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特開2023-110753情報処理システム、情報処理方法、サーバ、及びプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023110753
(43)【公開日】2023-08-09
(54)【発明の名称】情報処理システム、情報処理方法、サーバ、及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/0203 20230101AFI20230802BHJP
【FI】
G06Q30/02 312
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022012368
(22)【出願日】2022-01-28
(71)【出願人】
【識別番号】521540003
【氏名又は名称】株式会社zooba
(74)【代理人】
【識別番号】110001519
【氏名又は名称】弁理士法人太陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】名和 彩音
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049BB02
(57)【要約】
【課題】アンケートを実施する対象のユーザを特定した上でアンケートを実施する。
【解決手段】管理ユーザ端末14は、管理ユーザから入力された操作情報であって、かつアンケートを送付する対象の前記ユーザを特定する操作情報である特定情報を受け付け、特定情報に応じた要求信号をサーバ12へ送信する。サーバ12は、管理ユーザ端末14から送信された要求信号に応答して、特定情報で特定されたユーザが利用するユーザ端末16の表示部に対してアンケートを表示させる。複数のユーザ端末16の各々は、自らの表示部に表示されたアンケートに対する、ユーザから入力されたアンケート結果をサーバ12へ送信する。サーバ12は、複数のユーザ端末16の各々から送信されたアンケート結果を受信し、複数のアンケート結果に関する情報を管理ユーザ端末14へ表示させる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
管理ユーザ端末と複数のユーザ端末とサーバとを備える情報処理システムであって、
前記管理ユーザ端末は、アンケートを送付する対象のユーザを特定する特定情報を取得し、前記特定情報に応じた要求信号を前記サーバへ送信し、
前記サーバは、前記管理ユーザ端末から送信された前記要求信号に応答して、前記特定情報で特定された前記ユーザが利用する前記ユーザ端末の表示部に対して、前記アンケートを表示させ、
複数の前記ユーザ端末の各々は、自らの表示部に表示された前記アンケートに対する、前記ユーザから入力されたアンケート結果を前記サーバへ送信し、
前記サーバは、複数の前記ユーザ端末の各々から送信された前記アンケート結果を受信し、複数の前記アンケート結果に関する情報を前記管理ユーザ端末へ表示させる、
情報処理システム。
【請求項2】
前記管理ユーザ端末は、アンケートの送付依頼を表す第1要求信号を前記サーバへ送信すると共に、アンケートを送付する対象のユーザを特定する前記特定情報に応じた第2要求信号を前記サーバへ送信し、
前記サーバは、前記管理ユーザ端末から送信された前記第1要求信号及び前記第2要求信号に応答して、前記特定情報で特定された前記ユーザが利用する前記ユーザ端末の表示部に対して、アプリケーションの利用に関するアンケートを表示させ、
複数の前記ユーザ端末の各々は、自らの表示部に表示された前記アンケートに対する、前記ユーザから入力されたアンケート結果を前記サーバへ送信し、
前記サーバは、複数の前記ユーザ端末の各々から送信された前記アンケート結果を受信し、複数の前記アンケート結果に関する情報を前記管理ユーザ端末へ表示させ、
前記管理ユーザ端末は、前記アプリケーションの利用態様を変更する変更情報を取得し、前記変更情報に応じた第3要求信号を前記サーバへ送信し、
前記サーバは、前記管理ユーザ端末から送信された前記第3要求信号に応答して、前記アプリケーションに対して前記変更情報で特定された前記ユーザの利用態様を変更する指示信号を出力する、
請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項3】
前記管理ユーザ端末は、管理ユーザから入力された操作情報を受け付けると、前記第1要求信号を前記サーバへ送信し、
前記サーバは、前記管理ユーザ端末から送信された前記第1要求信号に応答して、アプリケーションを利用しているユーザのうち、所定の条件を満たすユーザ情報を前記管理ユーザ端末へ表示させ、
前記管理ユーザ端末は、前記ユーザ情報が表すユーザの中からアンケートを送付する対象のユーザを特定する前記特定情報を受け付け、前記特定情報に応じた第2要求信号を前記サーバへ送信する、
請求項2に記載の情報処理システム。
【請求項4】
前記管理ユーザ端末は、管理ユーザから入力された操作情報である前記特定情報を受け付け、前記特定情報に応じた第2要求信号を前記サーバへ送信し、
