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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023109423
(43)【公開日】2023-08-08
(54)【発明の名称】稼働管理装置及び稼働管理システム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 10/10 20230101AFI20230801BHJP
【FI】
G06Q10/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022010919
(22)【出願日】2022-01-27
(71)【出願人】
【識別番号】501418498
【氏名又は名称】矢崎エナジーシステム株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100145908
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 信雄
(74)【代理人】
【識別番号】100136711
【弁理士】
【氏名又は名称】益頭 正一
(72)【発明者】
【氏名】高鳥 明美
(72)【発明者】
【氏名】▲濱▼田 善夫
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049AA10
(57)【要約】
【課題】作業車両の稼働終了をより正確に判断することができる稼働管理装置及び稼働管理システムを提供する。
【解決手段】稼働管理装置10は、荷物を運搬する運搬車両TVの到着予定の情報を記憶する第1記憶部11と、運搬車両TVの到着予定の情報に応じて作成され、作業車両WVを使用する単位作業が所定期間に亘って計画された稼働計画の情報を記憶した第2記憶部12と、運搬車両TVについて到着実績の情報が入力され、且つ、作業車両WVについて稼働している旨の情報が入力された場合に当該単位作業が実行されたと判断する第1判断部15aとを備える。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
荷物を運搬する運搬車両の到着予定の情報を記憶する第1記憶手段と、
前記第1記憶手段により記憶された運搬車両の到着予定の情報に応じて作成され、作業車両を使用する単位作業が所定期間に亘って計画された稼働計画の情報を記憶した第2記憶手段と、
運搬車両の到着実績の情報を入力する第1入力手段と、
作業車両が稼働している旨の情報を入力する第2入力手段と、
前記稼働計画を構成する前記単位作業に対応した運搬車両について前記第1入力手段に到着実績の情報が入力され、且つ、当該単位作業に対応した作業車両について前記第2入力手段により稼働している旨の情報が入力された場合に当該単位作業が実行されたと判断する第1判断手段と、
を備えることを特徴とする稼働管理装置。
【請求項2】
前記第1判断手段は、前記稼働計画を構成する前記単位作業それぞれに対して作業時間の情報を有し、特定の前記単位作業について実行されたと判断した場合、特定の前記単位作業について作業時間に基づく禁止時間が経過するまでは、他の前記単位作業について実行されたか否かの判断を禁止する
ことを特徴とする請求項1に記載の稼働管理装置。
【請求項3】
前記第1判断手段により、前記稼働計画を構成する全ての前記単位作業が実行されたと判断された後に作業車両のイグニッションスイッチがオフとなった場合、オフとなった時点から所定時間経過したときに、作業車両の稼働が終了したと判断する第2判断手段をさらに備える
ことを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載の稼働管理装置。
【請求項4】
前記第2判断手段により作業車両の稼働が終了したと判断された場合、作業車両の稼働実績を示す報告書を作成する報告書作成手段をさらに備える
ことを特徴とする請求項3に記載の稼働管理装置。
【請求項5】
請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の稼働管理装置と、
前記稼働管理装置側に情報送信可能な送信手段を備えた第2管理装置と、を備えた稼働管理システムであって、
前記第2管理装置は、
複数の運搬車両の稼働予定の情報を記憶した第3記憶手段と、
運搬車両が目的地に到着した場合に、その旨の情報を取得する取得手段と、をさらに備え、
前記送信手段は、前記第3記憶手段により記憶される運搬車両の稼働予定の情報を送信する第1送信手段と、前記取得手段により運搬車両が目的地に到着した旨の情報を取得した場合に、その情報を送信する第2送信手段と、を有し、
前記稼働管理装置は、
前記第1記憶手段が、前記第1送信手段により送信された運搬車両の稼働予定の情報に基づく運搬車両の到着予定の情報を記憶し、
前記第1入力手段が、前記第2送信手段により送信された運搬車両が目的地に到着した旨の情報を、運搬車両の到着実績の情報として入力する
