでいてもよい。センサ600は、ネットワーク500によりサーバ400に接続されてもよい。センサ600により、検討者や提案者の顔や体の動きを検出し、検討者の検討状況や提案者の提案レベルなどを検出する。例えば、サーバ400が、センサ600のセンシング結果(映像)に基づいて、第2の空間から第3の空間に移動してからの検討者の顔の変化を検出することにより、検討者がリラックス状態に落ち着いたかどうかを判定する。そして提案者の所有するデバイスに対して検討者がリラックス状態に変化したことを通知し、提案者はその通知に基づいて提案内容の確認などを促すことで、検討者がリラックスした状態で保険の加入を検討可能とすることができる。また、サーバ400は、提案者が映った映像を解析して提案者が提案した際の顔や体の動きの特徴量、声の特徴量等の特徴量を検出することで、提案者の提案が好ましい提案手法かどうかを解析することができる。これらの検討者や提案者の状態を検出する手法としては、機械学習を用いることができる。機械学習は、例えばニューラルネットワークを用いた機械学習手法であり、機械学習モデルに学習データを入力することで生成されたパラメータ群に基づくパラメータを設定された生成器に、センサ600のセンシング結果を入力して特徴量抽出や分類等を実行する。
【0024】
以上の保険提案空間を用いた保険提案により、検討者が将来リスクを想像しやすいように将来リスクを提示することができるようにする。次に、保険提案用システムの全体の処理のフローについて説明する。
【0025】
<3.全体の処理のフロー>
図4は、保険提案用システムの全体のフローを示す図である。保険提案用システムは、サーバ400に記憶されているプログラムをサーバ400のプロセッサが実行することにより、以下のステップS101~S103を含むフローを実行する。
【0026】
ステップS101では、サーバ400は、センサ100が検討者をセンシングすることにより生成されたセンシング結果を取得する。センシング結果は、例えば検討者が映された画像データである。なお、画像データは1枚の画像であってもよいし、複数の画像による映像であってもよい。センシング結果は、検討者に割り当てられ、検討者を識別するために用いられる検討者IDに関連づけられて検討者情報としてサーバ400に記憶される。なお、センシング結果をどの検討者IDに紐づけるかは、提案者が選択しても良いし、直前に取得した事前情報に関連づけられている検討者IDが自動的に選択されても良い。
【0027】
ステップS102では、サーバ400は、センシング結果と事前情報に基づき、イメージ映像を生成する。イメージ映像は以下の手順で生成される。まずサーバ400は、入力された検討者IDに紐づく事前情報を読み出し、事前情報に基づいて将来リスクを推定する。将来リスクの推定は、事前情報と将来リスクを含むルックアップテーブルを用いて、サーバ400が取得した事前情報に対応する将来リスクが選択されることで行われる。なお、将来リスクの推定は、入力した事前情報に基づき将来リスクを出力する機械学習手法による推定が用いられてもよい。サーバ400は、センシング結果と、推定された将来リスクとに基づいて、イメージ映像を生成する。例えば、サーバ400は、センシング結果から検討者の顔モデルを生成し、将来リスクに基づいて生成されたストーリー映像に含まれるアバターの顔モデルを、検討者の顔モデルに置き換える処理を実行し、イメージ映像を生成する。なお、将来リスクの推定は、事前情報と、センシング結果と、に基づいて行われてもよい。
【0028】
事前情報は、検討者が第1の空間とは異なる空間にて入力したデータであり、例えば、検討者の家族構成、検討者の年収、検討者の持ち家の有無、検討者の病歴、検討者の健康状態等の少なくとも1つを含む情報である。また、事前情報は、検討者が第1の空間を入室する前に、検討者が通信端末300を用いて入力したデータであってもよい。事前情報は、検討者IDに関連づけられてサーバ400に記憶される。
【0029】
将来リスクは、将来に発生する可能性があるリスクであり、例えばライフイベントの発生可能性や病気の発生可能性等である。ライフイベントは、検討者の結婚や子供の誕生、子供の入学、住宅購入のイベント等である。病気の発生可能性は、ガン発症リスクや生活習慣病の発生リスク等である。ライフイベントの発生によって人生設計が大きく変わるため、将来リスクとして病気の発生可能性だけでなく、ライフイベントの発生も将来リスクとして検討されるのが好ましい。