前記管理ユーザ端末は、前記管理ユーザから入力された操作情報である前記変更情報を受け付け、前記変更情報に応じた第3要求信号を前記サーバへ送信する、
請求項2又は請求項3に記載の情報処理システム。
【請求項5】
前記サーバは、前記アプリケーションを利用しているユーザのうち、所定の条件を満たすユーザ情報を前記管理ユーザ端末へ表示させる際に、
前記ユーザの属性情報又は前記ユーザの前記アプリケーションの利用履歴に基づいて、前記管理ユーザ端末へ表示させる前記ユーザ情報を選定する、
請求項2~請求項4の何れか1項に記載の情報処理システム。
【請求項6】
所定の前記ユーザに関しては、所定の前記ユーザのアカウント情報と、前記アンケートを送付する対象のユーザであるアンケート送付先ユーザのアカウント情報とが予め対応付けられており、
前記管理ユーザ端末は、所定の前記ユーザに代えて前記アンケート送付先ユーザを前記特定情報に含ませ、
前記サーバは、前記アンケート送付先ユーザを含む複数の前記ユーザ端末の表示部に対して、前記アプリケーションの利用に関するアンケートを表示させる、
請求項2~請求項5の何れか1項に記載の情報処理システム。
【請求項7】
管理ユーザ端末と複数のユーザ端末とサーバとを備える情報処理システムが実行する情報処理方法であって、
前記管理ユーザ端末が、アンケートを送付する対象のユーザを特定する特定情報を取得し、前記特定情報に応じた要求信号を前記サーバへ送信し、
前記サーバが、前記管理ユーザ端末から送信された前記要求信号に応答して、前記特定情報で特定された前記ユーザが利用する前記ユーザ端末の表示部に対して、前記アンケートを表示させ、
複数の前記ユーザ端末の各々が、自らの表示部に表示された前記アンケートに対する、前記ユーザから入力されたアンケート結果を前記サーバへ送信し、
前記サーバが、複数の前記ユーザ端末の各々から送信された前記アンケート結果を受信し、複数の前記アンケート結果に関する情報を前記管理ユーザ端末へ表示させる、
情報処理方法。
【請求項8】
管理ユーザ端末と複数のユーザ端末とサーバとを備える情報処理システムにおけるサーバであって、
前記管理ユーザ端末が、アンケートを送付する対象のユーザを特定する特定情報を取得し、前記特定情報に応じた要求信号を前記サーバへ送信し、
前記サーバが、前記管理ユーザ端末から送信された前記要求信号に応答して、前記特定情報で特定された前記ユーザが利用する前記ユーザ端末の表示部に対して、前記アンケートを表示させ、
複数の前記ユーザ端末の各々が、自らの表示部に表示された前記アンケートに対する、前記ユーザから入力されたアンケート結果を前記サーバへ送信し、
前記サーバが、複数の前記ユーザ端末の各々から送信された前記アンケート結果を受信し、複数の前記アンケート結果に関する情報を前記管理ユーザ端末へ表示させる、
サーバ。
【請求項9】
管理ユーザ端末と複数のユーザ端末とサーバとを備える情報処理システムにおけるサーバが実行する情報処理方法であって、
前記管理ユーザ端末が、アンケートを送付する対象のユーザを特定する特定情報を取得し、前記特定情報に応じた要求信号を前記サーバへ送信し、
前記サーバが、前記管理ユーザ端末から送信された前記要求信号に応答して、前記特定情報で特定された前記ユーザが利用する前記ユーザ端末の表示部に対して、前記アンケートを表示させ、
複数の前記ユーザ端末の各々が、自らの表示部に表示された前記アンケートに対する、前記ユーザから入力されたアンケート結果を前記サーバへ送信し、
前記サーバが、複数の前記ユーザ端末の各々から送信された前記アンケート結果を受信し、複数の前記アンケート結果に関する情報を前記管理ユーザ端末へ表示させる、
情報処理方法。
【請求項10】
請求項9に記載の情報処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理システム、情報処理方法、サーバ、及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、複数のコンピュータからなるネットワーク上でソフトウェアの不正使用を防ぎ、ネットワークの利点を生かしたライセンス管理を行うソフトウェアライセンス情報処理システムが知られている(例えば、特許文献1)。このソフトウェアライセンス情報処理システムは、ライセンスサーバプログラムが、ソフトウェア許諾リストファイルのライセンス情報に従ってライセンス管理を行う。
【0003】
また、ソフトウェアのライセンス管理の効率化、ライセンスの信頼性の向上、ユーザによる管理作業の簡略化を実現するソフトウェアライセンス情報処理システムが知られている(例えば、特許文献2)。このソフトウェアライセンス情報処理システムは、ソフトウェアをインストールされこのソフトウェアを実行するソフトウェア実行装置と、ソフトウェアのライセンスを管理するソフトウェアライセンス管理装置とがそなえられ、これらのソフトウェア実行装置とソフトウェアライセンス管理装置との間で、電子メールにより、ソフトウェアのライセンスに関する情報をやり取りするように構成されている。
【0004】
