(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023110973
(43)【公開日】2023-08-10
(54)【発明の名称】メモリアルアルバムシステム及びメモリアルアルバム管理サーバ
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/10 20120101AFI20230803BHJP
【FI】
G06Q50/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022012534
(22)【出願日】2022-01-31
(71)【出願人】
【識別番号】519372788
【氏名又は名称】LDT株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100179822
【弁理士】
【氏名又は名称】中畑 稔
(72)【発明者】
【氏名】白石 和也
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049CC14
(57)【要約】 (修正有)
【課題】オンライン葬儀においても、全ての参列者がメモリアルアルバムを閲覧することができるメモリアルアルバムシステム及びその管理サーバを提供する。
【解決手段】メモリアルアルバムシステムは、メモリアルアルバム管理サーバと、葬儀社端末と、喪主端末と、を含む。葬儀社端末は、メモリアルアルバム管理サーバに対して、葬儀にかかる故人の訃報ページの生成リクエストを送信する。メモリアルアルバム管理サーバは、リクエストに応じて訃報ページを生成して喪主端末に表示可能に提供する。葬儀社端末は、喪主端末から故人の写真情報を取得すると共に、写真情報をメモリアルアルバム管理サーバに提供する。メモリアルアルバム管理サーバは、写真情報を掲載したメモリアルアルバムを含むWEBサイトを生成して、訃報ページに関連付ける。
【選択図】
図6
【特許請求の範囲】
【請求項1】
メモリアルアルバム管理サーバと、葬儀社端末と、喪主端末とを含むメモリアルアルバムシステムであって、
前記葬儀社端末は、前記メモリアルアルバム管理サーバに対して、葬儀にかかる故人の訃報ページの生成リクエストを送信し、
前記メモリアルアルバム管理サーバは、当該リクエストに応じて前記訃報ページを生成して前記喪主端末に表示可能に提供し、
前記葬儀社端末は、前記喪主端末から前記故人の写真情報を取得すると共に、当該写真情報を前記メモリアルアルバム管理サーバに提供し、
前記メモリアルアルバム管理サーバは、前記写真情報を掲載したメモリアルアルバムを含むWEBサイトを生成して、前記訃報ページに関連付ける、
メモリアルアルバムシステム。
【請求項2】
請求項1に記載のメモリアルアルバムシステムであって、
前記メモリアルアルバム管理サーバは、参列者から前記故人の写真情報を受け付けると共に、受け付けた当該写真情報を前記喪主端末に送信し、
前記喪主端末は当該写真情報についての掲載の許可を前記メモリアルアルバム管理サーバに送信し、
前記メモリアルアルバム管理サーバは、許可された前記写真情報を前記メモリアルアルバムに掲載する、
メモリアルアルバムシステム。
【請求項3】
請求項2に記載のメモリアルアルバムシステムであって、
前記メモリアルアルバム管理サーバは、生成された前記訃報ページにおいて、前記参列者から前記写真情報を受け付ける、
メモリアルアルバムシステム。
【請求項4】
葬儀社端末と通信可能に構成されたメモリアルアルバム管理サーバであって、
前記葬儀社端末から、葬儀にかかる故人の訃報ページの生成リクエストを受信して、前記訃報ページを生成する訃報ページ生成部と、
前記訃報ページを前記喪主端末に表示可能に提供する訃報ページ提供部と、
前記喪主端末から前記故人の写真情報を取得すると共に当該写真情報を掲載したメモリアルアルバムを含むWEBサイトを生成するメモリアルアルバム生成部と、
生成した前記WEBサイトを前記訃報ページに関連付けて提供する、メモリアルアルバム提供部
メモリアルアルバム管理サーバ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、メモリアルアルバムシステム及びメモリアルアルバム管理サーバに関し、特に、葬儀で利用等される故人のメモリアルアルバムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、オンラインによる葬儀サービスが提案されている。
【0003】
特許文献1にはオンライン葬儀を登録し、喪主がオンライン葬儀に参列する人から香典を辞退できる技術が提供されている。
【0004】