【0030】
ストーリー映像は、検討者のセンシング結果を反映させる映像領域を含み、事前情報に応じて変化する映像である。検討者のセンシング結果を反映させる映像領域は、例えば検討者のセンシング結果を反映させる領域を含むアバターを映した領域である。ストーリー映像は、事前情報に基づいて設定された将来リスクごとに設定されていることが好ましい。例えばストーリー映像は、事前情報に基づいて背景や登場するアバター等が変化し、さらに将来リスクに基づいて映像のストーリーが変化することが好ましい。例えば、事前情報に子供が1人いることと、持ち家を所有していることを示す情報が含まれている場合は、ストーリー映像は、子供の学費や持ち家の修繕といった時間変化に伴って生じる金銭的な将来リスクが発生する様子を示す映像である。ストーリー映像は、将来リスクによって検討者の人生がどう変化するかをアバターの外観の変化や背景の変化、映像表現によって示す映像であることが好ましい。
【0031】
ステップS103では、サーバ400は、イメージ映像と保険候補を含む提示映像を生成する。保険候補は、センシング結果と事前情報の少なくともいずれかを用いて、複数の保険プランから抽出された保険プランである。保険候補は、1つであってもよいし、複数であってもよい。保険候補の抽出方法は、予め記憶されたルックアップテーブルに基づいて行われるのが好ましい。例えば、サーバ400は、事前情報から検討者の家族構成と年収、年齢に基づいて、ルックアップテーブルにて対応する保険プランを、検討者に最適な保険プランとして抽出する。そしてイメージ映像と保険候補が1つの映像中に含まれる提示映像を生成する。
【0032】
以上の処理により、サーバ400は検討者に対して、保険提案空間にて検討者のセンシング結果や将来リスクが反映された提示映像を提示することで、検討者が将来リスクを想像しやすいようにすることができる。
【0033】
<4.提示映像>
提示映像の一例について図5図6を用いて説明する。
【0034】
図5は、保険提案用システムにより生成される提示映像のアバターの一例を示す図である。図6は、保険提案用システムにより生成される提示映像の一例を示す図である。
【0035】
アバター140は検討者のセンシング結果に基づいて外観が設定され、さらに設定された年齢によって外観が変化するアバターである。例えば、図5に示すように、アバター140aは30歳、アバター140bは50歳、アバター140cは70歳を想定した外観を有するアバターである。アバター140は、検討者のセンシング結果に基づいて顔や体型が設定され、さらに事前情報や設定された年齢によって外観に対して年齢調整が行われる。年齢調整は、例えば検討者に20年後の検討者の姿をイメージしてもらうために、センシング結果に基づいて設定されたアバター140に対して、事前情報から取得した検討者の年齢に20歳加齢したアバターとなるようにアバター140に対する調整を行う。
【0036】
センシング結果に基づくアバター140の外観設定は、例えばサーバ400が検討者を撮像した撮像画像から検討者の顔情報や体格情報を抽出し、アバター140を抽出した顔情報や体格情報に基づいてアバター140の外観を設定する。アバター140の外観の設定は、例えばニューラルネットワークに基づく機械学習モデルを用いて、検討者の撮像画像からアバター140を設定する手法である。
【0037】
顔情報は、例えば検討者の顔の特徴量である。体格情報は、例えば検討者の体格の特徴量である。体格の特徴量は、小型・中型・大型といった体格の分類を示す特徴量であってもよい。
【0038】
図6に示すように、提示映像は、例えばアバターが映るアバター領域を含むイメージ映像領域と、保険提示領域とから構成される映像である。イメージ映像領域は、イメージ映像を表示する領域である。保険提示領域は、保険候補を表示する領域である。
【0039】