また、ソフトウェアの使用量や処理結果の品質に応じて課金することが可能なソフトウェア使用料課金システムが知られている(例えば、特許文献3)。このソフトウェア使用料課金システムは、ソフトウェアによってなされた処理内容に関する情報を処理内容情報として抽出する。そして、ソフトウェア使用料課金システムは、それぞれの処理内容についての処理単価を格納した処理単価テーブルと、検出された処理内容情報と処理単価テーブルに格納された処理単価とに基づいて、ソフトウェアSの使用料を算定する。
【0005】
また、アンケートの配布と回収という二次的な作業からアンケート実施者を解放することのできる電子アンケートシステムが知られている(例えば、特許文献4)。この電子アンケートシステムは、アンケートの依頼処理をするアンケート依頼装置と、アンケートの管理処理をするアンケート管理装置と、アンケートの回答処理をするアンケート回答装置とを備えている。
【0006】
また、インターネットを使用したアンケート方法が知られている(例えば、特許文献5)。このアンケート方法は、サーバが、ソフトウェアをインターネット上に開放するステップと、青少年育成や生涯学習に関するスポーツ・文化クラブや同じ趣向を持つNPO団体などがソフトウェアを使用する代わりにアンケートセンタによるアンケートに回答することを約することによりスポーツ・文化クラブや前記NPO団体などがソフトウェアを無償で使用することを可能とする。そして、サーバが、ソフトウェアの使用するスポーツ・文化クラブなどの構成員それぞれのアンケート回答を、インターネットを介して受信する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開平6-223040号公報
【特許文献2】特開平10-228504号公報
【特許文献3】特開2002-55727号公報
【特許文献4】特開平8-249308号公報
【特許文献5】特開2007-172492号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
ところで、情報処理システムを利用してアンケートを実施する際には、まずそのアンケートの内容を決定した上で、対象のユーザのユーザ端末へアンケートを送付することが多い。しかし、まずはアンケート対象となるユーザを特定し、特定されたユーザに対してのみアンケートを実施したい場合がある。
【0009】
例えば、ユーザが利用しているアプリケーションソフトウェア(以下、単にアプリケーションと称する。)に課金がされているような場合を考える。この場合には、そのアプリケーションの利用に対する課金は当該ユーザが所属している組織が負担することが多い。仮にそのユーザがアプリケーションを利用しなくなっているのにもかかわらず、課金が継続されているような場合には、組織の管理者は、そのユーザに対してのみアプリケーションの利用を停止しても良いかのアンケートを実施したい場合がある。
【0010】
しかし、上記特許文献1~5の技術は、アンケートを実施する対象のユーザを特定した上でアンケートを実施するといった点は考慮されていない。
【0011】
本発明は、上記の事情を鑑みてなされたもので、アンケートを実施する対象のユーザを特定した上でアンケートを実施することができる情報処理システム、情報処理方法、サーバ、及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上記の目的を達成するために本発明に係る情報処理システムは、管理ユーザ端末と複数のユーザ端末とサーバとを備える情報処理システムであって、前記管理ユーザ端末は、アンケートを送付する対象のユーザを特定する特定情報を取得し、前記特定情報に応じた要求信号を前記サーバへ送信し、前記サーバは、前記管理ユーザ端末から送信された前記要求信号に応答して、前記特定情報で特定された前記ユーザが利用する前記ユーザ端末の表示部に対して、前記アンケートを表示させ、複数の前記ユーザ端末の各々は、自らの表示部に表示された前記アンケートに対する、前記ユーザから入力されたアンケート結果を前記サーバへ送信し、前記サーバは、複数の前記ユーザ端末の各々から送信された前記アンケート結果を受信し、複数の前記アンケート結果に関する情報を前記管理ユーザ端末へ表示させる、情報処理システムである。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、アンケートを実施する対象のユーザを特定した上でアンケートを実施することができる、という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】本実施形態の情報処理システムの概略構成の一例を示す図である。
図2】情報処理システムの各端末として機能するコンピュータの概略ブロック図である。
図3】管理ユーザ端末に表示される画面の一例を説明するための図である。
図4】管理ユーザ端末に表示される画面の一例を説明するための図である。
図5】所定の画面の一例を説明するための図である。
図6】管理ユーザ端末に表示される画面の一例を説明するための図である。
図7】管理ユーザ端末に表示される画面の一例を説明するための図である。
