(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023109444
(43)【公開日】2023-08-08
(54)【発明の名称】歩きスマホ通知プログラム及びその方法
(51)【国際特許分類】
H04M 1/72454 20210101AFI20230801BHJP
G08B 21/02 20060101ALI20230801BHJP
G08B 21/24 20060101ALI20230801BHJP
H04M 1/72466 20210101ALI20230801BHJP
【FI】
H04M1/72454
G08B21/02
G08B21/24
H04M1/72466
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022010960
(22)【出願日】2022-01-27
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.ブルートゥース
(71)【出願人】
【識別番号】515148929
【氏名又は名称】クェスタ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100108006
【弁理士】
【氏名又は名称】松下 昌弘
(72)【発明者】
【氏名】大石 守
【テーマコード(参考)】
5C086
5K127
【Fターム(参考)】
5C086AA22
5C086AA52
5C086CA09
5C086CA25
5C086CB26
5C086FA06
5C086FA17
5K127AA36
5K127BA03
5K127CB02
5K127CB12
5K127CB22
5K127DA15
5K127GA12
5K127GA29
5K127GD03
5K127JA14
5K127JA15
5K127JA29
(57)【要約】
【課題】 工事現場等の所定領域において、スマートフォンを使用することによる危険性を低減できる歩きスマホ通知プログラム及びその方法を提供する。
【解決手段】 GPSで工事現場等の所定領域内で携帯端末装置21にインストールされている歩きスマホ通知プログラムAP1を機能オンにし、それ以外では機能オフにする。座標軸をとって、所定領域がいびつな形でも適用できる。携帯端末装置21は、近距離通信プログラムAP2を用いて、一時的に入るアプリ入れていない他の携帯端末装置21と近接したら、アプリを入れてくださいという通知をする。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
携帯端末装置で動作する歩きスマホ通知プログラムであって、
所定領域内に前記携帯端末装置が位置しているという第1の条件を満たしたと判定すると、歩きスマホ通知機能をオンにする機能オン工程と、
前記第1の条件を満たさなくなったと判定すると、前記歩きスマホ通知機能をオフにする機能オフ工程と
を携帯端末装置に実行させる歩きスマホ通知プログラム。
【請求項2】
衛星を使った位置情報を基に前記所定領域内に前記携帯端末装置がしているか否かを検出する位置検出工程
をさらに有し、
前記機能オン工程は、前記位置検出工程で検出した位置を基に前記第1の条件を満たすか否かを判定する
請求項1に記載の歩きスマホ通知プログラム。
【請求項3】
前記機能オフ工程は、前記位置検出工程で検出した位置を基に前記第2の条件を満たすか否かを判定する
請求項1又は請求項2に記載の歩きスマホ通知プログラム。
【請求項4】
前記機能オン工程は、前記衛星を使った位置情報を取得できない場合に、マイクからの音情報を基に前記検出を行う
請求項2又は請求項3に記載の歩きスマホ通知プログラム。
【請求項5】
前記機能オフ工程は、前記衛星を使った位置情報を取得できない場合に、マイクからの音情報を基に前記検出を行う
請求項2~4のいずれかに記載の歩きスマホ通知プログラム。
【請求項6】
前記機能オン工程及び前記機能オフ工程は、前記マイクからの音情報と、予め取得さた前記所定領域に特有の音情報とを比較して前記検出を行う
請求項5に記載の歩きスマホ通知プログラム。
【請求項7】
前記歩きスマホ通知プログラムは、
前記ユーザが歩行しているかを検出する歩行検出工程と、
前記歩行検出工程で前記ユーザが歩行していると判断した場合に、アラーム出力を行うアラーム工程と
を前記携帯端末装置に実行させる
