(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023110865
(43)【公開日】2023-08-09
(54)【発明の名称】通信装置
(51)【国際特許分類】
H05K 5/02 20060101AFI20230802BHJP
H04B 1/38 20150101ALI20230802BHJP
【FI】
H05K5/02 L
H04B1/38
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022210162
(22)【出願日】2022-12-27
(31)【優先権主張番号】202210107581.3
(32)【優先日】2022-01-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】316011466
【氏名又は名称】日立ジョンソンコントロールズ空調株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000420
【氏名又は名称】弁理士法人MIP
(72)【発明者】
【氏名】謝 秀健
(72)【発明者】
【氏名】黄 浪彬
(72)【発明者】
【氏名】銭 程程
【テーマコード(参考)】
4E360
5K011
【Fターム(参考)】
4E360AB08
4E360BD02
4E360CA02
4E360EA12
4E360EA24
4E360GA24
4E360GA29
4E360GA51
4E360GB21
5K011AA01
5K011AA14
(57)【要約】
【課題】 安全性能を向上させた通信装置を提供すること。
【解決手段】 通信装置は、ケーシング10と、プリント回路基板20と、通信モジュール30とを含み、プリント回路基板20及び通信モジュール30は、いずれもケーシング10内に設置され、通信モジュール30とプリント回路基板20の間に仕切板40が配設されており、ケーシング10には凝縮水を排出するための排水孔11が設けられている。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
通信装置であって、
ケーシングと、プリント回路基板と、通信モジュールとを含み、前記プリント回路基板及び前記通信モジュールは、いずれも前記ケーシング内に設置され、前記通信モジュールと前記プリント回路基板の間に仕切板が配設されており、前記ケーシングには凝縮水を排出するための排水孔が設けられていることを特徴とする、通信装置。
【請求項2】
前記ケーシングは、折曲された第1ケーシング部を含み、前記仕切板の両端は、それぞれ前記第1ケーシング部の両端に当接し、前記第1ケーシング部と前記仕切板とは取り囲んで第1収容キャビティを形成し、前記通信モジュールは前記第1収容キャビティ内に位置し、前記排水孔は前記第1ケーシング部に位置することを特徴とする、請求項1に記載の通信装置。
【請求項3】
前記仕切板には遮水層が設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の通信装置。
【請求項4】
前記排水孔と前記プリント回路基板の所在する平面の間の距離は、前記遮水層の第1エッジと前記プリント回路基板の所在する平面の間の距離よりも小さく、前記第1エッジは、前記プリント回路基板の所在する平面から離れたエッジであることを特徴とする、請求項3に記載の通信装置。
【請求項5】
前記ケーシングと前記仕切板との連結箇所に溜水凹溝が設けられており、前記溜水凹溝は前記排水孔に連通することを特徴とする、請求項1に記載の通信装置。
【請求項6】
前記ケーシングは、対向する第1面と第2面とを含み、前記プリント回路基板は前記第1面に設置され、前記排水孔は前記第1面及び前記第2面を貫通することを特徴とする、請求項1から5のいずれか一項に記載の通信装置。
【請求項7】