図8】管理ユーザ端末に表示される画面の一例を説明するための図である。
図9】本実施形態の情報処理システムによって実行される処理を説明するための図である。
図10】管理ユーザ端末に表示される画面の一例を説明するための図である。
図11】管理ユーザ端末に表示される画面の一例を説明するための図である。
図12】管理ユーザ端末に表示される画面の一例を説明するための図である。
図13】管理ユーザ端末に表示される画面の一例を説明するための図である。
図14】管理ユーザ端末に表示される画面の一例を説明するための図である。
図15】管理ユーザ端末に表示される画面の一例を説明するための図である。
図16】ユーザ端末に表示される画面の一例を説明するための図である。
図17】ユーザ端末に表示される画面の一例を説明するための図である。
図18】管理ユーザ端末に表示される画面の一例を説明するための図である。
図19】管理ユーザ端末に表示される画面の一例を説明するための図である。
図20】管理ユーザ端末に表示される画面の一例を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、図面を参照して実施形態を詳細に説明する。
【0016】
<情報処理システムのシステム構成>
【0017】
図1は、本実施形態の情報処理システム10を示すブロック図である。図1に示されるように、本実施形態の情報処理システム10は、サーバ12と、管理ユーザ端末14と、複数のユーザ端末16A,16B,16Cと、を備えている。なお、以下では、特定の端末を指し示す場合以外は、1つのユーザ端末をユーザ端末16と称する。サーバ12と、管理ユーザ端末14と、ユーザ端末16とは、例えばインターネット等のネットワーク20によって通信可能に接続されている。
【0018】
本実施形態の情報処理システム10は、アンケートを送付する対象のユーザを特定した上で、対象のユーザが操作するユーザ端末16へアンケートを送付する。本実施形態の情報処理システム10は、複数のユーザの各々が所定のアプリケーションを利用している場合に、その利用を停止しても良いかどうかのアンケートを対象のユーザへ実施する。なお、アプリケーションは、例えば、いわゆるSaaS(Software as a Service)によって提供されるものであり、例えば、Slack(登録商標)等が挙げられる。
【0019】
ここで、ユーザが利用しているアプリケーションに課金がされているような場合を考える。この場合、そのアプリケーションの利用に対する課金は当該ユーザが所属している組織が負担することが多い。仮にそのユーザがアプリケーションを利用しなくなっているのにもかかわらず課金が継続され費用が発生しているような場合には、組織の管理者は、そのユーザのアプリケーションの利用を停止させたいと考える場合がある。しかし、そのユーザのアプリケーションの利用頻度は低いものの利用を継続している場合もあり、例えば、そのユーザのアプリケーションのアカウントを突然停止させてしまうことは適切ではない。そのため、まずは、そのユーザに対してアプリケーションの利用を停止しても良いかのアンケートを実施したい場合がある。
【0020】
また、ある組織が外部へ業務委託をする場合、その組織に属する担当者と外部委託業者との間において円滑なコミュニケーションを実現するためのコミュニケーションツールとして、Slack(登録商標)等のアプリケーションが利用される場合がある。その組織と外部委託業者との間において業務委託が継続している間においては、外部委託業者の当該アプリケーションの利用は適正なものである。しかし、業務委託契約が終了した後における外部委託業者の当該アプリケーションの利用は適切ではない場合もある。具体的には、業務委託契約終了後であるにもかかわらず、外部委託業者は当該組織内部の情報を閲覧することができてしまいセキュリティリスクが高まることにもなる。さらに、外部委託業者のアプリケーションの利用に対して課金がされているような場合には、その費用も当該組織が支払うことになる場合もある。
【0021】
そこで、本実施形態の情報処理システム10は、所定のユーザに対してアンケートを実施し、そのアンケート結果に基づいてアプリケーションの利用を停止する。これにより、組織内における各種のアプリケーションの利用が適切になされる。
【0022】
以下、具体的に説明する。
【0023】
(サーバ12)
サーバ12は、図1に示されるように、制御部120と、情報記憶部122とを備えている。制御部120はサーバ12の動作を制御する。情報記憶部122には、後述する各処理において利用される各種データが格納されている。
【0024】
(管理ユーザ端末14)
管理ユーザ端末14は、管理ユーザが操作する端末である。具体的には、管理ユーザ端末14は、パーソナルコンピュータ又はスマートフォン等である。
【0025】
(ユーザ端末16)
ユーザ端末16は、ユーザが管理する端末である。具体的には、ユーザは、ユーザ端末16を操作することにより、アプリケーションを実行したりする。具体的には、ユーザ端末16は、パーソナルコンピュータ又はスマートフォン等である。
【0026】