特許文献2には、インターネットを介して弔事に関係する関係者に確実に弔事情報を配信し、また弔事に参加を希望する関係者の業務を代行して、その代行行為に課金する技術が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特許第6889889号公報
【特許文献2】特開2004-252917号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1及び特許文献2のような技術の提供に伴い、オンライン葬儀のニーズが近年高まっている。オンライン葬儀は、実際に葬儀会場に参列する者とオンラインで参列する者とが存在して執り行われる。このような方式においては、従来のように、故人の生前の姿を写した写真(メモリアルアルバム)が実際の葬儀会場に置かれていた。加えて、参列者が持っている故人の写真をその場でメモリアルアルバムに追加することはできなかった。
【0007】
本発明は、オンライン葬儀においても、全ての参列者に対してメモリアルアルバムを閲覧することができることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
葬儀自体は、オンラインでも行うことはできるものの、葬儀に関する手続きについては未だにオンラインで行うことができないものが多い。本願の発明者は、かかる点に着目し、特に葬儀に関し参列者が購入を行うようなプロセスの効率化を図る技術を鋭意開発した。本発明はかかる知見に基づくものである。
【0009】
本発明によれば、
メモリアルアルバム管理サーバと、葬儀社端末と、喪主端末と、参列者端末とを含むオンライン記帳システムであって、
前記葬儀社端末は、葬儀情報を前記メモリアルアルバム管理サーバに登録し、
前記メモリアルアルバム管理サーバは、当該葬儀情報に対応する記帳WEBサイトを生成すると共に前記参列者端末に提供し、
前記参列者端末は、入力された参列者情報を前記記帳WEBサイトを介して前記メモリアルアルバム管理サーバに送信し、
前記メモリアルアルバム管理サーバは、前記参列者情報を前記葬儀社端末及び前記喪主端末の双方に提供する、
オンライン記帳システム
が得られる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、葬儀の関する参列者が事前に行う手続きに関して、特に参列者が事前に行う参列者登録の手続きを効率化することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】本発明の実施の形態によるメモリアルアルバムシステムの構成例を示す図である。
【
図2】
図1のメモリアルアルバム管理サーバのハードウェア構成例を示す図である。
【
図3】
図1の葬儀社端末、喪主端末、参列者端末のハードウェア構成例を示す図である。
【
図4】
図1のメモリアルアルバム管理サーバの機能ブロック図である。
【
図5】本発明の実施の形態によるメモリアルアルバムの表示例を示す図である。
【
図6】本発明の実施の形態によるシステムの処理の流れを示す図である。
【
図7】本発明の実施の形態によるシステムの処理の流れを示す他の図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本発明の実施形態の内容を列記して説明する。本発明は、以下のような構成を備える。
[項目1]
メモリアルアルバム管理サーバと、葬儀社端末と、喪主端末とを含むメモリアルアルバムシステムであって、
前記葬儀社端末は、前記メモリアルアルバム管理サーバに対して、葬儀にかかる故人の訃報ページの生成リクエストを送信し、
前記メモリアルアルバム管理サーバは、当該リクエストに応じて前記訃報ページを生成して前記喪主端末に表示可能に提供し、
前記葬儀社端末は、前記喪主端末から前記故人の写真情報を取得すると共に、当該写真情報を前記メモリアルアルバム管理サーバに提供し、
前記メモリアルアルバム管理サーバは、前記写真情報を掲載したメモリアルアルバムを含むWEBサイトを生成して、前記訃報ページに関連付ける、
メモリアルアルバムシステム。
[項目2]
請求項1に記載のメモリアルアルバムシステムであって、
前記メモリアルアルバム管理サーバは、参列者から前記故人の写真情報を受け付けると共に、受け付けた当該写真情報を前記喪主端末に送信し、
前記喪主端末は当該写真情報についての掲載の許可を前記メモリアルアルバム管理サーバに送信し、
前記メモリアルアルバム管理サーバは、許可された前記写真情報を前記メモリアルアルバムに掲載する、
メモリアルアルバムシステム。
[項目3]
請求項2に記載のメモリアルアルバムシステムであって、
前記メモリアルアルバム管理サーバは、生成された前記訃報ページにおいて、前記参列者から前記写真情報を受け付ける、
メモリアルアルバムシステム。