前記排水孔の前記第1面における第1開口の面積は、前記排水孔の前記第2面における第2開口の面積よりも大きいことを特徴とする、請求項6に記載の通信装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、通信技術分野に関し、特に通信装置に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、通信装置内に通信モジュールが設置されているのが一般的であるが、通信モジュールは、通常、使用中に温度が上昇し、通信モジュールの周囲には凝縮水が発生しやすい。凝縮水が通信装置のプリント回路基板に流れ込むと、プリント回路基板の短絡を招きやすい。このことから、現在の通信装置は、安全性能が低いことが分かる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本出願の実施例は、通信装置の安全性能が低いという問題点を解決した通信装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記の技術的課題を解決するために、本出願は次のように達成される。
【0005】
本出願の実施例は、通信装置であって、ケーシングと、プリント回路基板と、通信モジュールとを含み、前記プリント回路基板及び前記通信モジュールは、いずれも前記ケーシング内に設置され、前記通信モジュールと前記プリント回路基板の間に仕切板が配設されており、前記ケーシングには凝縮水を排出するための排水孔が設けられている、通信装置を提供する。
【0006】
任意選択的に、前記ケーシングは、折曲された第1ケーシング部を含み、前記仕切板の両端は、それぞれ前記第1ケーシング部の両端に当接し、前記第1ケーシング部と前記仕切板とは取り囲んで第1収容キャビティを形成し、前記通信モジュールは前記第1収容キャビティ内に位置し、前記排水孔は前記第1ケーシング部に位置する。
【0007】
任意選択的に、前記仕切板には遮水層が設けられている。
【0008】
任意選択的に、前記排水孔と前記プリント回路基板の所在する平面の間の距離は、前記遮水層の第1エッジと前記プリント回路基板の所在する平面の間の距離よりも小さく、前記第1エッジは、前記プリント回路基板の所在する平面から離れたエッジである。
【0009】
任意選択的に、前記ケーシングと前記仕切板との連結箇所に溜水凹溝が設けられており、前記溜水凹溝は前記排水孔に連通する。
【0010】
任意選択的に、前記ケーシングは、対向する第1面と第2面とを含み、前記プリント回路基板は前記第1面に設置され、前記排水孔は前記第1面及び前記第2面を貫通する。
【0011】
任意選択的に、前記排水孔の前記第1面における第1開口の面積は、前記排水孔の前記第2面における第2開口の面積よりも大きい。
【0012】
任意選択的に、前記排水孔は、前記ケーシングに対して斜めに形成されている。
【0013】
任意選択的に、前記第2面には排水溝が設けられており、前記排水溝は前記排水孔に連通する。
【0014】
任意選択的に、前記通信装置が壁に固定される場合、前記第2面は前記壁に向かって配置される。
【0015】
本出願の実施例において、通信装置は、ケーシングと、プリント回路基板と、通信モジュールとを含み、前記プリント回路基板及び前記通信モジュールは、いずれも前記ケーシング内に設置され、前記通信モジュールと前記プリント回路基板の間に仕切板が配設されており、前記ケーシングには、前記通信モジュールで発生された凝縮水を排出するための排水孔が設けられている。これにより、仕切板は、通信モジュールとプリント回路基板の間を遮断する機能を有し、凝縮水は排水孔を通して通信装置外に排出することができる。したがって、凝縮水がプリント回路基板に流れ込んで、プリント回路基板の短絡を招く現象の発生を低減でき、通信装置の安全性能を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
本出願の実施例の技術概念をより明確に説明するために、以下では、本出願の実施例の説明に使用されるべき添付の図面を簡単に紹介する。明らかに、以下の説明における図面は本出願のいくつかの実施例に過ぎず、当業者にとって、創造的な労働なしにこれらの図面から他の図面をさらに得ることができる。
【0017】
【
図1】本出願の実施例に係る通信装置の構造概略図(その1)である。
【0018】
【
図2】本出願の実施例に係る通信装置の構造概略図(その2)である。
【0019】
【
図3】本出願の実施例に係る通信装置の構造概略図(その3)である。
【0020】
【
図4】本出願の実施例に係る通信装置の構造概略図(その4)である。