情報処理システム10のサーバ12、管理ユーザ端末14、及びユーザ端末16の各々は、例えば、図2に示すコンピュータ70で実現することができる。コンピュータ70はCPU71、一時記憶領域としてのメモリ72、及び不揮発性の記憶部73を備える。また、コンピュータ70は、入出力装置等(図示省略)が接続される入出力interface(I/F)74、及び記録媒体に対するデータの読み込み及び書き込みを制御するread/write(R/W)部75を備える。また、コンピュータ70は、インターネット等のネットワークに接続されるネットワークI/F76を備える。CPU71、メモリ72、記憶部73、入出力I/F74、R/W部75、及びネットワークI/F76は、バス77を介して互いに接続される。
【0027】
記憶部73は、Hard Disk Drive(HDD)、solid state drive(SSD)、フラッシュメモリ等によって実現できる。記憶媒体としての記憶部73には、コンピュータ70を機能させるためのプログラムが記憶されている。CPU71は、プログラムを記憶部73から読み出してメモリ72に展開し、プログラムが有するプロセスを順次実行する。
【0028】
<情報処理システム10の作用>
【0029】
次に、本実施形態の情報処理システム10の作用について説明する。管理ユーザが管理ユーザ端末14を操作し、複数のユーザに対してアプリケーションの利用に関するアンケートを実施する場面について説明する。
【0030】
管理ユーザは、管理ユーザ端末14を操作することにより、複数のアプリケーションを管理する管理アプリケーションを起動させる。なお、この管理アプリケーションはサーバ12上で実行される。管理アプリケーションを実行することにより各種の入出力画面が管理ユーザ端末14及びユーザ端末16の表示部(図示省略)へ表示される。なお、この管理アプリケーションはブラウザを介して実行される。
【0031】
管理ユーザが管理ユーザ端末14を操作することにより、管理アプリケーションを起動させると、図3に示されるような画面が管理ユーザ端末14の表示部(図示省略)へ表示される。図3に示される画面は、管理アプリケーションのホーム画面である。図3の例では、管理アプリケーションと連携するアプリケーションが存在していない状態であるため、管理ユーザは、管理対象のアプリケーションを管理アプリケーションと連携させるような操作をする。これにより、例えば、図4に示されるように、複数のアプリケーション200が管理アプリケーションと連携される。なお、以下では、複数のアプリケーション200のうち、アプリケーションAについてのアンケートが実施される場合を例に説明する。
【0032】
アプリケーションAの利用に関するアンケートを実施するために、管理ユーザは管理ユーザ端末14を操作し、管理アプリケーションがアプリケーションAへアクセスする権限を取得する。例えば、管理ユーザは管理ユーザ端末14を操作することにより、図5に示されるような画面を管理ユーザ端末14の表示部(図示省略)へ表示させ、許可するというボタンを押下することにより、管理アプリケーションがアプリケーションAへアクセスする権限を取得する。なお、図5に示される画面は、管理ユーザ端末14の表示部(図示省略)ではなく、アプリケーションAを利用するユーザのうち代表ユーザのユーザ端末16の表示部(図示省略)へ表示されてもよい。この場合には、代表ユーザの許可によって、管理アプリケーションがアプリケーションAへアクセスする権限を取得する。
【0033】
管理アプリケーションがアプリケーションAへアクセスする権限を取得すると、例えば、図6に示されるような、アプリケーションAの契約とアカウントとアンケートとについての管理画面が表示される。例えば、管理ユーザは、管理ユーザ端末14を操作し、契約のタブを選択して、アプリケーションAについての契約情報を確認する。そして、管理ユーザは、管理ユーザ端末14を操作し、アプリケーションAについての契約情報を更新するなどして、カーソルMを用いて更新を押下する。これにより、図7に示されるように、契約情報が保存される。
【0034】
次に、管理ユーザは、例えば、カーソルMをダッシュボードのタブへ合わせて選択する。ダッシュボードのタブが選択されると、図8に示されるような管理画面が表示される。
【0035】
ここで、管理ユーザは、管理ユーザ端末14に対して所定の操作情報を入力すると、図9に示されるシーケンスが実行される。
【0036】
ステップS100において、管理ユーザ端末14は管理ユーザから入力された操作情報を受け付ける。
【0037】
ステップS102において、管理ユーザ端末14は、ステップS100で受け付けた操作情報に応じた第1要求信号をサーバ12へ送信する。
【0038】
ステップS104において、サーバ12は、ステップS102で管理ユーザ端末14から送信された第1要求信号に応答して、アプリケーションAを利用しているユーザのうち、所定の条件を満たすユーザに関する情報を、管理ユーザ端末14の表示部へ表示させる。具体的には、管理ユーザ端末14は、アンケートのレコメンド対象のユーザ情報を管理ユーザ端末14へ出力する。ここで、サーバ12は、アンケートを実施する対象のユーザに関するレコメンド条件を提示する際に、ユーザの属性情報又はユーザのアプリケーションの利用履歴に基づいて、管理ユーザ端末14の表示部(図示省略)へ表示させるレコメンド対象のユーザを選定する。
