(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023110855
(43)【公開日】2023-08-09
(54)【発明の名称】乗り物
(51)【国際特許分類】
B60N 2/01 20060101AFI20230802BHJP
B60N 2/06 20060101ALI20230802BHJP
B60N 2/14 20060101ALI20230802BHJP
B60N 3/00 20060101ALI20230802BHJP
B60P 3/00 20060101ALI20230802BHJP
【FI】
B60N2/01
B60N2/06
B60N2/14
B60N3/00 Z
B60P3/00 C
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022190373
(22)【出願日】2022-11-29
(31)【優先権主張番号】63/267,237
(32)【優先日】2022-01-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】000220066
【氏名又は名称】テイ・エス テック株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100088580
【弁理士】
【氏名又は名称】秋山 敦
(74)【代理人】
【識別番号】100195453
【弁理士】
【氏名又は名称】福士 智恵子
(74)【代理人】
【識別番号】100205501
【弁理士】
【氏名又は名称】角渕 由英
(72)【発明者】
【氏名】黒澤 美香
(72)【発明者】
【氏名】余郷 広
(72)【発明者】
【氏名】▲高▼橋 祥一
(72)【発明者】
【氏名】尾崎 拓也
(72)【発明者】
【氏名】佐藤 良祐
(72)【発明者】
【氏名】押野 優汰
【テーマコード(参考)】
3B087
3B088
【Fターム(参考)】
3B087AA09
3B087BA02
3B087BA07
3B087BB02
3B087DE08
3B087DE10
3B088CA15
(57)【要約】
【課題】乗員が乗り物の内部空間内で快適に過ごすことが可能な乗り物を提供する。
【解決手段】乗り物Vは、乗り物フロア7と、乗り物用シート30と、乗り物フロアに対して乗り物用シートを前後方向に移動させるレール装置50と、乗り物フロアに対して乗り物用シートを上下方向に沿った軸周りに回転させるシート回転装置40と、乗り物フロア上に配置され、映像を表示する表示部22を有する映像表示装置20とを備えている。表示部22は、第1乗り物用シート30A及び第2乗り物用シート30Bの間に配置されている。表示部22は、第1乗り物用シート30A側に向けられた第1映像表示面22aと、第2乗り物用シート30B側に向けられた第2映像表示面22bとを有し、第1映像表示面22a及び第2映像表示面22bに映像を表示する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
乗り物フロアと、
乗り物フロア上に配置される乗り物用シートと、
前記乗り物フロアに対して前記乗り物用シートを乗り物の前後方向に移動させるレール装置と、
前記乗り物フロアに対して前記乗り物用シートを上下方向に沿った軸周りに回転させるシート回転装置と、
前記乗り物フロア上に配置され、映像を表示する表示部を有する映像表示装置と、を備え、
前記乗り物用シートは、前記乗り物の前後方向又は幅方向に並ぶ第1乗り物用シート及び第2乗り物用シートを有し、
前記表示部は、前記第1乗り物用シート及び前記第2乗り物用シートの間に配置され、
前記表示部は、前記第1乗り物用シート側に向けられた第1映像表示面と、前記第2乗り物用シート側に向けられた第2映像表示面とを有し、前記第1映像表示面及び前記第2映像表示面に映像を表示することを特徴とする乗り物。
【請求項2】
前記第1乗り物用シート及び前記第2乗り物用シートは、前記乗り物の前後方向に並ぶように配置され、
前記レール装置は、前記乗り物の前方部分から後方部分にわたって長尺に延びており、
前記レール装置は、
前記乗り物の前後方向に長尺に延びている左右の固定レールと、
前記左右の固定レールに沿って移動可能に支持され、前記第1乗り物用シートとともに移動する左右の第1可動部と、
前記左右の固定レールに沿って移動可能に支持され、前記第2乗り物用シートとともに移動する左右の第2可動部と、を備えていることを特徴とする請求項1に記載の乗り物。
【請求項3】
前記乗り物用シートに設けられ、乗員が着座していることを検出する検出センサと、
前記乗り物に設けられ、前記映像表示装置を制御する制御装置と、を備え、
前記制御装置は、前記検出センサから検出信号を受信したときに、前記表示部に映像を表示するように前記映像表示装置を制御することを特徴とする請求項1に記載の乗り物。
【請求項4】
前記制御装置は、前記レール装置及び前記シート回転装置を制御し、
前記制御装置は、
前記検出センサから前記検出信号を受信したときに、
前記表示部に向かって前記第1乗り物用シートを移動させるように前記レール装置を制御し、
前記第1乗り物用シートを前記第1映像表示面に向けるように前記シート回転装置を制御することを特徴とする請求項3に記載の乗り物。
【請求項5】
前記乗り物用シートに設けられ、着座した乗員の生体情報を検出する生体センサと、
前記乗り物に設けられ、前記映像表示装置を制御する制御装置と、を備え、
前記制御装置は、前記生体センサによって検出された前記生体情報に基づいて、前記表示部に前記生体情報に基づいた映像を表示するように前記映像表示装置を制御することを特徴とする請求項1に記載の乗り物。
【請求項6】
前記制御装置は、前記生体センサによって検出された前記生体情報を受信し、前記生体情報に異常があると判定したときに判定結果を出力するように前記映像表示装置を制御することを特徴とする請求項5に記載の乗り物。
【請求項7】
前記表示部は、表示スクリーンであって、
前記映像表示装置は、
前記乗り物の左側方部及び右側方部の一方に設けられたスクリーン収容部と、
前記スクリーン収容部に収容され、前記スクリーン収容部から前記左側方部及び前記右側方部の他方に向かって引き延ばされる前記表示スクリーンと、
前記左側方部及び前記右側方部の他方に設けられ、前記表示スクリーンの延出端部に設けられた被係合部に係合するスクリーン係合部と、を備え、
前記表示スクリーンが前記スクリーン収容部から引き延ばされ、前記被係合部が前記スクリーン係合部に係合したとき、前記表示スクリーンが前記第1乗り物用シート及び前記第2乗り物用シートの間に配置されることを特徴とする請求項1に記載の乗り物。
【請求項8】
前記表示部は、表示スクリーンであって、
前記映像表示装置は、
前記乗り物の上方部及び下方部の一方に設けられたスクリーン収容部と、
前記スクリーン収容部に収容され、前記スクリーン収容部から前記上方部及び前記下方部の他方に向かって引き延ばされる前記表示スクリーンと、
前記上方部及び前記下方部の他方に設けられ、前記表示スクリーンの延出端部に設けられた被係合部に係合するスクリーン係合部と、を備え、
前記表示スクリーンが前記スクリーン収容部から引き延ばされ、前記被係合部が前記スクリーン係合部に係合したとき、前記表示スクリーンが前記第1乗り物用シート及び前記第2乗り物用シートの間に配置されることを特徴とする請求項1に記載の乗り物。
【請求項9】
前記表示部は、表示スクリーンであって、
前記映像表示装置は、前記表示スクリーンに対して前記第2乗り物用シート側に設けられ、前記第2映像表示面に映像を投影するプロジェクタを備え、
前記表示スクリーンは、透過性を有するスクリーンであって、前記第2映像表示面に向かって投影された前記映像を前記第2映像表示面と、該第2映像表示面とは反対側の面に位置する前記第1映像表示面とに表示することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の乗り物。