[項目4]
葬儀社端末と通信可能に構成されたメモリアルアルバム管理サーバであって、
前記葬儀社端末から、葬儀にかかる故人の訃報ページの生成リクエストを受信して、前記訃報ページを生成する訃報ページ生成部と、
前記訃報ページを前記喪主端末に表示可能に提供する訃報ページ提供部と、
前記喪主端末から前記故人の写真情報を取得すると共に当該写真情報を掲載したメモリアルアルバムを含むWEBサイトを生成するメモリアルアルバム生成部と、
生成した前記WEBサイトを前記訃報ページに関連付けて提供する、メモリアルアルバム提供部
メモリアルアルバム管理サーバ。
【0013】
<実施の形態の詳細>
以下、本発明の実施の形態によるメモリアルアルバムシステムについて、図面を参照しながら説明する。
【0014】
<構成>
図1に示されるように、本発明の実施の形態による供物情報提供システム(以下、「本システム」と呼ぶ)は、メモリアルアルバム管理サーバと、葬儀社端末と、喪主端末と、参列者端末とを含むものである。これらの端末は互いにネットワークを介して通信可能に接続されている。
【0015】
本システムは、葬儀社端末が生成した故人の訃報ページ等に当該故人の写真や動画等が掲載されたメモリアルアルバムを含めたWEBサイトを更に生成し、メモリアルアルバムを参列者に対して提供するものである。
【0016】
<ハードウェア構成>
図2及び
図3に示されるように、本実施の形態によるサーバ1と参列者端末2とは、以下のようなハードウェア構成を有する。なお、以下の構成は一例であり、これ以外の構成を有していても良い。また、葬儀社端末と、喪主端末の構成は、参列者端末2と同様の構成であってもよい。
【0017】
<メモリアルアルバム管理サーバ>
【0018】
図2に示されるように、メモリアルアルバム管理サーバは、情報処理装置の一種である。メモリアルアルバム管理サーバは、典型的には、プロセッサ10、メモリ11、ストレージ12、送受信部12、入出力部14と、バス15を備えている。
【0019】
プロセッサ10の例としては、CPU(Central Processing Unit)であってもよいし、MPU(Micro-Processing Unit)であってもよい。また、GPU(Graphics Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)などを有してもよい。即ち、プロセッサ10は、何らかのプログラムの命令を実行できる装置であればよい。プロセッサ10に物理的に近い位置で情報を記憶するレジスタ、L1キャッシュ、L2キャッシュを備えていてもよい。これらは、プロセッサ10に含まれる場合もあるが、メモリ11又はストレージ12に含まれていてもよい。
【0020】
メモリ11は、一時ストレージであり、RAM(Random Access Memory)を利用することができる。メモリ11は、ストレージ12からデータを一時的に呼び出して記憶する。
【0021】
ストレージ12は、情報を記録する装置である。これは、外部メモリと内部メモリのいずれでもよい。主ストレージと補助ストレージのいずれでもよい。磁気ディスク(ハードディスク)、光ディスク、磁気テープ、半導体メモリなどでもよい。また、ネットワークを介したストレージ又はネットワークを介したクラウド上のストレージを有してもよい。本発明のストレージ12は、一実施形態のメモリアルアルバムシステムに係るメモリアルアルバム管理サーバプログラムを備えてよい。ストレージ12は、本発明に関連するサービスを実行する際に必要なデータの一部または全部を記録することもできる。また、ストレージ12は、後述するデータベースを含んでもよい。
【0022】
上述した構成は、プロセッサ10が、ストレージ12に格納されたメモリアルアルバム管理サーバプログラムを実行する場合を記載した。しかしながら、プロセッサ10、ストレージ12、バス15を組み合わせて、PLD(Programmable Logic Device)のような実行する情報処理が決まっている専用回路としてもよい。
【0023】
送受信部13は、通信IFと共に、情報を伝達する。送受信部13は、送信部と受信部とを含んでいる。送受信部は、メモリアルアルバム管理サーバの情報を、ネットワークを介して他の情報端末(ユーザ端末やオーナー端末)に伝達する機能を有する。通信IFは、どのような接続形式でもよく、USB、IEEE1394、イーサネット(登録商標)、PCI、SCSIなどでもよい。ネットワークは、有線と無線のいずれでもよく、光ファイバ、同軸ケーブルなどを用いてもよい。上述の一実施形態のシステムに係る接続は、直接的な接続であっても間接的な接続であってもよい。
【0024】