【0039】
ステップS106において、管理ユーザ端末14は、レコメンド対象のユーザを自らの表示部(図示省略)へ表示させる。
【0040】
例えば、図8に示される管理画面においては、アンケートレコメンドの欄では「外部ドメインで現在費用が発生している」という条件を満たすユーザに対して、アプリケーションAの利用に関するアンケートを実施することがレコメンドされている。図8に示される管理画面では、当該条件を満たす対象アカウント数は32である点が表示されている。
【0041】
このようにしてアンケート対象のユーザが決定されると、アンケートを送付する対象のユーザの一覧が閲覧可能となる。図10に示されるように、管理画面のアカウントの欄が選択されると、アンケートを送付する対象のユーザの一覧が表示される。図10に示される例では、ユーザのアカウント名、メールアドレス、通知状況、アカウント種別、ステータス、課金状況、及び最終ログインに関する情報が示されている。図10に示される例では、これらのユーザのアカウントの課金状況は「課金中」であり、自社組織から費用が支払われていることが確認できる。
【0042】
図10に示される以外にも、アンケートを実施する対象のユーザのレコメンド方法としては様々なものが考えられる。例えば、サーバ12は、自社に直接所属していないユーザ(例えば、自社との間に雇用関係が存在せず業務委託である場合等)、自社に直接所属していないユーザであってかつそのユーザのアプリケーション利用に自社から費用が支払われているユーザ、既に終了したプロジェクトに所属していたユーザ、又は他のアプリケーションも利用しているユーザ(例えば、他のアプリケーションで当該アプリケーションAを代替可能等)等のユーザ属性に基づき、それらの条件の何れかを満たすユーザを、アンケートを実施する対象のユーザとしてレコメンドする。
【0043】
また、例えば、サーバ12は、当該アプリケーションAを一度も利用していないユーザ、所定期間内における当該アプリケーションAの利用回数が所定閾値以下のユーザ、又は主催の会議を開催していないユーザ等のユーザの利用履歴に基づき、それらの条件の何れかを満たすユーザを、アンケートを実施する対象のユーザとしてレコメンドする。
【0044】
なお、サーバ12が動作させる管理アプリケーションは、アプリケーションAから上記条件に関連する情報を取得する。また、管理ユーザは、図8に示される管理画面の、アンケートレコメンドの抽出条件の項目を操作することにより、自らが望むユーザをアンケート対象のユーザとして抽出するようにしてもよい。そして、管理ユーザは、管理ユーザ端末14を操作することにより、アプリケーションAの利用に関するアンケートを送付する対象のユーザを特定し、かつ当該ユーザへアンケートを送付することを表す操作情報である特定情報を入力する。
【0045】
例えば、図11に示される管理画面において、管理ユーザは、自らの管理ユーザ端末14を操作することによりアンケート送付のボタン201を押下する。アンケート送付のボタン201が押下されると、例えば、図12に示されるような画面が表示され、アンケート内容を設定することが可能となる。管理ユーザは、管理ユーザ端末14を操作することにより、図13に示されるようにアンケートの内容を決定し「次へ」を押下する。すると、図14に示されるような、アンケートを送付する対象のユーザの確認用の画面が表示される。この画面において、管理ユーザは、管理ユーザ端末14を操作することにより、例えば、アンケートを送付するユーザの追加又は除外をすることもできる。そして、図14に示される「アンケート送付」ボタンが管理ユーザにより押下されると、図15に示される最終確認用の画面が表示され、ここで「アンケート送付」ボタンが押下されるとその信号が後述する特定情報となり、サーバ12に対して所定の要求信号が出力される。
【0046】
ステップS108において、管理ユーザ端末14は、管理ユーザから入力された特定情報を受け付ける。
【0047】
ステップS110において、管理ユーザ端末14は、ステップS108で受け付けた特定情報に応じた第2要求信号をサーバ12へ送信する。
【0048】
ステップS112において、サーバ12は、ステップS110で管理ユーザ端末14から送信された第2要求信号に応答して、特定情報で特定されたユーザが利用するユーザ端末16の表示部(図示省略)に対して、アプリケーションAの利用に関するアンケートを表示させる。具体的には、サーバ12は、アプリケーションAの利用に関するアンケートをユーザ端末16へ出力する。
【0049】
ステップS114において、ユーザ端末16は、ステップS112においてサーバ12から送信されたアンケートを自らの表示部(図示省略)へ表示させる。ユーザ端末16の表示部(図示省略)には、例えば、図16に示されるようなアンケート画面が表示される。ユーザが自らのユーザ端末16を操作することにより「返却する」を押下すると、図17に示されるような画面が表示される。この「返却する」ボタンの押下がアンケート結果であり、サーバ12へ送信される。