サーバ400は、検討者のセンシング結果を反映させたアバターを含むイメージ映像を生成し、さらにそのアバターをストーリー映像の変化に合わせて変化させる。例えば、ストーリー映像がアバターの加齢に伴い将来リスクが発生する様子を提示するストーリー映像であった場合、イメージ映像は、顔が検討者の顔に置き換えられたアバターが加齢に伴い将来リスクが発生する様子を提示する映像となる。このとき、検討者の顔が反映されたアバターの顔は、設定された年齢に応じてシワを増やすなどの年齢調整が行われることが好ましい。すなわち、映像内の時間変化に応じて検討者の外観が反映されたアバターが変化する。これにより、検討者は、自身が投影されたアバターに対して、加齢によって将来リスクが発生していく様子を視認することで、将来リスクを自身に発生しうる事象だと認識しやすくなる。すなわち、提示映像として、検討者のセンシング結果と将来リスクに基づくイメージ映像が表示されるため、検討者は検討者自身の将来リスクについて想像しやすくなる。また、同時に将来リスクに備えた保険の候補が提示されるため、検討者は将来リスクに対して検討すべき保険について認識しやすくなる。
【0040】
<5.変形例>
上述した実施形態で説明した検討者(顧客)をセンシングした結果は、検討者にとって貴重な記録となりうる。例えば、一年に一度のペースで上述の実施形態で説明した保険提案空間にて保険内容の確認や見直しを行う際にセンシングされた結果を顧客記録として記録しておき、毎年の記録として検討者に提供することで検討者の成長や当時の検討者の考えなどを記録することができる。
【0041】
図7は、保険提案用システムにより生成される顧客記録の一例を示す図である。図7に示すように、顧客記録は、検討者だけでなく、検討者の家族と一緒にセンシングした結果または記録用カメラで撮像した結果であることが好ましい。また、すでに保険を契約済みの検討者の家族が保険提案空間に訪れる場合は、保険提案空間にて保険提案とは異なるエンターテイメント映像を提示してもよい。
【0042】
顧客記録は、検討者IDに紐づけて記録され、毎年の記録としてサーバ400に記録される。これにより、検討者は一年に一度は提案者または保険提案空間に訪れるモチベーションが生じ、提案者がより検討者の状況に沿った提案が可能となる。このとき、検討者IDごとに検討者への連絡先を紐づけて、前回記録された顧客記録の記録日から一定期間が経ったことを検知し、提案者等へ検討者の連絡先に前回記録日から一定期間が経ったことを知らせるように促すメッセージを送信するシステムが追加されてもよい。
【0043】
さらに、顧客記録は、検討者または検討者の家族をボリュメトリックキャプチャ技術(ボリュメトリック撮像)により複数のカメラで撮像した3Dデータ(ボリュメトリック映像)であることが好ましい。ボリュメトリックキャプチャ技術は、被写体をそれぞれ異なる角度から撮像した複数の撮像画像を合成することにより、被写体を自由視点で表示可能な3Dデータを生成する技術である。さらに、顧客記録は、検討者が保険を契約した際の思いを記録した音声記録や映像記録も含まれることが好ましい。これらにより、より当時の検討者の考えや検討者の思い出を精微に記録することができる。
【0044】
以下に各技術の補足事項を説明する。
【0045】
・サーバ400の構成
図8は、保険提案用システムのサーバの構成の一例を示す図である。
【0046】
図8に示すように、サーバ400はコンピュータにより構成される。複数台のコンピュータによりサーバ400が構成されるようにしてもよい。サーバ400が複数台のコンピュータにより構成される場合、それぞれのコンピュータが協働することにより、上述した各種の処理が実現される。
【0047】
CPU(Central Processing Unit)101、ROM(Read Only Memory)102、RAM(Random Access Memory)103は、バス104により相互に接続される。
【0048】
バス104には、さらに、入出力インタフェース105が接続される。入出力インタフェース105には、入力部106、出力部107、記憶部108、通信部109、およびドライブ110が接続される。
【0049】
入力部106は、キーボード、マウスなどより構成される。出力部107は、ディスプレイなどにより構成される。
【0050】
記憶部108は、ハードディスクや不揮発性のメモリなどにより構成される。記憶部108は、CPU101が実行するプログラムなどの各種の情報を記憶する。
【0051】
通信部109は、インターネットに対するインタフェースである。
【0052】
ドライブ110は、リムーバブルメディア111に対するデータの書き込み、リムーバブルメディア111からのデータの読み出しを制御する。
【0053】
・機械学習モデル
