(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023110434
(43)【公開日】2023-08-09
(54)【発明の名称】点呼支援システムおよび点呼支援プログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 10/08 20230101AFI20230802BHJP
G06Q 50/30 20120101ALI20230802BHJP
【FI】
G06Q10/08
G06Q50/30
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022011879
(22)【出願日】2022-01-28
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 令和3年12月17日、令和3年12月23日および令和4年1月28日に、WEB開催である「東海電子より新しいクラウド点呼システム〔e点呼PRO〕が始まります」セミナーにて公開。 令和3年12月18日に、https://link.directcloud.jp/NMNRPVXXOUのダウンロードリンクからWEBセミナー資料をダウンロードされることにより公開。
(71)【出願人】
【識別番号】302031454
【氏名又は名称】東海電子株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100140796
【弁理士】
【氏名又は名称】原口 貴志
(72)【発明者】
【氏名】喜多 光二
(72)【発明者】
【氏名】恩田 亮
(72)【発明者】
【氏名】茂木 和之
(72)【発明者】
【氏名】佐藤 知子
(72)【発明者】
【氏名】伊藤 綾野
(72)【発明者】
【氏名】内野 佑太郎
(72)【発明者】
【氏名】村瀬 成美
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049AA16
5L049CC41
(57)【要約】
【課題】 点呼執行者の成り済ましが起こる可能性を従来より低減することができる点呼支援システムおよび点呼支援プログラムを提供する。
【解決手段】 点呼執行者によって被点呼者に対して執行される点呼を支援する点呼支援システムは、点呼支援システムのユーザーのうち、点呼執行者によって使用される執行側システムのカメラによって点呼の開始時以降であるS139において撮影された画像に顔が含まれるユーザーをS140において顔識別によって特定する点呼支援部を備え、点呼支援部は、顔識別によって特定したユーザーを点呼執行者として点呼の結果に登録可能である(S147)ことを特徴とする。
【選択図】
図10
【特許請求の範囲】
【請求項1】
点呼執行者によって被点呼者に対して執行される点呼を支援する点呼支援システムのユーザーのうち、前記点呼執行者によって使用される執行側システムのカメラによって前記点呼の開始時以降に撮影された画像に顔が含まれる前記ユーザーを顔識別によって特定する点呼支援部を備え、
前記点呼支援部は、前記顔識別によって特定した前記ユーザーを前記点呼執行者として前記点呼の結果に登録可能であることを特徴とする点呼支援システム。
【請求項2】
前記点呼支援部は、前記点呼執行者を前記結果に登録した場合に前記点呼を完了することを特徴とする請求項1に記載の点呼支援システム。
【請求項3】
前記点呼支援部は、前記顔識別によって特定した前記ユーザーを前記執行側システムを介して通知した後、前記顔識別によって特定した前記ユーザーを、前記執行側システムを介した指示に応じて、前記点呼執行者として前記結果に登録することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の点呼支援システム。
【請求項4】
前記点呼支援部は、前記顔識別によって特定した前記ユーザーを前記執行側システムを介して通知した後、前記執行側システムを介した指示に応じて前記顔識別をやり直すことを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかに記載の点呼支援システム。
【請求項5】
前記点呼支援部は、前記顔識別によって特定した前記ユーザーと、前記執行側システムを介して前記点呼支援システムにログイン中の前記ユーザーとが異なる場合に、前記顔識別によって特定した前記ユーザーと、前記執行側システムを介して前記点呼支援システムにログイン中の前記ユーザーとが異なることを前記執行側システムを介して通知することを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれかに記載の点呼支援システム。
【請求項6】
前記点呼支援部は、前記顔識別によって特定した前記ユーザーを前記点呼執行者として前記結果に登録する場合に、前記顔識別によって特定した前記点呼執行者であることも前記結果に登録することを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれかに記載の点呼支援システム。
【請求項7】
前記点呼支援部は、前記顔識別によって前記ユーザーが特定されなかった場合に、前記執行側システムを介して前記点呼支援システムにログイン中の前記ユーザーを前記点呼執行者として前記結果に登録可能であることを特徴とする請求項1から請求項6までのいずれかに記載の点呼支援システム。
【請求項8】
前記点呼支援部は、前記顔識別によって前記ユーザーが特定されなかった場合に、前記執行側システムを介して前記点呼支援システムにログイン中の前記ユーザーを、前記執行側システムを介した指示に応じて、前記点呼執行者として前記結果に登録することを特徴とする請求項7に記載の点呼支援システム。
【請求項9】
前記点呼支援部は、前記顔識別によって前記ユーザーが特定されなかった場合に、前記執行側システムを介した指示に応じて前記顔識別を実行することを特徴とする請求項7または請求項8に記載の点呼支援システム。
【請求項10】
点呼執行者によって被点呼者に対して執行される点呼を支援する点呼支援システムのユーザーのうち、前記点呼執行者によって使用される執行側システムのカメラによって前記点呼の開始時以降に撮影された画像に顔が含まれる前記ユーザーを顔識別によって特定する点呼支援部としてコンピューターを機能させ、
前記点呼支援部は、前記顔識別によって特定した前記ユーザーを前記点呼執行者として前記点呼の結果に登録可能であることを特徴とする点呼支援プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、点呼執行者によって被点呼者に対して執行される点呼を支援する点呼支援システムおよび点呼支援プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来の点呼支援システムとして、点呼執行者によって被点呼者に対して点呼が執行される場合に、点呼執行者の氏名が入力欄に直接入力されたり、入力候補の選択肢から選択されて入力されたりするものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
点呼を執行する資格を有する者の人数が不足しているなどの様々な理由によって、点呼を執行する資格を有する者が不在にも係わらず、点呼を執行する資格を有さない者が、点呼を執行する資格を有する者に成り済まして点呼を執行する不正が起きる場合がある。
【0005】
しかしながら、従来の点呼支援システムにおいては、点呼執行者の氏名が入力欄に直接入力されたり、入力候補の選択肢から選択されて入力されたりするので、点呼執行者の成り済ましが起こる可能性を低減することが困難であるという問題がある。
【0006】