【0050】
ステップS116において、ユーザ端末16の各々は、自らの表示部(図示省略)に表示されたアンケートに対する、ユーザから入力されたアンケート結果を受け付ける。
【0051】
ステップS118において、ユーザ端末16の各々は、ステップS116で受け付けたアンケート結果をサーバ12へ送信する。
【0052】
ステップS120において、サーバ12は、複数のユーザ端末16の各々から送信されたアンケート結果を受信する。
【0053】
ステップS122において、サーバ12は、複数のアンケート結果に関する情報を管理ユーザ端末14へ表示させる。具体的には、サーバ12は、複数のアンケート結果を管理ユーザ端末14へ送信する。
【0054】
ステップS124において、管理ユーザ端末14は、ステップS122でサーバ12から送信された複数のアンケート結果を自らの表示部(図示省略)へ表示させる。
【0055】
管理ユーザ端末14の表示部(図示省略)には、例えば、図18に示されるような管理画面が表示される。ここで「不要」が選択されると、図19に示されるように、2名のユーザのアンケート結果が閲覧可能となる。そして、管理ユーザは、管理ユーザ端末14を操作することにより、2名のユーザに対してチェックボックスをチェックして「ステータス変更」というボタンをカーソルMで押下することにより、それらのユーザのアプリケーションAの利用を停止する停止情報を管理ユーザ端末14へ入力する。これにより、図20に示されるように、2名のユーザのアプリケーションAの利用が停止される。
【0056】
ステップS126において、サーバ12は、管理ユーザから入力された操作情報であって、かつアプリケーションAの利用を停止させる対象のユーザを特定する操作情報である停止情報を受け付ける。
【0057】
ステップS128において、サーバ12は、ステップS126で受け付けた停止情報に応じた第3要求信号をサーバ12へ送信する。
【0058】
ステップS130において、サーバ12は、管理ユーザ端末から送信された第3要求信号に応答して、アプリケーションAに対して停止情報で特定されたユーザの利用を停止する指示信号を出力する。
【0059】
以上説明したように、本実施形態に係る情報処理システムの管理ユーザ端末は、管理ユーザから入力された操作情報であって、かつアンケートを送付する対象のユーザを特定する操作情報である特定情報を受け付け、特定情報に応じた要求信号をサーバへ送信する。サーバは、管理ユーザ端末から送信された要求信号に応答して、特定情報で特定されたユーザが利用するユーザ端末の表示部に対して、アンケートを表示させる。複数のユーザ端末の各々は、自らの表示部に表示されたアンケートに対する、ユーザから入力されたアンケート結果をサーバへ送信する。サーバは、複数のユーザ端末の各々から送信されたアンケート結果を受信し、複数のアンケート結果に関する情報を管理ユーザ端末へ表示させる。これにより、アンケートを実施する対象のユーザを特定した上でアンケートを実施することができる。
【0060】
さらに、本実施形態の管理ユーザ端末は、管理ユーザから入力された操作情報を受け付けると、第1要求信号をサーバへ送信する。サーバは、管理ユーザ端末から送信された第1要求信号に応答して、アプリケーションを利用しているユーザのうち、所定の条件を満たすユーザを管理ユーザ端末へ表示させる。管理ユーザ端末は、管理ユーザから入力された操作情報であって、かつアプリケーションの利用に関するアンケートを送付する対象のユーザを特定し、かつユーザへアンケートを送付することを表す操作情報である特定情報を受け付け、特定情報に応じた第2要求信号をサーバへ送信する。サーバは、管理ユーザ端末から送信された第2要求信号に応答して、特定情報で特定されたユーザが利用するユーザ端末の表示部に対して、アプリケーションの利用に関するアンケートを表示させる。
複数のユーザ端末の各々は、自らの表示部に表示されたアンケートに対する、ユーザから入力されたアンケート結果をサーバへ送信する。サーバは、複数のユーザ端末の各々から送信されたアンケート結果を受信し、複数のアンケート結果に関する情報を管理ユーザ端末へ表示させる。管理ユーザ端末は、管理ユーザから入力された操作情報であって、かつアプリケーションの利用を停止させる対象のユーザを特定する操作情報である停止情報を受け付け、停止情報に応じた第3要求信号をサーバへ送信する。サーバは、管理ユーザ端末から送信された第3要求信号に応答して、アプリケーションに対して停止情報で特定されたユーザの利用を停止する指示信号を出力する。これにより、ある特定のユーザのアプリケーションの利用を円滑に停止することができる。具体的には、アプリケーションの利用に関するアンケートを所定のユーザに事前に実施することにより、アプリケーションの利用を円滑に停止することができる。
【0061】
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内で様々な変形や応用が可能である。
【0062】
