(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023109597
(43)【公開日】2023-08-08
(54)【発明の名称】商品流通方法および商品流通システム
(51)【国際特許分類】
G06Q 30/0601 20230101AFI20230801BHJP
【FI】
G06Q30/06 308
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022011191
(22)【出願日】2022-01-27
(71)【出願人】
【識別番号】517237920
【氏名又は名称】株式会社How to Use
(72)【発明者】
【氏名】山本 英彦
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049BB22
(57)【要約】 (修正有)
【課題】メーカ等の信頼のおける販売者が販売する商品が個人間でも流通するようにすることで、商品の安全性を販売者が担保できる。
【解決手段】商品流通システム部DSは、複数のユーザ毎に複数の流通商品情報を記憶する流通商品情報記憶部120と、複数のユーザのうち、販売を希望する少なくとも1人の販売希望ユーザの少なくとも1つの流通商品情報を掲載商品情報として記憶する掲載商品情報記憶部110と、掲載商品情報記憶部110に記憶された掲載商品情報に対して掲載表示処理を実行する掲載表示処理部130と、掲載された掲載商品情報を閲覧した他のユーザのうち、販売希望ユーザに対して掲載商品情報に対応した商品の譲渡を希望する譲渡希望ユーザに対して譲渡処理を実行する譲渡処理部140と、を備える。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のユーザごとに複数の流通商品情報を記憶する流通商品情報記憶部と、
前記複数のユーザのうち、販売を希望する少なくとも1人の販売希望ユーザの少なくとも1つの前記流通商品情報を掲載商品情報として記憶する掲載商品記憶部と、
前記掲載商品記憶部に記憶された掲載商品情報に対して掲載表示処理を実行する掲載表示処理部と、
掲載された前記掲載商品情報を閲覧した他のユーザのうち、前記販売希望ユーザに対して前記掲載商品情報に対応した商品の譲渡を希望する譲渡希望ユーザに対して譲渡処理を実行する譲渡処理部とを備える、商品流通システム。
【請求項2】
前記譲渡処理部は、譲渡処理として、前記譲渡希望ユーザの譲渡を希望する前記商品の前記掲載商品情報を前記流通商品情報として前記購入希望ユーザの前記流通商品情報記憶部に記憶する、請求項1に記載の商品流通システム。
【請求項3】
前記譲渡申込部が前記譲渡申込処理を実行した際に、前記譲渡希望ユーザから前記販売希望ユーザに対して譲渡対価の決済処理を実行する決済処理部とを備える、請求項1また請求項2に記載の商品流通システム。
【請求項4】
前記掲載表示処理部は、同一種類の複数の前記販売商品情報を掲載可能であり、
前記譲渡処理部は、前記複数の販売商品情報のうち、少なくとも一部の複数の販売商品情報に対して譲渡申込処理を実行する、請求項1~3のいずれか一項に記載の商品流通システム。
【請求項5】
前記請求項1~4のいずれか一項に記載の商品流通システムと、前記商品流通システムと連携する商品販売システムとを備え、
前記商品販売システムで販売される商品の商品情報が前記商品流通システムで流通する商品の流通商品情報と連動している、商品販売流通システム。
【請求項6】
前記商品販売システムは、商品の販売数によって前記商品の販売価格を変更する販売価格変更システムを備え、
前記商品の販売価格を設定し、商品情報記憶部に記憶させる販売価格設定部は、
複数の商品価格を登録可能な商品価格登録部と、複数の販売予定数を登録可能な販売予定数登録部とを備え、
前記商品価格登録部に登録される複数の前記商品価格は、前記販売予定数登録部に登録された複数の前記販売予定数に一対一の関係で登録され、
前記商品の実際の販売数に該当する前記販売予定数に関係づけられた1つの前記商品価格を前記販売価格として設定する、商品販売流通システム。
【請求項7】
前記販売予定登録部は、少なくとも第1の販売予定数と第2の販売予定数とを登録し、
前記商品価格登録部は、前記第1の販売予定数に関係づけられた第1の商品価格と、前記第2の販売予定数に関係づけられた第2の商品価格とを登録され、
前記販売価格設定部は、
前記商品の実際の販売数が前記第1の販売予定数に到達するまでは、前記第1の商品価格を前記販売価格として設定し、
前記商品の実際の販売数が前記第1の販売予定数を超え、前記第2の販売予定数に到達するまでは、前記第2の商品価格を前記販売価格として設定する、請求項6に記載の商品販売流通システム。
【請求項8】
1人のユーザが、他の複数のユーザに対して、商品を譲渡する目的で、商品情報を掲載する商品掲載ステップと、
ユーザ間で商品を譲渡する商品譲渡ステップと、
譲渡された商品の所有権を保有するユーザが販売者に対して商品の配送を要求する商品配送要求ステップとを含み、