そこで、本発明は、点呼執行者の成り済ましが起こる可能性を従来より低減することができる点呼支援システムおよび点呼支援プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の点呼支援システムは、点呼執行者によって被点呼者に対して執行される点呼を支援する点呼支援システムのユーザーのうち、前記点呼執行者によって使用される執行側システムのカメラによって前記点呼の開始時以降に撮影された画像に顔が含まれる前記ユーザーを顔識別によって特定する点呼支援部を備え、前記点呼支援部は、前記顔識別によって特定した前記ユーザーを前記点呼執行者として前記点呼の結果に登録可能であることを特徴とする。
【0008】
この構成により、本発明の点呼支援システムは、執行側システムのカメラによって点呼の開始時以降に撮影された画像に顔が含まれるユーザーを顔識別によって特定し、特定したユーザーを点呼執行者として点呼の結果に登録可能であるので、点呼執行者の成り済ましが起こる可能性を従来より低減することができる。
【0009】
本発明の点呼支援システムにおいて、前記点呼支援部は、前記点呼執行者を前記結果に登録した場合に前記点呼を完了しても良い。
【0010】
この構成により、本発明の点呼支援システムは、点呼執行者を点呼の結果に登録した場合に点呼を完了するので、点呼の結果における点呼執行者の改竄の可能性を低減することができる。
【0011】
本発明の点呼支援システムにおいて、前記点呼支援部は、前記顔識別によって特定した前記ユーザーを前記執行側システムを介して通知した後、前記顔識別によって特定した前記ユーザーを、前記執行側システムを介した指示に応じて、前記点呼執行者として前記結果に登録しても良い。
【0012】
この構成により、本発明の点呼支援システムは、顔識別によって特定したユーザーを執行側システムを介して通知した後、顔識別によって特定したユーザーを、執行側システムを介した指示に応じて、点呼執行者として点呼の結果に登録するので、顔識別によって特定したユーザーが間違っていた場合に、間違っているユーザーを点呼執行者として点呼の結果に登録する可能性を低減することができる。
【0013】
本発明の点呼支援システムにおいて、前記点呼支援部は、前記顔識別によって特定した前記ユーザーを前記執行側システムを介して通知した後、前記執行側システムを介した指示に応じて前記顔識別をやり直しても良い。
【0014】
この構成により、本発明の点呼支援システムは、顔識別によって特定したユーザーを執行側システムを介して通知した後、執行側システムを介した指示に応じて顔識別をやり直すので、顔識別によって特定したユーザーが間違っていた場合に、間違っているユーザーを点呼執行者として点呼の結果に登録する可能性を低減することができる。
【0015】
本発明の点呼支援システムにおいて、前記点呼支援部は、前記顔識別によって特定した前記ユーザーと、前記執行側システムを介して前記点呼支援システムにログイン中の前記ユーザーとが異なる場合に、前記顔識別によって特定した前記ユーザーと、前記執行側システムを介して前記点呼支援システムにログイン中の前記ユーザーとが異なることを前記執行側システムを介して通知しても良い。
【0016】
この構成により、本発明の点呼支援システムは、顔識別によって特定したユーザーと、執行側システムを介して点呼支援システムにログイン中のユーザーとが異なる場合に、顔識別によって特定したユーザーと、執行側システムを介して点呼支援システムにログイン中のユーザーとが異なることを執行側システムを介して通知するので、顔識別によって特定したユーザーが間違っていた場合に、間違っているユーザーを点呼執行者として点呼の結果に登録する可能性を低減することができる。
【0017】
本発明の点呼支援システムにおいて、前記点呼支援部は、前記顔識別によって特定した前記ユーザーを前記点呼執行者として前記結果に登録する場合に、前記顔識別によって特定した前記点呼執行者であることも前記結果に登録しても良い。
【0018】
この構成により、本発明の点呼支援システムは、顔識別によって特定したユーザーを点呼執行者として点呼の結果に登録する場合に、顔識別によって特定した点呼執行者であることも点呼の結果に登録するので、成り済まされていない可能性が高い点呼執行者を点呼の結果の確認者に認識させることができる。
【0019】
本発明の点呼支援システムにおいて、前記点呼支援部は、前記顔識別によって前記ユーザーが特定されなかった場合に、前記執行側システムを介して前記点呼支援システムにログイン中の前記ユーザーを前記点呼執行者として前記結果に登録可能であっても良い。
【0020】
この構成により、本発明の点呼支援システムは、顔識別によってユーザーが特定されなかった場合に、執行側システムを介して点呼支援システムにログイン中のユーザーを点呼執行者として点呼の結果に登録可能であるので、顔識別によってユーザーが特定されなかった場合であっても点呼の結果に点呼執行者を容易に登録することができる。
【0021】
本発明の点呼支援システムにおいて、前記点呼支援部は、前記顔識別によって前記ユーザーが特定されなかった場合に、前記執行側システムを介して前記点呼支援システムにログイン中の前記ユーザーを、前記執行側システムを介した指示に応じて、前記点呼執行者として前記結果に登録しても良い。
【0022】
この構成により、本発明の点呼支援システムは、顔識別によってユーザーが特定されなかった場合に、執行側システムを介して点呼支援システムにログイン中のユーザーを、執行側システムを介した指示に応じて、点呼執行者として点呼の結果に登録するので、顔識別によってユーザーが特定されなかった場合であっても点呼の結果に点呼執行者を容易に登録することができる。
【0023】
本発明の点呼支援システムにおいて、前記点呼支援部は、前記顔識別によって前記ユーザーが特定されなかった場合に、前記執行側システムを介した指示に応じて前記顔識別を実行しても良い。
【0024】
この構成により、本発明の点呼支援システムは、顔識別によってユーザーが特定されなかった場合に、執行側システムを介した指示に応じて顔識別を実行するので、顔識別によってユーザーが特定される可能性を向上することができる。
【0025】
本発明の点呼支援プログラムは、点呼執行者によって被点呼者に対して執行される点呼を支援する点呼支援システムのユーザーのうち、前記点呼執行者によって使用される執行側システムのカメラによって前記点呼の開始時以降に撮影された画像に顔が含まれる前記ユーザーを顔識別によって特定する点呼支援部としてコンピューターを機能させ、前記点呼支援部は、前記顔識別によって特定した前記ユーザーを前記点呼執行者として前記点呼の結果に登録可能であることを特徴とする。
【0026】
この構成により、本発明の点呼支援プログラムを実行するコンピューターは、執行側システムのカメラによって点呼の開始時以降に撮影された画像に顔が含まれるユーザーを顔識別によって特定し、特定したユーザーを点呼執行者として点呼の結果に登録可能であるので、点呼執行者の成り済ましが起こる可能性を従来より低減することができる。
【発明の効果】
【0027】
本発明の点呼支援システムおよび点呼支援プログラムは、点呼執行者の成り済ましが起こる可能性を従来より低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【
図1】本発明の一実施の形態に係る点呼支援システムのブロック図である。
【
図2】
図1に示す点呼支援制御システムのブロック図である。
【
図3】
図2に示すユーザー情報の一例を示す図である。
【
図4】
図2に示す点呼待ちリストの一例を示す図である。
【
図5】
図2に示す点呼結果情報の一例を示す図である。
【
図6】
図1に示す執行側システムのブロック図である。
【
図7】
図1に示す被点呼側固定システムのブロック図である。
【
図8】
図1に示す被点呼側携帯システムのブロック図である。
【
図9】点呼執行者が被点呼者に対して点呼を執行する場合の