請求項1~6のいずれかに記載の歩きスマホ通知プログラム。
【請求項8】
所定領域に入る入口において、当該所定領域に入るユーザの第1の携帯端末装置が他の携帯端末装置と近距離通信可能状態に設定することを、当該ユーザに要請する第1の工程と、
前記近距離通信可能な状態において、第2の前記携帯端末装置が、前記第1の携帯端末装置が歩きスマホ通知プログラムをインストールしているかを判定する第2の工程と、
前記第2の携帯端末装置が、前記第2の工程でインストロールしていと判定した場合に、前記第1の携帯端末装置に前記近距離通信を使ってインストールを促す出力をさせる第3の工程と、
を有し、
前記第1の携帯端末装置において、前記歩きスマホ通知プログラムに基づいて、
所定領域内に当該携帯端末装置が位置しているという第1の条件を満たしたと判定すると、歩きスマホ通知機能をオンにする機能オン工程と、
前記第1の条件を満たさなくなったと判定すると、前記歩きスマホ通知機能をオフにする機能オフ工程と
が実行される
歩きスマホ通知方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、所定の領域にいて通知を行う歩きスマホ通知プログラム及びその方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
作業現場では、毎日、屋外で大規模な朝礼会場にて一斉に朝礼を行う。また、不特定多数の建設工事現場などでは、例えば昼から入る会社、作業員も多く、朝の朝礼に参加できない作業者も存在する。
【0003】
また、作業現場では、不意な置物や立坑の穴、積み荷等が多く点在しており、作業員が歩行するのに危険が点在する。
そのため、作業員が構内で歩きながらスマホを操作、閲覧する場合も多くの駅や市街地での歩きながらスマホと同様に相当な危険を伴う。
また、工事現場では,電話をしながら移動している場合も多く、画面を見ていないものの、一定の割合で事故につながる可能性がある。
さらに、通常、リリースされているながらスマホアプリでは、全部地域、場所での利用制限アラートがでる。また、ながら禁止アプリをインストールしている作業員とインストールしていない作業員が存在する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、作業現場等の特定の領域において、作業員の安全性を高めたいという要請がある。
【0006】
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、工事現場等の所定領域において、スマートフォンを使用することによる危険性を低減できる歩きスマホ通知プログラム及びその方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した従来技術の問題点を解決し、上述した目的を達成するために、本発明の第1の観点の歩きスマホ通知プログラムは、携帯端末装置で動作する歩きスマホ通知プログラムであって、所定領域内に前記携帯端末装置が位置しているという第1の条件を満たしたと判定すると、歩きスマホ通知機能をオンにする機能オン工程と、前記第1の条件を満たさなくなったと判定すると、前記歩きスマホ通知機能をオフにする機能オフ工程とを携帯端末装置に実行させる。
【0008】
好適には、衛星を使った位置情報を基に前記所定領域内に前記携帯端末装置がしているか否かを検出する位置検出工程をさらに有し、前記機能オン工程は、前記位置検出工程で検出した位置を基に前記第1の条件を満たすか否かを判定する。
【0009】
好適には、前記機能オフ工程は、前記位置検出工程で検出した位置を基に前記第2の条件を満たすか否かを判定する。
【0010】
好適には、前記機能オン工程は、前記衛星を使った位置情報を取得できない場合に、マイクからの音情報を基に前記検出を行う。
【0011】
好適には、前記機能オフ工程は、前記衛星を使った位置情報を取得できない場合に、マイクからの音情報を基に前記検出を行う。
【0012】
好適には、前記機能オン工程及び前記機能オフ工程は、前記マイクからの音情報と、予め取得さた前記所定領域に特有の音情報とを比較して前記検出を行う。
【0013】
好適には、前記歩きスマホ通知プログラムは、前記ユーザが歩行しているかを検出する歩行検出工程と、前記歩行検出工程で前記ユーザが歩行していると判断した場合に、アラーム出力を行うアラーム工程とを前記携帯端末装置に実行させる。