【請求項10】
前記表示部は、可撓性を有する表示ディスプレイであって、
前記映像表示装置は、
前記乗り物の左側方部及び右側方部の一方に設けられた収容部と、
前記収容部に収容され、前記収容部から前記左側方部及び前記右側方部の他方に向かって引き延ばされる前記表示ディスプレイと、
前記左側方部及び前記右側方部の他方に設けられ、前記表示ディスプレイの延出端部に設けられた被係合部に係合する係合部と、を備え、
前記表示ディスプレイが前記収容部から引き延ばされ、前記被係合部が前記係合部に係合したとき、前記表示ディスプレイが前記第1乗り物用シート及び前記第2乗り物用シートの間に配置され、
前記表示ディスプレイは、前記第1映像表示面と前記第2映像表示面とに異なる映像を表示することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の乗り物。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、乗り物に係り、特に、映像表示装置を備えた乗り物に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、乗り物の内部に取り付けられ、映像を表示可能な映像表示装置を備えた乗り物が知られている。
例えば、特許文献1には、乗り物内に取り付けられ、映像を投影可能なスクリーンと、乗員がスクリーンの方向を見たときの視線の方向の光景を撮影するカメラと、カメラによって撮影された映像をスクリーンに投影するプロジェクタと、を備えた乗り物が知られている。
上記構成により、乗り物の内部においてプライベート空間を確保することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1のような映像表示装置を備えた乗り物において、乗員(着座者)が乗り物の内部空間(キャビン)内でより快適に過ごせることが求められていた。
【0005】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、映像表示装置を備えた乗り物において、従来よりも乗員が乗り物の内部空間(キャビン)内で快適に過ごすことが可能な乗り物を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題は、本発明の乗り物によれば、乗り物フロアと、乗り物フロア上に配置される乗り物用シートと、前記乗り物フロアに対して前記乗り物用シートを乗り物の前後方向に移動させるレール装置と、前記乗り物フロアに対して前記乗り物用シートを上下方向に沿った軸周りに回転させるシート回転装置と、前記乗り物フロア上に配置され、映像を表示する表示部を有する映像表示装置と、を備え、前記乗り物用シートは、前記乗り物の前後方向又は幅方向に並ぶ第1乗り物用シート及び第2乗り物用シートを有し、前記表示部は、前記第1乗り物用シート及び前記第2乗り物用シートの間に配置され、前記表示部は、前記第1乗り物用シート側に向けられた第1映像表示面と、前記第2乗り物用シート側に向けられた第2映像表示面とを有し、前記第1映像表示面及び前記第2映像表示面に映像を表示すること、により解決される。
上記構成により、映像表示装置を備えた乗り物において、乗員が乗り物の内部空間(キャビン)内で快適に過ごすことが可能な乗り物を実現できる。
詳しく述べると、乗り物が、レール装置と、シート回転装置と、映像表示装置とを備えており、映像表示装置の表示部が、第1乗り物用シート側に向けられた第1映像表示面と、第2乗り物用シート側に向けられた第2映像表示面とを有し、第1映像表示面及び第2映像表示面に映像を表示する。
そうすることで、乗り物のキャビン内で乗り物用シートの位置及び向きをアレンジすることができる。そして、乗り物用シートに着座した乗員らが、それぞれ表示部に表示された映像を見て快適に過ごすことができる。
【0007】
このとき、前記第1乗り物用シート及び前記第2乗り物用シートは、前記乗り物の前後方向に並ぶように配置され、前記レール装置は、前記乗り物の前方部分から後方部分にわたって長尺に延びており、前記レール装置は、前記乗り物の前後方向に長尺に延びている左右の固定レールと、前記左右の固定レールに沿って移動可能に支持され、前記第1乗り物用シートとともに移動する左右の第1可動部と、前記左右の固定レールに沿って移動可能に支持され、前記第2乗り物用シートとともに移動する左右の第2可動部と、を備えていると良い。
上記構成により、乗り物のキャビン内で乗り物用シートの配置をより好適にアレンジすることができる。
【0008】
このとき、前記乗り物用シートに設けられ、乗員が着座していることを検出する検出センサと、前記乗り物に設けられ、前記映像表示装置を制御する制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記検出センサから検出信号を受信したときに、前記表示部に映像を表示するように前記映像表示装置を制御すると良い。
上記構成により、乗員が乗り物用シートに着座したときに、表示部に映像を表示するように制御することができる。そのため、乗員がより快適に過ごすことができる。
【0009】
このとき、前記制御装置は、前記レール装置及び前記シート回転装置を制御し、前記制御装置は、前記検出センサから前記検出信号を受信したときに、前記表示部に向かって前記第1乗り物用シートを移動させるように前記レール装置を制御し、前記第1乗り物用シートを前記第1映像表示面に向けるように前記シート回転装置を制御すると良い。
上記構成により、乗員が乗り物用シートに着座したときに、乗り物用シートの位置及び向きをアレンジするように制御できる。そのため、乗員がより快適に過ごすことができる。
【0010】
このとき、前記乗り物用シートに設けられ、着座した乗員の生体情報を検出する生体センサと、前記乗り物に設けられ、前記映像表示装置を制御する制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記生体センサによって検出された前記生体情報に基づいて、前記表示部に前記生体情報に基づいた映像を表示するように前記映像表示装置を制御すると良い。
また、前記制御装置は、前記生体センサによって検出された前記生体情報を受信し、前記生体情報に異常があると判定したときに判定結果を出力するように前記映像表示装置を制御すると良い。
上記構成により、制御装置が、着座した乗員の生体情報に基づいて健康状態を把握し、映像表示装置が健康状態に基づく映像を表示することができる。例えば、映像表示装置が、健康診断結果の映像を表示できる。そうすることで、乗員がより快適に過ごすことができる。
【0011】
このとき、前記表示部は、表示スクリーンであって、前記映像表示装置は、前記乗り物の左側方部及び右側方部の一方に設けられたスクリーン収容部と、前記スクリーン収容部に収容され、前記スクリーン収容部から前記左側方部及び前記右側方部の他方に向かって引き延ばされる前記表示スクリーンと、前記左側方部及び前記右側方部の他方に設けられ、前記表示スクリーンの延出端部に設けられた被係合部に係合するスクリーン係合部と、を備え、前記表示スクリーンが前記スクリーン収容部から引き延ばされ、前記被係合部が前記スクリーン係合部に係合したとき、前記表示スクリーンが前記第1乗り物用シート及び前記第2乗り物用シートの間に配置されると良い。
または、前記表示部は、表示スクリーンであって、前記映像表示装置は、前記乗り物の上方部及び下方部の一方に設けられたスクリーン収容部と、前記スクリーン収容部に収容され、前記スクリーン収容部から前記上方部及び前記下方部の他方に向かって引き延ばされる前記表示スクリーンと、前記上方部及び前記下方部の他方に設けられ、前記表示スクリーンの延出端部に設けられた被係合部に係合するスクリーン係合部と、を備え、前記表示スクリーンが前記スクリーン収容部から引き延ばされ、前記被係合部が前記スクリーン係合部に係合したとき、前記表示スクリーンが前記第1乗り物用シート及び前記第2乗り物用シートの間に配置されると良い。