前記商品掲載情報の前記商品は、前記1人のユーザが購入した販売者が保有していることを特徴とする、商品流通方法。
【請求項9】
前記商品掲載ステップでは、販売を希望する販売希望ユーザの流通商品記憶部に記憶され、
前記流通商品情報のうちユーザが販売を希望する流通商品情報だけが掲載商品情報記憶部に移動され、
掲載表示処理部により商品販売ページに掲載される、請求項8に記載の商品流通方法。
【請求項10】
前記販売希望ユーザが掲載した前記掲載商品情報のうち、他のユーザが購入を希望する商品の前記掲載商品情報が譲渡処理部により前記流通商品情報として購入希望ユーザの流通商品情報記憶部に移動されて記憶される、請求項9に記載の商品流通方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、個人間で商品を流通させるための商品流通方法および商品流通システムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、インターネットが急速に普及し、EC(Electronic Commerce;電子商取引)を行うサイトが著しく増加し、その重要性が増している。ECにおいては、各社が管理運営する、いわゆるECサイトと、各社がEC用のプラットフォームに参加する、いわゆるECモールとがある。
【0003】
このようなECは、ウェブサイトに買い物かごを設置したり、クレジット決済機能を設定したりする必要がある。そのために構築費用が必要となることも多く、主に通販会社等によって運営されていたが、最近では、無料又は安価で、個人が簡単にネット上にショッピングサイトを作ることができるサービスも普及してきている。これにより、ECによる個人間での商品の流通も盛んになっている。
【0004】
例えば、ECによる個人間での商品の流通として、インターネットや通信回線を利用したネットオークションが行われている。出品者はオークションに物品を登録して出品を行い、落札者もまた、オークションに出品されている物品に対して入札ののち物品を落札し、出品者と落札者の2者間で連絡を取り合い、金銭の支払い、物品の送受を行うことが一般的なネットオークションシステムである(特許文献1を参照)。
【0005】
また、例えば、ECによる個人間での商品の流通として、インターネットなどの通信網で構成されたフリーマーケットサービスがある。出品者はフリーマーケットの個人間取引サイト(マーケット)に物品を登録して出品を行い、購入者は個人間取引サイト(マーケット)に出品されている物品に対して購入を行い、購入が確定し次第、出品者は速やかに物品を発送し、購入者が受け取り、双方評価する、というのが一般的な個人間取引サイト(マーケット)での個人間取引の流れである(特許文献2を参照)。
【0006】
さらに、ECによる個人間での商品の流通として、販売者と購入者との間に仲介業者が介在することにより、販売者と購入者とが直接に売買する場合に生ずるトラブルの発生を防止するようにした電子商取引における個人売買の安全を保証する仲介サービスシステもある(特許文献3を参照)。
【0007】
このような個人売買のネット商取引については、電子商取引における個人売買の安全を保証することが重要である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開2014-186471号公報
【特許文献2】特開2018-147298号公報
【特許文献3】特開2007-279151号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、多くの場合、金銭のやり取り(決済)の安全性を考慮したシステムは多数存在するが、流通する商品の安全性を担保する商品流通システムはなかった。
【0010】
そのような課題に鑑み、本発明の発明者は、メーカ等の信頼のおける販売者が販売する商品が個人間でも流通するようにすることで、商品の安全性を販売者が担保できるとの知見を得た。
【0011】
(1)この知見に基づき、本発明に係る商品流通システムは、複数のユーザごとに複数の流通商品情報を記憶する流通商品情報記憶部と、前記複数のユーザのうち、販売を希望する少なくとも1人の販売希望ユーザの少なくとも1つの前記流通商品情報を掲載商品情報として記憶する掲載商品記憶部と、前記掲載商品記憶部に記憶された掲載商品情報に対して掲載表示処理を実行する掲載表示処理部と、掲載された前記掲載商品情報を閲覧した他のユーザのうち、前記販売希望ユーザに対して前記掲載商品情報に対応した商品の譲渡を希望する譲渡希望ユーザに対して譲渡処理を実行する譲渡処理部とを備える。
【0012】
(2)上記した商品流通システムにおいて、前記譲渡処理部は、譲渡処理として、前記譲渡希望ユーザの譲渡を希望する前記商品の前記掲載商品情報を前記流通商品情報として前記購入希望ユーザの前記流通商品情報記憶部に記憶する
【0013】