図2に示す点呼支援制御システムの動作のフローチャートの一部である。
【
図10】
図9に示すフローチャートの続きのフローチャートである。
【
図11】
図9および
図10に示す動作において執行側システムの表示部に表示される点呼待ちリスト画面の一例を示す図である。
【
図12】
図9および
図10に示す動作において執行側システムの表示部に表示される点呼画面の一例を示す図である。
【
図13】
図9および
図10に示す動作において執行側システムの表示部に表示される回答確認画面の一例を示す図である。
【
図14】(a)
図9および
図10に示す動作において執行側システムのカメラの起動が成功した場合に執行側システムの表示部に表示される顔識別実行用画面の一例を示す図である。 (b)
図9および
図10に示す動作において執行側システムのカメラの起動が失敗した場合に執行側システムの表示部に表示される顔識別実行用画面の一例を示す図である。
【
図15】
図9および
図10に示す動作において執行側システムの表示部に表示される一致時承認画面の一例を示す図である。
【
図16】
図9および
図10に示す動作において執行側システムの表示部に表示される不一致時承認画面の一例を示す図である。
【
図17】(a)
図9および
図10に示す動作において対象執行側システムのカメラの起動が成功した場合に執行側システムの表示部に表示される顔識別不成功時画面の一例を示す図である。 (b)
図9および
図10に示す動作において対象執行側システムのカメラの起動が失敗した場合に執行側システムの表示部に表示される顔識別不成功時画面の一例を示す図である。
【
図18】点呼執行者が点呼の結果を確認する場合の
図1に示す点呼支援システムの動作のシーケンス図である。
【
図19】
図18に示す動作において執行側システムの表示部に表示される点呼の結果の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0029】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
【0030】
まず、本発明の一実施の形態に係る点呼支援システムの構成について説明する。
【0031】
図1は、本実施の形態に係る点呼支援システム10のブロック図である。
【0032】
図1に示す点呼支援システム10は、例えば、自動車運送事業者によって使用される。点呼支援システム10における点呼執行者は、例えば、運行管理者、または、運行管理者の補助者である。また、点呼支援システム10における被点呼者は、例えば、貨物自動車または旅客自動車の運転者である。また、点呼支援システム10における点呼は、例えば、運転者による貨物自動車または旅客自動車の乗務前および乗務後に運行管理者または補助者によって執行される。
【0033】
図1に示すように、点呼支援システム10は、点呼執行者によって被点呼者に対して執行される点呼の支援を制御する点呼支援制御システム20と、点呼執行者によって使用される執行側システム30と、被点呼者によって使用される被点呼側システムであって自動車運送事業者の営業所に設置される被点呼側固定システム40と、被点呼者によって使用される被点呼側システムであって被点呼者によって携帯される被点呼側携帯システム60とを備えている。点呼支援システム10は、執行側システム30と同様の構成の執行側システムを執行側システム30以外に少なくとも1つ備えても良い。点呼支援システム10は、被点呼側固定システム40と同様の構成の被点呼側固定システムを被点呼側固定システム40以外に少なくとも1つ備えても良い。点呼支援システム10は、被点呼側携帯システム60と同様の構成の被点呼側携帯システムを被点呼側携帯システム60以外に少なくとも1つ備えても良い。
【0034】
図2は、点呼支援制御システム20のブロック図である。
【0035】
図2に示すように、点呼支援制御システム20は、インターネットなどのネットワーク経由で外部のシステムと通信を行う通信部21と、各種の情報を記憶する記憶部22と、点呼支援制御システム20全体を制御する制御部23とを備えている。点呼支援制御システム20は、例えばクラウドサーバーなどのコンピューターによって実現されている。
【0036】
記憶部22は、点呼を支援するための点呼支援プログラム22aを記憶している。
【0037】
記憶部22は、点呼支援システム10のユーザー、すなわち、点呼支援制御システム20のユーザーの情報を示すユーザー情報22bを記憶可能である。
【0038】
【0039】
図3に示すように、ユーザー情報22bは、例えば、ユーザーの権限と、自動車運送事業者においてユーザーに付与されている従業員番号と、ユーザーの氏名と、ユーザーが所属する営業所と、ユーザーのIDおよびパスワードの組み合わせと、ユーザーの顔画像とをユーザー毎に含んでいる。
【0040】
ユーザーの権限としては、例えば、運行管理者の権限と、運行管理者の補助者の権限と、運転者の権限とが存在する。
【0041】
顔識別のための顔画像は、ユーザーによっては登録されていない場合もある。
【0042】
図3に示すユーザー情報22bにおいては、1人目のユーザーの情報のみが描かれており、2人目以降のユーザーの情報が省略して描かれている。しかしながら、実際には、2人目以降のユーザーの情報も、1人目のユーザーの情報と同様にユーザー情報22bに含まれている。
【0043】
図2に示すように、記憶部22は、被点呼者からの点呼の要求(以下「点呼要求」という。)の一覧を示す点呼待ちリスト22cを記憶可能である。
【0044】
図4は、点呼待ちリスト22cの一例を示す図である。
【0045】
図4に示すように、点呼待ちリスト22cは、例えば、点呼の種類と、被点呼者の従業員番号と、被点呼者の氏名と、被点呼者が所属する営業所と、被点呼者が点呼を要求している場所と、点呼支援制御システム20による点呼要求の受信日時とを点呼要求毎に含んでいる。
【0046】
点呼の種類には、例えば、乗務前の点呼を示す「乗務前」、乗務後の点呼を示す「乗務後」などが示される。
【0047】
被点呼者が点呼を要求している場所は、点呼支援制御システム20に点呼要求を送信した被点呼側システムの、この点呼要求を送信した時点での場所が示される。
【0048】
図4に示す点呼待ちリスト22cにおいては、1つ目の点呼要求の情報のみが描かれており、2つ目以降の点呼要求の情報が省略して描かれている。しかしながら、実際には、2つ目以降の点呼要求の情報も、1つ目の点呼要求の情報と同様に点呼待ちリスト22cに含まれている。
【0049】
図2に示すように、記憶部22は、点呼の結果を点呼毎に示す点呼結果情報22dを記憶可能である。
【0050】
【0051】
図5に示すように、点呼結果情報22dは、例えば、点呼の種類と、被点呼者の従業員番号と、被点呼者の氏名と、被点呼者が所属する営業所と、点呼が執行された時点での被点呼者の場所と、点呼において点呼執行者が被点呼者に対して確認するべき項目(以下「確認項目」という。)に対する回答と、点呼によって被点呼者に問題があったか否かを示す「問題」と、点呼執行者の氏名と、顔識別において特定された点呼執行者であるか否かを示す「顔識別による特定」と、点呼の完了の日時とを点呼毎に含んでいる。
【0052】
図5に示す点呼結果情報22dにおいて、確認項目は、点呼方法と、天候と、車番と、酒気帯びの有無と、疾病・疲労・睡眠不足等の状況と、日常点検の状況とを含んでいる。
【0053】
「顔識別による特定」欄は、顔識別において特定された点呼執行者である場合に値として「○」が入力され、顔識別において特定された点呼執行者でない場合に値として「○」が入力されない。
【0054】
図5に示す点呼結果情報22dにおいては、1つ目の点呼の結果のみが描かれており、2つ目以降の点呼の結果が省略して描かれている。しかしながら、実際には、2つ目以降の点呼の結果も、1つ目の点呼の結果と同様に点呼結果情報22dに含まれている。
