(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2023011100
(43)【公開日】2023-01-24
(54)【発明の名称】空間管理システム
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/10 20120101AFI20230117BHJP
【FI】
G06Q50/10
【審査請求】有
【請求項の数】2
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021114716
(22)【出願日】2021-07-12
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2021-12-15
(71)【出願人】
【識別番号】514161257
【氏名又は名称】ビックリック株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000800
【氏名又は名称】特許業務法人創成国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】大和田 雅人
(72)【発明者】
【氏名】中丸 孝一
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049CC11
(57)【要約】
【課題】簡易かつ確実に決済を含むサービスを可能とする空間管理システムを提供する。
【解決手段】空間管理システムは、空間Xを時間貸しする店舗側に設けられた店舗側端末1と、該空間Xを時間借りする利用者側に設けられた利用者端末2と、該店舗側端末1に接続され、該空間の管理を行う管理装置3と、コード読み取り部4とを備える。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
空間を時間貸しする店舗側に設けられた店舗側端末と、該空間を時間借りする利用者側に設けられた利用者端末と、該空間の管理を行う管理装置とを備える空間管理システムにおいて、
前記管理装置により、コード読み取り部を介したコード読み取り工程と
が実行され、
前記利用者端末により、
前記コード読み取り工程に対応して、該利用者端末の表示部に利用者IDに対応したコードを表示させるコード表示工程が実行され、
前記管理装置または前記利用者端末により、
前記空間の利用状況をリクエストして該店舗側端末から前記空間の利用状況を送信させて取得し、取得した該空間の利用状況が特定の利用状況に合致するか否かにより店舗側判定条件を判定すると共に、前記利用者端末からのアクセス状況をリクエストして該管理装置から該利用者端末からのアクセス状況を取得し、取得した該利用者端末からのアクセス状況が特定のアクセス状況に合致するか否かにより管理装置側判定条件を判定する判定工程が実行され、
前記判定工程により、前記店舗側端末から取得した前記空間の利用状況が店舗側判定条件を充足すると判定されると共に、前記管理装置から取得した前記利用者端末からのアクセス状況が管理装置側判定条件として、前記利用者による前記コードを介したアクセス状況が前記利用者端末によって初めてあること、または、2回目以降である場合には同一利用者端末であることが充足すると判定された場合に、当該利用者端末を介した当該空間の所定のサービスが開始されることを特徴とする空間管理システム。
【請求項2】
請求項1記載の空間管理システムにおいて、
前記利用者による前記空間の利用が終了した際に、前記コードと前記利用者端末との対応関係を初期化することを特徴とする空間管理システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の空間管理システムは、空間を時間貸しする店舗側に設けられた店舗側端末と、該空間を時間借りする利用者側に設けられた利用者端末と、該店舗側端末に接続され、該空間の管理を行う管理装置とを備える空間管理システムである。
【背景技術】
【0002】
従来、この種のシステムとしては、下記特許文献1に示すように、利用者がカード決済によって取引を行う際に、店舗側に表示するQRコード(登録商標)を生成して店舗側に表示させる。そして、店舗側に表示されたQRコード(登録商標)が利用者端末装置により読み取られることによって決済が実行される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
かかる従来の代金決済システムによれば、クレジットカードや当該クレジットカードの情報を読み取る専用端末を用いることなく、店頭でオンライン決済を行うことが可能となるが、カード決済の度毎にQRコード(登録商標)を生成することになり、決済までに時間と手間を要することになる。
【0005】
一方で、予め固定されたQRコード(登録商標)を店舗側に設けた場合には、複製などが容易に可能となりセキュリティ上の問題がある。
【0006】
以上の事情に鑑みて、本発明は、簡易かつ確実に決済を含むサービスを可能とする空間管理システムを提供すること目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1発明の空間管理システムは、空間を時間貸しする店舗側に設けられた店舗側端末と、該空間を時間借りする利用者側に設けられた利用者端末と、該空間の管理を行う管理装置とを備える空間管理システムにおいて、