(3)上記した商品流通システムにおいて、前記譲渡申込部が前記譲渡申込処理を実行した際に、前記譲渡希望ユーザから前記販売希望ユーザに対して譲渡対価の決済処理を実行する決済処理部とを備える。
【0014】
(4)前記掲載表示処理部は、同一種類の複数の前記販売商品情報を掲載可能であり、前記譲渡処理部は、前記複数の販売商品情報のうち、少なくとも一部の複数の販売商品情報に対して譲渡申込処理を実行する。
【0015】
(5)本発明に係る商品販売流通システムは、前記した(1)~(4)の商品流通システムと、前記商品流通システムと連携する商品販売システムとを備え、前記商品販売システムで販売される商品の商品情報が前記商品流通システムで流通する商品の流通商品情報と連動している。
【0016】
(6)前記した商品販売流通システムにおいて、前記販売予定登録部は、少なくとも第1の販売予定数と第2の販売予定数とを登録し、前記商品価格登録部は、前記第1の販売予定数に関係づけられた第1の商品価格と、前記第2の販売予定数に関係づけられた第2の商品価格とを登録され、前記販売価格設定部は、前記商品の実際の販売数が前記第1の販売予定数に到達するまでは、前記第1の商品価格を前記販売価格として設定し、前記商品の実際の販売数が前記第1の販売予定数を超え、前記第2の販売予定数に到達するまでは、前記第2の商品価格を前記販売価格として設定する。
【0017】
(7)前記した商品販売流通システムにおいて、1人のユーザが、他の複数のユーザに対して、商品を譲渡する目的で、商品情報を掲載する商品掲載ステップと、ユーザ間で商品を譲渡する商品譲渡ステップと、譲渡された商品の所有権を保有するユーザが販売者に対して商品の配送を要求する商品配送要求ステップとを含み、前記商品掲載情報の前記商品は、前記1人のユーザが購入した販売者が保有していることを特徴とする。
【0018】
(6)本発明に係る商品流通方法は、1人のユーザが、他の複数のユーザに対して、商品を譲渡する目的で、商品情報を掲載する商品掲載ステップと、ユーザ間で商品を譲渡する商品譲渡ステップと、譲渡された商品の所有権を保有するユーザが販売者に対して商品の配送を要求する商品配送要求ステップとを含み、前記商品掲載情報の前記商品は、前記1人のユーザが購入した販売者が保有していることを特徴とする。
【0019】
(8)前記した商品流通方法において、前記商品掲載ステップでは、販売を希望する販売希望ユーザの流通商品記憶部に記憶され、前記流通商品情報のうちユーザが販売を希望する流通商品情報だけが掲載商品情報記憶部に移動され、 掲載表示処理部により商品販売ページに掲載される。
【0020】
(9)前記した商品流通方法において、前記商品掲載ステップでは、販売を希望する販売希望ユーザの流通商品記憶部に記憶され、前記流通商品情報のうちユーザが販売を希望する流通商品情報だけが掲載商品情報記憶部に移動され、掲載表示処理部により商品販売ページに掲載される。
【0021】
(10)前記販売希望ユーザが掲載した前記掲載商品情報のうち、他のユーザが購入を希望する商品の前記掲載商品情報が譲渡処理部により前記流通商品情報として購入希望ユーザの流通商品情報記憶部に移動されて記憶される。
【発明の効果】
【0022】
本発明によれば、メーカ等の信頼のおける販売者が販売する商品が個人間でも流通するようにすることで、商品の安全性を販売者が担保できる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【
図1】本発明の実施形態に係る商品販売流通システムの運用形態を示す図である。
【
図2】本発明の実施形態に係る商品販売流通システムのユーザ端末および販売者端末に表示されるトップ画面である。
【
図3】
図1に示す商品販売流通システムの機能ブロックを示す図である。
【
図4】商品販売流通システムにより実行される商品情報設定フロー(方法)を示す図である。
【
図5】価格設定ステップで実行される価格設定に関する表を示す図である。
【
図6】商品販売流通システムにより実行される商品販売フロー(方法)を示す図である。
【
図7】商品情報が在庫商品記憶部、購入希望商品記憶部、流通商品記憶部と移動することを示す図である。
【
図8】商品販売流通システムにより実行される商品流通フロー(方法)を示す図である。
【
図9】商品情報がユーザ間で移動することを示す図である。
【0024】
本発明の実施形態に係る商品販売流通システムSについて、図面を参照しながら説明する。
【0025】
商品販売流通システムSは、商品の販売および流通を管理する。商品販売流通システムSは、複数のユーザ(購入者)と複数の販売者とが登録され、ユーザと販売者との間、ユーザとユーザとの間、販売者と販売者との間で商品の販売や流通が可能になる。
【0026】
図1は、本実施形態に係る商品販売流通システムSの運用形態の概念を示す図である。
図1に示すように、本実施形態に係る商品販売流通システムSは、サーバ装置1と、サーバ装置1にインターネット2を介して接続する複数のユーザ端末3および複数の販売者端末4とを含む。
【0027】