【0055】
図2に示す制御部23は、点呼支援プログラム22aを実行することによって、点呼を支援する点呼支援部23aを実現する。
【0056】
【0057】
図6に示すように、執行側システム30は、コンピューター31と、コンピューター31に外付けされているカメラ37、マイク38およびスピーカー39とを備えている。
【0058】
コンピューター31は、種々の操作が入力される例えばキーボード、マウスなどの操作デバイスである操作部32と、種々の情報を表示する例えばLCD(Liquid Crystal Display)などの表示デバイスである表示部33と、LAN(Local Area Network)、インターネットなどのネットワーク経由で、または、ネットワークを介さずに有線または無線によって直接に、外部の装置と通信を行う通信デバイスである通信部34と、各種の情報を記憶する例えば半導体メモリー、HDD(Hard Disk Drive)などの不揮発性の記憶デバイスである記憶部35と、コンピューター31全体を制御する制御部36とを備えている。コンピューター31は、例えばPC(Personal Computer)によって構成されている。
【0059】
記憶部35は、点呼を支援するためのアプリケーションプログラムである執行側プログラム35aを記憶している。執行側プログラム35aは、例えば、コンピューター31の製造段階でコンピューター31にインストールされていても良いし、CD(Compact Disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、USB(Universal Serial Bus)メモリーなどの外部の記憶媒体からコンピューター31に追加でインストールされても良いし、ネットワーク上からコンピューター31に追加でインストールされても良い。
【0060】
制御部36は、例えば、CPU(Central Processing Unit)と、プログラムおよび各種のデータを記憶しているROM(Read Only Memory)と、制御部36のCPUの作業領域として用いられるメモリーとしてのRAM(Random Access Memory)とを備えている。制御部36のCPUは、記憶部35または制御部36のROMに記憶されているプログラムを実行する。
【0061】
制御部36は、執行側プログラム35aを実行することによって、点呼を支援する執行側支援部36aを実現する。
【0062】
カメラ37、マイク38およびスピーカー39は、以上において、コンピューター31に外付けされている。しかしながら、カメラ37、マイク38およびスピーカー39の少なくとも1つは、コンピューター31に内蔵されていても良い。
【0063】
図7は、被点呼側固定システム40のブロック図である。
【0064】
図7に示すように、被点呼側固定システム40は、コンピューター41と、コンピューター41に外付けされているカメラ47、マイク48およびスピーカー49と、コンピューター41に外付けされていて被点呼者の呼気中のアルコール濃度を測定するためのアルコール測定器50とを備えている。
【0065】
コンピューター41は、種々の操作が入力される例えばキーボード、マウスなどの操作デバイスである操作部42と、種々の情報を表示する例えばLCDなどの表示デバイスである表示部43と、LAN、インターネットなどのネットワーク経由で、または、ネットワークを介さずに有線または無線によって直接に、外部の装置と通信を行う通信デバイスである通信部44と、各種の情報を記憶する例えば半導体メモリー、HDDなどの不揮発性の記憶デバイスである記憶部45と、コンピューター41全体を制御する制御部46とを備えている。コンピューター41は、例えばPCによって構成されている。
【0066】
記憶部45は、点呼を支援するためのアプリケーションプログラムである被点呼側プログラム45aを記憶している。被点呼側プログラム45aは、例えば、コンピューター41の製造段階でコンピューター41にインストールされていても良いし、CD、DVD、USBメモリーなどの外部の記憶媒体からコンピューター41に追加でインストールされても良いし、ネットワーク上からコンピューター41に追加でインストールされても良い。
【0067】
制御部46は、例えば、CPUと、プログラムおよび各種のデータを記憶しているROMと、制御部46のCPUの作業領域として用いられるメモリーとしてのRAMとを備えている。制御部46のCPUは、記憶部45または制御部46のROMに記憶されているプログラムを実行する。
【0068】
制御部46は、被点呼側プログラム45aを実行することによって、点呼を支援する被点呼側支援部46aを実現する。
【0069】
カメラ47、マイク48およびスピーカー49は、以上において、コンピューター41に外付けされている。しかしながら、カメラ47、マイク48およびスピーカー49の少なくとも1つは、コンピューター41に内蔵されていても良い。
【0070】
図8は、被点呼側携帯システム60のブロック図である。
【0071】
図8に示すように、被点呼側携帯システム60は、スマートフォン61と、スマートフォン61に外付けされていて被点呼者の呼気中のアルコール濃度を測定するためのアルコール測定器70とを備えている。
【0072】
スマートフォン61は、種々の操作が入力される例えばボタンなどの操作デバイスである操作部62と、種々の情報を表示する例えばLCDなどの表示デバイスである表示部63と、カメラ64、マイク65およびスピーカー66と、LAN、インターネットなどのネットワーク経由で、または、ネットワークを介さずに有線または無線によって直接に、外部の装置と通信を行う通信デバイスである通信部67と、各種の情報を記憶する例えば半導体メモリーなどの不揮発性の記憶デバイスである記憶部68と、スマートフォン61全体を制御する制御部69とを備えている。
【0073】
記憶部68は、点呼を支援するためのアプリケーションプログラムである被点呼側プログラム68aを記憶している。被点呼側プログラム68aは、例えば、スマートフォン61の製造段階でスマートフォン61にインストールされていても良いし、外部の記憶媒体からスマートフォン61に追加でインストールされても良いし、ネットワーク上からスマートフォン61に追加でインストールされても良い。
【0074】
制御部69は、例えば、CPUと、プログラムおよび各種のデータを記憶しているROMと、制御部69のCPUの作業領域として用いられるメモリーとしてのRAMとを備えている。制御部69のCPUは、記憶部68または制御部69のROMに記憶されているプログラムを実行する。
【0075】
制御部69は、被点呼側プログラム68aを実行することによって、点呼を支援する被点呼側支援部69aを実現する。
【0076】
次に、点呼支援システム10の動作について説明する。
【0077】
まず、被点呼側システムから点呼要求を受信した場合の点呼支援制御システム20の動作について説明する。
【0078】
被点呼者は、被点呼側システムを介して点呼支援制御システム20にログイン中である場合に、この被点呼側システムの操作部を介して、点呼要求の送信をこの被点呼側システムに指示することができる。被点呼側システムの被点呼側支援部は、点呼要求の送信が指示されると、この点呼要求を点呼支援制御システム20に送信する。点呼支援制御システム20の点呼支援部23aは、被点呼側システムから点呼要求が送信されてくると、被点呼側システムから送信されてきた点呼要求を点呼待ちリスト22cに追加する。
【0079】
次に、点呼執行者が被点呼者に対して点呼を執行する場合の点呼支援制御システム20の動作について説明する。
【0080】
図9は、点呼執行者が被点呼者に対して点呼を執行する場合の点呼支援制御システム20の動作のフローチャートの一部である。
図10は、