上記構成により、表示スクリーンが必要な場合に、表示スクリーンを容易に引き出すことができる。また、表示スクリーンが不要の場合には、表示スクリーンを収納しておくことができる。
【0012】
このとき、前記表示部は、表示スクリーンであって、前記映像表示装置は、前記表示スクリーンに対して前記第2乗り物用シート側に設けられ、前記第2映像表示面に映像を投影するプロジェクタを備え、前記表示スクリーンは、透過性を有するスクリーンであって、前記第2映像表示面に向かって投影された前記映像を前記第2映像表示面と、該第2映像表示面とは反対側の面に位置する前記第1映像表示面とに表示すると良い。
上記構成により、例えば1台のプロジェクタを用いて第1映像表示面と、第2映像表示面とに同じ映像を表示させることができる。なお、このような表示スクリーンとして、例えば半透明の表示スクリーン等がある。
【0013】
このとき、前記表示部は、可撓性を有する表示ディスプレイであって、前記映像表示装置は、前記乗り物の左側方部及び右側方部の一方に設けられた収容部と、前記収容部に収容され、前記収容部から前記左側方部及び前記右側方部の他方に向かって引き延ばされる前記表示ディスプレイと、前記左側方部及び前記右側方部の他方に設けられ、前記表示ディスプレイの延出端部に設けられた被係合部に係合する係合部と、を備え、前記表示ディスプレイが前記収容部から引き延ばされ、前記被係合部が前記係合部に係合したとき、前記表示ディスプレイが前記第1乗り物用シート及び前記第2乗り物用シートの間に配置され、前記表示ディスプレイは、前記第1映像表示面と前記第2映像表示面とに異なる映像を表示すると良い。
上記のように可撓性を有する表示ディスプレイを利用することで、プロジェクタを必要とせずに、第1映像表示面と第2映像表示面に同じ映像を表示させることができる。なお、このような表示ディスプレイとして、例えばフレキシブルディスプレイ等がある。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、映像表示装置を備えた乗り物において、乗員が乗り物の内部空間(キャビン)内で快適に過ごすことが可能な乗り物を実現できる。詳しく述べると、乗り物のキャビン内で乗り物用シートの位置及び向きをアレンジできる。そして、乗り物用シートに着座した乗員らが、それぞれ表示部に表示された映像を見て快適に過ごすことができる。
また本発明によれば、乗員が乗り物用シートに着座したときに、表示部に映像を表示するように制御できる。また、乗り物用シートの位置及び向きをアレンジするように制御できる。
また本発明によれば、例えば、映像表示装置が健康診断結果の映像を表示できる。
また本発明によれば、表示スクリーンが必要な場合に、表示スクリーンを容易に引き出すことができる。また、表示スクリーンが不要の場合には、表示スクリーンを収納できる。
また本発明によれば、例えば1台のプロジェクタを用いて第1映像表示面と、第2映像表示面とに同じ映像を表示できる。
また本発明によれば、プロジェクタを必要とせずに、第1映像表示面と第2映像表示面に同じ映像を表示できる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【
図1】第1実施形態の乗り物の平面図であって、乗り物の内部空間を示す図である。
【
図2】乗り物の電気回路を説明するブロック図である。
【
図3】第2実施形態の乗り物の内部空間を示す図である。
【
図4】第3実施形態の乗り物の内部空間を示す図である。
【
図5】第4実施形態の乗り物の内部空間を示す図である。
【
図6】第5実施形態の乗り物の内部空間を示す図である。
【
図7】第6実施形態の乗り物の内部空間を示す図である。
【
図8A】第7実施形態の乗り物の内部空間を示す図である。
【
図8B】乗り物用シート、テーブル装置、レール装置の正面図である。
【
図8C】テーブル装置が「通常位置」から「展開位置」に切り替わった状態を示す図である。
【
図9】第8実施形態の乗り物の内部空間を示す図である。
【
図10】第9実施形態の乗り物の内部空間を示す図である。
【
図11】第10実施形態の乗り物の内部空間を示す図である。
【
図12】第11実施形態の乗り物の内部空間を示す図である。
【
図13】第12実施形態の乗り物の内部空間を示す図である。
【
図14】第13実施形態の乗り物の内部空間を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明に係る実施形態について、
図1~
図14を参照して説明する。
本実施形態は、乗り物フロアと、乗り物用シートと、乗り物用シートを前後方向に移動させるレール装置と、乗り物用シートを上下方向に沿った軸周りに回転させるシート回転装置と、映像を表示する映像表示装置とを備えており、乗員が乗り物の内部空間(キャビン)内で快適に過ごすことを可能とする「乗り物」に関するものである。
なお、「乗り物の前後方向」とは、乗り物の通常走行時の前後方向を意味する。また、「乗り物の幅方向の内側」とは、乗り物用ドアに対して乗り物の室内側(車内側)を意味し、「乗り物の幅方向の外側」とは、乗り物用ドアに対して乗り物の室外側(車外側)を意味する。
【0017】
<第1実施形態>
まず、第1実施形態の乗り物V1について、
図1、
図2に基づいて説明する。
乗り物V1は、
図1に示すように、例えば車両(自動車)であって、乗り物V1の前後方向に三列の乗り物用シート30を備えた電動車両(電気自動車)である。なお、乗り物V1は、一列、二列又は四列以上の乗り物用シート30を備えた車両であっても良い。
乗り物V1は、第1乗り物用シート30A(フロントシート)と、第1乗り物用シート30Aよりも後方に配置される第2乗り物用シート30B(ミドルシート)と、第2乗り物用シート30Bよりも後方に配置される第3乗り物用シート30Cと、を備えている。
【0018】
乗り物V1は、
図1に示すように、乗り物本体1と、乗り物本体1の内部にそれぞれ取り付けられる乗り物用バッテリ10と、映像表示装置20と、乗り物用シート30と、シート回転装置40と、レール装置50と、制御装置60と、を備えている。
乗り物本体1は、車体に相当し、乗り物V1の側壁を形成する側壁部2と、乗り物V1の天井を形成する天壁部3と、乗り物V1の底壁を形成する底壁部4と、乗り物V1の前壁を形成する前壁部5と、乗り物V1の後壁を形成する後壁部6と、乗り物V1の内部に取り付けられる乗り物フロア7と、を備えている。
【0019】
乗り物フロア7は、乗り物用シート30や乗り物用内装部材を取り付けるための車体フロアであって、乗り物本体1の底壁部4よりもやや上方に配置されている。
乗り物V1の内部において乗り物フロア7、側壁部2、天壁部3、前壁部5及び後壁部6によって囲まれた領域が、乗り物V1のキャビン(内部空間)となる。乗り物V1の走行中に乗員はキャビン内で過ごすことになる。
【0020】
乗り物用バッテリ10は、車載用バッテリに相当し、乗り物V1の内部において乗り物V1の駆動装置、各種の電気装置(電装装置)、映像表示装置20、乗り物用シート30、シート回転装置40、レール装置50及び制御装置60と電気的に接続され、これら装置に電力を供給する比較的大型なバッテリである。
乗り物用バッテリ10は、
図1に示すように、乗り物V1の底壁部4上に取り付けられ、乗り物フロア7よりも下方位置に配置されている。
【0021】
映像表示装置20は、映像を表示する表示部(表示スクリーン22)を有する装置であって、スクリーン収容部21と、表示スクリーン22と、スクリーン係合部23と、プロジェクタ24と、を備えている。
スクリーン収容部21は、乗り物本体1の側方部(左側方部)に取り付けられている。詳しく述べると、スクリーン収容部21は、乗り物本体1の左側の側壁部2に取り付けられている。