サーバ装置1は、商品販売流通システムSの運営者が操作または管理し、ユーザ端末3は、商品の購入を主な目的として商品販売流通システムSに登録するユーザが操作または管理し、販売者端末4は、商品の販売を主な目的として商品販売流通システムSに登録する販売者が操作または管理する。
【0028】
サーバ装置1は、従来よく知られるクライアントサーバシステムのサーバ用ホストマシンのような情報処理装置である。また、ユーザ端末3および販売者端末4は、従来よく知られる、パーソナルコンピュータ、タブレット、スマートフォンなどに代表される情報処理装置である。商品販売流通システムSは、サーバ装置1が、各ユーザ端末3と各販売者端末4に商品販売流通サービスを提供するいわゆるクラウドサービスである。
【0029】
各ユーザ端末3および各販売者端末4とはサーバ装置1と通信することにより、商品販売流通システムSを利用できる。具体的には、サーバ装置1を介して、ユーザ端末3と販売者端末4とで商品情報に関するやり取り、ユーザ端末3とユーザ端末3とで商品情報に関するやり取り、販売者端末4と販売者端末4とで商品情報に関するやり取りを行える。
【0030】
各ユーザ端末3および各販売者端末4は、商品販売流通システムSアプリケーションを起動し、商品販売流通システムSに対してインターネット2を介して通信することにより、商品販売流通システムSを利用することができる。商品販売流通システムSに登録した販売者は、販売者端末4を操作して、商品販売流通システムSを利用する。
図2は、ユーザ端末3および販売者端末4から商品販売流通システムSを表示した際の画面である。
【0031】
販売者端末4は、販売する商品の写真、寸法、価格、特徴、在庫数等の商品情報を登録することができる。具体的には、販売者端末4が操作されて、商品の写真、寸法、価格、特徴は商品情報として商品情報記憶部30に記録される。また、在庫数に関しては在庫商品情報記憶部40に記録される。
【0032】
ユーザ端末3は、ユーザの操作により商品情報を表示し、購入を希望する商品を購入し、決済することができる。具体的には、ユーザ端末3は、購入を希望する商品をカートに入れ、決済を行い購入する。詳細には、購入を希望する商品の情報を購入希望商品情報として購入希望商品記憶部に記憶することでカートに商品を入れた状態となる。次いで、購入希望商品情報に基づいて決済処理部で決済処理を実行することにより決済が完了する。
【0033】
商品販売流通システムSにおいて、各ユーザは、自身の操作するユーザ端末3によりサーバ装置1に設けられたユーザ記憶部にユーザ情報を登録することで商品販売流通システムSを利用できる。また、各販売者は、自身の操作する販売者端末4によりサーバ装置1に設けられた販売者記憶部にユーザ情報を登録することで商品販売流通システムSを利用できる。
【0034】
サーバ装置1は、従来よく知られる情報処理装置のハードウエアを備え、商品販売流通システムSを実現するソフトウエアを動作させることで商品販売流通システムSを構築する。具体的には、当該ソフトウエアを動作させることで
図3に示す機能ブロックが構成される。
【0035】
図3に示すように、商品販売流通システムSは、サーバ装置1内に商品販売システム部SSと商品流通システム部DSとを含む。商品販売システム部SSと商品流通システム部DSとは連携して、相互に情報を通信し、処理を実行できる。
【0036】
商品販売システム部SSは、商品の販売処理を実施するための商品販売実施処理部10と、販売される商品の商品情報を設定するための商品情報設定処理部20と、複数の商品の商品情報を記憶する商品情報記憶部30と、各商品の在庫情報を記憶する在庫商品情報記憶部40と、購入希望の商品の商品情報である購入希望商品情報を記憶する購入商品情報記憶部50と、商品情報を端末に表示させる商品情報表示処理部60と、販売商品の決済を行うための商品決済処理部70とを備える。
【0037】
商品販売実施処理部10は、商品販売フローEの各ステップを他の機能ブロックと共同して実施する。具体的には、後述するように、ユーザが購入を希望する商品をカートに入れる商品確保ステップと、確保した商品をカートからユーザが購入を希望しなくなった商品をカートから戻す商品返却ステップと、商品確保ステップで確保してから所定の時間が経過した商品をカートから戻す商品返戻ステップと、確保した商品を決済する商品決済ステップとの各処理を実行する。
【0038】
商品情報設定処理部20は、画像設定部21と、特徴設定部22と、在庫数設定部23と、販売価格設定部24とを備える。商品情報設定処理部20は、商品情報設定フローDの各ステップを他の機能ブロックと共同して実施する。具体的には、後述するように、画像設定ステップと、特徴設定ステップと、在庫数設定ステップと、価格設定ステップとの各処理を実行する。
【0039】
なお、販売価格設定部24は、商品価格登録部25と販売予定数登録部26とを備え、複数の販売予定数が販売予定数登録部26に登録することができる。このとき、各販売予定数に一対一の関係で複数の商品価格が商品価格登録部25に登録される。