図9に示すフローチャートの続きのフローチャートである。
【0081】
点呼執行者は、点呼支援制御システム20へのログインの指示(以下「ログイン指示」という。)の送信を執行側システムの操作部を介して執行側システムに指示することができる。このログイン指示には、点呼執行者のIDおよびパスワードの組み合わせが含まれている。執行側システムの執行側支援部は、ログイン指示の送信が指示されると、このログイン指示を点呼支援制御システム20に送信する。点呼支援制御システム20の点呼支援部23aは、執行側システムからログイン指示が送信されてくると、
図9および
図10に示す動作を実行する。
【0082】
図9および
図10に示すように、点呼支援部23aは、執行側システムから送信されてきたログイン指示に含まれる、点呼執行者のIDおよびパスワードの組み合わせに基づいて、点呼支援制御システム20へのログインのための認証(以下「ログイン認証」という。)を実行する(S121)。点呼支援部23aは、ログイン指示に含まれるIDおよびパスワードの組み合わせが点呼執行者、すなわち、運行管理者または補助者の権限を有するユーザーのIDおよびパスワードの組み合わせとしてユーザー情報22bに含まれる場合に、S121において実行したログイン認証が成功したと判断する。一方、点呼支援部23aは、ログイン指示に含まれるIDおよびパスワードの組み合わせが運行管理者または補助者の権限を有するユーザーのIDおよびパスワードの組み合わせとしてユーザー情報22bに含まれない場合に、S121において実行したログイン認証が失敗したと判断する。
【0083】
点呼支援部23aは、S121の処理の後、S121において実行したログイン認証が成功したか否かを判断する(S122)。
【0084】
点呼支援部23aは、S121において実行したログイン認証が成功しなかった、すなわち、失敗したとS122において判断すると、
図9および
図10に示す動作を終了する。
【0085】
点呼支援部23aは、S121において実行したログイン認証が成功したとS122において判断すると、S121において実行したログイン認証の対象のユーザーのログインを許可する(S123)。以下、
図9および
図10に示す動作の開始の契機となったログイン指示を送信してきた執行側システムを対象執行側システムという。
【0086】
点呼支援部23aは、S123の処理の後、点呼待ちリスト22cに示されている点呼要求を一覧形式で示す点呼待ちリスト画面200(
図11参照。)を対象執行側システムに表示させる(S124)。したがって、対象執行側システムの執行側支援部は、点呼待ちリスト画面200を対象執行側システムの表示部に表示する。
【0087】
図11は、点呼待ちリスト画面200の一例を示す図である。
【0088】
図11に示す点呼待ちリスト画面200は、点呼の種類201と、被点呼者の従業員番号202と、被点呼者の氏名203と、被点呼者が所属する営業所204と、被点呼者が点呼を要求している場所205と、点呼要求を点呼支援制御システム20が受信してからの経過時間206と、対象執行側システムを利用中のユーザーが点呼要求に応答するための応答ボタン207とを点呼要求毎に示している。
【0089】
点呼支援部23aは、現在の日時と、点呼待ちリスト22cに示されている、点呼支援制御システム20による点呼要求の受信日時との差を経過時間206として算出する。
【0090】
図11に示す点呼待ちリスト画面200においては、1つ目の点呼要求の情報のみが描かれており、2つ目以降の点呼要求の情報が省略して描かれている。しかしながら、実際には、2つ目以降の点呼要求の情報も、1つ目の点呼要求の情報と同様に点呼待ちリスト画面200に含まれている。
【0091】
対象執行側システムを利用中のユーザーは、点呼待ちリスト画面200においていずれかの応答ボタンを対象執行側システムの操作部を介して押すことによって、押した応答ボタンに対応する点呼要求に応答することができる。
【0092】
対象執行側システムを利用中のユーザーは、点呼待ちリスト画面200が対象執行側システムの表示部に表示されている場合、点呼支援制御システム20からのログアウトの指示(以下「ログアウト指示」という。)の送信を対象執行側システムの操作部を介して対象執行側システムに指示することができる。対象執行側システムの執行側支援部は、ログアウト指示の送信が指示されると、このログアウト指示を点呼支援制御システム20に送信する。
【0093】
図9および
図10に示すように、点呼支援部23aは、S124の処理の後、ログアウト指示が対象執行側システムから送信されてきたか否かを判断する(S125)。
【0094】
点呼支援部23aは、ログアウト指示が対象執行側システムから送信されてきたとS125において判断すると、対象執行側システムを介して点呼支援制御システム20にログイン中のユーザーのログアウトを許可して(S126)、
図9および
図10に示す動作を終了する。
【0095】
点呼支援部23aは、ログアウト指示が対象執行側システムから送信されてきていないとS125において判断すると、いずれかの応答ボタンが押されたか否かを判断する(S127)。
【0096】
点呼支援部23aは、いずれの応答ボタンも押されていないとS127において判断すると、S125の処理を実行する。
【0097】
点呼支援部23aは、いずれかの応答ボタンが押されたとS127において判断すると、S127において押されたと判断した応答ボタンに対応する点呼要求を点呼待ちリスト22cから削除する(S128)。
【0098】
点呼支援部23aは、S128の処理の後、点呼を実施するための点呼画面210(
図12参照。)を対象執行側システムに表示させることによって、点呼を開始する(S129)。したがって、対象執行側システムの執行側支援部は、点呼画面210を対象執行側システムの表示部に表示する。なお、点呼支援部23aは、S127において押されたと判断した応答ボタンに対応する点呼要求を送信してきた被点呼側システム(以下「対象被点呼側システム」という。)にも点呼画面210と同様の点呼画面を表示させる。したがって、対象被点呼側システムの被点呼側支援部は、対象被点呼側システムの表示部に点呼画面210と同様の点呼画面を表示する。
【0099】
【0100】
図12に示す点呼画面210は、点呼の種類211と、被点呼者の従業員番号212と、被点呼者の氏名213と、被点呼者が所属する営業所214と、対象被点呼側システムのカメラによって撮影された画像215と、対象執行側システムのカメラによって撮影された画像216とを含んでいる。
【0101】
対象執行側システムの執行側支援部は、表示部に点呼画面を表示している場合、対象執行側システムのマイクに入力された音を対象被点呼側システムに送信するとともに、対象被点呼側システムから受信した音を対象執行側システムのスピーカーから出力する。同様に、対象被点呼側システムの被点呼側支援部は、表示部に点呼画面を表示している場合、対象被点呼側システムのマイクに入力された音を対象執行側システムに送信するとともに、対象執行側システムから受信した音を対象被点呼側システムのスピーカーから出力する。
【0102】
対象執行側システムの執行側支援部は、表示部に点呼画面を表示している場合、対象執行側システムのカメラによって撮影された画像を対象被点呼側システムに送信するとともに、対象執行側システムのカメラによって撮影された画像と、対象被点呼側システムから受信した画像とを点呼画面に表示する。同様に、対象被点呼側システムの被点呼側支援部は、表示部に点呼画面を表示している場合、対象被点呼側システムのカメラによって撮影された画像を対象執行側システムに送信するとともに、対象被点呼側システムのカメラによって撮影された画像と、対象執行側システムから受信した画像とを点呼画面に表示する。
【0103】