ことを特徴とする稼働管理システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、稼働管理装置及び稼働管理システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、鉄道車両の乗務員について勤務時間を計算する勤務時間計算システムが提案されている。この勤務時間計算システムは、鉄道の実績ダイヤを受け取り、その行路情報から行路毎の勤務時間を算出する。特に、このシステムでは、計画時の乗務員行路情報、実際に列車を運行したダイヤ、及び、列車乗務前後に行う点呼の実績情報を組み合わせて、日別毎の実績勤務時間を算出する。すなわち、列車乗務前後に行う点呼の実績情報を利用することで、労働時間の実績値をより正確に算出することができる(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2021-128486号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、本件発明者らは、フォークリフト等の作業車両について稼働実績を報告書(例えば日報)として迅速に出力することを検討している。報告書を出力するにあたっては、例えば1日等の作業車両の稼働計画を構成する個々の単位作業が実行されたかを把握する必要がある。
【0005】
しかし、フォークリフト等の作業車両については、業務時間内において何度もイグニッションスイッチがオンオフされる傾向にあるため、イグニッションスイッチのオンオフに基づいて単位作業が実行されたかを正確に判断することが困難である。
【0006】
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、作業車両の稼働計画を構成する単位作業が実行されたかをより正確に判断することができる稼働管理装置及び稼働管理システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の稼働管理装置は、荷物を運搬する運搬車両の到着予定の情報を記憶する第1記憶手段と、前記第1記憶手段により記憶された運搬車両の到着予定の情報に応じて作成され、作業車両を使用する単位作業が所定期間に亘って計画された稼働計画の情報を記憶した第2記憶手段と、運搬車両の到着実績の情報を入力する第1入力手段と、作業車両が稼働している旨の情報を入力する第2入力手段と、前記稼働計画を構成する前記単位作業に対応した運搬車両について前記第1入力手段に到着実績の情報が入力され、且つ、当該単位作業に対応した作業車両について前記第2入力手段により稼働している旨の情報が入力された場合に当該単位作業が実行されたと判断する第1判断手段と、を備える。
【0008】
本発明の稼働管理システムは、上記に記載の稼働管理装置と、前記稼働管理装置側に情報送信可能な送信手段を備えた第2管理装置と、を備えた稼働管理システムであって、前記第2管理装置は、複数の運搬車両の稼働予定の情報を記憶した第3記憶手段と、運搬車両が目的地に到着した場合に、その旨の情報を取得する取得手段と、をさらに備え、前記送信手段は、前記第3記憶手段により記憶される運搬車両の稼働予定の情報を送信する第1送信手段と、前記取得手段により運搬車両が目的地に到着した旨の情報を取得した場合に、その情報を送信する第2送信手段と、を有し、前記稼働管理装置は、前記第1記憶手段が、前記第1送信手段により送信された運搬車両の稼働予定の情報に基づく運搬車両の到着予定の情報を記憶し、前記第1入力手段が、前記第2送信手段により送信された運搬車両が目的地に到着した旨の情報を、運搬車両の到着実績の情報として入力する。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、作業車両の稼働計画を構成する単位作業が実行されたかをより正確に判断することができる稼働管理装置及び稼働管理システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】本実施形態に係る稼働管理装置を含む稼働管理システムを示す構成図である。
図2図1に示した稼働管理システムを構成する各装置の詳細を示すブロック図である。
図3】第3記憶部により記憶される複数の運搬車両の稼働予定の情報を示す概念図である。
図4】第2記憶部により記憶される稼働計画の情報を示す概念図である。
図5】終了判断部による判断の概要を示す概念図であり、(a)は稼働計画の情報を示し、(b)は判断の概要を示す第1の図であり、(c)は判断の概要を示す第2の図である。
図6】本実施形態に係る稼働管理装置の処理を示すフローチャートであって、前準備の処理を示している。