【0040】
商品情報記憶部30と、複数の商品の商品情報を記憶する。具体的には、商品情報設定フローDにより設定された複数の商品情報を記憶する。商品情報は、在庫商品情報、購入希望商品情報、流通商品情報に紐づいており、商品情報を変更することにより、在庫商品情報、購入希望商品情報、流通商品情報を変更することができる。
【0041】
例えば、商品情報は、情報の項目の中に、在庫商品/購入希望商品/流通商品のいずれかの状態であることを示す項目を有し、在庫商品/購入希望商品/流通商品が選択されることにより、商品情報を変更することで在庫商品情報、購入希望商品情報、流通商品情報を変更することができるようにしてもよい。
【0042】
在庫商品情報記憶部40は、各商品の在庫情報を記憶する。購入商品情報記憶部50は、購入希望の商品の商品情報である購入希望商品情報を記憶する。
【0043】
商品情報表示処理部60は、ユーザ端末3や販売者端末4に商品情報を表示させる。
【0044】
商品決済処理部70は、商品の決済を行う。具体的には、商品決済処理部70は、従来知られる決済処理システムと連携して、商品販売流通システムSで販売、流通する商品の決済処理を実行する。詳細には、ユーザのクレジットカード情報などの決済情報を有する決済処理システムに商品販売流通システムSで販売、流通する商品の決済情報を通信して決済処理を実行する。
【0045】
商品流通システム部DSは、商品の販売を希望する販売希望ユーザの販売を希望する商品である掲載商品情報を記憶する掲載商品情報記憶部110と、商品流通システム部DS上で流通する商品の情報である流通商品情報を記憶する流通商品情報記憶部120と、掲載商品情報を表するための掲載表示処理部130と、ユーザ間での商品の流通(譲渡)を行うための譲渡処理部140と、商品流通システム部DS上で流通する商品の決済を行うための流通決済処理部150と、ユーザの要求により販売者に商品の配送を要求するための商品配送要求処理部160とを備える。
【0046】
掲載表示処理部130は、他の機能ブロックと共同して、後述する商品流通フローFの商品掲載ステップの処理を実行する。具体的には、掲載表示処理部130は、販売希望ユーザの販売を希望する流通商品情報を掲載商品情報として掲載商品情報記憶部110記憶させ、また、掲載商品情報に記憶された掲載商品情報を商品販売ページに掲載する処理を実行する。
【0047】
譲渡処理部140は、商品流通フローFの譲渡ステップの処理を実行する。具体的には、譲渡処理部140は、商品譲渡ステップにおいて、販売希望ユーザから当該商品の譲渡を希望する譲渡希望ユーザに所有権が移転(譲渡)される。具体的には、販売希望ユーザが掲載した掲載商品情報のうち、他のユーザが購入を希望する商品の掲載商品情報が譲渡処理部140により流通商品情報として購入希望ユーザの流通商品情報記憶部120に移動されて記憶される。
【0048】
流通決済処理部150は、商品流通フローFの商品譲渡ステップにおいて決済処理を実行する。具体的には、流通決済処理部150は、商品譲渡ステップにおいてユーザ間で流通する商品の譲渡に対する決済処理を実行する。詳細には、販売希望ユーザから購入希望ユーザに譲渡を行うときに、販売希望ユーザが掲載していた商品価格を譲渡対価として決済が行われる。
<販売価格変更システム>
【0049】
商品販売流通システムSは、
図4に示す商品情報設定フローDにおいて、販売価格変更システムとして機能する。以下では、商品情報設定フローDと、商品情報設定フローDにおける販売価格変更システムとについて説明する。
【0050】
販売価格変更システムは、商品販売システム部SSの商品情報設定処理部20と、商品情報記憶部30と、在庫商品情報記憶部40と、商品情報表示処理部60とが連携して構築される。さらに詳細には、商品情報設定処理部20の販売価格設定部24と、商品情報記憶部30の在庫数記憶部と、在庫商品情報記憶部40と、商品情報表示処理部60とが連携して構築される。
【0051】
また、商品情報設定フロー(方法)Dは、1種類の商品の商品情報の設定において、画像設定ステップと、特徴設定ステップと、在庫数設定ステップと、価格設定ステップとを含む。したがって、複数の種類の商品情報を設定する場合は、商品ごとに商品情報設定フローDが実施される。商品情報設定フローDは、販売価格設定部24により実行処理される。
【0052】
商品情報設定フローDにより設定された商品情報は、商品情報記憶部30に記憶され、販売者が販売を希望する場合に、在庫商品情報記憶部40に複製され、在庫商品情報記憶部40に複製された商品上は商品情報表示処理部60によりユーザ端末3に表示される。具体的には、商品情報記憶部30に記憶された商品情報が販売者により選択され、選択された商品情報がユーザ端末3に商品として掲載可能となる。
【0053】
画像設定ステップでは、販売者端末4を介して販売者により、販売する商品の画像データを商品情報の一部として商品情報記憶部30に記憶される。なお、画像設定ステップでは、商品の画像の他に動画を記憶されてもよい。