したがって、対象執行側システムを利用中のユーザーは、対象被点呼側システムを利用中の被点呼者に対して点呼を執行することができる。
【0104】
対象被点呼側システムの被点呼側支援部は、表示部に点呼画面を表示している場合、対象被点呼側システムのアルコール測定器によって測定されたアルコール濃度を点呼支援制御システム20に送信することができる。したがって、点呼支援制御システム20の点呼支援部23aは、対象被点呼側システムから受信したアルコール濃度を、被点呼者の呼気中のアルコール濃度として記憶することができる。また、点呼支援部23aは、対象被点呼側システムから受信したアルコール濃度を、被点呼者の呼気中のアルコール濃度として点呼画面210に示しても良い。
【0105】
図9および
図10に示すように、点呼支援部23aは、S129の処理の後、確認項目が全て確認されたと判断するまで、確認項目が全て確認されたか否かを判断する(S130)。
【0106】
点呼支援部23aは、確認項目が全て確認されたとS130において判断すると、確認項目に対する回答を確認するための回答確認画面220(
図13参照。)を対象執行側システムに表示させる(S131)。したがって、対象執行側システムの執行側支援部は、回答確認画面220を対象執行側システムの表示部に表示する。
【0107】
図13は、回答確認画面220の一例を示す図である。
【0108】
図13に示す回答確認画面220は、確認項目に対する回答を示す領域221と、点呼によって被点呼者に問題があったことを点呼執行者が確認した場合に押される点呼NGボタン222と、点呼によって被点呼者に問題がなかったことを点呼執行者が確認した場合に押される点呼OKボタン223とを含んでいる。回答確認画面220は、点呼画面210(
図12参照。)上にポップアップされるポップアップ画面である。
【0109】
対象執行側システムを利用中のユーザーは、回答確認画面220において点呼NGボタン222および点呼OKボタン223のいずれかを対象執行側システムの操作部を介して押すことができる。
【0110】
図9および
図10に示すように、点呼支援部23aは、S131の処理の後、回答確認画面220において点呼NGボタン222および点呼OKボタン223のいずれかが押されたと判断するまで、回答確認画面220において点呼NGボタン222および点呼OKボタン223のいずれかが押されたか否かを判断する(S132)。
【0111】
点呼支援部23aは、回答確認画面220において点呼NGボタン222および点呼OKボタン223のいずれかが押されたとS132において判断すると、回答確認画面220において点呼NGボタン222および点呼OKボタン223のいずれが押されたかを判断する(S133)。
【0112】
点呼支援部23aは、回答確認画面220において点呼NGボタン222が押されたとS133において判断すると、点呼の種類と、被点呼者の従業員番号と、被点呼者の氏名と、被点呼者が所属する営業所と、点呼が執行された時点での被点呼者の場所と、回答確認画面220に示されていた回答と、被点呼者に問題があったこととを、点呼結果情報22dに現在の対象の点呼の結果として登録する(S134)。
【0113】
点呼支援部23aは、回答確認画面220において点呼OKボタン223が押されたとS133において判断すると、点呼の種類と、被点呼者の従業員番号と、被点呼者の氏名と、被点呼者が所属する営業所と、点呼が執行された時点での被点呼者の場所と、回答確認画面220に示されていた回答と、被点呼者に問題がなかったこととを、点呼結果情報22dに現在の対象の点呼の結果として登録する(S135)。
【0114】
点呼支援部23aは、S134またはS135の処理の後、対象執行側システムを利用中のユーザーの顔識別を実行するための顔識別実行用画面230(
図14参照。)を現在表示中のポップアップ画面に代えて対象執行側システムに表示させる(S136)。したがって、対象執行側システムの執行側支援部は、顔識別実行用画面230を対象執行側システムの表示部に表示する。
【0115】
図14(a)は、対象執行側システムのカメラの起動が成功した場合の顔識別実行用画面230の一例を示す図である。
図14(b)は、対象執行側システムのカメラの起動が失敗した場合の顔識別実行用画面230の一例を示す図である。
【0116】
対象執行側システムの執行側支援部は、顔識別実行用画面230の表示が点呼支援制御システム20から指示されると、対象執行側システムのカメラの起動を試みる。
図14に示す顔識別実行用画面230は、対象執行側システムのカメラによって撮影されている動画が表示される領域231と、顔識別を実行するための顔識別ボタン232とを含んでいる。領域231は、対象執行側システムのカメラの起動が成功した場合には、
図14(a)に示すように対象執行側システムのカメラによって撮影されている動画がリアルタイムで表示され、例えば対象執行側システムのカメラが故障しているなどの様々な理由によって、このカメラの起動が失敗した場合には、
図14(b)に示すように「映像なし」というメッセージが表示される。顔識別実行用画面230は、点呼画面210(
図12参照。)上にポップアップされるポップアップ画面である。
【0117】
対象執行側システムを利用中のユーザーは、顔識別実行用画面230において顔識別ボタン232を対象執行側システムの操作部を介して押すことができる。
【0118】
図9および
図10に示すように、点呼支援部23aは、S136の処理の後、顔識別実行用画面230において顔識別ボタン232が押されたと判断するまで、顔識別実行用画面230において顔識別ボタン232が押されたか否かを判断する(S137)。
【0119】
点呼支援部23aは、顔識別実行用画面230において顔識別ボタン232が押されたとS137において判断すると、対象執行側システムのカメラの起動が成功しているか否かを判断する(S138)。
【0120】
点呼支援部23aは、対象執行側システムのカメラの起動が成功しているとS138において判断すると、対象執行側システムに静止画を撮影させる(S139)。したがって、対象執行側システムの執行側支援部は、対象執行側システムのカメラによって静止画を撮影する。
【0121】
点呼支援部23aは、S139の処理の後、S139において対象執行側システムに撮影させた静止画と、ユーザー情報22bに含まれる、点呼執行者、すなわち、運行管理者または補助者の権限を有するユーザーの顔画像とに基づいて、公知の方法による顔識別を実行する(S140)。点呼支援部23aは、S139において対象執行側システムに撮影させた静止画に、ユーザー情報22bに含まれる、運行管理者または補助者の権限を有するユーザーの顔画像に示される顔と同一人物の顔が一切含まれないと判定した場合、S140において実行した顔識別が失敗したと判断する。一方、点呼支援部23aは、S139において対象執行側システムに撮影させた静止画に、ユーザー情報22bに含まれる、運行管理者または補助者の権限を有するいずれかのユーザーの顔画像に示される顔と同一人物の顔が含まれると判定した場合、S140において実行した顔識別が成功したと判断する。点呼支援部23aは、S139において対象執行側システムに撮影させた静止画に、ユーザー情報22bに含まれる、運行管理者または補助者の権限を有するいずれかのユーザーの顔画像に示される顔と同一人物の顔が含まれると判定した場合、この人物である点呼執行者を、S140において実行した顔識別において特定することができる。
【0122】
点呼支援部23aは、S140の処理の後、S140において実行した顔識別が成功したか否かを判断する(S141)。
【0123】