スクリーン収容部21は、乗り物V1の上下方向に長尺な筐体となっている。
なお、スクリーン収容部21は、右側の側壁部2に配置されても良いし、天壁部3に配置されても良いし、乗り物フロア7に配置されても良い。スクリーン収容部21が天壁部3又は乗り物フロア7に取り付けられる場合には、スクリーン収容部21は、乗り物V1の幅方向に長尺な筐体になっていると良い。
【0022】
表示スクリーン22は、スクリーン収容部21に巻き取られた状態で収容されている。そして、スクリーン収容部21から側方に向かって引き延ばし可能となっている。
表示スクリーン22は、乗り物V1の幅方向に長尺なスクリーンであって、例えば透過性(半透明性)を有する透明スクリーン(半透明スクリーン)である。
表示スクリーン22は、第1乗り物用シート30A側に向けられた第1映像表示面22aと、第2乗り物用シート30B側に向けられた第2映像表示面22bとを有している。
表示スクリーン22の延出端部には、スクリーン係合部23に係合可能な被係合部22cが取り付けられている。つまりは、被係合部22cは、引き延ばされた表示スクリーン22の右端部に取り付けられている。
【0023】
スクリーン係合部23は、乗り物本体1の側方部(右側方部)に配置されている。詳しく述べると、スクリーン係合部23は、乗り物本体1の右側の側壁部2に取り付けられている。
スクリーン係合部23は、乗り物V1の上下方向に長尺な筐体となっている。
具体的には、被係合部22cは、係合フックであって、スクリーン係合部23は、係合穴部である。被係合部22cとスクリーン係合部23は、乗り物V1の同じ高さ位置に配置されている。被係合部22cは、スクリーン係合部23に着脱可能に係合する。
【0024】
図1に示すように、表示スクリーン22がスクリーン収容部21から引き延ばされ、被係合部22cがスクリーン係合部23に係合したとき、表示スクリーン22が第1乗り物用シート30A及び第2乗り物用シート30Bの間に配置される。
【0025】
プロジェクタ24は、表示スクリーン22に対して第2乗り物用シート30B側に設けられ、第2映像表示面22bに映像を投影する投影機である。
プロジェクタ24は、乗り物フロア7上に取り付けられており、乗り物V1のやや後方位置に配置され、また乗り物V1の幅方向において左右の第2乗り物用シート30Bの間に配置されている。
【0026】
上記構成において、表示スクリーン22は、透過性を有するスクリーンであって、第2映像表示面22bに向かって投影された映像を第2映像表示面22bと、第2映像表示面22bとは反対側の面に位置する第1映像表示面22aとに表示することができる。
つまりは、1台のプロジェクタ24を用いて第1映像表示面22aと、第2映像表示面22bとに同じ映像を表示させることができる。
【0027】
乗り物用シート30は、
図1に示すように、車両用シートであって、乗り物フロア7上に配置されている。
乗り物用シート30は、乗り物の前後方向に並ぶ第1乗り物用シート30A、第2乗り物用シート30B及び第3乗り物用シート30Cを備えている。
【0028】
乗り物用シート30は、シートクッション31、シートバック32及びヘッドレスト33を有するシート本体と、シートクッション31の側方部分に取り付けられるサイドテーブル34と、シートクッション31に対してシートバック32を回動可能に連結するリクライニング装置35と、シートクッション31の内部に取り付けられる検出センサ36及び生体センサ37と、を備えている。
乗り物用シート30は、乗り物フロア7上に設けられたシート回転装置40及びレール装置50によって下方から支持されている。
なお、乗り物用シート30は、シート本体(シートクッション31)を昇降させるハイトリンク装置をさらに備えていても良い。
【0029】
シートクッション31は、着座者を下方から支持する着座部であって、骨格となるクッションフレーム31aと、クッションフレーム31aに載置されるパッド材31bと、クッションフレーム31a及びパッド材31bを被覆する表皮材31cと、を有している。
シートバック32は、着座者を後方から支持する背もたれ部であって、骨格となるバックフレームと、パッド材と、表皮材と、を備えている。
ヘッドレスト33は、着座者の頭を後方から支持する頭部である。
【0030】
サイドテーブル34は、シートクッション31の外側面に取り付けられ、シートクッション31に収納された「収納位置」と、シートクッション31から上方に展開された「展開位置(使用位置)」との間で切り替え可能となっている。
シートクッション31の後方部分には、リクライニング装置35が取り付けられており、シートクッション31の下方部分にはシート回転装置40を介してレール装置50が取り付けられている。
【0031】
リクライニング装置35は、
図1に示すように、シートクッション31に対してシートバック32を回動可能に連結するとともに、シートバック32をロックすることが可能な装置である。
リクライニング装置35は、シートバック32を回動させるときに駆動するリクライニング本体35aと、回動軸35bと、シートバック32を回動軸35bを中心として前方回転させるように付勢する渦巻きバネ35cと、シートバック32のロック状態を解除するために操作される操作レバーと、を備えている。
【0032】
リクライニング本体35aは、公知なロック機構を有し、シートバック32の状態を、シートクッション31に対して固定されたロック状態と、シートクッション31に対して回動可能なロック解除状態との間で切り替えることが可能である。
回動軸35bは、シート幅方向においてシートバック32側とシートクッション31側とに軸支される。渦巻きバネ35cは、その一端部がシートバック32側に係止され、他端部がシートクッション31側に係止されている。
【0033】
検出センサ36は、乗員が着座していることを検出したときに、制御装置60に向けて検出信号を出力するシート状の重量検知センサであって、シートクッション31の表面に取り付けられている。
生体センサ37は、乗員が着座した際にシートクッション31の着座面に加わる「着座圧」を検出し、制御装置60に向けて検出信号を出力するシート状の圧力センサであって、シートクッション31の表面に取り付けられている。
ここで「着座圧」とは、乗員がシートクッション31上に着座した状態において当該乗員の生理的活動、具体的には呼吸に応じて周期に変化する値であり、生体センサ37によって検出される対象値である。つまりは「着座圧」が、着座した乗員の生体情報(例えば呼吸情報)に相当する。
【0034】
検出センサ36、生体センサ37は、パッド材31b及び表皮材31cの間に取り付けられ、シート幅方向の中央部分に配置されている。
検出センサ36は、シートクッション31の左側に配置され、生体センサ37は、シートクッション31の右側に配置されている。
なお、生体センサ37が、乗員が着座していることを検出する機能と、着座した乗員の生体情報を検出する機能とを有することとしても良い。その場合には、検出センサ36を不要の構成としても良い。
【0035】
シート回転装置40は、乗り物フロア7に対して乗り物用シート30を上下方向に沿った軸周りに回転させるとともに、乗り物用シート30をロック可能な装置である。
シート回転装置40は、レール装置50の上面に固定されるベース部材41と、ベース部材の中心部分に軸支され、上下方向に延びている回転軸42と、ベース部材41に対して回転軸42を中心として回転可能に取り付けられる回転部材43と、乗り物用シート30のロック状態を解除する回転操作レバーと、を備えている。
なお、シート回転装置40は、回転部材43に回転動力を供給する回転アクチュエータをさらに備えている。
【0036】
回転部材43は、シートクッション31に一体的に取り付けられ、乗り物用シート30とともに回転する回転体であって、ベース部材41に対して360度回転(旋回)することができる。