【0021】
【
図5】本出願の実施例に係る
図4におけるA領域の構造拡大図である。
【0022】
【
図6】本出願の実施例に係る
図4におけるB領域の構造拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下では、本出願の実施例における添付の図面と併せて本出願の実施例に係る技術概念を明確かつ完全に説明することにする。明らかに、記述される実施例は、本出願のすべての実施例ではなく、一部の実施例である。本出願の実施例に基づいて、創造的な労働なしに当業者によって得られる他のすべての実施例は、いずれも本出願の保護範囲に属するものとする。
【0024】
図1~
図4を参照すると、
図1は、本出願の実施例に係る通信装置の構造概略図である。
図1に示すように、通信装置は、ケーシング10と、プリント回路基板20と、通信モジュール30とを含む。プリント回路基板20及び通信モジュール30は、いずれもケーシング10内に設置され、通信モジュール30とプリント回路基板20の間に仕切板40が配設されており、ケーシング10には凝縮水を排出するための排水孔11が設けられている。
【0025】
本出願の実施例の作動原理については、以下の表現を参照し得る。
【0026】
通信モジュール30とプリント回路基板20の間に仕切板40が配設されているため、これにより、仕切板40は、通信モジュール30とプリント回路基板20の間を遮断する機能を有する。したがって、凝縮水がプリント回路基板20に流れ込んでプリント回路基板20の短絡を招く現象の発生を低減でき、通信装置の安全性能を向上させる。同時に、ケーシング10に排水孔11が設けられているため、凝縮水は、上記の排水孔11を通して通信装置のケーシング10外に排出することができ、これにより凝縮水が溜まって通信モジュール30の短絡を招く現象の発生を低減し、通信モジュール30の機能の正常な実現が保証される。
【0027】
上記の凝縮水は、通信モジュール30の動作時に通信モジュール30の温度上昇により発生する凝縮水であり得る。もちろん、凝縮水は、外部環境における水蒸気がケーシング10を介して通信モジュール30の近傍に浸透して形成される凝縮水でもあり得、具体的な発生源についてはここでは限定しない。
【0028】
通信モジュール30の具体的な類型についてはここでは限定しないが、例えば、通信モジュール30は、第3世代移動通信技術(3rd-Generation、3G)モジュール、第4世代移動通信技術(4th-Generation、4G)モジュール、第5世代移動通信技術(5th-Generation、5G)モジュール又は第6世代移動通信技術(6th-Generation、6G)モジュール等であり得る。
【0029】
なお、通信装置の適用形態が異なる場合、上記の通信モジュール30によって実現可能な機能も異なる。例えば、通信装置がエアコンに使用される場合、通信モジュール30は、エアコンとインタラクションを行い、通信装置とエアコンの間のインタラクション情報を伝送するために使用され得る。
【0030】
プリント回路基板20に複数の帯電モジュールが設置され得、上記の帯電モジュールは、制御モジュール及び各種の機能モジュールのうち少なくとも1つを含み得る。
【0031】
なお、仕切板40の具体的な形状についてはここでは限定しない。仕切板40は平板であり得る。もちろん、仕切板40は、折曲げられた仕切板でもあり得る。また、上記の仕切板40は、バッフルとも呼ばれ得る。
【0032】
排水孔11の数についてはここでは限定しないが、例えば、排水孔11の数は1つであり得、排水孔11はケーシング10と仕切板40との連結箇所に設けることができる。また例えば、排水孔11の数は複数個であっても良く、ケーシング10と仕切板40との連結箇所ごとに排水孔11を設けることができる。
【0033】
任意選択的に、
図1及び
図2を参照すると、ケーシング10は、折曲された第1ケーシング部12を含む。仕切板40は折曲され、仕切板40の両端はそれぞれ第1ケーシング部12の両端に当接し、第1ケーシング部12と仕切板40とは取り囲んで第1収容キャビティ50を形成し、通信モジュール30は第1収容キャビティ50内に位置し、排水孔11は第1ケーシング部12に位置する。
【0034】
図1及び