入出力部14は、入力装置と出力装置を含んでいる。入力装置としては、キーボード、マウス、タッチパネル、又はペン型の指示装置などが例示できる。表示装置は、情報を表示する機能を有する。例えば、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、有機ELディスプレイなどの情報を表示できる装置であればよい。また、タッチパネルのように入力装置を一部に備えてもよい。
【0025】
メモリアルアルバム管理サーバを構成するハードウェアは、汎用電子計算機であってもよいし、専用電子計算機であってもよい。また、当該ハードウェアは、ワークステーション、デスクトップパソコン、ラップトップパソコン、ノートパソコン、PDA、携帯電話、スマートフォンなどでもよい。
【0026】
図2では、一台のメモリアルアルバム管理サーバとして説明したが、メモリアルアルバム管理サーバは、複数の情報処理装置で構成されてもよい。複数の情報処理装置で構成されている場合、その一又は複数の情報処理装置は、端末装置であってもよい。当該複数の情報処理装置は、内部的に接続されていてもよいし、外部的に接続されていてもよい。また、メモリアルアルバム管理サーバが複数の情報処理装置で構成される場合、その所有者は、異なってもよい。また、メモリアルアルバム管理サーバを運営する者は、メモリアルアルバム管理サーバの所有者と異なっていてもよい。また、メモリアルアルバム管理サーバは、仮想的なものであってもよい。例えば、クラウドコンピューティングを用いて、メモリアルアルバム管理サーバを仮想的に実現してもよい。
【0027】
<葬儀社端末、喪主端末、参列者端末のハードウェア構成>
図3は、メモリアルアルバム管理サーバとネットワークを介して接続され情報処理が行われる葬儀社端末、喪主端末及び参列者端末(以下、「ユーザ端末」という)のハードウェア構成例を示す図である。図示された構成は一例であり、その他の構成が含まれていてもよく、同様の機能を有する要素と置換されていてもよい。更には、図示されるユーザ端末は、一の装置として表されているが、複数の装置を組み合わせて一の装置として構成してもよい。以下の要素のうち、同一の名称を付した要素は上述したメモリアルアルバム管理サーバと同様の構成とすることが可能であることからその詳細な説明を省略する。
【0028】
図示されるように、ユーザ端末は、情報処理装置の一種である。ユーザ端末は、典型的には、プロセッサ20、メモリ21、ストレージ22、送受信部23、入出力部24、バス25とを備えている。本発明のユーザ端末を構成するハードウェアも、上述したメモリアルアルバム管理サーバと同様に、汎用電子計算機であってもよいし、専用電子計算機であってもよい。また、当該ハードウェアは、ワークステーション、デスクトップパソコン、ラップトップパソコン、ノートパソコン、PDA、携帯電話、スマートフォンなどでもよい。しかしながら、ユーザに携帯されることが望ましいため、これらのハードウェアは携帯可能なものであることが好ましい。
【0029】
<機能構成の詳細>
以下、構成の詳細を参照する図面内の説明と共に説明する。なお、図中の説明文も本発明の実施の形態を構成するものである。なお、本発明が適用可能な葬儀とは、実際に行われる葬儀のみならず、実際に行われる葬儀や法要の様子をオンラインによってリアルタイムで(又はアーカイブされたデータとして)共有する形式又はこれらの組み合わせで執り行われるものであってもよい。
【0030】
図4に示されるように、メモリアルアルバム管理サーバは、葬儀情報記憶部と、訃報ページ生成部と、訃報ページ提供部と、管理部と、写真編集部と、メモリアルアルバム生成部と、メモリアルアルバム提供部とを有している。
【0031】
葬儀情報記憶部は、葬儀に関する情報を管理する。例えば、故人、遺族、葬儀の日程、宗派、参列者、様式、供物、その他葬儀の告知や執り行い、その後の法要に必要な情報が記憶されている。これらの葬儀情報は、葬儀社端末から提供される。
【0032】
訃報ページ生成部は、葬儀社端末からの訃報ページのリクエストに応じて、葬儀情報記憶部に記憶されている葬儀情報に基づいて、訃報を知らせる訃報ページのWEBサイトを生成する。WEBサイトは、あらかじめ定められたフォーマットに葬儀情報を参照して得た情報を埋め込み、同一形式のものが生成されてもよい。
【0033】
訃報ページ提供部は、訃報ページを参列の対象となるユーザの端末に表示可能に提供する。葬儀社端末は、訃報ページへのアクセス情報(URLやQRコード(登録商標)等)を受け取り、喪主端末に提供する。喪主端末は当該アクセス情報を参列者になり得る者に対して共有する等してそれぞれ提供がされる。
【0034】
メモリアルアルバム生成部は、葬儀社端末から取得した故人の画像や映像等を利用して
図5に示されるようなメモリアルアルバムを生成する。