【0014】
本発明の歩きスマホ通知方法は、所定領域に入る入口において、当該所定領域に入るユーザの第1の携帯端末装置が他の携帯端末装置と近距離通信可能状態に設定することを、当該ユーザに要請する第1の工程と、前記近距離通信可能な状態において、第2の前記携帯端末装置が、前記第1の携帯端末装置が歩きスマホ通知プログラムをインストールしているかを判定する第2の工程と、前記第2の携帯端末装置が、前記第2の工程でインストロールしていと判定した場合に、前記第1の携帯端末装置に前記近距離通信を使ってインストールを促す出力をさせる第3の工程と、を有し、前記第1の携帯端末装置において、前記歩きスマホ通知プログラムに基づいて、所定領域内に当該携帯端末装置が位置しているという第1の条件を満たしたと判定すると、歩きスマホ通知機能をオンにする機能オン工程と、前記第1の条件を満たさなくなったと判定すると、前記歩きスマホ通知機能をオフにする機能オフ工程とが実行される。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、工事現場等の所定領域において、スマートフォンを使用することによる危険性を低減できる歩きスマホ通知プログラム及びその方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図1】
図1は、本発明の実施形態に係る歩きスマホ通知システムの全体構成図である。
【
図2】
図2は、
図1に示す携帯端末装置の機能ブロック図である。
【
図3】
図3は、
図1に示す作業現場領域の入口ゲートにおける歩きスマホ通知システムの動作を説明するための図である。
【
図4】
図4は、作業現場領域内の歩きスマホ通知プログラムAP1のインストールを促す動作を説明するためのフローチャートである。
【
図5】
図5は、歩きスマホ通知プログラムAP1の機能オン・オフ動作を説明するためのフローチャートである。
【
図6】
図6は、
図1に示す歩きスマホ通知システムの携帯端末装置の表示画面の一例を説明するための図である。
【
図7】
図6は、
図1に示す歩きスマホ通知システムの携帯端末装置の表示画面の一例を説明するための図である。
【
図8】
図8は、
図1に示す歩きスマホ通知システムの携帯端末装置の表示画面の一例を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明の実施形態に係る作業現場等で使用される歩きスマホ通知システムについて説明する。
<第1実施形態>
本実施形態に係る歩きスマホ通知支援方法は、所定領域内において自動的に機能オンし、所定領域外では自動的に機能オフする。当該機能オン・オフは、位置情報に基づいて行われる。
【0018】
図1は、本発明の実施形態に係る歩きスマホ通知システム1の全体構成図である。
図1に示すように、歩きスマホ通知システム1は、例えば、ゲート装置13,複数の携帯端末装置21及びクラウドサーバ31を用いて歩きスマホ通知を行う。ここで、スマホは携帯通信装置である。アプリはアプリケーションプログラムの略である。
【0019】
歩きスマホ通知システム1では、GPSで工事現場等の所定領域内で携帯端末装置21にインストールされている歩きスマホ通知プログラムAP1を機能オンにし、それ以外では機能オフにする。座標軸をとって、所定領域がいびつな形でも適用できる。
また、携帯端末装置21は、近距離通信プログラムAP2を用いて、一時的に入るアプリ入れていない他の携帯端末装置21と近接したら、アプリを入れてくださいという通知をする。
また、ブルートゥースで、インストールしていない相手にポップアップ表示をする。ブルートゥースをオンにしていない人が入ったらブルートゥースをオンにしてくださいという通知を出す。
【0020】
GPSで、所定領域に入ったとき、例えば、ゲート装置13が人が入ったことを検知、アラートできるか確認する。入った人がアプリ入れていないと、近接通知でブルートゥースでアプリインストールを促す工事現場でオン、それ以外はオフなど、場所を指定できる。
これにより、所定領域内の携帯端末装置21に、朝礼画面等を表示でき、所定時間に所定場所に集まって行う朝礼が不要になる。
【0021】
図2は、
図1に示す携帯端末装置21の機能ブロック図である。
図2に示すように、操作部51,インターネット通信部53,BT通信部55,メモリ57及び処理部59を有する。