図2を参照すると、ケーシング10は、折曲された第1ケーシング部12と、折曲された第2ケーシング部13とを含み得る。第1ケーシング部12の第1端は、第2ケーシング部13の第1端に連結され、第1ケーシング部12の第2端は、第2ケーシング部13の第2端に連結され、仕切板40の両端は、それぞれ第1ケーシング部12の第1端及び第2端に連結され得る。これにより、仕切板40と第1ケーシング部12とは取り囲んで第1収容キャビティ50を形成し得、仕切板40と第2ケーシング部13とは取り囲んで第2収容キャビティ60を形成し得、通信モジュール30は第1収容キャビティ50内に位置し得、プリント回路基板20は第2収容キャビティ60内に位置し得、仕切板40によって通信モジュール30とプリント回路基板20とを仕切ることができる。
【0035】
第1ケーシング部12及び第2ケーシング部13は、いずれも複数の平板を連結して構成され得、隣接する2つの平板間は予め設定された挟角で当該隣接する2つの平板が配置され得る。上記の予め設定された挟角の角度についてはここでは限定しないが、例えば、上記の予め設定された挟角は、90度であり得る。
【0036】
排水孔11は第1ケーシング部12に位置し、排水孔11は第1収容キャビティ50に連通し得る。
【0037】
本出願の実施形態において、第1ケーシング部12と仕切板40とが取り囲んで第1収容キャビティ50を形成し、通信モジュール30が第1収容キャビティ50内に位置するため、第1収容キャビティ50によって通信モジュール30とプリント回路基板20の間を離隔する機能を強化し、通信装置の安全性能をさらに向上させることができる。
【0038】
図4及び
図6を参照すると、任意選択的に、仕切板40には遮水層41が設けられている。このように、仕切板40に遮水層41が設けられているため、通信モジュール30とプリント回路基板20の間の仕切板40の離隔する機能をさらに強化し、通信装置の安全性能をさらに向上させることができる。
【0039】
遮水層41は防水材料で作られ得、遮水層41は遮水リブとも呼ばれ得る。また、第1ケーシング部12にも遮水層41を設けることができ、排水孔11は第1ケーシング部12に設けられ、かつ第1ケーシング部12における遮水層41を貫通し得る。これにより、排水孔11により凝縮水を排出する機能をもたらしつつ、第1ケーシング部12に遮水層41を設けることで、凝縮水が第1ケーシング部12を介して他の位置に浸透する現象の発生を低減することができる。
【0040】
なお、仕切板40において遮水層41を設ける位置についてはここでは限定しないが、例えば、遮水層41は、仕切板40に平らに敷かれ得、遮水層41は、仕切板40の一端に設けることができる。
【0041】
任意選択的に、排水孔11とプリント回路基板20の所在する平面の間の距離は、遮水層41の第1エッジとプリント回路基板20の所在する平面の間の距離よりも小さく、第1エッジは、プリント回路基板20の所在する平面から離れたエッジである。上記は、排水孔11のケーシング10における高さが遮水層41の第1エッジの仕切板40における高さよりも小さく、第1エッジがプリント回路基板20の所在する平面から離れたエッジであると理解されても良い。
【0042】
排水孔11のケーシング10における高さは、排水孔11とプリント回路基板20の所在する平面の間の距離として理解され得、遮水層41の第1エッジの仕切板40における高さは、遮水層41の第1エッジとプリント回路基板20の所在する平面の間の距離として理解され得、上記の遮水層41の第1エッジは、遮水層41のプリント回路基板20の所在する平面から離れたエッジとして理解され得る。
【0043】
本出願の実施形態において、排水孔11のケーシング10における高さが遮水層41の第1エッジの仕切板40における高さよりも小さいため、凝縮水が排水孔11のケーシング10における高さまで溜まると、凝縮水は排水孔11を通して通信装置外に排出することができるが、この時、遮水層41の第1エッジの仕切板40における高さが排水孔11のケーシング10における高さよりも高く、即ち、凝縮水が遮水層41の第1エッジから溢れ出ておらず、遮水層41は引き続き遮水機能を発揮でき、凝縮水がプリント回路基板20に浸透する現象の発生を回避する。
【0044】