図7】本実施形態に係る稼働管理装置の処理を示すフローチャートであって、所定期間(例えば1日)の開始から報告書作成までの処理を示している。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明を好適な実施形態に沿って説明する。なお、本発明は以下に示す実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。また、以下に示す実施形態においては、一部構成の図示や説明を省略している箇所があるが、省略された技術の詳細については、以下に説明する内容と矛盾点が発生しない範囲内において、適宜公知又は周知の技術が適用されていることはいうまでもない。
【0012】
図1は、本実施形態に係る稼働管理装置を含む稼働管理システムを示す構成図である。図1に示すように、稼働管理システム1は、稼働管理装置10と、第2管理装置20と、統合管理装置30とを備えている。稼働管理装置10は、運搬車両TVに対して荷物を積み込んだり荷下ろししたりするフォークリフト等の作業車両WVの稼働を管理するものであって、例えば倉庫等の荷物の配送拠点を有する倉庫運営会社Aに備え付けられている。第2管理装置20は、配送拠点間等で荷物を輸送するトラック等の運搬車両TVの稼働を管理するものであって、運搬車両TVを保有する輸送会社Bに備え付けられている。輸送会社Bは、倉庫運営会社Aと別の事業体(別法人)である。統合管理装置30は、稼働管理装置10と第2管理装置20とを中継する装置であって、例えば稼働管理装置10での管理、及び、第2管理装置20での管理をサービスとして提供するサービス提供側の提供会社Cに備え付けられている。提供会社Cでは、例えば管理プログラムのアップロードや情報のバックアップ等が行われる。倉庫運営会社Aや輸送会社Bは、提供会社Cによって提供される管理サービスを利用するサービス利用側であって、異なる管理サービスの利用者である。
【0013】
図2は、図1に示した稼働管理システム1を構成する各装置10,20,30の詳細を示すブロック図である。次に、本実施形態に係る稼働管理装置10を詳細に説明するが、これに先立って、第2管理装置20と統合管理装置30とを詳細に説明する。
【0014】
図2に示すように、第2管理装置20は、第3記憶部(第3記憶手段)21と、取得部(取得手段)22と、送信部(送信手段)23とを備えている。
【0015】
第3記憶部21は、複数の運搬車両TVの稼働予定の情報を記憶したものである。図3は、第3記憶部21により記憶される複数の運搬車両TVの稼働予定の情報を示す概念図である。輸送会社Bが管理するトラック等の運搬車両TVは、搬送拠点を有する倉庫運営会社Aや、その他の搬送拠点等の間で荷物を運搬する。特に、運搬車両TVは、荷物の運搬計画の通りに荷物を運搬することが望まれており、このような運搬計画に沿って複数の運搬車両TVの稼働予定の情報が第3記憶部21に記憶されている。
【0016】
具体的に説明すると、第3記憶部21は、図3に示すように第1トラックについて「5時に輸送会社Bを出発し、6時に倉庫Aに到着し、7時に倉庫Aを出発し、14時に倉庫Bに到着し、16時に倉庫Bを出発し、20時に帰社する」という稼働予定の情報を記憶している。さらに、第3記憶部21は、第1トラックについて6時の「倉庫Aに到着したときに、荷物〇〇を××個積込」という内容、及び、14時の「倉庫Bに到着したときに、荷物〇〇を全て荷下ろし」という内容も稼働予定の情報として記憶している。
【0017】
同様に、第3記憶部21は、第2トラックについて「4時に倉庫Bに到着し、5時に倉庫Bを出発し、10時に倉庫Cに到着し、11時に倉庫Cを出発し、15時に帰社する」という稼働予定の情報を記憶している。さらに、第3記憶部21は、第2トラックについて4時の「倉庫Bに到着したときに、荷物△△を□□個荷下ろし」という内容、及び、10時の「倉庫Cに到着したときに、荷物△△を全て荷下ろし」という内容も稼働予定の情報として記憶している。なお、第2トラックについては前日の夜等に出発していることから、第3記憶部21は、第2トラックについて出発に関する内容を記憶していない。
【0018】
さらに、第3記憶部21は、第Nトラックについて「5時に輸送会社Bを出発し、6時に倉庫Dに到着し、8時に倉庫Dを出発し、14時に倉庫Bに到着し、15時に倉庫Bを出発し、21時に倉庫Cに到着し、22時に帰社する」という稼働予定の情報を記憶している。さらに、第3記憶部21は、第2トラックについて6時の「倉庫Dに到着したときに、荷物◎◎を●●個荷下ろし」という内容、「倉庫Bに到着したときに、荷物◎◎を全て荷下ろし、荷物◇◇を■■個積込」という内容、及び、20時の「倉庫Cに到着したときに、荷物◇◇を全て荷下ろし」という内容も稼働予定の情報として記憶している。
【0019】
このように、第3記憶部21は、複数の運搬車両TVの稼働予定の情報を記憶している。なお、複数の運搬車両TVの稼働予定は、第2管理装置20によって自動演算されたものであってもよいし、運搬計画に基づいて管理者により作成されたものであってもよい。
【0020】