前記管理装置により、コード読み取り部を介したコード読み取り工程と
が実行され、
前記利用者端末により、
前記コード読み取り工程に対応して、該利用者端末の表示部に利用者IDに対応したコードを表示させるコード表示工程が実行され、
前記管理装置または前記利用者端末により、
前記空間の利用状況をリクエストして該店舗側端末から前記空間の利用状況を送信させて取得し、取得した該空間の利用状況が特定の利用状況に合致するか否かにより店舗側判定条件を判定すると共に、前記利用者端末からのアクセス状況をリクエストして該管理装置から該利用者端末からのアクセス状況を取得し、取得した該利用者端末からのアクセス状況が特定のアクセス状況に合致するか否かにより管理装置側判定条件を判定する判定工程が実行され、
前記判定工程により、前記店舗側端末から取得した前記空間の利用状況が店舗側判定条件を充足すると判定されると共に、前記管理装置から取得した前記利用者端末からのアクセス状況が管理装置側判定条件として、前記利用者による前記コードを介したアクセス状況が前記利用者端末によって初めてあること、または、2回目以降である場合には同一利用者端末であることが充足すると判定された場合に、当該利用者端末を介した当該空間の所定のサービスが開始されることを特徴とする。
【0008】
第1発明の空間管理システムによれば、コード表示工程により利用者端末の表示部に利用者IDに対応したコードを表示させ、コード読み取り工程により利用者IDに対応したコードがコード読み取り部を介して読み取られ利用者の特定が行われる。そのため、決済等のサービス度毎に固有のコードを生成することがなく、サービス開始までに時間と手間を要することもない。
【0009】
一方で、コードは、利用者より利用者端末を通じて管理されるため、セキュリティ上の問題が生じることもない。
【0010】
そして、利用者端末に表示されたコードが読み込まれると、その空間の利用に関する店舗側の店舗側判定条件および管理装置側の管理側判定条件とが判定され、これらがいずれも条件を充足する場合に所定のサービス(決済を含む種々のサービス)が開始される。
【0011】
そのため、予めコードを生成しておくことができ、例えば、決済などのサービス開始の度毎にコード等を生成することがなく、サービス開始までに時間と手間を要することもない。
【0012】
一方で、店舗側判定条件および管理装置側判定条件をサービス開始の条件とすることで、単なる固定されたコード等によりサービスを開始する場合のように、複製などのセキュリティ上の問題が生じることもない。
【0013】
このように、第1発明の空間管理システムによれば、簡易かつ確実に決済を含むサービスを可能とする空間管理システムを提供することができる。
【0014】
また、第1発明の空間管理システムによれば、管理装置側判定条件は、空間の利用者の利用者端末であるか否かを、利用者端末によって初めてであるか、2回目以降である場合には該利用者端末と同一であることを条件とする。
【0015】
利用者端末によって初めてであれば、その利用者端末を空間に紐づけることで利用開始の条件とすることができると共に、2回目以降であれば、空間に紐づけられた利用者端末であるかを利用開始の条件とすることができる。
【0016】
このように、第1発明の利用管理システムによれば、簡易かつ確実に決済を含むサービスを可能とすることをより具体的に実現することができる。
【0017】
第2発明の空間管理システムは、第1発明において、
前記利用者による前記空間の利用が終了した際に、前記コードと前記利用者端末との対応関係を初期化することを特徴とする。
【0018】
第2発明の空間管理システムによれば、空間の利用の終了により、コードと利用者端末との対応関係を初期化することで、空間の利用毎に、サービスの開始の判定をすることができる。
【0019】
このように、第2発明の空間管理システムにより、空間の利用毎に、サービスの開始の判定を可能としつつ、簡易かつ確実に決済を含むサービスを可能とすることをより具体的に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【
図1】本実施形態の空間管理システムの概要を示すシステム構成図。
【
図2】
図1の空間管理システムにおける処理内容を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0021】
図1に示すように、本実施形態の空間管理システムは、例えば、複数の空間Xを時間貸しする店舗側に設けられた店舗側端末1と、空間Xを時間借りする利用者側に設けられた利用者端末2と、該店舗側端末1に接続され、空間Xの利用状況から決済を含む空間Xのサービスの管理を行う管理装置3と、主として空間Xにおいてコードを読み取るコード読み取り部4を備える。
【0022】
ここで、空間Xとしては、例えば、ホテルの客室、飲食店の個室や座席、興行における客席のほか、美容院や英会話教室などにおける予約等など、予約により一定の空間を一定時間占有するものをすべて包含する概念である。
【0023】
まず、店舗側端末1は、例えば、POS端末であり、少なくとも各空間の利用状況を管理する装置であって、各空間Xの管理装置3との間で、利用状況(利用代金を含む)の情報の授受を行う。
【0024】
具体的に、店舗側端末は、各空間Xの状態(例えば、ホテルの客室の場合には『在室』,『空室』,『清掃』,『予約』等の状態)を管理する管理コンピュータとしての機能を有する。