任意選択的に、ケーシング10と仕切板40との連結箇所に溜水凹溝(図示せず)が設けられており、溜水凹溝は、排水孔11に連通する。
【0045】
これにより、凝縮水の量が比較的多い場合、凝縮水は上記の溜水凹溝に溜まることができ、凝縮水が通信モジュール30の周囲に溜まって通信モジュール30の機能不全を招く現象の発生を低減し、通信装置の安全性能を向上させることができる。また、凝縮水の張力を利用して、凝縮水が溜水凹溝及び排水孔11を順次通って通信装置のケーシング10外に排出するように案内することも可能であり、凝縮水に対する排出効果を向上させることができる。
【0046】
図3を参照すると、任意選択的に、ケーシング10は、対向する第1面101と、第2面102とを含み、プリント回路基板20は、第1面101に設置され、排水孔11は、第1面101及び第2面102を貫通する。これにより、プリント回路基板20が第1面101に位置し、排水孔11が第1面101及び第2面102を貫通するため、凝縮水は排水孔11を通して第2面102に排出することができ、第1面101のプリント回路基板20に対する影響を低減し、通信装置の安全性能をさらに向上させることができる。
【0047】
任意選択的に、排水孔11の第1面101における第1開口の断面の面積は、排水孔11の第2面102における第2開口の断面の面積よりも大きい。これは、第1開口の第1面101における開口面積を増大させることに相当し、凝縮水の第1面101から排水孔11への流れを導くのが容易となり、排水効果を向上させることができる。
【0048】
任意選択的に、排水孔11はケーシング10に対して斜めに形成される。これにより、凝縮水をよりスムーズに排水孔11を介して通信装置のケーシング10外に排出することができ、排水効果を向上させることができる。
【0049】
任意選択的な実施形態として、排水孔11の第1面101における第1開口は、仕切板40の第1側に位置し、排水孔11の第2面102における第2開口の第1面101における投影は、仕切板40の第2側に位置する。
【0050】
本出願の実施形態において、第1側は、通信モジュール30の仕切板40の一側に所在する領域として理解され得、第2側は、プリント回路基板20の仕切板40の一側に所在する領域として理解され得る。同時に、排水孔11が斜めに形成されることで、重力の作用下で、凝縮水はよりスムーズに排水孔11を介して通信装置外に排出することができ、排水効果を向上させることができる。
【0051】
なお、排水効果をさらに向上させるために、
図5を参照すると、排水孔11を形成する仕切板40の角部が面取りされ得る。これにより、凝縮水が排水孔11を介して排出される際の排水孔11への衝撃力を低減することができる。
【0052】
図3を参照すると、任意選択的に、第2面102に排水溝70が設けられており、排水溝70は排水孔11に連通する。これにより、凝縮水は、排水孔11から排出された後、排水溝70に入ることができ、凝縮水に対する流れの案内効果がもたらされ、凝縮水に対する排水効果を向上させることができる。
【0053】
任意選択的に、通信装置が壁に固定される場合、第2面102は壁に向かって配置される。排水孔11は第1面101及び第2面102を貫通するため、即ち、排水孔11は凝縮水を第2面102に排出することができる。同時に、第2面102は壁に向かって配置されるため、即ち、凝縮水は壁に沿って排出することができ、壁が凝縮水に対する流れの案内効果をもたらす。同時に、排水孔11及び第2面102が直接ユーザに向けられる方式に比べて見栄えが良くなる。
【0054】
図2を参照すると、任意選択的に、ケーシング10には放熱孔42をさらに設けることができ、放熱孔42と排水孔11とを設ける位置は異なっていても良い。これにより、放熱孔42を設けることで、通信装置のケーシング10の放熱効果を向上させることができる。
【0055】
以上のように、添付の図面と併せて本出願の実施例を説明したが、本出願は上記の具体的な実施形態に限定されず、上記の具体的な実施形態は単に例示的なものであり、限定的なものではない。当業者は、本出願の啓示下で、本出願の要旨及び特許請求の範囲によって保護される範囲から逸脱することなく、多くの形態をさらに行うことができ、それらはすべて本出願の保護範囲に属するものとする。