図2に示す取得部22は、運搬車両TVが目的地(上記倉庫A~D等)に到着した場合に、その旨の情報を取得するものである。ここで、運搬車両TVには、車載器(不図示)が搭載されている。車載器は、GPS(Global Positioning System)受信機を搭載しており、目的地に到着したことを検出した場合には、その旨の情報を第2管理装置20に送信する。取得部22は、このときの情報を受信することで、運搬車両TVが目的地に到着した旨の情報を取得する。
【0021】
なお、車載器は、ID情報を有しており、上記情報送信と同時にID情報も送信する。これにより、第2管理装置20は、どの運搬車両TVが目的地に着いたかを把握することができる。また、上記ではGPS受信機を利用する例を説明したが、特にこれに限らず、車載器が操作ボタン等を有し、これが操作されたときに目的地に到着した旨の情報が第2管理装置20に送信されるようになっていてもよい。さらに、取得部22は、運転者より目的地に着いた旨の通話報告を受けた管理者が操作入力することで、運搬車両TVが目的地に到着した旨の情報を取得してもよい。
【0022】
送信部23は、統合管理装置30を介して稼働管理装置10に情報送信するものであって、第1送信部(第1送信手段)23aと、第2送信部(第2送信手段)23bとを備えている。
【0023】
第1送信部23aは、第3記憶部21により記憶される運搬車両TVの稼働予定の情報を統合管理装置30に送信するものである。第2送信部23bは、取得部22により運搬車両TVが目的地に到着した旨の情報を取得した場合に、その情報を統合管理装置30に送信するものである。
【0024】
統合管理装置30は、受信部31と、送信部32と、記憶部33とを備えている。受信部31は、第1及び第2送信部23a,23bにより送信された情報を受信するものである。受信した情報は、記憶部33に記憶される。なお、受信部31は、稼働管理装置10からの情報を受信するように構成されていてもよい。
【0025】
記憶部33は、受信部31によって受信した情報のうち、稼働管理装置10に送信すべき情報を選別するためのプログラムが記憶されている。このため、送信部32は、このプログラムに従って、受信部31によって受信した情報から必要情報のみを抽出して稼働管理装置10に送信する。一例を挙げると、稼働管理装置10を保有する倉庫運営会社Aが倉庫A,Cを所有しており、倉庫B,Dを所有していないとする。この場合、第1~第Nトラックの稼働計画のうち倉庫A,Cに関係しない情報については、稼働管理装置10に送信する必要がない。同様に、第1~第Nトラックのうち倉庫A,Cを目的地としない到着した旨の情報については、稼働管理装置10に送信する必要がない。送信部32は、このように送信する情報を選別して、稼働管理装置10に情報送信することとなる。
【0026】
次に、本実施形態に係る稼働管理装置10について説明する。図2に示すように、稼働管理装置10は、第1記憶部(第1記憶手段)11と、第2記憶部(第2記憶手段)12と、第1入力部(第1入力手段)13と、第2入力部(第2入力手段)14と、終了判断部15と、報告書作成部(報告書作成手段)16とを備えている。
【0027】
第1記憶部11は、荷物を運搬するトラック等の運搬車両TVの到着予定の情報を記憶するものである。この第1記憶部11は、統合管理装置30より送信される運搬車両TVの稼働予定の情報(送信部32により選別済みの情報)に基づいて、運搬車両TVの到着予定の情報を記憶する。なお、第1記憶部11に記憶される到着予定の情報には、到着する運搬車両TVと到着時刻との情報のみならず、「荷物▲▲を〇〇個引き取りに来る」といった作業内容の情報が含まれていることが好ましい。
【0028】
第2記憶部12は、フォークリフト等の作業車両WVの稼働計画を記憶したものである。作業車両WVの稼働計画は、第1記憶部11に記憶される運搬車両TVの到着予定の情報に基づいて作成することができる。例えば、1日のうちで、10時と12時と15時とに運搬車両TVが到着する予定であると仮定する。この場合、10時と12時と15時との到着分については作業車両WVを使って荷物の積込や荷下ろしを行う作業(以下単位作業という)が発生することとなる。このため、1日における作業車両WVの稼働計画としては、「10時と12時と15時とに作業車両WVを使用する」というものとなる。このように、第2記憶部12は作業車両WVを使用する単位作業が1日に亘って計画された稼働計画を記憶することとなる。
【0029】
ここで、到着予定の情報に「荷物▲▲を〇〇個引き取りに来る」といった作業内容の情報が含まれている場合には、単位作業が完了するまでの時間(作業時間)についても予測可能である。このため、到着予定の情報に作業内容の情報が含まれている場合には、1日における作業車両WVの稼働計画として、「10時から11時まで、12時から13時まで、及び、15時から17時までの間、作業車両WVを使用する」のように作業時間の情報も記憶されることが好ましい。
【0030】
なお、到着予定の情報に作業内容の情報が含まれていなくとも、第2記憶部12は、作業車両WVの稼働計画に作業時間の情報を含めることは可能である。例えば作業時間については単位作業毎に1時間等の一律の値に設定したり、到着する運搬車両TVの積載量に応じて決定したりしてもよい。