保険提案用システムにおける検討者や提案者の状態検出やイメージ映像の生成は、機械学習によって生成された計算モデルを用いて行われるのが好ましい。機械学習モデルは、例えば複数の層を有するニューラルネットワークに基づいて構成された機械学習モデルである。ニューラルネットワークに基づく機械学習モデルは、学習モデルに複数の学習データを入力することで生成された学習パラメータに基づくハイパーパラメータが設定されたモデルである。機械学習モデルは、入力データに応じて状態の分類や映像の生成を行う。状態の分類に用いる機械学習モデルは、例えばCNN(Convolutional Neural Network)である。映像の生成に用いる機械学習モデルは、例えばCycleGANやStyleGANである。
【0054】
図9は、保険提案用システムの機械学習モデルの一例を示す図である。図9に示すように、機械学習モデルは、複数の層を有するニューラルネットワークに基づいて構成された機械学習モデルである。機械学習モデルは、映像素材(ストーリー素材)とセンシング結果を入力すると、イメージ映像を出力する機械学習モデルである。機械学習モデルは、例えば映像素材とセンシング結果とイメージ映像のペアを学習して生成された学習パラメータに基づいて、ハイパーパラメータが設定されている。
【0055】
・プログラムについて
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行することもできるし、ソフトウェアにより実行することもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行する場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、汎用のパーソナルコンピュータなどにインストールされる。
【0056】
インストールされるプログラムは、光ディスク(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disc)等)や半導体メモリなどよりなるリムーバブルメディア111に記録して提供される。また、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル放送といった、有線または無線の伝送媒体を介して提供されるようにしてもよい。プログラムは、ROM102や記憶部108に、あらかじめインストールしておくことができる。
【0057】
コンピュータが実行するプログラムは、本明細書で説明する順序に沿って時系列に処理が行われるプログラムであっても良いし、並列に、あるいは呼び出しが行われたとき等の必要なタイミングで処理が行われるプログラムであっても良い。
【0058】
本明細書において、システムとは、複数の構成要素(装置、モジュール(部品)等)の集合を意味し、すべての構成要素が同一筐体中にあるか否かは問わない。したがって、別個の筐体に収納され、ネットワークを介して接続されている複数の装置、及び、1つの筐体の中に複数のモジュールが収納されている1つの装置は、いずれも、システムである。
【0059】
なお、本明細書に記載された効果はあくまで例示であって限定されるものでは無く、また他の効果があってもよい。
【0060】
本技術の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本技術の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
【0061】
例えば、本技術は、1つの機能を、ネットワークを介して複数の装置で分担、共同して処理するクラウドコンピューティングの構成をとることができる。
【0062】
また、上述のフローチャートで説明した各ステップは、1つの装置で実行する他、複数の装置で分担して実行することができる。
【0063】
さらに、1つのステップに複数の処理が含まれる場合には、その1つのステップに含まれる複数の処理は、1つの装置で実行する他、複数の装置で分担して実行することができる。
【0064】
・構成の組み合わせ例
本技術は、以下のような構成をとることもできる。
(1)
第1の空間にて検討者をセンシングするセンサと、
第2の空間にて前記検討者に対して将来リスクを含むイメージ映像と、前記将来リスクに基づいて抽出された保険候補と、を含む提示映像を表示する表示装置と、
前記イメージ映像を生成する情報処理装置と、
を備え、
前記情報処理装置は、1以上のプロセッサと、プログラムを格納している1以上のストレージデバイスと、を有し、
前記プロセッサは、前記プログラムを実行することにより、