シート回転装置40は、回転部材43を回転させることで乗り物用シート30を上下方向に沿った軸周りに回転させ、所定の回転位置で回転部材43をロックすることで乗り物用シート30をロックすることができる。
【0037】
レール装置50は、乗り物フロア7に対して乗り物用シート30を前後方向に移動させるとともに、乗り物用シート30をロック可能な装置である。
レール装置50は、乗り物V1の前方部分から後方部分にわたって長尺に延びており、乗り物V1の幅方向に間隔を空けて複数配置されている。
レール装置50は、上下方向においてシート回転装置40と乗り物フロア7の間に配置され、乗り物フロア7の上面に固定されている。
【0038】
レール装置50は、前後方向に長尺に延びている左右の固定レール51と、左右の固定レール51に沿って摺動可能に支持され、第1乗り物用シート30Aとともに移動する左右の第1可動レール52と、左右の固定レール51に沿って摺動可能に支持され、第2乗り物用シート30Bとともに移動する左右の第2可動レール53と、を備えている。
なお、レール装置50は、第1可動レール52、第2可動レール53を摺動不能にロックする第1ロック部材、第2ロック部材と、これらロック部材のロック状態を解除するための第1操作レバー、第2操作レバーと、を備えている。
また、レール装置50は、可動レール52、53に動力を供給するスライドアクチュエータをさらに備えている。
【0039】
固定レール51は、乗り物フロア7上に配置されている。
第1可動レール52、第2可動レール53は、固定レール51に取り付けられており、これら可動レール52、53の上方部分が、シート回転装置40(ベース部材41)に連結ブラケットを介して固定されている。
【0040】
制御装置60は、
図1、
図2に示すように、検出センサ36、生体センサ37によって検出された検出信号を処理する装置であって、例えば乗り物V1の前方部分のダッシュボードの内部に取り付けられている。あるいは、制御装置60は、乗り物フロア7の下方位置に取り付けられている。
詳しく述べると、制御装置60は、各種センサによって検出された検出信号を受信したときに、検出信号に基づいて映像表示装置20、乗り物用シート30、シート回転装置40及びレール装置50の駆動を制御する。
具体的には、制御装置60は、制御コントローラ(ECU)であって、乗り物V1内の電気制御を総合的に実行する。
制御装置60は、乗り物用バッテリ10から電力の供給を受けている。
【0041】
制御装置60は、検出センサ36から検出信号を受信したときに、表示スクリーン22に映像を表示するように映像表示装置20を制御する。
また
図1に示すように、制御装置60は、検出センサ36から検出信号を受信したときに、表示スクリーン22に向かって乗り物用シート30(30A、30B)を移動させるようにレール装置50を制御する。そして、乗り物用シート30を表示面(第1映像表示面22a、第2映像表示面22b)に向けるようにシート回転装置40を制御する。
そうすることで、乗員が乗り物用シート30に着座したときに、表示スクリーン22に映像を表示するように制御できる。また、乗員が着座したときに、乗り物用シート30の位置及び向きをアレンジするように制御できる。
【0042】
また、制御装置60は、生体センサ37によって検出された生体情報を受信し、生体情報に異常があると判定したときに判定結果を出力するように映像表示装置20を制御する。
そうすることで、制御装置60が、着座した乗員の生体情報に基づいて健康状態を把握し、映像表示装置20が健康状態に基づく映像を表示できる。
【0043】
具体的には、制御装置60が不図示の公知な心拍計測装置とネットワークを通じて接続されることで、心拍計測装置が生体センサ37から送信された着座者の呼吸情報に基づいて着座者の心拍を計測し、心拍の変化に異常が生じた場合に着座者に素早く報知することが可能となる。
なお、呼吸情報に基づいて心拍数を算出する具体的な方法については、公知の算出方法が利用可能である。
【0044】
そのほか、乗員の要望に応じて「生体センサの種類」を変更し、生体センサから検出される生体情報に基づく「アウトプット機能」を変更することもできる。
具体的には、圧力センサのほか、静電容量センサ、温度センサや音センサ、光センサ、臭いセンサ、加速度センサ等を採用しても良い。
また、「アウトプット機能」としては、乗員の心拍の変化を計測して心拍の異常(居眠り状態)を乗員に報知するほか、乗員の着座姿勢を計測してシートの動きを制御しリラックスモードや骨格矯正モードを演出すること、乗員の生体情報(例えば、心電図や血圧、体温、呼吸等)に基づいて乗員に対しゲームや映像の演出をすること等が想定される。
その場合、生体センサで得られた生体情報が、乗員の携帯端末にダウンロードされた専用アプリによって利用されると良い。そうすることで、生体情報を利用して専用アプリを操作することや、生体情報を専用アプリ内に蓄積することができる。
【0045】
上記構成により、映像表示装置20を備えた乗り物V1において、乗員らが乗り物V1の内部空間(キャビン)内で快適に過ごすことができる。
なお、乗り物V1が電機自動車である場合には、乗り物V1に搭載された乗り物用バッテリ10の充電中に(乗り物V1の停止中に)、乗員の生体情報をセンシングすると良い。
【0046】
<第2実施形態>
次に、第2実施形態の乗り物V2について、
図3に基づいて説明する。
なお、上述の乗り物V1と重複する内容については説明を省略する。
【0047】
乗り物V2は、乗り物本体101(乗り物フロア107)と、乗り物用バッテリ110と、映像表示装置120と、乗り物用シート130と、シート回転装置140と、レール装置150と、制御装置160と、を備えている。
乗り物用シート130は、第1乗り物用シート130A、第2乗り物用シート130B及び第3乗り物用シート130Cを備えている。
第3乗り物用シート130Cは、シートクッション131に対してシートバック132を回動可能に連結するリクライニング装置135を備えている。
【0048】
上記構成により、映像表示装置120を備えた乗り物V2において、乗員らが乗り物V2のキャビン内で快適に過ごすことができる。
【0049】
また上記構成により、第3乗り物用シート130Cのシートバック132をシートクッション131側に折り畳むことで、第3乗り物用シート130Cを収納台として利用することができる。例えば、第3乗り物用シート130C上にアウトドア用品等を載置することができる。また、乗り物V2のキャビンを秘密基地として利用できる。
なお、シートバック132の背面に汚れ防止加工、撥水加工がなされていると良い。
【0050】
<第3実施形態>
次に、第3実施形態の乗り物V3について、
図4に基づいて説明する。
なお、上述の乗り物V1~V2と重複する内容については説明を省略する。
【0051】
乗り物V3は、乗り物本体201(乗り物フロア207)と、乗り物用バッテリ210と、映像表示装置220と、乗り物用シート230と、シート回転装置240と、レール装置250と、制御装置260と、を備えている。
また、乗り物V3は、着座した乗員がエクササイズを行うためのペダル装置270をさらに備えている。
【0052】
映像表示装置220は、映像を表示する表示部(表示ディスプレイ222)を有する装置であって、収容部221と、表示ディスプレイ222と、係合部223と、を備えている。
表示ディスプレイ222は、例えばフレキシブルディスプレイであって、第1映像表示面222aと第2映像表示面222bとに異なる映像を表示することができる。
表示ディスプレイ222は、収容部221から引き出し可能に収容されている。
表示ディスプレイ222の延出端部には、係合部223に係合可能な被係合部222cが取り付けられている。
【0053】
ペダル装置270は、乗り物用シート230(シートクッション231)に取り付けられ、シートクッション231よりも前方位置に配置されている。