【0031】
また、第2記憶部12により記憶される稼働計画は、稼働管理装置10によって自動演算されたものであってもよいし、第1記憶部11に記憶される到着予定の情報に基づいて、管理者により作成されたものであってもよい。さらに、上記では1日における稼働計画を例に説明したが、稼働計画は単位作業が所定期間(例えば1週間や12時間)に亘って計画されたものであればよく、1日における単位作業を示すものに限られない。加えて、上記では、説明を簡単にする観点から、1台の作業車両WVを想定して稼働計画を説明したが、実際には搬送拠点には複数台の作業車両WVが存在し、多数の運搬車両TVが到着することから、稼働計画は上記したものよりも複雑化されたものになることはいうまでもない。
【0032】
図4は、第2記憶部12により記憶される稼働計画の情報を示す概念図である。第2記憶部12は、図4に示すように第1フォークリフトについて「6時にトラックFが到着し、9時にトラックGが到着し、12時にトラックHが到着し、15時にトラックIが到着する」という稼働予定の情報を記憶している。さらに、第2記憶部12は、第1フォークリフトについて6時の「荷物××を××個積込(2時間)」という内容、9時の「荷物〇〇を全て荷下ろし(1時間)」、12時の「荷物△△を●●個積込(1時間)」という内容、及び、15時の「荷物■■を◇◇個積込(2時間)」という内容(作業内容及び作業時間の情報)も稼働計画の情報として記憶している。
【0033】
同様に、第2記憶部12は、第2フォークリフトについて「8時にトラックJが到着し、14時にトラックKが到着し、15時にトラックLが到着する」という稼働予定の情報を記憶している。さらに、第2記憶部12は、第2フォークリフトについて8時の「荷物××を全て荷下ろし(3時間)」という内容、14時の「荷物●●を△△個荷下ろし(1時間)」、及び、15時の「荷物◇◇を■■個荷下ろし(1時間)」という内容(作業内容及び作業時間の情報)も稼働計画の情報として記憶している。
【0034】
同様に、第2記憶部12は、第Nフォークリフトについて「11時にトラックMが到着し、17時にトラックNが到着し、18時にトラックOが到着する」という稼働予定の情報を記憶している。さらに、第2記憶部12は、第Nフォークリフトについて11時の「荷物▼▼を▲▲個積込(1時間)」という内容、17時の「荷物△△を全て荷下ろし(1時間)」、及び、18時の「荷物◆◆を◎◎個積込(1時間)」という内容(作業内容及び作業時間の情報)も稼働計画の情報として記憶している。
【0035】
再度図2を参照する。第1入力部13は、運搬車両TVの到着実績の情報を入力するものである。この第1入力部13は、第2管理装置20によって管理される運搬車両TVの到着実績の情報を統合管理装置30を介して入力(受信)する。
【0036】
第2入力部14は、作業車両WVが稼働している旨の情報を入力するものである。作業車両WVには車載器Eが搭載されている。この車載器Eは、例えば作業車両WVのイグニッションスイッチがオンされることで作動し、作動時には作業車両WVが稼働中である旨の情報を定期的に稼働管理装置10に送信する。第2入力部14は、このような作業車両WVが稼働している旨の情報を入力する。特に、車載器Eは、IDの情報を保有しており、稼働中である旨の情報と共にIDの情報を送信する。このため、第2入力部14は、稼働中である旨と稼働中である作業車両WVとの情報を入力することとなる。
【0037】
終了判断部15は、作業車両WVの稼働が終了したかを判断するものである。この終了判断部15は、第1判断部(第1判断手段)15aと第2判断部(第2判断手段)15bとを有している。
【0038】
第1判断部15aは、図4に示すような、それぞれの単位作業が実行されたかを判断するものである。この第1判断部15aは、単位作業に対応した運搬車両TVについて到着実績の情報が第1入力部13により入力され、且つ、単位作業に対応した作業車両WVについて第2入力部14により稼働している旨の情報が入力された場合に、その単位作業が実行されたと判断するものである。
【0039】
図5は、終了判断部15による判断の概要を示す概念図であり、(a)は稼働計画の情報を示し、(b)は判断の概要を示す第1の図であり、(c)は判断の概要を示す第2の図である。
【0040】
まず、図5(a)に示す稼働計画の情報が第2記憶部12により記憶されているとする。この稼働計画の情報は図4に示したものと同じである。この稼働計画によるとトラックJは、8時に到着予定である。
【0041】
ここで、図5(b)に示すように、トラックJは時刻通り8時に到着したとする。このとき、第1入力部13は、統合管理装置30を通じて、トラックJが到着した旨の到着実績の情報を入力する。しかし、この時点において第2フォークリフトが稼働しておらず、第2入力部14は、第2フォークリフトが稼働している旨の情報を入力していない。このため、第1判断部15aは、8時の時点においてトラックJの到着に対応した単位作業が実行されたと判断しない。