図5に示されるように、メモリアルアルバムは、少なくとも故人の氏名、ページw上に、故人の遺影や生前の姿を含む写真pが配置され生成されるいわゆるデジタルフォトアルバムである。
【0035】
図4に戻り、メモリアルアルバム提供部は、メモリアルアルバムを訃報ページに関連付けることにより、参列者に提供する。参列者への提供は、例えば、訃報ページ上にメモリアルバムを閲覧可能な領域を設けたり、メモリアルアルバムへ遷移可能なリンク(URL、ボタン、バナー等)を設けることとしてもよい。
【0036】
<処理の流れ>
図6は、本システムの処理の流れを示すものである。図示されるように、葬儀社端末は、葬儀情報を葬儀管理サーバに登録する(SQ301)。メモリアルアルバム管理サーバは、当該葬儀情報に基づいて訃報ページを生成する(SQ302)。メモリアルアルバム管理サーバは、訃報ページのWEBサイトにアクセスするために必要なURL情報を提供する(SQ303)。喪主は、故人の写真や動画などメモリアルアルバムに含めたいコンテンツを喪主端末を利用して選択し(SQ304)、葬儀社端末に送信する(SQ305)。葬儀社端末は、受信した写真や動画等を適切な上位に加工・修正等行うこととしてもよい(SQ306)。葬儀社端末からメモリアルアルバムの生成に必要な写真等がメモリアルアルバム管理サーバに登録されると(SQ307)、メモリアルアルバムが生成される(SQ308)。メモリアルアルバム管理サーバは、メモリアルアルバムのWEBサイトにアクセスするために必要なURL情報を提供する(SQ309)。喪主端末は、メモリアルアルバムへのURL情報を参列者へ共有する(SQ310)。
【0037】
図7は、本システムの追加の機能の処理の流れを示すものである。図示されるように、メモリアルアルバム管理サーバは、メモリアルアルバムを生成すると(SQ403)、これを閲覧した参列者から個人に関する写真等の登録を受け付けることとしてもよい。この場合、参列者は、自身の端末を利用して社トンを選択し(SQ404)、メモリアルアルバム上に設けられた写真提供手段(URL、ボタン、バナー等:図示せず)から写真や動画を登録することができる(SQ405)。本実施の形態においては、メモリアルアルバム管理サーバは、参列者から提供を受け付けた写真等があると、その旨を喪主端末に通知し(SQ406)、喪主端末に内容を確認させる(SQ407)。喪主端末がメモリアルアルバムに掲載してもよいと判断した場合(SQ408)、当該に内容が更新されたメモリアルアルバムが更新される。
【0038】
なお、メモリアルアルバムには、一般参列用や親族用といように掲載内容や公開範囲、公開時期等が異なる複数のメモリアルアルバムが生成されることとしてもよい。この場合それぞれのアクセス情報が関連付けられて生成されることとなる。遺族のプライベートな写真等が一般参列者に公開されることがないようにすることができる。
【0039】
また、参列者から提供された写真をメモリアルアルバに掲載許可する場合にも、上述した一般参列用や親族用と分けて掲載許可をすることができる(新ザク用のメモリアルアルバムには掲載してもよいが、一般参列用のメモリアルアルバムには掲載しない、といったことが設定できる)。
【0040】
上述した実施の形態は、本発明の理解を容易にするための例示に過ぎず、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良することができると共に、本発明にはその均等物が含まれることは言うまでもない。
【0041】
本願書類の実施例において述べた発明例は、本願書類で説明されたものに限らず、その技術的思想の範囲内で、種々の例に適用できることはいうまでもない。例えば、本願書類の実施例において、情報処理装置の画面に提示される情報は、他の情報処理装置における画面で表示できるために前記他の情報処理装置に対して送信できるよう、各実施例のシステムが構成されてもよい。
【0042】
また、本願書類で説明される処理及び手順は、実施形態において明示的に説明されたものによってのみならず、ソフトウェア、ハードウェア又はこれらの組み合わせによっても実現可能なものであってよい。また、本願書類で説明される処理及び手順は、それらの処理・手順をコンピュータプログラムとして実装し、各種のコンピュータに実行させることが可能であってよい。またこれらのコンピュータプログラムは、記憶媒体に記憶されてよい。また、これらのプログラムは、非一過性又は一時的な記憶媒体に記憶されてよい。
【0043】
(産業上の利用分野)
本発明によるシステムによれば、葬儀のみならず、各種の催事、行事、冠婚葬祭、式典、大会、祭事、音楽イベント、展覧会等において、参加者の参加の事前登録と認証等を行う場合にも適用可能である。