【0022】
操作部51は、タッチパネル等の操作部であり、携帯端末装置21のユーザの操作に応じた入力を行う。
インターネット通信部53は、インターネット等の通信であり、他の携帯端末装置21及びクラウドサーバ31と通信を行う。
【0023】
BT通信部55は、ブルートゥース等の近距離通信であり、ゲート装置13及び他の携帯端末装置21と近距離通信を行う。
メモリ57は、歩きスマホ通知プログラムAP1、近距離通信プログラムAP2等のプログラムが、処理部59の処理に用いられるデータを記憶する。
【0024】
処理部59は、歩きスマホ通知プログラムAP1の実行に応じて、本実施形態で記載する歩きスマホ通知機能を実現する。
処理部59は、近距離通信プログラムAP2の実行に応じて、本実施形態で記載する歩き近距離通信機能を実現する。
【0025】
以下、歩きスマホ通知システム1の動作について説明する。
[ゲートでの動作]
図3は、
図1に示す作業現場領域11の入口ゲート9における歩きスマホ通知システム1の動作を説明するための図である。
【0026】
ステップST11:
携帯端末装置21を携帯するユーザが作業現場領域11の入口ゲート9にくると、ゲート装置13が携帯端末装置21とブルートゥース通信が可能か判断する。
【0027】
ステップST12:
ゲート装置13は、ステップST11で、ブルートゥース通信が可能であると判断すると処理を終了し、通信できないと判断するとステップST13に進む。
【0028】
ステップST13:
ゲート装置13は、ブルートゥース通信をオン設定にするように音声や画面表示でユーザに促す。
【0029】
上述した動作により、作業現場領域11の入口において、ゲート装置13により、作業現場領域11に入るユーザの携帯端末装置21のブルートゥース通信をオン設定させることができる。これにより、作業現場領域11内にいる複数のユーザの携帯端末装置21の間でブルートゥース通信可能になる。当該ブルートゥース通信を可能にするため、相互に安全性に関する通知を行うことができる。
【0030】
[歩きスマホ通知プログラムAP1のインストール]
図4は、作業現場領域内の歩きスマホ通知プログラムAP1のインストールを促す動作を説明するためのフローチャートである。
【0031】
ステップST21:
作業現場領域11内の歩きスマホ通知プログラムAP1を既にインストールしている携帯端末装置21_1の近距離通信プログラムAP2は、他の携帯端末装置21_2とブルートゥースが可能かを判断する。近距離通信プログラムAP2は、携帯端末装置21_2とブルートゥース可能であると判断すると、ステップST22に進む。
【0032】
ステップST22:
携帯端末装置21_1は、近距離通信プログラムAP2の機能を使ったブルートゥース通信により、歩きスマホ通知プログラムAP1に基づいて、携帯端末装置21_2が歩きスマホ通知プログラムAP1をインストールしているか否かを判断する。
【0033】
ステップST23:
携帯端末装置21_1は、携帯端末装置21_2が歩きスマホ通知プログラムAP1をインストールしていると判断すると処理を終了し、インストールしていないと判断するとステップST24に進む。
【0034】
ステップST24:
携帯端末装置21_1は、歩きスマホ通知プログラムAP1に基づいて、近距離通信プログラムAP2のブルートゥース通信機能を使って、携帯端末装置21_2に歩きスマホ通知プログラムAP1のインストールを音声又は画面表示で促す処理を行う。
当該処理は、例えば、携帯端末装置21_1の画面に、近距離通信中の携帯端末装置21_2に歩きスマホ通知プログラムAP1がインストールされていない旨の通知を音声又は画面表示で行うようにしてもよい。これにより、携帯端末装置21_1のユーザは、携帯端末装置21_2のユーザに口頭等で、インストールを促すことができる。
【0035】
上述した動作により、作業現場領域11内でユーザ同士が近づいたときに、当該ユーザの携帯端末装置21同士でブルートゥース通信を行い、歩きスマホ通知プログラムAP1を既にインストールしている携帯端末装置21が、相手の携帯端末装置21に歩きスマホ通知プログラムAP1がインストールしていない場合に、インストールを促すことができる。
【0036】
[歩きスマホ通知プログラムAP1の機能オン・オフ動作]
図5は、歩きスマホ通知プログラムAP1の機能オン・オフ動作を説明するためのフローチャートである。