【0054】
特徴設定ステップでは、販売者端末4を介して販売者により、商品のサイズや機能、納期を含む特徴を商品情報の一部として商品情報記憶部30に記憶される。なお、商品の特徴は、主にテキストデータを記憶される。
【0055】
在庫数設定ステップでは、販売者端末4を介して販売者により、商品の最大販売可能数である在庫数を商品情報の一部として商品情報記憶部30に記憶される。なお、在庫数は、実際に在庫する商品の数に制限されず、販売者が販売可能と予定数量を設定できる。
【0056】
価格設定ステップでは、販売者端末4を介して販売者により、商品の販売価格を設定される。具体的には、サーバ装置1が販売者端末4と通信して、販売価格設定部24が商品の販売価格を設定し、商品情報記憶部30に記憶される。
【0057】
価格設定ステップにおいて、
図5に示すように、販売価格変更システムでは、複数の販売予定数が販売予定数登録部26に登録され、各販売予定数に一対一の関係で複数の商品価格が商品価格登録部25に登録される。具体的には、第1の販売予定数、第2の販売予定数、第3の販売予定数、第4、第5、第6、、、と複数の販売予定数を順次登録し、かつ、第1の販売予定数に対して第1の商品価格、第2の販売予定数に対して第2の商品価格、第3の販売予定数に対して第3の商品価格、第4、第5、第6、、、と複数の商品価格を登録する。
【0058】
これにより、実際の販売数が第1の販売予定数に達するまでは第1の商品価格で商品が販売され、第1の販売予定数を超え第2の販売予定数に達するまでは第2の商品価格で商品が販売され、第2の販売予定数を超え第3の販売予定数に達するまでは第3の商品価格で商品販売され、第3の販売予定数を超え第4の販売予定数に達するまでは第4の商品価格で商品販売される、というように、各販売予定数に対応した商品価格で商品が販売される。
【0059】
本実施形態では、第1の商品価格に比較して第2の商品価格が高額であり、第2の商品価格に比較して第3の商品価格が高額であり、第3の商品価格に比較して第4の商品価格が高額であり、第5、第6、、、と価格が高額となるように設定される。
【0060】
しかし、商品価格は、第1の商品価格が最も高額で、第2の商品価格、第3の商品価格、第4の商品価格、第5、第6、、、と価格が低額になるように設定してもよく、または、商品価格に規則性を持たせることなる設定してもよい。
【0061】
商品価格ステップで設定された商品価格は、商品情報として商品情報記憶部30に記憶される。商品販売数に応じて商品価格が変更されたときは、商品情報記憶部30に記憶された商品情報の価格が変動する。
【0062】
なお、販売予定数は在庫数記憶部に記憶された在庫数を超えて設定できないように登録を制限される。また、設定された最後の販売予定台数に関係づけられた商品価格は在庫数に到達するまで販売価格として維持される。
<カート管理システム>
【0063】
商品販売流通システムSは、商品販売システム部SSの商品販売実施処理部10と、商品情報記憶部30と、在庫商品情報記憶部40と、購入商品情報記憶部50と、商品決済処理部70と、商品流通システム部DSの流通商品情報記憶部120とが連携してカート管理システムとして機能する。以下では、ユーザに商品を販売する商品販売フローEと、カート管理システムとについて説明する。
【0064】
商品販売フロー(方法)Eは、ユーザが購入を希望する商品をカートに入れる商品確保ステップと、確保した商品をカートからユーザが購入を希望しなくなった商品をカートから戻す商品返却ステップと、商品確保ステップで確保してから所定の時間が経過した商品をカートから戻す商品返戻ステップと、確保した商品を決済する商品決済ステップとを含む。商品販売フローEは、商品販売実施処理部10により処理が実行される。
【0065】
詳細には、商品確保ステップと商品返却ステップが繰り返された後、商品決済ステップが行われる。また、商品決済ステップが実行されるまでに所定の時間が経過した場合に商品返戻ステップが実行される。ただし、商品販売フローEは、商品返却ステップを経由することなく商品確保ステップから直接、商品決済ステップに進んでもよい。
【0066】
商品確保ステップでは、ユーザが、在庫商品の中から購入を希望する商品をカートに入れる。具体的には、在庫商品情報の中から購入を希望する商品に対応する在庫商品情報と商品数量とを選択しカートに登録する。
【0067】
このとき、カート管理システムにおいては、在庫商品情報記憶部40に記憶された在庫商品情報のうち、購入を希望する在庫商品情報が購入希望商品情報として、購入を希望する商品数量だけ購入商品情報記憶部50に移動して記憶される。すなわち、移動した商品数量だけ、在庫商品情報記憶部40に記憶された在庫商品情報の在庫数が減じられ、購入商品情報記憶部50に記憶される購入希望商品情報の数量に加えられる。
【0068】