ペダル装置270は、充電ケーブルを通じて乗り物用バッテリ210と電気的に接続されている。ペダル装置270は、着座した乗員がペダル271を漕ぐことによって発電することができ、乗り物用バッテリ210に電力を供給する。
【0054】
ペダル装置270は、乗り物用シート230の内部(例えばシートクッション231の下方位置)に収納させることができる。すなわち、ペダル装置270は「収納位置」と「展開位置(使用位置)」の間で切り替えることができる。
制御装置260は、ペダル装置270の駆動を制御する。
なお、ペダル装置270は、レール装置250の上に着脱可能に取り付けられても良い。
【0055】
上記構成により、乗員がキャビン内で好適にエクササイズすることができる。また、乗員のエクササイズに伴って発電することができる。
また上記映像表示装置220であれば、プロジェクタを不要の構成とすることができる。
【0056】
<第4実施形態>
次に、第4実施形態の乗り物V4について、
図5に基づいて説明する。
なお、上述の乗り物V1~V3と重複する内容については説明を省略する。
【0057】
乗り物V4は、乗り物本体301と、乗り物用バッテリ310と、映像表示装置320と、乗り物用シート330と、シート回転装置340と、レール装置350と、制御装置360と、を備えている。
乗り物用シート330は、検出センサ336及び生体センサ337を備えている。
【0058】
映像表示装置320は、例えばヨガやエクササイズに関する映像を表示する。
制御装置360は、生体センサ337によって検出された生体情報(呼吸情報)を受信し、生体情報に基づいて乗員の呼吸状態や脈拍を把握する。そして、乗員の呼吸状態や脈拍に関する情報を併せて表示するように映像表示装置320を制御する。
【0059】
上記構成により、乗り物用シート330に着座した乗員が、ヨガ(ストレッチヨガ)やエクササイズ等の運動を安心して楽しむことができる。
【0060】
<第5実施形態>
次に、第5実施形態の乗り物V5について、
図6に基づいて説明する。
なお、上述の乗り物V1~V4と重複する内容については説明を省略する。
【0061】
乗り物V5は、乗り物本体401と、乗り物用バッテリ410と、映像表示装置420と、乗り物用シート430と、シート回転装置440と、レール装置450と、制御装置460と、を備えている。
乗り物V5は、乗り物本体401の天壁部403の中央部分に取り付けられたサンルーフ470をさらに備えている。
【0062】
乗り物用シート430は、リクライニング装置435を備えている。
図6によれば、シートバック432がリクライニングされた状態(後傾した状態)となっている。
詳しく述べると、複数の乗り物用シート430のシートバック432が、上面視(平面視)においてサンルーフ470と重なる位置に配置されている。
【0063】
サンルーフ470は、例えば、AR(Augmented Reality)拡張機能を有する比較的大型なサンルーフである。
サンルーフ470は、AR拡張モードのときに夜空の星座の名前をリアルタイムに表示することができる。制御装置460は、サンルーフ470の動作を制御することができる。
上記構成により、乗り物用シート430に着座した乗員が、寝そべりながら天体観測を楽しむことができる。
【0064】
<第6実施形態>
次に、第6実施形態の乗り物V6について、
図7に基づいて説明する。
なお、上述の乗り物V1~V5と重複する内容については説明を省略する。
【0065】
乗り物V6は、乗り物本体501と、乗り物用バッテリ510と、映像表示装置520と、乗り物用シート530と、シート回転装置540と、レール装置550と、制御装置560と、を備えている。
乗り物用シート530は、リクライニング装置535を備えている。
図7によれば、シートバック532がリクライニングされた状態(後傾した状態)となっている。また、複数の乗り物用シート530が乗り物V6の中央部に向くように配置されている。
【0066】
制御装置560は、生体センサ537によって検出された生体情報を受信し、乗員の生体情報に基づいて健康状態や骨格状態を診断し、診断結果を表示するように映像表示装置520を制御することができる。
そうすることで、乗り物V6のキャビン内で乗員の健康診断を行うことができる。
【0067】
<第7実施形態>
次に、第7実施形態の乗り物V7について、
図8A~
図8Cに基づいて説明する。
なお、上述の乗り物V1~V6と重複する内容については説明を省略する。
【0068】
乗り物V7は、乗り物本体601(乗り物フロア607)と、乗り物用バッテリ610と、映像表示装置620と、乗り物用シート630と、シート回転装置640と、レール装置650と、制御装置660と、を備えている。
乗り物V7は、乗り物V7の幅方向の中央部に設けられたテーブル装置670と、テーブル装置670を前後移動させる第2レール装置680と、乗り物内の空気を乗り物外に排気するための換気装置690と、をさらに備えている。
換気装置690は、乗り物V7の天壁部603に取り付けられている。
なお、乗り物V7は、乗り物内に空気を送風する送風装置をさらに備えていても良い。送風装置は乗り物フロア607上に配置されると良い。
【0069】
テーブル装置670は、コンソートテーブルであって、テーブル本体671と、左右の補助テーブル672と、テーブル本体671の下方部分に取り付けられる温度調整装置673と、温度調整装置673のスイッチ674と、を有している。
テーブル本体671は、
図8B、
図8Cに示すように、第2レール装置680上に固定されている。
左右の補助テーブル672は、テーブル本体671の幅方向の左右側方位置に取り付けられている。補助テーブル672は、
図8Bに示す「収納位置」と、
図8Cに示す「展開位置(使用位置)」との間で切り替え可能となっている。
補助テーブル672が展開されたとき、シートクッション631と補助テーブル672が上下方向で重なるように配置される。
【0070】
温度調整装置673は、テーブル本体671の脚部に取り付けられている。
温度調整装置673は、例えばキャビン内を温める発熱素子、キャビン内を涼しくする冷却素子であると良い。あるいは、温度調整装置673は、空気を送風する送風部であっても良い。
【0071】
第2レール装置680は、左右の固定レール681と、左右の可動レール682と、可動レール682をロックするロック部材と、ロック部材のロック状態を解除するための操作レバーと、を備えている。
テーブル装置670(テーブル本体671)は、左右の可動レール682の上面に取り付けられており、左右の可動レール682とともに前後方向に移動する。
制御装置660は、テーブル装置670及び第2レール装置680の動作を制御すると良い。
【0072】
上記構成により、前後に移動可能なテーブル装置670を利用して、乗員らがキャビンビン内で快適に過ごすことができる。
なお、テーブル装置670が、第2レール装置680を介して乗り物用バッテリ610に電気的に接続されていると良い。また、温度調整装置673は、テーブル本体671が所定の前後位置に移動したときに自動で動作開始すると良い(スイッチオンになると良い)。
【0073】
<第8実施形態>
次に、第8実施形態の乗り物V8について、
図9に基づいて説明する。
なお、上述の乗り物V1~V7と重複する内容については説明を省略する。
【0074】
乗り物V8は、乗り物本体701と、乗り物用バッテリ710と、映像表示装置720と、乗り物用シート730と、シート回転装置740と、レール装置750と、制御装置760と、を備えている。
また乗り物V8は、ステアリング770と、乗り物本体701の外面に取り付けられた複数の撮影カメラ780をさらに備えている。
【0075】
撮影カメラ780は、乗り物V8の周囲の外部映像を撮影し、乗り物V8の走行制御を行う「センシング機能」を実行すべく、制御装置760に外部映像データを送信する。
【0076】