【0042】
その後、9時において第2フォークリフトが稼働したとする。これにより、第2入力部14は、第2フォークリフトが稼働した旨の情報を入力し、第1判断部15aは、9時の時点においてトラックJの到着に対応した単位作業が実行されたと判断する。
【0043】
他の例を説明する。図5(c)に示す例では、8時の時点で第2フォークリフトが稼働する。この場合、第2入力部14は、8時の時点で第2フォークリフトが稼働した旨の情報を入力する。しかし、この時点においてトラックJが到着しておらず、第1入力部13は、トラックJが到着した旨の到着実績の情報を入力していない。このため、第1判断部15aは、8時の時点においてトラックJの到着に対応した単位作業が実行されたと判断しない。
【0044】
その後、9時においてトラックJが到着したとする。これにより、第1入力部13は、トラックJが到着した旨の到着実績の情報を入力する。そして、この時点において第2フォークリフトが稼働中であれば、第1判断部15aは、9時の時点においてトラックJの到着に対応した単位作業が実行されたと判断する。
【0045】
再度図5(b)を参照する。トラックJの到着により発生する単位作業が実行された後、14時に時刻通り、トラックKが到着したとする。また、14時の時点で第2フォークリフトが稼働しているとする。この場合、第1判断部15aは、14時の時点においてトラックKの到着に対応した単位作業が実行されたと判断する。
【0046】
その後、トラックKの到着に対応した単位作業が1時間で終了するところ、結果的に2時間掛ってしまったとする。このため、第2フォークリフトが稼働計画からすると、トラックLの到着に対応した単位作業の作業時間帯に突入している。しかし、15時~16時においてトラックLが到着していないことから、第1判断部15aは、トラックLの到着に対応した単位作業が実行されたと判断しない。
【0047】
次いで、定刻よりも5時間遅れた20時にトラックLが到着したとする。また、20時の時点で第2フォークリフトが稼働しているとする。この場合、第1判断部15aは、20時の時点においてトラックLの到着に対応した単位作業が実行されたと判断する。
【0048】
再度、図2を参照する。第2判断部15bは、作業車両WVの稼働が終了したかを判断するものである。この第2判断部15bは、第1判断部15aにより稼働計画を構成する全ての単位作業が実行されたと判断された後に、作業車両WVのイグニッションスイッチがオフとなったかを判断する。その後、第2判断部15bは、イグニッションスイッチがオフとなってから所定時間経過したかを判断し、所定時間経過したと判断したときに作業車両WVの稼働が終了したと判断する。
【0049】
図5(b)を参照する。図5(b)に示すように、トラックJ,K,Lが到着し、それぞれに対して第2フォークリフトが稼働している旨の情報が入力されたとする。この場合、第1判断部15aは、稼働計画を構成する全ての単位作業が実行されたと判断している。よって、第2判断部15bは、第2フォークリフトについてイグニッションスイッチがオフとなったかを判断し、オフとなった場合には所定時間経過したかを判断する。そして、第2判断部15bは、所定時間経過したときに第2フォークリフトの稼働が終了したと判断する。図5(b)に示す例では全ての単位作業が実行された後の21時においてイグニッションスイッチがオフとなっている。このため、第2判断部15bは、21時の時点から所定時間経過したかを判断し、21時の時点から所定時間(例えば1時間)経過した22時の時点で第2フォークリフトの稼働が終了したと判断する。
【0050】
再度、図2を参照する。図2に示す報告書作成部16は、第2判断部15bにより作業車両WVの稼働が終了したと判断された場合に、作業車両WVの稼働実績を示す報告書(例えば日報)を作成するものである。図5に示す例において稼働計画は図5(a)に示すものであったが、実際の稼働は図5(b)に示すものであった場合、報告書作成部16は、9時から12時まで、14時から16時まで、及び20時から21時の稼働に応じた報告書を作成することとなる。
【0051】
ここで、図2に示す第1判断部15aは、単位作業が実行されたと判断された直後等の禁止時間において他の単位作業が実行されたか否かの判断を禁止することが好ましい。すなわち、単位作業に対して作業時間の情報が含まれている場合、第1判断部15aは、特定の単位作業について実行されたと判断した場合に特定の単位作業の作業時間に基づく禁止時間が経過するまで、他の単位作業について実行されたか否かの判断を禁止する。これにより、1つ目の単位作業の実行中に2つ目の単位作業の運搬車両TVが到着し、その到着により2つ目の単位作業が実行されたと誤判断されてしまう可能性を低減できるためである。なお、禁止時間は、作業時間と同じであってもよいし、作業時間の半分等の作業時間よりも短い時間であってもよい。さらに、禁止時間は、作業時間よりも長い時間であってもよい。