商品確保ステップの後、購入希望者が希望する購入商品を確保したと判断した場合は、決済ステップに処理を移行する。具体的には、購入希望者がユーザ端末3を操作して「決済へ進む」ボタンを選択することで決済ステップへ処理を移行する。
【0069】
一方で、商品確保ステップの後、購入希望者が希望する購入商品のうち、希望しなくなった商品があると判断した場合は、商品返却ステップに処理を移行する。
【0070】
商品返却ステップでは、ユーザが、確保した商品をカートから戻す。具体的には、購入希望商品情報の中から購入を希望しなくなった購入希望商品情報と商品数量とを選択し、カートから戻す。カート管理システムにおいては、購入商品情報記憶部50に記憶された購入希望商品情報のうち、購入を希望しなくなった商品数量だけ購入希望商品情報が在庫商品情報がとして在庫商品情報記憶部40に移動して記憶される。すなわち、移動した商品数量だけ、購入商品情報記憶部50に記憶された購入希望商品情報の数量が減じられ、在庫商品情報記憶部40に記憶される在庫商品情報の在庫数に加えられる。
【0071】
商品返却ステップの後、再度、商品確保ステップに処理が移行される。
【0072】
商品返戻ステップでは、購入希望者が購入を希望する商品をカートに入れた後、所定時間経過した場合に確保した商品が返却される。具体的には、商品確保ステップで商品が確保された後、所定の時間が経過すると商品返却ステップを介することなく、確保された商品が返却される。カート管理システムにおいては、購入商品情報記憶部50に記憶された購入希望商品情報の中から所定の時間を経過した商品情報が在庫商品情報記憶部40に移動して記憶される。すなわち、移動した商品数量だけ、購入商品情報記憶部50に記憶された購入希望商品情報の数量が減じられ、在庫商品情報記憶部40に記憶される在庫商品情報の在庫数に加えられる。
【0073】
商品決済ステップでは、ユーザが、確保した商品の決済を行う。具体的には、購入希望商品情報に記憶された購入希望商品情報に対して商品決済処理部70が決済処理を行う。カート管理システムにおいては、購入商品情報記憶部50に記憶された商品情報を流通商品情報記憶部120に移動して記憶される。
【0074】
本実施形態において、
図7に示すように、購入商品情報記憶部50は、商品Aが1つ、商品Bが2つカートに入った状態と記憶されており、商品決済ステップによりカートにいれられた全ての商品が、流通商品情報記憶部120に移動して記憶される。
【0075】
なお、流通商品情報記憶部120に記憶された商品情報に基づいて、販売者端末4には商品が購入されたことが通知される。
【0076】
また、商品販売フローEにおいて、在庫商品情報記憶部40から購入希望商品記憶部に移動する商品情報または購入商品情報記憶部50から流通商品情報記憶部120に移動する商品情報は、特定の流通番号が付与される。流通番号により商品情報は同一種類の他の商品情報と区別することができる。
<商品流通システム>
【0077】
商品販売流通システムSは、商品流通フローFにおいて、商品流通システムとして機能する。以下では、商品販売フローEにより商品が販売者からユーザに販売された後に、ユーザ間において商品が流通する商品流通フローFにおける商品流通システムについて説明する。
【0078】
商品流通システムは、商品流通システム部DSの流通商品情報記憶部120と、掲載商品情報記憶部110と、掲載表示処理部130と、譲渡処理部140と、流通決済処理部150とが連携して構築される。
【0079】
商品流通フローFは、1人のユーザが、他の複数のユーザに対して、商品を譲渡する目的で、商品情報を掲載する商品掲載ステップと、ユーザ間で商品を譲渡する商品譲渡ステップと、譲渡された商品の所有権を保有するユーザが販売者に対して商品の配送を要求する商品配送要求ステップとを含む。
【0080】
商品掲載ステップでは、商品の販売を希望する販売希望ユーザの販売を希望する商品が当該ユーザ自身の商品販売ページに掲載される。具体的には、販売を希望する販売希望ユーザの流通商品情報記憶部120に記憶された流通商品情報のうちユーザが販売を希望する流通商品情報だけが掲載商品情報記憶部110に移動され、掲載表示処理部130により商品販売ページに掲載される。なお、ユーザの商品販売ページは販売者の商品販売ページと同様の構成を有する。
【0081】
このとき、商品流通システム部DSにおいては、掲載表示処理部130により、販売希望ユーザの流通商品情報記憶部120に記憶された流通商品情報のうち、販売希望ユーザの販売を希望する流通商品情報が掲載商品情報として掲載商品情報記憶部110に移動されて記憶される。また、掲載表示処理部130により、掲載商品情報に記憶された掲載商品情報が、掲載されて商品販売ページに掲載(掲載表示処理)される。
【0082】
掲載商品情報は、販売希望ユーザの販売を希望する商品価格も含む。また、掲載商品情報は、基になった流通商品情報に他の情報が販売希望ユーザにより加えられてもよい。例えば、流通商品情報になかった商品の特徴を加えて掲載商品情報としてもよい。
【0083】