点呼支援部23aは、S140において実行した顔識別が成功したとS141において判断すると、S140において実行した顔識別において特定したユーザーと、対象執行側システムを介して点呼支援制御システム20にログイン中のユーザーとが一致するか否かを判断する(S142)。例えば、ユーザーが対象執行側システムを介して点呼支援制御システム20にログインした後、点呼支援制御システム20からログアウトしていない場合に、他のユーザーが対象執行側システムを介して点呼支援制御システム20にログインせずに対象執行側システムを介して点呼支援制御システム20を利用しているとき、S140において実行した顔識別において特定したユーザーと、対象執行側システムを介して点呼支援制御システム20にログイン中のユーザーとが一致しない可能性がある。また、運転者など、運行管理者および補助者のいずれでもない者が不正のために運行管理者または補助者のIDおよびパスワードを利用して対象執行側システムを介して点呼支援制御システム20にログインしている場合にも、S140において実行した顔識別において特定したユーザーと、対象執行側システムを介して点呼支援制御システム20にログイン中のユーザーとが一致しない可能性がある。
【0124】
点呼支援部23aは、S140において実行した顔識別において特定したユーザーと、対象執行側システムを介して点呼支援制御システム20にログイン中のユーザーとが一致するとS142において判断すると、顔識別において特定したユーザーと、対象執行側システムを介して点呼支援制御システム20にログイン中のユーザーとが一致する場合に点呼の結果を承認するための一致時承認画面240(
図15参照。)を現在表示中のポップアップ画面に代えて対象執行側システムに表示させる(S143)。したがって、対象執行側システムの執行側支援部は、一致時承認画面240を対象執行側システムの表示部に表示する。
【0125】
図15は、一致時承認画面240の一例を示す図である。
【0126】
図15に示す一致時承認画面240は、S139において対象執行側システムのカメラによって撮影された静止画が表示される領域241と、顔識別において特定したユーザーの従業員番号および氏名が表示される領域242と、顔識別をやり直すためのやり直しボタン243と、顔識別において特定したユーザーを含めた、点呼の結果を承認するための承認ボタン244とを含んでいる。一致時承認画面240は、点呼画面210(
図12参照。)上にポップアップされるポップアップ画面である。
【0127】
対象執行側システムを利用中のユーザーは、一致時承認画面240においてやり直しボタン243および承認ボタン244のいずれかを対象執行側システムの操作部を介して押すことができる。
【0128】
図9および
図10に示すように、点呼支援部23aは、S140において実行した顔識別において特定したユーザーと、対象執行側システムを介して点呼支援制御システム20にログイン中のユーザーとが一致しないとS142において判断すると、顔識別において特定したユーザーと、対象執行側システムを介して点呼支援制御システム20にログイン中のユーザーとが一致しない場合に点呼の結果を承認するための不一致時承認画面250(
図16参照。)を現在表示中のポップアップ画面に代えて対象執行側システムに表示させる(S144)。したがって、対象執行側システムの執行側支援部は、不一致時承認画面250を対象執行側システムの表示部に表示する。
【0129】
図16は、不一致時承認画面250の一例を示す図である。
【0130】
図16に示す不一致時承認画面250は、S139において対象執行側システムのカメラによって撮影された静止画が表示される領域241と、顔識別において特定したユーザーの従業員番号および氏名が表示される領域242と、顔識別をやり直すためのやり直しボタン243と、顔識別において特定したユーザーを含めた、点呼の結果を承認するための承認ボタン244と、顔識別において特定したユーザーが、対象執行側システムを介して点呼支援制御システム20にログイン中のユーザーに一致しないことを示す警告メッセージ251とを含んでいる。不一致時承認画面250は、点呼画面210(
図12参照。)上にポップアップされるポップアップ画面である。
【0131】
対象執行側システムを利用中のユーザーは、不一致時承認画面250においてやり直しボタン243および承認ボタン244のいずれかを対象執行側システムの操作部を介して押すことができる。
【0132】
図9および
図10に示すように、点呼支援部23aは、S143またはS144の処理の後、やり直しボタン243が押されたか否かを判断する(S145)。
【0133】
点呼支援部23aは、やり直しボタン243が押されたとS145において判断すると、S136の処理を実行する。
【0134】
点呼支援部23aは、やり直しボタン243が押されていないとS145において判断すると、承認ボタン244が押されたか否かを判断する(S146)。
【0135】
点呼支援部23aは、承認ボタン244が押されていないとS146において判断すると、S145の処理を実行する。
【0136】
点呼支援部23aは、承認ボタン244が押されたとS146において判断すると、顔識別において特定したユーザーの氏名を、点呼結果情報22dにおける現在の対象の点呼の結果に点呼執行者の氏名として登録する(S147)。
【0137】
点呼支援部23aは、S147の処理の後、顔識別において特定した点呼執行者であることを、点呼結果情報22dにおける現在の対象の点呼の結果に登録する(S148)。すなわち、点呼支援部23aは、点呼結果情報22dにおける現在の対象の点呼の結果における「顔識別による特定」欄の値として「○」を入力する。
【0138】
点呼支援部23aは、対象執行側システムのカメラの起動が成功していないとS138において判断するか、S140において実行した顔識別が失敗したとS141において判断すると、顔識別が成功しなかった場合に表示される顔識別不成功時画面260(
図17参照。)を現在表示中のポップアップ画面に代えて対象執行側システムに表示させる(S149)。したがって、対象執行側システムの執行側支援部は、顔識別不成功時画面260を対象執行側システムの表示部に表示する。
【0139】
図17(a)は、対象執行側システムのカメラの起動が成功した場合の顔識別不成功時画面260の一例を示す図である。
図17(b)は、対象執行側システムのカメラの起動が失敗した場合の顔識別不成功時画面260の一例を示す図である。
【0140】
対象執行側システムの執行側支援部は、顔識別不成功時画面260の表示が点呼支援制御システム20から指示されると、対象執行側システムのカメラの起動を試みる。
図17に示す顔識別不成功時画面260は、対象執行側システムのカメラによって撮影されている動画が表示される領域261と、顔識別を実行するための顔識別ボタン262と、顔識別をスキップするための「顔識別をスキップ」ボタン263とを含んでいる。領域261は、対象執行側システムのカメラの起動が成功した場合には、
図17(a)に示すように対象執行側システムのカメラによって撮影されている動画がリアルタイムで表示され、例えば対象執行側システムのカメラが故障しているなどの様々な理由によって、このカメラの起動が失敗した場合には、
図17(b)に示すように「映像なし」というメッセージが表示される。顔識別不成功時画面260は、点呼画面210(
図12参照。)上にポップアップされるポップアップ画面である。
【0141】
対象執行側システムを利用中のユーザーは、顔識別不成功時画面260において顔識別ボタン262および「顔識別をスキップ」ボタン263のいずれかを対象執行側システムの操作部を介して押すことができる。
【0142】
図9および
図10に示すように、点呼支援部23aは、S149の処理の後、顔識別不成功時画面260において顔識別ボタン262が押されたか否かを判断する(S150)。
【0143】
点呼支援部23aは、顔識別不成功時画面260において顔識別ボタン262が押されたとS150において判断すると、S138の処理を実行する。
【0144】