【0025】
次に、利用者端末2は、例えば、ホテルなどの客室である空間を利用するユーザのスマートフォンやタブレット等のユーザ端末であって、少なくともインターネット等のネットワークに接続可能なものである。
【0026】
次に、管理装置3は、サービスイン用URLを紹介するコードの管理と、店舗側端末1から取得した空間Xの利用状況に基づく処理(決済処理を含む)とをネットワーク通信により利用者端末2との間で行う。
【0027】
例えば、管理装置3は、決済サービスを行う場合は、店舗側端末1から取得した料金情報に基づいて料金画面を生成し、これをネットワーク通信により利用者端末2に表示する。
【0028】
また、管理装置3は、ネットワークを介して、クレジットカード会社などの決済実行者サーバに接続され、決済実行者サーバにより生成された決済画面(クレジットカード情報を入力)を利用者端末2に中継すると共に、決済実行者サーバによる決済結果を利用者端末2に通知する。
【0029】
なお、管理装置3と店舗側端末1と決済実行者サーバとは、その一部または全部が一体に構成されてもよい。
【0030】
コード読み取り部4は、例えば、利用者端末2のディスプレイに表示されたQRコード(登録商標)などのコードを読み取るカメラである。なお、コード読み取り部4´として、カメラに加えてまたは代えて、NFCのリーダを設けてもよい。
【0031】
なお、本実施形態では、QRコード(登録商標)を例に説明するが、利用者端末2のディスプレイに表示されるコードは、コード決済に対応したものであればQRコード(登録商標)に限定されるものではなく、バーコードなどの他のコードであってもよい。
【0032】
以上が本実施形態の空間管理システムの構成である。なお、以上の構成において、空間管理システムの店舗側端末1、利用者端末2、管理装置3は、それぞれ例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only memory)、RAM(Random Access Memory)等のハードウェアにより構成され、後述する各種処理を実行するプログラムをメモリ(不図示)に記憶保持し、そのプログラムを実行することにより、各種処理を実行するための演算装置(シーケンサ)として機能する。
【0033】
次に、
図2を参照して、以上のように構成された空間管理システムの処理内容について説明する。
【0034】
まず、管理装置3により、空間Xへの利用開始(例えば、ホテルの客室の場合には入室のほか、フロントパネルにより客室が選択)が認識されると(
図2/STEP11でYES)、利用者の特定を行うために、コード読み取り部4を介してコードの読み取りがされる(
図2/STEP12、本発明のコード読み取り工程に相当する)。
【0035】
なお、正確には、コードの読み取りが可能な状態での待機状態となり、待機を示すように、コード読み取り部4の読み取り部分が点滅する。
【0036】
これに対応して、利用者が利用者端末2を操作して、そのディスプレイに利用者IDを示すコードを表示する(
図2/STEP22、本発明のコード表示工程に相当する)。
【0037】
ここで、コードの表示は、利用者が予め利用者端末2にダウンロードしたアプリケーションを実行することにより行われる。アプリケーションのインストール時には、アプリケーションを介した利用者情報の登録が行われ、利用者情報の登録が完了すると、利用者端末2のディスプレイに当該利用者を特定する利用者IDとしてのQRコード(登録商標)の表示が可能となる。
【0038】
ディスプレイに表示されるQRコード(登録商標)は、固定のQRコード(登録商標)でもよいが、望ましくは、利用者端末のアプリケーションを介して、コード自体を都度都度ランダム化して生成し、生成したコードを管理装置3と共有し、コードの同一性を決済管理装置で判定することが望ましい(コード表示工程とコード読み取り工程との同期)。
【0039】
なお、コード表示工程とコード読み取り工程との同期は、種々の手法が採用され得る。例えば、利用者端末2でコード自体を都度都度ランダムに生成し、その生成したコードを管理装置3と共有することでコードの同一性を管理装置3で判定する場合のほか、コードの表示色を都度都度変更し、その表示色情報を管理装置3と共有することで表示色の同一性を管理装置3で判定してもよい。
【0040】
このように、コードの同一性を管理装置3で判定すること、すなわち、コード表示工程とコード読み取り工程とを同期させることで、今その場で表示している利用者を利用者本人として特定することができる。
【0041】
次に、利用者端末2のディスプレイに表示されたQRコード(登録商標)が管理装置3のコード読み取り部4により読み取られると、管理装置3は、利用者端末2からの事前アクセス状況(例えば、予約アクセス)のほか、空間Xからの利用状況(ホテルの場合には、決済を含むサービスに関する利用者端末2からのアクセス状況)を参照する(
図2/STEP13)。
【0042】
管理装置3は、利用者端末2からのアクセス状況を取得すると、該アクセス状況から管理装置側判定処理を実行する(
図2/STEP14、本発明の判定工程に相当する)。
【0043】
具体的に、STEP14の管理装置側判定処理では、空間Xの利用者端末2からのアクセスの状況に応じて、すなわち、利用者による前記コードを介したサービスイン用URLへのアクセスが利用者端末2によるものであるか否か応じて判定される。