【0052】
図5(c)を参照する。図5(c)に示すように、トラックJの到着により発生する単位作業が実行された後、トラックKが1時間遅れで(15時に)到着すると共に、トラックLが5分遅れで(15時5分に)到着したとする。さらに、第2フォークリフトが15時に稼働し始め、その後2時間稼働し続けたとする。この場合、第1判断部15aは、例えば15時の時点でトラックKの到着に対応した単位作業が実行されたと判断するが、15時5分の時点ではトラックLの到着に対応した単位作業が実行されたと判断しない。すなわち、図5(c)に示す例では、トラックKの到着に対応した単位作業の作業時間が1時間と設定されている。このため、例えば禁止時間が1時間であるとすると、第1判断部15aは、15時から16時までの間において、トラックLの到着に対応した単位作業が実行されたか否かの判断を禁止する。なお、第1判断部15aは、16時において第2フォークリフトが稼働中である場合、16時の時点でトラックLの到着に対応した単位作業が実行されたと判断することとなる。
【0053】
図6及び図7は、本実施形態に係る稼働管理装置10の処理を示すフローチャートであって、図6は前準備の処理を示し、図7は所定期間(例えば1日)の開始から報告書作成までの処理を示している。なお、図6及び図7に示す処理は稼働管理装置10の電源がオフとなるまで、繰り返し実行される。
【0054】
図6に示すように、稼働管理装置10は、統合管理装置30を介して第2管理装置20から運搬車両TVの到着予定の情報を受信したかを判断する(S1)。運搬車両TVの到着予定の情報が受信されていない場合(S1:NO)、受信したと判断するまで、この処理が繰り返される。
【0055】
一方、稼働管理装置10は、運搬車両TVの到着予定の情報を受信した場合(S1:YES)、第1記憶部11に到着予定の情報を記憶させる(S2)。次に、稼働管理装置10は、例えば稼働管理装置10の機能によって作業車両WVの稼働計画を作成し(S3)、第2記憶部12に稼働計画の情報を記憶させる(S4)。その後、図6に示す処理は終了する。
【0056】
また、所定期間の開始後においては、図7に示すように、稼働管理装置10は、第1入力部13により運搬車両TVの到着実績の情報を入力したかを判断する(S11)。運搬車両TVの到着実績の情報が入力されていない場合(S11:NO)、入力したと判断されるまで、この処理が繰り返される。
【0057】
一方、運搬車両TVの到着実績の情報が入力された場合(S11:YES)、終了判断部15は、到着した運搬車両TVに対応した単位作業を決定する(S12)。次いで、第1判断部15aは、ステップS12にて決定された単位作業を行う作業車両WVが禁止時間外で稼働中であるかを判断する(S13)。
【0058】
第1判断部15aは、禁止時間内であると判断した場合や禁止時間外であるが稼働中でないと判断した場合(S13:NO)、禁止時間外で稼働中であると判断できるまで、この処理を繰り返す。一方、第1判断部15aは、禁止時間外で稼働中であると判断した場合(S13:YES)、該当する単位作業が実行されたと判断する(S14)。
【0059】
次に、第1判断部15aは、作業時間に応じた禁止時間を設定する(S15)。その後、第2判断部15bは、全ての単位作業が実行されたかを判断する(S16)。全ての単位作業が実行された場合(S16:YES)、第2判断部15bは、イグニッションスイッチがオフとなったかを判断する(S17)。
【0060】
イグニッションスイッチがオフとなっていない場合(S17:NO)、イグニッションスイッチがオフとなったと判断されるまで、この処理が繰り返される。一方、イグニッションスイッチがオフとなった場合(S17:YES)、第2判断部15bは、イグニッションスイッチがオフとなってから所定時間経過したかを判断する(S18)。
【0061】
所定時間が経過していない場合(S18:NO)、所定時間が経過したと判断されるまで、この処理が繰り返される。一方、所定時間が経過した場合(S18:YES)、第2判断部15bは、作業車両WVの稼働が終了したと判断する(S19)。次に、報告書作成部16は、稼働実績に応じた報告書を作成する(S20)。その後、図7に示す処理は終了する。
【0062】
ところで、稼働管理装置10は、運搬車両TVが事故で到着できない場合等に備えて、管理者の操作によって作業車両WVの稼働が終了した旨を入力することができる。よって、全ての単位作業が実行されていない場合(S16:NO)、稼働管理装置10は、稼働終了操作があったかを判断する(S21)。
【0063】
稼働終了操作がなかった場合(S21:NO)、処理はステップS11に移行する。一方、稼働終了操作があった場合(S21:YES)、報告書作成部16は、稼働実績に応じた報告書を作成する(S20)。その後、図7に示す処理は終了する。
【0064】