商品譲渡ステップでは、販売希望ユーザから当該商品の譲渡を希望する譲渡希望ユーザに所有権が移転(譲渡)される。具体的には、販売希望ユーザが掲載した掲載商品情報のうち、他のユーザが購入を希望する商品の掲載商品情報が譲渡処理部140により流通商品情報として購入希望ユーザの流通商品情報記憶部120に移動されて記憶される。
【0084】
このとき、商品流通システム部DSにおいては、購入希望ユーザの掲載商品情報処理部に記憶された掲載商品情報のうち、購入希望ユーザの購入を希望する掲載商品情報が譲渡処理部140により流通商品情報として購入希望ユーザの流通商品情報記憶部120に移動(譲渡処理)されて記憶される。
【0085】
また、商品譲渡ステップでは、販売希望ユーザから購入希望ユーザに譲渡を行うときに、譲渡対価の決済が行われる。具体的には、販売希望ユーザが掲載していた商品価格に基づいて決済処理が実行される。
【0086】
このとき、商品流通システム部DSでは、譲渡処理部140により販売希望ユーザの掲載商品情報記憶部110の掲載商品情報が、流通商品情報として購入希望ユーザの流通商品情報記憶部120に記憶されるとともに、流通決済処理部150により掲載商品情報に含まれる商品価格情報に応じた金額を購入希望者に対して決済処理が実行される。また、流通決済処理部150は、購入希望者の決済処理が行われた後、商品価格から手数料等を差し引いて販売希望者に支払う。
【0087】
配送要求ステップでは、他のユーザが販売者に対して商品の配送を要求する。具体的には、ユーザから所有権の譲渡を受けた他のユーザが、販売者に対して商品の配送を要求する配送要求処理が実行される。配送要求処理では、販売者の販売者端末に配送要求のあった商品情報が送信され、これを受けた販売者は、配送を要求したユーザの指定する住所に商品を配送する。
【0088】
商品流通システムでは、商品流通フローFが実行されることにより、
図9に示すように、商品販売フローEにより商品が販売者からユーザに販売された後に、ユーザ間において商品が流通する。具体的には、流通商品情報記憶部120は複数のユーザごとに分けて流通商品情報を記憶されており、ユーザ間の流通商品情報を移転することで商品の所有権の移転が行われる
【0089】
流通商品システムでは、
図9に示すように、流通商品情報記憶部120がユーザごとに領域を分けられており、ユーザごとに商品販売システムにて購入した商品の流通商品情報が記憶されている。
【0090】
図9では、第1のユーザの流通商品情報記憶部120a、第2のユーザの流通商品情報記憶部120b、第3のユーザの流通商品記憶部120cのように、の3人のユーザに流通商品情報記憶部120が分けられている形態を例に説明する。なお、実際の流通商品情報記憶部120は、商品販売流通システムSに登録するユーザの数だけ領域を分けられる。
【0091】
図9に示す実施形態において、第2のユーザが自身の保有する流通商品情報のうち、商品A、商品B、商品Dの販売を希望する場合に、商品流通フローFの商品掲載ステップが実行されることにより、第2のユーザの流通商品情報記憶部120bから第2のユーザの掲載商品情報記憶部110に商品A、商品B、商品Dの流通商品情報が掲載商品情報として移動して記憶される。掲載商品情報記憶部110に記憶された掲載商品情報は、掲載表示処理部130により商品販売ページに掲載(掲載表示処理)される。
【0092】
次に、第3のユーザが第2のユーザの掲載する商品Dの購入を行う場合に、商品流通フローFの商品譲渡ステップが実行されることにより、第2のユーザの掲載商品情報記憶部110から第3のユーザの流通商品情報記憶部120cに商品Dの流通商品情報が移動して記憶される。これにより、商品Dの所有権は第3のユーザに移ることになる。
【0093】
図9に示す実施形態では、1つのDについて商品が流通する形態について説明した。しかし、同一種類の商品について複数個の商品が流通してもよいし、複数種類の商品が同時に流通するようにしてもよい。
【0094】
本実施形態において、商品販売流通システムSは、いわゆるクラウドサービスである形態について説明した。しかし、商品販売流通システムSは、オンプレミスのシステムとして実施されてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0095】
本発明は、ECショップ、ECモールのような電子商品取引システムに好適に利用できる。
【符号の説明】
【0096】
商品販売流通システム
S 商品販売システム部
SS 商品販売実施処理部
SD 商品流通システム部
10 商品販売実施処理部
20 商品情報設定部
21 画像設定部
22 特徴設定部
23 在庫数設定部
24 販売価格設定部
25 商品価格登録部
26 販売台数登録部
30 商品情報記憶部
40 在庫商品情報記憶部
50 購入商品情報記憶部
60 商品情報表示処理部
70 商品決済処理部
110 掲載商品情報記憶部
120 流通商品情報記憶部
130 掲載表示処理部
140 譲渡処理部
150 流通決済処理部
160 商品配送要求処理部