前記第1の空間とは異なる空間にて前記検討者が入力した事前情報と、前記検討者に割り振られた検討者IDと、を読み出し、
前記センサの出力結果を検討者情報として前記検討者IDに紐づけて書き込み、
前記事前情報に基づいて前記将来リスクを推定し、
前記将来リスクと、前記検討者情報と、に基づいて前記イメージ映像を生成する、
保険提案用システム。
(2)
(1)に記載の保険提案用システムであって、
前記プロセッサは、前記プログラムを実行することにより、
前記事前情報と、前記検討者情報とに基づいて前記将来リスクを推定し、
前記将来リスクと、前記検討者情報と、に基づいて前記イメージ映像を生成する、
保険提案用システム。
(3)
(1)に記載の保険提案用システムであって、
前記プロセッサは、前記プログラムを実行することにより、前記将来リスクに基づいて設定された映像に前記検討者情報を反映させた前記イメージ映像を生成する、
保険提案用システム。
(4)
(3)に記載の保険提案用システムであって、
前記プロセッサは、前記プログラムを実行することにより、前記将来リスクに基づいて設定された映像に対して、前記検討者の外観が反映された前記イメージ映像を生成する、
保険提案用システム。
(5)
(4)に記載の保険提案用システムであって、
前記センサは、カメラであり、
前記プロセッサは、前記プログラムを実行することにより、前記カメラにより生成された前記検討者の外観を含む撮像画像を読み出し、所定の機械学習モデルに前記撮像画像を入力して前記検討者の外観が反映されたアバターを含む前記イメージ映像を生成する、
保険提案用システム。
(6)
(5)に記載の保険提案用システムであって、
前記プロセッサは、前記プログラムを実行することにより、前記検討者の外観に基づく前記アバターの外観が、映像内の時間変化に応じて変化する前記イメージ映像を生成する、
保険提案用システム。
(7)
(3)に記載の保険提案用システムであって、
前記プロセッサは、前記プログラムを実行することにより、前記検討者の撮像画像から抽出された前記検討者の顔の特徴量に基づいて顔が設定されたアバターを含む前記イメージ映像を生成する、
保険提案用システム。
(8)
(1)に記載の保険提案用システムであって、
前記事前情報は、前記検討者の家族構成、前記検討者の年収、前記検討者の持ち家の有無、前記検討者の病歴を少なくとも含む、
保険提案用システム。
(9)
(8)に記載の保険提案用システムであって、
前記プロセッサは、前記プログラムを実行することにより、前記事前情報に基づいて、前記イメージ映像に含まれる映像表現を変更する、
保険提案用システム。
(10)
(1)に記載の保険提案用システムであって、
前記第2の空間は、前記第1の空間を介して入室可能な空間であり、少なくとも2面の壁に前記提示映像を投影する投影機を備える、
保険提案用システム。
(11)
(1)に記載の保険提案用システムであって、
前記プロセッサは、前記プログラムを実行することにより、前記検討者情報に基づく顧客記録を前記検討者に提示する、
保険提案用システム。
(12)
(1)に記載の保険提案用システムであって、
前記センサは、前記検討者をボリュメトリック撮像可能な複数のカメラであり、
前記プロセッサは、前記プログラムを実行することにより、前記検討者情報として前記複数のカメラの撮像画像に基づいてボリュメトリック映像を生成し、顧客記録として前記検討者に提示する、
保険提案用システム。
(13)
保険提案用情報処理方法であって、
第1の空間にて検討者をセンシングするセンサと、第2の空間にて前記検討者に対して将来リスクを含むイメージ映像と、前記将来リスクに基づいて抽出された保険候補と、を含む提示映像を表示する表示装置と、前記イメージ映像を生成する情報処理装置とを用いて、
前記第1の空間とは異なる空間にて前記検討者が入力した事前情報と、前記検討者に割り振られた検討者IDと、を読み出し、
前記センサの出力結果を検討者情報として前記検討者IDに紐づけて書き込み、 前記事前情報に基づいて前記将来リスクを推定し、
前記将来リスクと、前記検討者情報と、に基づいて前記イメージ映像を生成する、
保険提案用情報処理方法。
【符号の説明】
【0065】
1 保険提案システム
100 センサ
200 表示装置
300 通信端末
400 サーバ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9