このようにして、本実施形態に係る稼働管理装置10によれば、稼働計画を構成する単位作業が実行されたかを判断するにあたり、運搬車両TVの到着実績が考慮されるため、運搬車両TVが到着していないにもかかわらず単位作業が実行された等の誤った判断がされてしまうことを防止することができる。よって、作業車両WVの稼働計画を構成する単位作業が実行されたかをより正確に判断することができる。
【0065】
また、特定の単位作業について実行されたと判断した場合、特定の単位作業について作業時間に基づく禁止時間が経過するまでは、他の単位作業について実行されたか否かの判断を禁止する。このため、例えば2つの単位作業が連続し、且つ、1つ目の単位作業の開始が遅くなった場合等に、1つ目の単位作業の実行中に2つ目の単位作業が実行されたと判断されてしまう可能性を低減することができる。従って、作業車両WVの稼働終了をより正確に判断することにつなげることができる。
【0066】
また、全ての単位作業が実行されたと判断された後に作業車両WVのイグニッションスイッチがオフとなり所定時間経過した場合に、作業車両WVの稼働が終了したと判断する。このため、全ての単位作業が実行されたと判断されたうえに、イグニッションスイッチがオフされて或る程度長時間経過するという要件に基づいて作業車両WVの稼働終了を判断することとなる。従って、最後の単位作業の実行中に稼働終了と誤判断される可能性を低減させ、作業車両WVの稼働終了についてもより正確に判断することができる。
【0067】
また、作業車両WVの稼働が終了したと判断された場合、作業車両WVの稼働実績を示す報告書を作成するため、作業車両WVの稼働終了判断から報告書作成までを円滑に行うことができる。
【0068】
さらに、本実施形態に係る稼働管理システム1によれば、稼働管理装置10側に情報送信可能な送信部23を備えた第2管理装置20を備え、第2管理装置20側より運搬車両TVの稼働予定の情報や、運搬車両TVが目的地に到着した旨の情報が送信され、送信情報から運搬車両TVの到着予定の情報を記憶したり運搬車両TVの到着実績の情報として入力したりする。すなわち、運搬車両TVの稼働予定の情報を有したり運搬車両TVの目的地到着を管理したりする第2管理装置20からの情報を利用することとなり、稼働管理装置10において運搬車両TVを管理する必要がない。従って、稼働管理装置10と第2管理装置20とで機能を分散させることができる。
【0069】
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、変更を加えてもよいし、可能な範囲で適宜他の技術を組み合わせてもよい。さらに、可能な範囲で公知又は周知の技術を組み合わせてもよい。
【0070】
例えば、上記実施形態では運搬車両TVの到着毎に作業車両WVを使用した単位作業が発生する例を説明したが、特にこれに限らない。例えば、到着予定の情報に「荷物▲▲を〇〇個引き取りに来る」といった作業内容の情報が含まれている場合、荷物▲▲が重くなく○○個が少ない場合には、作業車両WVを使用する必要がない。よって、このような場合には運搬車両TVの到着に応じた単位作業が発生しないと判断し、作業車両WVの稼働計画に組み込まなくともよい。
【0071】
また、上記実施形態では、各管理装置10,20,30が各会社A~Cに設けられることを想定して説明したが、特にこれに限らず、各管理装置10,20,30が同一の会社等に設けられていてもよい。特に、同一の会社に設けられる場合には、各管理装置10,20,30は、それぞれ別装置として構成されることなく、統合されて1つ又は2つの装置として構成されていてもよい。また、稼働管理システム1は、統合管理装置30を備えることなく、稼働管理装置10と第2管理装置20とで直接情報を送受信できる構成であってもよい。
【0072】
また、上記実施形態において稼働管理装置10の第1入力部13は、第2管理装置20によって管理される運搬車両TVの到着実績の情報を統合管理装置30を介して入力(受信)する。しかし、これに限らず、運搬車両TVの到着実績の情報は、稼働管理装置10側において例えば運搬車両TVの到着を監視する監視員等によって操作入力されてもよいし、種々の入力方法が採用され得る。
【符号の説明】
【0073】
1 :稼働管理システム
10 :稼働管理装置
11 :第1記憶部(第1記憶手段)
12 :第2記憶部(第2記憶手段)
13 :第1入力部(第1入力手段)
14 :第2入力部(第2入力手段)
15 :終了判断部
15a :第1判断部(第1判断手段)
15b :第2判断部(第2判断手段)
16 :報告書作成部(報告書作成手段)
20 :第2管理装置
21 :第3記憶部(第3記憶手段)
22 :取得部(取得手段)
23 :送信部(送信手段)
23a :第1送信部(第1送信手段)
23b :第2送信部(第2送信手段)
30 :統合管理装置
31 :受信部
32 :送信部
33 :記憶部
TV :運搬車両
WV :作業車両
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7