制御装置760は、撮影カメラ780から受信した外部映像データを取得し、外部映像データに基づいてシート回転装置740及びレール装置750を制御する。
例えば、制御装置760は、外部映像データから所定の景色(名所、観光スポット等)を認識したときに、乗り物用シート730を当該景色側に向かせるようにシート回転装置740及びレール装置750を制御する。
図9によれば、左側に位置する乗り物用シート730が左斜め前に向くように制御されていることが分かる。
そうすることで、乗り物の走行中に乗員が景色を楽しみながら過ごすことができる。
【0077】
また制御装置760は、ステアリング770(パワーステアリング)の動作に基づいて乗り物V8の進行方向を認識し、シート回転装置740及びレール装置750を制御する。
例えば、制御装置760は、乗り物V8の右カーブ(右側へ曲がるカーブ)を認識したときに、乗り物用シート730を右斜め前側に向かせるようにシート回転装置740及びレール装置750を制御する。
そうすることで、乗り物の走行中に乗員が快適に過ごすことができる。
【0078】
<第9実施形態>
次に、第9実施形態の乗り物V9について、
図10に基づいて説明する。
なお、上述の乗り物V1~V8と重複する内容については説明を省略する。
【0079】
乗り物V9は、乗り物本体801と、乗り物用バッテリ810と、映像表示装置820と、乗り物用シート830と、シート回転装置840と、レール装置850と、制御装置860と、を備えている。
また乗り物V9は、乗り物本体801の外面に取り付けられた複数の撮影カメラ870をさらに備えている。
【0080】
撮影カメラ870は、乗り物V9の走行制御を行う「センシング機能」を実行すべく、制御装置860に外部映像データを送信する。
【0081】
制御装置860は、撮影カメラ870から受信した外部映像データを取得し、外部映像データに基づいてシート回転装置840及びレール装置850を制御する。
例えば、制御装置860は、外部映像データから太陽の位置及び向きを認識し、乗り物用シート830を太陽側に向かせないように(太陽側とは反対側に向かせるように)シート回転装置740及びレール装置750を制御する。
図10によれば、左側に位置する乗り物用シート830が右斜め後ろに向くように制御されていることが分かる。
そうすることで、乗員に太陽光(紫外線)を極力当てないように工夫し、乗員の肌を太陽光から守ることができる。
【0082】
なお、乗り物用シート830のシートバック832の背面に太陽パネル880を取り付けておくと良い。
そうすることで、乗り物用シート830に着座した乗員に太陽光を極力当てないように工夫するとともに、太陽パネル880が効率良く充電することができる。
【0083】
<第10実施形態>
次に、第10実施形態の乗り物V10について、
図11に基づいて説明する。
なお、上述の乗り物V1~V9と重複する内容については説明を省略する。
【0084】
乗り物V10は、乗り物本体901と、乗り物用バッテリ910と、映像表示装置920と、乗り物用シート930と、シート回転装置940と、レール装置950と、制御装置960と、を備えている。
映像表示装置920は、複数の表示スクリーン922を有している。
【0085】
表示スクリーン922は、乗り物V10の前後方向に間隔を空けて配置されている。
表示スクリーン922は、スクリーン収容部921から引き出されることで、パーテーションとして利用することができる。
そうすることで、
図11に示すように、乗員ごとに個別の空間(個別ブース)を確保することができる。乗員は足を延ばしてくつろぐことができる。また、乗員は個別空間内で周囲を気にすることなく過ごすことができる。
【0086】
また、乗り物用シート930は、ヘッドレスト933に取り付けられ、ヘッドレスト933から展開可能なフェイスカバー934を備えている。
フェイスカバー934を利用することで、着座した乗員がよりリラックスして過ごすことができる。
なお、フェイスカバー934は、シートバックの上部又は後方部に取り付けられても良い。
【0087】
制御装置960は、所定の条件が満たされたときに
図11に示すアレンジ(シートアレンジ)を行うように映像表示装置920、乗り物用シート930、シート回転装置940及びレール装置950を制御すると良い。
例えば、制御装置960は、乗り物V10が目的地まで走行しているときに
図11に示すアレンジを行うと良い。
あるいは、制御装置960は、乗り物V10が充電スポットに停止しているときに
図11に示すアレンジを行うと良い。
そうすることで、乗員は、リラックスしながら音楽を聴いたり、睡眠をとったり、会議を行うことができる。
【0088】
<第11実施形態>
次に、第11実施形態の乗り物V11について、
図12に基づいて説明する。
なお、上述の乗り物V1~V10と重複する内容については説明を省略する。
【0089】
乗り物V11は、乗り物本体1001と、乗り物用バッテリ1010と、映像表示装置1020と、乗り物用シート1030と、シート回転装置1040と、レール装置1050と、制御装置1060と、を備えている。
映像表示装置1020は、複数の表示スクリーン1022と、複数のプロジェクタ1024と、を有している。
表示スクリーン1022は乗り物本体1001の側壁部1002に設けられ、上下方向に引き出し可能に取り付けられている。具体的には、スクリーン収容部1021が天壁部1003に設けられ、スクリーン係合部1023が乗り物フロア1007に設けられている。
【0090】
乗り物V11は、自動操作又は手動操作によって
図12に示すアレンジを行うことができる。
具体的には、第1乗り物用シート1030Aは、シートバック1032をシートクッション1031側に折り畳んだ状態となっており、サイドテーブルとして利用されている。
第2乗り物用シート1030Bは、表示スクリーン1022に対向する位置に調整され、かつ、表示スクリーン1022側に向くように調整されている。
そうすることで、乗員らが乗り物V11の内部空間内で快適に過ごすことができる。
【0091】
<第12実施形態>
次に、第12実施形態の乗り物V12について、
図13に基づいて説明する。
なお、上述の乗り物V1~V11と重複する内容については説明を省略する。
【0092】
乗り物V12は、乗り物本体1101と、乗り物用バッテリ1110と、映像表示装置1120と、乗り物用シート1130と、シート回転装置1140と、レール装置1150と、制御装置1160と、を備えている。
また、乗り物V12は、テーブル装置1170と、テーブル装置1170を前後移動させる第2レール装置1180と、をさらに備えている。
【0093】
映像表示装置1120は、可撓性を有する表示ディスプレイ1122(フレキシブルディスプレイ)を有している。
【0094】
第2乗り物用シート1130Bは、シートバック1132をシートクッション1131側に折り畳んだ状態となっており、サイドテーブルとして利用されている。
テーブル装置1170は、コンソートテーブルである。
テーブル本体1171は、乗り物用シート1130の背面に設けられた被係合部1134に着脱可能に係合する係合フック1172を有している。
図13によれば、テーブル本体1171(係合フック1172)が、第2乗り物用シート1130B(被係合部1134)に係合していることが分かる。
そうすることで、第2乗り物用シート1130B及びテーブル装置1170を一続きのテーブルとして利用することができる。
【0095】
<第13実施形態>
次に、第13実施形態の乗り物V13について、
図14に基づいて説明する。
なお、上述の乗り物V1~V12と重複する内容については説明を省略する。
【0096】
乗り物V13は、乗り物本体1201と、乗り物用バッテリ1210と、映像表示装置1220と、乗り物用シート1230と、シート回転装置1240と、レール装置1250と、制御装置1260と、を備えている。