【0044】
例えば、管理装置側判定条件としては、利用者端末2からの事前アクセス状況(例えば、予約アクセス)と空間Xにおける利用者端末2とが同一であることを条件として、管理装置側判定条件を充足すると判定し、これら以外の場合には充足しないと判定される。
【0045】
また、レジャーホテルのように、事前予約アクセスがない場合には、管理装置側判定条件として、利用者による前記コードを介したアクセスが利用者端末2によって初めてであるか、2回目以降である場合には該利用者端末2と同一であることを条件として、管理装置側判定条件を充足すると判定し、これら以外の場合には充足しないと判定される。
【0046】
次に、管理装置3は、管理装置側判定条件を充足する場合には(
図2/STEP14でYES)、店舗側端末1に空間Xの利用状況(ホテルの場合には、客室の在室、空室、清掃中など)をリクエストし、店舗側端末1が空間Xの利用状況を取得する(
図2/STEP15)。
【0047】
管理装置3は、空間Xの利用状況を取得すると、該利用状況から店舗側判定処理を実行する(
図2/STEP16、本発明の判定工程に相当する)。
【0048】
具体的に、STEP16の店舗側判定処理では、空間Xのステータスに応じて、予め定められた店舗側判定条件(例えば、ホテルの客室の場合には、在室である場合には当該判定条件を充足し、それ以外の場合(空室や清掃中など)には充足しないとの条件に沿って処理が実行される。
【0049】
そして、店舗側判定条件を充足する場合には(
図2/STEP16でYES)、利用者端末2はアプリケーションの実行により、決済を含むサービスのための画面を取得し、取得した画面が利用者端末2のディスプレイに表示される(
図2/STEP26)。
【0050】
これにより、決済のほか、各種サービスの利用をそれぞれまたは一括して開始することができる。
【0051】
一方、管理装置側判定条件および店舗側判定条件を充足しない場合には(
図2/STEP14およびSTEP16でNO)、利用者端末2としての取り扱いがエラーとしてそれぞれ処理され、再度STEP11にリターンして、コードの読み取りから実行される。
【0052】
なお、利用者が空間Xの利用を終了する際には、店舗側端末1により、空間Xへの利用終了(例えば、ホテルの客室の場合には退出)が認識されると、店舗側端末1は、空間Xのステータスを利用状況(ホテルの客室の場合には退出)に変更すると共に、管理装置3にそのデータを送信し、管理装置3は空間Xのアクセス状況を初期化(リセット)する。
【0053】
以上が、本実施形態の空間管理システムによる処理の詳細であり、かかる空間管理システムによれば、利用者端末2に表示されたコードがコード読み取り部4に読み込まれると、その空間Xの利用に関する管理装置側の管理側判定条件および店舗側の店舗側判定条件とが判定され、これらがいずれも条件を充足する場合に所定のサービス(決済を含む種々のサービス)が開始される。
【0054】
そのため、予めコードを生成しておくことができ、例えば、決済などのサービス開始の度毎にコード等を生成することがなく、サービス開始までに時間と手間を要することもない。
【0055】
一方で、管理装置側判定条件および店舗側判定条件をサービス開始の条件とすることで、単なる固定されたコード等によりサービスを開始する場合のように、複製などのセキュリティ上の問題が生じることもない。
【0056】
ここで、管理装置側判定条件は、空間の利用が利用主体である利用者であることを確認するように、空間の利用者の利用者端末であることとすることで、簡易かつ確実にサービス開始の条件を判断することができる。
【0057】
より具体的に、管理装置側判定条件は、空間の利用者の利用者端末であるか否かを、利用者端末によって初めてであるか、2回目以降である場合には該利用者端末と同一であることを条件とする。
【0058】
利用者端末によって初めてであれば、その利用者端末を空間に紐づけることで利用開始の条件とすることができると共に、2回目以降であれば、空間に紐づけられた利用者端末であるかを利用開始の条件とすることができる。
【0059】
また、店舗側判定条件は、例えば、ホテルにおける在室のように、空間の利用のステータスとすることで、簡易かつ確実にサービス開始の条件を判断することができる。
【0060】
最後に利用者による空間Xの利用が終了した際に、コードと利用者端末との対応関係を初期化することで、空間Xの利用毎に、サービスの開始の判定をすることができる。
【0061】
このように、本実施形態の空間管理システムによれば、簡易かつ確実に決済を含むサービスを可能とすることを実現することができる。
【0062】
なお、本実施形態では、利用者端末2からコードを管理装置3に送信し、管理装置3により、管理装置側判定条件および店舗側判定条件の判定処理を実行しているが、これらの判定処理に必要な利用者端末アクセス状況や空間利用状況を利用者端末2に送信し、利用者端末2によりこれらの判定処理を実行してもよい。
【0063】
また、本実施形態では、管理装置側判定条件の判定の後に、店舗側判定条件の判定を行ったが、これらの判定の順序はいずれからであってもよい。
【符号の説明】
【0064】
1…店舗側端末、2…利用者端末、3…管理装置、4…コード読み取り部、X…空間。