点呼支援部23aは、顔識別不成功時画面260において顔識別ボタン262が押されていないとS150において判断すると、顔識別不成功時画面260において「顔識別をスキップ」ボタン263が押された否かを判断する(S151)。
【0145】
点呼支援部23aは、顔識別不成功時画面260において「顔識別をスキップ」ボタン263が押されていないとS151において判断すると、S150の処理を実行する。
【0146】
点呼支援部23aは、顔識別不成功時画面260において「顔識別をスキップ」ボタン263が押されたとS151において判断すると、対象執行側システムを介して点呼支援制御システム20にログイン中のユーザーの氏名を、点呼結果情報22dにおける現在の対象の点呼の結果に点呼執行者の氏名として登録する(S152)。
【0147】
点呼支援部23aは、S148またはS152の処理の後、現在の日時を、点呼結果情報22dにおける現在の対象の点呼の結果に点呼の完了の日時として登録する(S153)。
【0148】
点呼支援部23aは、S153の処理の後、現在表示中のポップアップ画面と、点呼画面210(
図12参照。)との表示を対象執行側システムに終了させることによって、現在の対象の点呼を終了して(S154)、S124の処理を実行する。
【0149】
次に、点呼執行者が点呼の結果を確認する場合の点呼支援システム10の動作について説明する。
【0150】
図18は、点呼執行者が点呼の結果を確認する場合の点呼支援システム10の動作のシーケンス図である。
【0151】
点呼執行者は、執行側システムを介して点呼支援制御システム20にログイン中である場合に、結果を確認したい点呼を指定して、この点呼の結果の表示を、この執行側システムの操作部を介して、この執行側システムに指示することができる。
【0152】
図18に示すように、執行側システムの執行側支援部は、点呼の結果の表示が指示されると、点呼執行者によって指定された点呼の結果を点呼支援制御システム20に要求する(S161)。
【0153】
点呼支援制御システム20の点呼支援部23aは、S161において執行側システムから点呼の結果が要求されると、執行側システムから要求された点呼の結果を点呼結果情報22dから読み出して執行側システムに送信する(S162)。
【0154】
執行側システムの執行側支援部は、S162において点呼支援制御システム20から送信されてきた点呼の結果を受信すると、点呼支援制御システム20から受信した点呼の結果を、執行側システムの表示部に表示する(S163)。
【0155】
図19は、執行側システムの表示部に表示される点呼の結果の一例を示す図である。
【0156】
図19において、点呼執行者の氏名に付されているラベル271は、点呼の結果に氏名が示されている点呼執行者が顔識別において特定された者であることを示すものである。したがって、執行側システムの執行側支援部は、点呼の結果に氏名が示されている点呼執行者が顔識別において特定された者である場合、すなわち、点呼結果情報22dにおける「顔識別による特定」欄の値が「○」である場合には、点呼執行者の氏名にラベル271を付す一方、点呼の結果に氏名が示されている点呼執行者が顔識別において特定された者ではない場合、すなわち、点呼結果情報22dにおける「顔識別による特定」欄の値が「○」ではない場合には、点呼執行者の氏名にラベル271を付さない。
【0157】
以上に説明したように、点呼支援システム10は、執行側システムのカメラによって点呼の開始時以降であるS139において撮影された画像に顔が含まれるユーザーをS140において顔識別によって特定し、特定したユーザーを点呼執行者として点呼の結果に登録可能である(S147)ので、点呼執行者の成り済ましが起こる可能性を従来より低減することができる。
【0158】
なお、顔識別のための、執行側システムのカメラによる撮影のタイミングは、点呼の開始時以降であれば、S139のタイミング以外のタイミングでも良い。
【0159】
点呼支援システム10は、点呼執行者をS147またはS152において点呼の結果に登録した場合に点呼を完了する(S154)ので、点呼の結果における点呼執行者の改竄の可能性を低減することができる。
【0160】
点呼支援システム10は、顔識別によって特定したユーザーを執行側システムを介してS143またはS144において通知した後、顔識別によって特定したユーザーを、執行側システムを介した指示に応じて(S146においてYES)、点呼執行者として点呼の結果に登録する(S147)ので、顔識別によって特定したユーザーが間違っていた場合に、間違っているユーザーを点呼執行者として点呼の結果に登録する可能性を低減することができる。
【0161】
点呼支援システム10は、顔識別によって特定したユーザーを執行側システムを介してS143またはS144において通知した後、執行側システムを介した指示に応じて(S145においてYES)顔識別をやり直す(S136)ので、顔識別によって特定したユーザーが間違っていた場合に、間違っているユーザーを点呼執行者として点呼の結果に登録する可能性を低減することができる。
【0162】
なお、顔識別によって特定したユーザーの、執行側システムを介した通知の方法は、例えば音声による通知など、表示以外の方法でも良い。
【0163】
点呼支援システム10は、顔識別によって特定したユーザーと、執行側システムを介して点呼支援システム10にログイン中のユーザーとが異なる場合に(S142でNO)、顔識別によって特定したユーザーと、執行側システムを介して点呼支援システム10にログイン中のユーザーとが異なることを不一致時承認画面250における警告メッセージ251によって執行側システムを介して通知する(S144)ので、顔識別によって特定したユーザーが間違っていた場合に、間違っているユーザーを点呼執行者として点呼の結果に登録する可能性を低減することができる。
【0164】
なお、顔識別によって特定したユーザーと、執行側システムを介して点呼支援システム10にログイン中のユーザーとが異なることの、執行側システムを介した通知の方法は、例えば音声による通知など、表示以外の方法でも良い。
【0165】
点呼支援システム10は、顔識別によって特定したユーザーを点呼執行者として点呼の結果にS147において登録する場合に、顔識別によって特定した点呼執行者であることも点呼の結果に登録する(S148)ので、成り済まされていない可能性が高い点呼執行者を点呼の結果の確認者に認識させることができる。
【0166】
点呼支援システム10は、顔識別によってユーザーが特定されなかった場合(S138でNOまたはS141でNO)に、執行側システムを介して点呼支援システム10にログイン中のユーザーを点呼執行者として点呼の結果に登録可能である(S152)ので、顔識別によってユーザーが特定されなかった場合であっても点呼の結果に点呼執行者を容易に登録することができる。
【0167】
点呼支援システム10は、顔識別によってユーザーが特定されなかった場合(S138でNOまたはS141でNO)に、執行側システムを介して点呼支援システム10にログイン中のユーザーを、執行側システムを介した指示に応じて(S151でYES)、点呼執行者として点呼の結果に登録する(S152)ので、顔識別によってユーザーが特定されなかった場合であっても点呼の結果に点呼執行者を容易に登録することができる。
【0168】
点呼支援システム10は、顔識別によってユーザーが特定されなかった場合(S138でNOまたはS141でNO)に、執行側システムを介した指示に応じて(S150でYES)顔識別を実行する(S140)ので、顔識別によってユーザーが特定される可能性を向上することができる。
【符号の説明】
【0169】
10 点呼支援システム
20 点呼支援制御システム(コンピューター)
22a 点呼支援プログラム
22d 点呼結果情報(点呼の結果を示す情報)
23a 点呼支援部
30 執行側システム
37 カメラ