また、乗り物V13は、乗り物本体1201の側壁部1202に設けられ、スライド移動させることが可能なスライドドア1270をさらに備えている。
スライドドア1270は、「閉鎖位置」と、
図14に示す「開口位置」との間で切り替え可能となっている。
【0097】
第1乗り物用シート1230Aは、シートバック1232をシートクッション1231側に折り畳んだ状態となっており、サイドテーブルとして利用されている。
第2乗り物用シート1230Bは、スライドドア1270に対向する位置に調整され、かつ、スライドドア1270側に向くように調整されている。
そうすることで、乗員らがバードウォッチング、スケッチ、釣りを楽しむことができる。また、乗員らが乗り物V13のキャビンをガゼボ(東屋)として利用し、快適に過ごすことができる。
【0098】
<その他の実施形態>
上記実施形態では、
図1に示すように、表示スクリーン22(表示部)が、スクリーン収容部21に巻き取られた状態で収容され、スクリーン収容部21から引き延ばし可能となっているが、特に限定されない。
例えば、表示スクリーン22が常に展開された状態(引き延ばされた状態)で固定されていても良い。あるいは、表示スクリーン22が乗り物本体1に着脱可能に取り付けられても良い。
【0099】
上記実施形態では、
図1に示すように、レール装置50が乗り物フロア7上に固定されているが、特に限定されない。
例えば、レール装置50が乗り物フロア7よりも下方位置に配置されていても良い。具具体的には、レール装置50の固定レール51が乗り物用バッテリ10上に取り付けられ、可動レール(可動部)52、53が乗り物フロア7から一部突出するように配置されても良い。
【0100】
上記実施形態では、具体例として自動車について説明したが、特に限定されることなく、電車、バス等の乗り物のほか、飛行機、船等の乗り物としても利用することができる。
【0101】
上記実施形態では、主として本発明に係る乗り物に関して説明した。
ただし、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするための一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
【符号の説明】
【0102】
<第1実施形態>
V1 乗り物(車両)
1 乗り物本体(車体)
2 側壁部
3 天壁部
4 底壁部
5 前壁部
6 後壁部
7 乗り物フロア(車両フロア)
10 乗り物用バッテリ(車載用バッテリ)
20 映像表示装置
21 スクリーン収容部
22 表示スクリーン(表示部)
22a 第1映像表示面
22b 第2映像表示面
22c 被係合部
23 スクリーン係合部
24 プロジェクタ
30 乗り物用シート(車両用シート)
30A 第1乗り物用シート
30B 第2乗り物用シート
30C 第3乗り物用シート
31 シートクッション
31a クッションフレーム
31bパッド材
31c 表皮材
32 シートバック
33 ヘッドレスト
34 サイドテーブル
35 リクライニング装置
35a リクライニング本体
35b 回動軸
35c 渦巻バネ
36 検出センサ
37 生体センサ
40 シート回転装置
41 ベース部材
42 回転軸
43 回転部材
50 レール装置
51 固定レール
52 第1可動レール(第1可動部)
53 第2可動レール(第2可動部)
60 制御装置
<第2実施形態>
V2 乗り物
101 乗り物本体
107 乗り物フロア
110 乗り物用バッテリ
120 映像表示装置
130 乗り物用シート
130A~130C 第1乗り物用シート~第3乗り物用シート
131 シートクッション
132 シートバック
135 リクライニング装置
140 シート回転装置
150 レール装置
160 制御装置
<第3実施形態>
V3 乗り物
201 乗り物本体
207 乗り物フロア
210 乗り物用バッテリ
220 映像表示装置
221 収容部
222 表示ディスプレイ(表示部)
222a 第1映像表示面
222b 第2映像表示面
222c 被係合部
223 係合部
230 乗り物用シート
231 シートクッション
240 シート回転装置
250 レール装置
260 制御装置
270 ペダル装置
271 ペダル
<第4実施形態>
V4 乗り物
301 乗り物本体
310 乗り物用バッテリ
320 映像表示装置
330 乗り物用シート
336 検出センサ
337 生体センサ
340 シート回転装置
350 レール装置
360 制御装置
<第5実施形態>
V5 乗り物
401 乗り物本体
403 天壁部
410 乗り物用バッテリ
420 映像表示装置
430 乗り物用シート
432 シートバック
435 リクライニング装置
440 シート回転装置
450 レール装置
460 制御装置
470 サンルーフ
<第6実施形態>
V6 乗り物
501 乗り物本体
510 乗り物用バッテリ
520 映像表示装置
530 乗り物用シート
532 シートバック
535 リクライニング装置
537 生体センサ
540 シート回転装置
550 レール装置
560 制御装置
<第7実施形態>
V7 乗り物
601 乗り物本体
603 天壁部
607 乗り物フロア
610 乗り物用バッテリ
620 映像表示装置
630 乗り物用シート
631 シートクッション
640 シート回転装置
650 レール装置
660 制御装置
670 テーブル装置
671 テーブル本体
672 補助テーブル
673 温度調整装置
674 スイッチ
680 第2レール装置
681 固定レール
682 可動レール
690 換気装置
<第8実施形態>
V8 乗り物
701 乗り物本体
710 乗り物用バッテリ
720 映像表示装置
730 乗り物用シート
740 シート回転装置
750 レール装置
760 制御装置
770 ステアリング
780 撮影カメラ
<第9実施形態>
V9 乗り物
801 乗り物本体
810 乗り物用バッテリ
820 映像表示装置
830 乗り物用シート
832 シートバック
840 シート回転装置
850 レール装置
860 制御装置
870 撮影カメラ
880 太陽パネル
<第10実施形態>
V10 乗り物
901 乗り物本体
910 乗り物用バッテリ
920 映像表示装置
921 スクリーン収容部
922 表示スクリーン
930 乗り物用シート
932 シートバック
933 ヘッドレスト
934フェイスカバー
940 シート回転装置
950 レール装置
960 制御装置
<第11実施形態>
V11 乗り物
1001 乗り物本体
1002 側壁部
1003 天壁部
1007 乗り物フロア
1010 乗り物用バッテリ
1020 映像表示装置
1021 スクリーン収容部
1022 表示スクリーン
1023 スクリーン係合部
1024 プロジェクタ
1030 乗り物用シート
1030A 第1乗り物用シート
1030B 第2乗り物用シート
1031 シートクッション
1032 シートバック
1040 シート回転装置
1050 レール装置
1060 制御装置
<第12実施形態>
V12 乗り物
1101 乗り物本体
1110 乗り物用バッテリ
1120 映像表示装置
1122 表示ディスプレイ
1130 乗り物用シート
1130A 第1乗り物用シート
1130B 第2乗り物用シート
1131 シートクッション
1132 シートバック
1134 被係合部
1140 シート回転装置
1150 レール装置
1160 制御装置
1170 テーブル装置
1171 テーブル本体
1172 係合フック
1180 第2レール装置
<第13実施形態>
V13 乗り物
1201 乗り物本体
1202 側壁部
1210 乗り物用バッテリ
1220 映像表示装置
1230 乗り物用シート
1230A 第1乗り物用シート
1230B 第2乗り物用シート
1231 シートクッション
1232 シートバック
1240 シート回転装置
1250 レール装置
1260 制御装置
1270 スライドドア