例えば、上記実施形態では、アンケートを実施する対象のユーザへ直接アンケートを送付する場合を例に説明したが、これに限定されるものではない。例えば、所定のユーザに関しては、所定のユーザのアカウント情報と、当該アンケートを送付する対象のユーザであるアンケート送付先ユーザのアカウント情報とが予め対応付けられており、管理ユーザ端末14は、所定のユーザに代えてアンケート送付先ユーザを特定情報に含ませるようにしてもよい。この場合には、サーバ12は、アンケート送付先ユーザを含む複数のユーザ端末16の表示部に対して、アプリケーションの利用に関するアンケートを表示させる。例えば、所定のユーザが派遣会社から派遣されている人である場合又は所定のユーザが外部委託業者である場合には、直接そのユーザへアンケートを送付するよりも、派遣会社の管理職又は外部委託業者へ業務委託をした組織内の社員へアンケートを送付した方が好ましい場合もある。このため、そのような所定のユーザに関しては、アンケートを送付する対象のユーザを予め決定しておき、そのユーザへアンケートを送付するようにしてもよい。
【0063】
また、上記実施形態の情報処理システム10は、アプリケーションの利用に関するアンケートをユーザ端末16の表示部(図示省略)へ表示させ、そのアンケート結果を取得する場合を例に説明したが、これに限定されるものではない。例えば、管理ユーザ端末14は、単にアンケートを送付する対象のユーザを特定する特定情報を取得し、その特定情報に応じた要求信号をサーバ12へ送信する。そして、サーバ12は、管理ユーザ端末14から送信された要求信号に応答して、特定情報で特定されたユーザが利用するユーザ端末16の表示部(図示省略)に対してアンケートを表示させる。そして、複数のユーザ端末16の各々は、自らの表示部に表示されたアンケートに対する、ユーザから入力されたアンケート結果をサーバ12へ送信する。サーバ12は、複数のユーザ端末16の各々から送信されたアンケート結果を受信し、複数のアンケート結果に関する情報を管理ユーザ端末14へ表示させる。これにより、アンケートを実施する対象のユーザを特定した上でアンケートを実施することができる。このような場合には、情報処理システム10が先にアンケート送付対象のユーザを特定し、その後に、それらユーザのアンケートの回答状況を取得することにより、アンケートに対して回答して欲しい複数のユーザの回答状況(例えば、回答済みであるのか、又は、未回答であるのか)といった情報が即時に取得される。これにより、例えばそのアンケート結果に応じて、再度のアンケートを効率的に実施すること等ができる。例えば、アンケートに対してAと回答した複数のユーザが存在していた場合、Aと回答したユーザにのみ、前回実施したアンケートとは異なるアンケートを実施したいといった場合がある。例えば、なぜAと回答したのかといった、前回実施したアンケートとは異なるアンケートを実施したい場合等である。このような場合にも、ユーザのリストを改めて作成することなくアンケート状況を管理することができる。
【0064】
また、上記実施形態の情報処理システム10は、ユーザによるアプリケーションの利用を停止させる場合を例に説明したが、これに限定されるものではない。例えば、情報処理システム10は、アンケート結果に基づいて、ユーザによるアプリケーションの利用態様を変更するようにしてもよい。例えば、情報処理システム10のサーバ12は、ユーザのアカウントの削除、ユーザによるアプリケーションの一時利用停止、ユーザがアプリケーションを利用する際の権限の変更、及びユーザによるアプリケーションの継続利用する際の何らかの利用形態の変更等をするようにしてもよい。このような場合には、サーバ12は、複数のユーザ端末16の各々から送信されたアンケート結果を受信し、複数のアンケート結果に関する情報を管理ユーザ端末14へ表示させる。管理ユーザ端末14は、管理ユーザから入力された、ユーザのアプリケーションの利用態様を変更する変更情報を取得し、当該変更情報に応じた第3要求信号をサーバ12へ送信する。そして、サーバ12は、管理ユーザ端末14から送信された第3要求信号に応答して、アプリケーションに対して変更情報で特定されたユーザの利用態様を変更する指示信号を出力する。これにより、アプリケーションの利用停止だけではなく、ユーザによるアプリケーションの利用態様を変更することができる。
【0065】
また、上記実施形態の情報処理システム10は、管理ユーザからの操作情報に応じて動作する場合を例に説明したがこれに限定されるものではない。管理ユーザからの操作情報を受け付けなくとも、全ての処理が自動的に実行されてもよい。
【0066】
また、本願明細書中において、プログラムが予めインストールされている実施形態として説明したが、当該プログラムを、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して提供することも可能である。
【符号の説明】
【0067】
14 管理ユーザ端末
16 ユーザ端末
16A,16B,16C ユーザ端末
200 アプリケーション
図1
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