ステップST31:
携帯端末装置21は、歩きスマホ通知プログラムAP1に基づいて、GPSの信号を基に取得した位置情報と予め取得した作業現場領域の領域情報とを基に、当該携帯端末装置21が所定の作業現場領域内にあるか判断する。
【0037】
ステップST32:
携帯端末装置21は、歩きスマホ通知プログラムAP1に基づいて、ステップST31で所定の作業現場領域内にあると判断した場合にはステップST33に進み、そうでない場合にはステップST34に進む。
【0038】
ステップST33:
携帯端末装置21は、歩きスマホ通知プログラムAP1の機能に切り換え、又はオン状態を維持する。
【0039】
ステップST34:
携帯端末装置21は、歩きスマホ通知プログラムAP1の機能をオフに切り換え、又はオフを維持する。
【0040】
上記動作により、作業現場領域11内においてのみ携帯端末装置21の歩きスマホ通知プログラムAP1をオンにできる。そのため、作業現場領域11内においてはユーザの歩きスマホを禁止させ、それ以外では当該ユーザの判断に委ねることができる。
【0041】
<第2実施形態>
上述した
図5に示す動作例では、携帯端末装置21は、歩きスマホ通知プログラムAP1に基づいて、GPSの信号を基に取得した位置情報を基に、当該携帯端末装置21が所定の作業現場領域内にあるか判断した。
【0042】
本実施形態では、携帯端末装置21は、歩きスマホ通知プログラムAP1に基づいて、GPS信号を使った位置情報を取得ができない場合に、携帯端末装置21のマイクからの音情報と、予め取得さた作業現場領域11に特有の音情報とを比較して、携帯端末装置21が所定の作業現場領域内にあるか判断する。当該特有の音情報は、工事現場に特有の一定の音ではない突発した音情報、一定程度の強度の音情報等である。
これにより、携帯端末装置21が作業現場領域11内で地下や建物内のGPS信号を受信し難い場所にいた場合でも、携帯端末装置21が作業現場領域11内に位置するか否かを判断できる。
【0043】
<携帯端末装置21の画面表示例>
図6~
図8は、
図1に示す歩きスマホ通知システムの携帯端末装置21の表示画面の一例を説明するための図である。
図6~
図8に示すように、携帯端末装置21には、グラウンドサーバ31からの情報を基に、朝礼に関する情報、確認事項、KY情報任力画面などが表示される。
【0044】
前述したように、作業現場領域11では、毎日、屋外で大規模な朝礼会場にて一斉に朝礼を行う。また、不特定多数の建設工事現場などでは、例えば昼から入る会社、作業員も多く、朝の朝礼に参加できない作業者も存在する。
本システムは、スマートフォン、タブレットで小規模の朝礼を開催し、本日の注意事項、本日の遵守事項、本日の禁止事項を共有し、それらの情報を確認したか否かを判定する・そうした状況を鑑みたソリューションを提供している。
【0045】
作業現場領域11では、不意な置物や立坑の穴、積み荷等が多く点在しており、作業員が歩行するのに危険が点在する。
その為、作業員が構内で歩きながらスマホを操作、閲覧する場合も多くの駅や市街地での
歩きながらスマホと同様に相当な危険を伴う。
また、工事現場では,電話をしながら移動している場合も多く、画面を見ていないものの、一定の割合で事故につながる可能性がある。
さらに、通常、リリースされているながらスマホアプリでは、全部地域、場所での利用制限アラートがでる。
また、ながら禁止アプリをインストールしている作業員とインストールしていない作業員が存在する。
【0046】
歩きスマホ通知システム1を利用し、アプリをインストールいていな作業者は、インストールしている作業者から通知し、インストールを促す仕組みとして提供する。
【0047】
本発明は上述した実施形態には限定されない。
すなわち、当業者は、本発明の技術的範囲またはその均等の範囲内において、上述した実施形態の構成要素に関し、様々な変更、コンビネーション、サブコンビネーション、並びに代替を行ってもよい。
【産業上の利用可能性】
【0048】
本発明は、工事現場等の現場で使用される歩きスマホ通知システムに適用可能である。
【符号の説明】
【0049】
1…歩きスマホ通知システム
11…作業現場領域
13…ゲート装置
21…携帯端末装置
31…クラウドサーバ
51…操作部
53…通信部
55…ブルートゥース通信部
57…メモリ
59…処理部